JP6902454B2 - 薬品仕分装置およびこれを備えた薬品払出システム、薬品仕分方法 - Google Patents

薬品仕分装置およびこれを備えた薬品払出システム、薬品仕分方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、種類、大きさ、形状等に応じて薬品を仕分けて所定の収納ケースへ収納する薬品仕分装置およびこれを備えた薬品払出システム、薬品仕分方法に関する。
近年、例えば、膨大な数、種類の薬品を扱う病院内における業務負担の軽減を図るために、処方箋情報に従って、自動的に所望の薬品をトレイに払い出す薬品払出装置が用いられている。
これにより、薬剤師等によって1つずつ必要な薬品をトレイに取り出す作業が自動化され、業務負担を大幅に軽減するとともに、取り出すべき薬品の種類や量を間違える等の人為的なミスの発生を防止することができる。
一方、薬品払出装置によって自動的に払い出されたトレイが病室等へ搬送された後、患者の容態が急変する等して、払い出された薬品が使用されることなく返品される場合がある。
このような払い出された薬品の返品は、大規模な病院になるほど、頻繁に発生し、返品される薬品の種類や量も膨大であるため、大量の返品薬の仕分け作業が大きな負担となっていた。
例えば、特許文献1には、非整列の状態で収納された返品薬を1つずつピッキングして、返品薬の種類や大きさ等を認識し、種類や大きさに応じて自動的に仕分けを行う返品薬仕分け装置について開示されている。
特開2013−215343号公報
しかしながら、上記従来の薬品仕分装置では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された薬品仕分装置では、ピッキング装置を用いて、返品薬を、識別部に搬送する前に、仮置き部に搬送して画像を取得して解析することで、ピッキングすべき位置等を検出しているため、返品薬の搬送、識別、収納までの処理の効率が低下してしまう。
本発明の課題は、薬品の種類情報の取得から収納までの処理を効率よく実施することが可能な薬品仕分装置およびこれを備えた薬品払出システム、薬品仕分方法を提供することにある。
第1の発明に係る薬品仕分装置は、複数種類の薬品を種類別に仕分けして収納する薬品仕分装置であって、薬品情報取得部と、収納トレイ設置部と、待機薬品保持部と、単一の搬送部と、制御部と、を備えている。薬品情報取得部は、複数種類の薬品の種類情報を取得する。収納トレイ設置部は、種類情報が取得された薬品を収納する収納トレイが設置される。待機薬品保持部は、薬品情報取得部において種類情報が取得された薬品を一時的に保持する。単一の搬送部は、薬品情報取得部へ薬品を搬送するとともに、薬品情報取得部において種類情報が取得された薬品を、収納トレイ設置部へ載置された収納トレイへ搬送する。制御部は、薬品情報取得部と搬送部とに接続されており、複数種類の薬品に含まれる第1薬品とは異なる第2薬品の種類情報が薬品情報取得部によって取得されている間に、第1薬品が待機薬品保持部から収納トレイへ収納されるように、搬送部を制御する。
ここでは、単一の搬送部によって複数種類の薬品を種類別に仕分けして収納トレイへ収納する薬品仕分装置において、薬品情報取得部において種類情報が取得された薬品を、収納トレイへ収納する前に一時的に保持する待機薬品保持部が設けられている。
ここで、本薬品仕分装置は、例えば、複数の返品薬等を仕分けして所定の収納トレイに仕分けして収納するための装置であって、大量の薬品を扱う病院等に設置される。
そして、薬品の種類とは、例えば、薬剤の種類、薬品の容器の形状、大きさ、内容量等が含まれる。
また、薬品情報取得部には、例えば、薬品に付されたバーコードや文字等の情報を読み取る手段、薬品の容器の形状や大きさ等の種類情報を取得する手段等が含まれる。
一般的に、薬品情報の取得は、薬品の表面に付されたバーコードや文字情報等を読み取るために薬品の向きを調整する必要があるため、薬品を回転させる等の動作が必要となる。このため、薬品の情報取得にはある程度の時間が必要となり、効率の低下を招いていた。
本発明の薬品仕分装置では、このような時間がかかる薬品情報の取得中に、搬送部が他の動作を実施できるように、待機薬品保持部が設けられている。
これにより、制御部は、単一の搬送部を制御して、薬品情報取得部に薬品を搬送して薬品(第2薬品)の種類情報が取得される処理の間に、他の薬品(第1薬品)を待機薬品保持部から収納トレイへ搬送することができる。
よって、薬品情報取得部において薬品の種類情報が取得されている間の時間を有効に活用することができるため、従来よりも、薬品の種類情報の取得から収納までの処理を効率よく実施することができる。
第2の発明に係る薬品仕分装置は、第1の発明に係る薬品仕分装置であって、制御部は、第1薬品が薬品情報取得部に搬送され薬品情報取得部において種類情報が取得された後、第1薬品を待機薬品保持部に搬送し、第2薬品が薬品情報取得部に搬送され薬品情報取得部において第2薬品の種類情報が取得されている間に、第1薬品を待機薬品保持部から収納トレイへ搬送するように、搬送部を制御する。
ここでは、先に第1薬品の種類情報を取得して待機薬品保持部において搬送して保持させた後、第2薬品を薬品情報取得部に搬送して第2薬品の種類情報を取得させている間に、第1薬品を収納トレイへ搬送する。
これにより、第1薬品の後で搬送される第2薬品の種類情報を取得している時間を利用して、待機薬品保持部に保持しておいた第1薬品を収納トレイへ搬送することができる。
この結果、従来よりも、薬品の種類情報の取得から収納までの処理を効率よく実施することができる。
第3の発明に係る薬品仕分装置は、第1または第2の発明に係る薬品仕分装置であって、収納トレイ設置部は、収納トレイが複数設置された設置エリアから、種類情報が取得された薬品を収納する特定の収納トレイを設置エリアに隣接する収納エリアへと移送する収納トレイ搬送部を有している。
ここでは、収納トレイ設置部に、複数の収納トレイが設置された設置エリアから、収納される薬品が搬送部によって搬送されてくる収納エリアへ収納トレイを搬送する収納トレイ搬送部が設けられている。
これにより、搬送部によって収納トレイへ搬送されてくる薬品を、収納エリアにおいて収納トレイへ収納することができる。
第4の発明に係る薬品仕分装置は、第1から第3の発明のいずれか1つに係る薬品仕分装置であって、待機薬品保持部は、薬品が載置される載置台である。
ここでは、待機薬品保持部として、薬品が一時的に保持される載置台を用いている。
これにより、簡素な構成によって待機薬品保持部を構成し、上述した効果を得ることができる。
第5の発明に係る薬品仕分装置は、第4の発明に係る薬品仕分装置であって、載置台は、薬品情報取得部の近傍に配置されている。
ここでは、薬品情報取得部の近傍に載置台を配置している。
これにより、薬品情報取得部において種類情報が取得された薬品を、その近傍に配置された載置台へ速やかに搬送することができる。よって、搬送部は、次の動作へ効率よく移行することができる。
第6の発明に係る薬品仕分装置は、第4または第5の発明に係る薬品仕分装置であって、薬品の搬送方向における上流側から、薬品情報取得部、載置台、収納トレイ設置部の順に配置されている。
ここでは、薬品情報取得部と収納トレイ設置部との間に、載置台を設けている。
これにより、例えば、薬品情報取得部において種類情報が取得された薬品(第1薬品)を隣接配置された載置台へ搬送し、次の薬品(第2薬品)を薬品情報取得部へ搬送することができる。
第7の発明に係る薬品仕分装置は、第1から第6の発明のいずれか1つに係る薬品仕分装置であって、搬送部は、薬品を保持する複数の保持部を有している。
ここでは、単一の搬送部に、薬品を保持する保持部を複数設けている。
これにより、単一の搬送部であって、複数の薬品を同時に搬送することができる。
第8の発明に係る薬品仕分装置は、第7の発明に係る薬品仕分装置であって、待機薬品保持部は、複数の保持部のうちの1つである。
ここでは、上述した複数の保持部を有する単一の搬送部において、複数の保持部のうちの1つを待機薬品保持部として用いている。
これにより、例えば、2つの保持部を有する搬送部の場合には、2つの薬品を保持した状態でそのうちの1つ(第1薬品)を薬品情報取得部へ搬送し、種類情報が取得された後、もう1つの薬品(第2薬品)と入れ替えることで、種類情報が取得された第1薬品を一時的に保持することができる。
この結果、第2薬品の種類情報が取得されている間に、保持部の1つによって保持された第1薬品を収納トレイへ搬送することができるため、上述した効果を得ることができる。
第9の発明に係る薬品仕分装置は、第1の発明に係る薬品仕分装置であって、薬品情報取得部は、薬品を保持する凹部を有している。待機薬品保持部は、凹部の延長した部分に設けられている。
ここでは、薬品情報取得部が凹部に薬品を保持した状態で薬品の種類情報を取得する構成において、待機薬品保持部を、その凹部を延長した部分に設けている。
これにより、薬品情報取得部において種類情報が取得された薬品を、凹部内において延長された部分に移動させるだけで、その延長部分を待機薬品保持部として用いることができる。
第10の発明に係る薬品仕分装置は、第9の発明に係る薬品仕分装置であって、薬品情報取得部に載置された薬品を凹部内においてスライド移動させる移動部材を有している。
ここでは、薬品情報取得部において種類情報が取得された薬品を、凹部内においてスライド移動させる移動部材を用いている。
これにより、薬品情報取得部の凹部内に保持された薬品を、移動部材によって凹部内においてスライド移動させることができる。
第11の発明に係る薬品仕分装置は、第10の発明に係る薬品仕分装置であって、移動部材は、薬品情報取得部において種類情報が取得された薬品を、凹部内においてスライド移動させて待機薬品保持部へ移動させる。
ここでは、上記移動部材を用いて、薬品情報取得部において種類情報が取得された薬品を、凹部内においてスライド移動させて待機薬品保持部へ移動させる。
これにより、薬品情報取得部の凹部内において種類情報が取得された薬品を、移動部材によって凹部内においてスライド移動させて、待機薬品保持部としての凹部における延長部分へ移動させることができる。
第12の発明に係る薬品払出システムは、患者ごとの処方箋情報に基づいて、仕分けされた薬品の中から処方箋情報に含まれる薬品を所定の払出しトレイに払い出す第1から第11の発明のいずれか1つに記載の薬品仕分装置と、処方箋情報に基づいて、薬品仕分装置から払い出された薬品以外の薬品を払出しトレイに払い出す薬品払出装置と、を備えている。
ここでは、上述した薬品仕分装置において、収納トレイへ収納された薬品について、患者ごとに作成された処方箋情報に含まれる薬品を所定の払出しトレイに払い出すとともに、処方箋情報に含まれ薬品仕分装置から払い出されていない薬品については、薬品払出装置から払出しトレイへ払い出すシステムを構成する。
これにより、上述した薬品仕分装置において仕分けされた返品薬等の薬品を、再度、処方箋情報に基づいて再利用することができる。
第13の発明に係る薬品仕分方法は、複数種類の薬品を種類別に仕分けして収納トレイへ収納する薬品仕分方法であって、複数種類の薬品の種類情報を取得する薬品情報取得部に、単一の搬送部によって、複数種類の薬品に含まれる第1薬品を搬送するステップと、薬品情報取得部において、第1薬品の種類情報を取得するステップと、種類情報が取得された第1薬品を一時的に保持する待機薬品保持部において、第1薬品を保持するステップと、複数種類の薬品に含まれる第2薬品を薬品情報取得部に搬送するステップと、薬品情報取得部において第2薬品の種類情報が取得されている間に、第1薬品を待機薬品保持部から収納トレイへ搬送するステップと、を備えている。
ここでは、単一の搬送部によって複数種類の薬品を種類別に仕分けして収納トレイへ収納する薬品仕分方法において、薬品情報取得部において種類情報が取得された薬品を、収納トレイへ収納する前に待機薬品保持部において一時的に保持する。
ここで、本薬品仕分方法は、例えば、複数の返品薬等を仕分けして所定の収納トレイに仕分けして収納するための方法であって、大量の薬品を扱う病院等において実施される。
そして、薬品の種類とは、例えば、薬剤の種類、薬品の容器の形状、大きさ、内容量等が含まれる。
また、薬品情報取得部には、例えば、薬品に付されたバーコードや文字等の情報を読み取る手段、薬品の容器の形状や大きさ等の種類情報を取得する手段等が含まれる。
一般的に、薬品情報の取得は、薬品の表面に付されたバーコードや文字情報等を読み取るために薬品の向きを調整する必要があるため、薬品を回転させる等の動作が必要となる。このため、薬品の情報取得にはある程度の時間が必要となり、効率の低下を招いていた。
本発明の薬品仕分方法では、このような時間がかかる薬品情報の取得中に、単一の搬送部が他の動作を実施できるように、待機薬品保持部が設けられている。
これにより、制御部は、単一の搬送部を制御して、薬品情報取得部に薬品を搬送して薬品(第2薬品)の種類情報が取得される処理の間に、他の薬品(第1薬品)を待機薬品保持部から収納トレイへ搬送することができる。
よって、薬品情報取得部において薬品の種類情報が取得されている間の時間を有効に活用することができるため、従来よりも、薬品の種類情報の取得から収納までの処理を効率よく実施することができる。
本発明に係る薬品仕分装置によれば、薬品の種類情報の取得から収納までの処理を効率よく実施することができる。
本発明の一実施形態に係る薬品仕分装置の外観を示す正面図。 図1の薬品仕分装置の扉を開けた状態を示す正面図。 (a)〜(d)は、図1の薬品仕分装置によって仕分けされる薬品の種類を示す図。 図3(a)〜図3(d)に示す返品された薬品が非整列に載置された返品薬トレイを示す斜視図。 図1の薬品仕分装置にセットされる5種類の収納トレイの内訳を示す図。 (a)〜(c)は、図1の薬品仕分装置によって仕分けされた薬品が収納される収納トレイの一例を示す斜視図。 図1の薬品仕分装置の構成を示す制御ブロック図。 図1の薬品仕分装置の内部構成を示す平面図。 図1の薬品仕分装置の内部構成を示す平面図。 図1の薬品仕分装置の内部構成を示す斜視図。 図1の薬品仕分装置において、返品薬トレイ内に載置された複数の薬品と、これらの薬品の画像情報を上方から取得するカメラとを示す斜視図。 図1の薬品仕分装置において、薬品をピッキングして所定の場所へ搬送するピッキング部等の構成を示す斜視図。 図1の薬品仕分装置において、薬品の種類等を判別する薬品確認部と、その上方に配置されており薬品確認部に載置された薬品の画像情報を取得するカメラとを示す斜視図。 図1の薬品仕分装置において、収納トレイ載置空間および返品薬仕分け空間における収納トレイの搬送機構およびピッキング部の位置を示す斜視図。 (a)および(b)は、ピッキング部によって吸着搬送される薬品が、収納トレイへ収納される際の流れを示す側面図および斜視図。 (a)および(b)は、ピッキング部によって吸着搬送される薬品が、収納トレイへ収納される際の流れを示す側面図および斜視図。 図1の薬品仕分装置におけるピッキング部の稼動範囲を示す模式図。 (a)〜(c)は、図1の薬品仕分装置において、薬品が返品薬トレイから取り出されて種類情報が取得され、収納トレイへ収納されるまでの工程を示す模式図。 (a)〜(c)は、図1の薬品仕分装置において、薬品が返品薬トレイから取り出されて種類情報が取得され、収納トレイへ収納されるまでの工程を示す模式図。 (a)〜(c)は、図1の薬品仕分装置において、薬品が返品薬トレイから取り出されて種類情報が取得され、収納トレイへ収納されるまでの工程を示す模式図。 (a)〜(d)は、図1の薬品仕分装置において、薬品が返品薬トレイから取り出されて種類情報が取得され、収納トレイへ収納されるまでの工程を示す模式図。 本発明の他の実施形態2に係る薬品仕分装置におけるピッキング部の稼動範囲を示す模式図。 (a)〜(c)は、図22の薬品仕分装置において、薬品が返品薬トレイから取り出されて種類情報が取得され、収納トレイへ収納されるまでの工程を示す模式図。 (a)〜(d)は、図22の薬品仕分装置において、薬品が返品薬トレイから取り出されて種類情報が取得され、収納トレイへ収納されるまでの工程を示す模式図。 本発明のさらに他の実施形態に係る薬品仕分装置に搭載された第1薬品確認部の構成を示す斜視図。 (a)〜(c)は、図25の第1薬品確認部における薬品の種類情報の読取りから凹部における仮置きまでの流れを示す斜視図。 (a)〜(c)は、図25の第1薬品確認部における薬品の種類情報の読取りから凹部における仮置きまでの流れを示す斜視図。 (a)〜(c)は、図25の第1薬品確認部における薬品の種類情報の読取りから凹部における仮置きまでの流れを示す斜視図。 (a)〜(c)は、図25の第1薬品確認部において、薬品が返品薬トレイから取り出されて種類情報が取得され、収納トレイへ収納されるまでの工程を示す模式図。 (a)〜(c)は、図25の第1薬品確認部において、薬品が返品薬トレイから取り出されて種類情報が取得され、収納トレイへ収納されるまでの工程を示す模式図。 (a)〜(d)は、図25の第1薬品確認部において、薬品が返品薬トレイから取り出されて種類情報が取得され、収納トレイへ収納されるまでの工程を示す模式図。 図1および図22の薬品仕分装置による薬品が返品薬トレイから取り出されて種類情報が取得され、収納トレイへ収納されるまでのサイクルタイムを比較した図。 本発明のさらに他の実施形態に係る薬品払出システムの構成を示す全体図。
(実施形態1)
本発明の一実施形態に係る薬品仕分装置10について、図1〜図21(d)を用いて説明すれば以下の通りである。
なお、本実施形態において、薬品仕分装置10の正面とは、図1に示す正面を意味しており、背面とはその反対側の面を意味するものとする。
(薬品仕分装置10の外観構成)
本実施形態に係る薬品仕分装置10は、例えば、病院等に設置されており、患者ごとの処方箋情報に基づいて病室等へ搬出された薬品のうち、患者の容態の急変等によって返品された薬品Dを、所定の収納トレイT2へ仕分けして収納する。
具体的には、薬品仕分装置10は、図1に示すように、本体部10aと、本体部10aの正面に取り付けられた扉10b,10cと、モニタ50aと、を備えている。
本体部10aは、略直方体形状の筐体であって、正面に2つの扉10b,10cが開閉可能な状態で取り付けられている。
扉10bを開けると、図2に示すように、返品された複数の薬品Dが非整列の状態で載置された返品薬トレイT1が収納される返品薬トレイ収納空間S1が外部に露出する。そして、返品薬トレイ収納空間S1には、鉛直方向に沿って複数の返品薬トレイT1がセットされる返品薬トレイ設置部11が設けられている。そして、病室等から返品された薬品Dは、返品薬トレイT1に非整列に入れられた状態で、薬剤師等によって返品薬トレイ収納空間S1内の返品薬トレイ設置部11へ積み重ねるようにセットされる。
扉10cを開けると、図2に示すように、返品後に仕分けされた薬品Dを各種類ごとに収納する収納トレイT2が載置される収納トレイ載置空間S3が外部に露出する。そして、収納トレイ載置空間S3には、鉛直方向および水平方向に沿って幅等が異なる複数種類の収納トレイT2が設置される収納トレイ設置部(トレイ設置部)12が設けられている。そして、病室等から返品された薬品Dは、薬品仕分装置10内において種類等によって仕分けされ、自動的に、収納トレイ設置部12に設置された適切な収納トレイT2へ収納される。
収納トレイ設置部12には、鉛直方向および水平方向に複数種類の収納トレイT2が配列されており、薬剤師等の使用者は、本体部10aの正面の扉10cを開けて、収納トレイT2の着脱を行う。
モニタ50aは、本体部10aの正面における左上部に設けられており、各種設定の入力を受け付けるとともに、設定画面、エラー発生画面等の各種表示を行う。そして、モニタ50aは、薬品仕分装置10を制御する制御部50(図7参照)に接続されている。
(薬品Dの種類)
ここで、本実施形態の薬品仕分装置10において扱われる薬品Dは、図3(a)〜図3(d)に示すように、内包する薬剤、形状・大きさが異なる複数種類の薬品を含んでいる。具体的には、図3(a)に示すように、細長い外形で短いアンプル状の形状を有する薬品D1、図3(b)に示すように、細長い外形で長いアンプル状の形状を有する薬品D2、図3(c)に示すように、太いボトル状の形状を有する薬品D3、図3(d)に示すように、太く長いボトル状の形状を有する薬品D4等が含まれる。
なお、図3(a)〜図3(d)に示す薬品D1〜D4は、本実施形態の薬品仕分装置10において扱われる薬品Dの一例であって、実際には、さらに多くの形状、種類の薬品が扱われるものとする。
よって、本実施形態の薬品仕分装置10では、多種多様な形状、大きさを有する薬品D1〜D4等を仕分け処理して、各薬品D1〜D4に対応する適切な大きさ、幅を有する収納トレイT2へ収納するための制御を実施する。
また、各薬品D1〜D4の外周面には、それぞれの薬品D1〜D4に内包された薬剤の種類等の種類情報が記録されたバーコード(種類情報)B1が付されている。
なお、バーコードB1に記録された種類情報は、薬品仕分装置10に搭載された第1薬品確認部30のバーコードリーダ(薬品情報取得部)31によって読み取られる。
さらに、返品された薬品Dは、図4に示すように、返品薬専用の返品薬トレイT1に非整列の状態で載置され、そのまま薬品仕分装置10内の返品薬トレイ設置部11にセットされる。
(収納トレイT2の種類)
本実施形態の薬品仕分装置10では、上述した多種多様な薬品Dを種類ごとに仕分けして、各薬品Dに対応する複数種類の収納トレイT2の中から適切な収納トレイT2を選択して収納する。
本実施形態では、図5に示すように、トレイ番号1〜5が付され、薬品Dを保持する凹部T2z(図6(a)等参照)のピッチ、幅、薬品Dの入り数等が異なる5種類の収納トレイT2が用いられている。なお、図5に示す5種類の収納トレイT2のトレイ番号、凹部T2zのピッチ、幅等の識別情報は、後述する記憶部51に予め保存されている。
トレイ番号1の収納トレイT2a(図6(a)参照)は、図5に示すように、幅S(スモール)サイズ、凹部T2zのピッチ21mm、薬品Dの入り数10個、薬品仕分装置10にセットされている全トレイ数15個、全収納薬品数150個のトレイである。よって、収納トレイT2aには、アンプルバイアル等の細く短い薬品Dが収納される。
具体的には、収納トレイT2aは、図6(a)に示すように、長手方向における第1端部にバーコード(識別情報)B2、その反対側の第2端部に取っ手Nがそれぞれ設けられている。また、収納トレイT2aの薬品Dが収納される内部には、複数の凹凸(凹部T2z)が形成されている。
バーコードB2は、収納トレイT2aの種類(ピッチ、幅等)に関する識別情報が記録されており、後述するバーコードリーダ25によってその識別情報が読み取られて取得される。
収納トレイT2aの底面に形成された複数の凹凸を形成する凹部T2zは、各薬品Dの形状・大きさに合わせて形成されており、一定のピッチで設けられている。そして、凹部T2zは、窪みの部分において、収納トレイT2aに搬送されてきた薬品Dを保持する。
トレイ番号2の収納トレイT2b(図6(b)参照)は、図5に示すように、幅S(スモール)サイズ、凹部T2zのピッチ38mm、薬品Dの入り数5個、薬品仕分装置10にセットされている全トレイ数15個、全収納薬品数75個のトレイである。よって、収納トレイT2bには、細く、長さが中程度の薬品Dが収納される。
具体的には、収納トレイT2bは、図6(b)に示すように、長手方向における第1端部にバーコード(識別情報)B2、その反対側の第2端部に取っ手Nがそれぞれ設けられている。また、収納トレイT2bの薬品Dが収納される内部には、複数の凹凸(凹部T2z)が形成されている。
バーコードB2は、収納トレイT2bの種類(ピッチ、幅等)に関する識別情報が記録されており、後述するバーコードリーダ25によってその識別情報が読み取られて取得される。
収納トレイT2bの底面に形成された複数の凹凸を形成する凹部T2zは、各薬品Dの形状・大きさに合わせて形成されており、一定のピッチで設けられている。そして、凹部T2zは、窪みの部分において、収納トレイT2bに搬送されてきた薬品Dを保持する。
トレイ番号3の収納トレイT2は、図5に示すように、幅M(ミディアム)サイズ、凹部T2zのピッチ21mm、薬品Dの入り数10個、薬品仕分装置10にセットされている全トレイ数10個、全収納薬品数100個のトレイである。よって、収納トレイT2には、プラボトル等の太く、短い薬品Dが収納される。
具体的には、収納トレイT2は、長手方向における第1端部にバーコード(識別情報)B2、その反対側の第2端部に取っ手Nがそれぞれ設けられている。また、収納トレイT2の薬品Dが収納される内部には、複数の凹凸(凹部T2z)が形成されている。
バーコードB2は、収納トレイT2の種類(ピッチ、幅等)に関する識別情報が記録されており、後述するバーコードリーダ25によってその識別情報が読み取られて取得される。
収納トレイT2の底面に形成された複数の凹凸を形成する凹部T2zは、各薬品Dの形状・大きさに合わせて形成されており、一定のピッチで設けられている。そして、凹部T2zは、窪みの部分において、収納トレイT2に搬送されてきた薬品Dを保持する。
トレイ番号4の収納トレイT2c(図6(c)参照)は、図5に示すように、幅M(ミディアム)サイズ、凹部T2zのピッチ38mm、薬品Dの入り数5個、薬品仕分装置10にセットされている全トレイ数10個、全収納薬品数50個のトレイである。よって、収納トレイT2cには、太く、長さは中程度の薬品Dが収納される。
具体的には、収納トレイT2cは、図6(c)に示すように、長手方向における第1端部にバーコード(識別情報)B2、その反対側の第2端部に取っ手Nがそれぞれ設けられている。また、収納トレイT2cの薬品Dが収納される内部には、複数の凹凸(凹部T2z)が形成されている。
バーコードB2は、収納トレイT2cの種類(ピッチ、幅等)に関する識別情報が記録されており、後述するバーコードリーダ25によってその識別情報が読み取られて取得される。
収納トレイT2cの底面に形成された複数の凹凸を形成する凹部T2zは、各薬品Dの形状・大きさに合わせて形成されており、一定のピッチで設けられている。そして、凹部T2zは、窪みの部分において、収納トレイT2cに搬送されてきた薬品Dを保持する。
トレイ番号5の収納トレイT2は、図5に示すように、幅L(ラージ)サイズ、凹部T2zのピッチ38mm、薬品Dの入り数5個、薬品仕分装置10にセットされている全トレイ数6個、全収納薬品数30個のトレイである。よって、収納トレイT2には、大型のプラボトル等の最も太くて長い薬品Dが収納される。
具体的には、収納トレイT2は、長手方向における第1端部にバーコード(識別情報)B2、その反対側の第2端部に取っ手Nがそれぞれ設けられている。また、収納トレイT2の薬品Dが収納される内部には、複数の凹凸(凹部T2z)が形成されている。
バーコードB2は、収納トレイT2の種類(ピッチ、幅等)に関する識別情報が記録されており、後述するバーコードリーダ25によってその識別情報が読み取られて取得される。
収納トレイT2の底面に形成された複数の凹凸を形成する凹部T2zは、各薬品Dの形状・大きさに合わせて形成されており、一定のピッチで設けられている。そして、凹部T2zは、窪みの部分において、収納トレイT2に搬送されてきた薬品Dを保持する。
なお、上述した5種類の収納トレイT2a〜T2c等は、図6(a)〜図6(c)に示すように、外観上、S,M,Lという3種類の幅と、共通の高さ、奥行きを有している。
(薬品仕分装置10の内部の構成)
本実施形態の薬品仕分装置10は、制御部50を中心にして、図7に示す制御ブロックを構成する。
制御部50は、薬品仕分装置10の内部に設けられており、図7に示すように、モニタ50a、返品薬トレイ搬送部13、カメラC1,C2、ピッキング部(単一の搬送部)20、第1薬品確認部30、バーコードリーダ25,31、収納トレイ搬送部14、第2薬品確認部40、記憶部51と接続されている。
返品薬トレイ搬送部13は、上述した本体部10aに取り付けられた扉10bを開けて返品薬トレイ設置部11にセットされた返品薬トレイT1を、所定の方向へ搬送する。
具体的には、返品薬トレイ搬送部13は、図8に示すように、本体部10a内における正面側に配置された返品薬トレイ収納空間S1から、背面側に配置されたピッキング空間S2へと、返品薬トレイT1を搬送する。
すなわち、本実施形態の薬品仕分装置10では、仕分運転が開始されると、図8に示すように、返品薬トレイ搬送部13が返品された複数の薬品Dが非整列の状態で載置された返品薬トレイT1を、返品薬トレイ収納空間S1から所定のピッキング空間S2側へと搬送する。
収納トレイ搬送部14は、上述した本体部10aに取り付けられた扉10cを開けて収納トレイ設置部12にセットされた複数の収納トレイT2を、所定の方向へ搬送する。
具体的には、収納トレイ搬送部14は、図8および図9に示すように、本体部10a内における正面側に配置された収納トレイ載置空間S3から、背面側に配置された返品薬仕分け空間S4へと、収納トレイT2を搬送する。
すなわち、本実施形態の薬品仕分装置10では、仕分運転が開始されると、図8に示すように、収納トレイ搬送部14が、ピッキング部20によって吸着搬送される薬品Dを収納する適切な収納トレイT2を、収納トレイ載置空間S3から返品薬仕分け空間S4側へと搬送する。
なお、本実施形態の薬品仕分装置10では、収納トレイ搬送部14は、鉛直方向に沿って配置された各段の収納トレイT2のうち、所望の段の高さに移動して、所望の収納トレイT2を返品薬仕分け空間S4へと搬送する。
カメラC1は、図11に示すように、ピッキング空間S2に搬送された返品薬トレイT1の上方に設けられている。そして、カメラC1は、ピッキング空間S2に搬送されてきた返品薬トレイT1に載置された複数の薬品Dを含む画像を取得する。
これにより、制御部50は、カメラC1において取得した画像情報を用いて、返品薬トレイT1内に非整列の状態で載置された複数の薬品Dの中の1つをピッキングする位置を特定する。
カメラC2は、図13に示すように、第1薬品確認部30の上方に配置されている。そして、カメラC2は、薬品Dに付されたバーコードB1を含むラベル部分の画像を取得する。
これにより、制御部50は、カメラC2において取得した画像情報を用いて、ラベルの文字情報を読み取って、第1薬品確認部30に載置された薬品Dの使用期限を確認する。
ピッキング部20は、返品薬トレイT1内に非整列の状態で載置された複数の返品された薬品Dを先端の吸着部20aによって吸着して、所定の方向へ搬送するために、3次元方向に移動可能な状態で本体部10aの内部に設けられている。
具体的には、ピッキング部20は、仕分運転が開始されると、返品薬トレイT1から第1薬品確認部30へ、第1薬品確認部30から載置台(待機薬品保持部)35、載置台35から収納トレイT2へと、吸着部20aにおいて薬品Dを吸着して搬送する。
そして、ピッキング部20は、このような3次元方向における薬品Dの搬送が可能になるように、図12に示すように、縦支柱21a、ベルト21b、モータ21c、横支柱22a、ベルト22b、モータ22c、横支柱23a等を有している。
例えば、ピッキング部20は、Z方向(鉛直方向)に沿って配置された2本の縦支柱21a,21aの間に、Z方向に沿って設けられたベルト21bを、モータ21cによって回転させる。これにより、ピッキング部20は、Z方向(鉛直方向)における移動が可能となり、例えば、薬品Dの吸着動作や各トレイへ薬品Dを置く動作等を行うことができる。
また、ピッキング部20は、X方向(水平方向)(本体部10aの幅方向)に沿って配置された横支柱22aに沿って設けられたベルト22bを、モータ22cによって回転させる。これにより、ピッキング部20は、X方向(水平方向)における移動が可能となり、例えば、薬品Dを本体部10aの幅方向へ搬送する動作等を行うことができる。
同様に、ピッキング部20は、Y方向(水平方向)(本体部10aの奥行き方向)に沿って配置された横支柱23aに沿って設けられたベルト(図示を省略)を、モータ(図示を省略)によって回転させる。これにより、ピッキング部20は、Y方向(水平方向)における移動が可能となり、例えば、薬品Dを本体部10aの奥行き方向へ搬送する動作等を行うことができる。
なお、ピッキング部20を用いた搬送制御については、後段にて詳述する。
バーコードリーダ(トレイ情報取得部)25は、図14、図15(a)等に示すように、ピッキング部20の近傍に配置されており、ピッキング部20と一体化して3次元方向に移動する。そして、バーコードリーダ25は、ピッキング部20によって吸着搬送される薬品Dを収納トレイT2へ収納する前に、収納トレイT2に付されたバーコードB2を読み取って収納トレイT2の識別情報を取得する。
第1薬品確認部30は、図8および図9に示すように、本体部10aの内部に形成されるピッキング空間S2と返品薬仕分け空間S4との間に配置されている。そして、第1薬品確認部30は、ピッキング空間S2においてピッキング部20によって吸着保持された返品された薬品Dの種類等を確認する。
具体的には、第1薬品確認部30は、図13に示すように、バーコードリーダ31、保持板32、ローラ33、モータ33aを有している。第1薬品確認部30は、薬品Dの使用期限を確認するために設置されたカメラC2の下方に配置されており、互いに近接配置された保持板32とローラ33とで形成された凹部に薬品Dを保持する。そして、第1薬品確認部30は、薬品Dを保持したまま、モータ33aによってローラ33を回転させることで薬品Dを回転させて、後述するバーコードリーダ31によって、薬品Dに付されたバーコードB1の種類情報を読み取って取得する。
バーコードリーダ(薬品情報取得部)31は、図13に示すように、保持板32とローラ33とで形成された凹部に保持された薬品Dの斜め上方に配置されている。そして、バーコードリーダ31は、モータ33aによって回転駆動されるローラ33によって回転する薬品Dに付されたバーコードB1を読み取って、薬品Dの種類(薬剤の種類等)に関する種類情報を取得する。
載置台35は、第1薬品確認部30において種類情報が取得された薬品Dを一時的に保持するために、図8および図9に示すように、第1薬品確認部30の近傍であって、第1薬品確認部30と返品薬仕分け空間S4との間に配置されている。より詳細には、載置台35は、図13に示すように、L字状の金具を介して、第1薬品確認部30の側面に固定して配置されている。
本実施形態の薬品仕分装置10では、この載置台35を活用することで、単一のピッキング部20を用いて、効率よく薬品Dを収納トレイT2へ収納する。
第2薬品確認部40は、図9および図10に示すように、本体部10a内における返品薬仕分け空間S4の下方に、支持部40aを介して配置されている。そして、第2薬品確認部40は、収納トレイT2内からピッキング部20によって取り出されて払出しトレイT3へ吸着搬送される薬品Dの種類等を確認する。
なお、第2薬品確認部40は、薬品仕分装置10を薬品払出システム100に組み込んで使用する(以下の他の実施形態(A)、図26参照)場合に必要な構成であって、薬品仕分装置10を単体で使用される場合には搭載されない。
記憶部51は、上述した各構成を駆動制御するための制御プログラムが保存されている。そして、記憶部51は、収納トレイT2に付されたバーコードB2から取得される識別情報として、図5に示すように、トレイ番号、トレイ幅、ピッチ、1つのトレイへの薬品の入り数、装置内に収納される最大トレイ数、最大収納薬品数の関係を示すテーブルを保存している。さらに、記憶部51は、例えば、収納トレイT2の識別情報として各収納トレイT2に付されたバーコードB2に対応する情報が保存される。
<薬品Dを収納トレイT2へ収納するまでの流れ>
本実施形態の薬品仕分装置10では、上述した各構成を備え、返品された薬品Dを、薬品Dの種類ごとに仕分けして収納トレイT2へ収納する。
具体的には、制御部50は、まず、返品薬トレイ搬送部13を制御して、図8等に示すように、1つの返品薬トレイT1を、返品薬トレイ収納空間S1からピッキング空間S2へ搬送する。
次に、制御部50は、図4に示す返品薬トレイT1内に非整列の状態で載置された複数の薬品Dの中から、仕分けして収納トレイT2へ収納する薬品D(第1薬品)を選択する。このとき、制御部50は、図11に示すカメラC1によって取得された画像情報に基づいて、薬品Dをピッキングする位置を設定する。
次に、制御部50は、ピッキング部20を制御して、返品薬トレイT1内から所望の薬品Dを吸着し、第1薬品確認部30へ搬送する。
次に、制御部50は、第1薬品確認部30に載置された薬品Dの種類(薬剤等)を確認するために、図13に示すように、モータ33aによってローラ33を回転駆動して薬品Dを回転させ、バーコードリーダ31によって薬品Dに付されたバーコードB1を読み取る。これにより、薬品Dの種類情報を得ることができる。
このとき、制御部50は、図13に示すように、第1薬品確認部30の上方に載置されたカメラC2を制御して、薬品Dの画像情報を取得する。これにより、薬品Dの外周面にバーコードB1とともに付された薬品Dの使用期限に関する情報を得ることができる。
次に、制御部50は、ピッキング部20を制御して、第1薬品確認部30に載置された薬品Dを吸着して、第1薬品確認部30に隣接配置された載置台35の凹部35aへ搬送する。
次に、制御部50は、図4に示す返品薬トレイT1内に非整列の状態で載置された複数の薬品Dの中から、載置台35に載置された薬品D(第1薬品)の次に仕分けして収納トレイT2へ収納される薬品D(第2薬品)を選択する。
次に、制御部50は、ピッキング部20を制御して、返品薬トレイT1内から所望の薬品D(第2薬品)を吸着し、第1薬品確認部30へ搬送する。
次に、制御部50は、図13に示すように、モータ33aによってローラ33を回転駆動して薬品Dを回転させ、バーコードリーダ31によって薬品D(第2薬品)に付されたバーコードB1を読み取る。これと同時に、制御部50は、ピッキング部20を制御して、載置台35に載置された薬品D(第1薬品)を再度吸着して、返品薬仕分け空間S4の上方へ搬送する。
すなわち、本実施形態の薬品仕分装置10では、第2薬品として搬送されてきた薬品Dの種類情報をバーコードリーダ31によって取得している間に、ピッキング部20を制御して、載置台35に載置された第1薬品としての薬品Dを、収納トレイT2へ搬送する。
次に、制御部50は、収納トレイ搬送部14を制御して、種類情報が取得された薬品Dを収納するための収納トレイT2を含む段を、収納トレイ載置空間S3から返品薬仕分け空間S4へ搬送する。
次に、制御部50は、図15(a)および図15(b)に示すように、薬品Dを吸着したピッキング部20を収納トレイT2の手前まで移動させ、ピッキング部20とともに移動するバーコードリーダ25を用いて、収納先となる収納トレイT2のバーコードB2を読み取る。
このとき、制御部50では、バーコードB2から得られたトレイ番号、凹部T2zの数等を含む識別情報を参照して、ピッキング部20に吸着搬送されている薬品Dを収納するために、その収納トレイT2の凹部T2zのピッチ、幅等が適切であるか否かを判定する。
ここで、適切な収納トレイT2と判定された場合には、制御部50は、ピッキング部20を制御して、図16(a)および図16(b)に示すように、適切と判定された収納トレイT2内の所定の凹部T2zに、吸着搬送されている薬品Dを載置する。
一方、適切な収納トレイT2ではないと判定された場合には、薬品Dの太さ、長さに対して、バーコードB2から得られた識別情報から認識される収納トレイT2の凹部T2zあるいは幅が合っていないことが考えられる。
よって、制御部50は、ピッキング部20を制御して、吸着搬送中の薬品Dに対して適切な収納トレイT2が見つかるまで、別の収納トレイT2のバーコードB2を読み取る工程を繰り返し実施する。
<薬品Dの収納トレイT2への収納の流れ>
本実施形態の薬品仕分装置10において、単一のピッキング部20を用いて、薬品Dを返品薬トレイT1から取り出して収納トレイT2へ収納するまでの具体的な搬送工程について、図17から図22(c)を用いて説明すれば以下の通りである。
本実施形態の薬品仕分装置10は、図17に示すように、搬送方向における上流側から順に、ピッキング空間S2に配置された返品薬トレイT1、第1薬品確認部30、載置台35、返品薬仕分け空間S4に配置された収納トレイT2が配置されている。そして、ピッキング部20は、薬品仕分装置10の本体部10aの内部において、ピッキング空間S2に配置された返品薬トレイT1から、返品薬仕分け空間S4に配置された収納トレイT2まで移動して薬品Dを搬送可能な状態で設置されている。
さらに、載置台35は、ピッキング空間S2と返品薬仕分け空間S4との間であって、第1薬品確認部30の近傍に配置されている。
そして、制御部50は、図18(a)に示すように、ピッキング部20を制御して、まず、返品薬トレイT1から薬品D(第1薬品A)を吸着して取り出す。
次に、制御部50は、図18(b)に示すように、ピッキング部20を制御して、第1薬品確認部30へ薬品D(第1薬品A)を搬送する。ここで、第1薬品確認部30では、薬品D(第1薬品A)に付された種類情報を取得する。
次に、制御部50は、図18(c)に示すように、ピッキング部20を制御して、第1薬品確認部30から載置台35へ、種類情報が取得された薬品D(第1薬品A)を搬送する。
次に、制御部50は、図19(a)に示すように、ピッキング部20を制御して、再び、返品薬トレイT1から2つ目の薬品D(第2薬品B)を吸着して取り出す。
次に、制御部50は、図19(b)に示すように、ピッキング部20を制御して、第1薬品確認部30へ薬品D(第2薬品B)を搬送する。ここで、第1薬品確認部30では、薬品D(第2薬品B)に付された種類情報を取得する。
次に、制御部50は、図19(c)に示すように、第1薬品確認部30において薬品D(第2薬品B)の種類情報が取得されている間に、ピッキング部20を制御して、載置台35に載置された薬品D(第1薬品A)を吸着する。
次に、制御部50は、図20(a)に示すように、ピッキング部20を制御して、吸着した薬品D(第1薬品A)を、収納トレイT2へ搬送して収納する。
すなわち、本実施形態の薬品仕分装置10では、図19(c)および図20(a)に示す薬品D(第1薬品A)を載置台35から吸着して収納トレイT2へ収納するまでの動作を、薬品D(第2薬品B)の種類情報が取得されている間の時間を使って実施する。
次に、制御部50は、図20(b)に示すように、ピッキング部20を制御して、第1薬品確認部30上へ移動し、種類情報が取得された薬品D(第2薬品B)を吸着する。
次に、制御部50は、図20(c)に示すように、ピッキング部20を制御して、種類情報が取得され吸着された薬品D(第2薬品B)を、載置台35へ搬送する。
次に、制御部50は、図21(a)に示すように、ピッキング部20を制御して、再び、返品薬トレイT1から3つ目の薬品D(第3薬品C)を吸着して取り出す。
次に、制御部50は、図21(b)に示すように、ピッキング部20を制御して、第1薬品確認部30へ薬品D(第3薬品C)を搬送する。ここで、第1薬品確認部30では、薬品D(第3薬品C)に付された種類情報を取得する。
次に、制御部50は、図21(c)に示すように、第1薬品確認部30において薬品D(第3薬品C)の種類情報が取得されている間に、ピッキング部20を制御して、載置台35に載置された薬品D(第2薬品B)を吸着する。
次に、制御部50は、図21(d)に示すように、ピッキング部20を制御して、吸着した薬品D(第2薬品B)を、収納トレイT2へ搬送して収納する。
すなわち、本実施形態の薬品仕分装置10では、図21(c)および図21(d)に示す薬品D(第2薬品B)を載置台35から吸着して収納トレイT2へ収納するまでの動作を、薬品D(第3薬品C)の種類情報が取得されている間の時間を使って実施する。
本実施形態の薬品仕分装置10では、以上の工程を繰り返し実施する。
本実施形態の薬品仕分装置10では、以上のように、単一のピッキング部20によって複数種類の薬品Dを種類別に仕分けして収納トレイへ収納する際に、バーコードリーダ31において種類情報が取得された薬品Dを、収納トレイT2へ収納する前に一時的に保持する載置台35が設けられている。
一般的に、有効期限等のように薬品Dの表面に付された薬品Dの文字情報の取得は、これらを読み取るために薬品Dの向きを変えながら複数の画像を撮影し、複雑な画像処理を行って文字情報を抽出する必要がある。このため、薬品の情報取得にはある程度の時間が必要となり、効率の低下を招いていた。
本実施形態の薬品仕分装置10では、このような時間がかかる薬品情報の取得中に、ピッキング部20が他の動作(第1薬品の収納トレイT2への収納動作)を実施できるように、載置台35が設けられている。
これにより、制御部50は、ピッキング部20が単一であっても、バーコードリーダ31に薬品Dを搬送して薬品D(第2薬品)の種類情報が取得される処理の間に、他の薬品D(第1薬品)を載置台35から収納トレイT2へ搬送することができる。
よって、第1薬品確認部30のバーコードリーダ31やカメラC2において薬品Dの種類情報が取得されている間の時間を有効に活用することができるため、従来よりも、薬品Dの種類情報の取得から収納までの処理を効率よく実施することができる。
(実施形態2)
本発明の一実施形態に係る薬品仕分装置110について、図22〜図24(d)を用いて説明すれば以下の通りである。
なお、本実施形態では、単一のピッキング部120に、2つの第1吸着部120aおよび第2吸着部120bを有している点において、ピッキング部20が1つの吸着部20aしか有していない上記実施形態1の構成とは異なっている。ただし、他の構成については、上記実施形態1と略同様であることから、本実施形態では同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の薬品仕分装置110は、図22に示すように、搬送方向における上流側から順に、ピッキング空間S2に配置された返品薬トレイT1、第1薬品確認部30、返品薬仕分け空間S4に配置された収納トレイT2が配置されている。そして、ピッキング部120は、薬品仕分装置10の本体部10aの内部において、ピッキング空間S2に配置された返品薬トレイT1から、返品薬仕分け空間S4に配置された収納トレイT2まで移動して薬品Dを搬送可能な状態で設置されている。
制御部50は、図23(a)に示すように、ピッキング部120を制御して、まず、返品薬トレイT1から2つの薬品D(第1薬品Aおよび第2薬品B)を吸着して取り出す。具体的には、ピッキング部120の先端に設けられた第1吸着部120aによって薬品D(第1薬品A)を、第2吸着部120bによって薬品D(第2薬品B)をそれぞれ吸着して、返品薬トレイT1から取り出す。
次に、制御部50は、図23(b)に示すように、ピッキング部120を制御して、第1薬品確認部30へ、吸着した2つの薬品Dのうちの1つ(第1薬品A)を搬送する。具体的には、制御部50は、ピッキング部120を制御して、第1薬品確認部30上まで移動した後、第1吸着部120aによる吸着を停止して、薬品D(第1薬品A)を、第1薬品確認部30へ搬送する。
ここで、第1薬品確認部30では、薬品D(第1薬品A)に付された種類情報を取得する。
次に、制御部50は、図23(c)に示すように、ピッキング部20を制御して、第1薬品確認部30において種類情報が取得された薬品D(第1薬品)を再び第1吸着部120aにおいて吸着するとともに、第2吸着部120bの吸着を停止して2つ目の薬品D(第2薬品B)を第1薬品確認部30へ搬送する。つまり、ここでは、図24(c)に示すように、第1・第2吸着部120a,120bを制御して、第1薬品確認部30上の薬品D(第1薬品A)と、ピッキング部120において吸着された薬品D(第2薬品B)とを入れ替える。
ここで、第1薬品確認部30では、薬品D(第2薬品B)に付された種類情報を取得する。
次に、制御部50は、図24(a)に示すように、第1薬品確認部30において2つ目の薬品D(第2薬品B)の種類情報が取得されている間に、ピッキング部120を制御して、第1吸着部120aに吸着された薬品D(第1薬品A)を収納トレイT2へ搬送して収納する。
すなわち、本実施形態の薬品仕分装置110では、図23(c)および図24(a)に示す薬品D(第1薬品A)を第1吸着部120aにおいて吸着した状態から収納トレイT2へ収納するまでの動作を、第1薬品確認部30において薬品D(第2薬品B)の種類情報が取得されている間の時間を使って実施する。
次に、制御部50は、図24(b)に示すように、ピッキング部120を制御して、返品薬トレイT1から3つ目の薬品D(第3薬品C)を吸着して取り出す。
次に、制御部50は、図24(c)に示すように、ピッキング部20を制御して、第1薬品確認部30において種類情報が取得された薬品D(第2薬品B)を、再び第2吸着部120bにおいて吸着するとともに、第1吸着部120aの吸着を停止して3つ目の薬品D(第3薬品C)を第1薬品確認部30へ搬送する。つまり、ここでは、図25(c)に示すように、第1・第2吸着部120a,120bを制御して、第1薬品確認部30上の薬品D(第2薬品B)と、ピッキング部120において吸着された薬品D(第3薬品C)とを入れ替える。
ここで、第1薬品確認部30では、薬品D(第3薬品C)に付された種類情報を取得する。
次に、制御部50は、図24(d)に示すように、第1薬品確認部30において3つ目の薬品D(第3薬品C)の種類情報が取得されている間に、ピッキング部120を制御して、第2吸着部120bに吸着された薬品D(第2薬品B)を収納トレイT2へ搬送して収納する。
そして、本実施形態の薬品仕分装置110では、以上の工程を繰り返し実施する。
本実施形態の薬品仕分装置110では、以上のように、ピッキング部120が2つの吸着部(第1吸着部120aおよび第2吸着部120b)を備えている。
これにより、2つの第1吸着部120aおよび第2吸着部120bのうち、1つの吸着部を搬送用として、他方の吸着部を待機薬品保持部として用いることができる。
この結果、上述した実施形態1と同様に、第1薬品確認部30のバーコードリーダ31において薬品Dの種類情報が取得されている間の時間を有効に活用することができるため、従来よりも、薬品Dの種類情報の取得から収納までの処理を効率よく実施することができる。
(実施形態3)
本発明の一実施形態に係る薬品仕分装置について、図25〜図31(d)を用いて説明すれば以下の通りである。
ここで、本実施形態では、待機薬品保持部として設けられた載置台35の代わりに、第1薬品確認部230において薬品Dを保持する凹部234を延長した部分に設けられた載置部235を、待機薬品保持部として用いている点において、上記実施形態1,2とは異なっている。
なお、その他の構成については、上記実施形態1と略同様であることから、本実施形態では同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の薬品仕分装置は、上記実施形態1の第1薬品確認部30に対応する構成として、図25に示すように、第1薬品確認部230を備えている。
第1薬品確認部230は、図25に示すように、バーコードリーダ(薬品情報取得部)231、保持板232、ローラ233、モータ233a、凹部234、載置部235、付勢部材236および係止板237a,237bを有している。
バーコードリーダ(薬品情報取得部)231は、上記実施形態1のバーコードリーダ31に対応する構成であって、保持板232とローラ233とで形成された凹部234に保持された薬品Dの斜め上方に配置されている。そして、バーコードリーダ231は、モータ233aによって回転駆動されるローラ233によって回転する薬品Dに付されたバーコードB1を読み取って、薬品Dの種類(薬剤の種類等)に関する種類情報を取得する。
保持板232は、近接配置されたローラ233との間に、種類情報が取得される薬品Dを保持する凹部234を形成する。
ローラ233は、凹部234に保持された薬品Dと接触しており、モータ33aによって回転駆動させることで薬品Dを回転させる。これにより、バーコードリーダ231によって、薬品Dに付されたバーコードB1の種類情報が取得される。
載置部235は、保持板232とローラ233との間に形成された凹部234の延長線上に配置されており、種類情報が取得された薬品Dを一時的に保持する待機薬品保持部として設けられている。
付勢部材236は、凹部234において保持された薬品Dを、凹部234内においてスライド移動させるために、凹部234の一方の端部に設けられている。そして、付勢部材236は、凹部234の一方の端部から、載置部235側に向かって付勢されている。これにより、付勢部材236は、種類情報が取得された薬品Dを、凹部234内においてスライド移動させて、載置部235へと搬送する。
係止板237a,237bは、付勢部材236によって凹部234内をスライド移動する薬品Dの一部に接触して移動を停止させ、薬品Dの位置決めを行うために設けられている。
<第1薬品確認部230における動作>
本実施形態では、第1薬品確認部230が、図26(a)〜図28(c)に示す流れに沿って動作する。
具体的には、ピッキング部20によって薬品Dが第1薬品確認部230へ搬送されてくると、図26(a)に示すように、凹部234内において薬品Dが保持される。
次に、図26(b)に示すように、第1端部(初期位置)に配置された付勢部材236が凹部234に沿って移動して、凹部234内の薬品Dが係止板237aに当接するまでスライド移動される。これにより、凹部234内の薬品Dを、バーコードリーダ231に対して位置合わせすることができる。
次に、図26(c)に示すように、付勢部材236は、初期位置である第1端部へと戻される。そして、この状態で、モータ233aによってローラ233が回転駆動されて薬品Dを回転させることで、バーコードリーダ231によって薬品Dの種類情報が取得される。
次に、図27(a)に示すように、種類情報が取得された薬品Dを載置部235へ移動させるために、係止板237aが上方の退避位置へ移動する。
次に、図27(b)に示すように、付勢部材236を凹部234に沿って移動させて、薬品Dを係止板237bに接触する位置までスライド移動させる。
次に、図27(c)に示すように、付勢部材236は、再び、初期位置である第1端部へと戻される。
次に、図28(a)に示すように、上方の退避位置へ移動していた係止板237aが、凹部234内の初期位置に戻される。
次に、図28(b)に示すように、ピッキング部20によって新たな薬品Dが凹部234内に搬送される。
次に、図28(c)に示すように、第1端部(初期位置)に配置された付勢部材236が凹部234に沿って移動して、凹部234内の新たな薬品Dが係止板237aに当接するまでスライド移動される。これにより、新たな薬品Dを、バーコードリーダ231に対して位置合わせすることができる。
そして、新たな薬品Dを回転させて種類情報を取得している間に、凹部234を延長した部分に設けられた載置部235に保持された最初の薬品Dを、ピッキング部20によって収納トレイT2へ搬送する。
<薬品Dを収納トレイT2へ収納するまでの流れ>
本実施形態では、上記第1薬品確認部230を用いて、図29(a)〜図31(d)に示す流れに従って、返品薬トレイT1から薬品Dを取り出して収納トレイT2へ収納する。
具体的には、制御部50は、図29(a)に示すように、ピッキング部20を制御して、まず、返品薬トレイT1から薬品D(第1薬品A)を吸着して取り出す。
次に、制御部50は、図29(b)に示すように、ピッキング部20を制御して、第1薬品確認部230の凹部234へ薬品D(第1薬品A)を搬送する。ここで、第1薬品確認部230では、薬品D(第1薬品A)に付された種類情報を取得する。
次に、制御部50は、図29(c)に示すように、付勢部材236を制御して、凹部234からその延長部分に設けられた載置部235へ、種類情報が取得された薬品D(第1薬品A)を搬送する。同時に、ピッキング部20を制御して、再び、返品薬トレイT1から2つ目の薬品D(第2薬品B)を吸着して取り出す。
次に、制御部50は、図30(a)に示すように、ピッキング部20を制御して、第1薬品確認部230の凹部234へ薬品D(第2薬品B)を搬送する。
次に、制御部50は、図30(b)に示すように、第1薬品確認部230において、薬品D(第2薬品B)に付された種類情報が取得されている間に、ピッキング部20を制御して、載置部235に載置された薬品D(第1薬品A)を吸着する。
次に、制御部50は、図30(c)に示すように、ピッキング部20を制御して、吸着した薬品D(第1薬品A)を、収納トレイT2へ搬送して収納する。
すなわち、本実施形態の薬品仕分装置では、図30(b)および図30(c)に示す薬品D(第1薬品A)を載置部235から吸着して収納トレイT2へ収納するまでの動作を、薬品D(第2薬品B)の種類情報が取得されている間の時間を使って実施する。
次に、制御部50は、図31(a)に示すように、付勢部材236を制御して、凹部234に保持された薬品Dを載置部235へスライド移動させるとともに、ピッキング部20を制御して、返品薬トレイT1上へ移動して、薬品D(第3薬品C)を吸着する。
次に、制御部50は、図31(b)に示すように、ピッキング部20を制御して、第1薬品確認部230の凹部234へ薬品D(第3薬品C)を搬送する。
次に、制御部50は、図31(c)に示すように、第1薬品確認部230において、薬品D(第3薬品C)に付された種類情報が取得されている間に、ピッキング部20を制御して、載置部235に載置された薬品D(第2薬品B)を吸着する。
次に、制御部50は、図31(d)に示すように、ピッキング部20を制御して、吸着した薬品D(第2薬品B)を、収納トレイT2へ搬送して収納する。
本実施形態の薬品仕分装置では、以上の工程を繰り返し実施する。
本実施形態の薬品仕分装置では、時間がかかる薬品情報の取得中に、ピッキング部20が他の動作(第1薬品の収納トレイT2への収納動作)を実施できるように、凹部234を延長した部分に載置部235が設けられている。
これにより、制御部50は、種類情報が取得された薬品Dを、付勢部材236を用いて凹部234内において載置部235へスライド移動させることで、ピッキング部20が単一であっても、バーコードリーダ231に薬品Dを搬送して薬品D(第2薬品)の種類情報が取得される処理の間に、他の薬品D(第1薬品)を載置部235から収納トレイT2へ搬送することができる。
よって、第1薬品確認部230のバーコードリーダ231等において薬品Dの種類情報が取得されている間の時間を有効に活用することができるため、従来よりも、薬品Dの種類情報の取得から収納までの処理を効率よく実施することができるという、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の一実施例について、上述した実施形態1,2において説明した構成により、薬品を返品薬トレイT1からピッキングして収納トレイT2へ収納するまでの1サイクル当たりの時間(サイクルタイム)を比較した結果を、図32に示す。
本実施例では、図32に示すように、No.1〜No.3の3つの構成を例として挙げて、本発明の効果を検証した。
No.1は、ピッキング部が1つ、吸着部が1つ、載置台が無し、載置台への移動手段なし、という本発明の効果を比較するための比較例の構成を示している。
No.2は、ピッキング部20が1つ、吸着部20aが1つ、載置台35が有り、載置台35への移動手段として吸着部20aを用いた、という上述した実施形態1の構成を示している。
No.3は、ピッキング部20が1つ、載置台の代わりに吸着部が2つ(第1吸着部120aおよび第2吸着部120b)、載置台への移動手段として2つの吸着部の一方を用いた、という上述した実施形態2の構成を示している。
No.4は、ピッキング部20が1つ、吸着部が1つ、載置台(凹部)への移動手段として第1薬品確認部230に設けられた付勢部材236を用いた、上述した実施形態3の構成を示している。
よって、本実施例では、No.1の比較例と、本発明の実施例としてのNo.2,No.3,No.4とを比較して、予想サイクルタイムがどのように変化するかを検証した。
その結果、図32に示すように、No.1では、予想サイクルタイムが26.87秒であったのに対して、No.2では、18.16秒と、約32%の効率化が図れることが分かった。
そして、No.3では、No.2の構成と比較して、載置台35の代わりに2つの第1吸着部120aおよび第2吸着部120bを用いたことで、1サイクルの工程数が13から7に削減されたことで、予想サイクルタイムが18.24秒と、No.1と比較して、約32%の効率化が図れることが分かった。
さらに、No.4では、予想サイクルタイムが15.60秒と、No.1と比較して、約42%の効率化が図れることが分かった。
以上のことから、上述した実施形態1,2,3の構成によれば、薬品の種類情報の取得から収納までの処理を効率よく実施することができるという効果を得ることができることが分かった。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、返品された薬品Dを返品薬トレイT1から1つずつ取り出して、適切な収納トレイT2へ収納する薬品仕分装置10単体を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図33に示すように、処方箋情報に基づいて払出しトレイT3へ所望の薬品Dを払い出す薬品払出装置に、本発明の薬品仕分装置10の機能を追加した薬品払出システム100として構成してもよい。
薬品払出システム100は、図33に示すように、トレイ供給装置101、プラボトル払出装置102、返品薬仕分装置(薬品仕分装置10に相当)103、アンプルバイアル払出装置(薬品払出装置)104、ラベル注射箋投入装置105、およびトレイ収納移載装置106を備えている。
トレイ供給装置101は、図33に示すように、薬品払出システム100の最上流側(図33中の左端)に配置されている。そして、トレイ供給装置101は、払出しトレイT3が積み重ねた状態でセットされており、下流側へ空の払出しトレイT3を供給する。
プラボトル払出装置102は、プラボトル状の薬品Dを保管しており、図33に示すように、トレイ供給装置101の下流側に配置されている。そして、プラボトル払出装置102は、トレイ供給装置101から搬送されてくる払出しトレイT3に対して、処方箋情報に含まれるプラボトル(薬品D)を払い出す。
返品薬仕分装置103は、上述した薬品仕分装置10に相当する返品された複数種類の薬品Dを自動的に仕分けする装置であって、図33に示すように、プラボトル払出装置102の下流側に配置されている。そして、返品薬仕分装置103は、返品薬仕分装置103内において仕分け処理されて収納トレイT2に収納された返品薬を、処方箋情報に基づいて取り出して、払出しトレイT3に対して払い出す。
これにより、返品された薬品Dは、薬剤の有効期限等が確認された後、再度、患者へ投与される薬品として払出しトレイT3へ払い出されることで、再利用される。
なお、返品薬仕分装置103は、プラボトル払出装置102の上流側に配置されていてもよい。
ただし、一般的に、プラボトル状の薬品Dは大きく重いものが多いため、薬品仕分装置10から払い出されたアンプル状の薬品D等を破損させるリスクを考慮すれば、プロボトルを最初に払出しトレイT3に払い出しておくことが望ましい。よって、薬品仕分装置10は、図33に示す位置に配置されていることが好ましい。
アンプルバイアル払出装置104は、アンプル状の薬品Dを保管しており、図33に示すように、返品薬仕分装置103の下流側に配置されている。そして、アンプルバイアル払出装置104は、上流側から搬送されてくる払出しトレイT3に対して、処方箋情報に含まれるアンプルバイアル(薬品D)を払い出す。
ラベル注射箋投入装置105は、患者名、処方箋情報等を所定のラベルに印刷する装置であって、図33に示すように、アンプルバイアル払出装置104の下流側に配置されている。そして、ラベル注射箋投入装置105は、処方箋情報に基づいて、処方箋情報等が印刷されたラベルを作成して、上流側から搬送されてくる払出しトレイT3に投入する。これにより、薬剤師等は、払出しトレイT3に投入されたラベルを確認して、払出しトレイT3に払い出された薬品Dが適切であるか否かを容易に確認することができる。
トレイ収納移載装置106は、図33に示すように、ラベル注射箋投入装置105の下流側であって、薬品払出システム100の最下流側(図1中の右端)に配置されている。そして、トレイ収納移載装置106は、処方箋情報に基づいて払い出された薬品Dとラベルとを含む払出しトレイT3を収納しており、薬剤師等によって必要な払出しトレイT3が取り出される。
薬品払出システム100は、以上の構成により、払出しトレイT3に対して、処方箋情報に基づいて適切な薬品Dを払い出すとともに、返品薬仕分装置103によって自動的に仕分された返品薬を再利用することができる。
(B)
上記実施形態では、薬品Dごとに付された種類情報(バーコードB1)を読み取って取得する薬品情報取得部として、バーコードリーダ31を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、薬品Dにバーコードの代わりにICタグが付されている構成では、バーコードリーダの代わりに、ICタグと通信可能な装置等を用いてもよい。
さらに、バーコードリーダの代わりに、薬品の形状や大きさを判別するための画像情報を取得するカメラを用いてもよい。
(C)
上記実施形態では、複数種類の薬品Dに対応する複数種類の収納トレイT2にそれぞれ収納する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、複数種類の薬品を種類ごとに仕分けして、異なる収納トレイへ収納するように制御する場合には、収納トレイは1種類であってもよい。
(D)
上記実施形態では、返品薬の仕分けを行う薬品仕分装置10を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本発明の薬品仕分装置によって収納トレイに仕分けされる薬品は、返品薬に限定されるものではない。
(E)
上記実施形態では、薬品仕分装置10の内部に、各種情報を保存する記憶部51を設けた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、各種情報が、外部のサーバやクラウド空間等に保存されており、必要なときに通信手段等を使って情報を取得する構成であってもよい。
つまり、本発明の薬品仕分装置において、記憶部は必須の構成ではなく、装置外部に設けられていてもよい。
(F)
上記実施形態では、第1薬品確認部30から載置台(待機薬品保持部)35への薬品Dの搬送を、ピッキング部20によって行う例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、第1薬品確認部から載置台等の待機薬品保持部への薬品の搬送手段としては、ピッキング部のようなロボットアームを用いる手段以外にも、第1薬品確認部に含まれる保持板、あるいは保持板およびロールを回動させて、保持板とロールとの間の凹部に保持された薬品を、近接する待機薬品保持部へ搬送してもよい。
本発明の薬品仕分装置は、薬品の種類情報の取得から収納までの処理を効率よく実施することができるという効果を奏することから、多種多様な薬品を扱う各種装置、システムに対して広く適用可能である。
10 薬品仕分装置
10a 本体部
10b 扉
10c 扉
11 返品薬トレイ設置部
12 収納トレイ設置部
13 返品薬トレイ搬送部
14 収納トレイ搬送部
20 ピッキング部(単一の搬送部)
20a 吸着部
21a 縦支柱
21b ベルト
21c モータ
22a 横支柱
22b ベルト
22c モータ
23a 横支柱
25 バーコードリーダ
30 第1薬品確認部
31 バーコードリーダ(薬品情報取得部)
32 保持板
33 ローラ
33a モータ
35 載置台(待機薬品保持部)
35a 凹部
40 第2薬品確認部
40a 支持部
42 保持板
43 ローラ
43a モータ
44 薬品受けトレイ
44a モータ
50 制御部
50a モニタ
51 記憶部(第1・第2記憶部)
60 処方箋情報取得部
61 ラベル作成部
100 薬品払出システム
101 トレイ供給装置
102 プラボトル払出装置
103 返品薬仕分装置(薬品仕分装置)
104 アンプルバイアル払出装置
105 ラベル注射箋投入装置
106 トレイ収納移載装置
110 薬品仕分装置
120 ピッキング部
120a 第1吸着部
120b 第2吸着部
230 第1薬品確認部
231 バーコードリーダ(薬品情報取得部)
232 保持板
233 ローラ
233a モータ
234 凹部
235 載置部(待機薬品保持部)
236 付勢部材(移動部材)
237a,237b 係止板
B1 バーコード(種類情報)
B2 バーコード(識別情報)
C1,C2 カメラ
D 薬品
D1〜D4 薬品
N 取っ手
S1 返品薬トレイ収納空間
S2 ピッキング空間
S3 収納トレイ載置空間
S4 返品薬仕分け空間
T1 返品薬トレイ
T2 収納トレイ
T2a〜T2c 収納トレイ
T2z 凹部
T3 払出しトレイ

Claims (12)

  1. 複数種類の薬品を種類別に仕分けして収納する薬品仕分装置であって、
    前記複数種類の薬品の種類情報を取得する薬品情報取得部と、
    前記種類情報が取得された前記薬品を収納する収納トレイが設置される収納トレイ設置部と、
    前記薬品情報取得部において前記種類情報が取得された前記薬品を一時的に保持する待機薬品保持部と、
    前記薬品情報取得部へ前記薬品を搬送するとともに、前記薬品情報取得部において前記種類情報が取得された前記薬品を、前記収納トレイ設置部へ載置された前記収納トレイへ搬送する単一の搬送部と、
    前記薬品情報取得部と前記搬送部とに接続されており、前記複数種類の薬品に含まれる第1薬品が前記薬品情報取得部に搬送され前記薬品情報取得部において前記種類情報が取得された後、前記第1薬品を前記待機薬品保持部に搬送し、前記複数種類の薬品に含まれる第2薬品が前記薬品情報取得部に搬送され前記薬品情報取得部において前記第2薬品の前記種類情報が取得されている間に、前記第1薬品前記待機薬品保持部から前記収納トレイへ搬送するように、前記搬送部を制御する、
    を備えている薬品仕分装置。
  2. 前記収納トレイ設置部は、前記収納トレイが複数設置された設置エリアから、前記種類情報が取得された前記薬品を収納する特定の前記収納トレイを前記設置エリアに隣接する収納エリアへと移送する収納トレイ搬送部を有している、
    請求項1に記載の薬品仕分装置。
  3. 前記待機薬品保持部は、前記薬品が載置される載置台である、
    請求項1または2に記載の薬品仕分装置。
  4. 前記載置台は、前記薬品情報取得部の近傍に配置されている、
    請求項に記載の薬品仕分装置。
  5. 前記薬品の搬送方向における上流側から、前記薬品情報取得部、前記載置台、前記収納トレイ設置部の順に配置されている、
    請求項またはに記載の薬品仕分装置。
  6. 前記搬送部は、前記薬品を保持する複数の保持部を有している、
    請求項1からのいずれか1項に記載の薬品仕分装置。
  7. 前記搬送部は、前記第1薬品または前記第2薬品を保持する複数の保持部を有し、
    前記待機薬品保持部は、前記複数の保持部のうちの1つである、
    請求項1または2に記載の薬品仕分装置。
  8. 前記薬品情報取得部は、前記第1薬品または前記第2薬品を保持する凹部を有しており、
    前記待機薬品保持部は、前記凹部の凹みを長手方向に延長した部分に設けられている、
    請求項1に記載の薬品仕分装置。
  9. 前記薬品情報取得部に載置された前記第1薬品または前記第2薬品を前記凹部の凹みに沿ってスライド移動させる移動部材を有している、
    請求項に記載の薬品仕分装置。
  10. 前記移動部材は、前記薬品情報取得部において種類情報が取得された前記第1薬品または前記第2薬品を、前記凹部の凹みに沿ってスライド移動させて前記待機薬品保持部へ移動させる、
    請求項に記載の薬品仕分装置。
  11. 患者ごとの処方箋情報に基づいて、仕分けされた前記薬品の中から前記処方箋情報に含まれる前記薬品を所定の払出しトレイに払い出す請求項1から1のいずれか1項に記載の薬品仕分装置と、
    前記処方箋情報に基づいて、前記薬品仕分装置から払い出された前記薬品以外の薬品を前記払出しトレイに払い出す薬品払出装置と、
    を備えた薬品払出システム。
  12. 複数種類の薬品を種類別に仕分けして収納トレイへ収納する薬品仕分方法であって、
    前記複数種類の薬品の種類情報を取得する薬品情報取得部に、単一の搬送部によって、前記複数種類の薬品に含まれる第1薬品を搬送するステップと、
    前記薬品情報取得部において、前記第1薬品の種類情報を取得するステップと、
    前記種類情報が取得された前記第1薬品を一時的に保持する待機薬品保持部において、前記第1薬品を保持するステップと、
    前記複数種類の薬品に含まれる第2薬品を前記薬品情報取得部に搬送するステップと、
    前記薬品情報取得部において前記第2薬品の種類情報が取得されている間に、前記第1薬品を前記待機薬品保持部から前記収納トレイへ搬送するステップと、
    を備えている薬品仕分方法。
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