JP6918044B2 - ロボット制御装置及びロボット制御方法 - Google Patents

ロボット制御装置及びロボット制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、設備を監視するロボットを制御するためのロボット制御装置、ロボット制御方法及びロボット制御システムに関する。
従来、無人の建物に配置されたサーバ等の設備を、ネットワーク等を介して遠隔で利用可能にするサービスがある。このような建物には人間が常駐していないため、設備の異常を検知するための何らかの手段が必要になる。特許文献1には、建物内を巡回しているロボットがセンサによって火災の発生や不審者の侵入等の異常を検知し、異常を検知した場合に警備員に報知するとともにカメラによる撮像画像をディスプレイに表示させるシステムが開示されている。
特開平8−124066号公報
異常が発生しているか否かを判定するために必要な情報は、設備ごとに異なる場合がある。例えば、ある設備では温度が上昇すると異常が発生している可能性があり、別の設備では異音がすると異常が発生している可能性がある。特許文献1に記載されたシステムにおいて、ロボットは巡回経路上でセンサによって常に特定の情報を取得し、異常を検知する。そのため、特許文献1に記載されたシステムは、監視対象の設備ごとに異なる情報を測定することはできない。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ロボットが設備を監視するシステムにおいて、ロボットが監視対象の設備ごとに異なる情報を測定できるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様のロボット制御装置は、監視対象の設備を示す設備情報と、前記設備の位置と、前記設備を監視するロボットに測定させる内容を示す測定対象情報とを関連付けて記憶する記憶部と、前記設備の位置に前記ロボットを移動させるための移動情報と、前記測定対象情報とを含む測定指示を、前記ロボットへ送信する測定指示送信部と、前記測定指示送信部が前記測定指示を送信した前記ロボットから、前記測定対象情報に対応する測定結果を受信する測定結果受信部と、前記設備情報と前記測定結果とを関連付けて出力する出力部と、を有する。
前記記憶部は、前記設備情報と、前記設備の正常状態を示す正常状態情報とを関連付けてさらに記憶し、前記ロボット制御装置は、前記正常状態情報及び前記測定結果に基づいて、前記設備が正常状態であるか否かを判定する判定部をさらに有し、前記出力部は、前記判定部による前記設備が正常状態であるか否かの判定結果を、前記設備情報と関連付けて出力してもよい。
前記測定指示送信部は、前記設備が正常状態でないと前記判定部が判定した場合に、前記ロボットに前記設備を繰り返し測定させる継続測定指示を、前記ロボットへ送信し、前記測定結果受信部は、前記測定指示送信部が前記継続測定指示を送信した前記ロボットから前記測定結果を繰り返し受信してもよい。
前記測定結果受信部は、前記設備を撮像した撮像画像を、前記測定結果として受信して前記記憶部に記憶させ、前記判定部は、過去に前記記憶部に記憶された前記撮像画像と、前記測定結果受信部が受信した前記撮像画像とを比較することによって、前記設備又は前記設備の周囲の環境が変化しているか否かを判定してもよい。
前記出力部は、前記設備が正常状態でないと前記判定部が判定した時を基準として所定期間内に前記ロボットが測定した前記測定結果を、前記設備情報と関連付けて出力してもよい。
前記ロボット制御装置は、前記正常状態情報を設定するための入力情報を受け付け、前記入力情報に従って前記記憶部に記憶されている前記正常状態情報を設定する設定部をさらに有してもよい。
前記ロボット制御装置は、監視対象の前記設備、前記設備の位置及び前記測定対象情報のうち少なくとも1つを設定するための入力情報を受け付け、前記入力情報に従って前記設備情報、前記設備の位置及び前記測定対象情報のうち少なくとも1つを前記記憶部に記憶させる設定部をさらに有してもよい。
前記測定指示送信部は、前記ロボットが配置されている建物が解錠された場合に、前記ロボットの移動を停止させる停止指示を、前記ロボットへ送信してもよい。
前記記憶部は、所定の場所と、前記場所に対して前記ロボットに測定させる内容を示す前記測定対象情報とを関連付けてさらに記憶し、前記測定指示送信部は、前記場所に前記ロボットを移動させるための前記移動情報と、前記測定対象情報とを含む測定指示を、前記ロボットへ送信してもよい。
本発明の第2の態様のロボット制御方法は、プロセッサが実行する、監視対象の設備を示す設備情報と、前記設備の位置と、前記設備を監視するロボットに測定させる内容を示す測定対象情報とを関連付けて記憶する記憶部から、前記設備情報と、前記設備の位置と、前記測定対象情報とを取得するステップと、前記設備の位置に前記ロボットを移動させるための移動情報と、前記測定対象情報とを含む測定指示を、前記ロボットへ送信するステップと、前記送信するステップが前記測定指示を送信した前記ロボットから、前記測定対象情報に対応する測定結果を受信するステップと、前記設備情報と前記測定結果とを関連付けて出力するステップと、を有する。
本発明の第3の態様のロボット制御システムは、ロボットと、前記ロボットと通信可能なロボット制御装置とを備え、前記ロボットは、監視対象の設備を示す設備情報と、前記設備の位置と、前記設備に対して測定する内容を示す測定対象情報と、巡回対象のルートとを関連付けて記憶する記憶部と、前記ルートを巡回している間に、前記設備の位置で前記設備に対して前記測定対象情報が示す内容を測定する測定部と、前記測定対象情報に対応する測定結果を、前記設備情報と関連付けて前記ロボット制御装置へ送信する送信部と、を有し、前記ロボット制御装置は、前記測定結果及び前記設備情報を、前記ロボットから受信する測定結果受信部と、前記設備情報と前記測定結果とを関連付けて出力する出力部と、を有する。
前記ロボット制御装置は、監視対象の前記設備、前記設備の位置、前記測定対象情報及び前記ルートのうち少なくとも1つを設定するための入力情報を受け付け、前記入力情報に従って前記設備情報、前記設備の位置、前記測定対象情報及び前記ルートのうち少なくとも1つを前記ロボットへ送信する設定部をさらに有し、前記ロボットは、前記ロボット制御装置から前記設備情報、前記設備の位置、前記測定対象情報及び前記ルートのうち少なくとも1つを受信し、前記記憶部に記憶させる受信部をさらに有してもよい。
本発明によれば、ロボットが設備を監視するシステムにおいて、ロボットが監視対象の設備ごとに異なる情報を測定できるという効果を奏する。
実施形態に係るロボット制御システムの模式図である。 実施形態に係るロボット制御システムのブロック図である。 監視対象情報設定画面を表示している管理端末の正面図である。 監視対象情報記憶部に記憶された監視対象情報の模式図である。 測定指示生成部が生成する測定指示の模式図である。 判定部が設備又は設備の周囲の環境が変化しているか否かを判定する処理の模式図である。 測定結果画面及び異常検知画面を表示している管理端末の正面図である。 実施形態に係るロボット制御システムが実行するロボット制御方法のシーケンス図である。 変形例に係るロボット制御システムのブロック図である。
[ロボット制御システムSの概要]
図1は、本実施形態に係るロボット制御システムSの模式図である。ロボット制御システムSは、ロボット制御装置1と、ロボット2と、管理端末3とを含む。ロボット制御システムSは、その他のサーバ、端末等の機器を含んでもよい。
ロボット制御装置1は、管理端末3から監視対象の設備Eに関する設定を受け付け、設備Eに関する情報をロボットに測定させるための測定指示を送信し、ロボットから受信した測定結果を出力するコンピュータである。例えば設備Eは、建物内に配置されている、サーバ等のコンピュータや、ルータ等のネットワーク機器である。ロボット制御装置1は、インターネット、ローカルエリアネットワーク等のネットワークを介して、ロボット2及び管理端末3と通信可能である。
ロボット2は、ロボット制御装置1から受信した測定指示に従って設備Eの近傍に移動してから情報を測定し、測定結果をロボット制御装置1へ送信する可動装置である。ロボット2は、空中を飛行可能な無人飛行装置(ドローン)であってもよい。
管理端末3は、ユーザの操作を受け付けるとともに、様々な情報を表示する通信端末である。ユーザは、例えばロボット制御システムSの管理者又はオペレータである。例えば管理端末3は、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末、又はパーソナルコンピュータである。管理端末3は、所定の撮像範囲を撮像する撮像部(カメラ)と、ユーザによる操作を受け付け可能なタッチパネル等の操作部と、情報を表示可能な液晶ディスプレイ等の表示部とを有する。
本実施形態に係るロボット制御システムSがロボットを制御する処理の概要を以下に説明する。まずユーザは、管理端末3を操作して、監視対象情報をロボット制御装置1に設定する(a)。監視対象情報は、監視対象の設備Eの位置と、ロボット2に測定させる内容(温度、音、風量等)を示す測定対象情報とを含む。
ロボット制御装置1は、ユーザによって設定された監視対象情報に基づいて測定指示を生成し、ロボット2へ送信する(b)。測定指示は、ロボット2を設備Eの位置へ移動させるための移動情報と、測定対象情報とを含む。
ロボット2は、ロボット制御装置1から受信した測定指示が含む移動情報に従って、設備Eの位置へ移動する(c)。移動が完了した後、ロボット2は、ロボット制御装置1から受信した測定指示が含む測定対象情報が示す内容を測定する(d)。そしてロボット2は、測定結果をロボット制御装置1へ送信する(e)。ロボット制御装置1は、ロボット2から受信した測定結果を、管理端末3へ出力する(f)。
このように本実施形態に係るロボット制御システムSは、ユーザによって設定された設備Eの位置にロボット2を移動させ、ユーザによって設定された内容をロボット2に測定させ、測定結果を出力する。そのため、ロボット制御システムSは、監視対象の設備Eごとに異なる情報をロボット2に測定させることができる。
[ロボット制御システムSの構成]
図2は、本実施形態に係るロボット制御システムSのブロック図である。図2において、矢印は主なデータの流れを示しており、図2に示していないデータの流れがあってよい。図2において、各ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。そのため、図2に示すブロックは単一の装置内に実装されてよく、あるいは複数の装置内に分かれて実装されてよい。ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてよい。
ロボット制御装置1は、制御部11と、記憶部12とを有する。制御部11は、監視対象情報設定部111と、測定指示生成部112と、測定指示送信部113と、測定結果受信部114と、判定部115と、出力部116とを有する。記憶部12は、監視対象情報記憶部121と、測定結果記憶部122とを有する。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部12は、制御部11が実行するプログラムを予め記憶している。記憶部12は、ロボット制御装置1の外部に設けられてもよく、その場合にネットワークを介して制御部11との間でデータの授受を行ってもよい。監視対象情報記憶部121は監視対象の設備Eに関する監視対象情報を記憶する。測定結果記憶部122は、ロボット2が測定した測定結果を記憶する。監視対象情報記憶部121及び測定結果記憶部122は、記憶部12上の記憶領域であってもよく、あるいは記憶部12上で構成されたデータベースであってもよい。
制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであり、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、監視対象情報設定部111、測定指示生成部112、測定指示送信部113、測定結果受信部114、判定部115及び出力部116として機能する。制御部11の機能の少なくとも一部は電気回路によって実行されてもよい。また、制御部11の機能の少なくとも一部はネットワーク経由で実行されるプログラムによって実行されてもよい。
ロボット2は、制御部21と、記憶部22と、駆動部23と、測定部24とを有する。制御部21は、測定指示受信部211と、駆動制御部212と、測定制御部213と、測定結果送信部214とを有する。測定部24は、撮像部241と、温度測定部242と、音量測定部243と、風量測定部244とを有する。
撮像部241は、所定の撮像範囲を撮像する撮像装置(カメラ)を備える。温度測定部242は、温度を取得する温度センサ(例えば放射温度計)を備える。音量測定部243は、音の大きさを取得する音量センサを備える。風量測定部244は、風量を取得する風量センサを備える。撮像部241、温度測定部242、音量測定部243及び風量測定部244は、測定した内容を示す信号を制御部21に入力する。測定部24は、ここに示したセンサに限られず、測定対象の情報の種類に応じてその他のセンサを有してもよい。
駆動部23は、制御信号に従って所定の動力を発生させるモータ、アクチュエータ等の駆動機構を備える。駆動部23は、ロボット2を移動させるように駆動し、またロボット2又は測定部24の向きを変えるように駆動する。
記憶部22は、ROM、RAM、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部22は、制御部21が実行するプログラムを予め記憶している。記憶部22は、ロボット2の外部に設けられてもよく、その場合にネットワークを介して制御部21との間でデータの授受を行ってもよい。
制御部21は、例えばCPU等のプロセッサであり、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより、測定指示受信部211、駆動制御部212、測定制御部213及び測定結果送信部214として機能する。制御部21の機能の少なくとも一部は、電気回路によって実行されてもよい。また、制御部21の機能の少なくとも一部は、ネットワーク経由で実行されるプログラムによって実行されてもよい。
本実施形態に係るロボット制御システムSは、図2に示す具体的な構成に限定されない。ロボット制御装置1、ロボット2及び管理端末3は、それぞれ1つの装置に限られず、2つ以上の物理的に分離した装置が有線又は無線で接続されることにより構成されてもよい。
[ロボット制御方法の説明]
以下、本実施形態に係るロボット制御システムSが実行するロボット制御方法を詳細に説明する。まずユーザは、建物内で監視対象の設備Eの近傍において、管理端末3の撮像部を用いて設備Eを撮像する。管理端末3は、設備Eの撮像画像と、設備Eを撮像した際の位置及び向きとを関連付けて記憶する。管理端末3は、例えばビーコン等を用いた既知の測位技術によって、設備Eを撮像した際の位置及び向きを特定する。管理端末3は、設備Eの撮像画像を含む監視対象情報設定画面を表示部に表示させる。
図3は、監視対象情報設定画面を表示している管理端末3の正面図である。監視対象情報設定画面は、撮像画像31と、設備情報欄32と、測定対象情報欄33と、追加ボタン34とを含む。撮像画像31は、ユーザが撮像した設備Eの撮像画像である。設備情報欄32は、設備Eを示す設備情報を設定するための領域である。設備情報は、設備Eの識別情報(設備ID)又は名称である。設備情報は、ロボット制御システムSによって自動的に決定されてもよい。
測定対象情報欄33は、設備Eに対してロボットに測定させる内容を示す測定対象情報を設定するための領域である。測定対象情報は、例えば温度、音、風量及び画像である。測定対象情報欄33は、選択欄と、正常状態情報欄とを含む。選択欄は、複数の測定対象情報それぞれに対して設けられ、測定対象とするか否かの選択を切り替え可能な欄である。正常状態情報欄には、複数の測定対象情報それぞれに対して、後述の判定部115による正常状態判定処理で用いられる正常状態情報(すなわち正常な値の範囲)が入力される。
追加ボタン34は、ユーザが押下可能な仮想的なボタン又はアイコンである。ユーザは、管理端末3の操作部を用いて、設備情報欄32及び測定対象情報欄33を入力した後、追加ボタン34を押下する。追加ボタン34が押下されたことを契機として、管理端末3は、ユーザによって入力された設備情報、測定対象情報及び正常状態情報を含む入力情報を、設備Eを撮像した際の管理端末3の位置及び向きとともにロボット制御装置1へ送信する。
ロボット制御装置1において、監視対象情報設定部111は、ユーザによって入力された入力情報を、設備Eを撮像した際の管理端末3の位置及び向きとともに管理端末3から受信する。監視対象情報設定部111は、設備Eを撮像した際の管理端末3の位置及び向きに基づいて、設備Eの位置を特定する。設備Eの位置は、例えば管理端末3の位置から、管理端末3の向きへ所定距離進んだ位置である。
本実施形態において、監視対象情報設定部111は、管理端末3が設備Eを撮像した際の位置及び向きに基づいて設備Eの位置を特定しているが、その他の方法によって設備Eの位置を特定してもよい。例えば監視対象情報設定部111は、監視対象情報設定画面を表示している管理端末3において、設備Eの位置(例えば3次元の座標)の入力を受け付けることによって、設備Eの位置を特定してもよい。また、監視対象情報設定部111は、予め記憶された設備Eの配置を示すレイアウト構成図に基づいて、設備Eの位置を特定してもよい。
また、監視対象情報設定部111は、ロボット2が建物内を走行しながら周辺を撮像した撮像画像を取得することによって、撮像画像に含まれる設備Eの位置を特定してもよい。例えば監視対象情報設定部111は、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)を用いて、設備Eの位置を特定することができる。
監視対象情報設定部111は、撮像画像と、予め記憶されている監視対象の設備Eの画像とをマッチングすることによって、撮像画像に含まれている設備Eの位置、設備情報(設備ID又は名称)及び測定対象情報を特定してもよい。この場合には、監視対象の設備Eの画像と、設備情報と、測定対象情報とが、記憶部12において予め関連付けられている。
監視対象情報設定部111は、管理端末3から受信した設備情報、測定対象情報及び正常状態情報と、特定した設備Eの位置(すなわち3次元の地図上の位置情報)とを関連付けた監視対象情報を、監視対象情報記憶部121に記憶させる。
図4は、監視対象情報記憶部121に記憶された監視対象情報の模式図である。図4は、建物内の地図M上に、設備Eの位置M1を模式的に表している。地図Mは、視認性のために平面として表されているが、実際には3次元の地図である。監視対象情報記憶部121において、設備Eの位置M1には、ユーザによって設定された設備情報、測定対象情報及び正常状態情報が関連付けられている。図4の例では、位置(x1、y1、z1)において、設備IDがE001の設備Eに対して温度及び風量を測定対象とし、温度の正常な値の範囲が10度〜50度であることが設定されている。
また、監視対象情報記憶部121において、地図Mの中でロボット2が移動可能な領域(例えば通路)を示す移動可能領域M2が予め記憶されている。図4では、移動可能領域M2は視認性のために斜線で表されている。
次に測定指示生成部112は、監視対象情報記憶部121に記憶された監視対象情報に基づいて、ロボット2に設備Eに対する情報の測定を指示するための測定指示を生成する。測定指示生成部112は、所定の時刻(例えば1時間ごと)に測定指示を生成してもよく、あるいはユーザが管理端末3で測定を開始するための操作を行ったことを契機として測定指示を生成してもよい。測定指示生成部112は、建物内の監視エリアから作業者がいなくなったことを条件として、該監視エリアに含まれる設備Eに対する測定指示を生成してもよい。この場合には、測定指示生成部112は、ロボット2又はその他のセンサから取得した情報に基づいて、監視エリアに作業者がいるか否かを判定する。
測定指示生成部112は、メンテナンス中の設備Eを監視対象から除外するように測定指示を生成してもよい。この場合には、測定指示生成部112は、ユーザによって入力された設備Eのメンテナンス状態を示す情報を、記憶部12から取得する。また、測定指示生成部112は、正常に作動している設備Eのみを監視対象として測定指示を生成してもよい。この場合には、測定指示生成部112は、データの伝送や処理状況に基づいて設備Eの異常を検知する外部の監視装置から、設備Eの作動状態を取得する。
測定指示生成部112は、測定指示を生成する際に、ロボット2の現在位置を取得する。このとき測定指示生成部112は、ロボット2が測定した現在位置をロボット2から受信してもよく、あるいは建物内に設置されたカメラやビーコンが測定した情報に基づいてロボット2の現在位置を特定してもよい。
測定指示生成部112は、ロボット2の現在位置と、監視対象情報記憶部121に記憶された設備Eの位置と、監視対象情報記憶部121に記憶された建物内の移動可能領域とを用いて、ロボット2を設備Eの位置に移動させるための移動情報を決定する。例えば測定指示生成部112は、移動可能領域におけるロボット2の現在位置から設備Eの位置までの移動経路と、ロボット2の移動後の位置を基準とした設備Eの位置への向きとを、移動情報として決定する。そして測定指示生成部112は、決定した移動情報と、監視対象情報記憶部121に記憶された測定対象情報とを含む測定指示を生成する。
図5は、測定指示生成部112が生成する測定指示の模式図である。図5は、建物内の地図M上に、設備Eの位置M1と、移動可能領域M2と、ロボット2の現在位置M3と、移動経路M4とを模式的に表している。さらに測定指示は、移動経路M4に関連付けて、測定対象情報と、設備Eの位置への向きとを含んでいる。設備Eの位置への向きは、例えば球面座標系における2つの角度(θ、φ)によって表される。測定指示は、ロボット2に、現在位置M3から設備Eの位置M1へ移動して向きを変えさせた後、測定対象情報を測定させる情報である。ここに示した測定指示は一例であり、ロボット制御装置1は、ロボットに移動及び測定を行わせる指示を行えばよい。具体的には、ロボット制御装置1は、ロボット2を3次元地図上の次の設備Eの場所へ移動させ、設備Eの場所でロボットの向きや静止時間を指定し、設備Eの場所で測定対象情報の測定を行わせる指示を行う。
ロボット制御装置1ではなく、ロボット2が移動経路を決定してもよい。この場合には、測定指示生成部112は、設備Eの位置を移動情報として決定する。ロボット2は、ロボット2自体の現在位置から、ロボット制御装置1から受信した移動情報が示す設備Eの位置へ向かうように、自律的に移動経路を決定する。ロボット2は、移動中に、画像解析を行うことによって衝突回避を行ってもよく、音声解析を行うことによって異常音検知を行ってもよい。ロボット2は、異常音を検知した場合に、その場で測定を行う。
測定指示生成部112は、設備Eだけでなく、建物内の場所を監視してもよい。この場合に、監視対象情報記憶部121は、監視対象の場所と、該場所に対してロボットに測定させる内容を示す測定対象情報とを関連付けて記憶する。測定指示生成部112は、設備Eを監視する場合と同様に、ロボット2を監視対象の場所に移動させるための移動情報と、測定対象情報とを含む測定指示を生成する。これにより、ロボット2は、設備Eだけでなく特定の場所に対して測定を行うことができる。
測定指示送信部113は、測定指示生成部112が生成した測定指示を、ロボット2へ送信する。測定指示送信部113は、複数の測定指示をまとめてロボット2へ送信してもよい。
建物内に複数のロボット2が配備されている場合には、監視対象情報記憶部121において、ロボット2の識別情報(例えばロボットID)と、ロボット2が測定対象とする設備Eの設備情報とが予め関連付けられる。測定指示送信部113は、測定指示生成部112が生成した測定指示を、測定指示の対象である設備Eの設備情報に関連付けられたロボットIDのロボット2へ送信する。これにより、ロボット2ごとに測定対象とする設備Eを割り当てることができる。
さらに測定指示送信部113は、ロボット2へ測定指示を送信した後、所定の条件が満たされた場合に、ロボット2の移動を停止させる停止指示を、ロボット2へ送信してもよい。停止指示を送信する条件は、例えばロボット2が配置されている建物の入り口が解錠されたことである。この場合に、建物には、建物の入り口が解錠されたことを検知して情報をロボット制御装置1へ送信する機器が予め設置される。測定指示送信部113は、建物の入り口が解錠されたことを示す情報を受信した場合に、停止指示をロボット2へ送信する。これにより、建物に作業者が入ってきた際に、ロボット2が移動して作業者に衝突することを抑制できる。
さらに測定指示送信部113は、ロボット2へ測定指示を送信した後、ロボット2の移動情報を外部の警備システムへ送信してもよい。警備システムは、ロボット2が配置されている建物を自動的に警備するシステムであり、建物への侵入者等を検知する。測定指示送信部113がロボット2の移動情報を警備システムに連携することによって、警備システムはロボット2の位置を把握できるため、ロボット2を侵入者として誤検知することを抑制できる。
ロボット2において、測定指示受信部211は、ロボット制御装置1から測定指示を受信する。駆動制御部212は、測定指示が含む移動情報に従って駆動部23を駆動させることによって、ロボット2を移動させ、またロボット2又は測定部24の向きを変えさせる。
ロボット2が移動情報に従って移動して向きを変えた後、測定制御部213は、測定指示が含む測定対象情報が示す内容を測定部24に測定させる。すなわち、測定制御部213は、測定対象情報が示す測定対象の内容に応じて、撮像部241が撮像した撮像画像を取得し、温度測定部242が測定した温度を取得し、音量測定部243が測定した音量を取得し、風量測定部244が測定した風量を取得する。
測定指示受信部211が複数の測定指示をまとめて受信した場合には、駆動制御部212及び測定制御部213は、複数の測定指示に従って順次移動及び測定を行う。
測定結果送信部214は、測定部24が測定した測定結果を、測定場所及び測定時刻と関連付けてロボット制御装置1へ送信する。ロボット2は、測定結果を送信する前に、後述の判定部115と同様に、設備Eが正常状態であるか否かを判定してもよい。ロボット2は、設備Eが正常状態であると判定した場合には、所定の時間または所定回数ごとに、測定結果をまとめて送信する。これによりロボット2は、測定結果の送信頻度を削減し、通信負荷を低減できる。
ロボット制御装置1において、測定結果受信部114は、測定指示送信部113が測定指示を送信したロボット2から、測定対象情報に対応する測定結果を受信する。測定結果受信部114は、受信した測定結果を、設備Eの設備情報及び測定時刻と関連付けて測定結果記憶部122に記憶させる。
判定部115は、設備Eについて監視対象情報記憶部121に記憶された正常状態情報と、設備Eについて測定結果受信部114が受信した測定結果とに基づいて、設備Eが正常状態であるか否かを判定する。具体的には、判定部115は、測定結果受信部114が受信した測定結果が示す値が、正常状態情報が示す正常な値の範囲内である場合に、設備Eが正常状態であると判定し、そうでない場合に、設備Eが正常状態でない(すなわち異常状態である)と判定する。判定部115は、監視対象情報記憶部121に正常状態情報が記憶されていない測定対象情報については判定を行わない。これにより、判定部115は、設備Eがユーザによって設定された正常状態であるか否かを、設備Eごとに異なる基準で判定することができる。
また、判定部115は、設備Eを撮像した撮像画像に基づいて、設備E又は設備Eの周囲の環境が変化しているか否かを判定してもよい。図6は、判定部115が設備E又は設備Eの周囲の環境が変化しているか否かを判定する処理の模式図である。図6は、測定結果記憶部122に記憶された過去の撮像画像IM1と、測定結果受信部114が受信した最新の撮像画像IM2とを表している。
判定部115は、過去の撮像画像IM1と、最新の撮像画像IM2とを比較し、画像中の間の差異が所定の条件を満たす場合に、設備E又は設備Eの周囲の環境が変化していると判定し、そうでない場合に、設備E又は設備Eの周囲の環境が変化していないと判定する。判定部115が変化の有無を判定する条件は、例えば撮像画像IM1及び撮像画像IM2の間で差異のある画素の数又は割合が所定値以上であることである。これにより判定部115は、設備Eの周辺に不審な人間又は物体があること、設備Eの一部又は全部が無くなっていること、又は設備Eの外観が変化(例えばランプの発光)していること等を検知できる。このような構成により、判定部115は、正常な値の範囲にかかわらず、設備E又は設備Eの周辺に何らかの変化が発生していることを判定できる。
判定部115が、設備E又は設備Eの周囲の環境が変化しているか否かを判定するために、除外対象とする人間又は物体の設定をユーザから予め受け付けてもよい。例えば、ユーザは、管理端末3を用いて、除外対象の人間又は物体を含む撮像画像を、ロボット制御装置1へ送信する。ロボット制御装置1は、除外対象の人間又は物体を含む撮像画像を記憶部12に記憶させる。判定部115は、既知の顔認識技術又は物体認識技術を用いて、記憶された撮像画像に基づいて、最新の撮像画像IM2において除外対象の人間又は物体を認識する。
そして判定部115は、最新の撮像画像IM2の中で除外対象の人間又は物体が認識された領域を除外して、過去の撮像画像IM1と最新の撮像画像IM2とを比較し、設備E又は設備Eの周囲の環境が変化しているか否かを判定する。これにより、ユーザは、建物内で作業する正規の作業者や、建物内に新たに配置される機器等を、変化の判定に用いないように設定できる。
出力部116は、設備Eの設備情報と、測定結果受信部114が受信した測定結果及び判定部115による判定結果とを関連付けて出力する。本実施形態において、出力部116は、設備Eの設備情報、測定結果及び判定結果を管理端末3へ送信することによって、管理端末3の表示部に表示させる。これに限られず、出力部116は、記憶媒体に記憶させること、ネットワークを介して送信すること、プリンタを用いて紙に印刷すること、又はスピーカを用いて音声を発生すること等によって、測定結果及び判定結果を設備情報と関連付けて出力してもよい。
管理端末3は、ロボット制御装置1から測定結果を受信した場合に、測定結果画面を表示部に表示させる。図7(a)は、測定結果画面を表示している管理端末3の正面図である。測定結果画面は、設備情報35と、測定結果36とを含む。設備情報35は、ロボット制御装置1から受信した設備情報(例えば設備ID)である。測定結果36は、ロボット制御装置1から受信した測定結果(例えば撮像画像、温度、風量及び音)である。また、測定結果画面は、測定時刻を含んでもよい。ユーザは、測定結果画面を参照することによって、設備Eそれぞれに対して測定された情報を把握できる。
管理端末3は、ロボット制御装置1から設備Eが正常状態でないこと(あるいは設備E又は設備Eの周囲の環境が変化していること)を示す判定結果を受信した場合に、異常検知画面を表示部に表示させる。図7(b)は、異常検知画面を表示している管理端末3の正面図である。異常検知画面は、設備情報35と、測定結果36とを含む。設備情報35は、正常状態でないと判定された設備Eの設備情報(例えば設備ID)である。測定結果36は、正常状態でないと判定された設備Eの測定結果(例えば撮像画像、温度、風量及び音)である。また、異常検知画面は、測定時刻及び正常状態情報を含んでもよい。ユーザは、異常検知画面を参照することによって、正常状態でないと判定された設備Eを把握できる。
さらに異常検知画面は、除外指定欄37を含む。除外指定欄37は、正常状態でないと判定された設備Eを除外対象とするか否かの選択を切り替え可能な欄である。ユーザが除外指定欄37を変更したことを契機として、管理端末3は、設備Eの設備情報と、設備Eを除外対象とするか否かを示す除外指定情報とを、ロボット制御装置1へ送信する。
ロボット制御装置1において、監視対象情報設定部111は、設備情報及び除外指定情報を受信する。監視対象情報設定部111は、除外指定情報が設備Eを除外対象とすることを示す場合に、監視対象情報記憶部121において設備Eの設備情報を除外対象と設定する。監視対象情報設定部111は、設備Eの設備情報を除外対象と設定するために、除外対象であることを示すフラグを設備Eの設備情報に関連付けて監視対象情報記憶部121に記憶させてもよく、あるいは監視対象情報記憶部121において設備Eの設備情報に関連付けられた監視対象情報を削除してもよい。一方、監視対象情報設定部111は、除外指定情報が設備Eを除外対象としないことを示す場合に、監視対象情報記憶部121において設備Eの設備情報を除外対象とした設定を解除する。
上述の測定指示生成部112は、除外対象と設定されている設備Eの設備情報に対する測定指示を生成せず、除外対象と設定されていない設備Eの設備情報に対する測定指示のみを生成する。これによりユーザは、一度異常状態であると把握した設備Eを測定対象から除外し、ロボット制御装置1が該設備Eについて繰り返し異常検知画面を表示しないように設定できる。
除外指定以外にも、ロボット制御装置1は、異常検知画面を表示している管理端末3において、設備Eの位置、測定対象情報及び正常状態情報を変更する設定を受け付けてもよい。監視対象情報設定部111は、異常検知画面を表示している管理端末3において変更された設備Eの位置、測定対象情報及び正常状態情報を、監視対象情報記憶部121に記憶させる。これにより、ユーザは正常状態の判定に用いられる情報を容易に変更できる。
出力部116は、設備Eが正常状態でないと判定部115が判定した場合に、設備Eが正常状態でないと判定部115が判定した時を基準として所定期間内にロボット2が測定した1つ又は複数の測定結果を、設備情報と関連付けて出力してもよい。測定結果を出力する期間は、判定部115による判定時刻の前及び後の少なくとも一方の所定時間である。これにより、出力部116は、設備Eが正常状態でないと判定部115が判定した時の測定結果だけでなく、その前後の測定結果をユーザに提供し、ユーザによる測定結果の分析を円滑にすることができる。
設備Eが正常状態でないと判定部115が判定した場合(あるいは設備E又は設備Eの周囲の環境が変化していると判定部115が判定した場合)に、測定指示送信部113は、ロボット2を正常状態でないと判定された設備Eの位置に移動させて、該設備Eに対して繰り返し測定をさせる継続測定指示を、ロボット2へ送信してもよい。測定指示送信部113は、データの伝送や処理状況に基づいて設備Eの異常を検知する外部の監視装置によって異常が検知された設備Eを監視対象とする継続測定指示を、ロボット2へ送信してもよい。継続測定指示は、測定指示と同様に、移動情報及び測定対象情報を含む。
ロボット2は、ロボット制御装置1から継続測定指示を受信した場合に、継続測定指示が含む移動情報に従って移動して向きを変え、継続測定指示が含む測定対象情報が示す内容を測定する。測定指示を受信した場合とは異なり、ロボット2は、所定の時間間隔で繰り返し情報を測定し、測定結果をロボット制御装置1へ送信する。
ロボット制御装置1において、測定結果受信部114は、測定指示送信部113が継続測定指示を送信したロボット2から、測定結果を繰り返し受信する。そして判定部115は設備Eが正常状態であるか否かの判定を行う。設備Eが正常状態であると判定部115が判定した場合に、測定指示送信部113は、継続測定を中止する指示をロボット2へ送信してもよい。このような構成により、正常状態でないと判定された設備Eについてはロボット2に継続的に情報を測定させ、測定結果の経過を記録することができる。
[ロボット制御方法のシーケンス]
図8は、本実施形態に係るロボット制御システムSが実行するロボット制御方法のシーケンス図である。まずユーザは、管理端末3において、設備Eを撮像し、設備情報、測定対象情報及び正常状態情報を入力する。管理端末3は、ユーザによって入力された設備情報、測定対象情報及び正常状態情報を含む入力情報を、設備Eを撮像した際の管理端末3の位置及び向きとともにロボット制御装置1へ送信する。
ロボット制御装置1において、監視対象情報設定部111は、ユーザによって入力された入力情報を、設備Eを撮像した際の管理端末3の位置及び向きとともに管理端末3から受信する(S11)。監視対象情報設定部111は、設備Eを撮像した際の管理端末3の位置及び向きに基づいて、設備Eの位置を特定する。監視対象情報設定部111は、管理端末3から受信した設備情報、測定対象情報及び正常状態情報と、特定した設備Eの位置とを関連付けた監視対象情報を、監視対象情報記憶部121に記憶させる(S12)。
測定指示生成部112は、監視対象情報記憶部121に記憶された監視対象情報に基づいて、ロボット2に設備Eに対する情報の測定を指示するための測定指示を生成する(S13)。測定指示生成部112は、所定の時刻(例えば1時間ごと)に測定指示を生成してもよく、あるいはユーザが管理端末3で測定を開始するための操作を行ったことを契機として測定時刻を生成してもよい。測定指示送信部113は、測定指示生成部112が生成した測定指示を、ロボット2へ送信する。
ロボット2において、測定指示受信部211は、ロボット制御装置1から測定指示を受信する。駆動制御部212は、測定指示が含む移動情報に従って駆動部23を駆動させることによって、ロボット2を移動させ、またロボット2又は測定部24の向きを変えさせる(S14)。ロボット2が移動情報に従って移動して向きを変えた後、測定制御部213は、測定指示が含む測定対象情報が示す内容を測定させる(S15)。測定結果送信部214は、測定部24が測定した測定結果を、測定時刻と関連付けてロボット制御装置1へ送信する。
ロボット制御装置1において、測定結果受信部114は、測定指示送信部113が測定指示を送信したロボット2から、測定対象情報に対応する測定結果を受信する。判定部115は、設備Eについて監視対象情報記憶部121に記憶された正常状態情報と、設備Eについて測定結果受信部114が受信した測定結果とに基づいて、設備Eが正常状態であるか否かを判定する(S16)。出力部116は、設備Eの設備情報と、測定結果受信部114が受信した測定結果及び判定部115による判定結果とを関連付けて出力する(S17)。
[変形例]
上述の実施形態では、ロボット制御装置1が測定指示をロボット2へ送信することによってロボット2の移動及び測定を制御しているが、ロボット2が自律的に移動及び測定を行ってもよい。
図9は、本変形例に係るロボット制御システムSのブロック図である。以下では、図2に示したロボット制御システムSとの差異を説明する。ユーザは、管理端末3において、設備情報、測定対象情報及び正常状態情報に加えて、ロボット2の巡回対象のルート(経路)を入力する。管理端末3は、設備情報、測定対象情報、正常状態情報及び巡回対象のルートを、ロボット制御装置1へ送信する。巡回対象のルートは、例えば管理端末3の表示部に表示された地図上でユーザによって入力される。
ロボット制御装置1において、制御部11は、測定指示生成部112及び測定指示送信部113を有さない。監視対象情報設定部111は、管理端末3から、設備情報、測定対象情報及び正常状態情報と、ロボット2の巡回対象のルートとを受信する。また、監視対象情報設定部111は、設備Eの位置を特定する。監視対象情報設定部111は、管理端末3から受信した設備情報、測定対象情報及び正常状態情報と、特定した設備Eの位置とを関連付けた監視対象情報を、管理端末3から受信した巡回対象のルートとともに監視対象情報記憶部121に記憶させるとともに、ロボット2へ送信する。
ロボット2において、制御部21は、測定指示受信部211を有さず、代わりに監視対象情報受信部215を有する。監視対象情報受信部215は、設備情報、測定対象情報、正常状態情報及び設備Eの位置を含む監視対象情報と、巡回対象のルートとをロボット制御装置1から受信し、それらを関連付けて記憶部22に記憶させる。
駆動制御部212は、記憶部22から、監視対象情報及び巡回対象のルートを取得する。駆動制御部212は、駆動部23を駆動させて、ロボット2にルートを巡回させる。駆動制御部212は、ロボット2がルートを巡回している間に、監視対象情報が含む設備Eの位置にロボット2が近付いた際に、駆動部23を駆動させて、ロボット2又は測定部24を設備Eの位置に向かせる。そして測定制御部213は、監視対象情報が含む設備Eの位置で、監視対象情報が含む測定対象情報が示す内容を、測定部24に測定させる。
測定結果送信部214は、測定部24が測定した測定結果を、測定時刻及び設備情報と関連付けてロボット制御装置1へ送信する。このような構成により、ロボット制御システムSは、ロボット2を自律的に巡回させ、ユーザによる設定に基づいて、設備Eごとの測定結果を取得できる。
[実施形態の効果]
本実施形態に係るロボット制御システムSは、ユーザから設備Eの位置及びロボットに測定させる内容を示す測定対象情報の設定を受け付け、設定された設備Eの位置にロボット2を移動させ、ユーザによって設定された測定対象情報が示す内容をロボット2に測定させ、測定結果を出力する。そのため、ロボット制御システムSは、ユーザによる設定に基づいて、監視対象の設備Eごとに異なる情報をロボット2に測定させることができる。
さらにロボット制御システムSは、ユーザから正常な値の範囲を示す正常状態情報の設定を受け付け、設定された正常状態情報に基づいて設備Eが正常状態であるか否かを判定し、判定結果を出力する。そのため、ロボット制御システムSは、監視対象の設備Eごとに異なる基準で、設備Eが正常状態であるか否かを判定することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
ロボット制御装置1、ロボット2及び管理端末3のプロセッサは、図8に示すロボット制御方法に含まれる各ステップ(工程)の主体となる。すなわち、ロボット制御装置1、ロボット2及び管理端末3のプロセッサは、図8に示すロボット制御方法を実行するためのプログラムを記憶部から読み出し、該プログラムを実行してロボット制御システムSの各部を制御することによって、図8に示すロボット制御方法を実行する。図8に示すロボット制御方法に含まれるステップは一部省略されてもよく、ステップ間の順番が変更されてもよく、複数のステップが並行して行われてもよい。
S ロボット制御システム
1 ロボット制御装置
11 制御部
111 監視対象情報設定部
113 測定指示送信部
114 測定結果受信部
115 判定部
116 出力部
12 記憶部
2 ロボット
21 制御部
214 測定結果送信部
215 監視対象情報受信部
22 記憶部
24 測定部

Claims (10)

  1. 監視対象の設備を示す設備情報と、前記設備の位置と、前記設備を監視するロボットに測定させる内容を示す測定対象情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記設備の位置に前記ロボットを移動させるための移動情報と、前記測定対象情報とを含む測定指示を、前記ロボットへ送信する測定指示送信部と、
    前記測定指示送信部が前記測定指示を送信した前記ロボットから、前記測定対象情報に対応する測定結果を受信する測定結果受信部と、
    前記測定結果に基づいて、前記設備が正常状態であるか否かを判定する判定部と、
    前記設備情報と前記測定結果とを関連付けて出力する出力部と、
    を有
    前記測定指示送信部は、前記設備が正常状態でないと前記判定部が判定した場合に、前記ロボットに前記設備を繰り返し測定させる継続測定指示を、前記ロボットへ送信し、
    前記測定結果受信部は、前記測定指示送信部が前記継続測定指示を送信した前記ロボットから前記測定結果を繰り返し受信し、
    前記測定指示送信部は、前記継続測定指示を送信した後に前記設備が正常状態であると前記判定部が判定した場合に、前記設備を繰り返し測定することを中止する指示を前記ロボットへ送信する、
    ロボット制御装置。
  2. 前記記憶部は、前記設備情報と、前記設備の正常状態を示す正常状態情報とを関連付けてさらに記憶し、
    前記判定部は、前記正常状態情報及び前記測定結果に基づいて、前記設備が正常状態であるか否かを判定
    前記出力部は、前記判定部による前記設備が正常状態であるか否かの判定結果を、前記設備情報と関連付けて出力する、請求項1に記載のロボット制御装置。
  3. 前記測定結果受信部は、前記設備を撮像した撮像画像を、前記測定結果として受信して前記記憶部に記憶させ、
    前記判定部は、過去に前記記憶部に記憶された前記撮像画像と、前記測定結果受信部が受信した前記撮像画像とを比較することによって、前記設備又は前記設備の周囲の環境が変化しているか否かを判定する、請求項又はに記載のロボット制御装置。
  4. 前記出力部は、前記設備が正常状態でないと前記判定部が判定した時を基準として所定期間内に前記ロボットが測定した前記測定結果を、前記設備情報と関連付けて出力する、請求項からのいずれか一項に記載のロボット制御装置。
  5. 前記正常状態情報を設定するための入力情報を受け付け、前記入力情報に従って前記記憶部に記憶されている前記正常状態情報を設定する設定部をさらに有する、請求項に記載のロボット制御装置。
  6. 監視対象の前記設備、前記設備の位置及び前記測定対象情報のうち少なくとも1つを設定するための入力情報を受け付け、前記入力情報に従って前記設備情報、前記設備の位置及び前記測定対象情報のうち少なくとも1つを前記記憶部に記憶させる設定部をさらに有する、請求項1からのいずれか一項に記載のロボット制御装置。
  7. 前記測定指示送信部は、前記ロボットが配置されている建物が解錠された場合に、前記ロボットの移動を停止させる停止指示を、前記ロボットへ送信する、請求項1からのいずれか一項に記載のロボット制御装置。
  8. 前記記憶部は、所定の場所と、前記場所に対して前記ロボットに測定させる内容を示す前記測定対象情報とを関連付けてさらに記憶し、
    前記測定指示送信部は、前記場所に前記ロボットを移動させるための前記移動情報と、前記測定対象情報とを含む測定指示を、前記ロボットへ送信する、請求項1からのいずれか一項に記載のロボット制御装置。
  9. プロセッサが実行する、
    監視対象の設備を示す設備情報と、前記設備の位置と、前記設備を監視するロボットに測定させる内容を示す測定対象情報とを関連付けて記憶する記憶部から、前記設備情報と、前記設備の位置と、前記測定対象情報とを取得するステップと、
    前記設備の位置に前記ロボットを移動させるための移動情報と、前記測定対象情報とを含む測定指示を、前記ロボットへ送信するステップと、
    前記送信するステップが前記測定指示を送信した前記ロボットから、前記測定対象情報に対応する測定結果を受信するステップと、
    前記測定結果に基づいて、前記設備が正常状態であるか否かを判定するステップと、
    前記設備が正常状態でないと前記判定するステップにおいて判定された場合に、前記ロボットに前記設備を繰り返し測定させる継続測定指示を、前記ロボットへ送信するステップと、
    前記継続測定指示が送信された前記ロボットから前記測定結果を繰り返し受信するステップと、
    前記継続測定指示が送信された後に前記設備が正常状態であると前記判定するステップにおいて判定された場合に、前記設備を繰り返し測定することを中止する指示を前記ロボットへ送信するステップと、
    前記設備情報と前記測定結果とを関連付けて出力するステップと、
    を有する、ロボット制御方法。
  10. 監視対象の設備を示す設備情報と、前記設備の位置と、前記設備を監視するロボットに測定させる内容を示す測定対象情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記設備の位置に前記ロボットを移動させるための移動情報と、前記測定対象情報とを含む測定指示を、前記ロボットへ送信する測定指示送信部と、
    前記測定指示送信部が前記測定指示を送信した前記ロボットから、前記測定対象情報に対応する測定結果を受信する測定結果受信部と、
    前記設備情報と前記測定結果とを関連付けて出力する出力部と、
    を有し、
    前記測定指示送信部は、前記ロボットが配置されている建物が解錠された場合に、前記ロボットの移動を停止させる停止指示を、前記ロボットへ送信する、
    ロボット制御装置。
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