JP6514133B2 - 情報提供装置、情報提供方法、及び情報提供システム - Google Patents
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[デバイス制御システムSの概要]
図1は、第1の実施形態のデバイス制御システムSの概要について説明するための図である。デバイス制御システムSは、デバイス制御装置1と、通信端末2(2a,2b)と、デバイス3(3a,3b,3c)と、ルータ4と、開発者端末6とを有する。デバイス制御装置1、通信端末2及びルータ4は、有線通信回線又は無線通信回線を介してネットワークNに接続されている。デバイス制御装置1はまた、ネットワークNを介して開発者端末6とも接続されている。
図3は、デバイス制御装置1の構成を示す図である。デバイス制御装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。
デバイス種別は、デバイス3が有する機能の種別を示す情報であり、ライト、エアコン、レコーダー、監視カメラ又は時計等の種別を特定するために用いられる。通信端末2にインストールされている、デバイス3を制御するためのアプリケーションソフトは、デバイス種別ごとに作成されている。
メーカー名は、各デバイス3の製造者名であり、デバイスIDとメーカー名との組み合わせにより、デバイス3が特定される。
制御内容情報は、デバイスIDで指定されたデバイス3をどのように制御するかを示す情報である。図6は、図4におけるユーザIDが「0001」、アプリIDが「ライトアプリ」、デバイスIDが「LB0002」の第1制御情報においては、ライトの明るさを5に設定するという制御内容が示されている場合におけるデータの流れを示している。制御内容情報は、デバイス3の型名によらず、デバイス種別ごとに定められた形式となっている。したがって、アプリケーションソフトの開発者Dは、デバイス3の型名を意識することなく、共通のAPIを用いてアプリケーションソフトを開発できる。
デバイス特定部132は、第1制御情報に基づいて制御対象デバイスを特定する。デバイス特定部132は、第1制御情報に含まれているユーザIDに対応するユーザのユーザ情報DBを参照し、第1制御情報に含まれているデバイス特定情報に対応するデバイスIDを有するデバイス3を、制御対象デバイスとして特定する。デバイス特定部132は、特定したデバイス3の型名を情報生成部133に通知し、特定したデバイス3のアドレスを送信部134に通知する。
課金部135は、ユーザが通信端末2を利用してデバイス3を制御したことに応じて、ユーザに対する課金額を算出する。課金部135は、算出した課金額をユーザIDに関連付けて記憶部12に記憶させる。課金部135は、課金額を、通信端末2の使用料を管理する通信会社のサーバに送信してもよい。このようにすることで、通信端末2の使用料と合算してサービス使用料をユーザに請求することができるので、請求処理を効率化することができる。
図8は、ユーザが、通信端末2を用いて制御する対象となるデバイス3を新たに登録する際の手順について説明するための図である。図8(a)は、デバイス制御サービスを利用するためのログイン画面である。ユーザは、予め設定されたユーザIDを入力することにより、制御対象デバイスを新たに追加したり、設定内容を変更したりすることができる。
図9は、デバイス制御装置1がデバイス3を制御する際の動作シーケンスを示す図である。まず、ユーザが、通信端末2において、制御対象デバイスを制御するためのアプリケーションソフトを起動すると(S11)、通信端末2は、ユーザが入力した制御内容を取得する(S12)。通信端末2は、取得した制御内容を含む第1制御情報を生成し、ネットワークNを介してデバイス制御装置1に第1制御情報を送信する(S13)。
以上の手順により、ユーザは、通信端末2を操作することにより所望のデバイス3を制御したり、デバイス3の状態を確認したりすることができる。
以上、デバイス制御装置1、通信端末2、及びデバイス3の3者間におけるデータの流れについて主に説明した。次に、デバイス制御装置1と開発者端末6との間におけるデータの流れについて説明する。
より具体的には、デバイス制御装置1は、開発者Dからの要求に応じて、アプリケーションソフトの開発に利用可能な情報を提供することができる。この観点から見ると、デバイス制御装置1は情報提供装置として機能する。
そこで情報生成部133は、APIDBに格納されているデバイス3の一覧情報、すなわち情報生成部133が生成する第2制御情報を解釈可能なデバイス3の一覧情報を生成する。送信部134は、取得部131が開発者端末6から一覧情報の提供要求を取得することを契機として、その開発者端末6にデバイス3の一覧情報を送信する。これにより、開発者Dは、開発対象とするアプリケーションソフトの制御対象とするデバイスの候補を把握することができる。
そこで情報生成部133は、ユーザ情報DBにおいて一つのユーザIDに複数のデバイスIDが関連付けられている場合、その複数のデバイスIDの組み合わせのパターンごとにその数を集計した組み合わせ情報を生成する。この組み合わせ情報は、ユーザ情報DBに登録されているユーザが、異なるデバイス3をどのような組み合わせのパターンで所持しているかを示す情報である。情報生成部133はまた、複数のデバイスIDの組み合わせのパターンごとに集計した数に基づいて、そのパターンを例えば降順で整列させて組み合わせ情報を生成することもできる。
図5においては、第1制御情報に含まれるデバイス特定情報としてデバイスIDが用いられる例について説明したが、これに限らない。ユーザ情報DBにおいて、ユーザが所有しているデバイス種別ごとに、ユーザが所有している同一種別のデバイス3のうち、何番目のデバイス3であるかを示すシリアル番号がデバイス3の型名に関連付けられていれば、第1制御情報におけるデバイス特定情報は、シリアル番号であってもよい。シリアル番号は、例えば、図8(d)に示した「リビング」、「玄関」等のように、デバイス3の設置場所を示す情報に関連付けられており、デバイス制御装置1に登録された順番に割り当てられた番号である。
上記の説明においては、1台の通信端末2がデバイス3を制御する場合について説明したが、複数の通信端末2がデバイス3を制御できるようにしてもよい。例えば、デバイス制御システムSは、通信端末2bが、通信端末2aの通信料金と合算して通信料金を支払う対象になっている家族の通信端末2であれば、通信端末2aにおいて登録されたデバイス3を、通信端末2bを用いて制御できるようにしてもよい。
上記の説明においては、デバイス制御装置1が開発者端末6からの要求に応じてAPI情報等の生成及び送信を実行する場合について説明した。これに代えて、開発者端末6からの問い合わせに応じるための、デバイス制御装置1とは異なる専用の情報提供装置(不図示)を設けてもよい。デバイス制御装置1は、第1制御情報を第2制御情報に変換する処理に専念できるため、デバイス制御装置1の処理効率を向上させることができる。
以上説明したように、デバイス制御システムSにおいては、通信端末2にインストールされた、同一の種別の型名が異なる複数のデバイスを制御することができるアプリケーションソフトを用いてユーザが操作することにより、デバイスの種別ごとに共通する形式の第1制御情報がデバイス制御装置1に送信される。デバイス制御装置1は、受信した第1制御情報に基づいて、デバイス専用のAPIを用いた第2制御情報を生成して、第1制御情報において指定されたデバイス3に第2制御情報を送信する。
さらに、通信料金を合算して支払うユーザがサービスを利用した場合の費用は、合算して課金されるので、ユーザごとに個別にサービス使用料を支払う手間がかからない。
開発者Dは、ユーザ情報DBに登録されている複数のデバイス3のうち、所持しているユーザの数が多いデバイス3又はデバイスの種別を取得することができる。このため、より多くのユーザに使われる可能性のあるアプリケーションソフトを開発することができるので、開発者Dのソフト開発の意欲を高めることができる。
図13は、第2の実施形態のデバイス制御システムSについて説明するための図である。第2の実施形態においては、サーバ5a及びサーバ5bのように、他のサービス提供者のサーバを介してデバイス3を制御するという点で、第1の実施形態と異なる。サーバ5a及びサーバ5bは、例えば、デバイス3のメーカーが、自社のデバイス3を制御するサービスを提供するためのデバイスサーバであり、制御対象デバイスに、第2制御情報に基づく制御信号を送信する。この場合、情報生成部133は、通信端末2から第1制御情報を受信すると、第1制御情報に含まれている制御内容に基づいて、サーバ5に制御対象デバイスを制御させるための第2制御情報を生成する。そして、送信部134は、情報生成部133が生成した第2制御情報を、デバイスサーバとしてのサーバ5に送信する。デバイスサーバとしてのサーバ5は第2制御情報を解釈可能である。
以上説明したように、第2の実施形態のデバイス制御装置1は、デバイス3を制御する他のサーバ5のAPIに対応する第2制御情報を生成する。このようにすることで、ユーザが、既にサーバ5を介してデバイス3を制御するサービスの提供を受けている場合であっても、通信端末2にインストールされた任意のアプリケーションソフトを用いてデバイス3を制御することができる。
図14は、第2の実施形態のデバイス制御システムSについて説明するための図である。第2の実施形態においては、制御対象デバイスがユーザの自宅にある電気機器ではなく、企業等が情報を配信するサーバ7であるという点で、第1の実施形態と異なる。
本実施形態におけるデバイス制御システムSは、第1制御情報に基づいて、第1制御情報に含まれるコンテンツを送信する先のサーバ7を特定し、サーバ7に対応する形式の第2制御情報をサーバ7に送信する。このようにすることで、サーバ7を運用する企業等は、サーバ7にアクセスするためのインタフェースを広く一般に公開する必要がなく、デバイス制御装置1の運用者にのみ公開すればよい。その結果、サーバ7を運用する企業がインタフェースを公開する手間がかからない。
2 通信端末
3 デバイス
4 ルータ
5 サーバ
6 開発者端末
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
121 ユーザ記憶部
122 API記憶部
131 取得部
132 デバイス特定部
133 情報生成部
134 送信部
135 課金部
S デバイス制御システム
Claims (10)
- 複数のデバイスのうち少なくとも一つのデバイスを制御するために通信端末が実行するアプリケーションソフトを開発する開発者端末とネットワークを介して接続する情報提供装置であって、
前記開発者端末から、前記デバイスに実現させる機能の指定を取得する取得部と、
(1)前記デバイスに実現させる機能と、(2)前記機能を前記デバイスに実現させるための、前記デバイスが解釈可能な情報である制御情報と、を関連付けて記憶する記憶部を参照して、前記開発者端末が指定した機能に対応するプログラミングインタフェースの仕様を生成する生成部と、
前記仕様を前記開発者端末に送信する送信部と、
を備えることを特徴とする情報提供装置。 - 前記送信部は、前記生成部が生成した前記制御情報を、前記制御情報に基づく制御信号を前記デバイスに送信するデバイスサーバに送信する、
請求項1に記載の情報提供装置。 - 前記取得部は、前記開発者端末から前記機能を実現させる対象となるデバイスを特定するデバイス識別情報をさらに取得し、
前記生成部は、前記デバイス識別情報で特定されるデバイスまたはデバイスサーバで解釈可能な前記制御情報に対応する前記プログラミングインタフェースの仕様を生成する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報提供装置。 - 前記生成部は、当該生成部が生成する制御情報を解釈可能なデバイスの一覧情報を生成し、
前記送信部は、前記取得部が前記開発者端末から前記一覧情報の提供要求を取得することを契機として、前記開発者端末に前記一覧情報を送信する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報提供装置。 - 通信端末のユーザを特定するユーザ識別情報と、前記ユーザによって登録されたデバイスを特定するデバイス識別情報とを関連付けて記憶する記憶部をさらに備え、
前記生成部は、前記デバイスの種別ごとに関連付けらえているユーザの数を前記デバイスの種別ごとに記載して前記一覧情報を生成する、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報提供装置。 - 前記生成部は、前記ユーザの数に基づいて前記デバイスが種別ごとに整列された前記一覧情報を生成することを特徴とする請求項5に記載の情報提供装置。
- 前記生成部は、一つのユーザ識別情報に複数のデバイス識別情報が関連付けられている場合、当該複数のデバイス識別情報の組み合わせのパターンごとにその数を集計した組み合わせ情報を生成し、
前記送信部は、前記取得部が前記開発者端末から前記組み合わせ情報の提供要求を取得することを契機として、前記開発者端末に前記組み合わせ情報を送信する、
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の情報提供装置。 - 前記生成部は、前記複数のデバイス識別情報の組み合わせのパターンごとに集計された数に基づいて前記パターンが整列された前記組み合わせ情報を生成することを特徴とする請求項7に記載の情報提供装置。
- 複数のデバイスのうち少なくとも一つのデバイスを制御するために通信端末が実行するアプリケーションソフトを開発する開発者端末とネットワークを介して接続する情報提供装置のプロセッサが、
前記開発者端末から、前記デバイスに実現させる機能の指定を取得するステップと、
(1)前記デバイスに実現させる機能と、(2)前記機能を前記デバイスに実現させるための、前記デバイスが解釈可能な情報である制御情報と、を関連付けて記憶する記憶部を参照して、前記開発者端末が指定した機能に対応するプログラミングインタフェースの仕様を生成するステップと、
前記仕様を前記開発者端末に送信するステップと、
を実行することを特徴とする情報提供方法。 - 複数のデバイスのうち少なくとも一つのデバイスを制御するために通信端末が実行するアプリケーションソフトを開発する開発者端末と、
(1)前記デバイスに実現させる機能と、(2)前記機能を前記デバイスに実現させるための、前記デバイスが解釈可能な情報である制御情報と、を関連付けて記憶する記憶部と、
前記開発者端末と前記記憶部とに通信可能な態様で接続する情報提供装置と、
を含む情報提供システムであって、
前記開発者端末は、前記デバイスに実現させる機能を前記情報提供装置に送信し、
前記情報提供装置は、
前記開発者端末から前記機能を取得する取得部と、
前記記憶部を参照して、前記開発者端末が送信した機能に対応するプログラミングインタフェースの仕様を生成する生成部と、
前記仕様を前記開発者端末に送信する送信部と、
を備える、
ことを特徴とする情報提供システム。
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JP2016034465A JP6514133B2 (ja) | 2016-02-25 | 2016-02-25 | 情報提供装置、情報提供方法、及び情報提供システム |
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