JP6930583B2 - 合わせガラスおよび導電性発熱体 - Google Patents

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Description

本発明は、導電性発熱体と、その導電性発熱体を内蔵した合わせガラスとに関する。
従来、車両のフロントウィンドウやリアウィンドウ等の窓ガラスに用いるデフロスタ装置として、窓ガラスに電熱線を組み込んだものが知られている。このようなデフロスタ装置では、窓ガラスに組み込まれた電熱線に通電し、その抵抗加熱により窓ガラスを昇温させて、窓ガラスの曇りを取り除いて、又は、窓ガラスに付着した雪や氷を溶かして、乗員の視界を確保することができる。
前述の電熱線としては、従来から種々の材料が用いられており、例えば、特許文献1には、基材上に銀塩感光層を露光し、現像して定着することによって、電熱線を形成することが開示されている。また、特許文献2には、電熱線をタングステンから形成することが開示されている。
特開2012−14945号公報 特開平9−207718号公報
電熱線の両端側には、バスバー電極が配置され、バスバー電極間に電圧を印加することで、電熱線を加熱する。バスバー電極は、電熱線が形成された透明基材の上に配置されるか、あるいは、透明基材を剥離して、電熱線をその両側から挟み込むように配置される。
電熱線を透明基材上に形成するには、印刷や蒸着、スパッタリング、エッチングなどの手法が用いられるが、微細な構造の電熱線を形成するには、フォトリソグラフィとエッチングによる手法が優れている。
フォトリソグラフィとエッチングによる手法では、透明基材上に銅箔などの金属薄膜を形成し、その上にフォトレジストを配置して、露光および現像した後に、フォトレジストの上方からエッチング液を塗布して、フォトレジストをパターニングする処理が行われる。
エッチングにより除去された金属薄膜の側面は、基板面と交差する方向に延びる急峻な平面形状である。このため、外部からの光線がこの平面に入射されると、ほぼ同方向に全反射を起こしてしまう。よって、全反射した方向からは、強いチラツキを感じることになる。
このように、エッチングにより電熱線を形成すると、電熱線の長手方向に延びる側面が揃ってしまうために、見る方向によっては、目障りなチラツキを生じるという問題がある。
また、電熱線は、バスバー電極の間に、間隔を隔てて複数配置されているため、隣接する電熱線の側面で反射された光線同士が干渉を起こし、光芒が生じるという問題がある。
光芒とは、筋状の光が視認される現象である。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、チラツキや光芒を気にならない程度に抑制することができる合わせガラスおよび導電性発熱体を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様では、
一対のガラス板と、
前記一対のガラス板の間に配置される導電性発熱体と、を備え、
前記導電性発熱体は、
前記一対のガラス板の対向する二つの端辺間に延在すると共にそれぞれ延在方向である長手方向と交叉する方向に間隔を隔てて配置される複数の第1導電体と、を有し、
前記複数の第1導電体のそれぞれの短手方向の幅は長手方向において不均一であり、かつ前記複数の第1導電体のそれぞれにおける長手方向の両端面は蛇行している、合わせガラスが提供される。
又、前記合わせガラスは、
一対のガラス板と、
前記一対のガラス板の間に配置される導電性発熱体と、を備え、
前記導電性発熱体は、
前記一対のガラス板の対向する二つの端辺に沿って延在する第1および第2電極と、
前記第1および第2電極の間にそれぞれ間隔を隔てて配置され、前記第1および第2電極と一体成形される複数の第1導電体と、を有し、
前記複数の第1導電体のそれぞれは、一端部が前記第1電極に接続され、他端部が前記第2電極に接続され、
前記複数の第1導電体のそれぞれの短手方向の幅は長手方向において不均一であり、かつ前記複数の第1導電体のそれぞれにおける長手方向の両端面は蛇行している、合わせガラスであってもよい。
前記複数の第1導電体の少なくとも一つは、長手方向に沿って蛇行していてもよい。
前記複数の第1導電体のうち、隣接する2つの第1導電体同士は、それぞれの長手方向の両端面の形状が互いに相違していてもよい。
前記複数の第1導電体のうち、隣接する2つの第1導電体同士は、それぞれの長手方向の両端面が互いに相違する形状で蛇行していてもよい。
前記複数の第1導電体のそれぞれにおける長手方向の両端面を、各端面に交差する方向に切断した端辺は曲線であってもよい。
前記複数の第1導電体の短手方向の幅は、前記第1および第2電極の短手方向の幅よりも小さくてもよい。
前記第1および第2電極のそれぞれは、メッシュ状であってもよい。
前記複数の第1導電体のうち、少なくとも一部の隣接する2つの第1導電体同士を接続する第2導電体を備えていてもよい。
前記導電性発熱体は、銅を含有する導電性材料にて一体成形されてもよい。
前記導電性発熱体の第1主面と、一方の前記ガラス板と、に接合される第1接合層と、 前記導電性発熱体の前記第1主面とは反対側の第2主面と、他方の前記ガラス板と、に接合される第2接合層と、を備えていてもよい。
前記導電性発熱体を支持する透明基材と、
前記導電性発熱体の前記透明基材との接触面とは反対側の面と、一方の前記ガラス板と、に接合される第1接合層と、
前記透明基材と、他方の前記ガラス板と、に接合される第2接合層と、を備えていてもよい。
本発明の他の一態様では、対向する二つの端辺に沿って延在する第1および第2電極と、
前記第1および第2電極の間にそれぞれ配置され、前記第1および第2電極と一体成形される複数の第1導電体と、を有し、
前記複数の第1導電体のそれぞれは、一端部が前記第1電極に接続され、他端部が前記第2電極に接続され、
前記複数の第1導電体のそれぞれの短手方向の幅は長手方向において不均一であり、かつ前記複数の第1導電体のそれぞれにおける長手方向の両端面は蛇行している、導電性発熱体が提供される。
本発明によれば、チラツキや光芒を気にならない程度に抑制することができる合わせガラスおよび導電性発熱体を提供できる。
本発明の一実施形態による合わせガラス1の平面図。 図1の合わせガラスを乗用車のフロントウィンドウに適用した例を示す図。 合わせガラスの短手方向の両端辺に沿って2つのバスバー電極を配置した合わせガラスの平面図。 複数の線状導電体の形状を示す図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は斜視図。 少なくとも一部の線状導電体を長手方向に沿って蛇行させた例を示す図。 隣接する2つの線状導電体の長手方向の形状を相違させる例を示す図。 図4(a)の線状導電体を連結する線状導電体を設ける例を示す図。 透明基材上に導電性発熱体が形成された発熱体シートを一対のガラス板の間に挟み込んだ場合の図1のA−A線断面図。 (a)〜(e)は導電性発熱体の製造工程を示す断面図。 バスバー電極をメッシュ状にした例を示す図。 図1のB−B線断面図。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
なお、本明細書において、「板」、「シート」、「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「シート」は板やフィルムと呼ばれ得るような部材をも含む概念であり、したがって、「パターンシート」は、「パターン板(基板)」や「パターンフィルム」と呼ばれる部材と、呼称の違いのみにおいて区別され得ない。
また、「シート面(板面、フィルム面)」とは、対象となるシート状(板状、フィルム状)の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材(板状部材、フィルム状部材)の平面方向と一致する面のことを指す。
さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1は本発明の一実施形態による合わせガラス1の平面図である。図1の合わせガラス1は、車や列車、船舶等の各種の乗物のフロントウィンドウ、リアウィンドウ、サイドウィンドウなどに用いることができる。図2は図1の合わせガラス1を乗用車のフロントウィンドウ2に適用した例を示している。
図1の合わせガラス1は、一対のガラス板3,4と、一対のガラス板3,4の間に配置される導電性発熱体5とを備えている。導電性発熱体5は、2つのバスバー電極(第1および第2電極)6,7と、複数の線状導電体(第1導電体)8とを有する。尚、図示は略すが、バスバー電極6,7は合せガラス1とは予め一体形成はし無いで、車輛に合わせガラス1を設置する時等の後加工時に、別体として用意したバスバー電極6,7を線状導電体8と電気的に接合することも出來る。
図2の例では、2つのバスバー電極6,7は、合わせガラス1の長手方向の両端辺に沿って配置されているが、図3に示すように、合わせガラス1の短手方向の両端辺に沿って2つのバスバー電極6,7を配置してもよい。
複数の線状導電体8は、2つのバスバー電極6,7の間にそれぞれ間隔を隔てて配置されている。典型的な例では、複数の線状導電体8は、2つのバスバー電極6,7の間に略平行に配置されている。複数の線状導電体8と2つのバスバー電極6,7とは、共通の導電材料により一体成形されている。導電材料としては、例えば、導電性に優れてエッチング処理が容易な銅が用いられる。後述するように、本実施形態では、フォトリソグラフィにて、複数の線状導電体8と2つのバスバー電極6,7とを一体的に形成する。導電性に優れて、かつフォトリソグラフィのエッチングで容易に加工可能な材料であれば、銅以外の導電性材料を用いてもよい。
2つのバスバー電極6,7間に所定の電圧を印加することにより、これらバスバー電極6,7間の複数の線状導電体8に電流が流れ、各線状導電体8の抵抗成分によって、各線状導電体8が加熱される。これにより、一対のガラス板3,4が温められて、これらガラス板に付着した結露による曇りを除去することができる。また、外側のガラス板に付着した雪や氷を溶かすこともできる。よって、乗物内の乗員の視界を良好に確保可能となる。
このように、導電性発熱体5は、デフロスタ電極として機能する。
バスバー電極6,7には、電力損失なく各線状導電体8に電圧を印加する必要があるため、各バスバー電極6,7の短手方向の幅を、各線状導電体8の短手方向の幅よりも大きくしている。本実施形態は、銅の薄膜をエッチング処理してバスバー電極6,7と線状導電体8のパターンを形成するため、バスバー電極6,7用のパターン幅は、線状導電体8用のパターン幅よりも広く形成されている。
2つのバスバー電極6,7に印加される電圧は、例えば図2に示すように、乗物に搭載されるバッテリ9や電池などから供給される。
複数の線状導電体8と2つのバスバー電極6,7とが一体成形された導電性発熱体5は、透明基材の上に形成されている。この透明基材は、剥離されずにそのまま、一対のガラス板3,4の間に挟み込まれてもよいし、透明基材を剥離した導電性発熱体5のみを一対のガラス板3,4の間に挟み込んでもよい。本明細書では、導電性発熱体5が形成された透明基材を発熱体シートと呼ぶ。
図4は複数の線状導電体8の形状を示す図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は斜視図である。本実施形態による複数の線状導電体8のそれぞれは、バスバー電極6,7の対向する二つの端辺間に延在すると共にそれぞれ延在方向である長手方向と交叉する方向に間隔を隔てて配置される。そして、該長手方向と直交する短手方向の幅が長手方向において不均一であり、かつ長手方向の両端面が蛇行している。すなわち、各線状導電体8の長手方向の両端面を、各端面に交差する方向に切断した端辺は曲線形状である。
このような形状にする理由を以下に説明する。銅の薄膜をエッチング処理すると、図4(b)に示すように、線状導電体8の端面が急峻な形状になる。このため、エッチング処理された長手方向の端面が平らである場合には、この端面に入射された光の反射方向が揃ってしまい、この反射方向から見たときに、強いチラツキを感じることになる。一方、図4に示すように、長手方向の端面を蛇行させると、反射光の方向がばらつくことになり、チラツキがあまり目立たなくなる。これが、線状導電体8の長手方向に延びる両端面を蛇行させる理由である。
一つの線状導電体8は、その長手方向に沿って、対向する2つの端面を有するため、そのいずれも蛇行させない限り、チラツキが目立つおそれがある。そこで、本実施形態では、各線状導電体8の長手方向に沿った両端面とも、蛇行させている。両端面を蛇行させると、結果として、各線状導電体8の短手方向の幅が長手方向において不均一になる。
蛇行の具体的な形状は特に問わない。例えば、サインカーブなどのような規則的な曲面形状で蛇行させてもよいし、不規則な曲面形状で蛇行させてもよい。すなわち、蛇行の周期は一定でもよいし、一定でなくてもよい。また、蛇行の振幅も、一定でもよいし、一定でなくてもよい。さらに、両端面は、必ずしも曲面で蛇行している必要はなく、折れ面で蛇行していてもよい。
各線状導電体8の長手方向に延びる両端面を蛇行させる際に、一定の周期で同じ形状を繰り返すように蛇行させてもよいが、より好ましくはランダムな形状で蛇行させるのが望ましい。一定の周期で同じ形状を繰り返すように蛇行させると、その周期ごとに同じ方向に光が反射してしまい、チラツキが多少目立ってしまうおそれがあるためである。完全にランダムな形状で蛇行させれば、光の反射方向が広範囲にばらつき、チラツキがより目立たなくなる。ただし、蛇行の周期が長いほど、同じ形状を繰り返しても、チラツキは目立ちにくくなるため、チラツキが目立たない程度の周期で同じ形状を繰り返す曲面または折れ面形状にしてもよい。
なお、バスバー電極6,7の一方から他方にかけて、各線状導電体8の短手方向の幅が一方向に変化するような形状は好ましくない。このような形状では、短手方向の幅が小さい方がより抵抗値が大きくなるため、線状導電体8の長手方向において、加熱の度合いが一方向に変化してしまう。よって、各線状導電体8の抵抗値の平均値は、その長手方向において、ほぼ一定になるように、各線状導電体8の長手方向の両端面を蛇行させるのが望ましい。
ところで、2つのバスバー電極6,7間に配置された複数の線状導電体8がともに同じ蛇行形状を有する場合、一つ一つの線状導電体8では、チラツキを目立たなくすることができるが、複数の線状導電体8の長手方向に延びる両端面での反射光同士が干渉を起こして光芒を生じさせるおそれがある。光芒を抑制するには、各線状導電体8の長手方向における形状を変化させるのが望ましい。そこで、図5に示すように、少なくとも一部の線状導電体8を長手方向に沿って蛇行させてもよい。図5では、各線状導電体8の長手方向の中心線を破線で示している。図示のように、各線状導電体8の中心線が蛇行しており、また、各線状導電体8の長手方向に延びる両端面も蛇行しており、両端面間の幅は長手方向において変化している。
図5では、隣接する2つの線状導電体8の長手方向の形状を相違させている。これは、すべての線状導電体8の長手方向の形状を同じように蛇行させると、光芒が目立ちやすくなるためである。
なお、図5では、各線状導電体8をその長手方向に沿って、極端に大きく蛇行させる例を示しているが、光芒が目立たなくなる程度に蛇行させればよい。また、すべての線状導電体8の長手方向の蛇行形状を相違させる必要はない。例えば、長手方向の形状が相違する複数種類の線状導電体8を用意し、同じ種類の線状導電体8が固まって配置されないように各線状導電体8を配置するのが望ましい。また、光芒がそれほど目立たない場合は、すべての線状導電体8の長手方向の形状を同じにしてもよい。
図5のように、各線状導電体8の長手方向の中心線の蛇行の形状は、サインカーブなどのような規則的な形状でもよいし、不規則な形状でもよい。また、曲線ではなく、折れ線形状でもよい。
光芒を抑制させる手法として、図5のように、各線状導電体8を長手方向に蛇行させる以外に、少なくとも一部の線状導電体8の長手方向の形状を他の線状導電体8の長手方向の形状と相違させてもよい。例えば、図6は隣接する2つの線状導電体8の長手方向の形状を相違させる例を示している。図6の各線状導電体8は、全体としてはバスバー電極6,7に直交する方向に延びているが、各線状導電体8の長手方向に延びる両端面の形状がそれぞれ相違している。これにより、長手方向に延びる両端面での反射光の方向が広範囲にばらつくことになり、光芒が抑制される。
ところで、各線状導電体8は、バスバー電極6,7に比べて細いため、断線が生じやすい。そこで、図7に示すように、隣接する2つの線状導電体8同士を連結する別個の線状導電体(第2導電体)9を設けてもよい。この線状導電体9の数および配置場所は、線状導電体8の長さや幅等に応じて、任意に設定すればよい。図7は図4(a)の線状導電体8に線状導電体9を設ける例を示したが、図5や図6の線状導電体8に線状導電体9を設けてもよい。
本実施形態では、複数の線状導電体8をエッチング処理で形成することを念頭に置いているため、例えば、作製したい線状導電体8の形状に合致するフォトマスクを用意することで、任意の蛇行形状の線状導電体8を形成でき、線状導電体8の形状が複雑であっても、特に製造が困難になることはない。
図8は透明基材11上に導電性発熱体5が形成された発熱体シート12を一対のガラス板3,4の間に挟み込んだ場合の図1のA−A線断面図である。図8の場合、湾曲した一方のガラス板3の上に、接合層(第1の接合層)13を介して、発熱体シート12の透明基材11が接合されている。発熱体シート12の導電性発熱体5の上には、接合層(第2の接合層)14を介して、他方のガラス板4が接合されている。
発熱体シート12の透明基材11と導電性発熱体5はともに十分に薄いため、発熱体シート12自体が柔軟性を備えており、湾曲したガラス板3,4の湾曲形状に沿って発熱体シート12を湾曲させた状態で、ガラス板3,4に安定的に接合することができる。
ガラス板3,4は、特に乗物のフロントウィンドウ2に用いる場合、乗員の視界を妨げないよう可視光透過率が高いものを用いることが好ましい。このようなガラス板3,4の材質としては、ソーダライムガラスや青板ガラス等が例示できる。ガラス板3,4は、可視光領域における透過率が90%以上であることが好ましい。ここで、ガラス板3,4の可視光透過率は、分光光度計(例えば、(株)島津製作所製「UV−3100PC」、JISK0115準拠品)を用いて測定波長380nm〜780nmの範囲内で測定したときの、各波長における透過率の平均値として特定される。なお、ガラス板3,4の一部または全体に着色するなどして、可視光透過率を低くしてもよい。この場合、太陽光の直射を遮ったり、車外から車内を視認しにくくしたりすることができる。
また、ガラス板3,4は、1mm以上5mm以下の厚みを有していることが好ましい。
このような厚みであると、強度及び光学特性に優れたガラス板を得ることができる。
ガラス板3,4と、透明基材11上に形成された導電性発熱体5とは、それぞれ接合層13,14を介して接合されている。このような接合層13,14としては、種々の接着性または粘着性を有した材料からなる層を用いることができる。また、接合層13,14は、可視光透過率が高いものを用いることが好ましい。典型的な接合層13,14としては、ポリビニルブチラール(PVB)からなる層を例示することができる。接合層13,14の厚みは、それぞれ0.15mm以上0.7mm以下であることが好ましい。
なお、合わせガラス1には、図示された例に限られず、特定の機能を発揮することを期待されたその他の機能層が設けられても良い。また、一つの機能層が二以上の機能を発揮するようにしてもよいし、例えば、合わせガラス1のガラス板3,4、接合層13,14や、透明基材11の少なくとも1つに種々の機能を付与してもよい。例えば、反射防止(AR)機能、耐擦傷性を有したハードコート(HC)機能、赤外線遮蔽(反射)機能、紫外線遮蔽(反射)機能、偏光機能、防汚機能等が一例として挙げられる。
透明基材11は、導電性発熱体5を支持する基材として機能する。透明基材11は、可視光線波長帯域の波長(380nm〜780nm)を透過する一般に言うところの透明である電気絶縁性の基板であって、熱可塑性樹脂を含んでいる。
透明基材11に主成分として含まれる熱可塑性樹脂としては、可視光を透過する熱可塑性樹脂であればいかなる樹脂でもよいが、例えば、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート等のポリエステル樹脂、トリアセチルセルロース(三酢酸セルロース)等のセルロース系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネート樹脂、AS樹脂等を挙げることができる。とりわけ、アクリル樹脂やポリエチレンテレフタレートは、光学特性に優れ、成形性が良いので好ましい。
また、透明基材11は、製造中の導電性発熱体5の保持性や、光透過性等を考慮すると、0.02mm以上0.20mm以下の厚みを有していることが好ましい。
図9は導電性発熱体5の製造工程を示す断面図であり、図1のA−A線方向の断面構造を示している。まず、図9(a)に示すように、透明基材11上に銅の薄膜21を形成する。この薄膜21は、電界銅箔や圧延銅箔、スパッタリング、真空蒸着などにより形成可能である。
次に、図9(b)に示すように、銅の薄膜21の上面をフォトレジスト22で覆う。フォトレジスト22は、例えば特定波長域の光、例えば紫外線に対する感光性を有する樹脂層である。この樹脂層は、樹脂フィルムを貼着して形成してもよいし、流動性の樹脂をコーティングすることにより形成してもよい。また、フォトレジスト22の具体的な感光特性は特に限られない。例えば、フォトレジスト22として、光硬化型の感光材が用いられてもよく、若しくは、光溶解型の感光材が用いられてもよい。
続いて、図9(c)に示すように、フォトレジスト22をパターニングして、レジストパターン23を形成する。フォトレジスト22をパターニングする方法としては、公知の種々の方法を採用することができるが、この例では、フォトレジスト22として、特定波長域の光、例えば紫外線に対する感光性を有する樹脂層を用い、公知のフォトリソグラフィー技術を用いてパターニングしている。まず、フォトレジスト22上に、パターン化したい部分を開口したマスク、又は、パターン化したい部分を遮蔽したマスクを配置する。
上述したように、マスクには、線状導電体8の長手方向に延びる両端面が蛇行するようなパターンが描かれている。また、場合によっては、線状導電体8の長手方向が全体として蛇行しているようなパターンがマスクに描かれていてもよい。
次に、このマスクを介してフォトレジスト22に紫外線を照射する。その後、紫外線がマスクにより遮蔽された部分、又は、紫外線が照射された部分を現像等の手段により除去する。これにより、パターニングされたレジストパターン23を形成することができる。
なお、マスクを用いないレーザーパターニング法を用いることもできる。
次に、図9(d)に示すように、レジストパターン23の上方からウェットエッチング用のエッチング液を噴射して、レジストパターン23で覆われていない銅の薄膜21をエッチング除去し、レジストパターン23で覆われた領域のみ、銅の薄膜21を残す。次に、図9(e)に示すように、レジストパターン23を剥離することで、複数の線状導電体8と2つのバスバー電極6,7とが作製される。
なお、パターニングした銅の薄膜21の表面や、あるいは銅の薄膜21の下面側に、導電性発熱体5の反射率を抑制するための暗色層を形成してもよい。暗色層を形成することで、外光が線状導電体8やバスバー電極6,7の表面に照射された場合の反射光を抑制でき、チラツキの発生をより抑制できる。
バスバー電極6,7を一体成形せずに、複数の線状導電体8のみをフォトリソグラフィにより形成する場合、フォトリソグラフィのエッチング工程で、エッチング液を噴射した際に、線状導電体8の長手方向両端部側が長手方向中央部よりもエッチングがより進行し、線状導電体8の長手方向両端部の幅が細くなりすぎて、バスバー電極6,7と導通しなくなったり、線状導電体8の長手方向両端部の抵抗が異常に高くなったりする。これに対して、本実施形態のように、複数の線状導電体8と2つのバスバー電極6,7とを一体成形する場合には、複数の線状導電体8の長手方向中央部側から両端部側に流れたエッチング液がバスバー電極6,7でせき止められるため、線状導電体8が全体として均一にエッチング液に浸漬され、線状導電体8の長手方向両端部がより多くエッチング除去される等の不具合が起きなくなる。
また、本実施形態では、複数の線状導電体8と2つのバスバー電極6,7とをフォトリソグラフィにより一体成形するため、先にフォトリソグラフィで複数の線状導電体8を形成し、その後、別体のバスバー電極6,7を線状導電体8に接合する場合と比べて、線状導電体8とバスバー電極6,7との接触性が向上し、線状導電体8とバスバー電極6,7との接合部での電力損失が少なくなり、発熱効率が向上する。
図9の製造工程により作製された発熱体シート12は、湾曲した一対のガラス板3,4の間に配置される。より詳細には、一方のガラス板3、接合層13、発熱体シート12、接合層14、ガラス板4の順に重ね合わせて、加圧しながら加熱することで、合わせガラス1が作製される。
また、図2等に示したバスバー電極6,7は、ベタパターンで形成されているが、バスバー電極6,7の短手方向の幅は線状導電体8の短手方向の幅よりも大きいため、フォトリソグラフィで使用したレジストパターン23との接触面積が大きくなる。このため、バスバー電極6,7上のレジストパターン23を簡易に剥離できないおそれがある。無理にレジストパターン23を剥離しようとすると、バスバー電極6,7が変形したり、断線したりするおそれがある。そこで、図10に示すように、バスバー電極6,7をメッシュ状にしてもよい。バスバー電極6,7のメッシュパターンは、図10に示したものに限られず、三角形、矩形等の同一形状の開口が規則的に画成されるメッシュパターン(格子状のパターン)、異形状の開口が規則的に画成されるメッシュパターン、ボロノイメッシュのような、異形状の開口が不規則的に画成されるメッシュパターン等、種々のメッシュパターンが適用可能である。例えば、ハニカムパターンである場合、電流が分岐点においてスムーズに2方向に分岐して進行方向を変えることができる。これにより、バスバー電極6,7の全体に電流が流れ易くなることで、バスバー電極6,7の導通性を向上でき、バスバー電極6,7での電力損失を低減できる。
バスバー電極6,7がメッシュパターンで形成されている場合、図10に示すように、各線状導電体8との接続がバスバー電極6,7の複数の分岐細線で行われることになり、バスバー電極6,7がベタパターンの場合よりも、接合強度が向上することが考えられる。
バスバー電極6,7がメッシュパターンで形成されている場合には、バスバー電極6,7とレジストパターン23との接触面積が小さくなるため、レジストパターン23をバスバー電極6,7から剥離するのも容易になり、剥離時の不具合も生じなくなる。
その一方で、バスバー電極6,7をメッシュパターンにすると、バスバー電極6,7をベタパターンにする場合よりも導電性が悪くなり、バスバー電極6,7の抵抗値が上昇してしまうことも考えられる。そこで、図11に示すように、発熱体シート12から導電性発熱体5を剥離してバスバー電極6,7の両面側に、ベタパターン15,16を接合してもよい。或いは、発熱体シート12から導電性発熱体5を剥離し無い状態の儘、バスバー電極6,7の表面にベタパターン15,16を接合しても良い。バスバー電極6,7とベタパターン15,16との接合は、導電性の接着剤を用いればよい。なお、図11は図1のB−B線断面図である。
図10に示す導電性発熱体5に、図7に示した線状導電体9を設けてもよい。また、図10では、図4(a)の導電性発熱体5のバスバー電極6,7をメッシュ状にする例を示したが、図5〜図7の導電性発熱体5のバスバー電極6,7をメッシュ状にしてもよい。
このように、本実施形態では、複数の第1導電体のそれぞれの短手方向の幅を長手方向において不均一にし、かつ複数の第1導電体のそれぞれにおける長手方向の両端面を蛇行させるため、各第1導電体の長手方向の端面での反射光の反射方向を分散させることができ、チラツキが目立たなくなる。
また、少なくとも一部の第1導電体を長手方向に沿って蛇行させることで、光芒も目立たなくなる。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
1 合わせガラス、2 フロントウィンドウ、3,4 一対のガラス板、5 導電性発熱体、6,7 バスバー電極、8 線状導電体、9 バッテリ、11 透明基材、12 発熱体シート、13,14 接合層、15,16 ベタパターン、21 銅の薄膜、22
フォトレジスト、23 レジストパターン

Claims (6)

  1. 一対のガラス板と、
    前記一対のガラス板の間に配置される導電性発熱体と、を備え、
    前記導電性発熱体は、
    延在方向である長手方向と交叉する方向に間隔を隔てて配置される複数の線状導電体を有し、
    前記線状導電体は、長手方向に沿って対向する二つの端面を有し、一方の端面と他方の端面は互いに異なる形状で蛇行しており、かつ前記複数の線状導電体のそれぞれの側面は急峻な平面形状であり、かつ前記複数の線状導電体が並ぶ方向における隣り合う2つの前記線状導電体同士の間隔は前記線状導電体の長手方向において不均一である、合わせガラス。
  2. 一方の端面と他方の端面はランダムな形状で蛇行している、請求項1に記載の合わせガラス。
  3. 前記線状導電体の抵抗値の平均値が、その長手方向において、ほぼ一定である、請求項1または2に記載の合わせガラス。
  4. 前記線状導電体の中心線が蛇行している、請求項1乃至3のいずれかに記載の合わせガラス。
  5. 隣接する2つの前記線状導電体の長手方向の形状が相違する、請求項1乃至4のいずれかに記載の合わせガラス。
  6. 延在方向である長手方向と交叉する方向に間隔を隔てて配置される複数の線状導電体を有し、
    前記線状導電体は、長手方向に沿って対向する二つの端面を有し、一方の端面と他方の端面は互いに異なる形状で蛇行しており、かつ前記複数の線状導電体のそれぞれの側面は急峻な平面形状であり、かつ前記複数の線状導電体が並ぶ方向における隣り合う2つの前記線状導電体同士の間隔は前記線状導電体の長手方向において不均一である、導電性発熱体。
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