JP6918960B2 - 中空体を打ち潰すことによってコンパクト化する装置と方法 - Google Patents

中空体を打ち潰すことによってコンパクト化する装置と方法 Download PDF

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Description

本発明は、たとえばプラスチックビン又は金属容器のような中空体に関する。これらは、顧客から返却されて、その代わりに大体において中空体のために支払われた担保金が顧客に払い戻され、かつ中空体は、通常さらに、リサイクリング工場へ移送する際の移送体積を減少させるために、返却場所でコンパクト化される。
その場合に様々な方法が知られている。
1つの方法は、容器を小片に粉砕することにあり、それらの小片はその後ばら材料として再加工することができる。
他の方法は、容器、これまでは大体プレート形状の、平たく圧縮され、それに伴って担保金請求に関して無価値になった容器、を圧縮することにある。これは、この種の平たく圧縮された容器はまとめて梱に圧縮して、たがでまとめた梱としてそれ以上包まずに移送することができる、という利点を有しており、これは粉砕された中空体の場合には不可能である。
本発明は、容器を圧縮する第2の方法に関わる。
通常、容器の圧縮は、容器を2つの互いに噛み合うプレス及び切断ローラの間を通すことによって行われ、それによって容器の2つの互いに対向する壁は互いに対して圧縮されるだけでなく、このプレス及び切断ローラの切断歯によってセクション的に切断され、それによって圧縮された容器の2つの互いに隣接する壁が互いに引っかかって動かなくなり、つながり合った容器が次に容器の材料の固有弾性に基づいて、プレート形状からより厚い形状へ弾性的に戻ることを阻止する。
切り込みを入れることは、しばしばたとえば閉鎖キャップによって閉鎖されている容器から含まれている空気を圧縮時に流出させるため、そして容器内にまだ残留している液体の残りを流出させるためにも、用いられる。
もちろん平たく圧縮された容器からなる移送単位の密度は、粉砕する際に形成された粒子の形状と大きさに依存するにしても、粉砕された容器からなる移送単位の密度よりも小さい。
したがって本発明の課題は、中空体全体を、粒子に粉砕することなく、より強くコンパクト化する方法と装置を提供することである。
この課題は、請求項1と請求項22の特徴によって解決される。好ましい実施形態が、下位請求項から明らかにされる。
コンパクト化方法に関して、それぞれの中空体はまず1回、特にその最大の延び方向に対して横方向に力を供給することにより、平たく圧縮される。これが、ほぼプレート形状の、少なくとも中央領域内で2層の中空体をもたらし、その場合に2つの層は、中空体の壁の互いに対向するセクションによって形成される。この2つの層は、中空体が平たく圧縮する際に破裂しない限りにおいて、外側の領域において一周するように、壁と場合によっては蓋の材料によって、互いに結合されている。
破裂は、平たく圧縮する際に、最後にはプレート形状となる中空体の少なくとも1つの層が穴をあけられ、又は短いカットによって分離されることにより、回避されなければならない。
その場合に2つの層は、それぞれ使用される装置に応じて、少なくとも領域的に互いに添接することができるが、大体において材料の弾性復帰特性に基づいてプレートの、したがってプレート形状の中空体の、全面にわたっては添接しない。
部分的に、穴をあける又は切り込む場合に、プレート形状の中空体の2つの層は、同一の工具で、かつ同じ箇所で分離され、特にその場合に2つの層の切断エッジが絡み合い、弾性復帰が最少に抑えられる。
しかし切り込みは、部分的にのみ行われ、中空体が小片に、又は特に小さい粒子に分断されることは、行われることはない。
好ましくは平たく圧縮することは、連続方法において行われ、一方で、その後プレート形状となる中空体は通過方向に移動される。通過方向に対して横方向のプレート形状の中空体のメイン平面の延び及び通過方向自体が、通過平面を画成する。
この既知の方法ステップの後に、本発明によれば、ほぼプレート形状の中空体、したがって2層のプレートが、このプレートのメイン平面の方向の1つで打ち潰され、したがって折りたたまれるので、この方向においてプレートが短くなるが、その場合にもちろんより厚くなる。というのは打ち潰しによって、打ち潰された、アコーディオン形状の中空体が得られ、それにおいて−打ち潰し方向に沿って切断された−壁の各々は、波形又はジグザグ形状の推移を有している。
その場合に、打ち潰された中空体が次に、体積をさらに減少させるために、もう一度その打ち潰し方向に対して横方向に圧縮されると、効果的である。
たとえば、ほぼ打ち潰し方向に延びて、ガイドスロットを画成する側方のガイドによって、アコーディオン形状の中空体が側方に折れて広がり、したがって膨らむことが回避される。
好ましくは打ち潰しは、平たく圧縮された中空体の最大の延びの方向における打ち潰し方向で行われ、それは、好ましくは最初の、変形されていない中空体の最大の延びと一致する。連続方法において平たく圧縮される場合に、打ち潰し方向は、平たく圧縮する際の通過方向に相当し、又はそれとは逆に向けられている。
打ち潰しは、好ましくは、中空体がプラスチックからなる場合に、特にアコーディオンの折り目に応力白化が生じる前に、終了される。というのは、それが打ち潰された中空体の価値を減少させるからである。
好ましくはプレート形状の中空体の打ち潰しは、先行する中空体の平たい圧縮が終了する前にすでに開始される。これが、特に平たい圧縮及び/又は打ち潰しが連続方法で行われる場合に、第1の作業ステップから第2のそれへの移行を容易にし、かつ側方へ折れて広がる危険を減少させる。
好ましくはプレート形状の中空体の打ち潰しは、打ち潰す際に特に中空体の打ち潰しが支承台及びストッパとして使用される場合には、遅くとも、中空体の平たい圧縮も終了する時に、終了される。
好ましくは中空体の平たい圧縮は、中空体が少なくとも1つの回転駆動されるプレスローラと、プレスカウンター部材(これがプレススライド面又は逆回転する第2のプレスローラであろうと)との間のプレススロットを通されることによって行われ、その場合にプレススロットは延び方向において好ましくは、特に、それによって形成されるプレート形状の中空体の厚みにほぼ相当する厚みまで、狭くなる。
好ましくは、2つのプレスローラが協働する場合に、一方のプレスローラの、軸方向に離隔している歯が他方のプレスローラの歯と、それらの歯の間で軸方向の間隔内へ入り込むことによって歯合し、それによって波板状の平たく圧縮された中空体が得られる。
したがってこの関係においてプレススロットは、少なくとも1つのプレスローラの軸方向に見て、このプレスローラとプレスカウンター部材、たとえば第2のプレスローラとの間に自由な通路及び見通しが与えられていることを、必ずしも意味していない。
というのは、一方のプレスローラの歯が他方のプレスローラの歯の間の周溝内へ交互に入り込むことに基づいて、プレススロットは、−互いに噛み合うプレスローラの2つの回転軸によって定められる平面の上面図で見て−一方では、何回か屈曲して形成されており、かつ付加的に軸方向において、大体において多くの箇所で、すなわち2つのプレスローラの互いに隣接する歯が軸方向に互いに密に添接して配置されている場所で、中断されており、それによってこの箇所で、平たく圧縮すべき中空体の、平たく圧縮された状態において互いに対して密に隣接する2つの壁の少なくとも1つに切り込みと進入とがもたらされるからである。
その場合に処理すべき中空体はプレススロットに、好ましくは中空体の最大の長手方向の延びに相当する方向で供給され、それによってプレスローラは比較的小さい軸方向の長さしか必要としない。
中空体は、プレススロット内へ引き込むために、好ましくはプレスローラの少なくとも1つから径方向に張り出す歯、好ましくはフック形状の歯によって捕捉されて、プレススロット内へ引き込まれ、その場合に好ましくはプレススロットの出口において歯の間に配置されているワイパーによって、歯が把持した中空体の壁をプレススロットの終端を過ぎても周方向に一緒に引っ張ることが、阻止される。
好ましくは中空体は、プレススロットを通る通過方向においてその前段に配置されている供給装置によってプレススロット内へ押し込まれ、それによって少なくとも1つの、好ましくは2つのプレスローラによる中空体の捕捉が容易になり、かつ確実に実施される。
しかし平たい圧縮は、互いに対して移動可能な2つのプレスパンチによっても行うことができ、それらの間に中空体が位置決めされ、かつそれらが中空体を圧縮することができ、その場合にプレスパンチの面は、好ましくは中空体全体が2つのプレスパンチの間に位置し、それを越えて側方へ張り出さない大きさに選択される。
平たく圧縮するために中空体がプレススロットを通して案内される場合に、打ち潰しは、平たく圧縮された中空体の通過方向前方の端部を通過方向に制動することによって、実施することができるので、すでに平たく圧縮された中空体の前方の端部は後方の端部よりも低速で前方へ移動し、かつ特に平たく圧縮された中空体の前方の端部は、プレススロット内で平たい圧縮が終了する前に、プレススロットの下流において静止することができる。
制動は、プレート形状の中空体の通過方向前方の端部がクラッシュ部材としてのストッパに当接することによって実現することができ、そのストッパは固定的に、又は通過方向に移動可能に形成することができる。制動は、プレート形状の中空体がプレススロットの下流でクラッシュスロットを通して案内されることによっても、実現することができ、その中空体がクラッシュスロットを通る通過速度は、プレススロットを通る通過速度よりも小さい。
同じプレート形状の中空体の前方の領域がすでにクラッシュスロット内にあってクラッシュ部材に添接し、その後方の領域はまだプレススロット内にある間は、それによってプレート形状の中空体の打ち潰しが行われ、その場合にプレート形状の中空体とクラッシュ部材との間のスリップは、できる限り発生してはならない。
その場合に好ましくは、クラッシュスロットを通る通過速度は、その中空体がプレススロットを通る速度の半分未満、好ましくは3分の1未満である。
スリップを回避するために、クラッシュスロットの幅は、少なくとも1方向において、それを通して案内される平たく圧縮された中空体よりも小さく、好ましくは平たく圧縮された中空体のメイン平面に対して横方向に、その厚みよりも小さい。
それによって、まず、すでに平たく圧縮されて、通過方向に打ち潰された中空体がその通過方向に対して横方向に、特にまだプレート形状の、もちろんプレートのメイン平面の1つにおいて打ち潰されている中空体のメイン平面に対して横方向に、新たに圧縮され、それがさらなるコンパクト化をもたらす。
その場合にクラッシュスロットの画成面は、クラッシュスロットの通過方向に延びる画成面が滑らかである場合にはそれなりに高い滑り摩擦によって、あるいは、画成面が少なくとも部分的に、クラッシュスロットを通る通過方向に対して横方向に方向づけされている場合には形状結合によって、クラッシュ部材となる。
この出願の目的のために明らかにしなければならないが、横方向―他の参照なし―というのは、中空体がまだ変型されていない場合に中空体に関してその最大の延び方向に対して垂直であり、又は後には、平たく圧縮されたプレート形状の中空体のメイン平面に対して垂直である。装置に関して横方向は、一方で通過方向に対して垂直となる方向であり、他方ではローラの軸方向に対して垂直の方向である。
プレススロットを通る移動は、平たく圧縮された中空体が、クラッシュスロットを側方で画成する、好ましくは駆動される、回転する少なくとも1つのクラッシュローラによって捕捉されて、クラッシュスロットを通して引っ張られることによって、もたらされ、その場合に少なくとも1つのクラッシュローラの周面は、クラッシュスロットの画成面である。
そのために好ましくは、2つの並べて設けられたクラッシュローラが逆方向に回転駆動され、それらのクラッシュローラは密接しているので、プレート形状の中空体がその間に導入された場合にそれらのクラッシュローラが大きい摩擦力をもって中空体に接触し、それによって中空体がクラッシュスロットを通って移動されるが、1つ又は2つのクラッシュローラの周速度に相当するよりも大きい通過速度では移動されない。というのは好ましくは、プレート形状の中空体と2つのクラッシュローラとの間にスリップが発生してはならず、発生したとしてもできる限り小さいものしか発生してはならないからである。
プレート形状の中空体に対して充分に高い摩擦を得るために、少なくとも1つのクラッシュローラ、好ましくは両方のクラッシュローラに歯を設けることができ、プレート形状の中空体はそれらの歯の間を通って移動しなければならないので、歯の表面が同様にクラッシュスロットの画成面の構成部分となるが、それらは部分的に通過方向に対して横方向に位置し、したがって形状結合により、平たく圧縮された中空体とクラッシュローラの形式のクラッシュ部材との間の相対移動を阻止する。2つのクラッシュローラの歯は、径方向に重なり合うことができ、その場合に歯車のように−もちろん好ましくは非接触で−互いに噛み合うことができ、かつ/又は軸方向に互いに対して変位することができ、かつ軸方向に交互に噛み合うことができる。
好ましくはクラッシュスロットは、軸方向に見ても、通過方向に見ても、両方のクラッシュローラの間に常に間隔をおいて存在する。
したがって特に装置の駆動中に、少なくとも1つのクラッシュローラの周速度は、少なくとも1つのプレスローラの周速度の半分未満であり、好ましくは3分の1未満である。
処理すべき中空体をプレススロット内へ圧入することは、供給装置、特にウィング軸のウィングによって行うことができ、それが存在している場合に、その回転軸は少なくとも1つのプレスローラの回転軸に対してほぼ平行である。
中空体と接触するウィングの自由端部がプレススロット又はプレスステーションの方向に移動するが、その場合にウィングの自由端部は、プレスローラによって平たい圧縮が行われる場合に、少なくとも1つのプレスローラの周速度よりもずっと大きい周速度を有する。
したがってコンパクト化装置に関する課題は、中空体を平たく圧縮するための種概念に基づくプレス装置が、さらに、その下流に配置された、プレス装置によって平たく圧縮された、ほぼプレート形状の中空体をこのプレートのメイン平面の1つの方向に打ち潰すための、クラッシュ装置を有していることによって、解決される。
その場合にプレス装置とクラッシュ装置は、互いに対する間隔において、処理すべき同一の中空体へそれらが同時に、したがってクラッシュ装置がその前方の領域内で、そしてプレス装置がどちらかと言うとその後方の領域内で、作用することができるように、配置されている。
この装置は、好ましくは手動駆動されず、駆動装置を有しており、その駆動装置がプレス装置及び/又はクラッシュ装置及び/又は供給装置、特にウィング軸を駆動し、かつ装置は好ましくは装置の少なくともすべての移動可能な部分及び特にこの駆動装置を制御するための制御装置も有している。制御装置は、特に上位に配置されているユニットの制御の構成要素とすることができ、そのユニット内に、たとえばビン回収自動機械のコンパクト化装置が組み込まれている。
好ましくは1つのモータが、プレス装置もクラッシュ装置も、場合によっては供給装置も駆動する。
好ましくはプレス装置は、少なくとも1つの回転駆動可能なプレスローラを有しており、その機能は、中空体を捕捉して、プレスローラとカウンタープレス部材との間に形成されたプレススロットを通して引っ張ることにあり、それによって中空体の厚みが減少されて、かつ中空体が平たく圧縮される。
通過方向と少なくとも1つのプレスローラの軸方向とによって、通過平面が定められる。
この目的のために、プレススロットの幅は、もちろん変形されていない中空体の厚みよりもずっと小さく、かつそれを通して形成されるプレート形状の中空体の所望の厚みにほぼ相当する厚みを有している。
プレスカウンター部材は、簡単な場合においては、特に固定の、通過方向に延びる、プレスローラの外周に対してほぼ平行に配置されたプレス案内面とすることができるが、さらによいことが明らかにされているのは、プレスカウンター部材として第2の回転可能で、特に第1のプレスローラに対して逆方向に回転するように駆動可能な、好ましくは第1のプレスローラと歯合する第2のプレスローラである。
中空体を捕捉して、穴もあけるために、この少なくとも1つのプレスローラ、好ましくは両方のプレスローラは、周面にわたって、かつ/又は軸方向に分配して離隔された歯を有しており、それらの歯は好ましくはフック形状で鋭いエッジをもって形成されており、それによって中空体を良好に捕捉して、プレススロット内へ引き込むことができ、さらに中空体の壁に進入して、それによってそこに含まれる空気と水分を流出させることができる。
これらの歯は、好ましくは軸方向に離隔して歯リング領域内に配置されており、その歯リング領域は、一方のプレスローラの歯リング領域が隣接するプレスローラの歯リング領域間へ径方向に入り込むことができるように寸法設計されており、その場合にローラの間、したがって径方向においても、歯と歯リング領域の間の軸方向においても間隙が存在し、その間隙は、その間に中空体を挿通させ、しかもそれをその際に平たく圧縮するのに、充分である。
プレススロットは、軸方向に見て好ましくは軸方向に延びるその全長にわたって等しい広さであって、それは、もっとも広い箇所がもっとも狭い箇所よりも最大で20%、好ましくは最大で10%、好ましくは最大で5%広いことを、意味している。
プレスローラの回転軸は、好ましくは互いに対して平行に配置されているが、プレスローラがたとえば円錐状に形成されている場合には、互いに対して角度をもつこともできる。
プレス装置の特徴は、実質的に知られている。
後段に配置された、したがって通過方向下流に配置されたクラッシュ装置は、きわめて簡単な実施形態においては、プレススロットから出てくるプレート形状の中空体の移動路内に配置されたストッパからなり、プレート形状の中空体の前方の端部がそのストッパに対して圧接され、かつこのストッパによって、プレススロットから押し出されるこのプレート形状の後続の中空体のプレート材料が通過方向とは逆に打ち潰され、それによってほぼアコーディオン形状に打ち潰された中空体が得られる。
その場合にストッパは、静止して配置することができ、又はそれに対して押圧されたプレート形状の中空体と共に通過方向に、もちろんプレススロットを通る同じ中空体の通過速度よりも小さい速度で、一緒に移動することができる。
ストッパは、打ち潰しプロセスを終了させるために、プレート形状の、後に打ち潰された中空体の移動路から出るように移動させることができ、それによってそれをどかすのが容易になる。
ストッパには、打ち潰し力を定めるために、この目的のための通過方向とは逆に、たとえばばね又は制動装置によって、力を供給することもできる。
しかし、本発明に係るクラッシュ装置の好ましい実施形態は、少なくとも1つの回転駆動される第1のクラッシュローラを有しており、そのクラッシュローラは平たく圧縮された中空体を捕捉して、クラッシュスロットを通して引っ張るために用いられるが、その通過速度は、プレート形状の中空体の前方の部分がすでにクラッシュスロットを通して移動されているのに、後方の部分はまだ残っていることによって、同じ対象がずっと上流側でプレススロットを通る通過速度よりも小さい。
好ましくはクラッシュ装置は、クラッシュカウンター部材として、第1のクラッシュローラに対して平行に通過方向に延びるクラッシュ案内面だけでなく、第1のクラッシュローラに対して逆方向に回転する第2のクラッシュローラも有しており、その第2のクラッシュローラも同様にクラッシュローラの間を通して案内されるプレート形状の、すでに打ち潰されている中空体と接触し、それによって固定の案内面に対する滑り摩擦が回避される。
その場合にクラッシュローラの軸方向は、プレスローラの軸方向に対して平行となることができ、又は−通過方向に見て−曲がって、したがってそれに対して角度をもって、特にそれに対して直角となることもできる。
クラッシュ装置内の通過速度が減少していることに基づいて、プレート形状の中空体はクラッシュ装置の前で、プレススロットからずっと高い速度で送り出される後続のプレート形状の中空体によってせき止められるので、プレス装置とクラッシュ装置の間の領域内で本来のクラッシュプロセスが行われ、そのためにクラッシュローラはほぼストッパ及び制動機能を引き受け、したがってクラッシュ部材として用いられる。
したがってプレート形状の中空体はクラッシュスロットに、すでに打ち潰されて、したがってプレート形状の状態に比較して圧縮された、アコーディオン形状の状態で到着するので、クラッシュスロットは通過平面に対して横方向に、プレススロットと少なくともほぼ同じ広さに、好ましくはプレススロットよりも幅広に、好ましくは最大で2倍の広さ、最高で3倍の広さに、寸法設計されている。
というのは、クラッシュスロット内では、中空体の体積をさらに減少させるために、すでに平たく圧縮されて、打ち潰された中空体を再度通過方向に対して横方向にクラッシュローラによって圧縮しようとするからである。
その場合にクラッシュスロットは次のように、すなわち通過方向において、プレス装置から来る平たく圧縮された中空体が、特にプレス装置を完全に出る前に、強制的にクラッシュスロット内へ進入して、少なくとも1つの回転するクラッシュローラ又はクラッシュローラペアによって捕捉されて、クラッシュローラペアとクラッシュスロットとを通してより低速で移動されるように、位置決めされている。
プレスローラの場合のように、クラッシュローラにおいても、クラッシュスロットはローラの軸方向のどこにおいても同じ幅を有し、したがってもっとも広い箇所が、もっとも狭い箇所よりも最大で20%、好ましくは最大で10%、好ましくは最大で5%までは幅広にならない。好ましくはこれらのプレスローラの回転軸は、同様に、互いに対して平行、かつ/又はクラッシュローラの回転軸に対して平行である。
ローラ−好ましくはプレスローラもクラッシュローラも−は、その軸方向の端部にそれぞれ軸受ピンを有しており、かつそれらの間の、通常歯を有する作用領域は、中空体へ作用するために、利用することができる。さらに具体的には、作用領域はローラの、中空体と接触することができる、軸方向の領域、特に両側の仕切りプレートの間の領域であり、その仕切りプレートに対してプレスローラが軸承されている。好ましくは作用領域は軸方向において、処理するために設けられている最小の中空体の最大の延びよりも短い。
それによって中空体は、その最大に延びる方向においてのみ、装置全体へ供給することができる。
それによって通過量は、中空体の横方向における供給に比較して減少されるが、次に打ち潰すためには、通過方向にできるだけ長い、プレート形状の平たく圧縮された中空体が効果的である。というのはそれによって、その後方の領域がまだプレス装置を出る前に、その前方の領域はすでにクラッシュ装置によって把持されることが容易になるからである。
したがって通過方向におけるプレス装置とクラッシュ装置の間の間隔、いわゆる通過間隔も、処理するために設けられている中空体の寸法に従って選択されなければならず、特に装置の駆動の間でも、特に調節可能とすることができる。具体的には通過間隔は、プレススロットとクラッシュスロットのそれぞれもっとも狭い箇所の間の間隔である。
加工するために設けられたもっとも短い中空体も打ち潰すことができるようにするために、この通過間隔は、処理するために設けられたこの最短の中空体の通過方向に測定された長さよりも小さく、特にその最大の延び、又は平たく圧縮されたプレート形状の状態におけるその最大の延びよりも短くなければならない。
しかし装置は、通常、中空体の所定の大きさスペクトルを処理できなければならず、かつ通過間隔−及び部分的にクラッシュローラ及び/又はプレスローラの直径も−固定的かつ、この大きさ領域内のすべての中空体をそれによって処理することができるように、選択されなければならない。
しかし通過間隔が固定されている場合に、平たく圧縮された長い中空体において発生する打ち潰しは、通過方向に短い、平たく圧縮された中空体の場合よりも強くなるので、通過間隔は、短すぎるように選択されてもいけない。というのは、その場合には特に、中空体が通過方向に非常に長い場合に、特にプラスチックからなる中空体においては打ち潰しが強くなりすぎて、アコーディオン形状に打ち潰された中空体の、そして特に打ち潰されて、次に再度横方向に圧縮された中空体(それがプラスチックからなる限りにおいて)の、曲がり部に応力白化が発生することがあり、それが打ち潰された中空体の価値を低下させてしまうからである。
実際において、通過間隔は好ましくは、処理するために設けられている、通過方向に最短の中空体がまだ充分に打ち潰されるが、可能な最大の容器においても応力白化が生じないように、選択される。クラッシュスロットの幅も、この主旨において調節される。
通過間隔が調節可能である場合には、この通過間隔は、装置への供給において検出された、通過方向における中空体の長さに従って、好ましくは自動的に調節され、したがって供給される中空体が通過方向に短くなるほど、それだけ短く調節される。
少なくとも1つのプレスローラの場合と同様に、少なくとも1つのクラッシュローラにおいても、径方向に張り出す歯を有する縁が設けられており、それらの歯は好ましくは周面にわたって分配して配置されており、かつ/又は好ましくは軸方向に離隔した歯リング領域内に配置されている。
しかしプレスローラとは異なり、径方向において、設けられた2つのクラッシュローラにおける歯又は歯リング領域は、クラッシュローラへ到着する中空体がすでに打ち潰されており、したがってプレス装置の出口における平たく圧縮された状態に比較して肥厚している事実に鑑みても、必ずしも互いに歯合する必要はないが、この種の歯合によって特に、クラッシュスロット内で中空体とクラッシュローラの間にスリップは発生し得ない。
この肥厚は、クラッシュ装置と特に少なくとも1つのクラッシュローラによって、したがってクラッシュスロット内で、制限つきでしか減少させることはできない。というのは、より厚いが、まだ原理的にはプレート形状に打ち潰されている中空体のメイン平面に対して横方向の圧縮が強すぎる場合には、それによって、打ち潰された中空体が通過方向に望ましくないほど伸びてしまうからである。
したがってクラッシュスロットの幅は次のように、すなわちそれを通して案内される打ち潰されたプレート形状の中空体は、通常2つのクラッシュローラによって良好に捕捉することはできるが、中空体が、少なくとも1つのクラッシュローラの周速度に相当するよりも速くクラッシュスロットを通して押し出されることができないように、選択されている。
しかし、少なくとも1つのクラッシュローラの歯形状は、通常、少なくとも1つのプレスローラのそれとは異なる。
クラッシュスロット内の厚み減少は、大体においてプレススロット内よりも小さいので、少なくとも1つのクラッシュローラの歯によって捕捉して引き込むことに問題はなく、さらに供給される中空体は通過方向に強い力でクラッシュスロット内へ供給されて、クラッシュローラの歯に対して押圧される。したがってクラッシュローラの歯は、第1に、挿通して案内される中空体のしかるべき歪みによって、クラッシュローラの歯と挿通して移送されるアコーディオン形状の中空体との間に充分に強い付着摩擦をもたらす。
プレスローラの歯は、中空体の壁を把持して切り込み、したがって穴をあけるために、好ましくはフック形状に形成されており、したがってプレスローラの回転方向を向いたフロント面は軸方向に対して径方向にあるか、又はその自由な外側の端部が内側の端部に対して回転方向においてずっと前に位置し、それによって上述したフック形状が形成される。
これはクラッシュローラにおいては必要ないので、クラッシュローラにおいてはフロント側面も回転方向後ろを向くように形成することができ、したがって歯のフロント側面の自由な外側の端部は径方向内側の端部よりも回転方向においてさらに後方に位置する。
クラッシュローラの歯によっていかなる切断機能も満たす必要はないので、重要な箇所には鋭いエッジではなく、凸状又は凹状の丸み又は面取りが設けられている。
これは、クラッシュローラの歯においては、その外側のエッジ、したがって周方向に延びるエッジ及び/又は回転方向に対して横方向に延びる外側の終端エッジに関するものであって、その場合にそれらは、凸状の丸み又は面取りを有することができる。
軸方向に互いに連続する2つの歯の間の切り込みは、その底からその側面への移行部に凹状の丸み又は面取りを有することができる。
これは、歯がローラの、特にクラッシュローラの、大体において円筒形状のベースボディから張り出すだけでなく、しかるべき歯リング領域の間においてさらに、このベースボディ内に周溝が形成されている場合に、この周溝の周方向に延びる外側エッジ−凸状の丸み又は面取りを有することができる−についても、かつ/又は底から側面への移行部についても、当てはまり、その場合にその側面は凹状の丸み又は面取りを有することができる。
これは一方で、打ち潰す際にプラスチック材料内に応力白化が発生することをできる限り回避するために用いられ、他方では、打ち潰し、及び場合によってはそれに連続する圧縮の際に、容器の外側に周方向に閉成された通路が形成されず、外側へ向かって開放した凹部のみが形成されるようにするために用いられ、したがって次に容器の表面からラベルの残りを除去する場合に、特に除去用に多く利用される洗浄とそれに続くブロー乾燥又はラベルの残りを吹き払うために、すべての表面領域に接近することができる。
そのことは別にして、もちろん歯を有するローラが協働する場合でも(その歯は互いにはまり込み、したがってその軸間隔はその最大の半径の合計よりも小さい)、径方向においても、軸方向においても協働するローラとそれらの部分の間に、中空体を挿通させるための充分な自由空間が存在しなければならない。
対のプレスローラと切断ローラを有する既知のプレス装置から、プレート形状又はフィンガー形状のワイパーが、原理的に知られており、そのワイパーは通過方向においてプレスローラの下流に固定的に取り付けられており、かつ歯リング領域の間の軸方向の間隔内、特に周溝内へ径方向に張り出し、かつ溝底のできる限り近傍まで達する。
それによって、中空体の材料が歯に強く引っかかって、プレススロットの終端において壁材料が解放されず、周方向に連動されて、したがってすでに平たく圧縮されている中空体が再び望ましくないように拡幅してしまうことが、阻止される。
したがってプレススロット側のワイパー面、したがってプレート形状のワイパーにおいてはその幅狭側は、ガイドスロットとしてのプレススロットの延長及び区切りであって、通過のこの領域内で、そこにすでに発生している打ち潰しによるプレート形状の中空体の肥厚を制限する。
下流側の後段に配置されたクラッシュ装置、特にクラッシュローラペアを有する本発明に係る装置において、このワイパーは、好ましくはクラッシュ装置の方向に延長されており、特に1つ又は複数のクラッシュローラの歯リング領域の間の間隙内へ入り込むことができる。
その場合にこれは、もちろん、通過方向に対して横方向に見て、少なくとも1つのプレスローラの歯リング領域の間の間隔が、少なくとも1つのクラッシュローラのそれと整合し、かつ好ましくはほぼ等しい幅であることを、必要とする。
好ましくはこれは、それぞれの歯リング領域及び軸方向におけるその延びと位置決めについても、言える。
それによってワイパー面は、−ローラの軸方向に見て−プレス装置とクラッシュ装置の間のクラッシュ領域の厚みを、プレス装置内で平たく圧縮された中空体が通過平面に対して横方向の打ち潰しプロセスによって−ローラの軸方向に見て−拡幅することができる寸法に制限する。
ワイパー面によるこの制限によって、その間に形成されるアコーディオン形状の中空体全体が側方へばらけることも阻止されるので、打ち潰されたアコーディオン形状のプレートは実質的に平坦なプレートのままである。
好ましくは−ここでもローラの軸方向に見て−ワイパー面によって制限される、プレス装置とクラッシュ装置の間のこのガイドスロットの幅は、クラッシュ装置の方向に増大する。
しかし好ましくは、ワイパー面は通過方向においてクラッシュローラの外周面の前で終了し、したがって通過方向に測定された、その間の間隔内で、プレート形状の中空体は打ち潰しに基づいて比較的制限されずに通過平面に対して横方向に広がることができる。というのは、そうでないと、クラッシュスロットがすべての側で制限されている場合に、せき止められた中空体の材料によって大きな力が発生してしまい、それが装置をブロックし、あるいは損傷することにもなるからである。
プレス及び切断ローラの対からなる種概念に基づくプレス装置におけるように、プレス装置の上流に供給装置を設けることができることは、原理的に知られており、その供給装置は到着する中空体を個別化し、かつ特にプレススロット内へ圧入する。
そのために原理的にすでにウィング軸が知られており、そのウィング軸はプレス装置の回転軸に対して平行の回転軸を中心に回転し、かつそのウィング軸から径方向にウィングが張り出し、そのウィングが供給された中空体と接触して−その中空体は好ましくは斜め下方へ向けられた供給スライド面上でプレススロットの方向に滑り移動し−かつその中空体をプレススロットの方向へ押圧する。
この場合において、ウィング軸は好ましくは2つの、互いに対向し、したがって直径方向に逆の方向において径方向に張り出すウィングを有している。
ウィングは、好ましくは回転方向に後を追う外側の自由端部を有し、したがってその自由端部は回転方向において、回転軸近傍のその内側の端部よりも、ずっと後方に位置する。
その場合にこの種のウィング軸は、駆動中に大体において、プレス装置内の少なくとも1つのプレスローラの周速度よりも大きい周速度を有する。それによって、ウィング軸のウィングが中空体に沿うように触れる場合に、その中空体をすでに同様にある程度圧縮し、それが次のプレス装置内で把持して平たく圧縮することを容易にする、という他の効果がもたらされる。
その場合に上述した供給スライド面と共に供給スロットを形成する、少なくとも1つのウィング軸の間隔は、供給された中空体の前方の端部はすでにプレス装置の大体において切断ローラでもあるプレスローラによって把持されており、中空体の後方の領域はまだウィング軸のウィングによって把持されて、前方へ送られているように、選択されている。
径方向において、ウィングの自由端部とウィングカウンター部材、特に供給スライド面との間のできるだけ小さい間隔は、処理するために設けられたもっとも薄い中空体の厚みよりも小さく、したがってウィングはこの種の中空体とまだ接触することができる。
それに対してウィング軸、特に2つのウィングが固定されるそのセントラルボディと、ウィングカウンター部材、特に供給スライド面との間の最大可能な間隔は、処理するために設けられているもっとも厚い中空体の厚みよりも大きい。というのは、そうでないと、もっとも厚い中空体はもはや供給スロット内へ導入できないからである。
好ましくはウィングは−軸方向に見て−アーチ形状又はポリゴンコース状に形成されて、回転方向に後を追う端部を有している。
ウィング軸のウィングは、特に軸方向において少なくとも1つのプレスローラの作用領域の全長にわたって延びており、かつその自由な終端エッジに好ましくは歯切りが形成されている。
好ましくは、本発明に係る実施形態において、ウィングは自由端部へ向かって減少する曲げ剛性を有しているので、ウィングの自由端部は、好ましくは少し弾性的に形成されている。
これは、軸方向に見て、ウィングがその径方向の延び全体にわたって等しい厚みの、たとえばシート材料からなる場合でも、ウィングが回転方向において後ろ側の中心領域内で支持されることによって、簡単なやり方で、達成することができる。これは簡単なやり方で、この後ろ側に、ウィング軸の回転軸を通過して他方のウィングの後ろ側まで延びる、他のウィングの後方の自由な終端エッジが添接することによって、行うことができる。
この場合において、供給装置のこの特殊な形成によって、その長手方向において供給される中空体は、厚みが比較的大きく、したがって大体においてこの中空体が長い場合でも、プレス装置によってきわめて強く平たく圧縮することができ、それが、それに連続するクラッシュ装置の機能及びそこで発生するクラッシュ効果を、説明したように、増大させる。
したがってまさに中空体が比較的大きく、かつ長い場合に、強い打ち潰しとそれに伴って体積減少を達成することができる。
以下、本発明に係る実施形態を、例を用いて詳しく説明する。
コンパクト化装置の第1の組立て形状を示す斜視図である。 コンパクト化装置の第1の組立て形状を示す別の斜視図である。 図1a、図1bのコンパクト化装置をその中に含まれるローラの軸方向に対して垂直に切断して示す断面表示である。 図1a、図1bのコンパクト化装置をその中に含まれるローラの軸方向に対して垂直に切断して示す断面表示である。 中空体を処理する場合の様々な駆動状態において、拡大した詳細を図2と同様に示している。 中空体を処理する場合の様々な駆動状態において、拡大した詳細を図2と同様に示している。 中空体を処理する場合の様々な駆動状態において、拡大した詳細を図2と同様に示している。 中空体を処理する場合の様々な駆動状態において、拡大した詳細を図2と同様に示している。 図3bの詳細を拡大して示している。 図3dの詳細を拡大して示している。 クラッシュローラを示す側面図である。 クラッシュローラを示す正面図である。 プレスローラを示す側面図である。 プレスローラを示す正面図である。 それぞれ相前後して配置されたプレスローラとクラッシュローラ及びその間のワイパーを組立て状態に従って通過方向に示す側面図である。 コンパクト化装置の第2の組立て形状をその中に含まれるプレスローラの軸方向に対して垂直に示す断面図である。 図7aの詳細を拡大して示している。 コンパクト化装置の第3の組立て形状をその中に含まれるプレスローラ及びクラッシュローラの軸方向に対して垂直に示す断面図である。
クラッシュ装置の基本構造は、図1a、図1bと図2を用いてもっともよく説明することができる。
図2a、図2bからもっともよく認識できるように、コンパクト化装置は、
−まず、中空体を圧縮するためのプレス装置1であって、平行な回転軸1’a、1’bを中心に並んで逆方向に回転し、かつ互いに噛み合う2つのプレスローラ1a、bを有している、プレス装置、
−及び、通過方向10においてプレス装置1の下流に配置されているクラッシュ装置3であって、互いに平行な回転軸3’a、3’bを中心に隣接して配置されて互いに逆方向に回転する2つのクラッシュローラ3a、3bを有し、それらは同様に互いに噛み合うか、それらの間にきわめてわずかなクラッシュスロット5を有している、クラッシュ装置
を有する。
プレスローラ1a、bは、互いに隣接する周領域内で通過方向10に移動する方向に、互いに対して逆に駆動される。同じことが、2つのクラッシュローラ3a、bについても言える。
プレススロット2、したがって2つのプレスローラ1a、1bの間の通路及びクラッシュスロット5、したがって2つのクラッシュローラ3a、bの間の通路は、好ましくは、2つのローラペアがこの図に記入されているそれぞれの回転軸1’a、1’b又は3’a、3’bの間の結合ラインに対して互いに整合する中心垂直線を有することによって、互いに対して整合しており、その中心垂直線は通過方向10であって、かつこの場合において正確に垂直ではなく、上から下へ向かって斜めに向けられている。
図2a、図2bにおいて、プレスローラ1a、bの各々にそれぞれプレート形状のワイパー9が見られ、そのワイパーのメイン平面は図2a、図2bの図面平面内に位置し、かつそれらのワイパーの、図2を見る視線方向にそれぞれ複数が相前後して溝8(図5a、図5bを参照)内へ、特にすべての溝8内へ嵌入し、かつそのワイパーはそれぞれのプレスローラ1a、bとカウンターボディとの間で軸方向に対して横方向の位置に形状結合で保持される。ワイパー9は、たとえば図3d1と図6にも示されている。
通過方向10においてプレス装置1の上流に、処理すべき中空体100.1a、1001bを供給する供給装置20が設けられており、その供給装置は斜め下方のプレススロット2の方向へ延びるウィングスライド面23とそれに対して距離をおいて配置されたウィング軸17とからなり、そのウィング軸の回転軸17’は、4つのローラ1a、1b又は3a、3bの回転軸1’a、1’b又は3’a、3’bに対して同様に平行に配置されており、かつそのウィング軸は次のような回転方向、すなわちウィング軸17から両側へ張り出す2つのウィング17a、17bが、ウィングスライド面23へ向いた側においてその間に位置する中空体を通過方向へスライドさせ、したがってプレス装置1の2つのローラペアとその後段に支承されたクラッシュ装置3へ移送するような回転方向に、駆動可能である。
図1a、図1bにもっともよく示されるように、4つすべてのローラ1a、b、3a、bもウィング軸17も、ハウジングの2つの側壁の間に収容さており、かつそれらに対して支承されており、4つすべてのローラが駆動装置6によって共通に駆動され、その駆動装置が電気モータ6aと電気的な接続ボックス7を有し、その場合に駆動装置6全体が横プレート上に取り付けられており、その横プレートは2つの側壁に対して横方向に延びており、かつ両者と螺合されている。
駆動装置6は、歯車とチェーンドライブを介して4つすべてのローラ1a、b、3a、bもウィング軸17も、以下で言及される様々な角速度で、駆動する。
この目的のために、駆動装置6は側壁の外側近傍に位置するチェーンドライブを介して2つのプレスローラの一方を駆動し、そのプレスローラ自体はその上に相対回動不能に固定されたピニオンを介して他方のプレスローラ及び2つのクラッシュローラ3a、bも駆動し、一方で、他の側壁の外部で他のチェーンドライブを介してウィング軸17が、直接駆動されるプレスローラ1bによって、同様にチェーンドライブを介して駆動される。
さらに、この場合において2つのプレスローラ1a、bの軸間隔は、2つのクラッシュローラ3a、bのそれと同じであることが認識されるが、これは、本発明を実現するためには必ずしも必要ではない。
プレスローラペア及びクラッシュローラペアの2つの回転軸の間を結合する、互いに対して平行に延びる結合ラインの間の通過間隔21−図2aの軸方向に見て−は、プレスローラの直径とクラッシュローラの直径からなる平均値よりもほんの少し大きいだけである。
ここではっきりさせておくが、簡略化する理由から表示が2次元であることに基づいて、2つの回転軸の間の「結合ライン」と説明されるが、その場合にもちろんそれは幾何学的に、2つの回転軸によって定められる結合平面である。
好ましくは、2つのプレスローラ1a、b−少なくともその、後に説明する角度領域内−及び2つのクラッシュローラ3a、bは、軸方向に考えて鏡像状に形成されている。
図2a、図2bは、その場合にウィング軸17がそれぞれ他の回転位置で示されることによって、異なっている。
図2bにおいてウィング軸17は、ウィングの1つ17aの−軸方向に見て−自由に終了するウィングエッジ17a1がウィングカウンター面23に対してできる限り小さいウィング間隔24aをとる位置に来るような、回転位置にある。
それに対して図2bでは、ウィング軸17は、ウィング軸17とウィングスライド面23との間の自由な通路が最大となる位置で示されており、したがってできる限り大きいウィング間隔24bが示されている。
最小のウィング間隔と最大のウィング間隔24a、bのどちらが望まれるかに従って、回転軸17’に対するウィング17a、bの自由に終了するエッジ17a1、17b1の半径、したがってカッティングサークル、及びウィング軸17の回転軸17’とウィングスライド面23との間の軸間隔22が、定められなければならない。
この場合において、ウィング軸17を有する2つのウィング17a、bのみが同一に形成されて、ウィング軸17に取り付けられているので、回転軸17’に対するその自由な終端エッジの径方向間隔は、同一である。
図3a〜図3dは、−ここでもローラ1a、b、3a、b及び/又はウィング軸17の軸方向に視線方向を有するコンパクト化装置の断面表示において−、処理すべき中空体100.1a、100.1bの供給、圧縮及び打ち潰しの機能を示している。
図3aにおいては、まだ変形されていない、プラスチックビンの形式の大きい中空体100.1aが、供給装置20内にあって、その供給装置内でまだ変形されていない中空体100.1aはウィングスライド面23上に載置され、かつその上で−その最大の延び100’の方向において−下方へ滑り移動するので、その下方の端部はすでに2つのプレスローラ1a、bの1つに接触している。
見てわかるように、処理すべき最大の中空体100.1のこの中空体100.1aの最短の延び100”は、ウィング軸17とウィングスライド面23の間の最大可能なウィング間隔24bよりもだんだんと小さくなる。
ウィング17aの、回転方向を向いたフロント面は、ウィング軸17のセントラルボディ(これにウィングが螺合されている)とその自由な終端エッジ17a1(これは、図1bに示すように歯切り25を有することができる)との間の領域内で、ほぼ中央に曲がりを有しているので、自由な終端領域はセントラルボディのより近傍に位置する領域よりも、後方へ向かって、したがって回転方向を追うように、屈曲されている。このウィング17aのこの領域のフロント面が、まだ変形されていない容器100.1aの上側に添接する。
図3bに示すように、ウィング軸17がさらに回転した場合に、このウィング17aがまず、中空体100.1aをその最大の延び100’の方向の横方向11に、特にその最小の延び100”の方向に圧縮し、かつウィングスライド面23に対し、かつさらにプレス装置1の、したがってプレスローラペア1a、bの方向に押圧し、そのプレス装置の歯がそれと接触する中空体100.1aの端部を捕捉して、それらの間を、したがってプレススロット2を通して引っ張って、その場合に図3cに示すように、ほぼプレート形状の中空体100.2aに変形させる。
その場合にウィング軸17は、プレスローラ1a、bよりも何倍も大きい周速度を有している。
プレスローラ1a、bの間には、通常、図3b、図3cの視線方向に残る自由な間隔は存在せず、一方のプレスローラ1aの歯が他方のプレスローラ1bの歯の間へ嵌入するので、ほぼプレート形状に変形された中空体100.2aが、図3c1の拡大図で認識されるように、一方で通過方向10に波打ち、そして他方でもプレスローラ1a、bの軸方向1’aに波打つ。付加的にその歯4.1によって、プレート形状に変形された中空体100.2aの、このプレート形状の状態において互いに密に隣接する壁部分が部分的に切断されるが、制限された切断長さのみにわたってであり、したがって穴があけられている。
さらに引き通すことによって、プレート形状の中空体100.2aはだんだんとプレス装置1のプレススロット2から張り出し、したがって後続の2つのクラッシュローラ3a、bの間のクラッシュスロット5内へ張り出して、図3d及び図3d1の拡大図に示すように、その歯4.3によって捕捉される。
その場合にクラッシュスロット5は、−図3aに示すように−軸方向に見て、クラッシュローラ3a、bの外周面の間の間隔とすることができ、したがってクラッシュローラに歯がある場合に、その歯4.3のカッティングサークルの間の自由間隔、又はこの外周もしくはカッティングサークルは、図2a、図2b、図3a〜図3dに示すように、クラッシュされた中空体100.3の厚みよりもずっと小さい間隔で−互いに接触し、又はほぼ接触する。しかし歯4.3のカッティングサークルは、径方向に重なり合うこともできるので、図4bに示すように、歯4.3は周方向に交互に、隣接するクラッシュローラの歯4.3の間の隙間内へ潜り込む。
しかしクラッシュローラ3a、bの周速度は、プレスローラ1a、bの周速度よりもずっと小さいので、プレスローラ1a、bによってプレススロット2から押し出されたプレート形状の中空体100.2aは、プレスローラペア1a、bとクラッシュローラペア3a、bの間で回転方向10とは逆に圧縮されて、すでに圧縮されている中空体100.3aの−回転方向10に著しく短縮された−この長さでクラッシュローラ3a、bの間を通して案内され、それによって新たに、通過平面10’(4つの回転軸1’a、1’b、3’a、3’bに対して平行に位置する、回転方向10に延びる平面)に対して横方向に圧縮されて、打ち潰されて付加的に横方向11に圧縮された中空ボディ100.4aとなる。
特に図3d1の拡大図が示すように、プレート形状のワイパー9の互いに向き合う幅狭側、ワイパー面9’が、通過平面10’に対して横方向11に、ガイドスロット12を画成し、そのガイドスロットはこの領域内で、平らに圧縮された中空体100.2aの厚みを制限する。
しかし、ワイパー9は、通過方向10においてクラッシュローラ3a、bの外周面の前で間隔26をおいて終了しているので、この間隔26内ですでに打ち潰されている中空体100.3aの付加的な肥厚が可能であって、その後になってそれがクラッシュローラ3a、bによって捕捉されて、新たに横方向11において再び圧縮される。
図3c、図3dのこの断面表示において明らかなように、中空体100.4aのこの最終状態−その寸法はこれらの図の視線方向に図3b、図3c、図3dの3つすべての作業状況にわたって減少する−は、プレス装置1のみによって圧縮されたプレート形状の中空体100.2aに比較してずっと小さい体積を有し、通過方向におけるその長さは、中空体100.1aの最大の延び100’にほぼ相当する。
図3bにおいては、コンパクト化装置によってまだ処理されていない最大の大きさの中空体100.1aの隣にさらに、装置によってさらに処理すべき、飲料容器の形式の最小の容器100.1bも示されている。
打ち潰し作用を最適にするために、処理すべき中空体100.1がそれぞれその最大の延び100’の方向に引き込まれて、装置を通して通過方向10に案内されることが、保証されなければならない。
この理由から、プレスローラ1a、1bの、図5aに示す軸方向の作用領域1.1の幅は、処理用に定められた最小の、したがって特に最短の容器100.1bのもっとも長い延び100’よりも小さく選択されており、したがって容器も必然的にその最大の延び100’の方向で装置へ供給されなければならない。
さらに、図3bにおいて認識されるように、図2aに示す最小のウィング間隔24aは、処理すべきこの最小の容器100.1bの最小の延び100”よりも小さく、したがってこの種の容器においても、まだウィング17aは容器100.1bを捕捉して、プレス装置1の方向へさらにスライドさせ、その場合にそれを好ましくはその横方向に、したがってその最小の延び100”の方向に、圧縮する。というのは、まさにこの圧縮が、充分な移送作用に必要な抵抗を、回転するウィング17a、bにもたらすからである。
それにもかかわらずウィング17a、bは、自由端部へ向かう方向のその推移において増大する柔軟性を有することができる。
この場合においてこれは、セントラルボディにおけるその固定箇所から逆方向に、径方向に張り出すプレート形状のウィング17a、bの材厚が変化しないにもかかわらず得られ、それは、ウィング17a、bがセントラルボディにおけるその固定箇所からその前方の自由な終端エッジ17a1、17b1へ張り出す、たとえばウィング17bの裏側が、ほぼ中央の領域内で、特に他方のウィング17aの後方の終端エッジ17a2によって、支持されることによるものであって、その場合に好ましくは周面にわたって2つのウィング17a、bのみが分配して設けられている。
この目的のために、プレート形状のウィング17a、bの終端領域は、回転軸17’の視線方向に2回同じ方向に屈曲されており、そのウィングは、2つの屈曲部の間の中央領域内でウィング軸17のセントラルボディと螺合されており、その場合にウィング17a、bの形状と寸法は、各ウィング17a、bの後方の自由な終端エッジ17a2、17b2が他のウィング17b、aの前方の領域の裏側を、ベースボディにおけるその螺合部とその自由な前方の終端エッジとの間で、好ましくはその前方の屈曲部の裏側で、支持するように、選択されている。
図7aは、図7bの部分拡大図と共に、コンパクト化装置のずっと簡単な構成の第2の組立て形状を示している。
第1の組立て形状とは異なり、このプレス装置1は唯一のプレスローラ1aのみからなり、そのプレスローラが中空体100.1aをこのプレスローラ1aと、その周面に対して距離をおいて延びるプレス案内面2’との間でプレススロット2を通して引き込み、その場合にプレス案内面2’は、好ましくは前段に配置されている供給装置20のウィングスライド面23の延長である。
クラッシュ装置3も、ずっと簡単に構成されている。
クラッシュ装置は、プレートの形状のストッパ13のみからなり、そのプレートがプレス装置1から押し出された、平たく圧縮された中空体100.2aの移動路内へ横方向に張り出して、それを潰して、潰された中空体100.3aとする。
プレススロット2から押し出される材料の増大を考慮するために、このプレート形状のストッパ13はプレススロット2を通る通過方向から離れて揺動可能に軸承されており、ばね15によってプレス装置1の方向に付勢されている。したがってこのクラッシュ装置3は実質的に、プレス装置1から押し出される平たく圧縮された中空体100.2aのための制動装置16である。
それによって中空体は通過方向10とは逆に圧縮されるが、かるく側方に逸れることができ、したがってプレススロット2の下流にガイドスロット12が連続し、このガイドスロットはプレスローラ1aのワイパー9のワイパー面9’とクラッシュ案内面5’とによって形成されており、そのクラッシュ案内面は通過方向10においてプレス案内面2’の延長上でプレスローラ1aの領域を越えて存在している。
それにもかかわらず両者は、プレート形状のストッパ13の前で距離をおいて終了している。
しかし特に、−第1の組立て形状とは異なり−打ち潰し後に打ち潰された中空体100.3aは、通過方向10に対して横方向11においてはそれ以上圧縮されない。
したがって図示される装置の第1の組立て形状とはコンパクト化成果がかなり異なり、かつ機能に問題がないわけではないが、著しく簡略化された装置が得られる。
図2と図3の第1の組立て形状と図7aの第2の組立て形状の間の折衷案が、図8に示す第3の組立て形状である。
その場合にプレス装置1は、図7a、図7bに示す第2の実施形態におけるのと同じように構成されているが、違いがあって、唯一設けられているプレスローラ1aは、直接プレス案内面2’まで達するか、又は構成部分内、ここではプレート(その外側面がプレス案内面2’となる)内の、通過方向10に延びるしかるべき溝内へ入り込み、それによってこのプレスローラ1aの歯4.1による中空体100.1aの壁の切断がもたらされる。
クラッシュ装置3は、図7a、図7bのそれとは異なり、プレート形状のストッパ13はもたず、第1の組立て形状のクラッシュローラ3aと同様の回転するクラッシュローラ3aを有し、そのクラッシュローラは通過方向においてプレスローラ1a及びそれに対して距離をおいて対向するクラッシュ案内面5’の後方に配置されており、それらの間にクラッシュスロット5が形成されている。
クラッシュ案内面5’は、プレス案内面2’の延長である。
したがって図8の組立て形状は、図2a、図2b、図3a〜図3cに示す第1の組立て形状のクラッシュスロット5とプレススロット2の左半分とみることができ、その場合に右半分は、好ましくは段差なしで互いに移行する、プレス案内面2’と連続するクラッシュ案内面5’に代わっている。
したがってこの組立て形状においては、クラッシュ装置3のこの組立て形状によって、打ち潰された中空体100.3aがさらにもう一度通過方向10に対して横方向に圧縮されて、打ち潰されて圧縮された中空体100.4aとなり、それによってさらにコンパクト化される、という利点が得られる。
図4a、図4b、図5a、図5bはプレスローラ1aとクラッシュローラ3aをそれぞれ側面図と正面図で示し、図6においてはそれを互いに組み合わせた状態が示されている。
図5aは側面図で、したがって図示されるプレスローラ1aの回転軸1’aに対して横方向に、まず中央の作用領域1.1を示し、その作用領域内に周方向に歯4.1を有する歯リング領域14がプレスローラ1aの軸方向1’aにリング溝8と交互に配置され、そのリング溝の溝底は、プレスローラ1aのベース直径18よりも小さい直径を有し、そのベース直径から歯4.1aが外側へ張り出している。その場合に溝8は、軸方向において好ましくは歯4.1よりも幅広である。
作用領域1.1の前側に続いて、軸受ピン1.2が軸方向に張り出しているのが認識でき、その軸受ピンによってプレスローラ1aが、図1a、図1bにおいて認識できるように、2つの側壁に軸承されている。
さらに、軸受ピン1.2の1つのものの前側に突出部が続いており、その突出部が周面に多歯プロフィール1.3を有し、その多歯プロフィールがこのプレスローラ1aのチェーンドライブ用のピニオンを滑らせて載せ、かつ固定するために用いられる。
図5aの右に示唆されるように、第2のプレスローラ1bは、第1のプレスローラに対するその歯リング領域14及びその溝8の配置に関して、その歯4.1が第1のプレスローラ1aの溝8内へ径方向に嵌入し、かつその逆になるように、配置されており、その場合に好ましくは一方のプレスローラ1bの歯4.1が径方向にもはや他方のプレスローラ1bの歯リング領域14の間のベース直径18までは入り込まず、それが図5b内の互いに噛み合った2つのプレスローラ1aと1bの正面図でもっともよく認識される。
ベース直径18は、図5aにおいて、軸方向のそれぞれ最後の歯リング領域14の前側外部に設けられており、かつ示されている。
処理すべき中空体100.1a/bを良好に捕捉して引き込むために、周面にわたって好ましくは均一に分配して配置された歯4.1は、それぞれ径方向外側の自由端部が先行するフロント側面4.1aを有し、それによって歯4.1のフック形状の前方の終端領域が形成され、そのシャープな径方向外側のエッジが、容器100.1の壁材料内へ嵌入して、切り込むことができる。
図5bに示すように、歯リング領域14の周方向に隣り合う歯4.1aの間の、回転軸1’aの方向に見た切り込みは、ほぼU字状に形成されており、その場合にその側面からその底への移行部は著しく面取りされており、かつこの凹部の回転方向前方を向いたフロント側面4.1aは、その後ろ側のエッジ、次の歯4.1のフロント側面4.1aよりもフラットに延びている。
この切り込みは、しばしばそれぞれのプレスローラ1a、bの軸方向1’aを中心に螺旋形状に延びているので、中空体は軸方向に隣接する2つの歯4.1によって同時にではなく、時間的に間隔をおいて相前後して嵌入され、それがプレスローラ1a、bへの負荷を減少させる。
したがって径方向の歯の高さは、
−ベース直径18に関しては、プレスローラ1aの全直径19とベース直径18の間の差の半分に相当し、かつ/又は
−リング溝8の溝底に関しては、溝底の直径とプレスローラ1aの全直径19との間の差の半分に相当する。
それに対して図4a、図4bにおいては、クラッシュローラ3aが側面図で、そして2つのクラッシュローラ3a、bが互いに歯合して、したがってその協働状態において正面図で示されており、その正面図からはプレスローラ1aに対する形状の差が明らかになる。
まず共通に、軸方向に延びる作用領域3.1の前側にそれぞれ中央に張り出す軸受ピン3.2が延びており、かつ一方の軸受ピンを越えてさらに突出部が延びており、その突出部上にまた多数プロフィール3.3が設けられている。
図4bからはまず、歯4.3の軸方向に認識可能な傾斜−これらの歯はクラッシュローラ3aにおいても周面にわたって、かつ軸方向に分配して配置されている−は、回転方向とは逆であることが明らかであって、プレスローラ1a、bにおいては歯4.1の傾斜は、回転方向に向けられている。
これが、クラッシュスロット5内へ到着するプレート形状の中空体100.2のための意図的な打ち潰し作用又は制動作用を改良する。
さらに、クラッシュローラ3a、3bにおいて歯リング領域14の間で軸方向に存在する、個々の歯4.3の間の間隔8’は、径方向下方へ向かって歯の底まで達しておらず、したがって周方向に隣接する2つの歯4.3の間で軸方向1’aに延びる溝は、軸方向につながっており、その溝底には、周方向に延びる溝は存在しないことが、認識できる。
さらに、軸方向において、歯リング領域14の延びは、軸方向に隣り合う歯4.3の間の間隔8’の軸方向の延びよりもずっと大きい。
したがって平行な軸3’a、3’bを中心に隣接して回転する2つのプレスローラ3a、bは、それらが−図4bにおいて認識できるように−その相互の回転位置において次のように、すなわちクラッシュスロット5内で、一方のプレスローラ3aの軸方向に隣接する歯4.3が、隣接するクラッシュローラ3bの周方向に隣接する2つの歯4.3の間に入り込むが、この他方のプレスローラ3bのベース直径18には達せず、かつその逆であるように、位置決めされていることによってのみ、互いに歯合することができる。
径方向においても周方向においても、相互の間隔は、その間を通して案内される、すでに平たく圧縮された容器100.2の材料を収容するために必要であって、それは図5a、図5bに示すプレスローラとは異なり、それにおいては隣り合う歯4.1の間の軸方向のあそびは、容器100.2の壁材料の切断をもたらすために、必ずしも必要ではなく、あるいは特に回避すべきである。
他の好ましい解決は、2つのクラッシュローラ3a、bの歯4.3のカッティングサークルの間に、クラッシュスロット5として自由な通路が残されることにある。
図6は、隣接するクラッシュローラ3aに対するプレスローラ1aの配置を、図5a、図4aと同様の側面図で示している。
その場合にしっかりと取り付けられたプレート形状のワイパー9が記入されており、そのワイパーはその主要平面をもって回転方向1’aに対して垂直に延びており、かつプレスローラ1aの溝8の各々の中へ入り込み、かつその適切な底のできる限り近くに達し、それによって場合によってはそこに付着している中空体の材料は、プレスローラ1aが回転する場合にそのプレスローラによって除去される。
その下に示されるクラッシュローラ3aについて、2つの異なる可能性が並べて示されている。
左の領域内では、このクラッシュローラ3aの歯4.3の間の間隔8’は、回転方向3’aにおいて、プレスローラ1aの歯4.1の間の間隔よりも小さく、かつ軸方向においてそれと関連もしない。
したがってワイパー9は、クラッシュローラ3aの歯4.3の外周の前で終了しており、その場合にワイパーは図6の視線方向においてこの図の後方で、さらに回転方向3’aの方向に続いている。
それに対して右半分においては、プレスローラ1aの溝8は軸方向においてクラッシュローラ3aの間隔8’と整合しているので、ワイパー9の2つの終端領域は、一方で溝8内へ、他方では間隔8’内へ径方向に、もちろん通過平面10’(これに沿ってそれぞれ平たく圧縮された中空体が移動する)に対して離隔して、入り込む。
特に、側面図において斜めの側面を有する、歯4.3の間の間隔8’の間隔底は、軸方向に充分に広く、それによってワイパー9はこの間隔底の近傍まで達することができる。
1 プレス装置
1a、b プレスローラ
1’a、1’b 回転軸
1.1 作用領域
1.2 軸受ピン
1.3 多歯プロフィール
2 プレススロット
2’ プレス案内面
3 クラッシュ装置
3a、b クラッシュローラ
3’a、3’b 回転軸
3.1 作用領域
3.2 軸受ピン
4、4.1、4.3 歯
4a フロント側面
4b 外側エッジ
4c 丸み、面取り
5 クラッシュスロット
5’ クラッシュ案内面
6 駆動装置
6a モータ
7 制御
8 周溝
8’ 間隔
9 ワイパー
10 通過方向
10’ 通過平面
11 横方向
12 ガイドスロット
13 ストッパ
14 歯リング領域
15 ばね
16 制動装置
17 ウィング軸
17’ 回転軸
17a、b ウィング
17a1、17b1 前方の自由な終端エッジ
17a2、17b2 後方の自由な終端エッジ
18 ベース直径
19 全直径
20 供給装置
21 通過間隔
22 軸間隔
23 ウィングカウンター部材、ウィングスライド面
24a 最小のウィング間隔
24b 最大のウィング間隔
25 歯切り
26 間隔
100.1 (変形されていない)中空体
100.2 平たく圧縮された、プレート形状の中空体
100.3 打ち潰された中空体
100.4 打ち潰されて、その後再度平たく圧縮された中空体
100’ 最大の延び
100” 最小の延び

Claims (28)

  1. 中空体(100.1)、たとえばプラスチックからなるビン又はたとえば金属からなる容器、をコンパクト化する装置であって、
    a)中空体(100.1)を平たく圧縮するとともに、場合によっては穴をあけて平らな板形状の中空体(100.2)とするためのプレス装置(1)を備え
    前記プレス装置(1)が、
    中空体(100.1)を捕捉して、プレスローラ(1a)とプレスカウンター部材(1b)との間に形成されたプレススロット(2)を通して通過方向(10)に引っ張ることにより平たく圧縮することを行う、回転駆動可能な少なくとも1つの第1のプレスローラ(1a)を有し、
    前記プレスカウンター部材(1b)が、
    プレス案内面(2’)を有するか、又は、
    第2の回転可能なプレスローラ(1b)であって、第1の回転可能なプレスローラ(1a)とともに歯(4)を複数の軸方向にオフセットされた歯リング領域(14)中に有し、かつ、前記第1のプレスローラ(1a)の前記歯(4)が、軸方向にオフセットされて第2のプレスローラ(1b)の歯リング領域(14)の同士の間の半径方向に貫通するもの、を有し、
    b)記プレス装置(1)の前記通過方向(10)下流に、前記平らな板形状の中空体(100.2)を、前記通過方向(10)を横切るように延びる前記平らな板形状の中空体(100.2)の主平面に沿った一方向に破砕するクラッシュ装置(3)が配置され、
    前記クラッシュ装置(3)は、前記平らな板形状の中空体(100.2)を捕捉して、前記クラッシュローラ(3a)とそれに対向するクラッシュ要素(3b)との間に形成されたクラッシュスロット(5)を通して、前記通過方向(10)に引っ張るために回転駆動可能な少なくとも一つのクラッシュローラ(3a)を備える、ことを特徴とする、中空体をコンパクト化する装置。
  2. −前記装置が、前記プレス装置(1)又は前記クラッシュ装置(3)を駆動するための少なくとも1つの駆動装置(6)を有し、かつ
    −前記少なくとも1つの駆動装置(6)を制御するための少なくとも1つの制御装置を有している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置
  3. レス案内面(2’)は、固定されたプレス案内面(2‘)であり、又は、
    2の回転可能なプレスローラ(1b)は、前記第1のプレスローラ(1a)に対して逆方向に回転駆動可能なプレスローラ(1b)である、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の装置。
  4. −前記プレススロット(2)が、通過方向(10)に見て、もっとも広い箇所がもっとも狭い箇所よりも最大で20%幅広となるような一様の幅を有しており

    −前記プレスローラ(1a、1b)の回転軸(1’a、1’b)が互いに対して平行に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の装置
  5. 前記クラッシュカウンター部材(3b)が、
    −固定の、クラッシュ案内面(5’)を有するか、
    −又は、前記第1のクラッシュローラ(3a)に対して逆方向に回転駆動可能な、第2の回転可能なクラッシュローラ(3b)を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の装置。
  6. −クラッシュスロット(5)が、前記プレスローラ(1a、b)の間を通して前記通過方向(10)に移動された平たく圧縮された板形状の中空体(100.2)が強制的に前記クラッシュスロット(5)内へ到達して、少なくとも1つの回転する前記クラッシュローラ(3a)によって捕捉されるように、前記通過方向に配置されるか、位置決めされており、
    記少なくとも1つクラッシュローラ(3a、b)を、前記2つのプレスローラ(1a、b)の周速度よりも小さい周速度で駆動することができる、少なくとも1つの駆動装置(6)が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記クラッシュローラは、第1のクラッシュローラ(3a)と第2のクラッシュローラ(3b)を含み、
    前記第1のクラッシュローラ(3a)の回転軸(3’a)、前記第2のクラッシュローラ(3b)の回転軸(3’b)、前記プレスローラ(1a、b)の回転軸(1’a、1’b)に対してほぼ平行か、又は直角で配置されている、ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記ローラ(1a、b、3a、b)がその回転軸(1’a、1’b、3a、3’b)の方向中央の領域内に設けられた作用領域(1.1、3.1)と、前記作用領域を越えて軸方向に張り出す軸受ピン(1.2、3.2)を有し、記作用領域(1.1、3.1)は、その軸方向の長さが、処理対象の最も小さい中空体(100.1b)最大寸法(100‘)より小さい、ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の装置。
  9. なくとも1つの前記クラッシュローラ(3a、b)は、その作用領域(1.1、3.1)周面にわたって分散配置された当該ローラのベース直径(18)を越えて径方向に張り出す歯(4)を有している
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の装置
  10. 前記プレス装置(1)と前記クラッシュ装置(3)の間の、前記プレススロット(2)と前記クラッシュスロット(5)のそれぞれもっとも狭い箇所の間の通過距離が、
    −処理対象の最も小さい中空体(100.2b)であって平たく圧縮されたものの前記通過方向(10)長さ(100’)より、とりわけも小さい中空体(100.1b)の変形前の長手方向における最大の長さ(100’)よりも短く、

    少なくとも、処理対象の中空体であって、前記通過方向(10)に最大の寸法を持つ中空体を処理するときに、破砕された中空体(100.3a)が合成素材である場合に、その曲げ箇所に曲げ箇所の10%を上回る応力白化が生じるほど強く破砕しない程度に十分大きい
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の装置
  11. なくとも1つの前記プレスローラ(1a、b)の前記歯(4.1)が、その軸方向(1’a、1’b)に見て、回転方向を向いたフロント側面(4.1a)を有し、前記フロント側面が軸方向(1’a、1’b)に対して径方向に立ち上がり、又はその外側の自由端部が内側の端部に対して回転方向においてずっと前に位置している、ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の装置。
  12. −少なくとも1つの前記クラッシュローラ(3a、b)の前記歯(4.3)が、周方向に見て、その外側エッジ(4b)からその側方の側面への移行部に丸みもしくは面取り(4c)を有し、
    −又は、場合によって前記歯リング領域(14.1、14.3)の間に設けられた周溝(8)が、周方向に見て、その溝底からその側方の溝側面への移行部に丸みもしくは面取り(4c)を有している、
    ことを特徴とする請求項に記載の装置。
  13. なくとも1つの前記プレスローラ(1a)の前記歯(4.1)が、処理するために設けられている中空体(100.1)の材厚に従って、前記他のプレスローラ(1b)に対して、次のように、すなわち前記プレス装置(1)を通して案内される場合に、前記中空体(100.2)の少なくとも1つの壁が、前記歯(4.1)によって貫通され、切断されるように、寸法決めされ、かつ位置決めされている、ことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の装置
  14. −前記歯リング領域(14)の間の軸方向の間隔内、前記周溝(8)内へ、ワイパー(9)のワイパー面(9’)が、前記ローラのベースボディの周面に対してほぼ接線状に、かつ通過方向(10)とは逆に、張り出し、
    −前記少なくとも1つのプレスローラ(1a)の前記ワイパー(9)が、前記クラッシュ装置(3)の、前記少なくとも1つのクラッシュローラ(3a)の周面のできる限り近傍まで達し、かつ前記少なくとも1つのクラッシュローラ(3a)の前記歯リング領域(14)の間の軸方向の間隔内へ達する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の装置。
  15. 前記軸方向に離隔したワイパー(9)の前記ワイパー面(9’)と、場合によっては対向するクラッシュ案内面(5’)とによって画成されるガイドスロット(12)が通過方向(10)に−軸方向に見て−拡幅している、ことを特徴とする請求項14に記載の装置
  16. 通過方向(10)において前記プレス装置(1)の上流で、回転駆動可能なウィング軸(17)の回転軸(17’)が、前記プレススロット(2)に対し、かつウィングカウンター部材(23)、供給スライド面(18)に対して、ほぼ平行に配置されており、そのウィング(17a、17b)は、その自由端部が回転方向に後を追うように湾曲されるか、又は前記回転軸(17’)の方向に見て後方端部が湾曲した多角形状に形成されている、ことを特徴とする請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の装置。
  17. 前記ウィング軸(17)が、前記プレススロット(2)に対し、かつ前記ウィングカウンター部材(23)に対して次のような、すなわち前記ウィング軸(17)をしかるべき回転方向に駆動する場合に、前記ウィング(17a、17b)が、前記ウィングカウンター部材(18)上に載置される中空体(100.1)をプレススロット(2)の方向へ押圧するような、軸間隔(22)で配置されている、ことを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. −ウィング(17a、17b)の前記自由端部と前記ウィングカウンター(23)との間の最小ウィング間隔が最も薄い又は最も寸法が小さい処理対象の中空体(100.1b)の最小長さ(100”)よりも小さく、

    −前記ウィング軸(17)と前記ウィングカウンター部材(23)の間が取りうる最大ウィング間隔(24)が、最も厚い又は最も大きい処理対象の中空体(100.1a)最大の寸法(100’)よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項16又は請求項17記載の装置。
  19. −前記ウィング(17a、17b)が前記ウィング軸(17)の軸方向において、前記少なくとも1つのプレスローラ(1a)の前記作用領域(1.1)の長さの少なくとも60%にわたって延びており、

    −前記ウィング(17a、17b)の前記自由な終端エッジが歯切り(25)を有し、

    −前記ウィング(17a、17b)がそのメイン平面に対して横方向に延びる自由端部へ向かって、減少する曲げ剛性を有しており、
    かつ
    −各ウィング(17a、17b)が軸方向に見て、その径方向に延びる方向において中心領域内で、回転方向に対して逆方向に、したがってその後ろ側で、その後ろ側に添接する、他のウィング(17b、17a)の後方の自由端部によって、支持されている、
    ことを特徴とする請求項16から請求項18のいずれか1項に記載の装置
  20. 前記クラッシュ装置(3)が、通過方向(10)に対して横方向に、前記平たく圧縮された形状の中空体(100.2)の移動路内に配置されている、ストッパ(13)を有している、ことを特徴とする請求項1から請求項19のいずれか1項に記載の装置。
  21. 前記ストッパ(13)が、
    −通過方向(10)に対して横方向に、前記平たく圧縮された形状の中空体(100.2)の移動路から出るように移動可能であり、制御されて移動可能であって、
    −前記ストッパ(13)が、通過方向とは逆に、ばね(15)もしくは制動装置(16)によって力を供給され、
    又は
    −前記ストッパ(13)が、通過方向(10)に移動可能、制御されて移動可能に、形成されている、
    ことを特徴とする請求項20に記載の装置。
  22. 変形されていない中空体、たとえばプラスチックからなるビン又はたとえば金属からなる容器、を、コンパクト化する方法であって、
    −前記変形されていない中空体(100.1)を、平たく圧縮することによって、平たいほぼ板形状に圧縮された中空体(100.2)とし、
    前記変形されていない中空体(100.1)を平たく圧縮することは、前記変形されていない中空体(100.1)を、少なくとも一つの回転駆動可能な第1のプレスローラ(1a)とプレスカウンター部材(1b)との間のプレススロット(2)に引っ張ることにより行われ、
    前記プレスカウンター部材(1b)が、
    プレス案内面(2’)を有するか、又は、
    第2の回転可能なプレスローラ(1b)であって、第1の回転可能なプレスローラ(1a)とともに歯(4)を複数の軸方向にオフセットされた歯リング領域(14)中に有し、かつ、前記第1のプレスローラ(1a)の前記歯(4)が、軸方向にオフセットされて第2のプレスローラ(1b)の歯リング領域(14)の同士の間の半径方向に貫通するもの、を有し、
    平たく圧縮された、ほぼ板形状の前記中空体(100.2)が、通過方向(10)を横切るように伸びる平らな板形状の前記中空体(100.2)の主平面に沿った一方向、すなわち平たく圧縮された前記中空体(100.2)の最大寸法の方向に破砕され、
    平たく圧縮されてほぼ板形状の前記中空体(100.2)が、前記プレススロット(2)の下流に配置され、前記クラッシュローラ(3a)とそれに対向するクラッシュ要素(3b)との間に形成されたクラッシュスロット(5)に引っ張ることにより破砕が行われる、
    ことを特徴とする、未変形の中空体をコンパクト化する方法。
  23. −前記平たく圧縮された中空体(100.2)の打ち潰しが少なくとも、まだ前記中空体(100.1)が平たく圧縮され終わる前に、開始され、
    かつ
    −前記平たく圧縮された中空体(100.2)の打ち潰しが遅くとも、前記中空体(100)が平たく圧縮され終わる時には、終了される、
    ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 打ち潰しが、前記平たく圧縮された中空体(100.2)の、通過方向(10)における前方の端部を、前記プレススロット(2)を通るその通過速度に対して制動することによって実施され、
    −前記プレススロット(2)の下流で前記平たく圧縮された中空体(100.2)を、スリップなしで、クラッシュスロット(5)を通して引っ張ることによって、実施される、
    ことを特徴とする請求項22又は請求項23に記載の方法。
  25. 前記処理すべき中空体(100.1)が、その長手方向の最大寸法(100’)の方向において前記プレススロット(2)へ供給される、ことを特徴とする請求項22から請求項24のいずれか1項に記載の方法。
  26. たく圧縮された形状の前記中空体(100.2)が、前記クラッシュスロット(5)へ、前記平らな板形状の中空体(100.2)の前記主平面に沿った一方向にとりわけ初期状態における前記中空体(100)の長手方向の最大長さ(100’)の方向に供給される、ことを特徴とする請求項22から請求項25のいずれか1項に記載の方法。
  27. −前記クラッシュスロット(5)を通る通過速度が、前記プレススロット(2)を通る通過速度の半分未満であるように、装置が駆動され、
    −前記装置の駆動において、前記少なくとも1つのクラッシュローラ(3a)の周速度が、前記少なくとも1つのプレスローラ(1a)の周速度の半分未満である、
    ことを特徴とする請求項22から請求項26のいずれか1項に記載の方法。
  28. −平たく圧縮する前の前記中空体(100.1)が、ウィング軸(17)の前記ウィング(17a、17b)によって、近づくように移送され、かつ
    −前記ウィング軸(17)の前記ウィング(17a、b)の周速度が、前記プレススロット(2)を通る通過速度の、または、前記少なくとも1つのプレスローラ(1a)の周速度の、少なくとも2倍となるように、装置が制御される、
    ことを特徴とする請求項22から請求項27のいずれか1項に記載の方法。
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