JP6723126B2 - セキュリティシステム - Google Patents

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Description

本発明は、外出した居住者を保安するセキュリティシステムに関する。
特許文献1には、GPSにより現在位置を測定でき、かつカメラを備えた携帯防犯装置により、登下校する児童の現在位置及び現在の画像を警備センターに送信することにより、当該児童の安否を確認すると共に、非常時には携帯型防犯装置から警報音を発して児童を保安する登下校時の防犯システムの発明が開示されている。
特開2008−090602号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、GPSにより児童の位置を把握すると共に、カメラで児童の周囲の画像情報を取得でき、警報音により児童を保安することは可能なものの、画像情報を取得するカメラは携帯型防犯装置が備えるのみである。1台だけのカメラが捉える画像情報には限界があり、登下校する児童の状況を的確に把握するのは困難であるという問題点があった。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、外出した居住者の状況を的確に把握可能なセキュリティシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための第1の態様は、現在位置を測位すると共に該現在位置を示す位置情報を送信可能な保安端末と、カメラを有し、遠隔制御による飛行が可能で、前記カメラで取得した画像情報を送信可能な無人機または建物の周囲の画像情報を取得する防犯カメラと、前記建物内に設けられ、前記無人機及び前記防犯カメラを遠隔制御して、前記無人機のカメラまたは前記防犯カメラが各々取得した画像情報を取得する屋内制御部と、前記屋内制御部及び前記保安端末の各々と通信可能に構成され、前記保安端末から送信された位置情報に基づいて前記屋内制御部を介して前記無人機または前記防犯カメラを遠隔制御して、前記保安端末の所持者を含む画像情報を取得させると共に、該取得させた画像情報を前記屋内制御部を介して受信する屋外制御部と、を備え、前記屋外制御部は、前記保安端末の所持者の外出時の経路を記憶し、前記保安端末から取得した位置情報が示す位置が、前記建物が備える前記防犯カメラ及び前記無人機が有するカメラのいずれかの撮影範囲外の場合に、前記保安端末から取得した位置情報が示す位置の近くに存在する他の建物及び前記経路の近くの他の建物が各々備える防犯カメラまたは無人機を該他の建物が備える屋内制御部を介して遠隔制御して前記保安端末の所持者を含む画像情報を取得させると共に、該取得させた画像情報を該他の建物の屋内制御部を介して受信する
第1の態様によれば、現在位置を測位可能な保安端末から送信された位置情報に基づいてカメラ付き無人機または防犯カメラを遠隔制御して、外出中の居住者である保安端末の所持者を含む画像情報を取得することにより、外出した居住者の状況を的確に把握できる。
また、第1の態様によれば、外部制御部は、カメラ付き無人機または防犯カメラに取得させた画像を受信することにより、オペレータが居住者の状況を確認できる。
また、第1の態様によれば、カメラ付き無人機または防犯カメラの撮影範囲外に居住者が存在する場合には、他の建物の防犯カメラを用いて居住者の画像情報を取得することにより、外出した居住者の状況を的確に把握できる。
さらに、第1の態様によれば、居住者の外出時の経路近くの防犯カメラを用いることにより、外出した居住者の状況を的確に把握できる。
の態様は、前記屋外制御部は、前記保安端末から取得した位置情報が示す位置が前記経路に属しない場合に、該位置情報が示す位置近くの他の建物が備える防犯カメラを遠隔制御して前記保安端末の所持者を含む画像情報を取得させ、該画像情報から前記保安端末の所持者の進行方向を推定し、該進行方向に存在する他の建物が備える防犯カメラまたは無人機を遠隔制御して前記保安端末の所持者を含む画像情報を取得させる。
の態様によれば、居住者がいつもの経路上に存在しない場合には、保安端末から取得した位置情報が示す位置近くの防犯カメラを用いることにより、外出した居住者の状況を的確に把握できる。
の態様は、前記屋外制御部は、前記保安端末の所持者が外出する時間帯を予め記憶し、該時間帯に前記建物が備える前記防犯カメラまたは前記無人機を遠隔制御する。
の態様によれば、居住者が外出する時間帯に防犯カメラまたは無人機を遠隔制御することにより、常時システムを起動させることを回避し、システムの負荷を抑制できる。
の態様は、前記屋内制御部は、前記屋外制御部による前記建物が備える前記防犯カメラまたは前記無人機の遠隔制御を拒絶する設定が可能で、該設定の後は、前記屋内制御部は前記建物が備える前記防犯カメラまたは前記無人機を遠隔制御する。
の態様によれば、外部制御部からの遠隔制御を拒絶した場合には、建物のセキュリティを優先することが可能になる。
の態様は、前記保安端末は、前記保安端末の所持者の操作により緊急信号を前記屋外制御部に送信し、前記屋外制御部は、緊急信号を送信した保安端末近くの建物が備える防犯カメラまたは無人機を遠隔制御して前記保安端末の所持者を含む画像情報を取得させる。
の態様によれば、緊急信号の送信により、居住者の状況を画像で確認でき、さらに居住者を救出する等の対処が可能になる。
以上説明したように、本発明によれば、外出した居住者の状況を的確に把握できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るセキュリティシステムの一例を示す概略図である。 建物の居住者が、学校から帰宅する場合の帰宅ルートと、マルチコプター及び防犯カメラの撮影可能範囲の一例を示した概略図である。 本発明の実施の形態に係るセキュリティシステムにおける、各建物の防犯カメラ及びカメラ付きマルチコプターの稼働の可否を示す防犯カメラ稼働テーブルの一例を示した説明図である。 本発明の実施の形態に係るセキュリティシステムにおける地域監視開始処理の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るセキュリティシステムにおける地域監視終了処理の一例を示したフローチャートである。 建物の居住者が、学校から帰宅する場合に、定番の帰宅ルートを通行せずに、学校から建物に帰宅する場合の一例を示した概略図である。
以下、図面を参照して本実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係るセキュリティシステム10の一例を示す概略図である。本実施の形態では、建物100に設けられたホームセキュリティシステム30及び情報センターのサーバ60を含んで構成されている。また、ホームセキュリティシステム30は、ネットワーク50を介して情報センターのサーバ60と接続されている。図1に示した建物100は、一戸建て住宅を示しているが、本実施の形態では建物100は複数世帯が居住する集合住宅も含む。
ホームセキュリティシステム30は、空き巣又は強盗等の住宅侵入犯罪、火災、ガス漏れ等から建物100及び居住者を保安する装置であり、本実施の形態では、建物100の屋外を撮影する防犯カメラ32及び防犯カメラ付きのマルチコプター34を備えている。マルチコプター34は、昨今は「ドローン」と呼称されることが多い、遠隔操作による飛行が可能な無人機であり、カメラで撮影した画像をホームセキュリティシステム30に無線通信で送信する。
防犯カメラ32とマルチコプター34は、ホームセキュリティシステム30及び情報センターのサーバ60から遠隔操作が可能である。防犯カメラ32の場合は、カメラアングル及び撮影画角が遠隔操作で変更できる。マルチコプター34の場合は、飛行の制御(操縦)、搭載カメラのカメラアングル及び撮影画角の変更が遠隔操作によって可能である。サーバ60から防犯カメラ32及びマルチコプター34を遠隔操作する場合には、ネットワーク50及びホームセキュリティシステム30を介して制御信号が防犯カメラ32及びマルチコプター34に送信される。後述するように、マルチコプター34は、ホームセキュリティシステム30から送信される制御信号の電波が届く範囲内で遠隔操作が可能になっている。
また、ホームセキュリティシステム30は、建物100の居住者40が携行している防犯ブザー42からの情報を無線通信によって取得可能に構成されている。防犯ブザー42は、GPSによる現在位置の測位が可能で、一定の間隔で現在の位置情報を、無線通信により、ホームセキュリティシステム30及び情報センターのサーバ60に送信する。防犯ブザー42は、ホームセキュリティシステム30とネットワーク50を介してサーバ60と通信してもよいし、サーバ60と直接無線通信をしてもよい。また、防犯ブザー42は、所定のスイッチをオンにすると、周囲に警報音を発すると共に、ホームセキュリティシステム30及び情報センターのサーバ60に緊急事態であることを示す救難信号が送信される。
ホームセキュリティシステム30は、基本的には一般的なコンピュータの構成とされている。図示は省略するが、CPU、ROM、RAM及び入出力ポート等を備え、それぞれシステムバスやデータバス等のバスに接続されている。さらにホームセキュリティシステム30は、情報の表示及び入力が可能な表示入力部を備える。本実施の形態では、防犯カメラ32とマルチコプター34とが撮影した画像及びサーバ60等から送信された情報を表示入力部に表示させる。表示入力部からは、防犯カメラ32及びマルチコプター34の操作が可能である。マルチコプター34の操作(操縦)は、例えば、マルチコプター34が備えるカメラの画像を表示入力部で確認して行う。情報センターのサーバ60側からの操作も同様で、一例として、情報センターに設けられた表示入力部にマルチコプター34が備えるカメラの画像を表示し、オペレータは、表示された画像を確認しながらマルチコプター34を操作(操縦)する。また、ホームセキュリティシステム30の表示入力部には、サーバ60から防犯カメラ32及びマルチコプター34が遠隔操作される場合に、その旨がサーバ60から通知される。
また、マルチコプター34は、自律飛行が可能なように構成されていてもよい。自律飛行は、一例として、GPSによって自機の位置を把握し、自機に内蔵された地図データ及びプログラムに従って動作するというものである。さらには、レーダー又は障害物センサをマルチコプター34に設け、電柱等の障害物を検知した場合には当該障害物を回避しつつ自機に内蔵された地図データ及びプログラムに従って飛行を継続する。なお、マルチコプター34の自律飛行は、マルチコプター34が備えるプロセッサを用いて行ってもよいし、サーバ60においてマルチコプター34の制御信号を自律的に生成してマルチコプター34に送信し、当該制御信号に従ってマルチコプター34を飛行させてもよい。
自律飛行に係るマルチコプター34のプログラムには多様な態様が適用可能だが、一例として、監視対象である居住者40の位置が判明した場合、居住者40の位置と自機の位置との偏差を減少させることにより、居住者と所定距離まで接近して飛行する制御をする。
表示入力部は、操作部と表示部とが一体化したタッチパネルを適用するようにしてもよいし、表示部とは別に機械的なスイッチ等を設けるようにしてもよいし、タッチパネル及び機械的なスイッチの双方を備えるようにしてもよい。また、機械的なスイッチの代わりにタッチスイッチを適用するようにしてもよい。また、ホームセキュリティシステム30及び情報センターのサーバ60等にウェブサーバ機能を設けて、パーソナルコンピュータや、タブレット端末、スマートフォン等の汎用端末のブラウザで表示させてもよい。
本実施の形態では、建物100のホームセキュリティシステム30が備える防犯カメラ32及びマルチコプター34は、ホームセキュリティシステム30の表示入力部での操作により、居住者40に対する監視機能をオフにして建物100自体の監視を優先することが可能である。居住者40の監視機能をオフにする場合は、一例として、建物100が留守になる場合である。監視機能がオフにされると、防犯カメラ32及びマルチコプター34は情報センターのサーバ60からの遠隔操作が拒絶される。
サーバ60は、建物100のホームセキュリティシステム30によって防犯カメラ32及びマルチコプター34の遠隔操作が拒絶されていない場合には、防犯カメラ32及びマルチコプター34を遠隔操作する。かかる遠隔操作は、防犯カメラ32及びマルチコプター34の管理者である建物100の居住者の意に反した操作であるため、建物100の居住者には、遠隔操作に係る対価としてのインセンティブが情報センターから支払われる。
また、情報センターのサーバ60は、防犯ブザー42が使用されて救難信号が送信された場合には、防犯ブザー42から送信された位置情報から居住者40の近傍の他の建物の防犯カメラによって、居住者40の画像を補足する。さらには、既存の画像処理技術により、居住者40が移動する方向を自動的に判別し、移動先に存在する他の防犯カメラによって居住者40を捕捉するように、他の防犯カメラを制御する。従って、サーバ60には、建物100及び本実施の形態に係るセキュリティシステム10を導入している他の建物の防犯カメラ及びマルチコプターが登録され、必要に応じて各々を遠隔制御できるようになっている。
マルチコプター34の自律飛行が可能な場合には、居住者40の防犯ブザー42から送信された位置情報をサーバ60を介してマルチコプター34に送信し、マルチコプター34は当該位置情報が示す位置とマルチコプター34の位置との偏差を減少させる制御により、マルチコプター34を居住者40から所定距離まで接近させる。自律飛行による接近後は、情報センターのオペレータによる遠隔操作によってマルチコプター34を飛行させてもよい。
図2は、建物100の居住者40が、学校70から帰宅する場合の帰宅ルート72と、マルチコプター34及び防犯カメラ32の撮影可能範囲の一例を示した概略図である。帰宅ルート72は、いわゆるスクールゾーン等の、居住者40が日常的に通行する経路である。本実施の形態では、ホームセキュリティシステム30の表示入力部から帰宅ルート72をサーバ60に登録できる。または、サーバ60は、居住者40が携行する防犯ブザーから送信される位置情報の変化を累積的に記憶し、通行する頻度が高い経路を帰宅ルート72として記憶するようにしてもよい。
図2に示したように、マルチコプター34のカメラの撮影可能範囲74には限界がある。また、マルチコプター34を遠隔操作するための電波が建物100から届く範囲にも限界がある。本実施の形態では、帰宅ルート72の途上に存在する他の建物の防犯カメラ及び建物100の防犯カメラ32を併用して、学校から建物100に帰宅する居住者40を監視し、保安する。また、荒天時等のマルチコプター34が飛行できない場合は、帰宅ルート72の途上に存在する他の建物の防犯カメラ及び建物100の防犯カメラ32を用いて居住者40を監視し、保安する。図2示した円錐様の記載は、建物に備わる防犯カメラの撮影可能範囲である。図2では、他の建物のうち、建物102Cは後述するように留守宅の監視を優先するために防犯カメラを適用できない状態であるが、その他の建物102A、102B、102D、102E〜102Jは防犯カメラを適用できる。図2においては、マルチコプター34の撮影可能範囲74外では、防犯カメラの撮影可能範囲34B、34Cでカバーし、建物100付近では、建物100が備える防犯カメラ32の撮影可能範囲32Aで、帰宅する居住者40の映像を捕捉する。
図2では、1機のマルチコプターによって帰宅する居住者40を監視しているが、後述する防犯カメラ稼働テーブルで、稼働が許可されている他の建物のマルチコプターを稼動させて居住者40を監視してもよい。複数のマルチコプターを展開可能な場合には、マルチコプターのみまたは主にマルチコプターによって帰宅する居住者40を監視する。なお、図2では、居住者40が帰宅する場合を示したが、居住者40が建物100から外出(登校)する場合も、マルチコプターに加えて、外出ルートに沿って存在する他の建物の防犯カメラ及びマルチコプターによって、外出する居住者40を監視する。
本実施の形態では、図2に示したように、帰宅又は外出する居住者40を、カメラ付きマルチコプター及び防犯カメラの連携により監視する場合を地域監視と称する。
図3は、本実施の形態に係るセキュリティシステム10における、各建物の防犯カメラ及びカメラ付きマルチコプターの稼働の可否を示す防犯カメラ稼働テーブルの一例を示した説明図である。前述のように、建物100が留守になる場合、留守宅の監視を優先する必要があるため、本実施の形態では、ホームセキュリティシステム30の表示入力部から防犯カメラ32及びカメラ付きマルチコプター34の、他の建物の居住者に対する監視機能のオンオフが設定できる。建物100を含む、本実施の形態に係るセキュリティシステム10が導入されている複数の建物の表示入力部から入力された防犯カメラの稼働の可否の情報は、図3に示した防犯カメラ稼働テーブルとして情報センターのサーバ60に記憶される。
図3に示された場合、情報センターは建物Cの防犯カメラ及びマルチコプターは使用せず、他の建物の防犯カメラ及びマルチコプターによって帰宅する居住者を監視する。図3では、建物Cでは防犯カメラ及びマルチコプターが稼働不可に設定されるが、防犯カメラまたはマルチコプターの一方を稼働不可に設定してもよい。
図4は、本実施の形態に係るセキュリティシステム10における地域監視開始処理の一例を示したフローチャートである。居住者40の動向を常に監視するのは、システム上の負荷が大きいので、本実施の形態では、居住者40が外出又は帰宅する時間帯にセキュリティシステム10の地域監視を開始する。居住者40が外出又は帰宅する時間帯は、ホームセキュリティシステム30の表示入力部からサーバ60に登録するが、サーバ60が防犯ブザー42の位置情報の時系列での変化を累積的に記憶し、居住者40が外出する頻度が高い時間帯を自動的に抽出してもよい。
ステップ400では、居住者40の登下校(外出・帰宅)時間が近づいたか否かを判定し、肯定判定の場合には、ステップ402において、図3に示した防犯カメラ稼働テーブルで稼働可能なホームセキュリティシステムに監視指示をする。
ステップ404では、防犯カメラ及びマルチコプターの連携による地域監視が実行されていることを、防犯カメラ及びマルチコプターが使用可能又は既に利用されている建物のホームセキュリティシステムの表示入力部に表示して処理をリターンする。
図5は、本実施の形態に係るセキュリティシステム10における地域監視終了処理の一例を示したフローチャートである。居住者40の動向を常に監視するのは、システム上の負荷が大きいので、本実施の形態では、居住者40が外出又は帰宅する時間帯ではない場合にセキュリティシステム10の地域監視を停止する。
ステップ500では、居住者40の登下校(外出・帰宅)時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には、ステップ502において、図3に示した防犯カメラ稼働テーブルで稼働可能なホームセキュリティシステムに監視終了指示をする。
ステップ504では、防犯カメラ及びマルチコプターの連携による地域監視が終了した結果、防犯カメラ及びマルチコプターが使用可能な建物のホームセキュリティシステムの表示入力部に当該建物(自宅)の監視をしていることを表示して処理をリターンする。
図6は、建物100の居住者40が、学校70から帰宅する場合に、図2に示した定番の帰宅ルート72を通行せずに、学校70から建物100に帰宅する場合の一例を示した概略図である。本実施の形態では、居住者40の定番の外出ルート及び帰宅ルート72を情報センターのサーバ60に予め登録して、地域監視開始時に、定番の外出ルート及び帰宅ルート72に沿った建物の防犯カメラ及びマルチコプターを稼動させることが可能である。しかしながら、本実施の形態に係るセキュリティシステム10は、居住者40が定番の外出ルート及び帰宅ルート72以外の経路76を通行する場合にも対応可能である。図6では、他の建物のうち、建物102F、104Cは留守宅の監視を優先するために防犯カメラを適用できない状態であるが、その他の建物104A、104B、104D、104E〜104Gは防犯カメラを適用できる。
前述のように、本実施の形態に係るセキュリティシステム10では、居住者40が携行する防犯ブザー42は、GPSにより現在位置を測位可能で、GPSによって測位した現在位置に係る位置情報をサーバ60に送信する。サーバ60は、地域監視を開始した際に、居住者40の位置が定番の外出・帰宅ルート72上にない場合、居住者40の現在位置に近い防犯カメラを稼動させて居住者40の画像を捕捉する。
居住者40の画像を捕捉した場合、上述のように、既存の画像処理技術により、画像から居住者40が移動する方向を判別し、移動先に存在する他の防犯カメラ及びマルチコプターによって居住者40を捕捉するように、他の防犯カメラ及びマルチコプターを制御する。
さらには、建物100が備えるマルチコプター34の撮影可能範囲74に居住者40が位置する場合には、マルチコプター34のカメラによっても居住者40を捕捉でき、居住者40の建物100までの経路を監視できる。
以上説明したように本実施の形態では、居住者40の建物100が備える防犯カメラ32のみならず、建物100が備えるカメラ付きマルチコプター34、さらには居住者40の外出及び帰宅の経路上に存在する他の建物の防犯カメラ及びマルチコプターの連携によって、外出した居住者40の状況を的確に把握することが可能になる。
本実施の形態では、マルチコプター34を用いることで、外出又は帰宅する居住者40を上空から監視できる。マルチコプター34のカメラの撮影可能範囲には限界があり、マルチコプター34を遠隔操作するための電波が建物100から届く範囲にも限界があるが、本実施の形態では、居住者40の外出及び帰宅の経路上に存在する他の建物の防犯カメラ及びマルチコプターの連携により、外出した居住者40の状況を的確に把握する。
居住者40は、位置情報を発信する防犯ブザー42を携行しているので、本実施の形態に係るセキュリティシステム10は、防犯ブザー42から発信された位置情報が示す位置にマルチコプター34を向かわせると共に、当該位置の近くの複数の防犯カメラを連携させることにより、外出している居住者40及びその周囲の状況を示す画像を継続して取得することが可能になる。
本実施の形態では、監視対象をホームセキュリティシステム30を備えた建物100の居住者40として説明したが、本システムの監視対象者はホームセキュリティシステム30を備えていない建物の居住者でもよく、監視対象サービスに加入した防犯ブザー所有者であれば監視対象者となる。
また、上記の実施形態におけるホームセキュリティシステム30及びサーバ60で行われる各処理は、プログラムとして記憶媒体等に記憶して流通するようにしてもよい。
また、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 セキュリティシステム
30 ホームセキュリティシステム
32 防犯カメラ
32A 撮影可能範囲
34 マルチコプター
34B、34C 撮影可能範囲
40 居住者
42 防犯ブザー
50 ネットワーク
60 サーバ
70 学校
72 帰宅ルート
74 撮影可能範囲
100 建物

Claims (5)

  1. 現在位置を測位すると共に該現在位置を示す位置情報を送信可能な保安端末と、
    カメラを有し、遠隔制御による飛行が可能で、前記カメラで取得した画像情報を送信可能な無人機または建物の周囲の画像情報を取得する防犯カメラと、
    前記建物内に設けられ、前記無人機及び前記防犯カメラを遠隔制御して、前記無人機のカメラまたは前記防犯カメラが各々取得した画像情報を取得する屋内制御部と、
    前記屋内制御部及び前記保安端末の各々と通信可能に構成され、前記保安端末から送信された位置情報に基づいて前記屋内制御部を介して前記無人機または前記防犯カメラを遠隔制御して、前記保安端末の所持者を含む画像情報を取得させると共に、該取得させた画像情報を前記屋内制御部を介して受信する屋外制御部と、
    を備え
    前記屋外制御部は、前記保安端末の所持者の外出時の経路を記憶し、前記保安端末から取得した位置情報が示す位置が、前記建物が備える前記防犯カメラ及び前記無人機が有するカメラのいずれかの撮影範囲外の場合に、前記保安端末から取得した位置情報が示す位置の近くに存在する他の建物及び前記経路の近くの他の建物が各々備える防犯カメラまたは無人機を該他の建物が備える屋内制御部を介して遠隔制御して前記保安端末の所持者を含む画像情報を取得させると共に、該取得させた画像情報を該他の建物の屋内制御部を介して受信するセキュリティシステム。
  2. 前記屋外制御部は、前記保安端末から取得した位置情報が示す位置が前記経路に属しない場合に、該位置情報が示す位置近くの他の建物が備える防犯カメラを遠隔制御して前記保安端末の所持者を含む画像情報を取得させ、該画像情報から前記保安端末の所持者の進行方向を推定し、該進行方向に存在する他の建物が備える防犯カメラまたは無人機を遠隔制御して前記保安端末の所持者を含む画像情報を取得させる請求項記載のセキュリティシステム。
  3. 前記屋外制御部は、前記保安端末の所持者が外出する時間帯を予め記憶し、該時間帯に前記建物が備える前記防犯カメラまたは前記無人機を遠隔制御する請求項1又は2に記載のセキュリティシステム。
  4. 前記屋内制御部は、前記屋外制御部による前記建物が備える前記防犯カメラまたは前記無人機の遠隔制御を拒絶する設定が可能で、該設定の後は、前記屋内制御部は前記建物が備える前記防犯カメラまたは前記無人機を遠隔制御する請求項1〜のいずれか1項に記載のセキュリティシステム。
  5. 前記保安端末は、前記保安端末の所持者の操作により緊急信号を前記屋外制御部に送信し、
    前記屋外制御部は、緊急信号を送信した保安端末近くの建物が備える防犯カメラまたは無人機を遠隔制御して前記保安端末の所持者を含む画像情報を取得させる請求項1〜のいずれか1項に記載のセキュリティシステム。
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