JP6901889B2 - 外殻先行トンネル構築方法 - Google Patents

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本発明は、角型中空断面の鋼殻エレメントを順次、貫入済みの鋼殻エレメントと継手同士を連結させながら貫入する手順を繰り返して、地盤中に前記鋼殻エレメントによる閉合断面の外殻構造体を構築した後、この外殻構造体の内部土砂を除去することによりトンネルを構築する外殻先行トンネル構築方法において、トンネル方向に断面積を徐々に変化させた可変断面のトンネルを構築する方法に関する。
近年、図13に示されるように、継手付きの鋼殻エレメント50、50…を順次掘削・連結して、上版52A、下版52B及び両側壁版52C、52Cによって矩形状に外殻構造体52を構築し、各鋼殻エレメント50、50…内にコンクリート51を充填した後、この外殻構造体52の内部土砂を掘削除去することによってトンネルを完成させる非開削工法が実用化されている。このトンネル構築工法は、外殻先行トンネル構築工法と呼ばれ、周辺地盤への影響が少ない利点を有するため、道路や鉄道のアンダーパス工事などに多く適用されている。
本出願人においても、下記特許文献1において、発進側に元押しジャッキを設置し、角形断面の鋼殻エレメントを順次、貫入済みの鋼殻エレメントと連結させながら貫入する手順を繰り返し、前記鋼殻エレメントにより地下構造物を構築する鋼殻エレメントの構築方法において、先行して貫入させた鋼殻エレメントの1側面に所定長さの推力伝達部材が縦列的に付設されている状態から、この貫入済みの鋼殻エレメントに付設された推力伝達部材と隣接する側において、掘削装置を貫入済みの鋼殻エレメントに付設された推力伝達部材と連結した後、順次所定長さの鋼殻エレメントを後続させるとともに、貫入済みの鋼殻エレメントと連結させた状態とし、かつ前記貫入済みの鋼殻エレメントに付設された推力伝達部材に順次所定長さの推力伝達部材を後続させるとともに、貫入させる鋼殻エレメントの1側面に順次所定長さの推力伝達部材を付設しながら、これら2箇所に配置された推力伝達部材を前記元押しジャッキによって押込み、鋼殻エレメントを間接的に牽引しながら貫入させる手順を順次繰り返すようにした鋼殻エレメントの構築方法を提案した。
特開2009−263883号公報
従来から実施ないし提案されている外殻先行トンネル構築工法は、いずれもトンネル方向に断面積が等しい単一断面のトンネルしか構築できないという問題点があった。そのため、用地問題や内部空間確保上の制約からトンネル方向に徐々に断面積が拡大又は縮小したい場合や、地盤深さ方向にトンネル高さを徐々に拡大又は縮小したい場合に対応できないという欠点があった。
そこで本発明の主たる課題は、外殻先行トンネル構築工法において、断面積を徐々に変化させた可変断面のトンネルを構築する方法を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、角型中空断面の鋼殻エレメントを順次、貫入済みの鋼殻エレメントと継手同士を連結させながら貫入する手順を繰り返して、地盤中に前記鋼殻エレメントによる閉合断面の外殻構造体を構築した後、この外殻構造体の内部土砂を除去することによりトンネルを構築する外殻先行トンネル構築方法において、
前記各鋼殻エレメントは、角型中空断面の最大幅寸法と最大高さ寸法とから規定される基本断面寸法をトンネル方向に一定としてあり、
前記継手部は、隣り合う鋼殻エレメント間において、一方側の鋼殻エレメントから他方側の鋼殻エレメントに向けて突出する張出部材の先端に設けられた凹継手と、他方側の鋼殻エレメントから一方側の鋼殻エレメントに向けて突出する張出部材の先端に設けられた凸継手とを嵌合させた構造とされるとともに、貫入済みの鋼殻エレメントの凹継手に対して、次順の鋼殻エレメントの凸継手を連結させながら貫入する手順とし、
隣り合う鋼殻エレメントの継手部において、前記貫入済みの鋼殻エレメントにおいて前記凹継手が設けられた張出部材は、発進側では該張出部材の張出長さをL1、到達側では該張出部材の張出長さをL2とし、張出長さの差分だけ直線的に張出長さを変化させる一方で、次順に貫入する鋼殻エレメントにおいて前記凸継手が設けられた張出部材の張出長さL3はトンネル方向に亘って一定としトンネル方向に可変断面の外殻構造体を構築することを特徴とする外殻先行トンネル構築方法が提供される。
上記請求項1記載の発明では、外殻先行トンネル構築方法において、各鋼殻エレメントは、角型中空断面の最大幅寸法と最大高さ寸法とから規定される基本断面寸法をトンネル方向に一定としている。継手部は、隣り合う鋼殻エレメント間において、一方側の鋼殻エレメントから他方側の鋼殻エレメントに向けて突出する張出部材の先端に設けられた凹継手と、他方側の鋼殻エレメントから一方側の鋼殻エレメントに向けて突出する張出部材の先端に設けられた凸継手とを嵌合させた構造とされるとともに、貫入済みの鋼殻エレメントの凹継手に対して、次順の鋼殻エレメントの凸継手を連結させながら貫入する手順としている。
そして、前記貫入済みの鋼殻エレメントにおいて前記凹継手が設けられた張出部材は、発進側では該張出部材の張出長さをL 、到達側では該張出部材の張出長さをL とし、張出長さの差分だけ直線的に張出長さを変化させる一方で、次順に貫入する鋼殻エレメントにおいて前記凸継手が設けられた張出部材の張出長さL はトンネル方向に亘って一定とし、トンネル方向に可変断面の外殻構造体を構築するようにした。すなわち、隣接する鋼殻エレメント間の継手部において、継手を支持している張出部材の張出長さを徐々に変化させることによってトンネル方向に可変断面の外殻構造体を構築することが可能となる。なお、継手の張出長さを変化させることにより拡幅ないし縮小させる部分は、図13を参照しながら説明すると、外殻構造体52の上版52A、下版52B及び側壁版52C、52Cの内のどれか全部である必要はなく、上版52A及び下版52Bの内の一部、両側壁版52C、52Cの内の一部であってよい。
ところで、前記各鋼殻エレメントは、角型中空断面の最大幅寸法と最大高さ寸法とから規定される基本断面寸法をトンネル方向に一定としてある。各鋼殻エレメントの断面形状は、基本的に掘削機に掘削断面形状と合致させるのがよいため、各鋼殻エレメントの基本断面寸法はトンネル方向に一定とするのが望ましい。
本発明では、貫入済みの鋼殻エレメントの凹継手に対して、次順の鋼殻エレメントの凸継手を連結させながら貫入する手順としている。すなわち、貫入させる際に、鋼殻エレメントの凹継手部分は連結無しに貫入させ、次順の鋼殻エレメントの貫入時に、凸継手を設置済みの鋼殻エレメントの凹継手に連結させた状態で貫入設置することが望まししい。この手順によると、鋼殻エレメントの貫入精度及び効率が良好になるとともに、同時に止水性も確保し易くなる。
また、貫入させる鋼殻エレメントの凸継手を貫入済みの鋼殻エレメントの凹継手に連結させた状態で貫入する際、貫入させる鋼殻エレメントの凸継手の張出長さを一定としない場合、発進坑口において、貫入済みの凹継手は一定位置であるため、凸継手の張出長さの変化により、貫入する鋼殻エレメント位置が幅方向に移動することになり、鋼殻エレメントが貫入できなくなる。従って、後行の鋼殻エレメントの凸継手の張出長さは一定としておくのがよい。
請求項に係る本発明として、地盤中に最初に貫入設置される鋼殻エレメントは、鋼殻エレメントにおける角型中空断面の継手配設面において、鋼殻エレメントが隣接する方向の中央部を残してその両側部分に、角型中空断面に段状の断面欠損部分を形成することにより段状部を形成し、非断面欠損部分の端部から隣接する鋼殻エレメントに向けて延びる張出部材を設けるとともに、この張出部材の先端に凹継手を設け、この凹継手を設けた張出部材の張出長さを変化させるとともに、凹継手は前記段状部内に位置している請求項1記載の外殻先行トンネル構築方法が提供される。
請求項3に係る本発明として、貫入済みの鋼殻エレメントに継手同士を連結させながら貫入する鋼殻エレメントは、鋼殻エレメントにおける角型中空断面の継手配設面において、鋼殻エレメントが隣接する方向の一方側を残して片側部に、角型中空断面に段状の断面欠損部分を形成することにより段状部を形成し、非断面欠損部分の端部から隣接する鋼殻エレメントに向けて延びる張出部材を設けるとともに、この張出部材の先端に凹継手を設け、この凹継手を設けた張出部材の張出長さを変化させるとともに、凹継手は前記段状部内に位置している請求項1、2いずれかに記載の外殻先行トンネル構築方法が提供される。
上記請求項2、3記載の発明では、隣接する鋼殻エレメント間において、仮に従来のように角型中空断面よりも側方に突出させて凹継手と凸継手とを形成した場合、本発明では継手の張出長さを徐々に変化させている関係上、角型中空断面の離隔幅が大きく成りすぎてしまうという問題が発生する。この角型中空断面の離隔幅の部分は未掘削部分となる箇所であり、コンクリートを充填する前に手作業で土砂を撤去する必要性が生じる。そこで、角型中空断面の継手配設面において、地盤中に最初に貫入設置される鋼殻エレメントの場合はその両側部分に、又は貫入済みの鋼殻エレメントに継手同士を連結させながら貫入する鋼殻エレメントの場合はその片側部に、角型中空断面に段状の断面欠損部分を形成することにより段状部を形成し、非断面欠損部分の端部から隣接する鋼殻エレメントに向けて延びる張出部材を設けるとともに、この張出部材の先端に凹継手を設けるようにしている。そして、この凹継手を設けた張出部材の張出長さを直線状に変化させるとともに、凹継手は前記段状部内に位置するようにしている。このように、継手部を角型中空断面から側方に離れた位置とするのではなく、角型中空断面内の位置とすることにより、隣接する鋼殻エレメント間で角型中空断面の離隔幅を最小限に留めることができ、後の土砂撤去作業を省力化できるようになる。
請求項に係る本発明として、貫入済みの鋼殻エレメントに継手同士を連結させながら貫入する鋼殻エレメントは、鋼殻エレメントの隅部から前記貫入済みの鋼殻エレメントに向けて突出する張出部材の先端に凸継手が設けられる請求項3記載の外殻先行トンネル構築方法が提供される。
上記請求項記載の発明では、貫入済みの鋼殻エレメントに継手同士を連結させながら貫入する鋼殻エレメントは、鋼殻エレメントの隅部から前記貫入済みの鋼殻エレメントに向けて突出する張出部材の先端に凸継手が設けられるようにしている。鋼殻エレメントの隅部から隣接する鋼殻エレメントに向けて突出する張出部材の先端に凸継手が設けられるようにすると、貫入済みの鋼殻エレメントの前記段状部で凹継手と連結することが可能となる。
以上詳説のとおり本発明によれば、外殻先行トンネル構築工法において、断面積を徐々に変化させた可変断面のトンネルを構築することができるようになる。
可変断面部分の外殻構造体1を示す要部斜視図である。 その外殻構造体1を示す、(A)は平面図、(B)は到達側断面、(C)は発進側断面である。 中央部鋼殻エレメント2を示す、(A)は平面図、(B)は到達側断面、(C)は発進側断面である。 拡幅用連結鋼殻エレメント3を示す、(A)は平面図、(B)は到達側断面、(C)は発進側断面である。 等幅用連結鋼殻エレメント5を示す、(A)は平面図、(B)は到達側断面、(C)は発進側断面である。 継手部の拡大断面図である。 凹継手6の拡大断面図である。 止水部13を示す拡大断面図である。 凸継手7の変形例を示す継手部拡大断面図である。 使用する掘削機45の第1例を示す、(A)は正面図、(B)は補助カッター46の配設部位の断面図である。 使用する掘削機45の第2例を示す、(A)は正面図、(B)は補助カッター46の配設部位の断面図である。 外殻構造体1を高さ方向に可変断面とした場合の要部斜視図である。 外殻先行トンネル構築方法で構築されたトンネル52の例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
本願発明は、図1に示されるように、角型中空断面の鋼殻エレメント3,4を順次、貫入済みの鋼殻エレメント2と継手部同士を連結させながら貫入する手順を繰り返して、地盤中に多数の鋼殻エレメントによって、断面視で矩形状や円形、多角形状などの形状に閉合させた外殻構造体1を構築した後、この外殻構造体1の内部土砂を除去することによりトンネルを構築する外殻先行トンネル構築方法において、
前記継手部は、隣り合う鋼殻エレメント2,3(2,4)間において、一方側の鋼殻エレメント2から他方側の鋼殻エレメント3,4に向けて突出する張出部材23の先端に設けられた凹継手24と、他方側の鋼殻エレメント3,4から一方側の鋼殻エレメント2に向けて突出する張出部材37の先端に設けられた凸継手38とを嵌合させた構造とされ、前記隣り合う鋼殻エレメント2,3の継手部において、凹継手24及び凸継手38の内の一方側の張出部材23の張出長さを徐々に変化させることにより、トンネル方向に可変断面の外殻構造体を構築するものである。
前記外殻先行トンネル構築方法は、周辺地盤への影響が少ないなどの利点を有するため、道路路線や鉄道路線などの路線下の地盤に非開削によって、アンダーパストンネルを構築する際の工法として多用されているものである。
本願発明では特に、前記外殻先行トンネル構築工法において、外殻構造体1の断面積を徐々に変化させた可変断面のトンネルを構築する方法を提供する。以下、さらに具体的に詳述する。
図1は、可変断面部分の外殻構造体1の一部を示した要部斜視図である。例えば図13に示すように、上版52A、下版52B及び両側壁版52C、52Cによって矩形状に外殻構造体52が構築される場合に、図1は前記上版及び下版において、発進側から到達側にかけて徐々に、外殻構造体1の幅寸法を増加させるように可変断面とした場合の要部斜視図を示している。
図示の外殻構造体1(上版又は下版)は、図2にも示されるように、3つの鋼殻エレメント2〜4によって構成されている例を示している。すなわち、真ん中に中央部鋼殻エレメント2が配置され、その両側に拡幅用連結鋼殻エレメント3,4が配置されている。これら3つの鋼殻エレメント2〜4は、それぞれ角型中空断面の最大幅寸法Bと最大高さ寸法Hとから規定される基本断面寸法はトンネル方向に同一とされる。すなわち、使用する掘削機の掘削部断面寸法に合わせて、各鋼殻エレメント2〜4はいずれも最大幅寸法がBとされ、最大高さ寸法がHとされ、この基本断面寸法はトンネル方向に亘って同一とされる。なお、図中、鋼殻エレメント2〜4の角型中空部分は太い波線で示している。
先ず、前記中央部鋼殻エレメント2は、詳細には図3に示されるように、上板20、下板21及び側板22,22によって構成される角型中空断面のエレメントを基本形とする。前記上板20において、中央部20Aを残してその両側部分に、断面欠損部分20B、20Bを形成することにより段状部を形成している。そして、前記中央部20Aの両端部(出隅部)から隣接する鋼殻エレメント3,4に向けて延びる張出部材23,23を設けるとともに、この張出部材23,23の先端に部材長手方向に沿って凹継手24,24を設けている。
また、下板21においても、中央部21Aを残してその両側部分に、断面欠損部分21B、21Bを形成することにより段状部を形成している。そして、前記中央部21Aの両端部(出隅部)から隣接する鋼殻エレメント3,4に向けて延びる張出部材25,25を設けるとともに、この張出部材25,25の先端に部材長手方向に沿って凹継手26,26を設けている。
図3(B)と図3(C)とを対比すると分かるように、発進側から到達側にかけて張出部材23、25は徐々に張出長さが長くなっている。すなわち、発進側では前記張出部材23、25の張出長さはLとされ、到達側では前記張出部材23、25の張出長さはLとされる。張出長さの差分(L−L)が拡幅量である。また、前記凹継手24、26の幅方向位置は、前記断面欠損部分20B(21B)内に位置するように前記張出部材23(25)の張出長さが調整されている。
上記中央部鋼殻エレメント2は、両側に凹継手24,24(26,26)を有するものであり、地盤中に最初に貫入設置される鋼殻エレメントとなる。鋼殻エレメント2の貫入設置の際に使用される掘削機は、前記角型中空断面の最大幅寸法Bと最大高さ寸法Hとの比は、2:1とされているため、図10に示されるように、正方形断面のカッターを横に連設した構造の掘削機45が用いられる。前記凹継手24、26は角型中空断面よりも若干上下方向外側に突出し、かつ掘進に伴って徐々に幅方向外側に移動することになるため、胴体部に前記凹継手24,26に対応する土砂部分を掘削するために掘削機45の上面及び下面にそれぞれ補助カッター46、46を備えていることが望ましい。なお、前記掘削機45の推進方式は、元押し方式でもよいし、牽引方式としてもよい。
次いで、前記中央部鋼殻エレメント2の片側に隣接配置される拡幅用連結鋼殻エレメント3は、詳細には図4に示されるように、上板30、下板31及び側板32、32によって構成される角型中空断面のエレメントを基本形とする。前記上板30において、一方側30A(中央部鋼殻エレメント2側)を残して片側部分に、断面欠損部分30Bを形成することにより段状部を形成している。そして、前記一方側30Aの端部(出隅部)から外方側に向けて延びる張出部材33を設けるとともに、この張出部材33の先端に部材長手方向に沿って凹継手34を設けている。前記凹継手34を設けた反対側には、角型中空断面の隅部から中央鋼殻エレメント2側に向けて突出する張出部材37の先端に凸継手38が設けられている。
また、下板31においても、一方側31A(中央部鋼殻エレメント2側)を残して片側部分に、断面欠損部分31Bを形成することにより段状部を形成している。そして、前記一方側31Aの端部(出隅部)から外方側にに向けて延びる張出部材35を設けるとともに、この張出部材35の先端に部材長手方向に沿って凹継手36を設けている。前記凹継手36を設けた反対側には、角型中空断面の隅部から中央部鋼殻エレメント2側に向けて突出する張出部材39の先端に凸継手40が設けられている。
図4(B)と図4(C)とを対比すると分かるように、凹継手34,36では、発進側から到達側にかけて張出部材33、35は徐々に張出長さが長くなっている。すなわち、発進側では前記張出部材33、35の張出長さはLとされ、到達側では前記張出部材33、35の張出長さはLとされる。張出長さの差分(L−L)が拡幅量である。また、前記凹継手34、36の幅方向位置は、前記断面欠損部分30B、31B内に位置するように前記張出部材33、35の張出長さが調整されている。一方、凸継手側では、凸継手38、40を支持する張出部材37、39の張出長さLはトンネル方向に亘って一定とされている。
前記鋼殻エレメント3の貫入設置の際に使用される掘削機としては、前記角型中空断面の最大幅寸法Bと最大高さ寸法Hとの比は、2:1とされているため、図11に示されるように、正方形断面のカッターを横に連設した構造の掘削機47が用いられるが、胴体部に、側方に大きく突出している張出部材37,39と凸継手38、40に対応する土砂部分を掘削するために、掘削機47の一方側(凸継手側)には上下面に夫々、角型中空部分よりも水平側方向に突出させた補助カッター48、48を備え、掘削機47の他方側(凹継手側)には、上下面に夫々、凹継手34,36部分を掘削するための補助カッター46を備えていることが望ましい。
前記拡幅用鋼殻エレメント3に対して、連結して貫入される次の鋼殻エレメントは、仮に更なる拡幅を行いたい場合には、前述した拡幅用鋼殻エレメント3とまったく同じ拡幅用鋼殻エレメント3を用いて連結貫入させる。拡幅用鋼殻エレメント3は張出部材33、35が幅方向に徐々に張り出しているため、この張出長さの増加分だけ更なる拡幅を図ることができる。
また、これ以上の拡幅を行わなくてもよい場合は、図5に示される等幅用鋼殻エレメント5を用い、これを前記拡幅用鋼殻エレメント3の隣接位置に貫入設置すればよい。この等幅用鋼殻エレメント5は、凹継手34,36の張出部材33,35の張出長さLがトンネル方向に亘って一定とされる点だけが前記拡幅用鋼殻エレメント3と相違し、それ以外の構成は同一の鋼殻エレメントである。
他方、前記中央部鋼殻エレメント2の反対側に位置する連結鋼殻エレメント4は、前述した拡幅用連結鋼殻エレメント3、等幅用鋼殻エレメント5を中央部鋼殻エレメント2の中心線を跨いで線対象とした構造であるため説明は省略する。
次に、前記鋼殻エレメント2,3(2,4)同士を連結している継手構造について後述する。この継手構造は、図6に示されるように、貫入済みの鋼殻エレメント2に順次鋼殻エレメント3を連結する際の継手構造であって、隣り合う一方の鋼殻エレメント2〜4に設けられた前記凹継手6(24,26、34…)と、他方の鋼殻エレメント3,4に設けられた前記凸継手7(38)との連結構造からなるものである。
前記凹継手6は、図7に示されるように、鋼殻エレメントの軸方向に沿うとともに、隣接する鋼殻エレメントに向けて開口する溝部8と、前記溝部8の開口を閉塞する止水部9と、前記溝部8内において両側から突出する係止部10、10とが備えられている。
前記止水部9は、図8に示されるように、少なくとも前記溝部8の開口の両側からそれぞれ開口中央方向に向けて延びる板バネ状のパッキン11,11を有している。前記パッキン11は、両側からそれぞれ開口中央方向に向けて延びるとともに、中間位置で溝部8の内側に向けて折り曲げられた板厚約0.3mm程度の2枚の屈曲板状体を対向させることによって構成され、外側端部が凹継手6側に固定され、中央端側が自由端とされることにより板バネとして作用するものである。前記パッキン11,11の自由端同士は、突き合わされるように設けられている。パッキン11,11が溝部8の内側に向けて折り曲げ加工されることにより、凹継手6と凸継手7を嵌合させたときに、パッキン11、11が溝部内側に向けて拡開するようになる。
図8に示されるように、前記パッキン11,11の外側には、前記開口の両側からそれぞれ開口中央方向に向けて延びる板バネ状の補助パッキン12,12’を設けることにより、前記止水部9を二重のパッキン13によって構成することが望ましい。
前記パッキン11及び補助パッキン12,12’の取り付けは、図8に示されるように、溝部8に対し、各パッキン間に配設されたスペーサー16、及び補助パッキン12、12’の外側に配設された押え金具17を介して、ボルト15によって固設されている。前記スペーサー16は、内側が、前記溝部8の側壁内側より内方に突出して設けられ、好ましくは中間で折り曲げ加工された前記パッキン11の屈曲位置まで延在している。
前記補助パッキン12、12’は、両側からそれぞれ開口中央方向に向けてほぼ直線状に延びる板厚約0.3mm程度の2枚の板状体を対向させることによって構成され、外側端部が凹継手6側に固定され、開口中央端側が自由端とされることにより板バネとして作用するものである。前記補助パッキン12、12’同士は、開口中央部で重なり代を有するように設けられている。前記補助パッキン12、12’のうち、前記重なり代で外側に配置される一方の補助パッキン12は、前記重なり代で内側に配置される他方の補助パッキン12’より外側に長く形成されており、前記補助パッキン12の自由端は、対向する側壁に固定された前記スペーサー16に支持され、外側からの耐圧向上が図られている。
一方、前記重なり代で内側に配置される他方の補助パッキン12’は、一方の補助パッキン12より短く形成され、好ましくは開口中央部を若干越えた位置まで形成されており、凸継手7を嵌挿させたときに、外側の補助パッキン12と干渉して、拡開不能となることを防止している。
図8に示されるように、前記パッキン11、11及び補助パッキン12、12’からなる二重のパッキン13の間には、止水滑材14を充填することが望ましい。前記止水滑材14としては、高水圧に対する耐久性が高い油脂系の止水滑材を用いることが好ましく、特に、シールド機のワイヤーブラシ間に地下水や裏込材が浸入するのを防ぐために用いられるテールシーラー(登録商標、松村石油化成株式会社製)が好適である。前記止水滑材14は、凹継手6と凸継手7を嵌合させる際には凸継手7の平板部材18が嵌挿する際の滑剤として機能し、嵌合完了後には止水材として機能するものである。
前記凹継手6は、前記係止部10、10を有する構造部6Aと、この構造部6Aの開口側端部の両側に固設された所定の肉厚を有するフラットバーからなる側壁部6B、6Bとから構成された分割構造とすることが好ましい。前記側壁部6Bは、前記止水部9を止め付ける、部材長手方向に沿って間隔をあけて取り付けられる複数の前記ボルト15、15…によって構造部6A側に固設されている。この側壁部6B、6Bの開口側端部には前記止水部9が設けられている。前記凹継手6を分割構造とすることによって、前記構造部6Aが継手構造に作用する引張力などの力を受け持つことができるようになる。また、構造部6Aとは別に側壁部6Bを、前記止水部9のパッキン11、11及び補助パッキン12、12’を止め付けるボルト15で固定する構造としたので、止水部9の取付け性が向上するようになる。
前記構造部6Aは鋳物製又は熱押型鋼製とすることが好ましい。鋳物又は熱押型鋼で構成することによって、凹継手6の耐力が向上するとともに、前記構造部6Aと側壁部6B、6Bとからなる分割構造とした上で、製作コストが嵩む鋳物部分又は熱押型鋼部分を構造部6Aのみとし、側壁部6Bに規格品のフラットバーなどを用いることによって、製作コストが削減できるとともに、製作性を向上させることができるようになる。
一方、前記凸継手7は、図6に示されるように、前記溝部8の開口から溝部8内に挿入される平板部材18を備えるとともに、前記平板部材18の先端に、前記溝部8内に形成された係止部10と係止するように両側に突出する突起部16、16を備え、全体形状が横T字状を成している。凸継手7としては、図9に示されるように、両側に突出する突起部16を有さず、全体形状が横I字状を成していてもよい。
図6に示されるように、凹継手6と凸継手7の嵌合時に、前記凸継手7の平板部材18が前記パッキン11、11及び補助パッキン12、12’を夫々拡開させるように変形させながら前記両側のパッキン13の間に嵌挿される。前記平板部材18が嵌挿された状態では、図6に示されるように、両側のパッキン11、11及び補助パッキン12、12’がそれぞれ拡開しながらバネ作用により平板部材18に圧接されている。このように、両側壁に突設された止水ゴムの先端が接することにより止水する従来の構造とは異なり、拡開した板バネ状のパッキン11、11及び補助パッキン12、12’が圧接することにより止水しているため、平板部材18(凸継手7)の施工誤差の吸収が大きくなり、より確実に止水性が確保できるようになる。
前記凹継手6と凸継手7の嵌合後、前記凹継手6の溝部8内であって、前記凸継手7との隙間に、グラウト材が充填され前記凹継手6と凸継手7とが一体化される。前記グラウト材としては、コンクリートやモルタルなどが使用され、流動性が良く、無収縮性を有するものが好適である。これによって、隣り合う鋼殻エレメント間で力の伝達が可能となる。
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、幅方向に可変断面とした例を示したが、図12に示されるように、高さ方向に可変断面とすることも可能である。すなわち、本発明に係る可変断面トンネルでは、トンネルの幅方向のみ又は高さ方向のみを変化させるようにしてもよいし、トンネルの幅方向及び高さ方向の両方を変化させるようにしてもよい。
(2)上記形態例では、発進側から到達側にかけて徐々に断面寸法を拡大させるようにした外殻構造体1の例を示したが、逆に発進側から到達側にかけて徐々に断面寸法を縮小させるようにした外殻構造体1とすることも可能である。
(3)上記形態例では、隣り合う鋼殻エレメント2,3の継手部において、凹継手24、26の張出部材23、25の張出長さを徐々に変化させることにより、トンネル方向に可変断面の外殻構造体を構築するようにしたが、仮に、凹継手24と凸継手38の関係が逆の場合は、貫入済みの鋼殻エレメントの凸継手38の張出長さを徐々に変化させ、貫入させる鋼殻エレメント3の凹継手24の張出長を一定としておくようにしてもよい。なお、凸継手と凹継手の関係は、本形態例で示したように、貫入済みの鋼殻エレメント2の凹継手24に対して、凸継手38を連結しながら後行の鋼殻エレメント3を貫入させるようにするのが望ましい。
1…外殻構造体、2…中央部鋼殻エレメント、3・4…拡幅用連結鋼殻エレメント、5…等幅用連結鋼殻エレメント、6(24・26・34)…凹継手、7(38)…凸継手、23・25・33・37…張出部材、45…掘削機、46…補助カッター

Claims (5)

  1. 角型中空断面の鋼殻エレメントを順次、貫入済みの鋼殻エレメントと継手同士を連結させながら貫入する手順を繰り返して、地盤中に前記鋼殻エレメントによる閉合断面の外殻構造体を構築した後、この外殻構造体の内部土砂を除去することによりトンネルを構築する外殻先行トンネル構築方法において、
    前記各鋼殻エレメントは、角型中空断面の最大幅寸法と最大高さ寸法とから規定される基本断面寸法をトンネル方向に一定としてあり、
    前記継手部は、隣り合う鋼殻エレメント間において、一方側の鋼殻エレメントから他方側の鋼殻エレメントに向けて突出する張出部材の先端に設けられた凹継手と、他方側の鋼殻エレメントから一方側の鋼殻エレメントに向けて突出する張出部材の先端に設けられた凸継手とを嵌合させた構造とされるとともに、貫入済みの鋼殻エレメントの凹継手に対して、次順の鋼殻エレメントの凸継手を連結させながら貫入する手順とし、
    隣り合う鋼殻エレメントの継手部において、前記貫入済みの鋼殻エレメントにおいて前記凹継手が設けられた張出部材は、発進側では該張出部材の張出長さをL 、到達側では該張出部材の張出長さをL とし、張出長さの差分だけ直線的に張出長さを変化させる一方で、次順に貫入する鋼殻エレメントにおいて前記凸継手が設けられた張出部材の張出長さL はトンネル方向に亘って一定としトンネル方向に可変断面の外殻構造体を構築することを特徴とする外殻先行トンネル構築方法。
  2. 地盤中に最初に貫入設置される鋼殻エレメントは、鋼殻エレメントにおける角型中空断面の継手配設面において、鋼殻エレメントが隣接する方向の中央部を残してその両側部分に、角型中空断面に段状の断面欠損部分を形成することにより段状部を形成し、非断面欠損部分の端部から隣接する鋼殻エレメントに向けて延びる張出部材を設けるとともに、この張出部材の先端に凹継手を設け、この凹継手を設けた張出部材の張出長さを変化させるとともに、凹継手は前記段状部内に位置している請求項1記載の外殻先行トンネル構築方法。
  3. 貫入済みの鋼殻エレメントに継手同士を連結させながら貫入する鋼殻エレメントは、鋼殻エレメントにおける角型中空断面の継手配設面において、鋼殻エレメントが隣接する方向の一方側を残して片側部に、角型中空断面に段状の断面欠損部分を形成することにより段状部を形成し、非断面欠損部分の端部から隣接する鋼殻エレメントに向けて延びる張出部材を設けるとともに、この張出部材の先端に凹継手を設け、この凹継手を設けた張出部材の張出長さを変化させるとともに、凹継手は前記段状部内に位置している請求項1、2いずれかに記載の外殻先行トンネル構築方法。
  4. 貫入済みの鋼殻エレメントに継手同士を連結させながら貫入する鋼殻エレメントは、鋼殻エレメントの隅部から前記貫入済みの鋼殻エレメントに向けて突出する張出部材の先端に凸継手が設けられる請求項3記載の外殻先行トンネル構築方法。
  5. 前記鋼殻エレメントを貫入させる際に使用される掘削機は、正面掘削部の形状が前記鋼殻エレメントの角型中空断面形状に整合し、かつ胴体部に前記継手部に対応する土砂部分を掘削するための補助カッターを備えている請求項1〜いずれかに記載の外殻先行トンネル構築方法。
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