JP6934328B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
(加熱調理器2の構成)
図1、図2を参照して、加熱調理器2について説明する。加熱調理器2は、システムキッチンに組み込んで使用されるガス燃焼式のビルトインコンロである。加熱調理器2は、前面4aがシステムキッチンの手前側に露出する本体4と、本体4の上部に配置されており、システムキッチンのカウンタトップに露出する天板6と、を備えている。天板6には、加熱対象物である鍋やフライパン等の調理容器を支持する3つの五徳8a、8b、8cと、それぞれの五徳8a、8b、8cに対応して設けられており、それぞれの五徳8a、8b、8cに支持された加熱対象物を加熱する3つのコンロバーナ10a、10b、10cと、それぞれのコンロバーナ10a、10b、10cに対応して設けられているセンサ12a、12b、12cと、が設けられている。互いに隣り合って配置されている各コンロバーナ10a、10b、10cには、ガス供給路(図示省略)が接続されている。ガス供給路には、コンロバーナ10aへのガスの供給量を調整するための流量調整弁が設けられている。コンロバーナ10aは、コンロバーナ10aにガスが供給されている状態でイグナイタ(図示省略)を動作させることで、点火する。コンロバーナ10aへのガスの供給量を調整することで、コンロバーナ10aの加熱量を調整することができる。そして、コンロバーナ10aへのガスの供給が停止されることで、コンロバーナ10aは消火される。コンロバーナ10b、10cは、コンロバーナ10aと同様の構造を有する。本体4は、本体4の内部に設けられて食材を収容するグリル庫20と、本体4の前面4aに配置されてグリル庫20を開閉するグリル扉22と、本体4の前面4aにおいてグリル扉22の右側に設けられたコンロ操作部24と、本体4の前面4aにおいてグリル扉22の左側に設けられたグリル操作部26と、を備えている。なお、グリル庫20の内部には、グリル庫20内に収容した食材を加熱するグリルバーナ20a(図3参照)が設けられている。加熱調理器2では、本体4の前面4aと天板6の上面が、ユーザに対して露出する外面を構成する。
続いて、図4を参照して、加熱調理器2の制御部110が実行する調理器制御処理について説明する。調理器制御処理は、動作中のコンロバーナ10a、10b、10cの近傍の所定の侵入検知範囲に、加熱対象物とは異なる物体(例えば人体や着衣等)が侵入した場合に、火力を絞る(即ち火力を減少させる又は消火する)ための処理である。また、調理器制御処理は、天板6の上方近傍であって、上記の侵入検知範囲とは異なる所定のジェスチャー検知範囲内に物体が存在する場合に、その物体の動作(即ちジェスチャー)を抽出し、抽出されたジェスチャーに基づいてコンロバーナ10a、10b、10cに関係する処理(点火、消火、火力増減等)を行うための処理でもある。加熱調理器2の電源スイッチ40が操作されて加熱調理器2の電源がオンされると、制御部110は図4の処理を開始する。
第2実施例について、図7を参照して、第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例の加熱調理器2も、基本的な構成及び制御部110による処理内容(図6参照)は第1実施例とほぼ共通する。本実施例は、図6のS10で設定されるジェスチャー検知範囲の位置及び数が、第1実施例とは異なる。
4 :本体
4a :前面
6 :天板
8a :五徳
8b :五徳
8c :五徳
10a :コンロバーナ
10b :コンロバーナ
10c :コンロバーナ
12a :センサ
12b :センサ
12c :センサ
20 :グリル庫
20a :グリルバーナ
22 :グリル扉
24 :コンロ操作部
26 :グリル操作部
40 :電源スイッチ
42a :加熱量操作部
42b :加熱量操作部
42c :加熱量操作部
43a :LED発光部
43b :LED発光部
43c :LED発光部
44 :パネル操作部
46 :表示部
48a :加熱温度操作部
48b :加熱温度操作部
50a :自動調理選択操作部
50b :自動調理選択操作部
52a :加熱時間操作部
52b :加熱時間操作部
52c :加熱時間操作部
54 :レシピ選択操作部
56 :調理状態操作部
60 :加熱量操作部
61 :LED発光部
62 :パネル操作部
64 :表示部
66 :自動調理選択操作部
68 :レシピ選択操作部
70 :調理状態操作部
80 :カメラ
84 :表示部
90 :透過窓
110 :制御部
120 :メモリ
130a :侵入検知範囲
130b :侵入検知範囲
130c :侵入検知範囲
140 :ジェスチャー検知範囲
240a :ジェスチャー検知範囲
240b :ジェスチャー検知範囲
240c :ジェスチャー検知範囲
Claims (4)
- 加熱調理器であって、
本体と、
前記本体の上部に設けられ、燃料を燃焼させた熱を利用して加熱対象物を加熱する第1加熱部と、
前記第1加熱部の周囲の所定範囲の状態を検出する状態検出部であって、前記所定範囲は、前記第1加熱部の近傍の第1範囲と、前記第1範囲よりも前記第1加熱部から離れた範囲である第2範囲と、を含む、前記状態検出部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記状態検出部によって検出される状態に基づいて、前記第1加熱部の動作中に、前記第1範囲内に前記加熱対象物とは異なる物体が侵入したと判断される場合に、動作中の前記第1加熱部の火力を絞り、
前記状態検出部によって検出される状態に基づいて、前記第2範囲内に前記物体が侵入したと判断される場合に、前記第2範囲内に侵入した前記物体のジェスチャーを抽出し、抽出された前記第2範囲内に侵入した前記物体のジェスチャーが複数の所定のジェスチャーのうちの一つと一致する場合には、複数の所定の処理のうち、前記第2範囲内に侵入した前記物体のジェスチャーに一致する前記複数の所定のジェスチャーのうちの前記一つに対応するものを前記第1加熱部に対して実行し、
前記複数の所定の処理は、点火、消火、火力増加および火力減少を含む、
加熱調理器。 - 前記第2範囲は、前記本体を、前記加熱調理器を用いて調理を行う際のユーザが位置する側である手前側から見る場合において、前記第1加熱部よりも前記手前側寄りの範囲に設けられる、請求項1に記載の加熱調理器。
- 前記本体の上部に設けられ、燃料を燃焼させた熱を利用して加熱対象物を加熱する第2加熱部をさらに備え、
前記第2加熱部は、前記本体を、前記加熱調理器を用いて調理を行う際のユーザが位置する側である手前側から見る場合において、前記第1加熱部の側方に設けられており、
前記所定範囲は、前記第2加熱部の近傍の第3範囲をさらに含み、
前記第2範囲は、前記第1範囲よりも前記第1加熱部から離れた範囲であるとともに前記第3範囲よりも前記第2加熱部から離れた範囲であり、かつ、前記本体を前記手前側から見る場合において、前記第1加熱部と前記第2加熱部との間の範囲に設けられ、
前記制御部は、さらに、
前記状態検出部によって検出される状態に基づいて、前記第2加熱部の動作中に、前記第3範囲内に前記加熱対象物とは異なる物体が侵入したと判断される場合に、動作中の前記第2加熱部の火力を絞り、
前記状態検出部によって検出される状態に基づいて、前記第2範囲内に前記物体が侵入したと判断される場合に、前記第2範囲内に侵入した前記物体のジェスチャーを抽出し、抽出された前記第2範囲内に侵入した前記物体のジェスチャーが前記複数の所定のジェスチャーのうちの一つと一致する場合には、前記複数の所定の処理のうち、前記第2範囲内に侵入した前記物体のジェスチャーに一致する前記複数の所定のジェスチャーのうちの前記一つに対応するものを前記第1加熱部および前記第2加熱部に対して実行する、請求項1又は2に記載の加熱調理器。 - 前記本体の上部に設けられ、燃料を燃焼させた熱を利用して加熱対象物を加熱する第2加熱部をさらに備え、
前記第2加熱部は、前記本体を、前記加熱調理器を用いて調理を行う際のユーザが位置する側である手前側から見る場合において、前記第1加熱部の側方に設けられており、
前記所定範囲は、前記第2加熱部の近傍の第3範囲と、前記第3範囲よりも前記第2加熱部から離れた範囲である第4範囲と、をさらに含み、
前記制御部は、さらに、
前記状態検出部によって検出される状態に基づいて、前記第2加熱部の動作中に、前記第3範囲内に前記加熱対象物とは異なる物体が侵入したと判断される場合に、動作中の前記第2加熱部の火力を絞り、
前記状態検出部によって検出される状態に基づいて、前記第4範囲内に前記物体が侵入したと判断される場合に、前記第4範囲内に侵入した前記物体のジェスチャーを抽出し、抽出された前記第4範囲内に侵入した前記物体のジェスチャーが前記複数の所定のジェスチャーのうちの一つと一致する場合には、前記複数の所定の処理のうち、前記第4範囲内に侵入した前記物体のジェスチャーに一致する前記複数の所定のジェスチャーのうちの前記一つに対応するものを前記第2加熱部に対して実行する、請求項1又は2に記載の加熱調理器。
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