JP6934153B2 - 基板ケース検査装置及び基板ケース検査方法 - Google Patents

基板ケース検査装置及び基板ケース検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板収容可能な基板ケース内に基板が残留しているか否かを、当該基板ケースの空の状態での処理に先立って、検査する基板ケース検査装置及び基板ケース検査方法に関する。
従来、半導体ウェハ(基板:以下、単にウェハという)を収容するキャリア(基板ケース)の洗浄装置では、キャリアがウェハの無い空の状態で洗浄処理される。このため、洗浄処理前に、セットされるキャリア内にウェハが残留しているか否かが検査され、ウェハが残留していないこと、即ち、空の状態であること、が確認されたキャリアが洗浄槽に投入され、その洗浄槽内で当該キャリアの洗浄が行われる。このキャリア内にウェハが残留しているか否かの検査は、例えば、発光部と受光部とから構成される光センサ(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)を用いて行われる。
例えば、図8に示すように、キャリア100(FOUP)は、キャリア本体110の前面全体が開口しており、その開口部111に蓋体120が嵌め込まれてロックされることにより、キャリア本体110が閉鎖状態になる構造となっている。このような構造のキャリア100では、キャリア本体110の両側壁内面に対となる多段の棚112(後述する図9参照)が形成されており、その各棚112対にウェハWfの縁部分が支持される。そして、蓋体120の内面にも前記両側壁内面の各棚112対に対応するように多段の棚121(後述する図9参照)が形成され、蓋体120がキャリア本体110に嵌め込まれた状態で、各ウェハWfの開口部111側の縁部分が蓋体120の対応する棚121に支持される。このように、蓋体120のキャリア本体110への嵌め込みによって閉鎖状態となったキャリア100内に複数のウェハWfが収納される。
上述したような構造のキャリア100を洗浄する洗浄装置では、例えば、図9に示すように、発光部130aと受光部130bとから構成される光センサを用いて、キャリア100内にウェハWfが残留しているか否かを検査することが考えられる。この場合、発光部130aと受光部130bとが、それぞれの光軸を一致させた状態で、キャリア本体110の前方部分(開口部11が形成された側の部分)を挟むように配置される。そして、発光部130aと受光部130bとの光軸がキャリア本体120によって遮られないように、キャリア本体110を持ち上げて蓋体120とキャリア本体110とを分離させた状態で発光部10aから光を出射させる。キャリア100内にウェハWfが残留していなければ、発光部130aからの光線は遮られることなく受光部130bに入射する。一方、キャリア100内にウェハWfが1枚でも残留していると(図9の状態)、キャリア本体110を持ち上げた際に、蓋体120側にウェハWfが残り、発光部130aからの光線はそのウェハWfに遮られて受光部10bには発光部130aからの光が入射しない。光の入射の有無に応じて変化する受光部10bの出力信号に基づいて、キャリア100内にウェハWfが残留しているか否かを検査することができる。
特開2001−068533号公報 特開2001−068534号公報
上述したように光センサ(発光部130a、受光部130b)を用いてキャリア100内にウェハWfが残留しているか否かの検査を行う検査装置(基板ケース検査装置)では、キャリア本体110と蓋体120とを分離させる機構が必要となる等、検査装置の構造が複雑になる。
また、キャリア本体110と蓋体120とを分離する際に、例えば、図10に示すように、残留するウェハWfがキャリア本体110内の棚112に引っ掛かってしまうおそれがある。このような場合、キャリア本体110を持ち上げた際にそのウェハWfがキャリア本体110とともに持ち上がってしまい、発光部130aからの光線が前記ウェハWfによって遮られなくなってしまう。その結果、キャリア本体110内にウェハWfが残っているにもかかわらず、受光部130bには発光部130aからの光線が入射して、受光部130bからの出力信号は、ウェハWfがキャリア100内に残留していない場合と同じになってしまい、検査結果に誤りが生じてしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、基板ケース内に基板が残留しているか否かを容易に精度良く検査することのできる基板ケース検査装置及び基板ケース検査方法を提供するものである。
本発明に係る基板ケース検査装置は、基板収容可能な基板ケースに基板が残留しているか否かを、当該基板ケースの洗浄処理に先立って、検査する基板検査装置であって、前記基板ケースの重さを検出し、該重さを表す情報を生成する重さ検出部と、該重さ検出部にて得られた情報によって表される重さが予め定めた基準の重さより大きいか否かに基づいて前記基板ケース内に基板が残留しているか否かを判定する基板残留判定手段とを有し、前記基準の重さは、前記基板ケースの基準品の重さに前記基板ケースに収容すべき基板1枚分より小さい所定の重さを加えた重さに設定される、構成となる。
このような構成により、基板ケースの重さが検出されてその重さを表す情報が生成されると、基板ケース内に基板が残っているか否かでその基板ケースの重さが異なることを根拠に、その得られた情報に基づいて当該基板ケース内に基板が残留しているか否かが判定される。特に、基準の重さが前記基板ケースの基準品の重さに前記基板ケースに収容すべき基板1枚分より小さい所定の重さを加えた重さに設定されることにより、検出された重さが基準の重さより大きいと判定されたときに、基板ケース内に基板が残留していると、前記検出された重さが基準の重さより大きくないと判定されたときに、基板ケース内に基板が残留していないと、それぞれ判定することができる。
本発明に係る基板ケース検査装置において、前記重さ検出部は、所定の間隔をもって対向し、前記基板ケースが載置可能に配置された第1ケース支持部及び第2ケース支持部と、前記第1ケース支持部に設けられ、該第1ケース支持部に作用する重さに応じた検出信号を出力する第1重量センサと、前記第2ケース支持部に設けられ、該第2ケース支持部に作用する重さに応じた検出信号を出力する第2重量センサと、前記基板ケースが前記第1ケース支持部及び前記第2ケース支持部に載せられた状態での、前記第1重量センサからの検出信号と前記第2重量センサからの検出信号とに基づいて前記基板ケースの重さを表す情報を生成する重さ情報生成部とを有する構成となる。


このような構成によれば、検査対象となる基板ケースが第1ケース支持部及び第2ケース支持部に載せられると、第1重量センサから出力される検査信号及び第2重量センサから出力される検査信号に基づいて前記基板ケースの重さを表す情報が生成される。そして、その生成された情報に基づいて前記基板ケース内に基板が残留しているか否かが判定される。
本発明に係る基板ケース検査方法は、基板収容可能な基板ケースに基板が残留しているか否かを、当該基板ケースの洗浄処理に先立って、検査する基板ケース検査方法であって、前記基板ケースの重さを検出し、該重さを表す情報を生成する重さ検出ステップと、該重さ検出ステップにより得られた情報によって表される重さが予め定めた基準の重さより大きいか否かに基づいて前記基板ケース内に基板が残留しているか否かを判定する基板残留判定ステップとを有し、前記基準の重さは、前記基板ケースの基準品の重さに前記基板ケースに収容すべき基板1枚分より小さい所定の重さを加えた重さに設定される、構成となる。
本発明に係る基板ケース検査装置及び基板ケース検査方法によれば、基板ケースを分解することなく、基板ケースの重さを検出することにより基板ケース内に基板が残留しているか否かを判定することができるので、基板ケース内に基板が残留しているか否かを容易に検査することができる。また、基板が残留しているか否かによって基板ケースの重さは確実に異なるので、前記検出された基板ケースの重さに基づいて、基板ケース内に基板が残留しているか否かを精度良く検査することができる。
本発明の実施の一形態に係る基板検査装置の機構系の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の一形態に係る基板検査装置の処理系の基本的な構成を示すブロック図である。 図2に示す制御系における制御ユニットにて実行される検査処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の一形態に係る基板検査装置の機構系の状態例(その1)を示す図である。 本発明の実施の一形態に係る基板検査装置の機構系の状態例(その2)を示す図である。 本発明の実施の一形態に係る基板検査装置の機構系の状態例(その3)を示す図である。 本発明の実施の一形態に係る基板検査装置の機構系の状態例(その4)を示す図である。 ウェハを収容するキャリア(FOUP)の一例を示す斜視図である。 図8に示すキャリア内にウェハが残留しているか否かを検査する際に用いられる光センサ(発光部、受光部)の配置例を示す図である。 図9に示す光センサにより誤った検査結果が得られる例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明の実施の一形態に係る基板検査装置の機構系は、図1に示すように構成される。
図1において、キャリアロード部10と重量検出部20とが所定の間隔をもって対向配置されている。キャリアロード部10では、板状のセットテーブル11が4つの支柱12a、12b、12c、12dによって水平状態に支持されている。セットテーブル11は、重量検出部20に向けて開放する略U字状の形状となっており、セットテーブル11のU字状の内側線で区画される開口部11aが形成されている。
重量検出部20では、板状の支持プレート21が4つの支柱22a、22b、22c、22dによって水平状態に支持されている。支持プレート21は、キャリアロード部10に向けて開放する略コ字状に形成されている。支持プレート21のキャリアロード部10に向けて延びる一方の部分に直方体状の第1ケース支持部材24a(第1ケース支持部)が設けられており、支持プレート21のキャリアロード部10に向けて延びる他方の部分に直方体状の第2ケース支持部材24b(第2ケース支持部)が設けられている。第1ケース支持部材24aには、当該第1ケース支持部材24aの上面(載置面)に作用する重さに応じた検出信号を出力する第1重量センサ55a(図1において図示されておらず)が内蔵されており、第2ケース支持部材24bには、当該第2ケース支持部材24bの上面(載置面)に作用する重さに応じた検出信号を出力する第2重量センサ55b(図1において図示されておらず)が内蔵されている。
また、支持プレート21には、第1ケース支持部材24aと第2ケース支持部材24bとによって挟まれるように、キャリアロード部10に向けて開放する略コ字状のカバープレート23が設けられている。このカバープレート23は、複数のスペーサによって支持プレート21上に支持されている。前記複数のスペーサの高さは、カバープレート23の上面が第1ケース支持部材24a及び第2ケース支持部材24bそれぞれの上面(載置面)より僅かに低くなるように設定されている。支持プレート21のコ字状の内側線とカバープレート23のコ字状の内側線とは、上方から見て略合致しており、重量検出部20において、支持プレート21及びカバープレート23のそれぞれのコ字状の内側線で区画された開口部23aが形成されている。
なお、キャリアロード部10のセットテーブル11の上面(載置面)の高さ位置と、重量検出部20における第1ケース支持部材24a及び第2ケース支持部材24bそれぞれの上面(載置面)の高さ位置とが略等しくなるように、セットテーブル11を支持する4つの支柱12a〜12d及び支持プレート21を支持する4つの支柱22a〜22dの長さが調整されている。
キャリアロード部10と重量検出部20との間において、セットテーブル11の上面(載置面)及び支持プレート21の上面(載置面)のそれぞれより下方にレール33が設置されている。レール33上には往復動可能に自走式のスライダ32が設けられている。スライダ32には、ステージプレート31aを上下動させるリフタ31が設けられており、スライダ32のレール33上の往復動により、リフタ31がキャリアロード部10と重量検出部20との間で往復動できるようになっている。
キャリアロード部10において、略U字状のセットテーブル11の重量検出部20に向けて延びる一方の部分の所定部位に、セットテーブル11にセットされたキャリア100を検出するための第1キャリアセンサ57aが設けられている。重量検出部20において、略コ字状のカバープレート23のキャリアロード部10に向けて延びる一方の部分の所定部位に、第1ケース支持部材24a及び第2ケース支持部材24bに載せられたキャリア100を検出するための第2キャリアセンサ57bが設けられている。また、セットテーブル11、ステージプレート31a、第1ケース支持部材24a及び第2ケース支持部材24bのそれぞれの上面(載置面)には、一又は複数の係合ピンが設けられている。これにより、各係合ピンがキャリア100の底面に形成された凹部に係合して、セットテーブル11、ステージプレート31a、第1ケース支持部材24a及び第2ケース支持部材24bのそれぞれでのキャリア100の載置状態が確実に維持される。
基板検査装置の処理系は、図2に示すように構成される。
図2において、この基板ケース検査装置の処理系では、CPU等で構成された制御ユニット50が、操作部51での操作に従った各種の処理を実行する。表示部52は、制御ユニット50の制御のもと、制御ユニット50での処理の結果や各種の情報を表示する。記憶部54は、制御ユニット50が実行すべきプログラムのほか、制御ユニット50での処理に必要な情報、制御ユニット50での処理によって生成された情報等を記憶する。
重量演算回路56は、第1重量センサ55aからの検出信号及び第2重量センサ55bからの検出信号を用いて、所定の処理アルゴリズムに従って、第1ケース支持部材24a及び第2ケース支持部材24b(図1参照)に載せられたキャリア100の重さを演算し、その重さを表す情報を出力する(重さ情報生成部:重さ検出部)。制御ユニット50は、第1キャリアセンサ57aからの検出信号に基づいて得られるセットテーブル11にキャリア100がセットされたか否かを表す情報、第2キャリアセンサ57bからの検出信号に基づいて得られる第1ケース支持部材24a及び第2ケース支持部材24bにキャリア100が載せられたか否かを表す情報を用い、所定のシーケンスに従って、リフタ31及びスライダ32のそれぞれの駆動系(例えば、モータを含む)の制御処理を行なう。また、重量演算回路56からのキャリア100の重さを表す情報に基づいて当該キャリア100にウェハが残留しているか否かの判定処理を行なう(基板残留判定手段)。
例えば、キャリア100の洗浄処理に先立って、制御ユニット50は、図3に示す手順に従って、その洗浄処理の対象となるキャリア100にウェハ(基板)が残っているか否かの検査を行う。なお、検査対象となるキャリア100の構造は、図8に示すもの(FOUP)と同じであり、キャリア本体110に蓋体120が嵌め込まれた状態で当該検査に供される。
図3において、操作部51でのスタート操作がなされると、制御ユニット50は、所定の終了条件が満たされていないことを確認しつつ(S12でNO)、第1キャリアセンサ57aからの検出信号に基づいて、キャリア100がキャリアロード部10のセットテーブル11上にセットされたか否か(S11)を繰返し判定する。なお、例えば、所定時間セットテーブル11上にキャリア100がセットされない、及び操作部51において終了操作がなされた等の条件を、前記終了条件として定めることができる。
このような処理の過程で、図4に示すように、キャリア100がセットテーブル11にセットされると、制御ユニット50は、第1キャリアセンサ57aからの検出信号に基づいて、キャリア100がセットテーブル11にセットされたと判定し(S11でYES)、リフタ31を駆動させてステージプレート31aを上昇させる(S13)。これにより、ステージプレート31aが、上昇してセットテーブル11の開口部11aから突出し、キャリア100の底面に当たって、図5に示すように、キャリア100を載せたまま上昇する。キャリア100が所定の高さに至ると、制御ユニット50は、リフタ31の駆動を停止させてステージプレート31aの上昇を停止させる。
この状態で、制御ユニット50は、スライダ32が重量検出部20の判定位置に達していないことを確認しつつ(S15でNO)、スライダ32をキャリアロード部10から重量検出部20に向けて移動させる(S14)。これにより、レール33上を移動するスライダ32とともに、リフタ31によって上昇されたステージプレート31a上に載ったキャリア100がキャリアロード部10から重量検出部20に向けて移動する。そして、図6に示すように、スライダ32が重量検出部20における判定位置に達すると(S15でYES)、制御ユニット50は、スライダ32の移動を停止させる(S16)。
その後、制御ユニット50は、リフタ31を駆動させてステージプレート31aを下降させる(S17)。リフタ31によって下降するステージプレート31aが、支持プレート21及びカバーレート23の開口部23aを通して、第1ケース支持部材24a及び第2ケース支持部材24bの上面(載置面)より更に下降すると、図7に示すように、ステージプレート31aに載ったキャリア100の底面が第1ケース支持部材24a及び第2ケース支持部材24bの上面に当接して、キャリア100が第1ケース支持部材24a及び第2ケース支持部材24bの上面(載置面)に載る。そして、更に下降するステージプレート31aがキャリア100から分離する。制御ユニット50は、第2キャリアセンサ57bからの検出信号に基づいてキャリア100が第1ケース支持部材24a及び第2ケース支持部材24bの上面に載ったと判定すると、リフタ31の駆動を停止させ、ステージプレート31aの下降が停止する。
この状態で、制御ユニット50の制御のもと、重量演算回路56(重さ情報生成部)は、第1ケース支持部材24aに内蔵された第1重量センサ55aからの検出信号と第2ケース支持部材24bに内蔵された第2重量背センサ55bからの検出信号に基づいてキャリア100の重さを表す重量検出値ws(重さを表す情報)を算出する。そして、制御ユニット50は、この重量検出値wsを取得する(S18:重さ検出ステップ)。制御ユニット50は、キャリア100の重さを表す情報である重量検出値wsを取得すると、この重量検出値wsが基準値woより大きいか否かを判定する(S19:基板残留判定手段(重さ判定手段)・基板残留判定ステップ)。なお、前記基準値woは、例えば、基準品として決められたキャリアの重さにウェハ1枚分の重量より僅かに小さい重さを加えた重さに決められる。
ここで、前記重量検出値wsが基準値woより大きくなければ(S19でNO)、キャリア100内に1枚のウェハも残留していないとして、正常判定の結果を表示部52に表示させるとともに、当該キャリア100を特定する識別情報に対応させて正常判定の結果を記憶部54に記憶させる(S20)。そして、制御ユニット50は、その正常判定されたキャリア100を次工程、例えば、洗浄装置における初期工程に移送させるように移送ロボット(図示されず)を制御する。
一方、前記重量検出値wsが基準値woより大きければ(S19でYES)、キャリア100内に1枚以上のウェハが残留しているとして、異常判定の結果を表示部52に表示させるとともに、当該キャリア100を特定する識別情報に対応させて異常判定の結果を記憶部54に記憶させる(S22)。そして、制御ユニット50は、その異常判定されたキャリア100を洗浄装置の初期工程に移送させることなく、重量検出部20から排出経路に排出させるように排出ロボット(図示されず)を制御する。
制御ユニット50は、キャリア100がキャリアロード部10のセットテーブル11にセットされることを確認する毎(S12でNO,S11でYES)に、上述した手順(S13〜S23)に従って処理を実行する。その過程で、終了条件が満たされると(S12でYES)、例えば、検査済みのキャリア100を洗浄装置の初期工程に移送させてから、または、検査済みのキャリア100を重量検出部20から排出経路に排出させてから、所定時間が経過してもキャリアロード部10のセットテーブル11にキャリア100がセットされないとき、あるいは、操作部51にて終了操作がなされたときに、制御ユニット50は、前述した検査処理を終了する。
上述したような基板ケース検査装置によれば、キャリア100のキャリア本体110と蓋体120とを分離することなく、キャリア100の重さを検出することによりキャリア100内にウェハ(基板)が残留しているか否かを判定することができるので、キャリア100内にウェハが残留しているか否かを容易に検査することができる。また、ウェハが残留しているか否かによってキャリア100の重さは確実に異なるので、前記検出されたキャリア100の重さに基づいて、キャリア100内にウェハが残留しているか否かを精度良く検査することができる。
また、前述したようにキャリア100のキャリア本体110と蓋体120とを分離することなく、キャリア100内にウェハ(基板)が残留しているか否かを判定することができるので、キャリア100内にウェハが残留していると判定されたキャリア100において、蓋体120とキャリア本体110とを再度結合させる必要がない。このため、例えば、蓋体120とキャリア本体110との分離、再結合を自動化した場合、蓋体120とキャリア本体110を分離した際にどのような状態になっているか不明なウェハ(例えば、図10参照)を、蓋体120とキャリア本体110との再度の結合によって、破損してしまうことがない。
なお、前述した実施の形態では、第1重量センサ55a及び第2重量センサ55bの2つの重量センサを用いてキャリア100(基板ケース)の重さを検出したが、キャリア100の重さ検出の仕組みはこれに限られず、単一の重量センサ、あるいは、3個以上の重量センサを用いる等、他の仕組みによって検出するようにしてもよい。
また、前述した実施の形態では、その検査対象のキャリア(基板ケース)は、洗浄処理されるべきキャリア100であったが、これに限られず、空の状態で処理されるべきキャリア100であればよい。
更に、前した実施の形態では、検査対象のキャリア(基板ケース)は、例えば、図8に示すようなFOUPタイプのケースであったが、これに限定されず、1枚以上の基板を収容できるものであればよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態及び各部の変形例を説明したが、この実施形態や各部の変形例は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上述したこれら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明に含まれる。
本発明に係る基板検査装置及び基板検査方法は、基板ケース内に基板が残留しているか否かを容易に精度良く検査することができるという効果を有し、空の状態にして処理すべき基板収容可能な基板ケース内に基板が残留しているか否かを検査する基板ケース検査装置及び基板ケース検査方法として有用である。
10 キャリアロード部
11 セットテーブル
11a 開口部
12a〜12d 支柱
20 重量検出部
21 支持プレート
22a〜22d 支柱
23 カバープレート
23a 開口部
24a 第1ケース支持部材
24b 第2ケース支持部材
31 リフタ
31a ステージプレート
32 スライダ
33 レール
50 制御ユニット
51 操作部
52 表示部
53 駆動系
54 記憶部
55a 第1重量センサ
55b 第2重量センサ
56 重量演算回路
57a 第1キャリアセンサ
57b 第2キャリアセンサ
100 キャリア

Claims (3)

  1. 基板収容可能な基板ケースに基板が残留しているか否かを、当該基板ケースの洗浄処理に先立って、検査する基板検査装置であって、
    前記基板ケースの重さを検出し、該重さを表す情報を生成する重さ検出部と、
    該重さ検出部にて得られた情報によって表される重さが予め定めた基準の重さより大きいか否かに基づいて前記基板ケース内に基板が残留しているか否かを判定する基板残留判定手段とを有し、
    前記基準の重さは、前記基板ケースの基準品の重さに前記基板ケースに収容すべき基板1枚分より小さい所定の重さを加えた重さに設定される、基板ケース検査装置。
  2. 前記重さ検出部は、所定の間隔をもって対向し、前記基板ケースが支持可能に配置された第1ケース支持部及び第2ケース支持部と、
    前記第1ケース支持部に設けられ、該第1ケース支持部に作用する重さに応じた検出信号を出力する第1重量センサと、
    前記第2ケース支持部に設けられ、該第2ケース支持部に作用する重さに応じた検出信号を出力する第2重量センサと、
    前記基板ケースが前記第1ケース支持部及び前記第2ケース支持部に載せられた状態での、前記第1重量センサからの検出信号と前記第2重量センサからの検出信号とに基づいて前記基板ケースの重さを表す情報を生成する重さ情報生成部と、
    前記基板ケースが前記第1ケース支持部及び前記第2ケース支持部に載せられたことを検出するキャリアセンサとを有する請求項1記載の基板ケース検査装置。
  3. 基板収容可能な基板ケースに基板が残留しているか否かを、当該基板ケース洗浄処理に先立って、検査する基板ケース検査方法であって、
    前記基板ケースの重さを検出し、該重さを表す情報を生成する重さ検出ステップと、
    該重さ検出ステップにより得られた情報によって表される重さが予め定めた基準の重さより大きいか否かに基づいて前記基板ケース内に基板が残留しているか否かを判定する基板残留判定ステップとを有し、
    前記基準の重さは、前記基板ケースの基準品の重さに前記基板ケースに収容すべき基板1枚分より小さい所定の重さを加えた重さに設定される、基板ケース検査方法。
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