JP6953366B2 - 薬品識別装置およびこれを備えた薬品仕分装置、薬品払出システム、薬品識別方法 - Google Patents
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これにより、薬剤師等によって1つずつ必要な薬品をトレイに取り出す作業が自動化され、業務負担を大幅に軽減するとともに、取り出すべき薬品の種類や量を間違える等の人為的なミスの発生を防止することができる。
このような払い出された薬品の返品は、大規模な病院になるほど、頻繁に発生し、返品される薬品の種類や量も膨大であるため、大量の返品薬の仕分け作業が大きな負担となっていた。
そこで、上記公報には、図44に示されているように、所定の読み取り位置の上方に配置されたカメラおよびバーコードリーダによって薬品の表面に付された各種情報を正確に読み取るために、図45Aに示されているように、薬品の底部分に突状の部分を当接させて薬品の姿勢を矯正することについて開示されている。
ここで、本薬品識別装置は、薬品を扱う各種装置、例えば、返品された薬品の識別情報を読み取って所望の収納容器へ格納する薬品仕分装置の一部として設けられている。
また、薬品の外周面に付される各種情報には、例えば、バーコード情報、文字情報、所定のマーク等の情報が含まれる。また、これらの各種情報は、薬品の外周面に直接プリントされたものであってもよいし、薬品に貼り付けられるラベル等にプリントされたものであってもよい。
噴射部は、薬品の姿勢を矯正するために、例えば、斜めになっている薬品の持ち上げられた部分に空気を噴射して、薬品を所定の姿勢になるように矯正する。
また、薬品に対して非接触で姿勢を矯正できるため、長期間に亘って安定的に対応することができる。
この結果、薬品の形状等に関わらず薬品の姿勢を安定化し、薬品の表面に付された各種情報を正確に読み取ることができる。
ここでは、薬品の外周面に、バーコードおよび文字情報の少なくとも一方が付されていることを想定し、バーコードを読み取る第1読取り部(バーコードリーダ)と、文字情報を読み取る第2読取り部(カメラ等)とを用いる。
第3の発明に係る薬品識別装置は、第2の発明に係る薬品識別装置であって、第1読取り部によって薬品の外周面に付されたバーコードの読み取り結果に基づいて認識された薬品の種類に応じて、噴射部から薬品に対して空気を噴射するか否かを決定する判定部を、さらに備えている。
具体的には、薬品には、例えば、ボトル形状等のように姿勢が安定的な薬品、胴体部よりも頭部の外径が小さいアンプル形状等のように姿勢が不安定な薬品が存在する。
このため、まずは、薬品の姿勢の乱れに影響を受けにくい薬品の外周面に付されたバーコードを読み取って予め保存されたリスト等を参照し、薬品の種類や形状等を認識した上で、薬品に対する空気の噴射が必要な薬品であると確認した場合に、空気の噴射を行うことができる。
第4の発明に係る薬品識別装置は、第3の発明に係る薬品識別装置であって、第2読取り部は、判定部において噴射部から空気を噴射することを決定した場合には、噴射部から空気が噴射されている間に、文字情報を読み取る。
これにより、噴射部から薬品に対して空気が噴射されて薬品の姿勢が矯正されている間に、文字情報を正確に読み取ることができる。
ここでは、薬品の外周面の領域に、予め所定のマークが含まれるマーク探索エリアを設定し、マーク探索エリア内のマークの形態が予め登録された形態と一致した場合には、第2読取り部によってマークの近傍に付された文字情報の読取りを開始する。
この結果、薬品の外周面に付された文字情報を正確に読み取ることができる。
ここでは、円筒状のローラと、ローラの外周面に対して近接配置された保持板とを組み合わせて、ローラの回転軸方向から見てV字部となる部分を、薬品が載置される保持部として用いる。
この結果、薬品の姿勢の乱れは、ローラの回転軸に沿った方向にのみ生じるため、噴射部による姿勢矯正の効果をより向上させることができる。
第7の発明に係る薬品識別装置は、第6の発明に係る薬品識別装置であって、保持板は、ローラと保持板との間に形成されるV字部の隙間の大きさが回転軸の方向において変化するように、ローラに対して斜めに配置されている。
すなわち、ローラの外周面に対して、保持板が若干斜めになるように配置されている。
これにより、薬品の外周面に対してローラが当接した状態で回転させることで、回転方向によって薬品を回転軸方向において移動させる方向の力を付与することができる。
第8の発明に係る薬品識別装置は、第6または第7の発明に係る薬品識別装置であって、ローラは、V字部に載置された薬品の外周面に当接した状態で薬品を回転させる。
ここでは、薬品が載置されたV字部を構成するローラが、薬品の外周面に当接させた状態で回転駆動される。
第9の発明に係る薬品識別装置は、第7の発明に係る薬品識別装置であって、ローラは、V字部の隙間が変化する方向に応じて、薬品が回転軸の方向における所望の方向へ移動する方向に回転する。
これにより、V字部の隙間に載置された薬品に対して、所定の読み取り位置に押し当てるような力を付与することができる。
よって、所定の読み取り位置において、薬品を正確な位置に載置することができる。
ここでは、薬品の外周面に付された各種情報が情報読取り部によって読み取られる保持部の読み取り位置において、例えば、板状の位置決め部材を用いて、薬品の端部に当接して薬品の位置決めを行う。
第11の発明に係る薬品識別装置は、第10の発明に係る薬品識別装置であって、噴射部は、薬品の位置決め部材寄りの位置に空気を噴射する。
これにより、位置決め部材によって、薬品に噴射された空気が側方へ逃げることなく効率よく薬品に対して噴射されるため、姿勢矯正の効果を向上させることができる。
第12の発明に係る薬品識別装置は、第1から第11の発明のいずれか1つに係る薬品識別装置であって、薬品は、略円筒状の胴体部と、胴体部よりも外径が小さい略円筒状の頭部と、を有している。
これにより、アンプル状の薬品のように、胴体部に対して頭部が重いために、保持部に載置された状態における姿勢が不安定になりやすい形状であっても、噴射部による姿勢矯正の対象となる薬品として設定することで、所望の姿勢に矯正された状態で薬品の外周面に付された各種情報を正確に読み取ることができる。
ここでは、薬品識別装置の保持部に対して薬品を搬送する第1搬送部と、各種情報が読み取られた薬品を保持部から所定の収納容器へ搬送する第2搬送部とを備えた薬品仕分装置内に、上述した薬品識別装置を配置している。
第14の発明に係る薬品払出システムは、第13の発明に係る薬品仕分装置を備えている。
ここでは、例えば、返品された薬品を仕分けして収納するとともに、処方箋情報に基づいて所望の薬品の払出しを行う薬品払出システム内に、上述した薬品仕分装置を配置している。
第15の発明に係る薬品識別方法は、薬品の外周面に付された各種情報を読み取る薬品識別方法であって、搬送ステップと、姿勢矯正ステップと、第1読取りステップと、を備えている。搬送ステップでは、所定の保持部に薬品を載置する。姿勢矯正ステップでは、必要に応じて薬品の所望の位置に空気を噴射し、保持部に載置された薬品の姿勢を矯正する。第1読取りステップでは、保持部に載置された薬品の外周面に付された各種情報を読み取る。
ここで、本薬品識別方法において扱われる薬品には、保持部に載置された状態で姿勢が不安定になりやすい形状、例えば、胴体部よりも外径が小さく先端が先細りしていく頭部を有するアンプル等が含まれる。
さらに、第1読取りステップでは、情報読取り手段として、例えば、薬品の外周面に付された各種情報がバーコードの場合にはバーコードリーダを用いることができ、各種情報が文字情報の場合にはカメラ等を用いることができる。
これにより、保持部に載置された薬品の姿勢が不安定な場合でも、薬品の所望の位置に対して空気を噴射して薬品の姿勢を容易に矯正することができる。
また、薬品に対して非接触で姿勢を矯正できるため、長期間に亘って安定的に対応することができる。
第16の発明に係る薬品識別方法は、第15の発明に係る薬品識別方法であって、姿勢矯正ステップの前に、薬品の外周面に付された各種情報に含まれるバーコードを読み取る第2読取りステップを、さらに備えている。
これにより、薬品の姿勢矯正の前に、薬品の外周面に付されたバーコードを読み取って、姿勢矯正の必要がある薬品であるか否かを判定することができる。
第17の発明に係る薬品識別方法は、第16の発明に係る薬品識別方法であって、第2読取りステップにおいて読み取られた結果に基づいて認識された薬品の種類に応じて、噴射ステップにおいて薬品に対して空気を噴射するか否かを決定する判定ステップを、さらに備えている。
これにより、例えば、ボトル形状等のように姿勢が安定的な薬品である場合には、空気を噴射する必要がないと判定し、胴体部よりも頭部の外径が小さいアンプル形状等のように姿勢が不安定な薬品である場合には、姿勢矯正ステップにおいて薬品に対して空気を噴射することができる。
第18の発明に係る薬品識別方法は、第17の発明に係る薬品識別方法であって、第1読取りステップでは、判定ステップにおいて空気を噴射することを決定した場合には、空気が噴射されている間に、薬品の外周面に付された文字情報を読み取る。
ここでは、判定ステップにおいて姿勢矯正ステップにおいて空気を噴射すると判定した場合には、空気が噴射されて薬品の姿勢が矯正されている間に、例えば、カメラ等を用いて文字情報等を読み取る。
第19の発明に係る薬品識別方法は、第18の発明に係る薬品識別方法であって、第1読取りステップでは、文字情報の近傍に付された所定のマークが含まれるマーク探索エリアにおいて、マークが予め登録された形態と一致した場合に、文字情報の読み取りを開始する。
これにより、文字情報を読み取る際には、まず所定のマークを含むマーク探索エリア内におけるマークの一致度を確認し、例えば、所定の閾値以上の一致度であった場合には、薬品の姿勢が所定の向きになっていると判断し、文字情報の読み取りを行うことができる。
なお、本実施形態において、薬品仕分装置10の正面とは、図1に示す正面を意味しており、背面とはその反対側の面を意味するものとする。
(薬品仕分装置10の外観構成)
本実施形態に係る薬品仕分装置10は、例えば、病院等に設置されており、患者ごとの処方箋情報に基づいて病室等へ搬出された薬品のうち、患者の容態の急変等によって返品された薬品Dを、所定の収納トレイT2へ仕分けして収納する。
本体部10aは、略直方体形状の筐体であって、正面に2つの扉10b,10cが開閉可能な状態で取り付けられている。
扉10bを開けると、図2に示すように、返品された複数の薬品Dが非整列の状態で載置された返品薬トレイT1が収納される返品薬トレイ収納空間S1が外部に露出する。そして、返品薬トレイ収納空間S1には、鉛直方向に沿って複数の返品薬トレイT1がセットされる返品薬トレイ設置部11が設けられている。そして、病室等から返品された薬品Dは、返品薬トレイT1に非整列に入れられた状態で、薬剤師等によって返品薬トレイ収納空間S1内の返品薬トレイ設置部11へ積み重ねるようにセットされる。
モニタ50aは、本体部10aの正面における左上部に設けられており、各種設定の入力を受け付けるとともに、設定画面、エラー発生画面等の各種表示を行う。そして、モニタ50aは、薬品仕分装置10を制御する制御部50(図7参照)に接続されている。
ここで、本実施形態の薬品仕分装置10において扱われる薬品Dは、図3(a)〜図3(d)に示すように、内包する薬剤、形状・大きさが異なる複数種類の薬品を含んでいる。
具体的には、図3(a)に示すように、細長い外形で短いアンプル状の形状を有する薬品D1、図3(b)に示すように、細長い外形で長いアンプル状の形状を有する薬品D2、図3(c)に示すように、太いボトル状の形状を有する薬品D3、図3(d)に示すように、太く長いボトル状の形状を有する薬品D4等が含まれる。
よって、本実施形態の薬品仕分装置10では、多種多様な形状、大きさを有する薬品D1〜D4等を仕分け処理して、各薬品D1〜D4に対応する適切な大きさ、幅を有する収納トレイT2へ収納するための制御を実施する。
なお、バーコードB1に記録された種類情報は、薬品仕分装置10に搭載された第1薬品確認部30のバーコードリーダ(情報読取り部、第1読取り部)31によって読み取られる。
(収納トレイT2の種類)
本実施形態の薬品仕分装置10では、上述した多種多様な薬品Dを種類ごとに仕分けして、各薬品Dに対応する複数種類の収納トレイT2の中から適切な収納トレイT2を選択して収納する。
トレイ番号1の収納トレイT2a(図6(a)参照)は、図5に示すように、幅S(スモール)サイズ、凹部T2zのピッチ21mm、薬品Dの入り数10個、薬品仕分装置10にセットされている全トレイ数15個、全収納薬品数150個のトレイである。よって、収納トレイT2aには、アンプルバイアル等の細く短い薬品Dが収納される。
バーコードB2は、収納トレイT2aの種類(ピッチ、幅等)に関する識別情報が記録されており、後述するバーコードリーダ25によってその識別情報が読み取られて取得される。
トレイ番号2の収納トレイT2b(図6(b)参照)は、図5に示すように、幅S(スモール)サイズ、凹部T2zのピッチ38mm、薬品Dの入り数5個、薬品仕分装置10にセットされている全トレイ数15個、全収納薬品数75個のトレイである。よって、収納トレイT2bには、細く、長さが中程度の薬品Dが収納される。
バーコードB2は、収納トレイT2bの種類(ピッチ、幅等)に関する識別情報が記録されており、後述するバーコードリーダ25によってその識別情報が読み取られて取得される。
トレイ番号3の収納トレイT2は、図5に示すように、幅M(ミディアム)サイズ、凹部T2zのピッチ21mm、薬品Dの入り数10個、薬品仕分装置10にセットされている全トレイ数10個、全収納薬品数100個のトレイである。よって、収納トレイT2には、プラボトル等の太く、短い薬品Dが収納される。
バーコードB2は、収納トレイT2の種類(ピッチ、幅等)に関する識別情報が記録されており、後述するバーコードリーダ25によってその識別情報が読み取られて取得される。
トレイ番号4の収納トレイT2c(図6(c)参照)は、図5に示すように、幅M(ミディアム)サイズ、凹部T2zのピッチ38mm、薬品Dの入り数5個、薬品仕分装置10にセットされている全トレイ数10個、全収納薬品数50個のトレイである。よって、収納トレイT2cには、太く、長さは中程度の薬品Dが収納される。
バーコードB2は、収納トレイT2cの種類(ピッチ、幅等)に関する識別情報が記録されており、後述するバーコードリーダ25によってその識別情報が読み取られて取得される。
トレイ番号5の収納トレイT2は、図5に示すように、幅L(ラージ)サイズ、凹部T2zのピッチ38mm、薬品Dの入り数5個、薬品仕分装置10にセットされている全トレイ数6個、全収納薬品数30個のトレイである。よって、収納トレイT2には、大型のプラボトル等の最も太くて長い薬品Dが収納される。
バーコードB2は、収納トレイT2の種類(ピッチ、幅等)に関する識別情報が記録されており、後述するバーコードリーダ25によってその識別情報が読み取られて取得される。
なお、上述した5種類の収納トレイT2a〜T2c等は、図6(a)〜図6(c)に示すように、外観上、S,M,Lという3種類の幅と、共通の高さ、奥行きを有している。
本実施形態の薬品仕分装置10は、制御部50を中心にして、図7に示す制御ブロックを構成する。
制御部50は、薬品仕分装置10の内部に設けられており、図7に示すように、モニタ50a、返品薬トレイ搬送部13、カメラC1,C2、ピッキング部(第1搬送部、第2搬送部)20、第1薬品確認部30、バーコードリーダ25,31、収納トレイ搬送部14、第2薬品確認部40、記憶部51と接続されている。
具体的には、返品薬トレイ搬送部13は、図8に示すように、本体部10a内における正面側に配置された返品薬トレイ収納空間S1から、背面側に配置されたピッキング空間S2へと、返品薬トレイT1を搬送する。
収納トレイ搬送部14は、上述した本体部10aに取り付けられた扉10cを開けて収納トレイ設置部12にセットされた複数の収納トレイT2を、所定の方向へ搬送する。
すなわち、本実施形態の薬品仕分装置10では、仕分運転が開始されると、図8に示すように、収納トレイ搬送部14が、ピッキング部20によって吸着搬送される薬品Dを収納する適切な収納トレイT2を、収納トレイ載置空間S3から返品薬仕分け空間S4側へと搬送する。
カメラC1は、図11に示すように、ピッキング空間S2に搬送された返品薬トレイT1の上方に設けられている。そして、カメラC1は、ピッキング空間S2に搬送されてきた返品薬トレイT1に載置された複数の薬品Dを含む画像を取得する。
ピッキング部(第1搬送部、第2搬送部)20は、返品薬トレイT1内に非整列の状態で載置された複数の返品された薬品Dを先端の吸着部20aによって吸着して、所定の方向へ搬送するために、3次元方向に移動可能な状態で本体部10aの内部に設けられている。
そして、ピッキング部20は、このような3次元方向における薬品Dの搬送が可能になるように、図12に示すように、縦支柱21a、ベルト21b、モータ21c、横支柱22a、ベルト22b、モータ22c、横支柱23a等を有している。
同様に、ピッキング部20は、Y方向(水平方向)(本体部10aの奥行き方向)に沿って配置された横支柱23aに沿って設けられたベルト(図示を省略)を、モータ(図示を省略)によって回転させる。これにより、ピッキング部20は、Y方向(水平方向)における移動が可能となり、例えば、薬品Dを本体部10aの奥行き方向へ搬送する動作等を行うことができる。
バーコードリーダ25は、ピッキング部20の近傍に配置されており、ピッキング部20と一体化して3次元方向に移動する。そして、バーコードリーダ25は、ピッキング部20によって吸着搬送される薬品Dを収納トレイT2へ収納する前に、収納トレイT2に付されたバーコードB2を読み取って収納トレイT2の識別情報を取得する。
なお、第1薬品確認部30の詳細な構成については、後段にて詳述する。
第2薬品確認部40は、図9および図10に示すように、本体部10a内における返品薬仕分け空間S4の下方に、支持部40aを介して配置されている。そして、第2薬品確認部40は、収納トレイT2内からピッキング部20によって取り出されて払出しトレイT3へ吸着搬送される薬品Dの種類等を確認する。
記憶部51は、上述した各構成を駆動制御するための制御プログラムが保存されている。そして、記憶部51は、収納トレイT2に付されたバーコードB2から取得される識別情報として、図5に示すように、トレイ番号、トレイ幅、ピッチ、1つのトレイへの薬品の入り数、装置内に収納される最大トレイ数、最大収納薬品数の関係を示すテーブルを保存している。さらに、記憶部51は、例えば、収納トレイT2の識別情報として各収納トレイT2に付されたバーコードB2に対応する情報が保存される。
本実施形態の薬品仕分装置10は、上述したように、第1薬品確認部30において、返品された薬品Dの外周面に貼り付けられたラベルに印刷されたバーコード、文字情報を読み取って、薬品Dの種類、使用期限等の情報を取得する。
ここで、本実施形態の第1薬品確認部30では、保持部34に載置された薬品Dの形状によっては、載置された薬品Dの姿勢が斜めになってしまうおそれがある。
なお、本実施形態では、上述した薬品仕分装置10によって扱われる複数種類の薬品Dのうち、図14に示す薬品D1だけが姿勢の矯正を行う対象となる場合について説明する。
マーク探索エリアM1は、製造番号および使用期限という8文字の文字情報を含んでいる。そして、これらの文字情報は、予めマークとして登録されている。よって、カメラC2によって撮影された画像を用いて使用期限の情報を取得する際には、まず、マーク探索エリアM1内のマークM2が、予め登録されたマークと一致するか否かが判定される。
第1薬品確認部30は、図13に示すように、バーコードリーダ31、カメラ(情報読取り部、第2読取り部)C2、保持板32、ローラ33、モータ33a、保持部34、ストッパ(位置決め部材)36、噴射部60(図15等参照)および判定部61(図16参照)を有している。
カメラ(情報読取り部、第2読取り部)C2は、図13に示すように、ピッキング部20によって搬送された薬品Dが載置される保持部34の上方に配置されている。そして、カメラC2は、薬品Dに付されたラベル部分の画像を取得する。
ここで、本実施形態の第1薬品確認部30は、図16に示すように、制御部50を中心にして、カメラC2、バーコードリーダ31、モータ33a、噴射部60および判定部61を含む制御ブロックを構成する。
保持板32は、図15および図17(a)等に示すように、ローラ33に対して近接配置された板状の部材であって、鉛直方向に対して斜めに配置されている。そして、保持板32は、その上面と、近接配置されたローラ33の外周面とによって、ローラ33の回転軸方向から見て、略V字状の保持部34を形成する。
そして、保持板32は、図17(a)に示すように、互いに近接配置された保持板32とローラ33との間に形成される隙間Wの大きさが、ローラ33の回転軸方向において変化するように、保持板32とローラ33とが配置されている。
このため、上述した隙間の関係(W1<W2)と、ローラ33の回転方向とを組み合わせることにより、ローラ33によって回転させられる薬品D1は、ストッパ36側に向かって移動する。
ストッパ(位置決め部材)36は、図15および図17(b)等に示すように、第1薬品確認部30において薬品D1が載置される保持部34の端部に配置された板状の部材であって、保持部34における所定の読み取り位置に薬品D1を位置決めするために設けられている。
すなわち、上述したバーコードリーダ31によって取得された薬品Dの種類情報に基づいて、その薬品Dが斜めになりやすい形状を有する薬品D1(図14参照)であると判定されると、噴射部60は、保持部34に載置された薬品D1の胴体部D1bに向かって空気を吹き付けるように、制御部50に制御される。
つまり、本実施形態では、保持部34に載置された薬品D1の姿勢が不安定な場合でも、噴射部60から空気を噴射して薬品D1の姿勢を容易に矯正することができる。
この結果、薬品D1の形状等に関わらず薬品D1の姿勢を安定化し、薬品D1の表面に付された各種情報を正確に読み取ることができる。
これにより、噴射部60の噴射ノズル60aから薬品D1に対して吹き付けられる空気は、ストッパ36によって側方へ逃げて行くことなく、効果的に薬品D1の胴体部D1bに対して吹きつけられる。
判定部61は、図16に示すように、制御部50を介して、バーコードリーダ31において取得された薬品Dの種類情報に基づいて、噴射部60から空気を噴射させるか否かの判定を行う。
薬品D1は、噴射部60から空気が吹き付けられて略水平方向に沿った姿勢に矯正され、薬品D1の外周面に付されたラベルの部分の画像が、カメラC2によって取得される。そして、カメラC2によって撮影された画像を用いて、ラベルに印刷された文字情報(使用期限)が読み取られる。
これにより、画像中において斜めに配置された使用期限の数字を、画像処理によって誤って異なる数字として読み取ってしまうことを防止して、より正確な数字の読み取り処理を実施することができる。
そして、カメラC2によって撮影された画像を用いて、使用期限の読み取りが完了すると、制御部50は、噴射部60の噴射ノズル60aから薬品D1の胴体部D1bに対する空気の吹き付けを停止させる。
<薬品Dのバーコードおよび文字情報の読み取り>
本実施形態の薬品仕分装置10では、上述した各構成を備え、返品された薬品Dの外周面に付されたラベルに含まれるバーコードB1および文字情報(使用期限)を正確に読み取るための制御フローについて、図19を用いて説明すれば以下の通りである。
次に、ステップS12では、ローラ33を時計回りに回転させながら、バーコードリーダ31によって、薬品Dの外周面のラベルに印刷されたバーコードB1の読取りを行う(第2読取りステップ)。
これにより、保持部34における所定の読み取り位置へ、薬品Dを正確に位置決めすることができる。
ここで、保持部34に載置された薬品Dが薬品D1であると判定されると、ステップS14へ進む。一方、薬品D1ではなく、他の薬品D2〜D4のいずれかであると判定された場合には、姿勢が乱れるおそれがないため、ステップS18へ進む。
これにより、空気が吹き付けられた薬品D1は、斜めになった状態から、長手方向が略水平方向に沿って配置された正常な姿勢に矯正される。
ここで、一致度が所定の閾値以上であった場合には、マーク探索エリアM1に隣接する文字情報の読み取りが可能と判断し、ステップS16へ進む。一方、一致度が所定の閾値未満であった場合には、薬品D1がまだ斜めになっている可能性があり、マーク探索エリアM1に隣接する文字情報の読み取りが不能と判断し、ステップS16をスキップしてステップS17へ進む。
これにより、薬品D1のように姿勢が斜めになりやすい形態の薬品であっても、噴射部60から空気を吹き付けて姿勢を矯正することで、薬品D1の外周面に付された使用期限の情報を正確に読み取ることができる。
一方、ステップS13において、保持部34に載置された薬品Dの種類が、最も小さいアンプル(薬品D1)ではなく、他の薬品D2〜D4であると判定された場合には、薬品Dの姿勢が斜めになるおそれはほぼないため、噴射部60からの空気の吹き付けは実施しない。よって、ステップS18では、ステップS15と同様に、カメラC2によって薬品D1の外周面に付されたラベル部分の画像が取得され、画像中に含まれるマーク探索エリアM1内のマークM2と、予め登録されたマークとの一致度が所定の閾値(例えば、70%)以上であるか否かを判定する。
次に、ステップS19では、ステップS18において、マーク探索エリアM1に隣接する文字情報の読み取りが可能と判断されたため、日付けエリアM3に含まれる使用期限を示す日時の数字を検出し、読み取り処理が行われる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、返品された薬品Dを返品薬トレイT1から1つずつ取り出して、適切な収納トレイT2へ収納する薬品仕分装置10単体を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図20に示すように、処方箋情報に基づいて払出しトレイT3へ所望の薬品Dを払い出す薬品払出装置に、本発明の薬品仕分装置10の機能を追加した薬品払出システム100として構成してもよい。
トレイ供給装置101は、図20に示すように、薬品払出システム100の最上流側(図20中の左端)に配置されている。そして、トレイ供給装置101は、払出しトレイT3が積み重ねた状態でセットされており、下流側へ空の払出しトレイT3を供給する。
返品薬仕分装置103は、上述した薬品仕分装置10に相当する返品された複数種類の薬品Dを自動的に仕分けする装置であって、図20に示すように、プラボトル払出装置102の下流側に配置されている。そして、返品薬仕分装置103は、返品薬仕分装置103内において仕分け処理されて収納トレイT2に収納された返品薬を、処方箋情報に基づいて取り出して、払出しトレイT3に対して払い出す。
なお、返品薬仕分装置103は、プラボトル払出装置102の上流側に配置されていてもよい。
ただし、一般的に、プラボトル状の薬品Dは大きく重いものが多いため、薬品仕分装置10から払い出されたアンプル状の薬品D等を破損させるリスクを考慮すれば、プロボトルを最初に払出しトレイT3に払い出しておくことが望ましい。よって、薬品仕分装置10は、図1に示す位置に配置されていることが好ましい。
ラベル注射箋投入装置105は、患者名、処方箋情報等を所定のラベルに印刷する装置であって、図20に示すように、アンプルバイアル払出装置104の下流側に配置されている。そして、ラベル注射箋投入装置105は、処方箋情報に基づいて、処方箋情報等が印刷されたラベルを作成して、上流側から搬送されてくる払出しトレイT3に投入する。これにより、薬剤師等は、払出しトレイT3に投入されたラベルを確認して、払出しトレイT3に払い出された薬品Dが適切であるか否かを容易に確認することができる。
薬品払出システム100は、以上の構成により、払出しトレイT3に対して、処方箋情報に基づいて適切な薬品Dを払い出すとともに、返品薬仕分装置103によって自動的に仕分された返品薬を再利用することができる。
上記実施形態では、噴射部60によって、複数種類の薬品Dの中で最も小さく、細長い外形で短いアンプル状の形状を有する薬品D1の姿勢を矯正する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、噴射部による姿勢矯正の対象となる薬品としては、上述したアンプル状の薬品に限らず、横置きにした状態で姿勢が不安定になりやすい他の形状の薬品を姿勢矯正の対象としてもよい。
上記実施形態では、カメラC2によって撮影された画像に含まれる製造番号、使用期限と記載された文字部分を予めマークとして登録しておき、登録されたマークを含むマーク探索エリアM1内のマークM2の一致度が所定の閾値以上であることを条件として、マーク探索エリアM1に隣接する文字情報(使用期限)を読み取る例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、マーク探索領域におけるマークの形態の一致度を判定することなく、最初から、使用期限等の文字情報を読み取ってもよい。
上記実施形態では、カメラC2によって撮影された画像に含まれる使用期限等の文字情報が読み取られる薬品D1が、保持板32と円筒状のローラ33とによって形成されるV字状の保持部34に保持される例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、文字情報が読み取られる薬品が載置される保持部の形態としては、上記構成に限定されるものではなく、凹部、平面上等、他の形態の保持部に載置されてもよい。
上記実施形態では、非整列状態で収納された薬品Dを返品薬トレイT1から取り出して保持部34へ搬送する第1搬送部と、保持部34から所定の収納トレイT2へ搬送する第2搬送部として、単一のピッキング部20を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、非整列状態で収納された薬品Dを返品薬トレイT1から取り出して保持部34へ搬送する第1搬送部と、保持部34から所定の収納トレイT2へ搬送する第2搬送部とを、別々の搬送部を用いてもよい。
上記実施形態では、保持板32とローラ33との間の隙間Wについて、ストッパ36側の端部の隙間W1が、ストッパ36とは反対側の端部の隙間W2よりも狭い例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
この場合には、ストッパ36側へ薬品Dを押し付けるために、ローラ33の回転方向を図17(a)とは反対側の反時計回りとすることが好ましい。
あるいは、薬品Dが載置される保持部がストッパ側へ下方傾斜している場合には、保持板とローラとの間の隙間が一定であってもよい。
上記実施形態では、位置決め部材として、板状のストッパ36を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、位置決め部材は、板状の部材に限らず、ブロック状の部材を用いてもよい。
上記実施形態では、本発明の薬品識別装置が、薬品仕分装置10内に設けられた第1薬品確認部30として実現された例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本発明の薬品識別装置を、薬品の種類、使用期限等を識別する単体の装置として実現してもよい。
上記実施形態では、薬品D1の姿勢矯正のために、薬品D1の胴体部D1bに対して噴射部60の噴射ノズル60aから空気を吹き付ける例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、薬品の形状によっては、胴体部ではなく、頭部、あるいは中央部分等に対して、噴射部から空気を吹き付けて姿勢の矯正を行ってもよい。
上記実施形態では、薬品Dの外周面に付された各種情報を読み取る情報読取り部として、バーコードリーダ31とカメラC2とを用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、情報読取り装置として、バーコードリーダおよびカメラのいずれか一方を用いてもよいし、他の情報読取り部を用いてもよい。
上記実施形態では、第1薬品確認部(薬品識別装置)30の制御部50が、薬品仕分装置10の制御部50を共有している例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、第1薬品確認部(薬品識別装置)の制御部は、薬品仕分装置の制御部とは別の制御部として設けられていてもよい。
上記実施形態では、第1薬品確認部(薬品識別装置)30が、制御部50と判定部61とを備えている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、第1薬品確認部(薬品識別装置)の制御部が、判定部としての機能を持つ構成であってもよい。
10a 本体部
10b,10c 扉
11 返品薬トレイ設置部
12 収納トレイ設置部
13 返品薬トレイ搬送部
14 収納トレイ搬送部
20 ピッキング部(第1搬送部、第2搬送部)
20a 吸着部
21a 縦支柱
21b ベルト
21c モータ
22a 横支柱
22b ベルト
22c モータ
23a 横支柱
25 バーコードリーダ
30 第1薬品確認部(薬品識別装置)
31 バーコードリーダ(情報読取り部、第1読取り部)
32 保持板
33 ローラ
33a モータ
34 保持部(V字部)
35 載置台
36 ストッパ(位置決め部材)
40 第2薬品確認部
40a 支持部
50 制御部
50a モニタ
51 記憶部
60 噴射部
60a 噴射ノズル
61 判定部
100 薬品払出システム
101 トレイ供給装置
102 プラボトル払出装置
103 返品薬仕分装置(薬品仕分装置)
104 アンプルバイアル払出装置
105 ラベル注射箋投入装置
106 トレイ収納移載装置
B1 バーコード(種類情報)
B2 バーコード(識別情報)
C1 カメラ
C2 カメラ(情報読取り部、第2読取り部)
D 薬品
D1〜D4 薬品
D1a 頭部
D1b 胴体部
M1 マーク探索エリア
M2 マーク
M3 日付けエリア
N 取っ手
S1 返品薬トレイ収納空間
S2 ピッキング空間
S3 収納トレイ載置空間
S4 返品薬仕分け空間
T1 返品薬トレイ
T2 収納トレイ
T2a〜T2c 収納トレイ
T2z 凹部
T3 払出しトレイ
W,W1,W2 隙間
Claims (16)
- 薬品の外周面に付された各種情報を読み取る薬品識別装置であって、
前記薬品が載置される保持部と、
前記保持部に載置された前記薬品の外周面に付された各種情報を読み取るとともに、前記薬品の外周面に付されたバーコードを読み取る第1読取り部を有する情報読取り部と、
前記薬品の所望の位置に空気を噴射し、前記保持部に載置された前記薬品の姿勢を矯正する噴射部と、
前記第1読取り部によって前記薬品の外周面に付された前記バーコードの読み取り結果に基づいて認識された前記薬品の種類に応じて、前記噴射部から前記薬品に対して空気を噴射するか否かを決定する判定部と、
を備えている薬品識別装置。 - 前記情報読取り部は、前記薬品の外周面に付された文字情報を読み取る第2読取り部を、さらに有している、
請求項1に記載の薬品識別装置。 - 前記第2読取り部は、前記判定部において前記噴射部から空気を噴射することを決定した場合には、前記噴射部から空気が噴射されている間に、前記文字情報を読み取る、
請求項2に記載の薬品識別装置。 - 前記第2読取り部は、前記文字情報の近傍に付された所定のマークが含まれるマーク探索エリアにおいて、前記マークが予め登録された形態と一致した場合に、前記文字情報の読み取りを開始する、
請求項2または3に記載の薬品識別装置。 - 薬品の外周面に付された各種情報を読み取る薬品識別装置であって、
前記薬品が載置される保持部と、
前記保持部に載置された前記薬品の外周面に付された各種情報を読み取る情報読取り部と、
前記薬品の所望の位置に空気を噴射し、前記保持部に載置された前記薬品の姿勢を矯正する噴射部と、
を備え、
前記保持部は、回転軸を有し前記回転軸を中心に回転する円筒状のローラと、前記ローラに対して近接配置されており前記回転軸の方向から見て前記ローラとともに前記薬品が載置されるV字部を形成するように配置された保持板と、を有している、
薬品識別装置。 - 前記保持板は、前記ローラと前記保持板との間に形成される前記V字部の隙間の大きさが前記回転軸の方向において変化するように、前記ローラに対して斜めに配置されている、
請求項5に記載の薬品識別装置。 - 前記ローラは、前記V字部に載置された前記薬品の外周面に当接した状態で前記薬品を回転させるように回転駆動される、
請求項5または6に記載の薬品識別装置。 - 前記ローラは、前記V字部の前記隙間が変化する方向に応じて、前記薬品が前記回転軸の方向における前記隙間が小さくなる方向へ移動する方向に回転する、
請求項6に記載の薬品識別装置。 - 前記保持部に載置された前記薬品の外周面に付された各種情報が前記情報読取り部によって読み取られる所定の読み取り位置に配置されており、前記薬品に当接して前記読み取り位置における前記薬品の位置を位置決めする位置決め部材を、さらに備えている、
請求項5から8のいずれか1項に記載の薬品識別装置。 - 前記噴射部は、前記薬品の前記位置決め部材寄りの位置に前記空気を噴射する、
請求項9に記載の薬品識別装置。 - 前記情報読取り部は、略円筒状の胴体部と、前記胴体部よりも外径が小さい略円筒状の頭部と、を有する前記薬品の前記胴体部に付された各種情報を読み取る、
請求項1から10のいずれか1項に記載の薬品識別装置。 - 請求項1から11のいずれか1項に記載の薬品識別装置と、
非整列状態で収納された前記薬品を取り出して前記保持部へ搬送する第1搬送部と、
前記情報読取り部によって前記各種情報が読み取られた前記薬品を、前記保持部から所定の収納容器へ搬送する第2搬送部と、
を備えている、
薬品仕分装置。 - 請求項12に記載の薬品仕分装置を備えた薬品払出システム。
- 薬品の外周面に付された各種情報を読み取る薬品識別方法であって、
所定の保持部に前記薬品を載置する搬送ステップと、
必要に応じて前記薬品の所望の位置に空気を噴射し、前記保持部に載置された前記薬品の姿勢を矯正する姿勢矯正ステップと、
前記保持部に載置された前記薬品の外周面に付された各種情報を読み取る第1読取りステップと、
前記姿勢矯正ステップの前に、前記薬品の外周面に付された各種情報に含まれるバーコードを読み取る第2読取りステップと、
前記第2読取りステップにおいて読み取られた結果に基づいて認識された前記薬品の種類に応じて、前記姿勢矯正ステップにおいて前記薬品に対して空気を噴射するか否かを決定する判定ステップと、
を備えている薬品識別方法。 - 前記第1読取りステップでは、前記判定ステップにおいて前記空気を噴射することを決定した場合には、前記空気が噴射されている間に、前記薬品の外周面に付された文字情報を読み取る、
請求項14に記載の薬品識別方法。 - 前記第1読取りステップでは、前記文字情報の近傍に付された所定のマークが含まれるマーク探索エリアにおいて、前記マークが予め登録された形態と一致した場合に、前記文字情報の読み取りを開始する、
請求項15に記載の薬品識別方法。
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