JP6915517B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明はEGR(Exhaust Gas Recirculation)装置を備える内燃機関に関する。
EGRシステムが採用された内燃機関では、EGRガス中の水分が凝縮して、EGR通路及び吸気通路内で酸性の凝縮水が発生する場合がある。発生した酸性の凝縮水が筒内に流入すると筒内の各部材を腐食させる虞がある。凝縮水の筒内への流入を抑制するため、例えば、特許文献1には、EGRクーラの上流又は下流に、凝縮水を捕集する捕集器を備える内燃機関が記載されている。具体的には、特許文献1の内燃機関のEGRクーラの上流又は下流のEGR通路には方向変更部が設けられており、凝縮水捕集用の捕集器は、方向変更部の外側コーナーに、EGRガスの上流側に向かって開口するようにして設置されている。
特開2003−097361号公報
特許文献1のシステムによれば、EGR通路の捕集器より上流側で発生した凝縮水をある程度捕集することができる。しかしながら、凝縮水は例えば、低温の新気によってEGRガスが冷却されることによっても発生することがある。このように捕集器よりも下流側の吸気通路等で凝縮水が発生した場合には、凝縮水を捕集することはできず、筒内に凝縮水が流入する虞がある。この点で、特許文献1のようなEGR通路に設置された捕集器による凝縮水の捕集には、改善の余地が残る。
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであり、凝縮水をより確実に捕集しつつ、凝縮水を捕集する部分より下流側での凝縮水の発生による筒内部品の腐食を効果的に抑制できるよう改良された内燃機関を提供するものである。
本発明の内燃機関は、内燃機関の排気通路から排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路に導入させるEGR装置を備える。EGR装置は、EGR通路とEGRクーラと貯留部と接続通路とを備える。EGR通路は、内燃機関の排気通路と吸気通路とに接続する。EGRクーラは、EGR通路の途中に設置され、通過するEGRガスを冷却する。貯留部は、EGR通路のEGRクーラより下流側に設置され、EGRガス中に含まれる凝縮水を貯留する。なおここで、下流側とは、EGR通路内を排気通路側から吸気通路側に流れるEGRガスの流れの下流側を意味する。接続通路はEGRクーラのEGRガスの出口と、貯留部のEGRガスの入口とを接続する。
凝縮水は、少なくともEGRクーラ内のEGRガスの通路の下方の部分と接続通路とに貯留されている。貯留部のEGRガスの入口は、貯留部の側面又は底面の、凝縮水の下限水位よりも下側の位置に設けられている。また貯留部のEGRガスの出口は、貯留部における凝縮水の上限水位よりも上側の位置に設けられている。ここで凝縮水の下限水位及び上限水位は、予め設定されたものである。また、上下方向は、内燃機関が搭載された状態における鉛直方向の上下を意味するものである。このEGR装置は、EGRクーラに流入したEGRガスが、EGRクーラ内のEGRガスの通路の下方の部分に貯留された凝縮水を通過した後、接続通路と貯留部とに貯留された凝縮水内を通過して、貯留部の外に流出するように構成されている。

本発明によれば、EGRクーラ下流側にEGRクーラで発生した凝縮水を貯留する貯留部を有している。従って、EGRクーラでの凝縮水発生を抑制することなくEGRガスの除湿をすることができ、吸気通路側での凝縮水の発生を効果的に抑制することができる。また、EGRクーラで冷却されたEGRガスは貯留部に貯留された凝縮水内を通過する。これにより、EGRガス中の凝縮水をより確実に捕集することができる。また、EGRガス中に含まれる酸成分が凝縮水に吸収される。従って、EGR通路の下流側でEGRガスから凝縮水が発生した場合であっても、その凝縮水の酸性濃度は低くなっており、発生した凝縮水による筒内部品の腐食を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る内燃機関の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る内燃機関のEGRクーラ及び凝縮水のキャッチタンク及びその近傍の構成を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、同一または相当する部分には同一符号を付してその説明を簡略化ないし省略する。
図1は実施の形態に係る内燃機関の構成を模式的に示す図である。図1には、内燃機関1を構成する要素がクランク軸に垂直な1つの平面上に投影して描かれている。本実施の形態に係る内燃機関1は複数のシリンダ2を有する多気筒エンジン(以下、単にエンジンという)である。シリンダ2の数と配置に限定はない。エンジン1のシリンダ2内にはその軸方向に往復動するピストン3が配置されている。シリンダ2の上部空間である燃焼室4には吸気ポート5及び排気ポート6が連通している。吸気ポート5の燃焼室4に連通する開口部には、吸気バルブ7が設けられ、排気ポート6の燃焼室4に連通する開口部には、排気バルブ8が設けられている。
エンジン1は、過給機10を備えている。過給機10は、排気ガスの排気エネルギによって作動するタービン12と、タービン12と一体的に連結され、タービン12に入力される排気ガスの排気エネルギによって回転駆動されるコンプレッサ14とを有している。
各シリンダ2の吸気ポート5には、吸気マニホールドを介して吸気通路20が接続している。エンジン1の吸気通路20の入口付近には、エアクリーナ21が設けられている。エアクリーナ21を通って吸入された空気は、過給機10のコンプレッサ14で圧縮された後、インタークーラ22で冷却される。インタークーラ22を通過した吸入空気は、吸気絞り弁23(即ち、ディーゼルスロットル)を通過して、吸気マニホールドにより各気筒の吸気ポート(図示せず)に分配される。
排気通路24は、排気マニホールドにより枝分かれして、各気筒の排気ポート6に接続している。過給機10のタービン12は、排気通路24の途中に配置されている。タービン12よりも下流側の排気通路24は、排気ガスを浄化するための触媒25が設置されている。
エンジン1はEGR(Exhaust Gas Recirculation)装置を備えている。吸気通路20における吸気マニホールド近傍には、EGR装置のEGR通路30の一端が接続されている。EGR通路30の他端は、排気通路24の排気マニホールド近傍に接続されている。このEGR通路30を通して、排気ガス(既燃ガス)の一部を吸気通路20へ還流させること、つまり外部EGRを行うことができる。
EGR通路30は途中でEGR通路31とバイパス通路32とに分岐している。EGR通路31には、EGRガスを冷却するためのEGRクーラ34と、凝縮水を貯留する貯留部として機能するキャッチタンク35とが設けられている。バイパス通路32はEGR通路31と並行な通路であり、EGRクーラ34をバイパスして、下流側でEGR通路31とともに、EGR通路36に合流する。バイパス通路32とEGR通路31との合流部には、バイパス弁37が設置されている。また、合流後のEGR通路36には、EGRガス量を調節するためのEGR弁38が設置されている。
図2は、本実施の形態のEGRクーラ34及びキャッチタンク35及びその近傍の構成を模式的に示した図である。なお、図2では、バイパス通路32は省略され、図示されていない。EGRクーラ34は、周知のEGRクーラと同様にEGRガスを冷却する機能を有する部分である。EGRクーラ34内のEGRガスの通路の入口には、EGR通路31が連通している。EGRクーラ34内のEGRガスの通路の出口は、EGRクーラ34の底面側に設けられており、この出口には通路40が連通している。EGRクーラ34内のEGRガスの通路の下方の部分は、凝縮水を貯留できるように構成されており、キャッチタンク35と接続する通路40にも凝縮水が貯留されるようになっている。
通路40は、キャッチタンク35の底部付近に設けられたEGRガスの入口に接続している。キャッチタンク35のEGRガスの出口は、キャッチタンク35の側面の鉛直方向上方部に設けられており、この出口にはEGR通路31が連通している。より具体的に、エンジン1の運転中、キャッチタンク35内には、少なくとも予め設定された下限水位以上かつ上限水位以下の凝縮水又は水が貯留されるように構成されている。そして、EGRガスの入口は、キャッチタンク35の側面の下限水位よりも鉛直方向下側の部分に設けられている。但し、入口をキャッチタンク35の底面に設けてもよく、この場合、下限水位をゼロにしてもよい。また、EGRガスの出口は、キャッチタンク35の側面の上限水位より鉛直方向上側の部分に設けられている。但し、出口をキャッチタンク35の天井面に設けてもよい。
キャッチタンク35の側面の上限水位付近には、凝縮水を排出するための排出口が設けられ、この排出口には排出通路41が連通している。排出通路41は、触媒25よりも上流側の部分において排気通路24に接続している。キャッチタンク35内に貯留された凝縮水が上限水位、即ち排出口にまで達すると、凝縮水は排出通路41からキャッチタンク35の外部に排出され、排出通路41から排気通路24を介して触媒25に導入された後、外部に排出される。これにより、キャッチタンク35及びEGRクーラ34内の凝縮水量は、上限水位に維持される。
図2に示されるように、EGRガスに含まれる凝縮水は、EGRクーラ34及びキャッチタンク35を通過する際に捕集され、EGRクーラ34のEGRガスの通路及び通路40及びキャッチタンク35内に貯留される。
EGRクーラ34に導入されたEGRガスは、EGRクーラ34のEGRガスの通路及び通路40に貯留された凝縮水の中を通過して、更に、キャッチタンク35に貯留された凝縮水の中に導入される。キャッチタンク35内の凝縮水を通過したEGRガスは、キャッチタンク35の上方に設けられた出口からEGR通路31に流出し、吸気側に流れる構成となっている。
EGRガスが凝縮水を通過することで、EGRクーラ34等で発生したEGRガス中の凝縮水は、EGRガスから分離され、EGRクーラ34及びキャッチタンク35内の凝縮水内に滞留する。またEGRガスが凝縮水内にバブリングされることで、EGRガスに含まれる酸成分(即ち、SOx、NOx、及び有機酸等)が凝縮水に溶解する。これにより、キャッチタンク35を出たEGRガスの酸成分の含有量が減少する。従って、吸気通路側で新気と混ざった際にEGRガスから凝縮水が発生した場合にも、その凝縮水の酸性濃度は低く、凝縮水による筒内部品の腐食のリスクを軽減することができる。
またEGRクーラ34よりも下流側に凝縮水を捕集するキャッチタンク35が連結している。従って、EGRクーラ34での凝縮水発生が抑制されないためEGRガスを効果的に除湿することができ、吸気側でのEGRガスからの凝縮水の発生をより効果的に抑えることができる。更に、EGRクーラ34での凝縮水発生が抑制されないためEGRの増量やEGR実行域を拡大することができ、排気ガス中のNOx濃度の更なる低減を図ることができる。
なお、以上の実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、この実施の形態において説明する構造等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
1 エンジン
2 シリンダ
3 ピストン
4 燃焼室
5 吸気ポート
6 排気ポート
7 吸気バルブ
8 排気バルブ
10 過給機
12 タービン
14 コンプレッサ
20 吸気通路
21 エアクリーナ
22 インタークーラ
23 吸気絞り弁
24 排気通路
25 触媒
30 EGR通路
31 EGR通路
32 バイパス通路
34 EGRクーラ
35 キャッチタンク(貯留部)
36 EGR通路
37 バイパス弁
38 EGR弁
40 通路
41 排出通路

Claims (1)

  1. 内燃機関の排気通路から排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路に導入させるEGR装置を備える内燃機関であって、
    前記EGR装置は、
    前記内燃機関の排気通路と吸気通路とに接続するEGR通路と、
    前記EGR通路の途中に設置され、通過するEGRガスを冷却するためのEGRクーラと、
    前記EGR通路の前記EGRクーラより下流側に設置され、前記EGRガスに含まれる凝縮水を貯留する貯留部と、
    前記EGRクーラの前記EGRガスの出口と、前記貯留部の前記EGRガスの入口とを接続する接続通路と、
    を備え、
    前記凝縮水は、少なくとも前記EGRクーラ内の前記EGRガスの通路の下方の部分と前記接続通路とに貯留されており、
    前記貯留部の前記EGRガスの前記入口は、前記貯留部の側面又は底面の予め設定された前記凝縮水の下限水位よりも下側の位置に設けられ、
    前記貯留部の前記EGRガスの出口は、前記貯留部の予め設定された前記凝縮水の上限水位よりも上側の位置に設けられ、
    前記EGRガスは、前記EGRクーラ内の前記EGRガスの通路の下方の部分に貯留された凝縮水内を通過した後、前記接続通路と前記貯留部とに貯留された前記凝縮水内を通過して、前記貯留部の外に流出するように構成されていることを特徴とする内燃機関。
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