JP6905277B2 - 組立物置における木目模様の形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、主として旅館、ホテル等の営業用施設、更には一般家屋、特にいわゆる個性的な家屋等において設置使用され、金属板製の側壁パネルの表裏面を木目模様として木材のいわゆる温もり感が得られ、高級な雰囲気が醸し出されるようにした組立物置における木目模様の形成方法に関する。
従来から、金属材製の柱材、金属板製の側壁パネルによって耐荷重性があり、長期にわたる使用を可能にした組立物置が提案されている。この組立物置は、所定の継ぎ手、ボルト・ナット等によって結合し、組み立てられることで例えば庭先その他に設置されて利用されており、例えば特許文献1に示される組立物置である。
この特許文献1による組立物置は、天井パネル、床パネル、壁パネル等によって組み立てられることで所定空間・収納容量を備えることで例えば庭先等においてコンクリートブロック上に設置される。この従来の組立物置においては、堅牢性、耐候性等を考慮してそれぞれのパネルは適宜な肉厚で形成された強度を考慮した金属板製のものとされ、これらのパネルそれぞれでは嵌め合い部、ボルト・ナットその他によって結合されている。
実開昭61−140044号公報
このような従来の組立物置においては、通常は屋外に設置されることから各パネルの表面は耐候性を備えるように防錆処理等が施されることで、その多くは茶系色を主として塗装されている。また、単色にしてあるか、あるいは要所に他の色彩をアクセント的に加えてあるかしている。
ただ、このように適宜に着色されている組立物置では、現代的なイメージが得られるところ、このようなイメージに対応した設置場所であればともかく、例えばホテル、旅館等らの営業用施設や、和風、古風な雰囲気がある場所においては、周囲の環境にはそぐわないのである。しかも、外観のみならず、物置内部の雰囲気も周囲とかけ離れていれば、適応も困難である。
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、例えば営業用施設や設置場所の環境が和風ないしは古風な雰囲気である場合、これに対応して外観のみならず、内部の雰囲気もマッチングするよう木目模様とすることで、これに適応でき、また、特に周囲環境がこのような和風、古風である場合に限らず対応可能にした組立物置における木目模様の形成方法を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、鋼板材によって形成されている基礎床材2、柱材3、正面側壁材4、左右側壁材5、背面側壁材6、屋根材7、正背面上部パネル材7A、扉材8によって組み立て設置される組立物置の物置本体1におけるこれらの少なくとも周囲側壁材となる柱材3、正面側壁材4、左右側壁材5、背面側壁材6、扉材8の表裏両側面に、あるいは基礎床材2、屋根材7、正背面上部パネル材7Aの少なくともいずれかの表裏両側面に、あるいは組立物置内に配装固定してある棚板材9の表裏両側面に木目模様を形成する方法であって、この木目模様は、木材面を写真撮影した画像データに対応した各種色彩の樹脂接着剤と砥粒を均一に分散して成るコーティング層が形成されたシート材11を用意しておき、このシート材11を二つ折りして鋼板素材10の両側面にコーティング層を当接させて被覆して転写炉内に投入、加熱し、コーティング層を鋼板素材10の表面に転写した後にシート基材を剥離して鋼板素材の表面に表示形成することを特徴とする。
以上のように構成された本発明に係る組立物置における木目模様の形成方法にあって、物置本体1を構成する少なくとも周囲側壁材となる柱材3、正面側壁材4、左右側壁材5、背面側壁材6、扉材8の表裏両側面に木目模様が表示されていることで、物置本体1そのものが木材によって構築されている外観を呈し、例えば和風、古風な印象を与える。
また、開放された物置本体1の内部においても木材によって構成されている印象が強く与えられ、各種物品の出し入れに際しての和風、古風な印象と異なる違和感を与えることもない。
更には屋根材7、正背面上部パネル材7A、棚板材9の表裏両側面を木目模様とすることで、物置本体1の全体の印象も一層リアルなものとし、高級な雰囲気を醸し出すことができる。
本発明は以上説明したように構成されているため、例えば設置する場所が営業用施設や和風、古風であるような環境である場合、それらにしっくりと馴染み一体的な雰囲気を醸し出すのであり、またそのような環境である場合に限らず、木材の質感が周囲の環境を和やかにすることができる。
すなわちこれは本発明において、物置本体1を構成する少なくとも柱材3、正面側壁材4、左右側壁材5、背面側壁材6、扉材8の表裏両側面に木目模様を表示してあるからであり、これによって木材の質感による独特な雰囲気を醸し出すことができる。
また、基礎床材2、屋根材7、正背面上部パネル材7A、棚板材9等のいずれかをも、表裏両側面を木目模様とすることで、組み立てられる物置の全体を木材によって構成されたものとの印象を与え、より質感を優れたものとすることができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
本発明を実施するための一形態を示す一部の拡大図を含む斜視図である。 同じく各部材となる鋼板素材の両側面に木目模様を形成する一例を示す工程図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は物置本体であり、この物置本体1は、設置場所にセットされる例えばブロック土台上で組み立てられることで設置される。
物置本体1は、例えば基礎床材2、柱材3、正面側壁材4、左右側壁材5、背面側壁材6、屋根材7、正背面上部パネル材7A等によって、これらの各部材2,…を相互間で連結し、ねじ止めすること等によって組み立てられている。また、正面側壁材4には出入り口用の例えば引き戸式の扉材8が、物置内部には必要に応じて棚板材9が配装固定されることで設けられている。
そして、これらの各部材2,…の内外側面には、木目模様の装飾が施されており、物置本体1の全体が木材によって組み立てられたような外観を呈するようになっている。
また、上述したような物置本体1を構成する各部材2,…は、それぞれの単位部材毎でそれらの表裏両側面に木目模様が表示・表現されており、各部材2,…それぞれが木材様、すなわち木材自身が素材であるかの外観を呈している。尚、各部材2,…それぞれの表裏両側面に木目模様が表示されるも、図1において、形状の理解を煩雑にしないために木目模様は一部が図示上では省略されているが、物置本体1の全部材に木目模様が表現されているのは勿論である。
このような各部材2,…における木目模様の表示形成は、それぞれの部材との連結結合のための連結組立部分が設けられている適宜肉厚の鋼板素材10の内外側面に、例えば木目模様が表示されているフィルム・シート材の貼付、木目模様の転写、吹付塗布等による。貼付、転写等の表示後では、例えば焼き付け処理その他によって鋼板素材10の内外側面に木目模様が固着・固定される。
例えば図2に示すように、木目模様が表示されているシート材11が用意されており、このシート材11の表面に、例えば所定の木材面を写真撮影した木目模様となる画像データに対応した各種色彩の樹脂接着剤と砥粒を均一に分散して成るコーティング層を形成してある(図2(A)参照)。このシート材11上に前記鋼板素材10を載置セットし(図2(B)参照)、鋼板素材10の両側面にコーティング層が当接するようにシート材11を二つ折りして被覆する(図2(C)参照)。シート材11を被覆した鋼板素材10を例えば200℃前後の炉内温度に設定された転写炉内に投入し、その雰囲気中でコーティング層を鋼板素材10の表面に転写した後にシート基材を剥離することで、鋼板素材10の表面に木目模様が表示形成される(図2(D)参照)。このようにして、両側面に木目模様が表示された各部材2,…とすることができる。尚、木目模様のコーティング層を加熱によって転写形成することで、鋼板素材10の両側面に硬化された被覆層が形成され、これによって耐候性に優れたものとなり、屋外に設置使用しても長期にわたって利用することができる。
また、各部材すなわち基礎床材2、柱材3、正面側壁材4、左右側壁材5、背面側壁材6、屋根材7、正背面上部パネル材7A、扉材8、棚板材9等は、組み立てられる所定容量、大きさの物置本体1に対応するそれぞれの相互間で連結結合のための連結組立部分が設けられているものとして形成されており、組立物置の態様に対応して、それらが適宜に組み合わせられた1セットとなって、設置現場にて組立施工されるようになっている。
1…物置本体
2…基礎床材
3…柱材
4…正面側壁材
5…左右側壁材
6…背面側壁材
7…屋根材
7A…正背面上部パネル材
8…扉材
9…棚板材
10…鋼板素材
11…シート材

Claims (1)

  1. 鋼板材によって形成されている基礎床材、柱材、正面側壁材、左右側壁材、背面側壁材、屋根材、正背面上部パネル材、扉材によって組み立て設置される組立物置の物置本体におけるこれらの少なくとも周囲側壁材となる柱材、正面側壁材、左右側壁材、背面側壁材、扉材の表裏両側面に、あるいは基礎床材、屋根材、正背面上部パネル材の少なくともいずれかの表裏両側面に、あるいは組立物置内に配装固定してある棚板材の表裏両側面に木目模様を形成する方法であって、この木目模様は、木材面を写真撮影した画像データに対応した各種色彩の樹脂接着剤と砥粒を均一に分散して成るコーティング層が形成されたシート材を用意しておき、このシート材を二つ折りして鋼板素材の両側面にコーティング層を当接させて被覆して転写炉内に投入、加熱し、コーティング層を鋼板素材の表面に転写した後にシート基材を剥離して鋼板素材の表面に表示形成することを特徴とした組立物置における木目模様の形成方法
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