JP6914474B2 - バルブ - Google Patents

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Description

本発明は、圧力流体の流通する配管等に接続され、該圧力流体の流通状態を切り換え可能なバルブに関する。
従来から、圧力流体の流通する流体通路に接続され、前記圧力流体の流通状態を制御するためのバルブが用いられている。このバルブは、例えば、特許文献1に開示されるように、圧力流体の流通する流路を有したボディと、該ボディの上部を閉塞するボンネットと、前記ボディ及びボンネットの内部に移動自在に設けられる弁ユニットとを備え、この弁ユニットが流路を閉塞する弁体と、前記弁体の上部を覆うダイヤフラムと、前記弁体の中心部との間に前記ダイヤフラムの中央部を挟持するリテーナとからなる。そして、ダイヤフラムの外縁部がボディとボンネットとの間に挟持され、弁体が弁座部に対して離間・着座するように移動することでダイヤフラムが撓むように変形する。
特許第3095983号公報
しかしながら、上述したバルブでは、ダイヤフラムの中央部及び外縁部をそれぞれ平面状に挟み込む構成としているため、弁体の移動に伴って前記ダイヤフラムが撓む際に内周側にしわが発生しやすく亀裂等が発生する懸念がある。
また、ダイヤフラムの中央部と外縁部との間にオリフィス孔を設けた場合には、前記ダイヤフラムの変形に伴って前記オリフィス孔を起点とした亀裂が生じやすいという問題がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、ダイヤフラムの耐久性をさらに向上させることが可能なバルブを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、圧力流体の流通する流路を有したボディと、ボディの開口部を覆うように設けられるボンネットと、ボディ及びボンネットの内部に設けられ、流路の連通状態を切り換える弁機構とを有したバルブにおいて、
弁機構は、弁体と、
可撓性を有したシート状に形成され、弁体に対して中央部が保持され、且つ、ボディとボンネットとの間に外縁部が保持されるダイヤフラムと、
弁体との間にダイヤフラムの中央部を挟むように設けられたホルダと、
を備え、
ダイヤフラムの中央部近傍には、流路とボンネットのパイロット室とを連通するパイロット通路が形成され、弁体、ダイヤフラム及びホルダの中央部が積層された状態で締結部材によって固定されると共に、
ダイヤフラムが、弁体の着座するボディの弁座部とは反対側となる弁体の一端部側に設けられ、
弁体には、パイロット通路と連通する連通路がL字状に屈曲して形成され、その一端が弁座部に着座する弁体の他端部から離間した弁体の外周面に開口し、他端がパイロット室側に開口してパイロット通路と接続されることを特徴とする。
本発明によれば、バルブを構成する弁機構が、流路を有したボディとボディの開口部を覆うボンネットの内部に設けられ、弁体と、可撓性を有したシート状で弁体に対して中央部が保持され、且つ、ボディとボンネットとの間に外縁部が保持されるダイヤフラムと、弁体との間にダイヤフラムの中央部を挟むように設けられたホルダとからなり、ダイヤフラムの中央部近傍には、流路とボンネットのパイロット室とを連通するパイロット通路が形成されている。
従って、パイロット通路をダイヤフラムの中央部と外縁部との間に形成しているバルブと比較し、ダイヤフラムにおいてパイロット通路の形成された部位が撓むことがないため、パイロット通路を起点とした亀裂の発生が防止される。その結果、ダイヤフラムの耐久性をさらに向上させることができる。
また、本発明は、圧力流体の流通する流路を有したボディと、ボディの開口部を覆うように設けられるボンネットと、ボディ及びボンネットの内部に設けられ、流路の連通状態を切り換える弁体とを有したバルブにおいて、
弁体は、ボディの弁座部に着座する着座部を有した本体部と、
本体部に対して径方向外側に延在する可撓性を有したシート状のダイヤフラム部と、
を備え、
ダイヤフラム部の外縁部がボディとボンネットとの間に保持され、
弁体には、流路とボンネットのパイロット室とを連通するパイロット通路が形成されると共に、
ダイヤフラム部が、弁体の着座するボディの弁座部とは反対側となる弁体の一端部側に設けられ、
パイロット通路はL字状に屈曲して形成され、その一端が弁座部に着座する弁体の他端部から離間した弁体の外周面に開口し、他端がパイロット室側に開口することを特徴とする。
本発明によれば、バルブを構成する弁体は、ボディの弁座部に着座する着座部を有した本体部と、本体部に対して径方向外側に延在する可撓性を有したダイヤフラム部とが一体的に形成され、このダイヤフラム部の外縁部がボディとボンネットとの間に保持されることで固定されると共に、流路とボンネットのパイロット室とを連通するパイロット通路が形成されている。
従って、パイロット通路をダイヤフラムの中央部と外縁部との間に形成しているバルブと比較し、ダイヤフラム部が本体部と一体的に形成されパイロット通路の形成された部位が撓むことがないため、パイロット通路を起点とした亀裂の発生が防止される。その結果、ダイヤフラム部を含む弁体の耐久性をさらに向上させることができる。
さらに、ボディ及びボンネットの少なくともいずれか一方には、外縁部を保持する部位に、ダイヤフラムの厚さ方向に向かって突出した突起部を有し、ダイヤフラムに臨む突起部の端部を、ダイヤフラムの撓曲部位側が最も高く該撓曲部位から離間するにつれて低くなるテーパ状に形成するとよい。
さらにまた、ボディ及びボンネットの少なくともいずれか一方には、外縁部を保持する部位に、ダイヤフラム部の厚さ方向に向かって突出した突起部を有し、ダイヤフラム部に臨む突起部の端部を、ダイヤフラム部の撓曲部位側が最も高く撓曲部位から離間するにつれて低くなるテーパ状に形成するとよい。
またさらに、弁体及びホルダの少なくともいずれか一方には、中央部を保持する部位に、ダイヤフラムの厚さ方向に向かって突出した突起部を有し、ダイヤフラムに臨む突起部の端部を、ダイヤフラムの撓曲部位側が最も高く撓曲部位から離間するにつれて低くなるテーパ状に形成するとよい。
また、弁体の着座する弁座部を、ボディの側部に開口し圧力流体の供給される入口ポートの軸中心近傍となるように形成するとよい。
さらに、ボディには圧力流体の排出される出口ポートを有し、出口ポートを、ボディの内部に向かって徐々に拡径するテーパ状に形成するとよい。
さらにまた、ダイヤフラムの中心に弁体の一部が挿通される挿通孔を形成し、挿通孔と弁体との間には径方向に沿って隙間を設けるとよい。
またさらに、ダイヤフラムの外縁部とボディとの間に径方向に沿って隙間を設けるとよい。
また、ダイヤフラム部の外縁部とボディとの間には径方向に沿って隙間を設けるとよい。さらに、本体部には、ボンネットに臨む端部から弁座部側に段付状に形成された段差部を有し、段差部から延在するようにダイヤフラム部を形成するとよい。
さらに、弁座部に臨む本体部の端部に、弁座部から離間する方向に窪んだ凹部を形成するとよい。
さらにまた、着座部に、弁座部側に向かって突出した凸部を形成するとよい。
またさらに、ダイヤフラム部は、本体部に接合される内縁部を最も厚く形成し、内縁部から外縁部に向けて徐々に薄くなるように形成するとよい。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、パイロット通路をダイヤフラムの中央部と外縁部との間に形成しているバルブと比較し、ダイヤフラムにおけるパイロット通路の形成された部位が撓むことがないため、パイロット通路を起点とした亀裂の発生が防止され、ダイヤフラムの耐久性を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るバルブの全体断面図である。 図1のバルブにおけるダイヤフラム近傍を示す拡大断面図である。 図1のバルブが弁座部から離間した弁開状態を示す全体断面図である。 図3のバルブにおけるダイヤフラム近傍を示す拡大断面図である。 バルブにおける弁座部の高さ位置と流体の流れやすさを示すCv値との関係を示す特性曲線図である。 本発明の第2の実施の形態に係るバルブの全体断面図である。 図6のバルブにおける弁体のスカート部近傍を示す拡大断面図である。 図6のバルブが弁座部から離間した弁開状態を示す全体断面図である。 図8のバルブにおける弁体のスカート部近傍を示す拡大断面図である。
本発明に係るバルブについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の第1の実施の形態に係るバルブを示す。
このバルブ10は、図1〜図4に示されるように、ボディ12と、該ボディ12の内部に収納される弁機構14と、前記ボディ12の上部を閉塞するように設けられるボンネット16とを含む。
ボディ12は、例えば、金属製材料から形成され、その上方(矢印A方向)には円形状に開口した開口部18が形成されると共に、側方に開口した第1ポート(入口ポート)20と、下方(矢印B方向)に開口した第2ポート(出口ポート)22と、前記第1及び第2ポート20、22と連通した連通室24とを有する。すなわち、第1ポート20と第2ポート22とが略直交するように形成される。
そして、第2ポート22は、その円筒状の壁部が連通室24側(矢印A方向)へと直線状に突出し、その上端部には後述する弁体30の着座可能な弁座部26が形成されると共に、前記弁座部26側となる端部が上方(矢印A方向)に向かって徐々に拡径したテーパ状に形成されている。
また、弁座部26は、図1に示されるように第1ポート20の軸中心近傍となる位置に形成されている。換言すれば、弁座部26は、第1ポート20の軸中心高さと略同一高さとなるように形成されている。
さらに、開口部18の外周側端部には、上方(矢印A方向)に向かって突出した環状の第1突起部28が形成される。第1突起部28の上面は、その内周側が最も上方へと突出し外周側に向かって徐々に低くなるような傾斜状に形成される。
弁機構14は、弁体30と、該弁体30に当接するように設けられたダイヤフラム32と、前記弁体30との間に前記ダイヤフラム32の中央部を挟持する保持部材(ホルダ)34と、前記弁体30、ダイヤフラム32及び保持部材34を軸方向(矢印A、B方向)に当接させた状態で固定する固定ボルト36とを有する。
弁体30は、例えば、樹脂製材料によって上端部から下端部に向かって徐々に拡径する断面台形状に形成され、その上端部にはダイヤフラム32の中央部が当接すると共に、中央部に突出したボス部30aが前記ダイヤフラム32の第1孔部48に挿通されることで前記弁体30と前記ダイヤフラム32とが同軸状に位置決めされる。
一方、弁体30の下端部中央には、固定ボルト36の挿通されるボルト収納孔38が形成され、軸方向(矢印A、B方向)に貫通した挿通孔40と連通している。また、ボルト収納孔38の外周側には、平面状で弁座部26に着座可能な着座部42が形成される。この着座部42は弁座部26に臨むように形成されている。
また、弁体30には、テーパ状に形成された外周面に開口したパイロット通路44を有し、該パイロット通路44は略同一径で径方向内側(弁体30の中心側)に向かって延在した後、挿通孔40から所定間隔離間した位置で上端部に向かって直角に曲がるように延在している。換言すれば、パイロット通路44は、弁体30の内部において断面L字状に形成されている。そして、パイロット通路44は、弁体30の上端部まで貫通している。
さらに、弁体30の上端部には、その外縁部に上方(矢印A方向)に向かって突出した環状の第2突起部46が形成され、該第2突起部46の上面は、外周側が最も上端部から突出し内周側に向かって徐々に低くなるような傾斜状に形成される。
ダイヤフラム32は、例えば、ゴム等の弾性材料から薄膜円盤状(シート状)に形成され、その中央部には固定ボルト36及び弁体30のボス部30aが挿通される第1孔部48が形成されると共に、該第1孔部48の一部がパイロット孔として機能する。この第1孔部48は、ダイヤフラム32の厚さ方向(矢印A、B方向)に貫通し、隣接する弁体30のパイロット通路44に臨んで連通している。
また、第1孔部48は、弁体30のボス部30aとの間に所定間隔の隙間が設けられ、ダイヤフラム32が前記弁体30と保持部材34との間に挟持され潰された際、その変形部位を内周側となる隙間へと逃がすことが可能となる。
さらに、ダイヤフラム32の厚さ中心には、薄肉化と強度向上を両立させるための基布(図示せず)が設けられている。
そして、ダイヤフラム32は、その中央部が弁体30の上端部と保持部材34との間に挟持されることで第2突起部46が食い込んで係止され、一方、前記ダイヤフラム32の外縁部は、ボディ12と前記ボンネット16との間に挟持されることで第1突起部28が食い込んで係止される。すなわち、第1及び第2突起部28、46は、いずれもダイヤフラム32の撓曲する部位側が高くなるように形成されている。
このダイヤフラム32の外縁部とボディ12及びボンネット16との間には、該外縁部の径方向外側に径方向に沿った所定間隔の隙間が設けられ、ダイヤフラム32が前記ボディ12と前記ボンネット16との間に挟持され潰された際、その変形部位を外周側となる隙間へと逃がすことが可能となる。
保持部材34は、例えば、金属製材料から円盤状に形成され、その下面が弁体30及びダイヤフラム32の中央部近傍に当接すると共に、略中央部に形成された第2孔部52には固定ボルト36の軸部58が挿通される。
また、保持部材34には、第2孔部52に対して径方向外側となる位置にパイロット孔54が形成され、該パイロット孔54は、ダイヤフラム32の第1孔部48、弁体30におけるパイロット通路44の他端部側と略一直線状となるように形成され、ボンネット16の内部と連通している。
固定ボルト36は、例えば、頭部56が弁体30のボルト収納孔38へ収納され、該頭部56から軸方向(矢印A方向)に延在する軸部58が前記弁体30の挿通孔40、ダイヤフラム32の第1孔部48及び保持部材34の第2孔部52へと挿通される。そして、固定ボルト36は、その頭部56と弁体30との間にワッシャ60が設けられ、保持部材34の端部から突出した部位にナット部材62が螺合されることで、ダイヤフラム32の中央部が弁体30と保持部材34との間に挟持された状態で一体的に固定される。
ボンネット16は、例えば、金属製材料から形成され、その中央部には弁機構14に臨むパイロット室64が形成され、一方、上端部中央にはパイロットバルブ66の接続されるパイロットポート68が開口している。
このパイロット室64の内部にはスプリング70が収納され、内周面に形成された段差に前記スプリング70の一端端部が係合され、他端部は保持部材34の上面に当接するように介装される。このスプリング70は、例えば、螺旋状に巻回されたコイルスプリングからなり、その弾発力によって保持部材34がボディ12側(矢印B方向)へと常に付勢され、該保持部材34と共にダイヤフラム32の中央部、弁体30が前記ボディ12側(矢印B方向)へと付勢され、該弁体30が弁座部26へと押し付けられ着座する。
一方、パイロットポート68は、ボンネット16の内部においてパイロット室64の上端部と連通し、パイロットバルブ66は、例えば、通電によって励磁するソレノイド部を有した2方弁からなり、該ソレノイド部の励磁作用下にパイロット弁体を弁開させパイロットポート68と外部とを連通させる目的で設けられる。
そして、ボンネット16は、その内部に弁機構14が収納された状態でボディ12の開口部18を覆うように設けられ、複数の締結ボルト72を前記ボディ12に対して軸方向に螺合させることで連結される。この際、ボンネット16の下端部が、ボディ12の上端部に対して直接接触するため、両者の間に設けられたダイヤフラム32の外縁部に対して締結ボルト72の締結力が直接付与されることが回避される。
本発明の第1の実施の形態に係るバルブ10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。なお、ボンネット16のパイロットポート68に対してパイロットバルブ66が接続され、図1に示されるように弁体30が弁座部26に対して着座した弁閉状態を初期位置として説明する。
先ず、この初期状態では、スプリング70の弾発力によって弁機構14が弁座部26側(矢印B方向)へと押圧され、それに加え、図示しない圧力流体供給源から圧力流体が第1ポート20を通じて連通室24へと導入されている。この圧力流体は、その一部が連通室24に開口したパイロット通路44、第1孔部48及びパイロット孔54を通じてボンネット16のパイロット室64へと流入することで該圧力流体の圧力が前記弁体30等を前記弁座部26側(矢印B方向)へと押し下げている。すなわち、弁体30を含む弁機構14は、スプリング70の弾発力及び圧力流体の圧力によって弁座部26側へと押圧されている。
なお、この場合、パイロットバルブ66が非通電状態で弁閉しているため、パイロット室64内の圧力流体が外部に排出されることがなく所定圧力へと上昇する。
次に、図示しないコントローラからパイロットバルブ66のソレノイド部(図示せず)へ通電することでパイロット弁体が開き、パイロットポート68が開放されることでパイロット室64内の圧力流体が徐々に外部へと排出される。これにより、パイロット室64の圧力が低下し、それに伴って、弁体30を弁座部26側へと付勢する押圧力がスプリング70の弾発力のみとなるため、該押圧力が弱まることで弁体30が前記弾発力に抗して弁座部26から離間する方向(矢印A方向)へと移動し始める。
すなわち、スプリング70の弾発力は、該スプリング70の単体で弁体30を弁座部26へと着座させておく強さには設定されておらず、パイロット室64内における圧力流体の圧力と併せることで初めて弁閉状態とすることが可能な大きさに設定されている。
そして、図3及び図4に示されるように、弁体30を含む弁機構14が弁座部26から完全に離間することで弁開状態となり、第1ポート20に供給された圧力流体が連通室24、弁座部26の内部を通じて第2ポート22へと流通する。この場合も、パイロットバルブ66は通電作用下に弁開状態にある。
一方、弁体30を含む弁機構14を再び図1に示される弁座部26へ着座した弁閉状態とする場合には、パイロットバルブ66に対する通電を停止することでパイロット弁体が弁閉状態となり、それに伴って、パイロットポート68を通じた圧力流体の外部への排出が停止される。これにより、ボンネット16のパイロット室64内が密閉状態となり、パイロット通路44、第1孔部48及びパイロット孔54を通じて再び流入する圧力流体によってパイロット室64の圧力が徐々に上昇し始める。
これにより、弁機構14は常に付勢しているスプリング70の弾発力に加え、圧力流体の圧力上昇によって弁座部26側(矢印B方向)へと押圧され、連続的な圧力上昇によってさらに弁座部26側へと押圧されることで着座部42が前記弁座部26へと着座した弁閉状態となる(図1及び図2参照)。その結果、第1ポート20から連通室24を通じた第2ポート22への圧力流体の流通が遮断される。
以上のように、第1の実施の形態では、ボディ12及びボンネット16の内部に弁機構14の収納されたバルブ10において、前記弁機構14を構成する弁体30には、前記ボディ12の連通室24に開口したパイロット通路44が形成されると共に、前記弁体30と保持部材34との間に保持されるダイヤフラム32の中央部にも、前記パイロット通路44と連通した第1孔部48が形成されている。
このため、オリフィス孔をダイヤフラムの中央部と外縁部との間に形成しているバルブと比較し、第1孔部48の形成された部位が撓むことがないため、該第1孔部48を起点とした亀裂の発生が防止される。その結果、ダイヤフラム32の耐久性を向上させることが可能となる。
また、ダイヤフラム32の外縁部をボディ12とボンネット16との間に挟持する際、該ボディ12の上面に設けられた第1突起部28を前記ダイヤフラム32に食い込ませることで、該ダイヤフラム32を確実に保持し、且つ、前記第1突起部28を内周側から外周側に向かって低くなる傾斜面とすることで、前記ダイヤフラム32が挟持された際に生じるはみ出しが内周側となることがなく外周側へと送られるため、圧力流体の受圧面となるダイヤフラム32の撓曲部位にしわが生じてしまうことが回避される。
さらに、ダイヤフラム32の中央部を弁体30と保持部材34との間に挟持する際、該弁体30の上面に設けられた第2突起部46を前記ダイヤフラム32に食い込ませることで、該ダイヤフラム32を確実に保持し、且つ、前記第2突起部46を外周側から内周側に向かって低くなる傾斜面とすることで、前記ダイヤフラム32が挟持された際に生じるはみ出しが外周側となることがなく内周側へと送られるため、圧力流体の受圧面となるダイヤフラム32の撓曲部位のしわが防止される。
すなわち、ダイヤフラム32の外縁部及び中央部を保持するボディ12及び弁体30に、それぞれ第1及び第2突起部28、46を設け、外周側に設けられた第1突起部28を該外周側に向かって徐々に低くなるように形成し、内周側に設けられた第2突起部46を該内周側に向かって徐々に低くなるように形成することで、前記ダイヤフラム32を挟持した際のはみ出し部位が、圧力流体の受圧面となる撓曲部位側へと移動することを回避してしわの発生を好適に防止することができる。
さらにまた、ボディ12とボンネット16との間にダイヤフラム32を挟持する際、ボディ12の端面とボンネット16との端面とが直接接触し、締結ボルト72による軸方向への締結力の大部分を前記ボディ12及び前記ボンネット16で受ける構造としているため、従来のバルブと比較して前記ダイヤフラム32を押し潰すように作用する力が抑制される。その結果、ダイヤフラム32に弾性力がなくなり圧縮永久歪が生じた場合においてでも締結ボルト72が緩んでしまうことを防止できる。
またさらに、図5のダイヤフラム32における弁座部26の高さ位置と、圧力流体の流れやすさを表すCv値との関係を示す特性曲線から諒解されるように、ダイヤフラム32における弁座部26の高さを従来の高さから第1ポート20の軸中心高さへと低く設定することで、バルブ10における圧力流体の流量特性(Cv値)を向上させることができる(図5中、破線位置参照)。すなわち、第1ポートの軸中心より高く弁座部を設けていた従来のバルブと比較し、本願発明に係るバルブ10のように第1ポート20の軸中心高さと同一高さとなるように弁座部26を設けることで流量特性の向上を図ることができる。
その結果、例えば、バルブ10を同一流量で設定する場合に弁体30の軸方向(矢印A、B方向)に沿った移動量を短くすることができ、それに伴って、前記弁体30が移動する際のダイヤフラム32の撓み量を抑制することが可能となるため、該ダイヤフラム32に働く張力や衝撃力が緩和されさらなる耐久性の向上を図ることができる。
また、弁座部26を、第1ポート20の軸中心近傍となるように形成することにより、圧力流体が前記第1ポート20から弁座部26の開口した第2ポート22へと流れる際の流量損失を低減させ流量特性の向上を図ることが可能となる。
次に、第2の実施の形態に係るバルブ100を図6〜図9に示す。なお、上述した第1の実施の形態に係るバルブ10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この第2の実施の形態に係るバルブ100では、弁機構を弁体102のみで構成している点で、第1の実施の形態に係るバルブ10と相違している。
このバルブ100は、図6〜図9に示されるように、ボディ104と、該ボディ104の内部に収納される弁体102と、前記ボディ104の上部を閉塞するように設けられるボンネット106とを含む。
このボディ104には、その上方(矢印A方向)に開口した開口部108の外周側に立設した環状壁110が形成され、その環状壁110の内部にボンネット106の一部が挿入される。
また、環状壁110の内側には下方(矢印B方向)に向かって窪んだ環状溝112が形成され、後述する弁体102のスカート部(ダイヤフラム部)116が挿入され保持される。なお、環状溝112のさらに内側には第1突起部28が形成されている。
弁体102は、例えば、弾性を有した樹脂製材料から一体成形され、中央部に形成される本体部114と、該本体部114から径方向外側に延在する薄膜状のスカート部116とからなり、該スカート部116の外縁部116aに形成されたフック118がボディ104の開口部108に形成された環状溝112に挿入されボンネット106との間に挟持される。
本体部114は断面円形状に形成され、その下端部が第2ポート22に臨むように設けられると共に、前記下端部の中央には、第2ポート22から離間する方向に窪んだ凹部120が形成され、該凹部120の外周側となる外縁部には弁座部26に着座可能な着座部122が形成される。この着座部122は、ボディ104の弁座部26に臨むように形成され、該弁座部26側(矢印B方向)に向かって突出した環状の凸部124を有している。この凸部124は、着座部122に対して径方向に沿った幅寸法が小さく形成され、着座部122に沿って延在している。
また、本体部114には、その外周面に開口したパイロット通路126を有し、該パイロット通路126は径方向内側に向かって延在した後、本体部114の上端部に向かって直角に曲がるように延在している。すなわち、パイロット通路126は、本体部114の内部において断面L字状に形成され、本体部114の外周面と上端部とを貫通している。
この本体部114の外周面におけるパイロット通路126の開口位置は、本体部114の下端部に設けられた着座部122と上端部近傍に設けられたスカート部116との間となるように形成される。換言すれば、パイロット通路126の開口位置は、弁体102の軸方向(矢印A、B方向)においてスカート部116より所定距離だけ下方(矢印B方向)へと離間した位置に設けられている。
スカート部116は、本体部114の外周面から径方向外側に向かって延在し、その外縁部116aには下方へ突出したフック118が形成され、ボディ104の環状溝112に挿入されボンネット106との間に挟持される。一方、スカート部116の内縁部116bは、本体部114の上端部より一段下がった段差部128に接合されている。
ボンネット106は、例えば、円盤状に形成されたベース部130と、該ベース部130の中心から上方(矢印A方向)に突出した筒部132とを有し、該筒部132にはパイロットバルブ66の接続されるパイロットポート68が開口している。
ベース部130は、ボディ104の開口部108に挿入され、その外縁部下面に形成された段部134に環状壁110が係合される。また、ボディ104に臨むベース部130の下面には、外縁部に形成され弁体102のスカート部116を把持する把持部136と、該把持部136の径方向内側に形成され筒部132側に向かって窪んだパイロット室138とが形成される。
パイロット室138は、把持部136から径方向内側に向かって徐々に筒部132側(矢印A方向)へ傾斜したテーパ状に形成されると共に中央部が平面状に形成されている。このパイロット室138は、弁体102の本体部114及びスカート部116に臨むように設けられる。
そして、ボンネット106は、ボディ104の環状溝112に弁体102のスカート部116が挿入された状態でボディ104の開口部108を覆うように挿入され、把持部136によってボディ104との間に前記スカート部116の外縁部116aが挟持された状態で、複数の締結ボルト72を前記ボディ104に対して軸方向に螺合させることで連結される。
この際、スカート部116の外縁部116aとボディ104の環状壁110との間には、該外縁部116aの径方向外側に径方向に沿った所定間隔の隙間が設けられ、前記スカート部116が前記ボディ104と前記ボンネット106との間に挟持され潰された際、その変形部位を外周側となる隙間へと逃がすことが可能となる。
本発明の第2の実施の形態に係るバルブ100は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。なお、基本的な動作は、上述した第1の実施の形態に係るバルブ10と同様であるため、詳細な動作説明については省略する。
先ず、図6に示される弁体102の弁座部26に着座した弁閉状態では、図示しない圧力流体供給源から圧力流体が第1ポート20を通じて連通室24へと導入され、この圧力流体が連通室24に開口したパイロット通路126を通じてボンネット106のパイロット室138へと流入することで該圧力流体の圧力によって前記弁体102が前記弁座部26側(矢印B方向)へと押圧される。
次に、パイロットバルブ66への通電作用下にパイロットポート68が開放されることでパイロット室138内の圧力流体が徐々に外部へと排出され、パイロット室138の圧力が低下することで弁体102に対する押圧力が弱まって弁座部26から離間する方向(矢印A方向)へと移動し始める。
そして、図8及び図9に示されるように、弁体102が弁座部26から完全に離間し、本体部114の上端部がボンネット106のパイロット室138の上面へ当接することで弁開状態となり、第1ポート20に供給された圧力流体が連通室24、弁座部26の内部を通じて第2ポート22へと流通する。
一方、弁体102を図6に示されるように弁座部26へ着座した弁閉状態とする場合には、パイロットバルブ66に対する通電を停止することで弁閉状態とし、それに伴って、パイロットポート68を通じたパイロット室138からの圧力流体の排出が停止される。これにより、ボンネット106のパイロット室138内が密閉状態となり、再びパイロット通路126を通じて流入する圧力流体によってパイロット室138の圧力が徐々に上昇し始める。
これにより、弁体102はパイロット室138における圧力流体の圧力上昇によって弁座部26側(矢印B方向)へと押圧され、着座部122が弁座部26へと着座した弁閉状態となる。その結果、第1ポート20から連通室24を通じた第2ポート22への圧力流体の流通が遮断される。
以上のように、第2の実施の形態では、ボディ104の内部に弁体102を有したバルブ100において、この弁体102を、ボディ104の弁座部26に着座自在な本体部114と、該本体部114から径方向外側に延在するスカート部116とが一体的に形成された構成とすることで、オリフィス孔をダイヤフラムの中央部と外縁部との間に形成しているバルブと比較し、パイロット通路126の設けられた本体部114が撓むことがないため、スカート部116に対する亀裂の発生が防止される。その結果、スカート部116を含む弁体102の耐久性を向上させることが可能となる。
また、本体部114とスカート部116とを一体的に形成した弁体102とすることで、それぞれ別部材とした場合と比較して部品点数の削減を図ることができるため、前記弁体102を含むバルブ100の製造コストを削減できると共に、組付工数の削減を図ることができる。
さらに、弁体102を弾性を有した樹脂製材料から形成することで、本体部114が弁座部26に着座する際の衝撃及び作動音を低減しつつ前記弁座部26の摩耗を低減できると共に、前記弁座部26に着座した際のシール性を向上できる。
さらにまた、本体部114及びスカート部116を含む弁体102を一体成形で形成することで、樹脂製材料が有する復元力を利用して図1に示されるような弁閉状態とすることが可能となるため、第1の実施の形態に係るバルブ10で用いられていた弁体30を弁座部26側に付勢するためのスプリング70が不要となり、それに伴って、さらなるバルブ100の部品点数の削減が可能となる。
またさらに、弁体102の外周面におけるパイロット通路126の開口位置を、スカート部116の内縁部116bから下方(矢印B方向)へと離間させることで、接合部位(内縁部116b)を前記スカート部116の把持位置(外縁部116a)に対して下方に配置することができる。そのため、弁体102が上方(矢印A方向)へ移動する際、スカート部116に対して径方向に縮むように応力が生じるため亀裂の発生が防止される。その結果、スカート部116を含む弁体102の耐久性を向上させることができる。
また、弁体102における本体部114の上端部に段差部128を設けることで、図8に示される弁体102がボンネット106側(矢印A方向)へ移動した弁開時において、前記上端部が前記ボンネット106のパイロット室138へと当接した場合でも、スカート部116の内縁部116bが前記パイロット室138へと密着することがなく所定間隔離間した状態とすることができる。その結果、弁開時から下方へ移動させる際にスカート部116の全体がボンネット106に貼着してしまうことが回避され、該貼着に起因した作動性の低下を抑制することができる。
さらに、弁体102のスカート部116を、本体部114に接合された内縁部116bから径方向外側に向かって徐々に薄くなるように形成することで、前記弁体102の開閉動作に伴って前記スカート部116が屈曲した際の内縁部116bに対する応力集中が好適に緩和され、前記スカート部116の耐久性をさらに向上させることが可能となる。
さらにまた、弁体102を樹脂製材料から成形することで、スカート部116の外縁部116aに対して凸状のフック118を容易に形成できるため、前記フック118を設けることでボディ104の環状溝112に対してより確実に前記スカート部116を係合させ保持することが可能となり、前記スカート部116の径方向内側への脱抜がより確実に防止される。
またさらに、弁体102の着座部122に弁座部26側(矢印B方向)に向かって突出した環状の凸部124を設け、前記弁体102が弁座部26に着座する弁閉時において前記凸部124を前記弁座部26へと当接させることで、弁閉時におけるシール性をより一層高めることができる。
また、弁体102における本体部114の下端部に凹部120を設けることで、該本体部114の軽量化を図ることができると共に、弁体102の成形時における退けを抑制することができる。
なお、本発明に係るバルブは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10、100…バルブ 12、104…ボディ
14…弁機構 16、106…ボンネット
18、108…開口部 24…連通室
26…弁座部 28…第1突起部
30、102…弁体 32…ダイヤフラム
34…保持部材 44、126…パイロット通路
46…第2突起部 48…第1孔部
64、138…パイロット室 66…パイロットバルブ
114…本体部 116…スカート部
118…フック 124…凸部

Claims (14)

  1. 圧力流体の流通する流路を有したボディと、該ボディの開口部を覆うように設けられるボンネットと、前記ボディ及びボンネットの内部に設けられ、前記流路の連通状態を切り換える弁機構とを有したバルブにおいて、
    前記弁機構は、弁体と、
    可撓性を有したシート状に形成され、前記弁体に対して中央部が保持され、且つ、前記ボディと前記ボンネットとの間に外縁部が保持されるダイヤフラムと、
    前記弁体との間に前記ダイヤフラムの中央部を挟むように設けられたホルダと、
    を備え、
    前記ダイヤフラムの中央部近傍には、前記流路と前記ボンネットのパイロット室とを連通するパイロット通路が形成され、前記弁体、前記ダイヤフラム及びホルダの中央部が積層された状態で締結部材によって固定されると共に、
    前記ダイヤフラムが、前記弁体の着座する前記ボディの弁座部とは反対側となる前記弁体の一端部側に設けられ、
    前記弁体には、前記パイロット通路と連通する連通路がL字状に屈曲して形成され、その一端が前記弁座部に着座する前記弁体の他端部から離間した該弁体の外周面に開口し、他端が前記パイロット室側に開口して前記パイロット通路と接続されることを特徴とするバルブ。
  2. 圧力流体の流通する流路を有したボディと、該ボディの開口部を覆うように設けられるボンネットと、前記ボディ及び前記ボンネットの内部に設けられ、前記流路の連通状態を切り換える弁体とを有したバルブにおいて、
    前記弁体は、前記ボディの弁座部に着座する着座部を有した本体部と、
    前記本体部に対して径方向外側に延在する可撓性を有したシート状のダイヤフラム部と、
    を備え、
    前記ダイヤフラム部の外縁部が前記ボディと前記ボンネットとの間に保持され、
    前記弁体には、前記流路と前記ボンネットのパイロット室とを連通するパイロット通路が形成されると共に、
    前記ダイヤフラム部が、前記弁体の着座する前記ボディの弁座部とは反対側となる前記弁体の一端部側に設けられ、
    前記パイロット通路はL字状に屈曲して形成され、その一端が前記弁座部に着座する前記弁体の他端部から離間した該弁体の外周面に開口し、他端が前記パイロット室側に開口することを特徴とするバルブ。
  3. 請求項1記載のバルブにおいて、
    前記ボディ及び前記ボンネットの少なくともいずれか一方には、前記外縁部を保持する部位に、前記ダイヤフラムの厚さ方向に向かって突出した突起部を有し、前記ダイヤフラムに臨む前記突起部の端部は、該ダイヤフラムの撓曲部位側が最も高く該撓曲部位から離間するにつれて低くなるテーパ状に形成されることを特徴とするバルブ。
  4. 請求項2記載のバルブにおいて、
    前記ボディ及び前記ボンネットの少なくともいずれか一方には、前記外縁部を保持する部位に、前記ダイヤフラム部の厚さ方向に向かって突出した突起部を有し、前記ダイヤフラム部に臨む前記突起部の端部は、前記ダイヤフラム部の撓曲部位側が最も高く該撓曲部位から離間するにつれて低くなるテーパ状に形成されることを特徴とするバルブ。
  5. 請求項1記載のバルブにおいて、
    前記弁体及び前記ホルダの少なくともいずれか一方には、前記中央部を保持する部位に、前記ダイヤフラムの厚さ方向に向かって突出した突起部を有し、前記ダイヤフラムに臨む前記突起部の端部は、該ダイヤフラムの撓曲部位側が最も高く該撓曲部位から離間するにつれて低くなるテーパ状に形成されることを特徴とするバルブ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のバルブにおいて、
    前記弁体の着座する弁座部は、前記ボディの側部に開口し前記圧力流体の供給される入口ポートの軸中心近傍となるように形成されることを特徴とするバルブ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のバルブにおいて、
    前記ボディには前記圧力流体の排出される出口ポートを有し、該出口ポートは、前記ボディの内部に向かって徐々に拡径するテーパ状に形成されることを特徴とするバルブ。
  8. 請求項1又は5記載のバルブにおいて、
    前記ダイヤフラムの中心には前記弁体の一部が挿通される挿通孔が形成され、前記挿通孔と前記弁体との間には径方向に沿って隙間が設けられることを特徴とするバルブ。
  9. 請求項1、3及び5のいずれか1項に記載のバルブにおいて、
    前記ダイヤフラムの外縁部と前記ボディとの間には径方向に沿って隙間が設けられることを特徴とするバルブ。
  10. 請求項2又は4記載のバルブにおいて、
    前記ダイヤフラム部の外縁部と前記ボディとの間には径方向に沿って隙間が設けられることを特徴とするバルブ。
  11. 請求項2記載のバルブにおいて、
    前記本体部には、前記ボンネットに臨む端部から前記弁座部側に段付状に形成された段差部を有し、前記段差部から延在するように前記ダイヤフラム部が形成されることを特徴とするバルブ。
  12. 請求項2又は1記載のバルブにおいて、
    前記弁座部に臨む前記本体部の端部には、該弁座部から離間する方向に窪んだ凹部が形成されることを特徴とするバルブ。
  13. 請求項2又は1記載のバルブにおいて、
    前記着座部には、前記弁座部側に向かって突出した凸部が形成されることを特徴とするバルブ。
  14. 請求項2又は1記載のバルブにおいて、
    前記ダイヤフラム部は、前記本体部に接合される内縁部が最も厚く形成され、該内縁部から外縁部に向けて徐々に薄くなるよう形成されることを特徴とするバルブ。
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