JP3200906U - 調味料用手動ミル - Google Patents

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国雄 川崎
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Abstract

【課題】唐辛子細片やハーブ細片等の軽量調味料の粉砕を確実に行う調味料用手動ミルを提供する。【解決手段】容器体1と、内周面に固定歯22を備えて容器体1の開口箇所に装着する固定歯部2、及び固定歯22と対面する可動歯31を備えて、固定歯部2に回転自在に装着されてなる可動歯部3で構成してされる粉砕機構体とからなる。粉砕機構の容器体1内方側に、可動歯部3の回転中心に軸部41を連結して一体に回動するように設けると共に、可動歯部回動方向に回動させた際に容器体内物を粉砕機構側に押し出す角度に傾斜させた羽根42を備えた押圧体4を付設する。【選択図】図2

Description

本考案は、調味料用手動ミルに関するものである。
調味料用手動ミルは、岩塩、胡椒粒、ゴマ粒等の粒状調味料を粉砕して食器上の料理に直接振り掛け、或いは調理中の料理に振り掛けるのに使用するもので、その基本的構成は、粒状調味料を収納する容器部と、内周面に固定歯を備えて容器部の開口箇所に装着する固定歯部と、前記固定歯と対面する可動歯を設けて前記固定歯部に回転自在に装着されてなる可動歯部とで構成されている(特許文献1、2)。
特開2001−232223号公報。 特開2004−73533号公報。
前記した調味料用手動ミルで粉砕する対象物は、例えば粒胡椒、岩塩粒等の一般的に粒状の調味料であり、容器部内に粒状調味料を収納し、器具を上下逆転させて、可動歯部を回動させ、固定歯部と可動歯部の間に落下した粒状調味料を粉砕するものである。
しかし粒状調味料の落下力のみで固定歯部と可動歯部との間にスムーズに導き入れることができない場合も考えられる。更に輪切りした唐辛子、ハーブ細片も更に微細片に粉砕して料理に使用する事が要望されているが、これらの物は軽量で且つ容器部内で互いにもつれあい、スムーズに固定歯部と可動歯部の間に導き入れることができない。
そこで本考案は、容器部内調味料のスムーズな粉砕排出を実現する調味料用手動ミルを提案したものである。
本考案に係る調味料用手動ミルは、容器体と、内周面に固定歯を備えて容器体の開口箇所に装着する固定歯部、及び前記固定歯と対面する可動歯を備えて、前記固定歯部に回転自在に装着されてなる可動歯部で構成される粉砕機構体とからなる調味料用手動ミルであって、前記粉砕機構の容器体内方側に、可動歯部の回転中心に軸部を連結して一体に回動するように設けると共に、可動歯部回動方向に回動させた際に容器体内物を粉砕機構側に押し出す角度に傾斜させた羽根を備えた押圧体を付設してなることを特徴とするものである。
而して容器体の調味料収納部分に所望の調味料を収納し、粉砕機構体を装着し、粉砕機構体を下方に位置させた状態で可動歯部を回転操作すると、容器体内の調味料は自然落下と共に、羽根の回動によって調味料が粉砕機構側(歯部噛合箇所)に押し出されることなり、唐辛子を細片等のような軽量物でも強制的に粉砕機構に送られ、容易に粉砕化することができる。
本考案の構成は上記のとおり、粉砕機構体に付設して容器体内に設けられた押圧体で、容器体内の調味料を粉砕機構に送り出すことで、自然落下し難い調味料であっても確実に粉砕して微細片とすることができるものである。
本考案の実施形態の分解した全体斜視図。 同一部切断した正面図。 同粉砕機構体の下面図。
次に本考案の実施形態について説明する。図示した実施形態は、粉砕機構体と容器体1で構成され、前記粉砕機構体は、固定歯部2と可動歯部3と押圧体4と蓋体5を備えてなる。
容器体1は、透明なガラス容器が一般的であり、開口部11の外周には粉砕機構体の固定歯部2を螺合装着する螺条12が形成されている。
固定歯部2は、容器体1の開口部11に螺合装着される螺合装着部21の先方周面に固定歯22を設けたものである。また可動歯部3は、前記固定歯22に可動歯31が対面し、且つ回動自在となるように固定歯部2に装着したもので、固定歯22と可動歯31の間の先方に排出口6を形成し、前記排出口6を開閉する蓋体5を設けてなるものである。
また固定歯部2の固定歯22と可動歯部3の可動歯31は、一定の方向に螺旋状に形成し、当該螺旋方向に可動歯部3を回動させることで、固定歯22と可動歯31が擦れて、当該歯22,31間の粒体等(調味料)を粉砕する構造としたものである。
押圧体4は、軸部41と軸部41から外周方向に突設した羽根42からなり、軸部41は、可動歯部3の回動中心に連結して可動歯部3と一体に回動するように設けてなり、羽根42は、可動歯部3を所定の回動方向(調味料粉砕方向)に回動させた際に、容器体内物(調味料)を粉砕機構側(固定歯22と可動歯31の対面箇所方向)に押し出す角度に傾斜させたものである。
而して前記の容器体1に、調味料(例えば唐辛子細片)を収納し、粉砕機構体を容器体1に螺合装着して使用するものである。
容器体1内の調味料を粉砕排出するには、従前と同様に容器体1を上下逆転させて使用するものであるが、特に本考案の手動ミルは、押圧体4を設けているものであるから、可動歯部3を回動操作すると押圧体4も同時に回動し、容器体内の調味料は自然に落下すると共に、羽根42の回動によって調味料が粉砕機構箇所(固定歯22と可動歯31の噛合箇所)に押し出されることなる。
従って調味料が唐辛子を細片等のような軽量物であっても、強制的に固定歯22と可動歯31の噛合箇所に送られ、固定歯22と可動歯31の擦れよって微細片することができるものである。勿論軽量細片の調味料に限らず、粒胡椒や岩塩のような粒状調味料であっても、同様に羽根42の作用で粉砕機構側に送り出されるので、調味料粉砕が効果的に行うことができるものである。
1 容器体
11 開口部
12 螺条
2 固定歯部
21 螺合装着部
22 固定歯
3 可動歯部
31 可動歯
4 押圧体
41 軸部
42 羽根
5 蓋体
6 排出口

Claims (3)

  1. 容器体と、内周面に固定歯を備えて容器体の開口箇所に装着する固定歯部、及び前記固定歯と対面する可動歯を備えて、前記固定歯部に回転自在に装着されてなる可動歯部で構成される粉砕機構体とからなる調味料用手動ミルであって、前記粉砕機構の容器体内方側に、可動歯部の回転中心に軸部を連結して一体に回動するように設けると共に、可動歯部回動方向に回動させた際に容器体内物を粉砕機構側に押し出す角度に傾斜させた羽根を備えた押圧体を付設してなることを特徴とする調味料用手動ミル。
  2. 容器体を透明体で形成してなる請求項1記載の調味料用手動ミル。
  3. 容器体の開口部外周に螺条を形成し、粉砕機構体を螺合装着してなる請求項1又は2記載の調味料用手動ミル。
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WO2018020785A1 (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 株式会社川崎合成樹脂 粉砕機

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