[情報処理システムの構成]
図1は、情報処理システム10の全体構成を示す図である。図1に示す情報処理システム10は、1台以上の物理マシンから構成される情報処理装置1(以下、操作端末1または操作画面管理装置1とも呼ぶ)と、1台以上の物理マシンから構成される操作対象装置
2と、情報記憶部130とを有する。
情報処理装置1は、例えば、作業者20が操作対象装置2において業務システム(図示しない)を構築するための構築作業を行うPC(Personal Computer)であり、キーボードやマウス等の入力装置1aと、ディスプレイ等の出力装置1bとを有する。
また、情報記憶部130は、例えば、業務システムの構築手順書DC(以下、単に文書DCとも呼ぶ)を記憶する。
図1に示す例において、作業者20は、情報記憶部130に記憶された構築手順書DCをオープンすることによって出力装置1bに表示させる。そして、作業者20は、出力装置1bに表示された構築手順書DCを閲覧しながら入力装置1aに必要な情報を入力することにより、操作対象装置2において業務システムを構築するための構築作業を行う。
ここで、情報処理装置1は、構築作業における作業手順について事後的な確認を可能にするために、出力装置1bにおける操作画面をエビデンスとして採取する。
具体的に、情報処理装置1は、作業者20が入力装置1aに対して予め定められた操作を行ったことに応じて、出力装置1bに表示されている構築作業の操作画面を採取する。また、情報処理装置1は、作業者20が入力装置1aに対して予め定められた操作を行ったことに応じて、出力装置1bに表示されている構築手順書DCの識別情報(例えば、構築手順書DCのファイル名)を採取する。
そして、情報処理装置1は、採取した操作画面と、採取した構築手順書DCの識別情報と、作業者20が入力装置1aに対して行った操作とを関連付けた関連情報を生成する。その後、情報処理装置1は、採取した操作画面と、生成した関連情報とを情報記憶部130に記憶する。
すなわち、本実施の形態における情報処理装置1は、作業者20が入力装置1aに対して操作を行った場合、例えば、出力装置1bに表示されている構築手順書DCを、作業者20が行った操作の内容が記載された構築手順書DCとして特定する。そして、情報処理装置1は、特定した構築手順書DCの識別情報と、作業者20が操作を行った操作画面とを関連付けた関連情報を生成する。
これにより、情報処理装置1は、構築作業の操作画面の採取だけでなく、採取した操作画面に関連する構築手順書DCを示す情報(関連情報)の生成を自動的に行うことが可能になる。そのため、情報処理装置1は、操作画面の採取に伴う作業者の作業負担を軽減することが可能になる。また、情報処理装置1は、操作画面の採取等の作業が手作業で行われることによる操作画面の採取漏れや操作画面の採取タイミングのばらつき等の発生を防止することが可能になる。
さらに、本実施の形態における情報処理装置1は、関連情報を生成する際に、構築手順書DCの識別情報だけでなく、作業者20が行った操作を作業者20が操作を行った操作画面と関連付ける。
これにより、情報処理装置1は、生成した関連情報を参照することで、後述するように、作業者20が採取を予定していた操作画面の採取が漏れなく行われているか否かの判定を行うことが可能になる。
なお、以下、情報処理装置1が入力装置1a及び出力装置1bを有している場合について説明を行うが、入力装置1a及び出力装置1bは、情報処理装置1と異なる1台以上の操作端末がそれぞれ有するものであってもよい。そして、この場合、情報処理装置1は、例えば、入力装置1a及び出力装置1bを有する1台以上の操作端末から、採取された操作画面と構築手順書DCの識別情報とをそれぞれ取得し、各操作端末についての関連情報の生成及び操作画面等の記憶をまとめて行うものであってもよい。
これにより、情報処理装置1は、例えば、操作端末が複数台存在する場合に、関連情報の生成や操作画面等の記憶をより効率的に行うことが可能になる。
[情報処理システムのハードウエア構成]
次に、情報処理システム10のハードウエア構成について説明する。図2は、情報処理装置1のハードウエア構成を説明する図である。
情報処理装置1は、図2に示すように、プロセッサであるCPU(Central Processing Unit)101と、メモリ102と、外部インターフェース(I/Oユニット)103と、記憶媒体104とを有する。各部は、バス105を介して互いに接続される。
記憶媒体104は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等である。そして、記憶媒体104は、記憶媒体104内のプログラム格納領域(図示しない)に、操作画面の採取等を行う処理(以下、操作画面管理処理とも呼ぶ)を行うためのプログラム110(以下、操作画面管理プログラム110とも呼ぶ)を記憶する。また、記憶媒体104は、操作画面管理処理を行う際に用いられる情報を記憶する情報記憶部130(以下、情報格納領域130とも呼ぶ)を有する。
そして、CPU101は、記憶媒体104からメモリ102にロードされたプログラム110と協働することによって操作画面管理処理を行う。
また、外部インターフェース103(I/Oユニット103)は、操作対象装置2との通信を行う。
[情報処理システムのソフトウエア構成]
次に、情報処理システム10のソフトウエア構成について説明する。図3は、情報処理装置1の機能のブロック図である。また、図4は、情報格納領域130に記憶された情報のブロック図である。
CPU101は、図3に示すように、プログラム110と協働することにより、画面出力部111と、第1情報受付部112と、情報生成部113と、文書解析部114と、格納先生成部115と、文書監視部116と、操作監視部117として動作する。また、CPU101は、図3に示すように、プログラム110と協働することにより、画面採取部118と、画面格納部119と、第2情報受付部120と、画面管理部121と、採取判定部122と、結果出力部123として動作する。なお、以下、操作監視部117と画面採取部118とを総称して情報採取部とも呼ぶ。
さらに、情報格納領域130には、図4に示すように、文書管理情報131と、格納先管理情報132と、文書監視情報133と、画面管理情報134(以下、関連情報134とも呼ぶ)と、第1操作管理情報135と、連続操作情報136と、第2操作管理情報137とが記憶される。
画面出力部111は、出力装置1bに対して、各種メニュー画面を出力する。具体的に、画面出力部111は、操作画面の採取及び採取済の操作画面の管理のいずれかを作業者20に指定させるメニュー画面(以下、第1メニュー画面とも呼ぶ)を出力する。また、画面出力部111は、第1メニュー画面において採取済の操作画面の管理が指定された場合、操作画面の検索、操作画面のソート及び操作画面の採取判定(操作画面の採取漏れが発生しているか否かの判定)のいずれかを作業者20に指定させるメニュー画面(以下、第2メニュー画面とも呼ぶ)を出力する。
第1情報受付部112は、第1のメニュー画面において操作画面の採取が指定された場合、操作画面の採取を行うために必要な情報の指定を受け付ける。具体的に、第1情報受付部112は、例えば、分類方式の指定を受け付ける。分類方式の具体例については後述する。
また、第1情報受付部112は、例えば、作業者20が入力装置1aにおいて行う作業のうち、操作画面を採取する必要がある操作(以下、採取対象の操作とも呼ぶ)の指定を受け付ける。採取対象の操作は、例えば、キー入力やマウス操作である。
情報生成部113は、出力装置1bにおける新たな構築手順書DCのオープンを監視する。そして、新たな構築手順書DCのオープンを検知した場合、情報生成部113は、新たにオープンした構築手順書DCに関する各種情報を含む文書管理情報131を生成する。文書管理情報131の具体例については後述する。その後、情報生成部113は、生成した文書管理情報131を情報格納領域130に記憶する。
文書解析部114は、情報生成部113が新たな構築手順書DCのオープンを検知した場合、新たにオープンした構築手順書DCのファイルのフォーマットを特定する。そして、情報生成部113は、特定したフォーマットを示す情報を文書管理情報131の一部として情報格納領域130に記憶する。
格納先生成部115は、情報生成部113が新たな構築手順書DCのオープンを検知した場合、新たにオープンした構築手順書DCに記載された操作が行われることに伴って採取される操作画面を格納する格納先(図示しない)を情報格納領域130に生成する。具体的に、格納先生成部115は、例えば、第1情報受付部112が構築手順書DCごとであってページごとに操作画面の採取を行う旨の指定を受付けている場合、新たにオープンした構築手順書DCのページごとに格納先を生成する。そして、格納先生成部115は、生成した格納先に関する各種情報を含む格納先管理情報132を生成する。格納先管理情報132の具体例については後述する。その後、格納先生成部115は、生成した格納先管理情報132を情報格納領域130に記憶する。なお、以下、格納先生成部115が生成する格納先をフォルダとも呼ぶ。
文書監視部116は、出力装置1bに表示されている各種ファイル(オープンされている構築手順書DCを含む)のうち、アクティブな状態にあるファイルの監視を行う。アクティブな状態にあるファイルは、例えば、作業者20によって最後に操作されたファイルである。そして、文書監視部116は、例えば、アクティブな状態にあるファイルの変更を検知した場合であって、新たにアクティブな状態になったファイルが構築手順書DCである場合、その構築手順書DCに対応する文書管理情報131を更新する。また、文書監視部116は、この場合、最後にアクティブな状態になった構築手順書DCを示す文書監視情報133を生成(更新)する。文書監視情報133の具体例については後述する。そして、文書監視部116は、生成した文書監視情報133を情報格納領域130に記憶する。
操作監視部117は、作業者20が入力装置1aにおいて行った操作が採取対象の操作であるか否かの判定を行う。
画面採取部118は、入力装置1aにおいて行われた操作が採取対象の操作であると操作監視部117によって判定された場合、出力装置1bに表示されている操作画面(操作画面に対応する画像)を採取する。
画面格納部119は、画面採取部118が操作画面を採取した場合、情報格納領域130に記憶された文書管理情報131及び文書監視情報133を参照し、画面採取部118が採取した操作画面に対応する操作が記載された構築手順書DC及びページ番号を特定する。そして、画面格納部119が、情報格納領域130に記憶された格納先管理情報132を参照し、特定した構築手順書DC及びページ番号に対応する格納先を特定する。その後、画面格納部119は、特定した格納先に対し、画面採取部118が採取した操作画面(操作画面に対応する画像)を格納する。
また、画面採取部118は、出力装置1bに表示されている操作画面を採取した場合、採取した操作画面に関する各種情報を含む画面管理情報134を生成する。画面管理情報134の具体例については後述する。そして、画面採取部118は、生成した画面管理情報134を情報格納領域130に記憶する。
第2情報受付部120は、画面出力部111が出力した第2のメニュー画面において操作画面の検索が指定された場合、検索条件として、例えば、検索対象の操作画面の採取日時の指定と、検索対象の操作画面に対応する構築手順書DCのファイル名及びページ番号の指定とを受け付ける。
また、第2情報受付部120は、第2のメニュー画面において操作画面のソートが指定された場合、ソート条件として、例えば、構築手順書DCのファイル名の指定と、ソートキー(例えば、ページ番号や採取日時)の指定とを受け付ける。
さらに、第2情報受付部120は、第2のメニュー画面において操作画面の採取判定が指定された場合、採取判定条件として、例えば、構築手順書DCのファイル名の指定を受け付ける。
なお、第2情報受付部120は、検索条件、ソート条件及び採取判定条件のいずれかの指定を受け付けるためのメニュー画面を出力装置1bに表示することにより、検索条件、ソート条件及び採取判定条件のいずれかの指定を受け付けるものであってよい。
画面管理部121は、第2のメニュー画面において操作画面の検索が指定された場合、第2情報受付部120が受け付けた検索条件に従って操作画面の検索を行う。また、画面管理部121は、第2のメニュー画面において操作画面のソートが指定された場合、第2情報受付部120が受け付けたソート条件に従って操作画面のソートを行う。
採取判定部122は、第2のメニュー画面において操作画面の採取判定が指定された場合、第2情報受付部120が受け付けた構築手順書DCのファイル名に対応する操作画面について採取判定を行う。
結果出力部123は、画面管理部121が行った操作画面の検索またはソートの結果を出力装置1bに表示(出力)する。また、結果出力部123は、採取判定部122が行った操作画面の採取判定の結果を出力装置1bに表示(出力)する。なお、第1操作管理情
報135及び第2操作管理情報137の説明については後述する。
[第1の実施の形態の概略]
次に、第1の実施の形態の概略について説明する。図5は、第1の実施の形態における操作画面管理処理の概略を説明するフローチャートである。また、図6は、第1の実施の形態における操作画面管理処理の概略を説明する図である。図6を参照しながら、図5に示す第1の実施の形態における操作画面管理処理の説明を行う。
情報処理装置1は、図5に示すように、操作イベントの発生を検知するまで待機する(S1のNO)。具体的に、情報処理装置1は、作業者20によって予め定められた操作(採取対象の操作)を行うまで待機する。
そして、操作イベントを検知した場合(S1のYES)、情報処理装置1は、図6に示すように、出力装置1bに表示されている操作画面OP(操作画面OPに対応する画像)を採取する(S2)。
また、情報処理装置1は、この場合、出力装置1bに表示されている構築手順書DCの識別情報を採取する(S3)。具体的に、情報処理装置1は、例えば、作業者20が参照している出力装置1bに表示されている構築手順書DCが複数存在する場合、複数の構築手順書DCのうち、作業者20によって最後に操作が行われた構築手順書DCを、作業者20が行った操作に対応する内容が記載された構築手順書DCとして自動的に特定する。そして、情報処理装置1は、特定した構築手順書DCの識別情報(例えば、構築手順書DCのファイル名及び出力装置1bに現在表示されているページ番号)を取得する。
その後、情報処理装置1は、図6に示すように、S2の処理で採取した操作画面OP(操作画面OPに対応する画像)を情報格納領域130に記憶する(S4)。
また、情報処理装置1は、S2の処理で採取した操作画面OPと、S3の処理で採取した識別情報と、S1の処理で検知した操作イベントとを関連付けた画面管理情報134(関連情報134)を生成する。そして、情報処理装置1は、生成した画面管理情報134を情報格納領域130に記憶する(S5)。
これにより、情報処理装置1は、構築作業の操作画面OPの採取と、採取した操作画面OPに関連する構築手順書DCを示す情報(画面管理情報134)の生成とを自動的に行うことが可能になる。そのため、情報処理装置1は、操作画面OPの採取に伴う作業者の作業負担を軽減することが可能になる。また、情報処理装置1は、操作画面OPの採取等の作業が手作業で行われることによる操作画面OPの採取漏れや操作画面OPの採取タイミングのばらつき等の発生を防止することが可能になる。
さらに、情報処理装置1は、生成した画面管理情報134を参照することで、作業者20が採取を予定していた操作画面OPの採取が漏れなく行われているか否かの判定を行うことが可能になる。
なお、以下、業務システムの構築作業の操作画面OPと、その操作画面OPに対応する構築手順書DCの識別情報とを関連付ける画面管理情報134を生成する場合について説明を行うが、情報処理装置1は、他の情報を含む画面管理情報134を生成するものであってもよい。
具体的に、情報処理装置1は、例えば、プログラムの改修に伴って行われるテスト実施時の操作画面と、その操作画面に対応するテスト手順書のテスト項目とを関連付ける画面
管理情報134を生成するものであってもよい。
これにより、情報処理装置1は、例えば、事業者に対し、各テスト項目に対応するテストが実施されたことの事後的な確認を行わせることが可能になる。
また、情報処理装置1は、例えば、サービスの利用者が法的な文書(例えば、使用許諾契約書)の内容に同意する旨の入力を行った際の操作画面と、その法的な文書の識別情報とを関連付ける画面管理情報134を生成するものであってもよい。
これにより、情報処理装置1は、例えば、事業者に対し、サービスの利用者が法的な文書に同意していることの事後的な確認を行わせることが可能になる。
[第1の実施の形態の詳細]
次に、第1の実施の形態の詳細について説明する。図7から図20は、第1の実施の形態における操作画面管理処理の詳細を説明するフローチャートである。また、図21から図30は、第1の実施の形態における操作画面管理処理の詳細を説明する図である。図21から図30を参照しながら、図7から図20に示す操作画面管理処理を説明する。
[メニュー表示時における操作画面管理処理]
初めに、出力装置1bに第1メニュー画面または第2メニュー画面の表示が行われる際の操作画面管理処理(以下、メニュー表示時における操作画面管理処理とも呼ぶ)について説明を行う。図7及び図8は、メニュー表示時における操作画面管理処理を説明するフローチャート図である。
情報処理装置1の画面出力部111は、図7に示すように、処理開始タイミングまで待機する(S11のNO)。具体的に、処理開始タイミングは、例えば、作業者20が入力装置1aに対して、操作画面OPの採取または採取済の操作画面OPの管理を開始する旨の入力を行ったタイミングであってよい。
そして、処理開始タイミングになった場合(S11のYES)、画面出力部111は、出力装置1bに対して第1メニュー画面を出力する(S12)。すなわち、画面出力部111は、操作画面OPの採取及び採取済の操作画面OPの管理のうちのいずれかを作業者20に指定させるための画面を出力する。
その後、情報処理装置1の第1情報受付部112は、作業者20からの指定を受け付けるまで待機する(S13のNO)。
そして、例えば、操作画面OPの採取を行う旨の指定を受け付けた場合(S13のYES、S14のYES)、第1情報受付部112は、例えば、採取した操作画面OPの分類方式と、採取した操作画面OPの格納方式と、連続操作数との指定を受け付けるまで待機する(S15のNO)。
分類方式には、例えば、操作画面を構築手順書DCごとであってページごとに格納する分類方式と、操作画面を構築手順書DCごとであって所定の作業項目ごとに格納する分類方式と、操作画面を採取された時間帯ごとに格納する分類方式とが含まれる。以下、操作画面を構築手順書DCごとであってページごとに格納する分類方式が指定されたものとして説明を行う。
また、連続操作数は、採取した操作画面OPに対応する操作の内容が記載された構築手順書DCを推測する際に参照される情報である。連続操作数の詳細については後述する。
さらに、格納方式には、最後にアクティブな状態になった構築手順書DCに対応する格納先に対して、採取した操作画面OPを格納する第1格納方式が含まれる。また、格納方式には、最後にアクティブな状態になった構築手順書DCに対応する格納先だけでなく、採取した操作画面OPに対応する操作が記載されていると推測される構築手順書DCに対応する格納先に対して、採取した操作画面OPを格納する第2格納方式が含まれる。
その後、分類方式等の指定を受け付けた場合(S15のYES)、第1情報受付部112は、採取対象の操作の指定を受け付けるまで待機する(S16のNO)。
そして、操作対象の操作の入力を受け付けた場合(S16のYES)、情報処理装置1は、メニュー表示時における操作画面管理処理を終了する。
なお、第1情報受付部112は、第1のメニュー画面において操作画面OPの採取が指定された場合、分類方式等や採取対象の操作の指定を受け付けるためのメニュー画面を出力装置1bに表示することにより、分類方式等や採取対象の操作の指定を受け付けるものであってよい。また、第1情報受付部112は、分類方式等や採取対象の操作の指定を受け付けた場合、受け付けた各種情報を情報格納領域130に記憶するものであってよい。
一方、S13の処理において採取済の操作画面OPの管理を行う旨の指定を受け付けた場合(S13のYES、S14のNO)、画面出力部111は、図8に示すように、出力装置1bに対して第2メニュー画面を出力する(S21)。すなわち、画面出力部111は、この場合、操作画面OPの検索、操作画面OPのソート及び操作画面OPの採取判定のうちのいずれかを作業者20に指定させるための画面を出力する。
そして、情報処理装置1の第2情報受付部120は、作業者20から指定を受け付けるまで待機する(S22のNO)。具体的に、第2情報受付部120は、操作画面OPの検索、操作画面OPのソート及び操作画面OPの採取判定のうちのいずれかの指定を受け付けるまで待機する。
その後、作業者20から指定を受け付けた場合(S22のYES)、第2情報受付部120は、操作画面OPの検索条件、操作画面OPのソート条件及び操作画面OPの採取判定条件のうちのいずれか(以下、検索条件等とも呼ぶ)の指定を受け付けるまで待機する(S23のNO)。
そして、検索条件等を受け付けた場合(S23のYES)、情報処理装置1は、メニュー表示時における操作画面管理処理を終了する。
これにより、情報処理装置1は、操作画面管理処理に含まれる後続処理を行うために必要な各種情報を取得することが可能になる。
[ファイルオープン時における操作画面管理処理]
次に、出力装置1bにおいてファイル(構築手順書DCを含む)がオープンした際の操作画面管理処理(以下、ファイルオープン時における操作画面管理処理とも呼ぶ)について説明を行う。図9及び図10は、ファイルオープン時における操作画面管理処理を説明するフローチャート図である。
情報処理装置1の情報生成部113は、図9に示すように、出力装置1bにおいてファイルのオープンを検知するまで待機する(S31のNO)。
そして、ファイルのオープンを検知した場合(S31のYES)、情報処理装置1の文書解析部114は、S31の処理でオープンを検知したファイルのフォーマットを特定する(S32)。具体的に、文書解析部114は、例えば、各ファイルの拡張子を参照することによって、オープンを検知したファイルのフォーマットを特定する。
その後、文書解析部114は、S31の処理でオープンの検知したファイルが構築手順書DCであるか否かを判定する(S33)。具体的に、文書解析部114は、例えば、S32の処理で特定したフォーマットが、構築手順書DCのフォーマットとして情報格納領域130に予め記憶されたフォーマットと一致する場合に、S31の処理でオープンの検知したファイルが構築手順書DCであると判定するものであってよい。
その結果、S31の処理でオープンの検知したファイルが構築手順書DCでないと判定した場合(S33のNO)、情報処理装置1は、ファイルオープン時における操作画面管理処理を終了する。
一方、S31の処理でオープンの検知したファイルが構築手順書DCであると判定した場合(S33のYES)、文書解析部114は、S32の処理で特定したフォーマットに対応する方法を用いることにより、S31の処理でオープンを検知した構築手順書DCのページ数を特定する(S34)。
具体的に、文書解析部114は、例えば、S32の処理で特定したフォーマットに対応するコマンド(ファイルのページ数を特定するコマンド)を実行することにより、S31の処理でオープンを検知した構築手順書DCのページ数を特定するものであってよい。なお、各フォーマットに対応する各種コマンドは、例えば、予め情報格納領域130に記憶されるものであってよい。
その後、情報生成部113は、S34の処理で特定したページ数等から、S31の処理でオープンを検知したファイル(構築手順書DC)に対応する文書管理情報131を生成する(S35)。すなわち、情報生成部113は、S31の処理でオープンを検知した構築手順書DCの監視を開始するための情報を生成する。以下、文書管理情報131の具体例について説明を行う。
[文書管理情報の具体例]
図21は、文書管理情報131の具体例を説明する図である。
図21に示す文書管理情報131は、文書管理情報131に含まれる各データ名が設定される「データ名」と、各データ名に対応する設定値が設定される「設定値」とを項目として有している。
図21に示す文書管理情報131において、「データ名」には、構築手順書DCの識別情報が設定される「手順書ID」と、構築手順書DCのファイル名が設定される「ファイル名」とが含まれる。また、図21に示す文書管理情報131において、「データ名」には、構築手順書DCのページ数(S34の処理で特定したページ数)が設定される「ページ数」と、出力装置1bに現在表示されている構築手順書DCのページ番号が設定される「カレントページ」とが含まれる。
また、図21に示す文書管理情報131において、「データ名」には、構築手順書DCに対応する操作画面OPの分類方式(S15の処理で受け付けた分類方式)の識別情報が設定される「分類方式」が含まれる。さらに、図21に示す文書管理情報131において、「データ名」には、構築手順書DCのフォーマット(S32の処理で特定されたフォー
マット)が設定される「フォーマット」と、構築手順書DCが最後にアクティブな状態になった時刻が設定される「アクティブ時刻」とが含まれる。
具体的に、図21に示す文書管理情報131には、「手順書ID」として「10001」が設定され、「ファイル名」として「AAA」が設定され、「ページ数」として「30(ページ)」が設定されている。また、図21に示す文書管理情報131には、「カレントページ」として「1(ページ)」が設定され、「分類方式」として「ページ単位」が設定されている。さらに、図21に示す文書管理情報131には、「フォーマット」として「aaa」が設定され、「アクティブ時刻」として「2017/04/01 10:00:00」が設定されている。
なお、情報生成部113は、例えば、S32の処理で特定したフォーマットに対応するコマンド(ファイルのカレントページを特定するコマンド)を実行することにより、S31の処理でオープンを検知した構築手順書DCの現在のカレントページを特定するものであってよい。
図10に戻り、情報生成部113は、S15の処理において第2格納方式が指定されているか否かを判定する(S41)。
その結果、第2格納方式が指定されていると判定した場合(S41のYES)、情報生成部113は、S31の処理でオープンを検知した構築手順書DCを参照し、その構築手順書DCに含まれる操作情報DTを取得する(S42)。操作情報DTは、例えば、作業者20によって構築手順書DCに予め埋め込まれた情報であり、構築手順書DCに記載された操作のうち、作業者20が操作画面OPを採取する必要があると判断した操作を示す情報である。
そして、情報生成部113は、S42の処理で取得した操作情報DTを集計した情報である第1操作管理情報135を生成する(S43)。
これにより、情報処理装置1は、後述するように、採取した操作画面OPの格納先を決定する際に、各構築手順書DCに含まれていた操作情報DTを特定することが可能になる。
一方、S15の処理において第2格納方式以外の格納方式(例えば、第1格納方式)が指定されていると判定した場合(S41のNO)、情報生成部113は、S42及びS43の処理を行わない。以下、第1操作管理情報135の具体例について説明を行う。
[第1操作管理情報の具体例]
図22は、第1操作管理情報135の具体例を説明する図である。また、図23は、図22に示す第1操作管理情報135に対応する第1操作詳細情報135aの具体例を説明する図である。第1操作詳細情報135aは、第1操作管理情報135に対応する詳細情報である。なお、以下、図23に示す第1操作詳細情報135aは、操作詳細情報IDが40001である第1操作詳細情報135aであるものとして説明を行う。
図22に示す第1操作管理情報135は、第1操作管理情報135に含まれる各データ名が設定される「データ名」と、各データ名に対応する設定値が設定される「設定値」とを項目として有している。
図22に示す第1操作管理情報135において、「データ名」には、構築手順書DCの識別情報が設定される「手順書ID」と、構築手順書DCにおけるページ番号が設定され
る「ページ番号」と、第1操作管理情報135に対応する第1操作詳細情報135aの識別情報が設定される「操作詳細情報ID」とが含まれる。
具体的に、図22に示す第1操作管理情報135には、「手順書ID」として「10001」が設定され、「ページ番号」として「5(ページ)」が設定され、「操作詳細情報ID」として「40001」が設定されている。
そして、図23に示す第1操作詳細情報135aは、第1操作管理情報135に含まれる各データ名が設定される「データ名」と、各データ名に対応する設定値が設定される「設定値(1)」から「設定値(5)」とを項目として有している。
図23に示す第1操作詳細情報135aにおいて、「データ名」には、作業者20が操作を行う操作画面OPの名称が設定される「操作画面」と、操作の種別が設定される「操作種別」とが含まれる。また、図23に示す第1操作詳細情報135aにおいて、「データ名」には、操作の対象が設定される「操作対象」と、操作について記載された構築手順書DCのページ番号が設定される「ページ番号」とが含まれる。
具体的に、図23に示す第1操作詳細情報135aにおいて、「データ名」が「操作画面」である情報には、「設定値(1)」から「設定値(5)」として、それぞれ「コマンドプロンプト」が設定されている。また、図23に示す第1操作詳細情報135aにおいて、「データ名」が「操作対象」である情報には、「設定値(1)」から「設定値(5)」として、それぞれ「cキー」、「mキー」、「dキー」、「1キー」及び「エンターキー」が設定されている。図23に含まれる他の情報については説明を省略する。
図10に戻り、情報処理装置1の格納先生成部115は、情報格納領域130に記憶された文書管理情報131と、S15の処理において受け付けた分類方式とを参照し、S31の処理でオープンを検知した構築手順書DCに対応する格納先を生成する(S44)。
具体的に、格納先生成部115は、例えば、S15の処理において受け付けた分類方式が構築手順書DCごと及びページごとであって、S31の処理でオープンを検知した構築手順書DCのページ数が30(ページ)である場合、各ページに対応した30個の格納先を生成する。
そして、情報生成部113は、S44の処理で生成した格納先のそれぞれに対応する情報を含む格納先管理情報132を生成する(S45)。
これにより、情報処理装置1は、操作画面OPの採取を開始する前に、操作画面OPを格納するための格納先を生成することが可能になる。以下、格納先管理情報132の具体例について説明を行う。
[格納先管理情報の具体例]
図24は、格納先管理情報132の具体例を説明する図である。
図24に示す格納先管理情報132は、格納先管理情報132に含まれる各データ名が設定される「データ名」と、各データ名に対応する設定値が設定される「設定値」とを項目として有している。
図24に示す格納先管理情報132において、「データ名」には、格納先の識別情報が設定される「格納先ID」と、格納先のファイルパスが設定される「ファイルパス」とが含まれる。また、図24に示す格納先管理情報132において、「データ名」には、格納
先に対応する構築手順書DCの識別情報が設定される「手順書ID」と、格納先に対応するページ番号が設定される「ページ番号」とが含まれる。さらに、図24に示す格納先管理情報132において、「データ名」には、S15の処理で受け付けた分類方式が操作画面OPの採取時刻に応じた方式である場合に、格納先に格納される操作画面OPの採取時刻の範囲が設定される「採取時刻」が含まれる。
具体的に、図24に示す格納先管理情報132において、「格納先ID」として「20001」が設定されている。また、図24に示す格納先管理情報132において、「ファイルパス」として「C:¥evidence¥20001¥page¥0001」が設定されている。図24に含まれる他の情報についての説明は省略する。
図10に戻り、情報生成部113は、S31の処理でオープンを検知した構築手順書DCを示す文書監視情報133を生成する(S46)。
これにより、情報処理装置1は、後述するように、操作画面OPの採取時においてアクティブな状態にある構築手順書DCを特定することが可能になる。
そして、情報処理装置1は、ファイルオープン時における操作画面管理処理を終了する。以下、文書監視情報133の具体例について説明を行う。
[文書管理情報の具体例]
図25は、文書監視情報133の具体例を説明する図である。
図25に示す文書監視情報133は、文書監視情報133に含まれる各データ名が設定される「データ名」と、各データ名に対応する設定値が設定される「設定値」とを項目として有している。図25に示す文書監視情報133において、「データ名」には、構築手順書DCの識別情報が設定される「手順書ID」が含まれる。
具体的に、図25に示す文書監視情報133には、「手順書ID」として「20001」が設定されている。
なお、文書監視情報133が示す構築手順書DCのカレントページは、構築作業の進捗に伴って随時更新される可能性がある。そのため、情報生成部113は、文書監視情報133が示す構築手順書DCに対して、ファイルのカレントページを特定するためのコマンドを定期的(例えば、1秒ごと)に実行するものであってよい。そして、カレントページが更新されていることを検知した場合、情報生成部113は、図21で説明した文書管理情報131における「カレントページ」に設定された情報を、特定した新たなカレントページに更新するものであってよい。
また、情報生成部113は、例えば、出力装置1bにおいて構築手順書DCのクローズを検知した場合、検知した構築手順書DCに対応する文書管理情報131の「アクティブ時刻」に、その構築手順書DCがクローズしたことを示す「0」等の情報を設定するものであってよい。
[アクティブファイル変更時における操作画面管理処理]
次に、アクティブな状態にあるファイルが変更された際の操作画面管理処理(以下、アクティブファイル変更時における操作画面管理処理とも呼ぶ)について説明を行う。図11及び図12は、アクティブファイル変更時における操作画面管理処理を説明するフローチャート図である。
情報処理装置1の文書監視部116は、アクティブな状態にあるファイルが変更されるまで待機する(S51のNO)。
そして、アクティブな状態にあるファイルの変更を検知した場合(S51のYES)、文書監視部116は、情報格納領域130に記憶された文書管理情報131を参照し、S51の処理でアクティブになったファイルが構築手順書DCであるか否かを判定する(S52)。具体的に、文書監視部116は、例えば、アクティブな状態に変更されたファイルに対応する文書管理情報131が情報格納領域130に記憶されている場合、S51の処理でアクティブになったファイルが構築手順書DCであると判定する。
その結果、アクティブな状態に変更されたファイルが構築手順書DCでないと判定した場合(S53のNO)、情報処理装置1は、アクティブファイル変更時における操作画面管理処理を終了する。
一方、アクティブな状態に変更されたファイルが構築手順書DCであると判定した場合(S53のYES)、文書監視部116は、情報格納領域130に記憶された文書監視情報133に対応する構築手順書DCが、S51の処理でアクティブな状態になったことを検知した構築手順書DCと一致するか否かを判定する(S54)。
その結果、図12に示すように、構築手順書DCが一致しないと判定した場合(S61のYES)、情報生成部113は、情報格納領域130に記憶された文書監視情報133を更新する(S62)。具体的に、情報生成部113は、この場合、情報格納領域130に記憶された文書監視情報133における「手順書ID」に設定された情報を、S51の処理でアクティブな状態になったことを検知した構築手順書DCに対応する手順書IDに更新する。
また、情報生成部113は、この場合、情報格納領域130に記憶された文書管理情報131のうち、S51の処理でアクティブな状態になったことを検知した構築手順書DCに対応する情報を更新する(S62)。具体的に、情報生成部113は、情報格納領域130に記憶された文書管理情報131のうち、S51の処理でアクティブな状態になったことを検知した構築手順書DCに対応する手順書IDが設定された情報を特定する。そして、情報生成部113は、特定した情報のうちの「アクティブ時刻」に設定された情報を、現在の時刻に更新する。
その後、情報処理装置1の操作監視部117は、S51の処理でアクティブな状態になったことを検知した構築手順書DCの監視を開始する(S63)。
一方、S61の処理において、構築手順書DCが一致すると判定した場合(S61のNO)、情報生成部113は、S51の処理でアクティブな状態になったことを検知した構築手順書DCのカレントページが変更されているか否かを判定する(S64)。具体的に、情報生成部113は、例えば、S51の処理でアクティブな状態になったことを検知した構築手順書DCのカレントページを特定するためのコマンドを実行する。そして、情報生成部113は、例えば、特定したカレントページと、S51の処理でアクティブな状態になったことを検知した構築手順書DCに対応する文書管理情報131に設定されているカレントページとが一致するか否かを判定する。
その結果、カレントページが一致しない(カレントページが変更されている)と判定した場合(S64のYES)、情報生成部113は、情報格納領域130に記憶された文書管理情報131のうち、S51の処理でアクティブな状態になったことを検知した構築手順書DCに対応する情報を更新する(S65)。具体的に、情報生成部113は、情報格
納領域130に記憶された文書管理情報131のうち、S51の処理でアクティブな状態になったことを検知した構築手順書DCに対応する手順書IDが設定された情報を特定する。そして、情報生成部113は、特定した情報のうちの「カレントページ」に設定された情報を、変更後のカレントページを示す情報に更新する。
一方、カレントページが変更されていないと判定した場合(S64のNO)、情報生成部113は、S65の処理を行わない。
そして、情報処理装置1は、アクティブファイル変更時における操作画面管理処理を終了する。
[操作検知時における操作画面管理処理]
次に、作業者20が入力装置1aを介して操作を行った際の操作画面管理処理(以下、操作検知時における操作画面管理処理とも呼ぶ)について説明を行う。図13から図15は、操作検知時における操作画面管理処理を説明するフローチャート図である。
操作監視部117は、図13に示すように、操作の発生を検知するまで待機する(S71のNO)。具体的に、操作監視部117は、作業者20が入力装置1aを介して操作を行うまで待機する。
そして、操作の発生を検知した場合(S71のYES)、操作監視部117は、S71の処理で検知した操作が、操作画面OPの採取対象の操作であるか否かを判定する(S72)。具体的に、操作監視部117は、S71の処理で検知した操作と、S15の処理において受け付けた採取対象の操作とが一致するか否かを判定する。
その結果、操作画面OPの採取対象の操作でないと判定した場合(S73のNO)、情報処理装置1は、操作検知時における操作画面管理処理を終了する。
一方、操作画面OPの採取対象の操作であると判定した場合(S73のYES)、情報処理装置1の画面採取部118は、出力装置1bに表示されている操作画面OP(操作画面OPに対応する画像)を採取する(S74)。
そして、画面採取部118は、例えば、S74の処理で採取した操作画面OPが前回採取した操作画面OPと同じであるか否かを判定する(S75)。
その結果、S74の処理で採取した操作画面OPが前回採取した操作画面OPと同じであると判定した場合(S75のYES)、画面採取部118は、例えば、S74の処理で採取した操作画面OPを削除する(S76)。そして、情報処理装置1は、操作検知時における操作画面管理処理を終了する。
一方、S74の処理で採取した操作画面OPが前回採取した操作画面OPと同じでないと判定した場合(S75のNO)、情報生成部113は、図14に示すように、S74の処理で採取した操作画面OPに対応する画面管理情報134を生成する(S81)。具体的に、情報生成部113は、情報格納領域130に記憶された文書管理情報131のうち、アクティブな状態にある構築手順書DCに対応する情報を参照することにより、S74の処理で採取した操作画面OPに対応する画面管理情報134を生成する。
これにより、情報処理装置1は、採取した操作画面OPと、その操作画面OPに関する情報とを関連付ける画面管理情報134を自動的に生成することが可能になる。そのため、情報処理装置1は、操作画面OPの採取に伴う作業者の作業負担を軽減することが可能
になる。また、情報処理装置1は、操作画面OPの採取等の作業が手作業で行われることによる操作画面OPの採取漏れや操作画面OPの採取タイミングのばらつき等の発生を防止することが可能になる。さらに、情報処理装置1は、生成した画面管理情報134を参照することで、後述するように、作業者20が採取を予定していた操作画面OPの採取が漏れなく行われているか否かの判定を行うことが可能になる。以下、画面管理情報134の具体例について説明する。
[画面管理情報の具体例]
図26及び図30は、画面管理情報134の具体例を説明する図である。
図26等に示す画面管理情報134は、画面管理情報134に含まれる各データ名が設定される「データ名」と、各データ名に対応する設定値が設定される「設定値」とを項目として有している。
図26等に示す画面管理情報134において、「データ名」には、S74の処理で採取した操作画面OP(操作画面OPに対応する画像)の採取日時が設定される「採取日時」と、S74の処理で採取した操作画面OPの識別情報が設定される「画像ファイル名」とが含まれる。また、図26等に示す画面管理情報134において、「データ名」には、アクティブな状態にある構築手順書DCの識別情報が設定される「手順書ID」と、アクティブな状態にある構築手順書DCのページ番号が設定される「ページ番号」とが含まれる。また、図26等に示す画面管理情報134において、「データ名」には、アクティブな状態にある構築手順書DC及びページ番号に対応する格納先(S74の処理で採取した操作画面OPが格納される格納先)の識別情報が設定される「格納先ID」が含まれる。また、図26等に示す画面管理情報134において、「データ名」には、画面管理情報134のそれぞれの識別情報が設定される「エビデンスID」と、S71の処理で検知した操作が設定される「操作種別」とが含まれる。また、図26等に示す画面管理情報134において、「データ名」には、S71の処理で検知した操作が行われた操作画面OPの名称が設定される「操作画面」と、S71の処理で検知した操作が行われた操作画面OP内の対象が設定される「操作対象」とが含まれる。さらに、図26等に示す画面管理情報134において、「データ名」には、画面管理情報134を確認した作業者20によって入力される情報が設定される「確認結果」が含まれる。
具体的に、図26に示す画面管理情報134には、「採取日時」として「2017/04/01 10:10:00」が設定され、「画像ファイル名」として「XXXXX−0001.jpg」が設定されている。図26に含まれる他の情報についての説明は省略する。
図14に戻り、情報生成部113は、S15の処理において第2格納方式が指定されているか否かを判定する(S82)。
その結果、第2格納方式が指定されていると判定した場合(S82のYES)、情報生成部113は、情報格納領域130に記憶された連続操作情報136に、連続操作数に対応する数の情報が含まれているか否かを判定する(S83)。連続操作情報136は、直近に発生した連続操作数の操作を示す情報(例えば、画面管理情報134における「エビデンスID」に設定された情報)を含む情報である。
その結果、連続操作数に対応する数の情報が含まれていると判定した場合(S84のYES)、情報生成部113は、情報格納領域130に記憶された連続操作情報136に含まれる情報のうち、最も古い情報を削除する(S85)。
一方、連続操作数に対応する数の情報が含まれていないと判定した場合(S84のNO)、情報生成部113は、S85の処理を行わない。
その後、情報生成部113は、情報格納領域130に記憶された連続操作情報136の末尾に、S81の処理で生成した画面管理情報134に対応する情報を追加する(S86)。
これにより、情報処理装置1は、後述するように、S74の処理において採取した操作画面OPに対応する操作の内容が記載されている可能性がある構築手順書DCを推測することが可能になる。以下、連続操作情報136の具体例について説明を行う。
[連続操作情報の具体例]
図27は、連続操作情報136の具体例を説明する図である。
図27に示す連続操作情報136は、連続操作情報136に含まれる各データ名が設定される「データ名」と、各データ名に対応する設定値が設定される「設定値(1)」から「設定値(5)」とを項目として有している。
図27に示す連続操作情報136において、「データ名」には、画面管理情報134のそれぞれの識別情報が設定される「エビデンスID」が含まれる。
具体的に、図27に示す連続操作情報136には、「エビデンスID」としてそれぞれ「3000011」、「3000032」、「3000017」、「3000048」及び「3000006」が設定されている。
図15に戻り、情報処理装置1の画面格納部119は、情報格納領域130に記憶された画面管理情報134を参照し、S74の処理で採取した操作画面OP(操作画面OPに対応する画像)の格納先を決定する(S91)。また、画面格納部119は、S15の処理において第2格納方式が指定されていないと判定した場合も同様に(S82のNO)、S91の処理を行う。
具体的に、画面格納部119は、S91の処理において、情報格納領域130に記憶された画面管理情報134のうち、S74の処理で採取した操作画面OP(操作画面OPに対応する画像)の画像ファイル名が含まれる情報を特定する。そして、画面格納部119は、特定した情報の「手順書ID」及び「ページ番号」に設定された情報に対応する格納先を、S74の処理で採取した操作画面OPを格納先として決定する。
そして、画面格納部119は、S91の処理で決定した格納先に、S74の処理で採取した操作画面OPを格納する(S92)。
その後、画面格納部119は、S15の処理において第2格納方式が指定されているか否かを判定する(S93)。
その結果、第2格納方式が指定されていると判定した場合(S93のYES)、画面格納部119は、情報格納領域130に記憶された連続操作情報136に、連続操作数に対応する数の情報が含まれているか否かを判定する(S94)。
そして、連続操作数に対応する数の情報が含まれていると判定した場合(S95のYES)、画面格納部119は、連続操作数に対応する数の情報が、オープン中の構築手順書DCのいずれかに同じ順序でかつ連続して含まれているか否かを判定する(S96)。
具体的に、画面格納部119は、情報格納領域130に記憶された画面管理情報134から、連続操作情報136の「エビデンスID」に設定された情報と同じ情報が「エビデンスID」に設定された情報をそれぞれ特定する。そして、画面格納部119は、特定した画面管理情報134の「操作画面」、「操作種別」及び「操作対象」に設定された情報をそれぞれ特定する。また、画面格納部119は、情報格納領域130に記憶された第1操作管理情報135のうち、オープン中の構築手順書DCに対応する情報を参照する。そして、画面格納部119は、参照した第1操作管理情報135に、特定した「操作画面」、「操作種別」及び「操作対象」に設定された情報のそれぞれが同じ順序でかつ連続して含まれている情報が存在するか否かを判定する。
その結果、連続操作数に対応する数の情報がオープン中の構築手順書DCのいずれかに同じ順序でかつ連続して含まれていると判定した場合(S97のYES)、画面格納部119は、S15の処理において受け付けた分類方式に従った格納先に、S74の処理で採取した操作画面OP(操作画面OPに対応する画像)を格納する(S98)。具体的に、画面格納部119は、例えば、連続操作数に対応する数の情報が含まれていると判定した構築手順書DC及びページ番号に対応する格納先に、S74の処理で採取した操作画面OPを格納する。そして、情報処理装置1は、操作検知時における操作画面管理処理を終了する。
すなわち、情報処理装置1は、情報格納領域130に記憶された連続操作情報136を参照することで、S74の処理において採取した操作画面OPに対応する操作の内容が記載されている可能性がある構築手順書DCを推測する。そして、情報処理装置1は、S74の処理において採取した操作画面OPを、アクティブな状態である構築手順書DCに対応する格納先だけでなく、推測した構築手順書DCに対応する格納先に格納する。
これにより、情報処理装置1は、S74の処理において採取した操作画面OPが、その操作画面OPに対応する操作の内容が記載されている構築手順書DCに格納されている可能性を高めることが可能になる。
また、情報処理装置1は、S93の処理において、第2格納方式が指定されていないと判定した場合についても同様に(S93のNO)、操作検知時における操作画面管理処理を終了する。さらに、情報処理装置1は、S95またはS97の処理において、情報が含まれていないと判定した場合についても同様に(S95のNO、S97のNO)、操作検知時における操作画面管理処理を終了する。
[検索時における操作画面管理処理]
次に、作業者20が操作画面OPの検索を行う旨の指定を行った際の操作画面管理処理(以下、検索時における操作画面管理処理とも呼ぶ)について説明を行う。図16は、検索時における操作画面管理処理を説明するフローチャート図である。
情報処理装置1の画面管理部121は、図16に示すように、第2情報受付部120が操作画面OPの検索条件を受け付けるまで待機する(S101のNO)。すなわち、画面管理部121は、S23の処理において、第2情報受付部120が操作画面OPの検索条件を受け付けるまで待機する。検索条件は、例えば、検索対象の操作画面OPに対応する構築手順書DCのファイル名及びページ番号である。
そして、第2情報受付部120が検索条件を受け付けた場合(S101のYES)、画面管理部121は、S101の処理で受け付けた検索条件に従って操作画面OPを検索する(S102)。
その後、情報処理装置1の結果出力部123は、S102の処理で検索された操作画面OPを示す情報(例えば、操作画面OPの画像ファイル名)を出力装置1bに出力する(S103)。そして、情報処理装置1は、検索時における操作画面管理処理を終了する。
これにより、情報処理装置1は、作業者20によって指定された検索条件に対応する検索を行い、その検索結果を出力することが可能になる。
[ソート時における操作画面管理処理]
次に、作業者20が操作画面OPのソートを行う旨の指定を行った際の操作画面管理処理(以下、ソート時における操作画面管理処理とも呼ぶ)について説明を行う。図17は、ソート時における操作画面管理処理を説明するフローチャート図である。
画面管理部121は、図17に示すように、第2情報受付部120が操作画面OPのソート条件を受け付けるまで待機する(S111のNO)。すなわち、画面管理部121は、S23の処理において、第2情報受付部120が操作画面OPのソート条件を受け付けるまで待機する。ソート条件は、例えば、構築手順書DCのファイル名とソートキー(例えば、ページ数や採取日時)である。
そして、第2情報受付部120がソート条件を受け付けた場合(S111のYES)、画面管理部121は、S111の処理で受け付けたソート条件に従って操作画面OPのソートを行う(S112)。
その後、結果出力部123は、S112の処理で行われたソートの結果(例えば、ソートが完了したことを示す情報)を出力装置1bに出力する(S113)。そして、情報処理装置1は、検索時における操作画面管理処理を終了する。
これにより、情報処理装置1は、作業者20によって指定されたソート条件に対応するソートを行い、そのソート結果を出力することが可能になる。
[採取判定時における操作画面管理処理]
次に、作業者20が操作画面OPの採取判定を行う旨の指定を行った際の操作画面管理処理(以下、採取判定時における操作画面管理処理とも呼ぶ)について説明を行う。図18から図20は、採取判定時における操作画面管理処理を説明するフローチャート図である。
情報処理装置1の採取判定部122は、図18に示すように、第2情報受付部120が操作画面OPの採取判定条件を受け付けるまで待機する(S121のNO)。すなわち、画面管理部121は、S23の処理において、第2情報受付部120が操作画面OPの採取判定条件を受け付けるまで待機する。採取判定条件は、例えば、操作画面OPの採取判定を行う構築手順書DCのファイル名である。
そして、第2情報受付部120が採取判定条件を受け付けた場合(S121のYES)、情報生成部113は、S121の処理で受け付けた採取判定条件に情報が含まれる構築手順書DCを参照し、第2操作管理情報137を生成する(S122)。
具体的に、情報生成部113は、この場合、S121の処理で受け付けた採取判定条件に情報が含まれる構築手順書DCを参照し、操作情報DTを取得する。そして、情報生成部113は、例えば、取得した操作情報DTに対応する情報を含む第2操作管理情報137を、S121の処理で受け付けた採取判定条件に情報が含まれる構築手順書DCのペー
ジごとに生成する。
これにより、情報処理装置1は、後述するように、作業者20によって予め決定された操作情報DTに対応する操作画面OPの採取が行われているか否かを判定することが可能になる。以下、第2操作管理情報137の具体例について説明を行う。
[操作管理情報の具体例]
図28は、第2操作管理情報137の具体例を説明する図である。また、図29は、図28に示す第2操作管理情報137に対応する第2操作詳細情報137aの具体例を説明する図である。第2操作詳細情報137aは、第2操作管理情報137に対応する詳細情報である。なお、以下、図29に示す第2操作詳細情報137aは、操作詳細情報IDが50001である第2操作詳細情報137aであるものとして説明を行う。
図28に示す第2操作管理情報137は、第2操作管理情報137に含まれる各データ名が設定される「データ名」と、各データ名に対応する設定値が設定される「設定値」とを項目として有している。
図28に示す第2操作管理情報137において、「データ名」には、構築手順書DCの識別情報が設定される「手順書ID」と、構築手順書DCにおけるページ番号が設定される「ページ番号」と、第2操作管理情報137に対応する第2操作詳細情報137aの識別情報が設定される「操作詳細情報ID」とが含まれる。
具体的に、図28に示す第2操作管理情報137には、「手順書ID」として「10001」が設定され、「ページ番号」として「5(ページ)」が設定され、「操作詳細情報ID」として「50001」が設定されている。
そして、図29に示す第2操作詳細情報137aは、第2操作詳細情報137aに含まれる各データ名が設定される「データ名」と、各データ名に対応する設定値が設定される「設定値(1)」から「設定値(5)」とを項目として有している。
図29に示す第2操作詳細情報137aにおいて、「データ名」には、作業者20による操作の識別情報が設定される「操作ID」と、作業者20が操作を行う操作画面OPの名称が設定される「操作画面」とが含まれる。また、図29に示す第2操作詳細情報137aにおいて、「データ名」には、操作の種別が設定される「操作種別」と、操作の対象が設定される「操作対象」と、情報格納領域130に記憶された画面管理情報134のうち、操作に対応する画面管理情報134の識別情報が設定される「エビデンスID」とが含まれる。さらに、図29に示す第2操作詳細情報137aにおいて、「データ名」には、操作について記載された構築手順書DCが設定される「手順書ID」と、操作について記載された構築手順書DCのページ番号が設定される「ページ番号」とが含まれる。
具体的に、図29に示す第2操作詳細情報137aにおいて、「データ名」が「操作ID」である情報には、「設定値(1)」から「設定値(5)」として、それぞれ「6000001」から「6000005」が設定されている。また、図29に示す第2操作詳細情報137aにおいて、「データ名」が「操作画面」である情報には、「設定値(1)」から「設定値(5)」として、それぞれ「コマンドプロンプト」が設定されている。さらに、図29に示す第2操作詳細情報137aにおいて、「データ名」が「エビデンスID」である情報には、「設定値(1)」から「設定値(5)」として、それぞれ「3200001」、「3200002」、「3200004」、「3200005」及び「3200006」が設定されている。図29に含まれる他の情報については説明を省略する。
図18に戻り、採取判定部122は、S121の処理で受け付けた採取判定条件に情報が含まれる構築手順書DCにおける先頭のページを対象ページとして特定する(S123)。
そして、採取判定部122は、S123の処理または後述するS143の処理で特定したページに操作情報DTが存在する否かを判定する(S124)。具体的に、採取判定部122は、S122の処理で生成した第2操作管理情報137(第2操作詳細情報137a)のうち、S123の処理またはS143の処理で特定したページに対応する情報を参照し、操作情報DTに対応する情報が含まれているか否かを判定する。
その結果、操作情報DTが存在しないと判定した場合(S124のNO)、採取判定部122は、S123の処理またはS143の処理で特定したページに対応する操作画面OPが存在するか否かを判定する(S125)。具体的に、採取判定部122は、S121の処理で受け付けた採取判定条件に情報が含まれる構築手順書DC及びS123の処理で特定したページに対応する格納先を参照し、操作画面OP(操作画面OPに対応する画像)が格納されているか否かを判定する。
そして、操作画面OPが存在すると判定した場合(S125のYES)、採取判定部122は、存在すると判定した操作画面OPを示す情報を、出力情報(図示しない)の一部として情報格納領域130に記憶する(S126)。
これにより、情報処理装置1は、S123の処理で特定したページに対応する格納先に、対応する操作情報DTが存在しない操作画面OPが格納されていることを示す情報を、出力装置1bに対して出力することが可能になる。
一方、操作画面OPが存在しないと判定した場合(S125のNO)、採取判定部122は、S126の処理を行わない。
また、S124の処理において、操作情報DTが存在すると判定した場合(S124のYES)、採取判定部122は、図19に示すように、S123の処理または後述するS143の処理で特定したページに存在する操作情報DTと、S123の処理またはS143の処理で特定したページに対応する操作画面OPとが全て対応するか否かを判定する(S131)。具体的に、採取判定部122は、S123の処理またはS143の処理で特定したページに対応する操作情報DTのそれぞれに対応する操作画面OPが、S123の処理またはS143の処理で特定したページに対応する格納先に格納されているか否かを判定する。また、採取判定部122は、S123の処理またはS143の処理で特定したページに対応する格納先に、対応する操作情報DTが存在しない操作画面OPが格納されているか否かを判定する。
その結果、操作情報DTと操作画面OPとの全てが対応しないと判定した場合(S131のNO)、採取判定部122は、対応する操作画面OPが存在しないと判定した操作情報DTと、対応する操作情報DTが存在しないと判定した操作画面OPとを示す情報を、出力情報の一部として情報格納領域130に記憶する(S132)。
これにより、情報処理装置1は、S123の処理またはS143の処理で特定したページに対応する操作画面OPに過不足が存在していることを示す情報を、出力装置1bに対して出力することが可能になる。
具体的に、作業者20は、例えば、業務システムの構築作業の途中にメールの確認作業等を行う場合がある。そして、この場合、操作画面OPの格納先には、図30に示すよう
に、メールの確認作業に伴って採取された操作画面OP(業務システムの構築作業と関係がない操作画面OP)が格納されることになる。そのため、採取判定部122は、このような場合に、いずれの操作情報DTとも対応しない操作画面OPが存在することを示す情報を出力する。
一方、操作情報DTと操作画面OPとの全てが対応すると判定した場合(S131のYES)、採取判定部122は、S123の処理または後述するS143の処理で特定したページに存在する操作情報DTと、S123の処理またはS143の処理で特定したページに対応する操作画面OPとの順序がそれぞれ一致するか否かを判定する(S133)。
その結果、操作情報DTと操作画面OPとの順序が一致しないと判定した場合(S133のNO)、採取判定部122は、例えば、順序が一致しないと判定した操作画面OPを示す情報を、出力情報の一部として情報格納領域130に記憶する(S134)。
これにより、情報処理装置1は、S123の処理またはS143の処理で特定したページに対応する操作画面OPのうち、順序が一致しないと判定した操作画面OPを示す情報を、出力装置1bに対して出力することが可能になる。
また、操作情報DTと操作画面OPとの順序が一致する判定した場合(S133のYES)、採取判定部122は、図20に示すように、操作情報DTと操作画面OPとの全てが順序を含めて対応することを示す情報を、出力情報の一部として情報格納領域130に記憶する(S141)。
これにより、情報処理装置1は、S123の処理または後述するS143の処理で特定したページに存在する操作情報DTの内容と、S123の処理またはS143の処理で特定したページに対応する操作画面OPの内容とが完全に一致することを示す情報を、出力装置1bに対して出力することが可能になる。
その後、採取判定部122は、S121の処理で受け付けた採取判定条件に情報が含まれる構築手順書DCの全てのページを特定したか否かを判定する(S142)。
その結果、全てのページを特定していないと判定した場合(S142のNO)、採取判定部122は、S123の処理で特定したページの次のページを対象ページとして特定する(S143)。そして、採取判定部122は、S124以降の処理を再度行う。
一方、全てのページを特定したと判定した場合(S142のYES)、結果出力部123は、情報格納領域130に記憶された出力情報を出力装置1bに出力する(S144)。具体的に、結果出力部123は、S126、S132、S134及びS141の処理で情報格納領域130に記憶した出力情報を出力する。そして、情報処理装置1は、採取判定時における操作画面管理処理を終了する。
なお、作業者20は、例えば、S144の処理において出力された出力情報した際に、情報格納領域130に記憶された画面管理情報134の「確認結果」に任意の情報を設定するものであってもよい。具体的に、例えば、図30に示す画面管理情報134は、作業者20が業務システムの構築作業中にメールの確認を行ったことに伴って生成された情報であり、対応する操作情報OPが存在しない情報である。そのため、作業者20は、この場合、図30に示すように、画面管理情報134の「確認結果」に「メールの確認を行ったため」という情報を設定するものであってよい。
このように、本実施の形態における情報処理装置1は、作業者20が入力装置1aに対
して予め定められた操作を行ったことに応じて、出力装置1bに表示されている構築作業の操作画面OPを採取する。また、情報処理装置1は、作業者20が入力装置1aに対して予め定められた操作を行ったことに応じて、出力装置1bに表示されている構築手順書DCの識別情報を採取する。
そして、情報処理装置1は、採取した操作画面OPと、採取した構築手順書DCの識別情報と、作業者20が行った操作とを関連付けた画面管理情報134を生成する。その後、情報処理装置1は、採取した操作画面OPと、生成した画面管理情報134とを情報格納領域130に記憶する。
これにより、情報処理装置1は、構築作業の操作画面OPの採取と、採取した操作画面OPに関連する構築手順書DCを示す情報の生成とを自動的に行うことが可能になる。そのため、情報処理装置1は、操作画面OPの採取に伴う作業者20の作業負担を軽減することが可能になる。また、情報処理装置1は、操作画面OPの採取等の作業が手作業で行われることによる操作画面OPの採取漏れや操作画面OPの採取タイミングのばらつき等の発生を防止することが可能になる。
さらに、情報処理装置1は、生成した画面管理情報134を参照することで、作業者20が採取を予定していた操作画面OPの採取が漏れなく行われているか否かの判定を行うことが可能になる。
以上の実施の形態をまとめると、以下の付記の通りである。
(付記1)
操作端末において作業がなされたときの操作イベントを検知したことに応じて、前記操作端末に表示されている前記作業の操作画面と、前記操作端末に表示されている文書の識別情報とを採取する情報採取部と、
前記操作画面と、前記識別情報と、前記操作イベントとを関連付けた関連情報を生成する情報生成部と、
前記操作画面と、前記関連情報とを記憶する情報記憶部と、を有する、
ことを特徴とする操作画面管理装置。
(付記2)
付記1において、
前記識別情報は、前記文書が含まれるファイルのファイル名を含む、
ことを特徴とする操作画面管理装置。
(付記3)
付記2において、
前記識別情報は、前記ファイルにおける前記文書のページ番号を含む、
ことを特徴とする操作画面管理装置。
(付記4)
付記1において、
前記操作イベントは、前記操作端末において行われたキー入力またはマウス操作を含む、
ことを特徴とする操作画面管理装置。
(付記5)
付記1において、
前記情報採取部は、前記操作端末に複数の文書が表示されている場合、前記複数の文書のうち、前記操作端末において最後に操作が行われた文書の識別情報を採取する、
ことを特徴とする操作画面管理装置。
(付記6)
付記1において、さらに、
前記関連情報を参照し、特定の操作イベントに関連付けられた操作画面が前記情報記憶部に記憶されているか否かを判定する採取判定部と、
前記特定の操作イベントに関連付けられた操作画面が記憶されていないと判定した場合、前記特定の操作イベントに関連付けられた操作画面が記憶されていないことを示す情報を出力する結果出力部と、を有する、
ことを特徴とする操作画面管理装置。
(付記7)
付記6において、
前記採取判定部は、前記関連情報を参照し、前記特定の操作イベントに関連付けられていない操作画面が前記情報記憶部に記憶されているか否かを判定し、
前記結果出力部は、前記特定の操作イベントに関連付けられていない操作画面が記憶されていると判定した場合、前記特定の操作イベントに関連付けられていない操作画面が記憶されていることを示す情報を出力する、
ことを特徴とする操作画面管理装置。
(付記8)
付記6において、
前記特定の操作イベントは、前記文書ごとに予め指定された1以上の操作イベントであり、
前記情報採取部は、
前記操作画面に複数の文書が表示されている場合、直前に検知された所定数の操作イベントを特定し、
前記複数の文書ごとに、各文書に対応する前記特定の操作イベントが、前記所定数の操作イベントを同じ順序であってかつ連続して含むか否かを判定し、
前記所定数の操作イベントを同じ順序であってかつ連続して含む前記特定の操作イベントが存在すると判定した場合、存在すると判定した前記特定の操作イベントに対応する文書の識別情報を採取する、
ことを特徴とする操作画面管理装置。
(付記9)
操作端末において作業がなされたときの操作イベントを検知したことに応じて、前記操作端末に表示されている前記作業の操作画面と、前記操作端末に表示されている文書の識別情報とを採取し、
前記操作画面と、前記識別情報と、前記操作イベントとを関連付けた関連情報を生成し、
前記操作画面と、前記関連情報とを記憶する、
ことを特徴とする操作画面管理方法。
(付記10)
付記9において、
前記採取する工程では、前記操作端末に複数の文書が表示されている場合、前記複数の文書のうち、前記操作端末において最後に操作が行われた文書の識別情報を採取する、
ことを特徴とする操作画面管理方法。
(付記11)
付記9において、さらに、
前記関連情報を参照し、特定の操作イベントに関連付けられた操作画面が前記情報記憶部に記憶されているか否かを判定し、
前記特定の操作イベントに関連付けられた操作画面が記憶されていないと判定した場合、前記特定の操作イベントに関連付けられた操作画面が記憶されていないことを示す情報を出力する、
ことを特徴とする操作画面管理方法。
(付記12)
操作端末において作業がなされたときの操作イベントを検知したことに応じて、前記操作端末に表示されている前記作業の操作画面と、前記操作端末に表示されている文書の識別情報とを採取し、
前記操作画面と、前記識別情報と、前記操作イベントとを関連付けた関連情報を生成し、
前記操作画面と、前記関連情報とを記憶する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする操作画面管理プログラム。
(付記13)
付記12において、
前記採取する処理では、前記操作端末に複数の文書が表示されている場合、前記複数の文書のうち、前記操作端末において最後に操作が行われた文書の識別情報を採取する、
ことを特徴とする操作画面管理プログラム。
(付記14)
付記12において、さらに、
前記関連情報を参照し、特定の操作イベントに関連付けられた操作画面が前記情報記憶部に記憶されているか否かを判定し、
前記特定の操作イベントに関連付けられた操作画面が記憶されていないと判定した場合、前記特定の操作イベントに関連付けられた操作画面が記憶されていないことを示す情報を出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする操作画面管理プログラム。