JP6926820B2 - 三次元造形装置および三次元造形方法 - Google Patents

三次元造形装置および三次元造形方法 Download PDF

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Description

本発明は、三次元造形装置および三次元造形方法に関する。
溶融させた熱可塑性の材料を、ノズルから造形台に吐出して積層し、硬化させることによって三次元造形物(以下、単に「造形物」とも呼ぶ。)を造形する三次元造形装置が知られている(例えば、下記の特許文献1)。
特開2006−192710号公報
こうした三次元造形装置では、造形物の最下層を構成する材料が造形台上での急激な温度低下に伴って収縮することによって、造形台から剥離してしまい、その後の材料の安定的な積層が困難になってしまう場合があった。このように、三次元造形装置においては、造形台上での材料の収縮に起因する造形精度の低下を抑制することについて、依然として改良の余地があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明は、たとえば、以下のような態様で実現することもできる。
三次元造形物を造形する三次元造形装置であって、
熱可塑性を有する材料を可塑化させた溶融材料を吐出するノズルと、
前記ノズルから吐出された前記溶融材料を受ける造形台と、
を備え、
前記造形台には、前記溶融材料が硬化する際の収縮を抑制する収縮抑制部が設けられており、
前記収縮抑制部は、前記溶融材料が付着する前記造形台の表面の凹凸構造を構成する凹凸層を含み、
前記凹凸構造は、前記造形台に対して凹部を構成する加工を施すことによって構成されたものである、三次元造形装置。
三次元造形物を造形する三次元造形装置であって、
熱可塑性を有する材料を可塑化させた溶融材料を吐出するノズルと、
前記ノズルから吐出された前記溶融材料を受ける造形台と、
を備え、
前記造形台には、前記溶融材料が硬化する際の収縮を抑制する収縮抑制部が設けられており、
前記収縮抑制部は、繊維によって構成されている繊維層を含み、
前記繊維層の表面には、前記溶融材料の付着によって溶融する材料によって構成されているコート層が設けられている、三次元造形装置。
三次元造形物を造形する方法であって、
溶融材料が硬化する際の収縮を抑制する収縮抑制部として、表面に凹凸構造を有している繊維層を配置し、ノズルから吐出される前記溶融材料を受ける造形台を準備する工程と、
前記ノズルから前記造形台の前記繊維層に向かって前記溶融材料を吐出して、前記繊維層に付着させて硬化させる工程と、
を備え、
前記収縮抑制部は、繊維によって構成されている繊維層を含み、
前記繊維層の表面には、前記溶融材料の付着によって溶融する材料によって構成されているコート層が設けられている、方法。
[1]本発明の一の形態によれば、三次元造形物を造形する三次元造形装置が提供される。この三次元造形装置は、熱可塑性を有する材料を可塑化させた溶融材料を吐出するノズルと;前記ノズルから吐出された前記溶融材料を受ける造形台と;を備える。前記造形台には、前記溶融材料が硬化する際の収縮を抑制する収縮抑制部が設けられている。
この形態の三次元造形装置によれば、収縮抑制部によって、造形台上での材料の収縮が抑制されるため、材料の収縮に起因する造形精度の低下を抑制することができる。
[2]上記形態の三次元造形装置において、前記収縮抑制部は、前記溶融材料を加熱する加熱部を含んでよい。
この形態の三次元造形装置によれば、加熱部の加熱によって、造形台に付着した溶融材料の急激な温度低下を、溶融材料が加熱されていない場合よりも抑制することができる。よって、造形台上での材料の収縮が抑制され、材料の収縮に起因する造形精度の低下が抑制される。
[3]上記形態の三次元造形装置において、前記収縮抑制部は、前記溶融材料が付着する前記造形台の表面の凹凸構造を構成する凹凸層を含んでよい。
この形態の三次元造形装置によれば、造形台上の凹凸層によって、造形台上での溶融材料の移動が抑制されるため、材料の収縮が抑制される。
[4]上記形態の三次元造形装置において、前記収縮抑制部は、繊維によって構成されている繊維層を含んでよい。
この形態の三次元造形装置によれば、繊維層によって造形台に対する溶融材料の付着性が高まって、その移動が抑制される。また、繊維層が断熱層として機能することによって、溶融材料からの熱の移動が抑制され、溶融材料の急激な温度低下が抑制される。したがって、造形台上での材料の収縮が抑制される。
[5]上記形態の三次元造形装置において、前記繊維層は、木材、または、紙によって構成されてよい。
この形態の三次元造形装置によれば、木材や紙など、入手が容易で扱いやすい材料によって繊維層を簡易に構成することができる。
[6]上記形態の三次元造形装置において、前記繊維層の表面には、前記溶融材料の付着によって溶融する材料によって構成されているコート層が設けられてよい。
この形態の三次元造形装置によれば、コート層の材料が溶融することによって、造形台に対する材料の付着性が高められ、造形台上での材料の収縮がより一層、抑制される。また、造形物の底面にコート層を構成していた材料が付着するため、当該底面の表面性状を滑らかにすることができる。
[7]上記形態の三次元造形装置において、前記繊維層は、紙面に前記コート層が形成されているコート紙によって構成されてよい。
この形態の三次元造形装置によれば、入手が容易で扱いやすいコート紙によって、コート層を有する繊維層を簡易に構成することができる。また、コート紙は表面の平滑性が高いため、造形物の底面を、より滑らかにすることができる。
[8]上記形態の三次元造形装置において、前記コート層は、色インクを有してよい。
この形態の三次元造形装置によれば、コート層が有していた色インクによって、造形物に対する着色を簡易におこなうことができる。
[9]上記形態の三次元造形装置において、前記収縮抑制部は、前記造形台に対して着脱可能に構成されてよい。
この形態の三次元造形装置によれば、造形台や収縮抑制部のメンテナンスが容易化される。
[10]上記形態の三次元造形装置は、さらに、前記ノズルと、前記造形台と、を収容する処理室と;前記処理室内の雰囲気温度を調整する温度調整部と;を備えてよい。
この形態の三次元造形装置によれば、処理室内の温度を調整することによって、ノズルから吐出された溶融材料の急激な温度低下を抑制することができ、造形台上での材料の収縮を抑制できる。
[11]上記形態の三次元造形装置は、さらに、渦状に延びている溝部が設けられているフラットスクリューと、前記フラットスクリューを回転させる駆動モーターと、を有し、前記フラットスクリューを回転させて、前記溶融材料を、前記溝部を通じて前記ノズルへと導く可塑化部を備えてよい。
この形態の三次元造形装置によれば、三次元造形装置の小型化が可能である。また、ノズルから吐出される溶融材料の流量の制御を精度よくおこなうことができる。
[12]本発明の他の形態は、三次元造形物を造形する方法として提供される。この形態の三次元造形方法は、溶融材料が硬化する際の収縮を抑制する収縮抑制部として、表面に凹凸構造を有している繊維層を配置し、ノズルから吐出される前記溶融材料を受ける造形台を準備する工程と;前記ノズルから前記造形台の前記繊維層に向かって前記溶融材料を吐出して、前記繊維層に付着させて硬化させる工程と;を備える。
この形態の三次元造形方法によれば、収縮抑制部である繊維層を用いて、造形台上での材料の収縮に起因する造形精度の低下を抑制することができる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
本発明は、三次元造形装置および三次元造形方法以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、造形台、溶融材料の積層方法、種々の材料の収縮抑制部としての使用などの形態で実現することができる。
第1実施形態における三次元造形装置の構成を示す概略図。 フラットスクリューの概略斜視図。 スクリュー対面部の概略平面図。 造形台上において三次元造形物が造形されていく様子を模式的に示す概略図。 材料としてABS樹脂を用いた場合の造形状態の実験結果を示す説明図。 第2実施形態における三次元造形装置の構成を示す概略図。 第3実施形態における三次元造形装置の構成を示す概略図。 第4実施形態における三次元造形装置の構成を示す概略図。 第5実施形態における三次元造形装置および造形方法を説明するための概略図。 第6実施形態における三次元造形装置の構成を示す概略図。
1.第1実施形態:
図1は、第1実施形態における三次元造形装置100Aの構成を示す概略図である。図1には、互いに直交するX,Y,Z方向を示す矢印が示されている。X方向およびY方向は、水平面に平行な方向であり、Z方向は、重力方向(鉛直下方)とは反対の方向である。X,Y,Z方向を示す矢印は、他の参照図においても、図1と対応するように、必要に応じて図示してある。
三次元造形装置100Aは、吐出ユニット110と、造形ステージ部200と、制御部300と、を備える。三次元造形装置100Aは、制御部300の制御下において、吐出ユニット110のノズル61から熱可塑性を有する材料を可塑化させた溶融材料を、造形ステージ部200の造形台220A上に吐出して硬化させることによって、三次元造形物を造形する。「可塑化」とは、材料に熱が加わり溶融することを意味する。
吐出ユニット110は、材料供給部20と、可塑化部30と、ヘッド部60と、を備える。材料供給部20は、ホッパーによって構成されており、下方の排出口が、連通路22を介して、可塑化部30に接続されている。材料供給部20は、可塑化部30に熱可塑性を有する材料を供給する。
材料供給部20に投入される材料としては、例えば、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエチレン樹脂(PE)、ポリアセタール樹脂(POM)、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリアミド樹脂(PA)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、ポリ乳酸樹脂(PLA)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネート(PC)等を使用可能である。これらの材料は、ペレットや粉末等の固体材料の状態で材料供給部20に投入される。また、材料供給部20に投入される熱可塑性を有する材料には、顔料や、金属、セラミック等が混入されていてもよい。
可塑化部30は、上記の材料を可塑化させてヘッド部60へと流入させる。可塑化部30は、スクリューケース31と、駆動モーター32と、フラットスクリュー40と、スクリュー対面部50と、を有する。
フラットスクリュー40は、軸線方向(中心軸に沿った方向)の高さが直径よりも小さい略円柱状のスクリューであり、その回転軸RXと交差する面である下面48に、溝部42が形成されている。上述した材料供給部20の連通路22は、フラットスクリュー40の側面から、当該溝部42に接続されている。フラットスクリュー40の具体的な形状については後述する。
フラットスクリュー40は、その軸線方向がZ方向に平行になるように配置され、円周方向に沿って回転する。図1には、フラットスクリュー40の回転軸RXを一点鎖線で図示してある。第1実施形態では、フラットスクリュー40の中心軸とその回転軸RXとは一致する。
フラットスクリュー40は、スクリューケース31内に収納されている。フラットスクリュー40は上面47側が駆動モーター32に連結されており、駆動モーター32が発生させる回転駆動力によって、スクリューケース31内において回転する。駆動モーター32は、制御部300の制御下において駆動する。
フラットスクリュー40の下面48は、スクリュー対面部50の上面52に面しており、フラットスクリュー40の下面48の溝部42と、スクリュー対面部50の上面52との間には空間が形成される。吐出ユニット110では、フラットスクリュー40とスクリュー対面部50との間のこの空間に、材料供給部20から材料が供給される。
スクリュー対面部50には、材料を加熱するためのヒーター58が埋め込まれている。フラットスクリュー40の溝部42内に供給された材料は、フラットスクリュー40の回転によって、可塑化されて溶融材料へと転化されつつ、溝部42に沿って流動し、フラットスクリュー40の中央部46へと導かれる(詳細は後述)。中央部46に流入した溶融材料は、スクリュー対面部50の中心に設けられた連通孔56を介して、ヘッド部60に供給される。
ヘッド部60は、ノズル61と、流路65と、を有する。ノズル61は、先端の吐出口62から溶融材料を吐出する。吐出口62は、予め決められた孔径Dnを有している。ノズル61は、流路65を通じて、スクリュー対面部50の連通孔56に接続されている。流路65は、フラットスクリュー40とノズル61との間の溶融材料の流路である。可塑化部30において可塑化された溶融材料は、連通孔56から流路65へと流れ、ノズル61の吐出口62から造形ステージ部200の造形台220Aに向かって吐出される。
三次元造形装置100Aでは、溶融材料の吐出のための機構としてフラットスクリュー40を用いていることによって、吐出ユニット110のZ方向におけるサイズが小型化されている。また、駆動モーター32の回転数に応じたノズル61からの溶融材料の吐出流量を高い精度で制御することが可能になっている。
なお、第1実施形態では、溶融材料は、そのガラス転移点以上に加熱されて完全に溶融した状態でノズル61から射出される。例えば、ABS樹脂は、ガラス転移点が約120℃であり、ノズル61からの射出時には約200℃となる。このように高温の状態で溶融材料を射出するために、ノズル61の周囲にはヒーターが設けられてもよい。
造形ステージ部200は、テーブル210と、テーブル210上に載置された造形台220Aと、造形台220Aを変位させる移動機構230と、を備える。造形台220Aは、ノズル61から吐出された溶融材料を受ける。移動機構230は、3つのモーターMの駆動力によって、造形台220AをX,Y,Z方向の3軸方向に移動させる3軸ポジショナーによって構成される。造形ステージ部200は、制御部300の制御下において、ノズル61と造形台220Aとの相対的な位置関係を変更する。
造形台220Aには、造形台220A上において溶融材料が硬化する際の収縮を抑制する収縮抑制部250Aが設けられている。第1実施形態の収縮抑制部250Aは、溶融材料を加熱する加熱部251によって構成される。加熱部251は、例えば、電熱器によって構成される。第1実施形態では、加熱部251は、造形台220Aの内部に埋設されて、溶融材料が着地する造形面221を加熱する。
なお、加熱部251は、造形台220Aの内部に埋設されていなくてもよく、造形台220Aの外部に設けられていてもよい。加熱部251は、造形台220A上に着地した溶融材料を加熱できる場所に設置されていればよい。
制御部300は、例えば、CPUなどのプロセッサーと、メインメモリーと、不揮発性メモリーとを含むコンピューターによって実現可能である。制御部300内の不揮発性メモリーには、三次元造形装置100Aを制御するためのコンピュータープログラムが格納されている。制御部300は、吐出ユニット110と造形台220Aの移動機構230とを駆動して、造形データに応じた造形台220A上の座標の位置に溶融材料を吐出して硬化させることによって、三次元造形物を造形する造形処理を実行する。
図2は、フラットスクリュー40の下面48側の構成を示す概略斜視図である。図2には、可塑化部30において回転するときのフラットスクリュー40の回転軸RXの位置が一点鎖線で図示されている。上述したように、スクリュー対面部50(図1)に対向するフラットスクリュー40の下面48には、溝部42が設けられている。以下、下面48を、「溝形成面48」とも呼ぶ。
フラットスクリュー40の溝形成面48の中央部46は、溝部42の一端が接続されている凹部として構成されている。中央部46は、スクリュー対面部50の連通孔56(図1)に対向する。第1実施形態では、中央部46は、回転軸RXと交差する。
フラットスクリュー40の溝部42は、いわゆるスクロール溝を構成する。溝部42は、中央部46から、フラットスクリュー40の外周に向かって弧を描くように渦状に延びている。溝部42は、螺旋状に延びるように構成されているとしてもよい。なお、図2には、3つの溝部42の側壁部を構成し、各溝部42に沿って延びている3つの凸条部43を有するフラットスクリュー40の例が図示されている。フラットスクリュー40に設けられる溝部42や凸条部43の数は、3つには限定されない。フラットスクリュー40には、1つの溝部42のみが設けられていてもよいし、2以上の複数の溝部42が設けられていてもよい。また、溝部42の数に合わせて任意の数の凸条部43が設けられてもよい。
溝部42は、フラットスクリュー40の側面に形成された材料流入口44まで連続している。この材料流入口44は、材料供給部20の連通路22(図1)を介して供給された材料を受け入れる部分である。なお、図2には、材料流入口44が3箇所に形成されているフラットスクリュー40の例が図示されている。フラットスクリュー40に設けられる材料流入口44の数は、3箇所に限定されない。フラットスクリュー40には、材料流入口44が1箇所にのみ設けられていてもよいし、2箇所以上の複数の箇所に設けられていてもよい。
フラットスクリュー40が回転すると、材料流入口44から供給された材料が、溝部42内において加熱されながら可塑化されて溶融し、溶融材料に転化される。そして、その溶融材料は、溝部42を通じて中央部46へと流動する。
図3は、スクリュー対面部50の上面52側を示す概略平面図である。スクリュー対面部50の上面52は、上述したように、フラットスクリュー40の溝形成面48に対向する。以下、この上面52を、「スクリュー対向面52」とも呼ぶ。スクリュー対向面52の中心には、溶融材料をノズル61に供給するための上述した連通孔56が形成されている。
スクリュー対向面52には、連通孔56に接続され、連通孔56から外周に向かって渦状に延びている複数の案内溝54が形成されている。複数の案内溝54は、溶融材料を連通孔56に導く機能を有する。上述したように、スクリュー対面部50には、材料を加熱するためのヒーター58が埋め込まれている(図1)。可塑化部30における材料の可塑化は、ヒーター58による加熱と、フラットスクリュー40の回転と、によって実現される。
図4は、造形台220A上において、三次元造形物OBが造形されていく様子を模式的に示す概略図である。三次元造形装置100Aの造形処理では、ノズル61から造形台220A上に吐出された溶融材料が硬化した材料層を積み重ねることによって、三次元造形物OB(以下、単に「造形物OB」とも呼ぶ。)が造形される。
三次元造形装置100Aでは、造形処理の際に、ノズル61の先端の吐出口62と、これから形成しようとしている材料層が積層される上面OBtとの間に、予め決められた間隔のギャップGPが設けられる。ここで、「材料層が積層される上面OBt」とは、ノズル61の直下の位置の近傍においてノズル61から吐出された溶融材料が堆積される予定部位を意味する。なお、上面OBtの位置は、造形台220Aの上面である造形面221上に造形物OBの最下層BLを形成する場合には、その造形面221の表面の位置である。ノズル61の直下に既に材料層が形成されており、その上段に材料層を形成する場合には、図4に示されているように、当該材料層の上端面の位置である。
ギャップGPの大きさは、ノズル61の吐出口62における孔径Dn以上とすることが望ましく、孔径Dnの1.1倍以上とすることがより好ましい。こうすれば、ノズル61の吐出口62から吐出される溶融材料が、材料層を形成しようとしている上面OBtに押しつけられない自由な状態で、その上面OBtに堆積される。この結果、ノズル61から吐出された溶融材料の横断面形状が潰れてしまうことを抑制でき、三次元造形物OBの面粗さを低減することが可能である。また、上述したような、ノズル61の周囲にヒーターが設けられた構成においては、ギャップGPを形成することにより、当該ヒーターによる材料の過熱を防止でき、三次元造形物OBに堆積された材料の過熱による変色や劣化が抑制される。
一方、ギャップGPの大きさは、孔径Dnの1.5倍以下とすることが好ましく、1.3倍以下とすることが特に好ましい。これによって、溶融材料が配置される予定部位に対する精度の低下や、製造中の三次元造形物OBの上面OBtに対する溶融材料の密着性の低下が抑制される。
上述したように、第1実施形態の造形台220Aには、収縮抑制部250Aとして機能する加熱部251が設けられている。造形処理では、加熱部251によって、造形台220Aの造形面221が、材料供給部20に投入されている材料のガラス転移温度Tg以上の温度まで加熱されている。より具体的には、加熱部251は、造形台220Aの造形面221を、当該ガラス転移温度Tgより10℃程度高い温度まで加熱することが望ましい。なお、制御部300は、造形処理を開始する際に、ユーザーが設定した材料の種類に応じて、加熱部251による加熱温度を設定するものとしてもよい。
加熱部251によって造形台220Aの造形面221が加熱されていることによって、造形物OBの最下層BLを構成する溶融材料が当該造形面221に着地したときの当該溶融材料の急激な温度低下が抑制される。また、最下層BLを構成する溶融材料が硬化する際に、その温度が保温され、急激な収縮が抑制される。よって、例えば、最下層BLが造形台220Aから剥離してしまうなど、最下層BLの造形状態が不安定になってしまうことが抑制される。そのため、その後、最下層BLの上に材料層を安定的に積層していくことができ、材料の収縮に起因する造形精度の低下が抑制される。
特に、造形台220Aの造形面221が、材料のガラス転移温度Tgより高い温度で加熱されていれば、溶融材料が硬化してしまわない程度の温度に溶融材料の温度を保持しやすい。また、造形台220Aの造形面221を、材料のガラス転移温度Tg+10℃より低い温度で加熱すれば、最下層BLを構成する溶融材料の熱劣化を抑制することができるため、造形物OBの底面状態が劣化してしまうことが抑制される。加えて、造形台220Aの造形面221の加熱温度が材料のガラス転移温度Tg+10℃より低い温度であれば、溶融材料を、ある程度硬化できる程度の温度に保持することができる。よって、加熱温度が高すぎて、溶融材料の硬化が遅れ、最下層BLの形状が潰れてしまうことが抑制される。
図5には、材料としてABS樹脂を用いた場合の最下層BLの造形状態の実験結果をまとめた表が示されている。表中の「温度」は、造形面221の表面の温度の実測値である。この表において、「A」は良好な状態であったことを示し、「B」は、それよりもやや劣った状態であったことを示し、「C」は、許容できない範囲まで劣化した状態であったことを示している。この実験で使用したABS樹脂のガラス転移温度Tgは、概ね110℃であった。
造形面221を加熱せず、常温のままにしたときには、最下層BLには凹状に反る変形が生じてしまった。造形面221を80℃に加熱したときには、最下層BLは著しく変形してしまい、その底面の表面性状は粗くなってしまった。造形面221を100℃、105℃に加熱したときには、最下層BLはわずかに凸状に反ってしまい、最下層BLの底面の表面性状は粗くなってしまった。造形面221を110〜117℃まで加熱したときには、最下層BLの変形が抑制され、その底面の表面性状も滑らかになった。造形面221を120℃まで加熱したときには、最下層BLの変形が抑制されたものの、底面の表面性状はやや劣化していた。この結果から、造形面221の加熱温度は、材料のガラス転移温度Tgより高いことが望ましく、ガラス転移温度Tg+10℃より低い温度であることがより望ましいと言える。
以上のように、第1実施形態の三次元造形装置100Aによれば、収縮抑制部250Aである加熱部251によって造形台220Aに吐出に吐出された溶融材料が加熱される。この加熱により、造形台220A上で溶融材料が保温されて、その急激な温度低下が抑制され、緩やかに硬化することにより、材料の収縮が抑制される。よって、材料の収縮に起因する造形精度の低下が抑制される。その他に、第1実施形態の三次元造形装置100Aおよび三次元造形装置100Aにおいて実現されている造形方法によれば、第1実施形態中で説明した種々の作用効果を奏することができる。
2.第2実施形態:
図6は、第2実施形態における三次元造形装置100Bの構成を示す概略図である。図6には、吐出ユニット110のノズル61の先端と、造形ステージ部200と、を抜き出して図示してあり、造形台220B上において、三次元造形物OBが造形されていく様子が模式的に示されている。
第2実施形態の三次元造形装置100Bは、第1実施形態の造形台220Aの代わりに、第2実施形態の造形台220Bを備えている点以外は、第1実施形態の三次元造形装置100Aとほぼ同じ構成を有している。第2実施形態の造形台220Bには、第1実施形態の収縮抑制部250Aである加熱部251とは異なる第2実施形態の収縮抑制部250Bが設けられている。
第2実施形態の収縮抑制部250Bは、造形台220Bの表面の凹凸構造を構成する凹凸層252によって構成される。第2実施形態では、凹凸層252の表面が造形面221を構成している。凹凸層252の表面には、造形面221上での溶融材料の流動が抑制されるように、造形台220B表面における溶融材料が付着することが予定されている領域内の全体にわたって、多数の微細な凹凸が分布している。
凹凸層252の凹凸構造は、例えば、切削加工や、ショットブラスト加工、エッチング加工、シボ加工など、造形台220Bの造形面221に対する表面加工によって形成されることが望ましい。なお、凹凸層252の凹凸構造は、最下層BLの底面の表面性状が滑らかになるように、きめ細かく緻密に、ミクロン規模で構成されていることが望ましい。
第2実施形態の三次元造形装置100Bであれば、造形面221に着地した溶融材料の移動が凹凸層252の凹凸構造によって抑制される。そのため、溶融材料が硬化するときの収縮が抑制され、造形台220B上での材料の収縮に起因する造形精度の低下が抑制される。その他に、第2実施形態の三次元造形装置100Bおよび三次元造形装置100Bにおいて実現されている造形方法によれば、第1実施形態および第2実施形態の中で説明した種々の作用効果を奏することができる。
3.第3実施形態:
図7は、第3実施形態における三次元造形装置100Cの構成を示す概略図である。図7には、吐出ユニット110のノズル61の先端と、造形ステージ部200と、を抜き出して図示してあり、造形台220C上において、三次元造形物OBが造形されていく様子が模式的に示されている。
第3実施形態の三次元造形装置100Cは、第2実施形態の造形台220Bの代わりに、第3実施形態の造形台220Cを有している点以外は、第2実施形態の三次元造形装置100Bとほぼ同じ構成を有している。第3実施形態の造形台220Cには、第2実施形態の収縮抑制部250Bを構成する凹凸層252の代わりに、第3実施形態の収縮抑制部250Cを構成する繊維層253が設けられている。
繊維層253は、繊維材料によって構成されている。繊維層253は、繊維材料を構成する繊維の絡み合いによって形成された凹凸構造を表面に有している。繊維層253を構成する繊維材料は、動物や植物由来の繊維によって構成されるものに限らず、炭素繊維など、工業的に製造される繊維によって構成されるものも含まれる。繊維層253は、例えば、木材や、木材を加工した材料を材料として形成された基材、紙、布状の繊維部材などによって構成される。なお、木材や紙であれば、入手が容易で、取扱いが容易であるため、より簡易に繊維層253を構成することができる。
第3実施形態では、繊維層253の表面が、溶融材料が付着する造形面221を構成する。繊維層253は、造形台220C上に着脱可能に配置される。なお、繊維層253は、溶融材料が付着したときに表面にシワがよらないように、平坦に延ばされた状態で固定されていることが望ましい。三次元造形装置100Cでは、造形台220Cに、繊維層253を造形台220Cに固定するための固定部261が設けられている。固定部261は、例えば、繊維層253の外周縁部に掛かって繊維層253を留める係止部によって構成される。固定部261は、係止部に限定されることはなく、例えば、繊維層253の外周縁に貼付されるテープや、繊維層253の下面に配置される接着層、あるいは、面ファスナーによって構成されてもよい。
三次元造形装置100Cでは、以下の工程を備える造形方法によって、造形物OBが造形されていると解釈される。この造形方法は、少なくとも、収縮抑制部250Cとしての繊維層253を配置して造形台220Cを準備する工程と、ノズル61から造形台220Cの収縮抑制部250Cである繊維層253に向かって溶融材料を吐出して、収縮抑制部250Cに付着させて硬化させる工程と、を備える。
第3実施形態の三次元造形装置100Cおよび造形方法によれば、繊維層253の繊維によって、溶融材料の移動が抑制されるため、造形台220C上での材料の収縮が抑制される。よって、材料の収縮に起因する造形精度の低下が抑制される。また、繊維層253内部の繊維間の微細な空隙が断熱層として機能し、溶融材料の急激な温度低下が抑制されるため、造形台220C上での材料の収縮が、より一層、抑制される。加えて、繊維層253の凹凸構造は、微細な繊維の絡み合いによって形成されたものであるため、造形物OBの最下層BLの底面の表面性状が粗くなってしまうことが抑制される。その他に、繊維層253によって造形面221が構成されていれば、造形が完了した後の造形物OBを造形面221から容易に剥がすことができる。第3実施形態の三次元造形装置100Cによれば、繊維層253が造形台220Cに対して着脱可能に構成されているため、造形台220Cや繊維層253の交換・修繕・クリーニングなどのメンテナンスを容易におこなうことができる。その他に、第3実施形態の三次元造形装置100Cおよび造形方法によれば、上記の各実施形態中で説明した種々の作用効果を奏することができる。
4.第4実施形態:
図8は、第4実施形態における三次元造形装置100Dの構成を示す概略図である。図8には、吐出ユニット110のノズル61の先端と、造形ステージ部200と、を抜き出して図示してあり、造形台220D上において、三次元造形物OBが造形されていく様子が模式的に示されている。
第4実施形態の三次元造形装置100Dは、第3実施形態の造形台220Cの代わりに、第4実施形態の造形台220Dを有している点以外は、第3実施形態の三次元造形装置100Cとほぼ同じ構成を有している。第4実施形態の造形台220Dには、第3実施形態の収縮抑制部250Cを構成する繊維層253の代わりに、第4実施形態の収縮抑制部250Dを構成する繊維層254が設けられている。
第4実施形態の繊維層254は、表面にコート層254cが設けられている点以外は、第3実施形態の繊維層254とほぼ同じである。繊維層254は、繊維が絡み合って形成され、コート層254cによって被覆された凹凸構造を表面に有する凹凸層を構成する。
繊維層254の表面のコート層254cは、ノズル61から吐出された溶融材料の付着によって溶融する材料によって構成されている。当該材料としては、例えば、樹脂や、顔料を含む塗料などが含まれる。コート層254cを構成する材料は、溶融したときに、ノズル61から吐出される溶融材料と混ざり合うことができる材料であることが望ましい。コート層254cは、少なくとも、繊維層254の表面のうち、溶融材料が付着することが予定されている領域を被覆するように形成される。
なお、繊維層254は、印刷に用いられるコート紙によって構成されてもよい。コート紙のコート層254cは、紙面に、顔料などの塗料や接着材を混ぜた材料を塗工することによって形成される。コート紙であれば、入手が容易で、取扱いが容易であるため、より簡易に繊維層254を構成することができる。また、造形物OBの底面の表面性状をより滑らかにすることができる。
三次元造形装置100Dの造形処理では、繊維層254がコート層254cを有していることによって、最下層BLを構成する材料の収縮が、さらに抑制される。これは、繊維層254に溶融材料が付着したときに、コート層254cを構成する材料が、コート層254cの表層において溶融して、当該溶融材料と混ざり合って硬化することによって、繊維層253に対する材料の付着性が高められるためであると推察される。また、三次元造形装置100Dによれば、繊維層254のコート層254cを構成する材料が溶融して造形物OBの最下層BLの底面に付着することによって、最下層BLの底面をより滑らかにすることができる。その他に、第4実施形態の三次元造形装置100Dおよび三次元造形装置100Dにおいて実現される造形方法によれば、上記の各実施形態中で説明した種々の作用効果を奏することができる。
5.第5実施形態:
図9を参照して、第5実施形態における三次元造形装置100Eおよび造形方法を説明する。図9には、三次元造形装置100Eが備える構成のうち、第5実施形態の繊維層255が設けられた造形台220Eのみが抜き出されて図示されている。また、繊維層255の造形面221上において造形されて取り外された状態の造形物OBが模式的に図示されている。図9では、便宜上、固定部261の図示は省略されている。また、造形面221上に造形物OBが配置されていた領域LAを一点鎖線で図示してある。
第5実施形態の三次元造形装置100Eは、第4実施形態の造形台220Dの代わりに、第5実施形態の造形台220Eを有している点以外は、第4実施形態の三次元造形装置100Dとほぼ同じ構成を有している。第5実施形態の造形台220Eには、第4実施形態の収縮抑制部250Dを構成する繊維層254の代わりに、第5実施形態の収縮抑制部250Eを構成する繊維層255が設けられている。第5実施形態の繊維層255は、第4実施形態で説明したコート層254cの代わりに、コート層255cが設けられている点以外は、第4実施形態の繊維層254とほぼ同じである。
第5実施形態のコート層255cは、色インクINを有している点以外は、第4実施形態のコート層254cとほぼ同じである。色インクINは、コート層255cの表面に塗布あるいは付着されているものとしてもよいし、コート層255c中に浸透されているものとしてもよい。あるいは、予め、コート層255cを構成する材料として、コート層255c中に含有されていてもよい。コート層255cには、色インクINによって画像が形成されているものとしてもよい。繊維層254がコート紙によって構成されている場合、印刷によって、色インクINをコート層255cに付着させることができる。
コート層255cが有する色インクINは、造形処理において、コート層255cを構成する材料とともに、造形物OBの最下層BLの底面に転写される。よって、第5実施形態の三次元造形装置100Eによれば、造形物OBに対する着色や、画像の印刷を簡易におこなうことができる。なお、第5実施形態の三次元造形装置100Eでは、色インクINを有するコート層255cが設けられた繊維層255を配置して造形台220Eを準備する工程と、当該繊維層255に向かって溶融材料を吐出して造形物を造形することによって、造形物OBに色インクINを転写する工程と、を備える造形方法が実現されていると解釈できる。
以上のように、第5実施形態の三次元造形装置100Eおよび造形方法によれば、繊維層255によって、造形台220E上での材料の収縮に起因する造形精度の低下を抑制できるとともに、造形物OBに対する着色を容易、かつ、効率的におこなうことができる。その他に、第5実施形態の三次元造形装置100Eおよび造形方法によれば、上記の各実施形態中で説明した種々の作用効果を奏することができる。
6.第6実施形態:
図10は、第6実施形態における三次元造形装置100Fの構成を示す概略図である。図10には、吐出ユニット110のノズル61の先端と、造形ステージ部200と、を抜き出して図示してあり、造形台220C上において、三次元造形物OBが造形されていく様子が模式的に示されている。第6実施形態の三次元造形装置100Fは、処理室270と、温度調整部271と、を備えている点以外は、第3実施形態の三次元造形装置100Cの構成とほぼ同じである。
処理室270は、気密に密封された閉鎖空間として構成され、少なくとも、ノズル61と、造形台220Cと、を収容している。温度調整部271は、例えば、ヒーターによって構成され、制御部300の制御下において、造形処理の実行中における処理室270内の雰囲気温度を調整する。温度調整部271は、処理室270の雰囲気温度を、材料のガラス転移温度Tgに近い温度に調整する。温度調整部271は、例えば、処理室270の雰囲気温度を、100℃程度に調整する。
第6実施形態の三次元造形装置100Fによれば、造形処理の際に、処理室270の雰囲気温度が高められているため、造形台220C上に吐出された溶融材料の急激な温度低下が抑制される。従って、造形台220C上での材料の収縮が抑制され、そうした材料の収縮に起因する造形精度の低下が抑制される。また、処理室270内において造形処理が実行されるため、塵や埃などの異物が造形中の造形物OBに付着してしまうことが抑制される。その他に、第6実施形態の三次元造形装置100Fおよび三次元造形装置100Fにおいて実現されている造形方法によれば、上記の各実施形態中で説明した種々の作用効果を奏することができる。なお、処理室270および温度調整部271は、第1実施形態や、第2実施形態、第4実施形態、第5実施形態の三次元造形装置100A,100B,100D,100Eに適用されてもよい。
7.他の実施形態:
上記の各実施形態で説明した種々の構成は、例えば、以下のように改変することが可能である。以下に説明する他の実施形態はいずれも、上記の各実施形態と同様に、発明を実施するための形態の一例として位置づけられる。
7−1.他の実施形態1:
上記の第1実施形態の三次元造形装置100Aの収縮抑制部250Aである加熱部251は、他の実施形態の三次元造形装置100B〜100Fに適用されてもよい。つまり、第2実施形態や第3実施形態、第4実施形態、第5実施形態の造形台220B,220C,220D,220Eに、収縮抑制部250B,250C,250D,250Eの構成に加えて、第1実施形態の加熱部251が設けられてもよい。
7−2.他の実施形態2:
上記の第2実施形態の三次元造形装置100Bにおいて、造形台220Cに設けられた凹凸層252の表面に、造形物OBの剥離を容易にするための離型材が配置されていてもよい。
7−3.他の実施形態3:
上記の第3実施形態、第4実施形態、第5実施形態、第6実施形態の三次元造形装置100C,100D,100E,100Fにおいて、収縮抑制部250C,250D,250Eである繊維層253,254,255は、造形台220C,220D,220Eに対して着脱可能に構成されていなくてもよい。繊維層253,254,255は、造形台220C,220D,220Eと一体化されていてもよい。上記の第1実施形態の三次元造形装置100Aにおいて、加熱部251は、造形台220Aに対して着脱可能に構成されていてもよい。加熱部251は、造形台220Aの内部に取り出し可能に挿入される構成を有していてもよいし、造形台220Aの外部において、着脱可能に構成されていてもよい。上記の第2実施形態の三次元造形装置100Bにおいて、凹凸層252は、造形台220Bに対して着脱可能に構成されていてもよい。
7−4.他の実施形態4:
上記の各実施形態において、材料供給部20は、ホッパーによって構成されていなくてもよい。吐出ユニット110〜110Dにおいて材料供給部20は省略されてもよい。また、材料供給部20は、フラットスクリュー40に対して、固体状態の材料を供給するように構成されていなくてもよい。材料供給部20は、既に可塑化された状態の溶融材料や、一部の材料が可塑化された半溶融状態の材料を、フラットスクリュー40に供給するように構成されていてもよい。
7−5.他の実施形態5:
上記の各実施形態において、三次元造形装置100A〜100Fは、造形台220A〜220Eを三次元的に移動させる移動機構230の代わりに、吐出ユニット110のノズル61を三次元的に移動させる移動機構を採用してもよい。或いは、ノズル61と造形台220A〜220Eの一方を1軸又は2軸方向に移動させ、他方を残りの軸方向に移動させる移動機構を採用してもよい。
7−6.他の実施形態6:
上記実施形態において、可塑化部30における材料の可塑化は、ヒーター58による加熱とフラットスクリュー40の回転とによって実現されている。これに対して、材料の可塑化は、他の構成によって実現されてもよい。例えば、周囲にヒーターを配置したシリンダー内に、Y方向における長さがX方向における長さよりも長い長尺状のスクリューが挿入された単軸スクリュー押出機によって、材料の可塑化が実現されてもよい。あるいは、熱可塑性の材料で構成されたフィラメントを、モーターギヤによって金属の筒状のエクストルーダーを通じてノズルに向かって送りつつ、当該エクストルーダー内において加熱溶融し、ノズルから押し出す構成を採用してもよい。
7−7.他の実施形態7:
上記実施形態において、ソフトウェアによって実現された機能及び処理の一部又は全部は、回路を含むハードウェアによって実現されてもよい。また、ハードウェアによって実現された機能及び処理の一部又は全部は、ソフトウェアによって実現されてもよい。ハードウェアとしては、例えば、集積回路、ディスクリート回路、または、それらの回路を組み合わせた回路モジュールなど、各種回路を用いることができる。
本発明は、上述の実施形態(他の実施形態を含む)や実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須ではないと説明されているものに限らず、その技術的特徴が本明細書中に必須であると説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
20…材料供給部、22…連通路、30…可塑化部、31…スクリューケース、32…駆動モーター、40…フラットスクリュー、42…溝部、43…凸条部、44…材料流入口、46…中央部、48…溝形成面、50…スクリュー対面部、52…スクリュー対向面、54…案内溝、56…連通孔、58…ヒーター、60…ヘッド部、61…ノズル、62…吐出口、65…流路、100A…三次元造形装置、100B…三次元造形装置、100C…三次元造形装置、100D…三次元造形装置、100E…三次元造形装置、100F…三次元造形装置、110…吐出ユニット、200…造形ステージ部、210…テーブル、220A…造形台、220B…造形台、220C…造形台、220D…造形台、220E…造形台、221…造形面、230…移動機構、250A…収縮抑制部、250B…収縮抑制部、250C…収縮抑制部、250D…収縮抑制部、250E…収縮抑制部、251…加熱部、252…凹凸層、253…繊維層、254…繊維層、254c…コート層、255…繊維層、255c…コート層、261…固定部、270…処理室、271…温度調整部、300…制御部、BL…最下層、GP…ギャップ、IN…色インク、M…モーター、OB…三次元造形物(造形物)、OBt…上面、RX…回転軸

Claims (12)

  1. 三次元造形物を造形する三次元造形装置であって、
    熱可塑性を有する材料を可塑化させた溶融材料を吐出するノズルと、
    前記ノズルから吐出された前記溶融材料を受ける造形台と、
    を備え、
    前記造形台には、前記溶融材料が硬化する際の収縮を抑制する収縮抑制部が設けられており、
    前記収縮抑制部は、前記溶融材料が付着する前記造形台の表面の凹凸構造を構成する凹凸層を含
    前記凹凸構造は、前記造形台に対して凹部を構成する加工を施すことによって構成されたものである、三次元造形装置。
  2. 請求項1に記載の三次元造形装置であって、
    前記収縮抑制部は、繊維によって構成されている繊維層を含む、三次元造形装置。
  3. 請求項2記載の三次元造形装置であって、
    前記繊維層は、木材、または、紙によって構成されている、三次元造形装置。
  4. 三次元造形物を造形する三次元造形装置であって、
    熱可塑性を有する材料を可塑化させた溶融材料を吐出するノズルと、
    前記ノズルから吐出された前記溶融材料を受ける造形台と、
    を備え、
    前記造形台には、前記溶融材料が硬化する際の収縮を抑制する収縮抑制部が設けられており
    前記収縮抑制部は、繊維によって構成されている繊維層を含
    前記繊維層の表面には、前記溶融材料の付着によって溶融する材料によって構成されているコート層が設けられている、三次元造形装置。
  5. 請求項4記載の三次元造形装置であって、
    前記繊維層は、紙面に前記コート層が形成されたコート紙によって構成されている、三次元造形装置。
  6. 請求項4または請求項5記載の三次元造形装置であって、
    前記コート層は、色インクを有する、三次元造形装置。
  7. 請求項から請求項6のいずれか一項に記載の三次元造形装置であって、
    前記収縮抑制部は、前記造形台に対して着脱可能に構成されている、三次元造形装置。
  8. 請求項から請求項7のいずれか一項に記載の三次元造形装置であって、さらに、
    前記ノズルと、前記造形台と、を収容する処理室と、
    前記処理室内の雰囲気温度を調整する温度調整部と、
    を備える、三次元造形装置。
  9. 請求項から請求項8のいずれか一項に記載の三次元造形装置であって、さらに、
    固体材料を可塑化して前記溶融材料を生成する可塑化部を有し、
    前記可塑化部は、
    渦状に延びている溝部が形成された溝形成面を有するフラットスクリューと、
    前記溝形成面に対向する対向面を有し、連通孔が形成されたスクリュー対面部と、
    前記フラットスクリューを回転させる駆動モーターと、を有し、
    前記フラットスクリューの側面には、前記溝部と連通し、かつ、前記固体材料を受け入れる材料導入口が形成されており、
    前記フラットスクリューを回転させることによって、前記材料導入口で受け入れた前記固体材料を前記溶融材料に転化させ、前記溶融材料を前記連通孔を通じて前記ノズルへと導く三次元造形装置。
  10. 請求項9記載の三次元造形装置であって、
    前記対向面には、前記連通孔に接続されている案内溝を有する、三次元造形装置。
  11. 請求項9または10に記載の三次元造形装置であって、
    前記溝形成面には、複数の前記溝部が形成されている、三次元造形装置。
  12. 三次元造形物を造形する方法であって、
    溶融材料が硬化する際の収縮を抑制する収縮抑制部として、表面に凹凸構造を有している繊維層を配置し、ノズルから吐出される前記溶融材料を受ける造形台を準備する工程と、
    前記ノズルから前記造形台の前記繊維層に向かって前記溶融材料を吐出して、前記繊維層に付着させて硬化させる工程と、
    を備え
    前記収縮抑制部は、繊維によって構成されている繊維層を含
    前記繊維層の表面には、前記溶融材料の付着によって溶融する材料によって構成されているコート層が設けられている、方法。
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