JP6056300B2 - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
会議室において、プロジェクタ等を使用し、プレゼンテーション資料のようなファイルの内容を表示させて、会議を進めることが多くなっている。ユーザは、スマートフォンやタブレットPC等のスマートデバイスや、ノートPCのような情報処理端末を、プロジェクタと接続し、ファイルの内容を出力させる。ここで、そのような資料の中には、機密情報を含まれることが多々ある。この問題に対処するために、会議室に立ち入るユーザを、入り口に設けられたICカードリーダを用いて認証し、ファイルに関連付けられている表示条件と反する場合には、その内容の表示を制限する技術が存在する(特許文献1)。
しかしながら、既存の方法では、ユーザが、会議のたびに、会議室の入り口に設けられたカードリーダを通じて認証を行う必要があり、ユーザに過度な負担を課す問題があった。また、会議室ごとに、入り口にカードリーダを設ける必要があり、コストがかかるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、閲覧を許可されていないユーザに対するファイルの内容の表示を効率的に制限できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決し目的を達成するため、本発明の一実施形態における情報処理装置は、
屋内の所定の領域に設置された通信装置から受信した測位信号を用いて取得した位置情報を、前記通信装置の中継手段を介して、位置情報管理サーバに送信する情報処理端末、及び1つ以上の前記情報処理端末の前記位置情報を管理する前記位置情報管理サーバと通信可能な情報処理装置であって、
前記所定の領域に属する一の情報処理端末からファイルの出力要求を受け付ける受付手段と、
前記位置情報管理サーバから前記一の情報処理端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記一の情報処理端末の位置情報を用いて、前記所定の領域を特定する特定手段と、
前記ファイルに設定された第一属性情報及び特定された前記所定の領域に属する、前記情報処理端末を含む全ての情報処理端末の第二属性情報に基づいて、前記ファイルの内容を出力可能か判定する判定手段と、
前記判定の結果に応じて、前記ファイルの内容の出力を制御する制御手段と、
を有する。
本発明によれば、閲覧を許可されていないユーザに対するファイルの内容の表示を効率的に制限できる。
本発明の一実施形態における情報処理装置を含むシステムの概略図。 本発明の一実施形態におけるネットワークの概略図。 本発明の一実施形態における情報処理装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における情報処理端末のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における通信装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態におけるゲートウェイのハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における情報処理装置、情報処理端末、通信装置、ゲートウェイ、位置情報管理サーバの機能ブロック図。 本発明の一実施形態における情報処理端末の情報を管理するテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態における通信装置の情報を管理するテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態における情報処理端末の位置情報を管理するテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態における情報処理端末の位置情報を管理するテーブルの別の例を表す図。 本発明の一実施形態における領域の情報を管理するテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態における領域の情報を管理するテーブルの別の例を表す図。 本発明の一実施形態における出力対象となるファイルの情報を管理するテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態における位置情報管理サーバ、ゲートウェイ、通信装置及び情報処理端末の動作例を表す図。 本発明の一実施形態における情報処理装置の処理の流れを表すフローチャート。 本発明の一実施形態における情報処理装置、情報処理端末及び位置情報管理サーバの動作例を表す図。 本発明の一実施形態におけるファイルの内容が出力可能でない旨を通知する画面の例を表す図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
1.概要
2.ハードウェア構成
2.1 情報処理装置
2.2 情報処理端末
2.3 通信装置
2.4 ゲートウェイ
3.機能
3.1 位置情報管理機能
3.2 出力制御機能
4.動作例
4.1 位置情報管理処理
4.2 出力制御処理
(1.概要)
図1を用いて、本発明の一実施形態における情報処理装置100を含むシステムの概要について説明する。本情報処理装置100は、会議室のような、ある領域に属するユーザから指定されたファイルの内容を、情報処理端末120の表示画面又は情報処理装置120と接続された、プロジェクタ等の外部の表示装置に出力することができる。図1は、情報処理端末120のuser1が、情報処理装置100に予め格納されたファイル「仕様書ドラフト.ppt」を指定して、その内容を出力するよう指示する例を表している。ここで、情報処理装置100は、指定されたファイルの内容を出力可能かどうか、指示を行ったユーザと同一の領域に属するユーザの属性情報(例えば、所属部署のような、ユーザの属するグループを表す情報)に基づき、判定する。図1では、user2は、「開発部第二開発課」に所属し、user3は、「営業部第一営業課」に所属する例が示されている(以下、本明細書では、ユーザのグループが、ユーザの所属する部署名である例を用いて、説明する)。一方、各ファイルに対しては、内容を閲覧可能なグループの情報を表す属性情報が、予め設定されている。図1の「仕様書ドラフト.ppt」には、閲覧可能なグループとして、「開発部第一開発課」と「開発部第二開発課」とが、予め設定されているものとする。情報処理装置100は、ファイルの出力を指示したユーザの属する領域に属する各ユーザの属するグループが、ファイルの内容を閲覧可能なグループに含まれる場合に、そのファイルの内容を出力可能であると判定する。そして、ファイルの内容を、情報処理端末120の表示画面又は情報処理端末120と接続されたプロジェクタ等に出力する。一方、情報処理装置100は、ファイルの内容を閲覧可能なグループでないグループに属するユーザが、ファイルの出力を指示したユーザと同一の領域に属する場合には、そのファイルの内容を出力可能でないと判定する。そして、ファイルの内容を出力する代わりに、表示が制限されている旨を通知する画面のデータを出力する。図1は、情報処理端末120と接続されたプロジェクタに、そのような画面が表示されている例を表している。ここでは、user3の属するグループ「営業部第一営業課」が、「仕様書ドラフト.ppt」を閲覧することのできるグループに含まれていないため、情報処理装置100は、当該ファイルの出力を行わない。これによって、特定のグループに属するユーザにのみ開示可能な情報が、誤って、それ以外のグループのユーザに開示されてしまうことを防止できる。
ここで、本情報処理装置100は、LANのようなネットワーク190に接続された、位置情報管理サーバ102から、各ユーザの所持する、各ユーザと紐付けられた情報処理端末120−124の位置情報を取得することができる。本情報処理装置100は、この位置情報を利用し、各情報処理端末の属する領域を特定する。図1の例では、情報処理端末120(user1)、情報処理端末122(user2)及び情報処理端末124が、すべて「会議室1」にあることが特定される。
図1に示される情報処理端末120−124は、スマートフォンやタブレットPCのようなスマートデバイス、ノートPC、PDA等の情報処理端末である。情報処理端末120−124は、無線通信機能を備えた情報処理端末であり、特定のユーザと紐付けられる。情報処理端末120−124は、後述する通信装置140−146から送信される測位信号を受信し、位置情報を取得することができる。取得した位置情報は、後述するPANのようなネットワーク180を介して、位置情報管理サーバ102に送信される。
通信装置140−146は、空間の天井等に設置され、例えば、IMES(Indoor Messaging System)規格に従って構成される、屋内向けの測位信号を送出する。測位信号には、通信装置140−146の夫々の設置された位置を表す緯度、経度、フロア情報等が含まれる。
また、通信装置140−146は、各情報処理端末及び後述するゲートウェイ160とネットワーク180を構成し、各情報処理端末から受信した位置情報を、ゲートウェイ160に中継する中継機能を有する。図2は、図1から、ネットワーク180を構成する装置を抜き出して表したものである。ネットワーク180は、例えば、ZigBee(登録商標)によって構成される、PANである。ネットワーク180が、ZigBeeによって構成される場合には、通信装置140−146は、ZigBeeルータ(他のZigBeeデバイス間のデータ中継機能を有するデバイス)として機能する。
ゲートウェイ160は、ネットワーク180とネットワーク190とを相互に接続し、ネットワーク180側から送信されたデータを、ネットワーク190に中継する。例えば、ネットワーク180がZigBeeによる近距離無線通信ネットワークであり、ネットワーク190がIEEE802.3規格に基づくLANである場合には、それらの間での通信方式の変換を行う。また、ゲートウェイ160は、ネットワーク180の構成を管理する機能を有する。
図2に示されるように、情報処理端末120−124は、ネットワーク180の末端に接続され、近距離無線通信にZigBeeが用いられる場合には、ZigBeeエンドデバイス(後述するZigBeeルータ又はZigBeeコーディネータに接続された、データの中継機能を有さないデバイス)として機能する。一方、ネットワーク180を形成して管理するために必要なZigBeeコーディネータ機能(ZigBeeネットワーク内に一台のみ存在し、ネットワークの立ち上げや管理を行うデバイス)は、ゲートウェイ160によって提供される。
以上の構成により、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、ユーザの属する領域を特定するために、ユーザの情報処理端末を通じて、随時取得可能な、位置情報を利用することができる。そして、指定されたファイルを閲覧可能なグループに属さないユーザが、所定の領域に属している場合には、当該ファイルの内容の出力を制限することができる。これによって、特定のグループに属するユーザにのみ開示可能な情報が、誤って、それ以外のグループのユーザに開示されてしまうことを防止できる。
(2.ハードウェア構成)
次に、図3、図4、図5、図6を用いて、本発明の一実施形態における情報処理装置100、情報処理端末120−124、通信装置140、ゲートウェイ160のハードウェア構成について説明する。
(2.1 情報処理装置)
図3は、本発明の一実施形態における情報処理装置100のハードウェア構成を表す。情報処理装置100は、CPU300、RAM302、ROM304、HDD306、通信部308、表示部310、入力部312及びバス314を有する。
CPU300は、情報処理装置100の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM302は、CPU300のワークエリア等を構成する。ROM304は、情報処理装置100のシステムプログラム等を記憶する。HDD306は、OSやアプリケーションのプログラムや、データ等を保管する。HDD306は、例えば、半導体メモリ、磁気テープ、光学ディスク等を用いる、任意の記憶装置であってもよい。通信部308は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、IEEE802.3規格に基づくLANと接続するためのインターフェースを含む装置である。表示部310は、例えば液晶ディスプレイのように、情報処理装置100の操作画面や処理結果を、ユーザに対して提示する装置である。入力部312は、例えばキーボードや、マウスのように、ユーザからの入力を受け付ける装置である。バス314は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、ユーザから指定されたファイルの、情報処理端末120に対する出力を制御することができる。
なお、表示部310及び入力部312は、任意の構成要素である。
また、本明細書において、位置情報管理サーバ102は、情報処理装置100とは別個のハードウェアとして例示している。しかしながら、位置情報管理サーバ102は、情報処理装置100と統合されて提供されてもよい。
(2.2 情報処理端末)
図4は、本発明の一実施形態における情報処理端末120−124(以下、代表的に情報処理端末120について説明する)のハードウェア構成を表す。
情報処理端末120は、CPU400、RAM402、ROM404、第一通信部406、第二通信部408、測位信号受信部410、表示部412、入力部414及びバス416を有する。
CPU400は、情報処理端末の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM402は、CPUのワークエリア等を構成する。ROM404は、CPU400が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。第一通信部406は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような、近距離無線通信方式に従って通信を行う装置である。第二通信部408は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、IEEE802.11規格に従う無線LANによる通信を行う装置である。測位信号受信部410は、通信装置140が送信する測位信号を受信するための装置であり、例えば、IMES規格により定義されたフレームフォーマットの測位信号を受信する。表示部412は、例えば液晶ディスプレイのように、情報処理端末120の操作画面や処理結果を、ユーザに対して表示する装置である。入力部414は、例えばマウス、キーボード、タッチパネル、ボタン等のように、ユーザからの入力を受け付ける装置である。バス416は、各装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における情報処理端末120は、通信装置140から送信された測位信号を用いて、位置情報を取得し、この位置情報を、位置情報管理サーバ102へと送信することができる。
なお、情報処理端末120は、第二通信部408として、例えば第三世代移動体通信システム(いわゆる、3G)のような、携帯電話通信網にアクセス可能な通信装置を備えていてもよい。あるいは、無線LANによる通信のための通信装置と、3Gによる通信のための通信装置との、両方を備えていてもよい。
(2.3 通信装置)
図5は、本発明の一実施形態における通信装置140−146(以下、代表的に通信装置140について説明する)のハードウェア構成例を表す。通信装置140は、CPU500、RAM502、ROM504、通信部506、測位信号送信部508及びバス510を有する。
CPU500は、通信装置140の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM502は、CPU500のワークエリア等を構成する。ROM504は、CPU500が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。通信部506は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような近距離無線通信方式に従って無線通信可能な装置である。測位信号送信部508は、情報処理端末120が現在位置を取得するために用いる測位信号を送信する装置であり、例えば、IMES規格により定義されたフレームフォーマットで測位信号を送信する。より具体的には、測位信号送信部508は、IMES規格によって定義されるフレーム構造を有するデータを用いて、1.5754GHzの搬送波を変調して信号を生成し、これをアンテナより送出する。バス510は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における通信装置140は、情報処理端末120及び情報処理装置122が測位を行うために必要な、測位信号を送信することができる。また、情報処理端末120及び情報処理装置122と、ゲートウェイ160との間の通信を中継することができる。
(2.4 ゲートウェイ)
図6は、本発明の一実施形態におけるゲートウェイ160のハードウェア構成を表す。ゲートウェイ160は、CPU600、RAM602、ROM604、第一通信部606、第二通信部608及びバス610を有する。
CPU600は、ゲートウェイ160の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM602は、CPU600のワークエリア等を構成する。ROM604は、CPU600が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。第一通信部606は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような近距離無線通信方式に従って無線通信可能な装置である。第二通信部608は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、IEEE802.3規格に基づくLANと接続するためのインターフェースを含む装置である。バス610は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態におけるゲートウェイ160は、通信装置140、情報処理端末120及び情報処理装置122により構成される、近距離無線通信による、ネットワーク180を管理することができる。また、本ゲートウェイ160は、ネットワーク180と、ネットワーク190とを、相互に接続することができる。
(3.機能)
次に、図7を用いて、本発明の一実施形態における情報処理装置100、情報処理端末120、通信装置140、ゲートウェイ160及び位置情報管理サーバ102の機能ブロックの構成について説明する。図7には、これらの装置が備える様々な要素のうち、本実施形態の説明に特に関連する要素が示されている。図7において、各手段を結ぶ矢印は、各手段の間での主な情報の流れを表している。特に、破線の矢印は、異なる装置間での主な情報の流れを表している。以下では、上記構成によって提供される機能を、「位置情報管理機能」、及び「出力制御機能」に分けて説明する。
(3.1 位置情報管理機能)
まず、情報処理端末120−124の位置情報を、取得して管理する機能について説明する。ここでは、代表的に、情報処理端末120の位置情報を取得して管理する手順について説明する。上述したように、情報処理端末120の位置情報は、情報処理端末120が、通信装置から送信される測位信号を受信することによって、取得される。ここでは、測位信号が、IMES規格に従って構成される屋内向けの測位信号であるものとして説明する。情報処理端末120は、ネットワーク180を用いて、取得した位置情報を、位置情報管理サーバ102へと送信することができる。
本発明の一実施形態における通信装置140は、位置情報格納手段700と、測位信号送信手段702を有する(中継手段712については後述する)。
位置情報格納手段700は、通信装置140が設置される位置を表す位置情報を格納する。位置情報には、例えば、緯度、経度、フロアを表す情報が含まれる。位置情報は、通信装置ごとに、通信装置の設置者等によって予め設定される。設置済の通信装置の位置情報は、例えば、図9に示されるテーブルによって、通信装置を識別するための識別子ととともに、管理される。当該テーブルに記載された情報は、情報処理装置100の通信装置情報格納手段724に格納される。
測位信号送信手段702は、位置情報格納手段700に格納された位置情報を含む測位信号を生成して、情報処理端末120に送信する。測位信号は、IMES規格によって定義されるフレーム構造によって構成され得る。
本発明の一実施形態における情報処理端末120は、測位信号受信手段704、位置情報取得手段706、識別情報格納手段708及び位置情報送信手段710を有する。
測位信号受信手段704は、通信装置140から送信された測位信号を受信する。測位信号受信手段704は、受信した測位信号を、位置情報取得手段706に渡す。
位置情報取得手段706は、測位信号受信手段704が受信した、IMES規格に従って構成される測位信号から、位置情報を取得する。位置情報には、緯度、経度、フロアの情報が含まれる。位置情報取得手段706は、取得した位置情報を、位置情報送信手段710に渡す。
識別情報格納手段708は、情報処理端末120の識別情報を格納する。識別情報には、例えば、情報処理端末120の有する固有のMACアドレスを用いることができる。
位置情報送信手段710は、位置情報取得手段706から受け取った位置情報と、識別情報格納手段708に格納される識別情報とを、通信装置140に送信する。ここで、これらの情報は、通信装置140(又は通信装置142−146)と、ゲートウェイ160とにより中継されて(ネットワーク180経由で)、位置情報管理サーバ102に伝送され得る。情報処理端末120は、複数設置された通信装置のうち、測位信号の送信元である通信装置140に対して、位置情報と識別情報とを送信することができる。通信装置140及びゲートウェイ160における、中継処理の詳細については、後述する。位置情報と識別情報は、情報処理端末120が、測位信号を通じて位置情報が取得するたびに、送信されてもよい。また、情報処理端末120による、位置情報の取得は、例えば、所定の時刻、一定間隔、又は、情報処理端末120に備えられた加速度センサ(図示されない)による加速度の変化の検出に応じて、行われてもよい。
本発明の一実施形態における通信装置140は、さらに中継手段712を有する。
中継手段712は、情報処理端末120から、位置情報管理サーバ102宛に送信された位置情報と識別情報とを、他の通信装置及び/又はゲートウェイ160へと中継する。中継された情報は、当該通信装置に格納されたルーティング情報に基づいて、次のノード(通信装置又はゲートウェイ)へと伝送され得る。情報処理端末120から送信された位置情報及び識別情報は、ゲートウェイ160に伝送され、その後、位置情報管理サーバ102へと伝送される。中継手段712は、ネットワーク180がZigBeeによって構成される場合には、ZigBeeルータの機能を提供することができる。
本発明の一実施形態におけるゲートウェイ160は、通信変換手段714を有し、ネットワーク180の構成を管理する。ゲートウェイ160は、ネットワーク180がZigBeeによって構成される場合には、ZigBeeコーディネータとしての機能を提供することができる。
通信変換手段714は、ネットワーク180に属する通信装置140−146から受信したデータを、外部のネットワーク(例えば、図1のネットワーク190)に適合する形式に変換し、そのデータを、位置情報管理サーバ102へと送信する。
本発明の一実施形態における位置情報管理サーバ102は、位置情報受信手段716及び位置情報格納手段718を有する。
位置情報受信手段716は、情報処理端末120から送信された、識別情報と位置情報とを受信する。受信した識別情報と位置情報とは、位置情報格納手段718に渡される。
位置情報格納手段718は、位置情報受信手段716から受け取った位置情報を、位置情報受信手段716から同様に受け取った識別情報ごとに、異なるテーブルに格納する。
図10のテーブル(A)は、情報処理端末120の位置情報を順次格納する、位置情報管理テーブルの例を示している。同様に、図10(B)、(C)は、それぞれ、情報処理端末122、124の位置情報を格納した例を示している。位置情報管理テーブルは、「日時」と、「緯度」と、「経度」と、「フロア」の項目を有する。「日時」は、情報処理端末120から位置情報を受信した日時を格納する。あるいは、日時は、情報処理端末120が位置情報を取得した日時を格納してもよい。この場合には、日時を表す情報が、情報処理端末120から、別途取得され得る。「緯度」、「経度」及び「フロア」の情報は、情報処理端末120から受信した位置情報に含まれる情報である。このように、図10に例示される位置情報管理テーブルは、位置情報を送信した装置の識別情報ごとに設けられ、位置情報の一定期間内の履歴を格納することができる。なお、図11は、図10に示した例とは異なる位置情報を格納する、位置情報管理テーブルの例を表す。特に、図11のテーブル(C)は、図10のテーブル(C)と異なり、情報処理端末126の位置情報を格納する例を表している。
以上の機能によって、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、位置情報管理サーバ102を介して、ユーザの情報処理端末120の位置情報を取得することができる。また、各情報処理端末は、位置情報を、PANのようなネットワーク180を通じて繰り返し送信し得るため、アクセスポイント等を通じて位置情報を送信する場合に比べて、通信に係る消費電力を低く抑えることができる。
なお、上記の説明では、主に、情報処理端末120の位置情報を取得する手順について説明したが、他の情報処理端末の位置情報についても、同様の手順に従って、取得される。
(3.2 出力制御機能)
次に、本発明の一実施形態における情報処理装置100が、ユーザから指定されたファイルの出力を制御する機能について説明する。本機能の実行にあたって、情報処理装置100と情報処理端末120との間でなされる通信は、ネットワーク180を介してなされてもよいし、無線LAN等を通じて、ネットワーク190を介してなされてもよい。
本発明の一実施形態における情報処理装置100は、端末情報格納手段720、位置情報取得手段722、通信装置情報格納手段724、領域情報格納手段726、端末特定手段728、出力要求受付手段730、出力制御手段732、ファイル情報格納手段734及び出力可否判定手段736を有する。
端末情報格納手段720は、情報処理装置100が管理する対象である情報処理端末の端末情報を格納する。端末情報は、例えば、図8に示される、端末情報管理テーブルを用いて、格納され得る。以下、端末情報管理テーブルに含まれる、各項目について説明する。
−端末ID:全ての情報処理端末に予め付された、情報処理端末を識別するためのID
−名称:情報処理端末を容易に特定できるよう、予め設定された名前。ユーザの情報処理端末に設定される名称は、例えば、「スマートフォン001」のような、情報処理端末の種類を識別するような情報であってもよい
−識別情報:情報処理端末が固有に有する、例えばMACアドレスのような、識別情報。識別情報は、前述した、位置情報管理機能を通じて、各情報処理端末から位置情報とともに送信される識別情報に対応する。各情報処理端末の有する識別情報は、既知であり、予め、当該テーブルに設定される。
−ユーザ名:当該情報処理端末のユーザのユーザ名。当該情報処理端末が紐付けられる特定のユーザを表す。
−部署名:当該情報処理端末のユーザの所属する部署名。
位置情報取得手段722は、後述する、端末特定手段728からの指示に応じて、端末情報格納手段720に示される情報処理端末の、位置情報(緯度、経度、フロア)を、位置情報管理サーバ102の位置情報格納手段718から取得する。そして、取得した各情報処理端末の位置情報を、その識別情報とともに、端末特定手段728に渡す。
通信装置情報格納手段724は、図1に示される空間内に設置された通信装置140−146の、設置位置情報を格納する。通信装置の設置位置情報は、例えば、図9に示される、通信装置情報格納テーブルを用いて、格納される。図9に示される、通信装置情報格納テーブルには、以下の項目が含まれる。
−通信装置ID:各通信装置に予め割り振られた固有のID
−緯度、経度、フロア:各通信装置の設置位置。各通信装置は、この設置位置を表す位置情報を含む測位信号を、各情報処理端末に送信する
通信装置情報格納テーブルは、例えば、通信装置が設置された段階で、予め生成され得る。
領域情報格納手段726は、例えば、建物内のあるフロアにある会議室のような領域を定義するための領域情報を格納する。各領域は、例えば、図12に示される、領域情報管理テーブルによって、予め定義される。図12の領域情報管理テーブルは、「会議室1」、「会議室2」のような領域を、図9の通信装置情報管理テーブルに示された、通信装置IDと関連付けることによって、定義する。図12では、例えば、通信装置IDが「C1」、「C2」、「C3」、「C4」である通信装置140−146が送信する位置情報は、「会議室1」の領域を表すものとして、定義されている。この「会議室1」の例は、図1で示した構成と対応している。通信装置ID「C1」−「C4」は、通信装置140−146と対応しており、実際の「会議室1」の、例えば天井などに設置された通信装置である。一方、図13は、図12で示した例とは異なる領域情報管理テーブルの例を表している。図13のテーブルにおける「会議室1」は、図12のテーブルの例に加えて、新たに「C5」、「C6」が追加されている。ここで、「C5」及び「C6」で示される通信装置148、150は、図1に示される例において、実際の「会議室1」の外部(例えば、廊下等)に設置された通信装置である。このように、実際の会議室の外に設置された通信装置を、その会議室の領域として定義することにより、会議室の外にいるユーザの所属も対象として、ファイルの出力可否の判定を行えるようになる。
端末特定手段728は、後述する、出力制御手段732から、情報処理端末120の識別情報を受け取ると、上述した位置情報取得手段722に対して、管理対象の情報処理端末の識別情報と位置情報を取得し、その情報を送信するよう指示する。
端末特定手段728は、領域情報格納手段726の領域情報テーブル(図12)を参照して、位置情報取得手段722から受け取った識別情報に対応する、各情報処理端末の属する領域を特定する。例えば、図10(B)の位置情報管理テーブルから取得された、情報処理端末122の現在の位置情報が、緯度「35.66635」、経度「139.76525」、フロア「4」であったとする。この場合には、当該位置情報は、図9の通信装置情報管理テーブルより、通信装置ID「C2」から送信されたものである。よって、情報処理端末122の属する領域は、図12の領域情報管理テーブルから、「会議室1」であることが特定される。ここで、端末特定手段728は、図12の領域情報テーブルにより、ある領域と対応付けられた通信装置IDについて、領域情報テーブルに記載されていない、所定の条件を満たす通信装置を、その領域と動的に関連付けてもよい。所定の条件の例は、以下の通りである。
−領域情報テーブルに記載されている各通信装置IDの通信装置と同一のフロアにあり、かつ、その通信装置から所定の範囲内(例えば、半径5m以内等)にあること
具体例を用いて説明すると、図12の領域情報テーブルの「会議室1」の領域と対応付けられる通信装置IDは、「C1」、「C2」、「C3」、「C4」である。各通信装置の設置位置は、図9の通信装置情報管理テーブルから取得可能であり、各通信装置の間の距離は、地球を球体とみなして,経緯座標から求めることができる。経緯座標から距離を求める方法は、既知であるため、ここでの説明は省略する。ここで、通信装置「C1」に着目し、当該通信装置と、例えば通信装置「C5」との間の距離が、約4.5mであったとする。また、通信装置「C1」と、通信装置「C6」との間の距離が、約7.1mであったとする。この場合に、端末特定手段728は、通信装置「C5」も、「会議室1」と関連付けられているものとして、取り扱うことができる。これによって、会議室の壁がガラス張りになっているような場合に、会議室外にいるユーザに、意図せずファイルの内容を閲覧されてしまうことを防止することができる。なお、上記の所定の範囲は、固定値でなくてもよく、例えば、別途管理される、会議室の大きさを表すパラメータ(例えば、利用可能人数や面積等)によって、動的に変更されるようにしてもよい(例えば、利用可能人数「5人」の会議室であれば、半径「1m」以内、等)。
次に、出力制御手段732から受け取った、ファイルの出力指示を行った情報処理端末120の属する領域を特定する。例えば、情報処理端末120の属する領域は、「会議室1」である。
次に、端末特定手段728は、ファイルの出力指示を行った情報処理端末の属する領域として特定された領域に属する、すべての情報処理端末の識別情報を特定する。例えば、図10の位置情報管理テーブルに基づき、情報処理端末120−124の位置情報が取得されているとすると、何れの情報処理端末も、領域「会議室1」に属することとなる。したがって、情報処理端末120、122、124の識別情報「012345abcd01」、「012345abcd02」、「012345abcd03」が特定される。そして、特定された情報処理端末の識別情報のリストが、出力制御手段732に渡される。なお、端末特定手段728は、ファイルの出力指示を行った情報処理端末の属する領域として特定された領域に属する、他の情報処理端末(すなわち、ファイルの出力指示を行った情報処理端末を除く、すべての情報処理端末)の識別情報を特定するようにしてもよい。
出力要求受付手段730は、情報処理端末120の出力要求手段742から、出力要求を受け付ける。出力要求受付手段730は、出力要求とともに、ユーザによって指定されたファイルのファイル名(又はパス)と、情報処理端末120の識別情報(例えば、MACアドレス)を受信する。そして、当該出力要求を受け取った旨を、出力制御手段732に通知する。また、指定されたファイルのファイル名と、情報処理端末120の識別情報を、出力制御手段732に渡す。
出力制御手段732は、出力要求受付手段730からの通知とともに、ファイル名と、情報処理端末120の識別情報を受け取る。当該通知を受け取ると、出力制御手段732は、端末特定手段728に、情報処理端末120の識別情報を渡す。そして、出力制御手段732は、端末特定手段728から、情報処理端末120の属する領域と同一の領域に属する、情報処理端末の識別情報のリストを受け取る。
また、出力制御手段732は、情報処理端末の識別情報のリストに含まれる識別情報と対応する、各情報処理端末のユーザの所属する部署名を、端末情報格納手段720から取得する。そして、取得した部署名のリストと、出力要求受付手段730から受け取ったファイル名とを、後述する、出力可否判定手段736に渡す。そして、出力制御手段732は、出力可否判定手段736から、指定されたファイルの出力可否に関する判定結果を受け取る。判定結果は、例えば、「出力可」又は「出力不可」を表す情報によって表される。
出力制御手段732は、出力可否判定手段736から、「出力可」であるとの判定結果を受け取ると、情報処理端末120の出力内容受信手段744に対して、指定されたファイルの内容を出力する。ファイルの内容を出力するデータ形式は任意である。例えば、ファイルがMicrosoft社のPowerPoint(登録商標)形式である場合には、ファイルに含まれる各スライドの内容を、画像データとして、逐次出力してもよい。あるいは、同形式のファイルを、Adobe社のFlash(登録商標)形式に変換して出力してもよい。本情報処理装置100は、目的のファイルの内容を、ネットワークを通じて、ある領域に属する情報処理端末又はその情報処理端末と接続されたプロジェクタで表示させるために、任意の形式を用いて、当該ファイルを出力することができる。
一方、出力制御手段732は、出力可否判定手段736から、「出力不可」であるとの判定結果を受け取ると、情報処理端末120の出力内容受信手段744に対して、指定されたファイルの内容を出力可能でない旨を通知する画面を出力する。当該画面は、例えば、図18に示される画像及び/又は文字データによって、表される。画像及び/又は文字データによる出力データの表現形式は、任意である。図18には、指定されたファイルのファイル名(仕様書ドラフト.ppt)と、そのファイルに予め設定された開示範囲(開発部第一開発課、開発部第二開発課)が表示される。
なお、出力制御手段734は、出力可否判定手段736から判定結果を受け取り、対応する出力を行っている間も、上述した手順により、定期的に、位置情報取得手段722、端末特定手段728及び出力可否判定手段736等を通じて、出力可否の判定を行ってもよい。そして、新たな判定結果に応じて、情報処理端末120に出力する内容を変化させてもよい。例えば、当初、出力可否判定手段736から、「出力可」であるとの判定結果を受け取り、ファイルの内容を出力していたとする。その後、さらなる判定結果により、「出力不可」であるとの判定結果を受け取ると、その時点で、ファイルの出力を停止し、図18に示される画面を表示させてもよい。このとき、表示されているファイルの内容を、一旦、一面黒色の画面に切り替えた後に、図18のような画面を表示させることで、ユーザに違和感を与えないよう工夫がなされてもよい。また、例えば、当初、出力可否判定手段736から、「出力不可」であるとの判定結果を受け取り、図18に示される画面を出力していたとする。その後、さらなる判定結果により、「出力可」であるとの判定結果を受け取ると、その時点で、ファイルの出力を開始してもよい。これにより、ある領域内に属するユーザの移動に対応して、柔軟にファイルの出力を行うことが可能となる。
ファイル情報格納手段734は、予め、本情報処理装置100に格納されたファイルのファイル情報を格納する。ファイル情報は、例えば、図14に示される、ファイル情報管理テーブルを用いて管理される。ファイル情報管理テーブルに含まれる項目は、以下の通りである。
−ファイル名:ファイルを識別するためのファイル名又はパス。図14の例では、ファイル名のみが記載されており、当該ファイルは、予め、本情報処理装置100に格納されているものとする
−開示範囲 :ファイルを開示可能な部署の部署名。複数の部署名が指定されてもよい。また、「全社員」や「関連会社社員」、「**部」のような、下位に複数の部署名を含む、上位概念による表現が用いられてもよい。この場合には、その表現に対応する部署名を表すテーブルが、別途設けられる。
出力可否判定手段736は、出力制御手段732から、ファイル名と部署名のリストを受け取る。出力可否判定手段736は、ファイル情報格納手段734を参照し、出力制御手段732から受け取ったファイル名に対応する、開示範囲の項目の、部署名を取得する。そして、出力可否判定手段736は、出力制御手段732から受け取ったリスト内の部署名が、ファイル情報格納手段734から取得した部署名に、全て含まれている場合に、ファイルを「出力可」と判定し、出力制御手段に「出力可」の判定結果を渡す。一方、そうでない場合には、出力可否判定手段736は、ファイルを「出力不可」と判定し、出力制御手段732に「出力不可」の判定結果を渡す。図1に示される構成の例では、例えば、「仕様書ドラフト.ppt」を閲覧可能な部署の部署名は、図14に示されたファイル情報管理テーブルから、「開発部第一開発課」と「開発部第二開発課」である。一方、出力制御手段732から渡された、「会議室1」に属する情報処理端末の各ユーザの部署名のリストは「開発部第一開発課」、「開発部第二開発課」、「営業部第一営業課」を含む。したがって、出力制御手段732から渡されたリストの部署名が、ファイル情報格納手段734から取得した部署名に、全て含まれていない。よって、出力可否判定手段736は、「出力不可」と判定する。
本発明の一実施形態における情報処理端末120は、ファイル指定手段740、出力要求手段742、出力内容受信手段744及び出力手段746を有する。
ファイル指定手段740は、図示しない情報処理端末120の入力手段を介して、ユーザからのファイルの指定を受け付ける。当該指定は、例えば、図示しない情報処理端末120の表示手段に表示された、ファイルの候補一覧に対する、ユーザの選択操作(タッチ操作又はマウスのクリック操作による選択)によってなされてもよい。ファイルの候補の一覧は、例えば、予め情報処理装置100からネットワークを介して取得した、情報処理装置100に格納されたファイルの一覧であってもよい。ファイル指定手段740は、ユーザによって指定されたファイルのファイル名を、出力要求手段742に渡す。なお、指定されたファイルのファイル名の代わりに、ファイルの格納された場所を表すパス、ファイルのを識別するための識別子等が用いられてもよい。本実施例においては、指定されたファイルを、ファイル名によって特定する例を用いて説明する。
出力要求手段742は、ファイル指定手段740からファイル名を受け取ると、そのファイルの出力要求を、情報処理装置100に送信する。このとき、当該情報処理端末120の識別情報(例えば、MACアドレス)が、ともに送信される。
出力内容受信手段744は、情報処理装置100の出力制御手段732から、ファイルの内容を表す出力データを受信する。受信した出力データは、出力手段746に渡される。
出力手段746は、出力内容受信手段744から受け取った出力データを、当該情報処理端末120の表示手段か、又は情報処理端末120と接続された表示装置(例えば、プロジェクタ)に出力する。図18は、図1に示される構成の例において、「仕様書ドラフト.ppt」が、表示不可であると判定され、その旨の通知がなされた画面の表示例を表している。
以上の構成により、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、ある領域に属するユーザの所属する部署の部署と、ファイルに設定された開示対象とする部署とを比較して、その領域のユーザ全てが開示対象である部署に所属する場合に、そのファイルを表示させることができる。また、事後的に、ファイルの開示対象に含まれない部署のユーザが、その領域に属することとなつた場合には、ファイルの出力を停止することで、意図しない情報の漏えいを防ぐことができる。
(4.動作例)
次に、図15−17を用いて、本発明の一実施形態における情報処理装置100の動作例について説明する。以下で示される例は、図1に示される構成に基づいて、説明される。情報処理端末の端末情報は、図8の端末情報管理テーブルに示した通りである。また、通信装置の設置位置は、図9の通信装置情報格納テーブルに示した通りである。ここで、情報処理端末120−124は、ユーザと紐付けられた情報処理端末であり、その位置が、ユーザの位置であるとみなすことができる。このような条件の下で、情報処理端末120のユーザ「user1」は、情報処理装置100に予めアップロード済であった「仕様書ドラフト.ppt」を指定して、情報処理装置100に対して出力指示を行う。
(4.1 位置情報管理処理)
まず、図15を用いて、情報処理端末120の位置情報を、位置情報管理サーバ102に格納する、位置情報管理処理の動作例について説明する。以下では説明を省略するが、他の情報処理端末についても、同様に位置情報が取得される。図15で示される一連のステップ(特に、ステップS1510−S1522)は、以下のようなタイミングで、繰り返し実行されてもよい。
−一定時間おき
−外部の装置又はユーザから処理を実行するよう指示を受けたとき
−情報処理端末120が、図示しない加速度センサ等により、加速度の変化(すなわち、端末の移動)を検知した時、またはその変化が終了した後
−その他、任意のタイミング
ステップS1500において、通信装置140(図9において、通信装置ID「C1」に対応する)の測位信号送信手段702は、以下のような位置情報を含む測位信号を、一定の領域に送信し続ける。
−緯度 「35.66630」
−経度 「139.76525」
−フロア「4」
ステップS1510において、情報処理端末120の測位信号受信手段704は、通信装置140の測位信号送信手段702から送信された測位信号を、受信する。
ステップS1512において、情報処理端末120の位置情報取得手段706は、受信した測位信号から、位置情報を取得する。位置情報は、例えば、IMES規格に従って定義された、測位信号を構成するフレーム内の所定の位置に含まれている。本実施例において、情報処理端末120が取得した位置情報は、以下の通りとなる。
−緯度 「35.66630」
−経度 「139.76525」
−フロア「4」
ステップS1514において、情報処理端末120の位置情報送信手段710は、識別情報格納手段708に格納された識別情報とともに、上記位置情報を、通信装置140に送信する。ここで、情報処理端末120の識別情報(MACアドレス)は、以下の通りであるものとする。
−識別情報 「012345abcd01」
ステップS1516において、通信装置140の中継手段712は、情報処理端末120から受信した位置情報と識別情報とを、ゲートウェイ160に中継する。
ステップS1518において、ゲートウェイ160の通信変換手段714は、通信装置140の属するネットワーク180から送信された通信データを、LANのようなネットワーク190に適合する形式に変換する。
ステップS1520において、位置情報管理サーバ102の位置情報受信手段716は、通信装置140とゲートウェイ160とを介して、情報処理端末120の位置情報と識別情報とを受信する。
ステップS1522において、位置情報管理サーバ102の位置情報格納手段718は、受信した識別情報を用いて、情報処理端末120の位置情報を格納する。このとき、当該位置情報管理サーバ102が、情報処理端末120から位置情報を受信した日時が、ともに格納される。本実施例において、位置情報管理サーバ102は、情報処理端末120から受信した位置情報を、図10(A)に示された、位置情報管理テーブルに格納して管理する。本実施例では、位置情報を受信した日時が「2012/8/22 10:00:00」であるとすると、以下の位置情報が、位置情報管理テーブルに、新たに格納される。
−日時 「2012/8/22 10:00:00」
−緯度 「35.66630」
−経度 「139.76525」
−フロア「4」
上記処理が繰り返し実行されることにより、位置情報管理サーバ102には、ユーザの情報処理端末の位置情報を、取得して管理することができる。
なお、上記の例では説明を省略したが、情報処理端末122、124の位置情報も、通信装置から送信される測位信号により取得され、位置情報管理サーバ102の位置情報格納手段718に格納される。格納される位置情報は、それぞれ、図10(B)、(C)に示した通りである。
(4.2 出力制御処理)
次に、本発明の一実施形態における情報処理装置100の処理フロー(図16)及び動作例(図17)について説明する。
まず、図16を用いて、本発明の一実施形態における情報処理装置100の出力制御機能を実行するための主な処理のフローについて説明する。
ステップS1600から、当該処理が開始する。
ステップS1602において、出力要求受付手段730は、情報処理端末120の出力要求手段742から、出力要求を受信する。
ステップS1604において、位置情報取得手段722は、端末情報格納手段720に示される情報処理端末の、位置情報(緯度、経度、フロア)を、位置情報管理サーバ102の位置情報格納手段718から取得する。
ステップS1606において、端末特定手段728は、領域情報格納手段726の領域情報テーブル(図12)を参照して、各情報処理端末の属する領域を特定する。
ステップS1608において、端末特定手段728は、ファイルの出力指示を行った情報処理端末120の属する領域に属する、すべての情報処理端末の識別情報を特定する。
ステップS1610において、出力制御手段732は、ステップS1608で特定された識別情報と対応する、各情報処理端末のユーザの所属部署を表す部署名(1)を、端末情報格納手段720から取得する。当該部署名は、リストとして、出力可否判定手段736に渡される。
ステップS1612において、出力可否判定手段736は、ファイル情報格納手段734を参照し、出力制御手段732から受け取ったファイル名に対応する、開示範囲を表す部署名(2)を取得する。
ステップS1614において、出力可否判定手段736は、出力制御手段732から渡されたリストに含まれる部署名(1)と、ステップS1612で取得した部署名(2)とを比較する。
ステップS1616において、(1)の部署名が、(2)の部署名に全て含まれる場合には、ステップS1618に進む。そうでない場合には、ステップS1620に進む。
ステップS1618において、出力可否判定手段736は、ファイルを「出力可」と判定する。
ステップS1620において、出力制御手段732は、情報処理端末120の出力内容受信手段744に対して、指定されたファイルの内容を出力する。
ステップS1622において、出力可否判定手段736は、ファイルを「出力不可」と判定する。
ステップS1624において、出力制御手段732は、情報処理端末120の出力内容受信手段744に対して、指定されたファイルの内容を出力可能でない旨の画面を出力する。
ステップS1626において、当該処理が終了する。
次に、図17を用いて、本発明の一実施形態における情報処理装置100と、情報処理端末120と、位置情報管理サーバ102の動作例(「出力可」の場合と、「出力不可」の場合の、2パターン)について、具体例を用いて説明する。
まず、ユーザが選択したファイルが「出力可」と判定され、情報処理端末120の表示手段又は情報処理端末120と接続されたプロジェクタに出力される例について説明する。ここで、図1に示した構成のうち、情報処理端末124の代わりに、情報処理端末126が、会議室1に属しているものとして説明する。情報処理端末126についての端末情報は、既に図8の端末情報管理テーブルに示されている。また、この場合の、情報処理端末120、122、126の位置情報は、図11(A)(B)(C)に格納されているものとする。
ステップS1700において、情報処理端末120のファイル指定手段740は、ユーザにより選択されたファイルのファイル名を、出力要求手段742に渡す。本実施例においては、情報処理端末120のユーザ「user1」が、情報処理装置100に予めアップロード済みであったファイル「仕様書ドラフト.ppt」を選択したものとする。当該ファイルは、user1が参加する会議において、主に開発関係者に対してのみ開示可能な機密情報を含んでいる。
ステップS1702において、情報処理端末120の出力要求手段742は、出力要求手段742は、ファイル指定手段740からファイル名を受け取ると、そのファイルの出力要求を、情報処理装置100に送信する。このとき、当該情報処理端末120の識別情報(例えば、MACアドレス)が、ともに送信される。ここでは、情報処理端末120から、出力要求と共に、以下の情報が送信される。
−ファイル名:仕様書ドラフト.ppt
−識別情報 :012345abcd01
ステップS1704において、情報処理装置100の出力要求受付手段730は、出力要求受付手段730は、情報処理端末120の出力要求手段742から、出力要求を受け付け、当該出力要求を受け取った旨を、出力制御手段732に通知する。また、指定されたファイルのファイル名と、情報処理端末120の識別情報を、出力制御手段732に渡す。ここでは、上述したファイル名「仕様書ドラフト.ppt」と識別情報「012345abcd01」が、出力制御手段732に渡される。
ステップS1706において、出力制御手段732は、出力要求受付手段730からの通知を受け取ると、端末特定手段728に、情報処理端末120の識別情報を渡す。ここでは、上述した、情報処理装置120の識別情報「012345abcd01」が、端末特定手段728に渡される。
ステップS1708において、出力制御手段732から、情報処理端末120の識別情報を受け取ると、上述した位置情報取得手段722に対して、管理対象の情報処理端末の識別情報と位置情報を取得し、その情報を送信するよう指示する。ここでは、管理対象の情報処理端末の識別情報は、図8の端末情報管理テーブルに記載された情報処理端末120、122、126である。また、これらの位置情報は、位置情報管理サーバ102の位置情報格納手段に、位置情報管理テーブル(図11)として格納されている。
ステップS1710において、位置情報取得手段722は、端末特定手段728からの指示に応じて、端末情報格納手段720の端末情報管理テーブルから、管理対象となる情報処理端末の識別情報を取得する。ここでは、図8に示される端末情報管理テーブルから、以下の通り、識別情報が取得される。
−情報処理端末120:識別情報012345abcd01
−情報処理端末122:識別情報012345abcd02
−情報処理端末126:識別情報012345abcd04
(本実施例では、情報処理端末124の識別情報は、取得しない)
ステップS1712において、位置情報取得手段722は、ステップS1710で取得した識別情報を用いて、位置情報管理サーバ102の位置情報格納手段718から、各識別情報に対応する位置情報を取得する。ここでは、図11に示される位置情報管理テーブルから、以下のような位置情報が取得される。
−識別情報012345abcd01:緯度「35.66630」経度「139.76525」フロア「4」
−識別情報012345abcd02:緯度「35.66635」経度「139.76525」フロア「4」
−識別情報012345abcd04:緯度「35.66630」経度「139.76530」フロア「4」
ステップS1714において、位置情報取得手段722は、取得した情報処理端末の位置情報を、その識別情報とともに、端末特定手段728に渡す。ここでは、上に示した識別情報と位置情報(緯度、経度、フロア)が、端末特定手段728に渡される。
ステップS1716において、端末特定手段728は、領域情報格納手段726の領域情報テーブルを参照する。ここでは、図12に示されるような、領域情報管理テーブルが参照される。
ステップS1718において、端末特定手段728は、領域情報格納手段726の領域情報テーブル(図12)を参照して、各情報処理端末の属する領域を特定する。領域を特定するために、まず、ステップS1714で取得した位置情報を送信する通信装置の通信装置IDを、図9の通信装置情報管理テーブルから取得する。そして、図12の領域情報管理テーブルを参照して、その通信装置IDが、どの領域と対応付けられるかを特定する。ここでは、以下の識別情報を有する情報処理端末の属する領域が、以下の通り特定される。
−識別情報012345abcd01:領域「会議室1」(通信装置ID「C1」)
−識別情報012345abcd02:緯度「会議室1」(通信装置ID「C2」)
−識別情報012345abcd04:緯度「会議室1」(通信装置ID「C4」)
ステップS1720において、端末特定手段728は、ステップS1706で出力制御手段732から受け取った、情報処理端末120の属する領域と、同一の領域に属する情報処理端末を特定する。ここでは、ステップS1706で受け取った、情報処理端末120の識別情報は、「012345abcd01」である。したがって、当該情報処理端末120の属する領域「会議室1」と同一の領域に属する、以下の情報処理端末(の識別情報)が特定される。
−識別情報012345abcd02
−識別情報012345abcd04
(情報処理端末120の識別情報の記載は省略している)
ステップS1722において、端末特定手段728は、ステップS1720で特定された情報処理端末の識別情報のリストを、出力制御手段732に渡す。ここでは、情報処理端末120の識別情報を含む、以下の識別情報が、出力制御手段732に渡される。
−識別情報012345abcd01
−識別情報012345abcd02
−識別情報012345abcd04
ステップS1724において、出力制御手段732は、情報処理端末の識別情報のリストに含まれる識別情報と対応する、各情報処理端末のユーザの所属する部署名を、端末情報格納手段720から取得する。ここでは、図8の端末情報管理テーブルから、それぞれ以下の部署名が取得される。
−識別情報012345abcd01:開発部第一開発課
−識別情報012345abcd02:開発部第二開発課
−識別情報012345abcd04:開発部第一開発課
ステップS1726において、出力制御手段732は、ステップS1724で取得した部署名のリストと、ステップS1704で出力要求受付手段730から受け取っていたファイル名とを、出力可否判定手段736に渡す。ここでは、以下の情報が、出力可否判定手段736に渡される。
−部署名のリスト:「開発部第一開発課」、「開発部第二開発課」
−ファイル名 :「仕様書ドラフト.ppt」
(なお、ここでは、重複する部署名を、一の項目として表している)
ステップS1728において、出力可否判定手段736は、ファイル情報格納手段734を参照し、出力制御手段732から受け取ったファイル名に対応する、開示範囲の項目の、部署名のリストを取得する。ここでは、図14のファイル情報管理テーブルから、以下の部署名のリストが取得される。
−部署名のリスト(開示範囲):「開発部第一開発課」、「開発部第二開発課」
ステップS1730において、出力可否判定手段736は、ステップS1728で取得したリスト内の部署名が、ステップS1726で受け取ったリストの部署名を全てを含む場合には、ファイルを「出力可」と判定し、そうでない場合には、ファイルを「出力不可」と判定する。ここでは、ステップS1726で取得したリストの部署名が、ステップS1728で取得したリストの部署名に、全て含まれている。従って、ファイルが「出力可」であると判定される。
ステップS1732において、出力可否判定手段736は、ステップS1730における判定結果を、出力制御手段732に渡す。ここでは、「出力可」の判定結果が渡される。
ステップS1734において、出力制御手段732は、出力可否判定手段736から、「出力可」であるとの判定結果を受け取り、情報処理端末120の出力内容受信手段744に対して、指定されたファイルの内容を出力する。ここでは、出力制御手段732は、例えば、「仕様書ドラフト.ppt」のスライドを、Adobe社のFlash(swf)形式に変換して、ネットワーク経由で、情報処理端末120に出力することができる。ファイルを出力する形式は任意である。
ステップS1736において、情報処理端末120の出力手段746は、出力内容受信手段744から受け取った出力データを、情報処理端末120と接続された表示装置(例えば、プロジェクタ)に出力する。
以上の動作により、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、ファイルの出力要求を行ったユーザと同一の領域に属するユーザの全てが、そのファイルを閲覧可能である場合に、ファイルの内容を出力することができる。
次に、ユーザが選択したファイルが「出力不可」と判定され、情報処理端末120の表示手段又は情報処理端末120と接続されたプロジェクタに、その旨の通知を行う画面が出力される例について説明する。ここでは、上述した「出力可」の場合の例において、情報処理端末126の代わりに、図1に示される通り、情報処理端末124が、「会議室1」に属するものとして説明する。なお、情報処理端末120、122、124の位置情報は、図10(A)(B)(C)に格納されている通りである。本説明は、上述した例と同様に、図17を用いて説明し、重複する部分の説明については省略する。
ステップS1700−1708については、上記と同様である。
ステップS1710において、位置情報取得手段722は、図8に示される端末情報管理テーブルから、以下の通り、識別情報を取得する。
−情報処理端末120:識別情報012345abcd01
−情報処理端末122:識別情報012345abcd02
−情報処理端末124:識別情報012345abcd03
(本実施例では、情報処理端末126の識別情報は、取得しない)
ステップS1712において、位置情報取得手段722は、図11に示される位置情報管理テーブルから、以下のような位置情報を取得する。
−識別情報012345abcd01:緯度「35.66630」経度「139.76525」フロア「4」
−識別情報012345abcd02:緯度「35.66635」経度「139.76525」フロア「4」
−識別情報012345abcd03:緯度「35.66635」経度「139.76530」フロア「4」
ステップS1714、1716については、上述した例と同様である。
ステップS1718において、端末特定手段728は、以下の識別情報を有する情報処理端末の属する領域を、以下の通り特定する。
−識別情報012345abcd01:領域「会議室1」(通信装置ID「C1」)
−識別情報012345abcd02:緯度「会議室1」(通信装置ID「C2」)
−識別情報012345abcd03:緯度「会議室1」(通信装置ID「C3」)
ステップS1720において、端末特定手段728は、当該情報処理端末120の属する領域「会議室1」と同一の領域に属する、以下の情報処理端末(の識別情報)を特定する。
−識別情報012345abcd02
−識別情報012345abcd03
(情報処理端末120の識別情報の記載は省略している)
ステップS1722において、端末特定手段728は、情報処理端末120の識別情報を含む、以下の識別情報を、出力制御手段732に渡す。
−識別情報012345abcd01
−識別情報012345abcd02
−識別情報012345abcd03
ステップS1724において、出力制御手段732は、図8の端末情報管理テーブルから、ステップS1722で受け取った識別情報に対応する、以下の部署名を取得する。
−識別情報012345abcd01:開発部第一開発課
−識別情報012345abcd02:開発部第二開発課
−識別情報012345abcd03:営業部第一営業課
ステップS1726において、出力制御手段732は、以下の情報を、出力可否判定手段736に渡す。
−部署名のリスト:「開発部第一開発課」、「開発部第二開発課」、「営業部第一営業課」
−ファイル名 :「仕様書ドラフト.ppt」
ステップS1728において、出力可否判定手段736は、図14のファイル情報管理テーブルから、以下の部署名のリストを取得する。
−部署名のリスト(開示範囲):「開発部第一開発課」、「開発部第二開発課」
ステップS1730において、出力可否判定手段736は、ステップS1726で取得したリストの部署名のうち、「営業部第一営業課」が、ステップS1728で取得したリストの部署名に含まれていない。従って、ファイルが「出力不可」であると判定する。
ステップS1732において、出力可否判定手段736は、「出力不可」の判定結果を、出力制御手段732に渡す。
ステップS1734において、出力制御手段732は、情報処理端末120の出力内容受信手段744に対して、指定されたファイルの内容が表示不可である旨の通知を表す画面データを出力する。図18は、その通知の例を表している。当該通知には、出力要求を行ったファイルのファイル名と、そのファイルに設定された開示範囲に含まれる、部署名のリストが表示される。
ステップS1736において、情報処理端末120の出力手段746は、出力内容受信手段744から受け取った出力データを、情報処理端末120と接続された表示装置(例えば、プロジェクタ)に出力する。
以上の動作により、本発明の一実施形態における情報処理装置100は、ファイルの出力要求を行ったユーザと同一の領域に、ファイルの閲覧を許可されていないユーザがいる場合に、ファイルの内容を出力させないようにすることができる。
100 情報処理装置
102 位置情報管理サーバ
120、122 情報処理端末
140、142、144、146 通信装置
160 ゲートウェイ
700 位置情報格納手段
702 測位信号送信手段
704 測位信号受信手段
706 位置情報取得手段
708 識別情報格納手段
710 位置情報送信手段
712 中継手段
714 通信変換手段
716 位置情報受信手段
718 位置情報格納手段
720 端末情報格納手段
722 位置情報取得手段
724 通信装置情報格納手段
726 領域情報格納手段
728 端末特定手段
730 出力要求受付手段
732 出力制御手段
734 ファイル情報格納手段
736 出力可否判定手段
740 ファイル指定手段
742 出力要求手段
744 出力内容受信手段
特開2007−052655号公報

Claims (6)

  1. 屋内の所定の領域に設置された通信装置から受信した測位信号を用いて取得した位置情報を、前記通信装置の中継手段を介して、位置情報管理サーバに送信する情報処理端末、及び1つ以上の前記情報処理端末の前記位置情報を管理する前記位置情報管理サーバと通信可能な情報処理装置であって、
    前記所定の領域に属する一の情報処理端末からファイルの出力要求を受け付ける受付手段と、
    前記位置情報管理サーバから前記一の情報処理端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記一の情報処理端末の位置情報を用いて、前記所定の領域を特定する特定手段と、
    前記ファイルに設定された第一属性情報及び特定された前記所定の領域に属する、前記情報処理端末を含む全ての情報処理端末の第二属性情報に基づいて、前記ファイルの内容を出力可能か判定する判定手段と、
    前記判定の結果に応じて、前記ファイルの内容の出力を制御する制御手段と、
    を有する、情報処理装置。
  2. 前記第一属性情報は、前記ファイルを閲覧可能な、ユーザのグループの情報を含み、
    前記第二属性情報は、前記情報処理端末の夫々を有するユーザのグループの情報を含む、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定手段は、前記第二属性情報が、前記第一属性情報に含まれている場合に、前記ファイルの内容を出力可能であると判定し、前記制御手段は、前記ファイルの内容を出力する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記第二属性情報が、前記第一属性情報に含まれていない場合に、前記ファイルの内容を出力可能でないと判定し、前記制御手段は、前記ファイルの内容を出力しない、
    請求項1乃至3何れか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記ファイルの内容を出力可能でない旨の通知を出力する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 屋内の所定の領域に設置された通信装置から受信した測位信号を用いて取得した位置情報を、前記通信装置の中継手段を介して、位置情報管理サーバに送信する情報処理端末、及び1つ以上の前記情報処理端末の前記位置情報を管理する前記位置情報管理サーバと通信可能な情報処理装置で実行される情報処理方法あって、
    前記所定の領域に属する一の情報処理端末からファイルの出力要求を受け付ける受付段階と、
    前記位置情報管理サーバから前記一の情報処理端末の位置情報を取得する位置情報取得段階と、
    前記一の情報処理端末の位置情報を用いて、前記所定の領域を特定する特定段階と、
    前記ファイルに設定された第一属性情報及び特定された前記所定の領域に属する、前記情報処理端末を含む全ての情報処理端末の第二属性情報に基づいて、前記ファイルの内容を出力可能か判定する判定段階と、
    前記判定の結果に応じて、前記ファイルの内容の出力を制御する制御段階と、
    を有する、情報処理方法。
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