JP6930169B2 - 建物構造 - Google Patents
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Description
層の直上階の第3階層の床スラブに固定された上弦材と、前記下弦材及び前記上弦材を連結する斜材とを備えたトラス構造で構成され、前記下弦材と前記第1柱とを複数の第2梁で接続した。これにより、長スパン横架材が設けられている下階の柱を少なくして、第1階層に大空間を確保することができる。更に、第1柱のスパンを短くしたので、外側柱梁架構の梁の梁成を小さくすることができる。従って、建物の高さを抑えた場合にも、第1階層の側面に大きな開口面を設ける等、レイアウトの自由度を高めることができる。
・上記建物構造において、前記免震層には、前記第1階層に配置される冷却対象装置を冷却する冷却水を循環させる冷却管が配置されていることが好ましい。これにより、免震層を用いて、第1階層の配置した冷却対象装置を水冷することができる。
図1(a)に示すように、本実施形態の建物構造を用いた建物10は、データセンタ等として用いられる。建物10は、地下に配置された免震層L1を備える。
図1(b)に示すように、建物10の外側の側面には、第1柱11が複数、配置されている。建物10の外側の両側面に沿って整列した第1柱11は、梁15によって連結されている。第1柱11及び梁15によって、外側柱梁架構が構成される。更に、建物10の外側の両側面と平行な中央面には、複数の第2柱12が、一列で配置されている。また、大梁25が、外側柱梁架構の第1柱11と第2柱12とを連結して設けられている。
2階の床スラブF2は、1階の天井スラブであり、2階の天井スラブは、3階の床スラブF3である。そして、このトラス梁20は、2階の床スラブF2と3階の床スラブF3とに連結されている。
図2(a)〜(c)は、建物10の詳細な各階層の平面図であって、それぞれ3階、2階、1階を示している。図3は、建物10の要部の立断面図である。
図2(a)及び図2(c)に示すように、マシン室(R1,R2)の外側(チムニ50側)には、空調機械室M1,M2が形成されている。空調機械室M1,M2には、空気調和機A1,A2が配置されている。なお、空調機械室M1,M2の外側には、廊下P1,P3が設けられている。
(1)本実施形態の建物10は、第1柱11を連結する梁15と、第1柱11のスパンよりも長いスパンで建物10内に配置される第2柱12を連結するトラス梁20と、トラス梁20と梁15とを連結する大梁25及び小梁26とを有する。トラス梁20は、2階の床スラブF2と3階の床スラブF3とに連結して構成されている。これにより、トラス梁20が設けられている下階(1階)の柱を少なくして、1階に大空間を形成することができる。また、第1柱11のスパンが短いため、梁15の梁成を小さくすることができる。
・上記実施形態において、大梁25及び小梁26は、トラス梁20の下弦材21と斜材23との連結部において、トラス梁20に固定した。トラス梁20と梁15とを連結する小梁26は、下弦材21と斜材23との連結部以外のトラス梁20に設けてもよい。また、大梁25及び小梁26は、外側柱梁架構の第1柱11に対応するように設けたが、外側柱梁架構の梁15とトラス梁20の下弦材21とを連結できれば、第1柱11間に配置してもよい。
・上記実施形態において、長スパン横架材のトラス梁20は、2階の床スラブF2と3階の床スラブF3とに連結した。長スパン横架材は、2階(第2階層)の床スラブF2と、3階(第3階層)の床スラブF3とに接触して、荷重を支えることができる状態で構成されていれば、連結されていなくても、例えば、載置されているだけでもよい。
(a)前記第2階層には、前記第1階層及び前記第3階層に配置される冷却対象装置に用いる電気設備が配置されることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の建物構造。
従って、この(a)に記載の発明によれば、電気設備の近くの直上階及び直下階に冷却対象装置を配置することができるので、電気設備からの配線を短くすることができる。
Claims (4)
- 建物の第1階層の外側に配置される複数の第1柱と、これら第1柱を連結する第1梁とを備えた外側柱梁架構と、
前記第1柱のスパンよりも長いスパンで前記建物内に配置される複数の第2柱と、これら第2柱を連結する長スパン横架材とを備えた長スパン柱梁架構とを有する建物構造であって、
前記長スパン横架材は、前記第1階層の直上階の第2階層の床スラブに固定された下弦材と、前記第2階層の直上階の第3階層の床スラブに固定された上弦材と、前記下弦材及び前記上弦材を連結する斜材とを備えたトラス構造で構成され、
前記下弦材と前記第1柱とを複数の第2梁で接続したことを特徴とする建物構造。 - 前記第1階層の直下には、免震層が構成されていることを特徴とする請求項1に記載の建物構造。
- 前記免震層には、前記第1階層に配置される冷却対象装置を冷却する冷却水を循環させる冷却管が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の建物構造。
- 前記第1階層に配置される冷却対象装置を冷却する外気の換気ダクトを、前記第1柱の間に設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の建物構造。
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JP2017061282A JP6930169B2 (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 建物構造 |
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JP2018162626A JP2018162626A (ja) | 2018-10-18 |
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