JP6930930B2 - 厨房設備の不具合対応支援装置、方法、及びプログラム - Google Patents

厨房設備の不具合対応支援装置、方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、厨房設備の不具合対応支援装置、方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、家庭などで使用する電気機器(電子レンジやガステーブル、炊飯器などの調理用電気機器)の取扱い説明を行い故障時の処置を支援する電気機器の取扱い説明装置が開示されている。
特許文献2には、加熱調理器が故障診断プログラムを実行させることで得られた診断結果を情報端末に送信し、情報端末が送信された診断結果に基づく報知を行う技術が開示されている。
特許文献3には、調理用家電機器の不具合をユーザーサイドでアフター対応することができるように、調理用家電機器に対して、データ通信機能と通信機能とを設け、診断手順や診断結果を家電機器本体の液晶表示部に表示しつつ、コールセンターの担当者と会話することが可能な技術が開示されている。
特開平9−222850号公報 特開2003−214631号公報 特開2007−195635号公報
例えば飲食店等で用いられる業務用の厨房設備に不具合が発生した場合、その不具合に対してユーザー自身が速やかに対処するのは困難であり、営業を停止せざるを得ない場合がある。また、様々なメーカーの多種多様な厨房設備に対して、メンテナンス員が包括的に修理の対応をするのは困難となる。
上記特許文献1に記載された発明は、取扱い説明装置であり、不具合が発生した場合にユーザー自身が応急対応を実施するのは困難である。
また、早期復旧が求められる業務用厨房分野では、故障確認から応急対応までが必要となるが、上記特許文献2に記載された発明は、調理器が故障していることを確認するものであり、ユーザー自身が応急対応を実施するのは困難である。
また、業務用厨房では、様々なメーカーの機器で多種多様な専用機器を使用しているため、一括で全ての機器を管理することが求められるが、上記特許文献3に記載の発明では、それが限られてしまう。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、厨房設備に発生した不具合に対して、ユーザー又はメンテナンス員が速やかに診断及び対処の少なくとも一方を実行することができる厨房設備の不具合対応支援装置、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の厨房設備の不具合対応支援装置は、厨房設備に不具合が発生した場合に、前記厨房設備のユーザー又はメンテナンス員が前記不具合に対処するための対処情報及び前記不具合が発生した箇所を特定するための故障診断情報の少なくとも一方を取得する取得部と、取得した前記対処情報及び前記故障診断情報の少なくとも一方を前記ユーザー又は前記メンテナンス員が有する情報処理装置に送信する送信部と、を備える。
本発明の厨房設備の不具合対応支援方法は、厨房設備に不具合が発生した場合に、前記厨房設備のユーザー又はメンテナンス員が前記不具合に対処するための対処情報及び前記不具合が発生した箇所を特定するための故障診断情報の少なくとも一方を取得するステップと、取得した前記対処情報及び前記故障診断情報の少なくとも一方を前記ユーザー又は前記メンテナンス員が有する情報処理装置に送信するステップと、を含む。
本発明の厨房設備の不具合対応支援プログラムは、コンピュータに、厨房設備に不具合が発生した場合に、前記厨房設備のユーザー又はメンテナンス員が前記不具合に対処するための対処情報及び前記不具合が発生した箇所を特定するための故障診断情報の少なくとも一方を取得するステップと、取得した前記対処情報及び前記故障診断情報の少なくとも一方を前記ユーザー又は前記メンテナンス員が有する情報処理装置に送信するステップと、を含む処理を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、厨房設備に発生した不具合に対して、ユーザー又はメンテナンス員が速やかに診断及び対処の少なくとも一方を実行することができる。
メンテナンス管理システムの構成図である。 サーバの機能ブロック図である。 ユーザー情報データベースの一例を示す図である。 対処情報データベースの一例を示す図である。 状態情報データベースの一例を示す図である。 故障診断情報データベースの一例を示す図である。 不具合対応支援プログラムの処理ルーチンを示すフローチャートである。 対処情報の表示の流れについて説明するための図である。 他の不具合対応支援プログラムの処理ルーチンを示すフローチャートである。
本発明の実施形態について説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係る厨房設備のメンテナンス管理システム10は、不具合対応支援装置としてのサーバ12、情報集積装置14、及びスマートフォン16がネットワーク18を介して接続された構成である。なお、厨房設備とは、厨房に関する多種多様な設備全般をいい、例えば厨房で使用される調理機器、空調機器、及び照明機器等を含むが、これらに限られるものではない。
情報集積装置14には、複数の厨房設備20の各々に取り付けられたセンサ22の各々と接続されている。なお、図1では、1つの厨房設備20に対して1つのセンサ22が取り付けられた場合を示したが、1つの厨房設備20に対して複数のセンサ22が取り付けられる場合もある。また、センサ22は、厨房設備20に最初から取り付けられている場合もあれば、後付けで厨房設備20に取り付けられる場合もある。
本実施形態では、メンテナンス管理システム10は、例えば一般飲食店又は外食チェーン店等の飲食物を提供する店に設置された厨房設備20の状態に関する状態情報を取得し管理する。また、メンテナンス管理システム10は、厨房設備20に不具合が発生した場合に、厨房設備20のユーザー自身が対処できるように、厨房設備20のユーザーが所持するスマートフォンに対して、不具合に対処するための対処情報を送信する。これにより、厨房設備20に発生した不具合に対して、ユーザーが速やかに対処することができる。
ここで、厨房設備20としては、例えば調理用の加熱器として機能するコンロ等が挙げられるが、これらに限られるものではない。
厨房設備20に取り付けられたセンサ22は、厨房設備20の状態を検出する。
例えば厨房設備20がコンロの場合、センサ22は、一例としてコンロの点火回数を検出する。
情報集積装置14は、各センサ22によって検出された各厨房設備20の状態に関する状態情報を集積し、サーバ12からの要求に応じて、または自発的にサーバ12に送信する。
図2には、サーバ12の機能ブロック図を示した。図2に示すように、サーバ12は、制御部30、通信部32、ユーザー情報データベース34、対処情報データベース36、状態情報データベース38、及び故障診断情報データベース40を備える。本実施形態では、これらのデータベースをサーバ12が備える場合について説明するが、これらのデータベースのうち少なくとも一部のデータベースが外部に存在してもよい。また、これらのデータベースは、随時更新される。例えばユーザー情報データベース34は、新たなユーザーが追加されたり、既存のユーザーに関する情報に変更が生じたりした場合には随時更新される。また、対処情報データベース36、状態情報データベース38、及び故障診断情報データベース40は、新たな厨房設備が追加されたり、既存の厨房設備に関する情報に変更が生じたりした場合には随時更新される。なお、制御部30は、本発明の取得部、管理部、及び算出部の一例である。また、通信部32は、本発明の送信部の一例である。また、ユーザー情報データベース34は、本発明の記憶部の一例である。
制御部30は、ユーザー情報データベース34、対処情報データベース36、及び状態情報データベース38、及び故障診断情報データベース40を管理する。なお、データベースの管理とは、例えばデータベースの登録、削除、編集等の処理を行うことをいう。
また、制御部30は、厨房設備20に不具合が発生した場合に、厨房設備20のユーザーが不具合に対処するための対処情報を対処情報データベース36から取得する。
ユーザー情報データベース34は、図3に示すように、一例としてユーザーID、設備種類、機種、地域、氏名、ユーザー連絡先、及びサービスセンター連絡先等の情報を含むデータベースであるが、ユーザー情報データベース34に含まれる情報は、これらの情報に限られるものではない。
ここで、「ユーザーID」は、例えば飲食店等において厨房設備20を使用するユーザー(オーナー等)を識別するための情報である。
また、「設備種類」は、厨房設備20の種類、例えば、「コンロ」、「レンジフード」、「フライヤー」等、用途が異なる厨房設備20の種類を表す情報である。
また、「機種」は、用途が同一で、機能及び性能の少なくとも一方が異なる厨房設備20の機種を表す情報である。例えば用途が同じ「コンロ」でも、一部の機能が異なったり、性能が異なったりする機種が複数存在する。特に、飲食店等で使用される厨房設備は、多品種少量生産であることが多いため、機種の情報を管理することにより、きめ細かなメンテナンス管理が可能となる。
また、「地域」は、厨房設備20が設置されている場所、すなわち厨房設備20が使用されている使用地域を表す地域情報であり、例えば住所等である。
また、「氏名」は、ユーザーの氏名である。
また、「ユーザー連絡先」は、例えばユーザーの電話番号、メールアドレス等の情報である。
また、「サービスセンター連絡先」は、その「地域」を担当するサービスセンターの連絡先を表す情報、例えば電話番号、メールアドレス等である。
厨房設備20のユーザーが、例えばスマートフォン16を用いて登録、削除、編集等の指示をした場合、制御部30は、指示内容に応じてユーザー情報データベース34を書き換える。
対処情報データベース36は、図4に示すように、一例として設備種類、機種、及び対処情報等の情報を含むデータベースであるが、対処情報データベース36に含まれる情報は、これらの情報に限られるものではない。
ここで、「設備種類」は、前述したユーザー情報データベース34の「設備情報」と同じである。
また、「機種」は、前述したユーザー情報データベース34の「機種」と同じである。
また、「対処情報」は、対応する「設備種類」の「機種」に不具合が発生した場合に、その不具合に対してユーザー自身が対処するための情報である。
状態情報データベース38は、図5に示すように、一例としてユーザーID、設備種類、機種、状態情報、及び状態情報取得日時等の情報を含むデータベースであるが、状態情報データベース38に含まれる情報は、これらの情報に限られるものではない。
「ユーザーID」は、前述したユーザー情報データベース34の「ユーザーID」と同じである。
また、「設備種類」は、前述したユーザー情報データベース34の「設備情報」と同じである。
また、「機種」は、前述したユーザー情報データベース34の「機種」と同じである。
また、「状態情報」は、対応する厨房設備20に取り付けられたセンサ22により検出された厨房設備20で発生しているエラーの内容等を表すエラー情報である。
例えば厨房設備20がコンロの場合、センサ22は、コンロの点火状態を検出するので、「状態情報」は、火の着きが悪い等のエラーの内容等を表すエラー情報である。
「状態情報取得日時」は、「状態情報」を取得した日時を表す情報である。制御部30は、通信部32を介して、各センサ22で取得した状態情報を情報集積装置14から取得し、状態情報データベース38に格納する。これにより、状態情報データベース38には、各センサ22によって取得された状態情報が履歴として蓄積される。
故障診断情報データベース40は、図6に示すように、一例として設備種類、機種、及び故障診断情報としての故障診断特定フロー情報等の情報を含むデータベースであるが、故障診断情報データベース40に含まれる情報は、これらの情報に限られるものではない。
「設備種類」は、前述したユーザー情報データベース34の「設備種類」と同じである。
「機種」は、前述したユーザー情報データベース34の「機種」と同じである。
「故障診断特定フロー情報」は、厨房設備20の故障箇所を特定する際の判定の流れを示す情報である。
また、制御部30は、厨房設備20に故障等の不具合が発生した場合、不具合に対処するための対処情報を対処情報データベース36から取得して、厨房設備20のユーザーが所有するスマートフォン16に送信する。
また、制御部30は、厨房設備20に故障等の不具合が発生した場合、不具合が発生した箇所を特定するための故障診断情報を故障診断情報データベース40から取得して、厨房設備20のユーザーが所有するスマートフォン16に送信する。
スマートフォン16には、厨房設備20に故障等の不具合が発生した場合に、不具合情報を入力してサーバ12に送信する機能、サーバ12から送信された不具合情報に対応した対処情報を表示する機能、不具合が発生した箇所を特定する機能等を有する不具合対応支援ソフトウェア(以下、不具合対応支援アプリともいう)が予めインストールされている。従って、ユーザーは、厨房設備20が故障した場合には、不具合対応支援アプリを起動して不具合情報を入力すると、サーバ12から不具合情報に対応した対処情報が送信され、スマートフォン16の画面に表示される。これにより、ユーザー自身が故障に速やかに対処することが可能となる。また、ユーザーは、厨房設備20が故障した場合には、不具合対応支援アプリを起動して不具合情報を入力すると、サーバ12から不具合情報に対応した故障診断情報が送信され、スマートフォン16の画面に表示される。これにより、ユーザー自身が不具合が発生した箇所を速やかに特定することが可能となる。
なお、スマートフォン16は、本発明の情報処理装置の一例である。本実施形態では、スマートフォン16を例に説明するが、スマートフォン16に限らず、携帯電話、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の他の情報処理装置を用いてもよい。また、スマートフォン16が有する上記の各機能をWebサーバで実現し、スマートフォン16からWebサーバにアクセスすることで上記の各機能を使用できるようにしてもよい。
制御部30は、具体的には、例えばCPU、ROM、データ等を記憶するRAM、後述する不具合対応支援プログラム等を記憶した不揮発性の記憶装置、及びこれらを接続するバス等で構成されたコンピュータを含んで構成される。CPUは、記憶装置に記憶された不具合対応支援プログラムを読み込むことにより、後述する不具合対応支援処理を実行する。
次に、本実施形態の作用として、サーバ12の制御部30で実行される不具合対応支援処理について図7に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図7に示す処理は、ユーザーのスマートフォン16から不具合情報を受信した場合又は情報集積装置14からエラー情報を受信した場合に実行される。
まず、ユーザーは、厨房設備20に故障等の不具合が発生した場合、スマートフォン16にインストールされた不具合対応支援アプリを起動し、ユーザーID、不具合が発生した設備種類、機種等を含む不具合情報を登録する。不具合情報が登録されると、スマートフォン16は、登録された不具合情報をサーバ12へネットワーク18を介して送信する。また、情報集積装置14は、センサ22からエラー情報を受信すると、これをサーバ12へ送信する。
図7のステップS100では、ユーザーのスマートフォン16から不具合情報を受信したか否かを判定する。そして、ユーザーのスマートフォン16から不具合情報を受信した場合にはステップS102へ移行し、そうでない場合、すなわち、情報集積装置14からエラー情報を受信した場合はステップS108へ移行する。
ステップS102では、故障診断情報データベース40から、ステップS100で受信した不具合情報に対応する故障診断特定フロー情報を取得する。
ステップS104では、受信した故障診断特定フロー情報をスマートフォン16に送信する。
これにより、スマートフォン16には、故障診断特定フローが表示される。ここで、故障診断特定フローとは、故障箇所を特定するために用意された質問の流れを表す。ユーザーは、故障診断特定フローに従って、質問に対して順次回答していくことにより、故障箇所を特定することができる。ユーザの回答が終了し、故障診断特定フローによる故障診断が終了すると、スマートフォン16から回答結果を含む診断結果がサーバ12に送信される。
ステップS106では、スマートフォン16から診断結果を受信する。
一方、ステップS108では、情報集積装置14から受信したエラー情報に基づいて、故障箇所を特定する。なお、故障箇所の特定は、例えば、ステップS102で用いた故障診断特定フローを用いることができる。
ステップS110では、ステップS106で受信した診断結果又はステップS108の自動故障診断処理による診断結果に基づいて診断書情報を生成する。診断書情報は、不具合が発生した厨房設備20のユーザーに関する情報、上記の診断結果等の情報を含む。生成した診断書情報は、例えばユーザー情報データベース34に含めて記憶するようにしてもよいし、別のデータベースとして記憶するようにしてもよい。そして、診断書情報の履歴に基づいて、厨房設備20の交換タイミング等を判定するようにしてもよい。
なお、例えばユーザーがスマートフォン16で故障箇所を撮影した画像を送信できるようにしてもよい。この場合、ユーザーから送信された画像を診断書情報に含めるようにしてもよい。
ステップS112では、特定された故障箇所に対してユーザー又はメンテナンス員が対処可能か否かを判定する。例えば、故障箇所と、ユーザー又はメンテナンス員が対処可能か否かを表す情報と、の対応関係を表すテーブルデータ等を用いて判定すればよい。
そして、特定された故障箇所に対してユーザー又はメンテナンス員が対処可能と判定された場合はステップS114へ移行し、対処不可能と判定された場合はステップS118へ移行する。
ステップS114では、受信した不具合情報に対応する対処情報を対処情報データベース36から取得する。すなわち、不具合情報に含まれるユーザーID、不具合が発生した設備種類、及び機種に対応する対処情報を対処情報データベース36から取得する。
また、ユーザー情報データベース34を参照し、不具合情報に含まれるユーザーIDに対応したサービスセンター連絡先の情報を詳細情報として取得する。
そして、対処情報データベース36から取得した対処情報に、ユーザー情報データベース34から取得したサービスセンター連絡先を付加することにより、対処情報をカスタマイズする。
ステップS116では、カスタマイズされた対処情報を、通信部32を介してスマートフォン16に送信する。これにより、スマートフォン16のディスプレイには、登録した不具合情報に対応した対処情報が表示される。
図8には、スマートフォン16のディスプレイに表示される対処情報の表示の流れの一例を示した。図8は、不具合が発生した設備種類がコンロの場合における対処情報の表示の流れの一例である。
図8に示すように、コンロの不具合の種類をユーザーに確認するために、「点火不良」、「燃焼不良」、「途中失火」、「その他」の何れかを選択するための画面がスマートフォン16に表示される。ユーザーは、これらの中から該当する不具合を選択する。以下同様に、点検箇所、点検内容を順次選択すると、改善方法、すなわち、選択した不具合に対応する対処情報がスマートフォン16に表示される。
例えば不具合の種類として「点火不良」が選択され、点検箇所として「ガス栓」が選択され、点検内容として「開度に異常はないか(YES)」が選択された場合は、その不具合に対応する対処情報として、「全開にする」というメッセージがスマートフォン16に表示される。これにより、ユーザーは、実際にコンロのガス栓を全開することとなる。
また、不具合の種類として「点火不良」が選択され、点検箇所として「ダンパー」が選択され、点検内容として「詰りはないか」が選択された場合は、その不具合に対応する対処情報として、「清掃する」というメッセージがスマートフォン16に表示される。
このように、不具合が発生した場合でも、ユーザー自身が対処すべき情報を容易に得ることができ、不具合に対して速やかに対処することが可能となる。
また、図8に示すように、ガス栓を「全開にする」、ダンパーを「清掃する」等の対処を行っても不具合が解消しないことをユーザーがスマートフォン16に入力した場合は、厨房設備20の点検、修理等を受け付けるサービスセンターの担当の連絡先の電話番号「○○−○○−○○」がスマートフォン16に表示される。これにより、不具合が解消しない場合には、ユーザーは、サービスセンターへ連絡し、点検、修理等を依頼することができる。
一方、ステップS118では、不具合が発生した厨房設備20のメーカーの連絡先をスマートフォン16に送信する。なお、メーカーの連絡先は、例えば対処情報データベース36に含めておいてもよいし、別のデータベースに含めておいてもよく、これらのデータベースから、不具合が発生した厨房設備20のメーカーの連絡先を取得すればよい。
ステップS120では、不具合が発生した厨房設備20のメーカーの情報処理装置へ診断書情報を送信する。これにより、厨房設備20のメーカーでは、診断書情報に従って修理部品の準備等を行うことができる。また、メーカーの修理員が現場に赴いて故障箇所を調査する必要がなくなり、修理完了までの時間を短縮することができる。
このように、本実施形態では、厨房設備20に不具合が発生した場合でも、ユーザー自身又はメンテナンス員が多種多様な厨房設備に対して故障個所を特定する故障診断を実施することができるため、容易に故障箇所を特定できる。また、ユーザーが所有するスマートフォン16に不具合に対処するための対処情報が表示されるため、不具合に対してユーザー自身又はメンテナンス員が多種多様な厨房設備に対して応急処理や修理が可能になる等、適切且つ速やかに対処することが可能となる。従って、飲食店等のように多種多様な厨房設備が使用される場合であっても、営業停止せざるを得ない状況が発生するのを回避することが可能となる。
また、ユーザーが厨房設備20を使用している地域に対応するサービスセンターの連絡先を含むように対処情報をカスタマイズするため、ユーザー自身がサービスセンターの連絡先を調べる必要がなく、迅速に点検や修理を依頼することができる。
なお、スマートフォン16とサーバ12との間における情報の授受の少なくとも一部を紙媒体で行うようにしてもよい。また、サーバ12と厨房設備20のメーカーの情報処理装置との間における情報の授受の少なくとも一部を紙媒体で行うようにしてもよい。
次に、サーバ12の制御部30で実行される他の不具合対応支援処理について図9に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図9に示す処理は、繰り返し実行される。
ユーザー又はメンテナンス員が対処情報に基づいて不具合に対処した際には、不具合に対する修理内容、修理日時、及び不具合情報を含む修理情報をスマートフォン16からサーバ12に送信することができる。また、ユーザー又はメンテナンス員は、サーバ12に蓄積された修理情報を閲覧することができる。さらに、設備の点検時期をサーバ12に要求することもできる。
まず、ステップS200では、スマートフォン16から修理情報を受信したか否かを判定し、肯定判定の場合はステップS202へ移行し、否定判定の場合はステップS204へ移行する。
ステップS202では、スマートフォン16から受信した修理情報に含まれる修理内容をユーザー情報データベース34に登録する。すなわち、修理情報に含まれる不具合情報のユーザーID、設備種類、機種と関連付けて修理内容及び修理日時を登録する。これにより、ユーザー情報データベース34には、ユーザー又はメンテナンス員から修理情報が送信される毎に、ユーザー情報データベース34に修理情報が蓄積される。
ユーザー又はメンテナンス員は、修理情報の閲覧をサーバ12に要求することができる。この場合、ユーザー又はメンテナンス員は、スマートフォン16を操作して、閲覧を希望する設備種類及び機種等を指定する。これにより、指定された設備種類及び機種等の情報が閲覧要求信号としてスマートフォン16からサーバ12に送信される。
そこで、ステップS204では、スマートフォン16から閲覧要求信号を受信したか否かを判定する。そして、ステップS204の判定が肯定判定の場合はステップS206へ移行し、否定判定の場合はステップS208へ移行する。
ステップS206では、閲覧要求信号に対応した診断書情報及び修理情報をユーザー情報データベース34から読み出してスマートフォン16に送信する。これにより、スマートフォン16において、過去の診断書情報及び修理情報を閲覧することができる。
ユーザー又はメンテナンス員は、設備の点検時期の情報をサーバ12に要求することができる。この場合、ユーザー又はメンテナンス員は、スマートフォン16を操作して、点検時期の情報を希望する設備種類及び機種等を指定する。これにより、指定された設備種類及び機種等の情報が点検時期要求信号としてスマートフォン16からサーバ12に送信される。
そこで、ステップS208では、スマートフォン16から点検時期要求信号を受信したか否かを判定する。そして、ステップS208の判定が肯定判定の場合はステップS210へ移行し、否定判定の場合は本ルーチンを終了する。
ステップS210では、ユーザー情報データベース34に蓄積された修理情報に基づいて、ユーザー又はメンテナンス員により指定された設備種類及び機種の点検時期を算出し、スマートフォン16に送信する。具体的には、ユーザー情報データベース34に蓄積された修理情報に基づいて、不具合が発生する不具合発生時期を推定する。そして、推定した不具合発生時期より前の時期、例えば不具合発生時期よりも数週間から数ヶ月前の時期を点検時期として算出する。
このように、本実施形態では、修理情報がサーバ12に蓄積されるため、ユーザー又はメンテナンス員は過去の修理履歴を閲覧することができ、短時間で不具合に対処することができる。
また、過去の修理履歴に基づいて点検時期の目安を知ることができるので、不具合を未然に防止することが可能となる。
なお、サーバ12で定期的に点検時期を算出して自発的にスマートフォン16に点検時期を送信するようにしてもよい。
また、対処情報、診断書情報、及び修理情報をスマートフォン16に送信する場合には、スマートフォン16のユーザーにとって便利なサービス情報を一緒に送信するようにしてもよい。
また、例えば、厨房設備20が、センサ22の検出結果に基づいて自動で不具合を検知し、検知した不具合の内容を含む不具合情報をサービスセンターへ直接送信する機能を有する構成としてもよい。
また、厨房設備20が、音声認識機能及び自動故障診断機能を備えた構成とし、ユーザーが点検内容を発話した場合に、音声認識機能によって点検内容を認識し、認識した点検内容について自動故障診断機能により故障を自動で診断する構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることはいうまでもない。
10 メンテナンス管理システム
12 サーバ
14 情報集積装置
16 スマートフォン
18 ネットワーク
20 厨房設備
22 各センサ
22 センサ
30 制御部
32 通信部
34 ユーザー情報データベース
36 対処情報データベース
38 状態情報データベース
40 故障診断情報データベース

Claims (6)

  1. 厨房設備に不具合が発生した場合に、前記厨房設備のユーザー又はメンテナンス員が前記不具合に対処するための対処情報及び前記不具合が発生した箇所を特定するための故障診断情報の少なくとも一方を取得する取得部と、
    取得した前記対処情報及び前記故障診断情報前記ユーザー又は前記メンテナンス員が有する情報処理装置に送信する送信部と、
    を備え
    前記取得部は、前記厨房設備に関する詳細情報として前記ユーザーが厨房設備を使用している使用地域において前記厨房設備の不具合に対処するサービスセンターの連絡先に関する連絡先情報を取得し、
    前記送信部は、前記対処情報に、取得した前記連絡先情報を付加することにより、前記対処情報をカスタマイズして前記情報処理装置に送信する
    厨房設備の不具合対応支援装置。
  2. 前記ユーザーに関するユーザー情報と、前記対処情報及び前記故障診断情報の少なくとも一方と、を管理する管理部
    を備えた請求項1記載の厨房設備の不具合対応支援装置。
  3. 前記情報処理装置から送信された前記厨房設備の修理情報を記憶する記憶部を備え、
    前記送信部は、前記情報処理装置から前記修理情報の閲覧が要求された場合、要求された前記修理情報を前記記憶部から読み出して前記情報処理装置に送信する
    請求項1又は請求項2記載の厨房設備の不具合対応支援装置。
  4. 前記情報処理装置から前記厨房設備の点検時期を要求された場合に、要求された前記厨房設備の点検時期を算出する算出部を備え、
    前記送信部は、前記算出部により算出された前記点検時期を前記情報処理装置に送信する
    請求項1〜の何れか1項に記載の厨房設備の不具合対応支援装置。
  5. 厨房設備に不具合が発生した場合に、前記厨房設備のユーザー又はメンテナンス員が前記不具合に対処するための対処情報及び前記不具合が発生した箇所を特定するための故障診断情報の少なくとも一方を取得するステップと、
    取得した前記対処情報及び前記故障診断情報の少なくとも一方を前記ユーザー又は前記メンテナンス員が有する情報処理装置に送信するステップと、
    を含み、
    前記取得するステップは、前記厨房設備に関する詳細情報として前記ユーザーが厨房設備を使用している使用地域において前記厨房設備の不具合に対処するサービスセンターの連絡先に関する連絡先情報を取得し、
    前記送信するステップは、前記対処情報に、取得した前記連絡先情報を付加することにより、前記対処情報をカスタマイズして前記情報処理装置に送信する
    厨房設備の不具合対応支援方法。
  6. コンピュータに、
    厨房設備に不具合が発生した場合に、前記厨房設備のユーザー又はメンテナンス員が前記不具合に対処するための対処情報及び前記不具合が発生した箇所を特定するための故障診断情報の少なくとも一方を取得するステップと、
    取得した前記対処情報及び前記故障診断情報の少なくとも一方を前記ユーザー又は前記メンテナンス員が有する情報処理装置に送信するステップと、
    を含み、
    前記取得するステップは、前記厨房設備に関する詳細情報として前記ユーザーが厨房設備を使用している使用地域において前記厨房設備の不具合に対処するサービスセンターの連絡先に関する連絡先情報を取得し、
    前記送信するステップは、前記対処情報に、取得した前記連絡先情報を付加することにより、前記対処情報をカスタマイズして前記情報処理装置に送信する
    処理を実行させるための厨房設備の不具合対応支援プログラム。
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