JP3372091B2 - ダイヤフラム弁構造 - Google Patents

ダイヤフラム弁構造

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JP3372091B2
JP3372091B2 JP28494093A JP28494093A JP3372091B2 JP 3372091 B2 JP3372091 B2 JP 3372091B2 JP 28494093 A JP28494093 A JP 28494093A JP 28494093 A JP28494093 A JP 28494093A JP 3372091 B2 JP3372091 B2 JP 3372091B2
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diaphragm
valve seat
seat
passage
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内澤  修
淳 山島
繁和 山崎
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K7/00Diaphragm valves or cut-off apparatus, e.g. with a member deformed, but not moved bodily, to close the passage ; Pinch valves
    • F16K7/12Diaphragm valves or cut-off apparatus, e.g. with a member deformed, but not moved bodily, to close the passage ; Pinch valves with flat, dished, or bowl-shaped diaphragm
    • F16K7/14Diaphragm valves or cut-off apparatus, e.g. with a member deformed, but not moved bodily, to close the passage ; Pinch valves with flat, dished, or bowl-shaped diaphragm arranged to be deformed against a flat seat
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K41/00Spindle sealings
    • F16K41/10Spindle sealings with diaphragm, e.g. shaped as bellows or tube
    • F16K41/12Spindle sealings with diaphragm, e.g. shaped as bellows or tube with approximately flat diaphragm

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイヤフラム弁構造に
係わり、特に、半導体,液晶製造ライン等に代表される
超高純度流体ラインに用いられるダイレクトシール型の
ダイヤフラム弁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的に使用されているダイヤフ
ラム弁構造の構成例を図5に示している。図5のダイヤ
フラム弁構造は、流通路21および22間の流体の流れ
を調節するものである。この調節は、流通路21の開口
口の周囲に設けられた弁シート53と、この弁シート5
3とにより開口口の開閉を行うダイヤアフラム52とに
より行われる。外部からの操作は、ツマミ54の絞りに
より行う。
【0003】前記従来例のダイヤフラムの周辺部の詳細
を図6に示している。図6において弁シート53はカシ
メシート構造をしており、弁シートの基部が、流通路2
1の開口口と同芯円形状に開口口周囲のボデー57に埋
め込まれて保持されている。
【0004】流通路21の開口口の周囲へ断面凸状に配
置された弁シート53とダイヤフラム52との位置関係
により、流通路21の開口口の開閉状態が形成される。
ダイヤフラム52がホルダー56により押下されていな
い状態では、ダイヤフラム52は弁シート53と離れて
おり、流通路21の開口口に空間を有し開状態を形成す
る。また、ツマミ54を回しホルダー56をボデー57
に沿って下降させると、ダイヤフラム52は押下され、
弁シート53と密接されて閉状態を形成する。
【0005】図7は他の従来の構成例を表している。本
例では、弁シート63をシートホルダ61が上から押さ
えてボデー67へ固定している。流通路21および2
2,ダイヤフラム52,ボデー67等の基本的構造は前
記の従来例と同一である。一般的に弁シート63は樹
脂、シートホルダ61は金属で製作される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様に気密性を高めるために弁シート53および63の素
材にPCTFE(三フッ化塩化エチレン樹脂)が用いら
れているが、繰り返し作動によりクリープが発生する。
この症状は、樹脂に熱が加わったとき、あるいはハロゲ
ン系のガスに暴露された場合顕著に起こり易く、弁シー
トの強度低下が現象の発生を促進する。
【0007】つまり、第1に記載の従来例の場合、弁シ
ート53が駆動部の力に耐えきれずに変形してクリープ
が発生し、弁リフト量が増大し、ダイヤフラム52の破
裂へと症状は進行する。この問題の対応策として、ダイ
ヤフラム52に一定以上の弁リフトが発生しないよう
に、移動範囲を規制するリフトストッパーを設けている
ものもある。しかし、弁シート53の反力が無くなった
状態で上記のリフトストッパーが働くと、弁座リークの
発生は避けられない。また、このリフトストッパーは、
ダイヤフラム52の径方向において弁シート53と離れ
た位置に設けられている。このため、リフトストッパー
が働くポイントのばらつきが大きくなる。また、第2に
記載の従来例の場合、弁シート63が駆動部の力に十分
耐え得る構造とされているためクリープの発生量は押さ
えられるが、その反面ガス汚染の原因となる樹脂性の弁
シート63が大きいというデメリットの拡大を内包して
いる。
【0008】これらを半導体製造ライン等の高精密を求
められるラインで用いた場合、上記の各欠点は無視でき
ない問題となる。
【0009】本発明は、耐久性および信頼性の高いダイ
ヤフラム弁構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1の発明のダイヤフラム弁構造は、流体の流
入路と流出路とこれらの開口口が形成されたボデーと、
前記流入路の開口口の周囲に配された弁シートと、前記
弁シートを押さえるためのシートホルダと、前記流入路
と流出路の間の開閉を行うダイヤフラムとを有し、前記
流入路と流出路との間に、少なくとも2つの凸部が形成
され、前記ダイヤフラムが押下された場合に少なくとも
2つの凸部に前記ダイヤフラムが当接し多重シールを構
成することを特徴とする。請求項2の発明のダイヤフラ
ム弁構造では、請求項1記載の弁シート上面に凸部を形
成し、シートホルダに凸部を形成するとよい。
【0012】請求項3の発明のダイヤフラム弁構造で
は、請求項1記載の弁シート上面に少なくとも2つの凸
部を形成するとよい。
【0013】請求項4の発明のダイヤフラム弁構造で
は、請求項1ないし3の何れか1項に記載の少なくとも
2つの凸部の高さは高低を有しているとよい。
【0014】請求項5の発明のダイヤフラム弁構造で
は、請求項1ないし5の何れか1項に記載の弁シートは
樹脂により形成し、シートホルダは金属により形成する
とよい。
【0015】請求項6の発明のダイヤフラム弁構造は、
請求項1ないし6の何れか1項に記載の弁シートの外周
に耐火性材料からなる気密リングを有しているとよい。
【0016】請求項7の発明のダイヤフラム弁構造は、
流体の流入路と流出路とこれらの開口口が形成されてい
るボデーと、前記流入路の開口口の周囲に位置するとと
もに、前記ボデーと一体に形成された弁シートと、前記
流通路と流出路との間の開閉を行うダイヤフラムとを有
し、前記流入路と流出路の間に、少なくとも2つの凸部
が形成され、前記ダイヤフラムが押下された場合に少な
くとも2つの凸部に前記ダイヤフラムが当接し多重シー
ルを構成することを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1の発明のダイヤフラム弁構造によれ
ば、流入路と流出路の間に少なくとも2つの凸部が形成
されており、ダイヤフラムはこれらの凸部の内の少なく
とも何れか1の凸部と当接するため、シールがより確実
に構成され流体のリークを減少させることができる。
る。
【0018】請求項2の発明のダイヤフラム弁構造によ
れば、請求項1記載の弁シートとシートホルダのそれぞ
れに凸部を形成するため、ダイヤフラムは少なくとも何
れか一方の凸部と当接し、シールの構成をより確実にす
る。
【0019】請求項3の発明のダイヤフラム弁構造によ
れば、請求項1記載の弁シート上面に少なくとも2つの
凸部を形成するため、ダイヤフラムは少なくとも何れか
1の凸部と当接し、シールの構成をより確実にする。
【0020】請求項4の発明のダイヤフラム弁構造によ
れば、請求項1ないし3の何れか1項に記載の少なくと
も2つの凸部の高さは高低を有しているため、一方の凸
部にクリープが生じた場合、他方の凸部とダイヤフラム
とが当接するため、シールがより確実に構成される。
【0021】請求項5の発明のダイヤフラム弁構造によ
れば、請求項1ないし5の何れか1項に記載の弁シート
は樹脂により形成し、シートホルダは金属により形成す
るため、樹脂製の弁シートでシールを構成し、金属製の
シートホルダでダイヤフラムの押圧力の余力を受けるこ
とができる。
【0022】請求項6の発明のダイヤフラム弁構造によ
れば、請求項1ないし6の何れか1項に記載の弁シート
の外周に耐火性材料からなる気密リングを有しているた
め、弁シートが焼損等した場合でも、シートホルダと気
密リングとダイヤフラムとによりシールが構成される。
【0023】請求項7の発明のダイヤフラム弁構造によ
れば、流入路と流出路とこれらの開口口と弁シートとが
ボデーと一体に形成され、流入路と流出路の間に少なく
とも2つの凸部が形成されるため多重シールが構成さ
れ、より高い気密性を確保することができる。
【0024】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明によるダイヤ
フラム弁構造の実施例を詳細に説明する。図1および図
2を参照すると本発明のダイヤフラム弁構造の実施例が
示されている。以下、本発明の構成を図面に示す実施例
に基づいて詳細に説明する。
【0025】本発明は、ダイヤフラム弁の弁構造に関す
るものである。図2は、本発明が適用されるダイレクト
シール型ダイヤフラム弁構造の全体構成例の縦断面を、
また、図1は本発明の要部である弁シート12とダイヤ
フラム14の周辺部Aを拡大して示している。
【0026】実施例のダイヤフラム弁構造は、ボデー1
1,弁シート12,シートホルダ13,ダイヤフラム1
4,アクチュエイタ・カバー15,エアー供給口17,
駆動部18および気密リング19を有して構成される。
【0027】ボデー11は、相互連結の開閉を目的とす
る流体の流通路,流入路21および流出路22を形成
し、また、弁シート12,シートホルダ13,ダイヤフ
ラム14等の流通を制御するための機構部を構成する匡
体部である。実施例ではステンレススチール(SUS)
により形成されている。
【0028】弁シート12は、流体の供給路となる流入
路21の開口口と同芯円状に構成され、ダイヤフラム1
4の弁座を形成してシール材となる。弁シート12の上
面部には平面が形成され、ダイヤフラム14と記号t1
〜t2までの範囲の接点が構成される。この弁シート1
2は、三フッ化塩化エチレン樹脂(PCTFE))を用
いて、いわゆるソフト弁シートを形成する。
【0029】シートホルダ13は、弁シート12の固定
とダイヤフラム14のストッパーとを兼ねている。シー
トホルダ13は、流入路21を取り囲み流出路22を囲
んで配された弁シート12をボデー11に押下し、流出
路22も取り囲みの外としてて固定する。弁シート12
とシートホルダ13の当接部は気密性を有して構成され
る。よって、弁シート12またはシートホルダ13の開
口部が気密状態とされた場合、流入路21および流出路
22間の連結は遮断される。また、シートホルダ13の
上側が凸状とされ、ダイヤフラム14が所定以上の力で
押下された場合、ダイヤフラム14は、シートホルダ1
3の凸部とも地点t3において当接する。シートホルダ
13はボデー11と同一のステンレススチールにより形
成される。弁シート12は樹脂製であり柔軟性がありダ
イヤフラム14の押圧力により圧縮されるが、シートホ
ルダ13は金属製であり剛性体である。
【0030】ダイヤフラム14は、流体の流通量を調節
する弁である。自由状態でのダイヤフラム14は、流通
路の開口口の上位に位置し、流入路21および流出路2
2の開口口を解放して連絡させる。ダイヤフラム14が
押下され、弁シート12との間に構成される開口部の面
積を徐々に縮小し、弁シート12と当接されて流入路2
1の開口口が密封され流入路21および流出路22間は
遮断される。素材は、ニッケル合金を用いており、柔軟
構造のいわゆるダイヤフラムを構成している。
【0031】アクチュエイタ・カバー15は、ダイヤフ
ラム14の動作を制御する駆動機構部のカバーである。
本実施例のダイヤフラム弁構造はエアー駆動式であり、
エアー供給口17から圧搾空気が供給され、駆動部18
が押下され、ダイヤフラム14を弁シート12へ圧接さ
せる。アクチュエイタ・カバー15は、この駆動部18
を気密状態に保持するカバーである。
【0032】図1に示した気密リング19は、断面三角
状のリングであり流通路の開口口と同芯円状に、シート
ホルダ13とボデー11との空間部に設置される。この
気密リング19はステンレススチールにより形成され
る。このように気密リング19を設ける目的は、弁シー
ト12を形成する樹脂の耐熱性が低く、流通路内のガス
の燃焼等の突発事故による発熱で弁シート12の気密性
低下のトラブルが発生した場合、弁シート12とシート
ホルダ13間の気密性が破壊されても、流入路21およ
び流出路22間の気密が保てるようにするためである。
【0033】上記の各部により構成されるダイヤフラム
弁は以下の手順により開閉動作を行う。平常状態では駆
動部18が上位の位置にあり、ダイヤフラム14と弁シ
ート12およびシートホルダ13の開口部と空間部を有
しており、流入路21および流出路22間は解放されて
いる。エアー供給口17へ圧搾空気が供給され、駆動部
18が押下された場合、ダイヤフラム14に押圧力が作
用し押下される。押下されたダイヤフラム14は、弁シ
ート12およびシートホルダ13の開口部との空間部が
縮小し、先ず弁シート12の上部と接点t1〜t2におい
て当接し開口口を密閉する。
【0034】ダイヤフラム14にさらに押下力が加えら
れた場合、弁シート12の凸部は圧縮される。押下され
たダイヤフラム14は、シートホルダ13の凸部とも地
点t3において当接する。シートルダ13と当接したダ
イヤフラム14はそれ以上に下降しない。
【0035】弁シート12およびシートホルダ13の凸
部と当接したダイヤフラム14は、流入路21を弁シー
ト12およびシートホルダ13の各々のにおいて気密状
態とされる。弁シート12との2つの接点部t1〜t2
シートホルダとの接点部t3の2重シールが構成され
る。
【0036】上記のダイヤフラム弁構造は、下記の様な
効果を生じさせる。
【0037】(1) 複数シールの構造によりシーリング効
果が増大する。リング状に形成された複数の弁シート
は、1弁シート当たり気圧差量を減少させ、気密精度を
増大させる。
【0038】(2) ダイヤフラムへ加えられる押圧荷重負
担を金属製のシートホルダと分散させることにより、弁
シートへの過大荷重の印加が防止され、弁シートの信頼
性向上とコンパクト化を可能とする。
【0039】(3) ダイヤフラムとの当接力を均一安定化
させ、弁シートの凸部の摩耗・消耗・へたり・リーク等
の発生を減少させ、ダイヤフラムのリフト量が安定し弁
構造の信頼性を向上させる。
【0040】(4) 複数リングによる気密構造は、異物の
混入等によるリークに対し保護作用を増大し、信頼性を
向上させる。
【0041】(5) シートホルダおよびボデー間に気密リ
ングを設置することにより、活性ガスの流入,突発事故
の発生等において、弁シートの素材の許容温度を超過し
弁シートとシートホルダ間の気密が破壊された場合で
も、シートホルダによって気密性が確保される。
【0042】(6) 弁シートをバネ構造とすることによ
り、弁シートとダイヤフラムとの当接圧力を常に所定の
範囲の値とし、気密機能の長期間の確保を可能とする。
【0043】<変化例> 図3の変化例一は、シートホルダ33の材質を上記実施
例のステンレススチールに対して樹脂を用いている。弁
シート12には2つ以上の凸部が設けられている。この
凸部の形状は、いわゆる凸状またはなだらかな波型に形
成される。複数の凸部の相互の高さは、同一または高低
差を設ける。同一高さの場合は、ダイヤフラムと複数シ
ールを構成する。高低差を設けた場合は、条件によって
当接状態が変わり、ダイヤフラム14が所定以上の押圧
力を受けた場合、または高い方の凸部にリークが生じた
場合に低い方の凸部とも当接する。また、内周の凸部よ
り外周の凸部の方が幅が大きく形成されている。
【0044】外周の凸部は内周の凸部より幅が広いた
め、ダイヤフラム14の押下力に対して耐久力が高く圧
縮変形がされにくい。故に、所定以上のダイヤフラム1
4の押下加重を多く負担することができる。
【0045】その他の部品、ボデー11,弁シート1
2,ダイヤフラム14,アクチュエイタ・カバー15は
上記の実施例と同一である。ただし、気密リング19は
設けていない。この変化例は、特に、高気密性の長期間
の確保およびコストの低下を図ったものである。
【0046】図4の変化例二は、弁シートおよびシート
ホルダをボデー41と一体に形成している。ボデーと一
体に形成された弁シート部には、2以上の凸部が形成さ
れ、ダイヤフラム14と2以上の凸部とは、ダイヤフラ
ム14が押下された場合に当接し多重シールを形成する
構造となっている。
【0047】この変化例は、樹脂等の素材の持つ性質に
よて内部流体の純度を低下させることを防止し、特に高
温度仕様のダイヤフラム弁構造において採用される。樹
脂表面は、その面積が大きいと不純物,特に水分等の浸
出による流体の純度低下を起こし易いことが知られてい
る。本変化例は、金属同士のシールの金属と樹脂のシー
ルより気密性の劣る欠点を、複数シール構造で補い、更
に高純度も確保している。
【0048】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、実施例における材質の限定は一例であって
他の材料を用いても良い。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明のダイヤフラム弁構造
は、少なくとも2つの凸部の少なくとも何れか1の凸部
とダイヤフラムとが当接するため、シールがより確実に
構成され、流体のリークを減少させることができる。ダ
イヤフラム弁の信頼性を向上させることができる。
【0050】請求項2の発明のダイヤフラム弁構造は、
請求項1記載の弁シートとシートホルダのそれぞれに凸
部を形成し、ダイヤフラムはこれらの少なくとも何れか
一方の凸部と当接するため、シールの構成がより確実と
なりダイヤフラム弁の信頼性を向上させることができ
る。
【0051】請求項3の発明のダイヤフラム弁構造は、
請求項1記載の弁シート上面に少なくとも2つの凸部を
形成し、これらの少なくとも何れか1の凸部とダイヤフ
ラムとが当接するため、シールの構成がより確実となり
ダイヤフラム弁の信頼性を向上させることができる。
【0052】請求項4の発明のダイヤフラム弁構造は、
請求項1ないし3の何れか1項に記載の少なくとも2つ
の凸部の高さは高低を有しており、一方の凸部にクリー
プが生じた場合でも、他方の凸部とダイヤフラムとが当
接するため、シールの構成がより確実となり、ダイヤフ
ラム弁の信頼性が向上する。
【0053】請求項5の発明のダイヤフラム弁構造は、
請求項1ないし5の何れか1項に記載の弁シートは樹脂
により、また、シートホルダは金属により形成されるた
め、樹脂製の弁シートでシールを構成し、金属製のシー
トホルダでダイヤフラムの押圧力の余力を受けることに
より、弁シートの変形および劣化を減少させ、シールの
構成を長期間安定的に確保することが可能となる。
【0054】請求項6の発明のダイヤフラム弁構造は、
請求項1ないし6の何れか1項に記載の弁シートの外周
に耐火性材料からなる気密リングを有しており、弁シー
トが焼損等した場合でも、シートホルダと気密リングと
ダイヤフラムとによりシールが構成され、突発事故によ
る弁の開放的破壊を防止することが可能となる。
【0055】請求項7の発明のダイヤフラム弁構造は、
流入路,流出路,開口口,弁シート等がボデーと一体に
形成され、流入路と流出路の間に少なくとも2つの凸部
が形成されるため、多重シールが単純な機械的構成によ
り形成され、且つより高い気密性を確保することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示した本発明のダイヤフラム弁構造のダ
イヤフラム周辺部Aの拡大図である。
【図2】本発明のダイヤフラム弁構造の実施例の全体構
成例を示した縦断面である。
【図3】変化例一を示すダイヤフラム周辺部の拡大図で
ある。
【図4】変化例二を示すダイヤフラム周辺部の拡大図で
ある。
【図5】従来のダイヤフラム弁構造の全体構成例および
ダイヤフラム周辺部の構成を示す部分断面図である。
【図6】従来例一のダイヤフラム周辺部の構成を表した
断面図である。
【図7】従来例二のダイヤフラム周辺部の構成を表した
断面図である。
【符号の説明】
11 ボデー、12 弁シート、13 シートホルダ、
14 ダイヤフラム、15 カバー、17 エアー供給
口、18 駆動部、19 気密リング、21 流入路、
22 流出路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−115970(JP,A) 特公 昭46−6954(JP,B1) 実公 昭35−16486(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 7/12 - 7/17

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流入路と流出路とこれらの開口口
    が形成されたボデーと、前記流入路の開口口の周囲に配
    された弁シートと、前記弁シートを押さえるためのシー
    トホルダと、前記流入路と流出路の間の開閉を行うダイ
    ヤフラムとを有し、前記流入路と流出路との間に、少な
    くとも2つの凸部が形成され、前記ダイヤフラムが押下
    された場合に少なくとも2つの凸部に前記ダイヤフラム
    が当接し多重シールを構成することを特徴とするダイヤ
    フラム弁構造。
  2. 【請求項2】 前記弁シート上面に凸部を形成し、前記
    シートホルダに凸部が形成されていることを特徴とする
    請求項1記載のダイヤフラム弁構造。
  3. 【請求項3】 前記弁シート上面に少なくとも2つの凸
    部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のダ
    イヤフラム弁構造。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも2つの凸部の高さは高低
    を有していることを特徴とする請求項1ないし3の何れ
    か1項に記載のダイヤフラム弁構造。
  5. 【請求項5】 前記弁シートは樹脂により形成され、前
    記シートホルダは金属により形成されていることを特徴
    とする請求項1ないしの何れか1項に記載のダイヤフ
    ラム弁構造。
  6. 【請求項6】 前記弁シートの外周に耐火性材料からな
    る気密リングが、流通路の開口口と同芯円状に、シート
    ホルダとボデーとの空間部に設置されていることを特徴
    とする請求項1ないしの何れか1項に記載のダイヤフ
    ラム弁構造。
  7. 【請求項7】 流体の流入路と流出路とこれらの開口口
    が形成されているボデーと、前記流入路の開口口の周囲
    に位置するとともに、前記ボデーと一体に形成された弁
    シートと、前記流通路と流出路との間の開閉を行うダイ
    ヤフラムとを有し、前記流入路と流出路の間に、少なく
    とも2つの凸部が形成され、前記ダイヤフラムが押下さ
    れた場合に少なくとも2つの凸部に前記ダイヤフラムが
    当接し多重シールを構成することを特徴とするダイヤフ
    ラム弁構造。
JP28494093A 1993-11-15 1993-11-15 ダイヤフラム弁構造 Expired - Lifetime JP3372091B2 (ja)

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JP28494093A JP3372091B2 (ja) 1993-11-15 1993-11-15 ダイヤフラム弁構造
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