JP4160818B2 - 移動通信端末を用いた機器制御システム及び方法並びにホームゲートウエイ - Google Patents
移動通信端末を用いた機器制御システム及び方法並びにホームゲートウエイ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4160818B2 JP4160818B2 JP2002341205A JP2002341205A JP4160818B2 JP 4160818 B2 JP4160818 B2 JP 4160818B2 JP 2002341205 A JP2002341205 A JP 2002341205A JP 2002341205 A JP2002341205 A JP 2002341205A JP 4160818 B2 JP4160818 B2 JP 4160818B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- home
- information
- device control
- mobile communication
- home appliance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動通信端末を用いた機器制御システム及び方法並びにホームゲートウエイに関し、より特定的には、複数の家電機器(家庭内にある電化製品等をいう)を移動通信端末によって遠隔制御できるシステム、及びその遠隔制御方法、並びに当該システムに構成されるホームゲートウエイに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、公衆回線やインターネットを利用して、家電機器を外出先の移動通信端末(携帯電話等)から遠隔に操作する技術が、様々に開発されている。例えば、ビデオテープレコーダ(VTR)の予約録画に関する遠隔操作については特許文献1に、複数の家電機器の遠隔操作については特許文献2に、開示されている技術がある。
これらの公報に記載されている技術は、移動通信端末から送信される操作指示信号を、家庭内に別途設けられた特定の装置(制御部に該当)において、必要な機器制御信号(電源ON/OFFや録画開始等の家電機器を実際に動作させるためのコマンドやコード等)のフォーマットに変換した後、対象の家電機器を制御するものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−102827号公報
【特許文献2】
特開平11−284757号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載の技術では、操作指示信号を所定のフォーマットに変換しなければならないので、遠隔操作を複数の家電機器に対して行いたい場合には、その複数の家電機器の全てについて機器制御信号を定義するために必要な情報(例えば、機器制御プログラム)を、特定の装置内に予め備えておく必要がある。ここで、どのメーカのどの家電機器を所有しているか等は利用者毎に異なるため、結局、特定の装置には、メーカ毎かつ家電機器の種類毎に機器制御プログラムを全て備えておく必要がある。このため、特定の装置に必要な記憶領域が膨大になるという問題がある。また、特定の装置に備えられる機器制御プログラムは、製造時に実在する家電機器に関するものに限られるため、後に登場する新製品には対応できないという問題もある。
【0005】
それ故、本発明の目的は、無駄に機器制御プログラムを持たせることなく、利用者が現在所有する及び/又は将来所有することになる家電機器について、移動通信端末を用いた遠隔操作を可能とする機器制御システム及び方法並びにホームゲートウエイを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成させるために、以下に述べる特徴を有している。
第1の発明は、移動通信端末を用いて所定のローカルエリア内にある任意の家電機器を遠隔制御できる機器制御システムであって、様々な家電機器について、家電機器を遠隔操作で制御する制御信号を定義するために必要な少なくとも1つの機器制御情報を家電機器毎に格納するデータベースと、自己の機器制御情報を格納するデータベースのアクセス情報を格納先情報として保持する1つ以上の家電機器と、家電機器をローカルエリアネットワークで接続すると共に、接続された家電機器が保持する格納先情報と家電機器の動作及び設定に関する機器状態とを、家電機器に対応付けて総括管理するホームゲートウエイと、家電機器への遠隔操作の開始時に格納先情報及び機器状態をホームゲートウェイから取得し、機器状態を参照して指示予定の操作内容が有効であると判断した場合に、格納先情報を利用してデータベースに格納されている機器制御情報を取得し、当該取得した機器制御情報を解釈及び実行し、当該操作内容に応じた制御信号をホームゲートウエイに送信し、家電機器の遠隔制御を行う移動通信端末と、データベース、ホームゲートウエイ及び移動通信端末を相互に接続するネットワークとを備える。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、データベースには、家電機器毎に遠隔操作対象の機能を複数のクラスに分け、当該クラスに対応する複数の機器制御情報が格納されており、格納先情報は、複数の機器制御情報のうちの2つ以上を特定できる情報であり、移動通信端末は、指示予定の操作内容が有効であると判断した場合に、ホームゲートウエイから受信した格納先情報を用いて、制御対象の家電機器に対する2つ以上の機器制御情報の中から当該操作内容を含んだ機能のクラスに対応する機器制御情報をデータベースから選択的に取得し、当該取得した機器制御情報を解釈及び実行し、所望の操作内容に応じた制御信号をホームゲートウエイに送信し、制御対象の家電機器の遠隔操作を行うことを特徴とする。
【0008】
第3の発明は、第1の発明において、ホームゲートウエイは、格納先情報を家電機器に予め定められた機器名称と共に管理しており、要求に応じて格納先情報及び機器状態と共に当該機器名称を移動通信端末に送信し、移動通信端末は、ホームゲートウエイから受信した機器名称を参照して、制御対象の家電機器の選択が可能であることを特徴とする。
【0009】
第4の発明は、第1の発明において、ホームゲートウエイで総括管理される格納先情報が任意に変更できることを特徴とする。
【0010】
第5の発明は、様々な家電機器について、家電機器を遠隔操作で制御する制御信号を定義するために必要な少なくとも1つの機器制御情報を家電機器毎に格納する当該データベースと、自己の機器制御情報を格納するデータベースのアクセス情報を格納先情報として保持する1つ以上の家電機器とローカルエリアネットワークで接続されるホームゲートウエイと、移動通信端末とが、ネットワークによって相互に接続されたシステムにおいて、移動通信端末を用いて所定のローカルエリア内にある任意の家電機器を遠隔制御する機器制御方法であって、移動通信端末が、家電機器への遠隔操作の開始時に、ホームゲートウエイに機器情報の取得を要求するステップと、ホームゲートウエイが、移動通信端末から機器情報の取得要求を受けると、格納先情報と家電機器の動作及び設定に関する機器状態とを、家電機器と対応付けて移動通信端末に送信するステップと、移動通信端末が、ホームゲートウエイから受信した機器状態を参照して、指示予定の操作内容が有効か無効かを判断するステップと、移動通信端末が、操作内容が有効である場合に、受信した格納先情報を利用して、制御対象の家電機器に対する機器制御情報をデータベースから取得するステップと、移動通信端末が、データベースから取得した機器制御情報を解釈及び実行し、操作内容に応じた制御信号をホームゲートウエイに送信して、制御対象の家電機器の遠隔制御を行うステップとを備える。
【0011】
第6の発明は、第5の発明において、データベースには、家電機器毎に遠隔操作対象の機能を複数のクラスに分け、当該クラスに対応する複数の機器制御情報が格納されており、格納先情報は、複数の機器制御情報のうちの2つ以上を特定できる情報であり、操作内容が有効である場合、取得するステップにおいて、移動通信端末が、ホームゲートウエイから受信した格納先情報を用いて、制御対象の家電機器に対する2つ以上の機器制御情報の中から当該操作内容を含んだ機能のクラスに対応する機器制御情報をデータベースから選択的に取得することを特徴とする。
【0012】
第7の発明は、第5の発明において、ホームゲートウエイが、格納先情報を家電機器に予め定められた機器名称と共に管理しており、要求に応じて格納先情報及び機器状態と共に当該機器名称を移動通信端末に送信するステップをさらに備え、移動通信端末が、ホームゲートウエイから受信した機器名称を参照して、制御対象の家電機器の選択を行うステップをさらに備えることを特徴とする。
【0013】
第8の発明は、第5の発明において、ホームゲートウエイが管理する格納先情報を任意に変更できることを特徴とする。
【0014】
第9の発明は、様々な家電機器について、家電機器を遠隔操作で制御する制御信号を定義するために必要な少なくとも1つの機器制御情報を家電機器毎に格納するデータベースと、当該データベースに格納されている機器制御情報を取得して家電機器の遠隔制御を行う移動通信端末とに、ネットワークによって接続されたホームゲートウエイであって、自己の機器制御情報を格納するデータベースのアクセス情報を格納先情報として保持する1つ以上の家電機器を、ローカルエリアネットワークで接続し、接続された家電機器が保持する格納先情報と家電機器の動作及び設定に関する機器状態とを、家電機器に対応付けて管理することを特徴とする。
【0015】
第10の発明は、第9の発明において、格納先情報を家電機器に予め定められた機器名称と共に管理しており、要求に応じて格納先情報と共に当該機器名称を移動通信端末へ送信することを特徴とする。
【0016】
第11の発明は、第9の発明において、管理する格納先情報を任意に変更できることを特徴とする。
【0017】
第12の発明は、様々な家電機器について、家電機器を遠隔操作で制御する制御信号を定義するために必要な少なくとも1つの機器制御情報を家電機器毎に格納するデータベースと、当該データベースに格納されている機器制御情報へアクセスするための格納先情報と家電機器の動作及び設定に関する機器状態とを家電機器に対応付けて管理するホームゲートウェイとに、ネットワークによって接続可能な移動通信端末であって、家電機器への遠隔操作の開始時にホームゲートウェイで管理されている格納先情報及び機器状態をホームゲートウェイから受信し、機器状態を参照して指示予定の操作内容が有効であると判断した場合に、受信した格納先情報を利用してデータベースに格納されている機器制御情報を取得し、当該取得した機器制御情報を解釈及び実行し、当該操作内容に応じた制御信号をホームゲートウエイに送信し、家電機器の遠隔制御を行う。
【0026】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る機器制御システムの構成を示す概略図である。図1において、第1の実施形態に係る機器制御システムは、公衆回線やインターネット等のネットワーク1を介して、家電機器操作を指示する移動通信端末2、操作対象となる家電機器が存在する家庭エリア3、及びデータベースセンタ7が、相互に接続されている。なお、以下の実施形態では、移動通信端末2が携帯電話である場合を一例に挙げて説明するため、図1ではネットワーク1と移動通信端末2との間に無線基地局を介した構成を示しているが、双方が有線回線で直接接続される構成であってもよい。また、家電機器4が存在するエリアは家庭内に限られるものではなく、ローカルなエリアであれば学校や病院等であっても同様に適用できる。
【0027】
家庭エリア3では、遠隔操作対象となる各家電機器4が、家庭内ネットワーク5によってホームゲートウエイ6とそれぞれ接続されている。ホームゲートウエイ6は、家電機器4の制御及び情報を総括管理すると共に、ネットワーク1とのインタフェースとして機能する。データベースセンタ7は、あらゆるメーカかつ種類の家電機器の機器制御プログラムがそれぞれ格納されたデータベース71と、ネットワーク1とデータベース71との間をインタフェースするデータベース制御部72とを備える。なお、データベースセンタは、1つに限る必要はなく、メーカ毎又は種類毎に複数のデータベースセンタが存在してもよい。
【0028】
まず、図2〜図4をさらに参照して、移動通信端末2、ホームゲートウエイ6及び家電機器4の構成を説明する。
図2に、携帯電話を想定した移動通信端末2の具体的な構成例を示す。図2において、移動通信端末2は、通信インタフェース部21と、制御部22と、プログラム実行部23と、ユーザインタフェース部24とを備える。通信インタフェース部21は、ネットワーク1と制御部22との間で取り交わされる信号の送受信を行う。制御部22は、CPUやメモリ等で構成され、遠隔操作時の機器制御プログラムの取得や機器制御信号による家電機器操作等の、移動通信端末2全体の制御を司る。プログラム実行部23は、データベースセンタ7から送信される機器制御プログラムを実行し、必要に応じて機器制御信号を出力する。ユーザインタフェース部24は、キーボード、ディスプレイ、スピーカ及びマイク等であって、機器操作に必要な情報を利用者から/へ入出力する。
【0029】
図3に、ホームゲートウエイ6の具体的な構成例を示す。図3において、ホームゲートウエイ6は、ネットワーク1に対する通信インタフェース部61と、制御部62と、家電機器情報管理部63と、家庭内ネットワーク5に対する通信インタフェース部64とを備える。通信インタフェース部61は、ネットワーク1と制御部62との間で取り交わされる信号の送受信を行う。制御部62は、CPUやメモリ等で構成され、家電機器情報の構築や移動通信端末2への情報提供等の、ホームゲートウエイ6全体の制御を司る。家電機器情報管理部63は、家庭内ネットワーク5に接続されている家電機器4の様々な情報を管理する。通信インタフェース部64は、家庭内ネットワーク5と制御部62との間で取り交わされる信号の送受信を行う。
【0030】
図4に、家電機器4の具体的な構成例を示す。図4において、家電機器4は、通信インタフェース部41と、制御部42と、家電機器機能ブロック43とを備える。通信インタフェース部41は、家庭内ネットワーク5と制御部42との間で取り交わされる信号の送受信を行う。制御部42は、CPUやメモリ等で構成され、家庭内ネットワーク5への接続時の初期設定や機器制御信号に基づく家電機器機能ブロック43への処理等を制御する。家電機器機能ブロック43は、家電機器4固有の機能を実行するために必要な構成部分であり、構成内容は家電機器4毎に異なる。
【0031】
次に、上記構成による第1の実施形態に係る機器制御システムにおいて、移動通信端末2を用いて家電機器4を遠隔操作する機器制御方法を、図5〜図13をさらに参照して詳細に説明する。
【0032】
まず、家庭内ネットワーク5によって接続された各家電機器4の家電機器情報をホームゲートウエイ6に登録する手法を説明する。
前提として、第1の実施形態の機器制御システムでは、データベースセンタ7で管理されるデータベース71に、様々なメーカかつ種類の家電機器4の機器制御プログラムが、例えば図5のように予め格納されている。このとき、データベース71に格納されている各々の機器制御プログラムが一意に特定できるように、家電機器4毎に固有の格納先(例えば、URL)が設定されている。このデータベース71は、新たな家電機器4に関する機器制御プログラムの追加や、既存の家電機器4に関する機器制御プログラムの変更又は削除等の時に、適宜更新される。なお、第1の実施形態では、データベース71に予め格納されるデータを機器制御プログラムとして説明しているが、家電機器の機器制御信号を定義するために必要な情報であれば、これ以外のデータであっても構わない。
一方、それぞれの家電機器4には、データベース71内における自己の機器制御プログラムの格納先が、予め記憶保持されている。この機器制御プログラム格納先は、制御部42に記憶保持されるのが好ましいが、家電機器機能ブロック43内に記憶保持されてもよい。
【0033】
図6を参照して、家庭エリア3において、ある家電機器4が家庭内ネットワーク5に接続されると、その家電機器4は、自己の機器名称、機器固有情報及び機器制御プログラム格納先等を含めた機器情報登録要求を、家庭内ネットワーク5を介してホームゲートウエイ6へ向けて送信(ブロードキャスト)する(ステップS101)。
ホームゲートウエイ6は、家電機器4から機器情報登録要求を受けると、新たな家電機器情報の登録が可能かどうかを判断する(ステップS102,S103)。このとき、ホームゲートウエイ6は、家電機器情報管理部63が有する家電機器情報の登録に用いられる所定の情報管理テーブルに、空き領域があるかを判断することで、登録可能かどうかを判断する。
【0034】
ここで、図7を参照して、情報管理テーブルの一例を説明する。図7では、管理される情報項目として、機器名称、機器制御プログラム格納先、機器アドレス、設置場所、機器固有情報及び機器状態を有している。機器名称及び機器制御プログラム格納先は、上述した機器情報登録要求によって送信されてくる情報である。機器アドレスは、家庭内ネットワーク5に接続された家電機器4を一意に特定するための固有アドレスであって、ホームゲートウエイ6によって発行管理される。設置場所は、家電機器4が設置された場所を与える情報である。この情報は、エアコンや照明器具のように同一種類の家電機器が複数存在する場合に、利用者がそれぞれを区別できるように設けられているものであり、ホームゲートウエイ6に備えられる情報操作部(図示せず)を介して、家電機器情報登録後の利用者による自由な設定を可能としている。また、同一種類の複数の家電機器を区別するために、利用者による機器名称の自由設定を可能としてもよいし(例えば、S−VHSビデオとVHSビデオ)、登録順にホームゲートウエイ6が自動的に機器名称に連番を付するようにしてもよい(例えば、テレビ−1とテレビ−2)。機器固有情報は、製造時に設定される家電機器4に固有の情報(製造メーカ、品番等)であって、上述した機器情報登録要求によって送信されてくる。機器状態は、家電機器4の動作や設定の状態を通知するための情報である。この機器状態については、後述する。なお、登録時に設定された機器制御プログラムと異なる機器制御プログラムを利用することがある場合には、上記情報操作部を利用して、機器制御プログラム格納先を変更できるようにすればよい。
【0035】
上記ステップS103において家電機器情報の登録が可能であると判断した場合、ホームゲートウエイ6は、登録要求してきた家電機器4の家庭内ネットワーク5上の機器アドレスを発行すると共に、その家電機器情報を情報管理テーブルに登録する(ステップS104)。そして、ホームゲートウエイ6は、機器アドレス及び自己の家庭内ネットワーク5上のアドレス(ホームGWアドレス)を含めた登録成功応答を、家電機器4に向けて送信する(ステップS105)。一方、上記ステップS103において家電機器情報の登録が不可能であると判断した場合、ホームゲートウエイ6は、家電機器情報の登録ができなかった旨を伝える登録失敗応答を、家電機器4に向けて送信する(ステップS106)。
【0036】
家電機器4は、ホームゲートウエイ6から送信される応答を受信し、それが登録成功なのか登録失敗なのかを判断する(ステップS107,S108)。このステップS108で登録成功応答であると判断した場合、家電機器4は、送信されてきた機器アドレス及びホームGWアドレスを、制御部42又は家電機器機能ブロック43内に記憶保持する(ステップS109)。一方、ステップS108で登録失敗応答であると判断した場合、家電機器4は、家庭内ネットワーク5に接続されなかったことを確認して登録要求処理を終了する。この場合、家電機器4が、機器情報登録要求をホームゲートウエイ6へ続けて再送信するようにしてもよいし、一定の時間をおいてから再送信するようにしてもよい。
以上の処理によって、家電機器4の家庭内ネットワーク5への接続、すなわち家電機器4に関する家電機器情報のホームゲートウエイ6(家電機器情報管理部63)への登録が、完了する。図8に、VTR及びテレビ(TV)の家電機器情報を登録する場合のシーケンス例を示す。
【0037】
上述した情報管理テーブル(図7)の機器状態項目について詳しく説明する。本発明では、移動通信端末2から指示される操作内容の実効性(有効/無効又は必要/不必要)が、操作指示が送信された後にしか分からないという問題を回避するため、この項目を使用して各家電機器4の機器状態を定期的に管理することを行う。この情報管理テーブルで管理される家電機器4の機器状態とは、例えば次のようなものが挙げられる。
【0038】
家電機器4がビデオテープレコーダである場合には、電源状態(ON/OFF)、動作状態(停止、再生、録画、早送り、巻き戻し等)、選択チャンネル、録画予約状態(入/切)、録画モード(標準/3倍/5倍)、テープ状態(挿入/未挿入、残量)等である。家電機器4がテレビである場合には、電源状態、選択チャンネル、音量等である。家電機器4がエアコンである場合には、電源状態、動作状態(停止、冷房、暖房、除湿等)、気温状態(室内、屋外)等である。家電機器4が電子レンジである場合には、電源状態、動作状態(停止、レンジ動作、オーブン動作、トースタ動作、動作レベル強/弱等)、庫内状態(食品有り/無し)等である。家電機器4が洗濯機である場合には、電源状態、動作状態(停止、洗濯、すすぎ、乾燥等)、槽内状態(洗濯物有り/無し)等である。家電機器4が照明器具である場合には、電源状態、動作状態(全点灯、半点灯、小ランプ点灯等)等である。
【0039】
このような機器状態は、情報管理テーブルへの家電機器情報の登録後に、予め定めたタイミング(家電機器4の状態が遷移した時、移動通信端末2から機器操作の要求があった時等)や時間間隔(1時間毎等)で、ホームゲートウエイ6によって自動的に取得及び更新される。移動通信端末2では、この機器状態を参照して、これから指示しようとしている操作内容が有効であるかどうか等を事前に判断することができる。
【0040】
次に、ホームゲートウエイ6の情報管理テーブルに登録された家電機器情報を用いて、移動通信端末2から家電機器4を遠隔操作する手法を説明する。
図9を参照して、利用者から家電機器4の操作を行う旨の入力を受けた場合、移動通信端末2は、ネットワーク1を介して、ホームゲートウエイ6に対して機器情報取得要求を送信する(ステップS111)。
ホームゲートウエイ6は、移動通信端末2から機器情報取得要求を受信すると、家電機器情報管理部63が管理する情報管理テーブルの内容に基づいて、所定形式の家電機器情報(以下、特定家電機器情報という)を作成して移動通信端末2へ送信する(ステップS112〜S114)。なお、この特定家電機器情報には、機器名称及び機器制御プログラム格納先が少なくとも含まれるようにする。
【0041】
移動通信端末2は、ホームゲートウエイ6から送信される特定家電機器情報を受信すると、この情報に従ってディスプレイに家電機器リストを表示させて利用者から選択指示の入力を待つ(ステップS115,S118)。なお、特定家電機器情報が正しく取得できなかった場合、移動通信端末2は、ディスプレイにエラーメッセージを表示させると共に、ホームゲートウエイ6に対して機器情報取得要求を再度送信する(ステップS116,S117)。そして、ディスプレイに表示させた家電機器リストの中から、利用者によってある家電機器4が選択されると、移動通信端末2は、選択された家電機器4(以下、対象家電機器4という)の機器制御プログラム格納先に従って、データベースセンタ7に対して対象家電機器4の機器制御プログラムの取得要求を送信する(ステップS119)。
【0042】
移動通信端末2は、データベースセンタ7からの取得要求に応じて送信されてくる機器制御プログラムを、通信インタフェース部21で受信し、プログラム実行部23において解釈/実行する(ステップS122)。なお、機器制御プログラムが正しく取得できなかった場合、移動通信端末2は、ディスプレイにエラーメッセージを表示させると共に、データベースセンタ7に対して機器制御プログラムの取得要求を再度送信する(ステップS120,S121)。この機器制御プログラムの解釈/実行は、特定家電機器情報を適宜利用しながら、ユーザインタフェース部24を介した利用者との対話形式によって、所望する対象家電機器4の操作内容が決定されるまで行われる。この対話形式の一例を、図12及び図13に示しておく。なお、図12は、対象家電機器4がエアコンである場合の例であり、図13は、対象家電機器4がビデオテープレコーダである場合の例である。そして、対象家電機器4の操作内容が決定されると、移動通信端末2は、その操作内容に対応する機器制御信号をホームゲートウエイ6へ送信する(ステップS123)。
【0043】
図10を参照して、ホームゲートウエイ6は、移動通信端末2から機器制御信号を受信すると、その機器制御信号に対象家電機器4との間の通信形式に応じた必要な処理(アドレス変換、プロトコル変換、メッセージ変換等)を施した後、対象家電機器4へ送信する(ステップS124,S125)。
対象家電機器4は、ホームゲートウエイ6から与えられる機器制御信号を受信し、その内容を解釈/確認して指示されている操作内容が正しいものか否かを判断する(ステップS126〜S128)。このステップS128で操作内容が正しいものと判断した場合、対象家電機器4は、家電機器機能ブロック43において、機器制御信号で指示されている操作内容の処理を実行させる(ステップS129)。そして、対象家電機器4は、その処理が完了すると、処理完了応答をホームゲートウエイ6へ送信する(ステップS130)。一方、ステップS128で操作内容が正しくないものと判断した場合、対象家電機器4は、指示操作に応じた処理ができない旨の処理エラー応答をホームゲートウエイ6へ送信する(ステップS131)。
【0044】
ホームゲートウエイ6は、対象家電機器4から送信される応答を受信すると、その応答に対象家電機器4との間の通信形式に応じた必要な処理(アドレス変換、プロトコル変換、メッセージ変換等)を施した後、移動通信端末2へ送信する(ステップS132,S134)。なお、応答が正しく受信できなかった場合、ホームゲートウエイ6は、対象家電機器4に対して応答の再送信を要求する(ステップS133)。
以上の処理によって、移動通信端末2による家電機器4の遠隔操作が実行される。図11に、VTRに対して遠隔操作が行われる場合のシーケンス例を示す。
【0045】
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る機器制御システム及び機器制御方法によれば、様々な家電機器に関して操作に必要な機器制御プログラムをデータベース化してネットワーク上でまとめて管理し、家庭内ではこの機器制御プログラムの格納先を与える情報を家電機器に関する種々の情報と共にホームゲートウエイで総括管理する。これにより、移動通信端末では、ホームゲートウエイを参照し、操作したい家電機器の機器制御プログラムだけをデータベースから取得して解釈/実行することで、目的の家電機器に所望の操作指示を与えることが可能となる。
従って、移動通信端末及びホームゲートウエイに無駄に機器制御プログラムを持たせる必要がなくなる。また、利用者は、移動通信端末の情報更新や機種変更等をすることなく、現在所有する及び/又は将来所有することになるあらゆる家電機器について遠隔操作を行うことが可能となる。
【0046】
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態は、1つの家電機器4に利用できる機器制御プログラムが1つである場合を想定し、データベースセンタ7のデータベース71には、家電機器4のメーカ毎及び種類毎にそれぞれ1つの機器制御プログラム(全ての機能に対応)が格納されている場合を前提としていた(図5を参照)。従って、ホームゲートウエイ6では、URL等の家電機器4毎に固有の格納場所が一意に特定できる機器制御プログラム格納先を有していた。
しかしながら、実際のところ移動通信端末2から家電機器4を遠隔操作する場合には、家電機器4が備える全ての機能のうち一部の機能が操作できれば足りることがほとんどである。また、機器制御内容は同じであっても、操作画面や操作手順等に独自の個性を持たせた機器制御プログラムが、メーカに対抗してサードベンダ等から提供されることも考えられる。
そこで、本第2の実施形態では、データベース71内の機器制御プログラムの格納先を与える情報として、格納場所が一意に特定できるURL等ではなく、使用可能な機能等によって予めクラス分けされた情報(以下、機器プロファイル情報という)を用いるようにした機器制御システムを説明する。
【0047】
本発明の第2の実施形態に係る機器制御システムの構成は、上記第1の実施形態に係る機器制御システム(図1を参照)と同様である。第2の実施形態と第1の実施形態とは、上述したようにデータベース71、各家電機器4及びホームゲートウエイ6が有する機器制御プログラムの格納先を与える情報が異なり、また移動通信端末2に提供する選択リストが異なる。
以下、図14〜図19をさらに参照して、第2の実施形態に係る機器制御システムにおいて、移動通信端末2を用いて家電機器4を遠隔操作する機器制御方法を、この異なる部分を中心に詳細に説明する。
【0048】
まず、第2の実施形態に係る機器制御システムでは、データベースセンタ7で管理されるデータベース71に、様々なメーカかつ種類の家電機器4の機器制御プログラムが、例えば図14のように予め格納されている。図14において、データベース71には、大分類として家電機器4の種類が、中分類として家電機器4のメーカが、小分類として機器プロファイル情報(class)が設定されており、各分類に応じて機器制御プログラム及びその提供者(メーカ、サードベンダ等)が格納されている。本実施形態では、機器プロファイル情報としてクラス分けされるclass1、class2…に対応して、家電機器4のどの機能を実行できるかがそれぞれ予め規定されている。例えば、図14のVTRの例で考えると、class1が家電機器4の全ての機能を実行できるように、class2が家電機器4の予約録画の設定/解除の機能だけを実行できるように、class3が家電機器4の予約録画の内容確認の機能だけを実行できるように、それぞれ規定することが可能である。そして、この場合には、class1に全ての機能を実行できる機器制御プログラムが、class2に予約録画の設定/解除の機能だけを実行できる機器制御プログラムが、class3に予約録画の内容確認の機能だけを実行できる機器制御プログラムが、プログラム提供者毎にそれぞれ格納されることとなる。
一方、それぞれの家電機器4には、遠隔操作の際に利用できる機能を特定した機器プロファイル情報(class)が、予め記憶保持されている。この機器プロファイル情報は、制御部42に記憶保持されるのが好ましいが、家電機器機能ブロック43内に記憶保持されてもよい。
【0049】
図15を参照して、家庭エリア3において、ある家電機器4が家庭内ネットワーク5に接続されると、その家電機器4は、自己の機器名称、機器固有情報及び機器プロファイル情報等を含めた機器情報登録要求を、家庭内ネットワーク5を介してホームゲートウエイ6へ向けて送信する(ステップS201)。
ホームゲートウエイ6は、家電機器4から機器情報登録要求を受けると、新たな家電機器情報の登録が可能かどうかを判断する(ステップS202,S203)。この判断手法は、上述したとおりである。なお、図16に示す第2の実施形態の情報管理テーブルは、上記第1の実施形態の情報管理テーブル(図7を参照)の機器制御プログラム格納先を機器プロファイル情報に代えたものである。
【0050】
上記ステップS203において家電機器情報の登録が可能であると判断した場合、ホームゲートウエイ6は、登録要求してきた家電機器4の家庭内ネットワーク5上の機器アドレスを発行すると共に、その家電機器情報を情報管理テーブルに登録する(ステップS204)。そして、ホームゲートウエイ6は、機器アドレス及び自己の家庭内ネットワーク5上のホームGWアドレスを含めた登録成功応答を、家電機器4に向けて送信する(ステップS205)。一方、ステップS203において家電機器情報の登録が不可能であると判断した場合、ホームゲートウエイ6は、家電機器情報の登録ができなかった旨を伝える登録失敗応答を、家電機器4に向けて送信する(ステップS206)。
【0051】
家電機器4は、ホームゲートウエイ6から送信される応答を受信し、それが登録成功なのか登録失敗なのかを判断する(ステップS207,S208)。このステップS208で登録成功応答であると判断した場合、家電機器4は、送信されてきた機器アドレス及びホームGWアドレスを、制御部42又は家電機器機能ブロック43内に記憶保持する(ステップS209)。一方、ステップS208で登録失敗応答であると判断した場合、家電機器4は、家庭内ネットワーク5に接続されなかったことを確認して登録要求処理を終了する。
以上の処理によって、家電機器4の家庭内ネットワーク5への接続、すなわち家電機器4に関する家電機器情報のホームゲートウエイ6への登録が、完了する。この家電機器情報を登録する場合のシーケンス例は、図8において機器制御プログラム格納先を機器プロファイル情報に代えたものと等価である。
【0052】
次に、ホームゲートウエイ6の情報管理テーブルに登録された家電機器情報を用いて、移動通信端末2から家電機器4を遠隔操作する手法を説明する。
図17を参照して、利用者から家電機器4の操作を行う旨の入力を受けた場合、移動通信端末2は、ネットワーク1を介して、ホームゲートウエイ6に対して機器情報取得要求を送信する(ステップS211)。
ホームゲートウエイ6は、移動通信端末2から機器情報取得要求を受信すると、家電機器情報管理部63が管理する情報管理テーブルの内容に基づいて、特定家電機器情報を作成して移動通信端末2へ送信する(ステップS212〜S214)。なお、この特定家電機器情報には、機器名称及び機器プロファイル情報が少なくとも含まれるようにする。
【0053】
移動通信端末2は、ホームゲートウエイ6から送信される特定家電機器情報を受信すると、この情報に従ってディスプレイに家電機器リストを表示させて利用者から選択指示の入力を待つ(ステップS215,S218)。なお、特定家電機器情報が正しく取得できなかった場合、移動通信端末2は、ディスプレイにエラーメッセージを表示させると共に、ホームゲートウエイ6に対して機器情報取得要求を再度送信する(ステップS216,S217)。そして、ディスプレイに表示させた家電機器リストの中から、利用者によってある家電機器4が選択されると、移動通信端末2は、データベースセンタ7に対して、選択された対象家電機器4の機器プロファイル情報(class)に対応したプログラム提供者の取得要求を送信し、プログラム提供者の情報を取得する(ステップS219)。移動通信端末2は、取得したプログラム提供者の情報に基づいて図18のようなプログラム提供者リストを生成してディスプレイに表示させ、利用者から選択指示の入力を待つ(ステップS220)。そして、ディスプレイに表示させたプログラム提供者リストの中から、利用者によってあるプログラム提供者が選択されると、移動通信端末2は、データベースセンタ7に対して、選択されたプログラム提供者の機器制御プログラムの取得要求を送信する(ステップS221)。
【0054】
移動通信端末2は、データベースセンタ7から取得要求に応じて送信されてくる機器制御プログラムを受信し、解釈/実行する(ステップS224)。なお、機器制御プログラムが正しく取得できなかった場合、移動通信端末2は、ディスプレイにエラーメッセージを表示させると共に、データベースセンタ7に対して機器制御プログラム取得要求を再度送信する(ステップS222,S223)。そして、対象家電機器4の操作内容が決定されると、移動通信端末2は、その操作内容に対応する機器制御信号をホームゲートウエイ6へ送信する(ステップS225)。
以降の処理は、図10で説明した内容と同様であるので説明を省略する。また、以上の処理によって、移動通信端末2からVTRに対して遠隔操作が行われる場合のシーケンス例を図19に示す。
【0055】
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る機器制御システム及び機器制御方法によれば、データベース内の機器制御プログラムの格納先を与える情報として、格納場所が一意に特定できるURL等ではなく、使用可能な機能等によって予めクラス分けされた機器プロファイル情報を用いる。これにより、データベースでは、同一の機器制御について各々独自の個性を持った複数の機器制御プログラムを備えることができるので、利用者にとっては制御プログラムの選択の幅を広げることができ、またサードベンダ等にとっては機器制御システムへ参入するビジネスチャンスを得ることができる。
【0056】
なお、上記第1の実施形態では機器制御プログラム格納先の情報のみを、上記第2の実施形態では機器プロファイル情報のみを用いた場合をそれぞれ説明したが、両方の情報を併用しても構わない。この場合、どちらの情報を利用するかを利用者に選択させるようにすればよい。
【0057】
(第3の実施形態)
上記第1及び第2の実施形態では、移動通信端末2が、所望の機器制御プログラムをデータベースセンタ7から取得して解釈/実行することで、ホームゲートウエイ6を介した家電機器4の制御を実現する方法を説明した。しかし、この方法の場合、制御を行う際には移動通信端末2からホームゲートウエイ6へのリアルタイムの指示が必要であるため、移動通信端末2とホームゲートウエイ6との間で常に通信リンクを確立していなければならないという課題が残る。
そこで、第3の実施形態では、ホームゲートウエイ6が、所望の機器制御プログラムをデータベースセンタ7から取得し、移動通信端末2から制御に関する一連の指示を受けて適宜解釈/実行することで、移動通信端末2とホームゲートウエイ6との間で通信リンクを確立していなくても家電機器4の制御を実現する方法を説明する。
【0058】
本発明の第3の実施形態に係る機器制御システムの構成は、上記第1の実施形態に係る機器制御システム(図1を参照)と同様であるが、移動通信端末2及びホームゲートウエイ6の構成が少し異なる。
以下、図20〜図27をさらに参照して、第3の実施形態に係る機器制御システムにおいて、移動通信端末2を用いて家電機器4を遠隔操作する機器制御方法を、この異なる部分を中心に詳細に説明する。
【0059】
図20に、携帯電話を想定した移動通信端末2の具体的な構成例を示す。図20において、移動通信端末2は、通信インタフェース部21と、制御部22と、ユーザインタフェース部24とを備える。図21に、ホームゲートウエイ6の具体的な構成例を示す。図21において、ホームゲートウエイ6は、ネットワーク1に対する通信インタフェース部61と、制御部62と、家電機器情報管理部63と、プログラム実行部23と、家庭内ネットワーク5に対する通信インタフェース部64とを備える。図20及び図21から分かるように、第3の実施形態に係る機器制御システムでは、データベースセンタ7から送信される機器制御プログラムを実行し、必要に応じて機器制御信号を出力するプログラム実行部23を、移動通信端末2ではなくホームゲートウエイ6に備えている。
【0060】
上記構成による第3の実施形態に係る機器制御システムにおいて、移動通信端末2を用いて家電機器4を遠隔操作する機器制御方法を説明する。
第3の実施形態のデータベースセンタ7で管理されるデータベース71には、上記第1の実施形態と同様に、様々なメーカかつ種類の家電機器4の機器制御プログラムが予め格納されている(図5を参照)。また、ホームゲートウエイ6の家電機器情報管理部63が有する情報管理テーブルには、図22に示すように家電機器4毎に機器制御プログラムを格納できる領域を有している。
【0061】
まず、家庭内ネットワーク5によって接続された各家電機器4の家電機器情報をホームゲートウエイ6に登録する手法を説明する。
図23を参照して、家庭エリア3において、ある家電機器4が家庭内ネットワーク5に接続されると、その家電機器4は、自己の機器名称、機器固有情報及び機器制御プログラム格納先等を含めた機器情報登録要求を、家庭内ネットワーク5を介してホームゲートウエイ6へ向けて送信する(ステップS301)。ホームゲートウエイ6は、家電機器4から機器情報登録要求を受けると、新たな家電機器情報の登録が可能かどうかを判断する(ステップS302,S303)。この判断手法は、上述した通りである。ステップS303において家電機器情報の登録が可能であると判断した場合、ホームゲートウエイ6は、登録要求してきた家電機器4の家庭内ネットワーク5上の機器アドレスを発行すると共に、その家電機器情報を情報管理テーブルに登録する(ステップS304)。次に、ホームゲートウエイ6は、機器情報登録要求に含まれる家電機器の機器制御プログラム格納先に従って、データベースセンタ7に対して該当する機器制御プログラムの取得要求を送信する(ステップS305)。そして、ホームゲートウエイ6は、機器制御プログラムを取得できた場合、機器アドレス及び自己の家庭内ネットワーク5上のホームGWアドレスを含めた登録成功応答を、家電機器4に向けて送信する(ステップS306,S307)。一方、ホームゲートウエイ6は、家電機器情報の登録ができなかった場合や機器制御プログラムを取得できなかった場合、その旨を伝える登録失敗応答を家電機器4に向けて送信する(ステップS303,S306,S308)。
【0062】
家電機器4は、ホームゲートウエイ6から送信される応答を受信し、それが登録成功なのか登録失敗なのかを判断する(ステップS309,S310)。このステップS310で登録成功応答であると判断した場合、家電機器4は、送信されてきた機器アドレス及びホームGWアドレスを、制御部42又は家電機器機能ブロック43内に記憶保持する(ステップS311)。一方、ステップS310で登録失敗応答であると判断した場合、家電機器4は、家庭内ネットワーク5に接続されなかったことを確認して登録要求処理を終了する。
以上の処理によって、家電機器4の家庭内ネットワーク5への接続、すなわち家電機器4に関する家電機器情報のホームゲートウエイ6への登録が、完了する。図24に、VTRの家電機器情報を登録する場合のシーケンス例を示す。
【0063】
次に、ホームゲートウエイ6の情報管理テーブルに登録された家電機器情報を用いて、移動通信端末2から家電機器4を遠隔操作する手法を説明する。
図25を参照して、利用者から家電機器4の操作を行う旨の入力を受けた場合、移動通信端末2は、ネットワーク1を介して、ホームゲートウエイ6に対して機器情報取得要求を送信する(ステップS321)。
ホームゲートウエイ6は、移動通信端末2から機器情報取得要求を受信すると、家電機器情報管理部63が管理する情報管理テーブルの内容に基づいて、特定家電機器情報を作成して移動通信端末2へ送信する(ステップS322〜S324)。なお、この特定家電機器情報には、機器名称が少なくとも含まれるようにする。
【0064】
移動通信端末2は、ホームゲートウエイ6から送信される特定家電機器情報を受信すると、この情報に従ってディスプレイに家電機器リストを表示させて利用者から選択指示の入力を待つ(ステップS325,S328)。なお、特定家電機器情報が正しく取得できなかった場合、移動通信端末2は、ディスプレイにエラーメッセージを表示させると共に、ホームゲートウエイ6に対して機器情報取得要求を再度送信する(ステップS326,S327)。そして、ディスプレイに表示させた家電機器リストの中から、利用者によってある家電機器4が選択されると、移動通信端末2は、ホームゲートウエイ6に対して、選択された対象家電機器4の機器制御要求を送信する(ステップS329)。
ホームゲートウエイ6は、移動通信端末2から機器制御要求を受信し、対象家電機器4の機器制御プログラムを解釈/実行する(ステップS330,S331)。そして、ホームゲートウエイ6は、機器制御プログラムに基づいて所定の機器制御画面情報を生成し、移動通信端末2へ送信する(ステップS332,S333)。
【0065】
移動通信端末2は、ホームゲートウエイ6から機器制御画面情報を受信し、機器制御画面情報を解釈してディスプレイに表示させて(図12又は図13のような表示)、利用者から選択指示の入力を待つ(ステップS334,S335)。そして、利用者によって対象家電機器4の操作内容が決定されると、移動通信端末2は、決定された操作内容に対応する機器制御信号をホームゲートウエイ6へ送信する(ステップS336)。
【0066】
図26を参照して、ホームゲートウエイ6は、移動通信端末2から機器制御信号を受信すると、機器制御プログラムに従って機器制御信号を解釈/実行し、その機器制御信号に対象家電機器4との間の通信形式に応じた必要な処理を施した後、対象家電機器4へ送信する(ステップS337〜S339)。
対象家電機器4は、ホームゲートウエイ6から与えられる機器制御信号を受信し、その内容を解釈/確認して、指示されている操作内容が正しいものか否かを判断する(ステップS340〜S342)。このステップS342で操作内容が正しいものと判断した場合、対象家電機器4は、家電機器機能ブロック43において、機器制御信号で指示されている操作内容の処理を実行させる(ステップS343)。そして、対象家電機器4は、その処理が完了すると、処理完了応答をホームゲートウエイ6へ送信する(ステップS344)。一方、ステップS342で操作内容が正しくないものと判断した場合、対象家電機器4は、指示操作に応じた処理ができない旨の処理エラー応答をホームゲートウエイ6へ送信する(ステップS345)。
【0067】
ホームゲートウエイ6は、対象家電機器4から送信される応答を受信すると、その応答に対象家電機器4との間の通信形式に応じた必要な処理を施した後、機器制御プログラムに従って機器制御信号を解釈/実行する(ステップS346,S347)。なお、応答が正しく受信できなかった場合、ホームゲートウエイ6は、対象家電機器4に対して応答の再送信を要求する(ステップS348)。そして、ホームゲートウエイ6は、機器制御プログラムに基づいて機器制御画面情報を生成し、移動通信端末2へ送信する(ステップS349,S350)。
以上の処理によって、移動通信端末2による家電機器4の遠隔操作が実行される。図27に、VTRに対して遠隔操作が行われる場合のシーケンス例を示す。
【0068】
以上のように、本発明の第3の実施形態に係る機器制御システム及び機器制御方法によれば、ホームゲートウエイが機器制御プログラムを取得して保持するので、移動通信端末の記憶資源を有効に活用できる。また、移動通信端末が制御に関する一連の指示をホームゲートウエイへ与えておくことで、実際に制御する時間になっても移動通信端末とホームゲートウエイとの間で通信リンクを確立する必要がなく、ホームゲートウエイ単独で家電機器を制御することが可能となる。
【0069】
(第4の実施形態)
上記第1〜第3の実施形態は、家電機器4の機器制御プログラム格納先の情報や機器プロファイル情報を、ホームゲートウエイ6で管理する機器制御システムを説明した。これらの情報は、データサイズが大きくないので移動通信端末2で管理することも考えられる。
そこで、第4の実施形態では、ホームゲートウエイ6を無くして、移動通信端末2が家電機器4の機器制御プログラム格納先の情報や機器プロファイル情報を管理する機器制御システムを説明する。
【0070】
図28は、本発明の第4の実施形態に係る機器制御システムの構成を示す概略図である。図28において、第4の実施形態に係る機器制御システムは、公衆回線やインターネット等のネットワーク1を介して、家電機器操作を指示する移動通信端末2、操作対象となる家電機器が存在する家庭エリア3、及びデータベースセンタ7が、相互に接続されている。家庭エリア3では、遠隔操作対象となる各家電機器4が、家庭内ネットワーク5を介してネットワーク1と接続されている。データベースセンタ7は、あらゆるメーカかつ種類の家電機器の機器制御プログラムがそれぞれ格納されたデータベース71と、ネットワーク1とデータベース71との間をインタフェースするデータベース制御部72とを備える。
【0071】
図29に、携帯電話を想定した移動通信端末2の具体的な構成例を示す。図29において、移動通信端末2は、通信インタフェース部21と、制御部22と、プログラム実行部23と、ユーザインタフェース部24と、家電機器情報管理部63とを備える。図29から分かるように、第4の実施形態に係る機器制御システムでは、家庭内ネットワーク5に接続されている家電機器4の様々な情報を所定の情報管理テーブルを用いて管理する家電機器情報管理部63を、移動通信端末2に備えている。なお、家電機器4の具体的な構成は、図4に例示した通りである。
【0072】
上記構成による第4の実施形態に係る機器制御システムにおいて、移動通信端末2を用いて家電機器4を遠隔操作する機器制御方法を説明する。
第4の実施形態のデータベースセンタ7で管理されるデータベース71には、上記第1の実施形態と同様に、様々なメーカかつ種類の家電機器4の機器制御プログラムが予め格納されている(図5を参照)。また、移動通信端末2の家電機器情報管理部63が有する情報管理テーブルには、図30に示すように家電機器4毎に機器制御プログラムを格納できる領域を有している。
【0073】
次に、上記構成による第4の実施形態に係る機器制御システムにおいて、移動通信端末2を用いて家電機器4を遠隔操作する機器制御方法を説明する。
図31を参照して、家庭エリア3において、ある家電機器4が家庭内ネットワーク5に接続されると、その家電機器4は、自己の機器名称、機器アドレス及び機器制御プログラム格納先等を含めた機器情報登録要求を、家庭内ネットワーク5を介して移動通信端末2へ向けて送信する(ステップS401)。
移動通信端末2は、家電機器4から機器情報登録要求を受けると、新たな家電機器情報の登録が可能かどうかを判断する(ステップS402,S403)。このとき、移動通信端末2は、家電機器情報管理部63が有する家電機器情報の登録に用いられる所定の情報管理テーブルに、空き領域があるかを判断することで、登録可能かどうかを判断する。
【0074】
上記ステップS403において家電機器情報の登録が可能であると判断した場合、移動通信端末2は、その家電機器情報を情報管理テーブルに登録する(ステップS404)。そして、移動通信端末2は、機器アドレスを含めた登録成功応答を、家電機器4に向けて送信する(ステップS405)。一方、上記ステップS403において家電機器情報の登録が不可能であると判断した場合、移動通信端末2は、家電機器情報の登録ができなかった旨を伝える登録失敗応答を、家電機器4に向けて送信する(ステップS406)。
【0075】
家電機器4は、移動通信端末2から送信される応答を受信し、それが登録成功なのか登録失敗なのかを判断する(ステップS407,S408)。このステップS408で登録成功応答であると判断した場合、家電機器4は、送信されてきた機器アドレスを、制御部42又は家電機器機能ブロック43内に記憶保持する(ステップS409)。一方、ステップS408で登録失敗応答であると判断した場合、家電機器4は、家庭内ネットワーク5に接続されなかったことを確認して登録要求処理を終了する。この場合、家電機器4が、機器情報登録要求を移動通信端末2へ続けて再送信するようにしてもよいし、一定の時間をおいてから再送信するようにしてもよい。
以上の処理によって、家電機器4の家庭内ネットワーク5への接続、すなわち家電機器4に関する家電機器情報の移動通信端末2(家電機器情報管理部63)への登録が、完了する。図33に、VTR及びTVの家電機器情報を登録する場合のシーケンス例を示す。
【0076】
図32を参照して、利用者から家電機器4の操作を行う旨の入力を受けた場合、移動通信端末2は、家電機器情報管理部63が管理する情報管理テーブルの内容に基づいて、ディスプレイに家電機器リストを表示させて利用者から選択指示の入力を待つ(ステップS411)。そして、ディスプレイに表示させた家電機器リストの中から、利用者によってある家電機器4が選択されると、移動通信端末2は、選択された対象家電機器4の機器制御プログラム格納先に従って、データベースセンタ7に対して対象家電機器4の機器制御プログラムの取得要求を送信する(ステップS412)。移動通信端末2は、データベースセンタ7からの取得要求に応じて送信されてくる機器制御プログラムを、通信インタフェース部21で受信し、プログラム実行部23において解釈/実行する(ステップS414)。なお、機器制御プログラムが正しく取得できなかった場合、移動通信端末2は、ディスプレイにエラーメッセージを表示させると共に、データベースセンタ7に対して機器制御プログラムの取得要求を再度送信する(ステップS413,S414)。そして、対象家電機器4の操作内容が決定されると、移動通信端末2は、その操作内容に対応する機器制御信号を対象家電機器4へ送信する(ステップS415)。
【0077】
対象家電機器4は、移動通信端末2から与えられる機器制御信号を受信し、その内容を解釈/確認して指示されている操作内容が正しいものか否かを判断する(ステップS416〜S418)。このステップS418で操作内容が正しいものと判断した場合、対象家電機器4は、家電機器機能ブロック43において、機器制御信号で指示されている操作内容の処理を実行させる(ステップS419)。そして、対象家電機器4は、その処理が完了すると、処理完了応答を移動通信端末2へ送信する(ステップS420)。一方、ステップS418で操作内容が正しくないものと判断した場合、対象家電機器4は、指示操作に応じた処理ができない旨の処理エラー応答を移動通信端末2へ送信する(ステップS421)。
移動通信端末2は、対象家電機器4から送信される応答を受信する(ステップS423)。なお、応答が正しく受信できなかった場合、移動通信端末2は、対象家電機器4に対して応答の再送信を要求する(ステップS424)。
以上の処理によって、移動通信端末2による家電機器4の遠隔操作が実行される。図34に、VTRに対して遠隔操作が行われる場合のシーケンス例を示す。
【0078】
以上のように、本発明の第4の実施形態に係る機器制御システム及び機器制御方法によれば、家庭エリアにホームゲートウエイを設けることなく、移動通信端末から目的の家電機器へ所望の操作指示を与えることが可能となる。
なお、この第4の実施形態では、上記第1の実施形態に対応させて機器制御プログラム格納先の情報を用いた機器制御システムについて説明したが、上記第2の実施形態で述べた機器プロファイル情報を用いても同様の効果を奏することは言うまでもない。また、機器制御プログラム格納先の情報と機器プロファイル情報とを併用しても構わない。
【0079】
典型的には、上記第1〜第4の実施形態で説明した機器制御方法は、記憶装置(ROM、RAM、ハードディスク等)に格納された上述した処理手順を実行可能な所定のプログラムデータが、CPUによって解釈実行されることで実現される。この場合、プログラムデータは、CD−ROMやフレキシブルディスク等の記録媒体を介して記憶装置内に導入されてもよい。あるいは、プログラムデータが記録媒体上から直接実行されてもよい。
【0080】
【発明の効果】
請求項1及び請求項5に係る発明によれば、様々な家電機器に関して操作に必要な機器制御情報(好ましくは、機器制御プログラム)をデータベース化してネットワーク上でまとめて管理し、家庭内ではこの機器制御情報の格納先を与える情報を家電機器に関する種々の情報と共にホームゲートウエイで総括管理する。これにより、移動通信端末では、ホームゲートウエイを参照し、操作したい家電機器に関する所定の情報をデータベースから取得して、目的の家電機器に所望の操作指示を与えることが可能となる。
従って、移動通信端末及びホームゲートウエイに無駄に機器制御情報を持たせる必要がなくなる。また、利用者は、移動通信端末の情報更新や機種変更等をすることなく、現在所有する及び/又は将来所有することになるあらゆる家電機器について遠隔操作を行うことが可能となる。
また、移動通信端末では、格納先情報を総括管理しているホームゲートウエイを参照し、操作したい家電機器の機器制御情報をデータベースから取得して解釈/実行することで、目的の家電機器に所望の操作指示を与えることが可能となる。
また、ホームゲートウエイが家電機器の機器状態を移動通信端末へ通知するので、不可能な操作や不必要な操作が実行されることを事前に回避でき、利用者の利便性を向上させることができる。
【0082】
請求項2及び請求項6に係る発明によれば、1つの家電機器について機器制御情報が複数ある場合、移動通信端末では、格納先情報を総括管理しているホームゲートウエイを参照し、操作したい家電機器のいずれか1つの機器制御情報だけをデータベースから選択的に取得して解釈/実行することで、目的の家電機器に所望の操作指示を与えることが可能となる。
【0084】
請求項3及び請求項7に係る発明によれば、ホームゲートウエイが、家庭内ネットワークに接続されている全ての家電機器の機器名称及び格納先情報を移動通信端末へ通知するので、利用者は、操作したい家電機器を容易に選択できる。
【0086】
請求項4及び請求項9に係る発明のように、利用者がホームゲートウエイの格納先情報を任意に変更できるようにすれば、家電機器の制御に必要な他の機器制御情報を利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第3の実施形態に係る機器制御システムの構成を示す概略図である。
【図2】第1及び第2の実施形態の移動通信端末2の具体的な構成例を示す図である。
【図3】第1及び第2の実施形態のホームゲートウエイ6の具体的な構成例を示す図である。
【図4】第1〜第4の実施形態の家電機器4の具体的な構成例を示す図である。
【図5】第1の実施形態のデータベース71に予め格納されているデータの一例を示す図である。
【図6】第1の実施形態による家電機器4に関する家電機器情報のホームゲートウエイ6への登録処理を説明するフローチャートである。
【図7】第1の実施形態の家電機器情報管理部63が有する情報管理テーブルの一例を説明する図である。
【図8】第1の実施形態による家電機器情報登録処理のシーケンス例を示す図である。
【図9】第1の実施形態による移動通信端末2から家電機器4を遠隔操作する処理を説明するフローチャートである。
【図10】第1の実施形態による移動通信端末2から家電機器4を遠隔操作する処理を説明するフローチャートである。
【図11】第1の実施形態による家電機器4の遠隔操作処理のシーケンス例を示す図である。
【図12】第1の実施形態によるエアコンの家電機器情報に基づいた移動通信端末2の画面表示例を示す図である。
【図13】第1の実施形態によるビデオテープレコーダの家電機器情報に基づいた移動通信端末2の画面表示例を示す図である。
【図14】第2の実施形態のデータベース71に予め格納されているデータの一例を示す図である。
【図15】第2の実施形態による家電機器4に関する家電機器情報のホームゲートウエイ6への登録処理を説明するフローチャートである。
【図16】第2の実施形態の家電機器情報管理部63が有する情報管理テーブルの一例を説明する図である。
【図17】第2の実施形態による移動通信端末2から家電機器4を遠隔操作する処理を説明するフローチャートの一部である。
【図18】第2の実施形態によるプログラム提供者リストを提示した移動通信端末2の画面表示例を示す図である。
【図19】第2の実施形態による家電機器4の遠隔操作処理のシーケンス例を示す図である。
【図20】第3の実施形態の移動通信端末2の具体的な構成例を示す図である。
【図21】第3の実施形態のホームゲートウエイ6の具体的な構成例を示す図である。
【図22】第3の実施形態の家電機器情報管理部63が有する情報管理テーブルの一例を説明する図である。
【図23】第3の実施形態による家電機器4に関する家電機器情報のホームゲートウエイ6への登録処理を説明するフローチャートである。
【図24】第3の実施形態による家電機器情報登録処理のシーケンス例を示す図である。
【図25】第3の実施形態による移動通信端末2から家電機器4を遠隔操作する処理を説明するフローチャートである。
【図26】第3の実施形態による移動通信端末2から家電機器4を遠隔操作する処理を説明するフローチャートである。
【図27】第3の実施形態による家電機器4の遠隔操作処理のシーケンス例を示す図である。
【図28】本発明の第4の実施形態に係る機器制御システムの構成を示す概略図である。
【図29】第4の実施形態の移動通信端末2の具体的な構成例を示す図である。
【図30】第4の実施形態の家電機器情報管理部63が有する情報管理テーブルの一例を説明する図である。
【図31】第4の実施形態による家電機器4に関する家電機器情報の移動通信端末2への登録処理を説明するフローチャートである。
【図32】第4の実施形態による移動通信端末2から家電機器4を遠隔操作する処理を説明するフローチャートである。
【図33】第4の実施形態による家電機器情報登録処理のシーケンス例を示す図である。
【図34】第4の実施形態による家電機器4の遠隔操作処理のシーケンス例を示す図である。
【符号の説明】
1…ネットワーク
2…移動通信端末
3…家庭エリア
4…家電機器
5…家庭内ネットワーク
6…ホームゲートウエイ
7…データベースセンタ
21,41,61,64…通信インタフェース部
22,42,62…制御部
23…プログラム実行部
24…ユーザインタフェース部
43…家電機器機能ブロック
63…家電機器情報管理部
71…データベース
72…データベース制御部
Claims (12)
- 移動通信端末を用いて所定のローカルエリア内にある任意の家電機器を遠隔制御できる機器制御システムであって、
様々な家電機器について、家電機器を遠隔操作で制御する制御信号を定義するために必要な少なくとも1つの機器制御情報を家電機器毎に格納するデータベースと、
自己の機器制御情報を格納する前記データベースのアクセス情報を格納先情報として保持する1つ以上の家電機器と、
家電機器をローカルエリアネットワークで接続すると共に、接続された家電機器が保持する前記格納先情報と家電機器の動作及び設定に関する機器状態とを、家電機器に対応付けて総括管理するホームゲートウエイと、
家電機器への遠隔操作の開始時に前記格納先情報及び前記機器状態を前記ホームゲートウェイから取得し、前記機器状態を参照して指示予定の操作内容が有効であると判断した場合に、前記格納先情報を利用して前記データベースに格納されている前記機器制御情報を取得し、当該取得した機器制御情報を解釈及び実行し、当該操作内容に応じた制御信号を前記ホームゲートウエイに送信し、家電機器の遠隔制御を行う移動通信端末と、
前記データベース、前記ホームゲートウエイ及び前記移動通信端末を相互に接続するネットワークとを備える、機器制御システム。 - 前記データベースには、家電機器毎に遠隔操作対象の機能を複数のクラスに分け、当該クラスに対応する複数の前記機器制御情報が格納されており、前記格納先情報は、前記複数の機器制御情報のうちの2つ以上を特定できる情報であり、
前記移動通信端末は、指示予定の操作内容が有効であると判断した場合に、前記ホームゲートウエイから受信した前記格納先情報を用いて、制御対象の家電機器に対する2つ以上の前記機器制御情報の中から当該操作内容を含んだ機能のクラスに対応する機器制御情報を前記データベースから選択的に取得し、当該取得した機器制御情報を解釈及び実行し、所望の操作内容に応じた制御信号を前記ホームゲートウエイに送信し、前記制御対象の家電機器の遠隔操作を行うことを特徴とする、請求項1に記載の機器制御システム。 - 前記ホームゲートウエイは、前記格納先情報を家電機器に予め定められた機器名称と共に管理しており、前記要求に応じて前記格納先情報及び前記機器状態と共に当該機器名称を前記移動通信端末に送信し、
前記移動通信端末は、前記ホームゲートウエイから受信した前記機器名称を参照して、制御対象の家電機器の選択が可能であることを特徴とする、請求項1に記載の機器制御システム。 - 前記ホームゲートウエイで総括管理される前記格納先情報が任意に変更できることを特徴とする、請求項1に記載の機器制御システム。
- 様々な家電機器について、家電機器を遠隔操作で制御する制御信号を定義するために必要な少なくとも1つの機器制御情報を家電機器毎に格納する当該データベースと、自己の機器制御情報を格納するデータベースのアクセス情報を格納先情報として保持する1つ以上の家電機器とローカルエリアネットワークで接続されるホームゲートウエイと、移動通信端末とが、ネットワークによって相互に接続されたシステムにおいて、移動通信端末を用いて所定のローカルエリア内にある任意の家電機器を遠隔制御する機器制御方法であって、
前記移動通信端末が、家電機器への遠隔操作の開始時に、前記ホームゲートウエイに機器情報の取得を要求するステップと、
前記ホームゲートウエイが、前記移動通信端末から前記機器情報の取得要求を受けると、前記格納先情報と家電機器の動作及び設定に関する機器状態とを、家電機器と対応付けて前記移動通信端末に送信するステップと、
前記移動通信端末が、前記ホームゲートウエイから受信した前記機器状態を参照して、指示予定の操作内容が有効か無効かを判断するステップと、
前記移動通信端末が、前記操作内容が有効である場合に、受信した前記格納先情報を利用して、制御対象の家電機器に対する前記機器制御情報を前記データベースから取得する ステップと、
前記移動通信端末が、前記データベースから取得した前記機器制御情報を解釈及び実行し、前記操作内容に応じた制御信号を前記ホームゲートウエイに送信して、前記制御対象の家電機器の遠隔制御を行うステップとを備える、機器制御方法。 - 前記データベースには、家電機器毎に遠隔操作対象の機能を複数のクラスに分け、当該クラスに対応する複数の前記機器制御情報が格納されており、前記格納先情報は、前記複数の機器制御情報のうちの2つ以上を特定できる情報であり、
前記操作内容が有効である場合、前記取得するステップにおいて、前記移動通信端末が、前記ホームゲートウエイから受信した前記格納先情報を用いて、制御対象の家電機器に対する2つ以上の前記機器制御情報の中から当該操作内容を含んだ機能のクラスに対応する機器制御情報を前記データベースから選択的に取得することを特徴とする、請求項5に記載の機器制御方法。 - 前記ホームゲートウエイが、前記格納先情報を家電機器に予め定められた機器名称と共に管理しており、前記要求に応じて前記格納先情報及び前記機器状態と共に当該機器名称を前記移動通信端末に送信するステップをさらに備え、
前記移動通信端末が、前記ホームゲートウエイから受信した前記機器名称を参照して、制御対象の家電機器の選択を行うステップをさらに備えることを特徴とする、請求項5に記載の機器制御方法。 - 前記ホームゲートウエイが管理する前記格納先情報を任意に変更できることを特徴とする、請求項5に記載の機器制御方法。
- 様々な家電機器について、家電機器を遠隔操作で制御する制御信号を定義するために必要な少なくとも1つの機器制御情報を家電機器毎に格納するデータベースと、当該データベースに格納されている機器制御情報を取得して家電機器の遠隔制御を行う移動通信端末とに、ネットワークによって接続されたホームゲートウエイであって、
自己の機器制御情報を格納する前記データベースのアクセス情報を格納先情報として保持する1つ以上の家電機器を、ローカルエリアネットワークで接続し、
接続された家電機器が保持する前記格納先情報と家電機器の動作及び設定に関する機器状態とを、家電機器に対応付けて管理することを特徴とする、ホームゲートウエイ。 - 前記格納先情報を家電機器に予め定められた機器名称と共に管理しており、前記要求に応じて前記格納先情報と共に当該機器名称を前記移動通信端末へ送信することを特徴とする、請求項9に記載のホームゲートウエイ。
- 管理する前記格納先情報を任意に変更できることを特徴とする、請求項9に記載のホームゲートウエイ。
- 様々な家電機器について、家電機器を遠隔操作で制御する制御信号を定義するために必要な少なくとも1つの機器制御情報を家電機器毎に格納するデータベースと、当該データベースに格納されている機器制御情報へアクセスするための格納先情報と家電機器の動作及び設定に関する機器状態とを家電機器に対応付けて管理するホームゲートウェイとに、ネットワークによって接続可能な移動通信端末であって、
家電機器への遠隔操作の開始時に前記ホームゲートウェイで管理されている前記格納先情報及び前記機器状態を前記ホームゲートウェイから受信し、前記機器状態を参照して指示予定の操作内容が有効であると判断した場合に、受信した格納先情報を利用して前記データベースに格納されている前記機器制御情報を取得し、当該取得した機器制御情報を解釈及び実行し、当該操作内容に応じた制御信号を前記ホームゲートウエイに送信し、家電機器の遠隔制御を行う、移動通信端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002341205A JP4160818B2 (ja) | 2001-11-29 | 2002-11-25 | 移動通信端末を用いた機器制御システム及び方法並びにホームゲートウエイ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-364535 | 2001-11-29 | ||
JP2001364535 | 2001-11-29 | ||
JP2002341205A JP4160818B2 (ja) | 2001-11-29 | 2002-11-25 | 移動通信端末を用いた機器制御システム及び方法並びにホームゲートウエイ |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003230184A JP2003230184A (ja) | 2003-08-15 |
JP2003230184A5 JP2003230184A5 (ja) | 2005-12-02 |
JP4160818B2 true JP4160818B2 (ja) | 2008-10-08 |
Family
ID=27759468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002341205A Expired - Fee Related JP4160818B2 (ja) | 2001-11-29 | 2002-11-25 | 移動通信端末を用いた機器制御システム及び方法並びにホームゲートウエイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4160818B2 (ja) |
Families Citing this family (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7853209B2 (en) * | 2004-03-30 | 2010-12-14 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Mobile communication station, base station apparatus, and dedicated-short-range-communications system |
JP2006106974A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Toshiba Corp | ネットワーク家電制御システム |
KR100643282B1 (ko) * | 2004-11-02 | 2006-11-10 | 삼성전자주식회사 | UPnP 네트워크 상에서 특정 기기를 식별하는 방법,식별된 특정 기기를 통하여 컨텐츠를 재생하는 방법, 및장치 |
JP4573353B2 (ja) * | 2005-03-09 | 2010-11-04 | パイオニア株式会社 | コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラム |
JP4522394B2 (ja) * | 2006-07-11 | 2010-08-11 | 株式会社タイトー | 動画・音声オンデマンド配信システム |
JP2009159188A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Hitachi Ltd | コンテンツ表示用サーバ |
JP2009259229A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-11-05 | Nec Personal Products Co Ltd | 遠隔制御装置、遠隔制御プログラム、遠隔制御方法、及び、遠隔制御システム |
JP5265756B2 (ja) * | 2008-04-02 | 2013-08-14 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) | アクセス制御およびサービス制御用にモバイル通信ユニットを用いた家電デバイスへのサービス配信 |
KR101521811B1 (ko) * | 2009-02-04 | 2015-05-20 | 엘지전자 주식회사 | 빌딩설비 시스템 |
JP4739434B2 (ja) * | 2009-03-05 | 2011-08-03 | シャープ株式会社 | ゲートウェイ装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体 |
JP4955736B2 (ja) * | 2009-07-08 | 2012-06-20 | パナソニック株式会社 | 通信装置、通信制御方法及び通信制御プログラム |
JP5270608B2 (ja) * | 2010-04-06 | 2013-08-21 | ヤフー株式会社 | コンテンツ再生制御システム、コンテンツ再生制御方法、コンテンツサーバ、携帯端末及びプログラム |
KR101932044B1 (ko) * | 2012-02-03 | 2018-12-24 | 엘지전자 주식회사 | 홈 에너지 관리 방법 및 그 장치 |
JP2013042551A (ja) * | 2012-11-12 | 2013-02-28 | Toshiba Corp | 通信機器管理装置におけるユーザ機器 |
KR101881926B1 (ko) * | 2012-12-13 | 2018-07-26 | 삼성전자주식회사 | 주변 기기의 디바이스 정보를 등록하기 위한 디바이스 제어 방법, 디바이스 및 그 시스템 |
WO2014092441A1 (en) | 2012-12-13 | 2014-06-19 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Device control method for registering device information of peripheral device, and device and system thereof |
JP2015162855A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | Necプラットフォームズ株式会社 | 中継装置、通信システム、中継方法及びプログラム |
JP2015043612A (ja) * | 2014-10-15 | 2015-03-05 | 株式会社東芝 | ユーザ機器およびユーザ機器を用いたサービス利用方法 |
CN105338083B (zh) * | 2015-10-30 | 2018-09-18 | 小米科技有限责任公司 | 界面显示方法及装置 |
WO2017146140A1 (ja) | 2016-02-25 | 2017-08-31 | Kddi株式会社 | デバイス制御装置、通信端末、デバイス制御方法、対価算出方法及びデバイス制御システム |
JP6625444B2 (ja) * | 2016-02-25 | 2019-12-25 | Kddi株式会社 | デバイス制御装置、デバイス制御方法及びデバイス制御システム |
JP6701016B2 (ja) * | 2016-07-15 | 2020-05-27 | エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社 | 機器制御装置、機器制御システム、機器制御方法、及びプログラム |
JP7411960B2 (ja) | 2020-03-25 | 2024-01-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 制御装置、制御システム、制御方法、および、プログラム |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09102827A (ja) * | 1995-10-05 | 1997-04-15 | Sony Corp | 遠隔制御装置および通信装置 |
JP2000047956A (ja) * | 1998-07-27 | 2000-02-18 | Canon Inc | データ通信システム、データダウンロード方法及び記憶媒体 |
JP2001036652A (ja) * | 1999-07-23 | 2001-02-09 | Nippon Conlux Co Ltd | 携帯電話機およびこれを利用した機器遠隔制御方法 |
JP3318289B2 (ja) * | 1999-08-10 | 2002-08-26 | 松下電送システム株式会社 | ホームネットワークゲートウエイ装置 |
-
2002
- 2002-11-25 JP JP2002341205A patent/JP4160818B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003230184A (ja) | 2003-08-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4160818B2 (ja) | 移動通信端末を用いた機器制御システム及び方法並びにホームゲートウエイ | |
EP1317099B1 (en) | Appliance control system and method using mobile communications terminal, and home gateway | |
US7831967B2 (en) | Method of and apparatus for updating software of network device | |
KR100571140B1 (ko) | 통신제어장치와, 통신제어방법 및, 컴퓨터 판독가능 매체 | |
CN100421408C (zh) | 网络家电控制系统 | |
JP4564249B2 (ja) | 家電遠隔制御システム、サービス提供サーバ、ホームサーバ、家電機器、サービス提供サーバの家電遠隔制御支援方法及びサービス提供サーバの家電サービス提供支援方法 | |
JP4309087B2 (ja) | ネットワーク接続機器およびこれを用いたネットワークシステム | |
CN107682202B (zh) | 网络设备的管理方法及装置 | |
US9886844B2 (en) | Information processing apparatus, information processing method, and program | |
US7469163B2 (en) | Home server | |
JP3552199B2 (ja) | 機器制御装置及び通信ノード | |
CN101174980A (zh) | 利用图形用户界面显示网络拓扑来配置网络联机的方法 | |
JP6681582B2 (ja) | 空気調和制御システムにおける情報端末の制御方法及び空気調和制御システム | |
WO2015001772A1 (ja) | 無線接続設定方法、無線通信装置および表示方法 | |
JP2004248043A (ja) | ホームネットワークシステムとこれに用いる通信アダプタ及びホームコントローラ | |
CN111372222A (zh) | 设备连接方法、系统以及相应的终端设备和服务器 | |
JP2004328374A (ja) | 電子機器、サーバ装置、ネットワークシステムおよびネットワークシステムの制御方法 | |
CN111757546A (zh) | 网络系统、通信终端及记录介质 | |
US20100325554A1 (en) | Photo-Based Network Control Device and Related Method | |
JP5182387B2 (ja) | カラオケネットワークシステム及びカラオケ装置 | |
WO2011102539A1 (ja) | 制御対象機器、機器制御システム、機器制御プログラム、および機器制御方法 | |
JP2001297044A (ja) | デジタル情報機器ネットワーク装置 | |
JP2004240498A (ja) | 電子機器のリモートサポートシステム | |
WO2015151953A1 (ja) | コントローラ、制御システム、および、制御システムの制御方法 | |
KR20130077734A (ko) | 다중 디바이스간 정보교환 프로토콜 기반의 정보제공 서비스 시스템 및 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051006 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051006 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071101 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071107 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080625 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080718 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |