JP6906012B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明はスパークプラグに関する。
特許文献1には、点火室を形成するカプセルを備えたスパークプラグが開示されている。このスパークプラグは、点火室が電極ギャップのところあるいはその付近で最も絞られ、かつ、最も絞られた部位の下方に位置する第1平面から底に向かうにつれて点火室が縮径する構成となっている。また、点火室を形成するカプセルは、4つの側方オリフィスと、1つの底オリフィスとを有している。
このスパークプラグにおいて、電極ギャップに火花が生じると、この火花は点火室内の可燃性混合気に点火する。点火された混合気は膨張して、側方オリフィスと底オリフィスを通して火炎を噴出する。これらの火炎ジェットが主燃焼室の可燃性混合気を点火する。
実用新案登録第2545621号公報
しかし、特許文献1に開示された技術では、点火室の一部を絞ることで副室内の燃焼ガスの温度を上げる作用が奏されたとしても、最も絞られた部位の下方において点火室が縮径するから、この縮径した部分で圧力損失を生じる虞がある。また、特許文献1に開示された技術では、カプセルが底オリフィスを有するから、側方オリフィスから噴出する火炎の長さが小さくなることが懸念される。これらの結果、燃焼室の端まで高温の火炎が届かず、エンジンの燃焼速度が低下する虞があり、問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、エンジンの燃焼速度を向上することを目的とする。本発明は、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の一つであるスパークプラグは、
中心電極と、
前記中心電極の先端部に対向する対向部を有し、前記対向部と前記中心電極の前記先端部との間に放電ギャップを形成する接地電極と、
前記中心電極の前記先端部が自身の先端よりも露出した状態で前記中心電極を内部に収容する筒状の絶縁体と、
前記絶縁体を内部に収容する主体金具と、
前記中心電極の前記先端部と、前記接地電極の前記対向部と、を先端側から覆って、副室を形成するとともに、貫通孔たる噴孔が形成されたカバー部と、
を備えたスパークプラグであって、
前記スパークプラグの軸線と垂直な面で切断した、前記カバー部の内壁面で囲まれた領域の断面積について、
前記カバー部は、
前記軸線の方向において前記接地電極よりも先端側に位置し、前記断面積が最小となるように絞られた絞り部と、
前記絞り部の先端側に位置し、前記絞り部より大きい前記断面積を有するとともに自身の先端で前記断面積が最大となるカバー前部と、を有し、
前記カバー前部が、前記絞り部において前記内壁面で囲まれた領域を前記軸線の方向に沿って前記内壁面における先端側の面に投影した第1領域と、前記内壁面において前記第1領域を囲んで位置する第2領域と、を有し、
前記第2領域にのみ前記噴孔が形成されている。
この構成によれば、カバー部が絞り部を有するから、副室内の燃焼ガスの温度を向上することができる。そして、噴孔がカバー前部の第1領域ではなく第2領域に形成されるから、絞り部を通過して勢いを増した火炎を第2領域に形成された噴孔からスパークプラグの径方向外側に向けて噴出させることができる。これらの結果、燃焼室の側端側に高温の火炎が届きやすくなり、エンジンの燃焼速度を向上することができる。
上記スパークプラグにおいて、前記カバー部は、前記接地電極よりも先端側で、前記絞り部の後端側に位置するカバー後部を更に有し、
前記カバー後部の最大の前記断面積を第1断面積S1とし、
前記絞り部の前記断面積を第2断面積S2とした場合に、
前記第2断面積S2は、前記第1断面積S1の0.05倍以上0.15倍以下であってもよい。
この構成によれば、第2断面積S2が第1断面積S1の0.15倍以下であるから、副室内の燃焼ガスの温度を効果的に向上することができる。さらに、第2断面積S2が第1断面積S1の0.05倍以上であるから、絞り部を設けたことに起因して生じ得る圧力損失を抑制することができる。この結果、副室内の燃焼ガスの温度を向上する効果と圧力損失の抑制する効果とを両立することができ、効果的にエンジンの燃焼速度を向上することができる。
上記スパークプラグにおいて、前記カバー部は、前記接地電極よりも先端側で、前記絞り部の後端側に位置するカバー後部を更に有し、
前記カバー後部は、前記絞り部に近づくにつれて連続的に縮径する形の第1テーパ部を有してもよい。
この構成によれば、絞り部を設けたことに起因して生じ得る圧力損失を抑制することができる。
上記スパークプラグにおいて、前記カバー後部は、前記第1テーパ部と前記絞り部との間に、前記絞り部に近づくにつれて連続的に縮径する形の第2テーパ部を有し、
前記第2テーパ部の前記内壁面と前記軸線とがなす角度は、前記第1テーパ部の前記内壁面と前記軸線とがなす角度より小さくてもよい。
この構成によれば、カバー後部のテーパ形状が段階的に縮径する形状とされることによって、絞り部を設けたことに起因して生じ得る圧力損失をより低減することができる。
上記スパークプラグにおいて、前記カバー前部は、前記噴孔よりも後端側の位置において、前記絞り部から先端側に向かうにつれて連続的に拡径する形の第3テーパ部を有してもよい。
この構成によれば、絞り部を通過した火炎が第3テーパ部に沿って噴孔まで拡がりやすくなり、噴孔からスパークプラグの径方向外側に向けて火炎を噴出させることができる。
上記スパークプラグにおいて、前記カバー部の前記内壁面において、内径が変化する部位の少なくとも1つは、前記内径が漸次変化する部位であってもよい。
この構成によれば、カバー部の内壁面において内径が変化する部位における圧力損失を抑制することができる。
上記スパークプラグにおいて、前記カバー前部は、前記内壁面における先端側の面が、前記絞り部側に向かって盛り上がる凸面状をなしてもよい。
この構成によれば、絞り部を通過した火炎をカバー前部の内壁面における先端側の面に沿って噴孔に向かわせることができ、噴孔からスパークプラグの径方向外側に向けて火炎を噴出させることができる。
上記スパークプラグにおいて、前記カバー部は、
少なくとも前記絞り部を形成する第1部材と、
前記カバー前部の少なくとも一部を形成する第2部材と、を有してもよい。
この構成によれば、絞り部とカバー前部を第1部材と第2部材にそれぞれ形成し易く、カバー部を製造し易い。
第1実施形態におけるスパークプラグの構成を示す断面図である。 スパークプラグの一部拡大断面図である。 図2をIII−III線で切断してカバー前部の第1領域及び第2領域を示す断面図である。 スパークプラグが内燃機関に配置された状態を示す断面図である。 S1に対するS2の比(S2/S1)と、エンジンの燃焼速度との関係を表すグラフである。 第2実施形態におけるスパークプラグの一部拡大断面図である。 第3実施形態におけるスパークプラグの一部拡大断面図である。 第4実施形態におけるスパークプラグの一部拡大断面図である。 第5実施形態におけるスパークプラグの一部拡大断面図である。
<第1実施形態>
以下、スパークプラグ100の第1実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明では、図1の下方側をスパークプラグ100の先端側(前方側)とし、図1の上方側を後端側とする。
図1は、第1実施形態におけるスパークプラグ100の概略構成を示す断面図である。
図1では、スパークプラグ100の中心軸線CX(スパークプラグの軸線)が一点鎖線で図示されている。また、図4には、スパークプラグ100が内燃機関に取り付けられたときの燃焼室105の天井面105Aと側壁面105Bが二点鎖線によって図示されている。なお、図4では、燃焼室105内において、上死点に位置するピストン107を描いている。
スパークプラグ100は、内燃機関に取り付けられて、その点火に用いられる。内燃機関に取り付けられたときには、スパークプラグ100の先端側(紙面下側)は内燃機関の燃焼室105内に配置され、後端側(紙面上側)は燃焼室105の外部に配置される。スパークプラグ100は、図1に示すように、中心電極10と、接地電極13と、絶縁体20と、端子電極30と、主体金具40と、を備える。
中心電極10は、軸状の電極部材によって構成され、その中心軸がスパークプラグ100の中心軸線CXと一致するように配置されている。中心電極10は、その先端部11が、主体金具40の先端側開口部40A内に位置するように、絶縁体20を介して主体金具40に保持されている。中心電極10は、後端側に配置されている端子電極30を介して外部電源に電気的に接続される。
接地電極13は、中心電極10の先端部11に向かって延伸している棒状の電極である。接地電極13は、主体金具40の先端側開口部40Aにおいて内周面から内側へ向かって延びている。そして、接地電極13は、中心電極10の先端部11の前方まで延びている。接地電極13は、中心電極10の先端部11に対向する対向部13Aを有している。接地電極13の対向部13Aと、中心電極10の先端部11との間に放電ギャップSGが形成されている。
絶縁体20は、中心を貫通する軸孔21を有する筒状部材である。絶縁体20は、例えば、アルミナや、窒化アルミニウム等のセラミック焼結体によって構成される。絶縁体20の軸孔21の先端側には、中心電極10が、その先端部11が露出した状態で収容されている。軸孔21の後端側には軸状の電極部材である端子電極30が保持されている。端子電極30の後端部31は、外部電源と接続可能なように、絶縁体20の後端開口部22から延出している。中心電極10と端子電極30とは、火花放電発生時における電波雑音の発生を抑制するために、ガラスシール材に挟まれた抵抗体35を介して電気的に接続されている。絶縁体20の中心軸は、スパークプラグ100の中心軸線CXと一致している。
主体金具40は、中心に筒孔41を有する略円筒状の金属部材であり、絶縁体20を内部に収容する。主体金具40は、例えば、炭素鋼によって構成される。主体金具40の中心軸はスパークプラグ100の中心軸線CXと一致する。主体金具40の先端側開口部40Aには、上述したように、接地電極13が取り付けられている。
スパークプラグ100は、図2に示すように、カバー部50を備えている。カバー部50は、底壁部と側壁部を有した有底筒状に形成されている。カバー部50の後端は、主体金具40の先端に固定される。カバー部50は、中心電極10の先端部11、及び接地電極13の対向部13Aを先端側から覆って、副室51を形成する。つまり、副室51は、カバー部50の内壁面53と主体金具40の内周面によって囲まれた空間とされている。カバー部50には、貫通孔たる噴孔55が形成されている。
カバー部50は、絞り部60と、絞り部60の先端側に位置するカバー前部70と、絞り部60の後端側に位置するカバー後部80と、を有する。カバー部50は、接地電極13よりも先端側において、カバー後部80、絞り部60、カバー前部70が先端側に向かってこの順に設けられている。カバー部50は先端側に向かうにつれて内径が変化する構成となっている。この構成について、中心軸線CXと垂直な仮想的な平面である第1平面P1〜第4平面P4との関係で説明する。カバー部50は、接地電極13の先端側において第1平面P1までは内径が一定とされ、第1平面P1から第2平面P2までは内径が小さくなる。この第2平面P2までの部分がカバー後部80である。カバー部50は、第2平面P2から第3平面P3までは内径が一定であり、この第2平面P2から第3平面P3までの部分が絞り部60である。カバー部50は、第3平面P3から第4平面P4までは内径が大きくなり、第4平面P4から内壁面53における先端側の面(以下、先端面とも称する)53Aまでは内径が一定とされる。この第3平面P3から先端面53Aまでの部分がカバー前部70である。一方、カバー部50は、接地電極13から先端面53Aの外径が一定とされ、円柱状の外形を有している。以下の説明では、絞り部60、カバー前部70、カバー後部80を説明する際に、単に断面積というときは、中心軸線CXと垂直な面で切断した、カバー部50の内壁面53で囲まれた領域の断面積について説明する。この断面積は、スパークプラグ100の切断面を観察することにより確認することができるが、X線CT(computed tomography)スキャナー等により得られた断面画像を観察することにより確認することもできる。
カバー部50は、第1部材57と第2部材59とを有する。第1部材57は、少なくとも絞り部60を形成する部材とされる。具体的には、第1部材57は、カバー部50において第4平面P4より後側の部分を構成する部材とされる。第1部材57は、円柱状の部品を前後両側から加工することにより、カバー後部80と、絞り部60と、カバー前部70のうち前テーパ部71の形状が付与される。また、第2部材59は、カバー部50において第4平面P4より前側の部分を構成する部材とされる。第2部材59は、円柱状の部品を後側から加工することにより、カバー前部70のうち前テーパ部71を除く部位の形状が付与される。この第1部材57と第2部材59とは、例えば溶接等により一体化され、カバー部50を構成する。
カバー後部80は、絞り部60より大きい断面積を有する。カバー後部80は、中心軸線CNの方向に沿って一定の断面積を有する部分と、先端側に向かうにつれて断面積が小さくなる部分のいずれかにより構成されている。このカバー後部80は、絞り部60に近づくにつれて連続的に縮径する形の後テーパ部(第1テーパ部)81を有する。具体的には、カバー後部80は、内壁面53に囲まれた領域が断面視円形状をなし、第1平面P1までは中心軸線CXを軸とする円柱状の内部空間を有し、第1平面P1から第2平面P2までは中心軸線CXを軸とする円錐台状の内部空間を有する。
絞り部60は、中心軸線CXの方向において接地電極13よりも先端側に位置し、断面積が最小となるように絞られている。具体的には、絞り部60は、内壁面53に囲まれた領域が断面視円形状をなし、中心軸線CXを軸とする円柱状の内部空間を有している。この絞り部60の内部空間は、カバー後部80の内部空間と同軸上をなし、互いに連通する。絞り部60は、中心軸線CXと直交する方向の厚さがカバー後部80及びカバー前部70より大きくなっている。つまり、絞り部60は、カバー部50において肉厚な部分であり、熱容量が大きく、冷えにくい部分とされる。なお、絞り部60の断面積については後に説明する。
カバー前部70は、絞り部60より大きい断面積を有するとともに自身の先端で断面積が最大となる。このカバー前部70の最大の断面積は、カバー後部80の最大の断面積と同等とされる。カバー前部70は、先端側に向かうにつれて断面積が大きくなる部分と、中心軸線CNの方向に沿って一定の断面積を有する部分のいずれかにより構成されている。このカバー前部70は、噴孔55よりも後端側の位置において、絞り部60から先端側に向かうにつれて連続的に拡径する形の前テーパ部(第3テーパ部)71を有する。具体的には、カバー前部70は、内壁面53に囲まれた領域が断面視円形状をなし、第3平面P3から第4平面P4までは中心軸線CXを軸とする円錐台状の空間を有し、第4平面P4から先端面53Aまでは中心軸線CXを軸とする円柱状の空間を有する。カバー前部70は、先端が円盤状の底壁部で閉塞され、底壁部の内面が先端面53Aを構成する。
カバー前部70は、図2及び図3に示すように、絞り部60において内壁面53で囲まれた領域を中心軸線CXの方向に沿って先端面53Aに投影した第1領域73と、内壁面53において第1領域73を囲んで位置する第2領域75と、を有している。第1領域73は、先端面53Aの中心に位置する円形状の領域とされる。第1領域73は、内壁面53において、絞り部60を通過した火炎の前方に位置する領域とされる。第2領域75は、カバー前部70において、第1領域の除く全域とされ、底壁部の内面と側壁部の内面の双方を含む。
カバー部50は、第2領域75にのみ噴孔55が形成されている。本実施形態では、噴孔55は、第2領域75のうち、底壁部と側壁部の角部付近に形成されている。噴孔55は、複数(例えば、4〜8個)形成されている。複数の噴孔55は、スパークプラグ100の中心軸線CXを中心とする仮想円周上に位置している。複数の噴孔55は、上記仮想円周上において等間隔に配列している。噴孔55はいずれも断面視円形状の貫通孔である。噴孔55は、カバー部50に覆われた空間である副室51(着火室)と燃焼室105とに連通する。噴孔55は、スパークプラグ100を燃焼室105に設置した状態において、燃焼室105の側方に向けて貫通するようにして形成されている。具体的には、噴孔55は、スパークプラグ100の径方向外側に向けて貫通し、貫通方向がスパークプラグ100の径方向外側に向かうにつれて下降するように傾斜している。
続いて、絞り部60の断面積について説明する。カバー後部80の最大の断面積を第1断面積S1とし、絞り部60の断面積を第2断面積S2とした場合に、S1に対するS2の比(S2/S1)と、エンジンの燃焼速度との関係についてのシミュレーションを実施した。エンジンの燃焼速度は、燃料が燃焼した割合である質量燃焼割合(MFB:Mass Fraction Burnt)で評価し、評価指標としてMFBが10%〜90%までになるクランク角度(MFB10−90のクランク角[deg])を用いた。MFB10−90のクランク角[deg]の値が小さいと、燃焼速度が速い。シミュレーションの結果を表1と図5のグラフに示す。また、絞り部60を有しておらず、カバー部の全域にわたって断面積が第1断面積S1と同じとされるカバー部について、同様のシミュレーションを実施したところ、MFB10−90のクランク角[deg]が12.2であった(図5のグラフにて点線で示す)。
Figure 0006906012
このシミュレーション結果から、絞り部60の断面積は次のような範囲が好ましいことが示された。第2断面積S2は、第1断面積S1の0.05倍以上0.15倍以下であることが好ましい。この第2断面積S2は、第1断面積S1の0.07倍以上であることがより好ましい。また、この第2断面積S2は、第1断面積S1の0.13倍以下であることがより好ましい。第2断面積S2が上記範囲の下限値以上であると、副室51においてガス経路を確保して圧力損失を低減することができる。また、第2断面積S2が上記範囲の上限値以下であると、絞り部60によって副室51内の燃焼ガスの温度を高くすることができる。このシミュレーション結果では、スパークプラグ100は、絞り部60を有していないスパークプラグに比して、最大で1.3%の燃焼速度向上の効果が得られることが示された。
続いて、本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態によれば、カバー部50が絞り部60を有するから、副室51内の燃焼ガスの温度を向上することができる。詳細には、絞り部60が副室51内に張り出す形態で設けられるから、絞り部60に蓄えられた熱により副室51内部において放電ギャップSG近傍の燃焼ガスの温度が所定の温度以下となることが抑えられる。そして、噴孔55がカバー前部70の第1領域73ではなく第2領域75に形成されるから、絞り部60を通過して勢いを増した火炎を第2領域75に形成された噴孔55からスパークプラグ100の径方向外側に向けて噴出させることができる。仮に、第1領域73のみに噴孔が形成された構成では、絞り部60を通過した火炎が噴孔から先端側に向けて噴出することになる。この場合、火炎がピストン106等に向けて噴出して、燃焼室105の側壁面105B付近に届かないことが懸念される。一方、本実施形態では、第2領域75のみに噴孔55が形成されるから、絞り部60を通過した火炎が噴孔55から燃焼室105の側壁面105Bに向けて噴出する。この際、第1領域73には噴孔55が形成されないから、第1領域73と第2領域75の双方に噴孔55が形成される構成に比して、噴孔55から噴出する火炎の長さを大きくすることができる。これらの結果、図4の一点鎖線の矢印で示すように、燃焼室105の側端側に高温の火炎が届きやすくなり、エンジンの燃焼速度を向上することができる。
本実施形態では、カバー後部80の最大の断面積を第1断面積S1とし、絞り部60の断面積を第2断面積S2とした場合に、第2断面積S2は、第1断面積S1の0.05倍以上0.15倍以下である。第2断面積S2が第1断面積S1の0.15倍以下であるから、副室51内の燃焼ガスの温度を効果的に向上することができる。さらに、第2断面積S2が第1断面積S1の0.05倍以上であるから、絞り部60を設けたことに起因して生じ得る圧力損失を抑制することができる。この結果、副室51内の燃焼ガスの温度を向上する効果と圧力損失の抑制する効果とを両立することができ、効果的にエンジンの燃焼速度を向上することができる。
本実施形態では、カバー後部80は、絞り部60に近づくにつれて連続的に縮径する形の後テーパ部81を有する。この構成によれば、絞り部60を設けたことに起因して生じ得る圧力損失を抑制することができる。
本実施形態では、カバー前部70は、噴孔55よりも後端側の位置において、絞り部60から先端側に向かうにつれて連続的に拡径する形の前テーパ部71を有する。この構成によれば、絞り部60を通過した火炎が前テーパ部71に沿って噴孔55まで拡がりやすくなり、噴孔55からスパークプラグ100の径方向外側に向けて火炎を噴出させることができる。
本実施形態では、カバー部50は、少なくとも絞り部60を形成する第1部材57と、カバー前部70の少なくとも一部を形成する第2部材59と、を有する。この構成によれば、絞り部60とカバー前部70を第1部材57と第2部材59にそれぞれ形成し易く、カバー部50を製造し易い。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係るスパークプラグ200について、図6を参照しつつ説明する。第2実施形態のスパークプラグ200では、カバー部250のカバー後部280と絞り部260の構成が第1実施形態に係るスパークプラグ100と異なる。その他の構成については、第1実施形態に係るスパークプラグ100と略同一であり、略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用、及び効果の説明は省略する。
カバー部250は、接地電極13の先端側において第1平面P1までは内径が一定とされ、第1平面P1から第2平面P2までは内径が小さくなり、さらに、第2平面P2から第3平面P3までは内径がより緩やかに小さくなる。この接地電極13から第3平面P3までの部分がカバー後部280である。カバー部250は、第3平面P3で内径が最小となり、この第3平面P3に位置する部分が絞り部260である。カバー部250は、第3平面P3より先端側の構成は、第1実施形態と同様であり、その説明を省略する。つまり、本実施形態のカバー部250は、絞り部260の内部空間が中心軸線CXの方向に延びる形状をなしておらず、第1実施形態の絞り部60の先端のみが本実施形態の絞り部260に相当し、第1実施形態の絞り部60の先端より後側の部位が本実施形態のカバー後部280の第2テーパ部283を構成する。
カバー後部280は、後テーパ部(第1テーパ部)81と絞り部260との間に、絞り部260に近づくにつれて連続的に縮径する形の第2テーパ部283を有する。第2テーパ部283の内壁面53と中心軸線CXとがなす角度は、後テーパ部81の内壁面53と中心軸線CXとがなす角度より小さい。この内壁面53と中心軸線CXとのなす角度は、共に鋭角となる角度で比較する。言い換えれば、第2テーパ部283の勾配角は、後テーパ部81の勾配角より小さく、第2テーパ部283は後テーパ部81より緩やかな傾斜形状となっている。この第2テーパ部の勾配角が0°となったものが第1実施形態の絞り部60に係る構成に相当する。この第2テーパ部283の内壁面53と中心軸線CXとがなす角度(鋭角)は、前テーパ部71と中心軸線CXとがなす角度(鋭角)より小さいものとされる。
本実施形態では、カバー後部280のテーパ形状が段階的に縮径する形状とされることによって、絞り部260を設けたことに起因して生じ得る圧力損失をより低減することができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係るスパークプラグ300について、図7を参照しつつ説明する。第3実施形態のスパークプラグ300では、カバー部350の内壁面353の形状が第1実施形態に係るスパークプラグ100と異なる。その他の構成については、第1実施形態に係るスパークプラグ100と略同一であり、略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用、及び効果の説明は省略する。
カバー部350は、内壁面353において、内径が変化する部位54A,54B,54C,54Dの少なくとも1つが、内径が漸次変化する部位である。具体的には、カバー部350は、第1平面P1〜第4平面P4上に位置する部分が、それぞれ内径が変化する部位54A,54B,54C,54Dとされる。カバー部350は、これらの部位54A,54B,54C,54DがR形状をなしている。言い換えれば、部位54A,54Bは、後テーパ部81の中心軸線CX方向両側の角部が面取りされたような形状をなし、部位54C,54Dは、前テーパ部71の中心軸線CX方向両側の角部が面取りされたような形状をなしている。
本実施形態によれば、カバー部350の内壁面353において内径が変化する部位における圧力損失を抑制することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態に係るスパークプラグ400について、図8を参照しつつ説明する。第4実施形態のスパークプラグ400では、カバー部450においてカバー前部470の先端面453Aの形状が第1実施形態に係るスパークプラグ100と異なる。その他の構成については、第1実施形態に係るスパークプラグ100と略同一であり、略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用、及び効果の説明は省略する。
カバー前部470は、先端面453Aが、絞り部60側に向かって盛り上がる凸面状をなす。具体的には、先端面453Aは、その周縁が噴孔55の内周面に連なるとともに噴孔55の貫通方向に沿って緩やかに傾斜する形状をなす。先端面435Aは、頂部が第1領域73内に位置し、その頂部の位置が噴孔55の上部の位置を超えない程度の緩やかな曲面とされる。先端面453Aの形状は、絞り部60を通過した火炎を噴孔55に向けて案内するように、噴孔55の位置や貫通方向に応じて適宜変更することができる。
本実施形態によれば、絞り部60を通過した火炎をカバー前部470の先端面453Aに沿って噴孔55に向かわせることができ、噴孔55からスパークプラグ400の径方向外側に向けて火炎を噴出させることができる。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態に係るスパークプラグ500について、図9を参照しつつ説明する。第5実施形態のスパークプラグ500では、カバー部550において第1部材557と第2部材559の構成が第1実施形態に係るスパークプラグ100と異なる。その他の構成については、第1実施形態に係るスパークプラグ100と略同一であり、略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用、及び効果の説明は省略する。
カバー部550は、第1部材557と第2部材559とを有する。第1部材557は、少なくとも絞り部60を形成する部材とされる。具体的には、第1部材557は、カバー部550において噴孔55の位置より後側の部分の内周側を構成する部材とされる。第1部材557は、カバー部550より一回り小さい円柱状の部品を前後両側から加工することにより、カバー後部80と、絞り部60と、カバー前部70のうち前テーパ部71の形状が付与される。また、第2部材559は、カバー部550において噴孔55の位置より後側の部分の外周側と噴孔55の位置を含む前側の部分とを構成する部材とされる。第2部材559は、有底円筒状の部品を後側から加工することにより、カバー前部70の先端側の部分の形状が付与される。この第1部材557と第2部材559とは、例えば第2部材559の内部に第1部材557を圧入した後に両部材557,559を溶接して一体化され、カバー部550を構成する。
本実施形態によれば、絞り部60とカバー前部70を第1部材557と第2部材559にそれぞれ形成し易く、カバー部50を製造し易い。また、第1部材557の外周を囲む形で第2部材559が接合されるから、両部材557,559の接合強度を向上するという観点において、好適である。
<他の実施形態(変形例)>
なお、この発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
(1)上記実施形態以外にも、絞り部の構成は適宜変更可能である。第1実施形態では、カバー部において第2平面から第3平面までの部分が絞り部である構成を例示したが、例えば、絞り部は第2平面から第3平面までの所定の部分であってもよい。さらに、上記実施形態では、絞り部の厚さが他の部分の厚さより大きい構成を例示したが、絞り部の厚さが他の部分の厚さと同等であってもよい。また、上記実施形態以外にも、絞り部の断面積は適宜設計可能である。
(2)上記実施形態以外にも、カバー後部及びカバー前部の構成は適宜変更可能である。例えば、カバー後部は、後テーパ部を有していなくてもよく、また、全体が絞り部に近づくにつれて連続的に縮径する形のテーパ形状をなしていてもよい。また、カバー前部は、前テーパ部を有していなくてもよく、また、全体が絞り部から先端側に向かうにつれて連続的に拡径する形のテーパ形状をなしていてもよい。
(3)上記実施形態以外にも、噴孔の数、位置、噴孔がカバー部を貫通する方向等は適宜変更可能である。例えば、噴孔は、第2領域における先端面に開口する位置に設けられていてもよい。また、噴孔の貫通方向は、スパークプラグが設置される燃焼室の形状等に応じて適宜変更可能である。
(4)上記第3実施形態では、カバー部の内壁面において、内径が変化する部位のすべてが、内径が漸次変化する部位である構成を例示したが、これに限られない。内径が変化する部位の1つでも内径が漸次変化する部位であればよい。
(5)上記実施形態では、カバー部が第1部材と第2部材を有する構成を例示したが、これに限られない。例えば、カバー部は、1つの部材のみにより構成されてもよい。また、第1実施形態及び第4実施形態以外にも、第1部材と第2部材の構成は適宜変更可能である。
10…中心電極
11…先端部
13…接地電極
13A…対向部
20…絶縁体
21…軸孔
22…後端開口部
30…端子電極
31…後端部
35…抵抗体
40…主体金具
40A…先端側開口部
41…筒孔
50…カバー部
51…副室
53…内壁面
53A…先端面(内壁面における先端側の面)
54A,54B,54C,54D…内径が変化する部位
55…噴孔
57…第1部材
59…第2部材
60…絞り部
70…カバー前部
71…前テーパ部(第3テーパ部)
73…第1領域
75…第2領域
80…カバー後部
81…後テーパ部(第1テーパ部)
100…スパークプラグ
105…燃焼室
105A…天井面
105B…側壁面
200…スパークプラグ
250…カバー部
260…絞り部
280…カバー後部
283…第2テーパ部
300…スパークプラグ
350…カバー部
400…スパークプラグ
435A…先端面
450…カバー部
453A…先端面
470…カバー前部
500…スパークプラグ
550…カバー部
557…第1部材
559…第2部材
CN…中心軸線(スパークプラグの軸線)
P1…第1平面
P2…第2平面
P3…第3平面
P4…第4平面
SG…放電ギャップ

Claims (7)

  1. 中心電極と、
    前記中心電極の先端部に対向する対向部を有し、前記対向部と前記中心電極の前記先端部との間に放電ギャップを形成する接地電極と、
    前記中心電極の前記先端部が自身の先端よりも露出した状態で前記中心電極を内部に収容する筒状の絶縁体と、
    前記絶縁体を内部に収容する主体金具と、
    前記中心電極の前記先端部と、前記接地電極の前記対向部と、を先端側から覆って、副室を形成するとともに、貫通孔たる噴孔が形成されたカバー部と、
    を備えたスパークプラグであって、
    前記スパークプラグの軸線と垂直な面で切断した、前記カバー部の内壁面で囲まれた領域の断面積について、
    前記カバー部は、
    前記軸線の方向において前記接地電極よりも先端側に位置し、前記断面積が最小となるように絞られた絞り部と、
    前記絞り部の先端側に位置し、前記絞り部より大きい前記断面積を有するとともに自身の先端で前記断面積が最大となるカバー前部と、を有し、
    前記カバー前部が、前記絞り部において前記内壁面で囲まれた領域を前記軸線の方向に沿って前記内壁面における先端側の面に投影した第1領域と、前記内壁面において前記第1領域を囲んで位置する第2領域と、を有し、
    前記第2領域にのみ前記噴孔が形成されているスパークプラグ。
  2. 前記カバー部は、前記接地電極よりも先端側で、前記絞り部の後端側に位置するカバー後部を更に有し、
    前記カバー後部の最大の前記断面積を第1断面積S1とし、
    前記絞り部の前記断面積を第2断面積S2とした場合に、
    前記第2断面積S2は、前記第1断面積S1の0.05倍以上0.15倍以下である請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. 前記カバー部は、前記接地電極よりも先端側で、前記絞り部の後端側に位置するカバー後部を更に有し、
    前記カバー後部は、前記絞り部に近づくにつれて連続的に縮径する形の第1テーパ部を有する請求項1又は請求項2に記載のスパークプラグ。
  4. 前記カバー後部は、前記第1テーパ部と前記絞り部との間に、前記絞り部に近づくにつれて連続的に縮径する形の第2テーパ部を有し、
    前記第2テーパ部の前記内壁面と前記軸線とがなす角度は、前記第1テーパ部の前記内壁面と前記軸線とがなす角度より小さい請求項3に記載のスパークプラグ。
  5. 前記カバー前部は、前記噴孔よりも後端側の位置において、前記絞り部から先端側に向かうにつれて連続的に拡径する形の第3テーパ部を有する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のスパークプラグ。
  6. 前記カバー部の前記内壁面において、内径が変化する部位の少なくとも1つは、前記内径が漸次変化する部位である請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のスパークプラグ。
  7. 前記カバー部は、
    少なくとも前記絞り部を形成する第1部材と、
    前記カバー前部の少なくとも一部を形成する第2部材と、を有する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のスパークプラグ。
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