JP2016146156A - 電源制御回路、環境発電装置および環境発電装置の制御方法 - Google Patents

電源制御回路、環境発電装置および環境発電装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】回路の占有面積の増大を抑えつつ、安定した電力を様々な負荷に対して供給することができる電源制御回路、環境発電装置および環境発電装置の制御方法の提供を図る。【解決手段】第1電源電圧Vdd(Vin)が印加された第1電源線11、および、前記第1電源電圧とは異なる第2電源電圧Vss(GND)が印加された第2電源線12の間に接続されたキャパシタ21と、前記第1および第2電源線の間に設けられ、負荷と直列接続された第1スイッチ素子S1と、前記第1電源電圧と前記第2電源電圧の差電圧(Vd)を監視して、前記第1スイッチ素子をオン/オフ制御する差電圧監視回路20と、を有し、前記差電圧監視回路は、前記差電圧が上昇するとき、前記差電圧が前記第1基準電圧(VCH)以上になれば、前記第1スイッチ素子をオンするように制御し、前記差電圧が下降するとき、前記差電圧が第2基準電圧(VCL)以下になれば、前記第1スイッチ素子をオフするように制御する。【選択図】図10

Description

本明細書で言及する実施例は、電源制御回路、環境発電装置および環境発電装置の制御方法に関する。
近年、例えば、太陽光や照明光、電磁波、或いは、機械や人体からの振動や熱といったエネルギーを採取して電力を得る環境発電(エナジーハーベスト:Energy Harvesting)が注目されている。
このエナジーハーベスト技術は、例えば、多数の無線センサーを配置し、各無線センサーからの情報を収集するワイヤレスセンサーネットワーク(Wireless Sensor Networks:WSN)への適用が期待されている。
すなわち、温度や湿度を始めとして様々なデータを測定するためのセンサーを搭載した無線センサーノードの電源として、エナジーハーベストによる電力を利用することにより、電池交換を不要とすることが可能になる。
ところで、従来、環境発電装置の電源制御回路としては、様々なものが提案されている。
特表平08−500218号公報
前述したように、例えば、無線センサーノードの電源として、エナジーハーベストによる電力を利用することが提案されている。このような無線センサーノードは、例えば、基地局との間で信号を送受信するときだけ動作状態(アクティブ状態)とし、それ以外は、低消費電力状態(スリープ状態)とする間欠動作を行うようになっている。
しかしながら、環境発電器(エナジーハーベスタ:Energy Harvester)の出力電力はとても小さく、安定した電力を得ることが難しいといった課題がある。また、比較器やスイッチ素子、或いは、電源フィルタ等を設けて、チャタリングの発生を防止しつつ、安定した電力を出力する様々な電源制御回路が提案されているが、回路の占有面積の増大や負荷が専用のピンを持たないと適用が難しいといった課題がある。
なお、本明細書において、電源制御回路が適用される環境発電装置として、太陽電池を利用したエナジーハーベスタを例として説明するが、本実施例の適用は、太陽電池を利用したエナジーハーベスタに限定されないのはもちろんである。
一実施形態によれば、第1電源電圧が印加された第1電源線と、前記第1電源電圧とは異なる第2電源電圧が印加された第2電源線と、キャパシタと、第1スイッチ素子と、差電圧監視回路と、を有する電源制御回路が提供される。
前記キャパシタは、前記第1および第2電源線の間に接続される。前記第1スイッチ素子は、前記第1および第2電源線の間に設けられ、負荷と直列接続される。前記差電圧監視回路は、前記第1電源電圧と前記第2電源電圧の差電圧を監視して、前記第1スイッチ素子をオン/オフ制御する。
前記差電圧監視回路は、前記差電圧が上昇するとき、前記差電圧が第1基準電圧よりも低ければ、前記第1スイッチ素子をオフし、前記差電圧が前記第1基準電圧以上になれば、前記第1スイッチ素子をオンするように制御する。
前記差電圧監視回路は、前記差電圧が下降するとき、前記差電圧が第2基準電圧よりも高ければ、前記第1スイッチ素子をオンし、前記差電圧が前記第2基準電圧以下になれば、前記第1スイッチ素子をオフするように制御する。
開示の電源制御回路、環境発電装置および環境発電装置の制御方法は、回路の占有面積の増大を抑えつつ、安定した電力を様々な負荷に対して供給することができるという効果を奏する。
図1は、環境発電装置を模式的に示す図である。 図2は、図1に示す環境発電装置の動作を説明するための図である。 図3は、環境発電装置の第1例を示す回路図である。 図4は、図3に示す環境発電装置における電源制御回路の動作を説明するための図である。 図5は、図3に示す環境発電装置における電源制御回路の問題点を説明するための図である。 図6は、環境発電装置の第2例を示す回路図である。 図7は、図6に示す環境発電装置における電源制御回路の問題点を説明するための図である。 図8は、環境発電装置の第3例を示す回路図である。 図9は、図8に示す環境発電装置における電源制御回路の動作を説明するための図である。 図10は、環境発電装置の第1実施例を示す回路図である。 図11は、図10に示す環境発電装置の動作を説明するための図である。 図12は、環境発電装置の第2実施例を示す回路図である。 図13は、図12に示す環境発電装置の構成例を示す回路図である。 図14は、図13(a)に示す環境発電装置の動作を説明するための図である。 図15は、環境発電装置の第3実施例を示す回路図である。 図16は、図15に示す環境発電装置の構成例を示す回路図(その1)である。 図17は、図15に示す環境発電装置の構成例を示す回路図(その2)である。 図18は、図17(a)に示す環境発電装置の一例を示す回路図である。 図19は、環境発電装置の第4実施例を示す回路図である。 図20は、図19に示す環境発電装置の構成例を示す回路図である。 図21は、環境発電装置の第5実施例を示す回路図である。 図22は、図21に示す環境発電装置の一構成例を示す回路図である。 図23は、図22に示す環境発電装置における電源制御回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図24は、図22に示す環境発電装置の変形例を示す回路図である。 図25は、環境発電装置の第6実施例を示す回路図である。 図26は、図25に示す環境発電装置の一構成例を示す回路図である。 図27は、図26に示す環境発電装置の動作を説明するための図である。 図28は、図25に示す環境発電装置の他の構成例を示す回路図である。 図29は、環境発電装置の第7実施例を示す回路図である。 図30は、図29に示す環境発電装置の動作を説明するための図である。 図31は、図29に示す環境発電装置の構成例を示す回路図である。 図32は、第7実施例を図28に示す環境発電装置に対して適用した構成例を示す回路図である。 図33は、環境発電装置の第8実施例の一構成例を説明するための図である。 図34は、環境発電装置の第8実施例の他の構成例を説明するための図である。 図35は、環境発電装置の第9実施例を示す回路図である。 図36は、図35に示す環境発電装置の一構成例を示す回路図である。 図37は、図36に示す環境発電装置における電源制御回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図38は、環境発電装置の第10実施例を示す回路図である。 図39は、環境発電装置の第11実施例を示す回路図である。 図40は、環境発電装置の第12実施例を示す回路図である。 図41は、環境発電装置の第13実施例の一構成例を説明するための図である。
まず、本実施例の電源制御回路、環境発電装置および環境発電装置の制御方法を詳述する前に、図1〜図9を参照して、電源制御回路および環境発電装置の例およびその問題点を説明する。
図1は、環境発電装置を模式的に示す図である。図1に示されるように、環境発電装置は、例えば、太陽電池等の環境発電器(エナジーハーベスタ)101、および、エナジーハーベスタ101からの電力を蓄えるキャパシタ121を有し、負荷103に対して電力を供給する。
すなわち、エナジーハーベスタ(太陽電池)101の高電位側電源線111と低電位側電源線112の間には、キャパシタ121および負荷103が並列に設けられ、キャパシタ121に蓄積された電力により、負荷103を駆動するようになっている。
なお、以下の記載では、エナジーハーベスタ101として、光起電力効果を利用し、太陽光や照明光といった光エネルギーを直接電力に変換する太陽電池(PV:PhotoVoltaics)を一例として説明するが、これに限定されるものではない。
すなわち、エナジーハーベスタ101としては、光エネルギーを利用した光発電器の他に、例えば、機械や人体からの振動や熱エネルギーを利用した振動発電器や熱発電器、或いは、電磁波エネルギーを利用した電磁波発電器等を適用することができる。
また、エナジーハーベスタ101から得られる微小電圧(例えば、数十mV〜数百mV程度)は、例えば、図示しないDC−DCコンバータにより昇圧し、その昇圧された電圧(例えば、数V程度)を負荷103に印加してもよい。
さらに、負荷103としては、ワイヤレスセンサーネットワークの無線端末(無線センサーノード)を始めとして、様々な電子回路や電子機器を適用することが可能なのはいうまでもない。
図1に示す環境発電装置は、例えば、薄くて可撓性を有する太陽電池101からの電力をキャパシタ121に蓄積し、負荷103は、キャパシタ121に蓄積された電力により駆動されるようになっている。
このように、環境発電装置(101,121)を利用して負荷103を駆動することにより、電池交換を不要とすることが可能になる。また、エナジーハーベスタ101として、薄くて可撓性を有する太陽電池を使用することで、環境発電装置を、可撓性を持たせて薄く形成することが可能になる。
図2は、図1に示す環境発電装置の動作を説明するための図である。ここで、図2(a)は、太陽電池(エナジーハーベスタ)101の発電エネルギーの時間変化を示し、図2(b)は、キャパシタ121が保持(蓄積)するエネルギーの時間変化を示し、図2(c)は、負荷103の消費エネルギーの時間変化を示す。
また、図2(a)〜図2(c)において、縦軸は、エネルギー(E)を示し、横軸は、時間(t)を示す。さらに、T10は、太陽電池101によるエネルギーをキャパシタ121に蓄積開始するエネルギー蓄積開始時刻を示し、T11は、負荷103が起動を開始する起動開始時刻を示し、そして、T12は、負荷103が起動して定常状態を開始する定常状態開始時刻を示す。
なお、ST1は、エネルギー蓄積開始時刻T10から起動開始時刻T11までの起動準備状態を示し、ST2は、起動開始時刻T11から定常状態開始時刻T12までの起動状態を示し、ST3は、定常状態開始時刻T12以降の定常状態を示す。
図2(a)に示されるように、太陽電池101は、例えば、一定の光エネルギーを継続的に受け取り、時間の変化に関わらず、継続的に、一定の発電エネルギー(例えば、数百マイクロジュール(μJ))を出力する。すなわち、太陽電池101は、起動準備状態ST1,起動状態ST2および定常状態ST3の全ての期間に渡って、一定の発電エネルギーを出力する。
図2(b)に示されるように、キャパシタ121が保持するエネルギー(電荷)は、時刻T10からT11まで(ST1)の期間では消費されずに全てキャパシタ121に蓄積されるため、次第に増大する。
そして、時刻T11において、所定の起動可能エネルギーに達すると、すなわち、図1に示す入力電圧(負荷3に印加される電圧)Vinが所定の電圧(閾値電圧)以上になると、負荷103が起動を開始する。
ここで、負荷103が起動を開始すると、キャパシタ121が保持するエネルギーは、時刻T11から時刻T12(ST2)の期間では負荷103の起動により消費されるため、次第に減少する。
さらに、負荷103が定常状態で消費するエネルギーをP12'と仮定する。T12において、キャパシタ121に保持するエネルギー(P11')がP12'より大きくなると、負荷103が定常状態に遷移する。
図2(c)に示されるように、負荷103は、起動状態ST2の期間において、定常状態よりも遥かに大きなエネルギー(例えば、数ミリジュール(mJ))を消費する。なお、定常状態ST3の期間において、負荷103は、例えば、基地局との間で信号を送受信するために、所定の電力(例えば、数十μW(J/s))を消費する。
ところで、太陽電池(エナジーハーベスタ)101により負荷(無線センサーノード)103を駆動する場合、例えば、無線センサーノード103は、間欠的に温度や湿度等の情報を基地局に無線送信する。
すなわち、無線センサーノード103は、消費電力を低減するために、基地局との間で信号を送受信するときだけアクティブ(オン状態)とされ、それ以外は、スリープ(オフ状態)とされて、間欠動作を行うようになっている。
しかしながら、エナジーハーベスタ101の出力電力はとても小さく、また、安定した電力を得ることが難しい。さらに、負荷103を起動するには、例えば、キャパシタ121の容量を大きく設定することが求められるため回路の占有面積が大きくなり、薄型化や小型化が困難になるといった課題がある。
図3は、環境発電装置の第1例を示す回路図である。図3と、前述した図1の比較から明らかなように、環境発電装置の第1例は、エナジーハーベスタ(太陽電池)101、および、キャパシタ121を含む電源制御回路102を有し、負荷103に対して電力を供給する。
ここで、エナジーハーベスタ(太陽電池)101の高電位側電源電圧Vdd(Vin)が印加される高電位側電源線111(Vdd)と、低電位側電源電圧Vss(GND)が印加される低電位側電源線112の間には、直列接続されたスイッチ素子S101および負荷103が設けられている。
図3に示されるように、電源制御回路102は、キャパシタ121,ヒステリシス比較器123,並びに,スイッチ素子S101を含む。電源線111には、キャパシタ121の一端,ヒステリシス比較器123の一端および抵抗125の一端が接続され、電源線(接地線)112には、キャパシタ121の他端およびヒステリシス比較器123の他端が接続されている。
さらに、ヒステリシス比較器123は、例えば、電流源1231,抵抗1232〜1235,比較器1237,トランジスタ1236,並びに,インバータ1238を含む。また、ヒステリシス比較器123は、様々な構成により実現可能であり、図3に示す構成に限定されるものではない。
電源線112には、一端が負荷103に接続されたスイッチ素子S101の他端が接続され、抵抗1232の一端と電流源1231の他端の接続ノードN101から、参照電圧Vrが取り出される。すなわち、抵抗1232の抵抗値により、参照電圧Vrを所望の値に設定できるようになっている。
電源線111には、抵抗1233の一端が接続され、抵抗1233の他端と抵抗1234の一端の接続ノードN103からは、電源電圧(Vdd,Vin)と比例する電圧n*Vinが取り出される。すなわち、抵抗1232と抵抗1234、並びに、抵抗1235の抵抗値により、nの値(n<1)を所望の値に設定できるようになっている。
ヒステリシス比較器123は、電源線111および112を介してキャパシタ121に保持された電力により駆動され、電源線111の電源電圧(Vdd,Vin)が抵抗1233と抵抗1234,1235により分圧される電圧(n*Vin)を参照電圧Vrと比較し、ヒステリシス比較器123の出力ノードN102の信号により、スイッチ素子S101のオン/オフ制御を行うようになっている。なお、ヒステリシス比較器123の出力ノードN102には、一端が電源線111に接続されたプルアップ抵抗(プルアップ素子)125の他端が接続されている。
すなわち、ヒステリシス比較器123により、入力電圧Vin(=電源電圧Vdd)と比例する電圧n*Vinが参照電圧Vr以上になったら、スイッチ素子S101を、オフからオン(オフ状態からオン状態と)し、電源線112を負荷103に接続して負荷103を起動させる。
換言すると、ヒステリシス比較器123により、入力電圧Vinが閾値電圧Vref(=Vr/n)以上になったら、スイッチ素子S101を、オフからオン(オフ状態からオン状態と)し、電源線112を負荷103に接続して負荷103を起動させる。
ここで、閾値電圧Vref(=Vr/n,Vrは、比較器の参照電圧)は、負荷103が動作可能な下限の電圧よりも高く設定されている。これにより、起動状態(ST2)に入る閾値電圧(Vref=Vr/n)を高く設定し、起動準備状態(ST1)において、キャパシタ121に十分なエネルギー(電荷)を蓄積できるようになっている。
図4は、図3に示す環境発電装置における電源制御回路の動作を説明するための図である。ここで、図4(a)〜図4(c)は、前述した図2(a)〜図2(c)に相当し、また、時刻T20〜T22は、前述した時刻T10〜T12に相当する。
図4(a)に示されるように、太陽電池101は、前述した図2(a)と同様に、起動準備状態ST1,起動状態ST2および定常状態ST3の全ての期間に渡って、時間の変化に関わらず、継続的に、一定の発電エネルギー(例えば、数百μJ)を出力する。
図4(b)と、前述した図2(b)の比較から明らかなように、第1例の環境発電装置における電源制御回路102は、ヒステリシス比較器123およびスイッチ素子S101等を設けることで、起動開始時刻T11から負荷103が起動状態ST2に入る閾値電圧を高く設定している。
ここで、図4(b)における時刻T20から時刻T22(ST1およびST2)の期間におけるキャパシタ121のエネルギーP21は、図2(b)における時刻T10から時刻T12の期間におけるキャパシタ121のエネルギーP11に対応している(面積が等しい)。
すなわち、第1例によれば、図4(b)の起動開始時刻T21における閾値電圧を、図2(b)の閾値電圧よりも高く設定することにより、小さな容量のキャパシタ121を使用しても、十分なエネルギーを供給して負荷103を起動して定常状態にとすることができる。なお、図4(c)は、前述した図2(c)と同様であり、図4(c)における負荷103が起動するときのエネルギーP22は、図2(c)のエネルギーP12に対応している。
図5は、図3に示す環境発電装置における電源制御回路の問題点を説明するための図であり、時間の経過に対するヒステリシス比較器123の出力変化と、電源電圧Vddの変化の様子を示すものである。図5において、参照符号VCH0は、ヒステリシス比較器123が高レベル『H』を出力する電圧を示し、VCL0は、ヒステリシス比較器123が低レベル『L』を出力する電圧を示す。
図5に示されるように、初期状態(T20)において、ヒステリシス比較器123の出力は、『L』でスイッチ素子S101はオフしている。時間の経過に伴って、エナジーハーベスタ101からの発電エネルギーがキャパシタ121に蓄積され、電源電圧Vdd(Vin)は、次第に上昇し、電圧VCH0(高レベル『H』を出力する閾値電圧)を超えるようになる。
電源電圧VddがVCH0を超える(T21)と、ヒステリシス比較器123の出力(ノードN102)は、『L』から『H』に変化し、スイッチ素子S101は、オフからオンに変化する。スイッチ素子S101がオンすると、電源線112が負荷103の他端に接続され、負荷103に対して電源電圧(Vdd)が印加される。
ここで、キャパシタ121の容量は、例えば、回路の占有面積の制限等により大きな余裕を持たせることが難しいため、負荷103の接続により電源電圧Vddの降下を招くことになる。
そして、電源電圧Vddが、電圧VCL0よりも低くなると、ヒステリシス比較器123の出力は、『H』から『L』に変化し、スイッチ素子S101は、オンからオフに変化して、電源線112と負荷103の接続が遮断(オープンループ)される。
その結果、エナジーハーベスタ101からの発電エネルギーは、再びキャパシタ121に蓄積され、電源電圧Vddは、次第に上昇し、電圧VCH0を超え、同様の処理を繰り返す。すなわち、ヒステリシス比較器123の出力は、『L』→『H』→『L』→『H』→…になるため、スイッチ素子S101がオフ→オン→オフ→オン→…を繰り返すチャタリングという現象が発生し、負荷103が起動状態ST2に留まって、定常状態ST3に入れない虞が生じる。
図6は、環境発電装置の第2例を示す回路図であり、図5を参照して説明した第1例におけるチャタリングの発生を防止するようにしたものである。図6と、前述した図3の比較から明らかなように、第2例の環境発電装置では、ヒステリシス比較器123と低電位側電源線112の間にスイッチ素子S102を挿入し、例えば、負荷103に設けられた所定のピンPin0の出力により制御するようになっている。なお、図6および図8では、ヒステリシス比較器(123)の構成は、図3と同様なのでブロックのみ表示する。
すなわち、図6に示されるように、第2例の環境発電装置における電源制御回路102は、ヒステリシス比較器123の動作を制御するスイッチ素子S102を設け、負荷103が動作したら『H』から『L』に変化する信号CS01により、スイッチ素子S102をオン/オフ制御する。なお、一端が電源線111(Vdd)に接続されたプルアップ抵抗126は、信号CS01が『L』でないときに、スイッチ素子S102をオンにさせておくためのものである。
図6に示す第2例によれば、例えば、負荷103のピンPin0から出力される信号CS01により、負荷103が動作したら、スイッチ素子S102をオフしてヒステリシス比較器123の動作を停止させ、ヒステリシス比較器123の出力ノードを、プルアップ抵抗125を介して『H』に維持する。これにより、図5を参照して説明した第1例におけるチャタリングの発生を防止することができる。
図7は、図6に示す環境発電装置における電源制御回路の問題点を説明するための図である。図7に示されるように、第2例では、負荷103が動作を開始する時刻T31から、信号CS01によりスイッチ素子S102がオフする時刻T32までの遅延Tdの間に、電源電圧Vddが、ヒステリシス比較器123が『L』を出力する電圧VCL0よりも低くなる虞がある。
このように、スイッチ素子S102がオンしている時刻T30〜T32の期間、すなわち、スイッチ素子S102を設けてヒステリシス比較器123の動作を停止させる前に、電源電圧VddがVCL0よりも低くなると、チャタリングの発生を防止することが困難になる。
図8は、環境発電装置の第3例を示す回路図であり、図6を参照して説明した第2例におけるチャタリングの発生を防止するようにしたものである。すなわち、図8に示す第3例では、ヒステリシス比較器123と高電位側電源線111の間に電源フィルタ(遅延回路)127を挿入し、負荷103が動作開始してからスイッチ素子S102をオフするまでの期間において、電源電圧Vddが電圧VCL0よりも低くならないように制御している。
図8に示されるように、遅延回路127は、高電位側電源線(Vdd,Vin)111とヒステリシス比較器123の間に挿入された抵抗1271と、ヒステリシス比較器123および抵抗1271の接続ノードN103と、低電位側電源線(Vss,GND)112の間に設けられたキャパシタ1272を含む。
図9は、図8に示す環境発電装置における電源制御回路の動作を説明するための図である。図9に示されるように、ヒステリシス比較器123に印加される電源電圧(ノードN103の電圧)Vin'は、高電位側電源線111の電圧Vin(Vdd)よりも緩やかに変化し、遅延Tdの間に、電源電圧Vin'が電圧VCL0よりも低くならないようになっている。
これにより、遅延Tdがあっても、チャタリングを防止することが可能になる。しかしながら、遅延回路127には、例えば、キャパシタ1272が含まれるため、電源制御回路102の占有面積が増大することになる。
さらに、上述した第2例および第3例では、負荷103が動作したら『H』から『L』に変化する信号CS01を使用するため、負荷103がそのような信号CS01を出力するピンPin0を持たない場合には、そのための回路の追加が求められることになる。すなわち、環境発電装置(電源制御回路)が適用可能な負荷が、限定されることになる。さらに、信号CS01の信号反転は、ノードN102の信号反転より遅いので、チャタリングが起こりやすい。そのため、比較器123は、ヒステリシス型の比較器に限定されることになる。
以下、電源制御回路、環境発電装置および環境発電装置の制御方法の実施例を、添付図面を参照して詳述する。図10は、環境発電装置の第1実施例を示す回路図である。
図10に示されるように、第1実施例の環境発電装置は、環境発電器(エナジーハーベスタ)1および電源制御回路2を有し、負荷3に対して電力を供給し、負荷3を駆動するようになっている。
なお、前述したように、エナジーハーベスタ1としては、光エネルギーを利用した光発電器(太陽電池:PV)に限定されず、例えば、振動や熱エネルギーを利用した振動発電器や熱発電器、或いは、電磁波エネルギーを利用した電磁波発電器等であってもよい。
また、エナジーハーベスタ1から得られる微小電圧は、例えば、図示しないDC−DCコンバータにより昇圧し、その昇圧された電圧を負荷3に印加することができるのは、いうまでもない。
エナジーハーベスタ(太陽電池)1の高電位側電源電圧(第1電源電圧)Vdd(Vin)は、高電位側電源線(第1電源線)11に印加され、低電位側電源電圧(第2電源電圧)Vss(GND)は、低電位側電源線(第2電源線)12に印加される。
電源制御回路2は、差電圧監視回路20,キャパシタ21およびスイッチ素子(第1スイッチ素子)S1を含む。差電圧監視回路20は、高電位側電源線11と低電位側電源線12の間に設けられ、高電位側電源電圧Vddと低電位側電源電圧Vssの差電圧Vd(=Vdd−Vss)を監視して、スイッチ素子S1のオン/オフ制御を行う。
ここで、電源線11と12の間には、エナジーハーベスタ(太陽電池)1からの電力を蓄えるキャパシタ21が設けられている。また、差電圧Vdは、例えば、低電位側電源電圧Vss(GND)が0V固定の場合、Vd=Vddになる。
図11は、図10に示す環境発電装置の動作を説明するための図である。差電圧監視回路20は、差電圧Vdを監視しており、差電圧Vdが上昇する(VddとVssの電位差が大きくなる)とき、差電圧Vdが第1基準電圧VCHよりも低ければ、スイッチ素子S1がオフ状態となるように制御する。
すなわち、差電圧監視回路20は、期間P1において、制御電圧VCTLを、例えば、低レベル『L』としてスイッチ素子S1がオフ状態を保持するように制御し、太陽電池1からの電力をキャパシタ21に蓄える。
また、差電圧監視回路20は、差電圧Vdが上昇するとき、差電圧Vdが第1基準電圧VCH以上になると、スイッチ素子S1がオン状態となるように制御する。さらに、差電圧監視回路20は、差電圧Vdが下降する(VddとVssの電位差が小さくなる)とき、差電圧Vdが第2基準電圧VCL以下になると、スイッチ素子S1がオフするように制御する。
すなわち、差電圧監視回路20は、差電圧Vdが上昇して第1基準電圧VCH以上になってから、差電圧Vdが下降して第2基準電圧VCL以下になるまでの期間P2において、制御電圧VCTLを、例えば、高レベル『H』とする。これにより、スイッチ素子S1は、期間P2において、オン状態となり、負荷3は、キャパシタ21に蓄積された電力により駆動されることになる。
なお、差電圧監視回路20は、差電圧Vdが下降して第2基準電圧VCL以下になると、制御電圧VCTLを、例えば、『L』として、スイッチ素子S1がオフ状態となるように制御する。
ここで、第1基準電圧VCHは、第2基準電圧VCLよりも高い電圧とされ、第1基準電圧VCHは、負荷3の動作可能な上限電圧以下の電圧とされ、第2基準電圧VCLは、負荷3の動作可能な下限電圧以上の電圧とされている。
また、第1基準電圧VCHを負荷3の動作可能な上限電圧とし、第2基準電圧VCLを負荷3の動作可能な下限電圧とすると、例えば、キャパシタ21の容量を最小にすることができるので、好ましい。
図12は、環境発電装置の第1実施例を示す回路図であり、上述した差電圧監視回路20を、電源線11と12の間に設けられ、直列接続された比較器(第1比較器)23およびスイッチ素子(第2スイッチ素子)S2で形成したものである。
ここで、図12(a)は、スイッチ素子S2が高電位側電源線11(Vdd)に接続された例を示し、図12(b)は、スイッチ素子S2が低電位側電源線12(Vss)に接続された例を示す。なお、簡略化のために、エナジーハーベスタ(PV)1は省略されている。
すなわち、図12(a)および図12(b)に示す第1実施例の環境発電装置において、差電圧監視回路20は、電源線11,12の間に設けられ、直列接続された比較器23およびスイッチ素子S2を含む。ここで、スイッチ素子S1およびS2は、比較器23の出力電圧(制御電圧VCTL)によりオン/オフ制御される。
図13は、図12に示す環境発電装置の構成例を示す回路図であり、図13(a)は、図12(a)に示す環境発電装置の一構成例を示し、図13(b)は、図12(b)に示す環境発電装置の一構成例を示す。
まず、図13(a)に示されるように、図12(a)に示す環境発電装置の一構成例では、スイッチ素子S1をnチャネル型MOS(nMOS)トランジスタM1とし、スイッチ素子S2をpチャネル型MOS(pMOS)トランジスタM2としている。
また、図13(b)に示されるように、図12(b)に示す環境発電装置の一構成例では、スイッチ素子S1をpMOSトランジスタM1とし、スイッチ素子S2をnMOSトランジスタM2としている。
すなわち、スイッチ素子S1とS2を異なる導電型のトランジスタで形成し、高電位側電源線11に接続されるプルアップ側のスイッチをpMOSトランジスタとし、低電位側電源線12に接続されるプルダウン側のスイッチをnMOSトランジスタとしている。
図14は、図13(a)に示す環境発電装置の動作を説明するための図である。図14に示されるように、図13(a)に示す環境発電装置は、差電圧Vd(Vdd)が上昇して閾値電圧(VCH)以上になると、比較器23の出力(制御電圧VCTL)が『L』から『H』に変化する。これにより、nMOSトランジスタM1がオフからオンに変化し、pMOSトランジスタM2がオンからオフに変化する。
なお、図13(b)に示す環境発電装置で同様の動作を行わせる場合、例えば、比較器23からの制御電圧VCTLのレベルを反転すればよい。なお、このような変形は、後に詳述する。
図15は、環境発電装置の第3実施例を示す回路図であり、図12を参照して説明した第2実施例において、比較器23の出力と、スイッチ素子S1またはS2(制御端子)の間に制御部24を設けたものである。
ここで、図15(a)は、図12(a)に示す環境発電装置において、比較器23の出力とスイッチ素子S2の間に制御部24を挿入したものに相当する。また、図15(b)は、図12(b)に示す環境発電装置において、比較器23の出力とスイッチ素子S1の間に制御部24を挿入したものに相当する。
すなわち、第3実施例の環境発電装置は、例えば、スイッチ素子S1およびS2を同じ導電型のトランジスタで形成すると共に、制御部24をインバータで形成することで、S1およびS2のオン/オフ制御を相補的に行うことができる。
図16は、図15に示す環境発電装置の構成例を示す回路図(その1)であり、制御部24をインバータとして形成した例を示す。ここで、図16(a)および図16(b)は、図15(a)および図15(b)に相当する。
また、図16(c)は、図16(b)において、比較器23の出力とスイッチ素子S1の間に設けたインバータ24を、比較器23の出力とスイッチ素子S2の間に設けるようにしたものに相当する。さらに、図16(d)は、図16(a)において、比較器23の出力とスイッチ素子S2の間に設けたインバータ24を、比較器23の出力とスイッチ素子S1の間に設けるようにしたものに相当する。
図16(a)〜図16(d)に示されるように、第3実施例の環境発電装置は、例えば、電源線11および12の間に直列に設けられる、負荷3とスイッチ素子S1の配置、或いは、比較器23とスイッチ素子S2の配置は、様々に変形することができる。さらに、インバータ(制御部)24を設ける位置は、比較器23の出力と、スイッチ素子S1またはS2との間に設けることができる。
図17は、図15に示す環境発電装置の構成例を示す回路図(その2)であり、図17(a),図17(b)および図17(c)は、図15(a)に相当する。また、図17(d)は、図17(c)に示す環境発電装置において、高電位側電源線11に接続したスイッチ素子S1〜S3を、低電位側電源線12に接続したものに相当する。
すなわち、図17(a)は、図15(a)に示す環境発電装置において、比較器23の出力とスイッチ素子S2の間に設けられた制御部24を、相補的に動作する2つのスイッチ素子S3,S3'で形成したものに相当する。すなわち、制御部(インバータ)24は、スイッチ素子S3,S3'により形成することができる。
また、図17(b)は、図15(a)に示す環境発電装置において、制御部24を、電源線11および12の間に直列に設けられたリセット回路241およびスイッチ素子(第3スイッチ素子)S3で形成したものに相当する。なお、リセット回路241は、例えば、手動または自動でリセット動作が可能なスイッチ素子(第4スイッチ素子,リセットスイッチ)S4により形成することができる。
さらに、図17(c)は、図15(a)に示す環境発電装置において、制御部24を、電源線11および12の間に直列に設けられたプルアップ素子242およびスイッチ素子S3で形成したものに相当する。なお、プルアップ素子242(26)は、リセットスイッチとして使用することができ、スイッチ素子S3は、比較器23の出力(制御電圧VCTL)によりオン/オフ制御される。
そして、図17(d)は、図17(c)に示す環境発電装置において、スイッチ素子S1およびS2を電源線11側に設け、制御部24を、電源線11,12間に直列に設けられたプルダウン素子243およびスイッチ素子S3で形成したものである。なお、プルダウン素子243は、リセットスイッチとして使用することができ、スイッチ素子S3は、比較器23の出力によりオン/オフ制御される。このように、第3実施例の環境発電装置において、制御部24は、様々な構成とすることが可能なのが分かる。
図18は、図17(a)に示す環境発電装置の一例を示す回路図であり、図17(a)の環境発電装置におけるスイッチ素子S1〜S3をnMOSトランジスタM1〜M3で形成し、スイッチ素子S3'をpMOSトランジスタM3'で形成したものである。ここで、nMOSトランジスタM3およびpMOSトランジスタM3'は、インバータを形成している。
すなわち、nMOSトランジスタM1(第1スイッチ素子S1)は、比較器23の出力信号(VCTL)により制御され、nMOSトランジスタM2(第2スイッチ素子S2)は、比較器23の出力をインバータ(M3,M3')で反転した信号により制御される。
図19は、環境発電装置の第4実施例を示す回路図である。ここで、図19(a)は、図17(c)に示す環境発電装置において、比較器23の出力と高電位側電源線11の間にプルアップ素子25を設けたものに相当する。
また、図19(b)は、図17(d)に示す環境発電装置において、比較器23の出力と低電位側電源線12の間にプルダウン素子(第2プルダウン素子)25'を設けたものに相当する。ここで、図19(a)に示す環境発電装置におけるプルアップ素子25、並びに、図19(b)に示す環境発電装置におけるプルダウン素子25'は、それぞれ比較器23の出力の駆動能力を増大するためのものである。
図20は、図19に示す環境発電装置の構成例を示す回路図である。ここで、図20(a)は、図19(a)に示す環境発電装置において、スイッチ素子S1〜S3をnMOSトランジスタM1〜M3で形成し、プルアップ素子242(26),25を抵抗で形成したものに相当する。
また、図20(b)は、図19(b)に示す環境発電装置において、スイッチ素子S1〜S3をpMOSトランジスタM1〜M3で形成し、プルダウン素子243,25'を抵抗で形成したものに相当する。
図21は、環境発電装置の第5実施例を示す回路図であり、図19(a)に示す環境発電装置においてスイッチ素子S1〜S3の閾値の絶対値(第1〜第3トランジスタQ1〜Q3の閾値電圧)の大小を設定するようにしたものである。
なお、図21では、エナジーハーベスタ1が描かれているが、これは、光発電器(PV)に限定されるものではなく、振動発電器や熱発電器、或いは、電磁波発電器等であってもよく、また、DC−DCコンバータにより昇圧してもよいのは前述した通りである。
図21に示されるように、第5実施例の電源制御回路(2)は、キャパシタ21,比較器23,第1プルアップ素子26(242),第2プルアップ素子25,並びに,第1〜第3スイッチ素子S1〜S3を含む。
比較器(第1比較器)23は、電流源231,抵抗232〜234,比較器235,並びに,インバータ236を含む。なお、比較器23は、様々な構成のものを適用することができ、図21に示す比較器に限定されるものではない。
第1電源線11には、負荷3の一端、キャパシタ21の一端、第1プルアップ素子26(242)の一端、第2プルアップ素子25の一端、および、第1比較器23の一端が接続されている。また、負荷3の他端は、スイッチ素子(第1スイッチ素子)S1の一端に接続され、比較器23の他端は、スイッチ素子(第2スイッチ素子)S2の一端に接続されている。
さらに、プルアップ素子26の他端は、スイッチ素子(第3スイッチ素子)S3の一端に接続され、第2電源線12には、キャパシタ21の他端、および、スイッチ素子S1〜S3の他端が接続されている。
すなわち、電源線11および12の間には、キャパシタ21が接続され、エナジーハーベスタ1からのエネルギー(電荷)を蓄積するようになっている。そして、電源線11および12の間には、それぞれ直列接続された,負荷3およびスイッチ素子S1,比較器23およびスイッチ素子S2,並びに,プルアップ素子26およびスイッチ素子S3が設けられている。
電流源231の他端と抵抗232一端の接続ノードN1からは、参照電圧Vrが取り出される。抵抗233の他端と抵抗234一端の接続ノードN0からは、電源電圧Vdd(Vin)と比例する電圧(n*Vdd=n*Vin)が取り出される。ここで、nは、抵抗233の抵抗値と抵抗234の抵抗値の比になる。
比較器23は、電源線11および12を介してキャパシタ21に保持された電力により駆動され、電源線11の電源電圧Vdd(Vin)が抵抗233と234により分圧された電圧(n*Vdd=n*Vin)を、参照電圧Vrと比較する。
比較器23の出力は、プルアップ素子25の他端に接続され、スイッチ素子S1,S3は、この比較器23の出力とプルアップ素子25の他端の接続ノードN2の信号によりオン/オフ制御される。また、スイッチ素子S2は、プルアップ素子26の他端とスイッチ素子S3の一端の接続ノードN3の信号によりオン/オフ制御される。
なお、比較器(第1比較器)23は、図21に示す構成に限定されるものではなく、例えば、電源電圧Vdd(Vin)と閾値電圧Vref(=参照電圧Vr/n)を比較し、VddがVrefより大きくなったら『H』を出力するものであれば、他の構成のものでもよい。
ここで、第2スイッチ素子S2がオン/オフ動作する閾値(閾値の絶対値)は、第1スイッチ素子S1がオン/オフ動作する閾値および第3スイッチ素子S3がオン/オフ動作する閾値よりも小さくされている。なお。第3閾値(Vth3)は、第1閾値(Vth1)と同じに設定してもよいが、Vth1よりも小さく設定することもできる。
以上において、図21では、第1電源線11を高電位(+:Vdd)とし、第2電源線12を低電位(−:Vss)とし、さらに、25および26をプルアップ抵抗として描いているが、これは、単なる例に過ぎない。すなわち、例えば、図17〜図20を参照して説明したように、様々な変形および変更が可能なのはいうまでもない。
図22は、図21に示す環境発電装置の一構成例を示す回路図であり、スイッチ素子S1〜S3をnMOSトランジスタQ1〜Q3としたものである。ここで、第1電源線11は、エナジーハーベスタ(太陽電池:PV)1の高電位側(+)に接続され、第2電源線12は、エナジーハーベスタ1の低電位側(−)に接続されている。
なお、第1トランジスタQ1の閾値電圧をVth1、第2トランジスタQ2の閾値電圧をVth2、そして、第3トランジスタQ3の閾値電圧をVth3とすると、Vth2<Vth3≦Vth1が成立する。
すなわち、第2トランジスタQ2の閾値電圧Vth2は、第1トランジスタQ1の閾値電圧Vth1および第3トランジスタQ3の閾値電圧Vth3よりも低く設定されている。そして、第3トランジスタQ3の閾値電圧Vth3は、第1トランジスタQ1の閾値電圧Vth1と同じに設定してもよいが、Vth1よりも低く設定することもできる。
なお、トランジスタQ1〜Q3の閾値電圧Vth1〜Vth3の設定は、例えば、各トランジスタのゲート幅Wまたはゲート長Lの調整、或いは、各トランジスタの不純物領域のドーピング濃度の制御等により、所望の値に設定することが可能である。
図23は、図22に示す環境発電装置における電源制御回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。ここで、図23(a)は、時間の経過に対する電源電圧Vdd(Vin)の変化の様子を示し、図23(b)は、時間の経過に対する比較器23の出力(ノードN2の電圧レベル)の変化を示す。
なお、ここでは、比較器がヒステリシス比較器の場合を一例として説明するが、比較器は、ヒステリシス比較器に限定されるものではない。また、図23(a)において、参照符号VCHlは、比較器(第1比較器)23が『H』を出力する電圧を示し、VCLlは、比較器23が『L』を出力する電圧を示す。
さらに、参照符号T0は、太陽電池1によるエネルギーをキャパシタ21に蓄積開始するエネルギー蓄積開始時刻を示し、T1は、負荷3が起動を開始する起動開始時刻を示し、そして、T2は、負荷3が起動して定常状態を開始する定常状態開始時刻を示す。
また、参照符号ST1は、エネルギー蓄積開始時刻T0から起動開始時刻T1までの起動準備状態を示し、ST2は、起動開始時刻T1から定常状態開始時刻T2までの起動状態を示し、ST3は、定常状態開始時刻T2以降の定常状態を示す。
図23(a)および図23(b)に示されるように、初期状態(T0)において、比較器23の出力は、『L』でトランジスタQ1はオフしている。時間の経過に伴って、エナジーハーベスタ1からの発電エネルギーがキャパシタ21に蓄積され、電源電圧Vdd(Vin)は、次第に上昇し、トランジスタQ2がオンして比較器23が動作し、さらに、電圧VCH1(閾値電圧,Vref)を超えるようになる。
電源電圧VddがVCH1(第1基準電圧)を超える(VCH1以上になる:T1)と、比較器23の出力は、『L』から『H』に変化し、トランジスタQ1は、オフからオンに変化する。トランジスタQ1がオンすると、電源線12が負荷3の他端に接続され、負荷3に対して電源電圧Vddが印加される。
また、比較器23の出力が『L』から『H』に変化すると、トランジスタQ3もオフからオンに変化し、トランジスタQ2のゲート(ノードN3)は『H』から『L』に変化し、トランジスタQ2はオフする。
ここで、閾値電圧Vth3を、閾値電圧Vth1よりも低く(ただし、閾値電圧Vth2よりは高く)設定すれば、比較器23の出力が『H』に変化したら、直ちに(トランジスタQ1をオンする前に)トランジスタQ3をオフして比較器23の動作を停止することができる。すなわち、電源電圧Vddが負荷3に印加されて、電源電圧Vddの降下が始まる前に、比較器23の動作を停止して、チャタリングの防止を確かにすることができる。
これにより、比較器23は、動作を停止し、比較器23の出力(ノードN2)は、プルアップ抵抗25により『H』になる。その結果、比較器23の出力レベルが『L』→『H』→『L』→…と変化することによるチャタリングを防止することが可能になる。
すなわち、起動準備状態ST1では、電源電圧Vddは、時刻T0から次第に上昇し、まず、第2閾値電圧Vth2を超えることで、第2トランジスタQ2がオンし、比較器23が動作を開始する。なお、起動準備状態ST1において、第1および第3トランジスタQ1,Q3は、オフ状態を維持している。
そして、時刻T1において、電源電圧VddがVCH1を超えると、比較器23の出力は、『L』から『H』に変化し、トランジスタQ1がオンすることで、負荷3が動作を開始し、また、トランジスタQ3がオンすることで、トランジスタQ2をオフする。その結果、負荷3には電源電圧Vddが印加され、比較器23は、動作を停止する。
すなわち、時刻T1からの起動状態ST1では、比較器23が動作を停止するため、比較器23の出力ノードN2は、プルアップ抵抗25により『H』に維持され、トランジスタQ1およびQ3はオン状態を維持する。
従って、例えば、電源電圧VddがVCL1(第2基準電圧)よりも低く(VCL1以下に)なっても、比較器23は、オフのままで、ノードN2も『H』を維持し、そのまま、時刻T2から定常状態ST3に入ることになる。
なお、ヒステリシス比較器が使わない場合には、VCL1とVCH1が同じ電圧になる。すなわち、時刻T1からの起動状態ST1では、比較器23が動作を停止するため、比較器23の出力ノードN2は、プルアップ抵抗25により『H』に維持され、トランジスタQ1およびQ3はオン状態を維持する。
従って、例えば、電源電圧VddがVCH1よりも低くなっても、比較器23は、オフのままで、ノードN2も『H』を維持し、そのまま、時刻T2から定常状態ST3に入ることになる。
なお、上述した第5実施例では、トランジスタQ1,Q2,Q3の閾値電圧Vth1,Vth2,Vth3を、例えば、Vth2<Vth3≦Vth1の関係が成立するように設定したが、この各トランジスタの閾値電圧の設定は、単なる例である。
このように、本実施例によれば、例えば、図8を参照して説明した電源フィルタ127を設けず、図6および図8を参照して説明した信号CS01(ピンPin0)を使用せず、そして、比較器をヒステリシス比較器に限定せずに、チャタリングを防止することができる。
図24は、図22に示す環境発電装置の変形例を示す回路図である。図24と、前述した図22の比較から明らかなように、本変形例では、比較器(第1比較器)23の出力(ノードN2)と低電位側電源線(Vss,GND)の間に閾値設定用抵抗28を設けるようになっている。
すなわち、第5実施例の環境発電装置における電源制御回路の変形例では、nMOSトランジスタQ1〜Q3は同じトランジスタで、それらの閾値電圧Vth1〜Vth3は、同じ値に設定されている。
そして、ノードN2とGNDの間に抵抗28を設けることにより、トランジスタQ1,Q3のゲートに与える電圧を分圧し、Q2の閾値電圧Vth2を、等価的に、トランジスタQ1,Q3の閾値電圧Vth1,Vth3よりも低い電圧に設定するようになっている。
このように、本変形例によれば、トランジスタQ1〜Q3は、例えば、各トランジスタのサイズ(W,L)やドーピング濃度等を制御することなく、それらの閾値電圧を所望の値に設定することが可能になる。
図25は、環境発電装置の第6実施例を示す回路図である。ここで、図25(a)は、図12(a)に示す環境発電装置において、比較器23の出力と電源線12の間にリセット回路27を設けたものに相当する。
また、図25(b)は、図12(b)に示す環境発電装置において、比較器23の出力と電源線11の間にリセット回路27を設けたものに相当する。このリセット回路27は、例えば、手動により、或いは、自動的に負荷3の動作を再起動させるために使用される。
なお、本第6実施例の環境発電装置におけるリセット回路27は、図25(a)および図25(b)と、図12(a)および図12(b)を比較して説明した第2実施例に対する適用に限定されるものではなく、例えば、第3〜第5実施例に対しても適用することができる。
図26は、図25に示す環境発電装置の一構成例を示す回路図であり、上述した第6実施例のリセット回路27を、前述した図15(b)に示す環境発電装置に適用したものに相当する。
例えば、図26と、前述した図15(b)の比較から明らかなように、第6実施例の一構成例では、比較器23の出力(VCTL)と電源線(第1電源線)11の間に、リセット回路27(リセット用スイッチ:第4スイッチ素子S4)を設けるようになっている。なお、リセット用スイッチS4は、手動により、或いは、自動的に制御され、負荷3に対する電圧の印加(負荷3の動作)がリセットされる。
図27は、図26に示す環境発電装置の動作を説明するための図である。ここで、スイッチ素子S1およびS2は、pMOSトランジスタで形成され、制御部24は、インバータで形成された場合を例として説明する。
図27に示されるように、図26に示す環境発電装置は、差電圧Vd(Vdd)が上昇して閾値電圧(VCH)以上になると、比較器23の出力(制御電圧VCTL)が『L』から『H』に変化する。
第1スイッチ素子S1は、制御部(インバータ)24で反転された比較器23の出力(『L』)によりオフからオンに変化し、第2スイッチ素子S2は、オンからオフに変化する。そして、例えば、手動により第4スイッチ素子S4(リセット回路27)がオンすると、初期状態に戻り、第1スイッチ素子S1はオフ状態で、第2スイッチ素子S2はオン状態に戻る。
ここで、例えば、予め第3基準電圧VCL'を設定し、差電圧Vdが下降しているとき、差電圧Vdが第3基準電圧VCL'以下になったら、リセット回路27が、自動的にリセット(第4スイッチ素子S4をオンするのに対応)することもできる。
図28は、図25に示す環境発電装置の他の構成例を示す回路図であり、上述した第6実施例のリセット回路27(S4)を、図21に示す環境発電装置に適用したものに相当する。すなわち、図28では、図21の環境発電装置に対して、比較器23の出力(ノードN2)と電源線(第2電源線)12の間に、リセット回路27(第4スイッチ素子S4)を設けるようになっている。
前述した図21に示す第5実施例の電源制御回路では、例えば、一旦、スイッチ素子S1がオンすると、そのままオン状態を維持することになる。そのため、例えば、光は弱くなって、エナジーハーベスタ(太陽電池)1からの発電エネルギーが低下し、電源電圧Vdd(Vin)が負荷3の動作電圧よりも低くなると、負荷3は動作しなくなり、その後、光が強くなっても、負荷3の再起動は困難になる。
或いは、環境発電装置(電源制御回路)が適用される負荷3が、例えば、無線センサーノードのような間欠動作を行う装置の場合には、再起動に対応させることが求められため、リセット用スイッチS4が設けられている。
すなわち、第6実施例では、リセット用スイッチS4をオンすることにより、例えば、ノードN2を『L』にしてスイッチ素子S1,S3をオフし、初期状態に戻すようになっている。なお、リセット用スイッチS4の動作は、前述したように、例えば、負荷3を定期的に操作するユーザが手動で処理(例えば、リセットボタンを押下)してもよい。
図29は、環境発電装置の第7実施例を示す回路図であり、図30は、図29に示す環境発電装置の動作を説明するための図である。すなわち、図29に示す第7実施例の環境発電装置は、上述した第6実施例のリセット用スイッチ(第4スイッチ素子)S4を比較器(第2比較器)291により、自動的に制御するようにしたものである。
なお、図29に示す環境発電装置は、前述した図15(a)に示す環境発電装置に対して、第4スイッチ素子S4および第2比較器291を追加したものに相当するが、本第7実施例も、前述した様々な構成の環境発電装置に対して適用可能である。
図29に示されるように、差電圧監視回路20は、さらに、第1および第2電源線11,12の間に設けられた第2比較器291を有し、第4スイッチ素子S4は、第2比較器291の出力によりオン/オフ制御される。
図30に示されるように、第2比較器291は、差電圧Vd(第1電源電圧Vdd)が第2比較器291の第2閾値電圧(第3基準電圧VCL')よりも小さい場合、リセット回路27(第4スイッチ素子S4)をオンしてリセットさせる。
また、第2比較器291は、差電圧Vdが第2閾値電圧(VCL')よりも大きい場合、第4スイッチ素子S4をオフして電源制御回路を動作させる。ここで、第2比較器291の第2閾値電圧(第3基準電圧VCL')は、第1比較器23の閾値電圧(Vref(VCH))よりも低く設定されている。
図31は、図29に示す環境発電装置の構成例を示す回路図である。ここで、図31(a)は、第2比較器291の出力と第1電源線11の間に第3プルアップ素子292を設けたものであり、図29の比較器291の出力にプルアップ素子292を設けたものに相当する。
また、図31(b)は、スイッチ素子S1,S2,S4の接続個所を、図31(a)の第2電源線12から第1電源線11に変更し、第2比較器291の出力と第2電源線12の間に第3プルダウン素子293を設けたものに相当する。なお、図31(a)および図31(b)において、参照符号29は、第4スイッチ素子S4の動作を制御するリセット動作制御回路を示す。
図31(a)に示されるように、リセット回路27は、第1比較器23の出力と第2電源線12の間に設けられた第4スイッチ素子S4を含み、リセット動作制御回路29は、第2比較器291および第3プルアップ素子292を含む。
リセット動作制御回路29は、差電圧Vdが下降するとき、差電圧Vdが第2閾値電圧(第3基準電圧VCL')以下になれば、第4スイッチ素子S4をオンして、第1比較器23の出力をリセットする。
ここで、図31(a)において、例えば、スイッチ素子S1およびS2をnMOSトランジスタで形成し、スイッチ素子S4をpMOSトランジスタで形成し、プルアップ素子292を抵抗で形成することができる。
図31(b)に示されるように、リセット回路27は、第1比較器23の出力と第1電源線11の間に設けられた第4スイッチ素子S4を含み、リセット動作制御回路29は、第2比較器291および第3プルダウン素子293を含む。
リセット動作制御回路29は、差電圧Vdが下降するとき、差電圧Vdが第2閾値電圧(VCL')以下になれば、第4スイッチ素子S4をオンして、第1比較器23の出力をリセットする。なお、繰り返しになるが、各実施例は、様々な変形および変更が可能なのはいうまでもない。
図32は、第7実施例を図28に示す環境発電装置に対して適用した構成例を示す回路図であり、図28における第4スイッチ素子S4(リセット回路27)を、図31(a)に示すリセット動作制御回路29により自動的にオン/オフ制御するものに相当する。
すなわち、図32と、前述した図28の比較から明らかなように、本構成例では、リセット用スイッチ(第4スイッチ素子)S4のリセット処理を自動で行うために、比較器(第2比較器)291およびプルアップ素子(第3プルアップ素子)292が追加されている。
第2比較器291は、例えば、図21を参照して説明した第1比較器23と同様に、電源電圧Vddと閾値電圧Vrefの比較を行って、例えば、VddがVrefより大きくなったら、第2比較器291の出力(ノードN4)を『L』にして、リセット用スイッチS4をオンする。
なお、リセット用スイッチS4は、例えば、pチャネル型MOS(pMOS)トランジスタとすることができる。また、第2比較器291の出力が『L』でないときは、例えば、第3プルアップ素子292により『H』にして、リセット用スイッチS4をオフしておく。
すなわち、本構成例によれば、例えば、光が弱くなってエナジーハーベスタ1からのエネルギーが低下し、負荷3が動作しなくなった後、再び光が強くなった場合、例えば、第3プルアップ素子292によりオフしているS4をオンさせてリセットする。
また、図32に示す回路によれば、第2比較器291がS4をオンして回路をリセットすることができるため、図21の第5の実施例で指定したS1〜S3の閾値に関する限定がなくても、回路を起動することが可能になる。
ここで、第2比較器291に関しても、第1比較器23と同様に、消費電力の低減やチャタリング現象の回避のため、以下に説明する第8実施例では、第2比較器291と第2電源線12の間にスイッチ素子(第5スイッチ素子)S5を設けるようになっている。
図33は、環境発電装置の第8実施例の一構成例を説明するための図である。図33(a)と、前述した図29の比較から明らかなように、本構成例は、図29に示す環境発電装置において、第2比較器291と第2電源線12の間に第5スイッチ素子S5を設けたものに相当する。なお、第5スイッチ素子S5は、第1比較器23の出力によりオン/オフ制御される。
ところで、第2比較器291は、スイッチ素子S4を制御して、環境発電装置のリセットを行うためのものであり、本構成例によれば、リセット動作が不要なときは、スイッチ素子S5をオフして第2比較器291を停止し、消費電力の低減を図ることができる。
すなわち、図33(b)に示されるように、例えば、第5スイッチ素子S5は、第1スイッチ素子S1と同じオン/オフ状態となるため、S1がオフして負荷3の動作が停止しているときは、S5もオフして第2比較器291の動作を停止するようになっている。
図34は、環境発電装置の第8実施例の他の構成例を説明するための図であり、第5スイッチ素子S5を、第2比較器291と第1電源線11の間に設けるようにしたものである。
なお、図34(a)において、第5スイッチ素子S5は、制御回路240を介した第1比較器23の出力により制御されているが、このような変形は、例えば、スイッチ素子として適用するトランジスタの導電型等に従って適宜なされるのはいうまでもない。
図34(b)と、図33(b)の比較から明らかなように、本構成例においても、第5スイッチ素子S5は、第1スイッチ素子S1と同じオン/オフ状態となり、負荷3の動作が停止しているときは、第2比較器291の動作も停止するようになっている。
図35は、環境発電装置の第9実施例を示す回路図である。図35と、上述した図32の比較から明らかなように、本第9実施例では、第2比較器291と第2電源線12の間に第5スイッチ素子S5を設け、第1比較器23の出力で制御するようになっている。
すなわち、図35に示す第9実施例の環境発電装置は、図32に示す環境発電装置に対して、上述した第8実施例を適用したものに相当する。すなわち、図32に示す環境発電装置において、第2比較器291は、リセット動作処理を行う以外でも、常に動作することになるため、消費電力が無駄になる。
そこで、第9実施例では、第1比較器23の出力が『L』のときはS5をオフして第2比較器291の動作を停止させ、第1比較器23の出力が『H』になったらS5をオンして第2比較器291を動作させる。このように、本第9実施例によれば、リセット動作が不要なときは、第2比較器291を停止して、消費電力の低減を図ることができる。
図36は、図35に示す環境発電装置の一構成例を示す回路図である。図36と、上述した図35の比較から明らかなように、スイッチ素子S1〜S3およびS5は、nMOSトランジスタQ1〜Q3およびQ5とされ、スイッチ素子S4は、pMOSトランジスタQ4とされている。
図37は、図36に示す環境発電装置における電源制御回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。ここで、図37(a)は、時間の経過に対する電源電圧Vdd(Vin)の変化の様子を示し、図37(b)は、時間の経過に対する第1比較器23の出力(ノードN2の電圧レベル)の変化を示す。さらに、図37(c)は、時間の経過に対する第2比較器291の出力(ノードN4の電圧レベル)の変化を示す。
また、図37(a)において、参照符号VCHlは、第1比較器23が『H』を出力する電圧、VCLlは、第1比較器23が『L』を出力する電圧、そして、VCL2は、第2比較器291が『L』を出力する電圧を示す。さらに、参照符号ST1,ST1'は、起動準備状態を示し、ST2,ST2'は、起動状態を示し、ST3,ST3'は、定常状態を示す。
まず、起動準備状態ST1および起動状態ST2における電源電圧Vdd(Vin)および第1比較器23の動作等は、図23を参照して説明したのと同様である。すなわち、エナジーハーベスタ(太陽電池)1は、時刻T0から発電エネルギーをキャパシタ21に蓄積し、時刻T1において、電源電圧Vddが閾値電圧Vref(VCH1)を超えると、第1比較器23の出力は、『L』から『H』に変化する。
前述したように、トランジスタQ2およびQ5の閾値電圧Vth2およびVth5は、例えば、トランジスタQ1,Q3の閾値電圧Vth1,Vth3よりも低く設定されており、起動準備状態ST1では、トランジスタQ2のみオンし、第1比較器23が動作状態になっている。
起動準備状態ST1において、トランジスタQ1およびQ3〜Q5はオフしており、また、起動状態ST2において、トランジスタQ1,Q3およびQ5はオンする。なお、起動状態ST2において、トランジスタQ4は、オフのままである。
このとき、図37(c)に示されるように、第2比較器291の出力(N4)は、抵抗292により第1電源線11にプルアップされているため、起動準備状態ST1において、電源電圧Vddと同様に上昇し、時刻T1において『H』になり、その『H』を維持する。
そして、時刻T1において、第1比較器23の出力が『H』になってトランジスタQ3がオンすると、トランジスタQ2がオフして、比較器23は動作を停止する。なお、負荷3に対する電源電圧Vddの印加、並びに、比較器291の動作は継続して行われる。
また、時刻T2において、負荷3が起動状態ST2を終えて定常状態ST3に入ると、電源電圧Vddは、エナジーハーベスタ1からの発電エネルギーにより上昇する。負荷3は、定常状態ST3において、例えば、基地局との間で無線によりデータや各種信号の送受信等を行うことになる。
そして、例えば、時刻T3から時刻T5までの期間APにおいて、光が弱くなってエナジーハーベスタ1からの発電エネルギーが低下すると、それに伴って、電源電圧Vddも低下する。そして、時刻T4で、電源電圧Vddが電圧VCL2よりも低くなると、第2比較器291の出力(N4)は、『H』から『L』に変化する。
時刻T4において、ノードN4が『H』から『L』に変化すると、pMOSトランジスタQ4がオンしてリセット動作が行われる。すなわち、第1比較器23の出力(N2)が第2電源線12に接続され、ノードN2が『H』から『L』に変化し、トランジスタQ1およびQ3がオフして、時刻T0の初期状態に戻る。このとき、トランジスタQ5もオフし、これにより第2比較器291の動作も停止する。
なお、時刻T5(T4)以降の起動準備状態ST1'、起動状態ST2'および定常状態ST3'の動作は、上述したST1,ST2およびST3の動作と同様である。このように、本第9実施例によれば、チャタリングの発生を防止しつつ、また、消費電力の増加を抑えつつ、リセット処理を自動的に行うことが可能になる。
図38は、環境発電装置の第10実施例を示す回路図である。ここで、図38(a)および図38(c)では、負荷3が第1電源線(高電位側電源線)11に接続され、図38(b)では、負荷3が第2電源線(低高電位側電源線)12に接続される。また、図38(c)では、制御部24が第1比較器23と第1スイッチ素子S1の間に設けられている。
図38(a)〜図38(c)に示されるように、第10実施例の環境発電装置は、第1スイッチ素子S1と負荷3の接続ノードの電圧を検出し、第2スイッチ素子S2の制御を行うようになっている。なお、図38(a)〜図38(c)は、単なる構成例であり、本第10実施例は、他の様々な構成に対しても適用可能である。
ここで、図38(a)を例として、動作原理を説明する。図38(a)では、S1が最初はオフで、Vddが上昇すると、負荷3に接続されたノードの電圧が上昇しS2の閾値電圧を超えたら、S2がオンする。VddとGNDの差電圧が比較器23の閾値を超えたら、比較器の出力VCTLが『L』から『H』になり、S1がオンする。負荷3に接続されたノードの電圧がGNDになり負荷3が起動すると共に、S2がオフすることで、比較器23の動作が停止する。
すなわち、本第10実施例は、第1スイッチ素子S1または負荷3の両端電圧を検出して負荷3の動作状態を検知し、その検知された負荷3の動作状態に基づいて、第2スイッチ素子S2のオン/オフ制御を行うようになっている。これにより、実際に負荷3に印加される電圧に基づいた適切な制御を行うことができる。
図39は、環境発電装置の第11実施例を示す回路図である。ここで、図39(a)〜図39(c)は、上述した図38(a)〜図38(c)に示す第10実施例の構成例に対して、それぞれ負荷3と並列に設けた第6スイッチ素子S6を追加したものに相当する。
また、S6はリセット用のスイッチであり、例えば、外部からの信号に基づいて動作する。なお、図39(a)〜図39(c)は、単なる構成例であり、本第11実施例も、他の様々な構成に対して適用可能なのはいうまでもない。
図39(a)〜図39(c)に示されるように、第11実施例の環境発電装置は、負荷3と並列に第6スイッチ素子S6を設け、この第6スイッチ素子S6を、負荷3が動作を行わないときにオンさせることで、第2スイッチ素子S2をリセットさせる。
図40は、環境発電装置の第12実施例を示す回路図であり、図40(a)は、第12実施例の環境発電装置の回路例を示し、図40(b)は、図40(a)における電流検知回路22の一構成例を示す。
図40(a)に示されるように、第12実施例の環境発電装置は、負荷3および第1スイッチ素子S1と直列に電流検知回路22を設け、この電流検知回路22により負荷3を流れる電流を検知する。
ここで、図40(b)に示されるように、電流検知回路22は、例えば、負荷3と第1スイッチ素子S1の間に電流検出用抵抗222を設け、この抵抗222の両端の電圧を比較する比較器(第3比較器)221により形成することができる。
そして、電流検知回路22により検知した負荷3を流れる電流Iが、所定の電流値Io以上のときは、第2スイッチ素子S2をオフし、電流Iが、所定の電流値Ioより小さいときは、第2スイッチ素子S2をオンするように制御する。
すなわち、第12実施例のように、負荷3を流れる電流に基づいて、第2スイッチ素子S2のオン/オフ制御を行うことも可能である。なお、図40(b)に示す電流検知回路22は、単なる例であり、これに限定されるものではない。
図41は、環境発電装置の第13実施例の一構成例を説明するための図であり、図41(a)および図41(b)は、第13実施例の環境発電装置の回路構成を示すものである。
図41(a)に示されるように、本第13実施例の環境発電装置は、上述した各実施例の差電圧監視回路20における第1比較器23をヒステリシス比較器200で形成したものに相当する。
ここで、ヒステリシス比較器200は、例えば、第1ヒステリシス閾値電圧(『L』から『H』になる電圧)を、負荷3の動作可能な上限電圧(例えば、第1基準電圧VCH)と同じ、または、より小さい電圧に設定する。
さらに、ヒステリシス比較器200は、例えば、第2ヒステリシス閾値電圧(『H』から『L』になる電圧)を、負荷3の動作可能な下限電圧(例えば、第2基準電圧VCL)と同じ、または、より大きい電圧に設定する。
なお、図41(b)は、第1ヒステリシス閾値電圧を、負荷3の動作可能な上限電圧(VCH)とし、第2ヒステリシス閾値電圧を、負荷3の動作可能な下限電圧(VCL)とした場合を示す。
このように、各実施例の環境発電装置は、様々な構成とすることができる。なお、上述した各実施例および構成例は、単なる例を示すものであり、様々な変形および変更が可能なのはいうまでもない。
以上において、本実施例の電源制御回路は、半導体基板上に形成された半導体集積回路として提供することができる。また、エナジーハーベスタ1としては、光エネルギーを利用した光発電器に限定されず、例えば、機械や人体からの振動や熱エネルギーを利用した振動発電器や熱発電器、或いは、電磁波エネルギーを利用した電磁波発電器等を幅広く適用することができる。
さらに、本実施例の環境発電装置が適用される負荷3としては、ワイヤレスセンサーネットワークの無線センサーノードを始めとして、様々な電子回路や電子機器に対して幅広く適用することが可能である。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものであり、特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではない。また、明細書のそのような記載は、発明の利点および欠点を示すものでもない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに、以下の付記を開示する。
(付記1)
第1電源電圧が印加された第1電源線と、
前記第1電源電圧とは異なる第2電源電圧が印加された第2電源線と、
前記第1および第2電源線の間に接続されたキャパシタと、
前記第1および第2電源線の間に設けられ、負荷と直列接続された第1スイッチ素子と、
前記第1電源電圧と前記第2電源電圧の差電圧を監視して、前記第1スイッチ素子をオン/オフ制御する差電圧監視回路と、を有し、
前記差電圧監視回路は、
前記差電圧が上昇するとき、
前記差電圧が第1基準電圧よりも低ければ、前記第1スイッチ素子をオフし、
前記差電圧が前記第1基準電圧以上になれば、前記第1スイッチ素子をオンし、
前記差電圧が下降するとき、
前記差電圧が第2基準電圧よりも高ければ、前記第1スイッチ素子をオンし、
前記差電圧が前記第2基準電圧以下になれば、前記第1スイッチ素子をオフする、ように制御する、
ことを特徴とする電源制御回路。
(付記2)
前記第1基準電圧は、前記第2基準電圧よりも高く、
前記第1基準電圧は、前記負荷の動作可能な上限電圧以下の電圧であり、
前記第2基準電圧は、前記負荷の動作可能な下限電圧以上の電圧である、
ことを特徴とする付記1に記載の電源制御回路。
(付記3)
前記第1基準電圧は、前記負荷の動作可能な上限電圧であり、
前記第2基準電圧は、前記負荷の動作可能な下限電圧である、
ことを特徴とする付記2に記載の電源制御回路。
(付記4)
前記差電圧監視回路は、
前記第1および第2電源線の間に設けられ、直列接続された第1比較器および第2スイッチ素子を含み、
前記第1および第2スイッチ素子は、前記第1比較器の出力により制御される、
ことを特徴とする付記2または付記3に記載の電源制御回路。
(付記5)
前記差電圧監視回路は、さらに、
前記第1比較器の出力と、前記第1および第2スイッチ素子の少なくとも一方の間に設けられた制御部を含む、
ことを特徴とする付記4に記載の電源制御回路。
(付記6)
前記制御部は、
前記第1および第2電源線の間に直列に設けられた、
第3スイッチ素子および第1プルアップ素子、
第3スイッチ素子および第1プルダウン素子、並びに、
インバータを形成する第3スイッチ素子および相補スイッチ素子のいずれかを含む、
ことを特徴とする付記5に記載の電源制御回路。
(付記7)
前記制御部は、
前記第1および第2電源線の間に直列に設けられた前記第3スイッチ素子および前記第1プルアップ素子を含み、
前記差電圧監視回路は、さらに、
前記第1比較器の出力と、前記第1および第2電源線における高電位側電源線の間に設けられた第2プルアップ素子を含む、
ことを特徴とする付記6に記載の電源制御回路。
(付記8)
前記差電圧監視回路は、さらに、
前記第1比較器の出力と前記第2電源線の間に接続された閾値設定用抵抗を有し、
前記第1および第2プルアップ素子は、抵抗であり、
前記第1,第2および第3スイッチ素子は、同じサイズのnチャネル型MOSの第1,第2および第3トランジスタであり、
前記閾値設定用抵抗により、前記第2トランジスタの第2閾値電圧を、等価的に、前記第1トランジスタの第1閾値電圧および前記第3トランジスタの第3閾値電圧よりも低い電圧に設定する、
ことを特徴とする付記7に記載の電源制御回路。
(付記9)
前記制御部は、
前記第1および第2電源線の間に直列に設けられた前記第3スイッチ素子および前記第1プルダウン素子を含み、
前記差電圧監視回路は、さらに、
前記第1比較器の出力と、前記第1および第2電源線における低電位側電源線の間に設けられた第2プルダウン素子を含む、
ことを特徴とする付記6に記載の電源制御回路。
(付記10)
前記第1〜第3スイッチ素子は、nチャネル型MOSトランジスタであり、
前記第1および第2プルアップ素子は、抵抗である、
ことを特徴とする付記7に記載の電源制御回路。
(付記11)
前記第1および第3スイッチ素子は、前記第1比較器の出力に基づいてオン/オフ制御され、
前記第2スイッチ素子は、前記第3スイッチ素子がオフからオンに変化することにより、オンからオフに切り替わる、
ことを特徴とする付記6乃至付記10のいずれか1項に記載の電源制御回路。
(付記12)
前記第2スイッチ素子がオン/オフ動作する第2閾値の絶対値は、前記第1スイッチ素子がオン/オフ動作する第1閾値の絶対値および前記第3スイッチ素子がオン/オフ動作する第3閾値の絶対値よりも小さい、
ことを特徴とする付記6乃至付記11のいずれか1項に記載の電源制御回路。
(付記13)
前記第3閾値の絶対値は、前記第1閾値の絶対値よりも小さい、
ことを特徴とする付記12に記載の電源制御回路。
(付記14)
前記第1比較器は、
前記負荷に印加される電源電圧が所定の閾値電圧を超えたら、前記第1および第3スイッチ素子をオンし、
前記第2スイッチ素子がオフしたら、前記第1および第3スイッチ素子をオフする、
ことを特徴とする付記6乃至付記13のいずれか1項に記載の電源制御回路。
(付記15)
前記制御部は、
前記第1および第2電源線の間に直列に設けられた前記第3スイッチ素子および前記相補スイッチ素子を有するインバータを含み、
前記第2スイッチ素子は、前記インバータの出力により制御される、
ことを特徴とする付記6に記載の電源制御回路。
(付記16)
前記差電圧監視回路は、さらに、
前記第1比較器の出力と、前記第1または第2電源線の間に設けられリセット回路を含み、
前記リセット回路は、
前記差電圧が下降するとき、
前記差電圧が第3基準電圧以下になれば、前記第1比較器の出力をリセットする、
ことを特徴とする付記4乃至付記15のいずれか1項に記載の電源制御回路。
(付記17)
前記第3基準電圧は、前記負荷の動作可能な下限電圧の近傍に設定される、
ことを特徴とする付記16に記載の電源制御回路。
(付記18)
前記リセット回路は、
前記第1比較器の出力と、前記第1または第2電源線の間に設けられた第4スイッチ素子を含み、
前記第4スイッチ素子は、手動で制御される、
ことを特徴とする付記16または付記17に記載の電源制御回路。
(付記19)
前記リセット回路は、
前記第1比較器の出力と、前記第1または第2電源線の間に設けられた第4スイッチ素子を含み、
前記差電圧監視回路は、さらに、
前記差電圧が下降するとき、
前記差電圧が第3基準電圧以下になればオンして、前記第1比較器の出力をリセットするリセット動作制御回路を含む、
ことを特徴とする付記16または付記17に記載の電源制御回路。
(付記20)
前記リセット動作制御回路は、
前記第1および第2電源線の間に設けられた第2比較器を含み、
前記第4スイッチ素子は、前記第2比較器の出力によりオン/オフ制御される、
ことを特徴とする付記19に記載の電源制御回路。
(付記21)
前記リセット動作制御回路は、さらに、
前記第2比較器の出力と前記第1電源線の間に設けられた第3プルアップ素子、または、前記第2比較器の出力と前記第2電源線の間に設けられた第3プルダウン素子を含む、
ことを特徴とする付記20に記載の電源制御回路。
(付記22)
前記第2比較器は、
前記差電圧が所定の閾値電圧を超えたら、前記第4スイッチ素子をオンしてリセット状態に戻す、
ことを特徴とする付記20または付記21に記載の電源制御回路。
(付記23)
前記第4スイッチ素子は,pチャネル型MOSトランジスタである、
ことを特徴とする付記22に記載の電源制御回路。
(付記24)
前記差電圧監視回路は、さらに、
前記第1およびは第2電源線の間に、前記第2比較器と直列接続された第5スイッチ素子を含み、
前記第5スイッチ素子は、前記第1比較器の出力によりオン/オフ制御される、
ことを特徴とする付記20乃至付記23のいずれか1項に記載の電源制御回路。
(付記25)
前記第4スイッチ素子は、pチャネル型MOSの第4トランジスタであり、
前記第5スイッチ素子は、nチャネル型MOSの第5トランジスタであり、
前記第5トランジスタの第5閾値電圧を、前記第1トランジスタの閾値電圧および前記第3トランジスタの閾値電圧よりも低い電圧に設定する、
ことを特徴とする付記24に記載の電源制御回路。
(付記26)
前記第1スイッチ素子または前記負荷の両端電圧を検出して前記負荷の動作状態を検知し、
検知された前記負荷の動作状態に基づいて、前記第2スイッチ素子のオン/オフ制御を行う、
ことを特徴とする付記4乃至付記25のいずれか1項に記載の電源制御回路。
(付記27)
さらに、
前記負荷と前記第1スイッチ素子の間に設けられ、前記負荷を流れる電流を検知する電流検知回路を有し、
前記負荷に流れる電流が所定の電流値以上のときは、前記第2スイッチ素子をオフし、
前記負荷に流れる電流が前記所定の電流値より小さいときは、前記第2スイッチ素子をオンする、
ことを特徴とする付記4乃至付記25のいずれか1項に記載の電源制御回路。
(付記28)
さらに、
前記負荷と並列に設けられた第6スイッチ素子を有し、
前記負荷が動作を行わないとき、前記第6スイッチ素子を瞬間的にオンして、前記第2スイッチ素子の制御信号をリセットする、
ことを特徴とする付記4乃至付記27のいずれか1項に記載の電源制御回路。
(付記29)
前記電流検知回路は、
前記負荷と前記第1スイッチ素子の間に設けられた電流検出用抵抗と、
前記電流検出用抵抗の両端の電圧を比較する第3比較器と、を含む、
ことを特徴とする付記28に記載の電源制御回路。
(付記30)
前記第1基準電圧および前記第2基準電圧を、ヒステリシス比較器の内部で生成および設定する、
ことを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1項に記載の電源制御回路。
(付記31)
前記負荷は、無線センサーノードであり、
前記無線センサーノードに対して電力を供給する、
ことを特徴とする付記1乃至付記30のいずれか1項に記載の電源制御回路。
(付記32)
半導体基板上に、付記1乃至付記31のいずれか1項に記載の電源制御回路が形成される、
ことを特徴とする半導体集積回路。
(付記33)
環境発電器と、
付記1乃至付記31のいずれか1項に記載の電源制御回路と、を有し、
前記電源制御回路は、前記環境発電器からの発電エネルギーを受け取る、
ことを特徴とする環境発電装置。
(付記34)
前記環境発電器は、光エネルギーを利用した光発電器、振動を利用した振動発電器、熱エネルギーを利用した熱発電器、および、電磁波エネルギーを利用した電磁波発電器を含む、
ことを特徴とする付記33に記載の環境発電装置。
(付記35)
環境発電器と、前記環境発電器からの発電エネルギーを受け取って、第1電源電圧および前記第1電源電圧とは異なる第2電源電圧を負荷に印加する電源制御回路と、を有する環境発電装置の制御方法であって、
前記電源制御回路は、
第1電源電圧が印加された第1電源線と、
前記第1電源電圧とは異なる第2電源電圧が印加された第2電源線と、
前記第1および第2電源線の間に接続されたキャパシタと、
前記第1および第2電源線の間に設けられ、負荷と直列接続された第1スイッチ素子と、
前記第1電源電圧と前記第2電源電圧の差電圧を監視して、前記第1スイッチ素子をオン/オフ制御する差電圧監視回路と、を有し、
前記差電圧監視回路は、
前記差電圧が上昇するとき、
前記差電圧が第1基準電圧よりも低ければ、前記第1スイッチ素子をオフし、
前記差電圧が前記第1基準電圧以上になれば、前記第1スイッチ素子をオンし、
前記差電圧が下降するとき、
前記差電圧が第2基準電圧よりも高ければ、前記第1スイッチ素子をオンし、
前記差電圧が前記第2基準電圧以下になれば、前記第1スイッチ素子をオフする、ように制御する、
ことを特徴とする環境発電装置の制御方法。
(付記36)
前記第1および第3スイッチ素子は、一端が前記第1電源線に接続された第2抵抗の他端に接続された前記第1比較器の出力ノードの信号によりオン/オフ制御され、
前記第2スイッチ素子は、一端が前記第1電源線に接続された第1抵抗の他端と前記第3スイッチ素子の接続ノードの信号によりオン/オフ制御され、
前記環境発電器からの発電エネルギーによる前記第1電源電圧の変化に基づく、前記第1抵抗と前記第3スイッチ素子の接続ノードの信号により前記第2スイッチ素子がオンして、前記第1比較器が動作を開始し、
動作を開始した前記第1比較器の出力ノードの信号により前記第1および第3スイッチ素子をオフして、前記環境発電器からの発電エネルギーを前記キャパシタに蓄積し、
前記第1電源電圧が所定の閾値電圧を超えたら、前記第1比較器の出力ノードの信号により前記第1および第3スイッチ素子をオンして、前記負荷に対して前記第1電源電圧および前記第2電源電圧を印加すると共に、前記第2スイッチ素子をオフし、前記第1比較器の動作を停止する、
ことを特徴とする付記35に記載の環境発電装置の制御方法。
(付記37)
前記第1電源電圧が前記所定の閾値電圧を超えたとき、前記第3スイッチ素子は、前記第1スイッチ素子がオフするのと同時に、或いは、前記第1スイッチ素子がオフする前に、オフする、
ことを特徴とする付記36に記載の環境発電装置の制御方法。
(付記38)
前記環境発電器からの発電エネルギーが低減して、前記第1電源電圧および前記第2電源電圧が前記負荷の動作電圧よりも低くなったら、前記第1,第2および第3スイッチ素子をリセットする、
ことを特徴とする付記36または付記37に記載の環境発電装置の制御方法。
(付記39)
さらに、前記第1および第2電源線の間に設けられた第2比較器、並びに、前記第1比較器の出力と、前記第1または第2電源線の間に設けられた第4スイッチ素子を含み、
前記第4スイッチ素子は、第2比較器により制御され、
前記第2比較器は、前記差電圧が下降するとき、前記差電圧が第3基準電圧以下になれば、前記第4スイッチ素子をオンして、前記第1比較器の出力をリセットする、
ことを特徴とする付記38に記載の環境発電装置の制御方法。
1,101 環境発電器(エナジーハーベスタ:太陽電池)
2,102 電源制御回路
3,103 負荷(無線センサーノード)
11,111 高電位側電源線(第1電源線)
12,112 低電位側電源線(第2電源線)
20 差電圧監視回路
21,121 キャパシタ
22 電流検知回路
23 比較器(第1比較器)
24 制御部
25 プルアップ素子(第2プルアップ素子,第2抵抗)
25' プルダウン素子(第2プルダウン素子,抵抗)
26 プルアップ素子(第1プルアップ素子,第1抵抗)
27 リセット回路
28 閾値設定用抵抗
29 リセット動作制御回路
123,200 ヒステリシス比較器
221 比較器(第3比較器)
222 電流検出用抵抗
291 比較器(第2比較器)
292 プルアップ素子(第3プルアップ素子,抵抗)
293 プルダウン素子(第3プルダウン素子,抵抗)

Claims (24)

  1. 第1電源電圧が印加された第1電源線と、
    前記第1電源電圧とは異なる第2電源電圧が印加された第2電源線と、
    前記第1および第2電源線の間に接続されたキャパシタと、
    前記第1および第2電源線の間に設けられ、負荷と直列接続された第1スイッチ素子と、
    前記第1電源電圧と前記第2電源電圧の差電圧を監視して、前記第1スイッチ素子をオン/オフ制御する差電圧監視回路と、を有し、
    前記差電圧監視回路は、
    前記差電圧が上昇するとき、
    前記差電圧が第1基準電圧よりも低ければ、前記第1スイッチ素子をオフし、
    前記差電圧が前記第1基準電圧以上になれば、前記第1スイッチ素子をオンし、
    前記差電圧が下降するとき、
    前記差電圧が第2基準電圧よりも高ければ、前記第1スイッチ素子をオンし、
    前記差電圧が前記第2基準電圧以下になれば、前記第1スイッチ素子をオフする、ように制御する、
    ことを特徴とする電源制御回路。
  2. 前記第1基準電圧は、前記第2基準電圧よりも高く、
    前記第1基準電圧は、前記負荷の動作可能な上限電圧以下の電圧であり、
    前記第2基準電圧は、前記負荷の動作可能な下限電圧以上の電圧である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源制御回路。
  3. 前記第1基準電圧は、前記負荷の動作可能な上限電圧であり、
    前記第2基準電圧は、前記負荷の動作可能な下限電圧である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電源制御回路。
  4. 前記差電圧監視回路は、
    前記第1および第2電源線の間に設けられ、直列接続された第1比較器および第2スイッチ素子を含み、
    前記第1および第2スイッチ素子は、前記第1比較器の出力により制御される、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電源制御回路。
  5. 前記差電圧監視回路は、さらに、
    前記第1比較器の出力と、前記第1および第2スイッチ素子の少なくとも一方の間に設けられた制御部を含む、
    ことを特徴とする請求項4に記載の電源制御回路。
  6. 前記制御部は、
    前記第1および第2電源線の間に直列に設けられた、
    第3スイッチ素子および第1プルアップ素子、
    第3スイッチ素子および第1プルダウン素子、並びに、
    インバータを形成する第3スイッチ素子および相補スイッチ素子のいずれかを含む、
    ことを特徴とする請求項5に記載の電源制御回路。
  7. 前記制御部は、
    前記第1および第2電源線の間に直列に設けられた前記第3スイッチ素子および前記第1プルアップ素子を含み、
    前記差電圧監視回路は、さらに、
    前記第1比較器の出力と、前記第1および第2電源線における高電位側電源線の間に設けられた第2プルアップ素子を含む、
    ことを特徴とする請求項6に記載の電源制御回路。
  8. 前記差電圧監視回路は、さらに、
    前記第1比較器の出力と前記第2電源線の間に接続された閾値設定用抵抗を有し、
    前記第1および第2プルアップ素子は、抵抗であり、
    前記第1,第2および第3スイッチ素子は、同じサイズのnチャネル型MOSの第1,第2および第3トランジスタであり、
    前記閾値設定用抵抗により、前記第2トランジスタの第2閾値電圧を、等価的に、前記第1トランジスタの第1閾値電圧および前記第3トランジスタの第3閾値電圧よりも低い電圧に設定する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の電源制御回路。
  9. 前記第1および第3スイッチ素子は、前記第1比較器の出力に基づいてオン/オフ制御され、
    前記第2スイッチ素子は、前記第3スイッチ素子がオフからオンに変化することにより、オンからオフに切り替わる、
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の電源制御回路。
  10. 前記第2スイッチ素子がオン/オフ動作する第2閾値の絶対値は、前記第1スイッチ素子がオン/オフ動作する第1閾値の絶対値および前記第3スイッチ素子がオン/オフ動作する第3閾値の絶対値よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載の電源制御回路。
  11. 前記差電圧監視回路は、さらに、
    前記第1比較器の出力と、前記第1または第2電源線の間に設けられリセット回路を含み、
    前記リセット回路は、
    前記差電圧が下降するとき、
    前記差電圧が第3基準電圧以下になれば、前記第1比較器の出力をリセットする、
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項10のいずれか1項に記載の電源制御回路。
  12. 前記第3基準電圧は、前記負荷の動作可能な下限電圧の近傍に設定される、
    ことを特徴とする請求項11に記載の電源制御回路。
  13. 前記リセット回路は、
    前記第1比較器の出力と、前記第1または第2電源線の間に設けられた第4スイッチ素子を含み、
    前記差電圧監視回路は、さらに、
    前記差電圧が下降するとき、
    前記差電圧が第3基準電圧以下になればオンして、前記第1比較器の出力をリセットするリセット動作制御回路を含む、
    ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の電源制御回路。
  14. 前記リセット動作制御回路は、
    前記第1および第2電源線の間に設けられた第2比較器を含み、
    前記第4スイッチ素子は、前記第2比較器の出力によりオン/オフ制御される、
    ことを特徴とする請求項13に記載の電源制御回路。
  15. 前記リセット動作制御回路は、さらに、
    前記第2比較器の出力と前記第1電源線の間に設けられた第3プルアップ素子、または、前記第2比較器の出力と前記第2電源線の間に設けられた第3プルダウン素子を含む、
    ことを特徴とする請求項14に記載の電源制御回路。
  16. 前記差電圧監視回路は、さらに、
    前記第1およびは第2電源線の間に、前記第2比較器と直列接続された第5スイッチ素子を含み、
    前記第5スイッチ素子は、前記第1比較器の出力によりオン/オフ制御される、
    ことを特徴とする請求項14または請求項15に記載の電源制御回路。
  17. 前記第1スイッチ素子または前記負荷の両端電圧を検出して前記負荷の動作状態を検知し、
    検知された前記負荷の動作状態に基づいて、前記第2スイッチ素子のオン/オフ制御を行う、
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項16のいずれか1項に記載の電源制御回路。
  18. さらに、
    前記負荷と前記第1スイッチ素子の間に設けられ、前記負荷を流れる電流を検知する電流検知回路を有し、
    前記負荷に流れる電流が所定の電流値以上のときは、前記第2スイッチ素子をオフし、
    前記負荷に流れる電流が前記所定の電流値より小さいときは、前記第2スイッチ素子をオンする、
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項16のいずれか1項に記載の電源制御回路。
  19. さらに、
    前記負荷と並列に設けられた第6スイッチ素子を有し、
    前記負荷が動作を行わないとき、前記第6スイッチ素子を瞬間的にオンして、前記第2スイッチ素子の制御信号をリセットする、
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項18のいずれか1項に記載の電源制御回路。
  20. 前記第1基準電圧および前記第2基準電圧を、ヒステリシス比較器の内部で生成および設定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電源制御回路。
  21. 環境発電器と、
    請求項1乃至請求項20のいずれか1項に記載の電源制御回路と、を有し、
    前記電源制御回路は、前記環境発電器からの発電エネルギーを受け取る、
    ことを特徴とする環境発電装置。
  22. 環境発電器と、前記環境発電器からの発電エネルギーを受け取って、第1電源電圧および前記第1電源電圧とは異なる第2電源電圧を負荷に印加する電源制御回路と、を有する環境発電装置の制御方法であって、
    前記電源制御回路は、
    第1電源電圧が印加された第1電源線と、
    前記第1電源電圧とは異なる第2電源電圧が印加された第2電源線と、
    前記第1および第2電源線の間に接続されたキャパシタと、
    前記第1および第2電源線の間に設けられ、負荷と直列接続された第1スイッチ素子と、
    前記第1電源電圧と前記第2電源電圧の差電圧を監視して、前記第1スイッチ素子をオン/オフ制御する差電圧監視回路と、を有し、
    前記差電圧監視回路は、
    前記差電圧が上昇するとき、
    前記差電圧が第1基準電圧よりも低ければ、前記第1スイッチ素子をオフし、
    前記差電圧が前記第1基準電圧以上になれば、前記第1スイッチ素子をオンし、
    前記差電圧が下降するとき、
    前記差電圧が第2基準電圧よりも高ければ、前記第1スイッチ素子をオンし、
    前記差電圧が前記第2基準電圧以下になれば、前記第1スイッチ素子をオフする、ように制御する、
    ことを特徴とする環境発電装置の制御方法。
  23. 前記第1および第3スイッチ素子は、一端が前記第1電源線に接続された第2抵抗の他端に接続された前記第1比較器の出力ノードの信号によりオン/オフ制御され、
    前記第2スイッチ素子は、一端が前記第1電源線に接続された第1抵抗の他端と前記第3スイッチ素子の接続ノードの信号によりオン/オフ制御され、
    前記環境発電器からの発電エネルギーによる前記第1電源電圧の変化に基づく、前記第1抵抗と前記第3スイッチ素子の接続ノードの信号により前記第2スイッチ素子がオンして、前記第1比較器が動作を開始し、
    動作を開始した前記第1比較器の出力ノードの信号により前記第1および第3スイッチ素子をオフして、前記環境発電器からの発電エネルギーを前記キャパシタに蓄積し、
    前記第1電源電圧が所定の閾値電圧を超えたら、前記第1比較器の出力ノードの信号により前記第1および第3スイッチ素子をオンして、前記負荷に対して前記第1電源電圧および前記第2電源電圧を印加すると共に、前記第2スイッチ素子をオフし、前記第1比較器の動作を停止する、
    ことを特徴とする請求項22に記載の環境発電装置の制御方法。
  24. さらに、前記第1および第2電源線の間に設けられた第2比較器、並びに、前記第1比較器の出力と、前記第1または第2電源線の間に設けられた第4スイッチ素子を含み、
    前記第4スイッチ素子は、前記第2比較器により制御され、
    前記第2比較器は、前記差電圧が下降するとき、前記差電圧が第3基準電圧以下になれば、前記第4スイッチ素子をオンして、前記第1比較器の出力をリセットする、
    ことを特徴とする請求項23に記載の環境発電装置の制御方法。
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