JP3095983B2 - パイロット式ダイアフラム弁 - Google Patents
パイロット式ダイアフラム弁Info
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Description
って流入室とパイロット弁室の流体圧力のバランスを制
御してダイアフラム弁を開閉するパイロット式ダイアフ
ラム弁に関し、特に、全てを単一素材で成形した1部品
からなるダイアフラムを利用したパイロット式ダイアフ
ラム弁に関する。
いて図面を参照して説明する。図3は、従来のパイロッ
ト式ダイアフラム弁を示した断面図である。ボディ51
内には、側面に開口する流入室52と下面に開口する流
出室53が、弁孔54を介して連通されている。このボ
ディ51上部にはカバー55が被着されて、そのボディ
51とカバー55との間にダイアフラム56の周縁部が
挟持されている。そして、このダイアフラム56によっ
て、カバー55内面に囲まれたパイロット弁室57が流
入室52から仕切られた状態で形成されている。このパ
イロット弁室57には、その上部に形成したポート58
を介することによって図示しないパイロット弁に連通さ
れている。
2側から弁座59へ当接する弁体60が一体に取り付け
られている。その弁体60は、その突部61がダイアフ
ラム56中央部に形成した取付孔62の下方から貫通
し、ダイアフラム56の上面に突き出た突部61に対し
てリテーナ63が溶着され、一体に上下動するように固
着されている。また、リテーナ63上面には閉弁用の圧
縮コイルバネ64が装着されている。弁体60には、そ
の外周面に流入室52へ開口する小孔65aが横向きに
形成されるとともに、突部61上面にパイロット弁室5
7へ開口する小孔65bが形成され、両小孔65a,6
5bの奥端において更に小径の連通孔65cによって連
通されたブリードオリフィス65が形成されている。
ダイアフラム弁は、次のように作用する。閉弁の際に
は、不図示のパイロット弁を閉弁してパイロット弁室5
7内からの流体の流出を停止させると、弁体60に形成
されたブリードオリフィス65を介してパイロット弁室
57へ流体が流入し、そのパイロット弁室57と流入室
52内の流体圧力が同じになる。そして、圧縮されてい
た圧縮コイルバネ64の弾拡力によって、弁体60が弁
座59に当接して閉弁される。一方、開弁の際には、不
図示のパイロット弁を開弁すると、パイロット弁室57
内の流体が急速に流出するため、そのパイロット弁室5
7と流入室52との間で圧力差が生じる。従って、弁体
60は、圧縮コイルバネ64の付勢力に抗して上昇し、
弁座59から離間して開弁される。
来から使用されているパイロット式ダイアフラム弁には
次のような問題点がある。即ち、上記パイロット式ダイ
アフラム弁には圧縮コイルバネ64が使用されている
が、ダイアフラム56の弾性力では閉弁させるだけの力
が働かないため、このような圧縮コイルバネ64等のバ
ネ部材は必須の構成要素となる。ところが、これでは圧
縮コイルバネ64を設置するためのスペースが必要なた
め、弁自体の形状が大きくなるのに加え、圧縮コイルバ
ネ64自体のコストがかかり、また、その圧縮コイルバ
ネ64の破損によるメンテナンスも必要となる。また、
圧縮コイルバネ64やリテーナ63には金属が使用され
るが、作動時に繰り返し行なわれる伸縮による接触やカ
バー55への衝突によって摩耗粉が発生する。この摩耗
粉はポート58を通って不図示のパイロット弁である電
磁弁側へ流れ込んで、内部漏れや可動鉄心の摩耗促進等
の原因になる。
で使用されているダイアフラムにも次のような問題点が
ある。そこで、図4、図5に従来のダイアフラムの一例
を具体的に示して説明する。図4に示す第1従来例のダ
イアフラム71は、ブリードオリフィス76を有する可
動部であるダイアフラムシート72が、弁体73とリテ
ィーナ74によって挟み込まれ、カシメピン75で固定
されたものである。そこで、このようなダイアフラム7
1では、ダイアフラムシート72と弁体73とをカシメ
ピン75によって一体に形成したものであるため、カシ
メ用に形成したダイアフラムシート72や弁体73の貫
通穴から流体が漏れることがある。これでは、微量流体
を取り扱う場合には流体の漏れが大きく影響し、使用す
るバルブ等には取り付けることができない。
ブリードオリフィス76を形成したものでは、ダイアフ
ラム71の繰り返し行なわれる動作によって、その箇所
から亀裂が生じる等の破損が発生し易い。更に、ダイア
フラムシート72は、貫通穴部分に限らず、繰り返し行
なわれる動作によって、例えば、ゴム72bが基布72
aから剥がれて吹き抜け現象が生じ得る。また、基布7
2aの中を流体が通って外部へ漏れる現象も生じる。ま
た、第1従来例のダイアフラム71には、ダイアフラム
シート72を補強するのに弁体73及びリティーナ7
4、そしてこれらを固定するカシメピン75が必要なた
め部品点数が多くなってしまうことに加えて、その組立
工程が必要である等コストアップの原因になっている。
更に、本例のような形状のダイアフラム71では、上下
を逆さまに取り付け易く、またその間違いが分かりにく
い。このような間違った取り付けのまま弁を駆動させた
のでは、リテーナ74が弁座を破損させ流体漏れを引き
起こす原因となってしまう。
状は、全体がゴムによって形成されているが、図に示す
ような弁体82に補強用金属であるインサートメタル8
3がインサート成形されている。このインサートメタル
83は、使用されるゴム自体の硬度が弱く流体圧力によ
って変形が生じるために設けられる。そして、このダイ
アフラム81の中央には、インサートメタル83によっ
て構成されたパイロットポート85が形成されている。
弁体82と一体に形成されブリードオリフィス86を備
えた可動部84は、使用されるゴムの強度が弱いため主
弁体が上がった時も、ダイアフラムに引張力が極力かか
らないように、可動部84は曲率の小さい曲面で構成
し、可動部84の変形箇所の上下位置A,Bを大きくし
ている。
は、インサート成形を行なったインサートメタル83
が、繰り返し行なわれる動作によってダイアフラム81
全体を構成するゴムとの間で剥がれが生じることがあ
る。また、可動部84は、変形量を大きくするよう曲率
の小さい曲面としたため、繰り返しの動作によって生じ
る負担が大きくなり亀裂が生じ易い。
決すべく、部品点数が少なく耐久性の高いダイアフラム
を有し、ダイアフラムを付勢するための圧縮コイルバネ
等のバネ部材をなくし、また、ダイアフラムの組付け間
違いが生じないパイロット式ダイアフラム弁を提供する
ことを目的とする。
イアフラム弁は、入力ポートと出力ポートを連通する弁
孔を備えた弁座に対し接離可能に張設されたダイアフラ
ムを有し、そのダイアフラム下部の入力ポート側の流入
室とダイアフラム上部のパイロット弁室との間を、ダイ
アフラムに形成されたブリードオリフィスを介して小流
量の流体の流れを可能にした状態で、両室の圧力バラン
スを調節するパイロット弁を有するものであって、前記
ダイアフラムが、流体の使用圧力に耐え得る厚さに設計
された厚肉な主弁体部と、その主弁体部の外周側面から
連続して形成された薄肉の可動部と、その可動部の周縁
部に形成された固定部とが、全てウレタン又は水素化N
BRの単一素材で成形され、前記ブリードオリフィスが
主弁体部に形成されたものであることを特徴とする。
弁は、前記ダイアフラムが、主弁体部上面であって、主
弁体外周から中心に向けて前記弁孔に重なる位置まで形
成された切り欠きを有するものであることが望ましい。
また、本発明のパイロット式ダイアフラム弁は、前記ダ
イアフラムが、前記ブリードオリフィスと前記切り欠き
とが前記主弁体部に重ねて設けられたものであることが
望ましい。
パイロット弁の開閉により、流入室からダイアフラムに
形成されたブリードオリフィスを介してパイロット弁室
へ流入する流体の流れを制御し、そのパイロット弁室と
流入室との流体圧力のバランスを調節して弁の開閉を行
なう。即ち、パイロット弁の開弁によりパイロット弁室
の流体が放出され流入室の圧力が高くなると、周縁部の
固定部が固定されたダイアフラムの可動部が、ウレタン
又は水素化NBRの弾性力に抗して伸び、それにともな
って主弁体部が上方へ押し上げられる。一方、パイロッ
ト弁の閉弁によりブリードオリフィスからパイロット弁
室へ流入した流体の流れが阻止されてパイロット弁室の
圧力が高められ、加えて可動部には弾性力が働き主弁体
部を弁座へ当接させる。
み立て時に弁本体にダイアフラムをセットすると、ダイ
アフラムの可動部が所定の山形をなしているため、固定
部と弁本体に形成された固定溝にギャップが生じる。そ
こで、固定部を弁本体に固定すると、可動部がギャップ
分たわむとことにより弾性力が蓄積された状態となる。
従って、パイロット弁が閉弁されブリードオリフィスか
らパイロット弁室へ流入した流体の流れが阻止されてパ
イロット弁室の圧力が高まると、それに加え可動部の弾
性力により閉弁方向に付勢力が働き主弁体部が弁座へ当
接される。
弁は、弁本体内へ配設されたダイアフラムが上下逆であ
ったとすると、主弁体部上面に位置するはずの切り欠き
が下面に位置することとなる。しかし、この切り欠き
は、主弁体外周から中心に向けて弁孔に重なる位置まで
切りか欠れているため、主弁体部と弁座が当接した閉弁
状態でも入力ポートと出力ポートが連通してしまい、流
体の遮断ができずに組付けの間違いがすぐに解る。
アフラム弁にかかる一実施の形態について図面を参照し
て説明する。図1は、本実施の形態のパイロット式ダイ
アフラム弁を示した断面図である。ボディ1には、側方
に入力ポート2と下方に出力ポート3が形成され、弁座
4に形成された弁孔5によって連通されている。一方、
このボディ1上部には電磁弁からなるパイロット弁6を
備えたカバー7が装着されている。このボディ1とカバ
ー7の間にはダイアフラム8が挟持され、そのダイアフ
ラム8とボディ1とで囲まれた流入室9と、ダイアフラ
ム8とカバー7とで囲まれたパイロット弁室10が構成
されている。そして、このパイロット弁室10は、パイ
ロット弁6の弁孔を介して排出ポート11へ連通されて
いる。
明する。図2は、ダイアフラム8部を示した断面図であ
る。本実施の形態のダイアフラム8は、主弁体部15と
可動部16とから構成され、それらがウレタンだけの単
一素材によって一体に成形されたものである。即ち、こ
のダイアフラム8は、所定の厚さからなる厚肉で円盤形
状の主弁体部15と、その主弁体部15の円周側面から
半径方向に広がるように薄肉の可動部16が一体に形成
されている。そして、更に可動部16の円周端部には、
ボディ1とカバー7とで挟持するための、断面が円形の
固定部17が形成されている。ところで、厚肉に形成さ
れた主弁体部15には、弁座面積に使用圧力を掛けた力
が加わるため、その力に耐え得る厚さに設計されてい
る。そこで、いくつかの使用例を具体的に次の表に示
す。
を大きくした場合には、それに伴って主弁体部2の厚さ
を増すこととなった。一方、本実施の形態の可動部16
は、図5に示したダイアフラム81が小さい曲率で形成
され、可動部自体が伸びなくても弁体が所定距離移動す
るようにしたのに対し、次に説明するウレタンエストラ
マーでは500パーセントもの伸びを示すため、狭いス
ペースでも可動部16の曲率を大きくして緩やかな山型
とした。これによって、繰り返し行なわれる動作による
可動部16への負担を軽減するようにしている。このよ
うに、可動部16は十分な伸びを有し、また弁座面積や
使用圧力の影響が小さいため、表1に示したように一定
の厚さのものを使用できる。
フィス18が形成され、主弁体部15の上面に下面との
区別のためのU字型の切り欠き19が形成されている。
この切り欠き19は、主弁体部15外周部から弁座4に
当接された際に、弁孔5に重なる位置までくい込むよう
に切り欠かれている。そのため、ダイアフラム8の上下
を逆向に挟持したとしても、閉弁時に流体がその切り欠
き19を通って弁孔5へ流出するため、その間違いがす
ぐに解る。
の半径方向に広がるように成形され、それが緩やかな山
形に形成されている。そして、このようなダイアフラム
8は、弁の組み立て時にボディ1の弁座4に載置させる
と、図2に示すように固定部17とボディ1に形成され
た固定溝22との間に1〜1.5mmのギャップyがで
きるように成形されている。これは、カバー7をボディ
1へ固定すると、押圧面23によって固定部17が圧潰
され固定溝22へ固定される。その際、可動部16はギ
ャップy分たわむことにより、その可動部16には弾性
力が蓄積された状態で固定され、主弁体部15には下方
への付勢力がかかった状態が維持される。
ウレタンの単一素材によって成形されたものであるが、
これにはウレタンエストラマー(ポリエステル系ウレタ
ンエストラマー、ポリエーテル系ウレタンエストラマー
の2種類がある)が使用される。これは、80゜±5
(JIS A)の硬度を有し、引張強度40N/mm
2 、引裂強度95N/mmであり、どのエストラマーよ
り高い値を示している。また、耐摩耗減量にしても、荷
重1kg×2の1000回転で行なった結果、天然ゴム
が280mgであるのに対してウレタンエストラマーは
45mgしか摩耗しなかった。このようにウレタンエス
トラマーは、強度が強く耐摩耗性にも優れており、上記
したように500パーセントと使用温度での動的粘弾性
にも優れている。
としては、上記ウレタンだけでなくニトリルゴム(以
下、[NBR]という)の単一素材によって成形するも
のであってもよい。ここで使用されるNBRは、特に水
素化NBRがよい。この水素化NBRは、上記ウレタン
エストラマーと同様の80゜±5(JIS A)の硬度
を有し、また、引張強度は50〜60N・mm2 と高い
値を示す。そして、使用温度での動的粘弾性にも優れ、
単一素材によって形成した主弁体であっても流体圧力に
よる変形を受けず、可動部としても十分に作用する。こ
のようなウレタンエストラマーや水素化NBRの硬度で
あれば、例えば図5に示すダイアフラム81のようにイ
ンサートメタル83を必要とせず、弁体が流体圧力によ
って変形することはない。
した本実施の形態のパイロット式ダイアフラム弁は、次
のように作用する。先ず、パイロット弁6が閉弁されて
いる場合には、ダイアフラム8に対しパイロット弁室1
0内の流体によって下方へかかる圧力が、流入室9内の
流体によって上方へかかる圧力より大きいため、ダイア
フラム8が弁座4に当接して閉弁状態にある。そこで、
開弁に際しパイロット弁6を開弁させると、パイロット
弁室10が排出ポート11へ連通し、流体が急速に流れ
出すためダイアフラム8上部の圧力が低下する。そのた
め、流入室9の圧力によってウレタンで形成されたダイ
アフラム8の可動部16の弾性力に抗して主弁体部15
が上昇する。従って、ダイアフラム8が弁座4から離間
し、弁孔5を介して入力ポート2と出力ポート3とが連
通して流体が流れる。
すると、パイロット弁室10から排出ポート11への流
体の流れが遮断され、入力ポート2からブリードオリフ
ィス18を通ってパイロット弁室10へ流れ込んだ流体
が溜るため、パイロット弁室10内の圧力が高まる。更
に、ウレタンで形成されたダイアフラム8の可動部16
には上記したように弾性力が蓄積されているため、内側
斜面16b中央の主弁体部15を下方へ付勢する力が働
く。そのため、再び主弁体部15が弁座4に当接されて
閉弁状態になり、入力ポート2から出力ポート3への流
体の流れが遮断される。
態のパイロット式ダイアフラム弁によれば、以下のよう
な効果を奏する。ダイアフラム8をウレタン又は水素化
NBRで成形し、その可動部16を所定形状の山形で構
成し、弁本体への固定によりその可動部16の弾性力に
よって主弁体部15を付勢するようにしたため、従来の
ように圧縮コイルバネ等のバネ部材を用いる必要がなく
なり、カバー7の形状を小さくコンパクトにすることが
できるとともに、バネ部材のコストを削減することがで
きた。また、バネ部材を使用することがないので、摩耗
粉によるパイロット弁への影響がなく、破損によるメン
テナンスの必要もなくなった。また、主弁体部15に切
り欠き19を形成したことによって、ダイアフラム8を
上下逆向きに取り付けたとしても、その間違いがすぐに
解るようになった。
フラム弁では、主弁体部15及び可動部16を一体成形
としたダイアフラムを用いたことによって部品点数が大
幅に削減でき、部品コストの低減に加え、組立工程の削
除といった面からのコスト削減をもたらした。また、ブ
リードオリフィスを主弁体部15及び可動部16の成形
時に同時に形成することができ、そのブリードオリフィ
スを厚肉の主弁体部15に形成したことにより破損に対
する強度が高まった。また、膜状に形成された可動部1
6に使用されるウレタンエストラマー等の強度が大き
く、伸びも大きい。また、基布がないため、基布からの
外部漏れが生じるといったことや、基布とゴムの剥がれ
等の破損の心配もなくなった。
ものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において様々
な変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、U
字型の切り欠き19をブリードオリフィス18に重ねて
形成したが、切り欠き19とブリードオリフィス18と
を離れた位置に形成してもよく、また、U字型の形状で
なくともよい。また、例えば、上記実施の形態では円盤
形状の主弁体部を示したが、このような形状に限定され
ることなく、弁本体の形状に適したものであればよい。
は、ダイアフラムを厚肉に形成された主弁体部と、その
主弁体部の外周側面から連続して形成された薄肉の可動
部と、その可動部の周縁部に形成された固定部とが、全
てウレタン又は水素化NBRの単一素材で成形されたも
のであって、前記ブリードオリフィスが主弁体部に形成
したので、耐久性の良いダイアフラムを有するパイロッ
ト式ダイアフラム弁を提供することができた。
弁は、主弁体部上面に主弁体外周から中心に向けて弁孔
に重なる位置までの切り欠きを設けたので、ダイアフラ
ムを上下逆に取り付けたとしても閉弁時でも流体が弁孔
へ流れ込むため、その間違いを即座に確認でき、ダイア
フラムの組付け間違いが生じないパイロット式ダイアフ
ラム弁を提供することができた。
一実施の形態を示した断面図である。
断面図である。
面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 入力ポートと出力ポートを連通する弁
孔を備えた弁座に対し接離可能に張設されたダイアフラ
ムを有し、そのダイアフラム下部の入力ポート側の流入
室とダイアフラム上部のパイロット弁室との間を、ダイ
アフラムに形成されたブリードオリフィスを介して小流
量の流体の流れを可能にした状態で、両室の圧力バラン
スを調節するパイロット弁を有するパイロット式ダイア
フラム弁において、 前記ダイアフラムが、流体の使用圧力に耐え得る厚さに
設計された厚肉な主弁体部と、その主弁体部の外周側面
から連続して形成された薄肉の可動部と、その可動部の
周縁部に形成された固定部とが、全てウレタン又は水素
化NBRの単一素材で成形されたものであって、前記ブ
リードオリフィスが主弁体部に形成されたものであるこ
とを特徴とするパイロット式ダイアフラム弁。 - 【請求項2】 請求項1に記載のパイロット式ダイアフ
ラム弁において、 前記ダイアフラムが、主弁体部上面であって、主弁体外
周から中心に向けて前記弁孔に重なる位置まで形成され
た切り欠きを有することを特徴とするパイロット式ダイ
アフラム弁。 - 【請求項3】 請求項2に記載のパイロット式ダイアフ
ラム弁において、 前記ダイアフラムが、前記ブリードオリフィスと前記切
り欠きとが前記主弁体部に重ねて設けられたことを特徴
とするパイロット式ダイアフラム弁。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH0996369A JPH0996369A (ja) | 1997-04-08 |
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Family
ID=17576014
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JP07276904A Expired - Lifetime JP3095983B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | パイロット式ダイアフラム弁 |
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