JP6923330B2 - プリンタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ装置及びプリンタ装置の制御方法に関する。
レストランや居酒屋のキャッシャーでレシートを印字したり、宅配や郵便配達者が配達先で送り状を印字したり、イベント会場で整理券を印字したりするのに、サーマルプリンタが用いられている。また、サーマルプリンタには、有線LANや無線LANインターフェースを備え、ネットワークと接続できるものがある。
なお、従来、例えば特許文献1に示されるように、記録媒体に文字や画像を記録する記録装置において、異常発生した際に、記録装置がエラー状態にあることをLEDの発光により報知するとともに、そのエラー情報を液晶パネルなどに表示するものが知られている。
特開2013−208742号公報
プリンタ等の電子機器では、エラーが生じた場合に、液晶表示パネルにその内容を表示するのが一般的である。しかしながら、小型のサーマルプリンタには、液晶表示パネルを備えていないものがあり、このようなサーマルプリンタでは、液晶表示パネルにエラーを表示できない。
例えば、ネットワークに接続可能なサーマルプリンタの場合、外部機器と接続するには、IPアドレスやポート番号等、各種の設定を行う必要がある。無線LANの場合、更に、無線LANの暗号化の設定、ユーザ名やパスワードの設定等が必要になる。これらが正しく設定されないと、外部機器からの無線通信の接続確立時に、通信エラーが発生する。液晶表示パネルを備えていないサーマルプリンタでは、各種の設定が正しく行われておらず、通信エラーが生じても、液晶表示パネルにそのエラー内容を表示できない。このため、通信エラーが発生したときに、ユーザが設定内容を確認できず、エラーの要因を特定することが難しい。
サーマルプリンタが液晶表示パネルを具備していれば、エラーの詳細情報をユーザに知らせることができる。しかしながら、サーマルプリンタに液晶表示パネルを設けると、液晶表示パネルとともにその制御基板等を設置するスペースを確保する必要が生じ、装置が大型化してしまう。また、サーマルプリンタに液晶表示パネルを具備すると、消費電力が増加してしまうとともに、コストの増加を招く。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザに通信エラーを適切に提示できるプリンタ装置及びプリンタ装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るプリンタ装置(1)は、外部機器と通信可能に接続されたプリンタ装置であって、前記外部機器から印字データを受信する通信部(23)と、前記通信部を介して受信した前記印字データに基づく情報を用紙に印字する印字部(24)と、前記通信部の接続状態を確認し、発生している通信エラーの種類を判別する通信エラー判定部(30)とを備え、前記通信エラー判定部により判別された通信エラーの種類に応じてエラー警告を行う。
また、本発明の一態様に係るプリンタ装置において、前記印字部は、前記通信エラー判定部により判別された通信エラーの種類に応じて、その通信エラーの詳細情報を前記用紙に印字するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係るプリンタ装置において、前記印字部は、前記通信エラー判定部により判別された通信エラーがセキュリティに関連しない通信エラーであると判定された場合に、その通信エラーの詳細情報を前記用紙に印字するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係るプリンタ装置において、前記セキュリティに関連しない通信エラーは、IPアドレス・サブネットの設定誤りにより通信エラー及び/又はポート番号の設定誤りにより通信エラーであるようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係るプリンタ装置において、前記通信エラー判定部により判別された通信エラーの種類に応じて、通信エラーを表示するエラー報知部を備えるようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係るプリンタ装置において、前記エラー報知部は、前記通信エラー判定部により判別された通信エラーに応じて発光する発光部を有するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係るプリンタ装置において、前記エラー報知部は、前記通信エラー判定部により判別された通信エラーが前記セキュリティに関連する通信エラーか否かに応じて、発光色及び/又は発光パターンを変更するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係るプリンタ装置において、前記用紙が長尺状に連なった状態で巻回されたロール紙を回転自在に収容するロール紙収容部と、前記ロール紙を所望の長さに切断して一枚の前記用紙とする切断部と、前記通信エラー判定部による判断結果に基づいて、前記切断部による前記ロール紙を切断する切断部とを備えるようにしてもよい。
本発明の一態様に係るプリンタ装置の制御方法は、外部機器と通信可能に接続されたプリンタ装置の制御方法であって、外部機器との接続状態を確認し、発生している通信エラーの種類を判別する工程と、通信エラーが発生した場合に、判別された通信エラーの種類に応じてエラー警告を行う工程とを含む。
本発明によれば、接続状態を確認し、どのような種類の通信エラーが発生しているのかを判別し、判別された通信エラーの種類に応じてエラー警告を行うことで、表示パネルを設けない構成であっても、ユーザに通信エラーを適切に提示できる。
第1実施形態に係るプリンタ装置の外観構成を示す斜視図である。 第1実施形態に係るプリンタ装置の内部構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るプリンタ装置での通信エラー処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るプリンタ装置での通信エラー処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るプリンタ装置において印字されるエラーの印字例の説明図である 第1実施形態に係るプリンタ装置におけるエラー報知部の発光部の点灯色や点滅パターンの一例の説明図である。 第2実施形態に係るプリンタ装置の内部構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るプリンタ装置における自動切断部の説明図である。 第2実施形態に係るプリンタ装置での通信エラー処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るプリンタ装置で通信エラーが生じた場合の処理の説明図である。 第2実施形態に係るプリンタ装置で通信エラーが生じた場合の処理を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係るプリンタ装置1の外観構成を示す斜視図である。図1に示すように、プリンタ装置1の前面には、排出口11が設けられている。プリンタ装置1の内部には、不図示しの長尺状に連なった状態で巻回された感熱ロール紙が収納されている。プリンタ装置1に印字命令が与えられると、この印字命令に応じて、プリンタ装置1の印字部24(図3参照)で、感熱ロール紙に印字が行われる。印字された用紙は、排出口11から排出される。また、プリンタ装置1の前面の上部には、発光部12が設けられる。この発光部12は、例えばLED(Light Emitting Diode )により構成されており、エラー表示を行うのに使用される。
図2は、本実施形態に係るプリンタ装置1の内部構成を示すブロック図である。図2に示すように、プリンタ装置1は、制御部21と、データ記憶部22と、通信部23と、印字部24と、紙駆動部25と、エラー報知部26とを備えている。
制御部21は、データ記憶部22に記憶されているプログラムに基づいて各部の制御を行う。また、制御部21は、必要な情報をデータ記憶部22に記憶させる。本実施形態では、制御部21は通信エラー判定部30の機能を備えている。通信エラー判定部30は、後に説明するように、通信エラーの判定処理を行い、通信エラーに応じて、エラーの印字や発光部12の表示を制御する。
データ記憶部22は、RAM(Random access memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等で構成される。データ記憶部22は、各種のプログラムや各種のデータを記憶する。
通信部23は、無線LAN(Local Area Network)の送受信制御を行う。通信部23により、プリンタ装置1と外部機器2とが無線LANで接続される。
印字部24は、用紙に各種の情報を印字する。印字部24は、例えば感熱ヘッドを備え、内部に収納されている感熱ロール紙(図示せず)に、サーマル印字方式により印字を行う。
紙駆動部25は、感熱ロール紙の紙送りを行う。感熱ロール紙のうち、印字部24の感熱ヘッドにより印字された部分は、紙駆動部25により送られ、排出口11から排出される。
エラー報知部26は、ユーザにエラーを報知する。本実施形態では、エラー報知部26は、プリンタ装置1の前面の発光部12(図1参照)を含んでいる。通信エラーが発生すると、エラー報知部26の発光部12は、通信エラーの内容に応じて、その発光色や点滅パターンを設定して、点滅又は点灯する。
プリンタ装置1は、外部機器2と無線LANで接続される。外部機器2と無線LANで接続する際には、IPアドレスやポート番号の設定、暗号化方式、暗号化キー、ユーザ名・パスワードの設定等を正しく設定する必要がある。これらの設定に誤りがあると、通信エラーが生じる。
図3及び図4は、本実施形態に係るプリンタ装置1での通信エラー処理を示すフローチャートである。
(ステップS101)制御部21は、通信時の接続エラーの判定処理を行う。接続エラーの判定処理は、図4に示すような、ステップS201からステップS210の処理からなる。
(ステップS201)制御部21は、外部機器2から要求された暗号化方式が不一致か否かを判定する。暗号化方式としては、WEP、WPA、WPA2等がある。
(ステップS202)暗号化方式が不一致の場合には(ステップS201;YES)、制御部21は、暗号化方式の誤りにより認証に失敗し、通信エラーが発生したと判定して、処理を終了する。暗号化方式が不整合でない場合には(ステップS201;NO)、制御部21は、処理をステップS203に進める。
(ステップS203)制御部21は、暗号化キーが不整合か否かを判定する。
(ステップS204)暗号化キーが不整合の場合には(ステップS203;YES)、制御部21は、暗号化キーの誤りにより認証に失敗し、通信エラーが発生したと判定して、処理を終了する。暗号化キーが不整合でない場合には(ステップS203;NO)、制御部21は、処理をステップS205に進める。
(ステップS205)制御部21は、ユーザ名・パスワードが不整合か否かを判定する。
(ステップS206)ユーザ名・パスワードが不整合の場合には(ステップS205;YES)、制御部21は、ユーザ名・パスワードの誤りにより認証に失敗し、通信エラーが発生したと判定して、処理を終了する。ユーザ名・パスワードが不整合でない場合には(ステップS205;NO)、制御部21は、処理をステップS207に進める。
(ステップS207)制御部21は、印字用ポートに対する不正なIPアドレスへのアクセスであるか否かを検出する。
(ステップS208)印字用ポートに対する不正なIPアドレスへのアクセスであれば(ステップS207;YES)、制御部21は、IPアドレス・サブネットの設定誤りにより通信エラーが発生したと判定して、処理を終了する。印字用ポートに対する不正なIPアドレスへのアクセスでなければ(ステップS207;NO)、制御部21は、処理をステップS209に進める。
(ステップS209)制御部21は、存在しないサービスのポート番号に対する接続があるか否かを判定する。
(ステップS210)存在しないサービスのポート番号に対する接続があれば(ステップS209;YES)、制御部21は、ポート番号の設定誤りにより通信エラーが発生したと判定して、処理を終了する。存在しないサービスのポート番号に対する接続がなければ(ステップS209;NO)、処理を終了する。
図4に示すステップS201からステップS210の処理が終了したら、図3におけるステップS102に復帰する。
(ステップS102)制御部21は、ステップS201からステップS210の処理結果から、通信時の接続エラーが発生しているか否かを判定する。
(ステップS103)接続エラーが発生している場合(ステップS102;YES)、制御部21は、この通信エラーがエラーの詳細を印字すべきエラーか否かを判定する。
本実施形態では、一例として、IPアドレス・サブネットマスクの誤り(ステップS208で判定)、ポート番号の設定誤りによるエラー(ステップS210で判定)は、エラーの詳細を印字すべき通信エラーとしている。これに対して、暗号化方式の誤りによる認証の失敗(ステップS202で判定)、暗号化キーの誤りによる認証の失敗(ステップS204で判定)、ユーザ名・パスワードの誤りによる認証の失敗(ステップS206で判定)により生じたエラーは、その詳細を印字すべき通信エラーではないとしている。
(ステップS104)発生したエラーがそのエラーの詳細を印字すべき通信エラーの場合には(ステップS103;YES)、制御部21は印字部24にエラーの内容に関する印字情報を送り、印字部24は、通信エラーの内容に関する情報を印字して、処理をステップS105に進める。発生したエラーがそのエラーの詳細を印字すべき通信エラーではない場合には(ステップS103;NO)、制御部21は、処理をステップS105に進める。
(ステップS105)制御部21は、エラーが発光部12により表示すべき通信エラーか否かを判定する。本実施形態では、図4における、ステップS201からステップS210の処理により判定できるエラーについては、発光部12により表示すべき通信エラーとしている。それ以外の要因で発生したエラーは、発光部12により表示すべき通信エラーではないとしている。
(ステップS106)発生したエラーが発光部12により表示すべき通信エラーの場合には(ステップS105;YES)、制御部21は、エラーの内容に応じてその発光色や点滅パターンを設定して、エラー報知部26の発光部12を点灯又は点滅させて、処理をステップS101の処理に戻す。
(ステップS107)ステップS102で、接続エラーがないと判定された場合には(ステップS102;NO)、制御部21は、外部機器2からの印字要求があるか否かを判定する。
(ステップS108)外部機器2からの印字要求があれば(ステップS107;YES)、制御部21は、接続エラー表示を解除して、印字を行い、ステップS101の処理に戻す。外部機器2からの印字要求がなければ(ステップS107;NO)、ステップS101の処理に戻す。
このように、本実施形態に係るプリンタ装置1では、外部機器2からの接続要求に対してエラーが発生した場合、エラーの詳細を印字すべき通信エラーであれば、そのエラーの内容が印字部24により印字される。
図5は、本実施形態に係るプリンタ装置1において印字されるエラーの印字例の説明図である。図5の例では、ポート番号の設定誤りによりエラーが発生した場合の印字例である。ポート番号の設定誤りは、前述したように、その内容を印字すべき通信エラーである。このため、ポート番号の設定誤りにより通信エラーが生じると、図5に示すように、その内容が印字部24に印字され、このエラー内容が印字された用紙が排出口11から排出される。
また、本実施形態に係るプリンタ装置1では、外部機器2からの接続要求に対してエラーが発生した場合、エラー報知部26の発光部12がエラー内容に応じて点灯又は点滅される。
図6は、本実施形態に係るプリンタ装置1におけるエラー報知部26の発光部12の点灯色や点滅パターンの一例の説明図である。図6に示すように、無線通信がオフのときには、発光部12は消灯する。待受状態では、発光部12は、第1の点滅パターンで青色点滅する。すなわち、このときの点滅パターンは、図6に示すように、例えば、0.2秒の点灯と、0.8秒の消灯との繰り返しである。外部機器2と正常に接続すると、接続中には、発光部12は青色で点灯する。
暗号化方式の不一致により通信エラーが発生した場合には、図6に示すように、発光部12は、第1の点滅パターンで、赤色点滅する。すなわち、このときの点滅パターンは、図6に示すように、例えば、0.2秒の消灯と、0.2秒の赤色点灯と、0.8秒の消灯である。
暗号化キーの不一致により通信エラーが発生した場合には、図6に示すように、発光部12は、第2の点滅パターンで赤色点滅する。すなわち、このときの点滅パターンは、図6に示すように、例えば、0.2秒の消灯と、0.2秒の赤色点灯と、0.2秒の消灯と、0.2秒の赤色点灯と、0.8秒の消灯である。
ユーザ名・パスワードの誤りにより通信エラーが発生した場合には、図6に示すように、発光部12は、第3の点滅パターンで赤色点滅する。すなわち、このときの点滅パターンは、図6に示すように、例えば、0.2秒の消灯と、0.2秒の赤色点灯と、0.2秒の消灯と、0.2秒の赤色点灯と、0.2秒の消灯と、0.2秒の赤色点灯と、0.8秒の消灯である。
IPアドレス・サブネットの設定誤りにより通信エラーが発生した場合には、図6に示すように、発光部12は、第1の点滅パターンで黄色点滅する。すなわち、このときの点滅パターンは、図6に示すように、例えば、0.2秒の消灯と、0.2秒の黄色点灯と、0.8秒の消灯である。
ポート番号の設定誤りにより通信エラーが発生した場合には、図6に示すように、発光部12は、第2の点滅パターンで黄色点滅する。すなわち、このときの点滅パターンは、図6に示すように、例えば、0.2秒の消灯と、0.2秒の黄色点灯と、0.2秒の消灯と、0.2秒の黄色点灯と、0.8秒の消灯である。
前述したように、本実施形態に係るプリンタ装置1では、通信エラーが発生している場合、このエラーがエラーの詳細を印字すべき通信エラーか否かを判定し、エラーの詳細を印字すべき通信エラーの場合のみ、そのエラーの内容を印字部24に印字して、ユーザに提示している(図3のステップS103及びS104参照)。このことについて説明する。
通信エラーが発生した場合に、そのエラー内容を用紙に印字すれば、液晶表示パネルを備えないプリンタ装置でも、エラーの詳細を知ることができ、通信エラーに対して適切な処理が行える。しかしながら、通信エラーが生じる毎にそのエラー内容を印字すると、用紙の消費量が多くなるとともに、エラー印字を行っている間、他の外部機器2からの印字要求に対処できなくなる。また、外部の機器から不正な接続があった場合、エラー内容を全て用紙に印字してしまうと、セキュリティの問題が生じることが危惧される。
そこで、本実施形態では、セキュリティに関するエラーは、エラーの詳細を印字すべき通信エラーではないとして、印字は行わず、発光部12でのエラー表示のみを行っている。より具体的には、IPアドレス・サブネットの設定誤りによる通信エラー及びポート番号の設定誤りによる通信エラーの場合には、セキュリティの観点から問題のない通信エラーであり、印字すべき通信エラーであるとしている。暗号化方式の不一致、暗号化キーの不整合、ユーザ名・パスワードの不整合の場合には、セキュリティの観点から問題のある通信エラーであり、印字すべき通信エラーではないとしている。
また、本実施形態では、エラー報知部26の発光部12は、通信エラーに応じて、発光色や点滅パターンが点灯又は点滅される。このとき、セキュリティに関するエラーのときには、発光部12を赤色で点滅させ、セキュリティに関するエラーではないときには、発光部12を黄色で点滅させている。これにより、ユーザは、発光部12の発光色から、どのような通信エラーかを推定できる。
<第2実施形態>
図7は、本実施形態に係るプリンタ装置101の内部構成を示すブロック図である。
図7に示すように、プリンタ装置101は、制御部121と、データ記憶部122と、通信部123と、印字部124と、紙駆動部125と、エラー報知部126と、自動切断部127とを備えている。制御部121、データ記憶部122、通信部123、印字部124、紙駆動部125、及びエラー報知部126は、第1の実施形態における制御部21、データ記憶部22、通信部23、印字部24、紙駆動部25、及びエラー報知部26と同様に構成される。エラー報知部126は、発光部112を有している。制御部121は通信エラー判定部130の機能を備えている。自動切断部127は、制御部121の制御により、用紙を自動的に切断する。
図8は、本実施形態に係るプリンタ装置101における自動切断部127の説明図である。図8に示すように、ロール紙収容部150には、用紙が長尺状に連なった状態で巻回された感熱ロール紙151が回転自在に収容されている。印字を行うときには、感熱ロール紙151が引き出され、サーマル印字方式の印字部124により、感熱ロール紙151に印字が行われる。そして、印字が終了すると、制御部121の制御により、感熱ロール紙151の印字が行われている部分151aが自動切断部127で切断され、感熱ロール紙151の印字の行われている部分151aが一片の用紙となり、排出口111から排出される。
図9は、本実施形態に係るプリンタ装置101での通信エラー処理を示すフローチャートである。
(ステップS501)制御部121は、通信時の接続エラーの判定処理を行う。接続エラーの判定処理は、図4に示すような、ステップS201からステップS210の処理からなる。
図4に示すステップS201からステップS210の処理により、通信エラーが生じたか否か、並びに、通信エラーが生じた場合に、そのエラーの内容が判定できる。図4に示すステップS201からステップS210の処理が終了したら、図9におけるステップS502に復帰する。
(ステップS502)制御部121は、前回接続エラー発生後から、新しく接続エラーが発生したか否かを判定する。
(ステップS503)新たな通信エラーが発生している場合(ステップS502;YES)、制御部121は、このエラーがエラーの詳細を印字すべき通信エラーか否かを判定する。
(ステップS504)通信エラーがエラーの詳細を印字すべき通信エラーの場合には(ステップS503;YES)、制御部121は印字部124に通信エラーの内容に関する印字情報を送る。印字部124は、通信エラーの内容に関する情報を印字し、自動切断部127により印字用紙をカットして、処理をステップS505に進める。通信エラーがその内容を印字すべき通信エラーではない場合には(ステップS503;NO)、制御部121は、処理をステップS505に進める。
(ステップS505)制御部121は、発生したエラーが発光部112により表示すべき通信エラーか否かを判定する。
(ステップS506)発生したエラーが発光部112により表示すべき通信エラーの場合には(ステップS505;YES)、制御部121は、通信エラーの内容に応じてその発光色や点滅パターンを設定して、エラー報知部126の発光部112を点灯又は点滅させる。
(ステップS507)ステップS502で、接続エラーがない場合には(ステップS502;NO)、制御部121は、外部機器2からの印字要求があるか否かを判定する。
(ステップS508)外部機器2からの印字要求があれば(ステップS507;YES)、制御部121は、接続エラー表示を解除して、印字を行う。外部機器2からの印字要求がなければ(ステップS507;NO)、ステップS501の処理に戻す。
このように、第2の実施形態に係るプリンタ装置101では、自動切断部127が備えられる。このため、印字部124で通信エラーを印字した後、自動切断部127により、通信エラーの印字用紙を自動的に切断でき、レシート等の通常の印字と通信エラーの印字とを分別できる。これにより、複数台の外部機器2から印字要求が来る環境下で、複数の外部機器2から連続的に印字要求があった場合に、レシート等の通常の印字を止めずに、通信エラーの印字を行うことができる。このことについて、以下に例を挙げて説明する。
図10は、本実施形態に係るプリンタ装置101で通信エラーが生じた場合の処理の説明図であり、図11は、本実施形態に係るプリンタ装置101で通信エラーが生じた場合の処理を示すシーケンス図である。
図10に示すように、本実施形態に係るプリンタ装置101に対して、複数の外部機器102a、102b、102c、102x、102yがあるとする。このうち、外部機器102a、102b、102cは、プリンタ装置101と既に無線LANで接続済みであるとする。また、外部機器102x及び102yは、新たにプリンタ装置101に接続要求を出す機器であるとする。外部機器102xについては、印字すべきエラー(例えばポート番号が違っている)が発生して接続エラーとなり、外部機器102yについては、印字すべきではないエラー(例えばユーザ名・パスワードが違っている)が発生して接続エラーとなるものとする。
図11に示すように、先ず、外部機器102aからプリンタ装置101に例えばレシートの印字要求があるとする(処理PRC1)。外部機器102aとプリンタ装置101とは既に接続済みであるから、通信エラーは生じない。プリンタ装置101は、外部機器102aからのレシートの通信要求を受信すると、印字部124でレシートの印字を行い(処理PRC2)、自動切断部127で、印字部分をカットする(処理PRC3)。
次に、外部機器102xがプリンタ装置101に接続要求をしたとする(処理PRC4)。しかしながら、外部機器102xは例えばポート番号が違っており、接続エラーとなる。このエラーは、印字すべきエラーであるから、プリンタ装置101は、印字部124でエラー内容の印字を行い(処理PRC5)、印字が終了すると、自動切断部127で、印字部分をカットする(処理PRC6)。また、プリンタ装置101は、エラー報知部126の発光部112により、エラーの表示を行う(処理PRC7)。
なお、この接続要求は、外部機器102aからの印字要求によりレシートを印字している最中(処理PRC2から処理PRC3の間)に行えることもあるが、レシートの印字及び用紙のカットを行っている間は、処理PRC5のエラー印字は、処理PRC2から処理PRC3でのレシートの印字を待って、行われる。
次に、外部機器102bからプリンタ装置101に例えばレシートの印字要求があるとする(処理PRC8)。外部機器102bとプリンタ装置101とは既に接続済みであるから、通信エラーは生じない。プリンタ装置101は、外部機器102bからのレシートの通信要求を受信すると、前回のエラー表示を解除して、印字部124でレシートの印字を行い(処理PRC9)、自動切断部127で、印字部分をカットする(処理PRC10)。
次に、外部機器102yがプリンタ装置101に接続要求をしたとする(処理PRC11)。しかしながら、外部機器102yは例えばユーザ名・パスワードが違っており、接続エラーとなる。このエラーは、印字すべきエラーではないから、プリンタ装置101は、エラー報知部126の発光部112によるエラーの表示だけを行う(処理PRC12)。
次に、外部機器102cからプリンタ装置101に例えばレシートの印字要求があるとする(処理PRC13)。外部機器102cとプリンタ装置101とは既に接続済みであるから、通信エラーは生じない。プリンタ装置101は、外部機器102cからのレシートの通信要求を受信すると、前回のエラー表示を解除して、印字部124でレシートの印字を行い(処理PRC14)、自動切断部127で、印字部分をカットする(処理PRC15)。
なお、外部機器102cからの印字要求の時点で、前回、外部機器102yに対して表示したエラー表示は解除されるが、通常、接続エラーが発生した場合、再度接続をトライする。このため、どのようなエラーが発生しているかをユーザは確認することができる。
このように、第2の実施形態に係るプリンタ装置101では、自動切断部127が備えられるため、複数台の外部機器から印字要求が来る環境下で、複数の外部機器から連続的に印字要求があった場合に、レシート等の通常の印字を止めずに、通信エラーの印字を行うことができる。
なお、上述の実施形態では、通信部23、123は無線LANにより外部機器と接続しているが、有線LAN、Bluetooth(登録商標)、USB等、他の接続インターフェースであっても良い。
また、上述の実施形態では、エラー報知部26、126は、発光部12、112によりエラーを報知しているが、アラーム音によりエラーを報知するようにしても良い。
また、上述の実施形態では、印字部24、124は、サーマル印字方式により感熱ロール紙に印字を行うものであるが、印字方式は、これに限定されるものではない。また、印字は、白黒印字に限らず、カラー印字を行っても良い。カラー印字が行える場合には、エラーに応じて、印字する色を変えるようにしても良い。
なお、プリンタ装置1、101の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1,101…プリンタ装置、2,102…外部機器、11,111…排出口、12,112…発光部、21,121…制御部、22,122…データ記憶部、23,123…通信部、24,124…印字部、26,126…エラー報知部、30,130…通信エラー判定部、127…自動切断部

Claims (4)

  1. 外部機器と通信可能に接続されたプリンタ装置であって、
    前記外部機器から印字データを受信する通信部と、
    前記通信部を介して受信した前記印字データに基づく情報を用紙に印字する印字部と、
    前記通信部の接続状態を確認し、発生している通信エラーの種類を判別する通信エラー判定部と、
    前記通信エラー判定部により判別された通信エラーの種類に応じて発光部を発光させるエラー報知部と、を備え、
    前記印字部は、前記通信エラー判定部により判別された通信エラーがセキュリティに関連しない通信エラーであると判定された場合には、その通信エラーの詳細情報を前記用紙に印字し、前記通信エラー判定部により判別された通信エラーがセキュリティに関連する通信エラーであると判定された場合には、その通信エラーの詳細情報を前記用紙に印字せず、
    前記エラー報知部は、前記通信エラー判定部により判別された通信エラーに応じて、前記発光部を発光して通信エラーを表示し、
    エラー警告を行うようにしたプリンタ装置。
  2. 前記セキュリティに関連しない通信エラーは、IPアドレス・サブネットの設定誤りにより通信エラー及び/又はポート番号の設定誤りにより通信エラーである請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 前記エラー報知部は、前記通信エラー判定部により判別された通信エラーが前記セキュリティに関連する通信エラーか否かに応じて、発光色及び/又は発光パターンを変更する請求項1または請求項2に記載のプリンタ装置。
  4. 前記用紙が長尺状に連なった状態で巻回されたロール紙を回転自在に収容するロール紙収容部と、
    前記ロール紙を所望の長さに切断して一枚の前記用紙とする切断部と、
    前記通信エラー判定部による判断結果に基づいて、前記切断部による前記ロール紙を切断する自動切断部と、
    を備え
    前記自動切断部は、前記通信エラー判定部による判断結果に基づいて、前記通信エラーの詳細情報が印字された前記用紙を前記ロール紙から切断する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプリンタ装置。
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