JP6905374B2 - 電動ペッパーミル及びそれを用いたセルフサービス用商品陳列棚 - Google Patents

電動ペッパーミル及びそれを用いたセルフサービス用商品陳列棚 Download PDF

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本発明は、粒胡椒を挽くための電動ミルに関し、特に、卓上据置きタイプの電動ペッパーミルに関し、また、この卓上据置きタイプの電動ペッパーミルを用いたセルフサービス用商品陳列棚に関するものである。
卓上据置きタイプの電動ミルとしては、コーヒー豆を挽くための電動コーヒーミルが知られており、例えば、特開2016−214619号公報に見られるように、コーヒー豆を挽くための1対の固定刃と回転刃からなるカッターと、挽かれるコーヒー豆を一時的に収納するためのホッパーと、ホッパーに収納されたコーヒー豆をカッターへ送るためのスクリューフィーダと、カッターで挽かれたコーヒー豆の粉砕物を排出するノズルとから構成される。挽かれたコーヒー豆の粉砕物の粒の大きさ(粒度)は、カッターの固定刃と回転刃間の間隔を調整することにより変更される。
このような電動コーヒーミルを用いて粒胡椒を挽いた場合、粒胡椒はコーヒー豆に比べて堅く、水分が少ないため、カッターに送られた粒胡椒が回転刃によって撥ね飛ばされて挽き作業を円滑に行えないだけでなく、挽かれた粉胡椒がカッターとその周りのハウジングとの間に溜まってノズルから排出され難いものであった。
卓上据置きタイプの電動コーヒーミルはまた、コーヒー豆の店頭販売において見かけることができる。具体的には、袋詰めされたコーヒー豆を顧客が購入し、そこに設置されている電動コーヒーミルに購入したコーヒー豆を入れて所望の粒度のコーヒー粉末に挽く形態の販売方法がある。この販売方法は、コーヒー豆の香りが逃げてしまうのを回避する方法として好評であり、挽くことによって香りの散逸がコーヒーの場合よりもより顕著な胡椒にとっても効果的な販売方法と云える。しかしながら、一般的なテーブル胡椒として使用されるパウダータイプの胡椒(粒子の大きい順に、クラッシュ、粗挽き、グラインド、パウダーと言われており、通常、テーブル胡椒は150μm)のような場合、周知の電動コーヒーミルを使用すると、排出用ノズルから持帰り用容器への移送が確実に行われず、胡椒が周囲に飛散して周りの人にまで迷惑をかけてしまうものであった。
特開2016−214619号公報
本発明は、コーヒー豆に比べて堅く水分の少ない粒胡椒を挽くことができ、また、挽いた胡椒を確実に排出させ、そして、排出される胡椒を確実に容器に納めることができる卓上据置きタイプの電動ペッパーミルを提供しようとするものである。
本発明はまた、この卓上据置きタイプの電動ペッパーミルを用いて、顧客が好みに応じて粒胡椒を自分で挽くことができるように構成されたセルフサービス用商品陳列棚を提供しようとするものである。
本発明による電動ペッパーミルは、基本的には周知の卓上据置きタイプの電動コーヒーミルと同様に、粒胡椒を一時的に貯留するためのホッパーと、該ホッパーの下方に配置される、粒胡椒を搬送するためのスクリューフィーダと、該スクリューフィーダによって搬送された粒胡椒を挽くためのカッターと、該カッターにより挽かれた胡椒粉砕物を外部に排出するためのノズルと、スクリューフィーダおよびカッターを作動させるためのモータとを備える。
カッターは、支持フレームに固定された固定刃と、スクリューフィーダと共にモータによって回転される回転刃とから構成される。回転刃は固定刃に対して離間する方向へ付勢されており、回転刃の固定刃に対向する面側に設けられた粒度調整部材によって固定刃と回転刃との間の間隔を調整できるように構成される。固定刃と回転刃との間の間隙は、胡椒粉砕物の所望の粒度に対応した間隔に調整される。カッターによって挽かれた胡椒粉砕物は、固定刃と回転刃との間の間隙を通ってカッターの外周縁方向へ移動する。ノズルはカッターの下方に設けられ、カッターによって挽かれた胡椒粉砕物はノズルを通って外部へ排出される。
本発明の電動ペッパーミルにおけるカッターの固定刃および回転刃は、それぞれ、円板形に形成されており、その中心にモータの出力軸に結合された回転軸およびスクリューフィーダが位置するための円形の開口を有する。固定刃および回転刃の相互に対面する側の隣接面は、総体的に、各刃の外周縁から中心に向かって凹んだ(或いは、対向面の方向へ傾斜した)断面形状をそれぞれ有する。固定刃および回転刃の隣接面は総体的に同一形状に形成される。回転刃の隣接面は、開口周縁を所定の幅で囲周するように設けられた平滑な傾斜面と、傾斜面の外周縁と隣接面の外周縁との間に、回転刃の半径方向に対して回転刃の回転方向へ所定の角度で交差して延びるようにそれぞれ形成された複数の仕上げ刃と、開口周縁に所定の離間間隔を有して設けられる複数の粗刃とを有する。
カッターの回転刃には回転刃の外周面と、固定刃と回転刃の間の空間から排出される胡椒粉砕物および/または回転刃を回転自在に収納するキャビティの内壁面との間にある胡椒粉砕物をノズルへと送るためのスクレーパが設けられる。スクレーパは、回転刃の刃を有する側と反対側の側面に設けられる、回転刃と実質的に同一な円形形状を有する平板部と、平板部の外周縁から接線方向へ仕上げ刃の伸延方向と同じ方向に延びる少なくとも1つのフィンとから構成される。回転刃の回転軸方向におけるフィンの長さは、固定刃と回転刃の離間間隔が最大になったときであっても固定刃と回転刃の間の空間を覆うことができるように選定される。
一方、本発明による電動ペッパーミルを用いたセルフサービス用商品陳列棚は、顧客が購入する粒胡椒を必要に応じた粒度の胡椒粉砕物にその場で自分で挽くことができるように、上述した電動ペッパーミルと、粒胡椒が入った容器および/または粒胡椒が入った袋を陳列するためのラックとが組み合わされた構成となっている。
胡椒粉砕物を外部に排出するためのノズルは、カッターによって挽かれた胡椒粉砕物を収集して排出口から排出するように固定刃と回転刃の間の空間の下方に位置する。排出口には、その排出側端部に、粒胡椒が入っていた容器の口と着脱自在に係合するための係合部が設けられる。排出口にはまた、その排出側端部から所定の高さだけ上方に離れた外周縁位置に、粒胡椒が入っていた袋の口と係脱自在に係合するための支持リングが設けられる。
上述の如く構成される本発明による電動ペッパーミルは、基本的には、公知の電動コーヒーミルと同様に作動し、ホッパーに投入された粒胡椒は、モータを作動することにより、スクリューフィーダによってカッターへと運ばれて固定刃と回転刃の間で粉砕された後、ノズルから排出される。
固定刃と回転刃の間で粉砕するとき、コーヒー豆の場合、粗刃によって全体的にコーヒー豆が押しつぶされた形態となり、そのほとんどが仕上げ刃間に移動できるのに対し、粒胡椒では、コーヒー豆に比べて堅く、水分が少ないことにより、粗刃によって摧破されたような不均一な寸法形状となり、仕上げ刃間への円滑な移動が行えないだけでなく、仕上げ刃間に移動可能な寸法形状に粉砕された物の移動を阻害する可能性が高い。そのため、本発明におけるカッターの粗刃は開口周縁に所定の離間間隔を有して設けられ、この離間部分に仕上げ刃が位置するように形成することにより、粗刃間にある過大な胡椒粉砕物を仕上げ刃により傾斜面上へと移動させて持続する粗刃で再度粉砕させる一方、仕上げ刃間へ移動可能な胡椒粉砕物を確実に仕上げ刃によって所望の大きさに粉砕することができる。
カッターによって所望の大きさに粉砕された胡椒粉砕物は、固定刃と回転刃の間から外方へ放出されるが、特に粒子が細かい場合、湿気や静電気等によって固定刃および回転刃の外周面と、カッターを収容するキャビティ内周面との間に貯留してしまう傾向にある。そのため、本発明では、回転刃の外周面からキャビティ内周面へと延びるように構成されたスクレーパのフィンを設けることにより、そこに貯留する胡椒粉砕物をノズルへと移動させて外部へ排出することができる。
本発明によるセルフサービス用商品陳列棚は、顧客が購入する粒胡椒をその場で自分の好みの大きさの胡椒に顧客が挽くことができるように構成されており、所謂、挽き立ての香りの高い胡椒を入手することができる。本発明の電動ペッパーミルを用いて挽かれた粉砕物は、ホッパーに粒胡椒を入れ、固定刃と回転刃の間隔を調整し、モータを作動させることにより、ノズルから排出されるが、粒胡椒の入っていた容器の口と着脱自在に係合するようにノズル下端が形成されている、および/または、ノズルの外周面に粒胡椒の入っていた袋の口と係脱自在に係合する支持リングを有していることにより、ノズルから排出された胡椒を周囲に散逸することなしに確実に容器または袋内に収めることができる。
図1は本発明の実施例による卓上据置きタイプの電動ペッパーミルの概要を示す側面図である。 図2は図1に示す電動ペッパーミルの機構部を示す側面図である。 図3は本発明の実施例による電動ペッパーミルに用いられるカッターを示す図で、(a)が固定刃の、(b)が回転刃の相互に対面する側の面をそれぞれ示し、(c)は固定刃または回転刃の断面を示す図である。 図4は本発明の実施例による電動ペッパーミルに用いられるスクレーパを示す図である。 図5は本発明の実施例による電動ペッパーミルに用いられるノズルを示す断面図である。 図6は本発明の実施例による電動ペッパーミルを用いたセルフサービス用商品陳列棚を示す図である。
本発明の実施例による卓上据置きタイプの電動ペッパーミルMは、図1および2に示すように、粒胡椒を一時的に貯留するためのホッパー1と、ホッパー1の下方に配置される、粒胡椒を搬送するためのスクリューフィーダ2と、スクリューフィーダ2によって搬送された粒胡椒を挽くためのカッター3と、カッター3により挽かれた胡椒粉砕物を外部に排出するためのノズル4と、スクリューフィーダ2およびカッター3を作動させるためのモータ5とを備える。
カッター3は、支持フレーム6に固定された固定刃31と、スクリューフィーダ2と共にモータ5によって回転される回転刃32とから構成される。回転刃32は固定刃31に対して離間する方向へバネ33によって付勢される。また、回転刃32は、固定刃31に対向する面側に設けられた粒度調整部材34によって固定刃31と回転刃32との間の間隔を調整できるように構成される。固定刃31と回転刃32との間の間隙は、胡椒粉砕物の所望の粒度に対応した間隔に調整される。カッター3によって挽かれた胡椒粉砕物は、固定刃31と回転刃32との間の間隙を通ってカッター3の外周縁から外方へ移動する。ノズル4はカッター3の下方に設けられており、カッター3によって挽かれた胡椒粉砕物はノズル4を通って外部へ排出される。
カッターの固定刃31および回転刃32はそれぞれ円板形に形成される。固定刃31および回転刃32は、図3に示すように、その中心にモータ5の出力軸に結合された回転軸51およびスクリューフィーダ2が位置するための円形の開口35を有する。固定刃31および回転刃32の相互に対面する側の隣接面は、総体的に、各刃の外周縁から中心に向かって凹んだ(或いは、対向面の方向へ傾斜した)断面形状をそれぞれ有する。固定刃31および回転刃32の相互に対面する隣接面は、総体的に、同一形状に形成される。固定刃31および回転刃32の各隣接面は、開口35の周縁を所定の幅で本質的に囲周するように設けられた平滑な傾斜面36と、傾斜面36の外周縁と隣接面の外周縁との間に形成された複数の仕上げ刃37と、開口35の周縁に所定の離間間隔を有して設けられる複数の粗刃38とを有する。各仕上げ刃37は、固定刃31および回転刃32の半径方向に対して固定刃31と回転刃32の相対的な回転方向へそれぞれ所定の角度で交差して延びるように形成される。
カッターの回転刃32には、回転刃32の外周面と、固定刃31と回転刃32の間の空間から排出される胡椒粉砕物、および/または、回転刃32を回転自在に収納するキャビティの内壁面61との間にある胡椒粉砕物をノズルへと送るためのスクレーパ7が設けられる。スクレーパ7は回転刃32の刃を有する側と反対側の側面に設けられる。スクレーパ7は、図4に示すように、回転刃32と実質的に同一な円形形状を有する平板部71と、平板部71の外周縁から接線方向へ仕上げ刃37の伸延方向と同じ方向に延びる少なくとも1つのフィン72とから構成される。回転刃32の回転軸方向におけるフィン72の長さは、固定刃31と回転刃32の離間間隔が最大になったときであっても固定刃31と回転刃32の間の空間を覆うことができるように選定される。
胡椒粉砕物を外部に排出するためのノズル4は、カッター3によって挽かれた胡椒粉砕物を収集して排出口から排出するように固定刃31と回転刃32の間の空間の下方に位置する。ノズル4の排出口には、図5に示すように、その排出側端部に、粒胡椒が入っていた容器8の口と着脱自在に係合する係合部41が設けられる。係合部41は、容器8に着脱自在に取り付けられる蓋の係合手段と同様に形成され、例えば、最も一般的な着脱自在な係合手段である螺合によって蓋が容器に係合される場合、ノズル4の排出側端部の内周面に、蓋の内周面に設けられるネジ山と同一のピッチおよび高さのネジ山を設けることにより対応できる。また、このノズル4の排出口側には、その排出側端部から所定の高さだけ上方に離れた外周縁位置に、粒胡椒が入っていた袋9の口と係合する支持リング42が設けられる。支持リング42は、後述する顧客の粉砕作業時に、粒胡椒が入っていた袋9でノズル4を覆うように、袋9をノズル4の下端から入れるとき、間違ってノズル4の排出口を塞いでしまうのを防止すると共に、袋9の口を支持リング42の下面に押し当てることにより、ノズルから排出された胡椒粉砕物が周囲に撒き散らかされてしまうのを回避することができる。
上述の如く構成される本発明の電動ペッパーミルMは、ホッパー1に粒胡椒を投入し、粒度調整部材34によって固定刃31と回転刃32との間の間隙が胡椒粉砕物の所望の粒度に対応した間隔となるように調整した後、モータ5を作動することによりスクリューフィーダ2を回動させて粒胡椒をカッター3に送り、モータ5により回転される固定刃31と回転刃32との間で粒胡椒を挽き、そして、挽かれた胡椒粉砕物をノズル4から外部へ排出するという基本的な動作については、公知の電動コーヒーミルと同様である。
カッター3の開口35を通って固定刃31と回転刃32の間に送り込まれた粒胡椒は、まず、粗刃38により砕かれ、次いで、仕上げ刃37によって所望の大きさに挽かれることになる。このとき、粒胡椒がコーヒー豆に比べて堅く、水分の少ないことにより、1回或いは場合によっては数回の粗刃38による粉砕では、粒胡椒の粉砕物が仕上げ刃37間に入り込むには過大な塊となって、次続する粗刃38の更なる粉砕により仕上げ刃37間に入り込むのに十分な大きさの粒胡椒の粉砕物が仕上げ刃37間に入り込むのを阻害してしまう虞がある。そのため、本発明のカッター3は、カッター3の中心から半径方向へ見たとき、隣接する粗刃38間に十分な仕上げ刃37および傾斜面36の領域が位置するように形成される。
粗刃38の数については、モータ5の出力、カッター3の直径等によって適宜に選択されるが、基本的に、慣用の電動コーヒーミルの場合よりも少ない数に設定するのが好ましく、例えば、本実施例で例示するような卓上据え置き型の電動ペッパーミルの場合、粗刃38は、図示のように、4つの粗刃38を相互に離間して設けるのが好ましい。この粗刃38の数が多過ぎると、仕上げ刃37間に入り込むのに十分な大きさまでには粉砕されていない粒胡椒が粗刃38内に留まって、回転刃32に掛かる荷重が大きくなり、モータ5への負荷が過大になってしまう。一方、粗刃38の数が少な過ぎると、粒胡椒を粉砕する能力が低下して、粉砕作業に時間が掛かり過ぎてしまう。
粗刃38によって粉砕された粉胡椒のうち、仕上げ刃37間の間隔に対して大きなものは、回転刃32の仕上げ刃37によりカッター3の中心方向へ移動され、傾斜面36間を通って次続する粗刃38により再び粉砕される。一方、仕上げ刃37間の間隔よりも小さく粉砕された胡椒粉砕物は、粗刃38の外周縁に位置する仕上げ刃37間に送り込まれて所望の粒度の胡椒粉砕物に粉砕される。ここにおいて、傾斜面36に隣接する位置における仕上げ刃37間の間隔は、粗刃38の外周縁に位置する仕上げ刃37間の間隔よりも大きいことに留意されたい。これにより、仕上げ刃37によって傾斜面36に移動される胡椒粉砕物のうち、傾斜面36に隣接する位置における仕上げ刃37間の間隔よりも小さい胡椒粉砕物であれば、仕上げ刃37によって粉砕して所望の粒度の胡椒粉砕物にすることができる。
カッター3によって所望の粒度に粉砕された胡椒粉砕物は、固定刃31と回転刃32の間から外方へ放出される。カッター3から放出された胡椒粉砕物は、基本的に、回転刃32と共に回転するスクレーパ7によりノズル4へと移動されて外部へ排出される。このとき、特に粒度が小さい場合(例えば、パウダー状)、固定刃31および回転刃32の外周面と、カッター3を収容するキャビティ内壁面61との間に、湿気や静電気等によって貯留してしまいがちであるが、スクレーパ7のフィン72がそこに貯留する胡椒粉砕物をノズル4へと確実に移動させることができる。
図6は、顧客が購入する粒胡椒(或いは、購入した粒胡椒)を必要に応じた粒度の胡椒粉砕物にその場で顧客自身が挽くことができるように構成された本発明のセルフサービス用商品陳列棚を示す。このセルフサービス用商品陳列棚は、上述した電動ペッパーミルMと、粒胡椒の入った容器8および/または粒胡椒の入った袋9を陳列するためのラックRとから構成される。
顧客は、購入する粒胡椒の入った容器8または袋9をラックRから取り出し、容器8または袋9を開けて、中の粒胡椒を電動ペッパーミルMのホッパー1に入れた後、粒胡椒の入っていた容器8または袋9をノズル4の係合部41または支持リング42に係合する。次いで、粒度調整部材34を操作して所要の挽き粒度に設定した後、モータ始動スイッチ52を入れて粒胡椒の挽き作業を行わせる。カッター3によって挽かれた胡椒粉砕物はノズル4から排出され、容器8または袋9に収納される。挽き作業が終了すると、顧客はノズル4から容器8または袋9を取り外し、容器8に蓋をするか或いは袋9の口を閉じて密封することによりセルフ作業を完遂することができる。
1 ホッパー
2 スクリューフィーダ
3 カッター
31 固定刃
32 回転刃
33 バネ
34 粒度調整部材
35 開口
36 傾斜面
37 仕上げ刃
38 粗刃
4 ノズル
41 係合部
42 支持リング
5 モータ
51 回転軸
52 スイッチ
6 支持フレーム
61 キャビティ内壁面
7 スクレーパ
71 平板部
72 フィン
8 容器
9 袋
M 電動ペッパーミル
R ラック

Claims (5)

  1. 粒胡椒を一時的に貯留するためのホッパーと、ホッパーの下方に配置される、粒胡椒を搬送するためのスクリューフィーダと、スクリューフィーダによって搬送された粒胡椒を挽くためのカッターと、カッターにより挽かれた胡椒粉砕物を外部に排出するためのノズルと、スクリューフィーダおよびカッターを作動させるモータとを有し、
    カッターは支持フレームに固定された固定刃と、モータによってスクリューフィーダと共に回転される回転刃とから構成され、
    回転刃は固定刃に対して離間する方向へ付勢されかつ回転刃の固定刃に対向する面側に設けられた粒度調整部材により固定刃と回転刃との間の間隔を調整自在であり、
    固定刃と回転刃との間の間隙は胡椒粉砕物の所望の粒度に対応した間隔に調整され、
    回転刃は回転刃の外周面と、固定刃と回転刃の間の空間から排出される胡椒粉砕物および/または回転刃を回転自在に収納するキャビティの内壁面との間にある胡椒粉砕物をノズルへと送るためのスクレーパを有し、
    スクレーパは回転刃の刃を有する側と反対側の側面に設けられかつ回転刃と実質的に同一な円形形状を有する平板部と、平板部の外周縁から接線方向へ仕上げ刃の伸延方向と同じ方向に延びる少なくとも1つのフィンとから構成され、
    フィンの回転刃の回転軸方向における長さは固定刃と回転刃の離間間隔が最大になったときの固定刃と回転刃の間の空間を覆うように選定され
    カッターによって挽かれた胡椒粉砕物は固定刃と回転刃との間の間隙を通ってカッターの外周縁方向へ移動し、
    ノズルはカッターの下方に設けられ、
    カッターによって挽かれた胡椒粉砕物はノズルを通って外部へ排出される、
    電動ペッパーミル。
  2. 粒胡椒を一時的に貯留するためのホッパーと、ホッパーの下方に配置される、粒胡椒を搬送するためのスクリューフィーダと、スクリューフィーダによって搬送された粒胡椒を挽くためのカッターと、カッターにより挽かれた胡椒粉砕物を外部に排出するためのノズルと、スクリューフィーダおよびカッターを作動させるモータとを有し、
    カッターは支持フレームに固定された固定刃と、モータによってスクリューフィーダと共に回転される回転刃とから構成され、
    定刃および回転刃はそれぞれ円板形に形成されており、その中心にモータの出力軸に結合された回転軸およびスクリューフィーダが位置するための円形の開口を有し、
    固定刃および回転刃の相互に対面する側の隣接面は総体的に各刃の外周縁から中心に向かって凹んだ断面形状をそれぞれ有し、
    固定刃および回転刃の隣接面は総体的に同一形状に形成され、
    回転刃の隣接面は開口周縁を所定の幅で囲周するように設けられた平滑な傾斜面と、傾斜面の外周縁と隣接面の外周縁との間に、回転刃の半径方向に対して回転刃の回転方向へ所定の角度で交差して延びるようにそれぞれ形成された複数の仕上げ刃と、開口周縁に所定の離間間隔を有して設けられる複数の粗刃とを有し
    回転刃は固定刃に対して離間する方向へ付勢されかつ回転刃の固定刃に対向する面側に設けられた粒度調整部材により固定刃と回転刃との間の間隔を調整自在であり、
    固定刃と回転刃との間の間隙は胡椒粉砕物の所望の粒度に対応した間隔に調整され、
    カッターによって挽かれた胡椒粉砕物は固定刃と回転刃との間の間隙を通ってカッターの外周縁方向へ移動し、
    ノズルはカッターの下方に設けられ、
    カッターによって挽かれた胡椒粉砕物はノズルを通って外部へ排出される、
    動ペッパーミル。
  3. 前記カッターの回転刃は回転刃の外周面と、固定刃と回転刃の間の空間から排出される胡椒粉砕物および/または回転刃を回転自在に収納するキャビティの内壁面との間にある胡椒粉砕物をノズルへと送るためのスクレーパを有し、スクレーパは回転刃の刃を有する側と反対側の側面に設けられかつ回転刃と実質的に同一な円形形状を有する平板部と、平板部の外周縁から接線方向へ仕上げ刃の伸延方向と同じ方向に延びる少なくとも1つのフィンとから構成され、フィンの回転刃の回転軸方向における長さは固定刃と回転刃の離間間隔が最大になったときの固定刃と回転刃の間の空間を覆うように選定される、請求項2に記載の電動ペッパーミル。
  4. 前記電動ペッパーミルのノズルはカッターによって挽かれた胡椒粉砕物を収集して排出口から排出するように固定刃と回転刃の間の空間の下方に位置され、ノズルの排出口にはその排出側端部に容器の口と着脱自在に係合するための係合部が設けられ、かつ、ノズルの排出側端部から所定の高さだけ上方に離れた外周縁位置に袋の口と係脱自在に係合するための支持リングが設けられる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動ペッパーミル
  5. 顧客が購入する粒胡椒或いは購入した粒胡椒を必要に応じた粒度の胡椒粉砕物にその場で顧客が挽くためのセルフサービス用商品陳列棚であって、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動ペッパーミルと、粒胡椒の入った容器および/または袋を陳列するためのラックとから構成される、商品陳列棚。
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