JP6927232B2 - 流路切り替え装置 - Google Patents

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Description

本開示は、流路切り替え装置に関し、特に体外循環回路の流路を切り替える流路切り替え装置に関する。
種々のチューブセットを用いて、血液等の流体を患者から抜き取ったり、患者に投与したりする、様々な医学的処置が存在する。このような処置の一例として血液透析が挙げられる。血液透析においては、患者の血液は、ブラッドアクセスから体外へ抜き出され、透析器により浄化された後、患者に戻される。血液透析の間、一般的にブラッドアクセスの上流位置から血液が抜き出され、ブラッドアクセスの下流位置へ浄化後の血液が戻される。しかし、ブラッドアクセスの下流位置から血液を抜き出し、ブラッドアクセスにおける上流位置に血液を戻す場合がある。このように逆方向に血液を流すことにより、バスキュラーアクセス流量等の種々の情報を得ることができる。このようにして得られた情報を用いることにより、例えばブラッドアクセスの状態を評価したり、アクセスのトラブルといった他の健康問題に関する事前の警告を得たりすることができる。これにより、数年間透析が行われた患者のブラッドアクセスの修復又は交換等の処置をすることができる。
逆方向に血液を流すためには、ブラッドアクセスに接続されたチューブをつなぎ替えることにより行うことができる。しかし、チューブのつなぎ替えは煩雑であり、医療事故の原因となりやすい。チューブをつなぎ替えることなく、血液の流れを切り替える方法として、4本のチューブと4個のクランプとが設けられた切り替え装置を設ける方法が提案されている(例えば、非特許文献1を参照。)。このような切り替え装置を設けることにより、チューブをつなぎ替えることなく、通常方向の体外循環と、逆方向の体外循環とを切り替えることができる。
P. G. Sakiewicz他, "Introduction of a Switch that Can Reverse Blood Flow Direction On-Line during Hemodialysis", ASAIO Journal, 46巻, p464-468, 2000年
しかしながら、従来の切り替え装置は、4つのクランプを正しく操作しなければならず、操作が複雑であり操作ミスが生じやすい。また、切り替えに手間がかかるという問題もある。
本開示の課題は、操作が容易な流路切り替え装置を実現できるようにすることである。
本開示の流路切り替え装置の一態様は、チューブ流路と、チューブ流路を開閉するクランプ部とを備え、チューブ流路は、第1のチューブと、第2のチューブと、基端側で第1のチューブと接続され、先端側で第2のチューブと接続された第3のチューブと、基端側で第2のチューブと接続され、先端側で第1のチューブと接続された第4のチューブとを有し、クランプ部は、第1のチューブ及び第2のチューブ、並びに、第3のチューブ及び第4のチューブの少なくとも一方の組を一括して閉止する。
流路切り替え装置の一態様は、クランプ部が、第1のチューブ及び第2のチューブ、並びに、第3のチューブ及び第4のチューブの一方の組を一括して閉止するため、複雑なクランプ操作をすることなく流路の切り替えができる。また、開閉すべき4本のチューブの内の2本がクランプによりまとまっているため、使用者は開閉操作すべきチューブを一見して判断することができ、誤操作を生じにくくすることができる。
流路切り替え装置の一態様は、使用者の誤操作を防ぐための表示を備えていてもよい。このようにすれば、容易に循環方向を視認でき誤操作を低減できる。
流路切り替え装置の一態様において、クランプ部は、前記第1のチューブ及び前記第2のチューブを一括して閉止する第1の閉止部と、前記第3のチューブ及び前記第4のチューブを一括して閉止する第2の閉止部とを有していてもよい。このようにすれば、どちらのチューブの組も一括して操作でき、流路切り替え操作がより容易となる。
この場合において、第1の閉止部と第2の閉止部とが連結されていてもよい。このようにすれば、クランプ部をコンパクトにできる。
流路切り替え装置の一態様において、第1の閉止部及び第2の閉止部は、2本のチューブを保持するチューブ保持部と、チューブ保持部に保持されたチューブを押圧して閉止する押圧部と、押圧部を閉止位置に維持するロック部とをそれぞれ有するようにすることができる。このような構成とすることにより、2つの操作により簡単に流路の切り替えが可能となる。
流路切り替え装置の一態様において、クランプ部は、チューブ流路を構成するチューブが通るスリット部を有するクランプ板を有し、スリット部は、チューブの外径よりも間隔が広い幅広部と、間隔が狭い幅狭部とを有するようにできる。このような構成とすることにより、チューブをクランプ板に対して相対移動させて、2本チューブを幅狭部に位置させることにより、流路の切り替えができる。
流路切り替え装置の一態様において、クランプ部は、チューブ流路を構成するチューブが通るスリット部を有するクランプ板と、クランプ板に対してスライド可能な押圧部とを有し、クランプ板及び押圧部は、相対変位することでチューブを閉止するようにできる。このような構成とすることにより、チューブを容易にクランプ板に対して相対移動させることができる。
流路切り替え装置の一態様において、クランプ部は、チューブを固定するチューブ固定部を有し、チューブ固定部は、クランプ板に対してスライド可能に設けられていてもよい。このようにすれば、チューブ自体を引っ張ることなくチューブをクランプ部に対して相対動させることができ、また、チューブがずれて意図せぬチューブを閉止してしまうこともなく、切り換えの操作性及び誤操作の防止ができる。
本開示の流路切り替え装置によれば、複雑な操作をすることなく流路を切り替えることができる。
図1は第1の実施形態に係る流路切り替え装置を示す斜視図である。 図2は流路切り替え装置の使用例を示す図である。 図3は第1の実施形態に係る流路切り替え装置の一変形例を示す斜視図である。 図4は第2の実施形態に係る流路切り替え装置を示す斜視図である。 図5は第2の実施形態に係る流路切り替え装置のクランプ板を示す平面図である。 図6は第2の実施形態に係る流路切り替え装置の変形例を示す斜視図である。 図7はクランプ板の変形例を示す平面図である。 図8はクランプ板の変形例を示す平面図である。 図9は第2の実施形態に係る流路切り替え装置の変形例を示す斜視図である。
本開示において、血液回路の先端側とは、患者に近い側をいい、基端側とは、患者とは反対側の透析装置等に近い側をいう。
(第1の実施形態)
図1に示すように、第1の実施形態に係る流路切り替え装置は、チューブ流路101と、チューブ流路101を開閉するクランプ部102とを備えている。チューブ流路101は、第1のチューブ111と、第2のチューブ112と、基端側で第1のチューブ111と接続され、先端側で第2のチューブ112と接続された第3のチューブ113と、基端側で第2のチューブ112と接続され、先端側で第1のチューブ111と接続された第4のチューブ114とを有している。クランプ部102は、第1のチューブ111及び第2のチューブ112を一括して閉止する第1の閉止部121である第1クランプ部と、第3のチューブ113及び第4のチューブ114を一括して閉止する第2の閉止部122である第2クランプ部とを有する。
本実施形態の流路切り替え装置は、例えば図2に示すように、第1のチューブ111と第3のチューブ113とが接続されたチューブの基端側が、ポンプ181を介して透析器182の動脈側ポートと接続される。第2のチューブ112と第4のチューブ114とが接続されたチューブの基端側が、透析器182の静脈側ポートと接続される。第1のチューブ111と第4のチューブ114とが接続されたチューブの先端側は、穿刺針を介してブラッドアクセスの上流位置に接続される。第2のチューブ112と第3のチューブ113とが接続されたチューブの先端側は、穿刺針を介してブラッドアクセスの下流位置(下流側)に接続される。
通常の透析を行う場合には、第1のチューブ111及び第2のチューブ112を開通状態とし、第3のチューブ113及び第4のチューブ114を閉止状態とする。これにより、ブラッドアクセスの上流位置から脱血し、下流位置に返血する、通常方向の体外循環回路となる。血管血量の測定を行う場合には、第1のチューブ111及び第2のチューブ112を閉止状態とし、第3のチューブ113及び第4のチューブ114を開通状態とする。これにより、ブラッドアクセスの下流位置から脱血し、上流位置に返血する、逆方向の体外循環回路となる。例えば、この状態において流路切り換え器具より先端側のチューブにおける返血中のチューブ上に設けられたポートから生理食塩水を注入し、下流位置から脱血された血液中の生理食塩水の濃度を測定すれば、バスキュラーアクセス流量が測定できる。
図1に示すクランプ部102は、第1のチューブ111及び第2のチューブ112を一括して閉止する第1の閉止部121及び第3のチューブ113及び第4のチューブ114を一括して閉止する第2の閉止部122が並列して一体に設けられている。第1の閉止部121及び第2の閉止部122はそれぞれ、2本のチューブを保持するチューブ保持部124と、チューブ保持部124に保持された2本のチューブを一括して押圧して閉止する押圧部125と、押圧部125を閉止位置に維持するロック部126とを有している。チューブ保持部124は、板体の長手方向の両側が湾曲して立ち上がった断面略C字状であり、板体の中央部上面には、短手方向に延びる凸部128が設けられている。両側の湾曲して立ち上がった部分には、それぞれ2本チューブを通すための開口がそれぞれ設けられている。押圧部125は、チューブ保持部124の一方の側端部からさらに延びる傾斜板151と傾斜板151の凸部128と対向する位置に設けられた押圧突起152とを有している。ロック部126は、チューブ保持部124の押圧部125が設けられた端部とは反対側の端部に設けられた返しの付いた突起であり、押圧部125の傾斜板151の端部と係合する。押圧部125がロック部126と係合すると、凸部128と押圧突起152との間に挟まれたチューブが押しつぶされ閉止される。
図1においては、第1の閉止部121のチューブ保持部124に第1のチューブ111及び第2のチューブ112が保持されており、第2の閉止部122のチューブ保持部124に第3のチューブ113及び第4のチューブ114が保持されている。このため、第1の閉止部121の押圧部125をロック部126と係合させると、第1のチューブ111及び第2のチューブ112が一括して閉止され、第2の閉止部122の押圧部125をロック部126と係合させると、第3のチューブ113及び第4のチューブ114が一括して閉止される。図2に示すような回路において、通常方向の体外循環とする場合は、第1の閉止部121を開通状態とすると共に、第2の閉止部122を閉止状態とする。逆方向の体外循環とする場合は、第1の閉止部121を閉止状態とすると共に、第2の閉止部122を開通状態とする。
本実施形態の流路切り替え装置によれば、一方の閉止部を閉止状態とし、他方の閉止部を開通状態とすれば流路の切り替えができるため、4つのクランプの閉止と開通とを組み合わせなければならない従来の流路切り替え装置と比べて操作が容易であり、誤操作を生じにくくすることができる。また、切り替え操作を遙かに手早く行うことが可能となる。また、全体を一体成形すれば1つの部品となり、製造コストも小さくできる。
本実施形態の流路切り替え装置は、両方の流路を開通状態とすることが可能であるため、滅菌及び保管時に閉止状態のチューブが張り付いてしまうことを防止できるという利点が得られる一方、透析施術時に両方の閉止部を閉止状態としたり、両方の閉止部を開通状態としたりする誤操作をしまうおそれがある。しかし、このような誤操作がされた場合には、2つの押圧部125が揃った位置となるため、4つのクランプを操作する従来の装置と異なり、目視においても容易に誤操作の判断をすることができる。なお、通常の透析装置には圧力センサ及び流量センサ等が設けられており、これらのセンサによっても異常を検出して両方の閉止部を閉止状態とする誤操作を防ぐことが可能である。
図1において、第1の閉止部121及び第2の閉止部122の傾斜板151の延びる向きが揃っている例を示したが、第1の閉止部121と第2の閉止部122とで傾斜板151が延びる向きが逆になっているようにすることもできる。また、第1の閉止部121と第2の閉止部122とは一体ではなく完全な別体となっていなくてもよい。なお、第1の閉止部121及び第2の閉止部122が別体である場合、第1の閉止部121及び第2の閉止部122の開閉操作を行いやすくするために、第1の閉止部121及び第2の閉止部122を互いに係合固定できる仕様としたり、第1の閉止部121及び第2の閉止部122が近接状態でチューブに固定されている仕様としたりすることが好ましい。
図1において、第1の側壁141及び第2の側壁142に、2本のチューブを通すことができる幅広の開口部を設けた例を示した。このような構成とすれば、開口部にチューブを通しやすくすることができる。しかし、間に仕切りを設けたり、1本のチューブがちょうど通るサイズの2つの孔としたりして、チューブを1本ずつ通す2つの部分に別れた開口部とすることもできる。このようにすれば、チューブ保持部124内においてチューブが捻れにくくすることができる。また、チューブ保持部124の板状の部分の上面に2つのチューブを仕切る仕切り板を設けたり、チューブに合わせた溝部を設けたり、開口部の幅と高さのうちの少なくとも一方をチューブの外径を2倍にした値より小さい値としたりすることもできる。
本実施形態のクランプ部102は、傾斜板151がチューブと並行して延びる方向に設けられている。このような構成とすることにより、クランプ部102全体のサイズを小さくすることができ、包装容器の必要容積を小さくすることができる。また、閉止部の回動軸となるC字状の湾曲部がチューブ上に位置しているために、自然状態において閉止部は2本のチューブの外面に当接する仕様となり、閉塞させやすく、チューブの絡まりや逃げを抑えた仕様とすることができる。しかし、図3に示すような、チューブと交差する方向に延びる傾斜板151Aが設けられたクランプ部102Aを用いることもできる。
一変形例に係るクランプ部102Aの第1の閉止部121A及び第2の閉止部122Aは、それぞれチューブ保持部124A、押圧部125A及びロック部126Aを有している。チューブ保持部124Aは、板体の長手方向の両側方が湾曲して立ち上がっていると共に、短手方向の両端部にそれぞれチューブ保持壁129を有している。板体の中央部上面には、長手方向に延びる凸部128Aが設けられている。チューブ保持壁129には、それぞれチューブを通す開口部が設けられている。クランプ部102Aの押圧部125Aは、板体の長手方向の一方の端部からさらに延びる傾斜板151Aと傾斜板151Aの凸部128Aと対向する位置に設けられた押圧突起152Aとを有している。ロック部126Aは、板体の長手方向の他方の端部に設けられた返しの付いた突起であり、押圧部125Aの傾斜板151Aの端部と係合する。
クランプ部102Aは、チューブと交差する横方向に拡がった形状となっているため、目視による確認がしやすくなるという利点がある。なお、図3においては、第1の閉止部121及び第2の閉止部122において共に傾斜板151Aが外側方向に延びている例を示したが、共に内側方向に延びていてもよく、一方が外側方向、他方が内側方向に延びていてもよい。また、第1の閉止部121と第2の閉止部122とは一体となっていなくてもよい。
図3において、チューブ保持壁147に設けられた開口部が、1本ずつチューブを通す2つの部分に別れている例を示したが、開口部が2つの部分に別れていない構成とすることもできる。
第1の閉止部121と第2の閉止部122とが独立して操作される例を示したが、第1の閉止部121と第2の閉止部122とが連動するようにすることもできる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る流路切り替え装置は、図4に示すように、クランプ部202を有している。クランプ部202は、チューブが通り、クランプとチューブとの離間を規制するチューブ保持部であるスリット部211を有するクランプ板210と、チューブを一定の位置関係に固定するチューブ固定部220とを有している。図5に示すように、本実施形態のスリット部211は、第1のスリット211aと第2のスリット211bとを有しており、第1のスリット211a及び第2のスリット211bはそれぞれ、チューブの外径よりも間隔が広い幅広部212と、間隔が狭い幅狭部213とを有している。幅狭部はチューブ外径の2分の1〜2倍の長さを有し、幅広部はチューブ直径の2倍〜4倍の長さを有する。チューブ固定部220は、それぞれ1本のチューブが通る4つの開口部を有し、チューブ流路101を構成する4本のチューブを一定の位置関係に固定できる。
スリット部211の構成と、チューブ固定部220に固定されたチューブの配置とが調整されており、チューブ固定部220を、クランプ板210に対して第1の位置とすると、第1のチューブ111と第2のチューブ112とが幅広部212に位置し、第3のチューブ113と第4のチューブ114とが幅狭部213に位置する。チューブ固定部220を第2の位置とすると、第1のチューブ111と第2のチューブ112とが幅狭部213に位置し、第3のチューブ113と第4のチューブ114とが幅広部212に位置する。これにより、上流位置から脱血し、下流位置に返血する通常方向の体外循環と、下流位置から脱血し、上流位置に返血する逆方向の体外循環とを切り替えることができる。
具体的には、図5に示すように、スリット部211は、互いに並行して配置された第1のスリット211a及び第2のスリット211bを有している。第1のスリット211a及び第2のスリット211bは、それぞれ幅広部212の両側に幅狭部213が設けられている。第1のチューブ111は、第1のスリット211aを通り、左側に配置され、第2のチューブ112は、第2のスリット211bを通り、左側に配置され、第3のチューブ113は、第1のスリット211aを通り、右側に配置され、第4のチューブ114は、第2のスリット211bを通り、右側に配置されている。
この場合、チューブ固定部220をクランプ板210の右側の第1の位置に移動させると、第1のチューブ111及び第2のチューブ112は、幅広部212に配置され開通状態となり、第3のチューブ113及び第4のチューブ114は、幅狭部213に配置され閉止状態となる。チューブ固定部220をクランプ板210の左側の第2の位置に移動させると、第1のチューブ111及び第2のチューブ112は、幅狭部213に配置され閉止状態となり、第3のチューブ113及び第4のチューブ114は、幅広部212に配置され開通状態となる。
なお、図5におけるチューブの配置は例示であり、第1のチューブ111と第2のチューブ112とが、互いに異なるスリットを通り、第3のチューブ113と第4のチューブ114とが、互いに異なるスリットを通り、第1のチューブ111及び第2のチューブ112と、第3のチューブ113及び第4のチューブ114とが、スリットが延びる方向を基準として互いに反対側に配置できれば他の配置とすることができる。2つのスリットに各々2本のチューブが通過している仕様はコンパクトにできる点、チューブの長さを最小限に抑えることができる点で好ましい。しかし、1つのスリットに4本のチューブが通過している仕様としてもよい。この場合、例えば、スリット内において、第1から第4のチューブは、第1のチューブ、第2のチューブ、第3のチューブ、第4のチューブの順に並んでおり、2本のチューブを閉止するのに十分な長さの幅狭部がスリット両側に設けられ、スリット幅がチューブの順番がずれないようにチューブ外面に合わせた仕様とするといったことが考えられる。また、チューブ固定部は4本のチューブを保持する部材として例示したが、複数に分けてもよく、例えば、チューブ固定部を2つにして、各々の2本のチューブを独立して保持及び移動させる仕様としてもよい。また、板クランプを2つに分けてもよい。
このように、本実施形態の流路切り替え装置によれば、チューブ固定部220を移動させるという一操作だけで、流路の切り替えができるため、従来の流路切り替え装置と比べて遙かに操作が容易となり、両方の流路を同時に閉じてしまう誤操作も生じない。また、切り替え操作を遙かに手早く行うことが可能となる。
本実施形態においては、チューブ固定部220をクランプ板210の中央部に移動させると、全てのチューブが開通されるように、中央部の幅広部212の長さを設定している。このようにすれば、滅菌する際にチューブが閉止されていない状態とすることができ、滅菌が容易となる。また、プライミングも容易となる。さらに、チューブがクランプされていない状態で保管できるため、保管中にチューブが変形して開通状態に戻らなくなるという問題が生じにくくなり、好ましい。但し、中央部の幅広部212の長さを調節して、両方の流路が同時に開通状態とならないようにすることもできる。このようにすれば、誤操作はより生じにくくできる。
本実施形態においては、クランプ板210の外縁を囲む外枠215が設けられており、チューブ固定部220は、外枠215の内側にはめ込まれている。外枠215は、チューブ固定部220をクランプ板210に対してスライド移動させるスライド機構として機能するため、流路の切り替えを容易に行うことができる。より容易にスライドさせるために、例えば外枠215の内側面に溝部を設け、チューブ固定部220の外側面に溝部と係合する凸等を設けることができる。このようにすれば、クランプ板210とチューブ固定部220とが分離しないようにすることもでき、切り替え操作がさらに容易となる。なお、操作をよりし易くするために、チューブ固定部220に把持のための翼部や、突起等を設けることができる。
また、チューブ固定部220を所定の位置まで移動させた際にクリック感が得られるようにすれば、流路の切り替えができていない位置で使用してしまうような誤操作を生じにくくすることができる。さらに、使用中にチューブ固定部220が移動して、流路が切り替わるような事故が生じにくくなる。クリック感は、例えば、外枠215の内側面又はクランプ板210の上面に乗り越えることができる突起を設けたり、可撓片を設けたりすることにより生じさせることができる。つまり、第1の位置及び第2の位置に到達した際に、相互に干渉し合う干渉部をチューブ固定部とクランプ板に設けることでクリック感を実現できる。また、干渉部は戻り止めとしても作用でき、幅狭部のスリット幅の低減に寄与しスライドに要する外力の低減につながる。
クランプ板210に外枠215を設ける代わりに、図6に示すようなチューブ固定部220Aを用い、チューブ固定部220Aがクランプ板210Aを挟み込むようにすることもできる。この場合には、チューブ固定部220A自体がスライド機構として機能する。
クランプ板210Aを挟み込むチューブ固定部220Aは、例えば一端がヒンジにより固定された上部と下部とを組み合わせるようにすれば、容易に形成することができる。また、2つの部品を嵌合させたり、接着剤により接着したりして組み立てることもできる。中央部にクランプ板210Aを挿入するスロットが設けられた上下一体となった成形体とすることもできる。
同じ形状のスリットが互いに並行に配置されたクランプ板の例を示したが、クランプ板の形状はこれに限らない。例えば、図7に示すような、スリット部211Bを有するクランプ板210Bを用いることもできる。スリット部211Bは、それぞれが幅広部212と幅狭部213とを含む、第1のスリット211cと第2のスリット211dとを有する。第1のスリット211cと第2のスリット211dとは、第1のスリット211cの幅広部212と第2のスリット211dの幅狭部213とが隣接し、第1のスリット211cの幅狭部213と第2のスリット211dの幅広部212とが隣接するように互いに並行に配置されている。幅広部212及び幅狭部213は、それぞれ2本のチューブを配置できるだけの長さを有している。
この場合、例えば第1のチューブ111と第2のチューブ112とが第1のスリット211cを通るようにし、第3のチューブ113と第4のチューブ114とが第2のスリット211dを通るようにする。第1のスリット211cの幅狭部がクランプ板210Bの左側に位置している場合には、チューブ固定部220を右側の第1の位置に移動させると、第1のチューブ111及び第2のチューブ112は幅広部212に配置されて開通状態となり、第3のチューブ113及び第4のチューブ114は幅狭部213に配置されて閉止状態となる。チューブ固定部220を左側の第2の位置に移動させると、第1のチューブ111及び第2のチューブ112は幅狭部213に配置されて閉止状態となり、第3のチューブ113及び第4のチューブ114は幅広部212に配置されて開通状態となる。
これに限らず、幅広部と幅狭部との配置及びチューブの配置は、所定の開閉ができれば自由に組み合わせることができる。本変形例においても、第1のスリットの幅広部と第2のスリットの幅広部とが重なり合う領域を設ければ、クランプ板の中央部にチューブ固定部を配置した際に、4本のチューブ全てが開通状態となるようにすることができる。これらの変形例においても、チューブ固定部がクランプ板を挟み込むような構成とすることができる。
第2の実施形態及びその変形例に係る流路切り替え装置は、ワンタッチで切り替え操作ができ、原理的に両方の流路が閉止状態となることがないため、簡便で誤操作が生じにくい。通常方向か逆方向かを示す方向表示機構を設けることにより、さらに誤操作を生じにくくできる。方向表示機構は、どのようなものであってもよいが、例えば、クランプ板のチューブ固定部の移動位置に、通常方向及び逆方向等の表示を設けることができる。また、一方の表示をチューブ固定部が隠す構成とすることもできる。
第2の実施形態及びその変形例に係る流路切り替え装置は、クランプ部が2つの部品からなるが、形状が複雑ではないため、組み立て工程を機械化することも可能である。また、クランプ板及びチューブ固定部の大きさをある程度大きくすることにより、手での保持が容易となり操作を向上させることができる。
2つのスリットが並行に設けられたクランプ板を用いる例を示したが、スリットが環状に設けられているクランプ板を用いることもできる。例えば、図8に示すように、2箇所の幅広部212と2箇所の幅狭部213とが交互に配置された環状のスリット部211Cを有するクランプ板210Cと、チューブ固定部220Cとを組み合わせて、クランプ部202Cとすることができる。この場合、第1のチューブ111と第2のチューブ112とを対角に配置し、第3のチューブ113と第4のチューブ114とを対角に配置すれば、第1のチューブ111及び第2のチューブ112が幅広部212に位置する場合には、第3のチューブ113及び第4のチューブ114は幅狭部213に位置し、第1のチューブ111及び第2のチューブ112が幅狭部213に位置する場合には、第3のチューブ113及び第4のチューブ114は幅広部212に位置するようにできる。
このようなクランプ板210Cは、図9に示すような略円筒形状のチューブ固定部220Cと組合せることができる。この場合、チューブ固定部220Cを、クランプ板210Cに対して1/4回転させることにより、第1のチューブ111及び第2のチューブ112が開通状態となり、第3のチューブ113及び第4のチューブ114が閉止状態となる第1の位置と、第1のチューブ111及び第2のチューブ112が閉止状態となり、第3のチューブ113及び第4のチューブ114が開通状態となる第2の位置とを切り替えることができる。
本変形例の流路切り替え装置は、流路の切り替えが相対回転となるため、スライドさせる場合と比べて、クランプ部をコンパクトにすることができ、包装も容易となる。
クランプ板及びチューブ固定部の外形を略円形状としたが、少なくとも一方を角がある形状としてもよい。例えば、両方を正方形状とし、角が一致している場合には通常方向となり、角がずれている場合には逆方向となるようにすることもできる。また、環状に繋がった1つのスリットが設けられている例を示したが、スリットは2つ又は4つに分割することもできる。また、幅広部と幅狭部との配置及びチューブの配置は、所定の開閉ができれば自由に組み合わせることができる。チューブ固定部があることで操作性が増すが、チューブ固定部を設けず、使用者がチューブ自体を持ってクランプ板に対して移動させるようにすることもできる。
第2の実施形態及びその変形例において、幅広部と幅狭部とを有すスリット部を設け、幅広部の位置と幅狭部の位置との間をチューブが移動するようにしたクランプ部を示した。しかし、チューブを閉止しない幅のスリット部を備えたクランプ板にチューブを通し、押圧部となる押圧板がクランプ板に対して相対移動することによりチューブをスリット部の端部と押圧部とで押し当て、チューブを押しつぶして閉止するクランプ部とすることもできる。
例えば、クランプ部は、中心対称となるように2つのスリットが配置されたスリット部を有する円盤状のクランプ板と、2つのスリットを横切り、クランプ板の中心を軸として回転するように配置された押圧板とを有している。第1のチューブと第2のチューブとが互いに異なるスリットを通り、第3のチューブと第4のチューブとが互いに異なるスリットを通るようにする。また、第1のチューブと第2のチューブとは、押圧板を挟んで互いに反対側に位置し、第3のチューブと第4のチューブとは押圧板を挟んで互いに反対側に位置するように配置する。
押圧板を一方に回転させ、第3のチューブ及び第4のチューブが押圧板とスリットの端部との間に挟まれて押しつぶされて閉止状態となる第1の位置で固定すると、第1のチューブ及び第2のチューブが開通状態となり、第3のチューブ及び第4のチューブが閉止状態となる。押圧板を他方に回転させ、第1のチューブ及び第2のチューブが押圧板とスリットの端部との間に挟まれて押しつぶされて閉止状態となる第2の位置で固定すると、第1のチューブ及び第2のチューブが閉止状態となり、第3のチューブ及び第4のチューブが開通状態となる。なお、押圧板がクランプ板に対して回転するための構成として、押圧板とクランプ板の中央に回転軸となるピン等の構成を設けてもよく、また、2つのスリットによって押圧板が回転ガイドされる仕様としたり、クランプ板外面により押圧板が回転ガイドされる仕様としたりしてもよい。
なお、クランプ部は、2本のスリットが並行に配置されたクランプ板を用いて、スリットを横切るように配置した押圧板を平行移動させる構成とすることもできる。
本開示の流路切り替え装置は、好ましくは血液の体外循環回路として用いられ、第1と第3のチューブの基端側には1本の透析装置側動脈チューブが、第2と第4のチューブの基端側には1本の透析装置側静脈チューブが、第1と第4のチューブの先端側には1本の血管側チューブが、第2と第3のチューブの先端側には1本の血管側チューブが形成されている。これら透析装置側動脈チューブ、透析装置側静脈チューブ、第1と第4のチューブ及び第2と第3のチューブの先端側に形成された2本の血管側チューブは血液回路に一体であっても別体であってもよい。別体の場合、透析装置側動脈チューブ及び透析装置側静脈チューブに血液回路との接続コネクタを有し、第1と第4のチューブ及び第2と第3のチューブの先端側に形成された2本の血管側チューブに穿刺器具との接続コネクタを有する。なお、人工透析の体外循環回路に限らず、他の体外循環回路の流路を切り替えるために用いることができる。また、体外循環回路に限らず、流路の切り替えが必要な医療用流体回路に用いることができる。
本開示のクランプは、一部がチューブを囲んでおり、チューブに対して離間不可能とされている。このようにすることでクランプが無くなるといった事態を防止することができるので好ましいが、クランプをチューブに対して離間可能にしてもよい。
第1から第4のチューブは同じ内外径のチューブで構成されることが好ましく、また、チューブ長さは、デッドボリュームを小さくする点及びチューブの絡まりをなくす点からある程度短い方が好ましい。
以上のような実施形態に加えて以下のような構成を適用することもできる。例えば、スリット部は、互いに並行して配置された第1のスリット及び第2のスリットを有し、チューブ固定部は、スリット部が延びる方向に移動するようにすることができる。このような構成とすることにより、チューブ固定部を横移動させるだけで流路の切り替えができる。
この場合において、第1のスリット及び第2のスリットは、それぞれ幅広部の両側に幅狭部が位置し、第1のチューブと第2のチューブとは、互いに異なるスリットを通り、第3のチューブと第4のチューブとは、互いに異なるスリットを通り、第1のチューブ及び第2のチューブと、第3のチューブ及び第4のチューブとは、スリット部が延びる方向を基準として、互いに反対側に配置されている構成することができる。また、第1のスリット及び第2のスリットは、第1のスリットの幅広部と第2のスリットの幅狭部とが隣接し、第1のスリットの幅狭部と第2のスリットの幅広部とが隣接するように配置され、第1のチューブ及び第2のチューブは、第1のスリットを通り、第3のチューブ及び第4のチューブは、第2のスリットを通る構成とすることもできる。このような構成とすることにより、切り替え操作の確実性が向上する。
また、クランプ部は、チューブ固定部をクランプ板に対してスライド移動させるスライド機構を有していてもよい。このような構成とすることにより、切り替え操作がより容易となる。さらに、スリット部は、環状に設けられ、チューブ固定部は、クランプ板に対して相対回転するようにすることができる。このような構成とすれば、クランプ部をコンパクトにできる。
第1の実施形態やその変形例のような、チューブを挟む2つの板状部材と板状部材を連結するC字状湾曲部からなるクランプは、血液回路において、1本のチューブを閉止するのによく使用される(このようなクランプはロバートクランプと呼ばれる。)。第1の実施形態やその変形例のようなクランプは、ロバートクランプに操作が非常に似ているため、使用者が操作法に悩む心配がないという利点を有する。なお、第1の実施形態やその変形例のクランプは、2本のチューブを閉止する閉止部を2つ備えている。このようにすることで各2本のチューブがまとまった仕様となり、操作性が向上する。しかし、閉止部を1つとしてもよい。つまり、4本のチューブのうち、当該閉止部で2本のチューブの開閉を操作し、残り2本のチューブの開閉を2つのロバートクランプ、ローラークランプ、若しくは活栓等の1本のチューブ流路のみを開閉可能に閉止する部材、又は使用者による鉗子を用いた閉止で行ってもよい。当該仕様の場合でも、開閉すべき4本のチューブの内の2本がクランプによりまとまっているため、使用者は開閉操作すべきチューブを一見して判断することができる。また、第1の実施形態やその変形例のようなクランプとして、ロバートクランプ型のものを例示したが、第1〜第4のチューブの内の2本のチューブが2本のチューブを閉止するローラークランプや板クランプ等のクランプ部材に挿通された仕様とすることもできる。
切り換えの結果を使用者に示す手段として、2本のチューブを閉塞可能なクランプがあるだけでは、その効果は弱い。従って、使用者の誤操作をより効果的に抑えるべく、通常方向か逆方向かを示す方向表示や使用者に操作を促す表示をクランプやチューブ自体に設けるのが好ましい。表示には、矢印や文字や色などの表示があり、例えば、順方向や逆方向を示す文字(NやR等)をクランプに設けたり、順方向の場合に上流側或いは下流側になることを示す色をチューブやクランプに表示したり、逆方向の場合に閉じるべきクランプに血液回路でよく見られる青や赤以外の色を付して閉止すべきクランプを表示したり、片方クランプした状態の絵が書いたシールをクランプやチューブに貼って表示したり、閉じた状態での流れを示す簡単な回路図を表示したりなどがあり得る。
本開示の流路切り替え装置は、簡便な操作で流路を切り替えることができ、人工透析等における流路の切り替え器具等として有用である。
101 チューブ流路
102 クランプ部
102A クランプ部
111 第1のチューブ
112 第2のチューブ
113 第3のチューブ
114 第4のチューブ
121 第1の閉止部
121A 第1の閉止部
122 第2の閉止部
122A 第2の閉止部
124 チューブ保持部
124A チューブ保持部
125 押圧部
125A 押圧部
126 ロック部
126A ロック部
128 凸部
128A 凸部
129 チューブ保持壁
151 傾斜板
151A 傾斜板
152 押圧突起
152A 押圧突起
181 ポンプ
182 透析器
202 クランプ部
202C クランプ部
210 クランプ板
210A クランプ板
210B クランプ板
210C クランプ板
211 スリット部
211A スリット部
211C スリット部
211a 第1のスリット
211b 第2のスリット
211c 第1のスリット
211d 第2のスリット
212 幅広部
213 幅狭部
215 外枠
220 チューブ固定部
220A チューブ固定部
220C チューブ固定部

Claims (6)

  1. 患者とポンプを有する装置との間を接続するチューブ流路と、前記チューブ流路を開閉するクランプ部とを備え、
    前記チューブ流路は、第1のチューブと、第2のチューブと、第3のチューブと、第4のチューブとを有し、
    前記第1のチューブは前記患者の第1のブラッドアクセスと前記装置とを接続し、前記第2のチューブは前記患者の第2のブラッドアクセスと前記装置とを接続し、前記第3のチューブは前記クランプ部よりも前記患者側において前記第2のチューブと接続され、前記クランプ部よりも前記装置側において前記第1のチューブと接続され、前記第4のチューブは前記クランプ部よりも前記患者側において前記第1のチューブと接続され、前記クランプ部よりも前記装置側において前記第2のチューブと接続され、
    前記クランプ部は、手動で操作されて前記第1のチューブ及び前記第2のチューブを一括して閉止する第1の閉止部、並びに、前記第3のチューブ及び前記第4のチューブを一括して閉止する第2の閉止部を含む閉止部材と、前記閉止部材の状態が、前記第1のブラッドアクセスから前記第2のブラッドアクセスに血液が流れる第1の状態か、前記第2のブラッドアクセスから前記第1のブラッドアクセスに血液が流れる第2の状態かを操作者に示す表示部とを有している、流路切り替え装置。
  2. 前記第1の閉止部と前記第2の閉止部とが連結している、請求項に記載の流路切り替え装置。
  3. 前記第1の閉止部及び前記第2の閉止部は、2本のチューブを保持するチューブ保持部と、前記チューブ保持部に保持されたチューブを押圧して閉止する押圧部と、前記押圧部を閉止位置に維持するロック部とをそれぞれ有する、請求項1又は2に記載の流路切り替え装置。
  4. 患者とポンプを有する装置との間を接続するチューブ流路と、前記チューブ流路を開閉するクランプ部とを備え、
    前記チューブ流路は、第1のチューブと、第2のチューブと、第3のチューブと、第4のチューブとを有し、
    前記第1のチューブは前記患者の第1のブラッドアクセスと前記装置とを接続し、前記第2のチューブは前記患者の第2のブラッドアクセスと前記装置とを接続し、前記第3のチューブは前記クランプ部よりも前記患者側において前記第2のチューブと接続され、前記クランプ部よりも前記装置側において前記第1のチューブと接続され、前記第4のチューブは前記クランプ部よりも前記患者側において前記第1のチューブと接続され、前記クランプ部よりも前記装置側において前記第2のチューブと接続され、
    前記クランプ部は、手動で操作されて前記第1のチューブ及び前記第2のチューブを一括して閉止する第1の閉止部、並びに、前記第3のチューブ及び前記第4のチューブを一括して閉止する第2の閉止部を含む閉止部材と、前記閉止部材の状態が、前記第1のブラッドアクセスから前記第2のブラッドアクセスに血液が流れる第1の状態か、前記第2のブラッドアクセスから前記第1のブラッドアクセスに血液が流れる第2の状態かを操作者に示す表示部とを有し、
    前記第1の閉止部及び前記第2の閉止部はそれぞれ、前記チューブ流路を構成するチューブが通るスリット部を有するクランプ板を有し、
    前記スリット部は、チューブの外径よりも間隔が広い幅広部と、間隔が狭い幅狭部とを有する、流路切り替え装置。
  5. 患者とポンプを有する装置との間を接続するチューブ流路と、前記チューブ流路を開閉するクランプ部とを備え、
    前記チューブ流路は、第1のチューブと、第2のチューブと、第3のチューブと、第4のチューブとを有し、
    前記第1のチューブは前記患者の第1のブラッドアクセスと前記装置とを接続し、前記第2のチューブは前記患者の第2のブラッドアクセスと前記装置とを接続し、前記第3のチューブは前記クランプ部よりも前記患者側において前記第2のチューブと接続され、前記クランプ部よりも前記装置側において前記第1のチューブと接続され、前記第4のチューブは前記クランプ部よりも前記患者側において前記第1のチューブと接続され、前記クランプ部よりも前記装置側において前記第2のチューブと接続され、
    前記クランプ部は、手動で操作されて前記第1のチューブ及び前記第2のチューブを一括して閉止する第1の閉止部、並びに、前記第3のチューブ及び前記第4のチューブを一括して閉止する第2の閉止部を含む閉止部材と、前記閉止部材の状態が、前記第1のブラッドアクセスから前記第2のブラッドアクセスに血液が流れる第1の状態か、前記第2のブラッドアクセスから前記第1のブラッドアクセスに血液が流れる第2の状態かを操作者に示す表示部とを有し、
    前記第1の閉止部及び前記第2の閉止部はそれぞれ、前記チューブ流路を構成するチューブが通るスリット部を有するクランプ板と、前記クランプ板に対してスライド可能な押圧部とを有し、
    前記クランプ板及び前記押圧部は、相対変位することでチューブを閉止する、流路切り替え装置。
  6. 前記クランプ部は、チューブを固定するチューブ固定部を備え、前記チューブ固定部は、前記クランプ板に対してスライド可能に設けられている、請求項4又は5に記載の流路切り替え装置。
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