JP6915641B2 - 売上データ処理装置、印字方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
出されるレシートには操作キーを介して入力された情報が搬出方向側の端部を上として順番に印字されている。このため、キャッシャーにとって搬出された状態におけるレシートは上下逆に見えてしまい、印字内容を詳細に確認するためには搬出されたレシートを手に取った後に上下を反転させなければならない。
また、本発明に係る印字方法は、所定の会計処理が実行される毎にレシートを発行する売上データ処理装置が実行する印字方法であって、所定の入力部を介してユーザにより入力された売上登録データを、レシート用の印字データとしてメモリ部に蓄積させる記憶制御ステップと、前記メモリ部に蓄積された印字データのプリント用紙への印字を開始させる際に、当該プリント用紙の送出し方向が前記レシートにおける上方向となるように印字データを印字させる頭から印字と、当該プリント用紙の送出し方向が前記レシートにおける下方向となるように印字データを印字させる末尾から印字と、の何れか一方を前記メモリ部の空き容量に基づいて選択的に開始させる印字制御ステップと、を含み、前記印字制御ステップは、前記頭から印字を開始させた後は、所定の会計処理が終了するまでの間、前記売上登録データがユーザにより入力される毎に当該入力された売上登録データに係る印字データを印字させ、前記末尾から印字を開始させる場合には、前記所定の会計処理を終了させるタイミングに対応させて前記末尾から印字を開始させる、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、所定の会計処理が実行される毎にレシートを発行する売上データ処理装置のコンピュータを、所定の入力部を介してユーザにより入力された売上登録データを、レシート用の印字データとしてメモリ部に蓄積させる記憶制御手段、前記メモリ部に蓄積された印字データのプリント用紙への印字を開始させる際に、当該プリント用紙の送出し方向が前記レシートにおける上方向となるように印字データを印字させる頭から印字と、当該プリント用紙の送出し方向が前記レシートにおける下方向となるように印字データを印字させる末尾から印字と、の何れか一方を前記メモリ部の空き容量に基づいて選択的に開始させる印字制御手段、として機能させ、前記印字制御手段は、前記頭から印字を開始させた後は、所定の会計処理が終了するまでの間、前記売上登録データがユーザにより入力される毎に当該入力された売上登録データに係る印字データを印字させ、前記末尾から印字を開始させる場合には、前記所定の会計処理を終了させるタイミングに対応させて前記末尾から印字を開始させる、ことを特徴とする。
図1に示すように、本実施形態の印字方法が適用される印字装置としての売上データ処理装置1は、図2に示すCPU10(中央演算処理装置)等のコンピュータを格納する筺体2と、引出しを有する箱形のドロア3とにより主に構成されている。
筺体2の設置に必要とされる面積は、ドロア3の上面3aの面積よりも小さい。筺体2は、ドロア3の上面3aのうち、後側に沿って載置されている。そして、上面3aには、筺体2のキャッシャー側の手前に平坦な検銭スペース3bが設けられている。
このうち、印字部5は、後述する図4に示すように、ロール状に巻回されたプリント用紙としての連続紙9を巻取るスプーラ5dと、スプーラ5dを収納する凹部5gと、印字データの印字を行うサーマルプリンタ5cと、印字された連続紙9を送出するフィードローラ5eとを有している。
サーマルプリンタ5cは、CPU10による演算処理結果に基づいて印字データの印字を連続紙9に対して行う。連続紙9は、カッタ5fにより切断されてレシート8として送出される。
そして、送出開口5aから送出されたレシート8は、上面2cに沿って傾斜角度を与えられて、印字面をキャッシャーに向けながら、検銭スペース3bの上面に滑り落とされる。送出開口5aは、下側縁2aに近接して形成されているため、送出開口5aから送出されたレシート8は、キャッシャーに近く、見やすい。
このうち、本実施形態のRAM14は、入力部4を介してユーザにより入力された一会計に係る売上登録データを、レシート用の印字データとして蓄積することができる。そして、RAM14に蓄積された印字データは、印字制御手段12による制御に応じて読みだされて、印字部5に送られる。RAM14に蓄積される印字データは、一会計が終了するまで保持される。
入力部4は、数字を入力するテンキーと、小計キーと、登録キーとを少なくとも備えている。なお、バーコードを読み取るスキャナを設けてもよい。
印字部5は、登録された印字データをCPU10からの指示に基づいて連続紙9の上面9a側へ印字を行う。
サーマルプリンタ5cにて印字された連続紙9は、フィードローラ5eにより送出開口5aから送出された後に、カッタ5fにて切断されて、レシート8となる。
本実施形態の売上データ処理装置1では、モードスイッチ7を図1に示すように、筺体2の上部に設けている。図3に示すように、本実施形態のモードスイッチ7は、鍵7aを鍵孔7bに差して廻すことにより、モードを選択的に切換えるロータリースイッチを用いている。
選択可能なモードは、「精算モード」「点検モード」「電卓モード」「登録モード」「OFFモード」「戻モード」「設定モード」である。各モードは、選択可能となるように鍵孔7bの周囲に所定の間隔を置いて配列されている。このうち、鍵7aが抜き差しできるのは、「登録モード」「OFFモード」の2箇所のみである。
これらのサーマルプリンタ5cおよびカッタ5fは、スプーラ5dとフィードローラ5eとの間に設けられていて、連続紙9に所定の張力を与えながら、印字および切断を行なえる。
このうち、記憶制御手段11は、所定の入力部4を介してユーザにより入力された一会計に係る売上登録データを、レシート用の印字データとしてRAM14に蓄積させるように構成されている。
そして、印字制御手段12は、これらの「頭から印字」および「末尾から印字」の二つの印字モードのうち、何れか一方の印字モードをRAM14の空き容量に基づいて選択的に開始させる。
そして、その後印字データを消すことでRAM14の容量を比較的使用しないようにすることができる。
すなわち、RAM14の空き容量が所定の閾値未満であるならば「頭から印字」の印字モードを開始させる。ここでは、空き容量が50%未満であるならば「頭から印字」の印字モードで印字を開始させる。
頭から印字では、レシート8の送出方向F1と合わせて、先頭から順次、挨拶文8a,日時および会計番号8b,売上データ8c,および合計金額、お預り金額、お釣り金額を含む会計結果8dが印字される。特に、売上データ8cの印字では、一の販売商品に係る売上データが一行の印字データとして頭から一行ずつレシート8に印字される。
図6は、「末尾から印字」という印字モードで、印字されたレシート8の一例を示している。
「末尾から印字」という印字モードでは、レシート8の送出方向F2と合わせて、末尾から順次、合計金額、お預り金額、お釣り金額を含む会計結果8d,売上データ8c,日時および会計番号8b,挨拶文8aが印字される。特に、売上データ8cの印字では、一の販売商品に係る売上登録データが一行の印字データとして末尾から一行ずつレシート8に印字される。
このように、各印字データは、レシート8の送出方向F2と合わせて、末尾の行から印刷される。このため、レシート8に印字された印字データは、キャッシャーから見て正方向となる。
記憶制御手段11は、一会計に係る売上登録データを印字データとしてRAM14に蓄積させる。印字制御手段12は、RAM14の空き容量が所定の閾値以上の間は一会計の締め入力をユーザから受け付けたタイミングに基づいて、「末尾から印字」を開始させる。
一方で、印字制御手段12は、RAM14の空き容量が所定の閾値未満となったならば、この所定の閾値未満となったタイミングに基づいて「頭から印字」を開始させる。
このため、メモリ容量の小さい売上データ処理装置1であっても、RAM14の空き容量が無くなる前に、常に「末尾から印字」または「頭から印字」を開始させることができる。
入力により、RAM14に書き込まれる印字データXが増大すると、RAM14の空き容量Yは減少する(Y=100−X)。たとえば、印字データXがX=36の場合、まだ、設定されている閾値50を越えておらず、空き容量Yは、Y=64である。
このため、印字制御手段12によって、メモリ部13のうちRAM14の空き容量に基づいて判定を行えば、末尾から印字が可能であるか否か判断できる。
図7の例示では、空き容量Y=100−36=64で、RAM14の空き容量が多く、余裕がある状態であると判断して「末尾から印字」を開始させることができる。
たとえば、図5に示すように、印字部5から送出されるレシート8に頭から印字が行われると、キャッシャーからは逆さまに印字されていように視認されて見づらい。
これに対して、図6に示すように、キャッシャーの手元に送出されるレシート8に、末尾から印字が行われていると、印字方向は正方向となり見やすく、内容の把握も容易に行える。
このため、メモリ容量の小さな売上データ処理装置1であっても、キャッシャーから見て印字を正方向で確認できるように、出来る限り末尾から印字を行なわせることができるようにしたいといった要望がある。そして、末尾から印字がメモリ容量不足により出来ない場合に限り、頭から印字を行わせる。これにより、印字データを適切に出力させて、売上データ処理装置1の利便性を向上させることができる。
図8は、本実施形態の売上データ処理装置1で実行されるモード切替処理を演算の流れに沿って説明するフローチャートである。
まず、モード切替処理がスタートすると、ステップS1では、ユーザによってモードスイッチ7によりモードが切替えられたか否かをCPU10は判定する。ステップS1でモードスイッチ7によりモードが切替えられた場合(ステップS1にてYES)は、ステップS2に進み、モードスイッチ7によりモードが切替えられていない場合(ステップS1にてNO)は、モード切替処理を終了(END)する。
ステップS2で、CPU10は、モードスイッチ7により切替えられたモードが登録モードであるか否かを判定する。モードスイッチ7が登録モードである場合(ステップS2にてYES)、処理はステップS3に進められる。モードスイッチ7が登録モードでない場合(ステップS2にてNO)、たとえば、精算モード等、登録モード以外のモードが選択されている場合は、処理をステップS4に進める。
ステップS3では、印字モードが「末尾から印字」に設定されて、モード切替処理を終了(END)する。
ステップS4では、印字モードが「頭から印字」に設定されて、モード切替処理を終了(END)する。
このモード切替処理において、登録モード以外の精算モードや戻モードなどでは、印字速度が優先されて、頭からレシート8に印字が行われる。特に精算モードでは、行数の多い印字データとなりがちなジャーナル(精算レポート)を頭から印字できる。このため、利便性が良好である。
まず、レシート発行処理がスタートすると、ステップS11で、ユーザは、一の販売商品に係る売上データを入力する。
ステップS12では、CPU10の記憶制御手段11が入力された売上データを印字データとしてRAM14に蓄積する。
ステップS13では、CPU10によって、RAM14の空き容量は50%未満であるか否かが判定される。RAM14の空き容量が50%未満である場合(ステップS13にてYES)は、ステップS15に進み、印字制御手段12は、印字モードを「頭から印字」に設定する。
ステップS16では、CPU10により締め入力があったか否かが判定される。ステップS16で締め入力があったと判定される(ステップS16にてYES)と、ステップS21に進み、ステップS16で締め入力がないと判定される(ステップS16にてNO)と、ステップS11に戻り、売上データの入力を続行する。
ステップS22では、記憶制御手段11がRAM14に登録されている印字データを削除して、ステップS23に処理を進める。これにより、再びRAM14の容量は増大する。
ステップS18では、記憶制御手段11がRAM14に登録されている印字データを削除して、ステップS19に処理を進める。
ステップS19では、CPU10により締め入力があったか否かが判定される。ステップS19で締め入力があった場合(ステップS19にてYES)、ステップS20に進み、ステップS19で締め入力が無かった場合(ステップS19にてNO)、ステップS11に戻り、売上データの入力を続行する。
ステップS20では、ステップS15により「頭から印字」に設定された印字モードを次回のレシート発行処理に向けて「末尾から印字」に戻し、ステップS23に進む。
ステップS23では、フィードローラ5eにより送出開口5a(図1参照)から送出され、印字部5のカッタ5fにより、連続紙9がレシート8となるようにカットされて、レシート発行処理を終了する(END)。
このように、売上データ処理装置1は、RAM14の空き容量を考慮しながら印字データを適切に出力させることができる。
したがって、メモリ容量の小さなRAM14を有する売上データ処理装置1であっても、登録される印字データがRAM14の所定の容量を超えない範囲では、末尾から印刷を行える。
そして、RAM14の所定の容量を登録された印字データ量が超える印字では、そのまま、「頭から印字」に切換えられて、RAM14に蓄積された印字データから印字を開始して、所定の容量を超えた部分の印字データをこの蓄積された印字データに続けて印字することができ、適正に印字を行うことができる。
このため、レシート8に印字された印字面がキャッシャーの見ている上下方向と一致して見やすい。また、レシート8が送出される検銭スペース3bは、筺体2よりもキャッシャーに近い手前側にある。したがって、キャッシャーは、検銭スペース3b上のレシート8を手に取って、レシート8に見やすい正方向で印字された内容を直ちに確認することができる。
この場合、印字制御手段12は、連続紙9に注文伝票の印字を、「頭から印字」もしくは、末尾から印字によって選択的に開始させる。印字部5を筺体2とは、別の場所、例えば厨房内に配置することにより、注文伝票に末尾から印刷を行える見やすい注文データ印字装置を提供することができる。
しかしながら、特にこれに限らず、例えばRAM14の空き容量の1〜99%の範囲内、好ましくは30〜80%、さらに好ましくは、45〜55%の範囲内で閾値を設定する等、どのような値で閾値を設定してもよい。また、印字時間等の印字条件に応じて閾値を可変させるようにしてもよい。
〔付記〕
《請求項1》
所定の入力部を介してユーザにより入力された売上登録データを、レシート用の印字データとしてメモリ部に蓄積させる記憶制御手段と、
前記メモリ部に蓄積された印字データのプリント用紙への印字を開始させる際に、当該プリント用紙の送出し方向が前記レシートにおける上方向となるように印字データを印字させる頭から印字と、当該プリント用紙の送出し方向が前記レシートにおける下方向となるように印字データを印字させる末尾から印字と、の何れか一方を前記メモリ部の空き容量に基づいて選択的に開始させる印字制御手段と、
を備えることを特徴とする印字装置。
《請求項2》
前記印字制御手段は、前記メモリ部の空き容量が所定の閾値以上であるならば前記末尾から印字を開始させる一方で、前記メモリ部の空き容量が前記所定の閾値未満であるならば前記頭から印字を開始させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の印字装置。
《請求項3》
前記記憶制御手段は、一会計に係る売上登録データを前記印字データとしてメモリ部に蓄積させ、
前記印字制御手段は、前記メモリ部の空き容量が所定の閾値以上の間は前記一会計の締め入力をユーザから受け付けたタイミングに基づいて前記末尾から印字を開始させる一方で、前記メモリ部の空き容量が所定の閾値未満となったならば当該所定の閾値未満となったタイミングに基づいて前記頭から印字を開始させる、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の印字装置。
《請求項4》
前記プリント用紙は、ロール状に巻回された連続紙である、
ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の印字装置。
《請求項5》
所定の入力部を介してユーザにより入力された注文データを、注文伝票用の印字データとしてメモリ部に蓄積させる記憶制御手段と、
前記メモリ部に蓄積された印字データのプリント用紙への印字を開始させる際に、当該プリント用紙の送出し方向が前記注文伝票における上方向となるように印字データを印字させる頭から印字と、当該プリント用紙の送出し方向が前記注文伝票における下方向となるように印字データを印字させる末尾から印字と、の何れか一方を前記メモリ部の空き容量に基づいて選択的に開始させる印字制御手段と、
を備えることを特徴とする印字装置。
《請求項6》
所定の入力部を介してユーザにより入力された売上登録データを、レシート用の印字データとしてメモリ部に蓄積させる記憶制御ステップと、
前記メモリ部に蓄積された印字データのプリント用紙への印字を開始させる際に、当該プリント用紙の送出し方向が前記レシートにおける上方向となるように印字データを印字させる頭から印字と、当該プリント用紙の送出し方向が前記レシートにおける下方向となるように印字データを印字させる末尾から印字と、の何れか一方を前記メモリ部の空き容量に基づいて選択的に開始させる印字制御ステップと、
を含むことを特徴とする印字方法。
《請求項7》
所定の入力部を介してユーザにより入力された注文データを、注文伝票用の印字データとしてメモリ部に蓄積させる記憶制御ステップと、
前記メモリ部に蓄積された印字データのプリント用紙への印字を開始させる際に、当該プリント用紙の送出し方向が前記注文伝票における上方向となるように印字データを印字させる頭から印字と、当該プリント用紙の送出し方向が前記注文伝票における下方向となるように印字データを印字させる末尾から印字と、の何れか一方を前記メモリ部の空き容量に基づいて選択的に開始させる印字制御ステップと、
を含むことを特徴とする印字方法。
《請求項8》
コンピュータを、
所定の入力部を介してユーザにより入力された売上登録データを、レシート用の印字データとしてメモリ部に蓄積させる記憶制御手段、
前記メモリ部に蓄積された印字データのプリント用紙への印字を開始させる際に、当該プリント用紙の送出し方向が前記レシートにおける上方向となるように印字データを印字させる頭から印字と、当該プリント用紙の送出し方向が前記レシートにおける下方向となるように印字データを印字させる末尾から印字と、の何れか一方を前記メモリ部の空き容量に基づいて選択的に開始させる印字制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
《請求項9》
コンピュータを、
所定の入力部を介してユーザにより入力された注文データを、注文伝票用の印字データとしてメモリ部に蓄積させる記憶制御手段、
前記メモリ部に蓄積された印字データのプリント用紙への印字を開始させる際に、当該プリント用紙の送出し方向が前記注文伝票における上方向となるように印字データを印字させる頭から印字と、当該プリント用紙の送出し方向が前記注文伝票における下方向となるように印字データを印字させる末尾から印字と、の何れか一方を前記メモリ部の空き容量に基づいて選択的に開始させる印字制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
4 入力部
5 印字部
8 レシート
9 連続紙(プリント用紙)
11 記憶制御手段
12 印字制御手段
13 メモリ部
14 RAM
Claims (5)
- 所定の会計処理が実行される毎にレシートを発行する売上データ処理装置であって、
所定の入力部を介してユーザにより入力された売上登録データを、レシート用の印字データとしてメモリ部に蓄積させる記憶制御手段と、
前記メモリ部に蓄積された印字データのプリント用紙への印字を開始させる際に、当該プリント用紙の送出し方向が前記レシートにおける上方向となるように印字データを印字させる頭から印字と、当該プリント用紙の送出し方向が前記レシートにおける下方向となるように印字データを印字させる末尾から印字と、の何れか一方を前記メモリ部の空き容量に基づいて選択的に開始させる印字制御手段と、
を備え、
前記印字制御手段は、
前記頭から印字を開始させた後は、前記所定の会計処理が終了するまでの間、前記売上登録データがユーザにより入力される毎に当該入力された売上登録データに係る印字データを印字させ、
前記末尾から印字を開始させる場合には、前記所定の会計処理を終了させるタイミングに対応させて前記末尾から印字を開始させる、
ことを特徴とする売上データ処理装置。 - 前記印字制御手段は、前記メモリ部の空き容量が所定の閾値以上であるならば前記末尾から印字を開始させる一方で、前記メモリ部の空き容量が前記所定の閾値未満であるならば前記頭から印字を開始させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。 - 前記記憶制御手段は、一会計に係る売上登録データを前記印字データとしてメモリ部に蓄積させ、
前記印字制御手段は、前記メモリ部の空き容量が所定の閾値以上の間は前記一会計の締め入力をユーザから受け付けたタイミングに基づいて前記末尾から印字を開始させる一方で、前記メモリ部の空き容量が所定の閾値未満となったならば当該所定の閾値未満となったタイミングに基づいて前記頭から印字を開始させる、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の売上データ処理装置。 - 所定の会計処理が実行される毎にレシートを発行する売上データ処理装置が実行する印字方法であって、
所定の入力部を介してユーザにより入力された売上登録データを、レシート用の印字データとしてメモリ部に蓄積させる記憶制御ステップと、
前記メモリ部に蓄積された印字データのプリント用紙への印字を開始させる際に、当該プリント用紙の送出し方向が前記レシートにおける上方向となるように印字データを印字させる頭から印字と、当該プリント用紙の送出し方向が前記レシートにおける下方向となるように印字データを印字させる末尾から印字と、の何れか一方を前記メモリ部の空き容量に基づいて選択的に開始させる印字制御ステップと、
を含み、
前記印字制御ステップは、
前記頭から印字を開始させた後は、所定の会計処理が終了するまでの間、前記売上登録データがユーザにより入力される毎に当該入力された売上登録データに係る印字データを印字させ、
前記末尾から印字を開始させる場合には、前記所定の会計処理を終了させるタイミングに対応させて前記末尾から印字を開始させる、
ことを特徴とする印字方法。 - 所定の会計処理が実行される毎にレシートを発行する売上データ処理装置のコンピュータを、
所定の入力部を介してユーザにより入力された売上登録データを、レシート用の印字データとしてメモリ部に蓄積させる記憶制御手段、
前記メモリ部に蓄積された印字データのプリント用紙への印字を開始させる際に、当該プリント用紙の送出し方向が前記レシートにおける上方向となるように印字データを印字させる頭から印字と、当該プリント用紙の送出し方向が前記レシートにおける下方向となるように印字データを印字させる末尾から印字と、の何れか一方を前記メモリ部の空き容量に基づいて選択的に開始させる印字制御手段、
として機能させ、
前記印字制御手段は、
前記頭から印字を開始させた後は、所定の会計処理が終了するまでの間、前記売上登録データがユーザにより入力される毎に当該入力された売上登録データに係る印字データを印字させ、
前記末尾から印字を開始させる場合には、前記所定の会計処理を終了させるタイミングに対応させて前記末尾から印字を開始させる、
ことを特徴とするプログラム。
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