JP6920264B2 - 防災支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、自衛消防隊の隊員間の情報共有を可能にするためのシステムに関する。
従来、火災や地震等の災害発生時に初期対応を行うために編成される組織として、自衛消防隊が知られている。特許文献1には、火災の発生を契機として自衛消防隊を編成し、各隊員に役割と作業内容を通知するための支援システムが記載されている。
特開2015−108923号公報
しかし、従来の支援システムでは、隊員間で円滑に情報を共有することが難しかった。具体的には、例えば、火元の具体的な状況を迅速に隊員間で周知することが困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、自衛消防隊の隊員間で画像データを共有することを可能にすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る防災支援システムは、それぞれ自衛消防隊員により携帯される複数の端末と支援サーバとを備える防災支援システムであって、第1の端末は、当該端末において撮影された画像を示す画像データを前記支援サーバに送信する第1送信手段を備え、前記支援サーバは、前記送信された画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像データを第2の端末に送信する第2送信手段とを備えることを特徴とする。
好ましい態様において、前記支援サーバは、前記記憶手段に記憶された画像データを、前記支援サーバの利用者により選択可能なように表示手段に表示させる画面生成手段をさらに備え、前記第2送信手段は、前記記憶手段に記憶された画像データのうち、前記利用者により選択された画像データを前記第2の端末に送信する。
さらに好ましい態様において、前記支援サーバは、前記画像が撮影されたエリアを担当する自衛消防隊員が携帯する端末として、前記第2の端末を特定する同期先特定手段をさらに備え、前記第2送信手段は、前記特定された第2の端末に対して、前記記憶手段に記憶された画像データを送信する。
別のさらに好ましい態様において、前記支援サーバは、前記第1の端末を携帯する自衛消防隊員と同じ隊に所属する自衛消防隊員が携帯する端末として、前記第2の端末を特定する同期先特定手段をさらに備え、前記第2送信手段は、前記特定された第2の端末に対して、前記記憶手段に記憶された画像データを送信する。
別のさらに好ましい態様において、前記支援サーバは、出火階又は直上階に存在する自衛消防隊員が携帯する端末として、前記第2の端末を特定する同期先特定手段をさらに備え、前記第2送信手段は、前記特定された第2の端末に対して、前記記憶手段に記憶された画像データを送信する。
本発明に係る防災支援システムによれば、自衛消防隊の隊員間で画像データを共有することができる。
防災支援システム1の構成の一例を示すブロック図 携帯端末2の構成の一例を示すブロック図 支援サーバ3の構成の一例を示すブロック図 本部端末4の構成の一例を示すブロック図 報告写真共有動作の一例を示すシーケンス図 写真報告画面の一例を示す図 防災情報同期動作の一例を示すシーケンス図
1.実施形態
1−1.構成
本発明の一実施形態に係る防災支援システム1について図面を参照して説明する。この防災支援システム1は、自衛消防隊の活動を支援するためのシステムである。より具体的には、自衛消防隊の隊員間の情報共有を支援するためのシステムである。図1は、この防災支援システム1の構成を示すブロック図である。同図に示すように、防災支援システム1は、携帯端末2と、支援サーバ3と、本部端末4を備える。携帯端末2は、自衛消防隊の各隊員により携帯される端末である。支援サーバ3は、自衛消防隊の活動を支援するためのサーバである。本部端末4は、防火対象物の防災センタに設置される端末である。これらの装置は、インターネットや無線LAN等の通信回線5により、通信可能に接続される。以下、これらの装置について詳述する。
携帯端末2は、具体的には、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、ウェアラブル端末等の情報処理装置である。図2は、この携帯端末2の構成を示すブロック図である。
同図に示す携帯端末2は、CPU等の演算処理装置とRAM等の揮発性メモリを備える制御部21と、フラッシュメモリ等の記憶装置である記憶部22と、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示装置である表示部23と、操作ボタンやタッチパネル等の入力装置である操作入力部24と、支援サーバ3とデータ通信を行うための通信インタフェースである通信部25と、カメラ部26とを備える。
この携帯端末2の記憶部22は、写真フォルダと防災情報フォルダを有する。写真フォルダは、自端末又は他端末の利用者により撮影された画像ファイルを格納するためのフォルダである。このフォルダに格納される画像ファイルは、属性情報として、写真ID、撮影日時、撮影エリア及びメッセージを有する。ここで、写真IDは支援サーバ3により付与される画像ファイルの識別情報である。撮影エリアは撮影者である隊員に予め割り当てられている担当エリアである。メッセージは撮影者である隊員により任意に入力されるメッセージである。一方、防災情報フォルダは、各種の防災情報のファイルを格納するためのフォルダである。具体的には、防火対象物のフロアマップ、設備復旧マニュアル、自衛消防隊体制情報、自衛消防隊の各班のタスクリスト、定型文及び隊員情報のファイルを格納するためのフォルダである。このフォルダに格納されるファイルは、ファイル名、作成日時、作成者及びバージョン情報を少なくとも有する。
この携帯端末2の制御部21が、記憶部22に記憶される防災支援プログラムを実行すると、写真報告部211、ファイル取得部212及び表示制御部213の機能が実現される。
写真報告部211は、カメラ部26を用いて写真が撮影されて画像データが生成されると、生成された画像データと属性情報を含む画像ファイルを生成する。この画像ファイルに含まれる属性情報は、撮影日時と、撮影者の担当エリアである撮影エリアと、撮影者により任意に入力されるメッセージを示す情報である。この画像ファイルの生成後、利用者により防災センタへの送信が指示されると、生成した画像ファイルを支援サーバ3に送信する。
ファイル取得部212は、支援サーバ3から同期通知が受信されると、同期対象のファイルが自端末のフォルダに格納されているか否かを判定し、格納されていない場合には、同ファイルを要求するファイル要求を支援サーバ3に送信する。ファイル要求を送信後、要求したファイルを取得すると、自端末のフォルダに格納する。
表示制御部213は、利用者によりファイルの表示が指示されると、表示を指示されたファイルを表示部23に表示させる。
次に、支援サーバ3は、具体的には、自衛消防隊の隊員間の情報共有を支援するためのサーバである。図3は、この支援サーバ3の構成を示すブロック図である。
同図に示す支援サーバ3は、CPU等の演算処理装置とRAM等の揮発性メモリを備える制御部31と、HDD等の記憶装置である記憶部32と、携帯端末2及び本部端末4とデータ通信を行うための通信インタフェースである通信部33とを備える。
この支援サーバ3の記憶部32は、携帯端末2の記憶部22と同様に、写真フォルダと防災情報フォルダを有する。
この支援サーバ3の制御部31が、記憶部32に記憶される防災支援プログラムを実行すると、写真報告受付部311、画面生成部312、第1同期部313及び第2同期部314の機能が実現される。
写真報告受付部311は、携帯端末2から画像ファイルが受信されると、受信された画像ファイルを自装置の写真フォルダに格納する。その際、画像ファイルに対して、属性情報として写真IDを付与する。
画面生成部312は、本部端末4から写真報告画面(図6参照)の送信要求が受信されると、写真フォルダの情報を基に写真報告画面を生成し、本部端末4に送信する。ここで生成される写真報告画面には、支援サーバ3に対して報告された画像ファイルが表示され、表示された画像ファイルの中から公開対象の画像ファイルが防災センタ要員により選択される。なお、防災センタ要員に代えて、自衛消防隊の本部隊の隊員(例えば隊長)等の別の者が選択するようにしてもよい。
第1同期部313は、本部端末4から画像ファイルの公開要求が受信されると、公開対象である画像ファイルの同期先を特定する。具体的には、公開対象である画像ファイルの属性情報を参照してファイルの撮影エリアを特定し、次に、隊員データベースを参照して、特定した撮影エリアを担当する隊員と本部隊の隊員を特定することで、同期先を特定する。ここで、隊員データベースとは、自衛消防隊を構成する各隊員について、氏名等の識別情報、所属隊、役割及び担当エリアを対応付けて格納するデータベースである。なお、同期先として、防火対象物の所有者をさらに特定してもよい。同期先を特定すると、第1同期部313は、各隊員が携帯する携帯端末2に対して、公開対象の写真IDを含む同期通知をプッシュ通知として送信する。そして、携帯端末2からファイル要求が受信されると、要求された画像ファイルを自機の写真フォルダから読み出して、携帯端末2に送信する。
第2同期部314は、自装置の防災情報フォルダに格納されているいずれかのファイルが更新されると、更新されたファイルの同期先を特定する。具体的には、隊員データベースに登録されているすべての隊員を、同期先として特定する。同期先を特定すると、特定した各隊員が携帯する携帯端末2に対して、更新されたファイルのファイル名とバージョン情報を含む同期通知をプッシュ通知として送信する。そして、携帯端末2からファイル要求が受信されると、要求された画像ファイルを自機の防災情報フォルダから読み出して、携帯端末2に送信する。
次に、本部端末4は、具体的には、据え置き型のPCである。図4は、この本部端末4の構成を示すブロック図である。
同図に示す本部端末4は、CPU等の演算処理装置とRAM等の揮発性メモリを備える制御部41と、HDD等の記憶装置である記憶部42と、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示装置である表示部43と、操作ボタンやタッチパネル等の入力装置である操作入力部44と、支援サーバ3とデータ通信を行うための通信インタフェースである通信部45とを備える。
この本部端末4の制御部41が、記憶部42に記憶されるプログラムを実行すると、画面取得部411、表示制御部412及び公開要求部413の機能が実現される。
画面取得部411は、支援サーバ3に対するアクセス権限を有する防災センタ要員により写真報告画面の表示が指示されると、写真報告画面の送信要求を支援サーバ3に対して送信し、支援サーバ3から送信されてくる写真報告画面を取得する。
表示制御部412は、画面取得部411により取得される写真報告画面を表示部43に表示させる。写真報告画面については後述する。
公開要求部413は、上記の写真報告画面において、防災センタ要員が、いずれかの画像ファイルを選択し、公開を指示する操作を行うと、公開対象の写真IDを含む公開要求を支援サーバ3に送信する。
1−2.動作
次に、防災支援システム1の動作について説明する。具体的には、自衛消防隊の隊員間で報告写真を共有するための動作と、支援サーバ3と携帯端末2間で防災情報を同期させるための動作について説明する。最初に、報告写真を共有するための動作について、図5に示すシーケンス図を参照して説明する。
防火対象物において火災が検出されると、その防火対象物に設置された火災受信機(図示略)は、感知器発報信号を支援サーバ3に送信する。この感知器発報信号を受信した支援サーバ3は、感知器発報情報を所定の携帯端末2に送信する。この感知器発報情報を受信した携帯端末2A(本発明に係る「第1の端末」の一例である。)を携帯する隊員Aは、例えば、火元に到着し、火元の状況を防災センタに報告しようとする場合、自端末の防災支援プログラムを起動する(ステップSa1)。そして、写真撮影用の画面を表示部23に表示させ、火元の写真を撮影する(ステップSa2)。その結果、携帯端末2Aの写真報告部211は、火元の画像データと属性情報(撮影日時、撮影エリア、メッセージ)を含む画像ファイルを生成する。この画像ファイルの生成後、隊員Aにより防災センタへの送信が指示されると、写真報告部211は、生成した画像ファイルを支援サーバ3に送信する(ステップSa3)。
送信された画像ファイルが支援サーバ3に受信されると、支援サーバ3の写真報告受付部311は、受信された画像ファイルに対して写真IDを付与するとともに、写真フォルダに格納する(ステップSa4)。画像ファイルの格納後、本部端末4から写真報告画面の送信要求が受信されると(ステップSa5)、支援サーバ3の画面生成部312は、写真フォルダの情報を基に写真報告画面を生成し、本部端末4に送信する(ステップSa6)。
送信された写真報告画面が本部端末4に受信されると、本部端末4の表示制御部412は、写真報告画面を表示部43に表示させる(ステップSa7)。図6は、この写真報告画面の一例を示す図である。同図に示す写真報告画面は、画像リスト61、全選択ボタン62、全解除ボタン63、写真公開ボタン64、キャンセルボタン65、期間指定領域66A及び66B並びに検索ボタン67を有する。これらの表示要素のうち、画像リスト61は、各画像ファイルについて、選択用のチェックボックス611と、撮影日時612と、サムネイル613と、拡大表示ボタン614とを有する。全選択ボタン62は、画像リスト61中の全ての画像ファイルを一括選択するためのボタンであり、全解除ボタン63は、画像リスト61中の全ての画像ファイルの選択を一括解除するためのボタンである。写真公開ボタン64は、選択した画像ファイルの公開を指示するためのボタンであり、キャンセルボタン65は、写真報告画面を非表示にするためのボタンである。期間指定領域66A及び66Bは、画像ファイルの検索条件として撮影日時の範囲を指定するための領域であり、検索ボタン67は、期間指定領域66A及び66Bで指定された範囲に属する画像ファイルの検索を指示するためのボタンである。この写真報告画面において、防災センタ要員が、いずれかの画像ファイルを選択し、拡大表示ボタン614を選択すると、表示制御部412は、選択された画像ファイルを拡大表示する。この拡大表示された画像ファイルを見ることで、防災センタ要員は、現場の状況を知ることができる。また、この写真報告画面において、防災センタ要員が、いずれかの画像ファイルを選択し、写真公開ボタン64を選択すると(ステップSa8)、本部端末4の公開要求部413は、公開対象の写真IDを含む公開要求を支援サーバ3に送信する(ステップSa9)。
送信された公開要求が支援サーバ3に受信されると、支援サーバ3の第1同期部313は、公開対象である画像ファイルの同期先を特定する(ステップSa10)。具体的には、公開対象である画像ファイルの属性情報を参照してファイルの撮影エリアを特定し、次に、隊員データベースを参照して、特定した撮影エリアを担当する隊員と本部隊の隊員を特定することで、同期先を特定する。この処理の結果、隊員Bが同期先として特定された場合には、第1同期部313は、隊員Bが携帯する携帯端末2B(本発明に係る「第2の端末」の一例である。)に対して、公開対象の写真IDを含む同期通知をプッシュ通知として送信する(ステップSa11)。
送信された同期通知が携帯端末2Bに受信されると、携帯端末2Bにおいて防災支援プログラムが起動していない場合には、同プログラムが起動される(ステップSa12)。そして、携帯端末2Bのファイル取得部212は、同期対象の写真IDを手掛かりにして自端末の写真フォルダを検索し、同期対象の画像ファイルが格納されていない場合には、同画像ファイルを要求するファイル要求を支援サーバ3に送信する(ステップSa13)。
送信されたファイル要求が支援サーバ3に受信されると、支援サーバ3の第1同期部313は、要求された画像ファイルを自機の写真フォルダから読み出して、携帯端末2Bに送信する(ステップSa14)。
送信された画像ファイルが携帯端末2Bに受信されると、携帯端末2Bのファイル取得部212は、受信された画像ファイルを自端末の写真フォルダに格納する(ステップSa15)。画像ファイルの格納後、隊員Bにより同画像ファイルの表示が指示されると、携帯端末2Bの表示制御部213は、同画像ファイルを表示部23に表示させる(ステップSa16)。この表示された画像ファイルを見ることで、隊員Bは、現場に到着する前に、他の隊員により撮影された現場の状況を知ることができる。
以上が、報告写真を共有するための動作についての説明である。
以上説明した報告写真の共有方法によれば、防災センタ要員によって選択された画像ファイルのみが携帯端末2間で共有される。そのため、共有される画像ファイルを厳選することができる。また、共有すべき画像ファイルの選択者が、支援サーバ3にアクセスする権限を有する防災センタ要員のみに限られる。これらにより、例えば不要な画像ファイルが隊員間で共有されることがなく、火元現場の具体的な状況を迅速に隊員間で周知することができる。
次に、支援サーバ3と携帯端末2間で防災情報を同期させるための動作について、図7に示すシーケンス図を参照して説明する。以下の説明では、防災情報の一例として、防火対象物のフロアマップを同期させる場合について想定する。
支援サーバ3において、フロアマップの画像ファイルが、例えば、本部端末4を操作する防災センタ要員によって更新されると、支援サーバ3は、同画像ファイルのバージョン情報を更新する(ステップSb1)。バージョン情報の更新後、支援サーバ3の第2同期部314は、更新された画像ファイルの同期先を特定する(ステップSb2)。具体的には、隊員データベースに登録されているすべての隊員を、同期先として特定する。同期先を特定すると、第2同期部314は、特定した各隊員が携帯する携帯端末2に対して、更新された画像ファイルのファイル名とバージョン情報を含む同期通知をプッシュ通知として送信する(ステップSb3)。
送信された同期通知が携帯端末2に受信されると、携帯端末2において防災支援プログラムが起動していない場合には、同プログラムが起動される(ステップSb4)。そして、携帯端末2のファイル取得部212は、同期対象のファイル名とバージョン情報を手掛かりにして自端末の防災情報フォルダを検索し、同期対象の画像ファイルが格納されていない場合には、同画像ファイルのダウンロードの要否を確認するための確認画面(図示略)を表示部23に表示させる(ステップSb5)。この確認画面に示される、ダウンロードを指示するためのボタンが隊員により選択されると(ステップSb6)、ファイル取得部212は、同画像ファイルを要求するファイル要求を支援サーバ3に送信する(ステップSb7)。
送信されたファイル要求が支援サーバ3に受信されると、支援サーバ3の第2同期部314は、要求された画像ファイルを自機の防災情報フォルダから読み出して、携帯端末2に送信する(ステップSb8)。
送信された画像ファイルが携帯端末2に受信されると、携帯端末2のファイル取得部212は、受信された画像ファイルを自端末の防災情報フォルダに格納する(ステップSb9)。画像ファイルの格納後、隊員により同画像ファイルの表示が指示されると、携帯端末2の表示制御部213は、同画像ファイルを表示部23に表示させる(ステップSb10)。
以上が、防災情報を同期させるための動作についての説明である。
以上説明したように、支援サーバ3と携帯端末2の間で防災情報を同期させておくことで、携帯端末2の利用者は、支援サーバ3にアクセスしなくても、最新の防災情報を参照することができる。
2.変形例
上記の実施形態は、下記のように変形してもよい。下記の変形例は互いに組み合わせてもよい。
2−1.変形例1
写真報告画面において公開対象の画像ファイルを選択するための操作は、チェックボックス611のオンオフ操作に限られない。例えば、トグルボタンのオンオフ操作により、公開対象の画像ファイルを選択させるようにしてもよい。
2−2.変形例2
公開対象の画像ファイルの同期先は、画像ファイルを必要とする者のみが画像ファイルを取得できるように、適宜変更してもよい。例えば、画像ファイルの撮影エリアを担当する隊員に代えて、支援サーバ3に予め登録されている所定の携帯端末2を、同期先としてもよい。ここで、支援サーバ3に予め登録される携帯端末2は、防災支援プログラムをインストールしていれば、必ずしも隊員により携帯される携帯端末でなくてもよい。
別の例として、出火階又は直上階に存在する隊員が携帯する携帯端末2を、同期先としてもよい。その場合、支援サーバ3の第1同期部313は、隊員データベースを参照して、出火階又は直上階を担当階とする隊員を特定することで、同期先を特定する。また別の例として、画像ファイルの作成者と同じ隊に属する隊員が携帯する携帯端末2を、同期先としてもよい。その場合、第1同期部313は、隊員データベースを参照して、画像ファイルの作成者(言い換えると、撮影者)と同じ隊に属する隊員を特定することで、同期先を特定する。なお、画像ファイルの作成者の情報は、画像ファイルの属性情報として保持されてもよいし、支援サーバ3により別途管理されてもよい。
2−3.変形例3
上記の実施形態では、公開対象の画像ファイルの同期先を、撮影者に対して予め割り当てられた担当エリアに基づいて特定しているが、この担当エリアに代えて、撮影者の実際の位置に基づいて特定するようにしてもよい。その場合、携帯端末2の写真報告部211は、画像ファイルの属性情報として、携帯端末2の位置情報を含める。位置情報は、周知の屋内測位技術を用いて取得する。支援サーバ3の第1同期部313は、同期先を特定する際、隊員データベースを参照して、公開対象の画像ファイルの撮影位置を担当エリアとする隊員を特定することで、同期先を特定する。
2−4.変形例4
上記の実施形態では、支援サーバ3から送信される同期通知をトリガとして、支援サーバ3と携帯端末2の間で報告写真と防災情報の同期が行われているが、携帯端末2から送信される同期要求をトリガとして、当該同期を行うようにしてもよい。その場合、携帯端末2は、定期的に支援サーバ3に対して同期要求を送信する。この同期要求には、携帯端末2が記憶する防災情報の各ファイルのファイル名とバージョン情報が含まれる。この同期要求を受信した支援サーバ3は、携帯端末2に記憶されている防災情報の各ファイルが最新のバージョンであるか否かを判定し、最新のバージョンでないものが含まれている場合には、そのファイルを同期対象として携帯端末2に通知する。この通知を受けた携帯端末2は、同期対象のファイルのダウンロードの要否を確認するための確認画面を表示し、隊員によりダウンロードが指示されると、当該ファイルを支援サーバ3から取得する。
1…防災支援システム、2…携帯端末、3…支援サーバ、4…本部端末、5…通信回線、21…制御部、22…記憶部、23…表示部、24…操作入力部、25…通信部、26…カメラ部、31…制御部、32…記憶部、33…通信部、61…画像リスト、62…全選択ボタン、63…全解除ボタン、64…写真公開ボタン、65…キャンセルボタン、66…期間指定領域、67…検索ボタン、211…写真報告部、212…ファイル取得部、213…表示制御部、311…写真報告受付部、312…画面生成部、313…第1同期部、314…第2同期部、41…制御部、42…記憶部、43…表示部、44…操作入力部、45…通信部、411…画面取得部、412…表示制御部、413…公開要求部、611…チェックボックス、612…撮影日時、613…サムネイル、614…拡大表示ボタン

Claims (5)

  1. それぞれ自衛消防隊員により携帯される複数の端末と支援サーバとを備える防災支援システムであって、
    第1の端末は、当該端末において撮影された画像を示す画像データを前記支援サーバに送信する第1送信手段を備え、
    前記支援サーバは、
    前記送信された画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された画像データを第2の端末に送信する第2送信手段と
    を備えることを特徴とする防災支援システム。
  2. 前記支援サーバは、前記記憶手段に記憶された画像データを、前記支援サーバの利用者により選択可能なように表示手段に表示させる画面生成手段をさらに備え、
    前記第2送信手段は、前記記憶手段に記憶された画像データのうち、前記利用者により選択された画像データを前記第2の端末に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の防災支援システム。
  3. 前記支援サーバは、前記画像が撮影されたエリアを担当する自衛消防隊員が携帯する端末として、前記第2の端末を特定する同期先特定手段をさらに備え、
    前記第2送信手段は、前記特定された第2の端末に対して、前記記憶手段に記憶された画像データを送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の防災支援システム。
  4. 前記支援サーバは、前記第1の端末を携帯する自衛消防隊員と同じ隊に所属する自衛消防隊員が携帯する端末として、前記第2の端末を特定する同期先特定手段をさらに備え、
    前記第2送信手段は、前記特定された第2の端末に対して、前記記憶手段に記憶された画像データを送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の防災支援システム。
  5. 前記支援サーバは、出火階又は直上階に存在する自衛消防隊員が携帯する端末として、前記第2の端末を特定する同期先特定手段をさらに備え、
    前記第2送信手段は、前記特定された第2の端末に対して、前記記憶手段に記憶された画像データを送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の防災支援システム。
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