JP6024327B2 - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
スマートフォンやタブレットPCのようなスマートデバイス、ノートPC、PDA等の、無線通信機能を備えた、情報処理端末が普及している。家庭、オフィス又は公共の施設等において、ユーザは、これらの情報処理端末を所持して会合することにより、互いに情報交換をすることができる。
例えば、特許文献1には、各ユーザが情報処理端末を介して会合を行う際に、電子的な資料(ファイル)に共有可能なマークを付することのできるシステムが開示されている。
しかしながら、既存の方法では、物理的に近い位置にいる、任意の会議参加者に対して、ファイルについての設定(例えば、閲覧権限の設定等)を行うことができなかった。また、そのような会議参加者が使用する情報処理端末を対象として、ファイルに対する設定を行うことができなかった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ファイルに対する設定を効率的に行えるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決し目的を達成するため、本発明の一実施形態における情報処理装置は、
指定されたファイルに対する設定を行う情報処理装置であって、
情報処理端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
取得した前記位置情報を用いて、前記情報処理端末の属する領域を特定する特定手段と、
特定された前記領域に属する他の情報処理端末又は該他の情報処理端末のユーザに対する、前記ファイルの所定の設定を行う設定手段と、
を有する。
また、本発明の一実施形態における情報処理方法は、
指定されたファイルに対する設定を行う情報処理装置で実行される情報処理方法あって、
情報処理端末の位置情報を取得する位置情報取得段階と、
取得した前記位置情報を用いて、前記情報処理端末の属する領域を特定する特定段階と、
特定された前記領域に属する他の情報処理端末又は該他の情報処理端末のユーザに対する、前記ファイルの所定の設定を行う設定段階と、
を有する。
本発明によれば、ファイルに対する設定を効率的に行うことができる。
本発明の一実施形態における情報処理装置を含むシステムの概略図。 本発明の一実施形態におけるネットワークの概略図。 本発明の一実施形態における情報処理装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における情報処理端末のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における通信装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態におけるゲートウェイのハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における情報処理装置、情報処理端末、通信装置、ゲートウェイ、位置情報管理サーバの機能ブロック図。 本発明の一実施形態における情報処理端末の情報を格納するテーブルを表す図。 本発明の一実施形態における通信装置の情報を格納するテーブルを表す図。 本発明の一実施形態における情報処理端末の位置情報を格納するテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態における領域の情報を格納するテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態における情報処理装置に格納されたファイルの情報を管理するテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態における情報処理装置に格納されたファイルの権限情報を管理するテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態における情報処理装置に格納されたファイルの権限情報を管理するテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態における位置情報管理サーバ、ゲートウェイ、通信装置及び情報処理端末の動作例を表す図。 本発明の一実施形態における情報処理装置の処理の流れを表すフローチャート。 本発明の一実施形態における情報処理装置及び情報処理端末の動作例を表す図。 本発明の一実施形態における情報処理装置が出力する権限設定画面の例を表す図。 本発明の一実施形態における情報処理装置が出力する権限設定画面の例を表す図。 本発明の一実施形態における情報処理装置が出力する権限設定画面の例を表す図。 本発明の一実施形態における情報処理装置が出力する権限設定画面の例を表す図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
1.システムの概要
2.ハードウェア構成
2.1 情報処理装置
2.2 情報処理端末
2.3 通信装置
2.4 ゲートウェイ
3.機能
3.1 位置情報管理機能
3.2 権限設定機能
4.動作例
4.1 位置情報管理処理
4.2 権限設定処理
(1.システムの概要)
図1を用いて、本発明の一実施形態における情報処理装置100を含むシステムの概要について説明する。本発明の一実施形態における情報処理装置100は、社内LANのようなネットワーク190に接続され、ユーザの使用する情報処理端末120から、無線LAN等を介してアップロードされたファイルを格納する。また、本情報処理装置100は、アップロード済みのファイルに対する設定機能を、情報処理端末120に対して提供する(設定画面の例を図18、19に示す。詳しくは後述する)。ファイルに対する設定には、例えば、ファイルに対するアクセス権限の設定が含まれる。本実施例は、権限の設定に着目して説明されるが、本発明は、この例に限られず、例えば、ファイルについての任意の設定に対して適用することができる。
ここで、本情報処理装置100は、ネットワーク190に接続された、位置情報管理サーバ102から、情報処理端末120の位置情報を取得することができる。本情報処理装置100は、この位置情報を利用し、情報処理端末120の属する領域(施設内の一区画、フロア、ブース等を含む)にある他の情報処理端末を特定する。図1の例では、ユーザの情報処理端末120と同一の領域「A4−Sサイド」に属する、情報処理端末122、124、130、132、134が特定される。そして、特定された情報処理端末又はそのユーザの一覧を出力し、その全て又は一部を選択させることで、ファイルへの権限設定を可能とする(設定画面の例を図20、21に示す)。
図1に示される情報処理端末120−134は、スマートフォンやタブレットPCのようなスマートデバイス、ノートPC、PDA、デスクトップPC、プロジェクタ等の情報処理端末である。特に、情報処理端末120−124は、ユーザが携帯して使用する、無線通信機能を備えた情報処理端末であり、特定のユーザと紐付けられた端末である。一方、情報処理端末130−134は、主として特定の位置に固定されて使用される、デスクトップPC、プロジェクタ等を含む。情報処理端末120−134は、後述する通信装置140−146から送信される測位信号を受信し、位置情報を取得することができる。取得した位置情報は、後述するPANのようなネットワーク180を介して、位置情報管理サーバ102に送信される。
通信装置140−146は、空間の天井等に設置され、例えば、IMES(Indoor Messaging System)規格に従って構成される、測位信号を送出する。測位信号には、通信装置140−146の夫々の設置された位置を表す緯度、経度、フロア情報等が含まれる。
また、通信装置140−146は、各情報処理端末及び後述するゲートウェイ160とネットワーク180を構成し、各情報処理端末から受信した位置情報を、ゲートウェイ160に中継する中継機能を有する。図2は、図1から、ネットワーク180を構成する装置を抜き出して表したものである。ネットワーク180は、例えば、ZigBee(登録商標)によって構成される、PANである。ネットワーク180が、ZigBeeによって構成される場合には、通信装置140−146は、ZigBeeルータ(他のZigBeeデバイス間のデータ中継機能を有するデバイス)として機能する。
ゲートウェイ160は、ネットワーク180とネットワーク190とを相互に接続し、ネットワーク180側から送信されたデータを、ネットワーク190に中継する。例えば、ネットワーク180がZigBee(登録商標)による近距離無線通信ネットワークであり、ネットワーク190がIEEE802.3規格に基づくLANである場合には、それらの間での通信方式の変換を行う。また、ゲートウェイ160は、ネットワーク180の構成を管理する機能を有する。
図2に示されるように、情報処理端末120−134は、ネットワーク180の末端に接続され、近距離無線通信にZigBee(登録商標)が用いられる場合には、ZigBeeエンドデバイス(後述するZigBeeルータ又はZigBeeコーディネータに接続された、データの中継機能を有さないデバイス)として機能する。一方、ネットワーク180を形成して管理するために必要なZigBeeコーディネータ機能(ZigBeeネットワーク内に一台のみ存在し、ネットワークの立ち上げや管理を行うデバイス)は、ゲートウェイ160によって提供される。
以上の構成により、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、ファイルに権限を設定する際に、ユーザの属する領域にある他の情報処理端末又はそのユーザの一覧を提示することができる。そして、その一覧から選択された情報処理端末又はそのユーザに対して、ファイルへの権限を設定することができる。
(2.ハードウェア構成)
次に、図3、図4、図5、図6を用いて、本発明の一実施形態における情報処理装置100、情報処理端末120−134、通信装置140、ゲートウェイ160のハードウェア構成について説明する。
(2.1 情報処理装置)
図3は、本発明の一実施形態における情報処理装置100のハードウェア構成を表す。情報処理装置100は、CPU300、RAM302、ROM304、HDD306、通信部308、表示部310、入力部312及びバス314を有する。
CPU300は、情報処理装置100の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM302は、CPU300のワークエリア等を構成する。ROM304は、情報処理装置100のシステムプログラム等を記憶する。HDD306は、OSやアプリケーションのプログラムや、データ等を保管する。HDD306は、例えば、半導体メモリ、磁気テープ、光学ディスク等を用いる、任意の記憶装置であってもよい。通信部308は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、IEEE802.3規格に基づくLANと接続するためのインターフェースを含む装置である。表示部310は、例えば液晶ディスプレイのように、情報処理装置100の操作画面や処理結果を、ユーザに対して提示する装置である。入力部312は、例えばキーボードや、マウスのように、ユーザからの入力を受け付ける装置である。バス314は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、ユーザからアップロードされたファイルを格納することができる。また、ユーザの情報処理端末120に対し、そのファイルへの権限設定機能を提供することができる。
なお、表示部310及び入力部312は、任意の構成要素である。
また、本明細書において、位置情報管理サーバ102は、情報処理装置100とは別個のハードウェアとして例示する。しかしながら、位置情報管理サーバ102の機能は、情報処理装置100と統合されてもよい。
(2.2 情報処理端末)
図4は、本発明の一実施形態における情報処理端末120−134(以下、代表的に情報処理端末120について説明する)のハードウェア構成を表す。
情報処理端末120は、CPU400、RAM402、ROM404、第一通信部406、第二通信部408、測位信号受信部410、表示部412、入力部414及びバス416を有する。
CPU400は、情報処理端末の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM402は、CPUのワークエリア等を構成する。ROM404は、CPU400が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。第一通信部406は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような、近距離無線通信方式に従って通信を行う装置である。第二通信部408は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、IEEE802.11規格に従う無線LANによる通信を行う装置である。測位信号受信部410は、通信装置140が送信する測位信号を受信するための装置であり、例えば、IMES規格により定義されたフレームフォーマットの測位信号を受信する。表示部412は、例えば液晶ディスプレイのように、情報処理端末120の操作画面や処理結果を、ユーザに対して表示する装置である。入力部414は、例えばマウス、キーボード、タッチパネル、ボタン等のように、ユーザからの入力を受け付ける装置である。バス416は、各装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における情報処理端末120は、通信装置140から送信された測位信号を用いて、位置情報を取得し、この位置情報を、位置情報管理サーバ102へと送信することができる。
なお、情報処理端末120は、第二通信部408として、例えば第三世代移動体通信システム(いわゆる、3G)のような、携帯電話通信網にアクセス可能な通信装置を備えていてもよい。あるいは、無線LANによる通信のための通信装置と、3Gによる通信のための通信装置との、両方を備えていてもよい。
また、情報処理端末120が、第二通信部408として、例えば有線LANによる通信を行うための装置を備えていてもよい。
(2.3 通信装置)
図5は、本発明の一実施形態における通信装置140−146(以下、代表的に通信装置140について説明する)のハードウェア構成例を表す。通信装置140は、CPU500、RAM502、ROM504、通信部506、測位信号送信部508及びバス510を有する。
CPU500は、通信装置140の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM502は、CPU500のワークエリア等を構成する。ROM504は、CPU500が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。通信部506は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような近距離無線通信方式に従って無線通信可能な装置である。測位信号送信部508は、情報処理端末120が現在位置を取得するために用いる測位信号を送信する装置であり、例えば、IMES規格により定義されたフレームフォーマットで測位信号を送信する。より具体的には、測位信号送信部508は、IMES規格によって定義されるフレーム構造を有するデータを用いて、1.5754GHzの搬送波を変調して信号を生成し、これをアンテナより送出する。バス510は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における通信装置140は、情報処理端末120及び情報処理装置122が測位を行うために必要な、測位信号を送信することができる。また、情報処理端末120及び情報処理装置122と、ゲートウェイ160との間の通信を中継することができる。
(2.4 ゲートウェイ)
図6は、本発明の一実施形態におけるゲートウェイ160のハードウェア構成を表す。ゲートウェイ160は、CPU600、RAM602、ROM604、第一通信部606、第二通信部608及びバス610を有する。
CPU600は、ゲートウェイ160の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM602は、CPU600のワークエリア等を構成する。ROM604は、CPU600が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。第一通信部606は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような近距離無線通信方式に従って無線通信可能な装置である。第二通信部608は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、IEEE802.3規格に基づくLANと接続するためのインターフェースを含む装置である。バス610は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態におけるゲートウェイ160は、通信装置140、情報処理端末120及び情報処理装置122により構成される、近距離無線通信による、ネットワーク180を管理することができる。また、本ゲートウェイ160は、ネットワーク180と、ネットワーク190とを、相互に接続することができる。
(3.機能)
次に、図7を用いて、本発明の一実施形態における情報処理装置100、情報処理端末120、通信装置140、ゲートウェイ160及び位置情報管理サーバ102の機能ブロックの構成について説明する。図7には、これらの装置が備える様々な要素のうち、本実施形態の説明に特に関連する要素が示されている。また、図7において、各手段を結ぶ矢印は、各手段の間での主な情報の流れを表している。特に、破線の矢印は、異なる装置間での主な情報の流れを表している。以下では、上記構成によって提供される機能を、「位置情報管理機能」、及び「権限設定機能」に分けて説明する。
(3.1 位置情報管理機能)
まず、情報処理端末120−134の位置情報を、取得して管理する機能について説明する。ここでは、代表的に、情報処理端末120の位置情報を取得して管理する手順について説明する。上述したように、情報処理端末120の位置情報は、情報処理端末120が、通信装置から送信される測位信号を受信することによって、取得される。ここでは、測位信号が、IMES規格に従って構成される測位信号であるものとして説明する。情報処理端末120は、ネットワーク180を用いて、取得した位置情報を、位置情報管理サーバ102へと送信することができる。
本発明の一実施形態における通信装置140は、位置情報格納手段700と、測位信号送信手段702を有する(中継手段712については後述する)。
位置情報格納手段700は、通信装置140が設置される位置を表す位置情報を格納する。位置情報には、例えば、緯度、経度、フロアを表す情報が含まれる。位置情報は、通信装置ごとに、通信装置の設置者等によって予め設定される。設置済の通信装置の位置情報は、例えば、図9に示されるテーブルによって、通信装置を識別するための識別子ととともに、管理される。当該テーブルに記載された情報は、情報処理装置100に格納される。
測位信号送信手段702は、位置情報格納手段700に格納された位置情報を含む測位信号を生成して、情報処理端末120に送信する。測位信号は、IMES規格によって定義されるフレーム構造によって構成され得る。
本発明の一実施形態における情報処理端末120は、測位信号受信手段704、位置情報取得手段706、識別情報格納手段708及び位置情報送信手段710を有する。
測位信号受信手段704は、通信装置140から送信された測位信号を受信する。測位信号受信手段704は、受信した測位信号を、位置情報取得手段706に渡す。
位置情報取得手段706は、測位信号受信手段704が受信した、IMES規格に従って構成される測位信号から、位置情報を取得する。位置情報には、緯度、経度、フロアの情報が含まれる。位置情報取得手段706は、取得した位置情報を、位置情報送信手段710に渡す。
識別情報格納手段708は、情報処理端末120の識別情報を格納する。識別情報には、例えば、情報処理端末120の有する固有のMACアドレスを用いることができる。
位置情報送信手段710は、位置情報取得手段706から受け取った位置情報と、識別情報格納手段708に格納される識別情報とを、通信装置140に送信する。ここで、これらの情報は、通信装置140(又は通信装置142−146)と、ゲートウェイ160とにより中継されて(ネットワーク180経由で)、位置情報管理サーバ102に伝送され得る。情報処理端末120は、複数設置された通信装置のうち、測位信号の送信元である通信装置140に対して、位置情報と識別情報とを送信することができる。通信装置140及びゲートウェイ160における、中継処理の詳細については、後述する。位置情報と識別情報は、情報処理端末120が、測位信号を通じて位置情報が取得するたびに、送信され得る。情報処理端末120による、位置情報の取得は、例えば、所定の時刻、一定間隔、又は、情報処理端末120に備えられた加速度センサ(図示されない)による加速度の変化の検出に応じて、行われ得る。
本発明の一実施形態における通信装置140は、さらに中継手段712を有する。
中継手段712は、情報処理端末120から、位置情報管理サーバ102宛に送信された位置情報と識別情報とを、他の通信装置及び/又はゲートウェイ160へと中継する。中継された情報は、当該通信装置に格納されたルーティング情報に基づいて、次のノード(通信装置又はゲートウェイ)へと伝送され得る。情報処理端末120から送信された位置情報及び識別情報は、ゲートウェイ160に伝送され、その後、位置情報管理サーバ102へと伝送される。中継手段712は、ネットワーク180がZigBee(登録商標)によって構成される場合には、ZigBeeルータの機能を提供することができる。
本発明の一実施形態におけるゲートウェイ160は、通信変換手段714を有し、ネットワーク180の構成を管理する。ゲートウェイ160は、ネットワーク180がZigBee(登録商標)によって構成される場合には、ZigBeeコーディネータとしての機能を提供することができる。
通信変換手段714は、ネットワーク180に属する通信装置140−146から受信したデータを、外部のネットワーク(例えば、図1のネットワーク190)に適合する形式に変換し、そのデータを、位置情報管理サーバ102へと送信する。
本発明の一実施形態における位置情報管理サーバ102は、位置情報受信手段716及び位置情報格納手段718を有する。
位置情報受信手段716は、情報処理端末120から送信された、識別情報と位置情報とを受信する。受信した識別情報と位置情報とは、位置情報格納手段718に渡される。
位置情報格納手段718は、位置情報受信手段716から受け取った位置情報を、位置情報受信手段716から同様に受け取った識別情報ごとに、異なるテーブルに格納する。
図10(A)は、情報処理端末120の位置情報を順次格納する、位置情報管理テーブルの例を示している。同様に、図10(B)−(F)は、それぞれ、情報処理端末122、124、130、132、134の位置情報の格納された例を示している。位置情報管理テーブルは、「日時」と、「緯度」と、「経度」と、「フロア」の項目を有する。「日時」は、情報処理端末120から位置情報を受信した日時を格納する。あるいは、日時は、情報処理端末120が位置情報を取得した日時を格納してもよい。この場合には、日時を表す情報が、情報処理端末120から、別途取得され得る。「緯度」、「経度」及び「フロア」の情報は、情報処理端末120から受信した位置情報に含まれる情報である。このように、図10に例示される位置情報管理テーブルは、位置情報を送信した装置の識別情報ごとに設けられ、位置情報の一定期間内の履歴を格納することができる。本明細書において説明される実施例は、図10に示される、位置情報管理テーブルの例に基づいて、説明される。
以上の機能によって、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、位置情報管理サーバ102を介して、ユーザの情報処理端末120、122の位置情報を取得することができる。また、各情報処理端末は、位置情報を、PANのようなネットワーク180を通じて繰り返し送信し得るため、アクセスポイント等を通じて位置情報を送信する場合に比べて、通信に係る消費電力を低く抑えることができる。
なお、上記の説明では、主に、情報処理端末120の位置情報を取得する手順について説明したが、情報処理端末122−134の位置情報についても、同様の手順に従って、取得される。
(3.2 権限設定機能)
次に、本発明の一実施形態における情報処理装置100が情報処理端末120に対して提供する、ファイルへの権限の設定機能について説明する。本機能の実行にあたって、情報処理装置100と情報処理端末120との間でなされる通信は、ネットワーク180を介してなされてもよいし、無線LAN等を通じて、ネットワーク190を介してなされてもよい。
本発明の一実施形態における情報処理装置100は、端末情報格納手段720、位置情報取得手段722、通信装置情報格納手段724、領域情報格納手段726、端末領域特定手段728、ファイル格納手段730、権限設定手段732、端末情報出力手段734、権限情報格納手段736及びファイル出力手段738を有する。
端末情報格納手段720は、情報処理装置100にアクセス可能な情報処理端末の端末情報を格納する。端末情報は、例えば、図8に示される、端末情報管理テーブルを用いて、格納され得る。以下、端末情報管理テーブルに含まれる、各項目について説明する。
−端末ID:全ての情報処理端末に予め付された、情報処理端末を識別するためのID
−名称:情報処理端末を容易に特定できるよう、予め設定された名前。ユーザの情報処理端末に設定される名称は、例えば、「スマートフォン001」のような、情報処理端末の種類を識別するような情報であってもよい
−識別情報:情報処理端末が固有に有する、例えばMACアドレスのような、識別情報。識別情報は、前述した、位置情報管理機能を通じて、各情報処理端末から位置情報とともに送信される識別情報に対応する。各情報処理端末の有する識別情報は、既知であり、予め、当該テーブルに設定される。
−ユーザ名:当該情報処理端末のユーザのユーザ名。当該情報処理端末が特定のユーザと日も付けられていることを表す。情報処理端末が、特定の個人に紐付けられない共有物である場合には、その旨を表す情報(例えば、「共有」)が格納されてもよい。
−所属:当該情報処理端末のユーザの所属。あるいは、当該情報処理端末が共有物である場合には、当該情報処理端末を所有又は管理する部署名のような情報が格納される
位置情報取得手段722は、後述する、権限設定手段732からの指示に応じて、端末情報格納手段720に示される情報処理端末の、位置情報(緯度、経度、フロア)を、位置情報管理サーバ102の位置情報格納手段718から取得する。そして、取得した位置情報を、権限設定手段732に渡す。
通信装置情報格納手段724は、図1に示される空間内に設置された通信装置140−146の、設置位置情報を格納する。通信装置の設置位置情報は、例えば、図9に示される、通信装置情報格納テーブルを用いて、格納される。図9に示される、通信装置情報格納テーブルには、以下の項目が含まれる。
−通信装置ID:各通信装置に予め割り振られた固有のID
−緯度、経度、フロア:各通信装置の設置位置。各通信装置は、この設置位置を表す位置情報を含む測位信号を、各情報処理端末に送信する
通信装置情報格納テーブルは、例えば、通信装置が設置された段階で、予め生成される。
領域情報格納手段726は、例えば、施設のあるフロア内の一区画のような領域を定義するための領域情報を格納する。各領域は、例えば、図11に示される、領域情報テーブルによって、予め定義される。図11の領域情報テーブルは、「A4−Sサイド」、「A4−Nサイド」のような領域を、緯度及び経度(例えば、北緯及び東経)の範囲並びにフロアによって定義する。ここでは、例として、3つの領域が定義されている。
端末領域特定手段728は、後述する、権限設定手段732から受け取った、情報処理端末の位置情報を受け取り、領域情報格納手段726の領域情報テーブル(図11)を参照して、各情報処理端末の属する領域を特定する。そして、各情報処理端末の属する領域を表す領域名が、権限設定手段732に渡される。
ファイル格納手段730は、ユーザが予め情報処理端末120を通じてアップロードしたファイルを格納する。また、ファイル格納手段730は、図12に示されるように、格納されたファイルについての情報を格納する、ファイル情報テーブルを格納する。ファイル情報テーブルに含まれる項目は、以下の通りである。
−ファイル番号:格納されたファイルごとに付される固有の番号
−ファイル名:ファイルに付されたファイル名
−サイズ:ファイルのサイズ(単位はバイト)
−ユーザ:ファイルをアップロードしたユーザ。原則として、そのファイルの所有者(管理者)を表す
−更新日時:ファイルに対して最後に更新がなされた日時。ファイルがアップロードされた直後には、アップロードされた日付が設定される
権限設定手段732は、後述する、情報処理端末120の権限設定要求手段744から権限設定開始要求を受信したことに応じて、権限設定に係る機能を実行する。以下、機能を順に説明する。
まず、権限設定手段732は、情報処理端末120の権限設定要求手段744から、権限設定開始要求(識別情報又はユーザ名を含む)を受け取ると、ファイル格納手段730のファイル情報テーブル(図12)を参照する。次に、そのユーザの所有するファイルのリスト(各ファイルの更新日時等、付随する情報を含む)を取得する(識別情報を受け取った場合には、図8の端末情報管理テーブルを参照して、ユーザ名を取得する)。そして、そのリストを、情報処理端末120の権限設定要求手段744に渡す。ファイルのリストは、情報処理端末120の表示手段742によって表示される。図18は、その表示例を表している。図18には、図12のファイル情報テーブルに格納されている三つのファイル「打ち合わせ.doc」、「テスト結果.xls」、「メモ.txt」の、ファイル名と、更新日時が表示されている。情報処理端末120のユーザは、この画面を通じて、所望のファイルを指定し、サブメニュー等における所定の操作によって、所定の権限設定(例えば、「閲覧」権限設定)を行うよう、指示することができる。
次に、権限設定手段732は、情報処理端末120のファイル指定手段746から、ユーザによって指定されたファイル名と、そのファイルに設定する権限の種類(例えば、「閲覧」又は「編集」。但し、これに限られない)を表す情報(設定権限情報)を受信した後に(あるいは、ファイル名等を受信する前に)、全ての情報処理端末の属する領域を特定する。このために、まず、権限設定手段732は、端末情報格納手段720の端末情報管理テーブル(図8)を参照し、対象となる情報処理装置の識別番号を取得する。次に、識別情報を、上述した位置情報取得手段722に渡し、各情報処理装置の位置情報を受け取る。次に、取得した位置情報を、上述した端末領域特定手段728に渡し、各情報処理端末の属する領域を表す領域名を受け取る。このようにして、情報処理端末120を含む、全ての情報処理端末の属する領域が特定される。図10において例示された、各情報処理端末の位置情報によれば、全ての情報処理端末は、領域「A4−Sサイド」に属する。
次に、権限設定手段732は、要求を送信した情報処理端末120と同じ領域に属する情報処理端末についての以下の情報を、後述する端末情報出力手段734に渡し、情報処理端末120に対して、情報処理端末の情報を出力させる。
−端末領域特定手段により特定された情報処理端末120の属する領域名
−情報処理端末の位置情報(緯度、経度、フロア)
−端末情報管理テーブル(図8)より取得される情報処理端末の名称
−端末情報管理テーブル(図8)より取得される情報処理端末のユーザ名
−端末情報管理テーブル(図8)より取得される情報処理端末の所属
−端末情報管理テーブル(図8)より取得される情報処理端末の識別情報
情報処理端末において、上記の情報を表示した画面例を、図20、21に示す。図20、21によって示されるように、情報処理端末の画面上では、情報処理端末の各情報とともに、その位置を表すマーカーが、地図上に表示される。地図は、例えば、領域ごとにイメージファイルの形式で予め用意されており、緯度と経度とが、地図上の一点と対応するように構成されている。
端末情報出力手段734が、上記の情報処理端末の情報を出力した後に、権限設定手段732は、情報処理端末120の権限設定期間指定手段750から、権限設定期間を表す情報を受け取る。権限設定期間は、図20、21において、「権限設定期間」として指定された値である。また、端末情報出力手段734が、情報処理端末の情報を出力した後、権限設定手段732は、情報処理端末120の権限設定対象指定手段752から、権限設定対象として指定されたユーザ名又は情報処理端末の識別情報を受け取る。ユーザ名は、図20において、画面上に表示された、ユーザ(に紐付けられた情報処理端末)の位置を表すマーカーを選択することにより、指定される。また、情報処理端末の識別情報は、図21において、画面上に表示された、(ユーザに紐付けられていない)情報処理端末の位置を表すマーカーを選択することにより、指定される(詳しくは後述する)。そして、権限設定手段732は、情報処理端末120の権限設定要求手段744から、権限設定実行要求を受け取ると、指定されたユーザ又は情報処理端末に対する、ファイルの権限の設定を行う。権限の設定は、後述する、権限情報格納手段736の権限管理テーブルに、権限情報を格納することによってなされる。
権限設定手段732は、権限設定対象指定手段752からユーザ名を受け取った場合には、そのユーザに対して、指定された権限設定期間、ファイルへの権限を設定する。権限の設定情報は、後述する、権限情報格納手段736の権限管理テーブル(図13(A))に格納される。権限管理テーブルには、以下のような項目が含まれる。
−番号:権限の項目ごとに付される番号
−対象ファイル番号:権限を設定する対象となるファイルのファイル番号。ファイル情報テーブル(図12)の「ファイル番号」の項目に対応する
−対象ユーザ名:権限を設定する対象となるユーザのユーザ名。端末情報管理テーブル(図8)の「ユーザ名」の項目に対応する
−権限:設定する権限。例えば、ファイルに対する「閲覧」権限、又は「編集」権限等がある
−有効期限:権限の有効期限。権限設定手段732が、権限設定実行要求を受け取った時刻に、指定された「権限設定期間」を加えた値が格納される
図13(A)の権限管理テーブルには、既に番号「1」、「2」、「3」のエントリが作成されているが、これらのエントリは、情報処理端末120のユーザが、予めアップロードしていた三つのファイル「打ち合わせ.doc」、「テスト結果.xls」、「メモ.txt」に対し、予め設定された権限である。ここで示される「管理」権限とは、ファイルに対する閲覧、編集のほか、あらゆる操作を行うことのできる権限を表す。また、この「管理」権限には、有効期限が設定されなくてもよい。
一方、権限設定手段732は、権限設定対象指定手段752から情報処理端末の識別情報を受け取った場合には、その情報処理端末に対して、指定された権限設定期間、ファイルへの権限を設定する。権限の設定情報は、同様に、権限情報格納手段736の権限管理テーブル(図13(B))に格納される。権限管理テーブルには、以下のような項目が含まれる。
−番号:権限の項目ごとに付される番号
−対象ファイル番号:権限を設定する対象となるファイルのファイル番号。ファイル情報テーブル(図12)の「ファイル番号」の項目に対応する
−対象端末:権限を設定する対象となる情報処理端末の識別情報。端末情報管理テーブル(図8)の「識別情報」の項目に対応する
−権限:設定する権限。例えば、ファイルに対する「閲覧」権限、又は「編集」権限等がある
−期限:権限の有効期限。権限設定手段732が、権限設定実行要求を受け取った時刻に、「権限設定期間」を加えた値が格納される
端末情報出力手段734は、権限設定手段732から受け取った以下の情報の全て又は一部を、必要に応じて、情報処理端末120の権限設定要求手段744に渡し、情報処理端末120の表示手段742に、図20又は図21に示されるような、画面を出力させる。(以下に示される番号は、図20、21の各項目に付される番号と対応する)
(1)特定された領域名
(2)当該領域に属する情報処理端末の位置情報(緯度、経度、フロア)
(3)当該領域に属する情報処理端末の名称
(4)当該領域に属する情報処理端末のユーザ
(5)当該領域に属する情報処理端末の所属
(6)当該領域に属する情報処理端末の識別情報
上記の画面は、HTMLを通じて、情報処理端末120のブラウザ上に出力されてもよいし、Java(登録商標)等を用いて実装された、情報処理端末120上のGUI(Graphical User Interface)アプリケーションにより出力されてもよい。
なお、端末情報出力手段734は、情報処理端末120のビュー選択手段748から受け取った、ユーザにより指定された「ビュー」の種類を表す情報に基づいて、出力する情報を変化させる。指定される「ビュー」の例として、以下のようなものがある。
−人物表示:特定された領域に属する情報処理端末のうち、ユーザと紐付けられた(すなわち、端末情報管理テーブル(図8)のユーザ名が登録されている)情報処理端末の位置を地図上にマーカーで表示する(図20)。この場合に、情報処理端末120に出力される情報は例えば、
(1)特定された領域名
(2)情報処理端末の位置情報
(4)情報処理端末のユーザ名
(5)情報処理端末の所属
である。
−機器表示:特定された領域に属する情報処理端末のうち、ユーザと紐付けられていない情報処理端末をマーカーで地図上に表示する(図21)。この場合に、情報処理端末120に出力される情報は、例えば、
(1)特定された領域名
(2)情報処理端末の位置情報
(3)情報処理端末の名称
(6)情報処理端末の識別情報
である。
ここで、情報処理端末120に対して最初に表示される、デフォルトのビューが設定されてもよい。上述した、出力する情報は、あくまで例に過ぎず、どのような組み合わせによって情報を出力するかは、任意に決定することができる。
権限情報格納手段736は、権限設定手段732によって設定された、ファイルに対する権限情報を格納する。権限情報格納手段736は、図13、14に示される権限管理テーブルを用いて、権限情報を格納する。権限管理テーブルに格納される情報は、既に示した通りである。なお、図13は、情報処理端末120のユーザによって予めアップロードされた三つのファイル「打ち合わせ.doc」、「テスト結果.xls」、「メモ.txt」に対し、自動で設定された権限を格納する例を示す。一方、図14は、情報処理端末120のユーザにより、新たに、ファイル番号が「1」の「打ち合わせ.doc」に、閲覧権限が設定された例を示している。図14(A)では、ユーザ「user002」及び「user003」に対して、有効期限が「2012/8/2 11:05:00」である、閲覧権限が設定されている。一方、図14(B)では、情報処理端末「012345abcdef04」、「012345abcdef05」、「012345abcdef06」に対して、有効期限が「2012/8/3 11:10:00」である、編集権限が設定されている。
ファイル出力手段738は、情報処理端末122のファイル要求手段754から、ユーザによって指定されたファイル名と、そのファイルに対する処理要求(例えば、「閲覧」又は「編集」)を受信する。まず、ファイル出力手段738は、指定されたファイル名の情報を、ファイル情報テーブル(図12)から取得する。そして、その情報処理端末122又は情報処理端末122のユーザに対して、指定されたファイルに対する処理の権限が設定されているか確認する。当該確認は、権限情報格納手段736の権限管理テーブルを参照することによってなされる。ファイル出力手段738は、情報処理端末122又は情報処理端末122のユーザに対して、その処理に対する権限が設定されていれば、その処理を実行する。例えば、ファイル出力手段738が、「user002」の情報処理端末122から、「打ち合わせ.doc」に対する要求を受信したとする。この場合に、権限管理テーブルが図14(A)のように設定されているとすると、「user002」は、上記ファイルに対して「閲覧」権限を有する。したがって、ファイル出力手段738は、「打ち合わせ.doc」を、閲覧可能な形式(読み取り専用)で、情報処理端末122のファイル要求手段754に提供することができる。一方、「編集」権限が存在する場合には、編集可能な形式で、ファイルを送信することができる。
本発明の一実施形態における情報処理端末120は、さらに、入力手段740、表示手段742、権限設定要求手段744、ファイル指定手段746、ビュー選択手段748、権限設定期間指定手段750、権限設定対象指定手段752及びファイル要求手段754を有する。
入力手段740は、情報処理装置100の入力部414を通じて入力された、ユーザからの操作を受け付ける。
表示手段742は、情報処理装置100の権限設定手段732から受信したファイルのリストを、表示部412に表示する。また、表示手段742は、情報処理装置100の端末情報出力手段734から受信した情報に基づく権限設定画面を、当該情報処理装置120の画面上に表示する。ファイルのリストの画面の表示例を、図18に示す。また、当該画面上でユーザが所望のファイルを選択し、そのファイルに対する権限設定を行うためのメニューの例を、図19に示す。また、ファイルが指定された後、そのファイルに対する権限を設定する対象(ユーザ又は情報処理端末)を選択するための、権限設定画面の例を、図20、21に示す。上述したように、図20は、「人物表示」ビューによるものであり、画面の地図上には、ユーザに紐付けられた情報処理端末の位置を表すマーカーが表示される。一方、図21は、「機器表示」ビューによるものであり、画面の地図上には、ユーザに紐付けられていない情報処理端末の位置を表すマーカーが表示される。上記のビューの切替は、後述する、ビュー選択手段748によってなされる。なお、表示手段742は、上述した画面の他に、当該情報処理端末120上において必要となる操作画面や情報表示画面を表示することができる。
ファイル指定手段746は、入力手段740を通じた、ユーザからの指示により、指定されたファイルのファイル名と、そのファイルに設定する権限の種類(「閲覧」又は「変更」)を表す情報を、情報処理装置100の権限設定手段732に渡す。当該指示は、例えば、ユーザによる、図19の表示画面におけるメニューの操作を通じて、なされ得る。図19の画面は、図18の画面において、ファイルのリストが表示された状態で、ユーザが所望のファイルを指定し、さらに、右クリック等により、サブメニューを表示した状態を表している。ここで、ユーザは、サブメニュー内の項目「権限設定」を選択し、さらに、「閲覧」又は「編集」を選択することができる。これにより、指定されたファイルの「ファイル名」と、そのファイルに設定する権限の種類を表す情報が特定される。なお、ファイル名と権限の設定を特定するための方法は、上述した方法に限られない。
権限設定要求手段744は、入力手段740を通じた、ユーザからの指示により、所望のファイルに対する権限設定を開始するための、権限設定開始要求を、情報処理装置100の権限設定手段732に送信する。このとき、当該要求とともに、本情報処理端末120の識別情報又は本情報処理端末120のユーザ名が送信される。当該指示は、例えば、当該情報処理端末120上の、所定のアプリケーション(例えば、本機能を実現する専用のアプリケーション)のメニューを選択することによってなされ得る。あるいは、当該指示は、情報処理装置100によって提供される、ブラウザを通じてアクセス可能なWebページへアクセスすることによってなされてもよい。ユーザから、どのような指示を受け付けることにより、一連の権限設定処理を開始するかは、本実施形態の実現方法により、任意に定めることができる。
また、権限設定要求手段744は、情報処理装置100の権限設定手段732から、情報処理端末120のユーザの所有するファイルのリスト(各ファイルの更新日時等、付随する情報を含む)を受け取る。そして、当該リストを表示手段742に表示させる。
また、権限設定要求手段744は、情報処理装置100の端末情報出力手段734から以下の情報の全て又は一部を受信する。
−特定された領域名
−当該領域に属する情報処理端末の位置情報(緯度、経度、フロア)
−当該領域に属する情報処理端末の名称
−当該領域に属する情報処理端末のユーザ
−当該領域に属する情報処理端末の所属
−当該領域に属する情報処理端末の識別情報
そして、上記の情報を、権限設定画面として、表示手段742に表示させる。なお、上記情報のうち、何れの情報を受信するかは、現在指定されている「ビュー」によって決定される。
また、権限設定要求手段744は、入力手段740を通じた、ユーザの操作に応じて、権限設定実行要求を、情報処理装置100の権限設定手段732に送信する。当該権限設定実行要求は、ユーザによる、図20、21に示された「設定」ボタンを押下することによって、送信される。
ビュー選択手段748は、入力手段740を通じた、ユーザからの指示により、指定された「ビュー」の種類を表す情報を、情報処理装置100の端末情報出力手段734に渡す。当該指示は、例えば、ユーザによる、図20、21の表示画面における、「ビュー選択」の項目を選択することによって、なされ得る。ここでは、ユーザの位置を表示する「人物表示」ビューと、ユーザに紐付けられていない、固定の情報処理端末の位置を表示する「機器表示」のみが例示されているが、「ビュー」の種類は、任意に決定できる。例えば、これらの両方の情報を表示するビューが設けられてもよい。
権限設定期間指定手段750は、入力手段740を通じた、ユーザの操作により指定された、権限の設定期間を表す情報を、情報処理装置100の権限設定手段732に渡す。権限の設定期間は、ユーザが、図20、21の「設定期間」の項目のドロップダウンリストから、予め用意された所定の設定期間(例えば、「60分」、「120分」、「6時間」、「1日」、「1週間」、「期限無し」等)を選択することによって、指定される。また、設定期間は、ユーザによる手動の任意の入力によって、指定されてもよい。
権限設定対象指定手段752は、入力手段740を通じた、ユーザの操作により指定された、権限の設定対象となるユーザのユーザ名又は情報処理端末の識別情報を、情報処理装置100の権限設定手段732に渡す。権限の設定対象となるユーザは、図20に示される「人物表示」ビューにおいて、地図上に表示された、ユーザの位置を表すマーカーを、ユーザがマウスのドラッグ操作によって選択することによって、指定される。あるいは、権限の設定対象となる情報処理端末は、図21に示される「機器表示」ビューにおいて、地図上に表示された、情報処理端末の位置を表すマーカーを、ユーザがマウスのドラッグ操作によって選択することによって、指定される。なお、ユーザ又は情報処理端末の位置を表すマーカーを指定するための方法は、上述した方法に限られない。例えば、マウスを前提としない環境においては、マーカーをタッチする等により、選択状態となったマーカーに対応するユーザ又は情報処理端末が選択されるようにしてもよい。
ファイル要求手段754は、入力手段740を通じた、ユーザの操作により、指定されたファイルに対する処理(「閲覧」又は「編集」)要求を、情報処理装置100のファイル出力手段738に送信する。例えば、ユーザは、情報処理端末122の画面上から、情報処理装置100に格納された一のファイルである「打ち合わせ.doc」を指定して、閲覧要求を送信する。当該要求が受け付けられると、表示手段742上に、読み取り専用の上記ファイルが表示される。
以上の構成により、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、ユーザの属する領域と同一領域に属するユーザ又は情報処理端末を指定して、ファイルに対して権限設定を行うことを可能にする。
(4.動作例)
次に、図15−17を用いて、本発明の一実施形態における情報処理装置100の動作例について説明する。以下の説明においては、図20、21の中に示される地図内に表示されるように、情報処理端末120−124、130−134及び通信装置140−146が配置されているものとして、説明する。情報処理端末の端末情報は、図8の端末情報管理テーブルに示した通りである。また、通信装置の設置位置は、図9の通信装置情報格納テーブルに示した通りである。図20、21の地図で表される領域は、「A4−Sサイド」であり、当該領域は、図11に示される領域情報テーブルにおいて定義されている。ここで、情報処理端末120−124は、ユーザと紐付けられた情報処理端末であり、その位置が、ユーザの位置であるとみなすことができる。このような条件の下で、情報処理端末120のユーザ「user001」は、情報処理装置100に予めアップロード済であった「打ち合わせ.doc」に対して、閲覧権限を設定する。
(4.1 位置情報管理処理)
まず、図15を用いて、情報処理端末120の位置情報を、位置情報管理サーバ102に格納する、位置情報管理処理の動作例について説明する。以下では説明を省略するが、他の情報処理端末についても、同様に位置情報が取得される。図15で示される一連のステップ(特に、ステップS1510−S1522)は、以下のようなタイミングで、繰り返し実行されてもよい。
−一定時間おき
−外部の装置又はユーザから処理を実行するよう指示を受けたとき
−情報処理端末120が、図示しない加速度センサ等により、加速度の変化(すなわち、端末の移動)を検知した時、またはその変化が終了した後
−その他、任意のタイミング
ステップS1500において、通信装置140(図9において、通信装置ID「C1」に対応する)の測位信号送信手段702は、以下のような位置情報を含む測位信号を、一定の領域に送信し続ける。
−緯度 「35.66630」
−経度 「139.76525」
−フロア「4」
ステップS1510において、情報処理端末120の測位信号受信手段704は、通信装置140の測位信号送信手段702から送信された測位信号を、受信する。
ステップS1512において、情報処理端末120の位置情報取得手段706は、受信した測位信号から、位置情報を取得する。位置情報は、例えば、IMES規格に従って定義された、測位信号を構成するフレーム内の所定の位置に含まれている。本実施例において、情報処理端末120が取得した位置情報は、以下の通りとなる。
−緯度 「35.66630」
−経度 「139.76525」
−フロア「4」
ステップS1514において、情報処理端末120の位置情報送信手段710は、識別情報格納手段708に格納された識別情報とともに、上記位置情報を、通信装置140に送信する。ここで、情報処理端末120の識別情報(MACアドレス)は、以下の通りであるものとする。
−識別情報 「012345abcdef01」
ステップS1516において、通信装置140の中継手段712は、情報処理端末120から受信した位置情報と識別情報とを、ゲートウェイ160に中継する。
ステップS1518において、ゲートウェイ160の通信変換手段714は、通信装置140の属するネットワーク180から送信された通信データを、LANのようなネットワーク190に適合する形式に変換する。
ステップS1520において、位置情報管理サーバ102の位置情報受信手段716は、通信装置140とゲートウェイ160とを介して、情報処理端末120の位置情報と識別情報とを受信する。
ステップS1522において、位置情報管理サーバ102の位置情報格納手段718は、受信した識別情報を用いて、情報処理端末120の位置情報を格納する。このとき、当該位置情報管理サーバ102が、情報処理端末120から位置情報を受信した日時が、ともに格納される。本実施例において、位置情報管理サーバ102は、情報処理端末120から受信した位置情報を、図10(A)に示された、位置情報管理テーブルに格納して管理する。本実施例では、位置情報を受信した日時が「2012/8/2 10:00:00」であるとすると、以下の位置情報が、位置情報管理テーブルに、新たに格納される。
−日時 「2012/8/2 10:00:00」
−緯度 「35.66630」
−経度 「139.76525」
−フロア「4」
上記処理が繰り返し実行されることにより、位置情報管理サーバ102には、ユーザの情報処理端末の位置情報を、取得して管理することができる。
なお、上記の例では説明を省略したが、情報処理端末122、124、130、132、134の位置情報も、通信装置から送信される測位信号により取得され、位置情報管理サーバ102の位置情報格納手段718に格納される。格納される位置情報は、それぞれ、図10(B)−(F)に示した通りである(取得日時は、全て「2012/8/2 10:00:00」であるとする)。
(4.2 権限設定処理)
次に、本発明の一実施形態における情報処理装置100の処理フロー(図16)及び動作例(図17)について説明する。
まず、図16を用いて、本発明の一実施形態における情報処理装置100の権限設定機能を実行するための処理フローについて説明する。
ステップS1600から、当該処理が開始する。
ステップS1602において、権限設定手段732は、情報処理端末120の権限設定要求手段744から権限設定開始要求を受信する。情報処理端末120における権限設定開始要求は、情報処理端末120のユーザ「user001」が、当該情報処理端末120のアプリケーションの既定のメニューを選択することによってなされ得る。
ステップS1604において、権限設定手段732は、ファイル格納手段730のファイル情報テーブル(図12)を参照し、ユーザの所有するファイルのリストを、情報処理端末120の権限設定要求手段744に出力する。図18は、情報処理端末120の表示手段742上に表示された、ファイルのリストの例を表している。ここでは、ユーザ「user001」が、予めアップロードしていた「打ち合わせ.doc」、「テスト結果.xls」及び「メモ.txt」のファイル名、サイズ、更新日時の情報が表示されている。
ステップS1606において、権限設定手段732は、情報処理端末120のファイル指定手段746から、ユーザによって指定されたファイル名と、そのファイルに設定する権限の種類を表す情報を受信する。これらの情報は、ユーザによる、図18に示されたファイルのリストについて行われた所定の操作により、送信される。ユーザは、例えば、図18においてファイルのリストが表示された状態で、所望のファイルを指定し、さらに、サブメニュー等から、権限設定に対応する項目を選択することができる。図19は、そのような操作が行われている例を表す。ここでは、ユーザにより、「打ち合わせ.doc」が選択され、さらに表示されたサブメニュー内の項目「権限設定」から、「閲覧」権限が選択される。
ステップS1608において、権限設定手段732は、図8の端末情報管理テーブルから取得した、全ての情報処理装置の識別情報を、上述した位置情報取得手段722に渡し、各情報処理装置の位置情報を取得する。ここでは、図8に示される、識別情報「012345abcdef01」−「012345abcdef06」が識別情報が渡され、図10(A)−(F)の「2012/8/2 10:00:00」の時点の位置情報が取得される。
ステップS1610において、権限設定手段732は、ステップS1608において取得した位置情報を、端末領域特定手段728に渡し、各情報処理端末の属する領域を表す領域名を受け取る。ここでは、全ての情報処理端末が、「A4−Sサイド」に属することが特定される。
ステップS1612において、権限設定手段732は、要求を送信した情報処理端末120と同じ領域に属する情報処理端末の、所定の情報を端末情報出力手段734に渡し、情報処理端末120に対して、情報処理端末の情報を出力させる。ここでは、デフォルトのビューが「人物表示」ビューであるとし、以下の情報が、情報処理端末120の権限設定要求手段744に出力される。
(1)特定された領域名
(2)位置情報
(4)ユーザ名
(5)所属
情報処理端末120が、出力された情報を元に、表示した画面の例を、図20に示す。
ステップS1614において、権限設定手段732は、情報処理端末120の権限設定期間指定手段750から、権限設定期間を表す情報を受信する。権限設定期間は、図20、21において、「権限設定期間」として指定された値である。ここでは、図20に示される画面において、ユーザが、「60分」の設定期間を選択したものとする。
ステップS1616において、権限設定手段732は、情報処理端末120の権限設定対象指定手段752から、権限設定対象として指定されたユーザ名又は情報処理端末の識別情報を受け取る。ユーザ名又は情報処理端末は、図20、21において、画面上に表示された、ユーザ又は情報処理端末を表すマーカーを選択することにより、指定される。ここでは、図20に示される画面において、ユーザが、「A」のマーカーで表示される、「user002」と、「B」のマーカーで表示される「user003」が含まれるよう、選択操作を行う。選択操作を行ったことにより、画面左下部分に、選択されたユーザ(情報処理端末)の所属を表す情報が表示される。
ステップS1618において、権限設定手段732は、情報処理端末120の権限設定要求手段744から、権限設定実行要求を受け取る。権限設定実行要求は、例えば、ユーザが、情報処理端末120上に表示された、図20の画面上から、「設定」ボタンを選択したことに応じて、送信され得る。
ステップS1620において、権限設定手段732は、ステップS1614において指定された設定期間の情報と、ステップS1616において指定された対象ユーザのユーザ名又は対象端末の識別情報を用いて、権限の設定を行う。権限の設定を行うファイルは、ステップS1606で指定されたファイルである。また、設定する権限は、同じくステップS1606で指定された権限(「閲覧」又は「編集」)である。ここでは、以下のような情報に基づき、図14(A)に示される権限格納テーブルのうち、番号「4」及び「5」で示される権限情報が、新たに格納される。
−対象ファイルのファイル名:「打ち合わせ.doc」(ステップS1606で受信)
−権限設定 :「閲覧」(ステップS1606で受信)
−権限設定期間 :60分(ステップS1614で受信)
−対象ユーザ名 :「user002」、「user003」(ステップS1616で受信)
なお、ステップS1618において権限設定実行要求を受け取った時刻が「2012/8/2 10:05:00」であるとすると、図14(A)における有効期限には、その時刻に上記の権限設定期間「60分」を加えた、「2012/8/2 11:05:00」が格納される。
ステップS1622において、処理が終了する。
なお、情報処理端末120のユーザが、「打ち合わせ.doc」に対して「編集」権限を指定し、図21に示される「機器表示」ビューにより、マーカーBの情報処理端末132(「012345abcdef05」)を選択して、設定を行った場合の、格納される権限情報の例を、図14(B)に示す。ここでは、権限設定実行要求を受け取った時刻が「2012/8/2 10:10:00」であるとすると、これに図21で指定された「1日」を加えた、「2012/8/3 11:10:00」が、有効期限として格納される
また、ステップS1608、ステップS1610は、ステップS1602の後に実行されてもよい。
なお、ステップS1612で送信される情報は、ビューによらず、常に、利用可能な全ての情報を含んでいてもよい。この場合には、当該情報を表示する、情報処理端末120側で、ビューに応じて、使用する情報を選択してもよい。
次に、図17を用いて、本発明の一実施形態における情報処理装置100、情報処理端末120、情報処理端末122の動作例について説明する。
ステップS1700において、情報処理端末120のユーザからの指示に基づいて、情報処理端末120の権限設定要求手段744が、権限設定開始要求を、情報処理装置100の権限設定手段732に送信する。
ステップS1702において、権限設定手段732は、ファイル格納手段730のファイル情報テーブル(図12)を参照し、権限設定開始要求を送信したユーザ「user001」の所有するファイルのリストを取得する。ここでは、ユーザ「user001」が予め情報処理装置100にアップロードしていた「打ち合わせ.doc」、「テスト結果.xls」及び「メモ.txt」のファイル名、サイズ、更新日時の情報が取得される。
ステップS1704において、権限設定手段732は、ステップS1702で取得したファイルのリストを、情報処理端末120の権限設定要求手段744に出力する。
ステップS1706において、情報処理端末120の権限設定要求手段744は、表示手段742に、ファイルのリストを表示させる。図18は、画面上に表示されたファイルのリストの例を表している。
ステップS1708において、情報処理端末120のファイル指定手段746は、図19に示されるような、ユーザによるファイル名「打ち合わせ.doc」の指定と、「閲覧」権限の指定に応じて、その情報を、情報処理装置100の権限設定手段732に送信する。
ステップS1710において、権限設定手段732は、図8に示される全ての情報処理端末(識別情報「012345abcdef01」−「012345abcdef06」)の位置情報を位置情報取得手段722から取得する。ここでは、図10(A)−(F)に示される、「2012/8/2 10:00:00」の時点での位置情報が取得される。
ステップS1712において、権限設定手段732は、ステップS1710において取得した位置情報を、端末領域特定手段728に渡し、各情報処理端末の属する領域を表す領域名を受け取る。ここでは、全ての情報処理端末が、「A4−Sサイド」に属する。
ステップS1714において、権限設定手段732は、要求を送信した情報処理端末120と同じ領域に属する情報処理端末、すなわち識別情報「012345abcdef02」−「012345abcdef06」)についての以下の情報を、端末情報出力手段734に渡し、情報処理端末120に対して、情報処理端末の情報を出力させる。ここで、デフォルトのビューは、「人物表示」であるとする。
ステップS1716において、端末情報出力手段734は、情報処理端末120の権限設定要求手段744に、ステップS1714で渡された情報のうち、デフォルトのビュー「人物表示」において必要となる以下の情報を、情報処理端末120の権限設定要求手段744に出力する。
(1)特定された領域名
(2)情報処理端末の位置情報
(4)情報処理端末のユーザ名
(5)情報処理端末の所属
ステップS1718において、情報処理端末120の権限設定要求手段744は、ステップS1716で受け取った情報を、表示手段742に表示させる。表示手段742により表示される画面の例を図20に示す。
ステップS1720において、情報処理端末120のビュー指定手段748は、図21に示される画面上で、ユーザの操作により「機器表示」のビューが選択されると、選択されたビューの情報を、情報処理装置100の端末情報出力手段734に渡す。
ステップS1722において、端末情報出力手段734は、情報処理端末120の権限設定要求手段744に、ステップS1720で指定されたビュー「機器表示」に必要な以下の情報を、情報処理端末120の権限設定要求手段744に渡す。
に出力される情報は、例えば、
(1)特定された領域名
(2)情報処理端末の位置情報
(3)情報処理端末の名称
(6)情報処理端末の識別情報
ステップS1724において、情報処理端末120の権限設定要求手段744は、ステップS1722で受け取った情報を、表示手段742に表示させる。表示手段742により表示される画面の例を図21に示す。
ここで、以下では、再度のユーザの操作により、ビューが「人物表示」に戻され、再度、図20に示される画面が表示されているものとして、説明を進める。
ステップS1726において、情報処理端末120の権限設定期間指定手段750は、図20で示される画面において、ユーザによって指定された「60分」の設定期間を表す情報、情報処理装置100の権限設定手段732に渡す。
ステップS1728において、情報処理端末120の権限設定対象指定手段752は、図20で示される画面において、ユーザによって指定された、マーカーA、Bで表されるユーザのユーザ名「user002」、「user003」を、情報処理装置100の権限設定手段732に渡す。
ステップS1730において、情報処理端末120の権限設定要求手段744は、図21で示される画面において、ユーザにより「設定」ボタンが選択されたことに応じて、権限設定実行要求を、情報処理装置100の権限設定手段732に渡す。ここで、権限設定実行要求を受け取った時刻が「2012/8/2 10:05:00」であるとする。
ステップS1732において、権限設定手段732は、以下のような情報に基づき、図14(A)に示される権限格納テーブルのうち、番号「4」及び「5」で示される権限情報が、新たに格納される。
−対象ファイルのファイル名:「打ち合わせ.doc」(ステップS1708で受信)
−権限設定 :「閲覧」(ステップS1708で受信)
−権限設定期間 :60分(ステップS1726で受信)
−対象ユーザ名 :「user002」、「user003」(ステップS1728で受信)
図14(A)の権限管理テーブルの有効期限には、権限設定実行要求を受け取った時刻に、上記の権限設定期間「60分」を加えた、「2012/8/2 11:05:00」が格納される。
その後、上記の動作により、権限を付与された「user002」が、当該情報処理装置100に対して、ファイル「打ち合わせ.doc」の閲覧を要求したものとする。
ステップS1750において、「user002」の所持する情報処理端末122上の操作に応じて、情報処理端末120のファイル要求手段754は、情報処理装置100のファイル出力手段738に対し、「打ち合わせ.doc」の閲覧処理要求を送信する。
ステップS1752において、情報処理装置100のファイル出力手段738は、「打ち合わせ.doc」のファイル情報を、図12のファイル情報テーブルから取得する。
ステップS1754において、情報処理装置100のファイル出力手段738は、図14(A)の権限管理テーブルを参照して、上記「打ち合わせ.doc」に対して、「user002」の閲覧権限があるかどうかを確認する。
ステップS1756において、情報処理装置100のファイル出力手段738は、権限があることを確認できたため、「打ち合わせ.doc」を、読み取り専用の形式で、情報処理端末120のファイル要求手段754に送信する。
以上により、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、ユーザの属する領域と同じ領域に属する他のユーザ又は情報処理端末に対して、ファイルの権限をまとめて設定することができる。
100 情報処理装置
102 位置情報管理サーバ
120、122 情報処理端末
140、142、144、146 通信装置
160 ゲートウェイ
700 位置情報格納手段
702 測位信号送信手段
704 測位信号受信手段
706 位置情報取得手段
708 識別情報格納手段
710 位置情報送信手段
712 中継手段
714 通信変換手段
716 位置情報受信手段
718 位置情報格納手段
720 端末情報格納手段
722 位置情報取得手段
724 通信装置情報格納手段
726 領域情報格納手段
728 端末領域特定手段
730 ファイル格納手段
732 権限設定手段
734 端末情報出力手段
736 権限情報格納手段
738 ファイル出力手段
740 入力手段
742 表示手段
744 権限設定要求手段
746 ファイル指定手段
748 ビュー選択手段
750 権限設定期間指定手段
752 権限設定対象指定手段
754 ファイル要求手段
特開2011−65288号公報

Claims (8)

  1. 指定されたファイルに対する設定を情報処理端末に行う情報処理装置であって、
    複数の前記情報処理端末のうちの第1の情報処理端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    取得した前記位置情報を用いて、前記第1の情報処理端末の属する領域を特定する特定手段と、
    特定された前記領域に属する前記第1の情報処理端末の情報を、第2の情報処理端末に出力させる出力手段と、
    前記第2の情報処理端末から設定要求を受信すると、前記第2の情報処理端末から指定された前記第1の情報処理端末における前記ファイルに対する所定の設定を行う設定手段と、
    を有する、情報処理装置。
  2. 前記出力手段は、特定された前記領域に属する前記第1の情報処理端末のユーザの一覧を出力させ
    前記設定手段は、前記一覧の中から選択された前記第1の情報処理端末のユーザに対する、設定を行う、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記所定の設定は、前記第1の情報処理端末のユーザに対する、前記ファイルの権限の設定を含む、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記権限の設定は、前記権限の有効期限を含む、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 特定された前記領域に属する前記第1の情報処理端末は、ユーザと対応付けられている前記情報処理端末、及び、複数のユーザで共有される前記情報処理端末を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記位置情報は、前記第1の情報処理端末が、前記領域に設置された通信装置から受信した測位信号を用いて取得した位置情報である、
    請求項1乃至何れか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記位置情報取得手段が取得する前記位置情報は、前記通信装置の中継手段を介して、前記第1の情報処理端末から送信された位置情報である、
    請求項に記載の情報処理装置。
  8. 指定されたファイルに対する設定を情報処理端末に行う情報処理装置で実行される情報処理方法あって、
    複数の前記情報処理端末のうちの第1の情報処理端末の位置情報を取得する位置情報取得段階と、
    取得した前記位置情報を用いて、前記第1の情報処理端末の属する領域を特定する特定段階と、
    特定された前記領域に属する前記第1の情報処理端末の情報を、第2の情報処理端末に出力させる出力手段と、
    前記第2の情報処理端末から設定要求を受信すると、前記第2の情報処理端末から指定された前記第1の情報処理端末における前記ファイルに対する所定の設定を行う設定段階と、
    を有する、情報処理方法。
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