JP6268523B2 - 大断面トンネルの構築方法 - Google Patents
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Description
前記小径シールドトンネルのうち、前記構築予定領域の外縁を形成する横断面輪郭線の湾曲部分に沿って互いに隣接配置される2つの小径シールドトンネルであってそれらの裏込め領域に、隣接する小径シールドトンネルとの離間距離が最短となる基準角度位置を挟む2つの角度位置から径方向に突出する2本の突条をトンネル軸線方向に沿ってそれぞれ設けるとともに、前記2つの角度位置のうち、湾曲中心に近い側の角度位置と前記基準角度位置とがなす角度θ1が、湾曲中心から遠い側の角度位置と前記基準角度位置とがなす角度θ2よりも大きくなるように、該2つの裏込め領域のうち、一方に設けられた2本の突条を他方に設けられた2本の突条にそれらの先端近傍で各々接続するものである。
前記小径シールドトンネルのうち、前記構築予定領域の外縁を形成する横断面輪郭線の湾曲部分に沿って互いに隣接配置される2つの小径シールドトンネルであってそれらの裏込め領域に、隣接する小径シールドトンネルとの離間距離が最短となる基準角度位置を挟む2つの角度位置から径方向に突出する2本の突条をトンネル軸線方向に沿ってそれぞれ設けるとともに、前記2つの裏込め領域に設けられた突条のうち、湾曲中心から遠い側の各突条が湾曲中心から近い側の各突条よりそれらの大きさ若しくは突出長さでそれぞれ大きくなるように、該2つの裏込め領域のうち、一方に設けられた2本の突条を他方に設けられた2本の突条にそれらの先端近傍で各々接続するものである。
(a) 2つの角度位置のうち、湾曲中心に近い側の角度位置と基準角度位置とがなす角度θ1が、湾曲中心から遠い側の角度位置と前記基準角度位置とがなす角度θ2よりも大きくなるように、又は
(b) 2つの裏込め領域に設けられた突条のうち、湾曲中心から遠い側の各突条が湾曲中心から近い側の各突条よりそれらの大きさ若しくは突出長さでそれぞれ大きくなるように、
2つの裏込め領域のうち、一方に設けられた2本の突条を他方に設けられた2本の突条にそれらの先端近傍で各々接続するものとする。
θ1=θ2
とすれば足りるが、本実施形態のように横断面輪郭線11が湾曲状になっている場合、湾曲中心に近い側、すなわち拡幅予定領域3の側では、対向する2つの突条72b,72bの離間距離が短くなり、逆に湾曲中心から遠い側では、対向する2つの突条72a,72aの離間距離が長くなるため、2つの突条72a,72aは、同図(b)に示すように互いに接続されない状態となる。
θ1>θ2
とした状態で、2つの裏込め領域71,71のうち、一方に設けられた2本の突条72a,72bを他方に設けられた2本の突条72a,72bにそれらの先端近傍で各々接続する。
α>β
となる。
2 ランプトンネル
3 拡幅予定領域
4−1〜4−18 小径シールドトンネル
5−1〜5−18 小径シールドトンネル
6a,6b 発進エリア
11 横断面輪郭線
71 裏込め領域
72a,72a,72b,72b
突条
81 外殻
92a,92a,92b,92b
突条
93 大断面トンネルの掘削予定領域
Claims (3)
- 大断面トンネルの構築予定領域を取り囲むように該大断面トンネルのトンネル軸線方向に沿って複数本からなる小径シールドトンネルを延設し、該複数本の小径シールドトンネルを先受け構造体として外殻を構築した後、該外殻で囲まれた内側領域を掘削する大断面トンネルの構築方法において、
前記小径シールドトンネルのうち、前記構築予定領域の外縁を形成する横断面輪郭線の湾曲部分に沿って互いに隣接配置される2つの小径シールドトンネルであってそれらの裏込め領域に、隣接する小径シールドトンネルとの離間距離が最短となる基準角度位置を挟む2つの角度位置から径方向に突出する2本の突条をトンネル軸線方向に沿ってそれぞれ設けるとともに、前記2つの角度位置のうち、湾曲中心に近い側の角度位置と前記基準角度位置とがなす角度θ1が、湾曲中心から遠い側の角度位置と前記基準角度位置とがなす角度θ2よりも大きくなるように、該2つの裏込め領域のうち、一方に設けられた2本の突条を他方に設けられた2本の突条にそれらの先端近傍で各々接続することを特徴とする大断面トンネルの構築方法。 - 大断面トンネルの構築予定領域を取り囲むように該大断面トンネルのトンネル軸線方向に沿って複数本からなる小径シールドトンネルを延設し、該複数本の小径シールドトンネルを先受け構造体として外殻を構築した後、該外殻で囲まれた内側領域を掘削する大断面トンネルの構築方法において、
前記小径シールドトンネルのうち、前記構築予定領域の外縁を形成する横断面輪郭線の湾曲部分に沿って互いに隣接配置される2つの小径シールドトンネルであってそれらの裏込め領域に、隣接する小径シールドトンネルとの離間距離が最短となる基準角度位置を挟む2つの角度位置から径方向に突出する2本の突条をトンネル軸線方向に沿ってそれぞれ設けるとともに、前記2つの裏込め領域に設けられた突条のうち、湾曲中心から遠い側の各突条が湾曲中心から近い側の各突条よりそれらの大きさ若しくは突出長さでそれぞれ大きくなるように、該2つの裏込め領域のうち、一方に設けられた2本の突条を他方に設けられた2本の突条にそれらの先端近傍で各々接続することを特徴とする大断面トンネルの構築方法。 - 前記大断面トンネルをシールドトンネルに形成される拡幅部、その拡幅予定領域を前記構築予定領域とするとともに、該拡幅予定領域の横断面積が最大となる断面位置を基準断面位置とし、該基準断面位置では、前記複数本からなる小径シールドトンネルが前記拡幅予定領域の横断面輪郭線に沿ってすべて配置され、前記基準断面位置よりも横断面積が小さな断面位置では、前記複数本からなる小径シールドトンネルのうち、前記基準断面位置での配置間隔とほぼ同等になるために必要な本数だけが前記横断面輪郭線に沿って配置され、残りがその背後に配置されるように該複数本からなる小径シールドトンネルを延設することで前記先受け構造体を構築するとともに、前記拡幅予定領域の横断面積が単調増加する区間においては、前記横断面輪郭線から離間した状態の小径シールドトンネルを、前記横断面輪郭線に沿って配置された小径シールドトンネルの間に形成されたスペースに進入させて前記横断面輪郭線に沿った状態へと配置変更する請求項1又は請求項2記載の大断面トンネルの構築方法。
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