JP2010219268A - 蓄電デバイスおよび蓄電モジュール - Google Patents

蓄電デバイスおよび蓄電モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】蓄電デバイスおよび蓄電モジュールの体積効率を高めるため、蓄電ケースのシール部がデッドボリュームとならないようにする。
【解決手段】蓄電デバイス10は、電荷を蓄える蓄電部としての積層体11と、これを収容する蓄電室12を形成する蓄電ケース13と、を備える。蓄電ケース13は、断面略コ字形に成形される1対のケース部材13a,13bからなり、一方のケース部材13aの開口側へ他方のケース部材13bの底部側を積層体11の積層方向から嵌め合わせることにより、一方のケース部材13aの底部15aおよび側部16aの一部と他方のケース部材13bの底部15bとから蓄電室12を画成し、側部16a,16bが積層体11の積層面と略垂直な接合面をもって重なる部分を接合することによって蓄電室12を封止するシール部18を形成する。
【選択図】図2

Description

この発明は、蓄電デバイスおよび蓄電モジュールに関する。詳しくは、電荷を蓄える蓄電部を収容する蓄電ケースの改良に関する。
リチウム電池や電気二重層キャパシタなど蓄電デバイスにおいては、樹脂の表層に金属の中間層を含む積層フィルム(ラミネートフィルム)を材料として構成される蓄電ケースがよく用いられる(特許文献1〜特許文献5)。
その一例を図7,図8に基づいて説明すると、蓄電デバイス100は、電荷を蓄える蓄電部101と、蓄電部101を収容する蓄電室102を形成する蓄電ケース103と、を備える。
蓄電部101は、正極体と負極体とこれらの間に介在するセパレータとから積層体に構成される。正極体および負極体は、電荷を蓄える蓄電要素と、電荷の出し入れを行う集電要素とからなり、集電要素の同極同士が結束され、各結束部に極性の対応する電極端子104が接続される。
蓄電ケース103は、ラミネートフィルム(樹脂の表層に金属の中間層を含む積層フィルム)から成形される1対のケース部材103a,103bからなり、これらを組み合わせると、互いに向き合う凹部により、積層体101を収容する蓄電室102が画成される。
積層体101(蓄電部)は、一方のケース部材103aの内側において、積層体101の積層方向の一方の端面が凹部の底面に接するように収められ、その上に他方のケース部材103bが積層体101の積層方向の他方の端面に凹部の底面が接するように被せられる。互いの凹部を囲む周縁部106a,106b(合フランジ)から電極端子104の先端側が外部へ突き出され、互いの凹部を囲む四辺の合フランジ106a,106b同士を熱溶着することにより、蓄電室102を封止するシール部107a,107b(熱溶着部)が形成される。
蓄電デバイス100は、充放電に伴う発熱により、蓄電室102の圧力が上昇することがあり、蓄電室102の圧力を所定値以下に抑えるため、ガス抜きバルブ105が設けられる。ガス抜きバルブ105は、一端が蓄電室102に開口すると共に他端が1対の電極端子104が突き出る一辺のシール部107a(熱溶着部)を貫通して外部に開口するガス抜き通路と、このガス抜き通路を蓄電室102の圧力に応じて開閉する弁機構と、を備える。
蓄電デバイス100は、1個あたりの耐電圧が低いため、多くの場合、複数の蓄電デバイス100を直列に接続することにより電圧を高めて使用される。そのため、図9においては、蓄電デバイス100を単位セルとして複数の単位セルから蓄電モジュール120が構成される。蓄電モジュールは、複数の単位セルが互いに厚み方向(積層体の積層方向)へ重なり合う集合体に整列され、隣り合う蓄電デバイス100間が電極端子104を介して直列に接続される。
特許第3848189号 特許第3986545号 特開2004−111219号 特開2005−285526号 特開平11−224652号
このような蓄電デバイス100の蓄電ケース103においては、蓄電室102とこれを封止するシール部107a,107b(熱溶着部)との間に段差が生じるため、とくに図9のような蓄電モジュールを構成すると、デッドボリュームが大きくなってしまう。
このデッドボリュームを小さくするため、蓄電室102を封止するシール部107a,107bの幅(シール幅)を小さくすると、シール性や耐久性に支障を来しかねない。また、特許文献5にあるようにシール部107a,107bを折り曲げると、折り目に生じる応力に起因する亀裂の発生を防止する手段の追加が必要となってしまう。
この発明は、このような課題に着目してなされたものであり、蓄電ケースのシール部がデッドボリュームとならない、蓄電デバイスおよび蓄電モジュールの提供を目的とする。
第1の発明は、電荷を蓄える蓄電部として正極体と負極体とこれらの間に介在するセパレータとから構成される積層体と、この積層体を収容する蓄電室を形成する蓄電ケースと、を備える蓄電デバイスにおいて、前記蓄電ケースは、中央の底部と周囲の側部とから断面略コ字形に成形される1対のケース部材からなり、一方のケース部材の開口側へ他方のケース部材の底部側を前記積層体の積層方向から嵌め合わせることにより、一方のケース部材の底部および側部の一部と他方のケース部材の底部とから前記蓄電室を画成し、互いの側部が積層体の積層面に対して略垂直な接合面をもって重なる部分を接合することによって前記蓄電室を封止するシール部を形成してなることを特徴とする。
第2の発明は、前記1対のケース部材は、樹脂の表層に金属の中間層を含む積層フィルムから形成されることを特徴とする請求項1に記載の蓄電デバイス。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明において、前記積層体の正極体および負極体の集電リードとして蓄電室内からシール部の接合面に沿って外部へ突出される1対の電極端子は、蓄電ケースをその中心軸回りに180度回転させると一方の電極端子のもとの位置に他方の電極端子が重なる位置関係に配置されることを特徴とする。
第4の発明は、複数の単位セルから構成される蓄電モジュールにおいて、請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の蓄電デバイスを単位セルとして単位セルのシール部で囲まれる凹部に次の単位セルをそのシール部で囲まれる凹部と反対側から嵌め入れることにより複数の単位セルを積層体の積層方向へ重ね合わせて構成されることを特徴とする。
第1の発明〜第3の発明においては、蓄電室のシール部は、積層体の積層面に対して垂直または略垂直な方向がシール幅となり、蓄電室の周囲から積層体の積層面と平行な方向へ突き出ないので、従来のようにデッドボリュームを生じることがなく、蓄電デバイスの外形が小さくなり、単位体積あたりの蓄電容量を向上させることができる。また、蓄電デバイスの片面にシール部で囲まれる凹部が残るものの、その凹部を利用して複数の蓄電デバイスをコンパクトに集合させることができる。
第2の発明においては、1対のケース部材の互いに重なり合う側部を熱溶着によって接合することができる。また、ラミネートフィルムは、厚さが薄く、蓄電ケースの体積を小型化できるほか、蓄電性能を高めるため、外部から圧縮して積層体の積層間を均一な面圧をもって密着させることもできる。
第3の発明においては、互いに積層体の積層方向へ重なり合う複数の蓄電デバイス間を簡単かつ容易に直列接続することができる。
第4の発明においては、蓄電室のシール部が積層体の積層面と平行な方向へ突き出ない蓄電デバイスを単位セルとして用いることにより、かつ、蓄電デバイスの片面にシール部で囲まれる凹部を利用して複数の単位セルを互いに積層体の積層方向へ重ね合わせて集合させることにより、蓄電モジュールの体積効率を大幅に向上させることができる。
この発明の実施形態に係る蓄電デバイスの正面図である。 同じく図1のx−x断面図である。 同じくガス抜きバルブを示す説明図である。 同じく蓄電デバイスの製造工程を例示する説明図である。 別の実施形態に係る蓄電デバイスの説明図である。 この発明の実施形態に係る蓄電モジュールの説明図である。 従来の蓄電デバイスを例示する斜視図である。 同じく正面図である。 従来の蓄電モジュールを例示する説明図である。
図1〜図6に基づいて、この発明に係る蓄電デバイスの実施形態を説明する。
図1,図2において、蓄電デバイス10は、電荷を蓄える蓄電部11と、蓄電部11を収容する蓄電室12を形成する蓄電ケース13と、を備える。
蓄電部11は、正極体および負極体をこれらの間にセパレータを介装しつつ交互に積層して構成される。正極体および負極体は、電荷を蓄える蓄電要素と、電荷の出し入れを行う集電要素とからなり、集電要素の同極同士が結束され、各結束部に極性の対応する電極端子14が接続される。
蓄電ケース13は、樹脂の表層に金属の中間層を含む積層フィルム(ラミネートフィルム)からプレス加工によって成形される1対のケース部材13a,13bから構成される。ケース部材13a,13bは、中央の底部15a,15bと周囲の側部16a,16bとから断面略コ字形に成形される。中央の底部15a,15bは、積層体11の積層面と平行に形成される。周囲の側部16a,16bは、中央の底部15a,15bから略垂直に立ち上がるように形成される。側部16a,16bの立ち上がり角は、ケース部材13a,13bの開口側が外方へ開く鈍角に設定される。ケース部材13bの底部15bは、ケース部材13aの底部15aよりも面積が大きく設定され、ケース部材13bの側部16bは、ケース部材13aの側部16aと平行(立ち上がり角が同一)に形成されるが、両者の側部16a,16bの幅については、ケース部材13bの側部16bよりもケース部材13aの側部16aの方が大きく設定される。
ケース部材13aの開口側にケース部材13bの底部側を積層体11の積層方向から嵌め合わせると、側部13bの外面が積層体11の積層面と略垂直な接合面をもって側部16aの内面に重なり、積層体11(蓄電部)を収容する蓄電室12がケース部材13aの底部15aおよびその側部16aの一部とケース部材13bの底部15bとから画成される。
電極端子14は、蓄電室12の積層体11から互いに重なる側部16a,16bの接合面に沿って外部へ突出される(図6、参照)。また、蓄電室12の圧力を所定値以下に抑えるガス抜きバルブ17が蓄電室12の側部13aをこれと垂直方向へ貫通して組み付けられる。
電極端子14の突出位置については、後述の蓄電モジュール(図6、参照)において、積層体11の積層方向へ重なり合うように並べられる蓄電デバイス10間を簡単かつ容易に直列接続しえるよう、蓄電ケース13をその中心軸(積層体11の積層面と垂直な方向の中心軸)の回りに180度回転させると、一方の電極端子14のもとの位置に他方の電極端子14が重なる位置関係に配置される。この場合、蓄電ケース13は、正面が四角形のため、その対称軸を境に2つの領域を折り重ねることを想定すると、電極端子14の外部に突き出る部分が互いに重なり合う配置に設定される。
ケース部材13a,13bの互いに重なり合う部分の側部16a,16b同士は、積層体11の積層面と略垂直な接合面をもって熱溶着により接合される。この熱溶着部18(シール部)により、蓄電室12は、積層体11の収容状態に封止される。また、シール部18は、蓄電室12から外部へ突出する電極端子14の周囲を隙間なく包み込むように封止する。
ガス抜きバルブ17は、一端が蓄電室12に開口すると共に他端が蓄電室12の側部13aを貫通して外部に開口するガス抜き通路と、蓄電室12の圧力に応じてガス抜き通路を開閉する弁機構と、を備える。17aはガス抜き通路を形成する管体であり、樹脂から一体成形される。
蓄電デバイス10が電気二重層キャパシタの場合、積層体11と共に電解液が蓄電室12に収容される。電解液は、熱溶着による封止処理後、蓄電ケース13に予め設定する注液口から蓄電室12の内部に注入され、注入が完了すると、注液口をシール材によって封止することになる。
このように構成すると、蓄電室12のシール部18は、積層体11の積層面に対して略垂直な方向がシール幅となり、蓄電室12の周囲から積層体11の積層面と平行な方向へ突き出ないので、従来(例えば、図7,図8の蓄電デバイス100)のようにデッドボリュームを生じることがなく、蓄電デバイス10の外形が格段に小さくなり、単位体積あたりの蓄電容量が向上する、という効果が得られる。
図1の蓄電デバイス10と、図8の蓄電デバイス100と、を比較すると、図8の縦幅寸法Dが図1のD’に縮小する。また、図8の横幅寸法Eが図1のE’に縮小する。奥行(厚み幅)寸法F(図示せず)が同一の場合、図8の体積は、D×E×Fであるのに対し、図1の体積は、D’×E’×Fに縮小する。両者の積層体10と101が同一の場合、積層体10と101の蓄電容量Q(電気二重層キャパシタの静電容量)は、変わらないが、単位体積あたりの蓄電容量は、図8の方がQ/(D×E×F)であるのに対し、図1の方はQ/(D’×E’×F)となり、図1の方が(D×E×F)/(D’×E’×F)倍、高くなる。図1および図8において、Aは積層体の積層面の縦幅寸法であり、Bは積層体の積層面の横幅寸法である。
この発明に係る蓄電デバイス10においては、シール部18の接合面の幅(シール幅)が積層体の積層面と略垂直な方向に設定されるので、図8の縦幅寸法Dが図1のD’、図8の横幅寸法Eが図1のE’、に縮小するため、単位体積あたりの蓄電容量が向上する。
蓄電ケース13は、片面にシール部18で囲われる凹部19が残るものの、その凹部19を利用して複数の蓄電デバイス10をコンパクトに集合させることができる。つまり、凹部19は、デッドボリュームにならない。
蓄電ケース13において、側部16a,16bの立ち上がり角は、ケース部材13a,13bの開口側が外方へ開く鈍角に設定されるので、プレス加工(絞り成形)の残留応力も小さく抑えられ、衝撃や振動に対する蓄電ケース13の耐久性を十分に確保することができる。
シール部18については、図2のシール幅を図8のシール幅と同等に確保することにより、従来例と同程度のシール性(気密性)および耐久性が得られるものとなる。図8の蓄電デバイスにおいて、シール部107aは、他の三辺のシール部107bに較べると、端子回りおよびバルブ(管体)回りのシール性および耐久性を確保するため、シール幅が大きく設定される。図2の蓄電デバイス10においても、シール幅は、基本的には、図8における電極端子およびガス抜きバルブが突出する一辺のシール幅と同等に設定される。
図1,図6において、電極端子14は、シール部18をその接合面に沿って外部へ貫通するので、端子回りのシール性が良好に確保される。ガス抜きバルブ17については、ケース部材13aの側面16aをこれと垂直な方向へ貫通するので、バルブ回りのシール幅がケース部材13aの厚み分となる。このため、管体17a(ガス抜き通路を形成する)の一端(蓄電室12側の開口端部)に鍔部17bが一体成形され、同じく管体17aの所定部位に管体17aを軸方向へ圧縮すると潰れて鍔部17cを形成する屈伸部が備えられる(図3、参照)。
ガス抜きバルブ17は、鍔部17bと屈伸部から形成される鍔部17cとの間にケース部材13aの側部16aを挟む状態に組み付けられ、この状態で側部16aに鍔部17b,17cを含むバルブ回りが熱溶着により封止される。これにより、ガス抜きバルブ17は、側部16aを垂直方向へ貫通するが、鍔部17b,17cによってバルブ回りにラビリンス構造が与えられ、側部16aとの溶着面が増加するため、バルブ回りのシール性および耐久性を良好に確保することができる。無論、ガス抜きバルブ17を、電極端子14と同様に、シール部18の接合面に沿って外部へ貫通させる構造も考えられる。
図4に基づいて、蓄電デバイス10の組立工程を説明する。
(a)工程においては、ケース部材13aの開口側にケース部材13bの底部側を嵌め合わせることにより、ケース部材13aの側部16aおよびその底部15aとケース部材13bの底部16bとから画成される蓄電室12に積層体11を収容する。図示しないが、1対の電極端子14は、ケース部材13a,13bの互いに重なる部分の側部16a,16b間からこれらの接合面に沿って外部へ突き出される。
(b)工程においては、ケース部材13a,13bの互いに重なる側部16a,16bをヒートシーラ20によって熱溶着するため、ヒートシーラ20は、ケース部材13a,13bの互いに重なる側部16a,16bと平行な加熱面を持つ1対の枠体20a,20bからなり、ケース部材13a,13bの互いに重なる側部16a,16bの外面を支持する枠体20aに対し、枠体20bを積層体11の積層方向へ前進させる。
(c)工程においては、枠体20bを積層体11の積層方向へ押して枠体20aとの間でケース部材13a,13bの互いに重なる側部16a,16bを加圧しつつ加熱する。つまり、熱溶着処理が行われる。
(d)工程においては、熱溶着処理が完了すると、枠体20bを退避位置へ後退させる。その後、枠体20aから熱溶着済みの蓄電ケース13が取り出されるのである。
蓄電ケース13は、正面が積層体の外形(角型)に合致する四角形状に形成される(図1、参照)が、これに限らず、図5の積層体の外形(丸型)に合致する円形状に形成することも考えられる。また、ケース部材13,13bは、樹脂の表層に金属の中間層を含む積層フィルム(ラミネートフィルム)から成形されるが、これに限らず、樹脂や金属(絶縁処理が必要となる)を用いて形成することも考えられる。
図6は、この発明に係る蓄電モジュール30を説明するものであり、蓄電モジュール30は、前記の蓄電デバイス10を単位セルとして複数の単位セルから構成される。複数の単位セル10は、互いに並ぶ集合体に組み立てられる。単位セル10のシール部18で囲まれる凹部19に次の単位セル10をその凹部19と反対側から嵌め合わせることにより、複数の単位セル10を積層体11の積層方向へ重なり合う形に集合させる。
各単位セル10は、図6において、例えば、上側の電極端子14が+極、下側の電極端子14が−極の場合、隣り合う単位セル10において、一方の単位セル10の凹部19に嵌め合わせる他方の単位セル10を蓄電ケース13の中心軸回りに180度回転させることにより、つまり、電極端子14の+極と−極との位置を反転させると、一方の単位セル10の電極端子14の+極に他方の単位セル10の電極端子14の−極を接続する一方、同じく一方の単位セル10の電極端子14の−極に他方の単位セル10の電極端子14の+極を接続することができる。電極端子14同士の接合は、例えば、超音波加振溶接によって行われる。
蓄電モジュール30を構成する単位セルとして蓄電室12のシール部18が積層体11の積層面と平行な方向へ突き出ない蓄電デバイス10を用いることにより、かつ、蓄電デバイス10の片面にシール部18で囲まれる凹部19を利用して複数の単位セル10を互いに積層体11の積層方向へ重ね合わせて集合させることにより、蓄電モジュール30の体積効率を大幅に向上させることができる。
各蓄電デバイス10の電極端子14は、シール部18の接合面に沿って外部へ突き出るので、単位セル10を互いに積層体11の積層方向へ重ね合わせると、隣接する単位セル10の電極端子14同士が自ずと重なり合うようになり、電極端子14間の接合処理を効率よく容易に行える、という効果も得られる。また、各単位セル10の電極端子14の突出位置が、蓄電ケース13をその中心軸回りに180度回転させると、一方の電極端子14のもとの位置に他方の電極端子14が重なる位置関係に設定することにより、単位セル10間を簡単かつ容易に直列接続することが可能となる。
蓄電モジュール30は、単位セル10の蓄電ケース13がラミネートフィルムから形成されるので、蓄電性能を高めるため、加圧治具(図示せず)により、外部から圧縮して積層体11の積層間を均一な面圧をもって密着させることも可能となる。加圧治具は、積層体11の積層方向へ重なり合う列の一端に位置する単位セル10の底部15a外面に当接するプレートと、同じく他端に位置する単位セル10のシール部18で囲まれる凹部19の底面に当接するプレートと、これらプレート間を積層体11の積層方向へ圧縮するバネと、を備えて構成される。
この発明に係る蓄電ケース13については、電気二重層キャパシタやリチウム電池に限らず、各種の充放電可能な蓄電デバイスに対し、広く適用することができる。
10 蓄電デバイス
11 積層体(蓄電部)
12 蓄電室
13 蓄電ケース
13a,13b ケース部材
14 電極端子
15a,15b ケース部材の底部
16a,16b ケース部材の側部
17 ガス抜きバルブ
18 シール部
19 蓄電ケースの凹部
30 蓄電モジュール

Claims (4)

  1. 電荷を蓄える蓄電部として正極体と負極体とこれらの間に介在するセパレータとから構成される積層体と、この積層体を収容する蓄電室を形成する蓄電ケースと、を備える蓄電デバイスにおいて、前記蓄電ケースは、中央の底部と周囲の側部とから断面略コ字形に成形される1対のケース部材からなり、一方のケース部材の開口側へ他方のケース部材の底部側を前記積層体の積層方向から嵌め合わせることにより、一方のケース部材の底部および側部の一部と他方のケース部材の底部とから前記蓄電室を画成し、互いの側部が積層体の積層面に対して略垂直な接合面をもって重なる部分を接合することによって前記蓄電室を封止するシール部を形成してなることを特徴とする蓄電デバイス。
  2. 前記1対のケース部材は、樹脂の表層に金属の中間層を含む積層構造のラミネートフィルムから形成されることを特徴とする請求項1に記載の蓄電デバイス。
  3. 前記積層体の正極体および負極体の集電リードとして蓄電室内からシール部の接合面に沿って外部へ突出される1対の電極端子は、蓄電ケースをその中心軸回りに180度回転させると一方の電極端子のもとの位置に他方の電極端子が重なる位置関係に配置されることを特徴とする請求項1に記載の蓄電デバイス。
  4. 複数の単位セルから構成される蓄電モジュールにおいて、請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の蓄電デバイスを単位セルとして単位セルのシール部で囲まれる凹部に次の単位セルをそのシール部で囲まれる凹部と反対側から嵌め入れることにより複数の単位セルを積層体の積層方向へ重ね合わせて構成されることを特徴とする蓄電モジュール。
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