JP6906758B2 - 間仕切り壁 - Google Patents

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本発明は、スクリーン、衝立、パーティション等としてオフィスその他で使用される間仕切り壁に関するものである。
この種の間仕切り壁として、複数枚のパネルを横方向に連結したものが知られている。
ところが、従来のものは、隣接するパネルの上フレームや下フレーム同士が連結金具を介して連結されており、前記連結金具は前記上フレーム及び下フレームにねじ止めされるのが一般的である。そのため、新規の設置や配置替えなどに伴う組み立てや解体に、ねじの装脱作業を含む大掛かりな施工が必要となる。
なお、接続端縁に頑丈な竪フレームを有したパネルを接続する構造の間仕切り壁においては、連結具の両端部を前記各パネルの竪フレームにそれぞれ係合機構を介して着脱可能に接続したものも知られている(例えば、特許文献1を参照)。
ところがこのような構成のものは、前記係合機構を竪フレームに設ける必要があるため、この係合機構を操作するための操作部も竪フレームに配されることになる。そのため、前記操作部がパネルの表、裏何れかの面に露出することになり、見栄えが悪い上に使用中に誤操作によりパネル同士の接続が解除されてしまうという不具合の発生も懸念される。
特開平4−368537号公報
本発明は以上の点に着目し、新規の設置や配置替えなどに伴う組み立てや解体の際の施工が簡単で、見栄えがよく、誤操作によりパネル同士の接続が解除されてしまう不具合が発生しにくい間仕切り壁を提供することを目的とする。
請求項1記載の間仕切り壁は、隣接するパネルの接続端縁同士が連結手段を介して着脱可能に接続された間仕切り壁であって、前記各パネルが、その接続端縁に先端部を望ませた横架材を備えたものであり、前記連結手段が、前記横架材の先端部間に介設されるスペーサと、このスペーサを前記横架材の先端部に着脱可能に係合させる係合機構と、この係合機構による係合状態を解除するための操作部とを備えたものであり、前記スペーサを押し込む操作により前記スペーサと前記パネルとの接続が自動的に行われるようになっているとともに、操作部に操作を加えるとパネルをスペーサから離脱させることができるようになっており、前記横架材の先端部が、横架材本体の端に先端キャップを装着したものであり、前記先端キャップと前記スペーサとを係合機構により着脱可能に係合させるように構成されており、前記係合機構が、前記各先端キャップの先端面、及び、前記スペーサの両端面のいずれか一方に突設された突起と、他方に設けられたスリットとを備えたものであり、前記スリットに挿入された突起に沿いうる位置に弾性壁を設け、この弾性壁にスリット側の係合部、及び操作部である押しボタンを設け、この押しボタンを押圧することにより弾性壁が突起から離間して突起の係合部とスリット側の係合部との係合が解除されるようにしており、この押しボタンが上方または下方を向いている
請求項記載の間仕切り壁は、請求項に係る構成において、前記各先端キャップの先端面が、平面視において中央が突出する矢尻状のものであり、前記スペーサの両端面が前記先端キャップの先端面が係合する凹陥状のものである。
請求項記載の間仕切り壁は、請求項又はに係る構成において、前記突起を前記スリットに挿入することによって前記突起の係合部が前記スリット側の係合部に部材の弾性変形を利用して係合するように構成されたものである。
請求項記載の間仕切り壁は、請求項に係る構成において、前記スペーサが、両端部分に前記係合部を有する連結プレートと、この連結プレートの中間部分を包持するスペーサ本体とを備えたものであり、前記スペーサ本体に当該スペーサの前記両端面が形成されており、それら両端面から外部に突出する前記連結プレートの両端部分が前記係合機構の前記突起を構成している。
請求項記載の間仕切り壁は、請求項に係る構成において、前記先端キャップが、前記連結プレートに設けられた突起が挿入される前記スリットを前記先端面に開口させて形成しているとともに、前記スリットに挿入された突起に沿いうる位置に弾性壁を設けたものであり、前記係合機構が、前記突起の前記スリットへの挿入動作を利用して前記弾性壁を厚み方向に弾性変形させ、その弾性壁の内面に形成された係合部を前記突起に形成された係合部に係合させるようにしたものである。
請求項記載の間仕切り壁は、請求項に係る構成において、前記弾性壁の自由端側に前記押ボタンが設けられている。
本発明によれば、新規の設置や配置替えなどに伴う組み立てや解体の際の施工が簡単で、見栄えがよく、誤操作によりパネル同士の接続が解除されてしまう不具合が発生しにくい間仕切り壁を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る間仕切壁を示す正面図。 同実施形態に係る間仕切壁を示す平面図。 図1におけるA−A線に沿った断面の要部拡大図。 図1におけるB−B線に沿った拡大断面図。 同実施形態に係る上下の連結手段を斜め上方から示す斜視図。 同実施形態に係る上下の連結手段を斜め下方から示す斜視図。 同実施形態に係る上下の連結手段を示す正断面図。 同実施形態に係るパネルの接続を解除した状態を示す部分斜視図。 同実施形態に係るパネルの接続を解除した状態を示す平面図。 同状態における上下の連結手段を斜め上方から示す斜視図。 同状態における上下の連結手段を斜め下方から示す斜視図。 同状態における上下の連結手段を示す正断面図。 本発明の他の実施態様に係る間仕切壁のパネルを示す正面図。 本発明の他の実施態様に係る間仕切壁のフィンの芯材を示す正面図。
本発明の一実施形態を、図1〜図12を参照しつつ以下に述べる。
この実施形態は、ルーバー状の複数枚のパネル1A、1Bを備えた間仕切り壁Wに適用したものである。この間仕切り壁Wは、隣接するパネル1A、1Bの接続端縁1aA、1aB同士が上下の連結手段2、3を介して着脱可能に接続されたものである。前記各パネル1A、1Bは、その接続端縁1aA、1aBに先端部11a、13aを望ませた横架材である上枠材11及び下枠材13を備えたものである。前記各連結手段2、3は、前記上枠材11及び下枠材13の先端部11a、13a間にそれぞれ介設されるスペーサ15と、このスペーサ15を前記上枠材11又は下枠材13の先端部11a、13aに着脱可能に係合させる係合機構17と、この係合機構17による係合状態を解除するための操作部である押しボタン19とを備えたものである。
以下、この間仕切り壁を構成する平面視90°屈曲した形状の第1のパネル1Aと平面視直線状の第2のパネル1Bとを接続している部分について詳細に説明する。
ここで、図1は、第1及び第2のパネル1A、1Bを接続した状態を示す部分的な正面図である。図2は、同平面図である。図3は、図1におけるA−A線に沿った断面を示しパネル1A、1Bの中間部分は省略してある。図4は、図1におけるB−B線に沿った拡大断面図である。図5は、連結状態にある上下の連結手段2、3を斜め上方から示す斜視図であり、パネル1A、1Bの中間部分は省略してある。図6は、連結状態にある上下の連結手段2、3を斜め下方から示す斜視図であり、パネル1A、1Bの中間部分は省略してある。図7は、連結状態にある上下の連結手段2、3を示す正断面図であり、パネル1A、1Bの中間部分は省略してある。図8は、第1及び第2のパネル1A、1Bの接続を解除した状態を示す部分斜視図である。図9は、同平面図である。図10は、接続を解除した状態にある上下の連結手段2、3を斜め下方から示す斜視図であり、パネル1A、1Bの中間部分は省略してある。図11は、接続を解除した状態にある上下の連結手段2、3を示す正断面図であり、パネル1A、1Bの中間部分は省略してある。図12は、接続を解除した状態にある上下の連結手段2、3を示す正断面図であり、パネル1A、1Bの中間部分は省略してある。
≪第1のパネル≫
前記第1のパネル1Aは、図1〜4及び図7〜図9に示すように、前記横架材である上枠材11と、同じく前記横架材である下枠材13との間に起立姿勢をなす複数本のフィン21を横方向に所定のピッチで介設したものである。
<上の横架材(上枠材)>
前記上枠材11は、図2、図3、図5〜図7及び図9〜図12に示すように、横架材本体である上枠材本体23と、この上枠材本体23の先端に装着された先端キャップ25Xとを具備してなる。
前記上枠材本体23は、図3、図5〜図7及び図10〜図12に示すように、フィン21の上端にねじを用いて止着されるベース板29と、このベース板29の上面に添設された補強パイプ31と、この補強パイプ31の両側に位置させて前記ベース板29の両端にそれぞれ取り付けられたエッジ部材33Xと、これらのエッジ部材33Xを前記ベース板29に止着するためのエッジ部材固定具35Xと、前記エッジ部材33Xの上面間に蓋着されたカバー板37とを備えている。
前記ベース板29は、図3に示すように、主ねじ27を用いてフィン21の上端に形成した主ねじ孔21aに止着されている。但し、巾方向端部から数えて2番目のフィン21には、主ねじ27ではなく副ねじ42を用いて当該フィン21の上端に形成した副ねじ孔21bに止着されている。
前記エッジ部材33Xは、図3及び図5〜図7に示すように、前記ベース板29の両側縁に沿って伸びる長尺なもので、その内側縁に反ベース板29方向に開口する溝33aを備えている。
前記エッジ部材固定具35Xは、パネル1Aの両端近傍に位置するフィン21に対応する部位に取り付けられたもので、図3に示すように、前記ベース板29を前記フィン21、より具体的には巾方向端部から数えて2番目のフィン21に止着するための主ねじ27を利用して共締め固定されている。このエッジ部材固定具35Xは、ベース板29方向に屈曲する係合爪39を備えたもので、この係合爪39を前記エッジ部材33Xの溝33aに係合させることにより前記エッジ部材33Xを前記ベース板29に対して位置決めしている。
前記カバー板37は、図3及び図5〜図7に示すように、前記両エッジ部材33の上向き面33b及び前記補強パイプ31の上面31aに添接されたもので、前記各フィン21が存在しないフィン間位置にナット41を備えている。このナット41に、前記ベース板29及び前記補強パイプ31を貫通させた副ねじ42を下側から螺着することにより、このカバー板37、前記ベース板29及び前記補強パイプ31が一体化されている。
前記先端キャップ25Xは、前記上枠材本体23の先端部に嵌着されるブロック状のものであり、前記係合機構17によりこの先端キャップ25Xと前記スペーサ15とを着脱可能に係合させるように構成されている。この先端キャップ25Xは、図5〜図7及び図10〜図12に示すように、先端側に前記ベース板29及びカバー板37の小口先端面を覆う鍔部25aを備えており、その鍔部25aの外面側を当該先端キャップ25Xの先端面25bとしている。この先端面25bは、平面視において中央が突出する矢尻状のものであり、この先端面25bに前記連結手段2の係合機構17を構成するスリット43を開口させている。このスリット43には、前記スペーサ15の端面15aに突設され前記連結手段2の係合機構17を構成する突起45が挿入される。また、前記スリット43に挿入された前記突起45に沿いうる位置に、弾性壁47を設けている。さらに、この先端キャップ25Xには、対をなすねじ挿通孔25cが設けられており、これらねじ挿通孔25cに挿通させた主ねじ27を、前記ベース板29を貫通させて最も先端側に位置する前記フィン21の主ねじ孔21aに螺着することにより、当該先端キャップ25Xが前記上枠材本体23に固定されている。一方、前記弾性壁47の自由端側には、前記連結機構17の操作部である押ボタン19が設けられている。前記上枠材本体23の下面を形成する前記ベース板29には、この押しボタン19を露出させるための貫通孔29aが設けられている。また、前記弾性壁47には、下方に突出した爪状の係合部49が設けられており、前記突起45が前記スリット43に挿入されたときに、前記弾性壁47が厚み方向に弾性変形し、前記爪状の係合部49が前記突起45に設けた孔状の係合部51に係合するようにしてある。なお、この先端キャップ25Xの内方端面25dには、前記上枠材本体23のエッジ部材33の溝33aに係合する係合爪54を有したエッジ部材固定具53が一体に形成されている。
<下の横架材(下枠材)>
前記下枠材13は、図2〜図7及び図9〜図12に示すように、横架材本体である下枠材本体55と、この下枠材本体55の先端に装着された先端キャップ25Yとを具備してなる。
前記下枠材本体55は、図3〜図7に示すように、フィン21の下端にねじを用いて止着されるベース板59と、このベース板59の下面に添設された補強パイプ61と、この補強パイプ61の両側に位置させて前記ベース板59の両端にそれぞれ取り付けられたエッジ部材33Yと、これらのエッジ部材33Yを前記ベース板59に止着するためのエッジ部材固定具35Yとを備えている。
前記ベース板59は、図3〜図7に示すように、前記上枠材11のベース板29を上下反転させた構成のもので、主ねじ27を用いてフィン21の下端に形成した主ねじ孔21aに止着されている。但し、巾方向端部から数えて2番目のフィン21には、後述するように、主ねじ27ではなく副ねじ42を用いて当該フィン21の下端に止着されている。
前記補強パイプ61は、図3及び図5〜図7に示すように、前記上枠材11の補強パイプ31よりも上下方向寸法が大きく設定されたもので、その下面にアジャスタ67や転倒防止用の脚羽根69が取り付けられている。この補強パイプ59は、副ねじ42を用いてベース板59とともに巾方向端部から数えて2番目のフィン21の下端に形成した副ねじ孔21bに止着されている。
前記エッジ部材33Yは、図3〜図7に示すように、前記上枠材11のエッジ部材33Xを上下反転した形状のものであり、対応する部位には同一の名称及び符号を付して説明を省略する。
前記エッジ部材固定具35Yも、図3〜図7に示すように、前記上枠材11のエッジ部材固定具35Xを上下反転した形状のものであり、対応する部位には同一の名称及び符号を付して説明を省略する。
前記先端キャップ25Yは、図5〜図7及び図10〜図12に示すように、前記上枠材11の先端キャップ25Xを上下反転させたものに準じた構成のもので、同一又は対応する部分には同一の名称及び符号を付して説明を省略する。この先端キャップ25Yが前記上枠材11の先端キャップ25Xと異なっている点は、該先端キャップ25Yの下面先端側に、前記補強パイプ61に連続しその一部が前記補強パイプ61内に嵌合する突起71が設けられている点である。また、前記下枠材本体55の上面を形成する前記ベース板59にも、前記押しボタン19を露出させるための貫通孔59aが設けられている。
<フィン>
前記フィン21は、図3及び図4に示すように、アルミ押し出し材等により作られた芯材73と、この芯材73の外面を覆う布製の外装材75とを備えたもので、前記芯材73の上下両端部には、前記主ねじ孔21aと前記副ねじ孔21bとが設けられている。
≪第2のパネル≫
前記第2のパネル1Bは、平面視直線状のものである点を除いては、上述した第1のパネル1Aに準じた構成をなすものであり、第1のパネル1Aと同一又は対応する部分には同一の名称及び符号を付して説明を省略する。
≪上の連結手段≫
前記上の連結手段2は、前記第1のパネル1Aの上枠材11と前記第2のパネル1Bの上枠材11とを連結するためのもので、図5〜図7及び図10〜図12に示すように、前記各上枠材11の先端部11a間に介設されるスペーサ15と、このスペーサ15を前記上枠材11の先端部11aに着脱可能に係合させる係合機構17と、この係合機構17による係合状態を解除するための操作部である押しボタン19とを備えたものであり、前記押しボタン19が前記上枠材11の下面に配されている。
<スペーサ>
前記スペーサ15は、図5〜図7及び図10〜図12に示すように、連結プレート77と、この連結プレート77の中間部分を包持するスペーサ本体79とを備えたものであり、前記スペーサ本体79に当該スペーサ15の両端面15aが形成されている。そして、このスペーサ本体79の両端面すなわち前記スペーサ15の両端面15aから外部に突出する前記連結プレート77の両端部分が前記係合機構17の前記突起45を構成している。前記スペーサ15の両端面15aは、前記先端キャップ25Xの先端面25bが係合する平面視V字状をなす凹陥状のものである。前記連結プレート77は、金属板製のもので、この連結プレート77の両端部である前記突起45は、前記スリット43に対応した平板状をなしている。一方、前記スペーサ本体79は、前記連結プレート77の一表面側に配される第1の部材81と、前記連結プレート77の他表面側に配される第2の部材83とを結合してなるものであり、これら第1及び第2の部材81、83により、前記連結プレート77を挟持している。このスペーサ15の両先端面15a間の離間距離は、図4に示すように、接続状態において第1のパネル1Aの最も先端側に位置するフィン21と第2のパネルの1Bの最も先端側に位置するフィン21との距離d1が、各パネル1A、1Bの隣接するフィン21間の距離d2と等しくなるような値に設定されている。このようなものであれば、パネル1A、1B間の接続部分の外観を自然なものにすることができる。
<係合機構及び押しボタン>
前記係合機構17は、図5〜図7及び図10〜図12に示すように、前記スペーサ15の両端面に突設された突起45と、各先端キャップ25Xの先端面25aに設けられたスリット43とを備えたものであり、前記突起45を前記スリット43に挿入することによって前記突起45に設けられた孔状の係合部51が前記スリット43側に設けられた爪状の係合部49に部材の弾性変形を利用して係合するように構成されたものである。すなわち、この実施形態では、第1のパネル1Aの上枠材11とスペーサ15との間及び第2のパネル1Bの上枠材11とスペーサ15との間にそれぞれ係合機構17が設けられており、各係合機構17の係合状態を解除するための操作部たる押しボタン19も各パネル1A、1Bの上枠材11の下面にそれぞれ設けられている。
≪下の連結手段≫
前記下の連結手段3は、前記第1のパネル1Aの下枠材13と前記第2のパネル1Bの下枠材13とを連結するためのもので、図4〜図7及び図10〜図12に示すように、前記各下枠材13の先端部13a間に介設されるスペーサ15と、このスペーサ15を前記下枠材13の先端部13aに着脱可能に係合させる係合機構17と、この係合機構17による係合状態を解除するための操作部たる押しボタン19とを備えたものであり、前記押しボタン19が前記下枠材13の上面に配されている。
前記スペーサ15は、前記上の連結手段2のスペーサ15を上下反転させた構成をなすものであり、同一又は相当する部位には同一の名称及び符号を付して説明を省略する。なお、このスペーサ15の下面には、前記第1及び第2のパネル1A、1Bの下枠材13における先端キャップ25Yの下面先端側の突起71に両端面が衝き当たり、前後両面がそれぞれ前記突起71の表面と略面一である下被覆部材85が取り付けられる。
前記係合機構17も、前記上の連結手段2の係合機構17を上下反転させた構成をなすものであり、同一又は相当する部位には同一の名称及び符号を付して説明を省略する。
そして、この実施形態では、第1のパネル1Aの下枠材13とスペーサ15との間及び第2のパネル1Bの下枠材13とスペーサ15との間にそれぞれ係合機構17が設けられており、各係合機構17の係合状態を解除するための操作部たる押しボタン19が各パネルの下枠材13の上面にそれぞれ設けられている。
≪各部の作用≫
このような構成のものであれば、第1のパネル1Aの上枠材11の下面に臨設されている押しボタン19を上方に押圧するとともに第1の下枠材13の上面に臨設されている押しボタン19を下方に押圧することにより第1のパネル1Aをスペーサ15から離脱させることができる。すなわち、前記押しボタン19を押圧操作すると、弾性壁が突起から離間する方向に弾性変形し、前記弾性壁に設けられた爪状の係合部が前記スペーサの突起に設けられた孔状の係合部から離脱することになり、スペーサの突起を第1のパネル1Aのスリットから抜き取ることが可能になる。同様に、第2のパネル1Bの押しボタン19を操作することにより、第2のパネル1Bの上枠材11及び下枠材13に係合しているスペーサ15をそれぞれ取り外すことができる。組み立てる際には、スペーサ15の突起を各パネル1A、1Bのスリットに押し込むことにより、前記弾性壁が厚み方向に一時的に変形しスペーサ15と各パネル1A、1Bとの接続が自動的に行われる。
従ってこのようなものであれば、ねじの取り外しなどの面倒な施工を行うことなしにパネルの組立や解体等を容易に行うことができる。しかも、操作部である押しボタン19は、横架材である上枠材11の下面及び下枠材13の上面に設けてあるため、パネル1A、1Bの表裏両面に露出することがなく、見栄えを良好なものにできるとともに、誤操作などによる不具合の発生を防ぐことができる。
また、前記上枠材11及び下枠材13の先端部11a、13aが、上枠材本体23及び下枠材本体55の端に先端キャップ25X、25Yを装着したものであり、前記先端キャップ25X、25Yと前記スペーサ15とを係合機構17により着脱可能に係合させるように構成されていることから、上枠材本体23、下枠材本体55及びフィン21には特別な加工を施すことなく、前記先端キャップ25X、25Y及び前記スペーサ15のみに前記係合機構17を構成する部位を集中させることにより、種々の寸法の上枠材本体23、下枠材本体55及びフィン21を用いたこの種の間仕切り壁において、部材及び設計の共通化を図ることができる。
その上、前記各先端キャップ25X、25Yの先端面25bが、平面視において中央が突出する矢尻状のものであり、前記スペーサ15の両端面15aが、前記先端キャップ25X、25Yの先端面25bが係合する凹陥状のものであるので、これら先端キャップ25X、25Yの先端面25bとスペーサ15の両端面15aとを係合させることにより、各先端キャップ25X、25Yとスペーサ15との間の位置決め、ひいては上枠材11又は下枠材13とスペーサ15との間の位置決めを容易に行うことができる。
加えて、前記係合機構2、3が、前記各先端キャップ25X、25Yの先端面25bに設けられたスリット43と前記スペーサ15の両端面15aに突設された突起45とを備えたものであり、前記突起45を前記スリット43に挿入することによって前記突起45の孔状の係合部51が前記スリット43側の爪状の係合部49に部材の弾性変形を利用して係合するように構成されたものであるので、前記突起45を前記スリット43に挿入する動作を利用してパネル1A、1Bとスペーサ15との接続を容易に行うことができる。
特に、前記スペーサ15が、両端部分に前記係合部51を有する連結プレート77と、この連結プレート77の中間部分を包持するスペーサ本体79とを備えたものであり、前記スペーサ本体79に当該スペーサ15の前記両端面15aが形成されており、それら両端面15aから外部に突出する前記連結プレート77の両端部分が前記係合機構17の前記突起45を構成しているので、スペーサ15側にスリット、先端キャップ25X、25Y側に突起を形成する態様と比較して、パネルが他のパネルと接続していない場合に係合機構17の突起45が外部に露出することがなく、より見栄えを整えることができる。
そして、前記先端キャップ25X、25Yが、前記連結プレート77に設けられた突起45が挿入される前記スリット43を前記先端面25b、57bに開口させて形成しているとともに、前記スリット43に挿入された突起45に沿いうる位置に弾性壁47を設けたものであり、前記係合機構17が、前記突起45の前記スリット43への挿入動作を利用して前記弾性壁47を厚み方向に弾性変形させ、その弾性壁47の内面に形成された爪状の係合部49を前記突起45に形成された孔状の係合部51に係合させるようにしたものであるので、スペーサ15と先端キャップ25X、25Yとの接続操作を容易に行うことができる。
加えて、前記弾性壁47の自由端側に前記押ボタン19が設けられているので、この押ボタン19に対する操作力により、弾性壁47に形成した爪状の係合部49とスペーサ15の突起45に形成した孔状の係合部51との係合状態の解除を直接的に行うことができる。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限らない。
例えば、上述した実施形態では、平面視直線状のパネルと平面視90°屈曲したパネルとの接合部分を示しているが、3枚以上のパネルを接続してもよく、また、パネル自体の形状も、図13に平面図を示すような湾曲したパネル1C等、種々のものを用いてもよい。なお、前記パネル1Cは、平面視した形状以外は上述した実施形態における第1及び第2のパネル1A、1Bと同様の構成を有しており、対応する箇所には同一の符号を付して説明を省略する。
また、上述した実施形態に係るフィンの他、図14に示すような、上端部及び下端部に主ねじ孔21a及び副ねじ孔21bをそれぞれ有している芯材X73を図示しない外装材で被覆したフィンを用いてもよい。
さらに、上述した実施形態では、操作部(押しボタン)を上側の横架材(上枠材)の下面及び下側の横架材(下枠材)の上面に配しているが、上側の横架材の上面や、下側の横架材の下面に配してもよく、また、操作部をスペーサの上、下面の何れかに配するようにしてもよい。
加えて、前記横架材の先端部が、横架材本体の端に先端キャップを装着したものであり、前記先端キャップと前記スペーサとを係合機構により着脱可能に係合させる、上述した実施形態のような態様に代えて、棒状をなす横架材の端部に係合機構を構成する部位として機能するものを設けてももちろんよい。
一方、前記横架材の先端部が、横架材本体の端に先端キャップを装着したものであり、前記先端キャップと前記スペーサとを係合機構により着脱可能に係合させる態様においては、先端キャップの先端面の形状、及びスペーサの端面の形状は、任意に設定してよい。
さらに、係合機構の構成も、上述したような実施形態に係るものに限らず、例えば、横架材の先端部に突起を設け、この突起をスペーサに設けたスリットに挿入する態様のものや、横架材の上面及び下面からスペーサに向かって伸び先端部に互いに相寄る方向突出する爪状の係合部を有する弾性壁を設け、スペーサの上下両面に前記爪状の係合部と係合可能な穴状の係合部を設ける態様のもの等を採用してもよい。
また、スペーサの構成は、上述したような実施形態に係るもののような構成、すなわち連結プレートと、この連結プレートの中間部分を包持するスペーサ本体とを有する構成に限らず、例えば、全体を一体に形成し両端面から横架材のスリットに係合可能な突起が突出する構成等を採用してもよい。
加えて、先端キャップの弾性壁の自由端側に操作部である押ボタンを設ける態様以外に、操作部に加えられた操作力を先端キャップに伝達し、この操作力によって係合機構による係合状態を解除するための操作力伝達機構を別途設けてもよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々変形してよい。
W…間仕切り壁
1A、1B…パネル
2、3…連結手段
11、13…横架材(上枠材、下枠材)
15…スペーサ
17…係合機構
19…操作部(押しボタン)

Claims (6)

  1. 隣接するパネルの接続端縁同士が連結手段を介して着脱可能に接続された間仕切り壁であって、
    前記各パネルが、その接続端縁に先端部を望ませた横架材を備えたものであり、
    前記連結手段が、前記横架材の先端部間に介設されるスペーサと、このスペーサを前記横架材の先端部に着脱可能に係合させる係合機構と、この係合機構による係合状態を解除するための操作部とを備えたものであり、
    前記スペーサを押し込む操作により前記スペーサと前記パネルとの接続が自動的に行われるようになっているとともに、
    操作部に操作を加えるとパネルをスペーサから離脱させることができるようになっており、
    前記横架材の先端部が、横架材本体の端に先端キャップを装着したものであり、前記先端キャップと前記スペーサとを係合機構により着脱可能に係合させるように構成されており、
    前記係合機構が、前記各先端キャップの先端面、及び、前記スペーサの両端面のいずれか一方に突設された突起と、他方に設けられたスリットとを備えたものであり、
    前記スリットに挿入された突起に沿いうる位置に弾性壁を設け、この弾性壁にスリット側の係合部、及び操作部である押しボタンを設け、この押しボタンを押圧することにより弾性壁が突起から離間して突起の係合部とスリット側の係合部との係合が解除されるようにしており、この押しボタンが上方または下方を向いている間仕切り壁。
  2. 前記各先端キャップの先端面が、平面視において中央が突出する矢尻状のものであり、前記スペーサの両端面が前記先端キャップの先端面が係合する凹陥状のものである請求項1記載の間仕切り壁。
  3. 前記突起を前記スリットに挿入することによって前記突起の係合部が前記スリット側の係合部に部材の弾性変形を利用して係合するように構成されたものである請求項1又は2記載の間仕切り壁。
  4. 前記スペーサが、両端部分に前記係合部を有する連結プレートと、この連結プレートの中間部分を包持するスペーサ本体とを備えたものであり、前記スペーサ本体に当該スペーサの前記両端面が形成されており、それら両端面から外部に突出する前記連結プレートの両端部分が前記係合機構の前記突起を構成している請求項3記載の間仕切り壁。
  5. 前記先端キャップが、前記連結プレートに設けられた突起が挿入される前記スリットを前記先端面に開口させて形成しているとともに、前記係合機構が、前記突起の前記スリットへの挿入動作を利用して前記弾性壁を厚み方向に弾性変形させ、その弾性壁の内面に形成された係合部を前記突起に形成された係合部に係合させるようにしたものである請求項4記載の間仕切り壁。
  6. 前記弾性壁の自由端側に前記押ボタンが設けられている請求項5記載の間仕切り壁。
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