JP6924469B2 - パルプ懸濁液供給装置およびパルプ懸濁液移送方法 - Google Patents

パルプ懸濁液供給装置およびパルプ懸濁液移送方法 Download PDF

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Description

本発明は、古紙パルプを含むパルプ懸濁液を移送する技術に係り、古紙の発生場所であるオフィス等に設置して紙を再生することができる古紙再生処理装置等に適用するものである。
従来、古紙再生処理装置には、例えば古紙投入部、パルパー部、脱墨部、抄紙部、乾燥部や運転を制御する制御部を設けている。古紙投入部は、再生原料の古紙をパルパー部に供給するものであり、パルパー部は、古紙を離解して古紙パルプを含むパルプ懸濁液を製造するものであり、脱墨部は、パルプ懸濁液を脱墨して脱墨パルプを調製するものである。抄紙部は、脱墨されたパルプ懸濁液から湿紙を抄紙するものであり、乾燥部は、脱水された湿紙を乾燥するものである。
パルパー部は、撹拌槽と撹拌槽内に配した撹拌羽根と撹拌羽根を回転駆動する駆動部を有しており、撹拌羽根の回転により撹拌槽の離解用水中で古紙を撹拌して離解処理し、製造したパルプ懸濁液を次工程に移送する。
また、特許文献1には、移送手段で移送された原料スラリーの質量流量及び密度をコリオリ式質量流量計で逐次計測し、計測した質量流量及び密度に基づいて、移送手段による原料スラリーの移送量を逐次制御し、抄造工程に供給する原料スラリー中の固形成分の濃度を略一定に調整する技術が記載されている。
また、特許文献2には、攪拌槽内における古紙原料及び給水部からの水を含む液体の水位を、攪拌羽根によって攪拌が行われている状態で、攪拌羽根を浸漬可能な高さとして攪拌を行い、攪拌処理中に攪拌羽根の回転数が上昇するときに、給水部より給水を行って、攪拌羽根を攪拌槽内の液体に浸漬させる技術が記載されている。
特許第4219316 特許第5499263
パルパー部の攪拌槽からパルプ懸濁液を取出す際に、槽底部や内壁面に古紙パルプが残存する。このため、特許文献2では、撹拌槽からパルプ懸濁液を取出した直後に、給水部から所定量の水を給水する。これにより、空になった撹拌槽の内壁面に付着し残存している古紙パルプがある場合に、この古紙パルプを洗い流し、撹拌槽内に古紙パルプを残存させないようにすることができる。
しかし、撹拌槽から取り出すパルプ懸濁液の通常の移送時におけるパルプ懸濁液濃度と、洗浄後のパルプ懸濁液濃度とが大きく異なるものとなり、その変動幅が大きくなる。洗浄前に撹拌槽に残留する古紙パルプ量は不明であるので、洗浄水によって希釈した後のパルプ懸濁液の濃度は不明である。
このため、次工程の脱墨前希釈部においてパルプ懸濁液の濃度を調整し、撹拌槽において生じるパルプ懸濁液の濃度の変動を吸収することが必要であった。
また、パルパー部の撹拌槽においてパルプ懸濁液の残量が少なくなり、例えば液面上に撹拌羽根が露出する状態となると、パルプ懸濁液の撹拌を十分に行うことができず、固形分の古紙パルプを液相分とともに送り出すことに支障が生じ、パルプ懸濁液の移送量中に含まれる古紙パルプ量が変動してパルプ懸濁液濃度が不安定となり、再生紙の品質が低下する要因となる。
本発明は上記課題を解決するものであり、パルプ懸濁液の移送時に固形分の古紙パルプを液相分とともに円滑に送り出すことができ、パルプ懸濁液を移送する際に単位時間当たりの移送量に含まれる古紙パルプ量の変動を抑制することができるパルプ懸濁液供給装置およびパルプ懸濁液移送方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のパルプ懸濁液供給装置は、パルプ懸濁液を貯溜し、取出し口からパルプ懸濁液を槽外へ取り出す貯溜部と、貯溜部に希釈用水を供給する給水部と、各部を制御する制御部を備え、制御部は、貯溜部内のパルプ懸濁液が規定残量に減少した時に、給水部から希釈用水を貯溜部内に供給することを特徴とする。
本発明のパルプ懸濁液供給装置において、制御部は、パルプ懸濁液の規定残量に対して所定量の希釈用水を供給してパルプ懸濁液を所定濃度に制御することを特徴とする。
本発明のパルプ懸濁液供給装置において、貯溜部の取出し口に接続するパルプ懸濁液の移送部を備え、制御部は、移送部によりパルプ懸濁液を貯溜部の槽外へ移送し、パルプ懸濁液の希釈後のパルプ濃度が低くなるほどに希釈後の移送量を増加させることを特徴とする。
本発明のパルプ懸濁液供給装置において、貯溜部内のパルプ懸濁液の液位を検出する液位センサを備え、制御部は、パルプ懸濁液が規定残量に減少したことを液位センサが検出する液位に基づいて認知することを特徴とする。
本発明のパルプ懸濁液供給装置において、移送部はチューブポンプを有することを特徴とする。
本発明のパルプ懸濁液供給装置において、貯溜部は、槽内に撹拌装置を有することを特徴とする。
パルプ懸濁液移送方法は、貯溜部に貯溜するパルプ懸濁液を槽外へ移送する際に、貯溜部内のパルプ懸濁液が規定残量に減少した時に、希釈用水を貯溜部内に供給することを特徴とする。
パルプ懸濁液移送方法は、パルプ懸濁液の希釈後のパルプ濃度が低くなるほどに希釈後の移送量を増加させることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、貯溜部内のパルプ懸濁液が規定残量に減少した時に、給水部から希釈用水を貯溜部内に供給することで、パルプ懸濁液の減少による古紙パルプの流動性の低下を抑制して、パルプ懸濁液の移送時に固形分の古紙パルプを液相分とともに円滑に送り出すことができる。
また、貯溜部内に所定量のパルプ懸濁液を貯溜する状態においてパルプ懸濁液濃度および古紙パルプ量が判明している場合には、移送量を計量することで、貯溜部内のパルプ懸濁液が規定残量にまで減少する時を計算によって求めることが可能であり、パルプ懸濁液の規定残量に対して所定量の希釈用水を供給してパルプ懸濁液を所定濃度に制御することができる。
さらに、パルプ懸濁液を貯溜部の槽外へ移送する際に、パルプ懸濁液の希釈後のパルプ濃度が低くなるほどに希釈後の移送量を増加させることで、単位時間当たりの移送量に含まれる古紙パルプ量の変動を抑制することができ、結果として貯蔵タンクを設けずとも後工程で抄紙して得られる再生紙の厚さを所定範囲内に維持でき、再生紙の品質の安定化を図ることができる。
本発明の実施の形態における古紙再生処理装置を示すブロック図 同古紙再生処理装置のパルパー部を示す断面図 同パルパー部の運転操作のタイミングチャート 同抄紙部の構成を示す模式図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、古紙再生処理装置は、古紙再生処理系を構成する複数の処理部を有しており、処理部には古紙投入部1、パルパー部9、脱墨部11、抄紙部13、乾燥部14、仕上部15、白水タンク部100、脱墨廃液処理装置101がある。また、古紙再生処理装置は各処理部の運転を制御する制御部700を備えている。
本実施の形態において、古紙投入部1は、再生原料の古紙をパルパー部9に投入するものであり、パルパー部9は、古紙を離解用水中で離解させて古紙パルプを含むパルプ懸濁液を製造する。パルパー部9の詳細は後述する。
脱墨部11は、脱墨槽501においてパルプ懸濁液を脱墨処理し、パルプ懸濁液中の繊維、インク等の固形分を含んだ脱墨廃液を分離除去し、脱墨したパルプ懸濁液を抄紙部13に送るとともに、脱墨廃液を取出し口から脱墨排水系102を通して脱墨廃液処理装置101に供給する。
図4に示すように、抄紙部13は、脱墨されたパルプ懸濁液から湿紙12を抄紙するものであり、複数のローラ41に巻回されたメッシュ状のベルトからなる抄紙ワイヤー42と、脱墨されたパルプ懸濁液を抄紙ワイヤー42上に注ぐヘッドボックス43を有している。
抄紙ワイヤー42の無端軌道は、ヘッドボックス43から後述する乾燥ローラ49に至るまでの往路部と、乾燥ローラ49の一部を覆う転移部と、乾燥ローラ49からヘッドボックス43に戻る復路部からなる。
抄紙ワイヤー42の往路部には、抄紙ワイヤー42の下部側でヘッドボックス43の近くに、抄紙ワイヤー42の下面に摺接して抄紙ワイヤー42の下面から滴る水を払う水切り部44と、抄紙ワイヤー42を介して湿紙12から水分を吸引する吸引装置45を設けている。
さらに吸引装置45の下流側には、複数の絞りローラ41a、41bが抄紙ワイヤー42を挟んで位置しており、絞りローラ41a、41bによって双方のローラ間を通過する抄紙ワイヤー42上の湿紙12を絞る。ヘッドボックス43から抄紙ワイヤー42に供給された直後の湿紙12の含水率を100重量%とすると、絞りローラ41a、41bを通過した湿紙12は、含水率が60−65重量%である。
乾燥部14は、脱水された湿紙12を乾燥する乾燥ローラ49を備えており、乾燥ローラ49は加熱装置を内蔵している。乾燥ローラ49の一部は複数のローラ50に巻回したカンバスベルト51が無端軌道の一部で乾燥ローラ49を覆っており、乾燥部14においてカンバスベルト51と乾燥ローラ49の外周面との間に湿紙12を挟み、乾燥ローラ49で湿紙12を乾燥させる。抄紙ワイヤー42の転移部とカンバスベルト51との間には、乾燥ローラ49に湿紙12を押圧するカレンダローラ50aを設けている。
カンバスベルト51の往路終端位置でスクレーパ111が乾燥した乾紙61を乾燥ローラ49から剥離させて仕上部15に案内する。
仕上部15は、湿紙12を乾燥して得られる乾紙61に対して仕上工程を行い、得られた再生紙62を紙受部63に排出するものであり、乾紙61を所定のサイズに切断する金属製のカッター装置60およびスリッター装置112が設けられている。
白水タンク部100は、抄紙排水系104を通して抄紙部13から流入する古紙パルプを含む排水である白水を貯留するものであり、白水を白水返送系105、106を通して古紙再生処理系の各所へ返送する。パルパー部9に連通する白水返送系106は、パルパー部9の撹拌槽901に離解用水および希釈用水として白水を供給する。
給水源、ここでは上水配管107から用水を供給する給水配管108が白水タンク部100に接続しており、給水配管108に電磁弁からなる緊急停止用の元弁装置109を設けている。
脱墨廃液処理装置101は、脱墨部11から脱墨排水系102を通して供給する脱墨廃液を処理するもので、古紙パルプの繊維、インク、トナー等の固形成分と液相成分とを分離する。
図2に示すように、古紙投入部1は、パルパー部9の撹拌槽901の上方に位置し、再生原料の古紙を枚葉紙のままで直接にパルパー部9に投入するものである。古紙投入部1は、枚葉紙を立った姿勢に保持する姿勢保持部203を有し、姿勢保持部203が上部開口と下部開口を有する上下開放の四角形の枠体からなり、投入口をなす下部開口が撹拌槽901の上部開口に対向している。姿勢保持部203の底部をなすスライド底板206は、姿勢保持部203の下部開口を覆っており、スライド底板206は下部開口を開閉するスライド方向に移動可能である。
ユーザーに対する安全性を確保するために、姿勢保持部203の上部開口を覆ってカバー部301を設けており、カバー部301は透明の扉体302を備えている。
本実施の形態ではパルパー部9の撹拌槽901を貯溜部として説明するが、本発明は別途に設ける貯蔵タンクや脱墨槽501を貯溜部とする場合にも適用可能である。パルパー部9は、貯溜部をなす撹拌槽901の内部に撹拌装置として撹拌羽根902と撹拌羽根902を回転駆動する回転軸903を有している。回転軸903は下端を槽底部に枢着し、撹拌槽901の上方に配置した上下二つの軸受904、905で回転自在に支持され、上下の軸受904、905の間にプーリー906を有し、プーリー906がベルト907を介してモータ(図示省略)で駆動されることで、回転軸903および撹拌羽根902が回転する。
撹拌槽901は槽底部に取出し口908を有し、取出し口908に移送部909が接続している。移送部909は撹拌槽901で離解処理したパルプ懸濁液を脱墨部11に移送する移送経路をなし、移送ポンプとしてチューブポンプ910を有している。移送ポンプとしてはチューブポンプ910に限らず、スネークポンプ、モーノポンプ、スクリューポンプ等を使用することができるが、チューブポンプ910を用いることでパルプ懸濁液の移送量を正確に把握することができ、別途に流量計を設置する必要がなく、コストの低減に貢献できる。
撹拌槽901の開口に臨んで設けた給水部911は希釈用水を撹拌槽901に供給するものであり、給水部911に白水返送系106が接続している。また、移送部909にはチューブポンプ910の下流位置に第2給水部として白水返送系105が接続している。
撹拌槽901の内部には、パルプ懸濁液の液位を検出する液位センサとして、槽内に貯溜可能な上限液位に対応する上限液位検出センサ912と、槽内の撹拌羽根902の位置に対応する下限液位検出センサ913と、パルプ懸濁液の所定量を貯溜した際の規定残量液位に対応する規定残量液位検出センサ914を設けている。
以下、上記した構成の作用を説明する。制御部700は、古紙投入部1とパルパー部9と脱墨部11と抄紙部13と乾燥部14と仕上部15と白水タンク部100と脱墨廃液処理装置101とを制御し、各処理部において古紙再生処理系の運転を行う。
古紙投入部1のスライド底板206を全閉位置に配置し、この状態でカバー部301の扉体302を開放し、姿勢保持部203の枠体内に枚葉紙の束を搭載する。スライド底板206をスライド方向の開方向に移動させ、姿勢保持部203の下部開口を開放する。枚葉紙はスライド底板206が開くに伴って立った姿勢のままに下部開口からパルパー部9の撹拌槽901に順次に投下される。
撹拌槽901は、給水部911から供給する所定量の白水を離解用水として貯溜しており、撹拌羽根902を回転させて古紙投入部1から投入された古紙を離解用水中で離解処理し、パルプ懸濁液を製造する。そして、投入した古紙量に対して不足する希釈水を給水部911から供給し、パルプ懸濁液を所定濃度に調整する。
次に、撹拌羽根902を回転させてパルプ懸濁液を撹拌しつつ、移送部909のチューブポンプ910を駆動して撹拌槽901の取出し口908からパルプ懸濁液を取出し、脱墨部11に移送する。図3に示すように、制御部700は、槽内の液位が規定残量液位に達したことを規定残量液位センサ914が検出することで、槽内のパルプ懸濁液が規定残量にまで減少したことを認知し、給水部911から希釈用水を撹拌槽901に供給する。例えば規定残量液位を、槽内に50Lのパルプ懸濁液が残る液位とし、規定残量液位センサ914が規定残量液位を検出したときに、給水部911から5Lの希釈用水を供給する。この間、チューブポンプ910によるパルプ懸濁液の移送を継続し、撹拌槽901の液位が規定残量液位に達したときに再び5Lの希釈用水を供給し、この動作を繰り返す。
そして、上記動作を繰り返した後、以下の動作を行う。
(1)槽内の古紙パルプ濃度が4重量%から1重量%まで下がると、給水部911からの希釈用水の供給を停止する。
(2)その後、攪拌槽901内の液位が下降して、下限液位検出センサ913が下限液位、すなわち槽内の攪拌羽根902の位置に達したことを検出したときには、この状態ではパルパー部9から脱墨部11に供給するパルプ懸濁液の濃度が不安定となる可能性があるので、抄紙部13の抄紙動作を一旦停止する。
又、チューブポンプ910によるパルプ懸濁液の移送を停止すると共に、自吸式の供給ポンプ(図示省略)による白水返送系105から移送部909への白水の供給も停止する(移送部909内でのミキシングも停止する)。尚、下限液位検出センサ913が下限液位を検出した際の槽内のパルプ懸濁液の残量は19Lである。
(3)次に、給水部911から19Lの希釈用水を供給することにより、攪拌槽901において古紙パルプ濃度を0.5重量%(抄紙濃度)に調整する。
(4)そして、チューブポンプ910によるパルプ懸濁液の脱墨部11への供給を再開する。また、抄紙部13の抄紙動作も再開する。尚、自吸式の供給ポンプ(図示省略)による白水返送系105から移送部909への白水の供給は停止したままとする。また、攪拌羽根902は、(1)〜(4)の間、連続回転してパルプ懸濁液の攪拌を継続する。
上述の(1)から(4)の動作を行うことで次の効果を得る。
すなわち、攪拌槽901内の液位が下降して、下限液位検出センサ913が槽内の攪拌羽根902の位置に対応する下限液位を検出すると、攪拌羽根902が露出する状態となる。このため、パルプ懸濁液の攪拌を十分に行うことができずに、パルプ懸濁液の濃度が不安定な状態、すなわち固形分の古紙パルプと液相分が十分に混ざらない状態となる。
しかし、上述した(1)から(4)の一連の動作を行うことにより、下限液位以下にあるパルプ懸濁液も“廃棄”することなく通常通り“使い切る”ことができる。
このようにして、給水においてパルプ懸濁液の規定残量に対して所定量の希釈用水を供給してパルプ懸濁液を所定濃度に制御する。制御部700は、パルプ懸濁液の希釈後のパルプ濃度が低くなるほどにチューブポンプ910による希釈後の移送量を増加させる。図3に示すように、この移送量の増加は、希釈用水の供給開始から所定のタイムラグの後に行う。この操作により、チューブポンプ910の上流側近傍の配管内に残存する希釈前の濃度を有するパルプ懸濁液を希釈前の移送量で移送できる。
このように、希釈の前後において単位時間当たりの移送を制御することで、単位時間当たりの移送量に含まれる古紙パルプ量の変動を抑制することができ、脱墨部11および抄紙部13に送る古紙パルプ量を安定させることができ、結果として再生紙の品質の安定化を図ることができる。
例えば、1回目の希釈前の古紙パルプ濃度を4重量%とし、チューブポンプ910による移送量を1.6L/分として、5Lずつの希釈用水の供給を繰り返して段階的に濃度を低下させ、これに伴い図3に示すように段階的にチューブポンプ910の移送量を増加させて最終的に古紙パルプ濃度を2重量%まで低下させる。この2重量%濃度のときにチューブポンプ910による移送量を3.2L/分として、4重量%濃度のときの2倍の移送量とする。
撹拌羽根902の回転数は、古紙パルプ濃度に応じて調整する。4重量%濃度のときの回転数を100rpmとすると、2重量%濃度のときの回転数は50rpmとする。撹拌羽根902の回転数は1回目の希釈前で5rpm〜500rpmの範囲内、好ましくは10rpm〜250rpmの範囲で任意の値に設定でき、希釈後は2.5rpmから250rpmの範囲内、好ましくは5rpmから125rpmの範囲内で任意の値に設定できる。
1回目の希釈前の古紙パルプ濃度は、0.3重量%から15重量%の範囲内、好ましくは0.5重量%から10重量%の範囲内で任意の値に設定できる。希釈後の古紙パルプ濃度は、0.15重量%から10重量%の範囲内、好ましくは0.3重量%から5重量%の範囲内で任意の値に設定できる。
1回目の希釈前のチューブポンプ910による移送量は、0.3L/分から96L/分の範囲内、好ましくは0.6L/分から48L/分の範囲内で任意の値に設定できる。希釈後のチューブポンプ910による移送量は、0.6L/分から192L/分の範囲内、好ましくは1.2L/分から96L/分の範囲内で任意の値に設定できる。この移送量は容積単位に代えて重量単位を採用し、0.6kg/分から192kg/分の範囲内、好ましくは1.2kg/分から96kg/分の範囲内で任意の値に設定できる。
希釈後の移送量の調整は必ずしも必要ではなく、撹拌槽901の槽内のパルプ懸濁液が規定残量に減少した時に、給水部911から希釈用水を撹拌槽901に供給するだけで、パルプ懸濁液の減少による古紙パルプの流動性の低下を抑制して、パルプ懸濁液の移送時に固形分の古紙パルプを液相分とともに円滑に送り出すことができる。
本実施の形態では規定残量液位センサ914が1つの液位を検出するものであるが、液位センサとして撹拌槽901の槽内の液位を連続的に検出できるものを採用することも可能である。この場合に、1回目の希釈のタイミングとして検出する規定残留液位と、2回目以降の希釈のタイミングとして検出する規定残留液位とを等しくすることも、異なるものとすることも可能であり、希釈のタイミングとなる規定残留液位を徐々に低くすることで、撹拌槽901の内壁面をきれいに洗浄できる。
1回目の希釈において供給する希釈用水の供給量と、2回目以降の希釈において供給する希釈用水の供給量とを等しくすることも、異なるものとすることも可能であり、希釈用水の供給量を徐々に少なくすることで、毎回同量の希釈用水を供給する場合に比べて、古紙パルプ濃度の変動幅を低減することができる。毎回の希釈において行う希釈用水の供給は一定量ずつを間欠的に供給してもよく、一定量を連続的に供給してもよく、異なる量を間欠的に供給してもよく、各回において異なる量を連続的に供給してもよい。
また、チューブポンプ910を撹拌槽901の槽内の液位より低い位置に配置する場合には、チューブポンプ910による移送量を、撹拌槽901の槽内液位に応じて調整することも可能である。例えば、撹拌槽901の槽内液位が高いときの移送量に比べて槽内液位が低いときの移送量を多くすることで、槽内液位に影響を受けることなく、あるいは槽内液位に対するチューブポンプ910の設置位置に関わらず、適正にパルプ懸濁液を移送できる。
撹拌槽901におけるパルプ懸濁液の規定残量は、撹拌槽901の容量に応じて設定し、2Lから3000Lの範囲内、好ましくは5Lから1500Lの範囲内で任意の量に設定できる。また、給水部911から供給する希釈用水の供給量も、撹拌槽901の容量に応じて設定し、0.1Lから24000Lの範囲内、好ましくは0.3Lから12000Lの範囲内で任意の量に設定できる。
脱墨部11および抄紙部13に送るパルプ懸濁液量の変動幅の抑制は、チューブポンプ910の下流位置に第2給水部として白水返送系105から移送部909に白水を供給することでも行える。移送部909にチューブポンプ910による供給量と第2給水部の白水返送系105から供給する白水の供給量とを合わせて流し、例えば第2給水部の白水返送系105から5L/分から15L/分の範囲内の希釈用水を供給し、古紙パルプ濃度を0.5重量%に調整するとともに、移送部909内でミキシングを行う。この状態で、チューブポンプ910による供給量が減少したときには、白水返送系105から供給する白水の供給量を増加させ、チューブポンプ910による供給量が例えば1.6L/分から3.2L/分に増加したしたときは、白水返送系105から供給する白水の供給量を11.2L/分から9.6L/分に減少させることで、脱墨部11および抄紙部13に送るパルプ懸濁液量を一定に保つことができる。また、仮に、チューブポンプ910による供給量が例えば1.6L/分から3.2L/分に増加した時に、第2給水部の白水返送系105から供給する白水の供給量を11.2L/分のまま維持する場合であっても、脱墨部11および抄紙部13に送られるパルプ懸濁液量は、12.8L/分から14.4L/分に増加する程度である。よって、パルプ懸濁液量の変化量は比較的少なくてすむ。そして、この場合にも脱墨部11および抄紙部13に送る古紙パルプの量は一定に保たれており、増加しているのは白水の量だけである。この増加した白水は抄紙ワイヤー42によって濾過される。これにより、得られる再生紙の品質を安定化することができる。
第2給水部の白水返送系105から供給する希釈用水の希釈量は、2.5L/分から480L/分の範囲内、好ましくは5L/分から240L/分の範囲内で任意の値に設定できる。第2給水部の白水返送系105は必ずしも必要ではなく、第2給水部を設けない場合には、撹拌槽901での希釈により、脱墨部11および抄紙部13において必要とされる古紙パルプ濃度に調整することで、抄紙により得られる再生紙の品質を維持できる。
本実施の形態では、槽内のパルプ懸濁液の残量を規定残量液位センサ914に基づいて検知しているが、規定残量液位センサ914を用いずに液位を認知することも可能である。撹拌槽901では離解処理により製造するパルプ懸濁液を所定濃度に調整するために、給水量を制御しており、初期状態における撹拌槽901の槽内に存在するパルプ懸濁液量は判明している。例えば上限液位検出センサ912で液位が検出される満水レベルまでパルプ懸濁液を貯溜する状態におけるパルプ懸濁液濃度および古紙パルプ量は判明している。一方、チューブポンプ910による単位時間当たりの移送量はポンプの回転数の制御により調整でき、既知の値である。このため、チューブポンプ910の稼働時間から流出量を求め、初期状態のパルプ懸濁液量から流出量を減算することにより、撹拌槽901におけるパルプ懸濁液が規定残量にまで減少する時を、チューブポンプ910の稼働時間に基づいて推量することができ、規定残量におけるパルプ懸濁液濃度および古紙パルプ量を計算によって求めることができる。
よって、貯溜部をなす撹拌槽901に所定量のパルプ懸濁液を貯溜する状態においてパルプ懸濁液濃度および古紙パルプ量が判明している場合には、移送量を計量することで、撹拌槽901のパルプ懸濁液が規定残量にまで減少する時を計算によって求めることが可能であり、パルプ懸濁液の規定残量に対して所定量の希釈用水を供給してパルプ懸濁液を所定濃度に制御することができる。
撹拌槽901とチューブポンプ910の位置関係はチューブポンプ910の移送量に影響する。このため、制御装置700は、チューブポンプ910が撹拌槽901より低い位置にあって、撹拌槽901の内部の液面からチューブポンプ910に至る水頭がチューブポンプ910に作用する場合のポンプの回転数に比べて、チューブポンプ910が撹拌槽901より高い位置にあって撹拌槽901の内部のパルプ懸濁液を吸い上げる場合のポンプの回転数を増加させる。この結果、撹拌槽901とチューブポンプ910の位置関係にかかわらず、適正にパルプ懸濁液をチューブポンプ910で移送することができる。
1 古紙投入部
9 パルパー部
11 脱墨部
12 湿紙
13 抄紙部
14 乾燥部
15 仕上部
41 ローラ
41a、41b 絞りローラ
42 抄紙ワイヤー
43 ヘッドボックス
44 水切り部
45 吸引装置
49 乾燥ローラ
50 ローラ
50a カレンダローラ
51 カンバスベルト
60 カッター装置
61 乾紙
62 再生紙
63 紙受部
100 白水タンク部
101 脱墨廃液処理装置
102 脱墨排水系
104 抄紙排水系
105、106 白水返送系
107 上水配管
108 給水配管
109 元弁装置
111 スクレーパ
112 スリッター装置
203 姿勢保持部
206 スライド底板
301 カバー部
302 扉体
501 脱墨槽
700 制御部
901 撹拌槽
902 撹拌羽根
903 回転軸
904、905 軸受
906 プーリー
907 ベルト
908 取出し口
909 移送部
910 チューブポンプ
911 給水部
912 上限液位検出センサ
913 下限液位検出センサ
914 規定残量液位検出センサ

Claims (6)

  1. パルプ懸濁液を貯溜し、取出し口からパルプ懸濁液を槽外へ取り出す貯溜部と、貯溜部
    に希釈用水を供給する給水部と、各部を制御する制御部を備え、
    貯溜部は槽内に撹拌装置を有し、
    制御部は、貯溜部内のパルプ懸濁液が液面上に撹拌羽根が露出しない液位の規定残量に減少した時に、給水部から希釈用水を貯溜部内に供給し、パルプ懸濁液の規定残量に対して所定量の希釈用水を供給してパルプ懸濁液を所定濃度に制御することを特徴とするパルプ懸濁液供給装置。
  2. パルプ懸濁液を貯溜し、取出し口からパルプ懸濁液を槽外へ取り出す貯溜部と、貯溜部に希釈用水を供給する給水部と、貯溜部の取出し口に接続するパルプ懸濁液の移送部と、各部を制御する制御部を備え、
    制御部は、貯溜部内のパルプ懸濁液が規定残量に減少した時に、給水部から希釈用水を貯溜部内に供給し、移送部によりパルプ懸濁液を貯溜部の槽外へ移送し、パルプ懸濁液の希釈後のパルプ濃度が低くなるほどに希釈後の移送量を増加させることを特徴とするパルプ懸濁液供給装置。
  3. パルプ懸濁液を貯溜し、取出し口からパルプ懸濁液を槽外へ取り出す貯溜部と、貯溜部に希釈用水を供給する給水部と、貯溜部の取出し口に接続するパルプ懸濁液の移送部と、各部を制御する制御部を備え、
    制御部は、貯溜部内のパルプ懸濁液が規定残量に減少した時に、給水部から希釈用水を貯溜部内に供給し、パルプ懸濁液の規定残量に対して所定量の希釈用水を供給してパルプ懸濁液を所定濃度に制御し、移送部によりパルプ懸濁液を貯溜部の槽外へ移送し、パルプ懸濁液の希釈後のパルプ濃度が低くなるほどに希釈後の移送量を増加させることを特徴とするパルプ懸濁液供給装置。
  4. 貯溜部内のパルプ懸濁液の液位を検出する液位センサを備え、
    制御部は、パルプ懸濁液が規定残量に減少したことを液位センサが検出する液位に基づいて認知することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のパルプ懸濁液供給装置。
  5. 移送部はチューブポンプを有することを特徴とする請求項2または3項に記載のパルプ懸濁液供給装置。
  6. 貯溜部に貯溜するパルプ懸濁液を槽外へ移送する際に、貯溜部内のパルプ懸濁液が規定残量に減少した時に、希釈用水を貯溜部内に供給し、パルプ懸濁液の希釈後のパルプ濃度が低くなるほどに希釈後の移送量を増加させることを特徴とするパルプ懸濁液の移送方法。
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