JP6903119B2 - m−ジアミド化合物の臭素化方法 - Google Patents

m−ジアミド化合物の臭素化方法 Download PDF

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Description

本発明は、有機合成の技術分野に属し、具体的には、m−ジアミド化合物の臭素化方法に関する。
ジアミド系殺虫剤は、20世紀90年代末〜21世紀初頭に開発された新規な高効率殺虫剤であり、このような殺虫剤の登場は、化学農薬が微毒性時代に入ったことを示し、その代表的な品種として、フルベンジアミド(flubendiamide)およびクロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)等がある。しかし、環境保護ストレスの増加および害虫の薬剤耐性の問題の高まりにつれ、従来のジアミド系殺虫剤が直面する問題やストレスは次第に現れる。水生生物に対する毒性が高いため、米国は、2016年にフルベンジアミドの200種以上の作物における登録を撤去し、中国は、水稲における登録を撤去し、且つ、2018年10月1日から、フルベンジアミドの水稲作物への使用を禁止した。そのため、効率的で、毒性が低く、環境に優しく、全く新しい作用メカニズムを有する新規な殺虫剤を見出すことは、化学農薬分野の急務である。Broflanilideを代表としてのm−ジアミド化合物は、その独特な作用メカニズム、新規な作用標的、および環境に優しい等の特徴により、国内外の農薬会社の研究ホットスポットになりつつある。
Broflanilideを代表としてのm−ジアミド化合物は、具体的には、m−ホルムアミドベンズアミド構造であり、その活性代謝産物は、γ−アミノ酪酸(GABA)作動性塩素イオンチャネルアロステリックモジュレーターであり、GABAに対してより高い選択性を有し、スペクトルが広く、効率的であるという特徴を有する。m−ジアミド系殺虫剤の新規な作用メカニズムの案内により、より多くの農薬化学会社は、より多くの種類の低用量で即効性の高い殺虫活性を有する新規なm−ジアミド系殺虫剤の開発に取り組んでいる。
CN104245665Aに開示されたアルキル化芳香族アミド誘導体の製造方法において、Broflanilideの合成経路を具体的に開示し、すなわち、2−(トリフルオロメチル)アニリンと、トリエチルアミンと、2−フルオロ−3−(N−メチルベンズアミド)ベンゾイルクロリドとの間の反応により2−フルオロ−3−(N−メチルベンズアミド)−N−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]ベンズアミドを得てから、それをヘプタフルオロイソプロピルヨードと反応させて2−フルオロ−3−(N−メチルベンズアミド)−N−[2−(トリフルオロメチル)−4−(ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル]ベンズアミドを取得し、最後にN−ブロモスクシンイミド(NBS)で生成物を臭素化し、Broflanilideを得る。しかし、該合成経路において、最後のステップの臭素化反応に使用される臭素源NBSが高価であり、更に生成物の収率が56%だけであり、産業化応用に適しない。
EP2319830A1に開示されたBroflanilideの調製方法において、中間体2−ブロモ−4−ヘプタフルオロイソプロピル−6−トリフルオロメチルアニリンは、4−(パーフルオロプロパン−2−イル)−2−トリフルオロメチルアニリンとNBSとの間の臭素化反応により得られ、収率が80%だけであり、後続のm−ジアミドを合成する反応条件が低温環境に関し、合成プロセスが過酷で後処理が煩雑であり、更に最終生成物の収率が70%だけであり、大規模な工業化生産を実現しにくい。
CN109497062Aは、m−ジアミド化合物、その調製方法、および使用を開示し、前記m−ジアミド化合物は、低用量で高い殺虫活性を有することができ、且つ効き目が速く、良好な即効性を有する。しかし、前記m−ジアミド化合物の調製時に、中間体2−ブロモ−4−ヘプタフルオロイソプロピル−6−トリフルオロメチルアニリンを用いてm−ジアミド化合物を合成する場合、収率が13〜28%だけであり、且つ生成物をカラム精製する必要があり、調製方法の原料コスト、デバイスコストおよび時間コストが高く、工業化拡大に適しない。
以上により、従来のm−ジアミド化合物の調製プロセスにおいて、臭素化反応に必要な臭素化剤が高価であり、臭素化生成物の収率が低く、更に最終目的生成物m−ジアミド化合物を調製する合成経路が長く、反応条件をコントロールしにくく、後処理プロセスが複雑であり、m−ジアミド化合物は工業化生産において、原料コスト、デバイスコストおよび時間コストが高いという問題が存在する。
従って、m−ジアミド系殺虫剤の規模化産業化調製を実現するために、収率が高く、コストが低く、経路がシンプルで、反応条件が温和であるm−ジアミド化合物の臭素化方法を開発することは、本分野の研究重点となっている。
中国特許出願公開第104245665号明細書 欧州特許出願公開第2319830号明細書 中国特許出願公開第109497062号明細書
従来技術の不足に対し、本発明の目的は、m−ジアミド化合物の臭素化方法を提供することにあり、臭素化剤および反応条件の設計により、前記m−ジアミド化合物の特定部位に臭素原子を導入し、収率が高い臭素化生成物を得る。前記臭素化方法は、経路がシンプルで、条件が温和で、コストが低く、臭素化生成物の収率が高く、純度が高く、広い応用の見通しを有している。
この目的を達成するために、本発明は以下の技術案を採用する。
本発明は、式Iに示す化合物と臭素化剤とを酸化剤の存在下で反応させ、式IIに示す臭素化生成物を取得し、反応式は以下のとおりであるm−ジアミド化合物の臭素化方法を提供する。
Figure 0006903119
(ただし、Zは、水素、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1〜C6(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6)直鎖または分岐鎖アルキル基、ハロゲン化C1〜C6(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6)直鎖または分岐鎖アルキル基、C1〜C6(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6)直鎖または分岐鎖アルコキシ基、ハロゲン化C1〜C6(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6)直鎖または分岐鎖アルコキシ基、C1〜C6(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6)アルキルスルホニル基、ハロゲン化C1〜C6(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6)アルキルスルホニル基、C1〜C6(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6)アルキルスルフィニル基、またはハロゲン化C1〜C6(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6)アルキルスルフィニル基から選ばれるいずれか1種であり、
、Wはそれぞれ独立してOまたはSであり、
は、C1〜C6(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6)直鎖または分岐鎖アルキル基、
Figure 0006903119
から選ばれるいずれか1種であり、Rは、水素、ハロゲン、C1〜C6直鎖または分岐鎖アルキル基、ハロゲン化C1〜C6(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6)直鎖または分岐鎖アルキル基、C3〜C8(例えば、C3、C4、C5、C6、C7、またはC8)シクロアルキル基、またはハロゲン化C3〜C8(例えば、C3、C4、C5、C6、C7、またはC8)シクロアルキル基であり、Rは、水素またはハロゲンであり、波線は連結部位を表し、
Yは、ハロゲン、C1〜C6(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6)直鎖または分岐鎖アルキル基、ハロゲン化C1〜C6(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6)直鎖または分岐鎖アルキル基、C1〜C6(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6)直鎖または分岐鎖アルコキシ基、ハロゲン化C1〜C6(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6)直鎖または分岐鎖アルコキシ基から選ばれるいずれか1種であり、
は、水素、ハロゲン、またはメトキシ基であり、
は、フッ素またはトリフルオロメチル基である。)
本発明において、前記ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素である。前記C1〜C6(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6)直鎖または分岐鎖アルキル基は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−プチル、n−ペンチル基、イソペンチル基、またはn−ヘキシル基等を例示的に含むが、これらに限定されない。前記ハロゲン化C1〜C6直鎖または分岐鎖アルキル基は、アルキル基に少なくとも1つの水素がハロゲン原子により置換されたものを意味し、トリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、1,1,1−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロ−n−プロピル基、またはヘプタフルオロイソプロピル基等を例示的に含むが、これらに限定されない。前記C1〜C6(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6)直鎖または分岐鎖アルコキシ基は、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、またはt−ブトキシ基等を例示的に含むが、これらに限定されない。前記ハロゲン化C1〜C6(例えば、C1、C2、C3、C4、C5、またはC6)直鎖または分岐鎖アルコキシ基は、アルコキシ基に少なくとも1つの水素がハロゲン原子により置換されたものを意味する。前記C3〜C8(例えば、C3、C4、C5、C6、C7、またはC8)シクロアルキル基は、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、またはシクロオクチル基等を例示的に含むが、これらに限定されない。前記ハロゲン化C3〜C8(例えば、C3、C4、C5、C6、C7、またはC8)シクロアルキル基は、シクロアルキル基に少なくとも1つの水素がハロゲン原子により置換されたものを意味し、1−クロロシクロプロピル基、1−フルオロシクロプロピル基、パーフルオロシクロプロピル基、1−クロロシクロブチル基、または1−クロロシクロペンチル基等を例示的に含むが、これらに限定されない。
好ましくは、前記臭素化剤は、金属の臭素塩、臭化アンモニウム、臭素、または臭化水素酸である。
好ましくは、前記金属は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属である。
好ましくは、前記臭素化剤は、臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭素、または臭化水素酸である。
好ましくは、前記臭素化剤と式Iに示す化合物とのモル比が(0.55〜2.0):1であり、例えば、0.6:1、0.7:1、0.8:1、0.9:1、1:1、1.1:1、1.2:1、1.3:1、1.4:1、1.5:1、1.6:1、1.7:1、1.8:1、または1.9:1等である。
本発明において、前記臭素化剤のモル量は、臭素を含む有効成分で計算され、すなわち、臭素化剤が臭化水素酸である場合、そのモル量はHBrのモル量で計算される。
好ましくは、前記酸化剤は、過塩素酸金属塩、塩素酸金属塩、次亜塩素酸金属塩、または塩素ガスから選ばれるいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせである。
好ましくは、前記金属は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属である。
好ましくは、前記酸化剤は、塩素酸金属塩、次亜塩素酸金属塩、または塩素ガスから選ばれる。
好ましくは、前記酸化剤は、塩素酸ナトリウム、塩素酸カリウム、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、または塩素ガスから選ばれる。
好ましくは、前記酸化剤と式Iに示す化合物とのモル比が(0.4〜2.0):1であり、例えば、0.5:1、0.6:1、0.7:1、0.8:1、0.9:1、1:1、1.1:1、1.2:1、1.3:1、1.4:1、1.5:1、1.6:1、1.7:1、1.8:1、または1.9:1等である。
好ましくは、前記反応は、塩基性化合物の存在下で行われる。
好ましくは、前記塩基性化合物は、金属水酸化物、金属炭酸塩、金属炭酸水素塩、またはアンモニア水から選ばれるいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせである。
好ましくは、前記金属は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属である。
好ましくは、前記塩基性化合物が金属水酸化物であり、更に好ましくは、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムである。
好ましくは、前記塩基性化合物と式Iに示す化合物とのモル比が(0.1〜2.0):1であり、例えば、0.2:1、0.3:1、0.4:1、0.5:1、0.6:1、0.7:1、0.8:1、0.9:1、1:1、1.1:1、1.2:1、1.3:1、1.4:1、1.5:1、1.6:1、1.7:1、1.8:1、または1.9:1等である。
好ましくは、前記反応は、溶媒の存在下で行われる。
好ましくは、前記溶媒は、ハロアルカン溶媒、芳香族炭化水素溶媒、アルコール系溶媒、鎖状または環状エーテル系溶媒、ニトリル系溶媒から選ばれるいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせである。
好ましくは、前記ハロアルカン溶媒は、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、または四塩化炭素から選ばれるいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせである。
好ましくは、前記芳香族炭化水素溶媒は、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、またはジクロロベンゼンから選ばれるいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせであり、更に好ましくは、トルエンである。
好ましくは、前記アルコール系溶媒は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、またはt−ブタノールから選ばれるいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせであり、更に好ましくは、t−ブタノールである。
好ましくは、前記鎖状または環状エーテル系溶媒は、エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、または1,2−ジメトキシエタンから選ばれるいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせであり、更に好ましくは、エチルエーテルである。
好ましくは、前記ニトリル系溶媒は、アセトニトリル、プロピオニトリル、またはブチロニトリルから選ばれるいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせであり、更に好ましくは、アセトニトリルである。
好ましくは、前記式Iに示す化合物の用量を1molとして計算すると、前記溶媒の用量が500〜5000gであり、例えば、600g、800g、1000g、1200g、1500g、1800g、2000g、2300g、2500g、2800g、3000g、3200g、3500g、3800g、4000g、4300g、4500g、4700g、または4900g等である。
本発明の好ましい技術案として、前記Zは、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ基、ニトロ基、フルオロC1〜C4(例えば、C1、C2、C3、またはC4)直鎖または分岐鎖アルキル基、フルオロC1〜C4(例えば、C1、C2、C3、またはC4)直鎖または分岐鎖アルコキシ基、C1〜C4(例えば、C1、C2、C3、またはC4)アルキルスルホニル基、またはフルオロC1〜C4(例えば、C1、C2、C3、またはC4)アルキルスルホニル基から選ばれるいずれか1種である。
本発明の好ましい技術案として、前記Zは、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロイソプロピル基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、メチルスルフィニル基、トリフルオロメチルスルフィニル基、メチルスルホニル基、またはトリフルオロメチルスルホニル基から選ばれるいずれか1種である。
好ましくは、前記Zは、水素、フッ素、塩素、臭素、シアノ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、またはメチルスルホニル基から選ばれるいずれか1種である。
好ましくは、前記W、WはいずれもOである。
好ましくは、前記Rは、C1〜C4(例えば、C1、C2、C3、またはC4)直鎖または分岐鎖アルキル基、
Figure 0006903119
から選ばれるいずれか1種であり、ただし、Rは、水素、フッ素、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、2−ペンチル基、ネオペンチル基、イソペンチル基、4−メチル−2−ペンチル基、n−ヘキシル基、モノフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、モノクロロメチル基、ジクロロメチル基、トリクロロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロイソプロピル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、パーフルオロシクロプロピル基、パーフルオロシクロブチル基、またはパーフルオロシクロペンチル基であり、Rは、水素、フッ素、または塩素であり、波線は連結部位を表す。
好ましくは、前記Rは、メチル基、シクロプロピルメチル基、または1−シクロプロピルエチル基である。
好ましくは、前記Yは、ハロゲン、C1〜C4(例えば、C1、C2、C3、またはC4)直鎖または分岐鎖アルキル基、フルオロC1〜C4(例えば、C1、C2、C3、またはC4)直鎖または分岐鎖アルキル基、C1〜C4(例えば、C1、C2、C3、またはC4)直鎖または分岐鎖アルコキシ基、フルオロC1〜C4(例えば、C1、C2、C3、またはC4)直鎖または分岐鎖アルコキシ基から選ばれるいずれか1種である。
本発明の好ましい技術案として、前記Yは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル基、エチル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロイソプロピル基、メトキシ基、エトキシ基、ジフルオロメトキシ基、またはトリフルオロメトキシ基から選ばれるいずれか1種である。
好ましくは、前記Yはトリフルオロメチル基である。
好ましくは、前記Rはフッ素である。
好ましくは、前記Rはフッ素である。
好ましくは、前記反応の温度は0〜150℃であり、例えば、1℃、5℃、10℃、15℃、20℃、25℃、30℃、35℃、40℃、45℃、50℃、55℃、60℃、65℃、70℃、75℃、80℃、85℃、90℃、95℃、100℃、110℃、120℃、130℃、140℃、または145℃等であり、更に好ましくは、35〜90℃である。
好ましくは、前記反応の時間が0.5〜8hであり、例えば、0.6h、0.8h、1h、1.3h、1.5h、1.8h、2h、2.5h、3h、4h、5h、6h、7h、または7.5h等であり、更に好ましくは、1〜2hである。
好ましくは、前記酸化剤の添加方式は、通入または滴下である。
本発明において、前記酸化剤は、過塩素酸金属塩、塩素酸金属塩、次亜塩素酸金属塩、または塩素ガスから選ばれるいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせであり、酸化剤における金属塩は、水と混合して酸化剤水溶液を形成した後、滴下の方式で反応系に加えることができ、酸化剤に塩素ガスが含まれる場合、塩素ガスは通入の方式で反応系に加えられる。
好ましくは、後処理ステップを更に含む。
前記後処理ステップは、分液、洗浄、溶媒除去および乾燥を含む。
好ましくは、前記洗浄の洗浄液が亜硫酸ナトリウム溶液である。
好ましくは、前記亜硫酸ナトリウム溶液の濃度が5〜20%であり、例えば、6%、8%、10%、12%、14%、16%、18%、または19%等であり、更に好ましくは、10%である。
好ましくは、前記臭素化方法は、具体的に、式Iに示す化合物と溶媒とを混合し、臭素化剤および塩基性化合物を加え、0〜150℃の条件で酸化剤を滴下または通入し、滴下または通入が終了した後、0〜150℃で0.5〜8h反応させ、反応が終了した後に分液し、亜硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、溶媒を除去し、乾燥し、式IIに示す臭素化生成物を得る。
従来技術と比べ、本発明は以下の有益な効果を有する。
本発明に係るm−ジアミド化合物の臭素化方法において、臭素化剤および反応条件の特殊な設計によりm−ジアミド化合物の特定部位に臭素原子を導入し、反応により得られた臭素化生成物は、収率が87.9〜99.5%に達することができ、純度が91.8〜98.3%である。そのため、本発明に係る臭素化方法は、経路がシンプルで、反応条件が温和であり、効率が高く、更に複雑で面倒となる後処理プロセスを必要せず、臭素化反応に使用される原料が入手しやすく、臭素化剤のコストが低く、最終に得られた臭素化生成物収率が高く、純度が高く、広い応用の見通しを有する新規な臭素化方法である。
以下、具体的な実施形態により、本発明の技術案について更に説明する。当業者であれば、前記実施例が本発明を理解するためのものに過ぎず、本発明を具体的に限定するものではないことを理解すべきである。
本発明の以下の実施例に使用される実験材料は、式Iに示す化合物、臭素化剤、酸化剤、塩基性化合物および溶媒を含む。ここで、式Iに示す化合物は、市販から入手することができ、または従来技術に基づいて調製することができ、例えば、CN104245665Aを参照して調製する。臭素化剤、酸化剤、塩基性化合物および溶媒は、いずれも市販から入手することができる。
例示的には、実施例3に使用される式Iに示す化合物は2−フルオロ−3−(N−メチルベンズアミド)−N−[2−(トリフルオロメチル)−4−(ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル]ベンズアミドであり、すなわち、式IにおけるZは水素であり、W、WはOであり、Rはメチル基であり、Yはトリフルオロメチル基であり、R、Rはフッ素である。
その調製方法は以下のとおりである。
黒色に変色したまで、0.8g(20mmol)の粉末状水酸化ナトリウムおよび0.93g(3.3mmol)の硫酸鉄(II)・七水和物を氷浴下で撹拌し、変色後、5gのN,N−ジメチルホルムアミド、1g(2.4mmol)の2−フルオロ−3−(N−メチルベンズアミド)−N−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]ベンズアミド、および1g(3.4mmol)のヘプタフルオロイソプロピルヨードの5gのN,N−ジメチルホルムアミド溶液を直ちに加え、室温で3時間撹拌し、得られた反応液をセライト濾過し、50mLの酢酸エチルで洗浄し、その後、得られた反応液に40gの水を加えて抽出し、硫酸マグネシウムで有機層を乾燥し、硫酸マグネシウムを濾過して除去し、減圧蒸留で溶媒を除去し、その後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー法を用いて濃縮残渣を精製し、0.89gの白色固体を取得し、収率が63%であった。
本発明の実施例1〜10に使用される式Iに示す化合物は、いずれも上記タイプの調製方法により得ることができ、前記調製方法における原料は、いずれも市販から入手することができる。簡単のため、本発明は、その詳細な説明を展開しない。
本発明の以下の実施例において、臭素化生成物の純度は、高速液体クロマトグラフィー(HPLC、LC−20AT、日本株式会社島津製作所)外部標準法により測定され、収率が質量収率である。
本実施例は、m−ジアミド化合物の臭素化方法を提供し、反応式は以下のとおりである。
Figure 0006903119
具体的には、以下のステップを含む。
1000mLの三口フラスコに、64.2g(0.1mol)の3−(4−フルオロ−N−シクロプロピルメチルベンズアミド)−2−フルオロ−N−[4−(パーフルオロプロパン−2−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]ベンズアミド、200gの四塩化炭素、24.3g(0.12mol)の40%の臭化水素酸、7.1g(0.17mol)の水酸化ナトリウム、および30gの水を加え、60℃の条件で149.1gの10%の次亜塩素酸ナトリウム溶液を滴下し、滴下が終了した後、60℃で1.5h反応し続け、反応が終了した後に分液し、100gの10%の亜硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、分液し、四塩化炭素を除去し、乾燥した後、72.7gの固体臭素化生成物を取得し、純度が98.0%であり、収率が98.8%であった。
構造検出:質量分析LC/MS[M+1]:m/z=722
H−NMR(DMSO−d,400 MHz):δ 10.56 (s, 1H),8.41 (s, 1H),7.95 (s, 1H),7.70−7.56 (m, 2H),7.38−7.32 (m, 3H),7.09 (br s, 2H),3.69 (br s, 2H),1.03−1.01 (m, 1H),0.41−0.39 (m, 2H),0.08−0.06 (m, 2H)。
本実施例は、m−ジアミド化合物の臭素化方法を提供し、反応式は以下のとおりである。
Figure 0006903119
具体的には、以下のステップを含む。
1000mLの三口フラスコに、66.3g(0.1mol)の3−[4−シアノ−N−(1−シクロプロピル基エチル)ベンズアミド]−2−フルオロ−N−[4−(パーフルオロプロパン−2−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]ベンズアミド、130gのエチルエーテル、11.3g(0.11mol)の臭化ナトリウム、および30gの水を加え、35℃の条件で111.7gの10%の次亜塩素酸ナトリウム溶液を滴下し、滴下が終了した後、35℃で2h反応し続け、反応が終了した後に分液し、100gの10%の亜硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、分液し、エチルエーテルを除去し、乾燥した後、71.9gの固体臭素化生成物を取得し、純度が97.1%であり、収率が94.1%であった。
構造検出:質量分析LC/MS[M+1]:m/z=743
H−NMR(DMSO−d,400 MHz):δ 10.51 (d, J = 27.1 Hz, 1H),8.54−8.35 (m, 1H),7.95 (s, 1H),7.86−7.51 (m, 4H),7.51−7.20 (m, 3H),4.03 (q, J = 7.1 Hz, 1H),1.30−1.19 (m, 3H),0.93− 0.23 (m, 5H)。
本実施例は、m−ジアミド化合物の臭素化方法を提供し、反応式は以下のとおりである。
Figure 0006903119
具体的には、以下のステップを含む。
1000mLの三口フラスコに、58.4g(0.1mol)の2−フルオロ−3−(N−メチルベンズアミド)−N−[2−(トリフルオロメチル)−4−(ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル]ベンズアミド、60gのジクロロメタン、15.5g(0.15mol)の臭化ナトリウム、4.2g(0.1mol)の水酸化ナトリウム、および40gの水を加え、40℃の条件で21.3gの20%の塩素酸ナトリウム溶液を滴下し、滴下が終了した後、40℃で2h反応し続け、反応が終了した後に分液し、100gの10%の亜硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、分液し、ジクロロメタンを除去し、乾燥した後、67.1gの固体臭素化生成物を取得し、純度が98.3%であり、収率が99.5%であった。
構造検出:質量分析LC/MS[M+1]:m/z=664
H−NMR(DMSO−d,400 MHz):δ 10.51 (s, 1H),8.36 (s, 1H),7.94 (s, 1H),7.61−7.55 (m, 2H),7.34−7.22 (m, 6H),3.17 (s, 3H)。
本実施例は、m−ジアミド化合物の臭素化方法を提供し、反応式は以下のとおりである。
Figure 0006903119
具体的には、以下のステップを含む。
1000mLの三口フラスコに、62.5g(0.1mol)のN−[2−トリフルオロメチル−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−フェニル]−3−[N−(シクロプロピルメチル)−ベンズアミド]−2−フルオロベンズアミド、250gのトルエン、15.5g(0.15mol)の臭化ナトリウム、4.2g(0.1mol)の水酸化ナトリウム、および40gの水を加え、90℃の条件で121.5gの10%の次亜塩素酸ナトリウム溶液を滴下し、滴下が終了した後、90℃で1h反応し続け、反応が終了した後に分液し、100gの10%の亜硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、分液し、トルエンを除去し、乾燥した後、69.4gの固体臭素化生成物を取得し、純度が92.1%であり、収率が90.9%であった。
構造検出:質量分析LC/MS[M+1]:m/z=704
H−NMR(CDCl−d,400 MHz):δ 8.15 (d, J = 2.1 Hz, 1H),8.03 (br s, 2H),7.92 (d, J = 2.1 Hz, 1H),7.55 (br s, 1H),7.35−7.21 (m, 5H),3.84 (d, J = 93.6 Hz, 2H),1.14 (br s, 1H),0.59−0.40 (m, 2H),0.20 (d, J = 42.2 Hz, 2H)。
本実施例は、m−ジアミド化合物の臭素化方法を提供し、反応式は以下のとおりである。
Figure 0006903119
具体的には、以下のステップを含む。
1000mLの三口フラスコに、65.9g(0.1mol)のN−[2−(トリフルオロメチル)−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−3−[N−(シクロプロピルメチル)−4−クロロベンズアミド]−2−フルオロベンズアミド、350gのアセトニトリル、8.8g(0.055mol)の臭素、4.2g(0.1mol)の水酸化ナトリウム、および40gの水を加え、35℃の条件で110.8gの10%の次亜塩素酸ナトリウム溶液を滴下し、滴下が終了した後、35℃で1.5h反応し続け、反応が終了した後に分液し、100gの10%の亜硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、分液し、アセトニトリルを除去し、乾燥した後、69.8gの固体臭素化生成物を取得し、純度が93.0%であり、収率が87.9%であった。
構造検出:質量分析LC/MS[M+1]:m/z=739
H−NMR(DMSO−d,400 MHz):δ 8.18−7.84 (m, 4H),7.53 (t, J = 7.7 Hz, 1H),7.37−7.07 (m, 4H),3.81 (d, J = 85.0 Hz, 2H),1.11 (br s, 1H),0.49 (br s, 2H),0.17 (d, J = 32.1 Hz, 2H)。
本実施例は、m−ジアミド化合物の臭素化方法を提供し、反応式は以下のとおりである。
Figure 0006903119
具体的には、以下のステップを含む。
1000mLの三口フラスコに、70.3g(0.1mol)のN−[2−トリフルオロメチル−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−フェニル]−3−[N−(シクロプロピルメチル)−4−ブロモベンズアミド]−2−フルオロベンズアミド、1,2−ジクロロエタン400g、15.5g(0.15mol)の臭化ナトリウム、8.4g(0.2mol)の水酸化ナトリウム、および40gの水を加え、60℃の条件で7.8g(0.11mol)の塩素ガスを通入し、通気が終了した後、60℃で1h反応し続け、反応が終了した後に分液し、100gの10%の亜硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、分液し、1,2−ジクロロエタンを除去し、乾燥した後、78.0gの固体臭素化生成物を取得し、純度が92.8%であり、収率が92.6%であった。
構造検出:質量分析LC/MS[M+1]:m/z=783
H−NMR(CDCl−d,400 MHz):δ 8.13 (d, J = 2.0 Hz, 1H),8.05 (t, J = 7.6 Hz, 1H),7.90 (s, 1H),7.54 (t, J = 7.8 Hz, 1H),7.32 (d, J = 9.7 Hz, 2H),7.21 (t, J = 6.7 Hz, 3H),3.81 (d, J = 87.9 Hz, 2H),1.10 (br s, 1H),0.50 (br s, 2H),0.18 (d, J = 35.8 Hz, 2H)。
本実施例は、m−ジアミド化合物の臭素化方法を提供し、反応式は以下のとおりである。
Figure 0006903119
具体的には、以下のステップを含む。
1000mLの三口フラスコに、69.2g(0.1mol)のN−[2−トリフルオロメチル−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−フェニル]−3−[N−(シクロプロピルメチル)−4−トリフルオロメチルベンズアミド]−2−フルオロベンズアミド、450gのクロロホルム、17.9g(0.15mol)の臭化カリウム、3.3g(0.05mol)の水酸化カリウム、および40gの水を加え、60℃の条件で73.5gの20%の塩素酸カリウム溶液を滴下し、滴下が終了した後、60℃で1h反応し続け、反応が終了した後に分液し、100gの10%の亜硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、分液し、クロロホルムを除去し、乾燥した後、78.8gの固体臭素化生成物を取得し、純度が91.8%であり、収率が93.8%であった。
構造検出:質量分析LC/MS[M+1]:m/z=772
H−NMR(CDCl−d,400 MHz):δ 8.21−7.79 (m, 4H),7.66−7.28 (m, 5H),3.85 (d, J = 104.7 Hz, 2H),1.12 (br s, 1H),0.51 (br s, 2H),0.20 (d, J = 42.7 Hz, 1H)。
本実施例は、m−ジアミド化合物の臭素化方法を提供し、反応式は以下のとおりである。
Figure 0006903119
具体的には、以下のステップを含む。
1000mLの三口フラスコに、60.2g(0.1mol)のN−[2−トリフルオロメチル−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−フェニル]−3−[N−メチル−4−フルオロベンズアミド]−2−フルオロベンズアミド、500gのt−ブタノール、23.8g(0.2mol)の臭化カリウム、6.6g(0.1mol)の水酸化カリウム、および50gの水を加え、60℃の条件で181.5gの10%の次亜塩素酸カリウム溶液を滴下し、滴下が終了した後、60℃で1.5h反応し続け、反応が終了した後に分液し、100gの10%の亜硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、分液し、t−ブタノールを除去し、乾燥した後、66.8gの固体臭素化生成物を取得し、純度が93.3%であり、収率が91.5%であった。
構造検出:質量分析LC/MS[M+1]:m/z=682
H−NMR(DMSO−d,400 MHz):δ 10.63 (s, 1H),8.42 (s, 1H),7.96 (s, 1H),7.70−7.66 (m, 1H),7.58 (br s, 1H),7.39−7.30 (m, 3H),7.08 (br s, 1H),3.19 (s, 3H)。
本実施例は、m−ジアミド化合物の臭素化方法を提供し、反応式は以下のとおりである。
Figure 0006903119
具体的には、以下のステップを含む。
1000mLの三口フラスコに、70.8g(0.1mol)のN−[2−トリフルオロメチル−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−フェニル]−3−[N−(シクロプロピルメチル)−4−トリフルオロメトキシベンズアミド]−2−フルオロベンズアミド、200gのトルエン、13.1g(0.11mol)の臭化カリウム、0.66g(0.01mol)の水酸化カリウム、および40gの水を加え、90℃の条件で147.5gの10%の次亜塩素酸カリウム溶液を滴下し、滴下が終了した後、90℃で1h反応し続け、反応が終了した後に分液し、100gの10%の亜硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、分液し、トルエンを除去し、乾燥した後、75.6gの固体臭素化生成物を取得し、純度が92.6%であり、収率が88.9%であった。
構造検出:質量分析LC/MS[M+1]:m/z=788
H−NMR(DMSO−d,400 MHz):δ 10.46 (s, 1H),8.34 (d, J = 2.1 Hz, 1H),7.87 (d, J = 2.1 Hz, 1H),7.65 (t, J = 7.4 Hz, 1H),7.54 (br s, 1H),7.36 (br s, 2H),7.29 (br s, 1H),7.16 (br s, 2H),3.62 (br s, 2H),0.95 (br s, 1H),0.34 (br s, 2H),0.07 (s, 2H)。
本実施例は、m−ジアミド化合物の臭素化方法を提供し、反応式は以下のとおりである。
Figure 0006903119
具体的には、以下のステップを含む。
1000mLの三口フラスコに、70.3g(0.1mol)の2−フルオロ−3−[N−シクロプロパンメチル−4−(メチルスルホニル)ベンズアミド]−N−[2−トリフルオロメチル−4−(パーフルオロプロパン−2−イル)フェニル]ベンズアミド、150gの1,2−ジクロロエタン、28.4g(0.14mol)の40%の臭化水素酸、8.4g(0.2mol)の水酸化ナトリウム、および40gの水を加え、70℃の条件で111.8gの10%の次亜塩素酸ナトリウム溶液を滴下し、滴下が終了した後、70℃で1.5h反応し続け、反応が終了した後に分液し、100gの10%の亜硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、分液し、1,2−ジクロロエタンを除去し、乾燥した後、75.8gの固体臭素化生成物を取得し、純度が93.0%であり、収率が90.3%であった。
構造検出:質量分析LC/MS[M+1]:m/z=783
H−NMR(DMSO−d,400 MHz):δ 10.59 (s, 1H),8.42 (d, J = 2.1 Hz, 1H),7.95 (d, J = 2.1 Hz, 1H),7.80−7.67 (m, 3H),7.62−7.52 (m, 3H),7.35 (s, 1H),3.75 (s, 2H),3.16 (s, 3H),1.03 (s, 1H),0.53−0.30 (m, 2H),0.13 (d, J = 16.2 Hz, 2H)。
本発明は、上記実施例により本発明のm−ジアミド化合物の臭素化方法について説明したが、本発明は上記プロセスステップに限定されず、すなわち、本発明が上記プロセスステップに依存しなければ実施できないことを意味するものではないことを出願人より声明する。当業者であれば、本発明に対する任意の改良、本発明の製品の各原料の等価置換および補助成分の添加、具体的な形態の選択等は、いずれも本発明の保護範囲および開示範囲内に含まれることを理解すべきである。

Claims (15)

  1. 式Iに示す化合物と臭素化剤とを酸化剤の存在下で反応させ、式IIに示す臭素化生成物を取得し、前記臭素化剤は、臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭素、または臭化水素酸であり、前記臭素化剤と式Iに示す化合物とのモル比が(0.55〜2.0):1であり、前記酸化剤は、塩素酸ナトリウム、塩素酸カリウム、次亜塩素酸ナトリウムまたは次亜塩素酸カリウムから選ばれ、前記酸化剤と式Iに示す化合物とのモル比が(0.4〜2.0):1であり、前記反応は、塩基性化合物の存在下で行われ、前記塩基性化合物は、金属水酸化物、金属炭酸塩、金属炭酸水素塩、またはアンモニア水から選ばれるいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせであり、前記塩基性化合物と式Iに示す化合物とのモル比が(0.1〜2.0):1であり、反応式は以下のとおりである、ことを特徴とするm−ジアミド化合物の臭素化方法。
    Figure 0006903119
    (ただし、Zは、水素、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、C1〜C6直鎖または分岐鎖アルキル基、ハロゲン化C1〜C6直鎖または分岐鎖アルキル基、C1〜C6直鎖または分岐鎖アルコキシ基、ハロゲン化C1〜C6直鎖または分岐鎖アルコキシ基、C1〜C6アルキルスルホニル基、ハロゲン化C1〜C6アルキルスルホニル基、C1〜C6アルキルスルフィニル基、またはハロゲン化C1〜C6アルキルスルフィニル基から選ばれるいずれか1種であり、
    、Wはそれぞれ独立してOまたはSであり、
    は、C1〜C6直鎖または分岐鎖アルキル基、
    Figure 0006903119
    から選ばれるいずれか1種であり、Rは、水素、ハロゲン、C1〜C6直鎖または分岐鎖アルキル基、ハロゲン化C1〜C6直鎖または分岐鎖アルキル基、C3〜C8シクロアルキル基、またはハロゲン化C3〜C8シクロアルキル基であり、Rは、水素またはハロゲンであり、波線は連結部位を表し、
    Yは、ハロゲン、C1〜C6直鎖または分岐鎖アルキル基、ハロゲン化C1〜C6直鎖または分岐鎖アルキル基、C1〜C6直鎖または分岐鎖アルコキシ基、ハロゲン化C1〜C6直鎖または分岐鎖アルコキシ基から選ばれるいずれか1種であり、
    は、水素、ハロゲン、またはメトキシ基であり、
    は、フッ素またはトリフルオロメチル基である。)
  2. 記金属は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属である、ことを特徴とする請求項1に記載の臭素化方法。
  3. 前記反応は、溶媒の存在下で行われる、ことを特徴とする請求項1または2に記載の臭素化方法。
  4. 前記溶媒は、ハロアルカン溶媒、芳香族炭化水素溶媒、アルコール系溶媒、鎖状または環状エーテル系溶媒、ニトリル系溶媒から選ばれるいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせである、ことを特徴とする請求項3に記載の臭素化方法。
  5. 前記ハロアルカン溶媒は、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、または四塩化炭素から選ばれるいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせであり、
    前記芳香族炭化水素溶媒は、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、またはジクロロベンゼンから選ばれるいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせであり、
    前記アルコール系溶媒は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、またはt−ブタノールから選ばれるいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせであり、
    前記鎖状または環状エーテル系溶媒は、エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、または1,2−ジメトキシエタンから選ばれるいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせであり、
    前記ニトリル系溶媒は、アセトニトリル、プロピオニトリル、またはブチロニトリルから選ばれるいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせである、ことを特徴とする請求項4に記載の臭素化方法。
  6. 前記式Iに示す化合物の用量を1molとして計算すると、前記溶媒の用量が500〜5000gである、ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の臭素化方法。
  7. 前記Zは、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ基、ニトロ基、フルオロC1〜C4直鎖または分岐鎖アルキル基、フルオロC1〜C4直鎖または分岐鎖アルコキシ基、C1〜C4アルキルスルホニル基、またはフルオロC1〜C4アルキルスルホニル基から選ばれるいずれか1種であ、ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の臭素化方法。
  8. 前記W 、W はいずれもOである、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の臭素化方法。
  9. 前記R は、C1〜C4直鎖または分岐鎖アルキル基、
    Figure 0006903119
    から選ばれるいずれか1種であり、ただし、R は、水素、フッ素、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、2−ペンチル基、ネオペンチル基、イソペンチル基、4−メチル−2−ペンチル基、n−ヘキシル基、モノフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、モノクロロメチル基、ジクロロメチル基、トリクロロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロイソプロピル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、パーフルオロシクロプロピル基、パーフルオロシクロブチル基、またはパーフルオロシクロペンチル基であり、R は、水素、フッ素、または塩素であり、波線は連結部位を表す、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の臭素化方法。
  10. 前記Yは、ハロゲン、C1〜C4直鎖または分岐鎖アルキル基、フルオロC1〜C4直鎖または分岐鎖アルキル基、C1〜C4直鎖または分岐鎖アルコキシ基、フルオロC1〜C4直鎖または分岐鎖アルコキシ基から選ばれるいずれか1種である、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の臭素化方法。
  11. 前記反応の温度は0〜150℃であり
    記反応の時間が0.5〜8hである
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の臭素化方法。
  12. 前記酸化剤の添加方式は、通入または滴下である、ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の臭素化方法。
  13. 後処理ステップを更に含、ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の臭素化方法。
  14. 前記後処理ステップは、分液、洗浄、溶媒除去および乾燥を含む、ことを特徴とする請求項13に記載の臭素化方法。
  15. Iに示す化合物と溶媒とを混合し、臭素化剤および塩基性化合物を加え、0〜150℃の条件で酸化剤を滴下または通入し、滴下または通入が終了した後、0〜150℃で0.5〜8h反応させ、反応が終了した後に分液し、亜硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、溶媒を除去し、乾燥し、式IIに示す臭素化生成物を得る、ことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の臭素化方法。
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