JP6926982B2 - 電源制御回路および環境発電装置 - Google Patents

電源制御回路および環境発電装置 Download PDF

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Description

本発明は、電源制御回路および環境発電装置に関する。
無線通信機器の小型化、無線通信の大容量化に伴い、生活環境における様々な情報をセンシングするセンサデバイスを内蔵し、センシングした情報をサーバーへ送信するIoT(Internet of Things)デバイスの普及が進んでいる。
IoTデバイスは通常センシングデバイスと、センシングしたデータを処理するためIC(Integrated Circuit)等の負荷回路を実装する。負荷回路の駆動には電源供給が必要となるため、IoTデバイスには電池が実装される。IoTデバイスを長期間駆動させるには電池交換が必要となるが、IoTデバイスの設置数が多いと、電池交換に多大なコストが生じる。
負荷回路を駆動する、電池以外の電源として、太陽光発電など、環境エネルギーを電気エネルギーに変換する環境発電素子がある。負荷回路の低消費電力化が進むと共に、環境発電素子の発電性能向上により、負荷回路の電源として電池の代わりに環境発電素子を用いたIoTデバイスが実現可能となっている。
一方、環境発電素子による発電量は、環境の変化に大きく左右されるため、不安定なものとなる。IoTデバイスの信頼性向上には、負荷回路に安定した電力供給を行うための電源制御回路が必要となる。例えば特許文献1には、異なる閾値電圧に基づき動作するリセットICを2つ設け、電源電圧の上昇時と下降時でヒステリシス動作させることにより、負荷回路への電源供給を安定させる技術が開示されている。また非特許文献1には、リセットICの外部に抵抗回路を付加し、ヒステリシスを大きくする技術が開示されている。電源制御回路は、適切なヒステリシス動作を実現することにより、環境発電素子から供給される電圧値の変動に対し、負荷回路との接続・遮断が煩雑に発生することを防止する。この結果、電源制御回路は、環境発電素子から負荷回路への電源供給を安定させることが出来る。
特開2016−146156号公報 特開平08−018010号公報
"製品FAQ集"、FAQ:VD_0005_1.0、[2016年5月19日検索]、インターネット<URL:http://datasheet.sii-ic.com/pub/ic/speedfaq/jpn/power/vd/FVD5.PDF>
しかしながら、特許文献1の技術では、リセットICを2つ実装する必要があるため、回路の実装面積が大きくなる。また非特許文献1の技術では、電源電圧上昇時において外部の抵抗回路に常時電流が流れるため、消費電力が大きくなる。
開示の技術は、実装面積が小さくかつ消費電力の小さい電源制御を実現することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、電源制御回路は、第1基準ノードおよび第2基準ノードに並列接続された電源およびキャパシタと、キャパシタから供給される電荷により動作する負荷回路との接続を制御する電源制御回路であって、第1基準ノードと第2基準ノードの電位差に応じて第1制御信号を出力する第1制御回路と、第1制御信号の論理を反転させた第2制御信号を出力する第2制御回路と、制御信号に応じてキャパシタと負荷回路との電気的接続をオンオフする第1スイッチと、第1基準ノードと第1制御回路との間に接続された第1抵抗と、第1抵抗と第1制御回路との間のノードと第1制御信号を出力する第1出力ノードとの間に接続された第2抵抗と、第1抵抗に並列接続され、第1制御信号に応じてオンオフする第2スイッチとを有し、第1スイッチおよび第2スイッチは、第2制御信号の電圧値に基づいてオンオフする。
本件の開示する電源制御回路および環境発電装置の一つの態様によれば、実装面積が小さくかつ消費電力の小さい電源制御を実現することが出来るという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態における、環境発電装置の一例を示す機能ブロック図である。 図2は、環境発電装置のタイミングチャートである。 図3は、第2の実施形態における、環境発電装置の一例を示す回路図である。 図4は、第3の実施形態における、環境発電装置の一例を示す回路図である。 図5は、第4の実施形態における、環境発電装置の一例を示す回路図である。 図6は、環境発電装置の動作を説明するタイミングチャートである。 図7は、第5の実施形態における、環境発電装置の一例を示す回路図である。 図8は、本実施形態の環境発電装置における電源電圧値の測定結果である。 図9は、第6の実施形態における、環境発電装置の一例を示す回路図である。 図10は、図9の環境発電装置について、論理反転回路を具体化した回路図である。 図11は、負荷回路の動作時における電圧変化を示すタイミングチャートである。 図12は、第7の実施形態における、環境発電装置の一例を示す回路図である。 図13は、図12の環境発電装置について、論理反転回路を具体化した回路図である。
以下、本発明の実施形態について具体的に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における、環境発電装置の一例を示す機能ブロック図である。図1において環境発電装置1は、環境発電素子2、キャパシタ3、電源制御回路4、負荷回路5を有する。端子VDDおよび端子VSSは、環境発電素子2と他の回路とを電気的に接続する共有端子である。
環境発電素子2は、素子の外部から受ける環境エネルギーを電気エネルギーに変換し発電する素子である。環境発電素子2に例えば、太陽光発電素子を用いた場合は電流源として機能する。他の環境発電素子には例えば、ピエゾ素子、圧電素子などがある。キャパシタ3は、環境発電素子2に並列に接続されている。環境発電素子2からキャパシタ3へ発電供給される電荷は外部環境に左右されるため、供給電力は時間経過に対し不安定である。キャパシタ3は、環境発電素子2から供給された電荷を蓄積し、回路に供給される電力を安定させるための二次電池として機能する。キャパシタ3に蓄積された電荷は、電圧として監視することが出来る。
電源制御回路4は、キャパシタ3に蓄積された電荷に対応する電圧の監視結果に応じて、負荷回路5への電力供給を制御する。
負荷回路5は、環境発電素子2により駆動されるICである。負荷回路5は例えば無線ICやセンサデバイスである。負荷回路5は環境発電素子2から発電供給される電力で動作可能な、低消費電力のデバイスである。
図2は、環境発電装置のタイミングチャートである。図2において波形11および波形12は、環境発電装置1について、キャパシタ3が接続された電源端子における、電源電圧値の時間変化を示す。波形13および波形14は、負荷回路5での消費電流を示す。波形13および波形14において、長方形の横の長さは、負荷回路5による電流消費時間を示し、長方形の縦の長さは、負荷回路5による消費電流の大きさを示す。例えば波形13は、負荷回路5における電源投入後のセットアップ処理における消費電流を示している。また波形14は、セットアップ完了後のセンシング処理、データ送信処理など、断続的に発生するイベント処理による消費電流を示している。負荷回路5における電力消費が発生すると、キャパシタ3に蓄積された電荷が負荷回路5に流出する。電源電圧値はキャパシタ3の電荷の流出量に応じて低下する。
閾値VHおよび閾値VLは、電源制御回路4に設定された閾値である。電源制御回路4は、キャパシタ3の電源端子を監視し、電源電圧値が閾値VH以上になると、キャパシタ3と負荷回路5を電気的に接続する。また電源制御回路4は、負荷回路5の駆動開始後、キャパシタ3の電源端子の電圧値が閾値VL以下になると、キャパシタ3と負荷回路5を電気的に遮断する。
環境発電素子2が発電を開始すると、波形11に示す通りキャパシタ3の電源電圧値は上昇を開始する。時刻t1において電源電圧値が閾値VH以上になると、波形13の通り負荷回路5のセットアップ処理による電力消費が発生する。キャパシタ3から負荷回路5への電荷供給により、波形11は時刻t1から下降するが、キャパシタ3には環境発電素子2が発電した電荷が供給される。その後波形11は、波形14の通り負荷回路5の断続的な動作による下降と、環境発電素子2の電荷供給による上昇を繰り返す。
外部環境の変化により環境発電素子2の発電が停止するとキャパシタ3への電荷の供給が止まるため、キャパシタ3の電源電圧値は、波形12の通り負荷回路5の動作に伴い下降する。波形12に示す電源電圧値が時刻t2において閾値VL以下になると、電源制御回路4はキャパシタ3から負荷回路5への電荷供給を止めるため、負荷回路5は動作を停止する。時刻t2以降において外部環境が変化し、環境発電素子2が発電を再開することにより、環境発電装置1は上記動作を繰り返す。
環境発電装置1を安定動作させるには、環境発電によりキャパシタ3に蓄積される電荷量と、負荷回路5による消費電力とのバランスが重要となる。負荷回路5における電力消費時間と電荷量等の消費条件が予めわかっていれば、消費条件に合わせて閾値VHおよびVL、環境発電素子2の発電量やキャパシタ3の容量を最適化することが出来る。
以上の通り電源制御回路4は、外部環境の変化に伴う環境発電素子2の発電量の変化に関わらず、負荷回路5に対し安定した電力を供給するよう制御することが出来る。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態における、環境発電装置の一例を示す回路図である。図3において環境発電装置1dは、太陽光発電素子2a、キャパシタ3a、電源制御回路4d、および負荷回路5aを有する。
太陽光発電素子2aは環境発電素子の一つであり、太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換する。キャパシタ3aは、太陽光発電素子2aから供給された電荷を蓄積し、負荷回路に供給する電荷を安定させるための蓄電素子として機能する。
電源制御回路4dは、キャパシタ3aに蓄積された電荷に対応する電圧の監視結果に応じて、回路への電力供給を制御する。電源制御回路4dは、監視結果に応じてスイッチ6aのオンオフを制御する。
負荷回路5aは、太陽光発電素子2aにより電力供給される回路である。負荷回路5aは例えば無線ICやセンサデバイスである。負荷回路5aは太陽光発電素子2aから発電供給される電力で動作可能な、低消費電力のデバイスである。
電源制御回路4dは、スイッチ20、抵抗R1、抵抗R2、電圧検出回路25、およびスイッチ6aを有する。
スイッチ20は、スイッチ6aに入力される制御信号の論理レベルに応じて、端子VDDと電圧検出回路25の電源入力である端子Vthとを接続または遮断するためのスイッチ素子である。図3においてスイッチ20はNMOSトランジスタであり、論理レベルがHighの制御信号がゲート端子に入力されると、ソース・ドレイン間が導通状態となる。抵抗R1およびR2はそれぞれ、抵抗値R1およびR2を有する抵抗素子である。端子Vthの電圧値は、抵抗値R1およびR2に応じて決まる。
電圧検出回路25は、端子Vthと端子VSSとの間に接続されている。電圧検出回路25は、端子Vthの電圧値に応じて、出力する制御信号の論理レベルを決定する制御回路である。電圧検出回路25は、抵抗27、抵抗28、比較器26、電圧源29、スイッチ30を有する。抵抗27および抵抗28は、端子Vthと端子VSSとの間に直列接続されている。抵抗27および抵抗28を直列接続した際の全抵抗値をRとする。比較器26は、抵抗27と抵抗28による分圧値および電圧源29の電圧値との比較結果に応じて、出力信号の論理レベルを決定する。電圧源29は、比較器26へ入力される信号の論理レベルを判定するための基準電位を生成する。スイッチ30はNMOSトランジスタであり、論理レベルがHighの出力信号が比較器26からゲート端子に入力されると、ソース・ドレイン間がオン状態となる。スイッチ30がオンすると、電圧検出回路25から出力される制御信号の論理レベルはLowとなる。
スイッチ6aは、太陽光発電素子2aと負荷回路5aとの電気接続関係を接続または遮断するためのスイッチ素子である。スイッチ6aは、電圧検出回路25から出力される制御信号の論理レベルに応じて、接続または遮断を切り替える。例えば図3においてスイッチ6aはNMOSトランジスタであり、論理レベルがHighの制御信号がゲート端子に入力されると、ソース・ドレイン間が導通状態となる。
スイッチ6aがオフ状態で端子VDDの電圧値が上昇中の場合、スイッチ30がオンとなるため、端子VDDから端子VSSへの電流経路は、抵抗R1、R2を流れる経路と、抵抗R1、抵抗27、28を流れる経路となる。抵抗値Rが抵抗値R1、R2よりも十分大きい場合、端子VDDから端子VSSへ流れる電流量は抵抗R1と抵抗R2を流れる経路が支配的となる。よって閾値電圧VHは抵抗R1と抵抗R2の間の電圧値Vthを用いて、VH=Vth×{R1×(R2+R)+R2×R}/{R2×R}≒Vth×(R1+R2)/R2となる。
スイッチ6aがオンした後、端子VDDの電圧値が下降中の場合、スイッチ30はオフとなるため、端子VDDから端子VSSへの電流経路は、抵抗R1、抵抗27、28を流れる経路となる。抵抗値Rが抵抗値R1よりも十分大きい場合、閾値電圧VLは電圧値Vthを用いて、VL=Vth×(R+R1)/R≒Vthとなる。
端子VDDの電圧上昇時において、抵抗値R1、R2は抵抗値Rに比べて十分に小さいため、電圧上昇時における消費電力が大きくなる。電圧上昇における消費電力を小さくするために抵抗値R1およびR2を大きくすると、閾値VH、VLにおいて抵抗値R1、R2の影響を無視できなくなり、端子VDDの電圧変動に伴う回路動作を安定させるための十分なヒステリシス動作が保証できなくなる。また比較器26に供給される電流量は抵抗R1の影響を受けるため、抵抗値R1を大きくすると比較器26のスイッチング速度が遅くなり、電圧検出回路25の電圧検出動作が不安定になる。
そこで、図3における環境発電装置1dは、抵抗R1およびR2の抵抗値が大きい場合でも電圧検出回路25の動作を安定させるため、スイッチ20を有する。以下、電源電圧VDD下降時の環境発電装置1dの動作について説明する。
電源電圧VDDが上昇し閾値VH以上になると、電圧検出回路25におけるスイッチ30がオフとなる。スイッチ30がオフになるとスイッチ6aのゲート入力電圧はHighとなるので、スイッチ20に入力されるゲート入力電圧もHighとなる。スイッチ20はスイッチ6aと同じ論理でオンオフするため、スイッチ20に入力される電圧レベルがHighになると、スイッチ20はオン状態となる。
スイッチ20がオン状態になると、端子VDDから端子Vthまでの抵抗値は、スイッチ20のオン抵抗と抵抗R1との並列接続による抵抗値となる。スイッチ20のオン抵抗値は抵抗R1に比べ十分小さいため、端子VDDから端子Vthまでの抵抗値は、スイッチ20のオン抵抗値が支配的となる。よって電源電圧下降時にスイッチ20がオンすることにより、閾値電圧VLに対する抵抗R1の影響は小さくなるため、十分なヒステリシス動作を実現できると共に、電圧検出回路25の動作を安定させることが出来る。
(第3の実施形態)
図4は、第3の実施形態における、環境発電装置の一例を示す回路図である。図4において環境発電装置1aは、太陽光発電素子2a、キャパシタ3a、電源制御回路4a、および負荷回路5aを有する。ここで、他の環境発電装置と同一の構成要素には同一の参照符号を付与し、その説明を省略する。
電源制御回路4aは論理反転回路21、スイッチ22、抵抗R1、抵抗R2、電圧検出回路25、およびスイッチ6aを有する。
図3の通り抵抗R1に並列接続するスイッチ20をNMOSトランジスタで構成すると、ゲート入力電圧の論理レベルがHighの場合、ゲート・ソース間の電位差が小さいと、スイッチ20のオン抵抗値が大きくなる可能性がある。
そこで、抵抗R1およびR2の抵抗値が大きい場合でも、電圧検出回路25の動作をさらに安定させるため、図4における環境発電装置1aは、論理反転回路21およびスイッチ22を有する。論理反転回路21は、入力された信号の論理レベルを反転させて出力する制御回路である。以下、電源電圧VDD下降時の環境発電装置1aの動作について説明する。
キャパシタ3aの電圧値が上昇し閾値VH以上になると、電圧検出回路25におけるスイッチ30がオフとなる。スイッチ30がオフになるとスイッチ6aのゲート入力電圧はHighとなるので、論理反転回路21の入力電圧もHighとなる。論理反転回路21は入力信号の論理を反転させて出力するので、入力電圧がHighの場合、スイッチ22に出力される電圧レベルはLowとなる。スイッチ22はスイッチ6aと逆の論理でオンオフするため、スイッチ22に入力される電圧レベルがLowになると、スイッチ22はオン状態となる。
スイッチ22がオン状態になると、端子VDDから端子Vthまでの抵抗値は、スイッチ22のオン抵抗と抵抗R1との並列接続による抵抗値となる。スイッチ22のオン抵抗値は抵抗R1に比べ十分小さいため、端子VDDから端子Vthまでの抵抗値は、スイッチ22のオン抵抗値が支配的となる。よって電源電圧下降時にスイッチ22がオンすることにより、閾値電圧VLが抵抗R1の影響を受けることが無くなるため、十分なヒステリシス動作を実現できると共に、電圧検出回路25の動作を安定させることが出来る。またスイッチ22をPMOSトランジスタで構成することにより、オン時のオン抵抗値を抵抗R1に対し十分小さくすることが出来る。
(第4の実施形態)
図5は、第4の実施形態における、環境発電装置の一例を示す回路図である。図4において環境発電装置1bは、太陽光発電素子2a、キャパシタ3a、電源制御回路4b、および負荷回路5aを有する。図5の環境発電装置1bは、図4の環境発電装置1aに対し、論理反転回路21の具体例である論理反転回路21aを有する。電流I1は、抵抗R1、R2、およびスイッチ30を通って、端子VDDから端子VSSまで流れる電流である。電流I2は、抵抗R3およびスイッチ32を通って、端子VDDから端子VSSまで流れる電流である。電流I3は、抵抗R1とスイッチ22の並列回路および抵抗27、抵抗28を通って、端子VDDから端子VSSまで流れる電流である。
電源制御回路4bは、論理反転回路21a、スイッチ22、抵抗R1、抵抗R2、電圧検出回路25、およびスイッチ6aを有する。論理反転回路21aは、抵抗R3、スイッチ32を有する。
抵抗R3は抵抗値R3を有する抵抗素子である。抵抗R3の抵抗値は、抵抗R2の数倍程度の値としてもよい。抵抗R3の抵抗値を大きくすることにより、スイッチ32がオン状態にある場合の、端子VDDから端子VSSに流れる電流量を制限することが出来る。
スイッチ32は入力信号の論理レベルがHighの場合にオン状態となる。スイッチ32は例えばNMOSトランジスタである。論理反転回路21aの入力信号の論理レベルがHighになると、スイッチ32がオン状態となり、接点Pの電圧値が下がる。接点Pは論理反転回路21aの出力ノードである。論理反転回路21aの出力信号の電圧値は接点Pの電圧値に等しいので、接点Pの電圧値が下がれば、論理反転回路21aの出力信号の論理レベルはLowとなる。よって論理反転回路21aの入力信号の論理レベルがHighの場合、論理反転回路21aの出力信号の論理レベルはLowとなる。
論理反転回路21aにおいて、スイッチ32がオン状態の場合、端子VDDから端子VSSに流れる電流量は抵抗R3の抵抗値に依存する。スイッチ32がオン状態での環境発電装置1bの消費電力を抑えるには、抵抗R3の抵抗値を十分大きくする必要がある。例えばスイッチ32がオフ状態でのオフ抵抗値が数ギガΩである場合、抵抗R3の抵抗値を100MΩ程度に設定すれば、スイッチ22をオフ状態にするための論理レベルがHighになる様、接点Pの電圧値を設定することが出来る。また、抵抗R3の抵抗値を大きくすると、スイッチ22に供給される電流量が小さくなるため、スイッチ22のスイッチング時間が長くなる。スイッチング時間の許容値は、負荷回路5aの起動開始時間に依存する。スイッチ22のゲート容量値をC1とすると、スイッチ22のスイッチングにおける時定数Tは、T=1/(2π×R3×C1)となる。以上の通り、スイッチ22のオンオフ動作を考慮することにより、スイッチ32がオン状態での消費電力を考慮しつつ、抵抗R3の抵抗値を最適化することが出来る。
図6は、環境発電装置の動作を説明するタイミングチャートである。図6(a)は、環境発電装置1bにおいて、端子VSSを基準とする、端子VDDの電圧変化を示す。図6(b)は、環境発電装置1bにおいて、端子VSSを基準とする、接点Oの電圧変化を示す。図6(c)は、環境発電装置1bにおいて、環境発電装置1bの消費電力の変化、すなわち、電流I1、I2、およびI3の電流変化を示す。
時刻0から時刻t1aまで太陽光発電素子2aが発電を行うことでキャパシタ3aの電荷が蓄積され、図6(a)の通り端子VDDの電圧値が上昇する。時刻t1aにおいて、端子VDDの電圧値が閾値VH以上になると、図6(b)の通り接点Oの論理レベルがLowからHighに変化する。時刻0から時刻t1aまではスイッチ30がオン状態なので、環境発電装置1bには電流I1およびI3が流れる。電流I1は端子VDDの電圧値の上昇と共に増加する。一方、電流I3の電流経路にある抵抗27および抵抗28の抵抗値Rは、抵抗R1および抵抗R2の抵抗値に比べ十分に大きいため、電流I3の電流値は電流I1に比べ非常に小さい。よって電流I1に対する電流I3は、図6(c)の通りほぼ一定となる。
時刻t1aにおいて接点Oの論理レベルがHighになると、スイッチ6aがオン状態となり、キャパシタ3aから負荷回路5aに対し電荷供給が開始される。負荷回路5aへの電荷供給時において、スイッチ30はオフ状態、スイッチ32はオン状態となる。よって図6(c)の通り、時刻t1a以降は電流I2の電流量が支配的となる。キャパシタ3aの放電により、端子VDDの電圧値は図6(a)の通り徐々に低下し、図6(c)の通り電流I2も徐々に減少する。
時刻t2aにおいて、図6(a)の通り端子VDDの電圧値が閾値VL以下になると、スイッチ30がオン状態となり、図6(b)の通り接点Oの電圧値の論理レベルがHighからLowに切り替わる。接点Oの電圧値の論理レベルがLowになることにより、スイッチ32はオフ状態となるので、図6(c)の通り電流I2の経路が遮断され、電流I1が支配的となる。スイッチ6aがオフ状態となり、負荷回路5aへの電荷供給が止まっても、電流I1は流れ続けるため、端子VDDの電圧値は図6(a)の通り徐々に低下し、電流I1の電流値も図6(c)の通り徐々に減少する。環境の変化により太陽光発電素子2aが発電を開始すれば、端子VDDの電圧は再び上昇し、環境発電装置1bは以上の動作を繰り返す。
以上の通り環境発電装置1bは、閾値VHと閾値VLとの間に十分な差分を設けることにより、端子VDDの電源電圧変化に対し、安定したヒステリシス動作を実現することが出来る。
(第5の実施形態)
図7は、第5の実施形態における、環境発電装置の一例を示す回路図である。図7において環境発電装置1cは、太陽光発電素子2a、キャパシタ3a、電源制御回路4c、および負荷回路5aを有する。図7の環境発電装置1cは、図3の環境発電装置1aに対し、論理反転回路21の他の具体例である論理反転回路21bを有する。
電源制御回路4cは、論理反転回路21b、スイッチ22、抵抗R1、抵抗R2、電圧検出回路25、およびスイッチ6aを有する。論理反転回路21bは、スイッチ41およびスイッチ42を有する。
スイッチ41およびスイッチ42は、接点Oの電位の論理レベルに応じてオンまたはオフの状態となる。接点Oは電圧検出回路25の出力ノードである。スイッチ41とスイッチ42は互いに相反する論理レベルでオン状態となる。例えば本実施形態において、スイッチ41はPMOSトランジスタで構成され、スイッチ42はNMOSトランジスタで構成されている。
接点Oの電位の論理レベルがLowの場合、スイッチ41はオン状態となり、スイッチ42はオフ状態となる。この場合、論理反転回路21bの出力である接点Pの電位の論理レベルはHighとなり、スイッチ22はオフ状態となる。
接点Oの電位の論理レベルがHighの場合、スイッチ41はオフ状態となり、スイッチ42はオン状態となる。この場合、論理反転回路21bの出力である接点Pの電位の論理レベルはLowとなり、スイッチ22はオン状態となる。
環境発電装置1cにおける論理反転回路21bにおいて、論理反転回路21bの出力である接点Pの電位の論理レベルがLowの場合、論理反転回路21bを通って端子VDDから端子VSSに流れる電流値はスイッチ41のオフ抵抗値によって決まる。また論理反転回路21bは、出力の論理レベルがHighまたはLowのいずれの場合であっても、スイッチ41またはスイッチ42のいずれか一方がオフ状態となる。MOSトランジスタのオフ抵抗値は数ギガΩなので、論理反転回路21aに比べ、論理反転回路21bを通って端子VDDから端子VSSに流れる電流量を非常に小さくすることが出来る。
図8は、本実施形態の環境発電装置における電源電圧値の測定結果である。ウインドウ50は測定した電源電圧値の時間変化を表示するアプリケーションのウインドウである。閾値51は本実施形態における閾値VHの一例である。閾値53は本実施形態における閾値VLの一例である。本実施形態において、閾値51の値は3.1V、閾値53の値は1.9Vで設計されている。また、閾値52は、電源制御装置において、負荷回路5aへの電力供給開始後に、端子Vthに対し抵抗R1をバイパスして端子VDDに接続可能なスイッチを設けない場合の閾値VLである。本実施形態において、閾値52の値は2.4Vとなっている。本実施形態では図8の通り、端子Vthに対し抵抗R1をバイパスして端子VDDに接続可能なスイッチを設けることにより、閾値VLを2.4Vから1.9Vまで下げることが出来ることを確認した。
波形54は、本実施形態の環境発電装置における端子VDDの電圧値の時間変化を示すものである。負荷回路への電力供給開始後、時刻t3において、負荷回路の初期起動が開始される等の理由により、端子VDDの電圧値が低下し始める。その後、無線送信の電力消費により端子VDDの電圧値が低下し、時刻t4において閾値53以下となる。端子VDDの電圧値が閾値VL以下になると負荷回路への電力供給が止まるため、端子VDDの電圧値の低下も止まっていることが波形54により確認できる。
(第6の実施形態)
図9は、第6の実施形態における、環境発電装置の一例を示す回路図である。図9において環境発電装置1dは、太陽光発電素子2a、キャパシタ3a、電源制御回路4d、および負荷回路5aを有する。ここで、他の環境発電装置と同一の構成要素には同一の参照符号を付与し、その説明を省略する。
電源制御回路4dは論理反転回路21、スイッチ22a、抵抗R1、抵抗R2、電圧検出回路25、およびスイッチ6bを有する。
図4の環境発電装置1aにおいてスイッチ6aが負荷回路5aと端子VSSとの間に接続されていたのに対し、図9の環境発電装置1dではスイッチ6bが端子VDDと負荷回路5aとの間に接続されている。また環境発電装置1aにおいてスイッチ6aをオンオフする制御信号が電圧検出回路25の出力であるのに対し、環境発電装置1dにおけるスイッチ6bをオンオフする制御信号は、論理反転回路21の出力となっている。
キャパシタ3aの電圧値が上昇し閾値VH以上になると、電圧検出回路25の出力電圧はHighとなり、論理反転回路21の入力電圧もHighとなる。論理反転回路21は入力信号の論理を反転させて出力するので、入力電圧がHighの場合、スイッチ22aのオンオフを制御する制御信号の電圧レベルはLowとなる。本実施形態において、スイッチ22aはスイッチ6bと同じ論理でオンオフするため、スイッチ22aに入力される電圧レベルがLowになると、スイッチ22aがオン状態となると共に、スイッチ6bもオン状態となる。本実施例において、スイッチ22aおよびスイッチ6bは例えばPMOSトランジスタである。
論理反転回路21の出力電圧は、スイッチ22aおよびスイッチ6bにそれぞれ独立して入力されており、スイッチ22aがオン状態になると、スイッチ22aと同時にスイッチ6bがオン状態となるようにする。スイッチ22aとスイッチ6bを同時に制御することにより、電圧検出回路25は、負荷回路5aの動作による電圧ドロップの影響をうけなくなる。したがって、電源制御回路4dは、負荷回路5aの動作時における動作を安定させることが出来る。
図10は、図9の環境発電装置1dについて、論理反転回路21を具体化した回路図である。図10において環境発電装置1eは、太陽光発電素子2a、キャパシタ3a、抵抗R3、スイッチ32、スイッチ22a、抵抗R1、抵抗R2、電圧検出回路25、スイッチ6b、および負荷回路5aを有する。ここで、他の環境発電装置と同一の構成要素には同一の参照符号を付与し、その説明を省略する。環境発電装置1eにおいて、論理反転回路21は、抵抗R3およびスイッチ32を有する。
本実施形態における環境発電装置1eと、図5の実施形態における環境発電装置1bとの動作を比較する。図5において、スイッチ6aがオンした後、スイッチ32がオンし、その後スイッチ22がオンすることで電圧検出回路25の供給電圧である端子Vthの電圧値が安定する。したがって、スイッチ6aがオンするタイミングとスイッチ22がオンするタイミングとの時間差が大きくなると、電圧検出回路25が負荷回路5aの動作時における電圧ドロップの影響を受け、動作が不安定になる可能性がある。そこで、スイッチ32のスイッチング時間を短くするため、抵抗R3の抵抗値を小さくすると、電流I2が大きくなり、電源制御回路4bの消費電力が増大する。
そこで、図10の環境発電装置1eに示す通り、スイッチ6bとスイッチ22aが同時にオンするように構成することにより、負荷回路5aの動作時における電圧ドロップの影響を考慮する必要が無くなる。したがって抵抗R3の抵抗値を大きくすることが出来るため、消費電力をより低減することが出来る。
図11は、負荷回路5aの動作時における電圧変化を示すタイミングチャートである。図11における時刻t1aと、図6におけるt1aはいずれも負荷回路5aの動作開始時のタイミングを示している。
図11(a)は電源電圧端子VDDの電圧値の変化を示す。図11(b)は図10の環境発電装置1eにおける端子Vthaの電圧値の変化を示す。図11(c)は図5の環境発電装置1bにおける端子Vthの電圧値の変化を示す。
時刻t1aにおいて負荷回路5aの動作が開始すると、図11(a)に示す通り端子VDDの電圧値が下がり始める。図10の環境発電装置1eにおいて、スイッチ6bとスイッチ22aは同時にオンするため、図11(b)に示す通り、端子Vthaの電圧値は時刻t1aにおいて変化する。一方、図5の環境発電装置1bにおいて、スイッチ22はスイッチ6a、及びスイッチ32がオンしてから一定時間経過後の時刻t1bにおいてオンするため、図11(c)に示す通り、端子Vthの電圧値は時刻t1bにおいて変化する。
したがって、環境発電装置1bにおいて必要であった、時刻t1aと時刻t1bとの時間差によるタイミングマージン設計を環境発電装置1eでは不要とすることが出来る。この結果、抵抗R3の抵抗値を大きく設定することが出来るため、負荷回路5aの動作時における低電力化が可能となる。
(第7の実施形態)
図12は、第7の実施形態における、環境発電装置の一例を示す回路図である。図12において環境発電装置1fは、太陽光発電素子2a、キャパシタ3a、電源制御回路4f、および負荷回路5aを有する。ここで、他の環境発電装置と同一の構成要素には同一の参照符号を付与し、その説明を省略する。
電源制御回路4fは論理反転回路21、スイッチ22b、抵抗R1、抵抗R2、電圧検出回路25、およびスイッチ6bを有する。
スイッチ22bは、スイッチ6bと逆の論理でオンオフする。スイッチ22bは、例えばNMOSトランジスタにより実装される。スイッチ22bは、スイッチ6bと逆の論理でオンオフするため、スイッチ22bの制御信号が論理反転回路21への入力なのに対し、スイッチ6bの制御信号は、論理反転回路21の出力となっている。
本実施形態において、スイッチ22bはスイッチ6bと逆の論理でオンオフする。論理反転回路21の出力電圧は、スイッチ6bに入力されている。スイッチ22bがオン状態になった後、論理反転回路21の出力電圧レベルがLowとなり、スイッチ6bがオン状態となる。スイッチ22bがスイッチ6bよりも早くオンすることにより、電圧検出回路25は、負荷回路5aの動作による電圧ドロップの影響をうけなくなる。したがって、電源制御回路4fは、負荷回路5aの動作時における動作を安定させることが出来る。
図13は、図12の環境発電装置1fについて、論理反転回路21を具体化した回路図である。図13において環境発電装置1gは、太陽光発電素子2a、キャパシタ3a、抵抗R3、スイッチ32、スイッチ22b、抵抗R1、抵抗R2、電圧検出回路25、スイッチ6b、および負荷回路5aを有する。ここで、他の環境発電装置と同一の構成要素には同一の参照符号を付与し、その説明を省略する。環境発電装置1gにおいて、論理反転回路21は、抵抗R3およびスイッチ32を有する。
環境発電装置1gにおいて、スイッチ32は例えばNMOSトランジスタである。スイッチ22bに電圧レベルがHighの信号が入力されると、スイッチ22bがオン状態となる。同時にスイッチ32もオン状態となり、スイッチ32のスイッチング時間経過後、スイッチ6bに入力される電圧レベルがLowになるため、スイッチ6bがオン状態となる。したがって、スイッチ22bがオン状態となり、電圧検出回路25の供給電圧である端子Vthbの電圧値が安定した後、スイッチ6bがオン状態となる。よって環境発電装置1gは、負荷回路5aの動作時における電圧ドロップの影響を考慮した設計が不要となる。したがって抵抗R3の抵抗値を大きくすることが出来、消費電力をより低減することが出来る。
1:環境発電装置
2:環境発電素子
3:キャパシタ
4:電源制御回路
5:負荷回路
6a:スイッチ
20:スイッチ
30:スイッチ
21:論理反転回路
25:電圧検出回路
26:比較器

Claims (4)

  1. 第1基準ノードと第2基準ノードとの間に並列接続された電源およびキャパシタと、前記キャパシタから供給される電荷により動作する負荷回路との接続を制御する電源制御回路であって、
    前記第1基準ノードと前記第2基準ノードの電位差に応じて第1制御信号を出力する第1制御回路と、
    前記第1制御信号の論理を反転させた第2制御信号を出力する第2制御回路と、
    前記第2制御信号に応じて、前記キャパシタと前記負荷回路との電気的接続をオンオフする第1スイッチと、
    前記第1基準ノードと前記第1制御回路との間に接続された第1抵抗と、
    前記第1抵抗と前記第1制御回路との間のノードと前記第1制御信号を出力する第1出力ノードとの間に接続された第2抵抗と、
    前記第1抵抗に並列接続され、前記第2制御信号に応じてオンオフする第2スイッチとを有し、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチは、前記第2制御信号の電圧値に基づいてオンオフする、電源制御回路。
  2. 第1基準ノードと第2基準ノードとの間に並列接続された電源およびキャパシタと、前記キャパシタから供給される電荷により動作する負荷回路との接続を制御する電源制御回路であって、
    前記第1基準ノードと前記第2基準ノードの電位差に応じて第1制御信号を出力する第1制御回路と、
    前記第1制御信号の論理を反転させた第2制御信号を出力する第2制御回路と、
    前記第2制御信号に応じて、前記キャパシタと前記負荷回路との電気的接続をオンオフする第1スイッチと、
    前記第1基準ノードと前記第1制御回路との間に接続された第1抵抗と、
    前記第1抵抗と前記第1制御回路との間のノードと前記第1制御信号を出力する第1出力ノードとの間に接続された第2抵抗と、
    前記第1抵抗に並列接続され、前記第1制御信号に応じてオンオフする第2スイッチとを有し、
    前記第1スイッチと前記第2スイッチは相反する論理でオンオフし、
    前記第1スイッチは前記第2制御信号の電圧値に基づいてオンオフし、
    前記第2スイッチは前記第1制御信号の電圧値に基づいてオンオフする電源制御回路。
  3. 第1基準ノードと第2基準ノードに接続された環境発電素子と、
    前記環境発電素子に並列接続されたキャパシタと、
    前記キャパシタから供給される電荷により動作する負荷回路と、
    前記第1基準ノードと前記第2基準ノードの電位差に応じて第1制御信号を出力する第1制御回路と、
    前記第1制御信号の論理を反転させた第2制御信号を出力する第2制御回路と、
    前記第制御信号に応じて、前記キャパシタと前記負荷回路との電気的接続をオンオフする第1スイッチと、
    前記第1基準ノードと前記第1制御回路との間に接続された第1抵抗と、
    前記第1抵抗と前記第1制御回路との間のノードと前記第1制御信号を出力する第1出力ノードとの間に接続された第2抵抗と、
    前記第1抵抗に並列接続され、前記第制御信号に応じてオンオフする第2スイッチと、
    を有し、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチは、前記第2制御信号の電圧値に基づいてオンオフする環境発電装置。
  4. 第1基準ノードと第2基準ノードに接続された環境発電素子と、
    前記環境発電素子に並列接続されたキャパシタと、
    前記キャパシタから供給される電荷により動作する負荷回路と、
    前記第1基準ノードと前記第2基準ノードの電位差に応じて第1制御信号を出力する第1制御回路と、
    前記第1制御信号の論理を反転させた第2制御信号を出力する第2制御回路と、
    前記第2制御信号に応じて、前記キャパシタと前記負荷回路との電気的接続をオンオフする第1スイッチと、
    前記第1基準ノードと前記第1制御回路との間に接続された第1抵抗と、
    前記第1抵抗と前記第1制御回路との間のノードと前記第1制御信号を出力する第1出力ノードとの間に接続された第2抵抗と、
    前記第1抵抗に並列接続され、前記第1制御信号に応じてオンオフする第2スイッチと、
    を有し、
    前記第1スイッチと前記第2スイッチは相反する論理でオンオフし、
    前記第1スイッチは前記第2制御信号の電圧値に基づいてオンオフし、
    前記第2スイッチは前記第1制御信号の電圧値に基づいてオンオフする、環境発電装置。
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