JP6932492B2 - 注液装置及び注液方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発電要素を収容するフィルム外装体内に電解液を注液する注液装置及び注液方法に関する。
特許文献1には、発電要素を収容したフィルム外装体の開口部にノズルを挿入して電解液を注液する注液装置が開示されている。この外装体は、2枚のラミネートシートを重ね合わせて3辺を熱封止することにより袋状に形成されている。この注液装置では、外装体を挟んで対向するように設けられた一対の弾性体により、ノズルが挿入された状態の開口部を外装体の両側から押圧することで開口部を密閉している。そして、開口部を密閉したまま、ノズルを通して外装体内に電解液が注液される。
特開2012−64468号公報
上記の注液装置では、注液後にノズルを開口部から引き抜く際、ノズルの上昇に弾性体が追従することができず、ノズル下端部の下方において2枚のラミネートシートの間に隙間が生じてしまい、電解液の漏洩や外気の侵入が生じやすいという問題があった。
本発明における注液装置は、フィルム外装体内に挿入されるノズルと交差する高さ位置に配設され、外装体の開口部をノズルとともに外装体の外側から押圧する第1主弾性部材と、ノズル下端よりも下方に配設され、上記開口部を上記外装体の外側から押圧する第2主弾性部材と、上記外装体を挟んで上記第1主弾性部材及び上記第2主弾性部材と対向するように設けられた副弾性部材と、第1主弾性部材と第2主弾性部材とを上記外装体に対して独立して往復直線運動させる押圧機構と、上記第1主弾性部材よりも上方の位置に配設され、注液後に上記ノズルを引き抜いた状態で上記開口部を熱封止するヒータブロックと、を備える。
このような構成では、注液時に、第1主弾性部材によりノズルとともに外装体の開口部がシールされる。一方、ノズルを開口部から引き抜く際に、第2主弾性部材によりノズル下端の下方において上記開口部がシールされる。
本発明によれば、ノズルを開口部から引き抜く際にノズル下端部における隙間の発生を回避することでき、従って、電解液の漏洩や外気の侵入を抑制することができる。
第1実施例の注液装置を示す斜視図。 ノズルが挿入された状態のフィルム外装体を示す説明図。 第1実施例の注液装置を示す部分拡大断面図。 第1主弾性部材の斜視図。 図1のA−A線に沿った断面図。 第2主弾性部材の斜視図。 注液方法を説明する図であって、ノズルが挿入された状態を示す図。 同じく、第1主弾性部材及び第1副弾性部材によるシール状態を示す図。 同じく、第2主弾性部材及び第2副弾性部材によるシール状態を示す図。 同じく、ノズルが引き抜かれた状態を示す図。 第2実施例の注液装置を部分的に拡大した正面図。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説明する。図1はフィルム外装電池1に電解液を注液するための注液装置2の一実施例を示しており、図2は注液対象となるフィルム外装体3を示している。
フィルム外装電池1は、例えばリチウムイオン二次電池であり、電極としての図示せぬ正極及び負極と両者の間に介在した図示せぬセパレータとを複数積層してなる矩形の発電要素4と、この発電要素4を電解液と共に収容するフィルム外装体3と、を備えており、発電要素4にそれぞれ接続された正極タブ5及び負極タブ6がフィルム外装体3の外部へ突出している(図2参照)。
図2に示すように、フィルム外装体3は、1つの辺3aから正極タブ5を外部に導出するとともに、辺3aと平行な辺3bから負極タブ6を外部に導出するようにして、2枚の矩形のラミネートフィルムを重ね合わせて、3つの辺3a,3b,3cを熱溶着することにより袋状に形成される。3つの辺3a,3b,3cを熱溶着した状態では、上辺3dの少なくとも中央部分は、電解液を注液するための開口部7として開口している。上辺3dに沿った開口部7の長さは、例えば、80mm程度である。この注液装置2では、上記のように構成されたフィルム外装体3内に開口部7から電解液が注液され、後述するように、注液工程において、ノズル10を横切る第1のシール線L1と、ノズル10の下端10cの下方に位置する第2のシール線L2と、に沿って開口部7がシール(密閉)される。
注液装置2は、図1に示すように、開口部7を有するフィルム外装体3を保持する押さえ治具8と、開口部7を通してフィルム外装体3の内部に挿入され、フィルム外装体3内に電解液を注液するノズル10と、を備えている。
押さえ治具8は、押さえ治具固定台12上に設置されている。押さえ治具8は、例えば、直方体形状をなしており、フィルム外装体3が差し込まれる差込口13を備えている。図1に示すように、差込口13にフィルム外装体3を差し込んだ状態では、フィルム外装体3の上部が、押さえ治具8の上面8aから上方に突出している。
ノズル10は、偏平な断面形状を有しており、例えば、互いに平行な2つの側面10a,10bを備えた断面矩形をなしている。ノズル10の下端10cは、電解液を吐出する注液口として開口している。ノズル10は、開口部7の上方において垂直方向に延びており、図示せぬ駆動部によりフィルム外装体3に対して垂直方向に昇降するように構成されている。
さらに、注液装置2は、図1,3に示すように、フィルム外装体3の一方の側(図右方)に配置された2つの弾性部材21,22と、フィルム外装体3の他方の側(図左方)に配置された2つの弾性部材23,24と、これらの弾性部材21〜24をそれぞれ開閉動作させる押圧機構26と、を備えている。
図3に示すように、フィルム外装体3を挟んで一方の側、つまりノズル10の側面10b側には、ノズル10と交差する高さ位置に配置された第1主弾性部材21と、第1主弾性部材21の下方に配置された第2主弾性部材22と、を備えている。
フィルム外装体3を挟んで他方の側、つまりノズル10の側面10a側には、フィルム外装体3を挟んで第1主弾性部材21と対向するように配置された第1副弾性部材23と、第1副弾性部材23の下方に配置されかつフィルム外装体3を挟んで第2主弾性部材22と対向するように配置された第2副弾性部材24と、を備えている。
第1主弾性部材21は、第1副弾性部材23と協働して、開口部7をノズル10とともにフィルム外装体3の外側から挟圧して、ノズル10を横切る第1のシール線L1(図2参照)に沿ってシールするように構成されている。第1主弾性部材21は、弾性材料としてゴム、例えば、フッ素ゴムから形成されている。第1主弾性部材21は、断面円形の細長い棒状をなしており、その長さは、フィルム外装体3の上辺3dの開口部7を閉じることができる長さ、例えば、100mm程度であり、例えば、6mm程度の直径を有している。第1主弾性部材21は、図4に示すように、中央部分にノズル10の外形状に沿って凹んだ略矩形の屈曲部29を有している。この屈曲部29は、図5に示すように、開口部7をノズル10とともにフィルム外装体3の外側から押圧したときに、ノズル10及びこのノズル10に沿ったフィルム外装体3の部分を適宜に押圧し得る大きさを有している。
第1主弾性部材21は第1保持部材31によって保持されている。第1保持部材31は、例えば、金属から形成されており、図3に示すように断面略U字状をなしている。第1保持部材31は、垂直に立ち上がった底壁32と、互いに平行をなすように底壁32から水平方向に延びる一対の側壁33と、を有している。底壁32及び一対の側壁33により構成される凹溝30内に第1主弾性部材21が収容されており、かつ熱溶着又は接着されている。なお、一対の側壁33には、ノズル10との干渉を避けるように、第1主弾性部材21の屈曲部29に対応した形状を有する図示せぬ切り欠きが形成されている。
第2主弾性部材22は、図6に示すように、断面円形の細長い棒状をなし、直線状に延びている。第2主弾性部材22は、図7に示すように、注液時におけるノズル10の下端10cの位置よりも下方に配設されている。第2主弾性部材22は、第2副弾性部材24と協働して、ノズル下端10cの下方の第2のシール線L2(図2参照)に沿って開口部7をフィルム外装体3の外側から挟圧してシールするように構成されている。第2主弾性部材22は、第1主弾性部材21と同じゴム、例えば、フッ素ゴムから形成されており、同じ硬度を有している。第2主弾性部材22の長さは第1主弾性部材21の長さと同様であり、例えば、100mm程度である。第2主弾性部材22の直径は第1主弾性部材21の直径よりも小さく、例えば、3mm程度である。
第2主弾性部材22は第2保持部材35によって保持されている。第2保持部材35は、第2保持部材35と同様の構成を有しており、底壁36と、一対の側壁37と、から構成される凹溝40内に第2主弾性部材22が収容され、かつ熱溶着又は接着されている。
第1副弾性部材23は、第1主弾性部材21よりも硬度が高いゴム、例えば、シリコーンゴムから平坦なシート状に形成されている。第1副弾性部材23の厚さは、例えば、0.5mm程度である。
第1副弾性部材23は金属からなる第3保持部材38によって保持されている。第3保持部材38は、図3に示すように直方体形状を有し、その表面に第1副弾性部材23が熱溶着又は接着されている。
第2副弾性部材24は、第1副弾性部材23と同じゴムから平坦なシート状に形成されている。第2副弾性部材24の厚さは、第1副弾性部材23と同じく、例えば、0.5mm程度である。
第2副弾性部材24は、金属からなる第4保持部材39によって保持されている。第4保持部材39は、第3保持部材38と同様に直方体形状を有し、その表面に第2副弾性部材24が熱溶着又は接着されている。
押圧機構26は、本実施例では、図1に示すように、4つのアクチュエータ41〜44を含んでいる。これらのアクチュエータ41〜44は、フィルム外装体3に対して弾性部材21〜24をそれぞれ独立して往復直線運動させるように構成されている。第1主弾性部材21を往復直線運動させる第1アクチュエータ41は、ロッド41aを介して第1保持部材31の底壁32に連結されており、第2主弾性部材22を往復直線運動させる第2アクチュエータ42は、ロッド42aを介して第2保持部材35の底壁36に連結されている。第1副弾性部材23を往復直線運動させる第3アクチュエータ43は、ロッド43aを介して第3保持部材38に連結されており、第2副弾性部材24を往復直線運動させる第4アクチュエータ44は、ロッド44aを介して第4保持部材39に連結されている。上方に位置する第1アクチュエータ41及び第3アクチュエータ43は互いに連動して作動し、開口部7を挟んで両側に位置する第1主弾性部材21と第1副弾性部材23とが開閉動作する。他方、下方に位置する第2アクチュエータ42及び第4アクチュエータ44は互いに連動し、開口部7の両側に位置する第2主弾性部材22と第2副弾性部材24とが開閉動作する。
さらに、注液装置2は、電解液の注液後にフィルム外装体3の開口部7を熱封止する一対の封止用ヒータブロック48を備えている。一対の封止用ヒータブロック48は、第1主弾性部材21及び第1副弾性部材23の上方において、フィルム外装体3を挟んで互いに対向するように配置されている。これらの封止用ヒータブロック48は、図示せぬ駆動部により水平方向に互いに接近・離間するように構成されている。各々の封止用ヒータブロック48は、例えば、熱伝導性に優れた金属材料によって細長いブロック状に形成されており、内部に電熱ヒーターが収容されている。
次に、図7〜10を参照して、本実施例の注液装置2による電解液の注液方法について説明する。
まず、図示せぬ駆動部によりノズル10をフィルム外装体3に向けて下降させ、図7に示すように、開口部7を通してノズル10をフィルム外装体3内に挿入する。ノズル10は、下端10cが第1のシール線L1と第2のシール線L2との間に位置する状態まで下降される。
次いで、第1アクチュエータ41及び第3アクチュエータ43を連動して作動させ、第1主弾性部材21及び第1副弾性部材23をフィルム外装体3に向けて水平方向にそれぞれ移動させる。つまり、図8に示すように、第1主弾性部材21及び第1副弾性部材23により、ノズル10を開口部7に挿入した状態で、開口部7をフィルム外装体3の両側から挟圧する。これにより、開口部7がノズル10を横切る第1のシール線L1に沿って密閉される。
その後、第1主弾性部材21及び第1副弾性部材23により開口部7を密閉した状態で、ノズル10を通して真空引きを行う。真空引き終了後、ノズル10を通してフィルム外装体3内に電解液を注液する。このとき、第1主弾性部材21及び第1副弾性部材23により開口部7が密閉されているため、電解液の漏洩が防止される。さらに、第1主弾性部材21の直径を相対的に大きくしたことにより、第1主弾性部材21の変形量が大きくなり、ノズル10の周囲に追従し易くなるため、開口部7を第1のシール線L1に沿って確実にシールすることができる。
注液終了後、第2アクチュエータ42及び第4アクチュエータ44を連動して作動させて、第2主弾性部材22及び第2副弾性部材24をフィルム外装体3に向けて水平方向にそれぞれ移動させる。つまり、図9に示すように、第2主弾性部材22及び第2副弾性部材24により、開口部7をフィルム外装体3の両側から挟圧する。これにより、開口部7がノズル下端10cの下方の第2のシール線L2に沿って、密閉される。第2主弾性部材22は、ノズル10が存在せず凹凸の少ない部分をシールするため、直径を第1主弾性部材21の直径よりも相対的に小さくすることができ、この小径の第2主弾性部材22により、開口部7を第2のシール線L2に沿って確実にシールすることができる。
次に、図10に示すように、第2主弾性部材22及び第2副弾性部材24による密閉状態を維持したまま、第1アクチュエータ41及び第3アクチュエータ43により、第1主弾性部材21及び第1副弾性部材23を後退させ、第1主弾性部材21及び第1副弾性部材23によるシールを解放する。そして、ノズル10を上昇させて開口部7から引き抜く。第1主弾性部材21及び第1副弾性部材23によるシールを解放することにより、ノズル10を容易に引き抜くことができる。また、第2主弾性部材22及び第2副弾性部材24により開口部7の密閉状態が維持されているため、第1主弾性部材21及び第1副弾性部材23によるシールを解放しても、フィルム外装体3内が密閉され、電解液の漏洩や外気の侵入が抑制される。
次いで、一対の封止用ヒータブロック48をフィルム外装体3に向けて水平方向にそれぞれ移動させ、一対の封止用ヒータブロック48によりフィルム外装体3を両側から挟圧して、開口部7を熱封止する。熱封止の終了後、第2主弾性部材22、第2副弾性部材24及び一対の封止用ヒータブロック48を、フィルム外装体3から離れるよう水平方向にそれぞれ後退させ、電解液の注液が終了する。
本実施例によれば、ノズルを開口部から引き抜く際に、ノズル10の下端10cにおける隙間の発生を抑制することできる。従って、一連の注液工程中において、フィルム外装体3の開口部7を密閉状態に維持することができる。
次に、図11を参照して、注液装置2の第2実施例について説明する。なお、上述した第1実施例と同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
第2実施例の注液装置2は、フィルム外装体3を挟んで第1主弾性部材21及び第2主弾性部材22の双方と対向するように配置された1つの副弾性部材123を備えている。この副弾性部材123は、第1主弾性部材21よりも硬度が高いゴム、例えば、シリコーンゴムから平坦なシート状に形成されている。副弾性部材123の厚さは、例えば、0.5mm程度である。副弾性部材123は、第1主弾性部材21及び第2主弾性部材22の双方に対応する大きさを有している。すなわち、副弾性部材123は、第1主弾性部材21による第1のシール線L1と、第2主弾性部材22による第2のシール線L2と、を含む範囲に亘っている。副弾性部材123は保持部材138の表面に熱溶着又は接着されている。
保持部材138の裏面にはアクチュエータ143が連結されている。このアクチュエータ143は、第1主弾性部材21及び第2主弾性部材22から独立して副弾性部材123をフィルム外装体3に対して往復直線運動させることが可能である。
次に、第2実施例の注液装置2の作用について説明する。
まず、図示せぬ駆動部により、ノズル10の下端10cが、第1のシール線L1と第2のシール線L2との間に位置するように、ノズル10を下降させてノズル10をフィルム外装体3内に挿入する。
次いで、第1アクチュエータ41及びアクチュエータ143を連動して作動させ、第1主弾性部材21と副弾性部材123とをフィルム外装体3に向けて水平方向にそれぞれ移動させる。そして、第1主弾性部材21及び副弾性部材123により、ノズル10を開口部7に挿入した状態で、開口部7をフィルム外装体3の両側から挟圧する。これにより、開口部7が第1のシール線L1(図2参照)に沿って密閉される。この状態で、フィルム外装体3内に電解液を注液する。
注液終了後、第2アクチュエータ42を作動させて、第2主弾性部材22をフィルム外装体3に向けて水平方向に移動させる。そして、第2主弾性部材22及び副弾性部材123により、開口部7をフィルム外装体3の両側から挟圧する。これにより、開口部7がノズル下端10cの下方の第2のシール線L2(図2参照)に沿って、密閉される。
次に、第2主弾性部材22及び副弾性部材123による密閉状態を維持したまま、第1アクチュエータ41により、第1主弾性部材21を後退させ、第1のシール線L1に沿ったシールを解放する。そして、ノズル10を上昇させて開口部7から引き抜く。
その後、一対の封止用ヒータブロック48(図10参照)によりフィルム外装体3を両側から挟圧して、開口部7を熱封止する。熱封止の終了後、第2主弾性部材22、副弾性部材123及び一対の封止用ヒータブロック48を、フィルム外装体3から離れるよう水平方向にそれぞれ後退させ、電解液の注液が終了する。
以上、この発明の一実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限られず、種々の変更が可能である。
第1実施例では、押圧機構26は、弾性部材21〜24をそれぞれ独立して直線運動させる4つのアクチュエータ41〜44を含んでいるが、押圧機構26が2つのアクチュエータを含み、一方のアクチュエータにより、上方に位置する第1主弾性部材21及び第1副弾性部材23の双方を開閉動作させ、他方のアクチュエータにより、下方に位置する第2主弾性部材22及び第2副弾性部材24の双方を、第1主弾性部材21及び第1副弾性部材23から独立させて開閉動作させるようにしてもよい。
また、上記第1実施例では、ノズル10を通して真空引きを行っているが、真空チャンバ内において注液を行ってもよい。
さらに、上記の各実施例では、正極タブ5をフィルム外装体3の1つの辺3aから導出し、かつ負極タブ6を辺3bから導出してなるフィルム外装電池1を例にして本発明を説明したが、正極タブ5及び負極タブ6の双方を1つの辺(例えば、辺3a又は辺3b)から導出してなるフィルム外装電池1であっても本発明を適用することができる。
また、弾性部材21〜24,123の形状は、上記の各実施例に限定されない。例えば、第1副弾性部材23が第1主弾性部材21と同様に、ノズル10の外形状に沿った屈曲部を有していてもよい。
1 フィルム外装電池
2 注液装置
3 フィルム外装体
7 開口部
10 ノズル
21 第1主弾性部材
22 第2主弾性部材
23 第1副弾性部材
24 第2副弾性部材
26 押圧機構
41 第1アクチュエータ
42 第2アクチュエータ
43 第3アクチュエータ
44 第4アクチュエータ
123 副弾性部材

Claims (6)

  1. 発電要素を収容するフィルム外装体内に電解液を注液する注液装置であって、
    上記外装体の上辺に設けられた開口部を通して該外装体の内部に挿入されるノズルと、
    上記ノズルと交差する高さ位置に配設され、上記開口部を上記ノズルとともに上記外装体の外側から押圧してシールする第1主弾性部材と、
    上記ノズルの下端よりも下方の位置に配設され、上記開口部を上記外装体の外側から押圧してシールする第2主弾性部材と、
    上記外装体を挟んで上記第1主弾性部材及び上記第2主弾性部材と対向するように設けられ、上記第1主弾性部材及び上記第2主弾性部材と協働して上記開口部を挟圧してシールする副弾性部材と、
    上記第1主弾性部材と上記第2主弾性部材とを上記外装体に対して独立して往復直線運動させる押圧機構と、
    上記第1主弾性部材よりも上方の位置に配設され、注液後に上記ノズルを引き抜いた状態で上記開口部を熱封止するヒータブロックと、
    を備えてなる、注液装置。
  2. 上記副弾性部材は、上記第1主弾性部材及び上記第2主弾性部材にそれぞれ対応する第1副弾性部材と第2副弾性部材とに分割して構成されており、第1副弾性部材及び第2副弾性部材の各々が独立して上記外装体に対して往復直線運動する、ことを特徴とする請求項1に記載の注液装置。
  3. 上記副弾性部材は、上記第1主弾性部材及び上記第2主弾性部材の双方に対応する大きさを有する弾性部材から構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の注液装置。
  4. 上記第1主弾性部材は、上記ノズルの外形状に対応した屈曲部を有する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の注液装置。
  5. 上記第2主弾性部材の断面積は上記第1主弾性部材の断面積よりも小さい、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の注液装置。
  6. 発電要素を収容したフィルム外装体内に電解液を注液する注液方法であって、
    上記フィルム外装体の上辺に設けられた開口部にノズルを挿入し、
    上記ノズルを横切る第1のシール線に沿って上記開口部を上記ノズルとともに上記外装体の外側から挟圧してシールし、
    上記ノズルを通して上記フィルム外装体内に電解液を注液し、
    注液後にノズル下方の第2のシール線に沿って上記開口部を外側から挟圧してシールし、
    上記第2のシール線に沿ったシールを維持した状態で、上記第1のシール線に沿ったシールを解放して、上記ノズルを上記開口部から引き抜き、
    上記第2のシール線に沿ったシールを維持した状態のまま上記第1のシール線よりも上方の位置で上記開口部を熱封止する、
    ことを特徴とする、注液方法。
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