JP2015135734A - 蓄電素子 - Google Patents

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久幸 山根
中村 拓
Hiroshi Nakamura
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Minoru Hirata
稔 平田
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Abstract

【課題】電極体のセパレータに接合部を設けた蓄電素子において、容器内への電解液の注液効率を向上させた蓄電素子を提供する。
【解決手段】電極体8は正極シートの端部を包むようにセパレータを接合した接合部を備える。電極体注液口29Aは、電極体8の接合部と反対側の端部26bと対向しないように、容器本体3の長側壁6aに設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、非水電解質二次電池を含む電池及びキャパシタのような蓄電素子に関する。
非水電解質二次電池を含む電池及びキャパシタのような蓄電素子は、容器と、容器内に収容された電極体と、容器内に充填された電解液を備える。電極体には、いずれも帯状である正極シート、負極シート、及び2枚のセパレータを重ね合わせて巻回した構造のものがある。正極シート及び負極シートの両面には活物質層が設けられ、幅方向の一端には活物質層が形成されず金属箔が露出するリードが設けられている。正極シートと負極シートとの間にはセパレータが介在している。リードはセパレータの幅方向の両端のいずれか一方から突出している。
特許文献1に開示された二次電池が備える電極体は、正極シート及び/又は負極シートのリードとは反対側の幅方向の一端に、2枚のセパレータを接合した接合部を備える。接合部は、例えば巻回時に2枚のセパレータをヒートローラで熱融着することで形成される。接合部を設けることで、正極シート及び/又は負極シートのリードとは反対側の一端が2枚のセパレータで包まれ、この部分への異物の接触が防止される。異物には、例えば正極シート及び/又は負極シートのリードを集電体に超音波溶接する際に発生した金属片がある。
特開2011−216399号公報
特許文献1に記載されたものを含め、従来の蓄電素子では、電極体のセパレータに接合部を設けた場合の容器内への電解液の注液効率について、十分な検討はなされていない。
本発明は、電極体のセパレータに接合部を設けた場合の容器内への電解液の注液効率向上に関する。
本発明は、正極金属箔に正極活物質層を設けた正極シートと、負極金属箔に負極活物質層を設けた負極シートと、第1及び第2のセパレータとを、前記正極シートと前記負極シートとの間に前記第1又は第2のセパレータが介在するように積層してなり、前記正極シート又は前記負極シートを前記第1及び第2のセパレータで包むように前記第1のセパレータと前記第2のセパレータとを接合した接合部と、前記第1のセパレータと前記第2のセパレータとを接合しない非接合部とを備える電極体と、前記電極体が収容される内部空間を画定する周壁を備える容器と、前記非接合部と対向する位置以外の前記容器の前記周壁に設けられた、前記内部空間に電解液を注液するための注液口とを備える蓄電素子を提供する。
例えば、前記電極体は、前記正極シートと前記負極シートとの間に前記第1又は第2のセパレータが介在するように重ね合わせて巻回軸回りに巻回してなり、前記接合部は、前記電極体の前記巻回軸が延びる方向の一方の端部に設けられ、前記注液口は、前記接合部に対して前記巻回軸が延びる方向の反対側の前記電極体の端部と対向する位置以外の前記容器の前記周壁に設けられている。
具体的には、前記電極体の側部は、前記巻回軸を挟んで対向して配置されて前記巻回軸に沿って延びる一対の平坦部と、前記平坦部を連結する一対の湾曲部とを備え、前記容器の前記周壁は、前記一対の平坦部と対向する一対の第1壁部と、前記一対の湾曲部と対向する一対の第2壁部と、前記電極体の前記巻回軸が延びる方向の一対の前記端部と対向する一対の第3壁部とを備え、前記注液口は、前記電極体の湾曲部と前記第1壁部の内面との間に連通するように、前記第1壁部に設けられている。
代案としては、前記電極体の側部は、前記巻回軸を挟んで対向して配置されて前記巻回軸に沿って延びる一対の平坦部と、前記平坦部を連結する一対の湾曲部とを備え、前記容器の前記周壁は、前記一対の平坦部と対向する一対の第1壁部と、前記一対の湾曲部と対向する一対の第2壁部と、前記電極体の前記巻回軸が延びる方向の一対の前記端部と対向する一対の第3壁部とを備え、前記注液口は、前記電極体の前記巻回軸が延びる方向の前記一対の端部のうち前記接合部とは反対側の前記端部に対向する前記第3壁部に設けられている。
注液口は非接合部と対向する位置以外の容器の周壁に設けられている。そのため、注液口から容器内の内部空間に注液された電解液は、まず電極体と容器の周壁との間に画定される隙間(流動抵抗が相対的に小さい)へ流入し、内部空間内に電解液が溜まっていく。内部空間内に溜まった電解液量が増加した後に、非接合部から電極体を構成する正極及び負極シートの間(流動抵抗が相対的に大きい)に電解液が浸透する。その結果、注液口から容器内の内部空間への電解液の注液効率が向上する。
本発明の第1実施形態に係る非水電解質二次電池の分解斜視図。 図1の非水電解質二次電池の断面図。 図2のIII-III線での断面図。 図1のIV-IV線での電極体の模式的な断面図。 電極体の製造装置の模式図。 熱融着部の模式図。 本発明の第2実施形態に係る非水電解質二次電池の分解斜視図。 図7の非水電解質二次電池の断面図。 図8のIX-IX線での断面図。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「側」、「端」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。
(第1実施形態)
図1から図3は本発明の第1実施形態に係る非水電解質二次電池(以下、単に電池という)1を示す。電池1の容器2は、上端に開口2aを有する容器本体3と、容器本体3の開口2aを閉鎖する蓋体(第2壁部)4とを備える。
本実施形態における容器本体3は、全体として概ね扁平な直方体状である。容器本体3は、蓋体4と概ね同一の形状及び寸法を有する細長い長方形状の底壁(第2壁部)5を備える。また、容器本体3は底壁5の周縁から立ち上がる周壁6を備える。周壁6は、底壁5の長辺から立ち上がる互いに対向する一対の長側壁(第1壁部)6a,6bと、底壁5の短辺から立ち上がる互いに対向する一対の短側壁(第3壁部)6c,6dを備える。長側壁6a,6bと短側壁6c,6dの上端により容器本体3の開口2aが形成されている。開口2aは、蓋体4を長側壁6a,6bと短側壁6c,6dの上端に溶接することで閉じられている。
容器2の内部(内部空間7)には、電極体8が収容されている。電極体8は後に詳述する正極及び負極リード9A,9Bを備え、これらのリード9A,9Bは、それぞれ正極及び負極の集電体10A,10Bの脚部10aに電気的に接続されている。正極及び負極の集電体10A,10Bは、蓋体4から外部に突出するボルト状の接続部11aを有する正極及び負極の外部端子11A,11Bにそれぞれ電気的に接続されている。集電体10A,10Bと蓋体4の下面との間に下パッキン13が介装され、外部端子11A,11Bと蓋体4の上面との間には上パッキン12が介装されている。
図4を併せて参照すると、電極体8は、いずれも一定幅の長尺な帯状である正極シート15、負極シート16、及び微多孔性樹脂シートからなる2枚のセパレータ17,18を重ね合わせ、高扁平率の楕円筒状に巻回したものである。正極シート15、負極シート16、及び2枚のセパレータ17,18の巻回の軸線(巻回軸)は図において符号Lで概念的に示されている。正極シート15の一つの層と、それに隣接する負極シート16の一つの層との間には、2枚のセパレータ17,18のうちの一方が介在している。
正極シート15は、帯状の正極金属箔19と、この正極金属箔19の両面に形成された正極活物質層21とを備える。正極シート15の幅方向の一方(図4において右側)の端部15aでは、正極活物質層21が正極金属箔19の側縁まで設けられている。正極シート15の幅方向の他方(図4において左側)の端部15bには、正極活物質層21を設けずに正極金属箔19を露出させた正極リード9Aが設けられている。
負極シート16は帯状の負極金属箔22と、この負極金属箔22の両面に形成された負極活物質層23とを備える。負極シート16の幅方向の一方側(図4において左側)の端部16bでは、負極活物質層23が負極金属箔22の側縁まで設けられているが、負極シート16の幅方向の他方(図4において右側)の端部16aには、負極活物質層23を設けずに負極金属箔22を露出させた負極リード9Bが設けられている。
2枚のセパレータ17,18は、幅方向の一方の端部17a,18a(図4において右側の端部)の位置と、他方の端部17b,18b(図4において左側の端部)の位置とが、いずれも揃えられている。正極シート15と負極シート16は、正極リード9Aと負極リード9Bが2枚のセパレータ17,18の幅方向の端部17a〜18bの一方から突出するように、セパレータ17,18に対して幅方向の位置をずらしている。正極シート15については、正極リード9Aを設けた端部15bがセパレータ17,18の図4において左側の端部17b,18bから突出し、正極リード9Aとは反対側の端部15aはセパレータ17,18の図4において右側の端部17a,18aよりも幅方向の内側に位置している。負極シート16については、負極リード9Bを設けた端部16aがセパレータ17,18の図4において右側の端部17a,18aから突出し、負極リード9Bとは反対側の端部16bはセパレータ17,18の図4において左側の端部17b,18bよりも幅方向の内側に位置している。
図1に示すように、セパレータ17,18から突出する正極リード9Aと負極リード9Bはクリップ24を介して集電体10A,10Bの脚部10aに接続されている。例えば、リード9A,9Bとクリップ24が超音波溶接され、クリップ24と集電体10A,10Bの脚部10aが超音波溶接される。
セパレータ17,18の一方(図4において右側)の端部17a,18aでは、これらのセパレータ17,18を互いに接合した接合部25を設けている。接合部25は、概ね一定の幅W1(図6参照)で正極及び負極シート15,16とセパレータ17,18の巻回方向(セパレータ17,18の長手方向)に連続して設けられている。本実施形態では、2枚のセパレータ17,18を熱融着することで接合部25を形成している。2枚のセパレータ17,18を機械的に圧着することでも接合部25を形成できる。超音波溶着、及びテープによる溶着を含むその他の方法によっても接合部25を形成できる。接合部25を設けたことで、正極シート15の端部15a(正極リード9Aとは反対側の端部)はセパレータ17,18で包まれている。
正極シート15の端部15aをセパレータ17,18で包むことで、この部分への異物の接触が防止される。異物には、例えば負極シート16の負極リード9Bをクリップ24に超音波溶接する際に発生する金属片がある。正極シート15の正極金属箔19がアルミニウム製で負極シート16の負極金属箔22が銅製の場合がある。負極シート16の負極リード9B、つまり負極金属箔22をクリップ24に超音波溶接する際に銅片が発生し、この銅片が正極シート15と接触すると、銅片が電気化学的に溶解し、イオンとなった銅が負極シート16上に到達すると、負極シート16上に銅が析出し、析出した銅がセパレータを突き破って正極と通電して微小な電流が流れ、電池電圧が低下する。セパレータ17,18の接合部25を設けてアルミニウム製の正極金属箔19を備える正極シート15を覆うことで、銅片が正極シート15に接触して電気化学的に溶解することを防止できる。
図1及び図3に最も明瞭に表れているように、楕円筒状である電極体8の外形は、巻回軸Lが延びる方向に対向する端部26a,26bと、側部27を備える。側部27は、巻回軸Lを挟んで対向して配置されて巻回軸Lに沿って延びる一対の平坦部27a,27bと、平坦部27a,27bを連結する一対の湾曲部27c,27dを備える。電極体8は湾曲部27c,27dが上下方向に対向する姿勢で容器2の内部空間7に収容されている。具体的には、容器本体3の周壁6のうち長側壁6a,6bが電極体8の平坦部27a,27bと対向する。また、容器本体3の周壁6のうち短側壁6c,6dが電極体8の端部26a,26bと対向する。さらに、蓋体4が湾曲部27dと対向し、容器本体3の底壁5が湾曲部27cと対向する。
容器本体3の周壁6のうち長側壁6aに、容器2の内部空間7に電解液28を注液するための注液口29Aが設けられている。注液口29Aは長側壁6aを厚み方向に貫通するように設けられている。図3に最も明瞭に示すように、注液口29Aは、電極体8の湾曲部27cと蓋体4の内面との間の隙間に連通するように長側壁6aの上端付近、言い換えれば長側壁6aの蓋体4側(底壁5とは反対側)に配置されている。さらに言い換えれば、注液口29Aはセパレータ17,18が接合されていない非接合部(電極体8の端部26b)と対向する位置以外の容器本体3の周壁6に設けられている。この位置に設けられた注液口29Aは、電極体8の接合部25が設けられた端部26aと反対側の端部26bと対向していない。後に詳述するように、注液口29Aをこの位置に配置することで、注液口29Aから容器2の内部空間7への電解液28の注液効率を向上させることができる。
次に、この電池1の製造方法について説明する。
図5は電極体8の製造装置30の概念的な模式図である。製造装置30は、4個の供給ボビン31〜34を備える。供給ボビン31,32には、正極シート15と負極シート16がそれぞれコイル状に巻き付けられている。また、供給ボビン33,34には、セパレータ17,18がそれぞれコイル状に巻き付けられている。供給ボビン31〜34から巻き出された正極シート15、負極シート16、及び2枚のセパレータ17,18は、互いに重ね合わせられた状態で、巻回軸L回りに回転する巻枠35によって巻き取られる。巻枠35に巻き取られることで、重ね合わせた正極シート15、負極シート16、及び2枚のセパレータ17,18を多数回巻回した楕円筒状の電極体8が得られる。
製造装置30は熱融着部36を備える。図6を併せて参照すると、熱融着部36では供給ボビン33,34から巻き出された2枚のセパレータ17,18が重ね合わせされ、これらの間に供給ボビン31から巻き出された正極シート15が配置されている。正極シート15の正極リード9A側の端部15bは、セパレータ17,18の端部17b,18bから突出している。一方、正極シート15の正極リード9Aとは反対側の端部15aは、セパレータ17,18の端部17a,18aよりも幅方向の内側に位置している。熱融着部36は、端部17a,18aでセパレータ17,18を挟み込む一対のヒートローラ37A,37Bと、端部17b,18b付近でセパレータ17,18と正極シート15を挟み込む送りローラ38A,38Bを備える。ヒートローラ37A,37Bと送りローラ38A,38Bは、巻枠35に向けてセパレータ17,18と正極シート15を送る方向に回転する。熱融着部36を通過して接合部25が形成されたセパレータ17,18と正極シート15に供給ボビン32から巻き出された負極シート16が重ね合わせされ、巻枠35で巻き取られる。接合部25は熱融着ではなく、超音波溶着、機械的な圧着、及びテープによる接着を含むその他の方法によっても形成できる。
電極体8の正極及び負極リード9A,9Bは、外部端子11A,11B、上パッキン12、及び下パッキン13と共に蓋体4に装着された正負の集電体10A,10Bの脚部10aに接続される。その後、電極体8が容器本体3内に収容されるように、容器本体3の開口2aに蓋体4を装着する。さらに、蓋体4を容器本体3の周壁6に対して溶接により固定する。
続いて、容器2の内部空間7に電解液28を注液する。具体的には、容器2の内部空間7を予め減圧(真空引き)しておき、注液口29Aに電解液28の供給口(図示せず)を密着させる。電解液28は内部空間7(真空状態)と大気圧との圧力差によって注液口29Aから内部空間7へ噴射され、それによって電解液28が内部空間7に注液される。電解液28の注液完了後、例えば注液口29Aを塞ぐように配置した封止部材を周壁6の長側壁6aに溶接することで、注液口29Aを封口する。
前述のように、注液口29Aは、電極体8の湾曲部27cと蓋体4の内面との間の隙間に連通するように長側壁6aの上端付近に配置され、電極体8の接合部25が設けられた端部26aと反対側の端部26bと対向していない。そのため、注液口29Aから容器2内の内部空間7に注液された電解液28は概ね以下の傾向で流れる。まず、電解液28は、電極体8の平坦部27a,27bと容器本体3の長側壁6a,6bの間の隙間を通って電極体8の湾曲部27cと容器本体3の底壁5との間の隙間へ向かう(図1の矢印A1参照)。注液量の増加に伴い、電極体8の平坦部27a,27bと容器本体3の長側壁6a,6bの間の隙間にも電解液28が進入し電解液28の液位が上昇する。電解液28の液位上昇に伴い、電極体8の平坦部27a,27bと容器本体3の長側壁6a,6bの間の隙間を介して、電極体8の接合部25が設けられた端部26aと反対側の端部26bに向かう(図1の矢印A2参照)。電極体8の端部26b(セパレータ17,18の接合部が設けられていない非接合部)に到達した電解液28は、電極体8を構成する正極シート15、負極シート16、及びセパレータ17,18の隙間に浸透する。
以上のように、注液口29Aに注液された電解液28は、電極体8と容器本体3の周壁6との間に画定される隙間(流動抵抗が相対的に小さい)へ流入し、内部空間7内に電解液が溜まっていく。そして、内部空間7内に溜まった電解液量が増加した後に、接合部25とは反対側の端部26b(非接合部)から電極体8を構成する正極シート15、負極シート16、及びセパレータ17,18の隙間(流動抵抗が相対的に大きい)に浸透する。つまり、まず電解液は流動抵抗が相対的に小さい隙間に流入後に、電極体8内に浸透する。そのため、注液口29Aから容器2内の内部空間7への電解液28の注液効率が向上する。
(第2実施形態)
図7から図9は本発明の第2実施形態に係る電池1を示す。本実施形態では、注液口29Bは、電極体8の一対の端部26a,26bのうち接合部25側の端部26aと対向する短側壁6cに設けられている。つまり、注液口29Aは、電極体8の接合部25とは反対側の端部26bと対向しない位置に設けられている。言い換えれば、注液口29Aはセパレータ17,18が接合されていない非接合部(電極体8の端部26b)と対向する位置以外の容器本体3の周壁6に設けられている。
注液口29Bから容器2内の内部空間7に注液された電解液28は概ね以下の傾向で流れる。まず、電解液28は、電極体8の接合部25側の端部26aと容器本体3の短側壁6cとの間の隙間を通って、電極体8の湾曲部27cと容器本体3の底壁5との間の隙間へ向かう(図7の矢印A3参照)。続いて、電解液28は電極体8の湾曲部27cと容器本体3の底壁5との間の隙間から電極体8の接合部25とは反対側の端部26bと容器本体3の短側壁6dとの間の隙間へ向かう(図7の矢印A4参照)。電極体8の端部26b(セパレータ17,18の接合部が設けられていない非接合部)に到達した電解液28は、電極体8を構成する正極シート15、負極シート16、及びセパレータ17,18の隙間に浸透する。
以上のように、注液口29Bから注液された電解液28は、電極体8と容器本体3の周壁6との間に画定される隙間(流動抵抗が相対的に小さい)へ流入し、内部空間7内に電解液が溜まっていく。そして、内部空間7内に溜まった電解液量が増加した後に、接合部25とは反対側の端部26b(非接合部)から電極体8を構成する正極シート15、負極シート16、及びセパレータ17,18の隙間(流動抵抗が相対的に大きい)に浸透する。つまり、まず電解液は流動抵抗が相対的に小さい隙間に流入後に、電極体8内に浸透する。そのため、注液口29Bから容器2内の内部空間7への電解液28の注液効率が向上する。
第2実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様である。
前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。例えば、注液口を複数個設けてもよい。また、接合部は負極シートを覆うように設けてもよい。本発明は、実施形態のようないわゆる巻回型の蓄電素子に限定されない。例えば、複数の平板状の正極シートと、複数の平板状の負極シートとを、平板状のセパレータを介在させて積層した蓄電素子(いわゆる積層型の蓄電素子)にも、本発明を適用できる。この場合、セパレータが接合されていない非接合部と対向する位置以外の容器の周壁に、注液口が形成される。さらに、非水電解質二次電池を例に本発明を説明したが、同様又は類似の構造の電極体を備える他の電池及びキャパシタに本発明を適用できる。
1 非水電解質二次電池
2 容器
2a 開口
3 容器本体
4 蓋体
5 底壁
6 周壁
6a,6b 長側壁
6c,6d 短側壁
7 内部空間
8 電極体
9A 正極リード
9B 負極リード
10A,10B 集電体
10a 脚部
11A,11B 外部端子
11a 接続部
12 上パッキン
13 下パッキン
15 正極シート
15a,15b 端部
16 負極シート
16a,16b 端部
17,18 セパレータ
17a,17b 端部
18a,18b 端部
19 正極金属箔
21 正極活物質層
22 負極金属箔
23 負極活物質層
24 クリップ
25 接合部
26a,26b 端部
27 側部
27a,27b 平坦部
27c,27d 湾曲部
28 電解液
29A,29B 注液口
30 製造装置
31,32,33,34 供給ボビン
35 巻枠
36 熱融着部
37A,37B ヒートローラ
38A,38B 送りローラ
L 巻回軸

Claims (4)

  1. 正極金属箔に正極活物質層を設けた正極シートと、負極金属箔に負極活物質層を設けた負極シートと、第1及び第2のセパレータとを、前記正極シートと前記負極シートとの間に前記第1又は第2のセパレータが介在するように積層してなり、前記正極シート又は前記負極シートを前記第1及び第2のセパレータで包むように前記第1のセパレータと前記第2のセパレータとを接合した接合部と、前記第1のセパレータと前記第2のセパレータとを接合しない非接合部とを備える電極体と、
    前記電極体が収容される内部空間を画定する周壁を備える容器と、
    前記非接合部と対向する位置以外の前記容器の前記周壁に設けられた、前記内部空間に電解液を注液するための注液口と
    を備える蓄電素子。
  2. 前記電極体は、前記正極シートと前記負極シートとの間に前記第1又は第2のセパレータが介在するように重ね合わせて巻回軸回りに巻回してなり、
    前記接合部は、前記電極体の前記巻回軸が延びる方向の一方の端部に設けられ、
    前記注液口は、前記接合部に対して前記巻回軸が延びる方向の反対側の前記電極体の端部と対向する位置以外の前記容器の前記周壁に設けられている、請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記電極体の側部は、前記巻回軸を挟んで対向して配置されて前記巻回軸に沿って延びる一対の平坦部と、前記平坦部を連結する一対の湾曲部とを備え、
    前記容器の前記周壁は、前記一対の平坦部と対向する一対の第1壁部と、前記一対の湾曲部と対向する一対の第2壁部と、前記電極体の前記巻回軸が延びる方向の一対の前記端部と対向する一対の第3壁部とを備え、
    前記注液口は、前記電極体の湾曲部と前記第1壁部の内面との間に連通するように、前記第1壁部に設けられている、請求項2に記載の蓄電素子。
  4. 前記電極体の側部は、前記巻回軸を挟んで対向して配置されて前記巻回軸に沿って延びる一対の平坦部と、前記平坦部を連結する一対の湾曲部とを備え、
    前記容器の前記周壁は、前記一対の平坦部と対向する一対の第1壁部と、前記一対の湾曲部と対向する一対の第2壁部と、前記電極体の前記巻回軸が延びる方向の一対の前記端部と対向する一対の第3壁部とを備え、
    前記注液口は、前記電極体の前記巻回軸が延びる方向の前記一対の端部のうち前記接合部とは反対側の前記端部に対向する前記第3壁部に設けられている、請求項2に記載の蓄電素子。
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