JP5032099B2 - 電気二重層キャパシタ - Google Patents

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Description

本発明は、キャパシタケースとしてラミネートパックを用いる電気二重層キャパシタの改良に関するものである。
電気二重層キャパシタは急速充電が可能で充放電サイクル寿命が長いため、例えば電気自動車の駆動電源等に設けられる蓄電装置として注目されている。
従来、この種の電気二重層キャパシタとして、対のラミネートパックの周縁部を熱融着して密封されるキャパシタケースを備え、このキャパシタケース内にキャパシタ本体を電解液と共に収容するものがある(特許文献1参照)。
特開2003−282377号公報 特開平03−004510号公報 特開2002−141250号公報 特開2005−183556号公報
しかしながら、このような従来の電気二重層キャパシタにあっては、キャパシタケース内の圧力上昇時に熱融着したシール部に部分的な亀裂が入り、このような使用状態が長時間続くと、この亀裂が次第に拡がり、遂には熱融着シール部が開いてしまう可能性がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、キャパシタケース内の圧力上昇時に熱融着シール部が開くことを防止できる電気二重層キャパシタを提供することを目的とする。
本発明では、キャパシタ本体を電解液と共に収容するキャパシタケースを備え、このキャパシタケースとして対のラミネートパックを設け、各ラミネートパックは四角形の皿状をしたパック部と、このパック部の周縁部から拡がるフランジ部とを有し、シール装置によって各フランジ部のキャパシタケースの内側から延びる面どうしを接合させて各フランジ部どうしを熱融着してキャパシタケースを密封するフランジシール部を形成する電気二重層キャパシタにおいて、フランジシール部にキャパシタケースの内側から対峙して各パック部に渡って接合する補強部材を設け、各パック部はフランジ部から延びてキャパシタ本体の側部に面する四角形の枠状をしたパック側部を有し、フランジシール部の内側に対峙する補強部材を各パック側部に渡って接合し、補強部材としてキャパシタ本体を収容する袋状のラッピングフィルムを設ける
発明によると、キャパシタケース内の圧力が高まった状態にて、補強部材が各ラミネートパックのパック部どうしが離れないように引っ張ることにより、フランジシール部に亀裂が入って開封することを防止でき、十分な耐久性が得られる。
本発明の参考例を添付図面に基づいて説明する。
図1の(a),(b)は電気二重層キャパシタ1の正面図と側面図であり、図2は電気二重層キャパシタ1の分解斜視図である。
電気二重層キャパシタ1は対のラミネートパック20の周縁部を熱融着して密封されるキャパシタケース2を備え、このキャパシタケース2内にキャパシタ本体10を電解液と共に収容している。
キャパシタ本体10は、活性炭電極(分極性電極)と集電極(アルミ電極)とセパレータとを積層して形成される。1対の活性炭電極間に介在するセパレータは、紙や樹脂の多孔質膜からなる。集電極は、矩形状のアルミニウム箔からなり、その矩形平面の一辺に片側へ寄せて帯状のリード部12が一体に成形される。これらのリード部12は、同極どうしが結束され、1対の各端子板13、14に対応する極性の結束部が接合される。各端子板13、14は短尺状のアルミ板によって形成される。
キャパシタケース2のラミネートパック20の材料となるラミネートフィルムは、例えばアルミ箔等の金属製中間層とPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、ナイロン樹脂、PP(ポリプロピレン)樹脂等からなる柔軟な積層フィルムとを積層して形成される。ラミネートパック20はPP樹脂層がキャパシタケース2の内側に面するように形成される。
ラミネートパック20はラミネートフィルムを冷間成型して形成され、四角形の皿状をしたパック部21と、このパック部21の周縁部に平板状に拡がるフランジ部22とを有する。各ラミネートパック20のパック部21を互いに向き合うように組み合わせ、各パック部21の間にキャパシタ本体10が収容される。各フランジ部22は4つの辺22a、22b、22c、22dを有し、その上辺22aの間から各端子板13、14が引き出される。
四角形の皿状をしたパック部21はフランジ部22から延びてキャパシタ本体10の側部に面する四角形の枠状をしたパック側部23と、このパック側部23を結びキャパシタ本体10の端面に面するパック底部24とを有する。
キャパシタケース2は各ラミネートパック20のフランジ部22を熱融着したフランジシール部30を持つ。
各ラミネートパック20はその間にキャパシタ本体10を収容した状態で後述するシール装置50(図4参照)によって各フランジ部22の三辺22b、22c、22dどうしが熱融着された後、各端子板13、14が引き出される上辺22aに設けられる開口部から内部に電解液が注入され、キャパシタ本体10に対する電解液の含浸および電解精製の工程が行われ、余分な電解液が抜き取られた後、シール装置50によってこの上辺22aどうしが熱融着される。これによって四角形のリング状のフランジシール部30が形成され、キャパシタケース2が真空状態で密封される。
キャパシタケース2には図示しない圧力逃がしバルブが設けられ、キャパシタ本体10に発生するガスが圧力逃がしバルブを通って外部に排出されるようになっている。
図3はキャパシタケース2の正面図であり、フランジシール部30はフランジ部22に沿って各ラミネートパック20を帯状に熱融着した複数のシール帯部31を有し、各シール帯部31の間に熱融着されない非シール帯部32を形成している。
図3に示すように、フランジシール部30は帯状に延びる3条の第1段、第2段、第3段のシール帯部31と、各シール帯部31の間に残される2条の非シール帯部32とを有する。
各シール帯部31は各フランジ部22の全周に渡って四角形のリング状に延び、それぞれ単独でキャパシタケース2内を密封する。すなわち、フランジシール部30は各シール帯部31によって三重に密封されている。
各非シール帯部32は所定幅の帯状に延び、隣り合う各シール帯部31が全周に渡って離れるようにしている。
図4はキャパシタケース2にフランジシール部30を形成する工程を示す断面図であり、シール装置50は対のヒータ61を備え、各ヒータ61の間で各フランジ部22を挟んで加熱する。
ヒータ61はその外郭となるヒータ本体52と、このヒータ本体52を加熱するヒータ発熱体63を備える。ヒータ本体52は例えば銅板によって形成される。ヒータ発熱体63は例えばニクロム線によって形成される。なお、ヒータ発熱体63はこれに限らずインパルスヒータ等を用いても良い。
ヒータ61のヒータ本体52は、フランジ部22を押圧する平板状の押圧部53と、この押圧部53に開口する2条の溝部54とを有する。
なお、これに限らず、ヒータ61はヒータ本体52の平坦な押圧部53に溝部を形成せず、ヒータ発熱体63に溝部を形成しても良い。
シール装置50は各ヒータ61の間で各フランジ部22を挟んで所定温度(例えば200℃程度)に加熱することにより、各フランジ部22は各押圧部53の間に挟まれる部位が融着して3条のシール帯部31となり、各溝部54に挟まれる部位が融着せずに2条の非シール帯部32となる。
以上のように構成されて、次に作用及び効果について説明する。
電気二重層キャパシタ1の充放電が行われる作動時にて、図5に示すように、圧力逃がしバルブの作動不良等に起因してキャパシタケース2内の圧力が高まった状態では、内側の第1段シール帯部31のキャパシタケース2内に面する部位に各フランジ部22どうしを離そうとする応力が集中し、この応力集中部に部分的な亀裂が入り、このような使用状態が長時間続くと、この亀裂が次第に拡がり、遂にはこの第1段シール帯部31が開いてしまう。
こうして第1段シール帯部31が開いた場合、中間の第2段シール帯部31がキャパシタケース2内の圧力を受け、この第2段シール帯部31のキャパシタケース2内に面する部位に各フランジ部22を離そうとする応力が集中し、この応力集中部に部分的な亀裂が入り、このような使用状態が長時間続くと、この亀裂が次第に拡がり、遂にはこの第2段シール帯部31が開いてしまう。
こうして第2段シール帯部31が開いた場合、外側の第3段シール帯部31がキャパシタケース2内の圧力を受け、この第3段シール帯部31のキャパシタケース2内に面する部位に各フランジ部22を離そうとする応力が集中し、この応力集中部に部分的な亀裂が入り、このような使用状態が長時間続くと、この亀裂が次第に拡がり、遂にはこの第3段シール帯部31が開き、フランジシール部30が開封する。
図6はキャパシタケース2内の高圧状態において、各シール帯部31に亀裂が進行する様子を示す。フランジシール部30は第1段シール帯部31、第2段シール帯部31、第3段シール帯部31が段階的に開くため、フランジシール部30が開封するまでかかる時間を従来のキャパシタケースの融着シール部に比べて大幅に長くすることができる。なお、図6に示す従来装置は同じ大きさのフランジシール部に単一のシール帯部を形成したものである。
これは、各シール帯部31に亀裂が入る破壊起点は各フランジ部22の合わせ面の境界部にあり、ラミネートフィルムの強度限界を超えると亀裂進行が始まるが、この亀裂が入り始めるまでの時間は、亀裂が拡がる時間に比べて長くなる特性があるため、フランジシール部30に複数のシール帯部31に分ける非シール帯部32を形成することにより、フランジシール部30が開封するまでかかる時間を従来のキャパシタケースの融着シール部に比べて大幅に長くすることができる。
なお、各シール帯部31の条数は要求されるキャパシタケース2の耐久性等に応じて任意に設定される。
本参考例では、キャパシタ本体10を電解液と共に収容するキャパシタケース2を備え、このキャパシタケース2として対のラミネートパック20を設け、各ラミネートパック20は皿状をしたパック部21と、このパック部21の周縁部から拡がるフランジ部22とを有し、シール装置50によって各フランジ部22どうしを熱融着してキャパシタケース2を密封するフランジシール部30を形成する電気二重層キャパシタ1において、フランジシール部30はフランジ部22に沿って各ラミネートパック20を帯状に熱融着した複数のシール帯部31を有し、各シール帯部31の間に熱融着されない非シール帯部32を形成するため、キャパシタケース2内の圧力が高まった状態にて一つのシール帯部31に亀裂が入って開封しても、次のシール帯部31に亀裂が入るまでに時間がかかることにより、フランジシール部30が開封するまでかかる時間を従来のキャパシタケースの融着シール部に比べて大幅に長くすることができる。
他の参考例として、図7に示すように、フランジシール部30として、各フランジ部22の3つの辺22b、22c、22dに渡ってコの字形帯状に延びる3条の袋シール帯部33を形成するとともに、各ラミネートパック20の間にキャパシタ本体10と電解液を収容した後に各フランジ部22の残る上辺22aに直線状に延びる1条の上辺シール帯部34を各袋シール帯部33と直交するように形成しても良い。
この場合、各シール帯部33の両端部と各上辺シール帯部34の両端部が互いに交差することにより、両者の接続が確実に行われる。
また、1条の上辺シール帯部34が延びる各フランジ部22の上辺22aは、3条の各シール帯部33が延びる各フランジ部22の3辺22b、22c、22dに比べてフランジシール部30が開封するまでにかかる時間が短くなる可能性があるが、この辺22aが上方に向くようにキャパシタケース2を配置することにより、この辺22aの開封部分から電解液が洩れ出すことを防止できる。
なお、これに限らず、各フランジ部22上辺22aに複数条の上辺シール帯部34をその間に非シール帯部介して形成しても良い。この場合、各上辺シール帯部34が各袋シール帯部33の両端部と格子状に交差することにより、両者の接続が確実に行われる。
本参考例では、フランジシール部30として、各ラミネートパック20を袋状に結合する各袋シール帯部33を形成し、各ラミネートパック20の間にキャパシタ本体10を収容した後に各袋シール帯部33の両端部と交差するように延びる上辺シール帯部34を形成したため、各袋シール帯部33と上辺シール帯部34間に要求される位置精度を低くすることが可能となり、ラミネートパック20を確実に密封することができる。
次に図8の(a),(b)に示す本発明の実施形態を説明する。
図8の(a)は電気二重層キャパシタ1の横断面図であり、図8の(b)は電気二重層キャパシタ1の横断面図と縦断面図である。
電気二重層キャパシタ1は対のラミネートパック20の周縁部を熱融着して密封されるキャパシタケース2を備え、このキャパシタケース2内にキャパシタ本体10を電解液と共に収容している。
キャパシタ本体10は、活性炭電極(分極性電極)と集電極(アルミ電極)とセパレータとを積層して形成される。1対の活性炭電極間に介在するセパレータは、紙や樹脂の多孔質膜からなる。集電極は、矩形状のアルミニウム箔からなり、その矩形平面の一辺に片側へ寄せて帯状のリード部12が一体に成形される。これらのリード部12は、同極どうしが結束され、1対の各端子板13、14に対応する極性の結束部が接合される。各端子板13、14は短尺状のアルミ板によって形成される。
キャパシタケース2のラミネートパック20の材料となるラミネートフィルムは、例えばアルミ箔等の金属製中間層とPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、ナイロン樹脂、PP(ポリプロピレン)樹脂等からなる柔軟な積層フィルムとを積層して形成される。ラミネートパック20はPP樹脂層がキャパシタケース2の内側に面するように形成される。
ラミネートパック20はラミネートフィルムを冷間成型して形成され、四角形の皿状をしたパック部21と、このパック部21の周縁部に平板状に拡がるフランジ部22とを有する。各ラミネートパック20のパック部21を互いに向き合うように組み合わせ、各パック部21の間にキャパシタ本体10が収容される。各フランジ部22は4つの辺22a、22b、22c、22dを有し、その上辺22aの間から各端子板13、14が引き出される。
四角形の皿状をしたパック部21はフランジ部22から延びてキャパシタ本体10の側部に面する四角形の枠状をしたパック側部23と、このパック側部23を結びキャパシタ本体10の端面に面するパック底部24とを有する。
各ラミネートパック20はその間にキャパシタ本体10を収容した状態で後述するシール装置50(図9参照)によって各フランジ部22の三辺22b、22c、22dどうしが熱融着された後、各端子板13、14が引き出される上辺22aに設けられる開口部から内部に電解液が注入され、キャパシタ本体10に対する電解液の含浸および電解精製の工程が行われ、余分な電解液が抜き取られた後、シール装置50によってこの上辺22aどうしが熱融着される。これによって四角形のリング状のフランジシール部30が形成され、キャパシタケース2が真空状態で密封される。
キャパシタケース2の補強部材として、キャパシタ本体10を収容する袋状のラッピングフィルム40が設けられる。このラッピングフィルム40は各ラミネートパック20の内側層と同じ材質からなり、この場合にPP樹脂が用いられる。
ラッピングフィルム40と各ラミネートパック20のパック部21を接合する融着接合部41が設けられる。融着接合部41はフランジシール部30の内側に対峙するラッピングフィルム40を各パック側部23に渡って接合し、キャパシタケース2内の圧力上昇時にフランジシール部30が開かないようにする。
図9はキャパシタケース2にフランジシール部30、融着接合部41を形成する工程を示す断面図であり、シール装置50は対のヒータ61を備え、各ヒータ61の間で各フランジ部22を挟んで加熱するとともに、各ヒータ61を各パック側部23に押し付けて加熱するものである。
ヒータ61はその外郭となる本体62と、この本体62を加熱するヒータ発熱体63を備える。本体62は例えば銅板によって形成される。ヒータ発熱体63は例えばニクロム線によって形成される。なお、ヒータ発熱体63はこれに限らずインパルスヒータ等を用いても良い。
融着時に、図示しない加圧装置を用いてラッピングフィルム40内を加圧し、ラッピングフィルム40を各ラミネートパック20に押し付ける。
そして、各ヒータ61の間で各フランジ部22を挟むことと、各ヒータ61が各パック側部23を押圧することを同時に行い、各ヒータ61に接する部位を所定温度(例えば200℃程度)に加熱することにより、ラミネートパック20は各フランジ部22どうしが融着されてフランジシール部30が形成されるとともに、各パック側部23とラッピングフィルム40が融着されて融着接合部41が形成される。
なお、これに限らず、各ヒータ61の間で各フランジ部22を挟むことと、各ヒータ61が各パック側部23を押圧することを分けて段階的に行うようにしてもよい。
また、融着時に、ラッピングフィルム40内を加圧せずに、各ヒータ61を各ラミネートパック20のパック側部23に押し付け、このパック側部23をラッピングフィルム40に押し付けるようにしても良い。
以上のように構成されて、電気二重層キャパシタ1の充放電が行われる作動時にて、図10に示すように、キャパシタケース2内の圧力が高まった状態では、ラッピングフィルム40が各ラミネートパック20のパック側部23どうしが離れないように引っ張ることにより、フランジシール部30のキャパシタケース2内に面する部位に各フランジ部22を離そうとする応力が生じることを抑えられ、フランジシール部30に亀裂が入って開封することを防止できる。
本実施形態では、キャパシタ本体10を電解液と共に収容するキャパシタケース2を備え、このキャパシタケース2として対のラミネートパック20を設け、各ラミネートパック20は皿状をしたパック部21と、このパック部21の周縁部から拡がるフランジ部22とを有し、シール装置50によって各フランジ部22どうしを熱融着してキャパシタケース2を密封するフランジシール部30を形成する電気二重層キャパシタ1において、フランジシール部30にキャパシタケース2の内側から対峙して各パック部21に渡って接合する補強部材(ラッピングフィルム40)を設けたため、キャパシタケース2内の圧力が高まった状態にて、ラッピングフィルム40が各ラミネートパック20のパック側部23どうしが離れないように引っ張ることにより、フランジシール部30に亀裂が入って開封することを防止できる。
本実施形態では、補強部材としてキャパシタ本体10を収容する袋状のラッピングフィルム40を設けたため、補強部材をキャパシタケース2とキャパシタ本体10の間に介装することが容易に行え、電気二重層キャパシタ1の生産性を高められる。
本実施形態では、シール装置50によってフランジシール部30を形成するのと同時に、共通のシール装置50によってラッピングフィルム40を各パック部21に熱融着して融着接合部41を形成するため、フランジシール部30と融着接合部41とが同時に形成され、電気二重層キャパシタ1の生産性を高められる。
次に図11の(a),(b)に示す他の実施形態を説明する。これは基本的には図8の(a),(b)の実施形態と同じ構成を有し、補強部材として、キャパシタ本体10の側部と各ラミネートパック20のパック側部23の間に介装される4枚の補強フィルム45が設けられる。この補強フィルム45は各ラミネートパック20の内側層と同じ材質からなり、この場合にPP樹脂が用いられる。
補強フィルム45と各ラミネートパック20を接合する融着接合部46が設けられる。融着接合部46はフランジシール部30の内側に対峙する補強フィルム45を各ラミネートパック20に渡って接合し、キャパシタケース2内の圧力上昇時にフランジシール部30が開かないようにする。
本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
参考例を示す電気二重層キャパシタの正面図と側面図。 同じく電気二重層キャパシタの分解斜視図。 同じく電気二重層キャパシタの正面図。 同じくシール装置の断面図。 同じく電気二重層キャパシタの作動状態を示す断面図。 同じく亀裂の進行長さと経過時間の関係を示す特性図。 他の参考例を示す電気二重層キャパシタの正面図。 本発明の実施形態を示す電気二重層キャパシタの横断面図と縦断面図。 同じくシール装置の断面図。 同じく電気二重層キャパシタの作動状態を示す断面図。 他の実施形態を示す電気二重層キャパシタの横断面図と縦断面図。
符号の説明
1 電気二重層キャパシタ
2 キャパシタケース
10 キャパシタ本体
12 リード部
13、14 端子板
20 ラミネートパック
21 パック部
22 フランジ部
22a、22b、22c、22d フランジ部の辺
23 パック側部
24 パック底
0 ラッピングフィルム
41 融着接合部
45 補強フィルム
46 融着接合部
50 シール装
1 ヒータ
63 ヒータ発熱体

Claims (2)

  1. キャパシタ本体を電解液と共に収容するキャパシタケースを備え、このキャパシタケースとして対のラミネートパックを設け、この各ラミネートパックは四角形の皿状をしたパック部と、このパック部の周縁部から拡がるフランジ部とを有し、シール装置によって前記各フランジ部の前記キャパシタケースの内側から延びる面どうしを接合させて前記各フランジ部どうしを熱融着して前記キャパシタケースを密封するフランジシール部を形成する電気二重層キャパシタにおいて、前記フランジシール部に前記キャパシタケースの内側から対峙して前記各パック部に渡って接合する補強部材を設け、前記各パック部は前記フランジ部から延びて前記キャパシタ本体の側部に面する四角形の枠状をしたパック側部を有し、前記フランジシール部の内側に対峙する前記補強部材を前記各パック側部に渡って接合し、前記補強部材として前記キャパシタ本体を収容する袋状のラッピングフィルムを設けることを特徴とする電気二重層キャパシタ。
  2. 前記シール装置によって前記フランジシール部を形成するのと同時に、共通の前記シール装置によって前記補強部材を前記各パック部に熱融着して前記融着接合部を形成することを特徴とする請求項1に記載の電気二重層キャパシタ。
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