JP6624667B1 - 臼体及びミル装置 - Google Patents

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Abstract

臼体は内臼部(20)と外臼部(30)を備え、外臼部(30)の内側面には、第2の入口凹部(33)と第2の入口凸部(34)が形成される。第2の入口凹部(33)は、その面積において互いに異なる3つの入口凹部を一群とし、この群が繰り返される。第2の入口大凹部(33A)に隣接して第2の入口中凹部(33B)が配置され、第2の入口中凹部(33B)に隣接して第2の入口小凹部(33C)が配置され、さらに第2の入口小凹部(33C)に隣接して第2の入口大凹部(33A)が配置され、この配置が繰り返される。第2の入口凸部(34)は、その凸部角度において互いに異なる3つの入口凸部を一群とし、この群が繰り返されて構成される。第2の入口小凸部(34A)に隣接して第2の入口中凸部(34B)が配置されており、第2の入口中凸部(34B)に隣接して第2の入口大凸部(34C)が配置されており、さらに第2の入口大凸部(34C)に隣接して第2の入口小凸部(34A)が配置されており、この配置が繰り返される。

Description

本発明は臼体及びミル装置に関する。詳しくは、例えばコーヒー豆を粉砕するための、臼体及びミル装置に係るものである。
コーヒー豆を焙煎し、焙煎されたコーヒー豆を粉砕して得られた粉末から、湯または水で成分を抽出して得られたコーヒー飲料が古くから親しまれている。
焙煎されたコーヒー豆から成分を抽出しても、得られるコーヒーエキスの抽出効率は低く、また、香味も乏しい。
一方、焙煎されたコーヒー豆を細かく粉砕することで抽出効率が高まり、抽出速度が増大するため、コーヒー豆の粉砕工程は重要な工程である。
そして、従来、様々なコーヒーミルあるいはコーヒーグラインダーが提案されている。
例えば特許文献1には、図5に示すようなコーヒーグラインダー301が記載されている。
すなわち、特許文献1に記載のコーヒーグラインダー301は、複数のコーヒー豆305を含有するためのリザーバ310と、コーヒー豆305に対してグラインディング動作を行うための、研磨表面321を有するグラインディングツール320とを備える。
また、グラインディングツール320は、縦軸のまわりを回転可能な円柱形状の部分326を有し、円柱形状の部分326の一端は、モーター330の駆動軸331に接続されている。
また、コーヒーグラインダー301は、円柱形状の部分326を包囲するハウジング350を備える。
また、ハウジング350はリザーバ310の直下に配置されており、また、グラインディングチャンバ351を有する。
また、グラインディングチャンバ351は非対称の漏斗形状を有し、最も大きい大きさを有する開口部がグラインディングチャンバ351の上部に存在し、最も小さい大きさを有する開口部がグラインディングチャンバ351の底部に存在する。
また、ハウジング350の表面353の1つの領域352が実質的に垂直の方向、すなわち円柱形状の部分326の縦軸327と平行の方向に延び、表面353の別の領域354は縦軸327に対して傾けられており、縦軸327とは平行ではない。
また、小さなギャップ355が、研磨表面321と領域352の間に存在し、また、下向きの方向において徐々に小さくなる、より大きなギャップ356が円柱形状の部分326の大部分のまわりに存在する。
また、コーヒーグラインダー301は、グラインディングツール320及び/またはモーター330の失速状態を検出する失速検出器341、並びに失速検出器341が失速状態を検出した場合に、グラインディングツール320及び/またはモーター330の回転方向を一時的に反転させる反転ユニット340を有する。
また、失速検出器341は、グラインディングツール320の回転率を感知するセンサ342に接続されており、また、センサ342がグラインディングツール320の回転を検出するために、グラインディングツール320は磁石343を有する。
また、反転ユニット340は、モーター330の回転方向を制御するコントローラ344を有する。
特表2017−501761号公報
しかしながら、特許文献1に記載のコーヒーグラインダーにおいて、円柱形状の一部と、この円柱形状の一部に対して平行に延びるハウジングの表面との間に小さなギャップが存在し、さらに、下向きの方向において徐々に小さくなる、より大きなギャップが円柱形状の部分の大部分のまわりに存在しているので、様々な粒度を有するコーヒー粉が生成されてしまっていた。
そして、様々な粒度を有するコーヒー粉が生成されてしまう場合、すなわち挽きムラがある場合、たとえ高級なコーヒー豆を使っていても香味や旨味を充分抽出できず、渋くて、えぐ味のある雑味が多く溶け出し、薄くて不味いコーヒーとなっていた。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、所定の粒径を有する紛体を多く生成して粒度安定を実現できる、臼体及びミル装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の臼体は、駆動軸が挿通されることができ、かつ、同駆動軸が挿通される方向を中心に回転可能であり、かつ、表面に複数の第1の凹部及び複数の第1の凸部が形成された第1の臼部と、該第1の臼部を配置可能な空間が形成されており、かつ、同空間に接すると共に前記第1の臼部の回転方向と同じ方向に延びる内側面に複数の第2の凹部及び複数の第2の凸部が形成されており、かつ、同第2の凹部と同第2の凸部が、前記第1の臼部の回転方向と同じ方向に対して交差する方向に同内側面の縁部から延びており、かつ、前記駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、同縁部に位置する同第2の凹部の一方の端部の面積が、同駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、同第2の凹部が延びる方向の同第2の凹部の一方の端部とは反対側の他方の端部の面積より小さく、かつ、同駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、互いに隣接した同第2の凹部の一方の端部同士の面積が互いに略同じである第2の臼部とを備える。
ここで、駆動軸が挿通されることができ、かつ、駆動軸が挿通される方向を中心に回転可能であり、かつ、表面に複数の第1の凹部及び複数の第1の凸部が形成された第1の臼部と、第1の臼部を配置可能な空間が形成されており、かつ、この空間に接すると共に第1の臼部の回転方向と同じ方向に延びる内側面に複数の第2の凹部及び複数の第2の凸部が形成された第2の臼部とによって、第1の臼部と第2の臼部との間で被粉砕物を粉砕して紛体を生成することができる。
また、第2の凹部と第2の凸部が、第1の臼部の回転方向と同じ方向に対して交差する方向に内側面の縁部から延びた第2の臼部によって、第2の凹部を通った紛体を、鉛直方向下方へ向けられた縁部から排出することができる。
また、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、縁部に位置する第2の凹部の一方の端部の面積が、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、第2の凹部が延びる方向の第2の凹部の一方の端部とは反対側の他方の端部の面積より小さい第2の臼部によって、一方の端部の面積と他方の端部の面積とが略同じ構成よりも、被粉砕物を第2の凹部に導入し易くなり、紛体の大きさを揃える第2の凹凸部とは違う他の領域における粉砕を低減し、不必要に粉砕することを抑えることができる。
また、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、互いに隣接した第2の凹部の一方の端部同士の面積が互いに略同じである第2の臼部によって、大きさを揃えて紛体を排出することができる。
ここで、「第2の凹部の一方の端部の面積」とは、第2の凹部の一方の端部と第1の凹凸部との間の面積を意味し、「第2の凹部の他方の端部の面積」とは、第2の凹部の他方の端部と第1の凹凸部との間の面積を意味する。
また、本発明の臼体において、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、互いに隣接した第2の凹部の他方の端部同士の面積は互いに異なる構成とすることができる。
この場合、様々な大きさの被粉砕物を第2の凹部に導入することができる。
さらに、本発明の臼体において、第2の凹部の底部と第2の凹部に隣接する一方の第2の凸部の頂部とを結ぶ面の、第2の臼部の内側面に対する角度である凸部角度であって、第2の凹部の一方の端部における隣接する第2の凸部同士の凸部角度は互いに略同じであり、かつ、第2の凹部の他方の端部における隣接する第2の凸部同士の凸部角度は互いに異なり、他方の端部の面積が一番大きい第2の凹部についての凸部角度は一番小さい構成とすることができる。
この場合、凹部の深さを増大させて凹部の面積を大きくした構成よりも、被粉砕物を第2の凹部に導入し易い。
ここで、「内側面に対する角度」とは、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面において、駆動軸と同一線上に延びる中心軸線と一方の第2の凸部の頂部とを通る直線と内側面に対応する曲線との交点における接線に対する角度を意味する。
また、ここで言う「一番大きい」または「一番小さい」とは、互いに隣接する所定の数の凹凸部を一つの群としたときに、「その群の中において一番大きい」または「その群の中において一番小さい」ことを意味する。
また、本発明の臼体において、第2の臼部の内側面に複数の第3の凸部が形成されており、かつ、第3の凸部は第2の凸部と連接しており、第2の凸部と第3の凸部の接続箇所には、隆起した隆起部が設けられており、第1の臼部の回転方向と同じ方向に対して略直交する方向における第2の臼部の断面形状は、隆起部を頂部とした略山形状である構成とすることができる。
この場合、隆起部が被粉砕物に当たって粉砕し易くなる。
また、本発明の臼体において、第1の臼部の形状は略円錐台形状であり、かつ、第1の臼部は、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向における断面形状が略円形である第1の断面円形部分と、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向における断面形状が略円形であり、かつ、第1の断面円形部分の半径よりも小さい半径を有する第2の断面円形部分とを有し、第2の臼部の第2の凸部及び第2の凹部は、第1の臼部の第1の断面円形部分に面し、第2の臼部の第3の凸部及び第3の凹部は、第1の臼部の第2の断面円形部分に面し、第2の臼部の第2の凸部及び第2の凹部と第1の臼部の第1の断面円形部分との間の距離は、第2の臼部の第3の凸部及び第3の凹部と第1の臼部の第2の断面円形部分との間の距離より短い構成とすることができる。
この場合、第2の臼部の第3の凸部が形成された内側面と第1の臼部の第2の断面円形部分に対応する表面との間において、比較的大きい被粉砕物を粉砕することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明のミル装置は、駆動軸が挿通されることができ、かつ、同駆動軸が挿通される方向を中心に回転可能であり、かつ、表面に複数の第1の凹部及び複数の第1の凸部が形成された第1の臼部と、該第1の臼部を配置可能な空間が形成されており、かつ、同空間に接すると共に前記第1の臼部の回転方向と同じ方向に延びる内側面に複数の第2の凹部及び複数の第2の凸部が形成されており、かつ、同第2の凹部と同第2の凸部が、前記第1の臼部の回転方向と同じ方向に対して交差する方向に同内側面の縁部から延びており、かつ、前記駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、同縁部に位置する同第2の凹部の一方の端部の面積が、同駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、同第2の凹部が延びる方向の同第2の凹部の一方の端部とは反対側の他方の端部の面積より小さく、かつ、同駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、互いに隣接した同第2の凹部の一方の端部同士の面積が互いに略同じである第2の臼部と、一方向に延びており、かつ、前記第1の臼部に挿通されて同第1の臼部に取付可能であり、かつ、延びた方向を中心に回転可能な駆動軸とを備える。
ここで、駆動軸が挿通されることができ、かつ、駆動軸が挿通される方向を中心に回転可能であり、かつ、表面に複数の第1の凹部及び複数の第1の凸部が形成された第1の臼部と、第1の臼部を配置可能な空間が形成されており、かつ、この空間に接すると共に第1の臼部の回転方向と同じ方向に延びる内側面に複数の第2の凹部及び複数の第2の凸部が形成された第2の臼部とによって、第1の臼部と第2の臼部との間で被粉砕物を粉砕して紛体を生成することができる。
また、第2の凹部と第2の凸部が、第1の臼部の回転方向と同じ方向に対して交差する方向に内側面の縁部から延びた第2の臼部によって、第2の凹部を通った紛体を、鉛直方向下方へ向けられた縁部から排出することができる。
また、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、縁部に位置する第2の凹部の一方の端部の面積が、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、第2の凹部が延びる方向の第2の凹部の一方の端部とは反対側の他方の端部の面積より小さい第2の臼部によって、一方の端部の面積と他方の端部の面積とが略同じ構成よりも、被粉砕物を第2の凹部に導入し易くなり、紛体の大きさを揃える第2の凹凸部とは違う他の領域における粉砕を低減し、不必要に粉砕することを抑えることができる。
また、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、互いに隣接した第2の凹部の一方の端部同士の面積が互いに略同じである第2の臼部によって、大きさを揃えて紛体を排出することができる。
また、一方向に延びており、かつ、第1の臼部に挿通されて第1の臼部に取付可能であり、かつ、延びた方向を中心に回転可能な駆動軸によって、駆動軸の延びた方向を中心に駆動軸を回転させることで第1の臼部を回転させることができ、第1の臼部の回転によって第1の臼部と第2の臼部との間で被粉砕物を粉砕して紛体を生成することができる。
本発明に係る臼体は、所定の粒径を有する紛体を多く生成して粒度安定を実現できる。
本発明に係るミル装置は、所定の粒径を有する紛体を多く生成して粒度安定を実現できる。
本発明を適用した臼体の一例を示す概略分解斜視図である。 本発明を適用した臼体の内臼部と外臼部が重なったときの一例を示す概略部分断面図である。 図3(a)は、本発明を適用した臼体の内臼部と外臼部を、第2の凹部の入口を含む平面で切断したときの一例を示す概略拡大部分断面図であり、図3(b)は、本発明を適用した臼体の内臼部と外臼部を、第2の凹部の出口を含む平面で切断したときの一例を示す概略拡大部分断面図である。 本発明を適用したコーヒーミルの一例を示す概略断面図である。 従来のコーヒーグラインダーの概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用した臼体の一例を示す概略分解斜視図である。
また、図2は、本発明を適用した臼体の内臼部と外臼部が重なったときの一例を示す概略部分断面図である。
図1に示す本発明の臼体10は、内臼部20を備える。
ここで、内臼部20には、駆動軸が挿通されるための駆動軸用挿通穴24が、内臼部20の略中央部を貫通して形成されている。
すなわち、内臼部20の対向する2つの面には開口部が形成されており、駆動軸用挿通穴24は、これら開口部を介して外部と連通している。
また、駆動軸用挿通穴24は、内臼部20の対向する2つの面を結ぶ方向に延びている。
また、本発明の臼体20をコーヒーミルなどのミル装置に装着して使用する場合、駆動軸用挿通穴24には、一方向に延びた駆動軸が挿通される。
そして、駆動軸用挿通穴24に挿通された駆動軸は内臼部20に取付けられるので、駆動軸の延びた方向を中心にして駆動軸を回転させることで、内臼部20は駆動軸が挿通された方向を中心に回転する。
また、駆動軸は内臼部20の略中央部を貫通して形成された駆動軸用挿通穴24に挿通されるので、駆動軸と内臼部20の中心軸線27は重なって延びる、すなわち駆動軸と中心軸線27は互いに同一線上に延びる。
従って、内臼部20は、中心軸線27を中心に回転する。ここで、中心軸線27は、実体のない仮想の線である。
駆動軸用挿通穴24に挿通された駆動軸は、具体的には例えば回り止め部材を介して内臼部20に取付けられる。
ここで、内臼部20の対向する2つの面を結ぶ方向に延びた駆動軸用挿通穴24の一方の端部の周辺、すなわち内臼部20の対向する2つの面の中の一つの面に、回り止め部材の一部を係止するための係止凹部24Aが形成されている。
そして、係止凹部24Aに係止された回り止め部材は、駆動軸が挿通される方向を中心に回転できないので、このような回り止め部材を介して駆動軸が取付けられた内臼部20は、駆動軸から独立して回転することは不可能となり、駆動軸と一体となって回転することになる。
また、内臼部20の形状は略円錐台形状である。
ここで、内臼部20は、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向における断面形状が略円形である第1の断面円形部分25を有する。
また、内臼部20は、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向における断面形状が略円形である第2の断面円形部分26を有する。
また、第2の断面円形部分26は、第1の断面円形部分25の半径よりも小さい半径を有する。
また、内臼部20は、複数の送り刃21を有する。
ここで、送り刃21は、内臼部20の第2の断面円形部分26の表面から螺旋状に突出して形成されている。
また、複数の送り刃21は、互いに一定の間隔で離されて形成されている。すなわち、送り刃21は目が粗い刃である。
また、内臼部20の第1の断面円形部分25の表面には、複数の第1の凹部22及び複数の第1の凸部23が螺旋状に形成されている。
また、第1の凸部23同士の間隔は、送り刃21同士の間隔よりも小さい。すなわち、第1の凸部23は、送り刃21よりも目が細かい刃である。
また、内臼部20の第2の断面円形部分26の表面には、複数の送り刃21が形成されている。
内臼部は第1の臼部の一例である。
ここで、送り刃21と送り刃21の間にも、第1の凹部22及び第1の凸部23を形成することもできる。
また、本発明の臼体10は、外臼部30を備える。
ここで、外臼部30には、内臼部20を配置可能な空間である内臼部配置空間30Aが形成されている。
また、内臼部配置空間30Aに接すると共に内臼部20の回転方向と同じ方向に延びる外臼部30の内側面に、複数の第2の凹部31及び複数の第2の凸部32が形成されている。
また、第2の凹部31及び第2の凸部32は、内臼部20の回転方向と同じ方向に対して交差する方向に外臼部30の内側面の縁部から延びている。
また、外臼部30の内側面には、複数の第3の凹部42及び複数の第3の凸部43が形成されている。
また、第3の凹部42及び第3の凸部43は、内臼部20の回転方向と同じ方向に対して交差する方向に、第2の凹部31及び第2の凸部32が形成された内側面の縁部とは反対側の外臼部30の内側面の縁部から延びている。
また、第3の凸部43同士の間隔は、第2の凸部32同士の間隔よりも大きい。すなわち、第3の凸部43は、第2の凸部32よりも目が粗い刃である。
従って、第3の凸部43は第2の凸部32と連接しているが、第3の凸部43は全ての第2の凸部32と連接しているわけではない。
また、外臼部30の第2の凹部31及び第2の凸部32は、内臼部20の第1の断面円形部分25に面している。
また、外臼部30の第3の凹部42及び第3の凸部43は、内臼部20の第2の断面円形部分26に面している。
また、図2に示すように、第2の凸部32と第3の凸部43の接続箇所には、隆起した隆起部44が設けられている。
また、第2の凹部31及び第2の凸部32が形成された外臼部30の内側面と、第3の凹部42及び第3の凸部43が形成された外臼部30の内側面は、それぞれ外臼部30の内側面とは反対方向に面している外側面30Bに対して傾斜している。
すなわち、第2の凹部31及び第2の凸部32が形成された外臼部30の内側面と外側面30Bとの間の距離は、第2の凹部31及び第2の凸部32が形成された内側面の縁部から第2の凸部32と第3の凸部43の接続箇所に向けて徐々に大きくなっている。
また、第3の凹部42及び第3の凸部43が形成された外臼部30の内側面と外側面30Bとの間の距離は、第2の凸部32と第3の凸部43の接続箇所から第2の凹部31及び第2の凸部32が形成された内側面の縁部とは反対側の外臼部30の内側面の縁部に向けて徐々に大きくなっている。
従って、内臼部20の回転方向と同じ方向に対して略直交する方向における外臼部30の断面形状は、隆起部44を頂部とした略山形状である。
このように第2の凹部31及び第2の凸部32が形成された外臼部30の内側面と、第3の凹部42及び第3の凸部43が形成された外臼部30の内側面は外側面30Bに対して傾斜しているので、外臼部30の第2の凹部31及び第2の凸部32と、内臼部20の第1の断面円形部分25との間の距離は、外臼部30の第3の凹部42及び第3の凸部43と、内臼部20の第2の断面円形部分26との間の距離より短い。
すなわち、外臼部30の第3の凹部42及び第3の凸部43と、内臼部20の第2の断面円形部分26との間の距離の方が、外臼部30の第2の凹部31及び第2の凸部32と、内臼部20の第1の断面円形部分25との間の距離より長い。
その結果、外臼部30の第3の凹部42及び第3の凸部43と、内臼部20の第2の断面円形部分26との間に隙間46が形成される。
また、外臼部30の外側面30Bには切欠き部45が形成されている。
ここで、切欠き部45は、第3の凹部42及び第3の凸部43が形成された内側面の縁部に対応する外側面30Bの縁部から、外臼部30の内側面に形成された凸部の隆起部44に対応する外側面30Bの位置まで延びた窪みである。
また、図3(a)は、本発明を適用した臼体の内臼部と外臼部を、第2の凹部の入口を含む平面で切断したときの一例を示す概略拡大部分断面図である。
また、図3(b)は、本発明を適用した臼体の内臼部と外臼部を、第2の凹部の出口を含む平面で切断したときの一例を示す概略拡大部分断面図である。
なお、図3において、駆動軸用挿通穴、及び内臼部の第1の凹凸部の図示を省略している。
また、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、外臼部30の内側面の縁部には第2の凹部31の一方の端部、すなわち第2の出口凹部38が位置する。
また、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、第2の凹部31が延びる方向の第2の凹部31の一方の端部とは反対側の他方の端部は、第2の入口凹部33である。
また、「入口」とは、本発明の臼体10が被粉砕物を粉砕するときに、被粉砕物が最初に第2の凹部31に入り込む箇所を意味し、「出口」とは、被粉砕物が粉砕されて得られた粉体が、最後に第2の凹部31から排出される箇所すなわち本発明の臼体10から排出される箇所を意味する。
また、第2の入口凹部33は、その面積において互いに異なる3つの入口凹部を一群とし、この群が繰り返されて構成されている。
すなわち、図3(a)に示すように、一群の中において面積が一番大きい第2の入口大凹部33Aと、一群の中において面積が二番目に大きい第2の入口中凹部33Bと、一群の中において面積が一番小さい第2の入口小凹部33Cとを一群とし、この群が繰り返されて第2の入口凹部33が構成されている。
ここで、図3(a)に示すように、第2の入口大凹部33Aに隣接して第2の入口中凹部33Bが配置されており、第2の入口中凹部33Bに隣接して第2の入口小凹部33Cが配置されており、さらに第2の入口小凹部33Cに隣接して第2の入口大凹部33Aが配置されており、この配置が繰り返されている。
また、「第2の入口凹部33の面積」とは、第2の入口凹部33と第1の凹凸部(22、23)との間の面積を意味する。
すなわち、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、互いに隣接した第2の入口凹部同士の面積は互いに異なる。
また、一群を構成する凹部の数は必ずしも3つでなくてもよく、4つ以上であったり、2つとしたりすることもできる。
また、第2の入口凹部33には第2の入口凸部34が隣接している。
また、第2の入口凸部34は、その凸部角度において互いに異なる3つの入口凸部を一群とし、この群が繰り返されて構成されている。
ここで、凸部角度は、第2の凹部31の底部と第2の凹部31に隣接する2つの第2の凸部32の中の一方の第2の凸部32の頂部とを結ぶ面の、外臼部30の内側面に対する角度である。
図3(a)に示すように、第2の入口大凹部33Aに隣接する一方の第2の凸部である第2の入口小凸部34Aと、第2の入口中凹部33Bに隣接する一方の第2の凸部である第2の入口中凸部34Bと、第2の入口小凹部33Cに隣接する一方の第2の凸部である第2の入口大凸部34Cとを一群とし、この群が繰り返されて第2の入口凸部34が構成されている。
すなわち、図3(a)に示すように、第2の入口小凸部34Aに隣接して第2の入口中凸部34Bが配置されており、第2の入口中凸部34Bに隣接して第2の入口大凸部34Cが配置されており、さらに第2の入口大凸部34Cに隣接して第2の入口小凸部34Aが配置されており、この配置が繰り返されている。
また、「外臼部30の内側面に対する角度」とは、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面において、駆動軸と同一線上に延びる中心軸線27と一方の第2の凸部32の頂部とを通る直線と、外臼部30の内側面に対応する曲線である内側面対応曲線36との交点における接線に対する角度を意味する。
すなわち、第2の入口小凸部34Aの凸部角度Aは、第2の入口小凸部34Aに対応する入口小凸部角度線35Aと、第2の入口小凸部34Aに対応する入口小凸部対応接線37Aとの間の角度である。
また、第2の入口中凸部34Bの凸部角度Bは、第2の入口中凸部34Bに対応する入口中凸部角度線35Bと、第2の入口中凸部34Bに対応する入口中凸部対応接線37Bとの間の角度である。
また、第2の入口大凸部34Cの凸部角度Cは、第2の入口大凸部34Cに対応する入口大凸部角度線35Cと、第2の入口大凸部34Cに対応する入口大凸部対応接線37Cとの間の角度である。
また、入口小凸部角度線35Aは、第2の入口大凹部33Aの底部と第2の入口小凸部34Aの頂部とを通る直線である。
また、入口中凸部角度線35Bは、第2の入口中凹部33Bの底部と第2の入口中凸部34Bの頂部とを通る直線である。
また、入口大凸部角度線35Cは、第2の入口小凹部33Cの底部と第2の入口大凸部34Cの頂部とを通る直線である。
そして、第2の入口小凸部34Aの凸部角度Aと、第2の入口中凸部34Bの凸部角度Bと、第2の入口大凸部34Cの凸部角度Cは互いに異なる。
すなわち、一群の中において、凸部角度Aが一番小さく、凸部角度Cが一番大きい。
このように、一群の中において面積が一番大きい第2の入口大凹部33Aに隣接する第2の入口小凸部34Aの凸部角度Aが、一群の中において一番小さい。
すなわち、一群の中において面積が一番大きい第2の入口大凹部33Aについての凸部角度が、一群の中において一番小さい。
また、第2の出口凹部38は第2の入口凹部33とは異なり、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面において、隣接する第2の出口凹部38同士の面積が互いに略同じである。
また、「第2の出口凹部38の面積」とは、第2の出口凹部38と第1の凹凸部(22、23)との間の面積を意味する。
また、第2の出口凹部38の面積は、第2の入口凹部33の面積より小さい。
すなわち、第2の入口凹部33を構成する一群の中で一番面積が小さい第2の入口小凹部33Cの面積よりも、第2の出口凹部38の面積は小さい。
また、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面において、隣接する第2の出口凹部38同士の形状も互いに略同じである。
また、第2の出口凹部38には第2の出口凸部39が隣接している。
また、隣接する第2の出口凸部39同士の凸部角度は互いに略同じである。
すなわち、第2の出口凸部39の凸部角度Dは、第2の出口凸部39に対応する出口凸部角度線40と、第2の出口凸部39に対応する出口凸部対応接線41との間の角度である。
また、出口凸部角度線40は、第2の出口凹部38の底部と第2の出口凸部39の頂部とを通る直線である。
本発明の臼体において、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、互いに隣接した第2の入口凹部すなわち第2の凹部の他方の端部同士の面積は、必ずしも互いに異なっていなくてよい。
しかし、第2の凹部の他方の端部同士の面積が互いに異なっていれば、様々な大きさの被粉砕物を第2の凹部に導入することができるので好ましい。
また、本発明の臼体において、第2の出口凹部すなわち第2の凹部の一方の端部における隣接する第2の凸部同士の凸部角度は必ずしも互いに略同じでなくてもよく、また、第2の入口凹部すなわち第2の凹部の他方の端部における隣接する第2の凸部同士の凸部角度は必ずしも互いに異なっていなくてもよい。
さらに、他方の端部の面積が一番大きい第2の凹部についての凸部角度は必ずしも一番小さくなくてもよい。
しかし、第2の凹部の一方の端部における隣接する第2の凸部同士の凸部角度が互いに略同じであり、かつ、第2の凹部の他方の端部における隣接する第2の凸部同士の凸部角度が互いに異なり、他方の端部の面積が一番大きい第2の凹部についての凸部角度が一番小さければ、凹部の深さを増大させて凹部の面積を大きくした構成よりも、被粉砕物を第2の凹部に導入し易いので好ましい。
また、本発明の臼体において、第2の凸部と第3の凸部の接続箇所には、必ずしも隆起部が設けられていなくてもよい。
しかし、隆起部が設けられていれば、隆起部が被粉砕物に当たって粉砕し易くなるため好ましい。
図4は、本発明を適用したコーヒーミルの一例を示す概略断面図である。
図4に示す本発明のコーヒーミル50は、本発明の臼体10を備える。
ここで、コーヒーミルはミル装置の一例である。
なお、本発明の臼体10について、すでに詳述しているので、ここでは本発明の臼体10の詳しい説明を省略する。
また、本発明のコーヒーミル50は、駆動軸51を備える。
ここで、駆動軸51は、一方向に延びており、かつ、内臼部20の駆動軸用挿通穴24に挿通されて、回り止め部材56を介して内臼部20に取付けられている。
また、駆動軸51は、その延びた方向を中心に回転可能である。
また、内臼部20は回り止め部材56を介して駆動軸51に取付けられているので、内臼部20は駆動軸51から独立して回転することは不可能となり、内臼部20と駆動軸51は一体となって回転する。
また、回り止め部材56は、一方向に延びる軸部56Aを有する。
また、回り止め部材56は、フランジ部56Cを有する。ここで、フランジ部56Cは、軸部56Aの一端に取付けられており、また、軸部56Aの延びる方向に対して略直交する方向へ突出している。
また、軸部56Aには、軸部56Aの一端と、この一端とは反対側の他端との間を貫通する軸穴56Bが形成されている。
また、回り止め部材56の軸部56Aが内臼部20の駆動軸用挿通穴24に挿通され、駆動軸用挿通穴24に挿通された状態の軸部56Aの軸穴56Bに、駆動軸51が挿通される。
また、回り止め部材56は内臼部20に形成された係止凹部に係止されている。
また、駆動軸51の一端には矩形軸部63が取付けられている。
ここで、矩形軸部63の、駆動軸51が延びる方向に対して略直交する方向における断面形状は矩形状である。
また、本発明のコーヒーミル50は、操作ハンドル52を備える。
ここで、操作ハンドル52は、一方向に延びており、かつ、延びた方向の一端には、矩形軸部63を挿通するための矩形軸穴64が貫通して形成されている。
また、延びた方向の一端とは反対側の他端には、グリップ62が取付けられている。
操作ハンドル52の矩形軸穴64に矩形軸部63を挿通することによって、操作ハンドル52を駆動軸51に接続できる。
また、矩形軸部63が取付けられた駆動軸51の一端とは反対側の他端は、図4に示すように、内臼部20の駆動軸用挿通穴24に挿通された軸部56Aの軸穴56Bに駆動軸51が挿通されたとき、内臼部20や回り止め部材56から突出する。
また、内臼部20や回り止め部材56から突出した駆動軸51の他端には、図示していないがネジ山とネジ溝が形成されており、内側にネジ山とネジ溝が設けられたネジ穴55Aが形成された調整ナット55が、駆動軸51の他端に螺合される。
ここで、「他端」は、先端のみならず先端から所定の範囲の駆動軸表面も含むものとする。
これにより、駆動軸51と内臼部20とが一体的に接続され、駆動軸51が、その延びた方向を中心に回転することで内臼部20も一体となって回転する。
また、図4に示すように、駆動軸51は、駆動軸51が延びる方向と同じ方向に延びる容器本体54の内部に配置されている。
また、駆動軸51は、軸受59によって支持されている。
すなわち、軸受59は、容器本体54の内壁54Aに固定された固定部59Bと、固定部59Bから延びており駆動軸51を支持する軸支部59Aとを有する。
また、容器本体54は、その延びた方向の一端と、この一端とは反対側の他端とにおいて、容器本体54の内部と外部とを連通する開口部がそれぞれ形成されている。
そして、容器本体54の内部に配置された駆動軸51の一端と他端は、容器本体54の両端の開口部からそれぞれ突出する。
また、図4に示すように、軸受59は、駆動軸51が延びる方向と同じ方向に延びており、軸受59が延びる方向の一端には、第1のワッシャー60が取付けられており、また、軸受59が延びる方向の一端とは反対側の他端には、第2のワッシャー61が取付けられている。
また、第1のワッシャー60及び第2のワッシャー61は、位置決めのために用いられる。
このような構成により、軸受59は駆動軸51を回転可能に支持することができる。
また、図4に示すように、回り止め部材56と第2のワッシャー61との間に位置する駆動軸51の部分に付勢バネ65が巻回されている。
このとき、軸部56Aの、フランジ部56Cが取付けられた端部とは反対側の端部が付勢バネ65を押圧し、付勢バネ65が収縮させられるため、回り止め部材56及び回り止め部材56が取付けられた内臼部20には、収縮した付勢バネ65の弾性力による、駆動軸51の他端へ向かう付勢力が付与される。
また、容器本体54の内壁54Aには、駆動軸51へ向けて突出したフランジ部66が、駆動軸51を囲むように、かつ、駆動軸51から離されて取付けられている。
また、フランジ部66には、第3の凹部42及び第3の凸部43が形成された内側面と切欠き部45が形成された外側面30Bとを結ぶ外臼部30の端面が当接する。
容器本体54の内壁54Aには、駆動軸51へ向けて突出した回転抑制部材67が、駆動軸51から離されて取付けられている。
また、回転抑制部材67は、外臼部30の外側面30Bに形成された切欠き部45に当接して、駆動軸51が延びる方向を中心とした外臼部30の回転を抑制する。
内臼部20を回転させ、内臼部20と外臼部30との間で被粉砕物を粉砕するので、外臼部30も一緒に回転してしまうと粉砕力が低下してしまうため、外臼部30の回転を抑制することは重要である。
また、容器本体54の内壁54Aには、落下抑制部材68が取付けられている。
ここで、落下抑制部材68は、外臼部30の外側面30Bに接触して、外臼部30の自然落下を摩擦力などによって抑制する。
また、矩形軸部63が取付けられた駆動軸51の一端が突出した、容器本体54の一方の開口部には、蓋57が開閉可能に取付けられる。
ここで、蓋57には、駆動軸51の一端に取付けられた矩形軸部63が挿通するための貫通穴が形成されている。
また、調整ナット55が取付けられた駆動軸51の他端が突出した、容器本体54の他方の開口部には、紛体受容器58が開閉可能に取付けられる。
ここで、紛体受容器58は、駆動軸51が延びる方向と同じ方向に延びており、また、その延びた方向の一端において、紛体受容器58の内部と外部とを連通する開口部が形成されている。
また、紛体受容器58の開口部が形成された一端とは反対側の他端は閉塞されている。
従って、紛体受容器58を容器本体54の他方の開口部に取付けると、図4に示すように、本発明の臼体10と紛体受容器58の閉塞した部分との間に空間が形成され、本発明の臼体10から排出された紛体がこの空間に溜められる。
また、調整ナット55を一方向に回転させることで、軸部56Aが付勢バネ65を押圧する力を弱めることができ、その結果、駆動軸51の他端へ向かう付勢力によって内臼部20は、駆動軸51が延びる方向と同じ方向において外臼部30から離され、内臼部20の第1の凹部22及び第1の凸部23と、外臼部30の第2の凹部31及び第2の凸部32との間の間隔を大きくすることができる。
一方、調整ナット55を一方向とは逆の方向に回転させることで、軸部56Aが付勢バネ65を押圧する力を強めることができ、その結果、駆動軸51の他端へ向かう付勢力に抗して内臼部20は、駆動軸51が延びる方向と同じ方向において外臼部30に近づけられ、内臼部20の第1の凹部22及び第1の凸部23と、外臼部30の第2の凹部31及び第2の凸部32との間の間隔を小さくすることもできる。
また、このように、駆動軸51が延びる方向と同じ方向において内臼部20と外臼部30との間の間隔を調整することで、粉砕して得られる紛体の粒径を調整することができる。
ここで、本発明のコーヒーミルすなわちミル装置は、必ずしも落下抑制部材を備えていなくてもよい。
しかし、本発明のミル装置が落下抑制部材を備えていれば、調整ナットを回転させて、内臼部と外臼部との間の間隔を調整する場合に、外臼部の位置が変動し難いので、内臼部と外臼部との間の間隔の調整を行い易いため好ましい。
また、本発明のコーヒーミル50を使って粉砕処理を行う場合、操作ハンドル52を駆動軸51から取外し、さらに蓋57を容器本体54から取外す。
すると、容器本体54の一方の開口部が露出するので、容器本体54の露出した開口部に、被粉砕物であるコーヒー豆53を投入する。
投入されたコーヒー豆53は、本発明の臼体10の位置に到達し、図2に示す内臼部20と外臼部30との間の隙間46などに入り込む。
その後、再び、容器本体54の一方の開口部に蓋57を取付け、そして操作ハンドル52の矩形軸穴64に、駆動軸51の一端に取付けられた矩形軸部63を挿通して、操作ハンドル52を駆動軸51に接続する。
そして、粉砕処理する者が、容器本体54を一方の手で持ち、他方の手で操作ハンドル52のグリップ62を持ち、操作ハンドル52を回転させる。
その結果、コーヒー豆53は、内臼部20の第2の断面円形部分26の表面に形成された送り刃21と、外臼部30の内側面に形成された第3の凸部43とによって粉砕される。
粉砕されたコーヒー豆は、内臼部20の第1の断面円形部分25の表面に形成された第1の凸部23と、外臼部30の内側面に形成された第2の凸部32とによって、さらに細かく粉砕される。
その結果、コーヒー粉53Aが本発明の臼体10から排出されて自然落下し、本発明のコーヒーミル50の紛体受容器58に溜められる。
ここで、コーヒー豆は被粉砕物の一例であり、本発明の臼体及びミル装置は、胡椒、山椒及び胡麻のような香辛料、あるいは茶葉を粉砕することもできる。
次に、本発明の臼体と従来の臼体とをそれぞれ使用してコーヒー豆を粉砕し、得られたコーヒー粉の粒径群ごとの排出量と、挽きトルクと、コーヒー粉の総排出量を測定した。
ここで、使用した本発明の臼体10は、図3に示すように、外臼部30の第2の出口凹部38の面積が第2の入口凹部33の面積より小さく、かつ、隣り合う第2の入口凹部33の面積が互いに異なり、かつ、隣り合う第2の入口凸部34の凸部角度が互いに異なり、かつ、隣り合う第2の出口凹部38の面積は互いに略同じであり、かつ、隣り合う第2の出口凸部39の凸部角度は互いに略同じであるという構成である。
一方、従来の臼体は、内臼部と外臼部とで構成されている点や、凹凸部の形成位置については本発明の臼体10と同じであるが、外臼部の入口凹部の面積と出口凹部の面積が略同じであり、かつ、隣り合う入口凹部の面積が互いに略同じであり、かつ、隣り合う入口凸部の凸部角度が互いに略同じであり、かつ、隣り合う出口凹部の面積が互いに略同じであり、かつ、隣り合う出口凸部の凸部角度が互いに略同じであるという構成である。
このような臼体を備えたコーヒーミルを使用して、次のように挽き試験を行なった。
すなわち、1分間に60回転させる回転速度で内臼部を100回転させ、コーヒー豆を粉砕した。そして、内臼部の10回転中の最高挽きトルクを測定し、内臼部を100回転させて得られた10個の最高挽きトルクの平均値を算出した。
また、排出されたコーヒー粉の粒径部分布を、振とう篩を用いて測定し、粒径群ごとのコーヒー粉の量を測定した。
また、挽き試験は、コーヒーミルの駆動軸が延びる方向と同じ方向において内臼部を動かし、内臼部の第1の凹部及び第1の凸部と、外臼部の第2の凹部及び第2の凸部との間の間隔を3段階に設定して行なった。
すなわち、この間隔がほとんど無い段階(F)と、この間隔が0.7mmである段階(M)と、この間隔が0.8mmである段階(C)である。
結果を表1に示す。
表1において、「A粒径群」は、粒径1.7mm以上を有するコーヒー粉の群を意味し、「B粒径群」は、粒径0.5mm以上1.7mm未満を有するコーヒー粉の群を意味し、「C粒径群」は、粒径0.5mm未満を有するコーヒー粉の群を意味する。
また、粒径0.5mm以上1.7mm未満を有するコーヒー粉は、粒径1.7mm以上を有するコーヒー粉や粒径0.5mm未満を有するコーヒー粉よりも、美味いコーヒー飲料となるため好まれている。
表1から判るように、本発明の臼体10を備えたコーヒーミルは、従来の臼体を備えたコーヒーミルよりも、好ましいとされる範囲の粒径を有するコーヒー粉を多く排出することができ、粒度安定を実現できた。
以上のように、本発明の臼体は、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、互いに隣接した第2の出口凹部すなわち第2の凹部の一方の端部同士の面積が互いに略同じである外臼部すなわち第2の臼部を備えているので、大きさを揃えて紛体を排出することができる。
また、本発明の臼体は、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、第2の凹部の一方の端部の面積が、駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、第2の入口凹部すなわち第2の凹部が延びる方向の同第2の凹部の一方の端部とは反対側の他方の端部の面積より小さい第2の臼部を備えているので、一方の端部の面積と他方の端部の面積とが略同じ構成よりも、被粉砕物を第2の凹部に導入し易くなり、紛体の大きさを揃える第2の凹凸部とは違う他の領域における粉砕を低減し、不必要に粉砕することを抑えることができる。
従って、本発明の臼体は、所定の粒径を有する紛体を多く生成して粒度安定を実現できる。
また、本発明のミル装置は、本発明の臼体を備えているので、所定の粒径を有する紛体を多く生成して粒度安定を実現できる。
10 臼体
20 内臼部
21 送り刃
22 第1の凹部
23 第1の凸部
24 駆動軸用挿通穴
24A 係止凹部
25 第1の断面円形部分
26 第2の断面円形部分
27 中心軸線
30 外臼部
30A 内臼部配置空間
30B 外側面
31 第2の凹部
32 第2の凸部
33 第2の入口凹部
33A 第2の入口大凹部
33B 第2の入口中凹部
33C 第2の入口小凹部
34 第2の入口凸部
34A 第2の入口小凸部
34B 第2の入口中凸部
34C 第2の入口大凸部
35A 入口小凸部角度線
35B 入口中凸部角度線
35C 入口大凸部角度線
36 内側面対応曲線
37A 入口小凸部対応接線
37B 入口中凸部対応接線
37C 入口大凸部対応接線
38 第2の出口凹部
39 第2の出口凸部
40 出口凸部角度線
41 出口凸部対応接線
42 第3の凹部
43 第3の凸部
44 隆起部
45 切欠き部
46 隙間
50 コーヒーミル
51 駆動軸
52 操作ハンドル
53 コーヒー豆
53A コーヒー粉
54 容器本体
54A 内壁
55 調整ナット
55A ネジ穴
56 回り止め部材
56A 軸部
56B 軸穴
56C フランジ部
57 蓋
58 紛体受容器
59 軸受
59A 軸支部
59B 固定部
60 第1のワッシャー
61 第2のワッシャー
62 グリップ
63 矩形軸部
64 矩形軸穴
65 付勢バネ
66 フランジ部
67 回転抑制部材
68 落下抑制部材

Claims (5)

  1. 駆動軸が挿通されることができ、かつ、同駆動軸が挿通される方向を中心に回転可能であり、かつ、表面に複数の第1の凹部及び複数の第1の凸部が形成された第1の臼部と、
    該第1の臼部を配置可能な空間が形成されており、かつ、同空間に接すると共に前記第1の臼部の回転方向と同じ方向に延びる内側面に複数の第2の凹部及び複数の第2の凸部が形成されており、かつ、同第2の凹部と同第2の凸部が、前記第1の臼部の回転方向と同じ方向に対して交差する方向に同内側面の縁部から延びており、かつ、前記駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、同縁部に位置する同第2の凹部の一方の端部の面積が、同駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、同第2の凹部が延びる方向の同第2の凹部の一方の端部とは反対側の他方の端部の面積より小さく、かつ、同駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、互いに隣接した同第2の凹部の一方の端部同士の面積が互いに略同じである第2の臼部とを備え
    前記駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、互いに隣接した前記第2の凹部の他方の端部同士の面積は互いに異なる
    臼体。
  2. 前記第2の凹部の底部と同第2の凹部に隣接する一方の前記第2の凸部の頂部とを結ぶ面の、前記第2の臼部の前記内側面に対する角度である凸部角度であって、同第2の凹部の前記一方の端部における隣接する第2の凸部同士の同凸部角度は互いに略同じであり、かつ、同第2の凹部の前記他方の端部における隣接する第2の凸部同士の同凸部角度は互いに異なり、
    他方の端部の面積が一番大きい前記第2の凹部についての前記凸部角度は一番小さい
    請求項1に記載の臼体。
  3. 前記第2の臼部の前記内側面に複数の第3の凸部が形成されており、かつ、同第3の凸部は前記第2の凸部と連接しており、
    前記第2の凸部と前記第3の凸部の接続箇所には、隆起した隆起部が設けられており、
    前記第1の臼部の回転方向と同じ方向に対して略直交する方向における前記第2の臼部の断面形状は、前記隆起部を頂部とした略山形状である
    請求項に記載の臼体。
  4. 前記第1の臼部の形状は略円錐台形状であり、かつ、同第1の臼部は、前記駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向における断面形状が略円形である第1の断面円形部分と、前記駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向における断面形状が略円形であり、かつ、前記第1の断面円形部分の半径よりも小さい半径を有する第2の断面円形部分とを有し、
    前記第2の臼部の前記第2の凸部及び前記第2の凹部は、前記第1の臼部の前記第1の断面円形部分に面し、
    前記第2の臼部の前記第3の凸部及び前記第3の凹部は、前記第1の臼部の前記第2の断面円形部分に面し、
    前記第2の臼部の前記第2の凸部及び前記第2の凹部と前記第1の臼部の前記第1の断面円形部分との間の距離は、前記第2の臼部の前記第3の凸部及び前記第3の凹部と前記第1の臼部の前記第2の断面円形部分との間の距離より短い
    請求項に記載の臼体。
  5. 駆動軸が挿通されることができ、かつ、同駆動軸が挿通される方向を中心に回転可能であり、かつ、表面に複数の第1の凹部及び複数の第1の凸部が形成された第1の臼部と、
    該第1の臼部を配置可能な空間が形成されており、かつ、同空間に接すると共に前記第1の臼部の回転方向と同じ方向に延びる内側面に複数の第2の凹部及び複数の第2の凸部が形成されており、かつ、同第2の凹部と同第2の凸部が、前記第1の臼部の回転方向と同じ方向に対して交差する方向に同内側面の縁部から延びており、かつ、前記駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、同縁部に位置する同第2の凹部の一方の端部の面積が、同駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、同第2の凹部が延びる方向の同第2の凹部の一方の端部とは反対側の他方の端部の面積より小さく、かつ、同駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、互いに隣接した同第2の凹部の一方の端部同士の面積が互いに略同じである第2の臼部と、
    一方向に延びており、かつ、前記第1の臼部に挿通されて同第1の臼部に取付可能であり、かつ、延びた方向を中心に回転可能な駆動軸とを備え、
    前記駆動軸が挿通される方向に対して略直交する方向に延びる平面における、互いに隣接した前記第2の凹部の他方の端部同士の面積は互いに異なる
    ミル装置
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