JP6915339B2 - 車両用調光システム、調光部材の制御方法、調光部材の制御プログラム、車両 - Google Patents
車両用調光システム、調光部材の制御方法、調光部材の制御プログラム、車両 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6915339B2 JP6915339B2 JP2017060544A JP2017060544A JP6915339B2 JP 6915339 B2 JP6915339 B2 JP 6915339B2 JP 2017060544 A JP2017060544 A JP 2017060544A JP 2017060544 A JP2017060544 A JP 2017060544A JP 6915339 B2 JP6915339 B2 JP 6915339B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- distance information
- dimming
- transmittance
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Description
この調光部材では、液晶に印加する電界を変更して液晶の配向を変更することにより外来光の透過を制御する。
また、特許文献4には、車庫等の特定箇所の駐車により調光部材の透過率を低減する構成が開示されている。
しかしながら、着色フィルム等をウインドウに貼付した場合、不必要に外光の車内への入射を制限してしまう問題がある。
本発明は、車内の覗き見を抑制するとともに、不必要に車内への外光の入射を制限してしまうのを抑制することを目的とする。
前記車両の周囲に存在する他の車両と前記車両との距離情報を取得する距離情報取得部と、
前記距離情報に基づいて、前記調光部材の透過率を変化させる駆動制御部と、
を備える車両用調光システム。
前記外光が入射する部位は、前記車両のリアウインドウであり、
前記距離情報取得部は、前記車両の後続車両との距離情報を取得すること、
を特徴とする車両用調光システム。
前記外光が入射する部位は、前記車両のサイドウインドウであり、
前記距離情報取得部は、前記車両の並走車両との距離情報を取得すること、
を特徴とする車両用調光システム。
前記距離情報の判定基準値を記憶する記憶部と、
前記判定基準値と前記距離情報取得部で取得した距離情報とを比較する比較部とを備え、
前記駆動制御部は、
前記比較部の比較結果に基づいて、
前記距離情報取得部で取得した距離情報が、前記判定基準値以下の場合、前記調光部材の透過率を低減すること、
を特徴とする車両用調光システム。
前記他の車両の高さを計測する高さ計測部を備え、
前記駆動制御部は、
前記高さ計測部の計測結果に基づいて、前記調光部材の透過率を局所的に変化させること、
を特徴とする車両用調光システム。
前記調光部材は、複数のセグメントに分割されており、
前記駆動制御部は、複数の前記セグメントの透過率を個別に制御すること、
を特徴とする車両用調光システム。
前記車両の周囲に存在する他の車両と前記車両との距離情報を取得する距離情報取得ステップと、
前記距離情報に基づいて、前記調光部材の透過率を変化させる駆動ステップと、
を備える調光部材の制御方法。
前記処理手順が、
前記車両の周囲に存在する他の車両と前記車両との距離情報を取得する距離情報取得ステップと、
前記距離情報に基づいて、前記調光部材の透過率を変化させる駆動ステップと、
を備える調光部材の制御プログラム。
〔調光フィルム〕
図1は、実施形態の車両用調光システムに用いられる調光フィルムの構成を説明する断面図である。
調光フィルム1は、液晶を利用して透過光を制御するフィルム状の部材であり、直線偏光板2、3により調光フィルム用の液晶セル4を挟持して構成される。
直線偏光板2、3は、偏光子を含むものであれば特に限定されるものではなく、偏光子の片側又は両側に偏光板保護フィルムを有するものであってもよい。
偏光子は、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)のような親水性ポリマーからなるフィルムを二色性色素であるヨウ素を含有する水溶液に浸漬させて延伸することによりポリビニルアルコールとヨウ素との錯体を形成させた偏光子や、ポリ塩化ビニルのようなプラスチックフィルムを処理してポリエンを配向させたものからなる偏光子等を挙げることができる。
また、ヨウ素の代わり二色性色素として二色性染料を用いる場合は、二色性染料として、アゾ系染料、スチルベン系染料、メチン系染料、シアニン系染料、ピラゾロン系染料、トリフェニルメタン系染料、キノリン系染料、オキサジン系染料、チアジン系染料、アントラキノン系染料等が用いられる。
直線偏光板2、3は、クロスニコル配置により、アクリル系透明粘着樹脂等による接着剤層により液晶セル4に配置される。なお、直線偏光板2、3には、それぞれ液晶セル4側に光学補償のための位相差フィルム2A、3Aが設けられるが、位相差フィルム2A、3Aは、必要に応じて省略してもよい。またクロスニコル配置に代えてパラレルニコル配置により配置してもよい。
この場合、各直線偏光板は、後述の液晶セル4を構成する上側積層体5Uの基材15の液晶層8側と、下側積層体5Dの基材6の液晶層8側とに液晶層8を挟持するようにして配置されるのが望ましい。後述するように、基材6、15は、光学異方性が小さいことが望まれるが、E型の直線偏光板を上述のように配置することによって、基材において透過光が種々に偏光したとしても、液晶層の透過光には何ら影響を与えないようにすることができるため、基材6、15に汎用性の高い透明樹脂フィルム、例えば、PETフィルム等を使用することが可能となる。
液晶セル4は、フィルム状の下側積層体5D及び上側積層体5Uにより液晶層8を挟持して構成される。
下側積層体5Dは、基材6に、透明電極11、配向層13及びスペーサ12を積層して形成される。
上側積層体5Uは、基材15に、透明電極16、配向層17及びスペーサ12を積層して形成される。
基材6、15は、種々の透明樹脂フィルムを適用することができるが、光学異方性が小さく、また、可視域の波長(380〜800nm)における透過率が80%以上である透明樹脂フィルムを適用することが望ましい。
透明樹脂フィルムの材料としては、例えば、トリアセチルセルロース(TAC)等のアセチルセルロース系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系樹脂、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン、ポリメチルペンテン、EVA等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリサルホン(PEF)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリカーボネート(PC)、ポリスルホン、ポリエーテル(PE)、ポリエーテルケトン(PEK)、(メタ)アクロニトリル、シクロオレフィンポリマー(COP)、シクロオレフィンコポリマー等の樹脂を挙げることができる。
特に、ポリカーボネート(PC)、シクロオレフィンポリマー(COP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂が好ましい。
本実施形態において、基材6、15は、厚み100μmのポリカーボネートフィルムが適用されるが、種々の厚みの透明樹脂フィルムを適用することができる。
透明電極11、16は、上記透明樹脂フィルムと透明樹脂フィルムに積層される透明導電膜から構成されている。
透明導電膜としては、この種の透明樹脂フィルムに適用される各種の透明電極材料を適用することができ、酸化物系の全光透過率が50%以上の透明な金属薄膜を挙げることができる。例えば、酸化錫系、酸化インジウム系、酸化亜鉛系が挙げられる。
酸化インジウム(In2O3)系としては、酸化インジウム、ITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)、IZO(Indium Zinc Oxide)が挙げられる。
酸化亜鉛(ZnO)系としては、酸化亜鉛、AZO(アルミドープ酸化亜鉛)、ガリウムドープ酸化亜鉛が挙げられる。
本実施形態では、ITO(Indium Tin Oxide)により透明導電膜が形成される。
なお、本実施形態の透明電極11、16の具体的構成については後に詳述する。
スペーサ12は、液晶層8の厚みを規定するために設けられ、各種の樹脂材料を広く適用することができる。ここで、スペーサ12には、主に球状スペーサ(以下、「ビーズスペーサ」と呼ぶ)と柱状スペーサ(以下、「フォトスペーサ」と呼ぶ)の2種類が存在する。
ここで、調光フィルム1は、基材上に配向層を形成後に、感光性樹脂を塗布して、露光、現像するというフォトリソグラフィー法を用いてフォトスペーサを形成することが考えられるが、この場合、露光や現像工程によって配向層へダメージを与え、配向不良が生じる原因となるため好ましくない。また、基材上にフォトスペーサを先に作製した後に、配向層を塗布することも考えられるが、この場合、フォトスペーサの周囲の配向層には十分な配向規制力を与えることができず、配向不良が生じる原因となるため好ましくない。よって、フォトスペーサにより製造した調光フィルムは、配向不良により所望の透過率に精度よく制御できなくなる場合がある。
これに対して、ビーズスペーサは、配向層を形成した後に、その配向層上に散布され、また、配向層との接触面積が狭いため、上述のような配向層がダメージを受けたり、配向不良が生じたりするような問題が生じるのを低減することができる。
よって、スペーサ12としてビーズスペーサを適用することにより、作製した調光フィルム1の透過率を、フォトスペーサを用いた場合に比して、より精密に細かく透過率を変化させることができる。
ここで、本実施形態の調光フィルム1は、車両20に配置されるため、必要に応じて透過率に精度よく制御する必要がある。そのため、本実施形態では、スペーサ12にビーズスペーサを適用する。
また、配向層上におけるビーズスペーサ12の分散性や、密着性を向上させる観点から、ビーズスペーサの表面に表面処理を行うようにしてもよい。表面の被覆材料としては、ビーズ表面への固定化や、液晶材料中への化学物質の流出が問題とならなければ、とくに限定されるものではないが、例えば、ポリエチレン、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/アクリル酸エステル共重合体、ポリメチル(メタ)アクリレート重合体、SBS型スチレン/ブタジエンブロック共重合体、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂などを用いることができる。
なお、上述の説明では、スペーサ12は、上側積層体5U及び下側積層体5Dの両方に設けられる例を示したが、これに限定されるものでなく、上側積層体5U及び下側積層体5Dのいずれか一方に設けられるようにしてもよい。
配向層13、17は、光配向層により形成される。光配向層に適用可能な光配向材料は、光配向の手法を適用可能な各種の材料を広く適用することができ、例えば、光分解型、光二量化型、光異性化型等を挙げることができる。
本実施形態では、光二量化型の材料を使用する。光二量化型の材料としては、例えば、シンナメート、クマリン、ベンジリデンフタルイミジン、ベンジリデンアセトフェノン、ジフェニルアセチレン、スチルバゾール、ウラシル、キノリノン、マレインイミド、又は、シンナミリデン酢酸誘導体を有するポリマー等を挙げることができる。中でも、配向規制力が良好である点で、シンナメート、クマリンの一方又は両方を有するポリマーが好ましく用いられる。このような光二量化型の材料の具体例としては、例えば特開平9−118717号公報、特表平10−506420号公報、特表2003−505561号公報及びWO2010/150748号公報に記載された化合物を挙げることができる。
なお、光配向層に代えてラビング処理により配向層を作製してもよく、微細なライン状凹凸形状を賦型処理して配向層を作製してもよい。
液晶層8は、この種の調光フィルム1に適用可能な各種の液晶材料を広く適用することができる。具体的に、液晶層8には、重合性官能基を有していない液晶化合物として、ネマチック液晶化合物、スメクチック液晶化合物及びコレステリック液晶化合物を適用することができる。
ネマチック液晶化合物としては、例えば、ビフェニル系化合物、ターフェニル系化合物、フェニルシクロヘキシル系化合物、ビフェニルシクロヘキシル系化合物、フェニルビシクロヘキシル系化合物、トリフルオロ系化合物、安息香酸フェニル系化合物、シクロヘキシル安息香酸フェニル系化合物、フェニル安息香酸フェニル系化合物、ビシクロヘキシルカルボン酸フェニル系化合物、アゾメチン系化合物、アゾ系化合物、およびアゾオキシ系化合物、スチルベン系化合物、トラン系化合物、エステル系化合物、ビシクロヘキシル系化合物、フェニルピリミジン系化合物、ビフェニルピリミジン系化合物、ピリミジン系化合物、およびビフェニルエチン系化合物等を挙げることができる。
コレステリック液晶化合物としては、例えば、コレステリルリノレート、コレステリルオレエート、セルロース、セルロース誘導体、ポリペプチド等を挙げることができる。
VA方式は、無電界時、液晶層8の液晶分子は垂直配向し、これにより調光フィルム1は、入射光を遮光して遮光状態となり、また、この電界の印加により、液晶層8の液晶が水平配向し、調光フィルム1は、入射光を透過して透過状態となる。
このVA方式のように、無電界時に遮光状態となり、電界印加時に透過状態となるような光の制御モードをノーマリーブラックモードという。
ここで、TN方式は、基板上に形成した透明電極の上に、配向方向が90°異なるようなラビング処理等を行った配向膜を付け、上下基板で液晶層8を挟む構成である。配向膜の配向規制力により液晶分子は配向膜の配向方向に沿って並び、その液晶分子に沿って他の液晶分子が配向するため、液晶分子の方向が90°捩じれる形で配向する。そして上下基板の外側に、配向膜の配向方向と平行に偏光板を配置する。
TN方式は、無電界時、偏光板を通過した光は直線偏光となり液晶に入る。液晶分子は90°捩じれて配向されているので、入射した光も90°捩じれて通過するため、下の偏光板を通過できる。これにより調光フィルム1は、入射光を透過して透過状態となる。
また、この電界の印加により液晶分子が直立して捩じれがとれるが、配向膜表面では配向規制力の方が強いため、液晶分子の配向方向は配向膜に沿ったままである。このような状態では、液晶分子は通過する光に対しては等方的であるため、液晶層8に入射された直線偏光の偏光方向の回転は生じない。従って、上の偏光板を通過した直線偏光は下の偏光板を通過できず、調光フィルム1は、入射光を遮光して遮光状態となる。
このTN方式のように、無電界時に透過状態となり、電界印加時に遮光状態となるような光の制御モードをノーマリーホワイトモードという。
GH方式に使用される液晶組成物は、電界印加時における液晶分子の長軸方向の相違により、ポジ型とネガ型とに大別される。
ポジ型のネマチック液晶は、誘電率が長軸方向に大きく長軸に垂直な方向に小さい誘電率異方性が正の液晶であり、無電界時には液晶分子の長軸方向が光軸に対して垂直となり、電界印加時には液晶分子の長軸方向が光軸に対して平行となるものである。
一方、ネガ型のネマチック液晶は、誘電率が長軸方向に小さく長軸に垂直な方向に大きい誘電率異方性が負の液晶であり、無電界時には液晶分子の長軸方向が光軸に対して平行となり、電界印加時には液晶分子の長軸方向が光軸に対して垂直となるものである。
ここで、二色性色素分子は液晶分子と同じ方向に配向するため、ポジ型のネマチック液晶をホストとして用いた場合には、無電界時には遮光状態となり、電界印加時には透過状態となる(ノーマリーブラックモード)。
一方、ネガ型のネマチック液晶をホストとして用いた場合には、逆に、無電界時には透過状態となり、電界印加時には遮光状態となる(ノーマリーホワイトモード)。
GH方式に用いられる二色性色素としては、液晶に対して溶解性があり、二色性の高い色素、好ましくはオーダーパラメーター(S値)が0.7以上の色素が挙げられ、例えば、アゾ系、アントラキノン系、キノフタロン系、ペリレン系、インジゴ系、チオインジゴ系、メロシアニン系、スチリル系、アゾメチン系、テトラジン系等の二色性色素が挙げられる。
なお、調光フィルム1がGH方式により製造される場合は、直線偏光板は省略することができる。
また、液晶セル4は、光配向層のパターンニング等によりいわゆるマルチドメイン方式により液晶材料を駆動してもよく、さらにはシングルドメインにより駆動してもよい。
更に、調光フィルム1は、上述の液晶による調光フィルムの他、透過光量を調整可能な各種調光フィルムを使用する場合に広く適用することができる。
図2は、第1実施形態の車両用調光システム41を有する車両20を説明する図である。図2の車両20は、鉛直上方より見た概略図である。
本実施形態の調光フィルム1は、車両(乗用車)20の運転席側の後部サイドウインドウ23A、助手席側の後部サイドウインドウ23B、リアウインドウ24のほぼ全面にそれぞれ配置されている。この調光フィルム1は、各ウインドウ23A、23B、24でそれぞれ個別に駆動電源を供給可能に構成され、これにより各ウインドウ23A、23B、24で個別に透過率を調整することができる。
また、各ウインドウ23A、23B、24に設けられる調光フィルム1は、透明電極11及び又は透明電極16が、それぞれ個別に駆動電源を供給可能な絶縁された複数の部分電極(領域)に分割して作製される。これにより調光フィルム1は、図2に示すように、独立して個別に透過率を変更することができる複数の領域(以下、適宜、各領域をセグメントと呼ぶ)SG1〜SG4を備えたマルチセグメントにより形成される。
これに対して、本実施形態の調光フィルム1は、1枚のフィルムから構成されており、調光フィルム1を構成する透明電極のみが上述のように複数の領域(部分電極)に分割されている。そのため、調光フィルム1の各セグメント間の境界が目立ってしまうのを極力抑制することができるとともに、ウインドウ23A、23B、24に調光フィルム1を配置する作業効率も向上させることができる。
図3は、調光フィルムの透明電極の形態を説明する図である。図3では、リアウインドウ24に設けられる調光フィルム1の透明電極11、16を例にして説明するが、各サイドウインドウ23A、23Bについても同様である。なお、図3においては、説明を明確にするために、調光フィルム1を構成する透明電極以外の構成の図示を省略している。
調光フィルム1の透明電極11、16は、例えば、以下のように分割される。
図3(a)に示すように、調光フィルム1に設けられる透明電極16を、水平方向に延長する帯状領域により鉛直方向(高さ方向)に4分割することにより、透明電極16は、複数の部分電極16A〜16Dに4分割された状態で基材15上に形成される。また、透明電極16に対向する透明電極11は、分割されることなく基材6上の全面に形成される。これにより、セグメントSG1〜SG4を有するマルチセグメントの調光フィルム1が形成される。
なお、上記説明では透明電極16が4分割される例を示したが、これに限定されるものでなく、透明電極11が4分割され、透明電極16が基材15上の全面に形成されるようにしてもよい。
このような透明電極11、16の分割は、透明電極のパターニングにより作製することができる。
また、上述の図3(a)及び図3(b)に示す例において、透明電極11、16のパターニングは、水平方向に延長する帯形状に分割される例を示したが、これに限定されるものでなく、例えば、縦方向、斜め方向に延長する帯形状により分割してもよく、さらには六角形形状、台形形状、平行四辺形形状、三角形形状等、種々の形状により分割されるようにしてもよい。
また、調光フィルム1のセグメント数を増やし、例えば、各セグメントを、リアウインドウの上端から下端へ向けて段階的に透過率を変化させて、図3(d)に示すように、グラデーションを形成するようにしてもよい。なお、図3(d)では、各セグメント間の境界線の図示を省略している。
ここで、上述したように、本実施形態の調光フィルム1は、スペーサ12にビーズスペーサを適用しているので、フォトスペーサを適用した場合に比して、各セグメントの透過率をより精度よく変化させることができ、リアウインドウの上端から下端へ向けて外光の入射光量を滑らかに変化させることができる。
本実施形態の車両20は、4人乗りの乗用車である。車両20では、外光が車内に入射する部位となる後席のサイドウインドウ23A、23B、リアウインドウ24のほぼ全面にそれぞれ上述の調光フィルム1が配置されており、この調光フィルム1の透過率を調整することにより、車外から車内が覗かれてしまうのを防ぐ。
なお、実用上十分な場合には、調光フィルム1は、車両20の後席のサイドウインドウ、リアウインドウだけでなく、前席のサイドウインドウや、ルーフウインドウ等に設けられるようにしてもよい。また、サイドウインドウ23A、23B、リアウインドウ24のうち一つ又は二つのウインドウに、調光フィルム1を設けてもよい。
これら距離情報取得部31、記憶部32、比較部33、車速計測部34、高さ計測部35、調光フィルム1の駆動制御部36を有する車両用調光システム41は、本実施形態では、調光フィルムの制御プログラムとして情報処理装置(例えば、車両20に設けられる電子制御ユニット(ECU37))に実行されるように構成される。
ここで、ECU37は、車両に設けられる各種センサから出力される車速パルスや、距離情報や、高さ情報等の車両の各種信号や、操作パネルから出力される操作信号等を入力する入力回路部、演算処理部(以下「CPU」という)、CPUで実行される各種演算プログラムや上述の調光フィルムの制御プログラム、演算結果等を記憶する記憶回路部、車両20の駆動源(エンジン)等の各部を制御する制御信号や、調光フィルム1を制御する制御信号等を出力する出力回路部等を備えている。
なお、車両用調光システム41は、上記制御プログラムによる構成に限定されるものでなく、車両用調光システム41を構成する各部を、それぞれ処理回路により構成するようにしてもよい。
ここで、車両20の周囲に存在する他の車両とは、具体的には、後続車両、並走車両をいう。後続車両は、車両20の後方を走行する車両であり、並走車両は、車両20と並んで同一方向に走行する車両であり、例えば、隣接する斜線の追い越し車両等である。
距離情報取得部31は、距離計測用の距離検出装置を複数備え、車両20と、その周囲に存在する他の車両(後続車両、並走車両)との相対距離を検出し、距離情報として比較部33に出力する。
ここで、本実施形態の距離情報取得部31に設けられた距離検出装置は、レーザ光による検出装置であり、レーザ光を照射して、後続車両等の他の車両からの反射光を受光することにより、車両20と他の車両との相対距離を検出する。なお、距離検出装置は、レーザ光による検出装置に限定されるものでなく、その他、公知の距離検出装置を適用してもよく、例えば、ミリ波による距離検出装置を適用することができる。
本実施形態の距離情報取得部31は、3台の距離検出装置が設けられており、後続車両との距離、車両20の運転席側の並走車両との距離、車両20の助手席側の並走車両との距離をそれぞれ検出している。
記憶部32には、後続車両、並走車両のそれぞれに対して、複数の判定基準値が選択可能に記憶されている。
ここで、判定基準値とは、距離情報取得部31で取得した距離情報に基づいて、調光フィルム1の透過率を低下させて遮光状態にするか否かを判定するために用いられる基準値である。具体的には、比較部33は、距離情報取得部31で取得した距離情報が判定基準値以下である場合に、その結果を駆動制御部36に出力し、駆動制御部36が調光フィルム1を遮光状態に制御する。これにより、車両20の周囲に存在する他の車両が、判定基準値以下の距離に存在する場合に、車内が他の車両の搭乗者から覗かれてしまうのを防ぐことができる。
本実施形態では、上述のように、後続車両、並走車両のそれぞれについて、複数の判定基準値が記憶部32に保存されているので、車両20の搭乗者の要望に応じて、調光フィルム1が遮光状態に変化させる距離を、複数の判定基準値から選択することができる。
以下の説明では、メニュー画面において後続車両に対する判定基準値が選択された場合について説明するが、並走車両についても同様である。
選択画面には、図4(a)に示すように、最上段に搭乗者への操作を促すメッセージ「後続車両に対する判定基準値を設定します。メニューを選択して下さい」が表示される。また、中段には、記憶部32に記憶した対応する複数の判定基準値を選択する選択肢「遠」、「中」、「近」が表示され、最下段に、前画面(メニュー画面)に表示を戻す「戻る」のボタン、選択の完了を示す「完了」のボタンが表示される。ここで選択肢「遠」、「中」、「近」に対応する判定基準値は、例えば、50m、30m、10mである。
車両用調光システム41では、選択肢の選択により対応する選択肢の表示を切り換え(図4(a)の例では「中」の選択肢が選択された状態を示す)、「完了」のボタンの操作により対応する判定基準値の選択を受け付ける。
また、判定基準値は、車両20の走行速度に応じて変化する値(例えば、安全車間距離)としてもよい。例えば、判定基準値は、(走行速度−15)mに設定することができる。この場合、車両20の走行速度が60km/hのとき、判定基準値は、45mとなり、走行速度が40km/hのとき、判定基準値は、25mとなる。
また、搭乗者により直接、数値入力を受け付けて決定されるようにしてもよい。
具体的には、高さ計測部35は、車両20に設けられた撮像装置により他の車両を撮影し、その撮影結果を画像処理することにより他の車両のウインドウの高さ(路面とウインドウの重心との距離)情報を計測し、高さ情報として駆動制御部36に出力する。
本実施形態の高さ計測部35には、3台の撮像装置が設けられており、1台が後続車両を撮影し、他の1台がサイドウインドウ23A側(運転席側)に並走する並走車両を撮影し、残りの1台がサイドウインドウ23B側(助手席側)に並走する並走車両を撮影する。高さ計測部35は、後続車両を撮影した場合、後続車両のフロントウインドウの高さ情報を計測し、並走車両を撮影した場合、並走車両のサイドウインドウの高さ情報を計測する。
なお、高さ情報は、ウインドウの重心位置に代えて、ウインドウの輪郭の上端縁又は下端縁から路面までの距離としてもよく、また、他の車両の全高としてもよい。ここで、全高とは、地面(車両20のタイヤが地面に接する位置)から、車両20の車体の最も高い部分(アンテナは除く)までの鉛直方向における距離をいう。
本実施形態の車両用調光システム41は、4種類の制御モード、すなわち、透光モード、遮光モード、透過率調整モード、プライバシーモードを有する。
透光モードは、調光フィルム1の透過率を最も高い透光状態にするモードである。
駆動制御部36は、搭乗者によりサイドウインドウ23A、23B、リアウインドウ24のうち少なくとも一箇所が選択されて透光モードが選択されると、選択箇所に配置された調光フィルム1の全てのセグメントSG1〜SG4の透過率を最大値に変化させ、外光を最大限、車内に入射させることができる。
遮光モードは、調光フィルム1の透過率を最も低い遮光状態にするモードである。
駆動制御部36は、搭乗者によりサイドウインドウ23A、23B、リアウインドウ24のうち少なくとも一箇所が選択されて遮光モードが選択されると、選択箇所に配置された調光フィルム1の全てのセグメントSG1〜SG4の透過率を最小値に変化させ、これにより車内に入射する外光を遮光することができる。
透過率調整モードは、調光フィルム1の透過率を搭乗者の所望の透過率に変化させるモードである。
駆動制御部36は、搭乗者によりサイドウインドウ23A、23B、リアウインドウ24の少なくとも一箇所が選択されて透過率調整モードが選択されると、続いて搭乗者により透過率の指定を受け付け、選択箇所に配置された調光フィルム1の透過率を搭乗者により指定された透過率に変化させる。このとき、駆動制御部36は、搭乗者の設定に応じて、調光フィルム1の各セグメントSG1〜SG4の透過率を個別に変化させることもできる。
プライバシー保護モードは、車両20の周囲に存在する他の車両と車両20との距離に応じて、調光フィルム1を遮光状態に変化させるモードである。
駆動制御部36は、搭乗者によりサイドウインドウ23A、23B、リアウインドウ24のうち少なくとも一箇所が選択されてプライバシー保護モードが選択されると、選択箇所に配置された調光フィルム1の透過率を他の車両との距離情報に基づいて、対応する調光フィルム1の透過率を変化させる。
また、同様に、サイドウインドウ23A及び又は23Bが選択されている場合は、並走車両が、判定基準値よりも接近したときに、サイドウインドウ23A及び又は23Bの調光フィルム1を制御して遮光状態に変化させ、並走車両の搭乗者により車内が覗かれてしまうのを抑制することができる。
具体的には、駆動制御部36は、高さ計測部35に取得された高さ情報と、距離情報取得部31により取得された距離情報と、車両20のウインドウの高さ情報とに基づいて、調光フィルム1の透過率を変化させるセグメントSG1〜SG4を選択し、選択したセグメントについてのみ透過率を変化させる。
なお、車両20の各ウインドウの高さ情報(例えば、ウインドウの重心)は、記憶部32に予め記憶されている。
後続車両であるトラックは、車両20よりも車高の高い車両であるので、フロントウインドウの位置も車両20よりも高い位置となる。そのため、トラックの搭乗者の視線は、車両20のリアウインドウを見下ろすような形態となるので、駆動制御部36は、例えば、その視線を遮るためにリアウインドウ24の上端側に位置するセグメントSG1、SG2を遮光状態にし、他のセグメントSG3、SG4は現状の透過率を維持する。
このように、調光フィルム1を局所的に遮光状態にすることによって、後続車両から車内が覗かれてしまうのを防ぐとともに、遮光状態にしていないセグメントから外光を車内に取り入れることができる。
なお、車両20と後続車両との車間距離の変化に応じて、後続車両の搭乗者の視線の角度が変化するので、駆動制御部36は、その変化に応じて、遮光状態にするセグメントを変化させるようにしてもよい。
上述の説明では、後続車両に対するリアウインドウ24の調光フィルム1の透過率の制御について説明したが、並走車両に対する各サイドウインドウ23A、23Bの調光フィルム1の透過率の制御についても同様である。
これにより、車両用調光システム41は、信号による一時停止等において、歩行者等により車内が覗かれてしまうのを防ぐことできる。
なお、この場合も、歩行者の有無を検出して調光フィルムを遮光状態に変化させるようにしてもよい。ここで、歩行者の有無は、高さ計測部35に設けられた撮像装置の撮像結果を画像処理して検出する等、種々の公知の手法を広く適用することができる。
上述した各部31〜36の構成により車両用調光システム41は、図5に示す処理手順(SP1〜SP5)を繰り返してプライバシー保護モードにより調光フィルム1を制御する。
比較部33により距離情報が判定基準値よりも大きいと判定された場合(SP2、No)、車両用調光システム41は、再び距離情報の取得を行う(SP1)。
比較部33により距離情報が判定基準値以下であると判定された場合(SP2、Yes)、車両用調光システム41は、高さ計測部35により高さ情報を取得する(SP3)。
続いて、車両用調光システム41は、高さ計測部35による高さ情報と、距離情報と、車両20の高さ情報とに基づいて、遮光状態に変更する調光フィルムのセグメントを選択する(SP4)。そして、駆動制御部36により選択したセグメントの駆動電圧を制御して、遮光状態に変化させる(SP5)。
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態の構成を種々に変更することができる。
2、3 直線偏光板
2A、3A 位相差フィルム
4 液晶セル
5U 上側積層体
5D 下側積層体
6、15 基材
8 液晶層
11、16 透明電極
12 スペーサ
13、17 配向層
19 シール材
20 車両
23A、23B サイドウインドウ
24 リアウインドウ
31 距離情報取得部
32 記憶部
33 比較部
34 車速計測部
35 高さ計測部
36 駆動制御部
37 ECU
41 車両用調光システム
SG1〜SG4 セグメント
Claims (8)
- 外光が入射する部位に調光部材が配置された車両に設けられる車両用調光システムであって、
前記車両の周囲に存在する他の車両と前記車両との距離情報を取得する距離情報取得部と、
前記距離情報に基づいて、前記調光部材の透過率を変化させる駆動制御部と、
前記距離情報の判定基準値を記憶する記憶部と、
前記判定基準値と前記距離情報取得部で取得した距離情報とを比較する比較部とを備え、
前記駆動制御部は、
前記比較部の比較結果に基づいて、
前記距離情報取得部で取得した距離情報が、前記判定基準値以下の場合、前記調光部材の透過率を低減して遮光状態にすること、
を特徴とする車両用調光システム。 - 前記他の車両の高さを計測する高さ計測部を備え、
前記駆動制御部は、
前記高さ計測部の計測結果に基づいて、前記調光部材の透過率を局所的に変化させること、
を特徴とする請求項1に記載の車両用調光システム。 - 前記外光が入射する部位は、前記車両のリアウインドウであり、
前記距離情報取得部は、前記車両の後続車両との距離情報を取得すること、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用調光システム。 - 前記外光が入射する部位は、前記車両のサイドウインドウであり、
前記距離情報取得部は、前記車両の並走車両との距離情報を取得すること、
を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用調光システム。 - 前記調光部材は、複数のセグメントに分割されており、
前記駆動制御部は、複数の前記セグメントの透過率を個別に制御すること、
を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の車両用調光システム。 - 車両の外光が入射する部位に配置された調光部材の透過率を制御する調光部材の制御方法であって、
前記車両の周囲に存在する他の車両と前記車両との距離情報を取得する距離情報取得ステップと、
前記距離情報に基づいて、前記調光部材の透過率を変化させる駆動ステップと、
記憶部に記憶された前記距離情報の判定基準値と前記距離情報取得ステップで取得した距離情報とを比較する比較ステップとを備え、
前記駆動制御ステップは、
前記比較ステップの比較結果に基づいて、
前記距離情報取得ステップで取得した距離情報が、前記判定基準値以下の場合、前記調光部材の透過率を低減して遮光状態にすること、
を特徴とする調光部材の制御方法。 - 情報処理装置による実行により、前記情報処理装置に所定の処理手順を実行させて、車両の外光が入射する部位に配置された調光部材の透過率を制御する調光部材の制御プログラムであって、
前記処理手順が、
前記車両の周囲に存在する他の車両と前記車両との距離情報を取得する距離情報取得ステップと、
前記距離情報に基づいて、前記調光部材の透過率を変化させる駆動ステップと、
記憶部に記憶された前記距離情報の判定基準値と前記距離情報取得ステップで取得した距離情報とを比較する比較ステップとを備え、
前記駆動制御ステップは、
前記比較ステップの比較結果に基づいて、
前記距離情報取得ステップで取得した距離情報が、前記判定基準値以下の場合、前記調光部材の透過率を低減して遮光状態にすること、
を特徴とする調光部材の制御プログラム。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の移動体用調光システムを備える
ことを特徴とする車両。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017060544A JP6915339B2 (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 車両用調光システム、調光部材の制御方法、調光部材の制御プログラム、車両 |
JP2021081440A JP7173211B2 (ja) | 2017-03-27 | 2021-05-13 | 車両用調光システム、調光部材の制御方法、調光部材の制御プログラム、車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017060544A JP6915339B2 (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 車両用調光システム、調光部材の制御方法、調光部材の制御プログラム、車両 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021081440A Division JP7173211B2 (ja) | 2017-03-27 | 2021-05-13 | 車両用調光システム、調光部材の制御方法、調光部材の制御プログラム、車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018161986A JP2018161986A (ja) | 2018-10-18 |
JP6915339B2 true JP6915339B2 (ja) | 2021-08-04 |
Family
ID=63859149
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017060544A Active JP6915339B2 (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 車両用調光システム、調光部材の制御方法、調光部材の制御プログラム、車両 |
JP2021081440A Active JP7173211B2 (ja) | 2017-03-27 | 2021-05-13 | 車両用調光システム、調光部材の制御方法、調光部材の制御プログラム、車両 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021081440A Active JP7173211B2 (ja) | 2017-03-27 | 2021-05-13 | 車両用調光システム、調光部材の制御方法、調光部材の制御プログラム、車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP6915339B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7290101B2 (ja) * | 2019-10-23 | 2023-06-13 | Agc株式会社 | 車両の窓の光透過制御 |
JP7313271B2 (ja) * | 2019-12-24 | 2023-07-24 | 本田技研工業株式会社 | ジェスチャ検出装置、ジェスチャ検出方法、およびプログラム |
JP7468142B2 (ja) * | 2020-05-22 | 2024-04-16 | 大日本印刷株式会社 | 調光装置 |
JP7155203B2 (ja) * | 2020-07-16 | 2022-10-18 | 矢崎総業株式会社 | 車両用調光システム |
JP7565834B2 (ja) * | 2021-03-17 | 2024-10-11 | 矢崎総業株式会社 | 調光ガラス制御装置及び調光制御システム |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07215057A (ja) * | 1994-02-01 | 1995-08-15 | Asmo Co Ltd | 車両用日射制御装置 |
JP3457940B2 (ja) * | 2000-11-06 | 2003-10-20 | 積水ハウス株式会社 | 日影表示システムおよびその表示方法 |
JP2005297716A (ja) * | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Toyota Motor Corp | 車両用窓ガラス透光率可変装置 |
JP2008189202A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-21 | Honda Motor Co Ltd | 車両用窓装置 |
US20090015740A1 (en) * | 2007-07-12 | 2009-01-15 | Ravil Sagitov | Window darkening system |
JP5352266B2 (ja) * | 2009-02-13 | 2013-11-27 | スタンレー電気株式会社 | 防眩装置 |
JP5857696B2 (ja) * | 2011-12-07 | 2016-02-10 | 三菱自動車工業株式会社 | 運転支援装置 |
JP2017026920A (ja) * | 2015-07-25 | 2017-02-02 | 有限会社きこりたち | 車両用窓及び車両 |
-
2017
- 2017-03-27 JP JP2017060544A patent/JP6915339B2/ja active Active
-
2021
- 2021-05-13 JP JP2021081440A patent/JP7173211B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018161986A (ja) | 2018-10-18 |
JP2021113054A (ja) | 2021-08-05 |
JP7173211B2 (ja) | 2022-11-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7173211B2 (ja) | 車両用調光システム、調光部材の制御方法、調光部材の制御プログラム、車両 | |
JP7225531B2 (ja) | 車両用調光システム、調光部材の制御方法、調光部材の制御プログラム、車両 | |
JP6992465B2 (ja) | 車両用調光システム、調光部材の制御方法、調光部材の制御プログラム、車両 | |
JP6911482B2 (ja) | バイザー、移動体用調光システム、バイザーの制御方法、バイザーの制御プログラム、移動体 | |
JP6852437B2 (ja) | 車両用調光システム、調光部材の制御方法、調光部材の制御プログラム、車両 | |
JP6900772B2 (ja) | 照明装置及び車両 | |
KR101727628B1 (ko) | 거울-디스플레이 겸용 장치 및 그 구동방법 | |
JP6733869B2 (ja) | 光学フィルム | |
JP2023039967A (ja) | 調光フィルム、調光部材、車両 | |
JP6911487B2 (ja) | 移動体用調光システム、移動体、調光フィルムの制御方法、調光フィルムの制御プログラム | |
JP2019132973A (ja) | 反射スクリーン、映像表示装置 | |
JP6953739B2 (ja) | 調光フィルム及び合わせガラス | |
JP6911485B2 (ja) | 車両用調光システム、調光部材の制御方法、調光部材の制御プログラム、車両 | |
JP6981017B2 (ja) | 車両 | |
JP2018095158A (ja) | 移動体用調光システム、調光フィルムの制御方法 | |
JP2018141889A (ja) | 外光調整部材、移動体、移動体用温度調整システム | |
JP7062912B2 (ja) | 調光フィルム、調光部材、車両、調光システム及び調光フィルムの駆動方法 | |
JP6981018B2 (ja) | 車両 | |
JP2022176315A (ja) | 調光部材、構造物、調光部材の配置方法 | |
JP2018109735A (ja) | 調光部材、構造体、調光部材の配置方法 | |
JP2012148675A (ja) | サンバイザー装置 | |
JP6972582B2 (ja) | 車両 | |
CN106646959A (zh) | 阳光衰减板 | |
JP2022009944A (ja) | 車両 | |
JP2018172037A (ja) | 車両 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201009 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201020 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201216 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210216 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210513 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20210513 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20210520 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20210525 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210615 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210628 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6915339 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |