JP7063659B2 - 注液装置および注液方法 - Google Patents

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Description

本発明は、袋状フィルム外装体に挿入されたノズルによってこのフィルム外装体内のガスが引き抜かれる注液装置、および注液方法に関する。
発電要素を収容する袋状フィルム外装体の開口部に真空引き用のノズルを挿入して真空引きが行われる注液装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1の注液装置では、注液用のノズルとは別に、真空引き用のノズルが設けられており、これらのノズルは、袋状フィルム外装体の開口部に挿入される。
特開2012-64468号公報
この注液装置において真空引きを行う場合、袋状フィルム外装体の内部圧力(真空圧)と、袋状フィルム外装体に作用する外部圧力(例えば、大気圧)との圧力差によって、発電要素には圧縮力が作用する。この圧縮力が過大になると、発電要素を構成する電極間などに存在する隙間が狭くなり、電極活物質内に存在する気体が抜けにくい状態になる虞がある。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、袋状フィルム外装体内のガスの引き抜き作業を効率的に行うことができる注液装置、および注液方法を提供するものである。
上記目的を達成する本発明は、発電要素を収容する袋状フィルム外装体内に電解液を注液する注液装置である。注液装置は、前記袋状フィルム外装体に設けられた開口部を通して前記袋状フィルム外装体の内部に挿入されるノズルと、前記ノズルを通して前記袋状フィルム外装体内に電解液を注液する注液機構と、を有する。注液装置は、前記ノズルを通して前記袋状フィルム外装体内のガスを引き抜く第1の減圧機構と、前記ノズルが挿入された前記袋状フィルム外装体を押圧して前記ノズルをシールする弾性体を有するシール機構と、を有する。注液装置は、前記開口部を外部に露出させた状態において前記袋状フィルム外装体を保持自在な収容空間を備える容器と、前記収容空間内のガスを引き抜く第2の減圧機構と、前記第1の減圧機構および前記第2の減圧機構の作動を制御する制御部と、を有する。そして、前記制御部は、前記第1の減圧機構および前記第2の減圧機構を作動させることによって、前記収容空間内の圧力(外部圧力P1)と前記袋状フィルム外装体内の圧力(内部圧力P2)との圧力差(ΔP=P1-P2)を設定自在である。前記容器は、相対的に開閉自在な複数の容器構成体と、前記容器構成体を開閉駆動する駆動部とを含み、前記駆動部によって前記容器構成体を閉じることによって前記袋状フィルム外装体の前記開口部を外部に露出させるための通孔部が形成される。前記シール機構は、前記通孔部の内面側に前記弾性体が一体的に配置されている。
上記目的を達成する本発明は、発電要素を収容する袋状フィルム外装体内にノズルを介して電解液を注液する注液方法である。この注液方法にあっては、前記袋状フィルム外装体の開口部を外部に露出させた状態において前記袋状フィルム外装体を容器内の収容空間に保持する。次に、前記袋状フィルム外装体の開口部内に前記ノズルの先端部を挿入する。次に、前記袋状フィルム外装体とともに前記ノズルをシール機構によってシールする。次に、前記ノズルを通して前記袋状フィルム外装体内のガスを第1の減圧機構によって引き抜くときに、前記収容空間内のガスを第2の減圧機構によって引き抜き、前記収容空間内の圧力(外部圧力P1)と前記袋状フィルム外装体内の圧力(内部圧力P2)との圧力差(ΔP=P1-P2)を予め設定された圧力に調整する。そして、前記袋状フィルム外装体内のガスを引き抜いた後、前記ノズルを通して前記袋状フィルム外装体内に電解液を注液機構によって注液する。前記容器は、相対的に開閉自在な複数の容器構成体を含み、前記容器構成体を閉じることによって前記袋状フィルム外装体の前記開口部を外部に露出させるための通孔部が形成される。前記シール機構は、前記通孔部の内面側に弾性体が一体的に配置され、前記ノズルが挿入された前記袋状フィルム外装体を前記弾性体が押圧することによって前記ノズルをシールする。
一実施形態の注液装置を示す断面図である。 ノズルが挿入された状態の袋状フィルム外装体を示す説明図である。 注液装置を示す上面図である。 発電要素を構成する電極間に存在する隙間が確保された状態を模式的に示す図である。 収容空間内の圧力(外部圧力P1)、および袋状フィルム外装体内の圧力(内部圧力P2)の減圧の状況を示す説明図である。 電極活物質内の気体の体積膨張によってセパレータのたるみが生じた状態を模式的に示す図である。 開放弁を作動させて、収容空間内の圧力(P1)を大気圧まで戻すときの制御パターンの一例を示す図である。 開放弁によって真空圧を解放することによって得られる、袋状フィルム外装体を加圧する機能を説明するための模式図である。 袋状フィルム外装体の投入工程を示す説明図である。 袋状フィルム外装体の真空引きおよび注液工程を示す説明図である。 注液後のシール工程を示す説明図である。 熱封止工程を示す説明図である。 注液装置における構成部材の動作状況を示すタイムチャートである。
以下、添付した図面を参照しながら、実施形態について説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面における各部材の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。
図1には、フィルム外装電池1に電解液を注液するための注液装置2が示されている。フィルム外装電池1は、例えばリチウムイオン二次電池であり、電極としての図示せぬ正極ならびに負極と両者の間に介在した図示せぬセパレータとを複数積層してなる矩形の発電要素3(図2参照)と、この発電要素3を電解液と共に収容する袋状フィルム外装体4(図2参照)と、発電要素3にそれぞれ接続された正極タブ5および負極タブ6(図2参照)と、を備えている。
ここで、注液対象となる袋状フィルム外装体4について説明する。図2に示すように、袋状フィルム外装体4は、正極タブ5が1つの辺4aから外部に導出され、かつ負極タブ6が辺4aと平行な辺4bから外部に導出されるようにして2枚の矩形状ラミネートフィルムを互いに重ね合わせて、3つの辺4a、4b、4cを熱溶着することで形成される。3つの辺4a、4b、4cを熱溶着した状態では、上部の辺4dに、電解液を注液するための開口部7が形成されている。このようにして発電要素3を収容した袋状フィルム外装体4内に、開口部7から電解液が注液される。
本実施形態の注液装置2は、概説すると、袋状フィルム外装体4の上辺に設けられた開口部7を通して袋状フィルム外装体4の内部に挿入されるノズル9と、ノズル9を通して袋状フィルム外装体4内に電解液を注液する注液機構110と、を有する。注液装置2は、ノズル9を通して袋状フィルム外装体4内のガスを引き抜く第1の減圧機構121と、ノズル9が挿入された袋状フィルム外装体4を押圧してノズル9をシールする弾性体を有する主シール機構10(シール機構に相当する)と、を有する。注液装置2は、開口部7を外部に露出させた状態において袋状フィルム外装体4を保持自在な収容空間130aを備える容器130と、収容空間130a内のガスを引き抜く第2の減圧機構122と、を有する。注液装置2は、第1の減圧機構121および第2の減圧機構122の作動を制御する制御部140を有する。そして、制御部140は、第1の減圧機構121および第2の減圧機構122を作動させることによって、収容空間130a内の圧力(外部圧力P1)と袋状フィルム外装体4内の圧力(内部圧力P2)との圧力差(ΔP=P1-P2)を所望の値に設定自在である。以下、注液装置2の構成を詳細に説明する。
注液装置2は、開口部7を有した袋状フィルム外装体4を保持する容器130と、袋状フィルム外装体4内を真空引きするとともに電解液を注液するノズル9と、このノズル9が挿入された状態の袋状フィルム外装体4の開口部7をこの袋状フィルム外装体4の両面から押圧する主シール機構10と、注液後に袋状フィルム外装体4の開口部7をシールする副シール機構11と、注液後に袋状フィルム外装体4の開口部7を熱封止する封止機構12と、を備えている。
容器130は、相対的に開閉自在な複数(図示例では左右の2個)の容器構成体131、132と、容器構成体131、132を開閉駆動する駆動部133とを含んでいる。駆動部133によって容器構成体131、132を閉じることによって袋状フィルム外装体4の開口部7を外部に露出させるための通孔部134が形成される。容器構成体131、132同士の合わせ面には、収容空間130aを密閉する弾性体が取り付けられている。主シール機構10は、通孔部134の内面側に弾性体を一体的に配置して構成されている。駆動部133によって容器構成体131、132を相対的に突き合わせることによって、主シール機構10の弾性体35、36は、ノズル9が挿入された袋状フィルム外装体4を押圧してノズル9をシールする。
駆動部133は、図示せぬ油圧ポンプに接続された往復直線運動型の油圧アクチュエータから構成されている。駆動部133の作動によって、容器構成体131、132同士が突き合わされて収容空間130aが密閉される。さらに、主シール機構10の弾性体35、36が袋状フィルム外装体4を押圧し、ノズル9をシールする。
ノズル9は、昇降可能に構成されており、例えば筒形状を有する。ノズル9は、袋状フィルム外装体4内のガスを引き抜く機能、および袋状フィルム外装体4内に電解液を注液する機能を有する限りにおいて適宜の構成を採用できる。例えば、ノズル9は、電解液が通流する電解液通路と、袋状フィルム外装体4内のガスを引き抜く減圧通路とを有する。ノズル9の電解液通路は、電解液の供給源となる注液ポンプ111に接続されている。ノズル9の減圧通路は、真空ポンプ123に接続されている。注液機構110は、注液ポンプ111、ノズル9、配管などによって構成されている。第1の減圧機構121および第2の減圧機構122は、真空ポンプ123、ノズル9、配管などによって構成されている。
主シール機構10は、図1に示すように、容器130の通孔部134の内面側に弾性体35、36を一体的に配置して構成されている。ノズル9が挿入された状態の袋状フィルム外装体4の両面を押圧してノズル9をシールするように構成されている。
弾性体35、36は、開口部7をノズル9とともに袋状フィルム外装体4の両面から押圧することによって、ノズル9を横切るシール線L1(図2参照)に沿ってノズル9をシールする。弾性体35、36は、適宜の弾性材料から形成でき、硬度も適宜選択できる。例えば、弾性体35は、弾性材料としてゴム、例えばフッ素ゴムから形成されている。弾性体36は、弾性体35よりも硬度が高いゴム、例えばシリコーンゴムから形成されている。弾性体35、36の形状も適宜選択でき、弾性体35は断面円形形状に形成され、弾性体36は平坦なシート状に形成されている。図3に示すように、弾性体35は、容器130の通孔部134の形状に合わせて窪んだ半円弧形状の屈曲部35aを備えている。屈曲部35aは、ノズル9とともに開口部7を袋状フィルム外装体4の外側から押圧したときに、ノズル9およびノズル9に沿った袋状フィルム外装体4の部分を適宜押圧し得る程度の大きさに形成されている。
副シール機構11は、主シール機構10よりも発電要素3寄りの位置つまり図2に示すシール線L2の位置に設けられており、注液工程の後に、ノズル9を介さずに開口部7をシールすることによって、電解液の漏洩や外気の侵入を抑制するように構成されている。副シール機構11は、開口部7をシールする一対の弾性体41、42を備えている。
弾性体41、42は、開口部7を袋状フィルム外装体4の両面から押圧することによって、シール線L2(図2参照)に沿って開口部7をシールするように構成されている。弾性体41は、弾性体35と同じゴム、例えばフッ素ゴムから形成されており、弾性体35と同じ硬度を有している。弾性体42は、弾性体36と同じゴムによって平坦なシート状に形成されている。
図1に示すように、副シール機構11は、2つの油圧アクチュエータ45、51を備えている。これらの油圧アクチュエータ45、51のロッド45a、51aの駆動によって、開口部7を挟んで両側に位置する弾性体41と弾性体42とが、開閉動作する。
封止機構12は、電解液の注液後に袋状フィルム外装体4の開口部7を熱封止する一対の封止用ヒータ46、46を備えている。一対の封止用ヒータ46、46は、実質的に互いに同様に構成されている。封止用ヒータ46は、図1に示すように、容器130の上方、つまり主シール機構10の上方に位置している。封止用ヒータ46は、ブロック状をなしており、例えば熱伝導性に優れた金属材料によって形成されている。封止用ヒータ46は、例えば熱線等の発熱体を内部に備えている。一対の封止用ヒータ46、46は、図示省略したアクチュエータにそれぞれ接続されており、開口部7を挟んで開閉動作するように構成されている。
かかる注液装置2では、図1に示すように、開口部7が上方に開口する姿勢で袋状フィルム外装体4を容器130内の収容空間130aに保持したうえで、油圧アクチュエータの駆動によりノズル9を下降させて、ノズル9の先端部を開口部7内に挿入する。そして、駆動部133の駆動によって、容器構成体131、132同士を突き合わせて収容空間130aを密閉する。さらに、駆動部133の駆動によって、一対の弾性体35、36も互いに接近するため、弾性体35、36によって、ノズル9が挿入された袋状フィルム外装体4を両側から押圧する。これにより、袋状フィルム外装体4とともにノズル9が、弾性体35、36によってシールされる。
注液装置2は、図1に示すように、ノズル9を通して袋状フィルム外装体4内のガスを引き抜く第1の減圧機構121と、収容空間130a内のガスを引き抜く第2の減圧機構122とを有する。制御部140は、CPUやメモリを主体に構成され、第1の減圧機構121および第2の減圧機構122の作動を制御する。制御部140は、第1の減圧機構121および第2の減圧機構122を作動させることによって、収容空間130a内の圧力(外部圧力P1)と袋状フィルム外装体4内の圧力(内部圧力P2)との圧力差(ΔP=P1-P2)を予め設定された圧力に設定する。圧力差を適切な値に設定することによって、発電要素3に作用する圧縮力が過大にならず、図4に模式的に示すように、発電要素3を構成する電極3a間に存在する隙間3bを確保し、電極活物質内の気体を抜き取りやすい状態にすることが可能となる。この結果、電極活物質内に存在する気体は十分に抜け易くなり、袋状フィルム外装体4内のガスの引き抜き作業を効率的に行うことができる。
第1の減圧機構121および第2の減圧機構122をそれぞれ別個独立して設けることはできるが、本実施形態においては次のように構成されている。
注液装置2は、収容空間130a内の圧力(外部圧力P1)を減圧する速度、および袋状フィルム外装体4内の圧力(内部圧力P2)を減圧する速度を調整自在な調整部124を有する。調整部124は、真空ポンプ123と、真空ポンプ123とノズル9とを連通する第1配管125と、第1配管125と収容空間130aとを連通する第2配管126と、第2配管126に配置された圧力調整弁127と、を含んでいる。そして、第1の減圧機構121は、調整部124における真空ポンプ123と第1配管125とを含んで構成され、第2の減圧機構122は、調整部124における真空ポンプ123と第2配管126とを含んで構成されている。このように構成した第1の減圧機構121および第2の減圧機構122によれば、収容空間130a内の圧力(外部圧力P1)および袋状フィルム外装体4内の圧力(内部圧力P2)の減圧速度は、第1配管125および第2配管126の長さや配管径、圧力調整弁127の作動によって同期させることができる。
また、図5に示すように、袋状フィルム外装体4内の圧力(内部圧力P2)は、収容空間130a内の圧力(外部圧力P1)よりも遅らせて減圧させることができる。到達圧力については、収容空間130a内の圧力(外部圧力P1)>袋状フィルム外装体4内の圧力(内部圧力P2)の関係とすることができる。袋状フィルム外装体4内の圧力(内部圧力P2)が収容空間130a内の圧力(外部圧力P1)よりも高真空とならないため、図6に示すように、電極活物質内の気体3dの体積膨張によるセパレータ3cのたるみ3eを防止することが可能となる。
注液装置2は、図1に示すように、収容空間130a内の圧力(外部圧力P1。ただし、P1<大気圧)を大気開放する開放弁137を有する。開放弁137の作動は制御部140によって制御される。開放弁137によって真空圧を解放することによって、注液装置2には、袋状フィルム外装体4を加圧する機能を付加することができる。真空圧の解放速度は、制御部140によって制御される。制御パターンの一例を示すと、図7のとおりである。開放弁137の開度/タイミングを調整することによって、収容空間130a内の圧力(P1)を所望のパターンで大気圧まで戻すことができる。例えば、図7に示される階段状ではなく、滑らかに大気圧まで戻すパターン等でもよい。図7において、真空圧の解放開始から大気圧まで戻す時間は適宜設定することができる。気体を動かして抜き取るためには、ある程度の時間を確保することが好ましい。上限の時間は、生産性の観点から定めることができる。一例を挙げると、5秒程度である。
図8は、開放弁137によって真空圧を解放することによって得られる、袋状フィルム外装体4を加圧する機能を説明するための模式図である。図8に示すように、収容空間130a内の圧力(外部圧力P1)と袋状フィルム外装体4内の圧力(内部圧力P2)との圧力差(P3=P1-P2)によって、発電要素3の周りに存在する電解液を発電要素3の内部に早く浸透させることができる。
次に、図9A~図9Dを参照することにより、袋状フィルム外装体4の投入工程、袋状フィルム外装体4の真空引きおよび注液工程、注液後のシール工程、および熱封止工程について説明する。図10は、注液装置2における構成部材の動作状況を示すタイムチャートである。
図9Aに示すように、袋状フィルム外装体4の投入工程では、容器130の容器構成体131、132を開き、開口部7を外部に露出させた状態において袋状フィルム外装体4を収容空間130aに保持する。
図9Bに示すように、袋状フィルム外装体4の真空引きおよび注液工程では、袋状フィルム外装体4の装填後、ノズル9を所定位置まで降下させる。その後、駆動部133を作動させて容器130の容器構成体131、132を閉じ、容器構成体131、132を相対的に突き合わせる。これによって、容器構成体131、132同士が突き合わされて収容空間130aが密閉される。さらに、主シール機構10の弾性体35、36は、ノズル9が挿入された袋状フィルム外装体4を押圧してノズル9をシールする。図9Bに示した状態において、真空ポンプ123を作動させ、第1の減圧機構121によって、ノズル9を通して袋状フィルム外装体4内のガスを引き抜く即ち真空引きする。袋状フィルム外装体4内のガスの引き抜きが終了すると、注液機構110の注液ポンプ111を作動することによって、ノズル9を通して袋状フィルム外装体4内に電解液を注液する。
図9Cに示すように、注液後のシール工程では、電解液を注液が終了すると、副シール機構11によって、シール線L2の位置で袋状フィルム外装体4の開口部7をシールする。その後、開放弁137を作動させ、収容空間130a内の圧力(外部圧力P1。ただし、P1<大気圧)を大気開放する。開放弁137によって真空圧を解放することによって、袋状フィルム外装体4が加圧される。袋状フィルム外装体4には、大気圧と袋状フィルム外装体4内の圧力(内部圧力P2)との圧力差に応じた圧縮力が作用する。副シール機構11によって開口部7をシールしたまま、容器130の容器構成体131、132を開き、ノズル9を上昇させて開口部7から引き抜く。
そして、図9Dに示すように、シール工程の後工程である熱封止工程において、一対の封止用ヒータ46、46によって、図2に示すシール線L1よりも上方の位置で、袋状フィルム外装体4を両側から加熱する。これによって、袋状フィルム外装体4は、図2に示す上部の辺4dに沿って熱封止される。その後、容器130から袋状フィルム外装体4を取り出すと、一連の作業が完了する。
上記のように、本実施形態では、制御部140によって、ノズル9を通して袋状フィルム外装体4内のガスを引き抜く第1の減圧機構121および収容空間130a内のガスを引き抜く第2の減圧機構122を作動させることによって、収容空間130a内の圧力(外部圧力P1)と袋状フィルム外装体4内の圧力(内部圧力P2)との圧力差(ΔP=P1-P2)を設定自在である。このように圧力差を設定自在ダルことから、発電要素3に作用する圧縮力が過大にならず、発電要素3を構成する電極間などに存在する隙間が狭くならない。この結果、電極活物質内に存在する気体は十分に抜け易くなり、袋状フィルム外装体4内のガスの引き抜き作業を効率的に行うことができる。
また、本実施形態では、真空ポンプ123と、真空ポンプ123とノズル9とを連通する第1配管125と、第1配管125と収容空間130aとを連通する第2配管126と、第2配管126に配置された圧力調整弁127と、を含み、収容空間130a内の圧力(外部圧力P1)を減圧する速度、および袋状フィルム外装体4内の圧力(内部圧力P2)を減圧する速度を調整自在な調整部124を有する。そして、第1の減圧機構121は、調整部124における真空ポンプ123と第1配管125とを含んで構成され、第2の減圧機構122は、調整部124における真空ポンプ123と第2配管126とを含んで構成されている。このように構成した第1の減圧機構121および第2の減圧機構122によれば、収容空間130a内の圧力(外部圧力P1)および袋状フィルム外装体4内の圧力(内部圧力P2)の減圧速度は、第1配管125および第2配管126の長さや配管径、圧力調整弁127の作動によって同期させることができる。また、真空ポンプ123の台数は少なくとも1台でよいため、第1の減圧機構121および第2の減圧機構122の構成が簡素になり、コスト的にも有利なものとなる。
また、本実施形態では、収容空間130a内の圧力(外部圧力P1。ただし、P1<大気圧)を大気開放する開放弁137をさらに有する。開放弁137によって真空圧を解放することによって、注液装置2に、袋状フィルム外装体4を加圧する機能を付加することができる。発電要素3の周りに存在する電解液を袋状フィルム外装体4内の圧力(内部圧力P2)と収容空間130a内の圧力(外部圧力P1)との圧力差P3(P1-P2)によって発電要素3内部へ迅速に浸透させることができる。
さらに、本実施形態では、容器130は、相対的に開閉自在な複数の容器構成体131、132と、容器構成体131、132を開閉駆動する駆動部133とを含み、駆動部133によって容器構成体131、132を閉じることによって袋状フィルム外装体4の開口部7を外部に露出させるための通孔部134が形成され、主シール機構10は、通孔部134の内面側に弾性体35、36が一体的に配置されている。このように、容器130と主シール機構10とを一体化した構造とすることによって、容器130の内容積を小さくでき、減圧に要する時間を短縮することが可能となる。さらに、1つの駆動部133が、主シール機構10の開閉機構と、容器130の開閉機構とを兼ねることができるため、注液装置2の小型化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、注液装置2は、主シール機構10および副シール機構11からなる2つのシール機構を有しており、真空引き後に、副シール機構11によって袋状フィルム外装体4の開口部7をシールした状態のまま、主シール機構10によるシールを解放した後に、ノズル9を開口部7から引き抜く。副シール機構11によって袋状フィルム外装体4の密閉性が確保されるので、ノズル9の引き抜き時における袋状フィルム外装体4の密閉性の低下が抑制される。
なお、上記実施形態では、2枚の矩形状ラミネートフィルムを互いに重ね合わせて3辺を熱溶着してなる袋状フィルム外装体4を例にとり説明したが、本発明で用いられる袋状フィルム外装体4は、1枚の矩形状ラミネートフィルムを2つ折りにして、さらに、折り曲げられた辺と直交した2辺を熱溶着するようにした構成であってもよい。
また、上記実施形態では、正極タブ5を袋状フィルム外装体4の1つの辺4aから外部に導出し、かつ負極タブ6を辺4bから外部に導出してなるフィルム外装電池1について説明したが、正極タブ5および負極タブ6の双方を1つの辺から導出してなるフィルム外装電池1を本発明に適用することもできる。
さらに、上記実施形態では、袋状フィルム外装体4の開口部7が上方に開口する姿勢で袋状フィルム外装体4を配置する例を開示したが、他の姿勢で袋状フィルム外装体4を配置するようにしても良い。
さらに、上記実施形態では、第1の減圧機構121および第2の減圧機構122が真空ポンプ123を共用する構成を示したが、第1の減圧機構121および第2の減圧機構122をそれぞれ別個独立して設けることができる。この場合には、例えば、収容空間130a内の圧力(外部圧力P1)<袋状フィルム外装体4内の圧力(内部圧力P2)に設定することも可能となる。このような条件にすれば、収容空間130aの方が低圧になることによって電極間の間隔を拡げることができ、電極への電解液の含浸を促進させることができる。また、収容空間130a内の圧力(外部圧力P1)を大気圧よりも高い圧力に設定することも可能となる。このような条件によっても、電極への電解液の含浸を促進させることができる。
2 注液装置、
3 発電要素、
4 袋状フィルム外装体、
7 開口部、
9 ノズル、
10 主シール機構(シール機構)、
35、36 弾性体、
110 注液機構、
111 注液ポンプ、
121 第1の減圧機構、
122 第2の減圧機構、
123 真空ポンプ、
124 調整部、
125 第1配管、
126 第2配管、
127 圧力調整弁、
130 容器、
130a 収容空間、
131、132 容器構成体、
133 駆動部、
134 通孔部、
137 開放弁、
140 御部制、
P1 収容空間130a内の圧力(外部圧力)、
P2 袋状フィルム外装体4内の圧力(内部圧力)。

Claims (4)

  1. 発電要素を収容する袋状フィルム外装体内に電解液を注液する注液装置であって、
    前記袋状フィルム外装体に設けられた開口部を通して前記袋状フィルム外装体の内部に挿入されるノズルと、
    前記ノズルを通して前記袋状フィルム外装体内に電解液を注液する注液機構と、
    前記ノズルを通して前記袋状フィルム外装体内のガスを引き抜く第1の減圧機構と、
    前記ノズルが挿入された前記袋状フィルム外装体を押圧して前記ノズルをシールする弾性体を有するシール機構と、
    前記開口部を外部に露出させた状態において前記袋状フィルム外装体を保持自在な収容空間を備える容器と、
    前記収容空間内のガスを引き抜く第2の減圧機構と、
    前記第1の減圧機構および前記第2の減圧機構の作動を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記第1の減圧機構および前記第2の減圧機構を作動させることによって、前記収容空間内の圧力(外部圧力P1)と前記袋状フィルム外装体内の圧力(内部圧力P2)との圧力差(ΔP=P1-P2)を設定自在であり、
    前記容器は、相対的に開閉自在な複数の容器構成体と、前記容器構成体を開閉駆動する駆動部とを含み、前記駆動部によって前記容器構成体を閉じることによって前記袋状フィルム外装体の前記開口部を外部に露出させるための通孔部が形成され、
    前記シール機構は、前記通孔部の内面側に前記弾性体が一体的に配置されている、注液装置。
  2. 真空ポンプと、前記真空ポンプと前記ノズルとを連通する第1配管と、前記第1配管と前記収容空間とを連通する第2配管と、前記第2配管に配置された圧力調整弁と、を含み、前記収容空間内の圧力(外部圧力P1)を減圧する速度、および前記袋状フィルム外装体内の圧力(内部圧力P2)を減圧する速度を調整自在な調整部を有し、
    前記第1の減圧機構は、前記調整部における前記真空ポンプと前記第1配管とを含んで構成され、
    前記第2の減圧機構は、前記調整部における前記真空ポンプと前記第2配管とを含んで構成される、請求項1に記載の注液装置。
  3. 前記収容空間内の圧力(外部圧力P1。ただし、P1<大気圧)を大気開放する開放弁をさらに有する、請求項1または請求項2に記載の注液装置。
  4. 発電要素を収容する袋状フィルム外装体内にノズルを介して電解液を注液する注液方法であって、
    前記袋状フィルム外装体の開口部を外部に露出させた状態において前記袋状フィルム外装体を容器内の収容空間に保持し、
    前記袋状フィルム外装体の開口部内に前記ノズルの先端部を挿入し、
    前記袋状フィルム外装体とともに前記ノズルをシール機構によってシールし、
    前記ノズルを通して前記袋状フィルム外装体内のガスを第1の減圧機構によって引き抜くときに、前記収容空間内のガスを第2の減圧機構によって引き抜き、前記収容空間内の圧力(外部圧力P1)と前記袋状フィルム外装体内の圧力(内部圧力P2)との圧力差(ΔP=P1-P2)を予め設定された圧力に調整し、
    前記袋状フィルム外装体内のガスを引き抜いた後、前記ノズルを通して前記袋状フィルム外装体内に電解液を注液機構によって注液してなり、
    前記容器は、相対的に開閉自在な複数の容器構成体を含み、前記容器構成体を閉じることによって前記袋状フィルム外装体の前記開口部を外部に露出させるための通孔部が形成され、
    前記シール機構は、前記通孔部の内面側に弾性体が一体的に配置され、前記ノズルが挿入された前記袋状フィルム外装体を前記弾性体が押圧することによって前記ノズルをシールする、注液方法。
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