以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態における物件情報管理システムのシステム構成を示す構成図である。物件情報管理システムは、クライアント端末101とWEBサーバ103と住所取得サーバ104とがネットワーク102を介して通信可能に接続され、構成されている。尚、図1のネットワーク102上に接続される各種端末の構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
クライアント端末101は、物件の画像ファイルや当該物件情報の管理を行う担当者が使用する端末である。クライアント端末101は、ネットワーク102を介して、物件情報のアップロード先であるWEBサーバ103や位置情報から住所情報を取得する住所取得サーバ104とデータの送受信が可能である。
本実施例における、物件情報とは、WEBサーバ103で公開する物件に関する情報であり、物件テーブル800(図8参照)に格納された各情報を指す。具体的には、物件テーブル800は、レコードごとに割り振られるindex801、物件の名前を示す物件名802、物件の郵便番号を示す郵便番号803、物件の住所を示す住所メイン804、及び住所サブ805、物件の最寄り駅を示す周辺駅806、物件の周辺施設を示す周辺施設807、その他補足事項を示す備考808、物件画像の保存先を示す画像保存先809から構成される。尚、物件テーブル800(図8参照)の構成は、一例であり、様々な構成例があることは言うまでもない。
また、位置情報とは、物件画像に含まれるExifに格納されたGPS情報のことを差し、本実施例ではExif−GPS情報と表記する。また、住所情報とは、Exif−GPS情報を元に住所取得サーバ104において、一般的な住所形式に変換された情報を指す。例えば、位置情報は、Exif−GPS情報であり、緯度・経度を含む。一方、住所情報は、前記Exif−GPS情報から取得された都道府県から始まる住所である。
WEBサーバ103は、物件情報や物件画像をWEBサイトとして公開するためのサーバである。クライアント端末101から送信された物件情報や物件画像を受信し、WEBブラウザにおいて閲覧可能な状態でインターネット上に公開する。
住所取得サーバ104は、クライアント端末101から送信された位置情報を受信し、当該位置情報に含まれる緯度や経度から住所情報を割り出し、当該住所情報をクライアント端末101に送信する。
次に、クライアント端末101、WEBサーバ103、及び住所取得サーバ104のハードウェア構成の一例について、図2を用いて説明する。
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボード209や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。
ビデオコントローラ(VC)206は、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器への表示を制御する。表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイでも構わない。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。本発明には直接関係があるものではない。
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピーディスク(登録商標 FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュメモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するためのプログラムは外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
次に、クライアント端末101、WEBサーバ103、及び住所取得サーバ104のモジュール構成を示す機能構成図について、図3を用いて説明する。尚、図3の各種端末あるいはサーバのモジュール構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
クライアント端末101は、物件名登録モジュール301、物件画像登録モジュール302、及び物件情報管理モジュール303を備える。
物件名登録モジュール301は、事前設定として、WEBサーバにアップロードする物件の名称を登録するモジュールである。物件名登録画面(図7参照)を表示し、物件名の入力を受け付け、入力された物件名を登録する機能を有する。
物件画像登録モジュール302は、物件画像登録画面1000(図10参照)を表示し、物件名登録モジュール301において登録された物件名と、物件画像とを関連づける機能を有する。また、物件画像に住所情報がない場合には、物件画像登録モジュール302は、住所情報が格納された物件画像からコピーする機能を有する。
物件情報管理モジュール303は、物件情報管理画面(図16参照)を表示し、選択された物件名に対応する物件情報や物件画像をWEBサーバ103にアップロードし、インターネット上に公開する機能を有する。
次に、WEBサーバ103は、物件情報受信モジュール311、及びWEBサイト表示モジュール312を備える。
物件情報受信モジュール311は、クライアント端末101から送信された物件情報と物件画像を受信する機能を有する。
WEBサイト表示モジュール312は、物件情報受信モジュール311において受信した物件情報と物件画像をWEBサイトとしてインターネット上に公開する機能を有する。
次に、住所取得サーバ104は、Exif−GPS情報受信モジュール321、住所取得モジュール322、及び結果送信モジュール323を備える。
Exif−GPS情報受信モジュール321は、クライアント端末101から送信されたExif−GPS情報を受信する機能を有する。
住所取得モジュール322は、Exif−GPS情報受信モジュール321で受信したExif−GPS情報を元に住所情報を取得する機能を有する。
結果送信モジュール323は、住所取得モジュール322で取得した住所情報をクライアント端末101に送信する機能を有する。
次に、物件情報管理システムの全体的な処理の流れについて図4を用いて説明する。ここでは、メニュー画面500(図5参照)を表示し、表示されたメニュー画面500に配置された各ボタンの押下を判断し、押下されたボタンに対応する機能を動作させる流れを説明する。尚、S101乃至S108の各ステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御の下、処理が行われる。
ステップS101では、クライアント端末101は、CRT210上にメニュー画面500(図5参照)を表示し、メニュー画面500に配置された各ボタンの押下を受け付ける。
ステップS102では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、物件名登録ボタン501が押下されたか否かを判定する。物件名登録ボタン501が押下されたと判定した場合には、ステップS103へ処理を進め、物件名登録ボタン501が押下されたと判定できない場合には、ステップS104へ処理を進める。
ステップS103では、クライアント端末101は、物件の名前を登録する物件名登録処理を行う。物件名登録処理の詳細は後述する図6に示す。
ステップS104では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、物件画像登録ボタン502が押下されたか否かを判定する。物件画像登録ボタン502が押下されたと判定した場合には、ステップS105へ処理を進め、物件画像登録ボタン502が押下されたと判定できない場合には、ステップS106へ処理を進める。
ステップS105では、クライアント端末101は、ステップS103において登録された物件名と、物件画像とを関連付ける処理を行う。物件画像登録処理の詳細は後述する図9に示す。
ステップS106では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、物件情報管理ボタン503が押下されたか否かを判定する。物件情報管理ボタン503が押下されたと判定した場合には、ステップS107へ処理を進め、物件情報管理ボタン503が押下されたと判定できない場合には、ステップS108へ処理を進める。
ステップS107では、クライアント端末101は、ステップS105において関連付けられた物件名と物件画像をWEBサーバ103にアップロードする処理を行う。物件情報管理処理の詳細は後述する図15に示す。
ステップS108では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、終了ボタン504が押下されたか否かを判定する。終了ボタン504が押下されたと判定した場合には、本一連の処理を終了する。終了ボタン504が押下されたと判定できない場合には、ステップS102に処理を戻す。これにより、終了ボタン504が押下されるまで、いずれかのボタンの押下を受け付け、各ボタンの押下に従って各ボタンに割り振られた処理を実行する。
次に、物件の名前を登録する処理について図6を用いて説明する。ここでは、事前設定として物件の名前を登録し、物件画像と関連付ける準備を行う。尚、S201乃至S207の各ステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御の下、処理が行われる。
ステップS201では、クライアント端末101は、CRT210上に物件名登録画面700(図7参照)を表示し、物件名入力フォーム701の入力を受け付ける。
ステップS202では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、物件名入力フォーム701に物件の名前が入力された状態で登録ボタン702が押下されたか否かを判定する。登録ボタン702が押下されたと判定した場合には、ステップS203へ処理を進め、登録ボタン702が押下されたと判定できない場合には、ステップS206へ処理を進める。
ステップS203では、クライアント端末101は、物件テーブル800(図8参照)に新しくレコードを追加し、index801に番号を割り振る。そして、追加されたレコードの物件名802に、ステップS202において入力された物件の名前を格納する。
ステップS204では、クライアント端末101は、ステップS203において格納された物件の名前の物件名フォルダを外部メモリ211に作成する。そして、作成された物件名フォルダのパスを画像保存先809に格納する。ここでは便宜的に物件の名前と同様の名前のフォルダを作成するが、フォルダの名称は自由である。
ステップS205では、クライアント端末101は、CRT210上に処理が完了した旨のメッセージ(不図示)を表示する。
ステップS206では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、キャンセルボタン703が押下されたか否かを判定する。キャンセルボタン703が押下されたと判定した場合には、ステップS207へ処理を進め、キャンセルボタン703が押下されたと判定できない場合には、ステップS202へ処理を戻す。
ステップS207では、クライアント端末101は、CRT210上に表示されている物件名登録画面700を閉じ、物件名登録処理の呼び出し元に処理を戻す。
次に、物件名と物件画像を関連付ける処理について図9を用いて説明する。尚、S301乃至S326の各ステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御の下、処理が行われる。
ステップS301では、クライアント端末101は、CRT210上に物件画像登録画面1000(図10参照)を表示する。
ステップS302では、クライアント端末101は、物件画像登録画面1000に配置された参照ボタン1001がユーザからの指示に従って、押下されたか否かを判定する。参照ボタン1001が押下されたと判定した場合には、ステップS303へ処理を進め、参照ボタン1001が押下されたと判定できない場合には、参照ボタン1001が押下されたと判定するまで待機する。
ステップS303では、クライアント端末101は、ステップS302における参照ボタン1001の押下に従って、物件名と関連づけられていない未整理の物件画像が格納されたフォルダの選択を受け付ける。そして、ユーザからの指示に従って、物件名と関連付ける物件画像が格納されたフォルダを決定する。
ステップS304では、クライアント端末101は、ステップS303において選択されたフォルダに格納された物件画像の各情報を物件画像登録一時テーブル1100(図11参照)に格納する。
物件画像登録一時テーブル1100(図11参照)は、各レコードに割り振られるindex1101、同じ住所の画像をグルーピングするために割り振られるグルーピングNo1102、物件名のindex801と紐づく物件名1103、物件画像のファイル名を示すファイル名1104、物件画像の撮影日と撮影時間を示す撮影日時1105、物件画像に含まれるExifのGPS情報を示すExif−GPS情報1106、Exif−GPS情報を住所取得サーバ104に送信することで取得する住所情報1107、Exif−GPS情報1106が存在しない場合にコピーするか否かを示す住所コピーフラグ1108から構成される。尚、物件画像登録一時テーブル1100の構成は一例であり、様々な構成例があることは言うまでもない。
物件画像登録一時テーブル1100に格納する際には、レコードを追加し、index1101に新たな番号を割り振る。そして、ファイル名1104に物件画像のファイル名を格納し、撮影日時には、物件画像の撮影日時を格納する。更に、物件画像のExifにGPS情報が格納されている場合には、Exif−GPS情報1106にGPS情報を格納し、住所コピーフラグ1108には他の物件画像から住所情報をコピーしない旨を示す「0」を格納する。物件画像のExifにGPS情報が格納されていない場合には、住所コピーフラグ1108に他の物件画像から住所情報をコピーする旨を示す「1」を格納する。
ステップS305では、クライアント端末101は、ステップS304において格納された物件画像のうち、Exif−GPS情報1106が格納された物件画像が存在するか否かを判定する。ここでは、住所コピーフラグ1108に「0」が格納されている物件画像を検索することで判定する。Exif−GPS情報1106が格納された物件画像が存在すると判定した場合には、ステップS306へ処理を進める。Exif−GPS情報1106が格納された物件画像が存在すると判定できない場合には、ステップS326へ処理を進める。
ステップS306では、Exif−GPS情報から撮影した住所を取得する処理を行う。住所取得処理の詳細は、後述する図12に示す。
ステップS307では、クライアント端末101は、ステップS306において取得した住所情報を物件画像登録一時テーブル1100(図11参照)の住所情報1107に格納する。また、物件画像登録一時テーブル1100(図11参照)に格納された住所情報1107と、物件テーブル800(図8参照)に格納された住所メイン804とを比較し、類似する物件と関連付ける。具体的には、対応する物件名802のindex801を物件名1103に格納する。
ステップS326では、クライアント端末101は、ステップS305においてすべての物件画像が判定されたか否かを判定する。すべての物件画像が判定されたと判定した場合には、ステップS308へ処理を進め、すべての物件画像が判定されたと判定できない場合には、ステップS305へ処理を戻す。これにより、すべての物件画像が処理されるまでステップS305乃至ステップS307を繰り返す。
ステップS308では、クライアント端末101は、物件画像登録一時テーブル1100(図11参照)に格納された各情報を物件画像情報表示領域1002に表示する。また、住所コピーフラグ1108に「1」が格納されているレコードは、住所情報コピーボタン1007を表示する。
ステップS309では、クライアント端末101は、物件テーブル800(図8参照)に格納されたすべての物件名802を物件名選択用コンボボックス1003に格納する。
ステップS310では、クライアント端末101は、物件画像のプレビューを物件画像プレビュー領域1004に表示する。初期は最上段の物件画像が物件画像プレビュー領域1004に表示される。
ステップS311では、クライアント端末101は、物件画像情報表示領域1002であるレコードが選択された状態で、ユーザからの指示に従って上ボタン1005が押下されたか否かを判定する。上ボタン1005が押下されたと判定した場合には、ステップS312へ処理を進め、上ボタン1005が押下されたと判定できない場合には、ステップS313へ処理を進める。
ステップS312では、クライアント端末101は、選択されたレコードを一つ上の物件名に移動する。例えば、現在「△△マンション」としてグルーピングされている物件画像を選択された状態で、上ボタン1005が押下されると、当該物件画像は一つ上の物件名である「○○ハイツ」にグルーピングされる。具体的には、物件画像登録一時テーブル1100(図11参照)に格納された、当該選択された物件画像の物件名1103に、対応する物件の物件テーブル800(図8参照)に格納されたindex801を格納する。これにより、画像のプレビューを見ながら、物件画像がどの物件名にグルーピングされるのかを容易な操作により分類できる。
ステップS313では、クライアント端末101は、物件画像情報表示領域1002であるレコードが選択された状態で、ユーザからの指示に従って下ボタン1006が押下されたか否かを判定する。下ボタン1006が押下されたと判定した場合には、ステップS314へ処理を進め、下ボタン1006が押下されたと判定できない場合には、ステップS315へ処理を進める。
ステップS314では、クライアント端末101は、選択されたレコードを一つ下の物件名に移動する。例えば、現在「△△マンション」としてグルーピングされている物件画像を選択された状態で、下ボタン1006が押下されると、当該物件画像は一つ下の物件名である「□□アパート」にグルーピングされる。具体的には、物件画像登録一時テーブル1100(図11参照)に格納された、当該選択された物件画像の物件名1103に、対応する物件の物件テーブル800(図8参照)に格納されたindex801を格納する。これにより、画像のプレビューを見ながら、物件画像がどの物件名にグルーピングされるのかを容易な操作により分類できる。
ステップS315では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、住所情報コピーボタン1007が押下されたか否かを判定する。住所情報コピーボタン1007は、Exif−GPS情報が格納されていない物件画像のレコードに表示される。住所情報コピーボタン1007が押下されたと判定した場合には、ステップS316へ処理を進め、住所情報コピーボタン1007が押下されたと判定できない場合には、ステップS317へ処理を進める。
ステップS316では、クライアント端末101は、住所情報コピー画面1400(図14参照)を表示し、Exif−GPS情報がある物件画像からExif−GPS情報がない物件画像にExif−GPS情報をコピーする処理を行う。住所情報コピー処理の詳細は、後述する図14に示す。
ステップS317では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、実行ボタン1008が押下されたか否かを判定する。実行ボタン1008を押下されることで、物件画像を物件名に関連付ける。実行ボタン1008が押下されたと判定した場合には、ステップS318へ処理を進め、実行ボタン1008が押下されたと判定できない場合には、ステップS323へ処理を進める。
ステップS318では、クライアント端末101は、すべての物件画像に物件名が指定されているか否かを判定する。すべての物件画像に物件名が指定されていると判定した場合には、ステップS320へ処理を進め、すべての物件画像に物件名が指定されていると判定できない場合には、ステップS319へ処理を進める。
ステップS319では、クライアント端末101は、すべての物件画像に物件名が指定されていない旨のエラーメッセージ(不図示)をCRT210上に表示する。
ステップS320では、クライアント端末101は、物件画像を物件名に関連付けてもよいか否かの処理確認メッセージ(不図示)をCRT210上に表示する。
ステップS321では、クライアント端末101は、ステップS320において処理実行の許可が得られた場合、物件画像登録一時テーブル1100(図11参照)に登録された情報を利用して、ステップS204において作成された物件名フォルダに対応する物件画像を振り分け、物件画像のExifにExif−GPS情報1106の書き込みを実施する。
ステップS322では、クライアント端末101は、すべての物件画像への処理が完了した旨のエラーメッセージ(不図示)をCRT210上に表示する。
ステップS323では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、キャンセルボタン1009が押下されたか否かを判定する。キャンセルボタン1009が押下されたと判定した場合には、ステップS324へ処理を進め、キャンセルボタン1009が押下されたと判定できない場合には、ステップS311へ処理を戻す。
ステップS324では、クライアント端末101は、物件画像登録一時テーブル1100(図11参照)に格納された情報をすべて消去する。
ステップS325では、クライアント端末101は、物件画像登録画面1000(図10参照)を閉じ、物件画像登録処理の呼び出し元に処理を戻す。
次に、Exif−GPS情報から住所情報を取得する処理について図12を用いて説明する。尚、S401及びS405の各ステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御の下、処理が行われ、S402乃至S404の各ステップは、住所取得サーバ104におけるCPU201の制御の下、処理が行われる。
ステップS401では、クライアント端末101は、物件画像登録一時テーブル1100(図11参照)に格納されたExif−GPS情報1106を取得し、住所取得サーバ104へ送信する。
ステップS402では、住所取得サーバ104は、ステップS401において送信されたExif−GPS情報1106を受信する。
ステップS403では、住所取得サーバ104は、ステップS402において受信したExif−GPS情報1106を元に住所取得モジュール322により住所情報を取得する。住所取得サーバ104は、外部メモリ211に経度・緯度と住所情報を対応づけて記憶しており、Exif−GPS情報1106が示す緯度・経度を元に住所情報を取得することができる。住所取得サーバ104は、いわゆる逆ジオコーディングを行うサーバである。よって、逆ジオコーディングサービスを行っているWebサービスを利用してもよい。
ステップS404では、住所取得サーバ104は、ステップS403において取得した住所情報をクライアント端末101へ送信する。
ステップS405では、クライアント端末101は、ステップS404において住所取得サーバ104から送信された住所情報を受信し、RAM203に記憶し、住所取得処理の呼び出し元に処理を戻す。
次に、住所情報が記録されている物件画像から住所情報を取得し、住所情報のない物件画像に登録する処理について図13を用いて説明する。尚、S501乃至S517の各ステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御の下、処理が行われる。
ステップS501では、クライアント端末101は、CRT210上に住所情報コピー画面1400(図14参照)を表示する。
ステップS502では、クライアント端末101は、物件画像登録一時テーブル1100(図11参照)に格納されたレコードのうち、住所コピーフラグに「1」が格納されたレコードのファイル名1104と撮影日時1105をコピー先情報欄1401に表示する。また、コピー先情報欄1401に表示されたレコードに対応する物件画像をコピー先画像欄1402に表示する。このとき、住所コピーフラグに「1」が格納されたレコードが複数存在する場合には、図14に示す通り、複数の物件画像に関して表示させてもよい。
更に、当該住所コピーフラグに「1」が格納されたレコードの前後に格納された、住所コピーフラグが「0」のレコードを住所情報コピー画面1400に表示する。具体的には、当該住所コピーフラグに「1」が格納されたレコードより前に格納されたレコードのうち、最も当該レコードよりも近いレコードのファイル名1104と撮影日時1105と住所情報1107をコピー元情報欄1403に表示し、物件名1103に対応する物件名802を物件テーブル800(図8参照)から取得してコピー元情報欄1403に表示する。当該住所コピーフラグに「1」が格納されたレコードより後に格納されたレコードのうち、最も当該レコードよりも近いレコードに関しても同様である。また、コピー元情報欄1403に表示されたレコードに対応する物件画像をコピー元画像欄1404に表示する。
ステップS503では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、コピー先画像変更ボタン1405が押下されたか否かを判定する。これにより、住所コピーフラグに「1」が格納されたレコードが複数ある場合に、コピー対象とするレコードを切り替えることができる。コピー先画像変更ボタン1405が押下されたと判定した場合には、ステップS504に処理を進め、コピー先画像変更ボタン1405が押下されたと判定できない場合には、ステップS505へ処理を進める。
ステップS504では、クライアント端末101は、コピー先画像変更ボタン1405が押下された方向に応じて、コピー先の物件画像を切り替える。例えば、図14において右側のコピー先画像変更ボタン1405が押下された場合には、ファイル名「XXXX005.JPG」よりも前に格納され、住所情報コピーフラグに「1」が格納されたレコードを表示する。つまり、「XXXX004.JPG」が表示される。具体的には、「XXXX004.JPG」のコピー先情報欄1401に該当する情報と、コピー先画像欄1402に該当する物件画像を表示する。この表示は、新たにコピー先情報欄1401とコピー先画像欄1402を作成してもよいし、表示領域が限られている場合には、既に表示されているコピー先情報欄1401とコピー先画像欄1402を一つ右にスライド移動させ、最も右に表示されているコピー先情報欄1401とコピー先画像欄1402を画面から消してもよい。
ステップS505では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、コピー元画像変更ボタン1406が押下されたか否かを判定する。これにより、住所コピーフラグに「0」が格納されたレコードが複数ある場合に、コピー元とするレコードを切り替えることができる。コピー元画像変更ボタン1406が押下されたと判定した場合には、ステップS506に処理を進め、コピー元画像変更ボタン1406が押下されたと判定できない場合には、ステップS507へ処理を進める。
ステップS506では、クライアント端末101は、コピー元画像変更ボタン1406が押下された方向に応じて、コピー元の物件画像とその物件画像に該当する情報を切り替える。例えば、図14において左側のコピー元物件画像に対して、右側のコピー元画像変更ボタン1406が押下された場合には、ファイル名「XXXX001.JPG」よりも後に格納され、住所情報コピーフラグに「1」が格納されたレコードを表示する。つまり、「XXXX002.JPG」が表示される。具体的には、「XXXX002.JPG」のコピー元情報欄1403に該当する情報と、コピー元画像欄1404に該当する物件画像を表示する。
ステップS507では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、コピー境界線1407が指定されたか否かを判定する。このコピー境界線1407が指定されることで、当該コピー境界線1407より左側にあるコピー先の物件画像に対応する物件画像登録一時テーブル1100(図11参照)のレコードに、左側に表示されたコピー元の物件画像に対応する物件画像登録一時テーブル1100のレコードをコピーして格納し、当該コピー境界線1407より右側にあるコピー先の物件画像に対応する物件画像登録一時テーブル1100(図11参照)のレコードに、右側に表示されたコピー元の物件画像に対応する物件画像登録一時テーブル1100のレコードをコピーして格納する処理を後述するステップS514において行う。本ステップは、後述するステップS514の事前準備である。コピー境界線1407が指定されたと判定した場合には、ステップS508へ処理を進め、コピー境界線1407が指定されたと判定できない場合には、ステップS509へ処理を進める。
ステップS508では、クライアント端末101は、指定されたコピー境界線1407を境界線として設定し、住所情報コピー画面1400(図14参照)に境界線を表示する。例えば図14では、ファイル名「XXXX005.JPG」と「XXXX006.JPG」の間に表示されたコピー境界線1407を指定すると、「XXXX005.JPG」と「XXXX006.JPG」の間に境界線が表示される。更に、コピー境界線フラグテーブル1120のコピー先ファイル名左1122に指定されたコピー境界線1407の左側にあるファイル名「XXXX005.JPG」を格納し、コピー先ファイル名右1123に指定されたコピー境界線1407の右側にあるファイル名「XXXX006.JPG」を格納する。そして、コピー境界フラグ1121に「1」を格納する。
コピー境界線フラグテーブル1120は、コピー境界線1407が設定されているか否かを示すコピー境界フラグ1121、コピー境界線1407の左側に存在する物件画像のファイル名を示すコピー先ファイル名左1122、コピー境界線1407の右側に存在する物件画像のファイル名を示すコピー先ファイル名右1123から構成される。コピー境界フラグ1121には、コピー境界線1407が設定されている場合には「1」が格納され、そうでない場合には、「0」が格納される。
ステップS509では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、コピー元指定チェックボックス1408が押下されたか否かを判定する。コピー元指定チェックボックス1408が押下されることによって、前記コピー境界線1407を境としてコピー元の物件画像に関連づく物件画像登録一時テーブル1100(図11参照)に格納されたレコードをコピーするか否かを選択できる。例えば、左側のコピー元指定チェックボックス1408を押下してチェックを入れ、右側のコピー元指定チェックボックス1408は押下しなかった場合、前記指定されたコピー境界線1407を境にして、コピー境界線1407よりも左側に表示されたコピー先の物件画像に関連づく物件画像登録一時テーブル1100に格納されたレコードには、コピー元の物件画像に関連づく物件画像登録一時テーブル1100に格納されたレコードを格納する。コピー境界線1407よりも右側に表示されたコピー先の物件画像に関連づく物件画像登録一時テーブル1100に格納されたレコードには、コピーしない。これにより、より柔軟な住所情報のコピーを行うことができる。コピー元指定チェックボックス1408が押下されたと判定した場合には、ステップS510へ処理を進め、コピー元指定チェックボックス1408が押下されたと判定できない場合には、ステップS511へ処理を進める。
ステップS510では、クライアント端末101は、指定されたコピー元指定チェックボックス1408にチェックを入れる。コピー元指定チェックボックス1408は、コピー元画像欄1404とコピー元情報欄1403と共に配置される。コピー元指定チェックボックス1408にチェックが入れられることにより、当該コピー元画像欄1404とコピー元情報欄1403に対応する物件画像登録一時テーブル1100(図11参照)のレコードからExif−GPS情報1106と住所情報1107をコピーさせる。コピー元指定チェックボックス1408にチェックが入ることにより、コピー元指定チェックフラグテーブル1110のコピー元指定チェックフラグ1111に「1」を格納し、コピー元指定チェックボックス1408にチェックが入れられた物件画像のファイル名をコピー元ファイル名1112に格納する。また、コピー境界線1407のどちら側のコピー元なのかをコピーサイド1113に格納する。
コピー元指定チェックフラグテーブル1110は、コピー元指定チェックボックス1408にチェックがされたか否かを示す、コピー元指定チェックフラグ1111、コピー元指定チェックボックス1408にチェックが入れられた物件画像のファイル名を示すコピー元ファイル名1112、コピー境界線1407のどちら側のコピー元なのかを示すコピーサイド1113から構成される。
ステップS511では、クライアント端末101は、ユーザから指示に従って、実行ボタン1409が押下されたか否かを判定する。実行ボタン1409の押下によって、ステップS508において設定されたコピー境界線1407を境として、ステップS510において設定されたコピー元指定チェックボックス1408にチェックが入っている側のコピー先画像欄1402とコピー先情報欄1401に対応する物件画像登録一時テーブル1100(図11参照)のレコードのExif−GPS情報1106と住所情報1107に、コピー元画像欄1404とコピー元情報欄1403に対応する物件画像登録一時テーブル1100のレコードのExif−GPS情報1106と住所情報1107をそれぞれ格納する。実行ボタン1409が押下されたと判定した場合には、ステップS512へ処理を進め、実行ボタン1409が押下されたと判定できない場合には、ステップS517へ処理を進める。
ステップS512では、クライアント端末101は、ステップS510においてコピー元指定チェックボックス1408にチェックがされたか否かを判定する。つまり、コピー元指定チェックフラグ1111のフラグが立っているか否かを判定する。コピー元指定チェックフラグ1111のフラグが立っていると判定される場合には、ステップS513へ処理を進め、コピー元指定チェックフラグ1111のフラグが立っていると判定できない場合には、ステップS516へ処理を進める。
ステップS513では、クライアント端末101は、ステップS508においてコピー境界線1407が設定されたか否かを判定する。つまり、コピー境界フラグ1121のフラグが立っているか否かを判定する。コピー境界フラグ1121のフラグが立っていると判定される場合には、ステップS514へ処理を進め、コピー境界フラグ1121のフラグが立っていると判定できない場合には、ステップS516へ処理を進める。
ステップS514では、クライアント端末101は、コピー元の物件画像に登録された住所情報をコピー先の物件画像の住所情報に格納する。具体的には、コピー元指定チェックフラグ1111に「1」が格納されたレコードのコピーサイド1113を参照し、「左」が格納されていれば、コピー先ファイル名左1122に格納されたファイル名に対応する物件画像以前に撮影された物件画像で、住所コピーフラグ1108に「1」が格納された物件画像に対応する物件画像登録一時テーブル1100のレコードを特定する。更にコピー元ファイル名1112が示すファイル名と対応するファイル名をファイル名1104から検索し、該当するファイル名のレコードに格納されたExif−GPS情報1106と住所情報1107を、前記特定されたレコードのExif−GPS情報1106と住所情報1107に格納する。コピー元指定チェックフラグ1111に「1」が格納されたレコードのコピーサイド1113を参照し、「右」が格納されていれば、コピー先ファイル名左1122に格納されたファイル名に対応する物件画像以後に撮影された物件画像で、住所コピーフラグ1108に「1」が格納された物件画像に対応する物件画像登録一時テーブル1100のレコードを特定し、「左」と同様の処理を行う。これにより、Exif−GPS情報1106と住所情報1107が格納されていない物件画像であっても、他の画像から容易な操作でExif−GPS情報1106と住所情報1107をコピーすることができる。
ステップS515では、クライアント端末101は、CRT210上に処理が完了した旨を通知するメッセージ(不図示)を表示する。
ステップS516では、クライアント端末101は、CRT210上にコピー元指定チェックボックス1408、又はコピー境界線1407が指定されていない旨のエラーメッセージ(不図示)を表示する。
ステップS517では、クライアント端末101は、ユーザから指示に従って、キャンセルボタン1410が押下されたか否かを判定する。キャンセルボタン1410が押下されたと判定した場合には、住所情報コピー処理の呼び出し元に処理を戻す。キャンセルボタン1410が押下されたと判定できない場合には、ステップS503へ処理を戻す。
次に、物件画像を管理する処理について図15を用いて説明する。尚、S601乃至S613の各ステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御の下、処理が行われる。
ステップS601では、クライアント端末101は、CRT210上に物件情報管理画面1600(図16参照)を表示する。
ステップS602では、クライアント端末101は、物件テーブル800に格納された物件名802と周辺駅806を物件一覧1601に表示する。
ステップS603では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、物件一覧1601に表示された物件名のうち、いずれか1つが選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合には、ステップS604へ処理を進め、選択されたと判定できない場合には、選択受付状態で待機する。
ステップS604では、クライアント端末101は、ステップS603において選択された物件に関する詳細情報を表示する。具体的には、選択された物件名に対応する物件情報(物件名802、郵便番号803、住所メイン804、住所サブ805、周辺駅806、周辺施設807、備考808)を物件テーブル800から取得して、物件詳細1602に表示する。また、物件画像一覧1603には、画像保存先809が示すフォルダに格納された画像の一覧を表示する。
ステップS605では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、物件画像一覧1603の項目が選択されているか否かを判定する。選択されていると判定した場合には、ステップS606へ処理を進め、選択されていると判定できない場合には、ステップS607へ処理を進める。
ステップS606では、クライアント端末101は、ステップS605において選択された項目に対応する物件画像を物件画像プレビュー1604に表示する。選択された項目のファイル名からファイルを特定して、表示を行う。
ステップS607では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、更新ボタン1605が押下されたか否かを判定する。更新ボタン1605が押下されたと判定した場合には、ステップS608へ処理を進め、更新ボタン1605が押下されたと判定できない場合には、ステップS609へ処理を進める。
ステップS608では、クライアント端末101は、ユーザから指示に従って、物件詳細1602の各入力フォームに入力された内容を物件テーブル800に反映する。
ステップS609では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、削除ボタン1606が押下されたか否かを判定する。削除ボタン1606が押下されたと判定した場合には、ステップS610へ処理を進め、削除ボタン1606が押下されたと判定できない場合には、ステップS611へ処理を進める。
ステップS610では、クライアント端末101は、物件一覧1601において選択されている物件に関する情報をすべて削除する。具体的には、物件テーブル800に登録されている該当レコードを削除し、当該物件の画像が格納されたフォルダも削除する。
ステップS611では、クライアント端末101は、ユーザから指示に従って、WEBアップロードボタン1607が押下されたか否かを判定する。WEBアップロードボタン1607が押下されたと判定した場合には、ステップS612へ処理を進め、WEBアップロードボタン1607が押下されたと判定できない場合には、ステップS613へ処理を進める。
ステップS612では、クライアント端末101は、現在表示されている物件情報をWEBにアップロードする処理を行う。WEBアップロード処理の詳細は、後述する図17に示す。
ステップS613では、クライアント端末101は、ユーザからの指示に従って、キャンセルボタン1608が押下されたか否かを判定する。キャンセルボタン1608が押下されたと判定した場合には、物件情報管理処理の呼び出し元に処理を戻し、キャンセルボタン1608が押下されたと判定できない場合には、ステップS603へ処理を戻す。
次に、物件情報をWEBアップロードする処理について図17を用いて説明する。尚、S701乃至S711の各ステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御の下、処理が行われる。
ステップS701では、クライアント端末101は、CRT210上に物件情報をWEBにアップロードしてよいか否かの確認メッセージを表示する(不図示)。
ステップS702では、クライアント端末101は、物件詳細1602に格納された情報を物件テーブル800に格納して、更新を行う。
ステップS703では、クライアント端末101は、WEBにアップロードする物件の物件画像にExif−GPS情報が記憶されているか否かを判定する。Exif−GPS情報が記憶されていると判定した場合には、ステップS704へ処理を進め、Exif−GPS情報が記憶されていると判定できない場合には、ステップS706へ処理を進める。
ステップS704では、クライアント端末101は、前述した住所取得処理を行う。
ステップS705では、クライアント端末101は、ステップS704において取得された住所情報とWEBアップロードする物件の住所情報が一致するか否かを判定する。一致すると判定した場合には、ステップS706へ処理を進め、一致すると判定できない場合には、ステップS708へ処理を進める。
ステップS706では、クライアント端末101は、CRT210上にWEBアップロードを実行してよいか否かの確認メッセージを表示する(不図示)。
ステップS707では、クライアント端末101は、WEBサーバ103に対して物件情報や物件画像をアップロードする。
ステップS708では、クライアント端末101は、CRT210上に住所情報が一致しなかった旨のメッセージを表示する(不図示)。
ステップS709では、クライアント端末101は、CRT210上にWEBアップロードするか否かをユーザに選択させる画面を表示し、WEBアップロードする旨が選択されたか否かを判定する。WEBアップロードする旨が選択されたと判定した場合には、ステップS710へ処理を進め、WEBアップロードする旨が選択されたと判定できなかった場合には、ステップS711へ処理を進める。
ステップS710では、WEBサーバ103に対して物件情報や物件画像をアップロードする。
ステップS711では、クライアント端末101は、CRT210上に処理が完了した旨のメッセージを表示する(不図示)。
以上説明したように、本実施形態によれば、画像ファイルに含まれる位置情報から住所情報を取得し、位置情報が記録されていない画像ファイルに対しては、位置情報が記憶済みの画像ファイルから容易な操作でコピーし、取得した住所情報に応じてWEBサーバにアップロードできるので、物件を撮影した画像ファイルの管理負荷を軽減することのできる効果を奏する。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能である。
また、本発明におけるプログラムは、各処理方法をコンピュータが実行可能(読み取り可能)なプログラムであり、本発明の記録媒体は、各処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。
なお、本発明におけるプログラムは、各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読取り実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。