JP6924494B2 - 路面反射式視線誘導装置及び視線誘導システム - Google Patents

路面反射式視線誘導装置及び視線誘導システム Download PDF

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Description

本発明は、上方から道路の外側線等に向けてラインレーザー光を照射してライン標示を行う路面反射式視線誘導装置及び視線誘導システムに関する。
従来、視線誘導装置として、道路脇に立設した支柱に設置されてラインレーザー光を照射する光源を備え、この光源により上方から路面に向けてラインレーザー光を照射して道路の外側線に沿ったライン標示を行うことにより、積雪時等の視程障害時でも車両運転者に道路の外側線を認識させるものがある(特許文献1)。
特開2017−89370号公報
上記視線誘導装置では、光源からのラインレーザー光の路面からの反射光によってライン標示を車両運転者に認識させるものであり、視程障害のレベルによっては車両運転者に十分にライン標示を見せることが困難な場合があった。例えば、雪や雨により視界は悪いが注意すれば車両運転に問題のないレベルの場合はライン標示が見えていても、地吹雪やホワイトアウトと呼ばれる非常に視界の悪い悪天候時になるとライン標示がほとんど見えなくなるおそれがあった。このような悪天候の場合であっても車両運転者に対してライン標示を十分見えるようにするためには、光源はレーザー光出力が高いものを使用してライン標示の明るさを増大させることが考えられる。しかしながら、光源のレーザー光出力は、レーザー光が人の目に入った場合に視力低下等の人体に悪い影響を与えない設定とすることが求められている。例えば、歩行者が視線誘導装置の光源に最接近した時でも人体に悪い影響を及ぼさないことが求められる。そのため、人体に悪影響を及ぼさない限度で光源のレーザー光出力を高いものとした場合でも、依然として悪天候の時は、車両運転者に十分にライン標示を見せることが困難であった。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、歩行者等が視線誘導装置の光源に最接近した時でも人体に悪影響を及ぼすことなく、それでいて、悪天候の時でも車両運転者には路面上のライン標示が十分に見えるようにする路面反射式視線誘導装置及び視線誘導システムを提供することを目的とする。
本発明に係る路面反射式視線誘導装置は、
ラインレーザー光を上方から道路の路面に向けて照射して路面上にライン標示を行う光源を備える路面反射式視線誘導装置において、
光源は、ラインレーザー光を出射するレーザー発振器と、レーザー発振器を収容するハウジングとを備え、
ハウジングには、その前壁板にレーザー発振器のレーザー光出射部を臨ませる窓部が形成され、この窓部を内側に配置してレーザー光の出射方向に延びる安全具が設けられ、
レーザー発振器は、それ自体のレーザー光出力が高出力のレーザー発振器であり、
安全具は、窓部に正面から人の目が近づけないように窓部を奥まった位置に配置させ、安全具先端部からのレーザー光出力がJISC6802で定める安全クラス2を満たす長さを有するものである。
安全具は、窓部の上方側を覆う形状を有し、窓部上方位置の安全具上面には、開口部が設けられ、又は、安全具は、窓部の左右側を覆う形状を有し、窓部左右方向の位置の安全具左右面には、それぞれ開口部が設けられている。
本発明に係る路面反射式視線誘導装置によれば、レーザー発振器は、レーザー光出力がJISC6802で定める安全クラス2よりも高出力のものであるから、悪天候の場合であっても車両運転者に対してライン標示を十分見えるようにすることができる。一方、レーザー発振器を収容するハウジングには、安全具が設けられているので、ラインレーザー光の発光源であるレーザー発振器に対して人が最接近できる地点は、安全具先端部の位置である。この安全具先端部からのレーザー光出力は、上記安全クラス2を満たすから、人が光源に最接近した時でも、まばたき反応で目を保護でき、人体に悪影響を及ぼすことがない。従って、歩行者等が視線誘導装置の光源に最接近した時でも人体に悪影響を及ぼすことがなく、且つ、悪天候の時でも車両運転者には路面上のライン標示が十分に見えるようにすることができる。
実施形態の路面反射式視線誘導装置の設置状態を示す斜視図である。 光源の内部を示す断面図である。 光源の外観を示す図である。 光源に取付金具を取り付けた状態を示す斜視図である。 光源に取付金具を取り付けた状態を後ろ側から見た模式図である。 取付金具により光源の水平位置、俯角、振角の調整方法を説明するための模式図である。 取付金具により光源の右側への捻角の調整方法を説明するための模式図である。 取付金具により光源の左側への捻角の調整方法を説明するための模式図である。 取付金具において光源の左右の振角を固定する水平方向固定手段を設ける例を示す模式図である。 ハウジングの他の例を示す図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、実施形態の路面反射式視線誘導装置(以下、適宜に「視線誘導装置」という。)1は、道路4の外側線41よりも外側の道路脇に立設する支柱Pに設置され、上方から下方の路面に向けてラインレーザー光71を照射して道路4の外側線41に沿ったライン標示7を投影するものである。ここで、外側線41とは、車両Mが通行する道路4部分(車道)とその外側とを区画する線であるが、このような線がペイントで引かれている場合のみならず、線がペイントで引かれていない場合(仮想の線)も含む。
実施形態では、視線誘導装置1は、支柱Pの所定高さ位置からラインレーザー光71を車両Mの進行方向逆方向側(向かってくる車両Mの方向)へ向けて斜め下方へ照射してライン標示7を行う。これにより、進行する車両Mの前面側に対して路面から反射するラインレーザー光71の反射光量を多くでき、車両運転者には遠くからでもライン標示7を明るく見せることができる。なお、視線誘導装置1によるラインレーザー光71の照射方向としては、車両Mの進行方向逆方向側へ向けて斜め下方へ照射することに限らず、視線誘導装置1の設置位置における下方へ向けて照射してもよいし、車両Mの進行方向側へ向けて斜め下方へ照射することでもよい。
視線誘導装置1は、光源2、太陽光パネル11、制御箱12等により構成されている。制御箱12には、夜間に光源2よりラインレーザー光71を点滅又は点灯するように制御する制御部が備えられている。また、制御箱12には、太陽光パネル11で発電した電気エネルギーを充電する蓄電池が収容されており、光源2は、この蓄電池の電気エネルギーを使ってラインレーザー光71を照射する。なお、光源2の電源は、上記の太陽光利用によるものに限らず、商用電源等を用いるようにしてもよい。
図2、図3に示すように、光源2は、ラインレーザー光71を出射するレーザー発振器21と、レーザー発振器21を収容するハウジング3と、ハウジング3の上部から被せてハウジング3と一体化された安全具5とを備えている。
レーザー発振器21は、細長い円筒状の筒体内に、半導体レーザー素子、光学系部、駆動回路等が格納され、筒体の先端面にはレーザー光出射部22が開口形成されている。レーザー発振器21には、図示しない電源線や信号線等の配線が接続されている。このレーザー発振器21は、半導体レーザー素子で生成されたレーザー光を光学系部でラインレーザー光71に変換してレーザー光出射部22からラインレーザー光71を出射する。ラインレーザー光71は、所定の指向角度αで出射され、横から眺めると三角形状に照射される。この三角形におけるレーザー光出射部22を頂点とする三角形の中心線がラインレーザー光71の光軸72となる。レーザー発振器21は、波長400nm以上700nm未満の可視光レーザーであり、赤、青、黄、緑などの様々な発光色のものを使用することができ、好ましくは緑色の可視光レーザーが使用される。また、レーザー発振器21は、レーザー光出力がJISC6802(レーザー機器の安全基準)で定める安全クラス2よりも高出力のものが使用される。
ハウジング3は、前後壁板31,32、上下壁板35,36及び左右壁板33,34の略四角形箱形に形成され、このハウジング3内にレーザー発振器21が横置き状態に固定されている。ハウジング3の前壁板31には、レーザー発振器21のレーザー光出射部22を臨ませる窓部31aが形成され、この窓部31aから前方に向けてレーザー発振器21のラインレーザー光71が縦方向に広がるように発射される。窓部31aには透明板が取り付けられている。ハウジング3の後壁板32は、凹部32aが形成され、この凹部32aの先端面にレーザー発振器21の後端部を押圧する押圧部材32bが設けられている。従って、後壁板32をハウジング3の本体に取り付けることにより、円柱状のレーザー発振器21がその円柱外周面の周方向に一定の回転角度位置を保持してハウジング3内に強固に固定される。このハウジング3では、後壁板32だけが一体形成されたハウジング3本体に取り付ける構成であるが、後壁板32は、ハウジング3本体に対して複数箇所でビス固定され、工具を用いない限りハウジング3本体から取り外すことができない。従って、後壁板32をハウジング3本体から取り外さない限り、ハウジング3内のレーザー発振器21を外部に持ち出すことはできない。ハウジング3の上面となる上壁板35は、前壁板31を眺める正面視で逆U字状に丸みを帯びた形状を有している。
安全具5は、板材を逆U字状に湾曲形成した形状の構造物より形成され、ハウジング3に対して、ハウジング3の上壁板35及び左右の側壁板33,34を覆い、且つ前壁板31より前方へ庇状に延在するように設けられている。すなわち、この安全具5は、レーザー発振器21のレーザー光出射部22を臨ませる窓部31aを内側に配置してラインレーザー光71の出射方向に延ばすように設けられている。この安全具5により、窓部31aに正面から人の目が近づけないように窓部31aが奥まった位置に配置され、ラインレーザー光71により人体に悪影響を及ぼすことがない。
ここで、JISC6802の安全クラス2は、波長400nm以上700nm未満のレーザー機器であり、人体が被ばくし得る光源への最接近点から測定距離100mmの地点で、測定開口径7mmを通過する光出力値が1mW以下であることとする。測定距離は、レーザー光源が筐体の開口部から奥まった位置にあるなどしてレーザー光源に近づけない場合、人体が被ばくし得る最接近点となる筐体の開口部からの距離とされている。
本実施形態の光源2では、安全具5により、レーザー発振器21のレーザー光出射部22がほぼ位置する窓部31aが奥まった位置に配置されることから、レーザー発振器21から出射されるラインレーザー光71の光軸72に沿って人の目が最接近できる地点は、安全具5の先端部5aである。従って、この光源2では、安全具先端部5aからの距離が、JISC6802で指定する測定条件の測定距離となる。安全具5の長さは、安全具先端部5aを測定基準としてレーザー光出力がJISC6802で定める安全クラス2を満たす長さに設定されている。すなわち、レーザー発振器21それ自体は、レーザー光出力が上記安全クラス2よりも高い高出力のレーザー発振器21であるが、安全具5を備えた光源2は、上記安全クラス2を満たすものである。
次に、安全具5の長さの決め方の例を示す。例えば、レーザー光出力の測定実験により、指向角度αが10度のレーザー発振器21として、レーザー光出射部22から距離100mmの地点では測定開口径7mmを通過する光出力が3.997mWであるが、同距離500mmの地点では光出力が0.988mW(JISC6802の安全クラス2の1mW以下を満たす。)であった。この指向角度αが10度のレーザー発振器21を使用する光源2の場合、安全具5の長さは、ハウジング3の窓部31aの位置から安全具先端部5aまでの長さを500mm以上とする。これより、この光源2は、安全具先端部5aでの測定開口径7mmを通過する光出力が1mW以下となり、上記安全クラス2を満たす。また、指向角度αが30度のレーザー発振器21として、レーザー光出射部22から距離100mmの地点では測定開口径7mmを通過する光出力が1.869mWであるが、同距離200mmの地点では光出力が0.901mW(JISC6802の安全クラス2の1mW以下を満たす。)であった。この指向角度αが30度のレーザー発振器21を使用する光源2の場合、安全具5の長さは、ハウジング3の窓部31aの位置から安全具先端部5aまでの長さを200mm以上とする。これより、この光源2は、安全具先端部5aでの測定開口径7mmを通過する光出力が1mW以下となり、上記安全クラス2を満たす。
以上より、本実施形態の路面反射式視線誘導装置1によれば、光源2に使用するレーザー発振器21は、レーザー光出力が高出力のものであるから、悪天候の場合であっても車両運転者に対してライン標示7を十分に明るく見えるようにすることができる。なお、この効果は、車両運転者から見て、ライン標示7が見え難いとか見えない場合が時折生じたとしても、総じてライン標示7が十分見えるという意味に解釈される。また、この高出力の光源2が照射するラインレーザー光71は、雪や雨が降っている時には三角形の壁状に明るく反射されることが確認され、天候の悪い場合の車両運転者への視線誘導効果がさらに向上される。
一方、光源2のハウジング3内部に収容したレーザー発振器21に対して人が最接近できる地点は、安全具5の先端部5aの位置である。この安全具先端部5aでのレーザー光出力は、上記安全クラス2を満たすから、歩行者が光源2に最接近した時でも、まばたき反応で目の保護ができ、人体に悪影響を及ぼすことがない。なお、本実施形態のように、光源2は、設置現場において支柱Pにより通常の身長の人間が手を伸ばしてもとどかない高い位置(例えば、地上から2.5m以上の高さ位置)に設置されているから、歩行者が見上げて光源2に最接近できる地点は、JISC6802の安全クラス2でいう測定距離100mmの地点よりもかなり離れた地点である。さらには、光源2のラインレーザー光71の出射方向を真下方向ではなく斜め下方向に向ける場合では、歩行者がラインレーザー光71の光軸72上で光源2に最接近できる地点は、より一層光源2から離れた地点である。従って、本路面反射式視線誘導装置1は、実際の設置現場においては上記安全クラス2よりも安全サイドに設置されており、歩行者等の目に対する安全性が十分確保されるものとなっている。
このように、本実施形態の路面反射式視線誘導装置1によれば、歩行者が視線誘導装置1の光源2に最接近した時でも人体に悪影響を及ぼすことがなく、且つ、悪天候の時でも車両運転者には路面上のライン標示7が十分に見えるようにすることができる。
安全具5とハウジング3は、安全具5の上からコ字形の金具37を前後に配置して、各コ字形金具37、安全具5及びハウジング3の左右側壁板33,34を複数箇所でボルト固定して一体化されている。従って、工具で各ボルトを外さない限り、安全具5とハウジング3とに分解できない。
安全具5は、逆U字形状を有し、下方が開放されているから、窓部31aから出射されるラインレーザー光71が所定の指向角度αで縦方向に三角形状に広がっていく光路を妨げることもない。なお、安全具5の形状は、逆U字状に限らず、三角屋根状、衝立状、ラインレーザー光71の光路を妨げないように2つ割りやスリットを設けた筒状など、様々な形状とすることができる。
安全具5は、ハウジング3の窓部31aを囲むように設けられているから、降雪時には着雪防止用として雪が窓部31aに付着しないようにしている。また、ハウジング3側において窓部31aを形成する前壁板31の面は、下方へ向かうにつれてハウジング3後側(後壁板32側)へ傾斜した傾斜面となっており、例えば、前壁板31の面を下方へ向ける角度は、15度以上とするのが好ましい。これにより、吹雪時に舞い上がる雪が安全具5の下から安全具5内に進入した場合でも前壁板31への着雪を抑制することができる。また、ハウジング3の窓部31aは、前壁板31から前方へ先細りの円錐状に突出形成した突出部31bの先端面に形成されている。これにより、吹雪時に前壁板31における安全具5内側の隅部に沿って着雪し、その着雪を土台にして前壁板31表面に着雪が成長して行っても、この着雪が突出部31b先端面の窓部31aにまで達し難くすることができる。さらに、窓部31aを形成する突出部31b先端面は、前壁板31面に対して下方に向かうにつれて前壁板31側へ傾斜した傾斜面となっている。これにより、窓部31aを形成する突出部31b先端面は、それ自身の傾斜角度を前壁板31面の傾斜角度に足した下向き角度を有することとなり、より一層に突出部31b先端面の窓部31aへの着雪を防ぐことができる。以上の着雪防止対策により、窓部31aに雪が付着してラインレーザー光71の出射を遮ってライン標示7ができないといった事態を防止できる。
また、安全具5は、上面には窓部31aの上方位置に当たる位置に上面開口部51が設けられ、また、左右面の各面には窓部31aの左右側方位置に当たる位置に側面開口部52が設けられている。これにより、路面などから巻き上げられた土埃などで窓部31aが汚された場合、降雨時に上面開口部51を通り抜ける雨水により窓部31aの汚れを洗い流すことができ、また、上面開口部51及び左右の側面開口部52と合わせて窓部31aの前方や下方から吹き込む風や雨によっても窓部31aの汚れを落とすことができる。このようにして窓部31aの汚れを防ぐことができるから、窓部31aから出射されるラインレーザー光71の光量が減少してライン標示7が薄暗くなるといった事態を防止できる。また、これら開口部51,52の外周には外方へ突出する周壁部が形成されているので、この周壁部によって開口部51,52での安全具の強度を確保することができる。
ハウジング3と安全具5は、金属製でも樹脂製でもよいが、樹脂製とするのが好ましい。ハウジング3と安全具5を樹脂製とすることにより、光源2を軽量化することができ、また、これらを樹脂成形法により光源2を容易に且つ低コストに製造できる点で有利である。
次に、光源2を支柱Pに取り付ける取付金具6について説明する。
図1、図4に示すように、光源2は、取付金具6により、垂直に立設する支柱Pから水平方向に引き出された丸パイプ状の横棒XPに対して吊下げ状態に取り付けられる。図5をも参照して、取付金具6は、横棒XPに取り付ける支柱側取付金具61と、光源2を取り付ける光源側取付金具62とを有する。
支柱側取付金具61は、横棒XPを上部から抱き込む2つのU字固定金具63と、横棒XPの下部に配置される矩形板状の上段取付プレート64とから構成される。U字固定金具63は、横棒XPを配置させるU字形の湾曲部63aと、湾曲部63aの両端に略水平に延設するフランジ部63bとを有する。横棒XPへの取り付けは、2つのU字固定金具63を横棒XPの上部から抱き込むように配置し、上段取付プレート64を横棒XPの下部に配置し、2つのU字固定金具63の各フランジ部63bと上段取付プレート64とをボルトB1及びナットN1により固定させて横棒XPに取り付ける。U字固定金具63のフランジ部63bの先端部63cは、折り曲げて起立させているので、フランジ部63bに配置された各ナットNの締め付けによりフランジ部63bが弾性力を発揮し、U字固定金具63と上段取付プレート64とを横棒XPに対して強固に固定させる。
光源側取付金具62は、光源2の上面側に配置される矩形板状の中段取付プレート65と、光源2の下面側に配置される矩形板状の下段取付プレート66とから構成される。光源2への取り付けは、光源2のハウジング3の位置で光源2を上下から挟み込むように中段取付プレート65と下段取付プレート66とを配置し、中段取付プレート65及び下段取付プレート66を四隅でボルトB2及びナットN2,N3,N4により固定させて光源2に取り付ける。この4本のボルトB2は、中段取付プレート65の上面に溶接等で固定された送り用ナットN4と、中段取付プレート65の下面に配置された固定用のナットN3とに螺合され、また、ナットN2の捻じ込み限界量を設定する筒状のスペーサ67が挿通されている。中段取付プレート65と下段取付プレート66とは、ハウジング3の略中心位置にて上下方向に延びる同一軸線上で、中段取付プレート65と光源2の上面とをビス打ちすると共に、下段取付プレート66と光源2の下面とをビス打ちし、これら上下のビスB4を中心に光源2を水平回転可能に配置させている。
また、中段取付プレート65の四隅に貫通させた4本のボルトB2は、支柱側取付金具61の上段取付プレート64の四隅にも貫通させ、この4本のボルトB2に上段取付プレート64の上面側からナットN5を螺合させて支柱側取付金具61と光源側取付金具62とを連結することにより、光源2が横棒XPに吊下げ状態に取り付けられる。この4つのナットN5の捻じ込み量により、支柱側取付金具61と光源側取付金具62との間隔が設定される。
以上の取付金具6により、路面反射式視線誘導装置1の光源2が支柱Pの所定高さ位置に設置されるが、実際の設置現場では、光源2から路面上に投影されるライン標示7が、所定の照射位置で、外側線41上又は外側線41近傍に外側線41と平行に投影されるように調整する必要がある。そのため、この取付金具6には、俯角調整手段C1、振角調整手段C2、捻角調整手段C3が設けられている。
図6(a)に示すように、俯角調整手段C1は、支柱側取付金具61におけるU字固定金具63と上段取付プレート64とを横棒XPに固定させている4つのボルトB1及びナットN1で構成される。U字固定金具63のフランジ部63b上面に配置する4つのナットN1を緩めて横棒XPと支柱側取付金具61との固定を解除することにより、横棒XPに対して光源2を水平移動可能とするとともに上下首振り回転可能とする。そして、横棒XPに対して光源2を水平移動させて光源2の横棒XPへの固定位置を調整し、また、光源2を上下に首振り回転させて光源2のラインレーザー光71の下方照射角度(俯角)を調整する。この調整が完了すると4つのナットN1を締めて固定させる。これにより、道路4の長さ方向におけるライン標示7の位置ずれを修正することができる。
図6(b)に示すように、振角調整手段C2は、光源側取付金具62における中段取付プレート65と下段取付プレート66とで光源2を挟み込み固定させている4つのボルトB2及びナットN2,N3,N4で構成される。下段取付プレート66下面に配置する4つのナットN2を緩めて光源側取付金具62と光源2との固定を解除することにより、中段取付プレート65と下段取付プレート66とに設けるビスB4を中心に光源2を水平回転可能とする。そして、光源2を左右に水平回転させてラインレーザー光71の左右照射角度(振角)を調整する。この調整が完了すると4つのナットN2を締めて固定させる。これにより、道路4の道幅方向におけるライン標示7の位置ずれを修正することができる。
この光源2の左右照射角度の調整後はナットN2を締め付けてプレート65,66間に光源2を挟み込み固定させるが、この場合、光源2を左右方向からも固定する水平角度固定手段を設けるようにしてもよい。例えば、図9に示すように、中段取付プレート65の左右端部の下面にそれぞれ溶接等で固定した垂下板68を設け、この垂下板68に水平方向に軸線を向けた水平角度固定ネジB4を取り付け、この左右の水平角度固定ネジB4を螺進させてその先端部を光源2の側面(例えば、ハウジング3と安全具5との固定に使用されるコ字形金具37の部分)に当接させる。水平角度固定ネジB4は、垂下板68に溶接等で固定した送り用ナットN9と、位置固定用ナットN8とが螺合され、水平角度固定ネジB4を光源2に当接させた状態で位置固定用ナットN8を送り用ナットN9と圧接するまで締め付け、水平角度固定ネジB4の位置を固定する。これにより、左右照射角度調整後の光源2が水平回転しないように保持することができる。なお、上記水平角度固定手段(68,B4,N8,N9)は、中段取付プレート65には設けず下段取付プレート66の上面に設けるようにしてもよいし、中段取付プレート65と下段取付プレート66の両方に設けるようにしてもよい。
図7、図8に示すように、捻角調整手段C3は、中段取付プレート65の左右端部にそれぞれ貫通させて取り付けられて上段取付プレート64下面と当接させている左右の調整ネジB3により構成される。調整ネジB3は、中段取付プレート65の下面に溶接等で固定された送り用のナットN7と、位置固定用のナットN6とが螺合されている。この左右の調整ネジB3により、光源2の左右の傾きを調整する。光源2の左右の傾きを調整することにより、光源2において縦方向に延びるラインレーザー光71のライン方向の捻角(ラインレーザー光71の光軸72の軸線回りの回転角)を調整することとなる。それには、まず、支柱側取付金具61と光源側取付金具62の連結間隔を固定させている4つのナットN5を緩める。そして、光源2の右側の傾きを調整するには、図7(a)を参照して、右側の調整ネジB3の位置固定用ナットN6をネジ頭側へ移動させ、この右側調整ネジB3を回転させて上段取付プレート64側への突出長さを調整する。光源2の左側の傾きを調整するには、図8(a)を参照して、左側の調整ネジB3の位置固定用ナットN6をネジ頭側へ移動させ、この左側調整ネジB3を回転させて上段取付プレート64側への突出長さを調整する。この傾き調整が完了すると、図7(b)、図8(b)を参照して、位置固定用ナットN6を中段取付プレート65に固定された送り用ナットN7と圧接するまで締め付け、調整ネジB3の位置を固定する。ナットN5も締め付けて固定する。これにより、外側線41に対してライン標示7が平行に投影されるようにライン標示7の傾きを修正することができる。
実際の設置現場では、支柱Pや横棒XPの傾き具合い、道路4の勾配状況など様々な現場条件が存在するため、光源2を支柱Pに固定させるだけの取付金具では、ライン標示7を目標の照射位置で外側線41に沿って投影させるように設置するのは困難な作業であった。ところが、以上の取付金具6によれば、上述の調整手段C1,C2,C3を兼ね備えているので、光源2を支柱Pに設置すると同時に光源2の位置調整を行うことができ、設置時に簡単にライン標示7を目標の照射位置に外側線41に沿って投影させるようにすることができる。従って、視線誘導装置1を設置する現場作業を効率よく、また、短時間で行うことができる。
なお、俯角調整手段C1、振角調整手段C2、捻角調整手段C3における操作部分は、それぞれ異なる色を施して色分けするようにしてもよい。例えば、調整作業の手順と対応させて、俯角調整手段C1のナットN1、振角調整手段C2のナットN2、捻角調整手段C3の調整ネジB3、位置固定用ナットN6は、それぞれ異なる色を施して色分けする。また、調整ネジB3及びナットN5は、右側と左側との傾きのそれぞれの作業手順となるから、右側と左側とで色違いとするのが好ましいし、また、位置固定用ナットN6は、他のナットとは異なる色とするが、作業手順は共通するから、右側と左側とを同じ色とするのが好ましい。例えば、ナットN1を緑色とし、ナットN2を青色とし、調整ネジB3及びナットN5は、右側を赤色、左側を黄色とし、位置固定用ナットN6は、左右とも黒色とする。なお、図9に示す水平角度固定手段を設ける場合は、水平角度固定ネジB4を振角調整手段C2のナットN2と同じ色又は異なる色を施してもよく、また、水平角度固定ネジB4は、左右で異なる色を施し、位置固定用ナットN8は、左右で同じ色を施すようにしてもよい。このように、俯角調整手段C1、振角調整手段C2、捻角調整手段C3における操作部分を色分けすることにより、現場で光源2を設置する作業者には、各調整手段C1,C2,C3がわかり易く、間違いなく且つ速やかに調整作業を行うことができる。
次に、視線誘導システムの実施形態について説明する。
視線誘導システムとして、道路脇に立設する支柱にラインレーザー光源を設置し、このラインレーザー光源からラインレーザー光を上方から道路の路面に向かって照射して路面上の外側線に沿ったライン標示を行うシステムを構築する。この視線誘導システムのラインレーザー光源は、上述の安全具5を備えないものであり、レーザー光出力がJISC6802で定める安全クラス2よりも高出力の光源が使用される。例えば、ラインレーザー光源として、上述したレーザー発振器21をハウジング3に収容したものとすることができる。このラインレーザー光源の支柱への設置高さは、路面上の歩行者や道路上の車両の乗車者等の人の目がラインレーザー光源に最接近する地点において開口径7mmを通過するレーザー光出力が1mW以下となる高さとし、例えば、地上から2.5m以上の高さ位置でラインレーザー光源が支柱に設置される。例えば、安全クラス2よりも高出力のラインレーザー光源を設置高さ3.5mで支柱に取り付ける場合、(A)ラインレーザー光源がラインレーザー光を真下に向けて照射するものと仮定した場合では、通常の人の目線の高さを1.6m(車両乗車者の目線はそれより低いとする。)とすると、このラインレーザー光源から1.9m(3.5m−1.6m)離れた地点で開口径7mmを通過するレーザー光出力がJISC6802の安全クラス2でいう1mW以下となる限度内で、上記ラインレーザー光源としてレーザー光出力が高出力のものを使用すればよい。また、(B)ラインレーザー光源がラインレーザー光を斜め下方向に向けて照射するものの場合では、歩行者がラインレーザー光の光軸上でラインレーザー光源に最接近できる地点は、直角三角形の斜辺の長さとなり、上記(A)の場合よりも離れた地点となる。一例として、ラインレーザー光源の設置高さ3.5m、照射角度(俯角)11度で斜め下方向に向けて照射する場合、通常の人の目線の高さを1.6mとすると、このラインレーザー光源から9.95m((3.5m−1.6m)/sin11度)離れた地点で開口径7mmを通過するレーザー光出力がJISC6802の安全クラス2でいう1mW以下となる限度内で、上記ラインレーザー光源としてレーザー光出力が高出力のものを使用すればよい。このように、レーザー光出力が高出力のラインレーザー光源を用いるが、このラインレーザー光源は、支柱において、歩行者や車両乗車者等の人の目がラインレーザー光源に最接近した時でも、まばたき反応で目が保護される高さに設置されている。従って、歩行者や車両乗車者等の人が支柱に設置したラインレーザー光源に最接近した時でも人体に悪影響を及ぼすことがない。また、このラインレーザー光源それ自体は、レーザー光出力がJISC6802で定める安全クラス2よりも高出力のものであるから、悪天候の場合であっても車両運転者には路面上のライン標示が十分に明るく見えるようにすることができる。また、このラインレーザー光源は、上記実施形態における安全具5を備えないことから簡易な構成とすることができ、また、視線誘導システムを低コストに提供することができる。
なお、本発明は、以上の各実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載内で様々な変更を施すことが可能である。
例えば、安全具5の左右側面に設ける側面開口部52には、その外側に誘導板を設け、この誘導板により側面開口部52から安全具5内に進入する風向きを窓部31aの方向へ誘導させたり、雪の進入を抑えるようにすることができる。
また、安全具5において、左右の側面開口部52を設けないもの、また、上面開口部51や左右の側面開口部52などの開口部を全く設けないもの等としてもよい。
また、前壁板31に設ける突出部31bは、実施形態のような円錐形状に限らず、様々な形状とすることができ、また、窓部31aとなる突出部31bの先端面は、傾斜面に限らず、曲面、球面、又は各種の複合面等となっていてもよい。例えば、図10に示す光源2のハウジング3Aを参照して、前壁板31は、下方へ向かうについてハウジング3A後側へ傾斜した傾斜面とされ、この傾斜面の前壁板31において左右方向中央部が上下にわたってほぼ全体的に前方へ突出した突出部31bが形成されている。この突出部31bは、側面視で上側が略垂直な面aとなり、下側が傾斜面b,cとなっている。上側の略垂直な面aは、左右幅方向に対して中央部がやや凸の曲面となっている。下側の傾斜面b,cは、上部と下部とで傾斜角度が異なり、傾斜角度としては上部傾斜面bよりも下部傾斜面cの方がハウジング3A後側へ傾斜している。上部傾斜面bは、平面であり、レーザー光出射部22を臨ませる窓部31aを構成する。従って、少なくとも上部傾斜面bの部分は、透明となっている。下部傾斜面cは、左右幅方向に対して中央部が凸の略円弧面となっている。なお、この下部傾斜面cは、見方によっては突出部31bの下面とも言える。
ここで、光源2の支柱設置状態として光源2の前側を下方へ傾けた設置状態では、下部傾斜面cの傾斜角度は、下部傾斜面cが水平又は下部傾斜面cの基端側(下部傾斜面cと前壁板31との境界部)の方が高い位置とならず、下部傾斜面cと上部傾斜面bとの境界部が最下位置とならないこと、すなわち、下部傾斜面cの基端部が最下位置となるような傾斜角度に設定される。上部傾斜面bと下部傾斜面cとの境界部が最下位置となると、吹き込んで来た雪が上部傾斜面bと下部傾斜面cとの境界部に残存し、この残存した雪が核となって着雪が成長して、窓部31aとなる上部傾斜面bを覆うおそれがある。これに対して、上部傾斜面bと下部傾斜面cとの境界部が最下位置とならないように下部傾斜面cの傾斜角度を設定すれば、このような窓部31aとなる上部傾斜面bに至る着雪を防止することができ、窓部31aから出射するラインレーザー光が遮られることもない。
また、ハウジング3の前壁板31には、窓部31aを形成する突出部31bを設けるが、突出部31bを設けず、前壁板31の一部又は全部を窓部31aとするようにしてもよい。この場合、前壁板31は、実施形態のように傾斜面となっていてもよいし、傾斜面ではなく上壁板35及び側壁板33,34と直角な平面となっていてもよいし、また、前壁板31の少なくともレーザー光出射部22を臨ませる部分を含む下の部分が下方へ向かうにつれてハウジング後側へ傾斜する傾斜面、又は曲面、球面、若しくは種々の複合面等となっていてもよい。例えば、図示しないが、突出部31bを設けない前壁板31として、概ね上半分を左右幅方向に対して中央部が凸の円弧面とし、下半分を下方がハウジング3後側へ傾斜した球面としたものでもよい。この球面は、レーザー光出射部22を臨ませる窓部31aとする。上半分の円弧面は、側面視で垂直な面又は下方がハウジング3後側へ傾斜した傾斜面であってもよい。このように前壁板31により、前壁板31表面の着雪を防ぐことができる。
また、ハウジング3の前壁板31又は前壁板31を含むハウジング3の前部分を取り替え可能な別パーツとしてもよい。例えば、図10を参照して、ハウジング3Aは、胴部30と、前壁板31を含む前部38とで構成し、前部38を取り替え可能な別パーツとする。これにより、前壁板31の突出部31bや前壁板31自体(突出部31bが無い場合、有る場合の両方を含む。)を異なる形状のものと任意に取り替えて、視線誘導装置1の設置環境等(例えば、道路4のカーブ、勾配等)に応じて突出部31bや前壁板31自体を自由な形状に形成することが容易に行なえる点で有利となる。しかも、この別パーツの前部38においてその全体又は窓部31aの部分を透明に形成することにより、不透明なハウジング3に対して窓部31aに透明板等を貼り付ける手間の削減、また、貼り付けた透明板の曇り等によるレーザー光量の損失等を起こすこともない。
また、窓部31aの表面及び/又は窓部31aを含む前壁板31の表面には、汚れや雪等の付着を抑えるために低摩擦のコーティング材を施すようにしてもよい。
1 路面反射式視線誘導装置
2 光源
3 ハウジング
4 道路
5 安全具
6 取付金具
7 ライン標示
11 太陽光パネル
12 制御箱
21 レーザー発振器
22 レーザー光出射部
31 前壁板
31a 窓部
31b 突出部
32 後壁板
32a 凹部
32b 押圧部材
41 外側線
51 上面開口部
52 側面開口部
61 支柱側取付金具
62 光源側取付金具
63 U字固定金具
64 上段取付プレート
65 中段取付プレート
66 下段取付プレート
71 ラインレーザー光
72 光軸
C1 俯角調整手段
C2 振角調整手段
C3 捻角調整手段
M 車両
P 支柱
XP 横棒
α 指向角度

Claims (7)

  1. ラインレーザー光を上方から道路の路面に向けて照射して路面上にライン標示を行う光源を備える路面反射式視線誘導装置において、
    光源は、ラインレーザー光を出射するレーザー発振器と、レーザー発振器を収容するハウジングとを備え、
    ハウジングには、その前壁板にレーザー発振器のレーザー光出射部を臨ませる窓部が形成され、この窓部を内側に配置してレーザー光の出射方向に延びる安全具が設けられ、
    レーザー発振器は、それ自体のレーザー光出力が高出力のレーザー発振器であり、
    安全具は、窓部に正面から人の目が近づけないように窓部を奥まった位置に配置させ、安全具先端部からのレーザー光出力がJISC6802で定める安全クラス2を満たす長さを有し、
    安全具は、窓部の上方側を覆う形状を有し、
    窓部上方位置の安全具上面には、開口部が設けられている路面反射式視線誘導装置。
  2. ラインレーザー光を上方から道路の路面に向けて照射して路面上にライン標示を行う光源を備える路面反射式視線誘導装置において、
    光源は、ラインレーザー光を出射するレーザー発振器と、レーザー発振器を収容するハウジングとを備え、
    ハウジングには、その前壁板にレーザー発振器のレーザー光出射部を臨ませる窓部が形成され、この窓部を内側に配置してレーザー光の出射方向に延びる安全具が設けられ、
    レーザー発振器は、それ自体のレーザー光出力が高出力のレーザー発振器であり、
    安全具は、窓部に正面から人の目が近づけないように窓部を奥まった位置に配置させ、安全具先端部からのレーザー光出力がJISC6802で定める安全クラス2を満たす長さを有し、
    安全具は、窓部の左右側を覆う形状を有し、
    窓部左右方向の位置の安全具左右面には、それぞれ開口部が設けられている路面反射式視線誘導装置。
  3. 請求項1又は2に記載の路面反射式視線誘導装置において、
    ハウジングの前壁板面は、下方に向かうにつれてハウジング後側へ傾斜した傾斜面、又は曲面、球面、若しくはこれらの複合面となっている路面反射式視線誘導装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の路面反射式視線誘導装置において、
    窓部は、ハウジングの前壁板面から前方へ突出した突出部の先端面に形成されている路面反射式視線誘導装置。
  5. 請求項に記載の路面反射式視線誘導装置において、
    窓部を形成する突出部先端面は、ハウジングの前壁板面に対して下方に向かうにつれて前壁板面側へ傾斜した傾斜面、又は曲面、球面、若しくはこれらの複合面となっている路面反射式視線誘導装置。
  6. ラインレーザー光を上方から道路の路面に向けて照射して路面上にライン標示を行う光源を備える路面反射式視線誘導装置において、
    光源は、ラインレーザー光を出射するレーザー発振器と、レーザー発振器を収容するハウジングとを備え、
    ハウジングには、その前壁板にレーザー発振器のレーザー光出射部を臨ませる窓部が形成され、この窓部を内側に配置してレーザー光の出射方向に延びる安全具が設けられ、
    レーザー発振器は、それ自体のレーザー光出力が高出力のレーザー発振器であり、
    安全具は、窓部に正面から人の目が近づけないように窓部を奥まった位置に配置させ、安全具先端部からのレーザー光出力がJISC6802で定める安全クラス2を満たす長さを有し、
    光源を支柱に固定する取付金具をさらに備え、
    取付金具は、支柱の横棒に取り付ける支柱側取付金具と、光源をハウジングの位置で水平回転可能に取り付ける光源側取付金具とを有し、支柱側取付金具と光源側取付金具とを連結して光源を横棒に吊下げ状態に取り付ける構成とされ、
    支柱側取付金具は、横棒を上部から抱き込む固定金具と、横棒の下部に配置される上段取付プレートとを有し、
    光源側取付金具は、光源の上面側に配置される中段取付プレートと、光源の下面側に配置される下段取付プレートとを有し、
    さらに、
    支柱側取付金具における固定金具と上段取付プレートとを横棒に固定させるボルト及びナットで構成され、このボルト及びナットの締め付けを緩めて光源を上下首振り回転可能とする俯角調整手段と、
    光源側取付金具における中段取付プレートと下段取付プレートとにより光源を挟み込み固定させるボルト及びナットで構成され、このボルト及びナットの締め付けを緩めて光源を水平回転可能とする振角調整手段と、
    中段取付プレートの左右側にそれぞれ貫通させて上段取付プレートに当接される左右の調整ネジで構成され、これら左右の調整ネジを螺進させて光源の左右傾きを調整可能とする捻角調整手段とを備える路面反射式視線誘導装置。
  7. 請求項6に記載の路面反射式視線誘導装置において、
    俯角調整手段、振角調整手段及び捻角調整手段における操作部分は、それぞれ異なる色が施されている路面反射式視線誘導装置。
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