JP4230386B2 - 筒体ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、トンネルの掘削に先立って設置する支保工である先行支保工などのように、トンネル軸方向に延長する複数の筒体を互いに連結させながら地山に挿入・埋設して構築される地中構造体に使用される筒体ユニットに関するものである。
一般に、トンネル坑口部や土被りが薄い場合における掘削・支保では、地山に扁平なアーチを構成する必要があることから、トンネルの軸方向に、上記扁平なアーチ部に沿って多数の筒体を互いに隣接させて推進・埋設し、上記地山を補強する方法が行われている。
図18(a),(b)は、従来の筒体を埋設してこれを地中支保工とするトンネルの施工方法を示す図で、ここでは、まず、トンネルの予定断面のほぼ中央部にパイロットトンネル71を先行して掘削し、このパイロットトンネル71から周囲の地山に放射状にボーリングを行い、このボーリング孔から周囲の地山に地盤固化剤を注入した後、側部トンネル72,72を構築し、その後、アーチ部に沿って、トンネルの軸方向に向けて、内部が貫通したコンクリート製あるいは鋼製の多数本の筒体73を順次圧入して上記アーチ部を包囲する。なお、隣接する筒体73は図示しない継手により連結する。次に、上記筒体73の一部の下半分を解体して取り外して開放した後、上記筒体73を下部から支持する支保工74を構築し、上記アーチ部を支持する。これにより、トンネルのアーチ部は、上記筒体73と支保工74とにより補強されるので、上記支保工74の内部を掘削することで、安全な状態でトンネルの掘削を行うことができる。なお、トンネル軸方向に圧入された筒体73同士を一体化して補強するため、上記支保工74の構築後、上記筒体73の内部には、コンクリートが充填される(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記の方法では、筒体73同士を断面方向に一体化するため、上記支保工74による補強作業を行わなければならないため、作業効率が悪く、工期が長期化するといった問題点があった。そこで、図19(a)に示すように、アーチ部となる地山1内に、強固な継手構造を有する複数本の継手付き鋼管81を挿入・埋設して、先行支保工80を構築する方法が提案されている。上記継手付き鋼管81は、詳細には、図19(b)に示すように、断面が台形状の鋼製の本体81mとこの本体81mの両側面の上端部及び下端部から隣接する継手付き鋼管81の本体81mの側面の上端部及び下端部側にそれぞれ突出する継手81a,81b及び継手81c,81dを備えた第1の継手付き鋼管81Aと、上記継手81a〜81dに係合する継手81p〜81sを備えた第2の継手付き鋼管81Bの2種類があり、上記第1の継手付き鋼管81Aの継手81a,81bに、上記第1の継手付き鋼管81Aに隣接する第2の継手付き鋼管81Bの継手81p,81qをそれぞれ嵌合させるなどして、継手付き鋼管81,81同士をトンネルの円周方向に沿って連結するとともに、上記継手81aと継手81pの連結部、及び、継手81bと継手81qとの連結部にグラウト82を注入し、外側をグラウト鋼板83やコーキング材84で覆って止水処理した後、上記継手付き鋼管81内にコンクリートを充填して先行支保工80を構築する(例えば、非特許文献1参照)。
特開平4−319198号公報(第23頁、第5,6図) JR東日本パンフレット;「東北本線王子駅構内、首都高速道路新設他工事」
しかしながら、上記継手付き鋼管81を用いる方法では、複雑な形状の継手81a〜81dを有する継手付き鋼管81Aと継手81p〜81sを有する継手付き鋼管81Bの2種類の継手付き鋼管81を用いる必要があるだけでなく、トンネルのアーチ部などを構築する場合には、上記継手付き鋼管81の本体81mの断面形状を上記アーチ部の形状よって変更する必要があるため、汎用性に乏しいといった問題点があった。
また、上記継手81a〜81d及び継手81p〜81sは形状が複雑であるので、継手付き鋼管81,81同士を連結させながらスムースに推進させることが難しいといった問題点があった。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、新たな支保工を構築することなく、地山のアーチ部に挿入・埋設する筒体ユニットのみで強固な先行支保工などの地中構造体を構築することのできる汎用性に優れた筒体ユニットを提供することを目的とする。
の請求項1に記載の発明は、地中構造体の延長方向に延長する複数の筒体を、上記地中構造体の断面形状に沿うように互いに連結させながら地山に挿入・埋設して構築される地中構造体に使用される筒体ユニットであって、上記筒体に上記筒体の両側面からそれぞれ突出し、上記地中構造体の延長方向に延長する第1及び第2の腕部が設けられ、かつ、上記第2の腕部の先端側に、上記第1の腕部を案内する案内部が設けられた筒体ユニットにおいて、上記地中構造体の断面がアーチ部を有する場合には、アーチ部の径方向外側に位置する側の第1及び第2の腕部のいずれか一方または両方の長さを、上記アーチ部の径方向内側に位置する側の第1及び第2の腕部の長さよりも長くしたことを特徴とするものである。これにより、地中構造体の断面がアーチ部を有する場合でも、上記筒体をトンネル軸方向に容易に挿入・埋設することができるとともに、筒体の大きさをそのままにした状態で、様々なアーチ形状に対応することが可能となる。また、上記第1及び第2の腕部で囲まれた空隙部にコンクリート等を充填するなどして隣接する筒体同士を一体化できるので、先行支保工等の地中構造体を容易に構築することができる
請求項2に記載の発明は、上記筒体をスムースに挿入するため、請求項1に記載の筒体ユニットにおいて、上記第1の腕部の先端側に、上記第2の腕部を案内する案内部を設けたものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の筒体ユニットにおいて、2本のH鋼のフランジ部をそれぞれ連結して、上記筒体と、上記第1及び第2の腕部とをそれぞれ構成したもので、これにより、筒体ユニットを容易にかつ安価に製造することが可能となる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の筒体ユニットにおいて、上記第1の腕部の先端側に柱状あるいは筒状の係合部材を取付けるとともに、上記第2の腕部の先端側に上記柱状あるいは筒状の係合部材を挿入するための中空部を有する案内部材を取付けたもので、これにより、隣接する一方の筒体の上記案内部材に他方の筒体の上記係合部材を挿入しながら推進させることができるので、上記筒体をトンネル軸方向に確実に挿入・埋設することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の筒体ユニットにおいて、上記案内部材を、上記柱状あるいは筒状の係合部材を挿入して把持する把持部材とするとともに、上記係合部材と上記把持部材とを、上記地中構造体の断面形状に沿って、相対的に移動可能なように係合したものである。これにより、隣接する筒体間の距離を微調整できるので、例えば、上記地中構造体の両端部を反力板に固定するとともに、上記空隙部に膨張モルタル等を充填して上記地中構造体に圧縮応力を発生させて、上記地中構造体を強固にすることが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の筒体ユニットにおいて、上記係合部材に、先端に高圧流体を噴射するジェットノズルを備えたウォータージェット噴射装置を取付けて、上記把持部材の内側の土砂を除去するようにしたもので、これにより、筒体ユニットを容易に地中に推進させることが可能となる。
求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれかに記載の筒体ユニットにおいて、上記第1及び第2の腕部の挿入方向奥側の長さを挿入方向の手前側の長さよりも長くしたものである。これにより、トンネル幅が大きくなる場合や、トンネルが合流する場合のように、必要とされる支保工の幅が広がる場合にも、第1及び第2の腕部の形状を変更するだけで対応することが可能となる。
発明によれば、地中構造体の延長方向に延長する複数の筒体を、上記地中構造体の断面形状に沿うように互いに連結させながら地山に挿入・埋設して構築される地中構造体に使用される筒体ユニットであって、かつ、上記筒体に上記筒体の両側面からそれぞれ突出し、上記地中構造体の延長方向に延長する第1及び第2の腕部が設けられ、かつ、上記第2の腕部の先端側に、上記第1の腕部を案内する案内部が設けられた筒体ユニットにおいて、上記地中構造体の断面がアーチ部を有する場合には、アーチ部の径方向外側に位置する側の第1及び第2の腕部のいずれか一方または両方の長さを、上記アーチ部の径方向内側に位置する側の第1及び第2の腕部の長さよりも長くしたので、筒体を地山のアーチ部に沿って容易に挿入・埋設することができるとともに、筒体の形状を変えることなく、様々な形状のアーチ部に対応することができる。
以下、本発明の最良の形態について、図面に基づき説明する。
図1(a),(b)は、本最良の形態に係る筒体ユニット10の構成を示す図で、同図において、11は断面が長方形の鋼管から成る角型管、12A,12B及び12C,12Dは上記角型管11の両側面11a,11bの上端部と下端部とからほぼ水平に突出する第1及び第2の案内部材である。上記第1の案内部材12A,12Bは、詳細には、上記角型管11の側面11aから上記側面11aに垂直に突出する、トンネル軸方向に延長する平板状の第1及び第2の腕部13a,13bと、上記第1及び第2の腕部13a,13bの上記角型管11側から垂直方向に突出する取付片14a,14bと、上記第1及び第2の腕部13a,13bの突出方向の先端部に取付けられた、トンネル軸方向に延長する円筒状の係合部材15a,15bとから成り、各取付片14a,14bがそれぞれ上記側面11aの内側に向くように、上記取付片14a,14bを上記角型管11の側面11aに固定することにより、第1の案内部材12A,12Bを上記側面11aに取付ける。
第2の案内部材12C,12Dは、上記角型管11の側面11bから上記側面11bに垂直に突出する、トンネル軸方向に延長する平板状の第3及び第4の腕部13c,13dと、上記第3及び第4の腕部13c,13dの上記角型管11側から垂直方向に突出する取付片14c,14dと、上記第3及び第4の腕部13c,13dの突出方向の先端部に取付けられた、上記円筒状の係合部材15a,15bをそれぞれ挿入して把持するための、上記円筒の一部をなす凹部16sを有する把持部材16a,16bとから成り、各取付片14c,14dがそれぞれ上記側面11bの内側に向くように、上記取付片14c,14dを上記角型管11の側面11bに固定することにより、上記第1の案内部材12Bを上記側面11bに取付ける。
本例では、上記筒体ユニット10によりトンネルのアーチ部に先行支保工を構成するため、上記アーチ部の扁平率に応じて、角型管11の側面11bの上端部に取付けられる第3の腕部13cの幅を、下端部に取付けられる第4の腕部13dの幅よりも広く設定してあるが、角型管11の側面11a上端部の第1の腕部13aの幅を、下端部の第2の腕部13bの幅よりも広く設定してもよいし、上記腕部13aと腕部13cの幅をそれぞれ上記腕部13bと腕部13dの幅よりも広く設定してもよい。
なお、上記係合部材15a,15bとしては、上記把持部材16a,16bの凹部16sに挿入される外形を有するものであればよいので、円柱状のものを用いてもよいが、本例では、図1(b)に示すように、上記係合部材15a,15bを円筒状とし、上記係合部材15a,15bの各中空部15s,15sに、図示しない高圧水発生装置から高圧ホースに接続される後続送水管17aの先端側に高圧の流体を噴射するジェットノズル17bが取付けられたウォータージェット噴射装置17を、上記ジェットノズル17bの噴射口が上記筒体ユニット10の進行方向先端に位置するように挿入・設置してある。このとき、上記把持部材16a,16bの凹部16sの断面形状は半円形でもよいが、上記係合部材15a,15bが上記地中構造体の断面形状に沿って移動可能に係合できるように、係合部材15a,15bの外径より若干広い内径を有する半円部16rとこの半円部に連通する溝部16tとから成る挿入溝としておくことが好ましい。
また、上記角型管11の両側面11a,11bの外側には、トンネル軸方向に所定の間隔を隔てて、後述する貫通孔を形成するための切り込みが設けられた貫通孔予定箇所18が形成されており、上記角型管11の上面11cと下面11dには、角型管11の内部から角型管11の上面側と下面側の地山に地盤固化剤を注入する際に使用する複数の逆止弁19が設けられている。
次に、本発明による筒体ユニット10を用いて、大断面を有するトンネルの先行支保工を構築する方法について説明する。
本例では、図2(a),(b)に示すように、地山1に構築される先行支保工2の横断面のアーチ部3の両端となる部分に先進導坑4A,4Bを設け、上記アーチ部3に沿って上記筒体ユニット10,10,‥‥を挿入・埋設した後、上記複数の筒体ユニット10を貫通するように、複数の鋼線20zを束ねて成る鋼線束20を上記アーチ部3に沿って配置する。そして、上記鋼線束20の両端部を上記先進導坑4A,4B内に設けられた、上記筒体ユニット10の両端部が固定された反力板5A,5Bに仮止めした後、上記筒体ユニット10内にコンクリートを充填させて先行支保工2を構築する。
本例では、更に、上記先行支保工2の構築後、上記先進導坑4A,4B内に設置された反力板5A,5Bで反力をとりながら、上記鋼線束20の両端部をそれぞれ固定した固定端20a,20bをジャッキ等により上記アーチ部3の延長線上に緊張力pを作用させ、上記緊張力pにより上記固定端20a,20bと上記反力板5A,5Bとの間にできた隙間に楔6を打ち込んで固定するなどして、上記鋼線束20の固定端20a,20bを固定し、上記反力板5Aと反力板5Bとの間に配置された先行支保工2に、トンネルの横断面の上記アーチ部に沿った圧縮力を与えるようにしている。
図3(a)〜(c)は、地山1を掘削しながら上記筒体ユニット10をトンネル軸方向に推進して埋設する際に使用されるオーガー式削孔推進機30の構成を示す図で、上記削孔推進機30は、外形が角柱状の推進管31と、この推進管31内に設置された、回転するスクリュー32aの先端に掘削刃を備えたオーガービット32bが取付けられたオーガー削孔装置32と、このオーガー削孔装置32と上記推進管31とを推進するための推進装置33及びガイドセル34とを備えている。なお、上記推進管31と上記オーガー削孔装置32の後端側は、ともに、上記推進装置33の先端部に設けられた推進部材取付け部33aに固定されており、上記推進装置33により一体に推進される。また、上記推進管31の外周側に配置される角型管11の先端側に、その断面形状が上記角型管11の進行方向に狭まる直角三角形の案内刃11Kが取付けられており、上記推進管31の先端側には、上記案内刃11Kの後端部に当接する当接部材31Kが取付けられている。これにより、上記推進装置33により、上記推進管31と上記オーガー削孔装置32と上記筒体ユニット10とを同時に地山1内に推進させることが可能となる。
また、上記案内刃11Kの4隅には、高圧ホース35aを介して図示しない高圧水供給装置に連結されたジェットノズル35bを備えたウォータージェット噴射装置35が取付けられており、上記筒体ユニット10の推進時には、上記オーガービット32bにより、挿入する筒体ユニット10の前面の地山1を掘削するとともに、上記ジェットノズル35bから高圧のジェット水を上記地山1内に噴出させて、上記オーガービット32bでは掘削できなかった、上記オーガービット32bの外周部と上記角型管11の内周側の4隅との間(以下、角型管11内部の4隅という)の地山1を掘削することにより、推進管31及び筒体ユニット10の推進を補助する。なお、上記地山1を掘削した排土を含む泥水は、上記推進管31の内壁とスクリュー32aの羽根部との隙間を通って泥水排出手段36に送られ、外部へ排出される。
また、ジェットノズル35bからのジェット水は、上記案内刃11Kとオーガービット32bの外周部との間の狭い領域に集中して噴出されるので、地山1を効率的に掘削できるとともに、余掘りによる空隙ができにくく、ジェット水の水も拡散しないため、地盤の弱体化を防止することができる。
1本の筒体ユニット10の埋設が完了すると、上記筒体ユニット10の角型管11内から、削孔推進機30を回収した後、上記筒体ユニット10に隣接する筒体ユニット10Aを上記地山1内に推進する。このとき、図4に示すように、先に埋設した筒体ユニット10Aの把持部材16a,16bの凹部16s,16sに、次に埋設する筒体ユニット10の係合部材15a,15bを挿入するようにして、上記筒体ユニット10Aを地山1内に挿入するとともに、上記筒体ユニット10の係合部材15a,15bに取付けられたウォータージェット噴射装置17,17のジェットノズル17b,17bからジェット水を噴出し、上記筒体ユニット10Aの係合部材15a,15bが挿入される上記筒体ユニット10の把持部材16a,16bの凹部16sの内側の土砂を除去しながら上記係合部材15a,15bを挿入する。これにより、筒体ユニット10の第2の案内部材12C,12Dと筒体ユニット10Aの第1の案内部材12A,12Bとをスムースに連結することが可能となる。なお、図4では挿入状態を分かり易くするため、腕部13cの幅と腕部13dの幅とを同じにしているが、実際には、図1に示すように、角型管11の上端部に取付けられた腕部13cの幅を、下端部に取付けられた腕部13dの幅よりも広く設定してあるので、図5に示すように、角型管11の上面11cの幅と下面11dの幅とが同じであっても、腕部13cの幅を変更するだけで複数の筒体ユニット10をトンネルのアーチ部3となる所定の曲線上に配置することができる。
なお、連結板の幅の設定方法としては、角型管11の上端部に取付けられた腕部13a,13cの幅を、それぞれ、下端部に取付けられた腕部13b,13dの幅よりも広くするなど、角型管11の断面の中心線に対して対称に設定する方が好ましい。
筒体ユニット10の埋設後には、図6(a),(b)に示すように、上記角型管11内に、走行手段41にパッカー42を搭載した固化剤注入装置40を導入して、上記筒体ユニット10の上部側及び下部側の地山1に地盤固化剤を注入して、上記筒体ユニット10の上下の地山1を予め改良しておくことが望ましい。
上記パッカー42は、特に、角型管11の上,下の地山1のみに地盤固化剤を注入するためのもので、注入管43及びパッキン44とを備えた上部注入パーツ42Aと、この上部注入パーツ42Aと同様の構成の下部注入パーツ42Bとをシャフト45にて連結したものである。地盤固化剤の注入時には、上記シャフト45をジャッキ46にて押上げることにより、注入管43,43の上,下に取付けられたパッキン44,44を角型管11の上部及び下部にそれぞれ押し付けて、角型管11の上部及び下部を密閉し、上記密閉された状態で、注入管43,43から地盤固化剤を、角型管11の上面11cと下面11dに設けられた逆止弁19,19を介して、上記角型管11の上,下の地山1に注入して上記地山1を補強する。上記パッカー42は、パッキン44,44を角型管11の逆止弁19,19が設けられた上部及び下部に押し当てる構造となっているので、筒体ユニット10の本体の断面形状が上記角型管11のように矩形であっても、角型管11の上部及び下部を確実に密閉することができる。
なお、上記地盤固化剤の注入は、地山1の強度にもよるが、必ずしも1本の筒体ユニット10の挿入・埋設後直ちに行う必要はなく、複数本の筒体ユニット10を挿入・埋設後に行ってもよい。
その後、図7に示すように、トンネルの横断面の上記アーチ部に沿って、上記複数の筒体ユニット10を貫通する複数の鋼線20zを束ねた鋼線束20を配置する。具体的には、図8に示すように、上記筒体ユニット10の角型管11内に走行手段51に搭載された油圧ジャッキ52を備えた打ち抜き装置50を導入し、上記角型管11の貫通孔予定箇所18を打ち抜いて貫通孔18sを形成する。角型管11の上記貫通孔予定箇所18は、角型管11の側面11b(または、側面11a)を構成する鋼管に外側から予め切り込み18zが入れられているので、上記油圧ジャッキ52のシリンダロッド52aの先端部とは反対側に設けられた反力板52bを、角型管11の打ち抜くべき貫通孔予定箇所18とは反対側の側面の内壁側に当接させて、上記反力板52bで反力をとりながら、上記シリンダロッド52aを伸長させ、上記貫通孔予定箇所18を筒体外側に押出すようにすれば、上記貫通孔予定箇所18を容易に打ち抜いて、貫通孔18sを形成することができる。
次に、上記鋼線束20を、一方の先進導坑4A(または、先進導坑4B)の内側から、上記貫通孔18sを介して、上記連結して埋設された筒体ユニット10内に導入する。このとき、図9(a)に示すように、角型管11内にレール部材21を敷設し、このレール部材21上の上記貫通孔18s,18s間に位置する部分に、上記貫通孔18sとほぼ同じ内径を有する円筒状のガイド管22を並べておき、一方の貫通孔18sから角型管11内に導入された上記鋼線束20を上記ガイド管22を通して他方の貫通孔18sから送り出すようにすれば、図9(b)に示すように、連結された複数の角型管11,11,11,‥‥に上記鋼線束20をスムースに貫通させることができる。
なお、上記ガイド管22に代えて、図9(c)に示すように、上記角型管11の幅よりも長いガイド管23を準備し、このガイド管23を上記角型管11の互いに対向する貫通孔18pと貫通孔18qとを連通するように上記貫通孔18s,18sに取付け、このガイド管23を用いて上記鋼線束20を貫通させるようにしてもよい。
ところで、上記筒体ユニット10の幅(アーチ部3に沿った長さ)はアーチ部3の曲率半径に対してかなり小さいので、上記連結された筒体ユニット10,10間の角度は極めて小さい。したがって、隣接する角型管11,11の対向するガイド管23,23同士の間に多少の隙間があった場合はもとより、角型管11内にガイド管22を設置した場合でも、一方の先進導坑4A(または、先進導坑4B)から導入された鋼線束20を、上記ガイド管22またはガイド管23内を通って、他方の先進導坑4B(または、先進導坑4A)までスムースに送ることができる。
次に、上記鋼線束20の両端部を反力板5A,5Bに仮止めした後、上記案内部材付き筒体ユニット10の角型管11内及び案内部材12A〜12Dにより囲まれた筒状の空間にそれぞれコンクリートを充填して先行支保工2を構築した後、図1(a),(b)に示すように、反力板5A,5Bで反力をとりながら、上記鋼線束20の両端部をそれぞれ固定した固定端20a,20bをジャッキ等により上記アーチ部3の延長線上に緊張力pを作用させる。そして、上記緊張力pにより上記固定端20a,20bと上記反力板5A,5Bとの間にできた隙間に楔6を打ち込んで固定するなどして、上記鋼線束20の固定端20a,20bを固定する。これにより、上記反力板5Aと反力板5Bとの間に配置された上記先行支保工2に、トンネルの横断面の上記アーチ部に沿った圧縮応力を発生させることができる。このとき、上記把持部材16a,16bの凹部16sの断面形状を、図1(b)に示すように、係合部材15a,15bの外径より若干広い内径を有する半円部16rとこの半円部に連通する溝部16tとから成る挿入溝としておくことにより、上記コンクリートの圧縮に伴う筒体ユニット10,10間の距離の変化を吸収することができる。
なお、上記鋼線束20に緊張力pを作用させるのは、案内部材付き筒体ユニット10内のコンクリートが固まった後であるので、上記鋼線束20は保護管等で予め覆っておき、コンクリートと一体化しないようにしておく必要があることはいうまでもない。
最後に、上記先進導坑4A,4B及び上記先行支保工2で囲まれた地山1を掘削して、大断面を有するトンネルを構築する。
本例では、上記先行支保工2のコンクリートには予め圧縮力が加えられているので、地山1の掘削後に、上記アーチ型の先行支保工2に引張力が作用した場合でも、上記コンクリートは圧縮領域内で変形して上記引張力を受けることができる。したがって、上記先行支保工2は、案内部材12A〜12Dや、案内部材12Aと案内部材12Cとの接続部及び案内部材12Bと案内部材12Dとの接続部を補強しなくても、上記引張力に十分に対応することができる。
このように、本最良の形態では、トンネルのアーチ部の地山1内へ、断面が長方形の鋼管から成る角型管11と、この角型管11の両側面11a,11bの上端部と下端部とから水平方向に突出する案内部材12A,12B及び案内部材12C,12Dを備えた、トンネル軸方向に延長する複数の筒体ユニット10を、上記案内部材12A,12Bに取付けられた係合部材15a,15bと、案内部材12C,12Dに取付けられた把持部材16a,16bとを互いに係合させて連結させながら、上記アーチ部3に沿って挿入・埋設するとともに、上記筒体ユニット10の両端側を上記アーチ部3の両端側に構築された先進導坑4A,4Bに設けられた反力板5A,5Bに当接または固定し、更に、上記アーチ部3に沿って、上記複数の案内部材付き筒体ユニット10を貫通する鋼線束20を配置してから、上記筒体ユニット10内にコンクリートを充填して先行支保工2を構築し、その後、上記反力板5A,5Bで反力をとりながら、上記鋼線束20に緊張力を作用させた状態で上記鋼線束20の固定端20a,20bを反力板5A,5Bに固定して、上記反力板5Aと反力板5Bとの間に配置された上記先行支保工2に予め圧縮力を作用させるようにし、しかる後に上記先行支保工2と先進導坑4A,4Bとで囲まれた部分の地山1を掘削するようにしたので、上記アーチ部3に引張力が作用した場合でも、上記先行支保工2の上記引張力に対する強度を向上させることができる。したがって、簡単な構造で強固な大断面トンネル用の先行支保工2を構築することができる。
なお、上記最良の形態では、案内部材付き筒体ユニット10の角型管11として鋼管を用いたが、コンクリート製、あるいはプラスチック製のものを用いても良い。また、鋼線20zについても、上記地中支保工に緊張力を与えることのできるだけの強度を有するものであれば、強化繊維あるいはガラス繊維などの他の線材を用いてもよい。
また、上記例では、先行支保工2にプレストレスを与える際に、上記案内部材付き筒体ユニット10,10,‥‥を貫通する鋼線束20を用いたが、図10(a)に示すように、角型管11内にコンクリート20Kを充填するとともに、上記案内部材付き筒体ユニット10の角型管11及び案内部材12A〜12Dにより囲まれた筒状の空間に、膨張モルタル等の膨張性を有する硬化性の材料20Mを充填して上記プレストレスを与えるようにしてもよい。この場合には、隣接する角型管11,11の間に、膨張性を有する硬化性の材料20Mを注入するための空隙を設ける必要があるので、上記案内部材12A〜12Dの腕部となる腕部13a〜13dの長さと角型管11の幅(アーチ部3に沿った長さ)を、上記充填された硬化性の材料20Mの膨張による圧縮力が所定の値となるように設定しておくことが望ましい。また、この場合には、上記案内部材12Aと案内部材12C、及び、案内部材12Bと案内部材12Dと接続部はアーチ部に沿って広げられるので、上記係合部材15a,15bと上記把持部材16a,16bとは互いに移動できるような形状とすることが望ましい。なお、上記硬化性の材料20Mの膨張により、案内部材12A〜12Dには、アーチ部の径方向にも引張力が作用するが、この引張力は、先行支保工2が地中にあり圧縮力を受けているので、特に問題にはならない。
上記のように、膨張性を有する硬化性の材料20Mを充填して先行支保工2に圧縮力を与える場合には、筒体ユニット10の両端部は、単に、反力板5A,5Bに当接または固定するだけでよいので、先進導坑4A,4Bの構築は必ずしも必要ではない。
また、上記例では、筒体ユニット10の連結板の幅を変更することによって、トンネルのアーチ部となる所定の曲線を形成したが、筒体ユニット10と案内部材12A,12Bの取付ける角度を変更することで、上記曲線を形成するようにしてもよいし、上記幅の変更と併用してもよい。
また、上記例では、腕部13a〜13dの幅が一定の筒体ユニット10を用いてトンネルを掘削する場合について説明したが、進行方向でトンネル幅が大きくなる場合や、2つ以上のトンネルが分岐する場合のように、必要とされる支保工の幅が広がる場合には、図11に示すように、筒体ユニット10の本体である角型管11は同じで、腕部13a〜13dの挿入方向奥側の幅Wを挿入方向の手前側の幅Wよりも広く設定した筒体ユニット10Wを用いるようにすれば、角型管11の形状を変更することなく、容易に対応することが可能となる。なお、進行方向でトンネル幅が狭くなる場合や、2つ以上のトンネルが合流する場合のように、必要とされる支保工の幅が狭くなる場合には、図11とは反対に、上記腕部13a〜13dの挿入方向奥側の幅Wを挿入方向の手前側の幅Wよりも狭く設定すれはよい。
すなわち、従来の筒体あるいは上記筒体ユニット10を用いた場合には、例えば、図12に示すように、トンネル6A,6Bの分岐点近傍までは一定本数の筒体ユニット10でアーチ部を構成し、分岐点以降には、上記筒体ユニット10の本数を段階的に増やす必要がある。あるいは、図13に示すように、分岐点以降に、2本のトンネル6A,6Bを跨ぐような大きなアーチ10Xを施工するなどして対応することも考えられるが、図12に示すように、上記分岐点の手前には、図2に示した本最良の形態の筒体ユニット10を使用し、上記分岐点以降には、図11に示した筒体ユニット10Wを使用してアーチ部を形成するようにすれば、簡単な構成で、容易に所望の形状のアーチ部を構成することができる。
また、上記最良の形態では、案内部材付き筒体ユニット10を用いて大断面トンネルの先行支保工2を構築する方法について説明したが、これに限るものではなく、例えば、図14に示すように、既製のトンネル7の上部の地山1を補強するために、上記トンネル7の上部の地山1に構築される地中防護工8などの、複数の筒体を地中に挿入・埋設して構築されるアーチ型の地中構造体を構築する際に、上記筒体として、本発明の筒体ユニット10、あるいは、筒体ユニット10Wを用いることができる。
また、上記例では、角型管11と第1の案内部材12A,12B及び第2の案内部材12C,12Dにより筒体ユニット10を構成したが、図16に示すように、2本のH鋼61,62の上下のフランジ部61a,62a及びフランジ部61b,62bをそれぞれ連結して、角型管11Zと、第1の腕部13p,13q及び第2の腕部13r,13sとをそれぞれ構成し、更に、上記第1の腕部13p,13qに係合部材15a,15bを、上記第2の腕部13r,13sに把持部材16a,16bを取付けて第1の案内部材12P,12Q及び第2の案内部材12R,12Sを構成してもよい。これにより、筒体ユニット10Zを容易にかつ安価に製造することができる。なお、2本のH鋼の連結時に、連結する側のフランジの上側と下側の幅を変えて連結することにより、トンネルのアーチ部の曲線を形成するようにしてもよい。
あるいは、図17(a)に示すように、上記第1の腕部13p,13qに、上記第2の腕部13r,13sを案内する案内部16p,16qを設けたり、図17(b)に示すように、上記第2の腕部13r,13sに、上記第1の腕部13p,13qを案内する案内部16x,16yを設けたりするなどしても、角型管11Zをスムースに挿入することが可能である。
以上説明したように、本発明によれば、筒体を地山のアーチ部に沿って容易に挿入・埋設することができるとともに、筒体の形状を変えることなく、様々な形状のアーチ部に対応することができるので、新たな支保工を構築することなく、筒体ユニットのみで地山のアーチ部に挿入・埋設する強固な先行支保工などの地中構造体を構築することができる。
本最良の形態に係る案内部材付き筒体ユニットの構成を示す図である。 本最良の形態に係る地中支保工の構築方法を示す図である。 本最良の形態に係るオーガー式削孔推進機を示す図である。 案内部材付き筒体ユニットの連結方法を示す図である。 案内部材付き筒体ユニットの連結状態を示す図である。 本最良の形態に係る固化剤注入装置を示す図である。 本最良の形態に係るプレストレスの付加方法を示す図である。 本最良の形態に係る鋼管の打ち抜き方法を示す図である。 本最良の形態に係る鋼線束の導入方法を示す図である。 本発明に係るプレストレスの他の付加方法を示す図である。 本発明による案内部材付き筒体ユニットの他の構成を示す図である。 従来の分岐点における地中支保工の構築方法を示す図である。 従来の分岐点における地中支保工の他の構築方法を示す図である。 本発明による案内部材付き筒体ユニットを用いた分岐点における地中支保工の構築方法を示す図である。 本発明による地中防護工を示す図である。 本発明による案内部材付き筒体ユニットの他の構成を示す図である。 本発明による案内部材付き筒体ユニットの他の構成を示す図である。 従来の筒体を用いた地中支保工の構築方法を示す図である。 従来の継手付き鋼管によるトンネル構造体の構築方法を示す図である。
符号の説明
1 地山、 2 地中支保工、3 アーチ部、4A,4B 先進導坑、
5A,5B 反力板、10,10A,10W 案内部材付き筒体ユニット、
11 角型管、11K 案内刃、12A〜12D 案内部材、13a〜13d 腕部、
14a〜14d 取付片、15a,15b 係合部材、16a,16b 把持部材、
16s 把持部材の凹部、17 ウォータージェット噴射装置、17a 後続送水管、
17b ジェットノズル、18 貫通孔予定箇所、18s 貫通孔、19 逆止弁、
20 鋼線束、20z 鋼線、21 レール部材、22,23 ガイド管、
30 オーガー式削孔推進機、31 推進管、31K 当接部材、
32 オーガー削孔装置、32a スクリュー、32b オーガービット、
33 推進装置、33a 推進部材取付け部、34 ガイドセル、
35 ウォータージェット噴射装置、35a 高圧ホース、35b ジェットノズル、
36 泥水排出手段、40 固化剤注入装置、41 走行手段、42 パッカー、
42A 上部注入パーツ、42B 下部注入パーツ、43 注入管、44 パッキン、
45 シャフト、46 ジャッキ、50 打ち抜き装置、51 走行手段、
52 油圧ジャッキ、52a シリンダロッド、52b 反力板。

Claims (7)

  1. 地中構造体の延長方向に延長する複数の筒体を、上記地中構造体の断面形状に沿うように互いに連結させながら地山に挿入・埋設して構築される地中構造体に使用される筒体ユニットであって、上記筒体に上記筒体の両側面からそれぞれ突出し、上記地中構造体の延長方向に延長する第1及び第2の腕部が設けられ、かつ、上記第2の腕部の先端側に、上記第1の腕部を案内する案内部が設けられた筒体ユニットにおいて、上記地中構造体の断面がアーチ部を有する場合には、アーチ部の径方向外側に位置する側の第1及び第2の腕部のいずれか一方または両方の長さを、上記アーチ部の径方向内側に位置する側の第1及び第2の腕部の長さよりも長くしたことを特徴とする筒体ユニット。
  2. 上記第1の腕部の先端側に、上記第2の腕部を案内する案内部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の筒体ユニット。
  3. 2本のH鋼のフランジ部をそれぞれ連結して、上記筒体と、上記第1及び第2の腕部とをそれぞれ構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の筒体ユニット。
  4. 上記第1の腕部の先端側に柱状あるいは筒状の係合部材を取付けるとともに、上記第2の腕部の先端側に上記柱状あるいは筒状の係合部材を挿入するための中空部を有する案内部材を取付けたことを特徴とする請求項1に記載の筒体ユニット。
  5. 上記案内部材を、上記柱状あるいは筒状の係合部材を挿入して把持する把持部材とするとともに、上記係合部材と上記把持部材とを、上記地中構造体の断面形状に沿って、相対的に移動可能なように係合したことを特徴とする請求項4に記載の筒体ユニット。
  6. 上記係合部材に、先端に高圧流体を噴射するジェットノズルを備えたウォータージェット噴射装置を取付けたことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の筒体ユニット。
  7. 上記第1及び第2の腕部の挿入方向奥側の長さを挿入方向の手前側の長さよりも長くしたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の筒体ユニット。
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