JP7290101B2 - 車両の窓の光透過制御 - Google Patents

車両の窓の光透過制御 Download PDF

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Description

本発明は車両の窓の光透過制御に関する。
特許文献1は車両用調光システムを開示している。このシステムの設けられた車両のリアウィンドウには調光部材が配置されている。このシステムはこの車両と後続車両との距離情報を取得し、さらに距離情報に基づいて、調光部材の透過率を変化させる(請求項2)。またこのシステムの設けられた車両のサイドウィンドウには調光部材が配置されている。このシステムはこの車両と並走車両との距離情報を取得し、さらに距離情報に基づいて、調光部材の透過率を変化させる(請求項3)。
特開2018-161986号公報
本発明は、自車が他の車両に追い抜かれる時又は自車が他の車両を追い抜く時に自車内のプライバシーを保護する手段を提供する。
<1> 前方から順に、第1側方窓と、前記第1側方窓と同じ側にある第2側方窓と、後方窓とを備え、さらに前記第1側方窓及び第2側方窓と同じ側にある側方カメラと、後方カメラと、自動的に前記第2側方窓と前記後方窓との平行光線透過率を変更する調節装置とを備える車両、以下自車という、であって、
(a) 前記後方カメラは、自車の走行中、継続的に自車の後方を監視し、
前記調節装置は、前記後方カメラの映像を元に自車の後方からの目標車両の出現を検知すると、前記後方窓の平行光線透過率を下げ、
(b) 引き続き前記後方カメラは、自車の後方を監視し、
さらに前記側方カメラは、自車の走行中、自車の側方を監視し、
前記調節装置は、前記後方カメラ及び前記側方カメラの映像を元に前記目標車両の自車に対する接近を検知すると、前記後方窓の平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに前記目標車両の存在する側にある前記第2側方窓の平行光線透過率を下げ、
(c) 引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
前記調節装置は、前記側方カメラの映像を元に前記目標車両の自車に対する追いつきを検知しても、前記第2側方窓の平行光線透過率を下げたまま維持する、
車両。
<2> 前記調節装置はさらに、自動的に第1側方窓の平行光線透過率を変更するものであり、
前記(c)に引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
前記調節装置は、前記側方カメラの映像を元に前記目標車両の自車に対する追いつきを検知すると、前記第2側方窓の平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに前記第1側方窓の平行光線透過率を下げる、
<1>に記載の車両。
<3>(d) 引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
前記調節装置は、前記側方カメラの映像を元に前記目標車両の自車に対する追い抜きを検知するまでの間、さらに前記第1側方窓及び前記第2側方窓の少なくともいずれかの平行光線透過率を経過時間に応じて段階的に下げる、
<2>に記載の車両。
<4> 前記(c)において、前記調節装置は、さらに少なくとも前記追いつきを検知した後に、前記後方窓の平行光線透過率を上げ、
(e) 引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
前記調節装置は、前記側方カメラの映像を元に前記目標車両の自車に対する追い抜きを検知すると、前記第1側方窓の平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに前方窓の平行光線透過率を下げ、さらに前記第2側方窓の平行光線透過率を上げる、
<2>又は<3>に記載の車両。
<5> 自車はさらに前方カメラを備え、
(f) 引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
さらに前記前方カメラは、自車の走行中、自車の前方を監視し、
前記調節装置は、前記前方カメラ及び前記側方カメラの映像を元に前記目標車両の自車に対する引き離しを検知すると、前方窓の平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに前記第1側方窓の平行光線透過率を上げ、
(g) 引き続き前記前方カメラは、自車の前方を監視し、
前記調節装置は、前記前方カメラの映像を元に前記目標車両の自車からの離脱を検知すると、前方窓の平行光線透過率を上げる、
<4>に記載の車両。
<6> 自車はさらに屋根にサンルーフを備え、
前記(a)において、前記調節装置は、前記目標車両の出現を検知するとともに、前記後方カメラの映像を元に前記目標車両がバスであると判断した場合、さらに前記サンルーフの平行光線透過率を下げ、
前記(b)から前記(g)にかけて、前記調節装置はさらに、前記前方カメラの映像を元に前記目標車両の自車からの離脱を検知するまで、前記サンルーフの平行光線透過率を下げたままにする、
<5>に記載の車両。
<7> 自車はさらに屋根にサンルーフを備え、
前記(a)において、前記調節装置は、前記目標車両の出現を検知するとともに、前記後方カメラの映像を元に前記目標車両の窓が自車の屋根よりも高いと判断した場合、さらに前記サンルーフの平行光線透過率を下げる、
<2>~<5>のいずれかに記載の車両。
<8> 自車は乗用車であり、
前記第1側方窓は運転席>又は<助手席のドアウィンドウであり、
前記第2側方窓はクォーターウィンドウ>又は<後席のドアウィンドウである、
<2>~<7>のいずれかに記載の車両。
<9> 前方から順に、第1側方窓と、前記第1側方窓と同じ側にある第2側方窓と、後方窓とを備え、さらに前記第1側方窓及び第2側方窓と同じ側にある側方カメラと、後方カメラとを備える車両に、コンピューターを備える調節装置を設置することで自車の走行中自動的に前記第2側方窓と前記後方窓との平行光線透過率を変更する方法であって、
(a) 前記後方カメラは、自車の走行中、継続的に自車の後方を監視し、
前記コンピューターは、前記後方カメラの映像を元に自車の後方からの目標車両の出現を検知すると、前記後方窓の平行光線透過率を下げ、
(b) 引き続き前記後方カメラは、自車の後方を監視し、
さらに前記側方カメラは、自車の走行中、自車の側方を監視し、
前記コンピューターは、前記後方カメラ及び前記側方カメラの映像を元に前記目標車両の自車に対する接近を検知すると、前記後方窓の平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに前記目標車両の存在する側にある前記第2側方窓の平行光線透過率を下げ、
(c) 引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
前記コンピューターは、前記側方カメラの映像を元に前記目標車両の自車に対する追いつきを検知しても、前記第2側方窓の平行光線透過率を下げたまま維持する、
方法。
<10> 前方から順に、前方窓と、第1側方窓と、前記第1側方窓と同じ側にある第2側方窓とを備え、さらに前方カメラと、前記第1側方窓及び第2側方窓と同じ側にある側方カメラと、自動的に前記前方窓と前記第1側方窓との平行光線透過率を変更する調節装置とを備える車両、であって、
(a) 前記前方カメラは、自車の走行中、継続的に自車の前方を監視し、
前記調節装置は、前記前方カメラの映像を元に自車の前方からの目標車両の出現を検知すると、前記前方窓の平行光線透過率を下げ、
(b) 引き続き前記前方カメラは、自車の前方を監視し、
さらに前記側方カメラは、自車の走行中、自車の側方を監視し、
前記調節装置は、前記前方カメラ及び前記側方カメラの映像を元に自車の前記目標車両に対する接近を検知すると、前記前方窓の平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに前記目標車両の存在する側にある前記第1側方窓の平行光線透過率を下げ、
(c) 引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
前記調節装置は、前記側方カメラの映像を元に自車の前記目標車両に対する追いつきを検知しても、前記第1側方窓の平行光線透過率を下げたまま維持する、
車両。
<11> 前記調節装置はさらに、自動的に第2側方窓の平行光線透過率を変更するものであり、
前記(c)に引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
前記調節装置は、前記側方カメラの映像を元に自車の前記目標車両に対する追いつきを検知すると、前記第1側方窓の平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに前記第2側方窓の平行光線透過率を下げ、
(d) 引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
前記調節装置は、前記側方カメラの映像を元に自車の前記目標車両に対する追い抜きを検知するまでの間、さらに前記第1側方窓及び前記第2側方窓の少なくともいずれかの平行光線透過率を経過時間に応じて段階的に下げる、
<10>に記載の車両。
<12> 前方から順に、前方窓と、第1側方窓と、前記第1側方窓と同じ側にある第2側方窓とを備え、さらに前記第1側方窓及び第2側方窓と同じ側にある側方カメラと、前方カメラとを備える車両に、コンピューターを備える調節装置を設置することで自車の走行中自動的に前記前方窓と前記第1側方窓の平行光線透過率を変更する方法であって、
(a) 前記前方カメラは、自車の走行中、継続的に自車の前方を監視し、
前記コンピューターは、前記前方カメラの映像を元に自車の前方からの目標車両の出現を検知すると、前記前方窓の平行光線透過率を下げ、
(b) 引き続き前記前方カメラは、自車の前方を監視し、
さらに前記側方カメラは、自車の走行中、自車の側方を監視し、
前記コンピューターは、前記前方カメラ及び前記側方カメラの映像を元に自車の前記目標車両に対する接近を検知すると、前記前方窓の平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに前記目標車両の存在する側にある前記第1側方窓の平行光線透過率を下げ、
(c) 引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
前記コンピューターは、前記側方カメラの映像を元に自車の前記目標車両に対する追いつきを検知すると、前記第1側方窓の平行光線透過率を下げたまま維持する、
方法。
本発明により、自車が他の車両に追い抜かれる時又は自車が他の車両を追い抜く時に自車内のプライバシーを保護する手段を提供できる。
車両の平面図。 自車の後方に目標車両が出現する段階。 目標車両が自車に接近する段階。 目標車両が自車に追いつく段階。 目標車両が自車に追いつくまでの流れ図。 自車の前方に目標車両が出現する段階。 自車が目標車両に接近する段階。 自車が目標車両に追いつく段階。 自車が目標車両に追いつくまでの流れ図。 調節装置のブロック図。 自車と他車との位置関係。 目標車両が自車に追いつくまでの流れ図。 自車の後方に大型車が出現する段階。 自車が目標車両と並走する段階。 目標車両が自車を追い抜く段階。 目標車両が自車を引き離す段階。 目標車両が自車から離脱する段階。 目標車両が自車に追いついた後の流れ図1。 目標車両が自車に追いついた後の流れ図2。 自車の後方にバスが出現する段階。 自車が目標車両に追いつくまでの流れ図。
<1.車両の窓>
図1は平面視した車両19を示す。車両19は図中の上方に向かって走行する。車両19は走行方向の前方から順に、窓Fr、窓La及び窓Ra、窓Lb及び窓Rb、並びに窓Bcを備える。Frは前方窓(front window)いわゆる風防である。窓Bcは後方窓(rear window)である。車両19はサンルーフSrを備えてもよい。
図1において、車両19の左側に配置された窓La及び窓Lbをそれぞれ第1側方窓(first side-window)及び第2側方窓(second side-window)という場合がある。また車両19の右側に配置された窓Ra及び窓Rbをそれぞれ第1側方窓及び第2側方窓という場合がある。第2側方窓は第1側方窓と同じ側にある。
図1に示す一態様において車両19は乗用車である。一態様において窓La及び窓Raの少なくともいずれかはフロントクォーターのウィンドウである。一態様において窓La、窓Ra、窓Lb及び窓Rbの少なくともいずれかは運転席又は助手席のドアウィンドウである。一態様において窓La、窓Ra、窓Lb及び窓Rbの少なくともいずれかは後席のドアウィンドウである。一態様において窓Lb及び窓Rbの少なくともいずれかはリアクォーターのウィンドウである。
図1において、車両19は調節装置20を備える。調節装置20は一種の調光装置である。調節装置20はコンピューターを搭載している。調節装置20は有線又は無線により各窓と接続する。調節装置20はコンピューターで自動的に各窓の平行光線透過率を変更する。窓の平行光線透過率が上がると窓の透明度が上がる。窓の平行光線透過率が下がると窓の透明度が下がる。一態様において調節装置20は、特に窓Bcの平行光線透過率を変更するものである。一態様において調節装置20は、特に窓Lb及び窓Rbの少なくともいずれかの平行光線透過率を変更するものである。他の一態様において調節装置20は、窓Fr、窓La、窓Ra及びサンルーフSrの少なくともいずれかに対して、その平行光線透過率を変更するものでなくともよい。
図1において、各窓は調光素子を備える調光ガラスであることが好ましい。調光素子は窓の透過率を調節する。調光素子としては、懸濁粒子デバイス(SPD)、高分子分散型液晶(PDLC)、高分子ネットワーク液晶、ゲストホスト液晶、フォトクロミック、エレクトロクロミック及びエレクトロキネティックが挙げられる。調節装置20は調光素子を電気的に制御できる。
一態様において、調光ガラスの平行光線透過率が最も低い状態、すなわち遮蔽状態において、その値は、好ましくは50%以下、さらに好ましくは30%以下、特に好ましくは20%以下である。ここで平行光線透過率はJIS K 7136に規定される方法で測定することができる。
一態様において、調光ガラスの平行光線透過率が最も低い状態、すなわち遮蔽状態において、そのヘーズは、好ましくは20%以上、さらに好ましくは60%以上、特に好ましくは80%以上である。ここでヘーズはJIS K 7136に規定される方法で測定されるものを基準とする。
一態様において、調光ガラスの平行光線透過率が最も低い状態、すなわち遮蔽状態において、その全光線透過率は、好ましくは50%以下、さらに好ましくは30%以下、特に好ましくは20%以下である。ここで全光線透過率はJIS K 7361に規定される方法で測定されるものを基準とする。
一態様において、調光ガラスの応答速度は次のようなものでもよい。すなわち調光ガラスの平行光線透過率が最も高い状態から、最も低い状態までに変化するにかかる時間が0秒より大きく、5秒以下である。この時間は4秒、3秒、2秒及び1秒のいずれかでもよい。
調光ガラスは、有機材料の透明板であって調光素子を備えるものに置き換えてもよい。
図1において、車両19はさらに、前方カメラ21F、左カメラ21L、右カメラ21R及び後方カメラ21Bを備える。調節装置20は有線又は無線により各カメラと接続する。
図1において、前方カメラ21Fは車両19の進行方向の前方に向けて設置する。前方カメラ21Fは車両19の進行方向の前方を撮影する。前方カメラ21Fは車両19の進行方向の前方に向けて設置する。前方カメラ21Fは車両19の進行方向の前方を撮影する。
図1において、各側方カメラは車両19の進行方向の側方であって、第1側方窓及び第2側方窓と同じ側に向けて設置する。すなわち左カメラ21Lは窓La及び窓Lbと同じ側に向けて設置する。
図1において、左カメラ21Lは車両19の進行方向に対して左側を撮影する。右カメラ21Rは窓Ra及び窓Rbと同じ側に向けて設置する。右カメラ21Rは車両19の進行方向に対して右側を撮影する。
図1において、後方カメラ21Bは車両19の進行方向の後方を撮影する。後方カメラ21Bは車両19の進行方向の後方に向けて設置する。後方カメラ21Bは車両19の進行方向の後方を撮影する。
<2.目標車両が自車に追いつく時>
図2は目標Vtすなわち目標車両が自車Vsの後方に出現する段階(appearing phase)を平面視して表す。以下、「目標車両」のことを単に「目標」という場合がある。目標Vtが自車Vsに追いつく時に、目標Vtの乗員が自車Vsの車内を覗き見しにくくすることが本実施形態の目的である。自車Vsは図1に示す車両19である。目標Vtは車両19と同一の車両でなくともよい。以下同様とする。
図3は目標Vtが自車Vsに接近する段階(approaching phase)を平面視して表す。図4は目標Vtが自車Vsに追いつく段階(catching phase)を平面視して表す。図5は目標車両が自車に追いつくまでの間の平行光線透過率の制御の流れ図を示す。
図5において自車の窓の平行光線透過率の制御を開始する(開始I30)。以下、図5のステップS31からステップS39を参照しつつ、さらに図2から図4の平面図を参照することで透過率の自動制御を説明する。
図2において調節装置20は後方カメラ21Bを介して、自車Vsの走行中、継続的に自車Vsの後方を監視する(図5,ステップS31)。後方カメラ21Bは、継続的に映像を調節装置20に送る。調節装置20は、後方カメラ21Bの映像を元に自車Vsの後方に目標Vtが出現したかどうか判断する(図5,ステップS31)。
図2において調節装置20は、目標Vtの出現を検知すると(図5,ステップS32,YES)、窓Bcの平行光線透過率を下げる(図5,ステップS33)。調節装置20は、目標Vtの出現を検知しないときは(図5,ステップS32,NO)、引き続き後方を監視する(図5,ステップS31)。
図3において調節装置20は、引き続き後方カメラ21Bを介して、自車Vsの後方を監視する(図5,ステップS34)。さらに調節装置20は、左カメラ21Lを介して、自車Vsの走行中、自車Vsの側方すなわち左側を監視する(図5,ステップS34)。調節装置20は、後方カメラ21B及び左カメラ21Lの映像を元に目標Vtが自車Vsに対して接近するかどうかを判断する(図5,ステップS35)。
図3において調節装置20は、目標Vtの自車Vsに対する接近を検知すると(図5,ステップS35,YES)、さらに目標Vtの存在する側にある第2側方窓すなわち窓Lbの平行光線透過率を下げる(図5,ステップS36)。調節装置20はこの時、窓Bcの平行光線透過率を下げたままにする。
図3において調節装置20は、目標Vtの接近を検知しないときは(図5,ステップS35,NO)、引き続き自車Vsの後方及び左側を監視する(図5,ステップS34)。調節装置20はこの時、窓Bcの平行光線透過率を下げたままにする。
図4において調節装置20は、引き続き左カメラ21Lを介して、自車Vsの側方すなわち左側を監視する(図5,ステップS37)。調節装置20は、左カメラ21Lの映像を元に目標Vtが自車Vsに対して追いつくかどうかを判断する(図5,ステップS38)。調節装置20はこのように段階に応じて後方カメラと側方カメラとを使い分ける。
図4において調節装置20はさらに、目標Vtが自車Vsに対して追いつくことを検知すると(図5,ステップS38,YES)、目標Vtの存在する側にある第1側方窓すなわち窓Laの平行光線透過率を下げる。調節装置20はこの時、窓Lbの平行光線透過率を下げたままにする。調節装置20はさらに、少なくとも目標Vtの自車Vsへの追いつくことを検知した後に、窓Bcの平行光線透過率を上げてもよい。
図4において調節装置20は、目標Vtが自車Vsに対して追いつくことを検知しないときは(図5,ステップS38,NO)、引き続き自車Vsの左側を監視する(図5,ステップS37)。調節装置20はこの時、窓Lbの平行光線透過率を下げたままにする。
図5において自車の窓の平行光線透過率の制御を終了する(終了T30)。目標車両が目標車両の車線の右側の車線を走行し、これを追い抜いてもよい。この時、平行光線透過率の自動制御を受ける側方窓は右側の窓である。この後も調節装置は様々な制御を行うことができる。詳細は後述する実施例にて説明する。
調節装置が各窓の平行光線透過率を相対距離に応じて下げることで、調節装置は目標車両の乗員による自車の中の覗き見を自動的に防止できる。したがって調節装置は自車内の乗員のプライバシーを保護できる。また調節装置は後方カメラと側方カメラとを使い分ける。
<3.自車が目標車両に追いつく時>
図6は目標Vtが自車Vsの前方に出現する段階(appearing phase)を平面視して表す。自車Vsが目標Vtに追いつく時に、目標Vtの乗員が自車Vsの車内を覗き見しにくくすることが本実施形態の目的である。
図7は自車Vsが目標Vtに接近する段階(approaching phase)を平面視して表す。図8は自車Vsが目標Vtに追いつく段階(catching phase)を平面視して表す。図9は自車が目標車両に追いつくまでの間の平行光線透過率の自動制御の流れ図を示す。
図9において自車の窓の平行光線透過率の制御を開始する(開始I40)。以下、図9のステップS41からステップS49を参照しつつ、さらに図6から図8の平面図を参照することで透過率の自動制御を説明する。
図6において調節装置20は前方カメラ21Fを介して、自車Vsの走行中、継続的に自車Vsの前方を監視する(図9,ステップS41)。前方カメラ21Fは、継続的に映像を調節装置20に送る。調節装置20は、前方カメラ21Fの映像を元に自車Vsの前方に目標Vtが出現したかどうか判断する(図9,ステップS41)。
図6において調節装置20は、目標Vtの出現を検知すると(図9,ステップS42,YES)、窓Frの平行光線透過率を下げる(図9,ステップS43)。調節装置20は、目標Vtの出現を検知しないときは(図9,ステップS42,NO)、引き続き前方を監視する(図9,ステップS41)。
図7において調節装置20は、引き続き前方カメラ21Fを介して、自車Vsの前方を監視する(図9,ステップS44)。さらに調節装置20は、右カメラ21Rを介して、自車Vsの走行中、自車Vsの側方すなわち右側を監視する(図9,ステップS44)。調節装置20は、前方カメラ21F及び右カメラ21Rの映像を元に自車Vsが目標Vtに対して接近するかどうかを判断する(図9,ステップS45)。
図7において調節装置20は、自車Vsの目標Vtに対する接近を検知すると(図9,ステップS45,YES)、さらに目標Vtの存在する側にある第2側方窓すなわち窓Rbの平行光線透過率を下げる(図9,ステップS46)。調節装置20はこの時、窓Frの平行光線透過率を下げたままにする。
図7において調節装置20は、目標Vtに対する接近を検知しないときは(ステップS45,NO)、引き続き自車Vsの前方及び右側を監視する(図9,ステップS44)。調節装置20はこの時、窓Frの平行光線透過率を下げたままにする。
図8において調節装置20は、引き続き右カメラ21Rを介して、自車Vsの側方すなわち右側を監視する(図9,ステップS47)。調節装置20は、右カメラ21Rの映像を元に自車Vsが目標Vtに対して追いつくかどうかを判断する(図9,ステップS48)。調節装置20はこのように段階に応じて前方カメラと側方カメラとを使い分ける。
図8において調節装置20は、自車Vsが目標Vtに対して追いつくことを検知すると(図9,ステップS48,YES)、さらに目標Vtの存在する側にある第1側方窓すなわち窓Raの平行光線透過率を下げる。調節装置20はこの時、窓Rbの平行光線透過率を下げたままにする。
図8において調節装置20は、自車Vsが目標Vtに対して追いつくことを検知しないときは(ステップS48,NO)、引き続き自車Vsの右側を監視する(図9,ステップS47)。調節装置20はこの時、窓Rbの平行光線透過率を下げたままにする。
図9において自車の窓の平行光線透過率の制御を終了する(終了T40)。自車が目標車両の車線の右側の車線を走行し、これを追い抜いてもよい。この時、平行光線透過率の自動制御を受ける側方窓は左側の窓である。この後も調節装置は様々な制御を行うことができる。詳細は後述する実施例にて説明する。
調節装置が各窓の平行光線透過率を相対距離に応じて下げることで、調節装置は目標車両の乗員による自車の中の覗き見を自動的に防止できる。したがって調節装置は自車内の乗員のプライバシーを保護できる。
<4.調節装置>
図10は調節装置20及びこれに接続する各部のブロック図である。調節装置20は前方認識部22F、左側方認識部22L、右側方認識部22R、後方認識部22B及び道路認識部23を備える。これらの認識部は認識ユニット24内に包含されている。
図11は自車Vsと自車Vsの周辺を走行する車両29aから車両29hとの位置関係を示す。図11において前方カメラ21Fは自車の前方の風景の映像を認識ユニット24に送る。図10に示した前方認識部22Fは自車と同一車線上で、自車より前方の車両29aを検出する。図10に示した前方認識部22Fは自車の車線の両隣の車線上で、自車より前方の車両29b及び車両29cをさらに検出する。
図11において左カメラ21Lは自車の左側の風景の映像を認識ユニット24に送る。図10に示した左側方認識部22Lは自車の車線の左隣の車線上の車両29dを検出する。
図11において右カメラ21Rは自車の右側の風景の映像を認識ユニット24に送る。図10に示した右側方認識部22Rは自車の車線の右隣の車線上の車両29eを検出する。
図11において後方カメラ21Bは自車の後方の風景の映像を認識ユニット24に送る。図10に示した後方認識部22Bは自車と同一車線上で、自車より後方の車両29fを検出する。図10に示した後方認識部22Bは自車の車線の両隣の車線上で、自車より後方の車両29g及び車両29hをさらに検出する。
図10に示した道路認識部23は、図11において各カメラの映像を使用して自車Vs及び車両29aから車両29hが走行中の車線を特定する。一態様において自車Vsはさらにレーダー又はライダー(laser imaging detection and ranging)を備える。図10に示した道路認識部23はレーダー又はライダーの取得した情報に基づき自車Vsが走行中の車線とこれに隣接する車線を特定する。自車Vsが走行中の車線の2つ以上隣の車線をさらに特定してもよい。
図10において調節装置20はさらに処理部25及びメモリー26を有する。処理部25は、前方認識部22F等が検出した周辺車両及び道路認識部23が特定した車線に基づき、自車と各周辺車両との距離、自車と各周辺車両との速度差、周辺車両が走行中の車線を特定する。処理部25はさらにこれらの情報に基づき、周辺車両の中から図2や図6に示した目標Vtを選出する。処理部25はこれらの処理結果をメモリー26に保存する。
図10において認識ユニット24、処理部25及びメモリー26は一つのコンピューターで構成されていてもよい。
図10に示すように本実施例では自車はサンルーフSrを備える。他の態様において自車はサンルーフSrを備えない。
図10において調節装置20は制御部27を備える。処理部25は処理結果を参照して、サンルーフSrを含む窓のうち、どの窓の透過率を下げるか、又は上げるかを決める。処理部25は制御部27に命令する。制御部27は命令に基づき各窓の透過率を変更するための駆動電力をこれらの窓に供給する。
<5.自動制御の具体例,目標車両が自車を追い抜く時>
図12は目標車両が自車に追いつく場合の自動制御の流れ図を示す。図12において自車の窓の平行光線透過率の制御を開始する(開始I60)。以下、図12のステップS61からステップS65bを参照しつつ、さらに図2から図4の平面図及びその他の平面図を参照することで透過率の自動制御を説明する。
図2においてに自車Vsの走行する車線の隣の車線を検出する(図12,ステップS61)。まず調節装置20中の道路認識部が自車Vsの走行する車線を検出する。かかる道路認識部がさらに、隣の車線、図2中では左の車線を検出する。調節装置20は以下に示す態様にて隣の車線上を監視する(図12,ステップS62a)。
図2において、後方カメラ21Bの映像に基づき調節装置20は目標Vtのフロントボディのパターン認識を行う。調節装置20はパターン認識の結果に基づき目標Vtの存在を検出する。調節装置20はパターン認識の結果に基づき自車Vsと目標Vtとの間の相対距離、相対速度及び相対加速度を取得する。また目標Vtの車種情報を取得する。ここで相対距離は特に進行方向に対する前後方向の距離をいう。
図2において、後方カメラ21Bの映像に基づき調節装置20は目標Vtの窓ガラスのパターン認識を行ってもよい。調節装置20はパターン認識の結果に基づき目標Vtの存在を検出する。調節装置20はパターン認識の結果に基づき目標Vtの窓の位置を取得する。調節装置20は、以下のステップにおいてもこれらのパターン認識手法のいずれかを実行する。
図2において調節装置20が目標Vtを発見すると(図12,ステップS62b,YES)、調節装置20は窓Bcの平行光線透過率を下げる(図12,ステップS62e)。調節装置20が目標Vtを発見しないときは(図12,ステップS62b,NO)、調節装置20は隣の車線上を監視する(図12,ステップS62a)。
一態様において図13に示すように、バスやトラックといった大型車Lvが目標車両として自車Vsの後方に出現する。図中の大型車Lvはトラックを例示している。なおこの時、自車Vsは乗用車でもよい。
図13において調節装置20は、目標車両が大型車Lvであると判断する(図12,ステップS62e,YES)。調節装置20はさらに、サンルーフSrの平行光線透過率を下げる(図12,ステップS62e)。他の態様において調節装置20が目標車両の窓が自車Vsの屋根よりも高いと判断した場合、調節装置20は、サンルーフSrの平行光線透過率を下げる。一態様において、調節装置20は以降、任意の時点までサンルーフSrの平行光線透過率を下げたままにする。次に調節装置20は目標車両すなわち大型車Lvを監視する(図12,ステップS63a)。
図12において、調節装置が、目標車両が大型車ではないと判断した場合(図12,ステップS62e,NO)、調節装置は目標車両を監視する(図12,ステップS63a)。他の態様において調節装置が、目標車両の窓が自車の屋根よりも高くはないと判断した場合、調節装置は目標車両を監視する。他の態様において自車が大型車である場合、調節装置はステップS62e及びステップS62eをスキップして、目標車両を監視する(図12,ステップS63a)。または調節装置はステップS62e及びステップS62eを実行する機能を元々有さず、ステップS62eを実行した後、目標車両を監視する(図12,ステップS63a)。
以下では、図3に示すように目標Vtが自車Vsとさほど変わらない大きさの自動車であるとして、本実施例を説明する。調節装置20は目標Vtを監視することで(図12,ステップS63a)、目標Vtの自車Vsに対する相対速度を取得する。
図2から図3にかけて調節装置20は、後方カメラ21Bの映像に基づくパターン認識によって目標Vtの相対速度を取得する。調節装置20はさらに、以下に述べるような左カメラ21Lの映像に基づくパターン認識によって目標Vtの相対速度を取得してもよい。調節装置20は目標Vtの相対加速度をさらに取得してもよい。
図2から図3にかけて、左カメラ21Lの映像に基づき調節装置20は目標Vtの右側のサイドボディのパターン認識を行う。調節装置20はパターン認識の結果に基づき目標Vtの存在を検出する。調節装置20はパターン認識の結果に基づき自車Vsと目標Vtとの間の相対距離、相対速度及び相対加速度を取得する。また目標Vtの車種情報を取得する。ここで相対距離は特に進行方向に対する前後方向の距離をいう。
図2から図3にかけて、左カメラ21Lの映像に基づき調節装置20は目標Vtの前輪及び後輪のパターン認識を行ってもよい。調節装置20はパターン認識の結果に基づき目標Vtの存在を検出する。調節装置20はパターン認識の結果に基づき自車Vsと目標Vtとの間の相対距離、相対速度及び相対加速度を取得する。また目標Vtのホイールベース長を取得する。ここで相対距離は特に進行方向に対する前後方向の距離をいう。
図2から図3にかけて、左カメラ21Lの映像に基づき調節装置20は目標Vtの窓ガラスのパターン認識を行ってもよい。調節装置20はパターン認識の結果に基づき目標Vtの存在を検出する。調節装置20はパターン認識の結果に基づき目標Vtの窓の位置を取得する。調節装置20は、以下のステップにおいてもこれらのパターン認識手法のいずれかを実行する。
図2から図3にかけて、目標Vtは自車Vsよりも高い速度を有するので、目標Vtは自車Vsに接近する。調節装置20は目標Vtの相対速度が正であると判断する(図12,ステップS63b,YES)。調節装置20は次に目標Vtの自車Vsに対する相対距離を検出する(図12,ステップS63c)。
図2から図3にかけて調節装置20は、後方カメラ21Bを使用して、自車Vsに対して接近する目標Vtを検知する。このとき調節装置20は、目標Vtのフロントボディのパターン認識を行うことが好ましい。また調節装置20は、左カメラ21Lを使用して、隣の車線を走行する目標Vtを検知する。このとき調節装置20は、目標Vtのフロントボディのパターン認識に加えて、前輪のパターン認識を行うことが好ましい。
図2から図3にかけて調節装置20は、これらのパターン認識に代えて、自車Vsに搭載されたレーダー又はライダーのもたらす情報に基づき、目標Vtの外形を検出してもよい。調節装置20は検出結果に基づき自車Vsと目標Vtとの間の相対距離、相対速度及び相対加速度を取得する。ここで相対距離は特に進行方向に対する前後方向の距離をいう。調節装置20は、以下のステップにおいてもこの検出手法を実行してもよい。
図2から図3にかけて調節装置20が目標Vtの相対速度が0又は負であると判断した時(図12,ステップS63b,NO)、調節装置20は目標Vtの監視を継続する(図12,ステップS63a)。
図3において、目標Vtの相対距離が所定の値より小さい時、調節装置20は、目標Vtの乗員の視線が窓Lbを通じて自車Vsの中の乗員に届くと判断する(図12,ステップS63d,届く)。この時、調節装置20は窓Lbの平行光線透過率を下げる(図12,ステップS63e)。所定の値は予め実験的に求めることができる。調節装置20は図10に示すメモリー26に所定の値を予め記録しておいてもよい。調節装置20はメモリー26に記録された所定の値をステップS63dで参照する。
図3において、目標Vtの相対距離が所定の値より大きい時、調節装置20は、目標Vtの乗員の視線が窓Lbを通じて自車Vsの中の乗員に届かないと判断する(図12,ステップS63d,届かない)。この時、調節装置20は改めて目標Vtの相対距離を検出する(図12,ステップS63c)。調節装置20は改めて目標Vtの監視まで戻って、目標Vtの相対速度の正負を判定してもよい(図12,ステップS63a及びステップS63b)。
図4を参照する。調節装置20は目標Vtを監視することで(図12,ステップS64a)、目標Vtの自車Vsに対する相対速度を取得する。図3から図4にかけて、目標Vtは自車Vsよりも高い速度を有するので、目標Vtは自車Vsに追いつく。調節装置20は目標Vtの相対速度が正であると判断する(図12,ステップS64b,YES)。調節装置20は次に目標Vtの自車Vsに対する相対距離を検出する(図12,ステップS64c)。
図3から図4にかけて調節装置20は、左カメラ21Lの映像に基づくパターン認識によって目標Vtの相対速度を取得する。この時、一態様において調節装置20は、後方カメラ21Bの映像に基づくパターン認識を実行しなくてもよい。調節装置20は目標Vtの相対加速度をさらに取得してもよい。
図3から図4にかけて調節装置20は、左カメラ21Lを使用して、隣の車線を走行する目標Vtを検知する。このとき調節装置20は、目標Vtのフロントボディのパターン認識に加えて、前輪のパターン認識を行うことが好ましい。
図3から図4にかけて調節装置20が目標Vtの相対速度が0又は負であると判断した時(図12,ステップS64b,NO)、調節装置20は目標Vtの監視を継続する(図12,ステップS64a)。
図4において、目標Vtの相対距離が所定の値より小さい時、調節装置20は、目標Vtの乗員の視線が窓Laを通じて自車Vsの中の乗員に届くと判断する(図12,ステップS64d,届く)。この時、調節装置20は窓Laの平行光線透過率を下げる(図12,ステップS64e)。所定の値は予め実験的に求めることができる。調節装置20は図10に示すメモリー26に所定の値を予め記録しておいてもよい。調節装置20はメモリー26に記録された所定の値をステップS64dで参照する。
図4において、目標Vtの相対距離が所定の値より大きい時、調節装置20は、目標Vtの乗員の視線が窓Laを通じて自車Vsの中の乗員に届かないと判断する(図12,ステップS64d,届かない)。この時、調節装置20は改めて目標Vtの相対距離を検出する(図12,ステップS64c)。調節装置20は改めて目標Vtの監視まで戻って、目標Vtの相対速度の正負を判定してもよい(図12,ステップS64a及びステップS64b)。
図14は目標Vtが自車Vsと並走する段階(side-by-side phase)を示す。図14は図4で示した段階の次の段階を表す。調節装置20は目標Vtを監視する(図12,ステップS65a)。調節装置20は、左カメラ21Lの映像に基づくパターン認識によって目標Vtの相対速度を取得する。調節装置20は目標Vtの相対加速度をさらに取得してもよい。このとき調節装置20は、目標Vtの前輪及び後輪のパターン認識を行うことが好ましい。調節装置20は、目標Vtのフロントボディのパターン認識をしなくともよい。
図14において、調節装置20は、目標Vtが自車Vsに並んだことを検知すると、さらに窓Bcの平行光線透過率を上げてもよい。図中では調節装置20は、窓Bcの平行光線透過率を下げることをやめている。
図14において例えば調節装置20は、目標Vtの相対速度が正であると判断する(図12,ステップS65b,正)。言い換えれば調節装置20は、左カメラ21Lの映像を元に目標Vtの自車Vsに対する追い抜きを検知する。調節装置20は一連の処理を終了し、次に追い抜かれ処理の実行に移る(図12,終了T60p)。
図14において例えば調節装置20は、目標Vtの相対速度が0である、又は実質的に0であると判断する(図12,ステップS65b,0)。調節装置20は一連の処理を終了し、次に並走処理の実行に移る(図12,終了T60e)。並走処理の詳細は後述する。
図14において例えば調節装置20は、目標Vtの相対速度が負であると判断する(図12,ステップS65b,負)。調節装置20は一連の処理を終了し、次に自車による目標の追い抜きの処理の実行に移る(図12,終了T60n)。
<6.追い抜かれ処理>
図15は目標Vtが自車Vsを追い抜く段階(passing phase)を平面視して表す。図16は目標Vtが自車Vsを引き離す段階(leaving phase)を平面視して表す。図17は目標Vtが自車Vsから、又は自車Vsの近辺から離脱する段階(escaping phase)を平面視して表す。図18は目標車両が離脱するまでの間の自車の窓の平行光線透過率の制御の流れ図を示す。
図18において自車の窓の平行光線透過率の制御を開始する(開始I70)。以下、図18のステップS71からステップS74cを参照しつつ、さらに図14から図17の平面図を参照することで透過率の自動制御を説明する。
図14において調節装置20は、引き続き左カメラ21Lを通じて自車Vsの左側を監視する。調節装置20は、左カメラ21Lの映像を元に目標Vtの自車Vsに対する追い抜きをすでに検知している(図12,ステップS65b,正)。図14から図15にかけて調節装置20は、窓Laの平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに窓Frの平行光線透過率を下げる(図18,ステップS71)。
図15において左カメラ21Lは自車Vsの左側を監視する。調節装置20は、左カメラ21Lを通じて目標Vtを監視する(図18,ステップS72a)。調節装置20は、左カメラ21Lの映像に基づくパターン認識によって目標Vtの自車Vsに対する相対距離を検出する(図18,ステップS72b)。この時、調節装置20は、目標Vtの前輪及び後輪のパターン認識を行うことが好ましい。調節装置20は目標Vtの相対速度や相対加速度をさらに取得してもよい。
図15において、目標Vtの相対距離が所定の値より大きい時、調節装置20は、目標Vtの乗員の視線が窓Lbを通じて自車Vsの中の乗員に届かないと判断する(図18,ステップS72c,届かない)。この時、図15から図16にかけて調節装置20は、窓Lbの平行光線透過率を上げる(図18,ステップS72d)。所定の値は予め実験的に求めることができる。調節装置20は図10に示すメモリー26に所定の値を予め記録しておいてもよい。調節装置20はメモリー26に記録された所定の値をステップS72cで参照する。
図15において、目標Vtの相対距離が所定の値より小さい時、調節装置20は、目標Vtの乗員の視線が窓Lbを通じて自車Vsの中の乗員に届くと判断する(図18,ステップS72c,届く)。この時、調節装置20は再び目標Vtを監視し(図18,ステップS72a)。目標Vtの相対距離を検出する(図18,ステップS72b)。
図15から図16にかけて、左カメラ21Lは自車Vsの左側を監視する。前方カメラ21Fは自車Vsの前方を監視する。調節装置20は、左カメラ21L及び前方カメラ21Fを通じて目標Vtを監視する(図18,ステップS73a)。調節装置20は、左カメラ21Lの映像を元に目標Vtのリアボディ及び後輪をパターン認識する。調節装置20は、前方カメラ21Fの映像を元に目標Vtのリアボディをパターン認識する。
図15から図16にかけて、調節装置20は、前方カメラ21F及び左カメラ21Lの映像を元に目標Vtの自車Vsに対する引き離しを検知する。調節装置20は目標Vtを監視することで(図18,ステップS73a)、上記パターン認識を通じて目標Vtの自車Vsに対する相対速度を取得する。
図15から図16にかけて、目標Vtは自車Vsよりも高い速度を有するので、目標Vtは自車Vsを引き離す。調節装置20は目標Vtの相対速度が正であると判断する(図18,ステップS73b,YES)。調節装置20は次に、上記パターン認識を通じて目標Vtの自車Vsに対する相対距離を検出する(図18,ステップS73c)。調節装置20は目標Vtの相対加速度をさらに取得してもよい。
図16において、目標Vtの相対距離が所定の値より大きい時、調節装置20は、目標Vtの乗員の視線が窓Laを通じて自車Vsの中の乗員に届かないと判断する(図18,ステップS73d,届かない)。この時、図16から図17にかけて調節装置20は、窓Frの平行光線透過率を下げたままにしつつ、窓Laの平行光線透過率を上げる(図18,ステップS73e)。所定の値は予め実験的に求めることができる。調節装置20は図10に示すメモリー26に所定の値を予め記録しておいてもよい。調節装置20はメモリー26に記録された所定の値をステップS73dで参照する。
図16において、目標Vtの相対距離が所定の値より小さい時、調節装置20は、目標Vtの乗員の視線が窓Laを通じて自車Vsの中の乗員に届くと判断する(図18,ステップS73d,届く)。この時、調節装置20は改めて目標Vtの相対距離を検出する(図18,ステップS73c)。調節装置20は改めて目標Vtの監視まで戻って、目標Vtの相対速度の正負を判定してもよい(図18,ステップS73a及びステップS73b)。
図16から図17にかけて、引き続き前方カメラ21Fは、自車Vsの前方を監視する。調節装置20は、前方カメラ21Fを通じて隣の車線上を監視する(図18,ステップS74a)。調節装置20は、前方カメラ21Fの映像を元に目標Vtの自車Vsからの離脱を検知する。一例において、監視中の車線上に調節装置20が目標Vtを検出しない時(図18,ステップS74b,NO)、調節装置20は目標Vtが自車Vsの近辺から離脱したものと判断する。その後、調節装置20は窓Frの平行光線透過率を上げる(図18,ステップS74c)。その後、調節装置20は一連の処理を終了する(図18,終了T70)。
図17において例えば監視中の車線上に調節装置20が目標Vtを検出している時(図18,ステップS74b,YES)、調節装置20は目標Vtが自車Vsの近辺から離脱していないものと判断する。調節装置20は改めて車線上を監視する(図18,ステップS74a)。
<7.並走処理>
再び図14を参照する。左カメラ21Lは、自車Vsの左側を監視している。調節装置20は、左カメラ21Lの映像を元に、目標Vtが自車Vsと並走していることを検知する(図12,ステップS65b,0)。調節装置20は並走の継続時間中において、窓La及び窓Lbの少なくともいずれかの平行光線透過率を、並走処理開始からの経過時間に応じて段階的に下げる。
また並走の継続時間を、左カメラ21Lの映像を元に調節装置20が、目標Vtの自車Vsに対する追いつき(図4)を検知してから、追い抜き(図15)を新たに検知するまでの時間と解釈してもよい。例えば以下のようなスケジュールで窓La平行光線透過率を、図4に示す目標Vtの追いつきを検知してからの経過時間に応じて段階的に下げてもよい。
経過時間 平行光線透過率

0秒から3秒 50%
3秒から5秒 30%
5秒から10秒 20%
10秒以降 10%
図3に示したように調節装置20は、窓Lbの平行光線透過率を,窓Lbに先行して低下させる。他の態様において、窓Lbの平行光線透過率を下げた時点、及び窓Laの平行光線透過率を下げた時点をそれぞれ経過時間の起点としてもよい。
<8.追い抜き処理>
図14に示すように目標Vtが自車Vsに並走する。ここでは自車Vsが目標Vtを再び追い抜く(図12,終了T60n)。その際の自車Vsと目標Vtとの位置関係は、目標Vtが自車Vsに追いつくまでの位置関係を逆順に辿って変化する。そこで改めて図2、図3及び図4を参照して追い抜き処理を説明する。
図4は自車Vsが目標Vtを追い抜く段階(passing phase)を平面視して表す。図3は自車Vsが目標Vtを引き離す段階(leaving phase)を平面視して表す。図2は自車Vsが目標Vtから、又は目標Vtの近辺から離脱する段階(escaping phase)を平面視して表す。図19は自車が離脱するまでの間の自車の窓の平行光線透過率の制御の流れ図を示す。
図19において自車の窓の平行光線透過率の制御を開始する(開始I50)。以下、図19のステップS51からステップS54cを参照しつつ、さらに図14、図4、図3及び図2の順でこれら平面図を参照することで透過率の自動制御を説明する。
図14において調節装置20は、引き続き左カメラ21Lを通じて目標Vtの左側を監視する。調節装置20は、左カメラ21Lの映像を元に自車Vsの目標Vtに対する追い抜きをすでに検知している(図12,ステップS65b,負)。図14から図4に至る間に調節装置20は、窓Laの平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに窓Frの平行光線透過率を上げる(図19,ステップS51)。
図4において左カメラ21Lは目標Vtの左側を監視する。調節装置20は、左カメラ21Lを通じて自車Vsを監視する(図19,ステップS52a)。調節装置20は、左カメラ21Lの映像に基づくパターン認識によって目標Vtの自車Vsに対する相対距離を検出する(図19,ステップS52b)。この時、調節装置20は、目標Vtの前輪及び後輪のパターン認識を行うことが好ましい。調節装置20は目標Vtの相対速度や相対加速度をさらに取得してもよい。
図4において、目標Vtの相対距離が所定の値より大きい時、調節装置20は、目標Vtの乗員の視線が窓Laを通じて目標Vtの中の乗員に届かないと判断する(図19,ステップS52c,届かない)。この時、図4から図3にかけて調節装置20は、窓Laの平行光線透過率を上げる(図19,ステップS52d)。所定の値は予め実験的に求めることができる。調節装置20は図10に示すメモリー26に所定の値を予め記録しておいてもよい。調節装置20はメモリー26に記録された所定の値をステップS52cで参照する。
図4において、目標Vtの相対距離が所定の値より小さい時、調節装置20は、目標Vtの乗員の視線が窓Laを通じて目標Vtの中の乗員に届くと判断する(図19,ステップS52c,届く)。この時、調節装置20は再び自車Vsを監視し(図19,ステップS52a)。目標Vtの相対距離を検出する(図19,ステップS52b)。
図4から図3にかけて、左カメラ21Lは目標Vtの左側を監視する。後方カメラ21Bは自車Vsの後方を監視する。調節装置20は、左カメラ21L及び後方カメラ21Bを通じて目標Vtを監視する(図19,ステップS53a)。調節装置20は、左カメラ21Lの映像を元に目標Vtのリアボディ及び前輪をパターン認識する。調節装置20は、後方カメラ21Bの映像を元に目標Vtのリアボディをパターン認識する。
図4から図3にかけて、調節装置20は、後方カメラ21B及び左カメラ21Lの映像を元に自車Vsの目標Vtに対する引き離しを検知する。調節装置20は目標Vtを監視することで(図19,ステップS53a)、上記パターン認識を通じて自車Vsの目標Vtに対する相対速度を取得する。
図4から図3にかけて、自車Vsは目標Vtよりも高い速度を有するので、自車Vsは目標Vtを引き離す。調節装置20は目標Vtの相対速度が正であると判断する(図19,ステップS53b,YES)。調節装置20は次に、上記パターン認識を通じて自車Vsの目標Vtに対する相対距離を検出する(図19,ステップS53c)。調節装置20は目標Vtの相対加速度をさらに取得してもよい。
図3において、目標Vtの相対距離が所定の値より大きい時、調節装置20は、目標Vtの乗員の視線が窓Lbを通じて目標Vtの中の乗員に届かないと判断する(図19,ステップS53d,届かない)。この時、図3から図2にかけて調節装置20は、窓Frの平行光線透過率を下げたままにしつつ、窓Lbの平行光線透過率を上げる(図19,ステップS53e)。所定の値は予め実験的に求めることができる。調節装置20は図10に示すメモリー26に所定の値を予め記録しておいてもよい。調節装置20はメモリー26に記録された所定の値をステップS53dで参照する。
図3において、目標Vtの相対距離が所定の値より小さい時、調節装置20は、目標Vtの乗員の視線が窓Lbを通じて目標Vtの中の乗員に届くと判断する(図19,ステップS53d,届く)。この時、調節装置20は改めて目標Vtの相対距離を検出する(図19,ステップS53c)。調節装置20は改めて目標Vtの監視まで戻って、目標Vtの相対速度の正負を判定してもよい(図19,ステップS53a及びステップS53b)。
図3から図2にかけて、引き続き後方カメラ21Bは、自車Vsの後方を監視する。調節装置20は、後方カメラ21Bを通じて隣の車線上を監視する(図19,ステップS54a)。調節装置20は、後方カメラ21Bの映像を元に目標Vtの目標Vtからの離脱を検知する。一例において、監視中の車線上に調節装置20が目標Vtを検出しない時(図19,ステップS54b,NO)、調節装置20は自車Vsが目標Vtの近辺から離脱したものと判断する。その後、調節装置20は窓Bcの平行光線透過率を上げる(図19,ステップS54c)。その後、調節装置20は一連の処理を終了する(図19,終了T70)。
図2において例えば監視中の車線上に調節装置20が目標Vtを検出している時(図19,ステップS54b,YES)、調節装置20は自車Vsが目標Vtの近辺から離脱していないものと判断する。調節装置20は改めて車線上を監視する(図19,ステップS54a)。
<9.目標車両がバスである場合>
図13を参照して説明したように、調節装置20は、目標車両の出現を検知する。調節装置20が後方カメラ21Bの映像を元に目標車両が大型車Lvであると判断した場合、調節装置20はさらに、サンルーフSrの平行光線透過率を下げる。
図20は、目標車両である大型車としてバスBsを示している。バスBsが自車Vsの後方に出現し、自車Vsに接近し、自車Vsに追いつき、自車Vsと並走した後、自車Vsを追い抜いている途中である。バスBsはその車体の高い位置に多数の窓を有している。
図20において、運転手DrはバスBsの前方に座っている。運転手Drの視線はサンルーフSrを通じて自車Vsの中の乗員に届くことはない。しかしながら、バスBsの後方に座る乗客Psの視線はサンルーフSrを通じて自車Vsの中に届く。なお図は模式的なものであり、運転手Drや乗客Psの視線が車内に届くかどうかは予め実験的に確認してもよい。
図20において、調節装置20は、前方カメラ21Fの映像を元にバスBsが自車Vsの近辺から離脱することを検知するまで、サンルーフSrの平行光線透過率を下げたままにする。また窓La及び窓Lbの平行光線透過率も同様にバスBsの離脱まで下げたままにしてよい。乗客Psの視線が自車Vsの中に届いたとしても、各窓の平行光線透過率を下げることで乗客Psによる覗き見を自動的に防止できる。
<10.自動制御の具体例,自車が目標車両に追いつく時>
図21は自車が目標車両に追いつく場合の自動制御の流れ図を示す。図21において自車の窓の平行光線透過率の制御を開始する(開始I80)。以下、図21のステップS81からステップS85bを参照しつつ、さらに図6から図8の平面図を参照することで透過率の自動制御を説明する。
図6においてに自車Vsの走行する車線の隣の車線を検出する(図21,ステップS81)。まず調節装置20中の道路認識部が自車Vsの走行する車線を検出する。かかる道路認識部がさらに、隣の車線、図6中では右の車線を検出する。調節装置20は以下に示す態様にて隣の車線上を監視する(図21,ステップS82a)。
図6において、前方カメラ21Fの映像に基づき調節装置20は目標Vtのリアボディのパターン認識を行う。調節装置20はパターン認識の結果に基づき目標Vtの存在を検出する。調節装置20はパターン認識の結果に基づき自車Vsと目標Vtとの間の相対距離、相対速度及び相対加速度を取得する。また目標Vtの車種情報を取得する。ここで相対距離は特に進行方向に対する前後方向の距離をいう。
図6において、前方カメラ21Fの映像に基づき調節装置20は目標Vtの窓ガラスのパターン認識を行ってもよい。調節装置20はパターン認識の結果に基づき目標Vtの存在を検出する。調節装置20はパターン認識の結果に基づき目標Vtの窓の位置を取得する。調節装置20は、以下のステップにおいてもこれらのパターン認識手法のいずれかを実行する。
図6において調節装置20が目標Vtを発見すると(図21,ステップS82b,YES)、調節装置20は窓Frの平行光線透過率を下げる(図21,ステップS82c)。調節装置20が目標Vtを発見しないときは(図21,ステップS82b,NO)、調節装置20は隣の車線上を監視する(図21,ステップS82a)。目標Vtが大型車であり、自車Vsがサンルーフ有するを場合は、サンルーフの平行光線透過率を下げてもよい。
図6から図7にかけて調節装置20は目標Vtを監視することで(図21,ステップS83a)、目標Vtの自車Vsに対する相対速度を取得する。調節装置20は、前方カメラ21Fの映像に基づくパターン認識によって目標Vtの相対速度を取得する。調節装置20はさらに、以下に述べるような右カメラ21Rの映像に基づくパターン認識によって目標Vtの相対速度を取得してもよい。調節装置20は目標Vtの相対加速度をさらに取得してもよい。
図6から図7にかけて、右カメラ21Rの映像に基づき調節装置20は目標Vtの左側のサイドボディのパターン認識を行う。調節装置20はパターン認識の結果に基づき目標Vtの存在を検出する。調節装置20はパターン認識の結果に基づき自車Vsと目標Vtとの間の相対距離、相対速度及び相対加速度を取得する。また目標Vtの車種情報を取得する。ここで相対距離は特に進行方向に対する前後方向の距離をいう。
図6から図7にかけて、右カメラ21Rの映像に基づき調節装置20は目標Vtの前輪及び後輪のパターン認識を行ってもよい。調節装置20はパターン認識の結果に基づき目標Vtの存在を検出する。調節装置20はパターン認識の結果に基づき自車Vsと目標Vtとの間の相対距離、相対速度及び相対加速度を取得する。また目標Vtのホイールベース長を取得する。ここで相対距離は特に進行方向に対する前後方向の距離をいう。
図6から図7にかけて、右カメラ21Rの映像に基づき調節装置20は目標Vtの窓ガラスのパターン認識を行ってもよい。調節装置20はパターン認識の結果に基づき目標Vtの存在を検出する。調節装置20はパターン認識の結果に基づき目標Vtの窓の位置を取得する。調節装置20は、以下のステップにおいてもこれらのパターン認識手法のいずれかを実行する。
図6から図7にかけて、自車Vsは目標Vtよりも高い速度を有するので、自車Vsは目標Vtに接近する。調節装置20は目標Vtの相対速度が負であると判断する(図21,ステップS83b,YES)。調節装置20は次に目標Vtの自車Vsに対する相対距離を検出する(図21,ステップS83c)。
図6から図7にかけて調節装置20は、前方カメラ21Fを使用して、自車Vsに対して接近する目標Vtを検知する。このとき調節装置20は、目標Vtのリアボディのパターン認識を行うことが好ましい。また調節装置20は、右カメラ21Rを使用して、隣の車線を走行する目標Vtを検知する。このとき調節装置20は、目標Vtのリアボディのパターン認識に加えて、前輪のパターン認識を行うことが好ましい。
図6から図7にかけて調節装置20は、これらのパターン認識に代えて、自車Vsに搭載されたレーダー又はライダーのもたらす情報に基づき、目標Vtの外形を検出してもよい。調節装置20は検出結果に基づき自車Vsと目標Vtとの間の相対距離、相対速度及び相対加速度を取得する。ここで相対距離は特に進行方向に対する前後方向の距離をいう。調節装置20は、以下のステップにおいてもこの検出手法を実行してもよい。
図6から図7にかけて調節装置20が目標Vtの相対速度が正又は0であると判断した時(図21,ステップS83b,NO)、調節装置20は目標Vtの監視を継続する(図21,ステップS83a)。
図7において、目標Vtの相対距離が所定の値より小さい時、調節装置20が、目標Vtの乗員の視線が窓Raを通じて自車Vsの中の乗員に届くと判断する(図21,ステップS83d,届く)。この時、調節装置20は窓Raの平行光線透過率を下げる(図21,ステップS83e)。所定の値は予め実験的に求めることができる。調節装置20は図10に示すメモリー26に所定の値を予め記録しておいてもよい。調節装置20はメモリー26に記録された所定の値をステップS83dで参照する。
図7において、目標Vtの相対距離が所定の値より大きい時、調節装置20は、目標Vtの乗員の視線が窓Raを通じて自車Vsの中の乗員に届かないと判断する(図21,ステップS83d,届かない)。この時、調節装置20は改めて目標Vtの相対距離を検出する(図21,ステップS83c)。調節装置20は改めて目標Vtの監視まで戻って、目標Vtの相対速度の正負を判定してもよい(図21,ステップS83a及びステップS83b)。
図8を参照する。調節装置20は目標Vtを監視することで(図21,ステップS84a)、目標Vtの自車Vsに対する相対速度を取得する。図7から図8にかけて、自車Vsは目標Vtよりも高い速度を有するので、自車Vsは目標Vtに追いつく。調節装置20は目標Vtの相対速度が負であると判断する(図21,ステップS84b,YES)。調節装置20は次に目標Vtの自車Vsに対する相対距離を検出する(図21,ステップS84c)。
図7から図8にかけて調節装置20は、右カメラ21Rの映像に基づくパターン認識によって目標Vtの相対速度を取得する。この時、一態様において調節装置20は、前方カメラ21Fの映像に基づくパターン認識を実行しなくてもよい。調節装置20は目標Vtの相対加速度をさらに取得してもよい。
図7から図8にかけて調節装置20は、右カメラ21Rを使用して、隣の車線を走行する目標Vtを検知する。このとき調節装置20は、目標Vtのリアボディのパターン認識に加えて、前輪のパターン認識を行うことが好ましい。
図7から図8にかけて調節装置20が目標Vtの相対速度が正又は0であると判断した時(図21,ステップS84b,NO)、調節装置20は目標Vtの監視を継続する(図21,ステップS84a)。
図8において、目標Vtの相対距離が所定の値より小さい時、調節装置20が、目標Vtの乗員の視線が窓Laを通じて自車Vsの中の乗員に届くと判断する(図21,ステップS84d,届く)。この時、調節装置20は窓Rbの平行光線透過率を下げる(図21,ステップS84e)。所定の値は予め実験的に求めることができる。調節装置20は図10に示すメモリー26に所定の値を予め記録しておいてもよい。調節装置20はメモリー26に記録された所定の値をステップS84dで参照する。
図8において、目標Vtの相対距離が所定の値より大きい時、調節装置20は、目標Vtの乗員の視線が窓Laを通じて自車Vsの中の乗員に届かないと判断する(図21,ステップS84d,届かない)。この時、調節装置20は改めて目標Vtの相対距離を検出する(図21,ステップS84c)。調節装置20は改めて目標Vtの監視まで戻って、目標Vtの相対速度の正負を判定してもよい(図21,ステップS84a及びステップS84b)。
図21に示すステップS85aで調節装置はさらに目標車両を監視する。ここでは自車が目標車両と並走する段階(side-by-side phase)に至っている。調節装置は、側方カメラの映像に基づくパターン認識によって目標車両の相対速度を取得する。調節装置は、自車が目標車両に並んだことを検知すると、さらに前方窓の平行光線透過率を上げてもよい。
図21において例えば調節装置は、目標車両の相対速度が負であると判断する(ステップS85b,負)。言い換えれば調節装置は、自車の目標車両に対する追い抜きを検知する。調節装置は一連の処理を終了し、次に自車による目標車両の追い抜きの処理の実行に移る(終了T80n)。この処理は上述した追い抜きの処理と左右が異なるだけで、その他の点で同等である。
図21において例えば調節装置は、目標車両の相対速度が0である、又は実質的に0であると判断する(ステップS85b,0)。調節装置は一連の処理を終了し、次に並走処理の実行に移る(終了T80e)。この処理は上述した並走処理と左右が異なるだけで、その他の点で同等である。
図21において例えば調節装置は、目標車両の相対速度が正であると判断する(ステップS85b,正)。調節装置は一連の処理を終了し、次に追い抜かれ処理の実行に移る(終了T80p)。この処理は、自車が目標に追い抜かれる際の処理である。この処理は上述した追い抜かれの処理と左右が異なるだけで、その他の点で同等である。
<11.自動運転車への応用>
上記実施形態及び実施例は複数の自動運転車が走行中の環境において有用である。例えば図11において自車Vsに加えて車両29aから車両29hがいずれも自動運転車であるとする。この時、自動運転車の特性上、各車ともほぼ同一速度で、前後同一車間距離を保ちながら協調的に走行する。
図11においては自車Vsと、自車Vsの走行する車線に隣接する車線を走行する車両、特に車両29d及び29eとの間で、並走、追い抜き及び追い抜かれが繰り返し発生する。この状態は長時間に渡る。したがって自車Vsの車内のプライバシーを保つことが難しい。
図11において自車Vsの車内のプライバシーを確保するために、常に平行光線透過率の低いガラスを使用することがある。しかしながら、自車Vsの周辺を他の車両が走行していない時であっても、自車Vsの車内の乗員は車外の風景をよく見ることができない。このため、乗員は閉塞感を感じる。
上記実施形態及び実施例では、調節装置が自動的に窓の平行光線透過率を切り替えるので、自車のプライバシー性と開放感とが両立する。光装置は、自車の全周又は全周の一部の窓の平行光線透過率を自動的に制御する。
19 車両, 20 調節装置, 21B 後方カメラ, 21F 前方カメラ, 21L 左カメラ, 21R 右カメラ, 22B 後方認識部, 22F 前方認識部, 22L 左側方認識部, 22R 右側方認識部, 23 道路認識部, 24 認識ユニット, 25 処理部, 26 メモリー, 27 制御部, 29aから29h 車両, I30 開始, T30 終了, S31からS39 ステップ, I40 開始, T40 終了, S41からS49 ステップ, I60 開始, T60e 終了, T60n 終了, T60p 終了, S61からS65b ステップ, I70 開始, T70 終了, S71からS74c ステップ, I80 開始, T80e 終了, T80n 終了, S81からS85b ステップ, Bc 窓, Bs バス, Dr 運転手, Fr 窓, La 窓, Lb 窓, Lv 大型車, Ps 乗客, Ra 窓, Rb 窓, Sr サンルーフ, Vs 自車, Vt 目標

Claims (12)

  1. 前方から順に、第1側方窓と、前記第1側方窓と同じ側にある第2側方窓と、後方窓とを備え、さらに前記第1側方窓及び第2側方窓と同じ側にある側方カメラと、後方カメラと、自動的に前記第2側方窓と前記後方窓との平行光線透過率を変更する調節装置とを備える車両、以下自車という、であって、
    (a) 前記後方カメラは、自車の走行中、継続的に自車の後方を監視し、
    前記調節装置は、前記後方カメラの映像を元に自車の後方からの目標車両の出現を検知すると、前記後方窓の平行光線透過率を下げ、
    (b) 引き続き前記後方カメラは、自車の後方を監視し、
    さらに前記側方カメラは、自車の走行中、自車の側方を監視し、
    前記調節装置は、前記後方カメラ及び前記側方カメラの映像を元に前記目標車両の自車に対する接近を検知すると、前記後方窓の平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに前記目標車両の存在する側にある前記第2側方窓の平行光線透過率を下げ、
    (c) 引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
    前記調節装置は、前記側方カメラの映像を元に前記目標車両の自車に対する追いつきを検知しても、前記第2側方窓の平行光線透過率を下げたまま維持する、
    車両。
  2. 前記調節装置はさらに、自動的に第1側方窓の平行光線透過率を変更するものであり、
    前記(c)に引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
    前記調節装置は、前記側方カメラの映像を元に前記目標車両の自車に対する追いつきを検知すると、前記第2側方窓の平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに前記第1側方窓の平行光線透過率を下げる、
    請求項1に記載の車両。
  3. (d) 引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
    前記調節装置は、前記側方カメラの映像を元に前記目標車両の自車に対する追い抜きを検知するまでの間、さらに前記第1側方窓及び前記第2側方窓の少なくともいずれかの平行光線透過率を経過時間に応じて段階的に下げる、
    請求項2に記載の車両。
  4. 前記(c)において、前記調節装置は、さらに少なくとも前記追いつきを検知した後に、前記後方窓の平行光線透過率を上げ、
    (e) 引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
    前記調節装置は、前記側方カメラの映像を元に前記目標車両の自車に対する追い抜きを検知すると、前記第1側方窓の平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに前方窓の平行光線透過率を下げ、さらに前記第2側方窓の平行光線透過率を上げる、
    請求項2又は3に記載の車両。
  5. 自車はさらに前方カメラを備え、
    (f) 引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
    さらに前記前方カメラは、自車の走行中、自車の前方を監視し、
    前記調節装置は、前記前方カメラ及び前記側方カメラの映像を元に前記目標車両の自車に対する引き離しを検知すると、前方窓の平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに前記第1側方窓の平行光線透過率を上げ、
    (g) 引き続き前記前方カメラは、自車の前方を監視し、
    前記調節装置は、前記前方カメラの映像を元に前記目標車両の自車からの離脱を検知すると、前方窓の平行光線透過率を上げる、
    請求項4に記載の車両。
  6. 自車はさらに屋根にサンルーフを備え、
    前記(a)において、前記調節装置は、前記目標車両の出現を検知するとともに、前記後方カメラの映像を元に前記目標車両がバスであると判断した場合、さらに前記サンルーフの平行光線透過率を下げ、
    前記(b)から前記(g)にかけて、前記調節装置はさらに、前記前方カメラの映像を元に前記目標車両の自車からの離脱を検知するまで、前記サンルーフの平行光線透過率を下げたままにする、
    請求項5に記載の車両。
  7. 自車はさらに屋根にサンルーフを備え、
    前記(a)において、前記調節装置は、前記目標車両の出現を検知するとともに、前記後方カメラの映像を元に前記目標車両の窓が自車の屋根よりも高いと判断した場合、さらに前記サンルーフの平行光線透過率を下げる、
    請求項2~5のいずれかに記載の車両。
  8. 自車は乗用車であり、
    前記第1側方窓は運転席又は助手席のドアウィンドウであり、
    前記第2側方窓はクォーターウィンドウ又は後席のドアウィンドウである、
    請求項2~7のいずれかに記載の車両。
  9. 前方から順に、第1側方窓と、前記第1側方窓と同じ側にある第2側方窓と、後方窓とを備え、さらに前記第1側方窓及び第2側方窓と同じ側にある側方カメラと、後方カメラとを備える車両に、コンピューターを備える調節装置を設置することで自車の走行中自動的に前記第2側方窓と前記後方窓との平行光線透過率を変更する方法であって、
    (a) 前記後方カメラは、自車の走行中、継続的に自車の後方を監視し、
    前記コンピューターは、前記後方カメラの映像を元に自車の後方からの目標車両の出現を検知すると、前記後方窓の平行光線透過率を下げ、
    (b) 引き続き前記後方カメラは、自車の後方を監視し、
    さらに前記側方カメラは、自車の走行中、自車の側方を監視し、
    前記コンピューターは、前記後方カメラ及び前記側方カメラの映像を元に前記目標車両の自車に対する接近を検知すると、前記後方窓の平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに前記目標車両の存在する側にある前記第2側方窓の平行光線透過率を下げ、
    (c) 引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
    前記コンピューターは、前記側方カメラの映像を元に前記目標車両の自車に対する追いつきを検知しても、前記第2側方窓の平行光線透過率を下げたまま維持する、
    方法。
  10. 前方から順に、前方窓と、第1側方窓と、前記第1側方窓と同じ側にある第2側方窓とを備え、さらに前方カメラと、前記第1側方窓及び第2側方窓と同じ側にある側方カメラと、自動的に前記前方窓と前記第1側方窓の平行光線透過率を変更する調節装置とを備える車両、であって、
    (a) 前記前方カメラは、自車の走行中、継続的に自車の前方を監視し、
    前記調節装置は、前記前方カメラの映像を元に自車の前方からの目標車両の出現を検知すると、前記前方窓の平行光線透過率を下げ、
    (b) 引き続き前記前方カメラは、自車の前方を監視し、
    さらに前記側方カメラは、自車の走行中、自車の側方を監視し、
    前記調節装置は、前記前方カメラ及び前記側方カメラの映像を元に自車の前記目標車両に対する接近を検知すると、前記前方窓の平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに前記目標車両の存在する側にある前記第1側方窓の平行光線透過率を下げ、
    (c) 引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
    前記調節装置は、前記側方カメラの映像を元に自車の前記目標車両に対する追いつきを検知しても、前記第1側方窓の平行光線透過率を下げたまま維持する、
    車両。
  11. 前記調節装置はさらに、自動的に第2側方窓の平行光線透過率を変更するものであり、
    前記(c)に引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
    前記調節装置は、前記側方カメラの映像を元に自車の前記目標車両に対する追いつきを検知すると、前記第1側方窓の平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに前記第2側方窓の平行光線透過率を下げ、
    (d) 引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
    前記調節装置は、前記側方カメラの映像を元に自車の前記目標車両に対する追い抜きを検知するまでの間、さらに前記第1側方窓及び前記第2側方窓の少なくともいずれかの平行光線透過率を経過時間に応じて段階的に下げる、
    請求項10に記載の車両。
  12. 前方から順に、前方窓と、第1側方窓と、前記第1側方窓と同じ側にある第2側方窓とを備え、さらに前記第1側方窓及び第2側方窓と同じ側にある側方カメラと、前方カメラとを備える車両に、コンピューターを備える調節装置を設置することで自車の走行中自動的に前記前方窓と前記第1側方窓の平行光線透過率を変更する方法であって、
    (a) 前記前方カメラは、自車の走行中、継続的に自車の前方を監視し、
    前記コンピューターは、前記前方カメラの映像を元に自車の前方からの目標車両の出現を検知すると、前記前方窓の平行光線透過率を下げ、
    (b) 引き続き前記前方カメラは、自車の前方を監視し、
    さらに前記側方カメラは、自車の走行中、自車の側方を監視し、
    前記コンピューターは、前記前方カメラ及び前記側方カメラの映像を元に自車の前記目標車両に対する接近を検知すると、前記前方窓の平行光線透過率を下げたままにしつつ、さらに前記目標車両の存在する側にある前記第1側方窓の平行光線透過率を下げ、
    (c) 引き続き前記側方カメラは、自車の側方を監視し、
    前記コンピューターは、前記側方カメラの映像を元に自車の前記目標車両に対する追いつきを検知すると、前記第1側方窓の平行光線透過率を下げたまま維持する、
    方法。
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