JP6927052B2 - 金属帯の矯正方法及び金属帯の矯正装置 - Google Patents
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Description
温度計を用いて測定された金属帯の板幅方向温度分布ΔTmeasが金属帯の板幅方向温度分布ΔTmeas2となるように、伸長ユニットへ供給される潤滑剤の供給量または金属帯の通板速度のうち少なくともいずれか一方を決定してもよい。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係るテンションレベラの概略構成について説明する。図1は、本実施形態に係るテンションレベラ1の概略構成を示す説明図である。図2は、本実施形態に係るテンションレベラ1の潤滑剤供給装置30及び伸長ユニット40の構成を示す説明図である。
[2−1.潤滑剤の供給ムラと板幅方向温度分布との関係]
冷間圧延後の鋼帯Sの形状矯正工程では、テンションレベラ1を用いて冷間圧延工程にて生じた耳波あるいは中波といった波形状や反りを解消し、鋼帯Sの平坦度を高める処理が行われる。しかし、テンションレベラ1による矯正時に、鋼帯Sに対して潤滑剤が均一に供給されていない場合に、板幅方向に複数列に渡ってピッチの小さな波が発生することが判明した。最終製品として仕上られた鋼帯Sにこのような平坦度不良が生じていると、当該鋼帯Sを加工する加工工程において例えば溶接不良のような問題が生じる。
(1)板幅方向温度分布によるフィードバック制御
まず、図3及び図4に基づいて、測定された板幅方向温度分布に基づきフィードバックしてテンションレベラ1を制御する、鋼帯の矯正方法を説明する。図3は、本実施形態に係る鋼帯の矯正方法を示すフローチャートである。図4は、鋼帯Sの板幅方向温度分布を説明する説明図である。なお、図3に示す処理は、テンションレベラ1の制御装置(図示せず。)によって実行される。
次に、図5に基づいて、鋼帯Sの板幅方向温度分布が予め設定された板幅方向温度分布の目標値となるようにテンションレベラ1を制御する、鋼帯の矯正方法を説明する。図5は、板幅方向温度分布をセットアップする場合の本実施形態に係る鋼帯の矯正方法を示すフローチャートである。なお、図5に示す処理も、テンションレベラ1の制御装置(図示せず。)によって実行される。
上記鋼帯Sの矯正方法においては、潤滑剤供給装置30による潤滑剤の供給を、伸長ユニット40のワークロール4aに対して行ってもよく、鋼帯Sの表面に潤滑剤を直接供給するようにしてもよい。鋼帯Sの表面に潤滑剤を直接供給することで、鋼帯Sの表面における潤滑剤の供給ムラをより効率的に解消することができ、潤滑剤の供給ムラに起因する温度ムラも解消することができる。また、制御開始から所望の温度ムラ(伸びひずみ差)を達成するまでに必要な鋼帯Sの材料長さを減らすことができ、歩留まり低下も抑制することができる。
10 巻戻し装置
20 入側ブライドルロール
30 潤滑剤供給装置
40 伸長ユニット
41、43、45、47 伸長ロール群
50 矯正ユニット
55 デフロール
60 ブロア
70 出側ブライドルロール
80 巻取り装置
90 温度計
Claims (6)
- テンションレベラを用いた金属帯の矯正方法であって、
前記金属帯に対して伸びを付与する伸長ユニットの入側に設けられた潤滑剤供給装置により矯正前の前記金属帯の表面に対して潤滑剤を供給し、
前記伸長ユニットの少なくとも出側に設けられた温度計を用いて、板幅方向における前記金属帯の表面温度を測定し、
測定された前記金属帯の表面温度の板幅方向温度分布が低減するように前記テンションレベラを制御する、金属帯の矯正方法。 - 前記温度計を用いて測定された前記金属帯の板幅方向温度分布ΔTmeasから換算された伸びひずみ差Δεmeasが、製品の品質基準の伸びひずみ差Δεcより小さくなるように、前記伸長ユニットへ供給される潤滑剤の供給量または前記金属帯の通板速度のうち少なくともいずれか一方を決定する、請求項1に記載の金属帯の矯正方法。
- 前記金属帯に発生する板幅方向の伸びひずみ差Δεmeasが製品の品質基準の伸びひずみ差Δεcより小さくなる前記金属帯の板幅方向温度分布ΔTmeas2を予め算出し、
前記温度計を用いて測定された前記金属帯の板幅方向温度分布ΔTmeasが前記金属帯の板幅方向温度分布ΔTmeas2となるように、前記伸長ユニットへ供給される潤滑剤の供給量または前記金属帯の通板速度のうち少なくともいずれか一方を決定する、請求項1に記載の金属帯の矯正方法。 - 前記伸長ユニットの入側には、潤滑剤を供給するノズルが板幅方向に複数配列されており、
前記温度計を用いて測定された前記金属帯の板幅方向温度分布に基づき、前記金属帯の表面温度が相対的に高い領域に対応する前記ノズルの、前記潤滑剤の供給量を増加させる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の金属帯の矯正方法。 - 前記潤滑剤は前記金属帯に対して直接供給される、請求項2〜4のいずれか1項に記載の金属帯の矯正方法。
- 金属帯の矯正装置であって、
前記金属帯に対して張力を付与する一対のブライドルロールと、
前記一対のブライドルロールの間に設置され、前記金属帯に対して伸びを付与する伸長ユニットと、
前記伸長ユニットの入側に設けられ、矯正前の前記金属帯の表面に対して潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置と、
前記伸長ユニットの少なくとも出側に設けられ、板幅方向における前記金属帯の表面温度を測定可能な温度計と、
前記温度計により測定された前記金属帯の板幅方向温度分布に基づいて、前記矯正装置を制御する制御部と、
を備える、金属帯の矯正装置。
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