JP6931524B2 - 断線検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁弁のソレノイドコイルに繋がる配線の断線を検出する断線検出装置に関する。
電磁弁は、エンジンに供給するオイルの流量や船舶の操舵を切替制御する目的などに幅広く用いられている。電磁弁は、ソレノイドコイルに電流を流すか否かで、開閉が切替制御される。船舶用の電磁弁のソレノイドコイルに電流を流すか否かを制御する回路は、ノイズを避ける目的や電磁弁の設置場所を確保する必要性などから、電磁弁から遠く離れた場所に配置されることがある。この場合、電磁弁のソレノイドコイルと、ソレノイドコイルを制御する回路とを電気的に接続するための配線を船舶内で引き回さなければならない。
配線の全長が長くなるほど、断線の可能性が高くなる。船舶のような大型の乗物では、配線が断線しても容易には気付かないことが多く、制御対象が正常に作動しないことで、初めて断線が生じたことを把握することになり、船舶の航行に支障が出かねない。
ソレノイドコイルに電流を流すか否かを制御する回路内の電流は、ソレノイドコイルに電流を流している期間内は様々な要因で変動する。よって、ソレノイドコイルに電流を流している期間内に、ソレノイドコイルに繋がる配線の断線を検出するのは容易ではない。そこで、ソレノイドコイルに電流を流していない期間内に配線の断線検出を行う手法が提案されている(特許文献1参照)。
特許5233760号公報
特許文献1には、ソレノイドコイルに電流を流していないときに断線検出を行う手法が開示されているが、ソレノイドコイルに電流をながしている最中に断線検出を行うことは開示されていない。断線はどのようなタイミングで起きるか事前には把握できないため、ソレノイドコイルに電流を流しているか否かにかかわらず、迅速に断線を検出できるようにするのが望ましい。
電磁弁のソレノイドコイルは誘導負荷であるため、ソレノイドコイルに流れる電流は流し始めてから一定の傾斜で定常電流まで徐々に増大する。よって、ソレノイドコイルに電流を流し始めてから所定期間内は、ソレノイドコイルに流れる電流は、定常電流よりも少ない状態であり、この期間内に誤って断線と判断してしまうおそれもある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、電磁弁のソレノイドコイルに繋がる配線の断線を迅速に誤りなく検出できるようにした断線検出装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様では、電磁弁のソレノイドコイルに電流を流すか否かを切替制御する第1スイッチング素子と、
前記第1スイッチング素子がオン時に、前記ソレノイドコイルに繋がる配線の断線を検出する第1断線検出回路と、
前記第1スイッチング素子がオフ時に、前記配線の断線を検出する第2断線検出回路と、を備える、断線検出装置が提供される。
前記第1断線検出回路と前記第2断線検出回路との少なくとも一方で所定時間にわたって継続して断線が検出された場合に、前記配線が断線したことを報知する第1信号を出力する断線信号生成部と、を備えてもよい。
前記断線信号生成部は、前記電磁弁の開閉状態が切り替わってから前記所定時間は、前記第1信号の出力を禁止してもよい。
前記第1断線検出回路および前記第2断線検出回路の少なくとも一方で前記配線の断線が検出されたときに、前記断線が検出されたことを示す第2信号を生成する断線検出合成部を備え、
前記断線信号生成部は、前記第2信号が前記所定時間にわたって継続して検出された場合に、前記第1信号を出力してもよい。
前記断線信号生成部は、抵抗と、キャパシタとを有し、
前記所定時間は、前記抵抗と前記キャパシタとの時定数に応じた時間であってもよい。
前記断線信号生成部は、前記第1断線検出回路と前記第2断線検出回路との少なくとも一方で断線が検出されると、カウント動作を開始し、断線が継続して検出されている間カウントアップするカウンタを有し、
前記所定時間は、前記カウンタのカウント値が所定値になる時間であってもよい。
前記第1断線検出回路は、
前記第1スイッチング素子がオン時に前記ソレノイドコイルを流れる電流を検出する第1電流検出部と、
前記第1電流検出部で検出された電流が所定の閾値以下であるか否かを判定し、前記閾値以下のときに断線したと判断する電流判定部と、を有してもよい。
前記第2断線検出回路は、
前記第1スイッチング素子がオフ時に、前記第1スイッチング素子に並列接続された経路を流れる電流を検出する第2電流検出部と、
前記第2電流検出部で検出された電流によりオンまたはオフする第2スイッチング素子と、を備えてもよい。
前記第2電流検出部として動作し、前記第1スイッチング素子に並列接続された経路に電流が流れると発光する発光素子と、
前記第2スイッチング素子として動作し、前記発光素子が発光するとオンする受光素子と、を互いに電気的に絶縁させて近接配置したフォトカップラを備えてもよい。
複数の電磁弁に繋がる複数の配線の断線をそれぞれ検出する複数の断線検出器と、
前記複数の断線検出器の少なくとも一つで断線が検出されると、前記複数の配線の少なくとも一つで断線が生じたことを報知する第3信号を生成する配線群断線検出部と、を備え、
前記複数の断線検出器のそれぞれは、前記第1スイッチング素子、前記第1断線検出回路および前記第2断線検出回路を有してもよい。
前記電磁弁は、船舶設備の切替に用いられるものであってもよい。
本発明によれば、電磁弁のソレノイドコイルに繋がる配線の断線を迅速に誤りなく検出することができる。
本発明の第1の実施形態による断線検出装置の回路図。 断線信号生成部の具体的な構成例を示す図。 断線信号生成部の具体的な構成例を示す図。 断線信号生成部の具体的な構成例を示す図。 断線信号生成部の具体的な構成例を示す図。 図1の断線検出装置のタイミング図。 一比較例による断線検出装置のタイミング図。 第2の実施形態による断線検出装置の回路図。 図4の断線検出装置のタイミング図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。以下では、主に、船舶に搭載される電磁弁のソレノイドコイルに繋がる配線の断線を検出する断線検出装置について説明する。ただし、本実施形態による断線検出装置は、船舶以外の種々の装置に搭載される電磁弁のソレノイドコイルに繋がる配線の断線を検出する目的にも適用可能である。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態による断線検出装置1の回路図である。図1の断線検出装置1は、ドライブトランジスタ(第1スイッチング素子)2と、第1断線検出回路3と、第2断線検出回路4とを備えている。
ドライブトランジスタ2は、電磁弁のソレノイドコイルLに電流を流すか否かを切替制御する。図1のドライブトランジスタ2は、NPNバイポーラトランジスタの例を示しているが、PNPバイポーラトランジスタやFET(Field Effect Transistor)で構成してもよい。図1のドライブトランジスタ2は、ベース電圧がハイのときにオンして、ソレノイドコイルLに電流を流す。ソレノイドコイルLに電流を流すか否かで電磁弁の開閉を切替制御する。
第1断線検出回路3は、ドライブトランジスタ2がオン時に、すなわちソレノイドコイルLに電流が流れているときに、ソレノイドコイルLに繋がる配線の断線を検出する。船舶に搭載される電磁弁は、図1の断線検出装置から遠く離れた場所に設置される場合があり、ソレノイドコイルLに繋がる配線が長くなって、断線しやすくなる。このため、第1断線検出回路3は、ソレノイドコイルLに電流が流れている状態で断線を検出する。
第1断線検出回路3は、電流センサ5と、電流判定部6とを有する。電流センサ5は、ソレノイドコイルLに直列接続されている。より詳細には、電源電圧ノードVccと接地ノードとの間に、ソレノイドコイルLと、電流センサ5と、ドライブトランジスタ2とが直列接続されている。ソレノイドコイルLを流れる電流は、電流センサ5を流れた後、ドライブトランジスタ2のコレクタ−エミッタ間を流れて、接地ノードに導かれる。電流センサ5は、ソレノイドコイルLを流れる電流を電気的に絶縁して検出する。これにより、ソレノイドコイルLに繋がる配線のノイズが電流センサ5の後段側回路に伝達されなくなる。
電流判定部6は、電流センサ5を流れる電流を検出し、検出された電流が閾値以下であるか否かを判定する。そして、電流判定部6は、検出された電流が閾値以下であれば、断線を検出したことを示す第1断線検出信号V1を出力する。第1断線検出信号V1は、例えば、断線を検出したときにハイ電位になる信号である。
第2断線検出回路4は、ドライブトランジスタ2がオフ時に、ソレノイドコイルLに繋がる配線の断線を検出する。第2断線検出回路4は、抵抗R1,R2と、フォトカプラ7とを有する。より詳細には、抵抗R1とフォトカプラ7内の発光素子7aとが直列接続された直列回路が、ドライブトランジスタ2のコレクタ−エミッタ間に並列接続されている。また、電源電圧ノードVcc2と接地ノードとの間に、抵抗R2とフォトカプラ7内の受光素子7bとが直列接続されている。受光素子7bは第2スイッチング素子であり、抵抗R1とフォトカプラ7内の発光素子7aとに電流が流れると、オンする。発光素子7aと受光素子7bは電気的に絶縁されているため、フォトカプラ7を用いることで、ソレノイドコイルLに繋がる配線のノイズ等の影響がフォトカプラ7の後段側の回路に伝達されなくなる。
ドライブトランジスタ2がオフのときは、ドライブトランジスタ2のコレクタ−エミッタ間には電流は流れないが、配線が断線していない限りは、抵抗R1とフォトカプラ7内の発光素子7aにはわずかな電流が流れる。この電流によって、フォトカプラ7内の受光素子7bがオンし、それに応じて受光素子7bもオンし、第2断線検出回路4の出力である抵抗R2とフォトカプラ7との接続経路はロウ電位になる。一方、配線が断線すると、抵抗R1とフォトカプラ7内の発光素子7aとに電流が流れなくなる。よって、フォトカプラ7内の受光素子7bはオフになり、第2断線検出回路4の出力はハイ電位になる。このように、第2断線検出回路4は、断線を検出したときにハイ電位になる第2断線検出信号V2を出力する。
このように、図1の断線検出装置1は、ドライブトランジスタ2がオン時の断線検出を第1断線検出回路3にて行い、ドライブトランジスタ2がオフ時の断線検出を第2断線検出回路4にて行う。
この他、図1の断線検出装置1は、必須の構成部ではないが、断線検出合成部8と、断線信号生成部9とを有していてもよい。断線検出合成部8は、第1断線検出回路3と第2断線検出回路4の少なくとも一方で配線の断線が検出されたときに、断線が検出されたことを示す第2信号V3を生成する。より詳細には、断線検出合成部8は、第1断線検出回路3が断線検出時にハイ電位を出力する第1断線検出信号V1と、第2断線検出回路4が断線検出時にハイ電位を出力する第2断線検出信号V2との論理和である第2信号V3を生成して出力する。第2信号V3は、第1断線検出回路3と第2断線検出回路4の少なくとも一方で断線が検出されたときにハイになる信号である。
断線信号生成部9は、第1断線検出回路3と第2断線検出回路4との少なくとも一方で所定時間にわたって継続して断線が検出された場合に、ソレノイドコイルLに繋がる配線が断線したことを報知する第1信号Voutを出力する。この第1信号Voutは、図1の断線検出装置1の最終的な出力信号である。第1信号Voutが例えばハイ電位のときに、配線が断線したことが報知される。第1信号Voutは、例えば不図示の警告回路によって受信されて、任意の警告処理を行ってもよい。
断線信号生成部9を設ける理由は、特に船舶は、電磁放射を行う様々な機器が搭載されており、また、ソレノイドコイルLに繋がる配線の全長が長いため、配線にノイズが乗りやすく、第1断線検出回路3と第2断線検出回路4が一時的に誤って断線検出を行うおそれがあるためである。断線信号生成部9は、所定時間継続して断線が検出されない限りは、第1信号Voutを出力しないため、配線に重畳されたノイズ等によって一時的に誤って断線が検出されても、その影響を受けることはない。また、電磁弁の開閉方向を切り替えた直後は、ソレノイドコイルLに流れる電流が定常電流よりも低くなることがあるが、断線信号生成部9を設けることで、電磁弁の開閉方向を切り替えてから所定時間は断線検出を行わないことになるため、電磁弁の開閉方向を切り替えた直後に誤って断線検出をする不具合が起きなくなる。
図2A、図2B、図2Cおよび図2Dは断線信号生成部9の具体的な構成例を示す図である。図2Aの断線信号生成部9は、抵抗R3、R4と、キャパシタCと、スイッチ11と、コンパレータ12と、基準電圧発生回路13と、を有する。電源電圧ノードVccと接地ノードとの間に、抵抗R4とキャパシタCとが直列接続されている。コンパレータ12の第1入力端子には、抵抗R4とキャパシタCとの接続ノードが接続されており、この接続ノードと接地端子との間には、抵抗R3とスイッチ11が直列接続されている。コンパレータ12の第2入力端子には、基準電圧発生回路13で生成された基準電圧が入力されている。
スイッチ11は、断線検出合成部8から出力された第2信号V3の論理によりオンまたはオフに切り替えられる。より具体的には、断線検出合成部8にて断線が検出されたときにスイッチ11はオフし、断線が検出されていないときにスイッチ11はオンである。
第1断線検出回路3と第2断線検出回路4の双方とも、断線を検出していない状態では、スイッチ11がオンであり、キャパシタCに充電された電荷は抵抗R3を介して放電される。よって、コンパレータ12の第1入力端子の電圧は第2入力端子の基準電圧よりも低くなり、コンパレータ12は例えばロウ電位を出力する。
第1断線検出回路3と第2断線検出回路4の少なくとも一方で断線を検出すると、スイッチ11がオフし、キャパシタCには抵抗R4を介して電荷が蓄積される。キャパシタCに電荷が蓄積されるのに要する時間は、キャパシタCの容量と抵抗R4の抵抗値との乗算である時定数に依存する。スイッチ11が継続してオフであれば、徐々にキャパシタCの蓄積電荷が多くなり、コンパレータ12の第1入力端子の電圧も高くなる。断線が所定時間継続して検出されると、第1入力端子の電圧が第2入力端子の基準電圧を超えて、コンパレータ12の出力(第1信号Vout)が例えばハイ電位に変化する。
図2Bの断線信号生成部9は、図2Aの回路を一部変更したものである。図2Bの断線信号生成部9は、電源電圧ノードVccと接地ノードとの間に、抵抗R4、スイッチ11およびキャパシタCを直列接続している。キャパシタCには、抵抗R3が並列接続されている。スイッチ11、キャパシタCおよび抵抗R3の接続ノードがコンパレータ12の第1入力端子に接続されている。
スイッチ11は、断線検出合成部8にて断線が検出されたときにオンし、断線が検出されていないときにオフする。このように、図2Bのスイッチ11は、図2Aのスイッチ11とは逆のタイミングでオンまたはオフする。
第1断線検出回路3と第2断線検出回路4のいずれでも断線が検出されていない場合、スイッチ11はオフし、キャパシタCに蓄積された電荷は抵抗R3を介して放電される。第1断線検出回路3と第2断線検出回路4の少なくとも一方で断線が検出されると、スイッチ11はオンし、キャパシタCは抵抗R4を介して充電される。断線が継続して所定時間検出されると、キャパシタCの両端電圧が高くなり、コンパレータ12の出力である第1信号Voutがハイ電位になる。
図2Cの断線信号生成部9は、図2Aと図2BのキャパシタCの代わりに、カウンタ14を設けている。電源電圧ノードVccと接地ノードとの間には、抵抗R4、R3およびスイッチ11が直列接続されている。抵抗R3とR4の接続ノードは、カウンタ14のイネーブル端子に接続されている。カウンタ14は、イネーブル端子がハイ電位のときに所定のクロック周期でカウントアップ動作を行う。スイッチ11は、図2Aのスイッチ11と同様に、断線検出合成部8が断線を検出していないときにオンし、断線を検出したときにオフする。スイッチ11がオフの間はイネーブル端子はロウ電位であり、カウンタ14はカウントアップ動作を行わない。スイッチ11がオフすると、イネーブル端子はハイ電位になり、カウンタ14はカウントアップ動作を行う。
第1断線検出回路3と第2断線検出回路4の少なくとも一方で断線が検出されると、断線が継続している間、カウンタ14はカウントアップ動作を行う。カウンタ14の出力値は、コンパレータ12の第1入力端子に入力される。コンパレータ12の第2入力端子には、図2Aや図2Bと同様に、基準電圧が入力される。カウンタ14の出力値が基準電圧以上になると、コンパレータ12の出力である第1信号Voutはハイ電位になる。断線が所定時間継続すると、カウンタ14の出力である第1信号Voutはハイ電位に変化する。
図2Dは断線信号生成部9の処理動作をソフトウェアで行う場合のフローチャートである。図2Dのフローチャートは、例えばコンピュータにより実行可能である。コンピュータは、図2Dの処理を短い間隔で繰り返し行う。
まず、断線検出合成部8にて断線が検出されたか否かを判定する(ステップS1)。断線が検出されない場合は、カウント値をゼロに初期化して(ステップS2)、第1信号Voutをロウ電位に設定し(ステップS3)、処理を終了する。
ステップS1で断線が検出されたと判定されると、カウント値が閾値以上か否かを判定する(ステップS4)。カウント値が閾値未満であれば、カウント値をカウントアップし(ステップS5)、第1信号Voutをロウ電位に設定して(ステップS6)、処理を終了する。
ステップS4でカウント値が閾値以上と判定されると、第1信号Voutをハイ電位に設定して(ステップS7)、処理を終了する。
図3Aは図1の断線検出装置1のタイミング図、図3Bは一比較例による断線検出装置1のタイミング図である。一比較例による断線検出装置1は、図1の断線検出装置1から断線信号生成部9を省略した装置である。
図3Aと図3Bには、ドライブトランジスタ2のゲート電圧Vg、ドライブトランジスタ2のコレクタ−エミッタ電圧Vce、フォトカプラ7内の発光素子7aを流れる電流Iin、フォトカプラ7内の受光素子7bの出力電流Iout、ソレノイドコイルLを流れる電流Icoil、電流センサ5で検出した電流Isensor、最終出力信号Voutの各波形が示されている。また、図3Aには、断線信号生成部9内のコンパレータ12の第1入力端子の電圧波形Voも示されている。
図3Bの断線検出装置1は、断線信号生成部9を持たないため、第1断線検出回路3と第2断線検出回路4の少なくとも一方で断線が検出されると、それがそのまま最終出力信号に反映される。電磁弁の開閉が切り替わった直後(時刻t1)は、ソレノイドコイルLに流れる電流が定常電流よりも低くなるため、またノイズの影響等により、一時的に誤って断線検出がされ、これがそのまま最終出力信号Voutとして出力される。よって、図3Bに示すように、電磁弁の開閉が切り替わった直後に、誤った断線検出がされる。一方、本実施形態による断線検出装置1内の断線信号生成部9は、第1断線検出回路3と第2断線検出回路4の少なくとも一方で断線が検出されても、断線が所定時間継続しない限り、最終出力信号である第1信号Voutには反映されない。よって、図3Aに示すように、電磁弁の開閉が切り替わってから所定時間内は断線検出を行わなくなり、断線の誤検出が防止できる。
このように、第1の実施形態では、電磁弁のソレノイドコイルLに電流が流れる場合も流れない場合も、ソレノイドコイルLに繋がる配線の断線検出を行うため、断線が生じたことを迅速に検出できる。また、本実施形態では、ソレノイドコイルLに電流を流すか否かを制御するドライブトランジスタ2がオン時に断線検出を行う第1断線検出回路3と、ドライブトランジスタ2がオフ時に断線検出を行う第2断線検出回路4との少なくとも一方で断線が所定時間継続して検出されない限り、断線が生じたことを報知する第1信号Voutを出力しないようにするため、電磁弁の開閉の切替直後のように、ソレノイドコイルLに流れる電流が定常電流よりも低くなったり、ノイズ等により一時的に誤って断線が検出されても、第1信号Voutが出力されるおそれはなく、誤検出を防止した断線検出を行うことができる。
(第2の実施形態)
船舶などには、複数の電磁弁が搭載され、各電磁弁のソレノイドコイルLに繋がる配線の数も増えて、断線検出が煩雑になるおそれがある。以下に説明する第2の実施形態は、複数の配線の断線検出を効率よく行うものである。
図4は第2の実施形態による断線検出装置1の回路図である。図4は2つの電磁弁のソレノイドコイルLに繋がる配線の断線検出を行う例を示しているが、電磁弁の数は3つ以上でもよく、図4の回路は、任意の数の配線の断線検出に適用可能である。
図4の断線検出装置1は、第1電磁弁のソレノイドコイルLに繋がる配線の断線検出を行う第1配線断線検出部21と、第2電磁弁のソレノイドコイルLに繋がる配線の断線検出を行う第2配線断線検出部22と、配線群断線検出部23とを備えている。
第1配線断線検出部21と第2配線断線検出部22はそれぞれ、図1の断線検出装置1と同じ回路構成であり、ドライブトランジスタ2と、第1断線検出回路3と、第2断線検出回路4と、断線検出合成部8と、断線信号生成部9とを有する。
配線群断線検出部23は、第1断線検出回路3の出力信号V4と、第2断線検出回路4の出力信号V5との論理和信号(第3信号)Voutを生成して出力する。この第3信号Voutが最終的な断線を報知する信号となる。
第3信号Voutは、複数の電磁弁のソレノイドコイルLに繋がる複数の配線のうち少なくとも一つで断線が検出されると、断線が生じたことを報知する。第1断線検出回路3と第2断線検出回路4のそれぞれは、断線信号生成部9を有するため、断線が所定時間継続して検出された場合に限り、断線と判断するため、第3信号も、断線が所定時間継続して検出された場合のみ断線を報知する。
図5は図4の断線検出装置1のタイミング図である。図5には、第1配線断線検出部21と第2配線断線検出部22のそれぞれについて、図3Aと同様の各信号の波形が示されている。時刻t1〜t2は、第1配線断線検出部21に対応するソレノイドコイルLに電流が流れた場合のタイミングを示している。時刻t3〜t6は第2配線断線検出部22に対応するソレノイドコイルLに電流が流れた場合のタイミングを示している。時刻t3〜t6は第2配線断線検出部22のドライブトランジスタ2がオンの期間である。時刻t4のときに配線の断線が生じたことを示している。断線が生じると、ソレノイドコイルLに電流が流れなくなり、電流センサ5でも電流が検出されなくなる。ただし、断線が所定時間継続した後の時刻t5になって、第2配線断線検出部22の第1信号V5はハイになり、断線が報知される。第3信号Voutは、第1信号V5がハイになると、すぐにハイになる。
一方、時刻t3以降は、第1配線断線検出部21に対応するソレノイドコイルLには電流が流れていないが、時刻t8で断線が検出されたことを示している。この断線検出から所定時間が経過した時刻t9で、第1配線断線検出部21の第1信号Voutはハイになり、それに応じて第3信号もハイになり、断線が報知される。
このように、第2の実施形態では、配線群断線検出部23を設けることで、複数の電磁弁の各ソレノイドコイルLに繋がる複数の配線の断線検出を総括的に行うことができ、複数の配線のいずれで断線が生じても、迅速かつ正確に断線を検出できる。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
1 断線検出装置、2 ドライブトランジスタ、3 第1断線検出回路、4 第2断線検出回路、5 電流センサ、6 電流判定部、7 フォトカプラ、7a 発光素子、7b 受光素子、8 断線検出合成部、9 断線信号生成部、11 スイッチ、12 コンパレータ、13 基準電圧発生回路、14 カウンタ、21 第1配線断線検出部、22 第2配線断線検出部、23 配線群断線検出部

Claims (11)

  1. 電磁弁のソレノイドコイルに電流を流すか否かを切替制御する第1スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子がオン時のみに、前記ソレノイドコイルに繋がる配線の断線を検出する第1断線検出回路と、
    前記第1スイッチング素子がオフ時のみに、前記配線の断線を検出する第2断線検出回路と、を備え、
    前記第2断線検出回路は、
    前記第1スイッチング素子に並列接続され、抵抗素子及び発光素子が直列に接続された直列回路と、
    前記第1スイッチング素子がオフ時に前記抵抗素子に流れる電流により前記発光素子が発光した場合には断線していないと判断する断線判定回路と、を有し、
    前記第1断線検出回路は、前記発光素子とは別個に前記配線を流れる電流を非接触で検出する、断線検出装置。
  2. 前記第1断線検出回路と前記第2断線検出回路との少なくとも一方で所定時間にわたって継続して断線が検出された場合に、前記配線が断線したことを報知する第1信号を出力する断線信号生成部と、を備える、請求項1に記載の断線検出装置。
  3. 前記断線信号生成部は、前記電磁弁の開閉状態が切り替わってから前記所定時間は、前記第1信号の出力を禁止する、請求項2に記載の断線検出装置。
  4. 前記第1断線検出回路および前記第2断線検出回路の少なくとも一方で前記配線の断線が検出されたときに、前記断線が検出されたことを示す第2信号を生成する断線検出合成部を備え、
    前記断線信号生成部は、前記第2信号が前記所定時間にわたって継続して検出された場合に、前記第1信号を出力する、請求項2または3に記載の断線検出装置。
  5. 前記断線信号生成部は、抵抗と、キャパシタとを有し、
    前記所定時間は、前記抵抗と前記キャパシタとの時定数に応じた時間である、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の断線検出装置。
  6. 前記断線信号生成部は、前記第1断線検出回路と前記第2断線検出回路との少なくとも一方で断線が検出されると、カウント動作を開始し、断線が継続して検出されている間カウントアップするカウンタを有し、
    前記所定時間は、前記カウンタのカウント値が所定値になる時間である、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の断線検出装置。
  7. 前記第1断線検出回路は、
    前記第1スイッチング素子がオン時に前記ソレノイドコイルを流れる電流を検出する第1電流検出部と、
    前記第1電流検出部で検出された電流が所定の閾値以下であるか否かを判定し、前記閾値以下のときに断線したと判断する電流判定部と、を有する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の断線検出装置。
  8. 前記断線判定回路は、前記発光素子が発光したか否かでオンまたはオフする第2スイッチング素子を有する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の断線検出装置。
  9. 前記発光素子及び前記第2スイッチング素子を互いに電気的に絶縁させて近接配置したフォトカップラを備える、請求項8に記載の断線検出装置。
  10. 複数の電磁弁に繋がる複数の配線の断線をそれぞれ検出する複数の断線検出器と、
    前記複数の断線検出器の少なくとも一つで断線が検出されると、前記複数の配線の少なくとも一つで断線が生じたことを報知する第3信号を生成する配線群断線検出部と、を備え、
    前記複数の断線検出器のそれぞれは、前記第1スイッチング素子、前記第1断線検出回路および前記第2断線検出回路を有する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の断線検出装置。
  11. 前記電磁弁は、船舶設備の切替に用いられるものである、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の断線検出装置。
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