JP6922902B2 - 撮像装置、固体撮像素子、および、撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置、固体撮像素子、および、撮像装置の制御方法 Download PDF

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Description

本技術は、撮像装置、固体撮像素子、および、撮像装置の制御方法に関する。詳しくは、ダイナミックレンジを拡大した画像データを生成する撮像装置、固体撮像素子、および、撮像装置の制御方法に関する。
従来より、撮像装置では、画像データを撮像するために固体撮像素子が用いられている。この固体撮像素子が一度の露光で光電変換することのできる光量の最大値と最小値との比であるダイナミックレンジは、一般に自然光の光量の最大値と最小値の比に比べて狭い。このようにダイナミックレンジが狭いと、露光オーバーや露光アンダーが生じ、画像データに白飛びや黒つぶれが現れて画質が低下することがある。このような画質の低下を抑制するため、異なる露光期間により複数回の露光を行って複数の画像データを生成し、それらを合成して、合成前よりも広いダイナミックレンジの画像データを生成する撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−88927号公報
上述の従来技術では、ダイナミックレンジを拡大したため、露光オーバーや露光アンダーによる画質の低下を抑制することができる。しかしながら、この構成では、合成のたびに露光期間の異なる複数の画像データ(フレーム)を撮像しなければならないため、合成しない場合と比較して、合成したフレームのフレームレートが低下してしまうという問題がある。例えば、60ヘルツ(Hz)のフレームレートでフレームを撮像し、2枚のフレームを合成して、ダイナミックレンジの広い合成フレームを生成する場合、合成フレームのフレームレートは30ヘルツ(Hz)に低下する。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、ダイナミックレンジを拡大したフレームを生成する固体撮像素子において、フレームレートの低下を抑制することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、複数の領域のそれぞれにおいて当該領域の受光量を測定して測定結果を生成する測定部と、上記複数の領域のそれぞれにおいて上記測定結果に基づいて互いに異なる複数の露光期間のいずれかを選択する選択部と、上記複数の領域のそれぞれにおいて上記選択された露光期間に亘って露光してデジタル信号を生成するデジタル信号生成部と、上記複数の領域のそれぞれについて上記生成されたデジタル信号の値を上記測定結果に基づいて調整する画像処理部とを具備する撮像装置、および、撮像装置の制御方法である。これにより、複数の領域のそれぞれにおいて受光量の測定結果に応じて露光期間が選択され、その測定結果に基づいてデジタル信号の値が調整されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記複数の領域のそれぞれは、1つの画素からなるものであってもよい。これにより、複数の画素のそれぞれにおいて受光量の測定結果に応じて露光期間が選択されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記複数の領域のそれぞれは、複数の画素からなるものであってもよい。これにより、複数の画素からなる領域のそれぞれにおいて受光量の測定結果に応じて露光期間が選択されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記測定部は、上記受光量が所定値より高いか否かを判定して当該判定結果を示す判定フラグを上記測定結果として生成して保持してもよい。これにより、受光量が所定値より高いか否かが判定されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、所定のクロック信号に同期して計数値を計数する計数部と、前記受光量に応じた電荷を生成するフォトダイオードと、所定のランプ信号と前記電荷の量に応じた電圧とを比較して当該比較結果をコンパレータ出力信号として出力するコンパレータとをさらに具備し、前記デジタル信号生成部は、前記コンパレータ出力信号が反転した場合には前記計数値を前記デジタル信号として保持し、前記測定部は、前記計数値と前記所定値に応じた所定の設定値とを比較して当該比較結果をラッチ入力信号として出力する判定フラグ生成部と、前記コンパレータ出力信号が反転した場合には前記ラッチ入力信号の値を前記判定フラグとして保持する判定フラグ保持部としてもよい。これにより、コンパレータ出力信号が反転した場合に計数値がデジタル信号として保持されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記計数部は、上記計数値の増分処理および減分処理の一方を行った後に他方を行ってもよい。これにより、計数値の増分および減分の一方の後に他方が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記画像処理部は、上記複数の領域のうち上記受光量が上記所定値より高い領域の上記デジタル信号を増幅する処理と上記複数の領域のうち上記受光量が上記所定値を超えない領域の上記デジタル信号を減衰する処理との少なくとも一方を実行してもよい。これにより、デジタル信号が増幅または減衰されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記測定部は、所定の撮像周期が経過するたびに上記測定結果を保持し、上記選択部は、上記所定の撮像周期のそれぞれにおいて当該撮像周期の前に保持された測定結果に基づいて上記複数の露光期間のいずれかを選択してもよい。これにより、撮像周期のそれぞれにおいて当該撮像周期の前に保持された測定結果に基づいて露光期間が選択されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記選択部は、上記所定の撮像周期のそれぞれにおいて当該撮像周期内に生成された上記測定結果に基づいて上記複数の露光期間のいずれかを選択してもよい。これにより、撮像周期のそれぞれにおいて当該撮像周期内に生成された測定結果に基づいて露光期間が選択されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記測定部、上記選択部および上記デジタル信号生成部は固体撮像素子に設けられ、上記固体撮像素子内の回路は、積層された複数の半導体基板に分散して配置されてもよい。これにより、積層された複数の半導体基板に設けられた固体撮像素子内の回路によりデジタル信号が生成されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、複数の領域のそれぞれにおいて当該領域の受光量を測定して測定結果を生成する測定部と、上記複数の領域のそれぞれにおいて上記測定結果に基づいて互いに異なる複数の露光期間のいずれかを選択する選択部と、上記複数の領域のそれぞれにおいて上記選択された露光期間に亘って露光して露光量を示すデジタル信号を生成するデジタル信号生成部とを具備する固体撮像素子である。これにより、複数の領域のそれぞれにおいて受光量の測定結果に応じて露光期間が選択されるという作用をもたらす。
本技術によれば、ダイナミックレンジを拡大したフレームを生成する固体撮像素子において、フレームレートの低下を抑制するという優れた効果を奏し得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の第1の実施の形態における撮像装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における画素アレイ部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における画素回路および計数部の一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態における判定フラグ保持部の動作の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における判定フラグ生成部の動作の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 比較例における固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の判定期間内の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の撮像判定期間内の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における画像処理部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における撮像装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態における撮像処理の一例を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態におけるHDR(High Dynamic Range)画像生成処理の一例を示すフローチャートである。 本技術の第2の実施の形態における固体撮像素子の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第2の実施の形態における画素回路の一構成例を示す回路図である。 本技術の第2の実施の形態における固体撮像素子の判定期間内の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第2の実施の形態における固体撮像素子の撮像判定期間内の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第2の実施の形態における画像処理部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第3の実施の形態における画素アレイ部の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第3の実施の形態における画素回路の一構成例を示す回路図である。 本技術の第4の実施の形態における固体撮像素子の一構成例を示す斜視図である。 本技術の第4の実施の形態における固体撮像素子の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第5の実施の形態における画素回路の一構成例を示す回路図である。 本技術の第5の実施の形態における画素回路の中間電位転送までのポテンシャル図の一例である。 本技術の第5の実施の形態における画素回路の完全転送時のポテンシャル図の一例である。 本技術の第5の実施の形態における撮像装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第5の実施の形態における受光量が多い画素回路の中間電位転送までの動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第5の実施の形態における受光量が多い画素回路の完全転送までの動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第5の実施の形態における受光量が少ない画素回路の中間電位転送までの動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第5の実施の形態における受光量が少ない画素回路の完全転送までの動作の一例を示すタイミングチャートである。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(受光量に応じて画素毎に露光期間を選択する例)
2.第2の実施の形態(受光量に応じて画素毎に露光期間を選択してアップダウンカウンタによりデジタル信号を生成する例)
3.第3の実施の形態(受光量に応じて受光領域毎に露光期間を選択する例)
4.第4の実施の形態(積層型の固体撮像素子において受光量に応じて画素毎に露光期間を選択する例)
5.第5の実施の形態(撮像周期内で測定した受光量に応じて画素毎に露光期間を選択する例)
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の構成例]
図1は、第1の実施の形態における撮像装置100の一構成例を示すブロック図である。この撮像装置100は、画像データを撮像する装置であり、撮像レンズ110、固体撮像素子200、画像処理部120、撮像制御部130および記録部140を備える。撮像装置100としては、例えば、デジタルカメラ、撮像機能を持つスマートフォンや情報処理装置などが想定される。
撮像レンズ110は、光を集光して固体撮像素子200に導くものである。固体撮像素子200は、撮像制御部130の制御に従って画像データを生成するものである。この固体撮像素子200は、生成した画像データを画像処理部120に信号線209を介して供給する。
画像処理部120は、撮像制御部130の制御に従って画像データに対して各種の画像処理を実行するものである。この画像処理は、画像データのダイナミックレンジを処理前よりも拡大するハイダイナミックレンジ合成処理を含む。画像処理部120は、画像処理後の画像データを記録部140に信号線129を介して供給する。記録部140は、画像データを記録するものである。
撮像制御部130は、撮像装置100全体を制御するものである。この撮像制御部130は、撮像タイミングを示す垂直同期信号などを信号線138を介して固体撮像素子200に供給する。また、撮像制御部130は、画像処理を行うタイミングを示す信号を画像処理部120に信号線139を介して供給する。
なお、撮像レンズ110、固体撮像素子200、画像処理部120、撮像制御部130および記録部140を同一の装置に配置しているが、これらを複数の装置に分散して配置することもできる。例えば、撮像レンズ110をレンズユニットに配置し、固体撮像素子200などを撮像装置100に配置し、画像処理部120などを情報処理装置に配置してもよい。
また、画像処理部120を固体撮像素子200の外部に設けているが、この構成に限定されず、画像処理部120を固体撮像素子200の内部に設けてもよい。
[固体撮像素子の構成例]
図2は、第1の実施の形態における固体撮像素子200の一構成例を示すブロック図である。この固体撮像素子200は、インターフェース210、ドライバ220、画素アレイ部230、ランプ信号生成部250、計数部260およびタイミング生成部270を備える。固体撮像素子200内の回路のそれぞれは、例えば、単一の半導体基板に設けられる。
タイミング生成部270は、インターフェース210、ドライバ220、ランプ信号生成部250および計数部260のそれぞれについて、動作させるタイミングを指示するタイミング信号を生成するものである。タイミング生成部270は、生成したタイミング信号を、その信号に対応するブロックに供給する。
計数部260は、所定のクロック信号に同期して計数値を計数するものである。ランプ信号生成部250は、のこぎり波状のランプ信号を生成するものである。このランプ信号生成部250は、生成したランプ信号を画素アレイ部230に供給する。
画素アレイ部230には、二次元格子状に複数の画素回路が配列される。以下、所定の方向(水平方向など)に配列された画素回路の集合を「行」と称し、行に垂直な方向に配列された画素回路の集合を「列」と称する。これらの画素回路のそれぞれは、ランプ信号と計数部260の計数値とを用いて画素データを生成して出力する。ここで、画素データのそれぞれは、画素の露光量を示すデジタル信号と、画素の受光量が所定値を超えるか否かを示す判定フラグとを含む。
ドライバ220は、画素回路のそれぞれを駆動して画素データを出力させるものである。インターフェース210は、画素回路のそれぞれから画素データを読み出すものである。このインターフェース210は、二次元格子状に画素データが配列された画像データを画像処理部120に供給する。
[画素アレイ部の構成例]
図3は、第1の実施の形態における画素アレイ部230の一構成例を示すブロック図である。この画素アレイ部230には、二次元格子状に画素回路240が配列される。また、画素アレイ部230には、行方向に沿って行ごとに5本の水平信号線が配線され、列方向に沿って列ごとに1本の垂直信号線が配線される。画素回路240は、5本のうち4本の水平信号線を介してドライバ220に接続され、残りの一本の水平信号線を介してランプ信号生成部250に接続される。また、画素回路240は、垂直信号線を介してインターフェース210および計数部260に接続される。
[画素回路および計数部の構成例]
図4は、第1の実施の形態における画素回路240および計数部260の一構成例を示す回路図である。この画素回路240は、スイッチ241、PD(Photo Diode)リセットトランジスタ242、フォトダイオード243、転送トランジスタ244、コンパレータ245およびFDリセットトランジスタ246を備える。また、画素回路240は、判定フラグ保持部247およびデジタル信号保持部248を備える。計数部260は、画素回路240の列ごとに、アップカウンタ261および判定フラグ生成部262を備える。同図において、点線の容量は、浮遊拡散層を示す。また、PDリセットトランジスタ242、フォトダイオード243、転送トランジスタ244およびFDリセットトランジスタ246として、例えば、N型のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタが用いられる。
スイッチ241は、判定フラグ保持部247に保持された判定フラグFLAGの値に応じて、制御信号OFG(Over Flow Gate)_LおよびOFG_Sの一方を選択するものである。このスイッチ241は、OR(論理和)回路などにより実現される。スイッチ241は、選択した信号を制御信号OFGとしてPDリセットトランジスタ242のゲートに供給する。
ここで、制御信号OFG_LおよびOFG_Sは、オーバーフローゲートとして機能するPDリセットトランジスタ242を制御する信号であり、ドライバ220により生成される。制御信号OFG_Lのパルス幅は、制御信号OFG_Sより広いものとする。パルス幅の広い制御信号OFG_Sをスイッチ241が選択することにより、制御信号OFG_Lを選択した場合よりも露光開始のタイミングを遅らせて露光期間を短くすることができる。なお、スイッチ241は、特許請求の範囲に記載の選択部の一例である。
PDリセットトランジスタ242は、フォトダイオード243の電荷を電源に排出して、フォトダイオード243を初期化するものである。このPDリセットトランジスタ242は、フォトダイオード243と電源との間に挿入される。フォトダイオード243は、入射光を光電変換して電荷を生成するものである。
転送トランジスタ244は、ドライバ220からの転送信号TRGに従って、フォトダイオード243が生成した電荷を浮遊拡散層に転送するものである。この転送信号TRGは、電荷の転送を指示する信号である。転送された電荷は浮遊拡散層に蓄積され、その電荷量に応じた電圧が、コンパレータ245の反転入力端子(−)に入力される。
コンパレータ245は、浮遊拡散層の電圧である入力電圧FDと、ランプ信号の電圧である参照電圧REFとを比較するものである。このコンパレータ245の非反転入力端子(+)には、ランプ信号生成部250からのランプ信号が入力される。コンパレータ245は、比較結果をコンパレータ出力信号VCOとして判定フラグ保持部247およびデジタル信号保持部248に出力する。入力電圧FDが参照電圧REF以下の場合には、ハイレベルのコンパレータ出力信号VCOが出力され、入力電圧FDが参照電圧REFより高い場合には、ローレベルのコンパレータ出力信号VCOが出力される。
FD(Floating Diffusion)リセットトランジスタ246は、ドライバ220からのリセット信号RSTに従って浮遊拡散層の電荷量を初期化するものである。このリセット信号RSTは、浮遊拡散層の初期化を指示する信号である。FDリセットトランジスタ246は、コンパレータ245の反転入力端子(−)と出力端子との間に挿入される。
アップカウンタ261は、タイミング生成部270からのクロック信号CLKに同期して計数値を増分するものである。このクロック信号CLKの周波数は、垂直同期信号よりも高いものとする。アップカウンタ261は、N(Nは1以上の整数)ビットの計数値CNTを判定フラグ生成部262およびデジタル信号保持部248に供給する。また、アップカウンタ261は、タイミング生成部270からのリセット信号rstに従って、計数値CNTを初期化する。なお、アップカウンタ261の代わりにダウンカウンタを設けてもよい。
判定フラグ生成部262は、計数値CNTと所定の設定値とを比較して、その比較結果を示す信号をラッチ入力信号LINとして生成するものである。このラッチ入力信号LINには、例えば、計数値CNTが設定値以下の場合に「0」の値が設定され、計数値CNTが設定値より高い場合に「1」の値が設定される。また、設定値には、例えば、浮遊拡散層が飽和するときの値が設定される。
判定フラグ保持部247は、コンパレータ出力信号VCOがハイレベルからローレベルに反転した場合に(すなわち、入力電圧FDが参照電圧REFより高い場合)にラッチ入力信号LINの値を判定フラグFLAGとして保持するものである。この判定フラグ保持部247は、例えば、ラッチ回路により実現される。コンパレータ出力信号VCOがハイレベルの場合に判定フラグ保持部247は、スルー状態に移行して、ラッチ入力信号LINの値をそのまま出力する。
一方、コンパレータ出力信号VCOがハイレベルからローレベルに反転した場合に判定フラグ保持部247は、ホールド状態に移行して、反転時のラッチ入力信号LINの値を判定フラグFLAGとして保持する。判定フラグ保持部247は、保持した判定フラグFLAGをスイッチ241およびインターフェース210に出力する。
デジタル信号保持部248は、コンパレータ出力信号VCOがハイレベルからローレベルに反転した場合(すなわち、入力電圧FDが参照電圧REFより高い場合)に計数値CNTをデジタル信号CODEとして保持するものである。このデジタル信号CODEの値は、画素回路240の露光量を示す。
また、デジタル信号保持部248は、例えば、ラッチ回路により実現される。コンパレータ出力信号VCOがハイレベルの場合にデジタル信号保持部248は、スルー状態に移行して、計数値CNTをそのまま出力する。
一方、コンパレータ出力信号VCOがハイレベルからローレベルに反転した場合にデジタル信号保持部248は、ホールド状態に移行して、反転時の計数値CNTをデジタル信号CODEとして保持する。デジタル信号保持部248は、保持したデジタル信号CODEをインターフェース210に出力する。なお、デジタル信号保持部248は、特許請求の範囲に記載のデジタル信号生成部の一例である。
また、判定フラグ保持部247からの判定フラグFLAGと、デジタル信号保持部248からのデジタル信号CODEとを含むデータは、画素回路240の画素データとしてインターフェース210に出力される。
上述の構成により、受光量に応じた入力電圧FDが浮遊拡散層の飽和レベルを超えていれば、判定フラグ生成部262からのハイレベルのラッチ入力信号LINが判定フラグFLAGとして判定フラグ保持部247に保持される。すなわち、判定フラグFLAGは、画素回路240の受光量が所定値(飽和レベルなど)を超えたか否かを測定した結果を示す。なお、判定フラグ生成部262および判定フラグ保持部247は、特許請求の範囲に記載の測定部の一例である。
そして、あるフレームで保持された判定フラグFLAGは次のフレームでスイッチ241により読み出され、その判定フラグFLAGにより露光期間が切り替えられる。最初のフレームにおいては、判定フラグFLAGが初期値のままであるため、露光期間も初期値のままである。しかし、2枚目以降のフレームにおいては、画素回路240ごとに、前のフレームの受光量の判定結果(FLAG)により、長時間の露光と短時間の露光とが切り替えられる。判定フラグFLAGが「0」である(すなわち、受光量が所定値を超えて明るい)場合には、短い方の露光期間が選択される。一方、判定フラグFLAGが「1」である(すなわち、受光量が所定値以下で暗い)場合には、長い方の露光期間が選択される。
このように、受光量が所定値を超えるか否かを画素毎に判定して露光期間を切り替えることにより、固体撮像素子200は、一定の撮像周期が経過するたびに短時間露光した画素データと長時間露光した画素データとを生成することができる。
そして、画像処理部120は、この判定フラグFLAGに応じて、対応する画素データの画素値を調整(増幅や減衰)することにより、ダイナミックレンジを拡大した画像データを撮像周期毎に生成することができる。以下、ダイナミックレンジが所定値の画像を「通常画像」と称し、その所定値より大きな値にダイナミックレンジを拡大した画像を「HDR(High Dynamic Range)画像」と称する。
なお、スイッチ241は、長さの異なる2つの露光期間のいずれかに切り替えているが、互いに異なる3つ以上の露光期間のいずれかを切り替えてもよい。M(Mは3以上の整数)個の異なる露光期間を切り替える場合には、パルス幅の異なるM個の制御信号をスイッチ241が切り替える。また、判定フラグ生成部262は、計数値CNTの増大に応じてM段階に値の変わる切替信号を判定フラグFLAGの代わりに生成する。また、コンパレータ出力信号が反転した際に判定フラグ保持部247は、その切替信号を保持してスイッチ241に供給する。
また、固体撮像素子200は、画素ごとに受光量を測定して判定フラグを生成しているが、受光量の測定単位の領域は画素に限定されない。後述するように、固体撮像素子200は、それぞれが複数の画素からなる領域ごとに、受光量を測定してもよい。
図5は、第1の実施の形態における判定フラグ保持部247の動作の一例を示す図である。コンパレータ出力信号VCOがローレベルである(すなわち、入力電圧FDが参照電圧REFより高い)場合に判定フラグ保持部247は、ホールド状態に移行してラッチ入力信号LINの値を判定フラグFLAGとして保持する。一方、コンパレータ出力信号VCOがハイレベルの場合に判定フラグ保持部247は、スルー状態に移行して、ラッチ入力信号LINをそのまま出力する。なお、デジタル信号保持部248の動作は、保持するビット数が異なる点以外は、判定フラグ保持部247と同様である。
図6は、第1の実施の形態における判定フラグ生成部262の動作の一例を示す図である。計数値CNTが設定値より高い(すなわち、受光量が飽和レベルより多い)場合に判定フラグ生成部262は、ラッチ入力信号LINに「1」を設定する。一方、計数値CNTが設定値以下の場合に判定フラグ生成部262は、ラッチ入力信号LINに「0」を設定する。
図7は、第1の実施の形態における固体撮像素子200の動作の一例を示すタイミングチャートである。タイミングT1において60ヘルツ(Hz)の垂直同期信号VSYNCに同期して画像データの撮像が開始されたものとする。
最初のタイミングT1では、全画素において判定フラグFLAGは初期値(例えば、「0」)のままである。このため、全ての画素回路240は、同一の長さの露光期間に亘って露光を行って画素データを生成する。また、画素回路240のそれぞれは、受光量が所定値を超えるか否かを判定して判定フラグFLAGを生成して保持する。そして、画像処理部120は、通常画像を生成する。
タイミングT1から1/60秒後のタイミングT2が経過すると、画素回路240のそれぞれは、前回の判定フラグFLAGにより露光期間を選択し、その露光期間に亘って露光して画素データを生成する。また、画素回路240のそれぞれは、判定フラグFLAGを生成する。そして、画像処理部120は、判定フラグFLAGを参照して、露光期間の異なる2種類の画素データからHDR画像を生成する。
上述のタイミングT1からタイミングT2までは、受光量が所定値を超えるか否かの判定処理とHDR画像の撮像処理とのうち、判定処理のみが実行される。このため、この期間を以下、「判定期間」と称する。また、タイミングT2以降は、判定処理と、HDR画像の撮像処理との両方が撮像周期ごとに行われる。このため、この期間を以下、「撮像判定期間」と称する。
なお、撮像周期を1/60秒としているが、この周期に限定されない。例えば、固体撮像素子200は、1/30秒ごとに撮像を行ってもよい。
図8は、比較例における固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。この比較例の固体撮像素子は、画素ごとに受光量を測定せず、全画素の露光期間の長さを同一にして撮像を行うものとする。
最初のタイミングT1では、固体撮像素子内の全ての画素回路は、短時間の露光により画素データを生成する。タイミングT1から1/60秒が経過したタイミングT2において、全ての画素回路は、長時間の露光により画素データを生成する。また、後段の画像処理部は、短時間露光の画像データと長時間露光の画像データとを合成してHDR画像を生成する。タイミングT2から1/60秒が経過したタイミングT3以降は、HDR画像の合成が1/30秒ごとに実行される。
このように、比較例では、複数枚の画像データを合成してHDR画像(フレーム)を生成するため、合成しない場合と比較してフレームレートが低下してしまう。例えば、60ヘルツ(Hz)のフレームレートで通常画像を撮像し、2枚の通常画像を合成してHDR画像を生成する場合、HDR画像のフレームレートは30ヘルツ(Hz)に低下する。
これに対して、図8に例示したように、固体撮像素子200は、画素回路240ごとに受光量を測定して露光期間を切り替えるため、垂直同期信号VSYNCのの周期(撮像周期)毎にHDR画像を生成することができる。例えば、垂直同期信号VSYNCの周波数が比較例と同一である場合、固体撮像素子200は、60ヘルツ(Hz)のフレームレートでHDR画像を撮像することができる。したがってHDR画像を撮像する際にフレームレートの低下を抑制することができる。
図9は、第1の実施の形態における固体撮像素子200の判定期間内の動作の一例を示すタイミングチャートである。まず、タイミングT1において制御信号OFG_LおよびOFG_Sが、互いに異なるパルス期間に亘ってハイレベルに制御される。判定フラグFLAGの初期値を例えば、ローレベルとすると、スイッチ241は、その値に基づいて制御信号OFG_Lの方を選択してOFGとして出力する。これにより、露光期間t_LEの長時間露光が開始される。
そして、タイミングt2においてリセット信号RSTが供給され、浮遊拡散層の電圧(FD)が初期値(例えば、参照電圧REFと同程度)に初期化される。このリセット信号RSTが立ち下がると、フィードスルーやチャージインジェクションにより、電圧FDが揺らぐ。この揺らぎの成分は、リセットレベルとしてタイミングt3以降に計数される。
ランプ信号の参照電圧REFは、タイミングt3からt5までに亘って徐々に低下する。また、タイミングt3において、タイミング生成部270は、アップカウンタ261を初期化して計数を開始させる。
タイミングt4において入力電圧FDが参照電圧REFより高くなると、コンパレータ出力信号VCOが反転してローレベルになる。また、デジタル信号保持部248は、タイミングt4の計数値CNTを、リセットレベルの信号として保持する。このリセットレベルは、インターフェース210へ出力される。
そして、長時間露光の終了直前のタイミングt5において、参照電圧REFは上昇して入力電圧FD以上となり、コンパレータ出力信号VCOがハイレベルになる。また、タイミングt5において、タイミング生成部270は、アップカウンタ261へのクロック信号CLKを停止して計数を停止させる。
タイミングt6において転送信号TRGが供給されると、浮遊拡散層にフォトダイオード243の電荷が完全転送されて、その電圧(FD)が低下する。これにより、長時間露光が終了する。ランプ信号の参照電圧REFは、タイミングt7以降において徐々に低下する。また、タイミングt7において、タイミング生成部270は、アップカウンタ261を初期化して計数を開始させる。
タイミングt8において、計数値CNTが設定値を超えたため、判定フラグ生成部262は、ラッチ入力信号LINをハイレベルにする。そして、タイミングt9において、入力電圧FDが参照電圧REFより高くなると、コンパレータ出力信号VCOが反転してローレベルになる。このコンパレータ出力信号VCOが反転したタイミングt9において、判定フラグ保持部247は、ハイレベルのラッチ入力信号LINを判定フラグFLAGとして保持する。また、デジタル信号保持部248は、タイミングt9の計数値CNTを信号レベルとして保持する。この信号レベルはインターフェース210へ出力される。
図9では計数値CNTが設定値を超えてから、コンパレータ出力信号VCOが反転したため、ハイレベルの判定フラグFLAGが保持される。このハイレベルの判定フラグFLAGは、受光量が所定値Th(飽和レベルなど)を超えることを示す。
なお、入力電圧FDのレベルが、ランプ信号の変動分よりも大きい場合には、ランプ信号の変動が停止するタイミングt10においても、コンパレータ出力信号VCOが反転しない。この際には、タイミングt10において、ドライバ220がコンパレータ出力信号VCOを強制的に反転させ、判定フラグ保持部247に判定フラグFLAGを保持させる。
図10は、第1の実施の形態における固体撮像素子200の撮像判定期間内の動作の一例を示すタイミングチャートである。タイミングT2において制御信号OFG_LおよびOFG_Sが、互いに異なるパルス期間に亘ってハイレベルに制御される。前回に保持された判定フラグFLAGがハイレベルであった(すなわち、受光量が所定値を超えた)ため、スイッチ241は、制御信号OFG_Sの方を選択してOFGとして出力する。これにより、露光期間t_SEの短時間露光が開始される。
そして、タイミングt12からタイミングt15までの間にリセットレベルがAD(Analog to Digital)変換され、タイミングt15からタイミングt20までの間に信号レベルがAD変換される。
また、タイミングt18において、入力電圧FDが参照電圧REFより高くなると、コンパレータ出力信号VCOが反転してローレベルになる。このコンパレータ出力信号VCOが反転したタイミングt18において、判定フラグ保持部247は、ローレベルのラッチ入力信号LINを判定フラグFLAGとして保持する。
そして、その後のタイミングt19において計数値CNTが設定値を超えたため、判定フラグ生成部262は、ラッチ入力信号LINをハイレベルにする。
図10では、計数値CNTが設定値を超える前にコンパレータ出力信号VCOが反転したため、ローレベルの判定フラグFLAGが保持される。このローレベルの判定フラグFLAGは、受光量が所定値Th以下であることを示す。
[画像処理部の構成例]
図11は、第1の実施の形態における画像処理部120の一構成例を示すブロック図である。この画像処理部120は、相関二重サンプリング回路121、スイッチ122、乗算器123および後段処理部124を備える。
相関二重サンプリング回路121は、デジタル信号CODE内のリセットレベルと信号レベルとの差を求めるCDS(Correlated Double Sampling)処理を行うものである。CDS処理により、リセットノイズやトランジスタの閾値ばらつきなどを低減することができる。この相関二重サンプリング回路121は、CDS処理後の画素値をスイッチ122に供給する。
スイッチ122は、判定フラグFLAGにより、乗算器123と後段処理部124とのいずれかを出力先として選択して、相関二重サンプリング回路121からの画素値を出力するものである。判定フラグFLAGがハイレベルである(すなわち、受光量が所定値を超える)場合には、スイッチ122は、乗算器123へ画素値を出力する。一方、判定フラグFLAGがローレベルである場合には、スイッチ122は、後段処理部124へ画素値を出力する。
乗算器123は、スイッチ122からの画素値に対して、長時間露光と短時間露光との露光比であるt_LE/t_SEを乗算するものである。この乗算器123は、乗算後の画素値を後段処理部124に供給する。
後段処理部124は、デモザイク処理やホワイトバランス処理などの様々な画像処理を実行して記録部140に供給するものである。
乗算器123により、受光量が所定値を超える明るい画素の画素値が増幅される。一方、受光量が所定値未満の暗い画素の画素値は、増幅されない。このため、画像データのダイナミックレンジは、露光比と同じ倍率により拡大され、HDR画像が得られる。
なお、画像処理部120は、明るい画素の画素値のみを増幅する調整処理を行っているが、ダイナミックレンジが拡大するのであれば、この処理以外の調整処理を行ってもよい。例えば、画像処理部120は、明るい画素の画素値を増幅せずに暗い画素の画素値のみを減衰してもよい。また、画像処理部120は、明るい画素の画素値の増幅と、暗い画素の画素値の減衰との両方を行ってもよい。
[撮像装置の動作例]
図12は、第1の実施の形態における撮像装置100の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、HDR画像の撮像を開始させるための操作(シャッターボタンの押下など)が行われたときに開始される。
固体撮像素子200は、画像データを撮像するための撮像処理(S910)を実行する。最初の撮像処理では、通常画像が撮像される。続いて、固体撮像素子200は、撮像処理(ステップS910)を再度実行し、画像処理部120は、HDR画像を生成するためのHDR画像生成処理(ステップS920)を実行する。そして、ステップS920の後に、撮像装置100は、撮像を停止させるための操作などに応じて、撮像を終了するか否かを判断する(ステップS930)。
撮像を終了しない場合に(ステップS930:No)、撮像装置100は、ステップS910を再度繰り返す。一方、撮像を終了する場合に(ステップS930:Yes)、撮像装置100は、撮像のための動作を終了する。
図13は、第1の実施の形態における撮像処理の一例を示すフローチャートである。固体撮像素子200内の画素回路240は、判定フラグFLAGがローレベル(すなわち、前回の受光量が所定値Th以下)であるか否かを判断する(ステップS911)。判定フラグFLAGがローレベルである場合に(ステップS911:Yes)、画素回路240は、t_LEの長時間に亘って露光を行う(ステップS912)。一方、判定フラグFLAGがハイレベルである場合に(ステップS911:No)、画素回路240は、t_SEの短時間に亘って露光を行う(ステップS913)。
ステップS912またはS913の後に画素回路240は、今回の受光量が所定値Th以下であるか否かを判断する(ステップS914)。受光量が所定値Th以下である場合に(ステップS914:Yes)、画素回路240は、判定フラグにローレベルを設定して保持する(ステップS915)。一方、受光量が所定値Thを超える場合に(ステップS914:No)、画素回路240は、判定フラグにハイレベルを設定して保持する(ステップS916)。ステップS915またはS916の後に、画素回路240は、画素データを生成して出力する(ステップS917)。
図14は、第1の実施の形態におけるHDR画像生成処理の一例を示すフローチャートである。画像処理部120は、入力された画素データに対して相関二重サンプリング処理を実行する(ステップS921)。そして、画像処理部120は、その画素データの判定フラグFLAGがハイレベル(すなわち、受光量が所定値Thを超える)か否かを判断する(ステップS922)。
判定フラグFLAGがハイレベルである場合に(ステップS922:Yes)、画像処理部120は、画素値に露光比(t_LE/t_SE)を乗算する(ステップS923)。判定フラグFLAGがローレベルである場合(ステップS922:No)、または、ステップS923の後に、画像処理部120は、全画素の処理が終了したか否かを判断する(ステップS924)。全画素の処理を終了していない場合に(ステップS924:No)、画像処理部120は、ステップS921以降を繰り返し実行する。一方、全画素の処理を終了した場合に(ステップS924:Yes)、画像処理部120は、HDR画像生成処理を終了する。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、画素回路240のそれぞれが受光量を測定して、その測定結果により選択した露光期間に亘って露光を行い、画素データを生成するため、1枚の画像データからHDR画像を生成することができる。これにより、複数の画像データを合成する場合と比較して、HDR画像のフレームレートを向上させることができる。
<2.第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、固体撮像素子200は、アップカウンタ261により、リセットレベルおよび信号レベルを順にAD変換していた。しかし、この構成では、リセットノイズ等を低減する際にリセットレベルおよび信号レベルのそれぞれのAD変換値を画像処理部120が取得してCDS処理を実行する必要があり、画像処理部120の処理負担が増大する。この第2の実施の形態の固体撮像素子200は、画像処理部120の処理量を低減した点において第1の実施の形態と異なる。
図15は、第2の実施の形態における固体撮像素子200の一構成例を示すブロック図である。この第2の実施の形態の固体撮像素子200は、計数部260を備えない点において第1の実施の形態と異なる。
図16は、第2の実施の形態における画素回路240の一構成例を示す回路図である。この第2の実施の形態の画素回路240は、デジタル信号保持部248の代わりに判定フラグ生成部301およびアップダウンカウンタ302を設けた点において第1の実施の形態と異なる。
アップダウンカウンタ302は、クロック信号CLKに同期して、計数値を増分または減分するものである。このアップダウンカウンタ302は、タイミング生成部270からのリセット信号rstに従って計数値を初期化する。また、アップダウンカウンタ302は、タイミング生成部270からの制御信号UDに従って、増分動作と減分動作とを切り替える。そして、アップダウンカウンタ302は、増分動作時と減分動作時とのそれぞれにおいてコンパレータ出力信号VCOが反転したときに計数を停止する。続いて、増分動作の終了後にアップダウンカウンタ302は、計数値CNTを判定フラグ生成部301およびインターフェース210に供給する。
判定フラグ生成部301は、計数値CNTと設定値とを比較して、その比較結果を示す信号をラッチ入力信号LINとして生成するものである。この判定フラグ生成部301は、ラッチ入力信号LINを判定フラグ保持部247に供給する。
図17は、第2の実施の形態における固体撮像素子の判定期間内の動作の一例を示すタイミングチャートである。判定フラグFLAGの初期値がローレベルであるため、タイミングT1において制御信号OFG_Lが選択され、長時間露光が開始される。タイミングt3において参照電圧REFが低下し始めると、アップダウンカウンタ302は、計数値を初期化し、計数値の減分を開始する。そして、タイミングt4においてコンパレータ出力信号VCOが反転すると、アップダウンカウンタ302は、計数を停止する。
そして、タイミングt7において参照電圧REFが低下し始めると、アップダウンカウンタ302は、減分終了時の値を初期値として、計数値CNTの増分を開始する。そして、タイミングt9においてコンパレータ出力信号VCOが反転すると、アップダウンカウンタ302は、計数を停止する。このときの計数値CNTは、リセットレベルと信号レベルとの差を示す。すなわち、アップダウンカウンタ302により、CDS処理が実行される。増分後の計数値CNTが設定値より大きい(すなわち、露光量が所定値Thを超える)ため、タイミングt9においてハイレベルの判定フラグFLAGが生成される。
なお、アップダウンカウンタ302は、減分の次に増分を行っているが、逆に増分の次に減分を行ってもよい。
図18は、第2の実施の形態における固体撮像素子の撮像判定期間内の動作の一例を示すタイミングチャートである。前回の判定フラグFLAGがハイレベルであるため、タイミングT2において制御信号OFG_Sが選択され、短時間露光が開始される。そして、増分後の計数値CNTが設定値以下(すなわち、露光量が所定値Th以下)であるため、タイミングt18においてローレベルの判定フラグFLAGが生成される。
図19は、第2の実施の形態における画像処理部120の一構成例を示すブロック図である。この第2の実施の形態の画像処理部120は、相関二重サンプリング回路121が設けられていない点以外は、第1の実施の形態と同様である。前述したように、アップダウンカウンタ302により、CDS処理が実行されるため、相関二重サンプリング回路121が不要となる。
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、画素回路240内のアップダウンカウンタ302がCDS処理を行うため、後段の画像処理部120がCDS処理を行う必要がなくなる。これにより、画像処理部120の処理量を低減することができる。
<3.第3の実施の形態>
上述の第2の実施の形態では、固体撮像素子200は画素ごとに受光量を測定していたが、受光量を測定する単位は1画素に限定されず、複数の画素からなる領域ごとに受光量を測定してもよい。この第3の実施の形態の固体撮像素子200は、複数の画素からなる受光領域ごとに受光量を測定する点において第2の実施の形態と異なる。
図20は、第3の実施の形態における画素アレイ部230の一構成例を示すブロック図である。この第3の実施の形態の画素アレイ部230は、複数の受光領域350により分割されている点において第1の実施の形態と異なる。この受光領域350のそれぞれの領域には、列方向に配列された画素回路360、380および390が設けられる。
なお、受光領域350のそれぞれの画素数を3つとしているが、画素数は2つ以上であればよく、3つに限定されない。
図21は、第3の実施の形態における画素回路360および380の一構成例を示す回路図である。画素回路360は、スイッチ361、PDリセットトランジスタ362、フォトダイオード363、転送トランジスタ364、コンパレータ365およびFDリセットトランジスタ366を備える。また、画素回路360は、判定フラグ保持部367、判定フラグ生成部368、加算器369およびアップダウンカウンタ370を備える。
画素回路360の構成は、加算器369をさらに備える点以外は、図16に例示した第2の実施の形態の画素回路240と同様である。
画素回路380は、スイッチ381、PDリセットトランジスタ382、フォトダイオード383、転送トランジスタ384、コンパレータ385およびFDリセットトランジスタ386を備える。また、画素回路380は、加算器388およびアップダウンカウンタ389を備える。
画素回路380の構成は、判定フラグ生成部301および判定フラグ保持部247の代わりに加算器388を備える点以外は、図16に例示資した第2の実施の形態の画素回路240と同様である。また、画素回路390の構成は、画素回路380と同様である。
アップダウンカウンタ389は、計数値CNTを加算器388とインターフェース210とに供給する。加算器388は、画素回路380の計数値CNTと、画素回路390の計数値CNTとを加算するものである。この加算器388は、加算結果を画素回路360に供給する。
加算器369は、画素回路360の計数値CNTに、画素回路380からの加算結果を加算するものである。加算器369は、加算結果を判定フラグ生成部368に供給する。この加算結果は、画素回路360、380および390のそれぞれの計数値CNTの積算値であり、受光領域350の受光量を示す。
判定フラグ生成部368は、受光領域350の受光量が所定値を超えているか否かを示すラッチ入力信号LINを生成して判定フラグ保持部367に供給する。判定フラグ保持部367は、コンパレータ出力信号VCOが反転したときにラッチ入力信号LINを判定フラグFLAGとして保持し、保持値をスイッチ361と画素回路380および390とに供給する。
上述の構成により、受光領域350ごとに受光量が測定され、その測定結果(判定フラグFLAG)により受光領域350内の画素のそれぞれが露光期間を選択することができる。
このように、本技術の第3の実施の形態によれば、複数の画素からなる受光領域350ごとに受光量を測定し、その測定結果により選択した露光期間に亘って露光を行い、画素データを生成するため、1枚の画像データからHDR画像を生成することができる。
<4.第4の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、1つの半導体基板に固体撮像素子200内の回路のそれぞれを配置していたが、半導体基板の面積を一定とすると、画素数の増大に伴って画素を微細化する必要が生じる。この微細化により、画素のそれぞれのフォトダイオードの面積が小さくなり、感度などの画素特性を維持することが困難となる。この第4の実施の形態の固体撮像素子200は、フォトダイオードの面積を大きくした点において第1の実施の形態と異なる。
図22は、第4の実施の形態における固体撮像素子200の一構成例を示す斜視図である。この第4の実施の形態の固体撮像素子200は、下側半導体基板202と、その基板に積層された上側半導体基板201とを備える。
図23は、第4の実施の形態における固体撮像素子200の一構成例を示すブロック図である。下側半導体基板202には、複数のラッチ回路410が二次元格子状に配置され、上側半導体基板201には、複数の画素回路240が二次元格子状に配列される。また、固体撮像素子200内のインターフェース210、ドライバ220、ランプ信号生成部250、計数部260およびタイミング生成部270は、下側半導体基板202に配置される。
第4の実施の形態の画素回路240の構成は、スイッチ241、判定フラグ保持部247およびデジタル信号保持部248が設けられていない点以外は、第1の実施の形態と同様である。これらのスイッチ241、判定フラグ保持部247およびデジタル信号保持部248は、ラッチ回路410内に設けられる。
なお、積層された2つの半導体基板に、固体撮像素子200内の回路を分散して配置しているが、3つ以上の半導体基板に分散して配置してもよい。また、固体撮像素子200内のスイッチ241、判定フラグ保持部247およびデジタル信号保持部248を一方の基板に、残りを他方の基板に配置しているが、この構成に限定されない。例えば、スイッチ241を画素回路240側の基板に配置してもよい。
このように、本技術の第4の実施の形態によれば、積層された2つの半導体基板に固体撮像素子200内の回路を分散して配置したため、積層しない場合よりもフォトダイオード243の面積を大きくすることができる。これにより、微細化に伴う画素特性(感度など)の低下を抑制することができる。
<5.第5の実施の形態>
上述の第2の実施の形態では、固体撮像素子200は、それぞれのフレームの撮像時において前のフレームで測定された受光量の測定結果(判定フラグFLAG)に応じて露光期間を選択して露光を行っていた。しかし、この構成では、現在のフレームと、その前のフレームとで受光量が大きく変化した場合に、適切な露光期間が選択されず、画質が低下するおそれがある。このため、それぞれのフレームにおいて、そのフレームの撮像周期内で測定した受光量に応じて露光期間を選択することが望ましい。この第5の実施の形態の固体撮像素子200は、適切な露光期間を選択することにより、画質を向上させた点において第2の実施の形態と異なる。
図24は、第5の実施の形態における画素回路240の一構成例を示す回路図である。この第5の実施の形態の画素回路240は、転送トランジスタ244の代わりに転送トランジスタ420を備える点において第2の実施の形態と異なる。
転送トランジスタ420は、そのチャネルのポテンシャルを3段階に制御することができる点において第2の実施の形態の転送トランジスタ244と異なる。ドライバ220がローレベルの転送信号TRGを供給すると、転送トランジスタ420のポテンシャルは最も高い高電位となる。また、ドライバ220がハイレベルの転送信号TRGを供給すると、転送トランジスタ420のポテンシャルは最も低い低電位となる。ドライバ220がミドルレベルの転送信号TRGを供給すると、転送トランジスタ420のポテンシャルは高電位および低電位の間の中間電位となる。
中間電位では、フォトダイオード243内の電荷が全て転送されず、その中間電位を超えた分の上澄み信号が浮遊拡散層に転送される。この中間電位のときの電荷の転送を以下、「中間電位転送」と称する。また、低電位では、フォトダイオード243内の電荷が全て浮遊拡散層に転送される。この低電位における転送を以下、「完全転送」と称する。
図25は、第5の実施の形態における画素回路240の中間電位転送までのポテンシャル図の一例である。同図におけるaは中間電位転送の直前の画素回路240のポテンシャル図を示す。この時点においては、転送トランジスタ420のポテンシャルは十分に高いため、フォトダイオード243の電荷は浮遊拡散層に転送されない。
図25におけるbは、同図におけるcよりも受光量が大きい画素回路240の中間電位転送時のポテンシャル図を示す。ドライバ220がミドルレベルの転送信号TRGを供給すると、転送トランジスタ420のポテンシャルは中間電位となる。そして、フォトダイオード243から浮遊拡散層へ上澄み信号が転送される。
図25におけるcは、同図におけるbよりも受光量が小さい画素回路240の中間電位転送時のポテンシャル図を示す。受光量が小さい場合には、フォトダイオード243の電荷量が少なく、上澄み信号はほとんどない。同図におけるbおよびcに例示したように、中間電位転送時の浮遊拡散層の電荷量が受光量に応じて変化するため、このときの浮遊拡散層の電圧FDから、画素回路240が判定フラグFLAGを生成することができる。
図26は、第5の実施の形態における画素回路240の完全転送時のポテンシャル図の一例である。ドライバ220がハイレベルの転送信号TRGを供給すると、転送トランジスタ420のポテンシャルは低電位となる。そして、フォトダイオード243内の電荷の全てが浮遊拡散層に転送される。
図27は、第5の実施の形態における撮像装置100の動作の一例を示すタイミングチャートである。最初のタイミングT1が経過すると画素回路240は、中間電位転送時に判定フラグFLAGを生成する。そして、画素回路240は、その判定フラグにより露光期間を選択し、その露光期間に亘って露光して画素データを生成する。そして、画像処理部120は、判定フラグFLAGを参照して、露光期間の異なる2種類の画素データからHDR画像を生成する。
タイミングT1から1/60秒後のタイミングT2以降においても、画素回路240は、同様に撮像周期内で判定フラグFLAGを生成して露光期間を選択し、画像処理部120はHDR画像を生成する。
図28は、第5の実施の形態における受光量が多い画素回路240の中間電位転送までの動作の一例を示すタイミングチャートである。まず、タイミングT1において制御信号OFG_LおよびOFG_Sが、同一のパルス期間に亘ってハイレベルに制御される。そして、タイミングt12からタイミングt15までにおいて、リセットレベルが計数される。その後のタイミングt16においてミドルレベルL1の転送信号TRGが供給され、転送トランジスタ420は、中間電位転送を行う。タイミングt17からタイミングt19までの間に、リセットレベルと信号レベルとの差を示す計数値CNTが計数される。その計数値CNTが設定値を超える(すなわち、受光量が所定値Thを超える)ため、ハイレベルの判定フラグFLAGが生成される。
図29は、第5の実施の形態における受光量が多い画素回路240の完全転送までの動作の一例を示すタイミングチャートである。中間電位転送直後のタイミングt22において、制御信号OFG_Sが、所定のパルス期間に亘ってハイレベルに制御される。一方、制御信号OFG_Lはローレベルのままである。また、ハイレベルの判定フラグFLAGに従って、スイッチ241は、制御信号OFG_Sの方を選択してOFGとして出力する。これにより、露光期間t_SEの短時間露光が開始される。
そして、タイミングt24からタイミングt27までにおいて、リセットレベルが計数される。その後のタイミングt28においてハイレベルL2の転送信号TRGが供給され、転送トランジスタ420は、完全転送を行う。これにより、短時間露光が終了する。タイミングt29からタイミングt30までの間に、リセットレベルと信号レベルとの差を示す計数値CNTが計数される。この計数値CNTは、短時間露光を行った画素の画素値を示す。
図30は、第5の実施の形態における受光量が少ない画素回路240の中間電位転送までの動作の一例を示すタイミングチャートである。タイミングT2においては、制御信号OFG_SおよびOFG_Lは同一であるため、判定フラグFLAGの値に関わらず、スイッチ241は、一定のパルス幅の制御信号OFGを出力する。この制御信号OFGにより、画素回路240の露光が開始される。
そして、タイミングt28において転送トランジスタ420は、中間電位転送を行う。タイミングt29からタイミングt30までの間に、リセットレベルと信号レベルとの差を示す計数値CNTが計数される。その計数値CNTが設定値以下(すなわち、受光量が所定値Th以下)であったため、ローレベルの判定フラグFLAGが生成される。
図31は、第5の実施の形態における受光量が少ない画素回路240の完全転送までの動作の一例を示すタイミングチャートである。中間電位転送直後のタイミングt40において、ローレベルの判定フラグFLAGに従って、スイッチ241は、制御信号OFG_Lの方を選択してOFGとして出力する。これにより、中間電位転送時の上済み信号がリセットされずに電荷の蓄積が継続され、露光期間t_LEの長時間に亘って露光が行われる。そして、タイミングt46においてハイレベルL2の転送信号TRGが供給され、転送トランジスタ420は、完全転送を行う。これにより、長時間露光が終了する。
このように、本技術の第5の実施の形態によれば、画素回路240が撮像周期内で受光量を測定して、その測定結果により露光期間を選択するため、前の撮像周期と比較して受光量が大きく変化した場合でも、変化後の適切な露光期間により露光することができる。これにより、画像データの画質を向上させることができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)複数の領域のそれぞれにおいて当該領域の受光量を測定して測定結果を生成する測定部と、
前記複数の領域のそれぞれにおいて前記測定結果に基づいて互いに異なる複数の露光期間のいずれかを選択する選択部と、
前記複数の領域のそれぞれにおいて前記選択された露光期間に亘って露光してデジタル信号を生成するデジタル信号生成部と、
前記複数の領域のそれぞれについて前記生成されたデジタル信号の値を前記測定結果に基づいて調整する画像処理部と
を具備する撮像装置。
(2)前記複数の領域のそれぞれは、1つの画素からなる
前記(1)記載の撮像装置。
(3)前記複数の領域のそれぞれは、複数の画素からなる
前記(1)記載の撮像装置。
(4)前記測定部は、前記受光量が所定値より高いか否かを判定して当該判定結果を示す判定フラグを前記測定結果として生成して保持する
前記(1)から(3)のいずれかに記載の撮像装置。
(5)所定のクロック信号に同期して計数値を計数する計数部と、
前記受光量に応じた電荷を生成するフォトダイオードと、
所定のランプ信号と前記電荷の量に応じた電圧とを比較して当該比較結果をコンパレータ出力信号として出力するコンパレータと
をさらに具備し、
前記デジタル信号生成部は、前記コンパレータ出力信号が反転した場合には前記計数値を前記デジタル信号として保持し、
前記測定部は、
前記計数値と前記所定値に応じた所定の設定値とを比較して当該比較結果をラッチ入力信号として出力する判定フラグ生成部と、
前記コンパレータ出力信号が反転した場合には前記ラッチ入力信号の値を前記判定フラグとして保持する判定フラグ保持部と
を備える前記(4)記載の撮像装置。
(6)前記計数部は、前記計数値の増分処理および減分処理の一方を行った後に他方を行う
前記(5)記載の撮像装置。
(7)前記画像処理部は、前記複数の領域のうち前記受光量が前記所定値より高い領域の前記デジタル信号を増幅する処理と前記複数の領域のうち前記受光量が前記所定値を超えない領域の前記デジタル信号を減衰する処理との少なくとも一方を実行する
前記(5)記載の撮像装置。
(8)前記測定部は、所定の撮像周期が経過するたびに前記測定結果を保持し、
前記選択部は、前記所定の撮像周期のそれぞれにおいて当該撮像周期の前に保持された測定結果に基づいて前記複数の露光期間のいずれかを選択する
前記(1)から(7)のいずれかに記載の撮像装置。
(9)前記選択部は、前記所定の撮像周期のそれぞれにおいて当該撮像周期内に生成された前記測定結果に基づいて前記複数の露光期間のいずれかを選択する
前記(1)から(7)のいずれかに記載の撮像装置。
(10)前記測定部、前記選択部および前記デジタル信号生成部は固体撮像素子に設けられ、
前記固体撮像素子内の回路は、積層された複数の半導体基板に分散して配置される
前記(1)から(9)のいずれかに記載の撮像装置。
(11)複数の領域のそれぞれにおいて当該領域の受光量を測定して測定結果を生成する測定部と、
前記複数の領域のそれぞれにおいて前記測定結果に基づいて互いに異なる複数の露光期間のいずれかを選択する選択部と、
前記複数の領域のそれぞれにおいて前記選択された露光期間に亘って露光して露光量を示すデジタル信号を生成するデジタル信号生成部と
を具備する固体撮像素子。
(12)複数の領域のそれぞれにおいて当該領域の受光量を測定して測定結果を生成する測定手順と、
前記複数の領域のそれぞれにおいて前記測定結果に基づいて互いに異なる複数の露光期間のいずれかを選択する選択手順と、
前記複数の領域のそれぞれにおいて前記選択された露光期間に亘って露光して露光量を示すデジタル信号を生成するデジタル信号生成手順と、
前記複数の領域のそれぞれについて前記生成されたデジタル信号の値を前記測定結果に基づいて調整する画像処理手順と
を具備する撮像装置の制御方法。
100 撮像装置
110 撮像レンズ
120 画像処理部
121 相関二重サンプリング回路
122、241、361、381 スイッチ
123 乗算器
124 後段処理部
130 撮像制御部
140 記録部
200 固体撮像素子
201 上側半導体基板
202 下側半導体基板
210 インターフェース
220 ドライバ
230 画素アレイ部
240、360、380、390 画素回路
242、362、382 PDリセットトランジスタ
243、363、383 フォトダイオード
244、364、384、420 転送トランジスタ
245、365、385 コンパレータ
246、366、386 FDリセットトランジスタ
247、367 判定フラグ保持部
248 デジタル信号保持部
250 ランプ信号生成部
260 計数部
261 アップカウンタ
262、301、368 判定フラグ生成部
270 タイミング生成部
302、370、389 アップダウンカウンタ
350 受光領域
369、388 加算器
410 ラッチ回路

Claims (12)

  1. 複数の領域のそれぞれにおいて当該領域の受光量を測定して測定結果を生成する測定部と、
    前記複数の領域のそれぞれにおいて前記測定結果に基づいて互いに異なる複数の露光期間のいずれかを選択する選択部と、
    前記複数の領域のそれぞれにおいて前記選択された露光期間に亘って露光してデジタル信号を生成するデジタル信号生成部と、
    前記複数の領域のそれぞれについて前記生成されたデジタル信号の値を前記測定結果に基づいて調整する画像処理部と
    を具備する撮像装置。
  2. 前記複数の領域のそれぞれは、1つの画素からなる
    請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記複数の領域のそれぞれは、複数の画素からなる
    請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記測定部は、前記受光量が所定値より高いか否かを判定して当該判定結果を示す判定フラグを前記測定結果として生成して保持する
    請求項1記載の撮像装置。
  5. 所定のクロック信号に同期して計数値を計数する計数部と、
    前記受光量に応じた電荷を生成するフォトダイオードと、
    所定のランプ信号と前記電荷の量に応じた電圧とを比較して当該比較結果をコンパレータ出力信号として出力するコンパレータと
    をさらに具備し、
    前記デジタル信号生成部は、前記コンパレータ出力信号が反転した場合には前記計数値を前記デジタル信号として保持し、
    前記測定部は、
    前記計数値と前記所定値に応じた所定の設定値とを比較して当該比較結果をラッチ入力信号として出力する判定フラグ生成部と、
    前記コンパレータ出力信号が反転した場合には前記ラッチ入力信号の値を前記判定フラグとして保持する判定フラグ保持部と
    を備える請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記計数部は、前記計数値の増分処理および減分処理の一方を行った後に他方を行う
    請求項5記載の撮像装置。
  7. 前記画像処理部は、前記複数の領域のうち前記受光量が前記所定値より高い領域の前記デジタル信号を増幅する処理と前記複数の領域のうち前記受光量が前記所定値を超えない領域の前記デジタル信号を減衰する処理との少なくとも一方を実行する
    請求項5記載の撮像装置。
  8. 前記測定部は、所定の撮像周期が経過するたびに前記測定結果を保持し、
    前記選択部は、前記所定の撮像周期のそれぞれにおいて当該撮像周期の前に保持された測定結果に基づいて前記複数の露光期間のいずれかを選択する
    請求項1記載の撮像装置。
  9. 前記選択部は、前記所定の撮像周期のそれぞれにおいて当該撮像周期内に生成された前記測定結果に基づいて前記複数の露光期間のいずれかを選択する
    請求項記載の撮像装置。
  10. 前記測定部、前記選択部および前記デジタル信号生成部は固体撮像素子に設けられ、
    前記固体撮像素子内の回路は、積層された複数の半導体基板に分散して配置される
    請求項1記載の撮像装置。
  11. 複数の領域のそれぞれにおいて当該領域の受光量を測定して測定結果を生成する測定部と、
    前記複数の領域のそれぞれにおいて前記測定結果に基づいて互いに異なる複数の露光期間のいずれかを選択する選択部と、
    前記複数の領域のそれぞれにおいて前記選択された露光期間に亘って露光して露光量を示すデジタル信号を生成するデジタル信号生成部と
    を具備する固体撮像素子。
  12. 複数の領域のそれぞれにおいて当該領域の受光量を測定して測定結果を生成する測定手順と、
    前記複数の領域のそれぞれにおいて前記測定結果に基づいて互いに異なる複数の露光期間のいずれかを選択する選択手順と、
    前記複数の領域のそれぞれにおいて前記選択された露光期間に亘って露光して露光量を示すデジタル信号を生成するデジタル信号生成手順と、
    前記複数の領域のそれぞれについて前記生成されたデジタル信号の値を前記測定結果に基づいて調整する画像処理手順と
    を具備する撮像装置の制御方法。
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