JP6625444B2 - デバイス制御装置、デバイス制御方法及びデバイス制御システム - Google Patents
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Description
[デバイス制御システムSの概要]
図1は、第1の実施形態のデバイス制御システムSの概要について説明するための図である。デバイス制御システムSは、デバイス制御装置1と、通信端末2(2a,2b)と、デバイス3(3a,3b,3c)と、ルータ4を有する。デバイス制御装置1、通信端末2及びルータ4は、有線通信回線又は無線通信回線を介してネットワークNに接続されている。
図3は、デバイス制御装置1の構成を示す図である。デバイス制御装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。
デバイス種別は、デバイス3が有する機能の種別を示す情報であり、ライト、エアコン、レコーダー、監視カメラ又は時計等の種別を特定するために用いられる。通信端末2にインストールされている、デバイス3を制御するためのアプリケーションソフトは、デバイス種別ごとに作成されている。
メーカー名は、各デバイス3の製造者名であり、デバイスIDとメーカー名との組み合わせにより、デバイス3が特定される。
制御内容情報は、デバイスIDで指定されたデバイス3をどのように制御するかを示す情報である。例えば、図4におけるユーザIDが「0001」、アプリIDが「エアコンアプリ」、デバイスIDが「AA0001」の第1制御情報においては、エアコンの温度を25℃に設定するという制御内容が示されている。制御内容情報は、デバイス3の型名によらず、デバイス種別ごとに定められた形式となっている。したがって、アプリケーションソフトの開発者は、デバイス3の型名を意識することなく、共通のAPIを用いてアプリケーションソフトを開発できる。
デバイス特定部132は、第1制御情報に基づいて制御対象デバイスを特定する。デバイス特定部132は、第1制御情報に含まれているユーザIDに対応するユーザのユーザ情報DBを参照し、第1制御情報に含まれているデバイス特定情報に対応するデバイスIDを有するデバイス3を、制御対象デバイスとして特定する。デバイス特定部132は、特定したデバイス3の型名を情報生成部133に通知し、特定したデバイス3のアドレスを送信部134に通知する。
課金部135は、ユーザが通信端末2を利用してデバイス3を制御したことに応じて、ユーザに対する課金額を算出する。課金部135は、算出した課金額をユーザIDに関連付けて記憶部12に記憶させる。課金部135は、課金額を、通信端末2の使用料を管理する通信会社のサーバに送信してもよい。このようにすることで、通信端末2の使用料と合算してサービス使用料をユーザに請求することができるので、請求処理を効率化することができる。
図7は、ユーザが、通信端末2を用いて制御する対象となるデバイス3を新たに登録する際の手順について説明するための図である。図7(a)は、デバイス制御サービスを利用するためのログイン画面である。ユーザは、予め設定されたユーザIDを入力することにより、制御対象デバイスを新たに追加したり、設定内容を変更したりすることができる。
図8は、デバイス制御装置1がデバイス3を制御する際の動作シーケンスを示す図である。まず、ユーザが、通信端末2において、制御対象デバイスを制御するためのアプリケーションソフトを起動すると(S11)、通信端末2は、ユーザが入力した制御内容を取得する(S12)。通信端末2は、取得した制御内容を含む第1制御情報を生成し、ネットワークNを介してデバイス制御装置1に第1制御情報を送信する(S13)。
以上の手順により、ユーザは、通信端末2を操作することにより所望のデバイス3を制御したり、デバイス3の状態を確認したりすることができる。
図5においては、第1制御情報に含まれるデバイス特定情報としてデバイスIDが用いられる例について説明したが、これに限らない。ユーザ情報DBにおいて、ユーザが所有しているデバイス種別ごとに、ユーザが所有している同一種別のデバイス3のうち、何番目のデバイス3であるかを示すシリアル番号がデバイス3の型名に関連付けられていれば、第1制御情報におけるデバイス特定情報は、シリアル番号であってもよい。シリアル番号は、例えば、図7(d)に示した「リビング」、「玄関」等のように、デバイス3の設置場所を示す情報に関連付けられており、デバイス制御装置1に登録された順番に割り当てられた番号である。
上記の説明においては、1台の通信端末2がデバイス3を制御する場合について説明したが、複数の通信端末2がデバイス3を制御できるようにしてもよい。例えば、デバイス制御システムSは、通信端末2bが、通信端末2aの通信料金と合算して通信料金を支払う対象になっている家族の通信端末2であれば、通信端末2aにおいて登録されたデバイス3を、通信端末2bを用いて制御できるようにしてもよい。
以上説明したように、デバイス制御システムSにおいては、通信端末2にインストールされた、同一の種別の型名が異なる複数のデバイスを制御することができるアプリケーションソフトを用いてユーザが操作することにより、デバイスの種別ごとに共通する形式の第1制御情報がデバイス制御装置1に送信される。デバイス制御装置1は、受信した第1制御情報に基づいて、デバイス専用のAPIを用いた第2制御情報を生成して、第1制御情報において指定されたデバイス3に第2制御情報を送信する。
さらに、通信料金を合算して支払うユーザがサービスを利用した場合の費用は、合算して課金されるので、ユーザごとに個別にサービス使用料を支払う手間がかからない。
図11は、第2の実施形態のデバイス制御システムSについて説明するための図である。第2の実施形態においては、サーバ5a及びサーバ5bのように、他のサービス提供者のサーバを介してデバイス3を制御するという点で、第1の実施形態と異なる。サーバ5a及びサーバ5bは、例えば、デバイス3のメーカーが、自社のデバイス3を制御するサービスを提供するためのデバイスサーバであり、制御対象デバイスに、第2制御情報に基づく制御信号を送信する。この場合、情報生成部133は、通信端末2から第1制御情報を受信すると、第1制御情報に含まれている制御内容に基づいて、サーバ5に制御対象デバイスを制御させるための第2制御情報を生成する。そして、送信部134は、情報生成部133が生成した第2制御情報を、デバイスサーバとしてのサーバ5に送信する。
以上説明したように、第2の実施形態のデバイス制御装置1は、デバイス3を制御する他のサーバ5のAPIに対応する第2制御情報を生成する。このようにすることで、ユーザが、既にサーバ5を介してデバイス3を制御するサービスの提供を受けている場合であっても、通信端末2にインストールされた任意のアプリケーションソフトを用いてデバイス3を制御することができる。
図12は、第3の実施形態のデバイス制御システムSについて説明するための図である。第3の実施形態においては、制御対象デバイスがユーザの自宅にある電気機器ではなく、企業等が情報を配信するサーバ6であるという点で、第1の実施形態と異なる。
本実施形態におけるデバイス制御システムSは、第1制御情報に基づいて、第1制御情報に含まれるコンテンツを送信する先のサーバ6を特定し、サーバ6に対応する形式の第2制御情報をサーバ6に送信する。このようにすることで、サーバ6を運用する企業等は、サーバ6にアクセスするためのインタフェースを広く一般に公開する必要がなく、デバイス制御装置1の運用者にのみ公開すればよい。その結果、サーバ6を運用する企業がインタフェースを公開する手間がかからない。
2 通信端末
3 デバイス
4 ルータ
5 サーバ
6 サーバ
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
121 ユーザ記憶部
122 API記憶部
131 取得部
132 デバイス特定部
133 情報生成部
134 送信部
135 課金部
S デバイス制御システム
Claims (9)
- 通信端末及び複数のデバイスとネットワークを介して接続されたデバイス制御装置であって、
前記通信端末からアプリケーションソフトが実行されたことによって送信され、前記複数のデバイスから選択された制御対象デバイスを特定するための特定情報と前記制御対象デバイスの種別を特定するためのアプリIDとを含む、所定の種別のデバイスを制御するための第1制御情報を取得する取得部と、
前記第1制御情報に基づいて、前記制御対象デバイスを特定するデバイス特定部と、
前記デバイス特定部が特定した前記制御対象デバイスに前記第1制御情報が示す制御内容を実行させるための、前記第1制御情報と異なる第2制御情報を前記アプリIDに基づいて生成する生成部と、
前記第2制御情報を送信する送信部と、
を有するデバイス制御装置。 - 前記送信部は、前記生成部が生成した前記第2制御情報を、前記第2制御情報に基づく制御信号を前記制御対象デバイスに送信するデバイスサーバに送信する、
請求項1に記載のデバイス制御装置。 - 前記制御対象デバイスを制御するためのプログラミングインタフェースを記憶する記憶部をさらに有し、
前記生成部は、前記プログラミングインタフェースを用いて前記第1制御情報が示す制御内容を記述し、
前記送信部は、前記生成部が生成した前記第2制御情報を、前記制御対象デバイスに送信する、
請求項1又は2に記載のデバイス制御装置。 - 前記記憶部は、複数の前記通信端末の複数のユーザのそれぞれを識別するためのユーザ識別情報と、それぞれのユーザが制御可能な前記制御対象デバイスを識別するためのデバイス識別情報とを関連付けて記憶し、
前記デバイス特定部は、前記取得部が取得した前記第1制御情報に含まれているユーザ識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記デバイス識別情報を特定することにより、前記制御対象デバイスを特定する、
請求項3に記載のデバイス制御装置。 - 前記記憶部は、複数のユーザの複数の前記ユーザ識別情報を互いに関連付けて記憶し、
前記デバイス特定部は、前記取得部が取得した前記第1制御情報に含まれている第1ユーザ識別情報に関連付けられて前記記憶部に記憶された第2ユーザ識別情報が、前記デバイス識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶されている場合、前記取得部が前記第1制御情報を取得したことに応じて、前記第2ユーザ識別情報に関連付けられた前記デバイス識別情報を特定することにより、前記制御対象デバイスを特定する、
請求項4に記載のデバイス制御装置。 - 前記第2ユーザ識別情報に対応するユーザに対して、前記第1ユーザ識別情報に対応する前記通信端末から前記第1制御情報が送信されたことに対する費用を課金する課金部をさらに有する、
請求項5に記載のデバイス制御装置。 - 前記生成部は、前記第1制御情報に含まれる前記第1制御情報の種別を示す情報に基づいて前記第1制御情報の形式を特定することにより、前記第1制御情報に含まれている前記制御内容を前記制御対象デバイスに実行させるための前記第2制御情報を生成する、
請求項1から6のいずれか1項に記載のデバイス制御装置。 - 通信端末により複数のデバイスから選択されたデバイスを制御させるための制御方法であって、
前記通信端末からアプリケーションソフトが実行されたことによって送信され、前記複数のデバイスから選択された制御対象デバイスを特定するための特定情報と前記制御対象デバイスの種別を特定するためのアプリIDとを含む、所定の種別の前記複数のデバイスを制御するための第1制御情報を取得するステップと、
前記第1制御情報に基づいて、前記制御対象デバイスを特定するステップと、
特定した前記制御対象デバイスに対して、前記第1制御情報が示す制御内容を実行させるための、前記第1制御情報と異なる第2制御情報を前記アプリIDに基づいて送信するステップと、
を有するデバイス制御方法。 - 通信端末と、前記通信端末及び複数のデバイスとネットワークを介して接続されたデバイス制御装置と、を備えるデバイス制御システムであって、
前記通信端末は、アプリケーションソフトが実行されたことによって、前記複数のデバイスのうち、所定の種別のデバイスを制御するための第1制御情報を前記デバイス制御装置に送信し、
前記デバイス制御装置は、
前記通信端末から、前記複数のデバイスから選択された制御対象デバイスを特定するための特定情報と前記制御対象デバイスの種別を特定するためのアプリIDとを含む、所定の種別の前記複数のデバイスを制御するための第1制御情報を取得する取得部と、
前記第1制御情報に基づいて、前記制御対象デバイスを特定するデバイス特定部と、
前記デバイス特定部が特定した前記制御対象デバイスに対して、前記第1制御情報が示す制御内容を実行させるための、前記第1制御情報と異なる第2制御情報を前記アプリIDに基づいて送信する通信部と、
を備えるデバイス制御システム。
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